JP7425901B2 - 自動ドア装置、通知制御装置、および自動ドアの通知方法 - Google Patents

自動ドア装置、通知制御装置、および自動ドアの通知方法 Download PDF

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Description

本発明は、自動ドア装置、通知制御装置、および自動ドアの通知方法に関する。
従来より、自動ドアを通行しようとする人(以下、「通行人」という。)に通知を行う自動ドア装置が知られている。この種の自動ドア装置として、例えば、特許文献1や特許文献2が知られている。特許文献1には、ドアが開閉する動作に連動して発光する発光体をドアの戸先に設けた自動ドアが記載されている。特許文献2には、ドアの開閉に応じて外部に報知音を出力する自動扉用報知器が記載されている。この自動扉用報知器は、人体の接近を検知する人感センサと、人感センサからの検知信号に応じて扉本体の開閉を制御する制御部と、人感センサからの検知信号に応じて外部に報知音を出力する音声出力部とを備える。
特開2001-98841号公報 特開2008-223423号公報
ところで、自動ドア全般にわたる安全規格「JIS A 4722(歩行者用自動ドアセット-安全性)」において、ドアが開くときの安全対策や、ドアが閉じるときの安全対策が制定されている。JIS A 4722においては、ドアが開くときの保護エリアおよびドアが閉じるときの保護エリアにおいて、通行人のみならず通行人以外の人にとっての安全対策を講じることが要求されている。しかしながら、上述した特許文献1および2に記載された技術は、通行人等に対する通知であり、保護エリアに存在する通行人以外の人に対する通知ではなかった。
本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、通行人以外の人に通知を行うことができる自動ドア装置、自動ドアの通知方法、自動ドアのプログラムを提供することを目的としている。
本発明の一態様に係る自動ドア装置は、開閉制御されるドアの周辺に設定された検知エリア内に人または物が存在するか否かを検知する検知センサと、前記検知エリアに通知範囲を限定した通知を行う通知部と、前記検知センサが人または物を検知している検知状態である場合に前記通知を行うように前記通知部を制御する制御部と、を備える。
本発明の一態様に係る通知制御装置は、開閉制御されるドアの周辺に設定された検知エリア内に人または物体が存在するか否かを検知する検知センサと、前記検知エリアに通知範囲を限定した通知を行う通知部と、を備える自動ドア装置の通知制御装置であって、前記検知センサが人または物を検知している検知状態である場合に、通知を行うように前記通知部を制御する制御部を備える。
本発明の一態様に係る自動ドアの通知方法は、開閉制御されるドアの周辺に設定された検知エリア内に人または物体が存在するか否かを検知するステップと、前記検知エリアに通知範囲を限定した通知を行うステップと、を有し、検知エリア内に人または物体が存在する場合に前記通知を行うように制御するステップと、を有する。
上述の自動ドア装置、通知制御装置、および自動ドアの通知方法によれば、通行人以外の人に通知を行うことができる。
本発明の第1実施形態における自動ドアシステムを示す正面図である。 本発明の第1実施形態における通行エリアを示す上面図である。 本発明の第1実施形態における開保護エリアを示す上面図である。 本発明の第1実施形態における閉保護エリアを示す上面図である。 本発明の第1実施形態における有効検知エリアに含まれる検知スポットを示す図である。 本発明の第1実施形態における自動ドアシステムの機能的な構成例を示すブロック図である。 本発明の第1実施形態の自動ドアシステムにおいて、ドアの状態に応じたアルゴリズムの切換を示すフローチャートである。 本発明の第1実施形態の自動ドアシステムにおいて、通知処理の一例を示すフローチャートである。 本発明の第1実施形態の自動ドアシステムにおいて、通知処理の他の一例を示すフローチャートである。 本発明の第1実施形態の自動ドアシステムにおいて、通知処理の他の一例を示すフローチャートである。 本発明の第1実施形態の自動ドアシステムにおいて、通知処理の他の一例を示すフローチャートである。 本発明の第1実施形態の自動ドアシステムにおいて、フィックスに近い開保護エリア(近)と、当該開保護エリア(近)よりもフィックスから離れた開保護エリア(遠)とに区分した開保護エリアを示す上面図である。 本発明の第1実施形態の自動ドアシステムにおいて、通知処理の他の一例を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態における自動ドアシステムを示す正面図である。 第2実施形態における自動ドアシステムの機能的な構成例を示すブロック図である。 第2実施形態の自動ドアシステムにおける開保護エリアに関する動作の一例を示すフローチャートである。 第2実施形態の自動ドアシステムにおける閉保護エリアに関する動作の一例を示すフローチャートである。 第2実施形態の自動ドアシステムにおける通行エリアに関する動作の一例を示すフローチャートである。 第2実施形態の自動ドアシステムにおける警告エリアの一例を示す上面図である。 第2実施形態の自動ドアシステムにおける警告エリアの他の一例を示す上面図である。 第3実施形態における自動ドアシステムの一例を示す斜視図である。 第3実施形態における自動ドアシステムの機能的な構成を示すブロック図である。 第3実施形態の自動ドアシステムの他の一例を示す斜視図である。 第3実施形態の自動ドアシステムの他の一例を示すブロック図である。
以下、本発明の実施形態に係る自動ドア装置、通知制御装置、および自動ドアの通知方法について、図面を参照しながら詳細に説明する。
<第1実施形態>
以下、第1実施形態について説明する。
図1は、本発明の第1実施形態における自動ドアシステム1を示す正面図である。図2は、本発明の第1実施形態における通行エリアを示す上面図である。図3は、本発明の第1実施形態における開保護エリアを示す上面図である。図4は、本発明の第1実施形態における閉保護エリアを示す上面図である。なお、第1実施形態の自動ドアシステム1は、2枚の引き戸(ドア10Aおよび10B)が図中の+X方向および-X方向にスライドする両開き型の自動ドアについて説明するが、これに限定されない。自動ドアシステム1は、回転型の自動ドア、開き戸・折り戸型の自動ドアなどの他の型の自動ドアにも適用可能である。
[自動ドアシステム1の構成]
自動ドアシステム1は、図1に示すように、例えば、ドア10Aおよび10Bと、フィックス11Aおよび11Bと、たて枠12Aおよび12Bと、無目13と、ランマ14とを備える。なお、フィックスは、戸袋や袖壁と読み替えてよい。さらに、自動ドアシステム1は、無目13に取り付けられたドア制御装置100に内蔵された検知センサ30を備える。さらに、自動ドアシステム1は、無目13内に取り付けられたスピーカ40Aおよび40B(以下、総称する場合には単にスピーカ40と呼ぶ。)を備える。なお、無目13内には、タイミングベルト、プーリー、ドアハンガーなどの部品が収容されているが、本実施形態においては説明を省略する。なお、スピーカ40は、たて枠12A側に設けられたスピーカ40A、およびたて枠12B側に設けられたスピーカ40Bを備えるが、これに限定されず、一つであってもよく、2より多くのスピーカであってよい。
自動ドアシステム1は、通行エリアに通行人が存在することを検知センサ30により検知した場合、ドア10Aをガイドレール15A(図2)に沿って-X方向に移動させると共に、ドア10Bをガイドレール15Bに沿って+X方向に移動させる。これにより、自動ドアシステム1は、通行人が通行可能な開口であるドア開口を形成する。自動ドアシステム1は、例えば通行エリアに通行人が存在しない期間が所定期間を超えた場合、ドア10Aをガイドレール15A(図2)に沿って+X方向に移動させると共に、ドア10Bをガイドレール15Bに沿って-X方向に移動させる。これにより、自動ドアシステム1は、ドア開口を閉じる。
自動ドアシステム1には、図2に示すように、検知センサ30により通行人を検知するエリアとしての通行検知エリアである通行エリアA10およびA11が設定される。通行エリアA10およびA11は、検知センサ30の検知エリアに含まれる。通行エリアA10およびA11は、ドア10Aおよび10Bを起動させるための所定の起動エリアの一例である。通行エリアA10は、検知センサ30により検知可能なエリアのうち、ドア10Aおよび10Bの通行人の検知のために設定された少なくとも一部の範囲のエリアである。なお、図2に示した通行エリアA10およびA11は、検知センサ30が通行人を検知するように設定されたエリアを床面に投影したエリアを示している。
自動ドアシステム1には、図3に示すように、開保護エリアA20およびA21が設定される。開保護エリアA20およびA21は、ドア10Aおよび10Bを開動作制御するときにドア10Aおよび10Bの戸先との接触から人を保護する動作を行う第1の保護エリアの一例である。開保護エリアA20およびA21は、ドア10Aおよび10Bからユーザを保護するためにドア10Aおよび10Bの動作を制御すべきエリアである。実施形態において、開保護エリアA20およびA21は、検知センサ30により人を検知可能なエリアのうち、ドア10Aおよび10Bが開く動作を行った場合に人を保護するために設定された少なくとも一部のエリアである。実施形態における保護エリアは、戸尻との接触から人を保護する保護動作を行う第1保護エリア(開保護エリア)を含む。保護エリアは、戸先との接触から人を保護する保護動作を行う第2保護エリア(閉保護エリア)を含む。
さらに具体的には、開保護エリアA20は、例えば、ドア10Aが閉じている状態において、ドア10Aの戸元とたて枠12Aとに挟まれるエリアと、当該挟まれるエリアをフィックス11Aまで拡張したエリアと、当該挟まれるエリアを-Y側(フィックス11Aから離れる側)に所定距離D1だけ拡張したエリアとを含む。なお、開保護エリアA20は、当該挟まれるエリアをフィックス11Aまで拡張したエリアを含まなくてもよい。開保護エリアA21は、例えば、ドア10Bが閉じている状態において、ドア10Bの戸元とたて枠12Bとに挟まれるエリアと、当該挟まれるエリアをフィックス11Bまで拡張したエリアと、当該挟まれるエリアを-Y側(フィックス11Bから離れる側)に所定距離D1だけ拡張したエリアとを含む。なお、開保護エリアA21は、当該挟まれるエリアをフィックス11Bまで拡張したエリアを含まなくてもよい。所定距離D1は、例えば、ドア10Aおよび10Bが開く動作をしているときに人がドア10Aおよび10Bの戸元に接触する可能性があるエリアに基づいて設定されることが望ましい。なお、開保護エリアA20およびA21の高さ方向(+Z方向)の長さを、ドア10Aおよび10Bの高さよりも低くしてもよい。
自動ドアシステム1には、図4に示すように、閉保護エリアA30が設定される。閉保護エリアA30は、ドア10Aおよび10Bを開閉制御するときに戸先との接触から人を保護する保護動作を行う第2保護エリアの一例である。すなわち、閉保護エリアA30は、ドア10Aおよび10Bからユーザを保護するためにドア10Aおよび10Bの動作を制御すべきエリアである。閉保護エリアA30は、閉保護センサ30により人を検知可能なエリアのうち、ドア10Aおよび10Bが閉じる動作を行った場合に人を保護するために設定された少なくとも一部のエリアである。
さらに具体的には、閉保護エリアA30は、例えば、ドア10Aおよび10Bが全開の状態において、ドア10Aとドア10Bとに挟まれた有効開口幅を持つエリアと、当該挟まれたエリアを-Y側および+Y側(ドア10Aおよび10Bから離れる側)に所定距離D2だけ拡張したエリアとを含む。有効開口幅は、人がドアを通行することができるX方向の距離である。所定距離D2は、例えば、ドア10Aおよび10Bが閉じる動作をしているときに人がドア10Aおよび10Bの戸先に接触する可能性があるエリアに基づいて設定されることが望ましい。なお、閉保護エリアA30の高さ方向(+Z方向)の長さを、ドア10Aおよび10Bの高さよりも低くしてもよい。
自動ドアシステム1においては、有効検知エリアA1が設定される。有効検知エリアA1とは、図5に示すように、検知センサ30を用いて通行人または物である通行人等を検知可能なエリアである検知エリアのうち、通行人等の検知のために設定された少なくとも一部の範囲のエリアである。なお、図5は床面F付近における有効検知エリアA1の位置関係を示している。なお、有効検知エリアA1として設定するかについては、具体的な態様は特に限定されない。
図5の例において、有効検知エリアA1は、ドア10Aおよび10Bに対向する面(正面)に設定される。有効検知エリアA1は、複数の検知スポットaを含む。各検知スポットaは、例えば円形状を有し、検知スポットaの床面における直径は、例えば、10cmから30cmの間の任意の値に設定可能である。検知スポットaは、楕円形状、矩形状、または多角形状等の円形状以外の形状であってもよい。
複数の検知スポットaは、ドア10Aおよび10Bが開閉するX方向、およびX方向に直交するY方向に所定の間隔を空けて配置される。実施形態において、検知スポットaは、例えば、Y方向に6列に並べて配置され、X方向に12行に並べて配置され、合計で72個存在する。各検知スポットaは、ドア制御装置100に内蔵された複数の投光素子のそれぞれにより投光される投光エリアの単位、およびドア制御装置100に内蔵された複数の受光素子のそれぞれにより受光される受光エリアの単位に対応している。実施形態において、X方向における1~3且つY方向における1~2の6個の検知スポットaが、開保護エリアA20に相当し、X方向における10~12且つY方向における1~2の6個の検知スポットaが、開保護エリアA21に相当し、X方向における4~9且つY方向における1~2の12個の検知スポットaが、閉保護エリアA30に相当する。
[自動ドアシステム1の機能的な構成]
図6は、第1実施形態における自動ドアシステム1の機能的な構成例を示すブロック図である。自動ドアシステム1は、例えば、ドア制御装置100と、モータ120と、検知センサ30と、音声出力装置130とを備える。ドア制御装置100、モータ120、および音声出力装置130は、例えば、無目13内に収容される。なお、自動ドア装置は、ドア制御装置100、モータ120、および検知センサ30を含み、音声出力装置130は、自動ドア装置とは別の音声出力装置であってよい。
ドア制御装置100は、例えば、通信部112と、モータ駆動部114と、制御部116と、記憶部118とを備える。通信部112は、所定のプロトコルに従って通信を行う通信インターフェース回路である。通信部112は、検知センサ30から信号を入力した場合、当該信号を制御部116に供給する。通信部112は、制御部116からの命令に従って、音声出力装置130に制御信号を出力する。モータ駆動部114は、制御部116からの命令に従って、モータ120に制御信号を出力する。モータ駆動部114は、起動センサにより発信された信号に基づいて、ドア10Aおよび10Bを開方向および閉方向に移動させる駆動部の一例である。制御部116は、CPU(Central Processing Unit)等のコンピュータであり、通信部112およびモータ駆動部114を制御する。記憶部118は、ROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)等のメモリであり、制御部116の制御に必要な情報を記憶する。
制御部116は、検知センサ30により人または物が検知された場合に、通知を行うように音声出力装置130を制御する。さらに、制御部116は、ドア10Aおよび10Bの開閉方向における位置情報を取得するドア位置取得部116aと、検知センサ30が人または物を検知している検知状態になったときのドア10Aおよび10Bの位置情報に基づいて音声による通知を行うか否かを判定する判定部116bと、を備える。ドア位置取得部116aは、例えばパルスエンコーダの出力に基づいてドア10Aおよび10Bの位置を算出する。判定部116bは、例えば、通知条件が成立したか否かを判定し、通知条件が成立した場合に、スピーカ40により放音する制御信号を、通信部112を介して音声出力装置130に出力する。なお、通知条件は、後述する。さらに、制御部116は、検知センサ30が検知状態になったときに、検知状態の検知スポットaの位置を取得する検知位置取得部116cを備えてよい。検知位置取得部116cは、例えば、人または物を検知した検知スポットaに対応した投光部または受光部を特定する情報を取得し、検知状態になっている検知スポットaの位置を認識する。検知状態は、人または物が検知されている状態である。
モータ120は、ドア10Aおよび10Bを開く動作およびドア10Aおよび10Bを閉じる動作のための駆動力を発生する駆動部である。モータ120は、制御部116の制御に従って、ドア10Aおよび10Bがスライドする速度を調整する。
検知センサ30は、検知スポットa内に人または物体が存在するか否かを検知する。検知センサ30は、例えば、投光部および受光部を備える。投光部は、複数の検知スポットaに対して循環して投光する複数の投光器と、投光された光を偏向させる光学素子とを備える。受光部は、複数の検知スポットaに投光された光が受光されるように配置された複数の受光器と、投光された光を集光する集光する多分割レンズとを備える。検知センサ30は、受光部により受光された結果に基づいて各検知スポットaが検知状態であるか否かを判定する。
音声出力装置130は、スピーカ40と、スピーカ40を制御する音声出力回路132とを備える。スピーカ40は、音の指向性を持たないスピーカである。スピーカ40は、有効検知エリアA1内に存在する人に対して音声を放音する。音声出力回路132は、通信部112から供給された制御信号に基づいてスピーカ40を放音させる。
図7は、第1実施形態の自動ドアシステム1において、ドアの状態に応じたアルゴリズムの切換を示すフローチャートである。なお、図7のフローチャートは必要に応じて繰り返される。まず、ドア制御装置100は、モータ駆動部114から入力される信号に基づいてドア10Aおよび10Bの開閉状態を判定する(ステップS10)。ドア10Aおよび10Bが全閉状態である場合、ドア制御装置100は、通行エリアA10およびA11の検知状態に基づいてドア10Aおよび10Bを制御する起動検知制御を実行する(ステップS11)。なお、ステップS11の起動検知制御は、開保護エリアA20およびA21が検知状態である場合にドア10Aおよび10Bを開動作しない保護検知制御を含んでよい。ドア10Aおよび10Bが開動作中である場合、ドア制御装置100は、開保護エリアA20およびA21の検知状態に基づいてドア10Aおよび10Bを制御する保護検知制御を実行する(ステップS12)。ドア10Aおよび10Bが全開状態である場合、ドア制御装置100は、閉保護エリアA30の検知状態に基づいてドア10Aおよび10Bを制御する保護検知制御を実行する(ステップS13)。ドア10Aおよび10Bが閉動作中である場合、ドア制御装置100は、閉保護エリアA30の検知状態に基づいてドア10Aおよび10Bを制御する保護検知制御を実行する(ステップS14)。
起動検知制御とは、通行エリアA10およびA11において人または物を検知した場合にドア10Aおよび10Bを開動作させ、通行エリアA10およびA11において人または物を検知していない場合にドア10Aおよび10Bを閉動作させる制御である。開動作中における保護検知制御は、開保護エリアA20およびA21に人または物を検知した場合に、ドア10Aおよび10Bの速度を低くする制御またはドア10Aおよび10Bを停止させる制御である。全開状態および閉動作中における保護検知制御は、閉保護エリアA30に人または物を検知した場合に、ドア10Aおよび10Bの速度を低くする制御またはドア10Aおよび10Bを停止させる制御である。
図8は、第1実施形態の自動ドアシステム1において、通知処理の一例を示すフローチャートである。ドア制御装置100は、ステップS20、ステップS21、およびステップS22において上述した通知条件が成立したか否かを判定する。先ず、ドア制御装置100は、ドア10Aおよび10Bが全閉位置以外であるか否かを判定する。このとき、ドア制御装置100は、例えば、ドア10Aおよび10Bが全開状態であるか否かを判定する(ステップS20)。ドア10Aおよび10Bが全開状態である場合、ドア制御装置100は、閉保護エリアA30の検知スポットaが検知状態であるか否かを判定する(ステップS21)。閉保護エリアA30の検知スポットaが検知状態である場合、ドア制御装置100は、ステップS22で検知状態であると判定された検知スポットaと同じ検知スポットaで所定時間連続して検知状態であるか否かを判定する(ステップS22)。同じ検知スポットaで所定時間連続して検知状態である場合、ドア制御装置100は、スピーカ40により通知を行わせる。ドア制御装置100は、例えば、「ドアの動線上に立ち止まらないでください。」という音声を出力するように音声出力装置130を制御する(ステップS23)。
図9は、第1実施形態の自動ドアシステム1において、通知処理の他の一例を示すフローチャートである。ドア制御装置100は、検知状態になっている検知スポットaの移動方向に基づいて音声による通知を行うか否かを判定してよい。先ず、ドア制御装置100は、ドア10Aおよび10Bが全閉位置以外であるか否かを判定する。このとき、ドア制御装置100は、例えば、ドア10Aおよび10Bが全開状態であるか否かを判定する(ステップS20)。ドア10Aおよび10Bが全開状態である場合、ドア制御装置100は、閉保護エリアA30の検知スポットaが検知状態であるか否かを判定する(ステップS21)。閉保護エリアA30の検知スポットaが検知状態である場合、ドア制御装置100は、ステップS22で検知状態であると判定された検知スポットaと同じ検知スポットaで所定時間連続して検知状態であるか否かを判定する(ステップS22)。同じ検知スポットaで所定時間連続して検知状態である場合、ドア制御装置100は、スピーカ40により通知を行わせる。ドア制御装置100は、例えば、「ドアの動線上に立ち止まらないでください。」という音声を出力するように音声出力装置130を制御する(ステップS23)。例えば、ドア制御装置100は、ステップS23で通知を行った後、検知状態の検知スポットaが移動しているか否かを判定し(ステップS24)、検知状態の検知スポットaが移動していない場合には通知を行い(ステップS26)、検知状態の検知スポットaが移動している場合、検知状態の検知スポットaがドア10Aおよび10Bから離れる方向であるか否かを判定する(ステップS25)。ドア制御装置100は、検知状態の検知スポットaがドア10Aおよび10Bから離れる方向ではない場合、通知を行い(ステップS26)、検知状態の検知スポットaがドア10Aおよび10Bから離れる方向である場合、通知を行わずに処理を終了する。ステップS26において、ドア制御装置100は、例えば、「ドアの動線上に立ち止まらないでください。」という音声を出力するように音声出力装置130を制御する(ステップS26)。
図10は、第1実施形態の自動ドアシステム1において、通知処理の他の一例を示すフローチャートである。ドア制御装置100は、先ず、ドア10Aおよび10Bが全閉状態であるか否かを判定する(ステップS30)。ドア10Aおよび10Bが全閉状態である場合、ドア制御装置100は、開保護エリアA20およびA21の検知スポットaが検知状態であるか否かを判定する(ステップS31)。開保護エリアA20およびA21の検知スポットaが検知状態ではない場合、ドア制御装置100は、本フローチャートの処理を終了する。開保護エリアA20およびA21の検知スポットaが検知状態である場合、ドア制御装置100は、スピーカ40により通知を行わせる。ドア制御装置100は、例えば、「ドアが開くと危険です。離れてください。」という音声を出力するように音声出力装置130を制御する(ステップS33)。
ドア10Aおよび10Bが全閉状態ではない場合、ドア制御装置100は、ドア10Aおよび10Bが全開状態であるか否かを判定し(ステップS34)、ドア10Aおよび10Bが全開状態である場合には本フローチャートの処理を終了し、ドア10Aおよび10Bが全開状態ではない場合には、戸尻が検知スポットaより開側であるか否かを判定する(ステップS35)。戸尻が検知スポットaより開側である場合、ドア制御装置100は、スピーカ40により通知を行わせずに処理を終了する。戸尻が検知スポットaより開側ではない場合、ドア制御装置100は、スピーカ40により通知を行わせる。ドア制御装置100は、例えば、「ドアが開きます。離れてください。」という音声を出力するように音声出力装置130を制御する(ステップS36)。なお、戸尻が検知スポットaより開側である場合、ドア制御装置100は、通知を行わせずに処理を終了せずに、例えば、「安全のためドアが低速で開きます。」という音声を出力するように音声出力装置130を制御してもよい。
図11は、第1実施形態の自動ドアシステム1において、通知処理の他の一例を示すフローチャートである。ドア制御装置100は、先ず、ドア10Aおよび10Bが全閉状態であるか否かを判定する(ステップS30)。ドア10Aおよび10Bが全閉状態ではない場合、図10と同様にステップS34からステップS36までの処理を行う。ドア10Aおよび10Bが全閉状態である場合、ドア制御装置100は、開保護エリアA20およびA21の検知スポットaが検知状態であるか否かを判定する(ステップS31)。開保護エリアA20およびA21の検知スポットaが検知状態ではない場合、ドア制御装置100は、本フローチャートの処理を終了する。開保護エリアA20およびA21の検知スポットaが検知状態である場合、ドア制御装置100は、検知状態の検知スポットaの移動方向がフィックス11Aおよび11Bに近づく方向であるか否かを判定する(ステップS40)。検知状態の検知スポットaの移動方向がフィックス11Aおよび11Bに近づく方向ではない場合、ドア制御装置100は、本フローチャートの処理を終了する。検知状態の検知スポットaの移動方向がフィックス11Aおよび11Bに近づく方向である場合、ドア制御装置100は、スピーカ40により通知を行わせる。ドア制御装置100は、例えば、「ドアが開くと危険です。離れてください。」や「ドアの動線に近付かないでください。」という音声を出力するように音声出力装置130を制御する(ステップS33)。これにより、ドア制御装置100は、検知状態の検知スポットaの移動方向に基づいて音声による通知を行うか否かを判定することができる。なお、検知スポットaの移動方向は、上述した検知センサ30により検知した人または物の移動方向に基づいて判定してよいが、これに限定されず、検知センサ30とは異なるセンサ(例えば画像を利用したセンサ)により取得した情報に基づいて判定してよい。
図12は、ドア10Aおよび10Bのフィックス11Aおよび11Bに近い開保護エリア(近)と、当該開保護エリア(近)よりもドア10Aおよび10Bのフィックス11Aおよび11Bから離れた開保護エリア(遠)とに区分した開保護エリアA20およびA21を示す上面図である。フィックス11Aに対応した開保護エリア(近)に含まれる検知スポットaは、図5におけるX方向における1~3且つY方向における1の3個であり、フィックス11Aに対応した開保護エリア(遠)に含まれる検知スポットaは、図5におけるX方向における1~3且つY方向における2の3個である。フィックス11Bに対応した開保護エリア(近)に含まれる検知スポットaは、図5におけるX方向における10~12且つY方向における1の3個であり、フィックス11Bに対応した開保護エリア(遠)に含まれる検知スポットaは、図5におけるX方向における10~12且つY方向における2の3個である。実施形態において開保護エリアA20およびA21を均等に区分して開保護エリア(近)と開保護エリア(遠)を設定したが、これに限定されず、さらに細かく設定してよい。
図13は、第1実施形態の自動ドアシステム1において、通知処理の他の一例を示すフローチャートである。ドア制御装置100は、先ず、ドア10Aおよび10Bが全閉状態であるか否かを判定する(ステップS30)。ドア10Aおよび10Bが全閉状態ではない場合、図10と同様にステップS34からステップS36までの処理を行う。ドア10Aおよび10Bが全閉状態である場合、ドア制御装置100は、開保護エリアA20およびA21の検知スポットaが検知状態であるか否かを判定する(ステップS31)。開保護エリアA20およびA21の検知スポットaが検知状態ではない場合、ドア制御装置100は、本フローチャートの処理を終了する。開保護エリアA20およびA21の検知スポットaが検知状態である場合、ドア制御装置100は、検知状態の検知スポットaが開保護エリア(近)であるか否かを判定する(ステップS50)。検知状態の検知スポットaが開保護エリア(近)である場合、ドア制御装置100は、スピーカ40により通知を行わせる。ドア制御装置100は、例えば、「ドアの動線から離れてください。」という音声を出力するように音声出力装置130を制御する(ステップS51)。検知状態の検知スポットaが開保護エリア(近)ではなく開保護エリア(遠)である場合、ドア制御装置100は、スピーカ40により通知を行わせる。ドア制御装置100は、例えば、「ドアの動線に近づかないでください。」という音声を出力するように音声出力装置130を制御する(ステップS52)。
以上説明したように、第1実施形態のドア制御装置100は、開閉制御されるドア10Aおよび10Bの周辺に設定された有効検知エリアA1内に人または物が存在するか否かを検知する検知センサ30と、ドア10Aおよび10Bの開閉方向における位置を取得するドア位置取得部116aと、検知センサ30が人または物を検知している検知状態になったときのドア10Aおよび10Bの位置に基づいて音声による通知を行うか否かを判定する判定部116bと、を備える、自動ドア装置を実現することができる。このドア制御装置100によれば、検知状態になったときのドア10Aおよび10Bの位置に基づいて通行人以外の人に通知を行うことができる。
第1実施形態において、有効検知エリアA1は、複数の検知スポットaを含み、検知センサ30から検知状態になった検知スポットaの位置を取得する検知位置取得部116cを備え、判定部116bは、ドア位置取得部116aにより取得したドア10Aおよび10Bの位置および検知位置取得部116cが取得した検知スポットaの位置に基づいて音声による通知を行うか否かを判定することができる。このドア制御装置100によれば、検知状態になったときのドア10Aおよび10Bの位置に加えて、検知状態の検知スポットaの位置に基づいて通行人以外の人に通知を行うことができる。
第1実施形態において、判定部116bは、検知位置取得部116cが取得した検知スポットaの位置の移動方向に基づいて音声による通知を行うか否かを判定することができる。このドア制御装置100によれば、検知状態の検知スポットaの移動方向に基づいて通行人以外の人に通知を行うことができる。
第1実施形態において、判定部116bは、検知位置取得部116cが取得した検知スポットaの位置の移動方向がドア10Aおよび10Bに接近する方向である場合に音声による通知を行うと判定することができる。このドア制御装置100によれば、ドア10Aおよび10Bに接近する通行人以外の人に通知を行い、ドア10Aおよび10Bに接近しない通行人以外の人に通知を行うことを抑制することができる。
第1実施形態において、判定部116bは、ドア位置取得部116aが取得したドア10Aおよび10Bの位置が全閉位置以外であるときに閉保護エリアA30で所定時間連続して検知状態である場合、通知を行うと判定することができる。このドア制御装置100によれば、ドア10Aおよび10Bが開いているときに閉保護エリアA30で立ち止まっている人に通知を行うことができる。
第1実施形態において、検知スポットaは、ドア10Aおよび10Bが開動作制御されているときのドア10Aおよび10Bの戸尻との接触から人を保護するための開保護エリアA20およびA21を含み、判定部116bは、ドア位置取得部116aが取得したドア10Aおよび10Bの位置が全開位置であるときは開保護エリアA20およびA21の検知状態に拘わらず通知を行わないと判定することができる。このドア制御装置100によれば、全開位置であるときに通知を行うことを抑制することができる。
第1実施形態において、ドア10Aおよび10Bの戸尻の位置が、検知状態の検知スポットaの位置よりも開側の位置である場合、通知を行わないと判定するので、通知を行うことを抑制することができる。
第1実施形態において、制御部116は、音声による通知の内容を決定する通知内容決定部として機能する。通知内容決定部は、判定部116bにより通知を行うと判定したときに検知位置取得部116cにより取得した位置に基づいて通知の内容を決定することができる。例えば、制御部116は、図8に示したように、ステップS20~S22の通知条件が成立した場合に、ステップS23の通知を行うことができる。例えば、制御部116は、図9に示したように、ステップS20~S22およびステップS24およびS25の通知条件が成立した場合に、ステップS26の通知を行うことができる。例えば、制御部116は、図10に示したように、ステップS30およびS31の通知条件が成立した場合に、ステップS33の通知を行うことができる。例えば、制御部116は、図10に示したように、ステップS30、S34、およびS35の通知条件が成立した場合に、ステップS36の通知を行うことができる。例えば、制御部116は、図11に示したように、ステップS30、S31およびS40の通知条件が成立した場合に、ステップS33の通知を行うことができる。例えば、制御部116は、図13に示したように、ステップS30、S31、およびS50の通知条件が成立した場合にステップS51の通知を行い、ステップS30、S31、およびS50の通知条件が成立した場合にステップS52の通知を行うことができる。
第1実施形態において、制御部116(通知内容決定部)は、ドア10Aおよび10Bの位置が全閉位置であるときには検知状態の検知スポットaの位置にかかわらず第1の通知を行うと決定し、ドア10Aおよび10Bの位置が全開位置又は全閉位置以外の位置且つ検知状態の検知スポットaの位置よりも閉側の位置である場合に第2の通知を行うと決定し、第1の通知と第2の通知とを異なるものとすることができる。例えば、制御部116は、図10に示したように、ステップSS30およびS31の通知条件に基づいてステップS33の通知を行うことを決定し、ステップS30、S34およびS35の通知条件に基づいてステップS36の通知を行うことを決定することができる。
[第2実施形態]
以下、第2実施形態について説明する。なお、第1実施形態と同じ部分については同一符号を付することによりその詳細な説明を省略する。
[自動ドアシステム1Aの構成]
第2実施形態の自動ドアシステム1Aは、図14に示すように、例えば、ドア10Aおよび10Bと、フィックス11Aおよび11Bと、たて枠12Aおよび12Bと、無目13と、ランマ14とを備える。なお、フィックスは、戸袋や袖壁と読み替えてよい。さらに、自動ドアシステム1は、無目13に取り付けられた開保護センサ20Aおよび20Bを備える。さらに、自動ドアシステム1は、無目13に取り付けられた閉保護センサ30および通行検知センサ32を備える。さらに、自動ドアシステム1は、無目13に取り付けられた通行エリア用スピーカ40と、閉保護用スピーカ42Aおよび42Bと、開保護用スピーカ44Aおよび44Bとを備える。なお、無目13内には、タイミングベルト、プーリー、ドアハンガーなどの部品が収容されているが、本実施形態においては説明を省略する。
[自動ドアシステム1Aの機能的な構成]
図15は、第2実施形態における自動ドアシステム1Aの機能的な構成例を示すブロック図である。自動ドアシステム1Aは、例えば、ドア制御装置100Aと、モータ120と、開保護センサ20Aおよび20Bと、閉保護センサ30Aおよび30Bと、通行検知センサ32と、音声出力装置130とを備える。ドア制御装置100A、モータ120、および音声出力装置130は、例えば、無目13内に収容される。なお、開保護センサ20Aおよび20B、および閉保護センサ30Aおよび30Bは、ドアの周辺に設定された検知エリア内に人または物体が存在するか否かを検知する検知センサの一例である。閉保護用スピーカ42Aおよび42B、および開保護用スピーカ44Aおよび44Bは、検知エリアに通知範囲を限定した通知を行う通知を行う通知部の一例である。本実施形態における通知とは、後述の警告が含まれる。なお、自動ドア装置は、ドア制御装置100A、モータ120、および通行検知センサ32を含み、開保護センサ20Aおよび20B、閉保護センサ30Aおよび30B、音声出力装置130は、自動ドア装置とは別の音声出力装置であってよい。
ドア制御装置100Aは、例えば、通信部112と、モータ駆動部114と、制御部116Aと、記憶部118とを備える。通信部112は、所定のプロトコルに従って通信を行う通信インターフェース回路である。通信部112は、開保護センサ20Aおよび20B、閉保護センサ30Aおよび30B、および通行検知センサ32から信号を入力した場合、当該信号を制御部116Aに供給する。通信部112は、制御部116Aからの命令に従って、音声出力装置130Aに制御信号を出力する。モータ駆動部114は、制御部116Aからの命令に従って、モータ120に制御信号を出力する。モータ駆動部114は、起動センサにより発信された信号に基づいて、ドア10Aおよび10Bを開方向および閉方向に移動させる駆動部の一例である。制御部116Aは、CPU(Central Processing Unit)等のコンピュータであり、通信部112およびモータ駆動部114を制御する。記憶部118は、ROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)等のメモリであり、制御部116Aの制御に必要な情報を記憶する。制御部116Aは、検知センサにより人が存在することが検知された場合に、通知を行うように通知部を制御する制御部の一例である。なお、自動ドアシステム1Aにおける自動ドア装置は、制御部116A、開保護センサ20Aおよび20Bである第1検知センサと閉保護センサ30Aおよび30Bである第2検知センサとの少なくとも一部を含む検知センサ、および開保護用スピーカ44Aおよび44Bである通知部と閉保護用スピーカ42Aおよび42Bである通知部との少なくとも一部を含む通知部を備えていてもよい。また、自動ドアシステム1Aにおける通知部のための制御部は、開保護センサ20Aおよび20Bと閉保護センサ30Aおよび30Bとの少なくとも一部を含む検知センサ、と、閉保護用スピーカ42Aおよび42Bと開保護用スピーカ44Aおよび44Bとの少なくとも一部を含む通知部とに接続された制御部であって制御部116Aとは別体であってよい。
モータ120は、ドア10Aおよび10Bを開く動作およびドア10Aおよび10Bを閉じる動作のための駆動力を発生する駆動部である。モータ120は、制御部116の制御に従って、ドア10Aおよび10Bがスライドする速度を調整する。
通行検知センサ32は、ドア10Aおよび10Bを開動作させる起動エリア内に人または物が存在するか否かを検知する。通行検知センサ32は、例えば図14に示したように、図14中の手前側(-Y方向側)から通行する通行人を検知するための通行検知センサ32Aと、図14中の奥側(+Y方向側)から通行する通行人を検知するための通行検知センサ32Bとを含む。閉保護センサは、例えば図1に示したように、図1中の手前側(-Y方向側)から通行する通行人を検知するための閉保護センサ30Aと、図1中の奥側(+Y方向側)から通行する通行人を検知するための閉保護センサ30Bとを含む。
音声出力装置130Aは、通行エリア用スピーカ40Aおよび40B、閉保護用スピーカ42Aおよび42B、開保護用スピーカ44Aおよび44B、ドア制御装置100Aから受信した命令に従って通行エリア用スピーカ40Aおよび40B、閉保護用スピーカ42Aおよび42B、および、開保護用スピーカ44Aおよび44Bを制御する音声出力回路132を備える。なお、音声出力回路132は、単一の回路であってもよく、各スピーカに対応した複数の回路であってもよい。
通行エリア用スピーカ40は、例えば図14に示したように、図14中の手前側(-Y方向側)から通行する通行人に対する通知を行うための第3通知部の一例である。通行エリア用スピーカ40は、通行エリア用スピーカ40Aと、図14中の奥側(+Y方向側)から通行する通行人に対する通知を行うための通行エリア用スピーカ40Bとを含む。通行エリア用スピーカ40Aおよび40Bは、通行エリアA10およびA11に存在する人に対して通知を行う指向性を持つスピーカであるが、これに限定されず、少なくとも通行エリアA10およびA11に存在する人が認識可能な音量で通知を行う指向性を持たないスピーカであってよい。通行エリア用スピーカ40Aおよび40Bは、人がドア10Aおよび10Bを通行するエリアである通行エリアA10およびA11に存在する人に対して音で通知する指向性を持たない第2スピーカの一例である。
閉保護用スピーカ42Aおよび42Bは、閉保護エリアA30に存在する人に対して音で通知する指向性を持つ第1スピーカの一例である。開保護用スピーカ44Aおよび44Bは、開保護エリアA20およびA21に存在する人に対して音で通知する指向性を持つ第1スピーカの他の一例である。閉保護用スピーカ42Aおよび42Bおよび開保護用スピーカ44Aおよび44Bは、例えばパラメトリックスピーカである。パラメトリックスピーカは、直進性が高い超音波を出力することで、鋭い指向性を持つ音響機器である。
[自動ドアシステム1Aの動作]
図16は、第2実施形態の自動ドアシステム1Aにおける開保護エリアに関する動作の一例を示すフローチャートである。なお、図16に示した動作は、例えば、所定期間ごとに繰り返して実行される。
ドア制御装置100Aは、開保護センサ20Aおよび20Bにより検知された信号に基づいて、開保護エリアA20およびA21に人が存在するか否かを判定する(ステップS100)。ドア制御装置100Aは、開保護エリアA20およびA21に人が検知されていない場合(ステップS100:NO)、本フローチャートの処理を終了する。ドア制御装置100Aは、開保護エリアA20およびA21に人が存在する場合(ステップS100:YES)、ドア10Aおよび10Bが停止中であるか否かを判定する(ステップS102)。ドア制御装置100Aは、ドア10Aおよび10Bが停止中である場合(ステップS102:YES)、開保護エリアA20およびA21に存在する人に対して通知を行うように開保護用スピーカ44Aおよび44Bを制御する(ステップS104)。ドア制御装置100Aは、例えば、「ドアが開くと危険です。離れてください。」という音声を開保護用スピーカ44Aおよび44Bから出力させる。
ドア制御装置100Aは、ドア10Aおよび10Bが停止中ではない場合(ステップS102:NO)、ドア10Aおよび10Bの保護動作中であるか否かを判定する(ステップS106)。ドア10Aおよび10Bが開くときにおける保護動作とは、開保護エリアA20およびA21に人が検知された場合に、ドア10Aおよび10Bを停止させる動作、またはドア10Aおよび10Bを所定速度よりも低い速度でスライドさせる動作である。所定速度とは、開保護エリアA20およびA21に人が検知されていない場合のドア10Aおよび10Bの速度である。ドア10Aおよび10Bの保護動作は、例えば、ユーザの操作により開保護エリアA20およびA21に人が検知された場合に実行するか実行しないかが設定される。ドア10Aおよび10Bが停止中ではない場合(ステップS102:NO)、かつドア10Aおよび10Bの保護動作中である場合(ステップS106:YES)とは、検知センサ(20,30)が開保護エリアA20およびA21検知状態である場合の一例である。
ドア制御装置100Aは、ドア10Aおよび10Bの保護動作中である場合(ステップS106:YES)、開保護エリアA20およびA21に存在する人に対して、所定強度より高い強度の通知を行うように開保護用スピーカ44Aおよび44Bを制御する(ステップS108)。ドア制御装置100Aは、例えば、「ドアが開きます。すぐに離れてください。」という音声を開保護用スピーカ44Aおよび44Bから出力させる。なお、「所定強度」とは、例えば、ステップS104におけるドア10Aおよび10Bが全閉状態である場合の通知(ステップS104)の強度である。通知の強度とは、音声の意味、音量によって変化する通知に対する人の認識の度合いに相関があり、通知の強度が高いほど、通知が人に対して認識されやすくなる。所定強度より高い強度の通知とは、所定強度の通知に対する人の認識の度合いよりも高い認識の度合いを人に与える通知である。なお、検知センサ(20,30)が検知状態であり、戸尻との接触から人を保護するようにドア10Aおよび10Bを制御しているときに、保護動作をしていないときの通知とは異なる通知を行うと言い換えてよい。
ドア制御装置100Aは、ドア10Aおよび10Bの保護動作中ではない場合(ステップS106:NO)、開保護エリアA20およびA21に存在する人に対して通知を行うように開保護用スピーカ44Aおよび44Bを制御する(ステップS110)。ドア制御装置100Aは、例えば、「ドアが開きます。ご注意ください。」という音声を開保護用スピーカ44Aおよび44Bから出力させる。
図17は、第2実施形態の自動ドアシステム1Aにおける閉保護エリアに関する動作の一例を示すフローチャートである。なお、図17に示した動作は、例えば、所定期間ごとに繰り返して実行される。
ドア制御装置100Aは、閉保護センサ30Aおよび30Bにより検知された信号に基づいて、閉保護エリアA30に人が存在するか否かを判定する(ステップS100)。ドア制御装置100は、閉保護エリアA30に人が検知されていない場合(ステップS200:NO)、本フローチャートの処理を終了する。ドア制御装置100Aは、閉保護エリアA30に人が存在する場合(ステップS200:YES)、通行検知センサ32Aおよび32Bが検知状態でドア10Aおよび10Bが全開状態且つ検知エリアで検知状態となった(人の立ち止まりを検知した)か否かを判定する(ステップS202)。ドア制御装置100Aは、例えば、人の位置が所定期間(例えば1秒)に亘り変化していない場合、人の立ち止まりを検知する。ドア制御装置100Aは、ドア10Aおよび10Bが全開状態且つ人の立ち止まりを検知した場合(ステップS202:YES)、閉保護エリアA30に存在する人に対して所定の通知を行うように閉保護用スピーカ42Aおよび42Bを制御する(ステップS204)。ドア制御装置100Aは、例えば、「立ち止まらないでください。」という音声を閉保護用スピーカ42Aおよび42Bから出力させる。以上のように、ドア制御装置100Aは、閉保護エリアA30で検知状態となった場合に、所定の通知を行うように閉保護用スピーカ42Aおよび42Bを制御する。
ドア制御装置100Aは、ドア10Aおよび10Bが全開状態且つ人の立ち止まりを検知していない場合(ステップS202:NO)、ドア10Aおよび10Bが閉動作中であるか否かを判定する(ステップS206)。ドア制御装置100Aは、ドア10Aおよび10Bが閉動作中ではない場合(ステップS206:NO)、本フローチャートの処理を終了する。ドア制御装置100Aは、通行検知センサ32Aおよび32Bが非検知状態でありドア10Aおよび10Bが閉動作中である場合(ステップS206:YES)、検知センサ(20,30)が検知状態でありドア10Aおよび10Bの保護動作中であるか否かを判定する(ステップS208)。ドア10Aおよび10Bが閉じるときにおける保護動作とは、閉保護エリアA30に人が検知された場合に、ドア10Aおよび10Bを停止させる動作、またはドア10Aおよび10Bを所定速度よりも低い速度でスライドさせる動作である。所定速度とは、閉保護エリアA30に人が検知されていない場合のドア10Aおよび10Bの速度である。ドア10Aおよび10Bの保護動作は、例えば、ユーザの操作により閉保護エリアA30に人が検知された場合に実行するか実行しないかが設定される。
ドア制御装置100Aは、ドア10Aおよび10Bの保護動作中である場合(ステップS208:YES)、閉保護エリアA30に存在する人に対して戸先との接触から人を保護するようにドア10Aおよび10Bを制御していないときの通知とは異なる(例えば所定強度よりも高い強度)通知を行うように閉保護用スピーカ42Aおよび42Bを制御する(ステップS210)。ドア制御装置100Aは、例えば、「ドアが閉じます。すぐに離れてください。」という音声を閉保護用スピーカ42Aおよび42Bから出力させる。
ドア制御装置100Aは、ドア10Aおよび10Bの保護動作中ではない場合(ステップS208:NO)、閉保護エリアA30に存在する人に対して通知を行うように閉保護用スピーカ42Aおよび42Bを制御する(ステップS212)。ドア制御装置100Aは、例えば、「ドアが閉じます。ご注意ください。」という音声を閉保護用スピーカ42Aおよび42Bから出力させる。
図18は、第2実施形態の自動ドアシステム1における通行エリアに関する動作の一例を示すフローチャートである。なお、図18に示した動作は、例えば、所定期間ごとに繰り返して実行される。
ドア制御装置100Aは、ドア10Aおよび10Bが開く動作中であるか否かを判定する(ステップS300)。ドア制御装置100は、ドア10Aおよび10Bが開く動作中ではない場合(ステップS300:NO)、本フローチャートの処理を終了する。ドア制御装置100Aは、ドア10Aおよび10Bが開く動作中(通行検知センサが検知状態)である場合(ステップS300:YES)、ドア10Aおよび10Bを開く動作が禁止されているか否かを判定する(ステップS302)。ドア制御装置100Aは、開保護エリアA20およびA21に存在する人を検知したことに応じて、ドア10Aおよび10Bを開く動作が禁止されている場合(ステップS302:YES、検知センサが検知エリアで検知状態)、通行エリアA10およびA11に存在する人に対して所定の通知を行うように通行エリア用スピーカ40Aおよび40Bを制御する(ステップS304)。ドア制御装置100Aは、所定の通知として、例えば、「安全のためドアが停止します。ご注意ください。」という音声を閉保護用スピーカ42Aおよび42Bから出力させる。
ドア制御装置100Aは、ドア10Aおよび10Bの開動作が禁止されていない場合(ステップS302:NO)、ドア10Aおよび10Bを低速で開く動作がされているか否かを判定する(ステップS306)。ドア制御装置100Aは、開保護エリアA20およびA21に存在する人を検知したことに応じて、ドア10Aおよび10Bを低速で開く動作がされている場合(ステップS306:YES)、通行エリアA10およびA11に存在する人に対して通知を行うように通行エリア用スピーカ40Aおよび40Bを制御する(ステップS308)。ドア制御装置100Aは、例えば、「安全のためドアが低速で動きます。ご注意ください。」という音声を閉保護用スピーカ42Aおよび42Bから出力させる。ドア制御装置100は、ドア10Aおよび10Bを低速で開く動作がされていない場合(ステップS306:NO)、本フローチャートの処理を終了する。以上のように、ドア制御装置100Aは、通行エリアA10およびA11に開保護エリアA20およびA21(第1保護エリア)とは異なる通知を行うように通行エリア用スピーカ40Aおよび40Bを制御する。
[警告エリア]
図19は、第2実施形態の自動ドアシステム1Aにおける警告エリアの一例を示す上面図である。上述した第2実施形態の自動ドアシステム1Aは、通行エリアA10およびA11、開保護エリアA20およびA21、または閉保護エリアA30に人が存在する場合に通知を行うことについて説明したが、第2実施形態の自動ドアシステム1Aは、図19に示すような警告エリアA40およびA41に存在する人に通知を行ってよい。警告エリアA40およびA41とは、開保護エリアA20およびA21(第1保護エリア)よりも広く設けられドア10Aおよび10Bの戸尻との接触から人を保護する保護動作を行う必要がある可能性があるエリアである第1警告エリアの一例である。すなわち、自動ドアシステム1Aは、検知センサが警告エリアA40およびA41で検知状態であっても、警告エリアA40およびA41で人または物を検知しても保護動作を行わない。具体的に、警告エリアA40およびA41は、開保護エリアA20およびA21と、開保護エリアA20およびA21から遠ざかる方向(X方向および-Y方向)に拡張したエリアとを含むエリアである。
自動ドアシステム1Aは、例えば、開保護センサ20Aおよび20Bを用いて警告エリアA40およびA41に存在する人を検知してもよく、開保護センサ20Aおよび20Bとは別個のセンサ(不図示)を用いて警告エリアA40およびA41に存在する人を検知してもよい。自動ドアシステム1Aは、例えば、開保護用スピーカ44Aおよび44Bを用いて警告エリアA40およびA41に存在する人に対して通知を行ってもよく、開保護用スピーカ44Aおよび44Bとは別個の警告用スピーカ(不図示)を用いて警告エリアA40およびA41に存在する人に対して通知を行ってもよい。警告用スピーカは、例えば、開保護エリアA20およびA21および警告エリアA40およびA41に存在する人に対して音で通知する指向性を持つスピーカである。自動ドアシステム1Aは、開保護用スピーカ44Aおよび44Bを用いる場合において、警告エリアA40およびA41に存在する人に対して通知を行うときには、開保護用スピーカ44Aおよび44Bから発せられる通知の範囲を開保護エリアA20およびA21および警告エリアA40およびA41に変更するよう制御する。なお、自動ドアシステム1Aは、警告エリアA40およびA41に存在する人のうち、開保護エリアA20およびA21に向けて移動する人を検知した場合に、通知を行ってよい。自動ドアシステム1Aは、例えば、警告エリアA40およびA41を複数の小検知エリアに区分し、人が存在する小検知エリアが次第に開保護エリアA20およびA21に近づいている場合に、通知を行う。
ドア制御装置100Aは、ドア10Aおよび10Bが開く動作をしている場合において、警告エリアA40およびA41で検知状態である場合に、所定の警告を行うように制御してよい。
図20は、第2実施形態の自動ドアシステム1Aにおける警告エリアの他の一例を示す上面図である。上述した第2実施形態の自動ドアシステム1Aは、図20に示すような警告エリアA50に存在する人に通知を行ってよい。警告エリアA50とは、閉保護エリアA30(第2保護エリア)よりも広く設けられドア10Aおよび10Bの戸先との接触から人を保護する保護動作を行う必要がある可能性があるエリアである第2警告エリアの一例である。具体的に、警告エリアA50は、閉保護エリアA30と、閉保護エリアA30から遠ざかる方向(X方向および-Y方向)に拡張したエリアとを含むエリアである。
自動ドアシステム1Aは、例えば、閉保護センサ30Aおよび30Bを用いて警告エリアA50に存在する人を検知してもよく、閉保護センサ30Aおよび30Bとは別個のセンサ(不図示)を用いて閉保護エリアA30に存在する人を検知してもよい。自動ドアシステム1Aは、例えば、閉保護用スピーカ42Aおよび42Bを用いて警告エリアA50に存在する人に対して通知を行ってもよく、閉保護用スピーカ42Aおよび42Bとは別個の警告用スピーカ(不図示)を用いて警告エリアA50に存在する人に対して通知を行ってもよい。警告用スピーカは、例えば、閉保護エリアA30および警告エリアA50に存在する人に対して音で通知する指向性を持つスピーカである。自動ドアシステム1Aは、閉保護センサ30Aおよび30Bが第2警告エリアで検知状態である場合に、戸先との接触から人を保護するようにドア10Aおよび10Bを制御せず、所定の警告を行う。自動ドアシステム1Aは、閉保護用スピーカ42Aおよび42Bを用いる場合において、警告エリアA50に存在する人に対して通知を行うときには、閉保護用スピーカ42Aおよび42Bから発せられる通知の範囲を閉保護エリアA30および警告エリアA50に変更するよう制御する。なお、自動ドアシステム1Aは、警告エリアA50に存在する人のうち、警告エリアA50で止まっている人を検知した場合に、通知を行ってよい。
以上説明したように、第2実施形態の自動ドアシステム1Aによれば、開閉制御されるドア10Aおよび10Bの周辺に設定された検知エリア(例えばA20,A21,A30)内に人または物体が存在するか否かを検知する検知センサ(例えば20A,20B,30A,30B)と、検知エリアに通知範囲を限定した通知を行う通知部(例えば42A,42B,44A,44B)と、検知センサが検知状態である場合に通知を行うように通知部を制御する制御部(例えば116)と、を備える、自動ドア装置を実現することができる。
また、第2実施形態の自動ドアシステム1Aによれば、開閉制御されるドア10Aおよび10Bの周辺に設定された検知エリア(例えばA20,A21,A30)内に人または物体が存在するか否かを検知する検知センサ(例えば20A,20B,30A,30B)と、検知エリアに通知範囲を限定した通知を行う通知部(例えば42A,42B,44A,44B)と、を備える自動ドア装置の通知制御装置であって、検知センサが検知状態である場合に、通知を行うように通知部を制御する制御部を備える通知制御装置を実現することができる。
さらに、第2実施形態の自動ドアシステム1Aによれば、開閉制御されるドアの周辺に設定された検知エリア内に人または物体が存在するか否かを検知するステップと、検知エリアに通知範囲を限定した通知を行うステップと、を有し、検知エリア内に人または物体が存在する場合に通知を行うように制御するステップと、を有する、自動ドアの通知方法を実現することができる。
この自動ドアシステム1Aにより実現される自動ドア装置、通知制御装置、および自動ドアの通知方法によれば、検知エリアに存在する通行人以外の人に通知を行うことができる。この結果、自動ドアシステム1によれば、検知エリア内にいる人を、検知エリア外に移動することを促すことができる。
また、第2実施形態の自動ドアシステム1Aによれば、検知エリアとして、ドア10Aおよび10Bを開閉制御するときにドアの戸先および戸尻の少なくともいずれか一方との接触から人を保護する動作を行う保護エリアが含まれる。これにより、第1実施形態の自動ドアシステム1Aによれば、保護エリアに存在する通行人以外の人に通知を行うことができる。この結果、自動ドアシステム1Aによれば、保護エリア内にいる人を、保護エリア外に移動することを促すことができる。
さらに、第2実施形態の自動ドアシステム1Aによれば、保護エリアが戸尻との接触から人を保護する保護動作を行う第1保護エリアを含み、検知センサが第1保護エリアで検知状態である場合に、所定の通知を行う。これにより、第1実施形態の自動ドアシステム1Aによれば、第1保護エリアに存在する人に通知を行うことができる。この結果、自動ドアシステム1Aによれば、第1保護エリア内にいる人を、第1保護エリア外に移動することを促すことができる。
さらに、第2実施形態の自動ドアシステム1Aによれば、戸尻との接触から人を保護する保護動作をしているときに、保護動作をしていないときの通知とは異なる通知を行う。これにより、第2実施形態の自動ドアシステム1Aによれば、保護エリア内にいる人を、保護エリア外に移動することを促すことができる。
さらに、第2実施形態の自動ドアシステム1Aによれば、ドア10Aおよび10Bを開動作させる起動エリア内に人または物が存在するか否かを検知する通行検知センサを備え、検知エリアは、第1保護エリアよりも広く設けられドア10Aおよび10Bの戸尻との接触から人を保護する保護動作を行う必要がある可能性があるエリアである第1警告エリア(警告エリアA40およびA41)を含み、通行検知センサが検知状態かつ検知センサが第1警告エリアで検知状態である場合に、所定の警告を行う。所定の警告は、本実施形態における通知の一例である。これにより、第2実施形態の自動ドアシステム1Aによれば、警告エリアA40およびA41に存在する人に警告を行うことができる。
さらに、第2実施形態の自動ドアシステム1Aによれば、検知エリアが通行検知センサの通行検知エリアを含み、通行検知エリアに第1保護エリアとは異なる通知を行う。これにより、第2実施形態の自動ドアシステム1Aによれば、通行人に通知を行うことができる。この結果、自動ドアシステム1Aによれば、ドア10Aおよび10Bが停止することや速度が低下することといった制御の内容を通行人に通知することができる。
さらに、第2実施形態の自動ドアシステム1Aによれば、保護エリアがドア10Aおよび10Bを開閉制御するときに戸先との接触から人を保護する保護動作を行う第2保護エリアを含み、検知センサが第2保護エリアで検知状態となった場合に、所定の通知を行う。さらに、第2実施形態の自動ドアシステム1Aによれば、戸先との接触から人を保護する保護動作をしているときに、保護動作をしていないときの通知とは異なる通知を行う。これにより、第2実施形態の自動ドアシステム1Aによれば、第2保護エリアに存在する人に通知を行うことができる。
さらに、第2実施形態の自動ドアシステム1Aによれば、検知エリアは、第2保護エリアよりも広く設けられドア10Aおよび10Bの戸先との接触から人を保護する保護動作を行う必要がある可能性があるエリアである第2警告エリアを含み、検知センサが第2警告エリアで検知状態である場合に、所定の警告を行う。所定の警告は、本実施形態における通知の一例である。これにより、第2実施形態の自動ドアシステム1Aによれば、第2警告エリアに存在する人に通知を行うことができる。
さらに、第2実施形態の自動ドアシステム1Aによれば、検知エリアは通行検知センサの通行検知エリアを含み、通行検知エリアに第2保護エリアとは異なる通知を行う。これにより、第2実施形態の自動ドアシステム1Aによれば、通行人に通知を行うことができる。
さらに、第2実施形態の自動ドアシステム1Aによれば、検知エリアに通知する指向性を持つ第1スピーカと、ドア10Aおよび10Bを通行する人に通知する指向性を持たない第2スピーカと、を備える。これにより、自動ドアシステム1によれば、保護エリアに存在する人に対しては指向性スピーカで通知し、通行エリアA10およびA11に存在する人に対しては指向性がないスピーカで通知を行うことができる。これにより、保護エリアにいる人だけに対して通知を行うことができ、通行エリアA10およびA11に存在する人に対する通知を抑制することができる。
<第3実施形態>
以下、第3実施形態について説明する。図21は、第3実施形態における自動ドアシステムの一例を示す斜視図である。第3実施形態の自動ドアシステム1Bは、ドア10の戸先10aに形成された刺激出力部140aおよび140bと、ドア10の戸尻10bに形成された刺激出力部140cとを備える。刺激出力部140aおよび140b、および刺激出力部140cは、ドア10の戸先10aの近傍またはドア10の戸尻10bの近傍に触覚および聴覚の少なくとも一方の刺激を生じさせる刺激出力部の一例である。刺激出力部140aおよび140b、および刺激出力部140cは、例えば、超音波を出力する超音波出力部である。刺激出力部140aは、戸先10aの通行者の進入側に形成される。刺激出力部140aは、超音波を出力することで、戸先10aの通行者の進入側の空中に、触覚を刺激するエリアである触覚刺激エリア150aを形成する。刺激出力部140bは、戸先10aのたて枠12A側に形成される。刺激出力部140bは、超音波を出力することで、戸先10aのたて枠12A側の空中に、触覚を刺激するエリアである触覚刺激エリア150bを形成する。刺激出力部140cは、戸尻10bの通行者の進入側に形成される。刺激出力部140cは、超音波を出力することで、戸尻10bの通行者の進入側の空中に、触覚を刺激するエリアである触覚刺激エリア150cを形成する。刺激出力部140aおよび140b、および140cは、触覚刺激エリア150a、150bおよび150cに通行人が接触した場合、通行人の触覚に超音波による刺激を与える。
図22は、第3実施形態における自動ドアシステムの機能的な構成を示すブロック図である。自動ドアシステム1Bは、例えば、刺激出力部140a、140bおよび140cを制御する刺激制御部142を備える。刺激制御部142は、通信部112を介してドア制御装置100Bから受信した命令に従って刺激出力部140a、140bおよび140cを制御する制御回路である。なお、刺激制御部142は、単一の制御回路であってもよく、各刺激制御部に対応した複数の制御回路であってもよい。なお、自動ドアシステム1Bにおける自動ドア装置は、制御部116A、通行検知センサ32Aおよび通行検知センサ32B、モータ120、および刺激出力部140a、140bおよび140cを備えていてもよい。また、自動ドアシステム1Aにおける通知制御部は、通行検知センサ32Aおよび通行検知センサ32Bと、刺激出力部140a、140bおよび140cとの少なくとも一部を含む刺激出力部とに接続された制御部116Bであってよい。
制御部116Bは、ドア10を開くように制御している最中、刺激出力部140a、140bおよび140cから触覚を刺激するように刺激出力部140a、140bおよび140cを制御する。
なお、第3実施形態の刺激出力部140a、140bおよび140cは、触覚を刺激する超音波を出力するが、これに限定されず、空圧を出力する空気吐出部であってよい。また、刺激出力部140a、140bおよび140cは、聴覚を刺激する音波を出力する指向性を持つスピーカであってよい。また、刺激出力部は、ドア10の戸先10aおよび戸尻10bの双方から刺激を出力するが、これに限定されず、ドア10の戸先10aおよび戸尻10bの少なくとも一方から刺激を出力すればよい。また、制御部116Bは、例えば通行検知センサ32Aおよび通行検知センサ32Bにより人の接近を検知した場合に、聴覚の少なくとも一方を刺激するように刺激出力部140a、140bおよび140cを制御してもよい。これにより、自動ドアシステム1Bは、ドア10に接近していない人に対する通知を抑制することができ、通知に要する消費電力を抑制することができる。
図23は、第3実施形態の自動ドアシステム1Bの他の一例を示す斜視図である。図24は、第3実施形態の自動ドアシステム1Bの他の一例を示すブロック図である。自動ドアシステム1Bは、ドア10を開く動作を受け付ける操作部160を備える。操作部160は、例えば、通行人が接触する操作を受け付けた場合に、信号を制御部116Bに出力する。制御部116Bは、操作部160から信号を入力した場合に、戸先用の刺激出力部140aを動作させる。これにより、ドア制御装置100Bは、操作部160に対する操作を受け付けた場合に、触覚および聴覚の少なくとも一方を刺激するように刺激出力部140aを制御する。
以上説明したように、第3実施形態の自動ドアシステム1Bによれば、ドア10を通行する人または物体が存在するか否かを検知する通行検知センサと、通行検知センサにより発信された信号に基づいて、ドア10を開方向に駆動させ、ドア10の戸先の近傍またはドア10の戸尻の近傍の少なくとも一方の所定のエリアにおいて人に対して触覚および聴覚の少なくとも一方の刺激を生じさせる刺激出力部(例えば150aおよび150b)と、駆動部がドア10を駆動しているときに刺激出力部を作動させる自動ドア装置を実現することができる。
第3実施形態の自動ドアシステム1Bによれば、ドア10を通行する人または物体が存在するか否かを検知する通行検知センサと、通行検知センサにより発信された信号に基づいて、ドアを開方向に駆動させる駆動部と、ドアの戸先の近傍またはドア10の戸尻の近傍の少なくとも一方の所定のエリアにおいて人に対して触覚および聴覚の少なくとも一方の刺激を生じさせる刺激出力部と、を備える自動ドア装置の通知制御装置であって、駆動部がドアを駆動しているときに刺激出力部を作動させる制御部、を備える、通知制御装置を実現することができる。
第3実施形態の自動ドアシステム1Bによれば、ドア10を通行する人または物体が存在するか否かを検知するステップと、ドア10を通行する人または物体が存在するか否かの検知結果に基づいて、ドア10を開方向に駆動させるステップと、ドア10の戸先の近傍またはドア10の戸尻の近傍の少なくとも一方の所定のエリアにおいて人に対して触覚および聴覚の少なくとも一方の刺激を生じさせるステップと、ドア10を駆動しているときに刺激を出力するステップと、を有する、自動ドアの通知方法を実現することができる。
第3実施形態の自動ドアシステム1Bにより実現される自動ドア装置、通知制御装置、および自動ドアの通知方法によれば、例えばドア10に駆け込む人や、ドア10に触れようとする人や、ドア10の周囲にいる人に対して、刺激に基づく違和感を与えることができる。この結果、自動ドアシステム1Bによれば、通行人やドア10の周囲にいる人が動作中のドア10に触れることを抑制するための通知を行うことができる。
また、第3実施形態の自動ドアシステム1Bによれば、触覚を刺激する超音波を出力する超音波出力部、触覚を刺激する空圧を出力する空気吐出部、または聴覚を刺激する音波を出力する指向性を持つスピーカにより刺激出力部140a、140bおよび140cを構成することができる。また、第3実施形態の自動ドアシステム1Bによれば、ドア10の戸先と戸尻の少なくとも一方に対する人の接近を検知する検知センサ(例えば32A、32B)を備え、制御部は、検知センサにより人の接近を検知した場合に、触覚および聴覚の少なくとも一方を刺激するように刺激出力部を制御する。これにより、第3実施形態の自動ドアシステム1Bによれば、触覚または聴覚に対し、通行人やドア10の周囲にいる人が動作中のドア10に触れることを抑制するための通知を行うことができる。
また、第3実施形態の自動ドアシステム1Bによれば、通行検知センサはドア10を開く動作を受け付ける操作部160を備え、操作を受け付けた場合に、触覚および聴覚の少なくとも一方を刺激するように戸先用刺激出力部140aを制御してよい。これにより、第3実施形態の自動ドアシステム1Bによれば、操作に対する通知を行うことができる。
<変形例>
上述した実施形態は、音により通知を行う場合、音声で通知を行ったが、これに限定されず、注意喚起のためにビープ音等の音声以外の音により通知を行ってよい。これにより、自動ドアシステム1は、例えば、特定の言語が理解できない人や子供などに対して通知を行うことができる。
さらに、上述した実施形態は、無目13等の人の上方に設けた通知部から下方に音声等を放射して通知を行ったが、これに限定されない。自動ドアシステムは、例えば、人の背の高さに通知部を設け、通知部から水平方向に音声を放射することで通知部の数を少なくすることができる。また、自動ドアシステムは、通知部の高さを低く設定することで子供だけに通知を行ってもよい。
本明細書で開示した実施形態のうち、複数の機能が分散して設けられているものは、当該複数の機能の一部又は全部を集約して設けてもよく、逆に複数の機能が集約して設けられているものを、当該複数の機能の一部又は全部が分散するように設けることができる。機能が集約されているか分散されているかにかかわらず、発明の目的を達成できるように構成されていればよい。
以上に示した各実施形態に係る装置の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより、処理を行ってもよい。
なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、オペレーティングシステム(OS:Operating System)あるいは周辺機器等のハードウェアを含むものであってもよい。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ等の書き込み可能な不揮発性メモリ、DVD(Digital Versatile Disc)等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。
さらに、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークあるいは電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合の情報処理装置やクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(例えばDRAM(Dynamic Random Access Memory))のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。
また、上記のプログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)あるいは電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。
また、上記のプログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。さらに、上記のプログラムは、前述した機能をコンピュータシステムに既に記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
以上、この発明の実施形態について詳しく説明してきたが、具体的な構成は上述のものに限られることはなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲内において様々な設計変更等をすることが可能である。
1、1A、1B…自動ドアシステム、10、10A、10B…ドア、10a…戸先、10b…戸尻、11A、11B…フィックス、12A、12B…たて枠、13…無目、15A、15B…ガイドレール、20A、20B…開保護センサ、30、30A、30B…閉保護センサ、32、32A、32B…通行検知センサ、40、40A、40B…通行エリア用スピーカ、42A、42B…閉保護用スピーカ、44A、44B…開保護用スピーカ、100、100A、100B…ドア制御装置、112…通信部、114…モータ駆動部、116、116A、116B…制御部、120…モータ、130…音声出力装置、132…音声出力回路、140a、140b、140c…刺激出力部、142…刺激制御部、150a、150b、150c…触覚刺激エリア、160…操作部

Claims (13)

  1. 開閉制御されるドアの周辺に設定された検知エリア内に人または物が存在するか否かを検知する検知センサと、
    前記検知エリアに通知範囲を限定した通知を行う通知部と、
    前記検知センサが人または物を検知している検知状態である場合に前記通知を行うように前記通知部を制御する制御部と、
    を備える、自動ドア装置。
  2. 前記検知エリアは、前記ドアを開閉制御するときに前記ドアの戸先及び戸尻の少なくともいずれか一方との接触から人を保護する動作を行う保護エリアを含む、
    請求項1に記載の自動ドア装置。
  3. 前記保護エリアは、前記戸尻との接触から人を保護する保護動作を行う第1保護エリアを含み、
    前記制御部は、前記検知センサが前記第1保護エリアで検知状態である場合に、所定の通知を行うように前記通知部を制御する、
    請求項2に記載の自動ドア装置。
  4. 前記制御部は、前記戸尻との接触から人を保護する保護動作をしているときに、前記保護動作をしていないときの通知とは異なる通知を行うように前記通知部を制御する、
    請求項3に記載の自動ドア装置。
  5. 前記ドアを開動作させる起動エリア内に人または物が存在するか否かを検知する通行検知センサを備え、
    前記検知エリアは、前記第1保護エリアよりも広く設けられ前記ドアの戸尻との接触から人を保護する保護動作を行う必要がある可能性があるエリアである第1警告エリアを含み、
    前記制御部は、前記通行検知センサが検知状態かつ前記検知センサが前記第1警告エリアで検知状態である場合に、所定の警告を行うように前記通知部を制御する、
    請求項3に記載の自動ドア装置。
  6. 前記検知エリアは、前記通行検知センサの通行検知エリアを含み、
    前記制御部は、前記通行検知エリアに前記第1保護エリアとは異なる通知を行うように前記通知部を制御する、
    請求項5に記載の自動ドア装置。
  7. 前記保護エリアは、前記ドアを開閉制御するときに前記戸先との接触から人を保護する保護動作を行う第2保護エリアを含み、
    前記制御部は、前記検知センサが前記第2保護エリアで検知状態となった場合に、所定の通知を行うように前記通知部を制御する、
    請求項2に記載の自動ドア装置。
  8. 前記制御部は、前記戸先との接触から人を保護する保護動作をしているときに、前記保護動作をしていないときの通知とは異なる通知を行うように前記通知部を制御する、
    請求項7に記載の自動ドア装置。
  9. 前記検知エリアは、前記第2保護エリアよりも広く設けられ前記ドアの戸先との接触から人を保護する保護動作を行う必要がある可能性があるエリアである第2警告エリアを含み、
    前記制御部は、前記検知センサが前記第2警告エリアで検知状態である場合に、所定の警告を行うように前記通知部を制御する、
    請求項7に記載の自動ドア装置。
  10. 前記検知エリアは、前記ドアを開動作させる起動エリア内に人または物が存在するか否かを検知する通行検知センサの通行検知エリアを含み、
    前記制御部は、前記通行検知エリアに前記第2保護エリアとは異なる通知を行うように前記通知部を制御する、
    請求項7に記載の自動ドア装置。
  11. 前記通知部は、前記検知エリアに通知する指向性を持つ第1スピーカと、前記ドアを通行する人に通知する指向性を持たない第2スピーカと、を備える
    請求項6または10に記載の自動ドア装置。
  12. 開閉制御されるドアの周辺に設定された検知エリア内に人または物体が存在するか否かを検知する検知センサと、前記検知エリアに通知範囲を限定した通知を行う通知部と、を備える自動ドア装置の通知制御装置であって、
    前記検知センサが人または物を検知している検知状態である場合に、通知を行うように前記通知部を制御する制御部を備える、
    通知制御装置。
  13. 開閉制御されるドアの周辺に設定された検知エリア内に人または物体が存在するか否かを検知するステップと、
    前記検知エリアに通知範囲を限定した通知を行うステップと、を有し、
    検知エリア内に人または物体が存在する場合に前記通知を行うように制御するステップと、
    を有する、自動ドアの通知方法。
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