[0061] 説明される技法は、アップリンク共有チャネル上でのアップリンク送信のために異なるタイプの制御情報および随意にUL-SCHデータの間でリソースをスプリットすることをサポートする改善された方法、システム、デバイス、または装置に関する。概して、説明される技法は、異なるタイプの制御情報および随意にUL-SCHデータ間でアップリンク送信のREをスプリットする。いくつかの例では、異なるタイプの制御情報および随意にUL-SCHデータの間で、許可されたREをスプリットするために実行される計算は、基準ペイロードサイズの関数であり得る。有益には、本明細書で説明される技法は、異なるタイプの制御情報および随意にUL-SCH間での割り振られるREの改善された分配(improved distribution)を生じ、割り振られるREの全体が単一のUCIタイプに割り振られる確率を低減し得る。
[0062] 一例では、基地局は、1つまたは複数のパラメータと、UEへのアップリンクリソース割振りを示す許可とをシグナリングするダウンリンクシグナリングを送信し得る。許可は、アップリンク送信(たとえば、PUSCH中の送信)のためにUEに1つまたは複数のリソースブロックを割り振り得る。各リソースブロックはREのセットに対応し得る。ダウンリンクシグナリングは、異なるUCIタイプのセットおよび随意にUL-SCHデータの間でアップリンクリソース割振りのリソースをスプリットするための計算方法の指示をさらに含み得る。1つまたは複数のパラメータは、各UCIタイプおよび随意にUL-SCHデータのための重み付け係数を含み得る。UEは、ダウンリンクシグナリングを受信し、スプリットを計算するための方法を識別し、重み付け係数および許可を処理し得る。いくつかの例では、UEは、それが、アップリンク送信において送るための、媒体アクセス制御(MAC)レイヤからのUL-SCHデータを有しないと決定し得る。いくつかの例では、許可は、UEが、1つまたは複数の割り振られるリソースブロック内でUL-SCHデータを送るべきでないことを示し得る。いくつかの例では、許可は、UL-SCHデータ有りでまたは無しで、1つまたは複数の割り振られるリソースブロック中でHARQ-ACKおよびCSIデータペイロードを送るように、UEに命令し得る。
[0063] いくつかの例では、CSIは異なるパートを含み得、UEは、1つまたは複数の割り振られるリソースブロック内でPUSCH送信において1つまたは複数のCSIパートを送り得る。たとえば、CSIパート1は、ランクインジケータ(RI:rank indicator)、CSI基準信号インデックス(CRI:CSI reference signal index)、第1の持続波(CW:continuous wave)のためのチャネル品質インジケータ(CQI:channel quality indicator)などのうちの1つまたは複数、またはそれらの任意の組合せを含み得る。CSIパート2は、プリコーディング行列インジケータ(PMI:Precoding Matrix Indicator)、広帯域およびサブバンドシグナリングなどの第2のCWのためのCQIなど、またはそれらの任意の組合せを含み得る。いくつかの場合には、CQIパート2は、広帯域CQI、サブバンドCQI、またはその両方を含み得る。広帯域CQIは、周波数リソースがアップリンク送信のためにUEに割り振られ得る帯域幅範囲に対応するCQIであり得る。サブバンドCQIは、帯域幅範囲の一部分に対応し得る。
[0064] UEは、HARQ-ACK、CSIパート1、CSIパート2、および随意にUL-SCHの各々にそれぞれ割り振るために、1つまたは複数の割り振られるリソースブロックのREの数のスプリットを計算し得る。計算は、各UCIタイプおよび随意にUL-SCHのための受信された重み付け係数と、CSIパート2のための基準ペイロードサイズとに基づき得る。いくつかの場合には、スプリット計算は、各UCIタイプおよび随意にUL-SCHに割り振るためのREの数を決定する伝達方程式(transfer equation)のセットに基づき得る。いくつかの場合には、伝達方程式は、特定のタイプのUCIに割り振られ得るREの数の上限を定め(cap)得る。いくつかの例では、UCIタイプの重み付け係数は、基地局によって動的に決定され、たとえば、ダウンリンク制御情報(DCI:downlink control information)中で、UEに(たとえば、スロットごとに)シグナリングされ得る。別の例では、基地局は、UEに通知するために無線リソース制御(RRC)シグナリングを使用し得る。
[0065] HARQ-ACK、CSIパート1、CSIパート2、および随意にUL-SCHの間の割り振られるREのスプリットの決定に続いて、UEは、決定されたスプリット(split)に従って、HARQ-ACKデータ、CSIパート1データ、CSIパート2データ、および随意にUL-SCHデータをマッピングし得る。
[0066] UEは、次いで、アップリンク送信(たとえば、PUSCH送信)を生成し、許可中で示されたアップリンク共有チャネル(たとえば、PUSCH)のRE内で送信し得る。たとえば、UEは、各UCIタイプおよび随意にUL-SCHについてのvのそれぞれの計算された数に対応するマッピングパターンに従って、HARQ-ACK、CSIパート1、CSIパート2、および随意にUL-SCHのためのREをマッピングし得る。基地局がマッピングパターンのセットでUEを構成し得るか、UEがマッピングパターンをローカルに記憶し得るか、またはその両方であり得る。UEは、次いで、スプリットに従ってアップリンク送信を生成し、許可中で割り振られるRE内でアップリンク送信を送信し得る。
[0067] 基地局は、UEがリソーススプリットを決定したのと同様にして、アップリンクリソース割振りのリソーススプリットを計算し得る。基地局は、スプリットに対応するマッピングパターンと、割り振られるREのうちのどれが、HARQ-ACKデータ、CSIパート1データ、CSIパート2データ、および随意にUL-SCHデータをそれぞれ含むことを予想されるかとを同様に決定し得る。基地局は、次いで、許可中で示された割振りおよび計算されたリソーススプリットに対応するアップリンク共有チャネルのコード化変調シンボル(coded modulation symbol)を復号することを試み得る。基地局は、たとえば、巡回冗長検査(CRC:cyclic redundancy check)ビットを含むことを予想されるアップリンク共有チャネルのコード化変調シンボルを識別し得る。基地局は、共有データチャネルのシンボルから取得されたデータが誤り検出をパスした(たとえば、巡回冗長検査を満足する)場合、復号が成功したと決定し得る。基地局は、許可中で割り振られるREの復号の成功または不成功に続いて、UEに肯定応答(ACK)または否定ACK(NACK)を与え得る。
[0068] 最初に、本開示の態様がワイヤレス通信システムのコンテキストにおいて説明される。本開示の態様は、アップリンク共有チャネル上での送信のための異なるタイプの制御情報およびアップリンクデータの間のリソーススプリッティングに関する装置図、システム図、およびフローチャートによってさらに示され、それらを参照しながら説明される。
[0069] 図1は、本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信システム100の一例を示す。ワイヤレス通信システム100は、基地局105と、UE115と、コアネットワーク130とを含む。いくつかの例では、ワイヤレス通信システム100は、LTE、LTE-Aネットワーク、LTE-A Proネットワーク、またはNRネットワークであり得る。いくつかの場合には、ワイヤレス通信システム100は、拡張ブロードバンド通信、超高信頼(ultra-reliable)(たとえば、ミッションクリティカル(mission critical))通信、低レイテンシ(low latency)通信、または低コストおよび低複雑度デバイス(low-cost and low-complexity device)との通信をサポートし得る。
[0070] 基地局105は、1つまたは複数の基地局アンテナを介してUE115とワイヤレス通信し得る。本明細書で説明される基地局105は、基地トランシーバ局、無線基地局、アクセスポイント、無線トランシーバ、ノードB、eノードB(eNB)、(そのいずれもgNBと呼ばれることがある)次世代ノードBまたはギガノードB、ホームノードB、ホームeノードB、あるいは何らかの他の好適な用語を含み得るか、またはそのように当業者によって呼ばれることがある。ワイヤレス通信システム100は、異なるタイプの基地局105(たとえば、マクロ基地局またはスモールセル基地局)を含み得る。本明細書で説明されるUE115は、マクロeNB、スモールセルeNB、gNB、リレー基地局などを含む、様々なタイプの基地局105およびネットワーク機器と通信することが可能であり得る。
[0071] 各基地局105は、様々なUE115との通信がサポートされる特定の地理的カバレージエリア110に関連し得る。各基地局105は、通信リンク125を介してそれぞれの地理的カバレージエリア110に通信カバレージを与え得、基地局105とUE115との間の通信リンク125は、1つまたは複数のキャリアを利用し得る。ワイヤレス通信システム100に示されている通信リンク125は、UE115から基地局105へのアップリンク送信、または基地局105からUE115へのダウンリンク送信を含み得る。ダウンリンク送信は順方向リンク送信と呼ばれることもあり、アップリンク送信は逆方向リンク送信と呼ばれることもある。
[0072] 基地局105のための地理的カバレージエリア110は、地理的カバレージエリア110の一部分のみを構成するセクタに分割され得、各セクタはセルに関連し得る。たとえば、各基地局105は、マクロセル、スモールセル、ホットスポット、または他のタイプのセル、あるいはそれらの様々な組合せに通信カバレージを与え得る。いくつかの例では、基地局105は可動であり、したがって、移動する地理的カバレージエリア110に通信カバレージを与え得る。いくつかの例では、異なる技術に関連する異なる地理的カバレージエリア110は重複し得、異なる技術に関連する重複する地理的カバレージエリア110は、同じ基地局105によってまたは異なる基地局105によってサポートされ得る。ワイヤレス通信システム100は、たとえば、異なるタイプの基地局105が様々な地理的カバレージエリア110にカバレージを与える異種LTE/LTE-A/LTE-A ProまたはNRネットワークを含み得る。
[0073] 「セル」という用語は、(たとえば、キャリア上の)基地局105との通信のために使用される論理通信エンティティを指し、同じまたは異なるキャリアを介して動作するネイバリングセルを区別するための識別子(たとえば、物理セル識別子(PCID)、仮想セル識別子(VCID))に関連し得る。いくつかの例では、キャリアは複数のセルをサポートし得、異なるセルは、異なるタイプのデバイスにアクセスを与え得る異なるプロトコルタイプ(たとえば、マシンタイプ通信(MTC)、狭帯域モノのインターネット(NB-IoT)、拡張モバイルブロードバンド(eMBB)など)に従って構成され得る。いくつかの場合には、「セル」という用語は、論理エンティティが動作する地理的カバレージエリア110の一部分(たとえば、セクタ)を指し得る。
[0074] UE115は、ワイヤレス通信システム100全体にわたって分散され得、各UE115は固定または移動であり得る。UE115は、モバイルデバイス、ワイヤレスデバイス、リモートデバイス、ハンドヘルドデバイス、または加入者デバイス、あるいは何らかの他の好適な用語で呼ばれることもあり、ここで、「デバイス」は、ユニット、局、端末、またはクライアントと呼ばれることもある。UE115はまた、セルラーフォン、携帯情報端末(PDA)、タブレットコンピュータ、ラップトップコンピュータ、またはパーソナルコンピュータなどのパーソナル電子デバイスであり得る。いくつかの例では、UE115はまた、器具、車両、メーターなど、様々な物品中で実装され得る、ワイヤレスローカルループ(WLL)局、モノのインターネット(IoT)デバイス、あらゆるモノのインターネット(IoE)デバイス、またはMTCデバイスなどを指し得る。
[0075] MTCデバイスまたはIoTデバイスなど、いくつかのUE115は、低コストまたは低複雑度デバイスであり得、(たとえば、マシンツーマシン(M2M)通信を介して)マシン間の自動化された通信を与え得る。M2M通信またはMTCは、デバイスが人の介入なしに互いとまたは基地局105と通信することを可能にするデータ通信技術を指し得る。いくつかの例では、M2M通信またはMTCは、情報を測定またはキャプチャするためにセンサーまたはメーターを組み込み、情報を活用することができる中央サーバまたはアプリケーションプログラムにその情報を中継するか、あるいはプログラムまたはアプリケーションと対話する人間に情報を提示する、デバイスからの通信を含み得る。いくつかのUE115は、情報を収集するか、またはマシンの自動化された挙動を可能にするように設計され得る。MTCデバイスのための適用例の例は、スマートメータリング、インベントリ監視、水位監視、機器監視、ヘルスケア監視、野生生物監視、天候および地質学的事象監視、フリート管理およびトラッキング、リモートセキュリティ検知、物理的アクセス制御、ならびにトランザクションベースのビジネスの課金を含む。
[0076] いくつかのUE115は、半二重通信など、電力消費を低減する動作モード(たとえば、同時に送信および受信をサポートするのではなく、送信または受信を介した一方向通信をサポートするモード)を採用するように構成され得る。いくつかの例では、半二重通信は、低減されたピークレートにおいて実行され得る。UE115のための他の電力節約技法は、アクティブ通信に関与していないか、または限られた帯域幅上で(たとえば、狭帯域通信に従って)動作しているとき、電力節約「ディープスリープ(deep sleep)」モードに入ることを含む。いくつかの場合には、UE115は、クリティカルな機能(たとえば、ミッションクリティカルな機能)をサポートするように設計され得、ワイヤレス通信システム100は、これらの機能のための超高信頼通信を与えるように構成され得る。
[0077] いくつかの場合には、UE115はまた、(たとえば、ピアツーピア(P2P)またはデバイスツーデバイス(D2D)プロトコルを使用して)他のUE115と直接通信することが可能であり得る。D2D通信を利用するUE115のグループのうちの1つまたは複数が、基地局105の地理的カバレージエリア110内にあり得る。そのようなグループ中の他のUE115は、基地局105の地理的カバレージエリア110外にあるか、またはさもなければ、基地局105からの送信を受信することができないことがある。いくつかの場合には、D2D通信を介して通信するUE115のグループは、各UE115がグループ中のあらゆる他のUE115に送信する1対多(1:M)システムを利用し得る。いくつかの場合には、基地局105が、D2D通信のためのリソースのスケジューリングを促進する。いくつかの場合には、D2D通信は、基地局105の関与なしにUE115間で行われる。
[0078] 基地局105は、コアネットワーク130および互いと通信し得る。たとえば、基地局105は、バックホールリンク132を通して(たとえば、S1または他のインターフェースを介して)コアネットワーク130とインターフェースし得る。基地局105は、直接(たとえば、基地局105間で直接)または間接的に(たとえば、コアネットワーク130を介して)のいずれかでバックホールリンク134上で(たとえば、X2または他のインターフェースを介して)互いと通信し得る。
[0079] コアネットワーク130は、ユーザ認証と、アクセス認可と、トラッキングと、インターネットプロトコル(IP)接続性と、他のアクセス、ルーティング、またはモビリティ機能とを与え得る。コアネットワーク130は、少なくとも1つのモビリティ管理エンティティ(MME)と、少なくとも1つのサービングゲートウェイ(S-GW)と、少なくとも1つのパケットデータネットワーク(PDN)ゲートウェイ(P-GW)とを含み得る発展型パケットコア(EPC)であり得る。MMEは、EPCに関連する基地局105によってサービスされるUE115のための、モビリティ、認証、およびベアラ管理など、非アクセス層(たとえば、制御プレーン)機能を管理し得る。ユーザIPパケットはS-GWを通して転送され得、S-GW自体はP-GWに接続され得る。P-GWはIPアドレス割振りならびに他の機能を与え得る。P-GWは、ネットワーク事業者のIPサービスに接続され得る。事業者のIPサービスは、インターネット、(1つまたは複数の)イントラネット、IPマルチメディアサブシステム(IMS)、およびパケット交換(PS)ストリーミングサービスへのアクセスを含み得る。
[0080] 基地局105など、ネットワークデバイスのうちの少なくともいくつかは、アクセスノードコントローラ(ANC)の一例であり得る、アクセスネットワークエンティティなど、副構成要素を含み得る。各アクセスネットワークエンティティは、無線ヘッド、スマート無線ヘッド、または送信/受信ポイント(TRP)と呼ばれることがある、いくつかの他のアクセスネットワーク送信エンティティを通してUE115と通信し得る。いくつかの構成では、各アクセスネットワークエンティティまたは基地局105の様々な機能は、様々なネットワークデバイス(たとえば、無線ヘッドおよびアクセスネットワークコントローラ)にわたって分散されるか、または単一のネットワークデバイス(たとえば、基地局105)にコンソリデートされ得る。
[0081] ワイヤレス通信システム100は、一般に300MHz~300GHzの範囲内の、1つまたは複数の周波数帯域を使用して動作し得る。概して、300MHzから3GHzまでの領域は、波長が長さ約1デシメートルから1メートルに及ぶので、極超短波(UHF)領域またはデシメートル帯域として知られている。UHF波は、建築物および環境特徴によって阻止またはリダイレクトされ得る。しかしながら、波は、マクロセルが、屋内に位置するUE115にサービスを与えるために、十分に構造を透過し得る。UHF波の送信は、300MHzを下回るスペクトルの高周波(HF)または超短波(VHF)部分のより小さい周波数およびより長い波を使用する送信と比較してより小さいアンテナおよびより短い距離(たとえば、100km未満)に関連し得る。
[0082] ワイヤレス通信システム100はまた、センチメートル帯域としても知られる、3GHzから30GHzまでの周波数帯域を使用する超高周波(SHF)領域中で動作し得る。SHF領域は、他のユーザからの干渉を許容することができるデバイスによって日和見的に使用され得る、5GHz産業科学医療用(ISM)帯域などの帯域を含む。
[0083] ワイヤレス通信システム100はまた、ミリメートル帯域としても知られる、(たとえば、30GHzから300GHzまでの)スペクトルの極高周波(EHF)領域中で動作し得る。いくつかの例では、ワイヤレス通信システム100は、UE115と基地局105との間のミリメートル波(mmW:millimeter wave)通信をサポートし得、それぞれのデバイスのEHFアンテナは、UHFアンテナよりも一層小さく、より間隔が密であり得る。いくつかの場合には、これは、UE115内のアンテナアレイの使用を促進し得る。しかしながら、EHF送信の伝搬は、SHF送信またはUHF送信よりも一層大きい大気減衰および短い距離を受け得る。本明細書で開示される技法は、1つまたは複数の異なる周波数領域を使用する送信にわたって採用され得、これらの周波数領域にわたる帯域の指定された使用は、国または規制主体によって異なり得る。
[0084] いくつかの場合には、ワイヤレス通信システム100は、認可無線周波数スペクトル帯域と無認可無線周波数スペクトル帯域の両方を利用し得る。たとえば、ワイヤレス通信システム100は、5GHz ISM帯域などの無認可帯域においてライセンス支援型アクセス(LAA)、LTE無認可(LTE-U)無線アクセス技術、またはNR技術を採用し得る。無認可無線周波数スペクトル帯域において動作するとき、基地局105およびUE115などのワイヤレスデバイスは、データを送信する前に周波数チャネルがクリアであることを保証するために、リッスンビフォアトーク(LBT)プロシージャを採用し得る。いくつかの場合には、無認可帯域における動作は、認可帯域(たとえば、LAA)において動作するCCとともに、CA構成に基づき得る。無認可スペクトルにおける動作は、ダウンリンク送信、アップリンク送信、ピアツーピア送信、またはこれらの組合せを含み得る。無認可スペクトルにおける複信は、周波数分割複信(FDD)、時分割複信(TDD)、またはその両方の組合せに基づき得る。
[0085] いくつかの例では、基地局105またはUE115は、送信ダイバーシティ、受信ダイバーシティ、多入力多出力(MIMO)通信、またはビームフォーミングなどの技法を採用するために使用され得る、複数のアンテナを装備し得る。たとえば、ワイヤレス通信システム100は、送信デバイス(たとえば、基地局105)と受信デバイス(たとえば、UE115)との間の送信方式を使用し得、ここで、送信デバイスは複数のアンテナを装備し、受信デバイスは1つまたは複数のアンテナを装備する。MIMO通信は、空間多重化と呼ばれることがある、異なる空間レイヤを介して複数の信号を送信または受信することによってスペクトル効率を増加させるために、マルチパス信号伝搬を採用し得る。複数の信号は、たとえば、異なるアンテナまたはアンテナの異なる組合せを介して送信デバイスによって送信され得る。同様に、複数の信号は、異なるアンテナまたはアンテナの異なる組合せを介して受信デバイスによって受信され得る。複数の信号の各々は、別々の空間ストリームと呼ばれることがあり、同じデータストリーム(たとえば、同じコードワード)または異なるデータストリームに関連するビットを搬送し得る。異なる空間レイヤは、チャネル測定および報告のために使用される異なるアンテナポートに関連し得る。MIMO技法は、複数の空間レイヤが同じ受信デバイスに送信されるシングルユーザMIMO(SU-MIMO)と、複数の空間レイヤが複数のデバイスに送信されるマルチユーザMIMO(MU-MIMO)とを含む。
[0086] 空間フィルタ処理、方向性送信、または方向性受信と呼ばれることもある、ビームフォーミングは、送信デバイスと受信デバイスとの間の空間経路に沿ってアンテナビーム(たとえば、送信ビームまたは受信ビーム)を整形またはステアリングするために送信デバイスまたは受信デバイス(たとえば、基地局105またはUE115)において使用され得る信号処理技法である。ビームフォーミングは、アンテナアレイに対する特定の配向において伝搬する信号が強め合う干渉を経験し、他のものが弱め合う干渉を経験するように、アンテナアレイのアンテナ要素を介して通信される信号を組み合わせることによって達成され得る。アンテナ要素を介して通信される信号の調整は、送信デバイスまたは受信デバイスが、デバイスに関連するアンテナ要素の各々を介して搬送される信号にいくつかの振幅および位相オフセットを適用することを含み得る。アンテナ要素の各々に関連する調整は、(たとえば、送信デバイスまたは受信デバイスのアンテナアレイに対する、または何らかの他の配向に対する)特定の配向に関連するビームフォーミング重みセットによって定義され得る。
[0087] 一例では、基地局105は、UE115との方向性通信のためのビームフォーミング動作を行うために、複数のアンテナまたはアンテナアレイを使用し得る。たとえば、いくつかの信号(たとえば、同期信号、基準信号、ビーム選択信号、または他の制御信号)は、異なる方向において複数回基地局105によって送信され得、これは、信号が、送信の異なる方向に関連する異なるビームフォーミング重みセットに従って送信されることを含み得る。異なるビーム方向における送信は、基地局105による後続の送信および/または受信のためにビーム方向を(たとえば、基地局105、またはUE115などの受信デバイスによって)識別するために使用され得る。特定の受信デバイスに関連するデータ信号など、いくつかの信号は、単一のビーム方向(たとえば、UE115などの受信デバイスに関連する方向)において基地局105によって送信され得る。いくつかの例では、単一のビーム方向に沿った送信に関連するビーム方向は、異なるビーム方向において送信された信号に少なくとも部分的に基づいて決定され得る。たとえば、UE115は、異なる方向において基地局105によって送信された信号のうちの1つまたは複数を受信し得、UE115は、最高信号品質、またはさもなければ許容できる信号品質をもつそれが受信した信号の指示を基地局105に報告し得る。これらの技法は、基地局105によって1つまたは複数の方向において送信される信号に関して説明されたが、UE115は、(たとえば、UE115による後続の送信または受信のためのビーム方向を識別するために)異なる方向において複数回信号を送信するか、あるいは、(たとえば、受信デバイスにデータを送信するために)単一の方向において信号を送信するための、同様の技法を採用し得る。
[0088] 受信デバイス(たとえば、mmW受信デバイスの一例であり得るUE115)は、同期信号、基準信号、ビーム選択信号、または他の制御信号など、様々な信号を基地局105から受信したとき、複数の受信ビームを試み得る。たとえば、受信デバイスは、異なるアンテナサブアレイを介して受信することによって、受信された信号を異なるアンテナサブアレイに従って処理することによって、アンテナアレイの複数のアンテナ要素において受信された信号に適用される異なる受信ビームフォーミング重みセットに従って受信することによって、または、受信された信号をアンテナアレイの複数のアンテナ要素において受信された信号に適用される異なる受信ビームフォーミング重みセットに従って処理することによって、複数の受信方向を試み得、それらのいずれも、異なる受信ビームまたは受信方向に従って「リッスンすること」と呼ばれることがある。いくつかの例では、受信デバイスは、(たとえば、データ信号を受信するとき)単一のビーム方向に沿って受信するために単一の受信ビームを使用し得る。単一の受信ビームは、異なる受信ビーム方向に従ってリッスンすることに少なくとも部分的に基づいて決定されたビーム方向(たとえば、複数のビーム方向に従ってリッスンすることに少なくとも部分的に基づいて、最高信号強度、最高信号対雑音比、またはさもなければ許容できる信号品質を有すると決定されたビーム方向)に調整(align)され得る。
[0089] いくつかの場合には、基地局105またはUE115のアンテナは、MIMO動作、あるいは送信または受信ビームフォーミングをサポートし得る1つまたは複数のアンテナアレイ内に位置し得る。たとえば、1つまたは複数の基地局アンテナまたはアンテナアレイは、アンテナ塔など、アンテナアセンブリにおいてコロケートされ得る。いくつかの場合には、基地局105に関連するアンテナまたはアンテナアレイは、多様な地理的ロケーション中に位置し得る。基地局105は、基地局105がUE115との通信のビームフォーミングをサポートするために使用し得るアンテナポートのいくつかの行および列をもつアンテナアレイを有し得る。同様に、UE115は、様々なMIMOまたはビームフォーミング動作をサポートし得る1つまたは複数のアンテナアレイを有し得る。
[0090] いくつかの場合には、ワイヤレス通信システム100は、階層化プロトコルスタックに従って動作するパケットベースネットワークであり得る。ユーザプレーンでは、ベアラまたはパケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)レイヤにおける通信はIPベースであり得る。無線リンク制御(RLC)レイヤが、いくつかの場合には、論理チャネル上で通信するためにパケットセグメンテーションおよびリアセンブリを実行し得る。MACレイヤが、優先度処理と、トランスポートチャネルへの論理チャネルの多重化とを実行し得る。MACレイヤはまた、リンク効率を改善するために、MACレイヤにおける再送信を行うためにHARQを使用し得る。制御プレーンでは、RRCプロトコルレイヤは、ユーザプレーンデータのための無線ベアラをサポートする、UE115と基地局105またはコアネットワーク130との間のRRC接続の確立と構成と保守とを行い得る。物理(PHY)レイヤにおいて、トランスポートチャネルは物理チャネルにマッピングされ得る。
[0091] いくつかの場合には、UE115および基地局105は、データが正常に受信される可能性を増加させるためにデータの再送信をサポートし得る。HARQフィードバックは、データが通信リンク125上で正確に受信される可能性を増加させる1つの技法である。HARQは、(たとえば、CRCを使用する)誤り検出と、前方誤り訂正(FEC)と、再送信(たとえば、自動再送要求(ARQ))との組合せを含み得る。HARQは、不良な無線状態(たとえば、信号対雑音状態)でのMACレイヤにおけるスループットを改善し得る。いくつかの場合には、ワイヤレスデバイスは、同スロットHARQフィードバックをサポートし得、ここで、デバイスは、特定のスロット中の前のシンボル中で受信されたデータについて、そのスロット中でHARQフィードバックを与え得る。いくつかの場合には、デバイスは、後続のスロット中で、または何らかの他の時間間隔に従って、HARQフィードバックを与え得る。
[0092] LTEまたはNRにおける時間間隔は、たとえば、Ts=1/30,720,000秒のサンプリング期間を指し得る、基本時間単位の倍数単位で表され得る。通信リソースの時間間隔は、各々が10ミリ秒(ms)の持続時間を有する無線フレームに従って編成され得、ここで、フレーム期間は、Tf=307,200Tsとして表され得る。無線フレームは、0から1023に及ぶシステムフレーム番号(SFN)によって識別され得る。各フレームは、0から9までの番号を付けられた10個のサブフレームを含み得、各サブフレームは、1msの持続時間を有し得る。サブフレームは、各々が0.5msの持続時間を有する2つのスロットにさらに分割され得、各スロットは、(たとえば、各シンボル期間にプリペンドされたサイクリックプレフィックスの長さに応じて)6つまたは7つの変調シンボル期間を含んでいることがある。サイクリックプレフィックスを除いて、各シンボル期間は2048個のサンプリング期間を含んでいることがある。いくつかの場合には、サブフレームは、ワイヤレス通信システム100の最も小さいスケジューリングユニットであり得、送信時間間隔(TTI:transmission time interval)と呼ばれることがある。いくつかの場合には、ワイヤレス通信システム100の最も小さいスケジューリングユニットは、サブフレームよりも短いことがあるか、または(たとえば、短縮TTI(sTTI)のバーストにおいて、またはsTTIを使用する選択されたコンポーネントキャリアにおいて)動的に選択され得る。
[0093] いくつかのワイヤレス通信システムでは、スロットは、1つまたは複数のシンボルを含んでいる複数のミニスロットにさらに分割され得る。いくつかの事例では、ミニスロットのシンボルまたはミニスロットは、スケジューリングの最も小さいユニットであり得る。各シンボルは、たとえば、動作のサブキャリア間隔または周波数帯域に応じて持続時間が変動し得る。さらに、いくつかのワイヤレス通信システムは、複数のスロットまたはミニスロットが一緒にアグリゲート(aggregate)され、UE115と基地局105との間の通信のために使用される、スロットアグリゲーション(slot aggregation)を実装し得る。
[0094] 「キャリア」という用語は、通信リンク125上での通信をサポートするための定義された物理レイヤ構造を有する無線周波数スペクトルリソースのセットを指す。たとえば、通信リンク125のキャリアは、所与の無線アクセス技術のための物理レイヤチャネルに従って動作される無線周波数スペクトル帯域の一部分を含み得る。各物理レイヤチャネルは、ユーザデータ、制御情報、または他のシグナリングを搬送し得る。キャリアは、あらかじめ定義された周波数チャネル(たとえば、E-UTRA絶対無線周波数チャネル番号(EARFCN))に関連し得、UE115による発見のためにチャネルラスタに従って配置され得る。キャリアは、(たとえば、FDDモードでは)ダウンリンクまたはアップリンクであるか、あるいは、(たとえば、TDDモードでは)ダウンリンク通信およびアップリンク通信を搬送するように構成され得る。いくつかの例では、キャリア上で送信される信号波形は、(たとえば、OFDMまたはDFT-s-OFDMなどのマルチキャリア変調(MCM)技法を使用して)複数のサブキャリアからなり得る。
[0095] キャリアの組織的構造は、異なる無線アクセス技術(たとえば、LTE、LTE-A、LTE-A Pro、NRなど)について異なり得る。たとえば、キャリア上での通信は、TTIまたはスロットに従って編成され得、その各々は、ユーザデータ、ならびにユーザデータを復号することをサポートするための制御情報またはシグナリングを含み得る。キャリアはまた、そのキャリアのための動作を協調させる専用捕捉シグナリング(たとえば、同期信号またはシステム情報など)および制御シグナリングを含み得る。(たとえば、キャリアアグリゲーション構成における)いくつかの例では、キャリアは、他のキャリアのための動作を協調させる捕捉シグナリングまたは制御シグナリングをも有し得る。いくつかの例では、シグナリングはRRCシグナリングであり得る。
[0096] 物理チャネルは、様々な技法に従ってキャリア上で多重化され得る。物理制御チャネルおよび物理データチャネルは、たとえば、時分割多重化(TDM)技法、周波数分割多重化(FDM)技法、またはハイブリッドTDM-FDM技法を使用して、ダウンリンクキャリア上で多重化され得る。いくつかの例では、物理制御チャネル中で送信された制御情報は、カスケード様式で異なる制御領域間で(たとえば、共通制御領域または共通探索空間と1つまたは複数のUE固有制御領域またはUE固有探索空間との間で)分散され得る。
[0097] キャリアは、無線周波数スペクトルの特定の帯域幅に関連し得、いくつかの例では、キャリア帯域幅は、キャリアまたはワイヤレス通信システム100の「システム帯域幅」と呼ばれることがある。たとえば、キャリア帯域幅は、特定の無線アクセス技術のキャリアのためのいくつかの所定の帯域幅のうちの1つ(たとえば、1.4、3、5、10、15、20、40、または80MHz)であり得る。いくつかの例では、各被サービスUE115は、キャリア帯域幅の部分または全部の上で動作するために構成され得る。他の例では、いくつかのUE115は、キャリア内のあらかじめ定義された部分または範囲(たとえば、サブキャリアまたはRBのセット)に関連する狭帯域プロトコルタイプを使用する動作のために構成され得る(たとえば、狭帯域プロトコルタイプの「帯域内」展開)。
[0098] MCM技法を採用するシステムでは、リソース要素は、1つのシンボル期間(たとえば、1つの変調シンボルの持続時間)と1つのサブキャリアとからなり得、ここで、シンボル期間とサブキャリア間隔とは、逆関係にある。各リソース要素によって搬送されるビット数は、変調方式(たとえば、変調方式の次数)に依存し得る。したがって、UE115が受信するREが多いほど、また変調方式の次数が高いほど、UE115のためのデータレートは高くなり得る。MIMOシステムでは、ワイヤレス通信リソースは、無線周波数スペクトルリソースと、時間リソースと、空間リソース(たとえば、空間レイヤ)との組合せを指し得、複数の空間レイヤの使用は、UE115との通信のためのデータレートをさらに増加させ得る。
[0099] ワイヤレス通信システム100のデバイス(たとえば、基地局105またはUE115)は、特定のキャリア帯域幅上での通信をサポートするハードウェア構成を有し得るか、または、キャリア帯域幅のセットのうちの1つの上での通信をサポートするように構成可能であり得る。いくつかの例では、ワイヤレス通信システム100は、2つ以上の異なるキャリア帯域幅に関連するキャリアを介した同時通信をサポートすることができる基地局105および/またはUEを含み得る。
[0100] ワイヤレス通信システム100は、複数のセルまたはキャリア上でのUE115との通信、すなわち、キャリアアグリゲーション(CA:carrier aggregation)またはマルチキャリア動作と呼ばれることがある特徴をサポートし得る。UE115は、キャリアアグリゲーション構成に従って、複数のダウンリンクCCと1つまたは複数のアップリンクCCとで構成され得る。キャリアアグリゲーションは、FDDコンポーネントキャリアとTDDコンポーネントキャリアの両方とともに使用され得る。
[0101] いくつかの場合には、ワイヤレス通信システム100は拡張コンポーネントキャリア(eCC:enhanced component carrier)を利用し得る。eCCは、より広いキャリアまたは周波数チャネル帯域幅、より短いシンボル持続時間、より短いTTI持続時間、あるいは変更された制御チャネル構成を含む、1つまたは複数の特徴によって特徴づけられ得る。いくつかの場合には、eCCは、(たとえば、複数のサービングセルが準最適または理想的でないバックホールリンクを有するとき)キャリアアグリゲーション構成またはデュアル接続性構成に関連し得る。eCCはまた、(たとえば、2つ以上の事業者が、スペクトルを使用することを可能にされた場合)無認可スペクトルまたは共有スペクトルにおいて使用するために構成され得る。広いキャリア帯域幅によって特徴づけられるeCCは、キャリア帯域幅全体を監視することが可能でないか、またはさもなければ(たとえば、電力を節約するために)限られたキャリア帯域幅を使用するように構成されたUE115によって利用され得る1つまたは複数のセグメントを含み得る。
[0102] いくつかの場合には、eCCは、他のCCとは異なるシンボル持続時間を利用し得、これは、他のCCのシンボル持続時間と比較して低減されたシンボル持続時間の使用を含み得る。より短いシンボル持続時間は、隣接するサブキャリア間の増加された間隔に関連し得る。eCCを利用する、UE115または基地局105などのデバイスは、低減されたシンボル持続時間(たとえば、16.67マイクロ秒)において(たとえば、20、40、60、80MHzなどの周波数チャネルまたはキャリア帯域幅に従って)広帯域信号を送信し得る。eCC中のTTIは、1つまたは複数のシンボル期間からなり得る。いくつかの場合には、TTI持続時間(すなわち、TTI中のシンボル期間の数)は可変であり得る。
[0103] NRシステムなどのワイヤレス通信システムは、特に、認可スペクトル帯域と、共有スペクトル帯域と、無認可スペクトル帯域との任意の組合せを利用し得る。eCCシンボル持続時間とサブキャリア間隔とのフレキシビリティは、複数のスペクトルにわたるeCCの使用を可能にし得る。いくつかの例では、NR共有スペクトルは、詳細にはリソースの動的垂直(たとえば、周波数にわたる)共有と水平(たとえば、時間にわたる)共有とを通して、スペクトル利用率とスペクトル効率とを増加させ得る。
[0104] UE115および基地局105は、アップリンク送信とダウンリンク送信とを交換するための接続を確立し得る。UE115および基地局105は、送信が誤り検出をパスしたかどうかまたは前の送信が再送信されるべきであるかどうかを互いに知らせるために肯定応答フィードバックを与える。アップリンク送信の場合、基地局105は、アップリンク共有チャネル(たとえば、PUSCH)内のリソースをUE115に許可し得、UE115は、割り振られたPUSCHリソース内で送られる送信に、ACK/NACKデータ、CSIデータなどのUCIをピギーバックし得る。
[0105] 一例では、UE115は、1つまたは複数のパラメータを示し、アップリンク送信のためのアップリンク共有チャネル内のリソースの許可を含む、サービング基地局105からのダウンリンクシグナリング(たとえば、DCI指示、RRCシグナリング)を受信し、処理し得る。許可は、アップリンク共有チャネル内の1つまたは複数のリソースブロック中のREのセットがアップリンク送信のためにUE115に割り振られることを示し得る。UE115は、次いで、アップリンク送信内で送られるべき異なるタイプの制御情報および/またはアップリンクデータのセットの間で、割り振られるREをどのように分配すべきかを決定し得る。
[0106] いくつかの場合には、UE115は、PUSCHの時間および周波数リソース上でマッピングするための、MACレイヤからのUL-SCHデータおよびシグナリングを有し得る。いくつかの場合には、UEは、基地局へのアップリンク通信の一部として、PUSCH送信において送信する(たとえば、ピギーバックする)ためのUCIをも有し得る。UCIは、(1)1つまたは複数のコンポーネントキャリアのためのHARQ ACK/NACK情報、(2)1つまたは複数のコンポーネントキャリアのための周期CSIまたは非周期CSIフィードバック、(3)スケジューリング要求(SR:scheduling request)、(4)バッファステータス報告(BSR:buffer status report)などの任意の組合せを含み得る制御シグナリング(control signaling)である。
[0107] UCIは、UL-SCHデータをトランスポートすることもしないこともあるPUSCHリソースにピギーバックされ得る。たとえば、UEは、UL-SCHデータをもつPUSCH(たとえば、MACレイヤアップリンク共有チャネル)にUCIをピギーバックし得る。別の例では、UEは、UL-SCHデータを含まないPUSCH送信を介して、非周期CSI(A-CSI)フィードバックなどのUCIを送信し得る。別の例では、UEは、UL-SCHデータをもたないPUSCH送信においてHARQ-ACKデータとA-CSIの両方を送信し得る。
[0108] 制御シグナリング(たとえば、RRCシグナリング)を介して基地局から受信されたREの許可および1つまたは複数のパラメータに基づいて、UE115は、肯定応答フィードバックデータ(たとえば、HARQ-ACKデータ)およびマルチパートCSI指示(multi-part CSI indication)(たとえば、CSIパート1、CSIパート2)に割り振るためのREの量を計算し得る。一例では、HARQ-ACKデータを含み、UL-SCHデータを含まないPUSCH送信の場合、Q’ACKとして示された、HARQ-ACKデータのために割り振るためのREの数(たとえば、HARQ-ACKデータのためのレイヤごとのコード化変調シンボルの数)は、式(1)によって決定され得る。
ここで、OACKは、送信のために利用可能なHARQ-ACKビットの数であり得、LACKは、PUSCH送信中に含まれるべきCRCビットの数であり得る。UE115は、CRCビットについての値を生成するために、PUSCH送信において送られているHARQ-ACKビットにCRCアルゴリズムを適用し得る。OCSI-part1は、PUSCH送信における、送信のために利用可能なCSIパート1データのためのビット数を表し得る。LCSI-part1は、OCSI-part1とともに含まれるべきCRCビットの数であり得る。UE115は、CRCビットについての値を生成するために、PUSCH送信において送られているCSIパート1ビットにCRCアルゴリズムを適用し得る。
は、サブキャリアの数として表された、PUSCH送信のスケジュールされた帯域幅であり得る。
は、DMRSのために使用されるすべてのOFDM/シングルキャリア周波数分割多元接続(SC-FDMA)シンボルを除く、PUSCH送信のOFDMシンボルの数であり得る。
[0109]
は、基地局105からUE115によって受信されたダウンリンクシグナリング(たとえば、DCI、RRCシグナリングなど)に基づいて設定された値を有するリソーススケーリングファクタ(たとえば、線形スケーリングファクタ)であり得る。たとえば、
は、
として表され得、ここで、
は、HARQ-ACKビットについての重み付け比例であり、
は、CSIパート1のビットについての重み付け比例である。
は、PUSCH送信における、PTRSを搬送するOFDMシンボル中のサブキャリアの数であり得る。
は、PUSCH送信における、PTRSを搬送するOFDMシンボルの数であり得る。
は、セット(set)
中の要素の数であり得、ここで、
は、
の場合の、OFDMシンボル期間l中のUCIの送信のために利用可能なREのセットであり、
は、PTRSによって占有され、したがって、セット
中で除外される、REを減じたPUSCHのOFDMシンボルの総数である。PTRSによって占有されるREは、
および
に基づいて決定され得る。
[0110] 式(1)に基づいて、UE115は、HARQ-ACKデータのために割り振るためのPUSCH送信のREの数を決定し得る。UE115は、計算されたREの数に基づいて、(CRCビットを含む)HARQ-ACKデータをPUSCH送信のREにマッピングし得る。UE115は、CSIフィードバックの送信のために割り振るためのREの数をも決定し得る。UE115は、計算されたREの数に基づいて、(CRCビットを含む)1つまたは複数のCSIデータ割振りをマッピングし得る。UE115は、次いで、マッピングに基づいてPUSCH送信を生成し得る。
[0111] 基地局105は、PUSCH送信のための割り振られたREを監視し、割り振られたREから、送信されたUCIデータを復号することを試み得る。基地局105は、それぞれのUCIデータペイロードの各々が適切に受信されたかどうかを決定するためにCRCビットを使用し得る。UE115と基地局105の両方は、HARQ-ACKデータのためのペイロードサイズと、アップリンク送信のためにUE115に割り振られたREとを知り得る。特に、基地局105は、ダウンリンクパケットのスケジュールされた数に基づいてHARQ-ACKのペイロードサイズを知り得る。さらに、UE115と基地局105の両方は、基地局において確立されたCSIフィードバックタイプ/モード構成を仮定すれば、CSIパート1のペイロードサイズを知り得る。
[0112] しかしながら、CSIパート2のためのペイロードサイズは、ランク依存であり、したがって、UEによって構成され得る。特に、UE115は、後続の物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH:physical downlink shared channel)シグナリングのためのランク指示(RI:rank indication)を生成し、CSIパート1内でその指示を与え得る。その結果、基地局105は、CSIパート1を復号するまで、CSIパート2のためのペイロードサイズに気づいていないことがある。さらに、CSIパート2のためのペイロードサイズは、アップリンク送信ごとに著しくおよび動的に(たとえば、コンポーネントキャリアごとに0~200ビット)変動であり、それにより、リソースが異なるUCIタイプの間でアップリンク送信においてどのようにスプリットされるかの、基地局105における不確実性を生じ得る。
[0113] 従来の技法は、アップリンク送信においてHARQ-ACKデータとCSIデータとの間でREを非効率的にスプリットする。すなわち、UCIがPUSCHにピギーバックされたとき、許可されたREをスプリットするための従来の技法は、単一のUCIタイプが不相応に多数の許可されたREを取得し、他のUCIタイプが少数の許可されたREを取得する(または許可されたREのうちのいずれをも取得しない)スプリットを生じ得る。特に、式(1)の商は、分母値としてCSIパート1を単独で含み、CSIパート2データまたはHARQ-ACKデータについての値を含まない。その結果、HARQ-ACKデータのためのリソース割当ては、いくつかの状況において不均等であり得る。たとえば、HARQ-ACKデータ、CSIパート1データ、およびCSIパート2データの各々のためのペイロードサイズOが同じであるかどうか、ならびに重み付け係数βが同じであるかどうかを考慮する。したがって、
(OACK+LACK)=(OCSI-part1+LCSI-part1)=(OCSI-part2+LCSI-part2)および
である。
[0114] 割り振られるREがHARQ-ACKデータとCSIパート1データとCSIパート2データとの間で少なくともいくぶん一様にスプリットされること(たとえば、REの均一な割当て)が予想される。しかしながら、HARQ-ACKデータ、CSIパート1データ、およびCSIパート2データの各々のためのペイロードサイズOが同じである、ならびに重み付け係数βを、式(1)に挿入すると、最小関数の左側は
となり、これは、PUSCH REのすべて
がHARQ-ACKデータに割り振られ、いずれもCSIパート1データまたはCSIパート2データに割り振られないことを意味する。したがって、従来の技法は、HARQ-ACKデータにREを不均等に割り振り得る。
[0115] 少なくともこの問題を改善するために、本明細書で説明される技法は、HARQ-ACKデータ、CSIパート1データ、およびCSIパート2データ、ならびに随意にUL-SCHデータの各々への、PUSCH送信の割り振られるREを効率的にスプリットし得る。いくつかの例では、スプリットすることは、CSIパート2のための基準ペイロードサイズに基づき得る。UE115および基地局105は、アップリンク基準信号(uplink reference signal)のために割り振られるREをどのようにスプリットすべきかを計算し得、いくつかの例では、基準ペイロードサイズに従ってそれを計算し得る。基準ペイロードサイズの値は、他のUCIタイプという犠牲を払って、不相応な量の利用可能なREがUCIタイプのうちの1つに割り振られる可能性を低減し得る。
[0116] ワイヤレス通信システム100のいくつかの例では、PUSCH送信に対応するRE上へのUCIのマッピングを含む、様々なPUSCHリソースピギーバック展開シナリオがサポートされ得る。UE115は、UCIおよび/またはUL-SCHデータを、アップリンク送信のための許可によって割り振られるREにマッピングし得る。いくつかの例では、UE115は、UL-SCHデータをもつまたはもたないPUSCH送信にUCIをピギーバックし得る。
[0117] 一例では、UE115は、アップリンクリソース割振りの一部として基地局105から許可を受信し得る。許可は、アップリンク共有チャネルの1つまたは複数のリソースブロックおよび対応するREがアップリンク送信(たとえば、PUSCH送信)のためにUE115に割り振られることを示し得る。いくつかの場合には、UE115は、少なくともTTIごとに(たとえば、スロットごとに)サービング基地局105からダウンリンクシグナリングを介して(たとえば、ダウンリンク制御情報(DCI)を介して)1つまたは複数のパラメータを受信し得る。パラメータは、重み付け係数、割振り上限パラメータなどであり得る。
[0118] いくつかの場合には、UE115は、1つまたは複数のパラメータ(たとえば、1つまたは複数の割振り上限パラメータ、1つまたは複数の重み付け係数など)を含み得る、基地局105からのRRCシグナリングを受信し、処理し得る。受信されたDCIおよび/またはRRCシグナリングに基づいて、UE115は、UCI組合せ(たとえば、UCI)をアップリンクリソース割振りのREにマッピングするためのリソースの数を計算し得る。さらに、いくつかの例では、UE115および基地局105の各々は、たとえば、CSIパート2のための基準ペイロードサイズに従って、REをスプリットし得る。その結果、UE115は、各UCIタイプのためのペイロードサイズおよび随意にUL-SCHデータのペイロードサイズに比例して、異なるUCIタイプ(たとえば、HARQ-ACK、CSIパート1、CSIパート2)および随意にUL-SCHデータの各々に割り振るためのREの数(たとえば、コード化変調シンボルの数)を決定し得る。UE115は、スプリットに基づいてアップリンク送信を生成し、許可中で示されたアップリンク共有チャネルのRE内でアップリンク送信を送信し得る。基地局105は、UCIタイプおよび随意にUL-SCHデータの間でREをどのようにスプリットすべきかの同様の計算を適用し、スプリットに従って生成されたアップリンク送信のためのアップリンク共有チャネルのREを監視し得る。
[0119] 図2は、本開示の様々な態様による、アップリンク共有チャネル上での送信のための異なるタイプの制御情報およびアップリンクデータの間のリソーススプリッティングをサポートするワイヤレス通信システム200の一例を示す。いくつかの例では、ワイヤレス通信システム200は、ワイヤレス通信システム100の態様を実装し得る。たとえば、ワイヤレス通信システム200は、図1を参照しながら説明された対応するデバイスの例であり得る、UE115-aと基地局105-aとを含む。ワイヤレス通信システム200は、UL-SCHデータを含むことも含まないこともあるPUSCH送信にCSIをピギーバックすることをサポートし得る。
[0120] UE115-aは、基地局105-aと同期され、基地局105-aにキャンプオンされ得る。一例では、UE115-aは、基地局105-aとのRRC接続の確立を開始し得、認可および無認可(共有)無線周波数スペクトル帯域リソース上で情報205を受信および送信するように構成され得る。UE115-aとサービスネットワークのP-GWとの間のエンドツーエンド接続性を確立するために、追加のベアラコンテキストが、PDN接続性の一部としてUE115-aに割り振られ得る。
[0121] UE115-aは、1つまたは複数のパラメータとアップリンク共有チャネル内のリソースのアップリンクリソース許可とのためのDCI指示および/またはRRCシグナリング指示を含む、基地局105-aからのダウンリンクシグナリングを受信し得る。いくつかの場合には、UE115-aは、リソーススケーリングの一部として、それぞれのUCIタイプに対応する重み付け係数のセットを取得するために、基地局105-aによって通信されたRRCシグナリングまたはDCIを処理し得る。いくつかの例では、ダウンリンクシグナリングは、異なるUCIタイプのセットおよび随意にUL-SCHデータの間でアップリンクリソース割振りのREをどのようにスプリットすべきかを計算するためにどの方法を使用すべきかを示し得る。
[0122] 許可は、OFDMシンボルのセットとサブキャリアのセットにわたる帯域幅とにわたり得る、アップリンク送信のために割り振られる時間および周波数リソースを示し得る。一例では、許可は、アップリンク送信のための1つまたは複数のリソースブロックのセットを識別し得、リソースブロックの各々はREのセットを含み得る。各リソース要素は、単一のサブキャリア(たとえば、トーン)および単一のOFDMシンボルに対応し得る。いくつかの場合には、UE115-aは、UL-SCHデータをトランスポートするためにPUSCH送信のためのREのうちのいくつかが割り振られるか、またはいずれも割り振られないと決定するために、許可を処理し得る。UE115-aは、許可のREへのリソース割振りのために、マルチパートCSIデータ送信(multi-part CSI data transmission)を含む、1つまたは複数のUCI組合せ(たとえば、タイプ)を決定し得る。さらに、いくつかの例では、UE115-aは、CSIパート2データのための基準ペイロードサイズを決定し得る。基準ペイロードサイズは、アップリンク送信中に含まれ、HARQ-ACKデータ、CSIパート1データ、および随意にUL-SCHデータに割り振るためのREの数を計算するための、本明細書で説明される式において使用されるべき、CSIパート2データのペイロードのサイズであり得る。
[0123] UE115-aは、アップリンク許可の割り振られるREのセットを評価し、アップリンクリソース割振り内の、UCIタイプおよび随意にUL-SCHデータの間のリソーススプリッティングを決定し得る。特に、UE115-aは、HARQ-ACKデータ、CSIパート1データ、CSIパート2データ、および随意にUL-SCHデータの間のアップリンクリソース割振りのREのスプリッティングを決定し得る。リソーススプリッティングは、UCIタイプの各々に、および随意にUL-SCHデータに割り振るためのREの数を計算することを含み得る。計算は、たとえばCSIパート2データのための基準ペイロードサイズを含む、各UCIタイプおよび随意にUL-SCHデータのための受信された重み付け係数およびそれぞれのペイロードサイズに比例し得る。決定は、他のタイプの情報および/またはデータ(たとえば、復調基準信号、PTRSなど)をトランスポートするために割り振られたPUSCH送信のREを除く、PUSCH送信のために割り振られた帯域幅とOFDMシンボルの総数との関数であり得る。
[0124] いくつかの場合には、UE115-aは、計算上の(calculative)関数のセットに基づいて、HARQ-ACKデータ、CSIパート1データ、CSIパート2データ、および随意にUL-SCHデータの各々に割り振るためのREの数を計算し得る。たとえば、HARQ-ACKおよびCSIパート1のための計算は、多入力単出力(MISO:multiple-input single-output)伝達関数(transfer function)に基づき得る。MISO関数は、各々、入力関数のペアの相対最小出力を計算し得る。いくつかの場合には、出力は、付加されたCRCビットの数を含むそれらのそれぞれのペイロードサイズ(たとえば、ビット数)に比例して、UCIタイプおよび随意にUL-SCHデータ間で、PUSCH送信のために、割り振られるREをスプリットするための指示を与え得る。
[0125] 割り振られるREのスプリッティングは、各UCIタイプの受信された重み付け係数(たとえば、リソースオフセット係数)および随意にUL-SCHデータによって線形的にスケーリングされ得る。いくつかの場合には、CSIパート1データおよび/またはHARQ-ACKデータに割り振られるREの数は、DMRS、PTRS、追加のUCIデータなどのうちの1つまたは複数に割り当てられたPUSCH送信のREを除く、利用可能なリソースの総数に基づく(たとえば、上限を定められた)最大値を有し得る。いくつかの例では、CSIパート2のためのREの計算された割振りは、計算された差に対応し得る。たとえば、計算された差は、HARQ-ACKおよびCSIパート1送信のための割り振られるREの計算された数を除くリソースの総数(たとえば、許可中で示されたすべての割り振られるRE)に基づく、CSIパート2についての要素の数に対応し得る。
[0126] いくつかの例では、UE115-aは、各UCIタイプへの割振りのためのREの量の上限を定め得る。特に、HARQ-ACK、CSIパート1、およびいくつかの場合には、CSIパート2のために割り振られ得るREの量の上限が、DCIおよび/またはRRCシグナリングを介して基地局105-aからUE115-aによって受信された1つまたは複数の割振り上限パラメータによって導入され得る。たとえば、UE115-aは、個々の多入力単出力(MISO)伝達関数に従ってHARQ-ACKおよびCSIパート1の各々についてのリソースの数を決定し得る。関数は、各々、入力関数のペアの相対最小出力を計算し得る。いくつかの場合には、最小出力は、各々、CSIパート2のための仮定された基準サイズに対するそれらのそれぞれのペイロードサイズに比例する、HARQ-ACKおよびCSIパート1の各々への割振りのためのREの数に対応し得る。
[0127] いくつかの例では、HARQ-ACKデータおよびCSIパート1データの各々に割り振られるREの数は、利用可能なリソースの総数の比例に基づく(たとえば、上限を定められた)最大値を有し得る。比例は、1つまたは複数の割振り上限パラメータに従って計算され得る。いくつかの例では、CSIパート2のためのREの計算された割振りは、計算された差、またはリソースの総数の比例重み付けのいずれかに対応し得る。詳細には、計算された差は、HARQ-ACKおよびCSIパート1送信のための割り振られるREの計算された数を除くリソースの総数(たとえば、許可中で示されたすべての割り振られるRE)に基づく、CSIパート2についてのリソース(たとえば、RE)の量に対応し得る。比例重み付けは、利用可能なリソースの総数の比例に対応し得る。HARQ-ACKおよびCSIパート1と同様に、CSIパート2のための比例は、1つまたは複数の追加のパラメータ化値に従って計算され得る。
[0128] UCIの各タイプおよび随意にUL-SCHデータのために割り振るためのREの数の計算に続いて、UE115-aは、各UCIタイプおよび随意にUL-SCHデータについてのREのそれぞれの計算された数に対応するマッピングパターンに従って、HARQ-ACKデータ、CSIパート1データ、CSIパート2データ、および随意にUL-SCHデータのためのREをマッピングし得る。一例では、基地局105-aは、HARQ-ACKデータ、CSIパート1および2データ、ならびに随意にUL-SCHデータについてのREの異なる数のためのマッピングパターンのセットでUE115-aを構成し得る。別の例では、UE115-aは、マッピングパターンのセットをローカルに記憶し得る。マッピングパターンは、リソーススプリッティング、およびいくつかの例ではCSIパート2のための基準ペイロードサイズに基づいて、PUSCH送信のどのREにおいて、HARQ-ACK指示、CSIパート1データ、CSIパート2データ、および随意にUL-SCHデータをマッピングすべきかを指定し得る。UE115-aはまた、PUSCH送信のREへの他のタイプのデータおよび/または情報(たとえば、DMRS、PTRS、UCI、CRCビットなど)をどこにマッピングすべきかを決定するためにマッピングパターンを処理し得る。UE115-aは、スプリットおよび対応するマッピングパターンに基づいてPUSCH送信を生成し、許可中で割り振られるアップリンク共有チャネルのRE内でPUSCH送信を送信し得る。
[0129] 基地局105-aは、UE115-aによって決定されたのと同様にして、各UCIタイプおよび随意にUL-SCHデータのための計算上の関数に基づいてアップリンクリソース割振りのREのリソーススプリッティングを計算し得る。基地局105-aは、各UCIタイプおよび随意にUL-SCHデータについてのREのそれぞれの計算された数に対応するマッピングパターンを決定し、計算されたリソーススプリットに対応する、UE115-aからのPUSCH送信のための共有チャネルを監視し得る。一例では、基地局105-aは、決定されたスプリットに従って許可中で割り振られるREに対応するアップリンク共有チャネルのコード化変調シンボルを復号することを試み得る。特に、基地局105-aは、HARQ-ACKデータとCSIパート1データとCSIパート2データと随意にUL-SCHデータとの間のリソーススプリッティング比例を決定し得る。いくつかの例では、そのような決定は、CSIパート2のための基準ペイロードサイズに基づき得る。基地局105-aは、次いで、アップリンク共有チャネルのREのうちのどれがHARQ-ACKデータを含むか、どのREがCSIパート1データを含むか、どのREがCSIパート2データを含むか、および随意にどのREがUL-SCHデータを含むかを知り得る。
[0130] 基地局105-aは、HARQ-ACKデータ、CSIパート1データ、CSIパート2データ、および随意にUL-SCHデータの既知のロケーションに従う、PUSCH送信のために割り振られるREの復号が、CRCチェックをパスしたかどうかを決定し得る。たとえば、基地局105-aの受信機は、既知のロケーションに従ってアップリンク共有チャネルの割り振られるREのシンボルを処理し、HARQ-ACKデータ、CSIパート1データ、CSIパート2データ、および随意にUL-SCHデータのそれぞれのペイロードに対応するCRCビットのロケーションを識別し得る。いくつかの場合には、観測された(すなわち、受信された)CRCビットが特定のペイロードのための予想されたCRCビットシーケンスに一致する(たとえば、HARQ-ACKデータペイロードのための受信されたCRCビットが、計算されたCRCビットに一致する)場合、基地局105-aは、そのペイロードの正確な受信を決定し得る。ペイロードのうちの少なくとも1つに対応するCRCチェックが失敗した場合、基地局105-aは、復号誤りを識別し、誤り検出をパスしなかったペイロードのうちの少なくとも1つまたは複数の再送信を要求し得る。
[0131] 本明細書で説明される例は、UCIデータタイプおよび随意にUL-SCHデータの間のアップリンクリソース割振りのリソーススプリッティングを計算するための改善された技法を提供し得、ここで、PUSCH送信はUL-SCHデータを含むことも含まないこともある。UE115-aは、DCIを介してまたはRRCシグナリングを介して1つまたは複数のパラメータを受信し、アップリンク送信のためのアップリンク共有チャネルのREのセットの許可を受信し、その後、HARQ-ACKデータ、CSIパート1データ、CSIパート2データ、および随意にUL-SCHデータに割り振るためのREのスプリットを計算し得る。いくつかの例では、そのような、スプリットを計算することは、CSIパート2のための基準ペイロードサイズに基づき得る。いくつかの例では、UCI組合せのデータペイロードに割り振るために利用可能なPUSCH送信のREの数は、DMRS、PTRSシグナリングなどのために割り振られるPUSCH送信のREを除外し得る。
[0132] 一例では、UE115-aは、HARQ-ACKデータ、CSIパート1データ、CSIパート2データ、および随意にUL-SCHデータの間で、アップリンク許可のREをスプリットすること得る。同様に、基地局105-aは、アップリンク送信を復号するより前にREのスプリットし得る。決定するための計算上の方法は、基地局105-aのダウンリンクシグナリング指示に基づいて、UE115-aおよび基地局105-aによって事前構成または協調され得る。
[0133] さらに、CSIパート2のための基準ペイロードサイズが、UE115-aと基地局105-aとの間で一緒に協調されるか、または基地局105-aおよびUE115-aの各々において事前構成され得る。図3Aは、本開示の様々な態様による、アップリンク共有チャネル上での送信のための異なるタイプの制御情報およびアップリンクデータの間のリソーススプリッティングをサポートする時間および周波数リソースの例示的な図300-aを示す。アップリンク送信のためにUE115-aに割り振られるRE370-aのセットを有するPUSCH355-aを含む送信時間間隔(TTI)305-aが図示されている。TTI305-aは、基地局105-aがアップリンク送信のためにUE115-aに割り振り得る時間および周波数リソースのセットである、OFDMシンボルのセットおよびセットサブキャリアに対応し得る。周波数が上下に示されており、時間が左右に示されている。TTI305-aの帯域幅は、基地局105-aが1つまたは複数のUE115に割り振り得るシステム帯域幅の一部分を表し得る。TTI305-aは時間的に繰り返し得、基地局105-aは、各TTI305-aを同じUEにまたは異なるUEに割り振り得る。TTI305-aの時間および周波数リソースは、12個のサブキャリアと14個のシンボル期間とを含むリソースブロックに対応し得る。TTI305-aの時間および周波数リソースは、他の数のサブキャリアおよび/またはシンボル期間を含み得る。
[0134] TTI305-aの第1のシンボル期間(たとえば、最左列)は物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH:physical downlink control channel)315-aであり得、第2のシンボル期間はガード期間(guard period)350であり得る。PDCCH315-aは、TTI305-aのPUSCH355-aのリソースをUE115-aに割り振る許可をトランスポートする、DCIなどのダウンリンクシグナリングを含み得る。いくつかの例では、ダウンリンクシグナリングは、基地局105-aおよび1つまたは複数のUE115における協調リソース計算のための計算方法指示をさらに含み得る。ダウンリンクシグナリングは、アップリンクリソース割振りのREのスプリッティングを計算する際に使用するための、HARQ-ACKデータ、CSIパート1データ、CSIパート2データ、および随意にUL-SCHデータの各々のための重み付け係数を含む、1つまたは複数のパラメータをさらに含み得る。ガード期間350は、ダウンリンク送信とアップリンク送信との間の干渉をなくすのを助けるための情報および/またはデータをトランスポートしないことがある。
[0135] PUSCH355-aは、TTI305-aの第3~第14のシンボル期間を含むシンボル期間360-aのセットとPUSCH355-aの帯域幅365-a内のサブキャリアのセットとに対応するREのセットであり得る。図示された例では、PUSCH355-aは、144個のRE370を含み、他の例では他の数のREを含み得る。
[0136] HARQ-ACKおよびCSIパート1の各々について、UE115-aは、多入力単出力(MISO)伝達関数のペアに従って、HARQ-ACKおよびCSIパート1に割り振るための、PUSCH355のREの数を計算し得る。MISO関数は、入力関数のペアの比較的小さい得られた値を計算し得る。より小さい得られた値は、それぞれ、HARQ-ACKデータおよびCSIパート1データに割り振るためのREの数であり得る。
[0137] 伝達関数の第1の入力は、UCIタイプの重み付けされたペイロードサイズと、HARQ-ACK、CSIパート1のための重み付けされたペイロードサイズ、およびいくつかの例ではCSIパート2のための基準ペイロードサイズを含む、重み付けされた総UCIペイロードとの間の商として表される線形的にスケーリングされた比例関数を含み得る。たとえば、HARQ-ACKのための伝達関数は、分子においてHARQ-ACKのためのペイロードサイズと重み付け係数との積を含み、分母において総UCIデータペイロードの和重み付け積(sum-weighted product)を含み得る。同様に、CSIパート1のための伝達関数は、分子においてCSIパート1のためのペイロードサイズと重み付け係数との積を含み、分母において総UCIデータペイロードの和重み付け積を含み得る。各UCIタイプのペイロードサイズは、それぞれのUCIタイプのためのCRCビットを含み得る。基地局105-aとUE115-aとは、CSIパート1データ330-aのためのCRCビットとCSIパート2データ335-aのためのCRCビットとを生成するために使用される同じCRCアルゴリズムを共有し得る。
[0138] HARQ-ACKの場合、伝達関数の第2の入力は、PUSCH355-aのアップリンクリソース割振り内で利用可能なREの数を表すセットについての総和関数(summation function)の出力値に対応し得る。CSIパート1のための伝達関数の第2の入力は、PUSCH355-a内の送信のために利用可能なREの数を表すセットについての総和関数の出力値と、HARQ-ACK325-aに割り振られるPUSCH355-aのREの総数との間の計算された差に対応し得る。DMRS320-aおよび340-a、PTRSシグナリング375-a、または追加のUCI組合せに割り当てられるREは、HARQ-ACK325-aおよびCSIパート1データ330-aの各々に割り振られ得るPUSCH355-aの利用可能なREのセットから減算され得る。
[0139] たとえば、いくつかの場合には、Q’ACKとして示された、HARQ-ACKに割り振るためのREの数は、式(2)によって以下のように決定され得る。
Q’CSI-part1として示された、CSIパート1データに割り振るためのREの数は、式(3)によって以下のように決定され得る。
それぞれの関数の各々について、OACKはHARQ-ACKのためのビット数であり得、OCSI-part1はCSIパート1のためのビット数であり得る。LACKはHARQ-ACKのためのCRCビットの数であり得、LCSI-part1はCSIパート1のためのCRCビットの数であり得る。OCSI,1がビットしきい値(たとえば、11ビット)よりも小さいかまたはそれに等しい場合、LCSI-part1は値0に設定され得る。HARQ-ACKのためのCRCビットは、HARQ-ACKデータペイロードに対応する情報ブロックに付加され得、UE115-aにおいて受信されるダウンリンクシグナリングの受信検証のために実装され得る。CSIパート1のためのCRCビットは、CSIパート1データペイロードに対応する情報ブロックに付加され得、アップリンクシグナリングの誤り管理技法のために実装され得る。
[0140] OCSI-part2-referenceは、CSIパート2の基準ペイロードサイズのビット数であり得る。いくつかの場合には、OCSI-part2-referenceは、CSIパート2のための基準ペイロードサイズを与えるために基地局105-aと一緒に協調され得る。いくつかの場合には、OCSI-part2-referenceは、仮定されたRI値に基づいて基地局105-aおよびUE115-aの各々において事前構成され得る。たとえば、基地局105-aおよびUE115-aは、1のランク値(たとえば、RI)で事前構成されるか、または1のランク値(たとえば、RI)をシグナリングし、そのランク値に基づいてOCSI-part2-referenceのためのペイロードサイズを決定し得る。他のRI値は、基地局105-aおよびUE115-aによって事前構成またはシグナリングされ、CSIパート2のためのペイロードサイズを決定するために協調され得る。LCSI-part2-referenceは、CSIパート2のためのCRCビットの数であり得る。OCSI-part2-referenceがビットしきい値(たとえば、11ビット)よりも小さいかまたはそれに等しい場合、LCSI-part2-referenceは値0に設定され得る。CSIパート2のためのCRCビットは、CSIパート2データペイロードに対応する情報ブロックに付加され得、広帯域およびサブバンドCQIフィードバックを含むフィードバック指示のために実装され得る。
[0141]
は、サブキャリアの数として表された、PUSCH送信のスケジュールされた帯域幅であり得、
は、DMRSのために使用されるすべてのOFDM/シングルキャリア周波数分割多元接続(SC-FDMA)シンボルを除く、PUSCH送信のOFDMシンボルの数であり得る。SC-FDMAは、DFT-S-OFDMとしても知られ得る。
と
との積は、DMRSのために割り振られるすべてのREを減じた、許可によって割り振られるPUSCHのREの総数を表し得る。
[0142]
は、HARQ-ACKデータ送信のための重み付け係数であり得る。
は、式(2)において表される線形的にスケーリングされた比例関数の分子において表され得る。同様に、
は、CSIパート1のための重み付け係数であり得、
は、CSIパート2のための重み付け係数であり得る。表された重み付け係数の各々は、UCIタイプの間のリソース要素スプリッティングのための、アップリンクリソース割振りのリソーススケーリングに関連し得る。
[0143]
は、PUSCH送信における、PTRSを搬送するOFDMシンボル中のサブキャリアの数であり得、
は、DMRSのために使用されるすべてのOFDMシンボルを除く、PUSCH送信における、PTRSを搬送するOFDMシンボルの数であり得る。
は、セット
中の要素の数であり得、ここで、
は、
の場合の、OFDMシンボル期間l中のUCIの送信のために利用可能なREのセットであり、
は、PTRSによって占有され、したがって、セット
中で除外される、REを減じたPUSCHのOFDMシンボルの総数である。PTRSによって占有されるREは、
および
に基づいて決定され得る。
[0144] UE115-aは、HARQ-ACKデータおよびCSIパート1データの間でREの数をどのようにスプリットすべきかを計算するために式(2)および(3)を使用し得る。
[0145] 一例では、UE115-aは、HARQ-ACKデータの重み付けされたペイロードサイズと、CSIパート1データの重み付けされたペイロードサイズ
と、基準ペイロードサイズサイズの重み付けされたペイロードサイズ
との関数に対するHARQ-ACKデータの重み付けされたペイロードサイズ
に比例して、HARQ-ACKデータ325-aに割り振るための許可されたREの数を計算するために、式(2)を使用し得る。一例では、UE115-aは、HARQ-ACKデータの重み付けされたペイロードサイズと、CSIパート1データの重み付けされたペイロードサイズと、基準ペイロードサイズの重み付けされたペイロードサイズとの関数に対するCSIパート1データの重み付けされたペイロードサイズに比例して、CSIパート1データに割り振るための許可されたREの数を計算するために、式(3)を使用し得る。
[0146] UE115-aは、次いで、計算された差に基づいて、Q’CSI-part2として示された、CSIパート2に割り振るためのREの数を計算し得る。計算された差は、式(4)によって以下のように示される、HARQ-ACKおよびCSIパート1送信のための割り振られるREの計算された数を除くリソースの総数(たとえば、許可中で示されたすべての割り振られるRE)に基づく、CSIパート2についての要素の数に対応し得る。
[0147] 計算された差は、PUSCH355-aの残りのREに対応し得る。残りのREは、DMRS320-aおよび340-aならびにPTRS375-aなど、他の情報および/またはデータの送信のために割り振られるREを除外し得る。残りのREがない場合、UE115-aは、CSIパート2データのトランスポートのためにPUSCH355-aのREを割り振らないことがある。
[0148] いくつかの場合には、実際のCSIパート2データペイロードがCSIパート2についての割り振られるREの計算された数の容量を超えた場合、UE115-aは、計算の割り振られるリソース要素容量を満たすために、CSIパート2データペイロードの過剰ビットをドロップし得る。特に、UE115-aは、CSIパート2のための割り振られるRE内に広帯域CQIフィードバックのためのビットを含めながら、サブバンドCQIフィードバックに対応するビットをドロップし得る。
[0149] UE115-aは、HARQ-ACK325-a、CSIパート1データ330-a、およびCSIパート2データ335-aについてのREのそれぞれの計算された数に対応するマッピングパターンに従って、UCI組合せのためのREをマッピングし得る。一例では、基地局105-aは、HARQ-ACK325-a、CSIパート1データ330-a、およびCSIパート2データ335-aについてのREの異なる数のためのマッピングパターンのセットでUE115-aを構成し得る。別の例では、UE115-aは、マッピングパターンのセットをローカルに記憶し得る。マッピングパターンは、PUSCH送信のどのREにおいてUCI組合せをマッピングすべきかを指定し得る。例示的なマッピングパターンは図3A中のPUSCH355-aのシェーディングに対応し、ここで、第1のシェーディングパターンは、HARQ-ACKデータ325-aをトランスポートするためにどのRE370-aが使用されるかを示し、第2のシェーディングパターンは、CSIパート1データ330-aをトランスポートするためにどのRE370-aが使用されるかを示し、CSIパート2データ335-aをトランスポートするために第3のシェーディングパターンRE370-aが使用される。その結果、マッピングは、各UCIタイプのためのペイロードサイズに比例するアップリンクリソース割振りのリソーススプリッティングに対応し得る。マッピングパターンは、DMRS320-aおよび340-a、ならびにPTRS375-aをトランスポートするためにPUSCH355-aのどのREが割り振られるかをも示し得る。
[0150] DMRS320-aおよび340-aは、アップリンク共有チャネルのチャネル推定およびコヒーレント復調を助け得る。DMRS320-aおよび340-aの各々は、複素数値Zadoff-Chuシーケンスに従って変調され、OFDMを使用してPUSCHのサブキャリア上に直接マッピングされ得る。いくつかの場合には、UE115-aは、特定のシンボル期間中のすべてのサブキャリア周波数にDMRS320-aまたはDMRS340-aをマッピングし得る。いくつかの場合には、UE115-aは、特定のシンボル期間中の別個のREにDMRS320-aまたはDMRS340-aをマッピングし得、DMRSをトランスポートするシンボルを含むRE間で何も送信されないリソース周波数ギャップ380-aを可能にする。これは、DMRSシグナリングのための、くし状構造(comb-like structure)として参照され得る。
[0151] さらに、PTRS375-aは、PUSCH355-aの1つまたは複数のRE内でトランスポートされ得る。PTRS375-aは、チャネルのキャリア特性に関連する発振器位相雑音(oscillator phase noise)の補償を可能にするためにNRシステムにおいて実装され得る。詳細には、位相雑音は、発振器キャリア周波数の関数として増加し得る。したがって、PTRS375-aは、位相雑音、およびしたがってシグナリングに対する潜在的劣化(たとえば、共通位相誤差(CPE:common phase error)を緩和するために、高いキャリア周波数(たとえば、mmW)のために利用され得る。
[0152] UE115-aは、マッピングパターンに基づいて生成される波形であるPUSCH送信を生成し、許可中でUE115-aに割り振られるREのセット内でPUSCH送信を送信し得る。いくつかの場合には、UE115-aは、DFT-S-OFDM波形、CP-OFDM波形などを生成するように構成され得る。
[0153] 基地局105-aは、UE115-aからのPUSCH送信のための共有チャネルを監視し得る。一例では、基地局105-aは、各UCIタイプのための計算上の関数に基づいてアップリンクリソース割振りのリソーススプリッティング(resource splitting)を計算し得る。特に、基地局105-aは、同様に、式(1)に従ってHARQ-ACK325-aについての割り振られるREの数を計算し、式(2)に従ってCSIパート1データ330-aについての割り振られるREの数を計算し、式(3)に従ってCSIパート2データ335-aについての割り振られるREの数を計算し得る。いくつかの場合には、計算は、各UCIタイプのための重み付け係数およびそれぞれのペイロードサイズに比例し得る。
[0154] 基地局105-aは、許可中で示された割振りに対応するアップリンク共有チャネルのコード化変調シンボルを復号することを試み得る。基地局105-aはまた、アップリンク共有チャネル内のHARQ-ACKデータ、CSIパート1データ、およびCSIパート2データのためのCRCビットのロケーションを決定し得る。基地局105-aは、決定されたスプリットに従う、PUSCH送信のために割り振られるREの復号が、CRCチェックをパスしたかどうかを決定し得る。いくつかの場合には、観測された(すなわち、受信された)CRCビットが特定のペイロード(たとえば、HARQ-ACKデータペイロード)のための予想されたCRCビットシーケンスに一致する場合、基地局105-aは、HARQ-ACKデータの正確な受信を決定し得る。ペイロードのうちの一部または全部に対応するCRCチェックが失敗した場合、基地局105-aは、復号誤りを識別し、誤り検出をパスしなかったペイロードの再送信を要求し得る。
[0155] 別の例では、UE115-aが、異なるUCIタイプの各々に割り振られ得るREの数の上限を定める、HARQ-ACK325-a、CSIパート1データ330-a、およびCSIパート2データ335-aの間でスプリットするためのアップリンク送信のREの数を決定し得る。上限は、UE115-aおよび基地局105-aによって協調された割振り上限パラメータに基づいて設定され得る。CSIパート2のための基準ペイロードサイズが、UE115-aと基地局105-aとの間で一緒に協調されるか、または基地局105-aおよびUE115-aの各々において事前構成され得る。UE115-aは、基地局105-aからの受信されたDCIおよび/またはRRCシグナリングの1つまたは複数の追加のパラメータ化値に従って、各UCIタイプへの割振りのためのREの量の上限を定め得る。追加のパラメータ化値は、HARQ-ACKおよびCSIパート1のためのリソースサイズ計算に応じた少なくとも比例定数αおよびγに対応し得る。
[0156] 図3Bは、本開示の1つまたは複数の態様による、アップリンク共有チャネル上でのアップリンク送信のためにチャネル状態情報リソースを計算することをサポートする時間および周波数リソースの例示的な図300-bを示す。TTI305-bはTTI305-aの一例である。TTI305-bは、OFDMシンボルのセットに対応し得、サブキャリアのセットに対応する帯域幅365-bを有し得る。周波数が上下に示されており、時間が左右に示されている。TTI305-bの第1のシンボル期間はPDCCH315-bを含み得、TTIの第2のシンボル期間はガード期間350-bを含み得、PDCCH315-aおよびガード期間350-aの上記の説明と同様であり得る。PUSCH355-bは、TTI305-bの第3~第14のシンボル期間を含むシンボル期間360-bのセットとPUSCH355-bの帯域幅365-b内のサブキャリアのセットとに対応するREのセットであり得る。図示された例では、PUSCH355-bは、144個のRE370-aを含み、他の例では他の数のREを含み得る。
[0157] HARQ-ACKおよびCSIパート1の各々について、UE115-aは、多入力単出力(MISO)伝達関数のペアに従って、HARQ-ACKおよびCSIパート1に割り振るための、PUSCH355-bのREの数を計算し得る。MISO関数は、入力関数のペアの比較的小さい得られた値を計算し得る。より小さい得られた値は、それぞれ、HARQ-ACKデータおよびCSIパート1データに割り振るためのREの数であり得る。
[0158] 伝達関数の第1の入力は、UCIタイプのペイロードサイズと、いくつかの例ではCSIパート2のための基準ペイロードサイズとの間の商として表される線形的にスケーリングされた比例関数を含み得る。たとえば、HARQ-ACKのための伝達関数は、分子においてHARQ-ACKのためのペイロードサイズと重み付け係数との積を含み、分母においてCSIパート2のための基準ペイロードサイズ(いくつかの例では)と重み付け係数との積を含み得る。同様に、CSIパート1のための伝達関数は、分子においてCSIパート1のためのペイロードサイズと重み付け係数との積を含み、分母においてCSIパート2のための(いくつかの例では)基準ペイロードサイズと重み付け係数との積を含み得る。各UCIタイプのペイロードサイズは、それぞれのUCIタイプのためのCRCビットを含み得る。
[0159] 伝達関数の第2の入力は、PUSCH355-bのアップリンクリソース割振り内で利用可能なREの数を表すセットについての総和関数の比例重み付け値(proportionality weighted value)に対応し得る。DMRS320-bおよび340-b、PTRSシグナリング360-b、または追加のUCI組合せに割り当てられるREは、PUSCH355-bの利用可能なREのセットから減算され得る。HARQ-ACKおよびCSIパート1のための伝達関数の第2の入力の各々は、それぞれの割振り上限パラメータαおよびγによって上限を定められ得る。
[0160] たとえば、いくつかの場合には、Q’ACKとして示された、HARQ-ACKに割り振るためのリソースの数は、式(5)によって以下のように決定され得る。
Q’CSI-part1として示された、CSIパート1データに割り振るためのREの数は、式(6)によって以下のように決定され得る。
式(5)および(6)中の含まれる可変値は、式(1)、(2)、および(3)に関する定義された値と同じであり得る。さらに、割振り上限パラメータαおよびγは、α<1およびγ<1になるように構成され得る。
[0161] UE115-aは、HARQ-ACKデータ325-bおよびCSIパート1データ330-bに割り振るためのREの数を計算するために式(5)および(6)を使用し得る。UE115-aは、次いで、計算された差、またはPUSCH355-bの利用可能なREのセットの比例重み付けのいずれかに基づいて、Q’CSI-part2として示された、CSIパート2に割り振るためのREの数を計算し得る。計算された差の場合、Q’CSI-part2として示された、CSIパート2についての割り振られるリソースの数は、式(7)によって以下のように決定され得る。
比例重み付けの場合、Q’CSI-part2として示された、CSIパート2についての割り振られるリソースの数は、式(8)によって以下のように決定され得る。
ここで、λは、λ<1になるように、およびαとγとλとの和が1を超えないように構成された別個の比例定数である。
[0162] 式(2)~(4)に関して説明されたように、
は、セット
中の要素の数であり得、ここで、
は、
の場合の、OFDMシンボル期間l中のUCIの送信のために利用可能なREのセットであり、
は、PTRSによって占有され、したがって、セット
中で除外される、REを減じたPUSCHのOFDMシンボルの総数である。Q’ACKおよびQ’CSI-part1は、式(5)および(6)に関して本明細書で説明されたように、PUSCH上のHARQ-ACKおよびCSIパート1についてのレイヤごとのコード化変調シンボルの数であり得る。
[0163] 上記で与えられた説明と同様に、UE115-aは、次いで、マッピングパターンに従って、PUSCH送信の生成のために、PUSCH355-bのREに、HARQ-ACKデータ325-b、CSIパート1データ330-b、CSIパート2データ335-bをマッピングし、DMRS320-bおよび340-bの各々、ならびにPTRS375-bまでをマッピングし得る。いくつかの場合には、UE115-aは、特定のシンボル期間中の別個のREにDMRS320-bまたはDMRS340-bをマッピングし得、DMRSをトランスポートするシンボルを含むRE間で何も送信されないリソース周波数ギャップ380-bを可能にする。これは、DMRSシグナリングのための、くし状構造として参照され得る。
[0164] UE115-aは、許可中で示されたアップリンク共有チャネルのREのセット内でPUSCH送信を送信し得る。基地局105-aは、UE115-aからのPUSCH送信のための共有チャネルを監視し得る。一例では、基地局105-aは、各UCIタイプのための計算上の関数に基づいてアップリンクリソース割振りのREのリソーススプリッティングを計算し得る。特に、基地局105-aは、同様に、式(5)に従ってHARQ-ACK325-bについての割り振られるREの数を計算し、式(6)に従ってCSIパート1データ330-bについての割り振られるREの数を計算し、式(7)または(8)のうちの1つに従ってCSIパート2データ335-bについての割り振られるREの数を計算し得る。基地局105-aは、次いで、その後、上記および本明細書で与えられた説明と同様に、許可中で示された割振りに対応するアップリンク共有チャネルのコード化変調シンボルを復号することを試み得る。
[0165] いくつかの例では、アップリンク送信はUL-SCHデータをも含み得る。図4は、本開示の様々な態様による、アップリンク共有チャネル上での送信のための異なるタイプの制御情報およびアップリンクデータの間のリソーススプリッティングをサポートする時間および周波数リソースの例示的な図400を示す。TTI305-cは、OFDMシンボルのセットに対応し得、サブキャリアのセットに対応する帯域幅365-cを有し得る。周波数が上下に示されており、時間が左右に示されている。TTI305-cの第1のシンボル期間はPDCCH315-cを含み得、TTIの第2のシンボル期間はガード期間350-cを含み得る。PUSCH355-cは、TTI305-cの第3~第14のシンボル期間を含むシンボル期間360-cのセットとPUSCH355-cの帯域幅365-c内のサブキャリアのセットとに対応するREのセットであり得る。図示された例では、PUSCH355-cは、144個のRE370-cを含み、他の例では他の数のREを含み得る。
[0166] 本明細書で説明される技法は、UL-SCHデータ485を含むPUSCHにUCIをピギーバックするとき、異なるUCIタイプおよびUL-SCHの間のリソーススプリッティングを行い得る。上記で与えられた説明と同様に、基準ペイロードサイズがCSIパート2データについて仮定され得る。UE115-aは、HARQ-ACK325-c、CSIパート1データ330-c、CSIパート2データ335-c、およびUL-SCHデータ485の各々のための、ならびにそれぞれの重み付け係数βを乗算された、ペイロードサイズに比例して、許可されたREをスプリットし得る。基地局105-aおよびUE115-aは、HARQ-ACK325-c、CSIパート1データ330-c、CSIパート2データ335-c、およびUL-SCHデータ485の間で、許可されたREをスプリットするために、CSIパート2のための基準サイズで事前構成され、および/またはその基準サイズをシグナリングし得る。次いで、UCIタイプおよびUL-SCHデータの間のリソーススプリッティングは、それぞれの重み付け係数βを乗算された、UCIおよびUL-SCHのペイロードサイズに比例する。いくつかの他の例の場合のように、アップリンク送信のためのCSIパート2のためのペイロードサイズは、基準ペイロードサイズであり得る。
[0167] 一例では、Q’ACKとして示されたHARQ-ACK、Q’CSI-part1として示されたCSIパート1送信、およびQ’CSI-part2として示されたCSIパート2送信についての、ならびに、Q’UL-SCHとして示されたUL-SCHについてのREの数(たとえば、レイヤごとのコード化変調シンボルの数)は、以下のように決定される。
[0168] 含まれる可変値式(9)~(12)は、式(1)~(8)に関する定義された値と同じであり得る。さらに、CUL-SCHは、PUSCH送信のUL-SCHデータ485のためのコードブロックの数であり、Krは、PUSCH送信のUL-SCHのためのr番目のコードブロックサイズであり、
は、UL-SCHのための重み付け係数である。いくつかの例では、
であり、これは、異なるUCIタイプのための重み付け係数がUL-SCHに関して定義されるからである。
[0169] UE115-aおよび基地局105-aは、異なるUCIタイプおよびUL-SCHデータ485の間で、許可されたREをどのようにスプリットすべきかを決定するために、式(9)~(12)を使用し得る。UE115-aは、上記で与えられた説明と同様に、スプリットに従って、マッピングし、アップリンク送信を生成し得る。基地局105-aはまた、式(9)~(12)を使用してスプリットを計算し、上記で与えられた説明と同様に、許可中で示されたアップリンク共有チャネルのREの計算されたスプリッティングに基づいて、アップリンク送信のためのアップリンク共有チャネルの許可されたREを監視し得る。
[0170] 本明細書で説明される式は、リソーススプリッティングをどのように実行すべきかの別の例を与えるために変更され得る。たとえば、式(2)~(4)および(9)~(12)におけるそれぞれの分子は、DMRS320-cおよび340-c、ならびにPTRSに割り振られるREの数を除くREの総数の関数である。これらの式は、以下で説明されるように、REの総数が、分子においてDMRSおよびPTRS REに割り振られるREの数を含む場合、明示的であり得る。
[0171] 上記の式では、
は、サブキャリアの数として表された、PUSCH送信のスケジュールされた帯域幅であり、
は、DMRSのために使用されるすべてのOFDMシンボルを除く、PUSCH送信のOFDMシンボルの数である。
は、セット
中の要素の数であり、ここで、
は、
の場合の、OFDMシンボルl中のUCIの送信のために利用可能なREのセットであり、
は、PUSCHのOFDMシンボルの総数である。PTRSによって占有されるREは、セット
中で除外される。
[0172] 上記の3つの項の定義を考慮すると、
は、アップリンク送信のために割り振られる、PUSCHの1つまたは複数のリソースブロック中の許可されたREの総数であり(すなわち、本明細書ではXとして示され)、X個のREは、HARQ-ACK、CSIパート1、随意に(CSIパート2データが利用可能である場合)CSIパート2、および随意に(UL-SCHデータが利用可能である場合)UL-SCHの間でスプリットされることがわかる。
を解釈するための別のやり方は、
であることであり、ここで、Yは、DMRSおよびPTRSによって占有されるREの数であり、
は、DMRSおよびPTRSのREを含むREの総数である。
[0173]
と
との間の関係に基づいて、上記のセクションにおいて提示された式(2)~(4)および(9)~(12)、
は、各式中の最小値境界(minimum boundary)(たとえば、min{})演算内の第1の項の分子において
と置き換えられ得る。また、min{}演算と、min{}内の第2の項とは、以下の式に示されるように、削除され得る。
[0174] 以下は、式(2)~(4)を書き直す一例を提示し、ここで、UCIが、UL-SCHをもたないPUSCHにピギーバックされる。一例では、Q’ACKとして示されたHARQ-ACK、Q’CSI-part1として示されたCSIパート1送信、およびQ’CSI-part2として示されたCSIパート2送信についてのRE(たとえば、レイヤごとのコード化変調シンボル)の数は、以下のようにそれぞれ式(2)~(4)を書き直すことによって決定される。
[0175] 以下は、式(9)~(12)を書き直す一例を提示し、ここで、UCIが、UL-SCHをもつPUSCHにピギーバックされる。一例では、Q’ACKとして示されたHARQ-ACK、Q’CSI-part1として示されたCSIパート1送信、およびQ’CSI-part2として示されたCSIパート2送信についての、ならびに、Q’UL-SCHとして示されたUL-SCHについてのREの数(たとえば、レイヤごとのコード化変調シンボルの数)は、以下のようにそれぞれ式(9)~(12)を書き直すことによって決定される。
[0176] したがって、式(2)~(4)および(9)~(12)中の分子におけるREの総数は、DMRS320-cおよび340-cに割り振られるRE、およびPTRS REの数を除外し、式(13)~(19)に示されているように書き直され得、ここで、REの総数は、分子において、DMRS320-cおよび340-cに割り振られるRE、ならびにPTRS REの数を含む。
[0177] 図5は、本開示の様々な態様による、アップリンク共有チャネル上での送信のための異なるタイプの制御情報およびアップリンクデータの間のリソーススプリッティングをサポートするシステムにおけるプロセスフロー500の一例を示す。いくつかの例では、プロセスフロー500は、ワイヤレス通信システム100の態様を実装し得る。たとえば、プロセスフロー500は、図1~図4を参照しながら説明された対応するデバイスの例得る、UE115-bと基地局105-bとを含む。
[0178] 基地局105-bは、1つまたは複数のパラメータとアップリンク共有チャネル内のリソースのアップリンクリソース許可とのためのダウンリンクシグナリング(たとえば、DCI、RRCシグナリング)指示505を送信し得る。ダウンリンクシグナリングは、アップリンクリソース割振りのリソーススプリッティングのための計算方法の指示を含み得る。特に、シグナリングは、図3A~図3Bおよび図4に関して、式(2)~(4)のセット、あるいは式(5)、(6)、および(7)または(8)のうちの1つのセット、あるいは式(9)~(12)のセット、あるいは式(13)~(15)のセット、あるいは式(16)~(19)のセットに基づいて、HARQ-ACK、CSIパート1、およびCSIパート2への割振りのためのリソースの数を計算するための、計算上の方法の選好を示し得る。他の例では、計算方法は事前構成され得る。
[0179] それぞれの計算上の方法の各々は、いくつかの例では、CSIパート2のための事前構成されたまたはシグナリングされた基準ペイロードサイズに基づき得る。送信505は、アップリンク共有チャネル中のアップリンク送信のためのリソース割振りを示す許可を含み得る。リソース割振りは、UE115-bがPUSCH送信を送るための時間および周波数リソースのセットに対応し得る。許可は、アップリンク共有チャネル内のトーン(サブキャリア)およびOFDMシンボル期間に対応するREのセットを示し得る。いくつかの場合には、基地局105-bは、異なる送信において許可指示を送り得る。
[0180] 送信505は、リソーススケーリング(resource scaling)の一部として各UCIタイプおよび随意にUL-SCHデータに対応する重み付け係数のセットをも含み得る。いくつかの場合には、基地局105-bは、異なる送信においてリソーススケーリングファクタを送り得る。重み付け係数βの各々は、HARQ-ACK、CSIパート1、CSIパート2、および随意にUL-SCHのための重み付けを含む、比例指示に対応し得る。基地局105-bは、UCIの各タイプおよび随意にUL-SCHの間でリソースをどのように分配すべきかを決定し、それに応じて重み付け係数のリソーススケーリングを設定し得る。
[0181] UE115-bは、リソース許可を取得し、随意にUCIデータペイロードのためのアップリンクリソース割振りのリソーススプリッティングのための計算上の方法を決定するために、送信505を受信し、処理し得る。いくつかの例では、UE115-bは、送信505が、UL-SCHデータをトランスポートするためにPUSCH送信のREを割り振らないと決定し得る。いくつかの場合には、UE115-aは、許可を処理し、UE115-aが、アップリンク送信内に、非アクセス層データのみを含め、アクセス層データを含めないように命令されると決定し得る。
[0182] 510において、UE115-bは、本明細書で与えられる式の示されたセットに基づいて、HARQ-ACKデータ、CSIパート1データ、CSIパート2データおよび随意にUL-SCHデータの各々に割り振るために、PUSCHの割り振られるREの数をどのようにスプリットすべきかを計算し得る。計算は、各UCIタイプのための、および随意にUL-SCHデータのための受信された重み付け係数と、CSI送信の特徴を識別することとに基づき得る。いくつかの例では、そのような、特徴を識別することは、CSIパート2のための基準ペイロードサイズを含み得る。いくつかの場合には、計算は、総UCIデータペイロードに対するそれぞれのペイロードサイズに基づいて各UCIタイプへの割振りのためのREの数を決定する伝達方程式のセットに基づき得る。いくつかの場合には、計算は、各UCIタイプについてのリソースの量の上限を定めることを含み得る。いくつかの場合には、計算は、UL-SCHデータに割り振るためのリソース要素の量を指定し得る。
[0183] HARQ-ACKデータ、CSIパート1データ、CSIパート2データ、および随意にUL-SCHデータに割り振るためのリソースの数の計算に続いて、UE115-bは、515において共有チャネル送信を生成し得る。生成は、追加のコード化変調シグナリング(たとえば、DMRS、PTRSなど)に関連して、許可によって割り振られるPUSCHのリソースへの、各UCIデータペイロードおよび随意にUL-SCHデータペイロードのマッピングを含み得る。UE115-bは、次いで、アップリンク共有チャネル上で基地局105-bにアップリンク送信520を送信し得る。
[0184] 525において、基地局105-aは、UE115-aからのPUSCH送信のための共有チャネルを監視し、示された計算上の方法の選好のための関数のセットに基づいて、アップリンクリソース割振りのリソーススプリッティングを計算し得る。特に、基地局105-aは、同様に、図3A~図3Bおよび図4に関して、式(2)~(4)のセット、あるいは式(5)、(6)、および(7)または(8)のうちの1つのセット、あるいは式(9)~(12)のセット、あるいは式(13)~(15)のセット、あるいは式(16)~(19)のセットに基づいて、HARQ-ACK、CSIパート1、およびCSIパート2についての割り振られるREの数を計算し得る。図3A~図3Bおよび図4に関して。計算は、いくつかの例ではCSIパート2のための基準ペイロードサイズを含む、各UCIタイプおよび随意にUL-SCHのための重み付け係数およびそれぞれのペイロードサイズに比例し得る。いくつかの場合には、基地局105-aは、明確にアップリンク送信520の受信より前に、またはそれに続いてその後にを含む、他の時間において、あるいはダウンリンクシグナリング505より前の許可生成の一部として、525における監視することを実行し得る。
[0185] 530において、基地局105-bは、アップリンク共有チャネルのコード化変調シンボルを復号することを試み得る。一例では、基地局105-bは、許可中で示された割振りに対応するアップリンク共有チャネルのコード化変調シンボルを復号することを試み得る。異なるマッピングパターンのために、UCIデータペイロードおよび随意にUL-SCHデータをトランスポートするREは、共有データチャネル内の異なるロケーション中にあり得る。基地局105-bは、計算されたリソーススプリットに対応するマッピングパターンを識別し得る。
[0186] 基地局105-bは、HARQ-ACK、CSIパート1、CSIパート2、および随意にUL-SCHの各々のためのCRCビットを含む、アップリンク送信のREの予想されるロケーションを決定するために、計算されたリソーススプリットを使用し得る。基地局105-bは、CRCビット各UCIタイプデータペイロードおよび随意にUL-SCHペイロードを使用してCRCチェックを実行し、HARQ-ACK、CSIパート1、CSIパート2および随意にUL-SCHのための取得されたCSIデータがそれぞれのCRCチェックをパスしたかどうかを決定し得る。取得されたHARQ-ACKデータ、CSIパート1データ、CSIパート2データ、および随意にUL-SCHデータが各々CRCをパスした場合、基地局105-bは、UCIデータおよび随意にUL-SCHがCRCをパスしたことを示す肯定応答をUE115-bに送り得る。取得されたHARQ-ACKデータ、CSIパート1データ、CSIパート2データ、および随意にUL-SCHデータのうちの1つまたは複数がCRCをパスしなかった場合、基地局105-bは、どのUCIデータペイロードおよび随意にUL-SCHデータがCRCをパスしなかったかことを示す否定応答をUE115-bに送り得る。UE115-bは、後続のアップリンク送信において、HARQ-ACKデータ、CSIパート1データ、CSIパート2データおよび随意にUL-SCHデータを再送信し得る。
[0187] いくつかの例では、本明細書で説明される技法は、異なるタイプの制御情報間での割り振られるREの改善された分配を行い、割り振られるREの全体が単一のUCIタイプに割り振られる確率を低減するために、基準ペイロードサイズを利用し得る。
[0188] 図6は、本開示の態様による、アップリンク共有チャネル上での送信のための異なるタイプの制御情報およびアップリンクデータの間のリソーススプリッティングをサポートするワイヤレスデバイス605のブロック図600を示す。ワイヤレスデバイス605は、本明細書で説明されるUE115の態様の一例であり得る。ワイヤレスデバイス605は、受信機610と、UE通信マネージャ615と、送信機620とを含み得る。ワイヤレスデバイス605はプロセッサをも含み得る。これらの構成要素の各々は、(たとえば、1つまたは複数のバスを介して)互いと通信していることがある。
[0189] 受信機610は、パケット、ユーザデータ、または様々な情報チャネルに関連する制御情報(たとえば、制御チャネル、データチャネル、ならびにアップリンク共有チャネル上での送信のための異なるタイプの制御情報およびアップリンクデータの間のリソーススプリッティングに関係する情報など)などの情報を受信し得る。情報はデバイスの他の構成要素に受け渡され得る。受信機610は、図9を参照しながら説明されるトランシーバ935の態様の一例であり得る。受信機610は、単一のアンテナまたはアンテナのセットを利用し得る。
[0190] UE通信マネージャ615は、図9を参照しながら説明されるUE通信マネージャ915の態様の一例であり得る。
[0191] UE通信マネージャ615および/またはそれの様々な副構成要素のうちの少なくともいくつかは、ハードウェア、プロセッサによって実行されるソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せで実装され得る。プロセッサによって実行されるソフトウェアで実装される場合、UE通信マネージャ615および/またはそれの様々な副構成要素のうちの少なくともいくつかの機能は、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)または他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートまたはトランジスタ論理、個別ハードウェア構成要素、あるいは本開示で説明される機能を実行するように設計されたそれらの任意の組合せによって実行され得る。UE通信マネージャ615および/またはそれの様々な副構成要素のうちの少なくともいくつかは、機能の部分が、1つまたは複数の物理デバイスによって異なる物理的ロケーションにおいて実装されるように分散されることを含めて、様々な位置に物理的に配置され得る。
[0192] いくつかの例では、UE通信マネージャ615および/またはそれの様々な副構成要素のうちの少なくともいくつかは、本開示の様々な態様による、分離したおよび別個の構成要素であり得る。他の例では、UE通信マネージャ615および/またはそれの様々な副構成要素のうちの少なくともいくつかは、本開示の様々な態様による、限定はしないが、I/O構成要素、トランシーバ、ネットワークサーバ、別のコンピューティングデバイス、本開示で説明される1つまたは複数の他の構成要素、またはそれらの組合せを含む、1つまたは複数の他のハードウェア構成要素と組み合わせられ得る。
[0193] UE通信マネージャ615は、UEによって、アップリンク送信のためにUEに割り振られるアップリンク共有チャネルのREのセットを示す許可を受信し、フィードバックデータとCSIパート1データとCSIパート2データとの間でREのセットの少なくとも一部分をスプリットし、スプリットすることに基づいてアップリンク送信を生成し、UEによって、アップリンク共有チャネルのREのセット中でアップリンク送信を送信し得る。UE通信マネージャ615のいくつかの例では、REのセットは、CSIパート2データの基準ペイロードサイズに基づいてスプリットされ得る。
[0194] 送信機620は、デバイスの他の構成要素によって生成された信号を送信し得る。いくつかの例では、送信機620は、トランシーバモジュール中で受信機610とコロケートされ得る。たとえば、送信機620は、図9を参照しながら説明されるトランシーバ935の態様の一例であり得る。送信機620は、単一のアンテナまたはアンテナのセットを利用し得る。
[0195] 図7は、本開示の態様による、アップリンク共有チャネル上での送信のための異なるタイプの制御情報およびアップリンクデータの間のリソーススプリッティングをサポートするワイヤレスデバイス705のブロック図700を示す。ワイヤレスデバイス705は、図6を参照しながら説明されたワイヤレスデバイス605またはUE115の態様の一例であり得る。ワイヤレスデバイス705は、受信機710と、UE通信マネージャ715と、送信機720とを含み得る。ワイヤレスデバイス705はプロセッサをも含み得る。これらの構成要素の各々は、(たとえば、1つまたは複数のバスを介して)互いと通信していることがある。
[0196] 受信機710は、パケット、ユーザデータ、または様々な情報チャネルに関連する制御情報(たとえば、制御チャネル、データチャネル、ならびにアップリンク共有チャネル上での送信のための異なるタイプの制御情報およびアップリンクデータの間のリソーススプリッティングに関係する情報など)などの情報を受信し得る。情報はデバイスの他の構成要素に受け渡され得る。受信機710は、図9を参照しながら説明されるトランシーバ935の態様の一例であり得る。受信機710は、単一のアンテナまたはアンテナのセットを利用し得る。
[0197] UE通信マネージャ715は、図9を参照しながら説明されるUE通信マネージャ915の態様の一例であり得る。
[0198] UE通信マネージャ715はまた、許可構成要素725と、リソース割振り構成要素730と、生成構成要素735と、アップリンクコントローラ740とを含み得る。
[0199] 許可構成要素725は、UEによって、アップリンク送信のためにUEに割り振られるアップリンク共有チャネルのREのセットを示す許可を受信し、いくつかの例ではランク指示の値に少なくとも部分的に基づいて基準ペイロードサイズを決定し、REのセットのうちのいずれもアップリンクデータの送信のために割り振られず、REのセットの各々が、フィードバックデータ、またはCSIパート1データ、またはCSIパート2データの送信のために割り振られると決定するために許可を処理し、アップリンク送信が非アクセス層データを含むべきであり、アクセス層データを含むべきでないと決定するために許可を処理し得る。
[0200] リソース割振り構成要素730は、(サブキャリアの数およびシンボル期間の数であり、いくつかの例では、許可中で示され得る)許可に関連するサブキャリアの数と許可中に関連するシンボル期間の数とに基づいて、割振りのために利用可能であるREのセットの総数を決定し、フィードバックデータとCSIパート1データとCSIパート2データとの間でREのセットをスプリットし得る。いくつかの例では、複数のREをスプリットすることは、フィードバックデータとCSIパート1データとCSIパート2データとの間で複数のREをスプリットすることを含み得る。いくつかの例では、スプリットすることは、CSIパート2データの基準ペイロードサイズに少なくとも部分的に基づき得る。いくつかの例では、複数のREをスプリットすることは、フィードバックデータとCSIパート1データとCSIパート2データとアップリンクデータとの間で複数のREをスプリットすることを含み得る。いくつかの例では、そのようなスプリットすることは、CSIパート2データの基準ペイロードサイズに少なくとも部分的に基づき得る。いくつかの場合には、フィードバックデータはHARQ-ACKデータである。
[0201] リソース割振り構成要素730はまた、フィードバックデータに割り振られるREのセットのうちの数が、割振りのために利用可能であるREのセットの総数よりも少ないと決定したことに基づいて、割振りのために利用可能であるREのセットのうちの残りの数を識別し、CSIパート1データとCSIパート2データとの間でREのセットのうちの残りの数をスプリットし、フィードバックデータに割り振るために利用可能であるREのセットの最大数として、割振りのために利用可能であるREのセットの総数を設定し得る。
[0202] リソース割振り構成要素730は、フィードバックデータのための割振り上限パラメータを示す制御(たとえば、RRC)シグナリングを受信し、割振り上限パラメータに基づいて、フィードバックデータに割り振るためのREのセットの最大数を設定し、ここで、フィードバックデータに割り振るためのREのセットのうちの数を計算することが最大数に基づき、CSIパート1データのための割振り上限パラメータを示す制御(たとえば、RRC))シグナリングを受信し、割振り上限パラメータに基づいて、CSIパート1データに割り振るためのREのセットの最大数を設定し得る。いくつかの場合には、CSIパート1データに割り振るためのREのセットのうちの数を計算することは、最大数に基づく。いくつかの場合には、REのセットをスプリットすることは、REのセットのうちのある数をフィードバックデータに割り振ることを含む。
[0203] 生成構成要素735は、REのセットをスプリットすることに基づいてアップリンク送信を生成し得る。
[0204] アップリンクコントローラ740は、UEによって、アップリンク共有チャネルのREのセット中でアップリンク送信を送信し得る。
[0205] 送信機720は、デバイスの他の構成要素によって生成された信号を送信し得る。いくつかの例では、送信機720は、トランシーバモジュール中で受信機710とコロケートされ得る。たとえば、送信機720は、図9を参照しながら説明されるトランシーバ935の態様の一例であり得る。送信機720は、単一のアンテナまたはアンテナのセットを利用し得る。
[0206] 図8は、本開示の態様による、アップリンク共有チャネル上での送信のための異なるタイプの制御情報およびアップリンクデータの間のリソーススプリッティングをサポートするUE通信マネージャ815のブロック図800を示す。UE通信マネージャ815は、図6、図7、および図9を参照しながら説明されるUE通信マネージャ615、UE通信マネージャ715、またはUE通信マネージャ915の態様の一例であり得る。UE通信マネージャ815は、許可構成要素820と、リソース割振り構成要素825と、生成構成要素830と、アップリンクコントローラ835と、計算構成要素840と、制御情報係数構成要素845とを含み得る。これらのモジュールの各々は、直接または間接的に、(たとえば、1つまたは複数のバスを介して)互いと通信し得る。
[0207] 許可構成要素820は、UEによって、アップリンク送信のためにUEに割り振られるアップリンク共有チャネルのREのセットを示す許可を受信し、いくつかの例ではランク指示の値に少なくとも部分的に基づいて基準ペイロードサイズを決定し、REのセットのうちのいずれもアップリンクデータの送信のために割り振られず、REのセットの各々が、フィードバックデータ、またはCSIパート1データ、またはCSIパート2データの送信のために割り振られると決定するために許可を処理し、アップリンク送信が非アクセス層データを含むべきであり、アクセス層データを含むべきでないと決定するために許可を処理し得る。
[0208] リソース割振り構成要素825は、許可中で示されたサブキャリアの数と許可中で示されたシンボル期間の数とに基づいて、割振りのために利用可能であるREのセットの総数を決定し、フィードバックデータとCSIパート1データとCSIパート2データとの間でREのセットの少なくとも一部分をスプリットし得る。いくつかの例では、複数のREをスプリットすることは、フィードバックデータとCSIパート1データとCSIパート2データとの間で複数のREをスプリットすることを含み得る。いくつかの例では、そのようなスプリットすることは、CSIパート2データの基準ペイロードサイズに少なくとも部分的に基づき得る。いくつかの場合には、フィードバックデータはHARQ-ACKデータである。いくつかの例では、複数のREをスプリットすることは、フィードバックデータとCSIパート1データとCSIパート2データとアップリンクデータとの間で複数のREをスプリットすることを含み得る。いくつかの例では、そのようなスプリットすることは、CSIパート2データの基準ペイロードサイズに少なくとも部分的に基づき得る。いくつかの場合には、フィードバックデータはHARQ-ACKデータである。
[0209] いくつかの場合には、リソース割振り構成要素825は、フィードバックデータに割り振られるREのセットのうちの数が、割振りのために利用可能であるREのセットの総数よりも少ないと決定したことに基づいて、割振りのために利用可能であるREのセットのうちの残りの数を識別し、CSIパート1データとCSIパート2データとの間でREのセットのうちの残りの数をスプリットし得る。
[0210] いくつかの場合には、リソース割振り構成要素825は、フィードバックデータに割り振るために利用可能であるREのセットの最大数として、割振りのために利用可能であるREのセットの総数を設定し、フィードバックデータのための割振り上限パラメータを示す制御(たとえば、RRC)シグナリングを受信し、割振り上限パラメータに基づいて、フィードバックデータに割り振るためのREのセットの最大数を設定し、ここで、フィードバックデータに割り振るためのREのセットのうちの数を計算することが最大数に基づき、CSIパート1データのための割振り上限パラメータを示す制御(たとえば、RRC)シグナリングを受信し、割振り上限パラメータに基づいて、CSIパート1データに割り振るためのREのセットの最大数を設定し得、ここで、CSIパート1データに割り振るためのREのセットのうちの数を計算することが最大数に基づく。いくつかの場合には、REのセットをスプリットすることは、REのセットのうちのある数をフィードバックデータに割り振ることを含む。
[0211] 生成構成要素830は、REのセットをスプリットすることに基づいてアップリンク送信を生成し得る。
[0212] アップリンクコントローラ835は、UEによって、アップリンク共有チャネルのREのセット中でアップリンク送信を送信し得る。
[0213] 計算構成要素840は、割振りのためのREのセットのうちのある数を計算し得る。いくつかの場合には、REのセットをスプリットすることは、フィードバックデータの重み付けされたペイロードサイズと、CSIパート1データの重み付けされたペイロードサイズと、基準ペイロードサイズの重み付けされたペイロードサイズとの関数に対するフィードバックデータの重み付けされたペイロードサイズに比例して、フィードバックデータに割り振るためのREのセットのうちのある数を計算することを含む。
[0214] いくつかの場合には、REのセットをスプリットすることは、フィードバックデータの重み付けされたペイロードサイズと、CSIパート1データの重み付けされたペイロードサイズと、基準ペイロードサイズの重み付けされたペイロードサイズとの関数に対するCSIパート1データの重み付けされたペイロードサイズに比例して、CSIパート1データに割り振るためのREのセットのうちのある数を計算することを含む。さらに、計算構成要素840は、フィードバックデータに割り振られるREのセットのうちのある数とCSIパート1データに割り振られるREのセットのうちのある数とに基づいて、CSIパート2データに割り振るためのREのセットのうちのある数を計算し得る。
[0215] いくつかの場合には、REのセットをスプリットすることは、基準ペイロードサイズの重み付けされたペイロードサイズに対するフィードバックデータの重み付けされたペイロードサイズに比例して、フィードバックデータに割り振るためのREのセットのうちのある数を計算することを含む。いくつかの場合には、REのセットをスプリットすることは、基準ペイロードサイズの重み付けされたペイロードサイズに対するCSIパート1データの重み付けされたペイロードサイズに比例して、CSIパート1データに割り振るためのREのセットのうちのある数を計算することを含む。
[0216] 制御情報係数構成要素845は、フィードバックデータのための重み付け係数に少なくとも部分的に基づいてフィードバックデータの重み付けされたペイロードサイズを決定し、CSIパート1データのための重み付け係数に少なくとも部分的に基づいてCSIパート1データの重み付けされたペイロードサイズを決定し、CSIパート2データのための重み付け係数に少なくとも部分的に基づいて基準ペイロードサイズの重み付けされたペイロードサイズを決定し得る。いくつかの場合には、REのセットをスプリットすることは、フィードバックデータのための重み付け係数と、CSIパート1データのための重み付け係数と、CSIパート2データのための重み付け係数とを示す制御(たとえば、RRC)シグナリングを受信することを含む。
[0217] 図9は、本開示の態様による、アップリンク共有チャネル上での送信のための異なるタイプの制御情報およびアップリンクデータの間のリソーススプリッティングをサポートするデバイス905を含むシステム900の図を示す。デバイス905は、たとえば、図6および図7を参照しながら上記で説明されたワイヤレスデバイス605、ワイヤレスデバイス705、またはUE115の構成要素の一例であるか、またはそれらを含み得る。デバイス905は、UE通信マネージャ915と、プロセッサ920と、メモリ925と、ソフトウェア930と、トランシーバ935と、アンテナ940と、I/Oコントローラ945とを含む、通信を送信および受信するための構成要素を含む双方向音声およびデータ通信のための構成要素を含み得る。これらの構成要素は、1つまたは複数のバス(たとえば、バス910)を介して電子通信していることがある。デバイス905は、1つまたは複数の基地局105とワイヤレス通信し得る。
[0218] プロセッサ920は、インテリジェントハードウェアデバイス(たとえば、汎用プロセッサ、DSP、中央処理ユニット(CPU)、マイクロコントローラ、ASIC、FPGA、プログラマブル論理デバイス、個別ゲートまたはトランジスタ論理構成要素、個別ハードウェア構成要素、あるいはそれらの任意の組合せ)を含み得る。いくつかの場合には、プロセッサ920は、メモリコントローラを使用してメモリアレイを動作させるように構成され得る。いくつかの場合には、メモリコントローラはプロセッサ920に組み込まれ得る。プロセッサ920は、様々な機能(たとえば、アップリンク共有チャネル上での送信のための異なるタイプの制御情報およびアップリンクデータの間のリソーススプリッティングをサポートする機能またはタスク)を実行するために、メモリに記憶されたコンピュータ可読命令を実行するように構成され得る。
[0219] メモリ925は、ランダムアクセスメモリ(RAM)および読取り専用メモリ(ROM)を含み得る。メモリ925は、実行されたとき、プロセッサに本明細書で説明される様々な機能を実行させる命令を含むコンピュータ可読、コンピュータ実行可能ソフトウェア930を記憶し得る。いくつかの場合には、メモリ925は、特に、周辺構成要素またはデバイスとの対話など、基本ハードウェアまたはソフトウェア動作を制御し得る基本入出力システム(BIOS)を含んでいることがある。
[0220] ソフトウェア930は、アップリンク共有チャネル上での送信のために異なるタイプの制御情報およびアップリンクデータの間のリソーススプリッティングをサポートするためのコードを含む、本開示の態様を実装するためのコードを含み得る。ソフトウェア930は、システムメモリまたは他のメモリなど、非一時的コンピュータ可読媒体に記憶され得る。いくつかの場合には、ソフトウェア930は、プロセッサによって直接的に実行可能でないことがあるが、(たとえば、コンパイルされ実行されたとき)コンピュータに本明細書で説明される機能を実行させ得る。
[0221] トランシーバ935は、上記で説明されたように、1つまたは複数のアンテナ、ワイヤードリンク、またはワイヤレスリンクを介して双方向に通信し得る。たとえば、トランシーバ935は、ワイヤレストランシーバを表し得、別のワイヤレストランシーバと双方向に通信し得る。トランシーバ935はまた、パケットを変調し、変調されたパケットを送信のためにアンテナに与えるための、およびアンテナから受信されたパケットを復調するためのモデムを含み得る。
[0222] いくつかの場合には、ワイヤレスデバイスは単一のアンテナ940を含み得る。しかしながら、いくつかの場合には、デバイスは、複数のワイヤレス送信をコンカレントに送信または受信することが可能であり得る2つ以上のアンテナ940を有し得る。
[0223] I/Oコントローラ945は、デバイス905のための入力および出力信号を管理し得る。I/Oコントローラ945は、デバイス905に組み込まれていない周辺機器をも管理し得る。いくつかの場合には、I/Oコントローラ945は、外部周辺機器への物理接続またはポートを表し得る。いくつかの場合には、I/Oコントローラ945は、iOS(登録商標)、ANDROID(登録商標)、MS-DOS(登録商標)、MS-WINDOWS(登録商標)、OS/2(登録商標)、UNIX(登録商標)、LINUX(登録商標)、または別の知られているオペレーティングシステムなど、オペレーティングシステムを利用し得る。いくつかの場合には、I/Oコントローラ945は、モデム、キーボード、マウス、タッチスクリーン、または同様のデバイスを表すか、またはそれと対話し得る。いくつかの場合には、I/Oコントローラ945はプロセッサの一部として実装され得る。いくつかの場合には、ユーザは、I/Oコントローラ945を介して、またはI/Oコントローラ945によって制御されるハードウェア構成要素を介してデバイス905と対話し得る。
[0224] 図10は、本開示の態様による、アップリンク共有チャネル上での送信のための異なるタイプの制御情報およびアップリンクデータの間のリソーススプリッティングをサポートするワイヤレスデバイス1005のブロック図1000を示す。ワイヤレスデバイス1005は、本明細書で説明される基地局105の態様の一例であり得る。ワイヤレスデバイス1005は、受信機1010と、基地局通信マネージャ1015と、送信機1020とを含み得る。ワイヤレスデバイス1005はプロセッサをも含み得る。これらの構成要素の各々は、(たとえば、1つまたは複数のバスを介して)互いと通信していることがある。
[0225] 受信機1010は、パケット、ユーザデータ、または様々な情報チャネルに関連する制御情報(たとえば、制御チャネル、データチャネル、ならびにアップリンク共有チャネル上での送信のための異なるタイプの制御情報およびアップリンクデータの間のリソーススプリッティングに関係する情報など)などの情報を受信し得る。情報はデバイスの他の構成要素に受け渡され得る。受信機1010は、図13を参照しながら説明されるトランシーバ1335の態様の一例であり得る。受信機1010は、単一のアンテナまたはアンテナのセットを利用し得る。
[0226] 基地局通信マネージャ1015は、図13を参照しながら説明される基地局通信マネージャ1315の態様の一例であり得る。
[0227] 基地局通信マネージャ1015および/またはそれの様々な副構成要素のうちの少なくともいくつかは、ハードウェア、プロセッサによって実行されるソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せで実装され得る。プロセッサによって実行されるソフトウェアで実装される場合、基地局通信マネージャ1015および/またはそれの様々な副構成要素のうちの少なくともいくつかの機能は、汎用プロセッサ、DSP、ASIC、FPGAまたは他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートまたはトランジスタ論理、個別ハードウェア構成要素、あるいは本開示で説明される機能を実行するように設計されたそれらの任意の組合せによって実行され得る。基地局通信マネージャ1015および/またはそれの様々な副構成要素のうちの少なくともいくつかは、機能の部分が、1つまたは複数の物理デバイスによって異なる物理的ロケーションにおいて実装されるように分散されることを含めて、様々な位置に物理的に配置され得る。
[0228] いくつかの例では、基地局通信マネージャ1015および/またはそれの様々な副構成要素のうちの少なくともいくつかは、本開示の様々な態様による、分離したおよび別個の構成要素であり得る。他の例では、基地局通信マネージャ1015および/またはそれの様々な副構成要素のうちの少なくともいくつかは、本開示の様々な態様による、限定はしないが、I/O構成要素、トランシーバ、ネットワークサーバ、別のコンピューティングデバイス、本開示で説明される1つまたは複数の他の構成要素、またはそれらの組合せを含む、1つまたは複数の他のハードウェア構成要素と組み合わせられ得る。
[0229] 基地局通信マネージャ1015は、基地局によって、アップリンク送信のためにUEに割り振られるアップリンク共有チャネルのREのセットを示す許可を送信し、フィードバックデータとCSIパート1データとCSIパート2データとの間でREのセットをスプリットし、REのセットをスプリットすることに基づいて、アップリンク送信のためのアップリンク共有チャネルのREのセットを監視し得る。いくつかの例では、複数のREをスプリットすることは、フィードバックデータとCSIパート1データとCSIパート2データとの間で複数のREをスプリットすることを含み得る。いくつかの例では、スプリットすることは、CSIパート2データの基準ペイロードサイズに少なくとも部分的に基づき得る。いくつかの例では、複数のREをスプリットすることは、フィードバックデータとCSIパート1データとCSIパート2データとアップリンクデータとの間で複数のREをスプリットすることを含み得る。いくつかの例では、そのようなスプリットすることは、CSIパート2データの基準ペイロードサイズに少なくとも部分的に基づき得る。
[0230] 送信機1020は、デバイスの他の構成要素によって生成された信号を送信し得る。いくつかの例では、送信機1020は、トランシーバモジュール中で受信機1010とコロケートされ得る。たとえば、送信機1020は、図13を参照しながら説明されるトランシーバ1335の態様の一例であり得る。送信機1020は、単一のアンテナまたはアンテナのセットを利用し得る。
[0231] 図11は、本開示の態様による、アップリンク共有チャネル上での送信のための異なるタイプの制御情報およびアップリンクデータの間のリソーススプリッティングをサポートするワイヤレスデバイス1105のブロック図1100を示す。ワイヤレスデバイス1105は、図10を参照しながら説明されたワイヤレスデバイス1005または基地局105の態様の一例であり得る。ワイヤレスデバイス1105は、受信機1110と、基地局通信マネージャ1115と、送信機1120とを含み得る。ワイヤレスデバイス1105はプロセッサをも含み得る。これらの構成要素の各々は、(たとえば、1つまたは複数のバスを介して)互いと通信していることがある。
[0232] 受信機1110は、パケット、ユーザデータ、または様々な情報チャネルに関連する制御情報(たとえば、制御チャネル、データチャネル、ならびにアップリンク共有チャネル上での送信のための異なるタイプの制御情報およびアップリンクデータの間のリソーススプリッティングに関係する情報など)などの情報を受信し得る。情報はデバイスの他の構成要素に受け渡され得る。受信機1110は、図13を参照しながら説明されるトランシーバ1335の態様の一例であり得る。受信機1110は、単一のアンテナまたはアンテナのセットを利用し得る。
[0233] 基地局通信マネージャ1115は、図13を参照しながら説明される基地局通信マネージャ1315の態様の一例であり得る。
[0234] 基地局通信マネージャ1115はまた、許可構成要素1125と、リソース割振り構成要素1130と、リソース監視構成要素1135とを含み得る。
[0235] 許可構成要素1125は、基地局によって、アップリンク送信のためにUEに割り振られるアップリンク共有チャネルのREのセットを示す許可を送信し得る。いくつかの場合には、許可を送信することは、REのセットの総数のうちのいずれもアップリンクデータの送信のために割り振られず、REのセットの総数の各々が、フィードバックデータ、CSIパート1データ、またはCSIパート2データの送信のために割り振られることを示すために許可を生成することをさらに含む。いくつかの場合には、許可を送信することは、アップリンク送信が非アクセス層データを含むべきであり、アクセス層データを含むべきでないことを示すために許可を生成することをさらに含む。
[0236] リソース割振り構成要素1130は、フィードバックデータとCSIパート1データとCSIパート2データとの間でREのセットの少なくとも一部分をスプリットし、許可中で示されたサブキャリアの数と許可中で示されたシンボル期間の数とに基づいて、割振りのために利用可能であるREのセットの総数を決定し、いくつかの例では、ランク指示の値に少なくとも部分的に基づいて基準ペイロードサイズを決定し得る。いくつかの場合には、REのセットをスプリットすることは、フィードバックデータとCSIパート1データとCSIパート2データとの間でREのセットをスプリットすることを含む。いくつかの例では、そのようなスプリットすることは、CSIパート2データの基準ペイロードサイズに基づき得る。いくつかの場合には、REのセットをスプリットすることは、フィードバックデータとCSIパート1データとCSIパート2データとの間でREのセットをスプリットすることを含む。いくつかの例では、そのようなスプリットすることは、割振りのために利用可能であるREのセットの総数に基づき得る。
[0237] いくつかの場合には、割振りのために利用可能であるREのセットの総数は、少なくとも1つの基準信号に割り当てられるREのセットのうちのREを除外する。いくつかの例では、複数のREの少なくとも一部分をスプリットすることは、フィードバックデータとCSIパート1データとCSIパート2データとアップリンクデータとの間で複数のREをスプリットすることを含み得る。いくつかの例では、そのようなスプリットすることは、CSIパート2データの基準ペイロードサイズに少なくとも部分的に基づき得る。いくつかの場合には、フィードバックデータはHARQ-ACKデータである。
[0238] リソース監視構成要素1135は、REのセットをスプリットすることに基づいて、アップリンク送信のためのアップリンク共有チャネルのREのセットを監視し得る。
[0239] 送信機1120は、デバイスの他の構成要素によって生成された信号を送信し得る。いくつかの例では、送信機1120は、トランシーバモジュール中で受信機1110とコロケートされ得る。たとえば、送信機1120は、図13を参照しながら説明されるトランシーバ1335の態様の一例であり得る。送信機1120は、単一のアンテナまたはアンテナのセットを利用し得る。
[0240] 図12は、本開示の態様による、アップリンク共有チャネル上での送信のための異なるタイプの制御情報およびアップリンクデータの間のリソーススプリッティングをサポートする基地局通信マネージャ1215のブロック図1200を示す。基地局通信マネージャ1215は、図10、図11、および図13を参照しながら説明される基地局通信マネージャ1315の態様の一例であり得る。基地局通信マネージャ1215は、許可構成要素1220と、リソース割振り構成要素1225と、リソース監視構成要素1230と、計算構成要素1235と、制御(たとえば、RRC)シグナリング構成要素1240とを含み得る。これらのモジュールの各々は、直接または間接的に、(たとえば、1つまたは複数のバスを介して)互いと通信し得る。
[0241] 許可構成要素1220は、基地局によって、アップリンク送信のためにUEに割り振られるアップリンク共有チャネルのREのセットを示す許可を送信し得る。いくつかの場合には、許可を送信することは、REのセットの総数のうちのいずれもアップリンクデータの送信のために割り振られず、REのセットの総数の各々が、フィードバックデータ、CSIパート1データ、またはCSIパート2データの送信のために割り振られることを示すために許可を生成することをさらに含む。いくつかの場合には、許可を送信することは、アップリンク送信が非アクセス層データを含むべきであり、アクセス層データを含むべきでないことを示すために許可を生成することをさらに含む。
[0242] リソース割振り構成要素1225は、フィードバックデータとCSIパート1データとCSIパート2データとの間でREのセットの少なくとも一部分をスプリットし、許可中で示されたサブキャリアの数と許可中で示されたシンボル期間の数とに基づいて、割振りのために利用可能であるREのセットの総数を決定し、ランク指示の値に少なくとも部分的に基づいて基準ペイロードサイズを決定し得る。いくつかの例では、複数のREをスプリットすることは、CSIパート2データの基準ペイロードサイズに少なくとも部分的に基づいて、フィードバックデータとCSIパート1データとCSIパート2データとの間で複数のREをスプリットすることを含み得る。いくつかの場合には、REのセットをスプリットすることは、割振りのために利用可能であるREのセットの総数に基づいて、フィードバックデータとCSIパート1データとCSIパート2データとの間でREのセットをスプリットすることを含む。
[0243] いくつかの場合には、割振りのために利用可能であるREのセットの総数は、少なくとも1つの基準信号に割り当てられるREのセットのうちのREを除外する。いくつかの例では、複数のREの少なくとも一部分をスプリットすることは、フィードバックデータとCSIパート1データとCSIパート2データとアップリンクデータとの間で複数のREをスプリットすることを含み得る。いくつかの例では、スプリットすることは、CSIパート2データの基準ペイロードサイズに少なくとも部分的に基づき得る。いくつかの場合には、フィードバックデータはHARQ-ACKデータである。
[0244] リソース監視構成要素1230は、REのセットをスプリットすることに基づいて、アップリンク送信のためのアップリンク共有チャネルのREのセットを監視し得る。
[0245] 計算構成要素1235は、CSIパート1データに割り振るために利用可能なREのセットの最大数に基づいて、CSIパート1データに割り振られるREのセットのうちのある数を計算し得る。いくつかの場合には、REのセットをスプリットすることは、フィードバックデータの重み付けされたペイロードサイズと、CSIパート1データの重み付けされたペイロードサイズと、基準ペイロードサイズの重み付けされたペイロードサイズとの関数に対するフィードバックデータの重み付けされたペイロードサイズに比例して、フィードバックデータに割り振られるREのセットのうちのある数を計算することを含む。
[0246] いくつかの場合には、REのセットをスプリットすることは、フィードバックデータの重み付けされたペイロードサイズと、CSIパート1データの重み付けされたペイロードサイズと、基準ペイロードサイズの重み付けされたペイロードサイズとの関数に対するCSIパート1データの重み付けされたペイロードサイズに比例して、CSIパート1データに割り振られるREのセットのうちのある数を計算することを含む。いくつかの場合には、REのセットをスプリットすることは、フィードバックデータに割り振られるREのセットのうちのある数とCSIパート1データに割り振られるREのセットのうちのある数とに基づいて、CSIパート2データに割り振られるREのセットのうちのある数を計算することを含む。いくつかの場合には、REのセットをスプリットすることは、フィードバックデータに割り振るために利用可能なREのセットの最大数に基づいて、フィードバックデータに割り振られるREのセットのうちのある数を計算することを含む。
[0247] 制御(たとえば、RRC)シグナリング構成要素1240は、フィードバックデータのための重み付け係数に少なくとも部分的に基づいてフィードバックデータの重み付けされたペイロードサイズを決定し、CSIパート1データのための重み付け係数に少なくとも部分的に基づいてCSIパート1データの重み付けされたペイロードサイズを決定し、CSIパート2データのための重み付け係数に少なくとも部分的に基づいて基準ペイロードサイズの重み付けされたペイロードサイズを決定し、フィードバックデータのためのおよびCSIパート1データのための第1の割振り上限パラメータを示す制御(たとえば、RRC)シグナリングを送信し、第1の割振り上限パラメータに少なくとも部分的に基づいて、CSIパート1データに割り振るために利用可能なREのセットの最大数を設定し得る。
[0248] いくつかの場合には、REのセットをスプリットすることは、フィードバックデータのための重み付け係数と、CSIパート1データのための重み付け係数と、CSIパート2データのための重み付け係数とを示す制御(たとえば、RRC)シグナリングを送信することを含む。いくつかの場合には、REのセットをスプリットすることは、第1の割振り上限パラメータに基づいてフィードバックデータに割り振るために利用可能なREのセットの最大数を設定することを含む。
[0249] 図13は、本開示の態様による、アップリンク共有チャネル上での送信のための異なるタイプの制御情報およびアップリンクデータの間のリソーススプリッティングをサポートするデバイス1305を含むシステム1300の図を示す。デバイス1305は、たとえば、図1を参照しながら上記で説明された基地局105の構成要素の一例であるか、またはそれを含み得る。デバイス1305は、基地局通信マネージャ1315と、プロセッサ1320と、メモリ1325と、ソフトウェア1330と、トランシーバ1335と、アンテナ1340と、ネットワーク通信マネージャ1345と、局間通信マネージャ1350とを含む、通信を送信および受信するための構成要素を含む双方向音声およびデータ通信のための構成要素を含み得る。これらの構成要素は、1つまたは複数のバス(たとえば、バス1310)を介して電子通信していることがある。デバイス1305は、1つまたは複数のUE115とワイヤレス通信し得る。
[0250] プロセッサ1320は、インテリジェントハードウェアデバイス(たとえば、汎用プロセッサ、DSP、CPU、マイクロコントローラ、ASIC、FPGA、プログラマブル論理デバイス、個別ゲートまたはトランジスタ論理構成要素、個別ハードウェア構成要素、あるいはそれらの任意の組合せ)を含み得る。いくつかの場合には、プロセッサ1320は、メモリコントローラを使用してメモリアレイを動作させるように構成され得る。いくつかの場合には、メモリコントローラはプロセッサ1320に組み込まれ得る。プロセッサ1320は、様々な機能(たとえば、アップリンク共有チャネル上での送信のための異なるタイプの制御情報およびアップリンクデータの間のリソーススプリッティングをサポートする機能またはタスク)を実行するために、メモリに記憶されたコンピュータ可読命令を実行するように構成され得る。
[0251] メモリ1325はRAMとROMとを含み得る。メモリ1325は、実行されたとき、プロセッサに本明細書で説明される様々な機能を実行させる命令を含むコンピュータ可読、コンピュータ実行可能ソフトウェア1330を記憶し得る。いくつかの場合には、メモリ1325は、特に、周辺構成要素またはデバイスとの対話など、基本ハードウェアまたはソフトウェア動作を制御し得るBIOSを含んでいることがある。
[0252] ソフトウェア1330は、アップリンク共有チャネル上での送信のために異なるタイプの制御情報およびアップリンクデータの間のリソーススプリッティングをサポートするためのコードを含む、本開示の態様を実装するためのコードを含み得る。ソフトウェア1330は、システムメモリまたは他のメモリなど、非一時的コンピュータ可読媒体に記憶され得る。いくつかの場合には、ソフトウェア1330は、プロセッサによって直接的に実行可能でないことがあるが、(たとえば、コンパイルされ実行されたとき)コンピュータに本明細書で説明される機能を実行させ得る。
[0253] トランシーバ1335は、上記で説明されたように、1つまたは複数のアンテナ、ワイヤードリンク、またはワイヤレスリンクを介して双方向に通信し得る。たとえば、トランシーバ1335は、ワイヤレストランシーバを表し得、別のワイヤレストランシーバと双方向に通信し得る。トランシーバ1335はまた、パケットを変調し、変調されたパケットを送信のためにアンテナに与えるための、およびアンテナから受信されたパケットを復調するためのモデムを含み得る。
[0254] いくつかの場合には、ワイヤレスデバイスは単一のアンテナ1340を含み得る。しかしながら、いくつかの場合には、デバイスは、複数のワイヤレス送信をコンカレントに送信または受信することが可能であり得る2つ以上のアンテナ1340を有し得る。
[0255] ネットワーク通信マネージャ1345は、(たとえば、1つまたは複数のワイヤードバックホールリンクを介して)コアネットワークとの通信を管理し得る。たとえば、ネットワーク通信マネージャ1345は、1つまたは複数のUE115など、クライアントデバイスのためのデータ通信の転送を管理し得る。
[0256] 局間通信マネージャ1350は、他の基地局105との通信を管理し得、他の基地局105と協働してUE115との通信を制御するためのコントローラまたはスケジューラを含み得る。たとえば、局間通信マネージャ1350は、ビームフォーミングまたはジョイント送信などの様々な干渉緩和技法のためのUE115への送信のためのスケジューリングを協調させ得る。いくつかの例では、局間通信マネージャ1350は、基地局105間の通信を行うために、LTE/LTE-Aワイヤレス通信ネットワーク技術内のX2インターフェースを与え得る。
[0257] 図14は、本開示の態様による、アップリンク共有チャネル上での送信のための異なるタイプの制御情報およびアップリンクデータの間のリソーススプリッティングのための方法1400を示すフローチャートを示す。方法1400の動作は、本明細書で説明されたように、UE115またはそれの構成要素によって実装され得る。たとえば、方法1400の動作は、図6~図9を参照しながら説明されたように、UE通信マネージャによって実行され得る。いくつかの例では、UE115は、以下で説明される機能を実行するようにデバイスの機能要素を制御するためのコードのセットを実行し得る。追加または代替として、UE115は、専用ハードウェアを使用して、以下で説明される機能の態様を実行し得る。
[0258] 1405において、UE115は、アップリンク送信のためにUEに割り振られるアップリンク共有チャネルの複数のREを示す許可を受信し得る。1405の動作は、本明細書で説明される方法に従って実行され得る。いくつかの例では、1405の動作の態様は、図6~図9を参照しながら説明されたように、許可構成要素によって実行され得る。
[0259] 1410において、UE115は、フィードバックデータ(たとえば、HARK-ACKデータ)とCSIパート1データとCSIパート2データとの間で複数のREの少なくとも一部分をスプリットし得る。いくつかの例では、1410の、複数のREをスプリットすることは、フィードバックデータ(たとえば、HARQ-ACKデータ)とCSIパート1データとCSIパート2データとの間で複数のREをスプリットすることを含み得る。いくつかの例では、1410の、複数のREをスプリットすることは、フィードバックデータ(たとえば、HARQ-ACKデータ)とCSIパート1データとCSIパート2データとアップリンクデータとの間で複数のREをスプリットすることを含み得る。いくつかの例では、スプリットすることは、CSIパート2データの基準ペイロードサイズに少なくとも部分的に基づき得る。1410の動作は、本明細書で説明される方法に従って実行され得る。いくつかの例では、1410の動作の態様は、図6~図9を参照しながら説明されたように、リソース割振り構成要素によって実行され得る。
[0260] 1415において、UE115は、スプリットすることに少なくとも部分的に基づいてアップリンク送信を生成し得る。1415の動作は、本明細書で説明される方法に従って実行され得る。いくつかの例では、1415の動作の態様は、図6~図9を参照しながら説明されたように、生成構成要素によって実行され得る。
[0261] 1420において、UE115は、UEによって、アップリンク共有チャネルの複数のRE中でアップリンク送信を送信し得る。1420の動作は、本明細書で説明される方法に従って実行され得る。いくつかの例では、1420の動作の態様は、図6~図9を参照しながら説明されたように、アップリンクコントローラによって実行され得る。
[0262] 図15は、本開示の態様による、アップリンク共有チャネル上での送信のための異なるタイプの制御情報およびアップリンクデータの間のリソーススプリッティングのための方法1500を示すフローチャートを示す。方法1500の動作は、本明細書で説明されたように、UE115またはそれの構成要素によって実装され得る。たとえば、方法1500の動作は、図6~図9を参照しながら説明されたように、UE通信マネージャによって実行され得る。いくつかの例では、UE115は、以下で説明される機能を実行するようにデバイスの機能要素を制御するためのコードのセットを実行し得る。追加または代替として、UE115は、専用ハードウェアを使用して、以下で説明される機能の態様を実行し得る。
[0263] 1505において、UE115は、アップリンク送信のためにUEに割り振られるアップリンク共有チャネルの複数のREを示す許可を受信し得る。1505の動作は、本明細書で説明される方法に従って実行され得る。いくつかの例では、1505の動作の態様は、図6~図9を参照しながら説明されたように、許可構成要素によって実行され得る。
[0264] 1510において、UE115は、許可中で示されたサブキャリアの数と許可中で示されたシンボル期間の数とに少なくとも部分的に基づいて、割振りのために利用可能である複数のREの総数を決定し得る。1510の動作は、本明細書で説明される方法に従って実行され得る。いくつかの例では、1510の動作の態様は、図6~図9を参照しながら説明されたように、リソース割振り構成要素によって実行され得る。
[0265] 1515において、UE115は、HARQ-ACKデータとCSIパート1データとCSIパート2データとの間で複数のREの少なくとも一部分をスプリットし得る。いくつかの例では、1515のスプリットすることは、CSIパート2データの基準ペイロードサイズに少なくとも部分的に基づき得る。いくつかの例では、1515のスプリットすることは、HARQ-ACKデータとCSIパート1データとCSIパート2データとアップリンクデータとの間であり得る。1515の動作は、本明細書で説明される方法に従って実行され得る。いくつかの例では、1515の動作の態様は、図6~図9を参照しながら説明されたように、リソース割振り構成要素によって実行され得る。
[0266] 1520において、UE115は、スプリットすることに少なくとも部分的に基づいてアップリンク送信を生成し得る。1520の動作は、本明細書で説明される方法に従って実行され得る。いくつかの例では、1520の動作の態様は、図6~図9を参照しながら説明されたように、生成構成要素によって実行され得る。
[0267] 1525において、UE115は、UEによって、アップリンク共有チャネルの複数のRE中でアップリンク送信を送信し得る。1525の動作は、本明細書で説明される方法に従って実行され得る。いくつかの例では、1525の動作の態様は、図6~図9を参照しながら説明されたように、アップリンクコントローラによって実行され得る。
[0268] 図16は、本開示の態様による、アップリンク共有チャネル上での送信のための異なるタイプの制御情報およびアップリンクデータの間のリソーススプリッティングのための方法1600を示すフローチャートを示す。方法1600の動作は、本明細書で説明されたように、基地局105またはそれの構成要素によって実装され得る。たとえば、方法1600の動作は、図10~図13を参照しながら説明されたように、基地局通信マネージャによって実行され得る。いくつかの例では、基地局105は、以下で説明される機能を実行するようにデバイスの機能要素を制御するためのコードのセットを実行し得る。追加または代替として、基地局105は、専用ハードウェアを使用して、以下で説明される機能の態様を実行し得る。
[0269] 1605において、基地局105は、アップリンク送信のためにUEに割り振られるアップリンク共有チャネルの複数のREを示す許可を送信し得る。1605の動作は、本明細書で説明される方法に従って実行され得る。いくつかの例では、1605の動作の態様は、図10~図13を参照しながら説明されたように、許可構成要素によって実行され得る。
[0270] 1610において、基地局105は、フィードバックデータ(たとえば、HARQ-ACKデータ)とCSIパート1データとCSIパート2データとの間で複数のREの少なくとも一部分をスプリットし得る。いくつかの例では、1610のスプリットすることは、CSIパート2データの基準ペイロードサイズに少なくとも部分的に基づき得る。いくつかの例では、1610のスプリットすることは、フィードバックデータ(たとえば、HARQ-ACKデータ)とCSIパート1データとCSIパート2データとアップリンクデータとの間であり得る。1610の動作は、本明細書で説明される方法に従って実行され得る。いくつかの例では、1610の動作の態様は、図10~図13を参照しながら説明されたように、リソース割振り構成要素によって実行され得る。
[0271] 1615において、基地局105は、スプリットすることに少なくとも部分的に基づいて、アップリンク送信のためのアップリンク共有チャネルの複数のREを監視し得る。1615の動作は、本明細書で説明される方法に従って実行され得る。いくつかの例では、1615の動作の態様は、図10~図13を参照しながら説明されたように、リソース監視構成要素によって実行され得る。
[0272] 図17は、本開示の態様による、アップリンク共有チャネル上での送信のための異なるタイプの制御情報およびアップリンクデータの間のリソーススプリッティングのための方法1700を示すフローチャートを示す。方法1700の動作は、本明細書で説明されたように、基地局105またはそれの構成要素によって実装され得る。たとえば、方法1700の動作は、図10~図13を参照しながら説明されたように、基地局通信マネージャによって実行され得る。いくつかの例では、基地局105は、以下で説明される機能を実行するようにデバイスの機能要素を制御するためのコードのセットを実行し得る。追加または代替として、基地局105は、専用ハードウェアを使用して、以下で説明される機能の態様を実行し得る。
[0273] 1705において、基地局105は、アップリンク送信のためにUEに割り振られるアップリンク共有チャネルの複数のREを示す許可を送信し得る。1705の動作は、本明細書で説明される方法に従って実行され得る。いくつかの例では、1705の動作の態様は、図10~図13を参照しながら説明されたように、許可構成要素によって実行され得る。
[0274] 1710において、基地局105は、HARQ-ACKデータ、CSIパート1データ、およびCSIパート2データのための重み付け係数を示す制御(たとえば、RRC)シグナリングを送信し得る。1720の動作は、本明細書で説明される方法に従って実行され得る。いくつかの例では、1720の動作の態様は、図10~図13を参照しながら説明されたように、制御(たとえば、RRC)シグナリング構成要素によって実行され得る。
[0275] 1715において、基地局105は、フィードバックデータとCSIパート1データとCSIパート2データとの間で複数のREの少なくとも一部分をスプリットし得る。いくつかの例では、1715のスプリットすることは、CSIパート2データの基準ペイロードサイズに少なくとも部分的に基づき得る。いくつかの場合には、複数のREをスプリットすることは、フィードバックデータのための重み付け係数と、CSIパート1データのための重み付け係数と、CSIパート2データのための重み付け係数とを示す制御(たとえば、RRC)シグナリングを送信することを含む。いくつかの例では、1715のスプリットすることは、フィードバックデータとCSIパート1データとCSIパート2データとアップリンクデータとの間であり得る。1710の動作は、本明細書で説明される方法に従って実行され得る。いくつかの例では、1710の動作の態様は、図10~図13を参照しながら説明されたように、リソース割振り構成要素によって実行され得る。
[0276] 1720において、基地局105は、スプリットすることに少なくとも部分的に基づいて、アップリンク送信のためのアップリンク共有チャネルの複数のREを監視し得る。1715の動作は、本明細書で説明される方法に従って実行され得る。いくつかの例では、1715の動作の態様は、図10~図13を参照しながら説明されたように、リソース監視構成要素によって実行され得る。
[0277] 上記で説明された方法は可能な実装形態を表すこと、ならびに動作およびステップが並べ替えられるかまたは場合によっては変更され得ること、ならびに他の実装形態が可能であることに留意されたい。さらに、方法のうちの2つまたはそれ以上からの態様が組み合わせられ得る。
[0278] 本明細書で説明される技法は、CDMA、TDMA、FDMA、OFDMA、シングルキャリア周波数分割多元接続(SC-FDMA)、および他のシステムなど、様々なワイヤレス通信システムのために使用され得る。CDMAシステムは、CDMA2000、ユニバーサル地上波無線アクセス(UTRA)などの無線技術を実装し得る。CDMA2000は、IS-2000、IS-95、およびIS-856規格をカバーする。IS-2000リリースは、一般に、CDMA2000 1X、1Xなどと呼ばれることがある。IS-856(TIA-856)は、一般に、CDMA2000 1xEV-DO、高速パケットデータ(HRPD)などと呼ばれる。UTRAは、広帯域CDMA(WCDMA(登録商標))と、CDMAの他の変形態とを含む。TDMAシステムは、モバイル通信用グローバルシステム(GSM(登録商標))などの無線技術を実装し得る。
[0279] OFDMAシステムは、ウルトラモバイルブロードバンド(UMB)、発展型UTRA(E-UTRA)、米国電気電子技術者協会(IEEE)802.11(Wi-Fi(登録商標))、IEEE802.16(WiMAX(登録商標))、IEEE802.20、Flash-OFDMなどの無線技術を実装し得る。UTRAおよびE-UTRAは、ユニバーサルモバイルテレコミュニケーションズシステム(UMTS)の一部である。LTE、LTE-A、およびLTE-A Proは、E-UTRAを使用するUMTSのリリースである。UTRA、E-UTRA、UMTS、LTE、LTE-A、LTE-A Pro、NR、およびGSMは、「第3世代パートナーシッププロジェクト」(3GPP(登録商標))と称する団体からの文書に記載されている。CDMA2000およびUMBは、「第3世代パートナーシッププロジェクト2」(3GPP2)と称する団体からの文書に記載されている。本明細書で説明される技法は、上述のシステムおよび無線技術、ならびに他のシステムおよび無線技術のために使用され得る。LTE、LTE-A、LTE-A Pro、またはNRシステムの態様は例として説明され得、LTE、LTE-A、LTE-A Pro、またはNR用語が説明の大部分において使用され得るが、本明細書で説明される技法は、LTE、LTE-A、LTE-A Pro、またはNR適用例以外に適用可能である。
[0280] マクロセルは、概して、比較的大きい地理的エリア(たとえば、半径数キロメートル)をカバーし、ネットワークプロバイダのサービスに加入しているUE115による無制限アクセスを可能にし得る。スモールセルは、マクロセルと比較して、低電力基地局105に関連付けられ得、スモールセルは、マクロセルと同じまたは異なる(たとえば、認可、無認可などの)周波数帯域内で動作し得る。スモールセルは、様々な例によれば、ピコセルとフェムトセルとマイクロセルとを含み得る。ピコセルは、たとえば、小さい地理的エリアをカバーし得、ネットワークプロバイダのサービスに加入しているUE115による無制限アクセスを可能にし得る。フェムトセルは、小さい地理的エリア(たとえば、自宅)を同じくカバーし得、フェムトセルとの関連を有するUE115(たとえば、限定加入者グループ(CSG)中のUE115、自宅内のユーザのためのUE115など)による制限付きアクセスを与え得る。マクロセルのためのeNBは、マクロeNBと呼ばれることがある。スモールセルのためのeNBは、スモールセルeNB、ピコeNB、フェムトeNB、またはホームeNBと呼ばれることがある。eNBは、1つまたは複数の(たとえば、2つ、3つ、4つなどの)セルをサポートし得、また、1つまたは複数のコンポーネントキャリアを使用する通信をサポートし得る。
[0281] 本明細書で説明される1つまたは複数のワイヤレス通信システム100は、同期動作または非同期動作をサポートし得る。同期動作の場合、基地局105は同様のフレームタイミングを有し得、異なる基地局105からの送信は近似的に時間的に整合され得る。非同期動作の場合、基地局105は異なるフレームタイミングを有し得、異なる基地局105からの送信は時間的に整合されないことがある。本明細書で説明される技法は、同期動作または非同期動作のいずれかのために使用され得る。
[0282] 本明細書で説明される情報および信号は、多種多様な技術および技法のいずれかを使用して表され得る。たとえば、上記の説明全体にわたって言及され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、およびチップは、電圧、電流、電磁波、磁界または磁性粒子、光場または光学粒子、あるいはそれらの任意の組合せによって表され得る。
[0283] 本明細書の開示に関して説明された様々な例示的なブロックおよびモジュールは、汎用プロセッサ、DSP、ASIC、FPGAまたは他のプログラマブル論理デバイス(PLD)、個別ゲートまたはトランジスタ論理、個別ハードウェア構成要素、あるいは本明細書で説明される機能を実行するように設計されたそれらの任意の組合せを用いて実装または実行され得る。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであり得るが、代替として、プロセッサは、任意の従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、または状態機械であり得る。プロセッサは、コンピューティングデバイスの組合せ(たとえば、DSPとマイクロプロセッサとの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連携する1つまたは複数のマイクロプロセッサ、または任意の他のそのような構成)としても実装され得る。
[0284] 本明細書で説明される機能は、ハードウェア、プロセッサによって実行されるソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せで実装され得る。プロセッサによって実行されるソフトウェアで実装される場合、機能は、1つまたは複数の命令またはコードとして、コンピュータ可読媒体上に記憶されるか、またはコンピュータ可読媒体を介して送信され得る。他の例および実装形態は、本開示の範囲内および添付の特許請求の範囲内に入る。たとえば、ソフトウェアの性質により、上記で説明された機能は、プロセッサによって実行されるソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、ハードワイヤリング、またはこれらのうちのいずれかの組合せを使用して実装され得る。機能を実装する特徴はまた、機能の部分が、異なる物理的ロケーションにおいて実装されるように分散されることを含めて、様々な位置に物理的に配置され得る。
[0285] コンピュータ可読媒体は、ある場所から別の場所へのコンピュータプログラムの転送を促進する任意の媒体を含む、非一時的コンピュータ記憶媒体と通信媒体の両方を含む。非一時的記憶媒体は、汎用または専用コンピュータによってアクセスされ得る任意の利用可能な媒体であり得る。限定ではなく例として、非一時的コンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、電気的消去可能プログラマブル読取り専用メモリ(EEPROM(登録商標))、フラッシュメモリ、コンパクトディスク(CD)ROMまたは他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージまたは他の磁気ストレージデバイス、あるいは命令またはデータ構造の形態の所望のプログラムコード手段を搬送または記憶するために使用され得、汎用もしくは専用コンピュータ、または汎用もしくは専用プロセッサによってアクセスされ得る、任意の他の非一時的媒体を含み得る。また、いかなる接続もコンピュータ可読媒体と適切に呼ばれる。たとえば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL)、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術を使用して、ウェブサイト、サーバ、または他のリモートソースから送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、DSL、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術は、媒体の定義に含まれる。本明細書で使用されるディスク(disk)およびディスク(disc)は、CD、レーザーディスク(登録商標)(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多用途ディスク(disc)(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスク(disk)およびBlu-ray(登録商標)ディスク(disc)を含み、ここで、ディスク(disk)は、通常、データを磁気的に再生し、ディスク(disc)は、データをレーザーで光学的に再生する。上記の組合せもコンピュータ可読媒体の範囲内に含まれる。
[0286] 特許請求の範囲を含めて、本明細書で使用される場合、項目の列挙(たとえば、「のうちの少なくとも1つ」あるいは「のうちの1つまたは複数」などの句で終わる項目の列挙)中で使用される「または」は、たとえば、A、B、またはCのうちの少なくとも1つの列挙が、AまたはBまたはCまたはABまたはACまたはBCまたはABC(すなわち、AおよびBおよびC)を意味するような包括的列挙を示す。また、本明細書で使用される「に基づいて」という句は、条件の閉集合への参照として解釈されないものとする。たとえば、「条件Aに基づいて」と記述された例示的なステップは、本開示の範囲から逸脱することなく条件Aと条件Bの両方に基づき得る。言い換えれば、本明細書で使用される「に基づいて」という句は、「に少なくとも部分的に基づいて」という句と同様にして解釈されるものとする。
[0287] 添付の図では、同様の構成要素または特徴は同じ参照ラベルを有し得る。さらに、同じタイプの様々な構成要素は、参照ラベルの後に、ダッシュと、それらの同様の構成要素を区別する第2のラベルとを続けることによって区別され得る。第1の参照ラベルのみが本明細書において使用される場合、その説明は、第2の参照ラベル、または他の後続の参照ラベルにかかわらず、同じ第1の参照ラベルを有する同様の構成要素のいずれにも適用可能である。
[0288] 添付の図面に関して本明細書に記載される説明は、例示的な構成について説明しており、実装され得るまたは特許請求の範囲内に入るすべての例を表すとは限らない。本明細書で使用される「例示的」という用語は、「例、事例、または例示の働きをすること」を意味し、「好ましい」または「他の例よりも有利な」を意味しない。詳細な説明は、説明される技法の理解を与えるための具体的な詳細を含む。ただし、これらの技法は、これらの具体的な詳細なしに実施され得る。いくつかの事例では、説明される例の概念を不明瞭にすることを回避するために、よく知られている構造およびデバイスがブロック図の形式で示される。
[0289] 本明細書の説明は、当業者が本開示を作成または使用することができるように与えられた。本開示への様々な変更は当業者には容易に明らかとなり、本明細書で定義された一般原理は、本開示の範囲から逸脱することなく他の変形形態に適用され得る。したがって、本開示は、本明細書で説明された例および設計に限定されず、本明細書で開示された原理および新規の特徴に合致する最も広い範囲を与えられるべきである。
以下に本願の出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[C1] ワイヤレス通信のための方法であって、
ユーザ機器(UE)によって、アップリンク送信のために前記UEに割り振られるアップリンク共有チャネルの複数のリソース要素(RE)を示す許可を受信することと、
ハイブリッド自動再送要求肯定応答(HARQ-ACK)データとチャネル状態情報パート1(CSIパート1)データとCSIパート2データとの間で前記複数のREの少なくとも一部分をスプリットすることと、
前記スプリットすることに少なくとも部分的に基づいて前記アップリンク送信を生成することと、
前記UEによって、前記アップリンク共有チャネルの前記複数のRE中で前記アップリンク送信を送信することと
を備える、方法。
[C2] 割振り上限パラメータを示す無線リソース制御(RRC)シグナリングを受信することと、
前記割振り上限パラメータに少なくとも部分的に基づいて、前記HARQ-ACKデータに割り振るための前記複数のREの最大数を設定することと
をさらに備える、C1に記載の方法。
[C3] 前記最大数に少なくとも部分的に基づいて、前記HARQ-ACKデータに割り振るための前記複数のREのうちのある数を計算すること
をさらに備える、C2に記載の方法。
[C4] 前記許可に関連するサブキャリアの数と前記許可に関連するシンボル期間の数とに少なくとも部分的に基づいて、割振りのために利用可能である前記複数のREの総数を決定すること
をさらに備える、C1に記載の方法。
[C5] 割振り上限パラメータを示す無線リソース制御(RRC)シグナリングを受信することと、
前記割振り上限パラメータに少なくとも部分的に基づいて、前記CSIパート1データに割り振るための前記複数のREの最大数を設定することと
をさらに備える、C1に記載の方法。
[C6] 前記最大数に少なくとも部分的に基づいて、前記CSIパート1データに割り振るための前記複数のREのうちのある数を計算すること
をさらに備える、C5に記載の方法。
[C7] 前記HARQ-ACKデータに割り振るために利用可能である前記複数のREの最大数として、割振りのために利用可能である前記複数のREの前記総数を設定すること
をさらに備える、C4に記載の方法。
[C8] 前記複数のREの少なくとも前記一部分をスプリットすることが、
前記複数のREのうちのある数を前記HARQ-ACKデータに割り振ることと、
前記HARQ-ACKデータに割り振られる前記複数のREのうちの前記数が、割振りのために利用可能である前記複数のREの前記総数よりも少ないと決定したことに少なくとも部分的に基づいて、割振りのために利用可能である前記複数のREのうちの残りの数を識別することと、
前記CSIパート1データと前記CSIパート2データとの間で前記複数のREのうちの前記残りの数をスプリットすることと
を備える、C4に記載の方法。
[C9] 前記複数のREの少なくとも前記一部分をスプリットすることが、
前記HARQ-ACKデータの重み付けされたペイロードサイズと、前記CSIパート1データの重み付けされたペイロードサイズと、基準ペイロードサイズの重み付けされたペイロードサイズとの関数に対する前記HARQ-ACKデータの前記重み付けされたペイロードサイズに比例して、前記HARQ-ACKデータに割り振るための前記複数のREのうちのある数を計算すること
を備える、C1に記載の方法。
[C10] 前記複数のREの少なくとも前記一部分をスプリットすることが、
前記HARQ-ACKデータの重み付けされたペイロードサイズと、前記CSIパート1データの重み付けされたペイロードサイズと、基準ペイロードサイズの重み付けされたペイロードサイズとの関数に対する前記CSIパート1データの前記重み付けされたペイロードサイズに比例して、前記CSIパート1データに割り振るための前記複数のREのうちのある数を計算すること
を備える、C1に記載の方法。
[C11] 前記複数のREの少なくとも前記一部分をスプリットすることが、
前記HARQ-ACKデータのための重み付け係数と、前記CSIパート1データのための重み付け係数と、前記CSIパート2データのための重み付け係数とを示す無線リソース制御(RRC)シグナリングを受信することと、
前記HARQ-ACKデータのための前記重み付け係数に少なくとも部分的に基づいて前記HARQ-ACKデータの重み付けされたペイロードサイズと、前記CSIパート1データのための前記重み付け係数に少なくとも部分的に基づいて前記CSIパート1データの重み付けされたペイロードサイズと、前記CSIパート2データのための前記重み付け係数に少なくとも部分的に基づいて基準ペイロードサイズの重み付けされたペイロードサイズとを決定することと
を備える、C1に記載の方法。
[C12] 前記複数のREの少なくとも前記一部分をスプリットすることが、
前記HARQ-ACKデータに割り振られる前記複数のREのうちのある数と前記CSIパート1データに割り振られる前記複数のREのうちのある数とに少なくとも部分的に基づいて、前記CSIパート2データに割り振るための前記複数のREのうちのある数を計算すること
を備える、C1に記載の方法。
[C13] 前記複数のREの少なくとも前記一部分をスプリットすることが、
基準ペイロードサイズの重み付けされたペイロードサイズに対する前記HARQ-ACKデータの重み付けされたペイロードサイズに比例して、前記HARQ-ACKデータに割り振るための前記複数のREのうちのある数を計算すること
を備える、C1に記載の方法。
[C14] 前記複数のREの少なくとも前記一部分をスプリットすることが、
基準ペイロードサイズの重み付けされたペイロードサイズに対する前記CSIパート1データの重み付けされたペイロードサイズに比例して、前記CSIパート1データに割り振るための前記複数のREのうちのある数を計算すること
を備える、C1に記載の方法。
[C15] ランク指示の値に少なくとも部分的に基づいて基準ペイロードサイズを決定することをさらに備える、C1に記載の方法。
[C16] 前記複数のREのうちのいずれもアップリンクデータの送信のために割り振られず、前記複数のREの各々が、前記HARQ-ACKデータ、または前記CSIパート1データ、または前記CSIパート2データの送信のために割り振られると決定するために前記許可を処理すること
をさらに備える、C1に記載の方法。
[C17] 前記アップリンク送信が非アクセス層データを含むべきであり、アクセス層データを含むべきでないと決定するために前記許可を処理すること
をさらに備える、C1に記載の方法。
[C18] 前記複数のREの少なくとも前記一部分をスプリットすることが、
前記CSIパート2データの基準ペイロードサイズに少なくとも部分的に基づいて、前記HARQ-ACKデータと前記CSIパート1データと前記CSIパート2データとアップリンクデータとの間で前記複数のREの少なくとも前記一部分をスプリットすることを備える、C1に記載の方法。
[C19] ワイヤレス通信のための方法であって、
基地局によって、アップリンク送信のためにユーザ機器(UE)に割り振られるアップリンク共有チャネルの複数のリソース要素(RE)を示す許可を送信することと、
ハイブリッド自動再送要求肯定応答(HARQ-ACK)データとチャネル状態情報パート1(CSIパート1)データとCSIパート2データとの間で前記複数のREの少なくとも一部分をスプリットすることと、
前記スプリットすることに少なくとも部分的に基づいて、前記アップリンク送信のための前記アップリンク共有チャネルの前記複数のREを監視することと
を備える、方法。
[C20] 割振り上限パラメータを示す無線リソース制御(RRC)シグナリングを送信することをさらに備える、C19に記載の方法。
[C21] 前記複数のREの少なくとも前記一部分をスプリットすることが、
前記割振り上限パラメータに少なくとも部分的に基づいて、前記HARQ-ACKデータに割り振るために利用可能な前記複数のREの最大数を設定すること
を備える、C20に記載の方法。
[C22] 前記複数のREの少なくとも前記一部分をスプリットすることが、
前記HARQ-ACKデータに割り振るために利用可能な前記複数のREの前記最大数に少なくとも部分的に基づいて、前記HARQ-ACKデータに割り振られる前記複数のREのうちのある数を計算すること
を備える、C21に記載の方法。
[C23] 前記複数のREの少なくとも前記一部分をスプリットすることが、
前記割振り上限パラメータに少なくとも部分的に基づいて、前記CSIパート1データに割り振るために利用可能な前記複数のREの最大数を設定すること
を備える、C20に記載の方法。
[C24] 前記複数のREの少なくとも前記一部分をスプリットすることが、
前記CSIパート1データに割り振るために利用可能な前記複数のREの前記最大数に少なくとも部分的に基づいて、前記CSIパート1データに割り振られる前記複数のREのうちのある数を計算すること
を備える、C23に記載の方法。
[C25] 前記許可に関連するサブキャリアの数と前記許可に関連するシンボル期間の数とに少なくとも部分的に基づいて、割振りのために利用可能である前記複数のREの総数を決定すること
をさらに備える、C19に記載の方法。
[C26] 前記複数のREの少なくとも前記一部分をスプリットすることが、
割振りのために利用可能である前記複数のREの前記総数に少なくとも部分的に基づいて、前記HARQ-ACKデータと前記CSIパート1データと前記CSIパート2データとの間で、前記複数のREの少なくとも前記一部分をスプリットすること
を備える、C25に記載の方法。
[C27] 割振りのために利用可能である前記複数のREの前記総数が、少なくとも1つの基準信号に割り当てられる前記複数のREのうちのREを除外する、C25に記載の方法。
[C28] 前記許可を送信することは、
前記複数のREの前記総数のうちのいずれもアップリンクデータの送信のために割り振られず、前記複数のREの総数の各々が、前記HARQ-ACKデータ、前記CSIパート1データ、または前記CSIパート2データの送信のために割り振られることを示すために前記許可を生成すること
をさらに備える、C25に記載の方法。
[C29] 前記許可を送信することは、
前記アップリンク送信が非アクセス層データを含むべきであり、アクセス層データを含むべきでないことを示すために前記許可を生成すること
をさらに備える、C25に記載の方法。
[C30] 前記複数のREの少なくとも前記一部分をスプリットすることが、
前記HARQ-ACKデータの重み付けされたペイロードサイズと、前記CSIパート1データの重み付けされたペイロードサイズと、基準ペイロードサイズの重み付けされたペイロードサイズとの関数に対する前記HARQ-ACKデータの前記重み付けされたペイロードサイズに比例して、前記HARQ-ACKデータに割り振られる前記複数のREのうちのある数を計算すること
を備える、C19に記載の方法。
[C31] 前記複数のREの少なくとも前記一部分をスプリットすることが、
前記HARQ-ACKデータの重み付けされたペイロードサイズと、前記CSIパート1データの重み付けされたペイロードサイズと、基準ペイロードサイズの重み付けされたペイロードサイズとの関数に対する前記CSIパート1データの前記重み付けされたペイロードサイズに比例して、前記CSIパート1データに割り振られる前記複数のREのうちのある数を計算すること
を備える、C19に記載の方法。
[C32] 前記複数のREの少なくとも前記一部分をスプリットすることが、
前記HARQ-ACKデータのための重み付け係数と、前記CSIパート1データのための重み付け係数と、前記CSIパート2データのための重み付け係数とを示す無線リソース制御(RRC)シグナリングを送信することと、
前記HARQ-ACKデータのための前記重み付け係数に少なくとも部分的に基づいて前記HARQ-ACKデータの重み付けされたペイロードサイズと、前記CSIパート1データのための前記重み付け係数に少なくとも部分的に基づいて前記CSIパート1データの重み付けされたペイロードサイズと、前記CSIパート2データのための前記重み付け係数に少なくとも部分的に基づいて基準ペイロードサイズの重み付けされたペイロードサイズとを決定することと
を備える、C19に記載の方法。
[C33] 前記複数のREの少なくとも前記一部分をスプリットすることが、
前記HARQ-ACKデータに割り振られる前記複数のREのうちのある数と前記CSIパート1データに割り振られる前記複数のREのうちのある数とに少なくとも部分的に基づいて、前記CSIパート2データに割り振られる前記複数のREのうちのある数を計算すること
を備える、C19に記載の方法。
[C34] ランク指示の値に少なくとも部分的に基づいて基準ペイロードサイズを決定することをさらに備える、C19に記載の方法。
[C35] 前記複数のREの少なくとも前記一部分をスプリットすることが、
前記CSIパート2データの基準ペイロードサイズに少なくとも部分的に基づいて、前記HARQ-ACKデータと前記CSIパート1データと前記CSIパート2データとアップリンクデータとの間で前記複数のREの少なくとも前記一部分をスプリットすることを備える、C19に記載の方法。
[C36] ユーザ機器(UE)によるワイヤレス通信のための装置であって、
アップリンク送信のために前記UEに割り振られるアップリンク共有チャネルの複数のリソース要素(RE)を示す許可を受信するための手段と、
ハイブリッド自動再送要求肯定応答(HARQ-ACK)データとチャネル状態情報パート1(CSIパート1)データとCSIパート2データとの間で前記複数のREの少なくとも一部分をスプリットするための手段と、
前記スプリットすることに少なくとも部分的に基づいて前記アップリンク送信を生成するための手段と、
前記アップリンク共有チャネルの前記複数のRE中で前記アップリンク送信を送信するための手段と
を備える、装置。
[C37] 割振り上限パラメータを示す無線リソース制御(RRC)シグナリングを受信するための手段と、
前記割振り上限パラメータに少なくとも部分的に基づいて、前記HARQ-ACKデータに割り振るための前記複数のREの最大数を設定するための手段と
をさらに備える、C36に記載の装置。
[C38] 前記最大数に少なくとも部分的に基づいて、前記HARQ-ACKデータに割り振るための前記複数のREのうちのある数を計算するための手段
をさらに備える、C37に記載の装置。
[C39] 前記許可に関連するサブキャリアの数と前記許可に関連するシンボル期間の数とに少なくとも部分的に基づいて、割振りのために利用可能である前記複数のREの総数を決定するための手段
をさらに備える、C36に記載の装置。
[C40] 割振り上限パラメータを示す無線リソース制御(RRC)シグナリングを受信するための手段と、
前記割振り上限パラメータに少なくとも部分的に基づいて、前記CSIパート1データに割り振るための前記複数のREの最大数を設定するための手段と
をさらに備える、C36に記載の装置。
[C41] 前記最大数に少なくとも部分的に基づいて、前記CSIパート1データに割り振るための前記複数のREのうちのある数を計算するための手段
をさらに備える、C40に記載の装置。
[C42] 前記HARQ-ACKデータに割り振るために利用可能である前記複数のREの最大数として、割振りのために利用可能である前記複数のREの前記総数を設定するための手段をさらに備える、C39に記載の装置。
[C43] 前記複数のREの少なくとも前記一部分をスプリットするための前記手段は、
前記複数のREのうちのある数を前記HARQ-ACKデータに割り振るための手段と、
前記HARQ-ACKデータに割り振られる前記複数のREのうちの前記数が、割振りのために利用可能である前記複数のREの前記総数よりも少ないことに少なくとも部分的に基づいて、割振りのために利用可能である前記複数のREのうちの残りの数を識別するための手段と、
前記CSIパート1データと前記CSIパート2データとの間で前記複数のREのうちの前記残りの数をスプリットするための手段と
をさらに備える、C39に記載の装置。
[C44] 前記複数のREの少なくとも前記一部分をスプリットするための前記手段が、
前記HARQ-ACKデータの重み付けされたペイロードサイズと、前記CSIパート1データの重み付けされたペイロードサイズと、基準ペイロードサイズの重み付けされたペイロードサイズとの関数に対する前記HARQ-ACKデータの前記重み付けされたペイロードサイズに比例して、前記HARQ-ACKデータに割り振るための前記複数のREのうちのある数を計算するための手段
をさらに備える、C36に記載の装置。
[C45] 前記複数のREの少なくとも前記一部分をスプリットするための前記手段が、
前記HARQ-ACKデータの重み付けされたペイロードサイズと、前記CSIパート1データの重み付けされたペイロードサイズと、基準ペイロードサイズの重み付けされたペイロードサイズとの関数に対する前記CSIパート1データの前記重み付けされたペイロードサイズに比例して、前記CSIパート1データに割り振るための前記複数のREのうちのある数を計算するための手段
をさらに備える、C36に記載の装置。
[C46] 前記複数のREの少なくとも前記一部分をスプリットするための前記手段が、
前記HARQ-ACKデータのための重み付け係数と、前記CSIパート1データのための重み付け係数と、前記CSIパート2データのための重み付け係数とを示す無線リソース制御(RRC)シグナリングを受信するための手段と、
前記HARQ-ACKデータのための前記重み付け係数に少なくとも部分的に基づいて前記HARQ-ACKデータの重み付けされたペイロードサイズと、前記CSIパート1データのための前記重み付け係数に少なくとも部分的に基づいて前記CSIパート1データの重み付けされたペイロードサイズと、前記CSIパート2データのための前記重み付け係数に少なくとも部分的に基づいて基準ペイロードサイズの重み付けされたペイロードサイズとを決定するための手段と
をさらに備える、C36に記載の装置。
[C47] 前記複数のREの少なくとも前記一部分をスプリットするための前記手段が、
前記HARQ-ACKデータに割り振られる前記複数のREのうちのある数と前記CSIパート1データに割り振られる前記複数のREのうちのある数とに少なくとも部分的に基づいて、前記CSIパート2データに割り振るための前記複数のREのうちのある数を計算するための手段
をさらに備える、C36に記載の装置。
[C48] 前記複数のREの少なくとも前記一部分をスプリットするための前記手段が、
基準ペイロードサイズの重み付けされたペイロードサイズに対する前記HARQ-ACKデータの重み付けされたペイロードサイズに比例して、前記HARQ-ACKデータに割り振るための前記複数のREのうちのある数を計算するための手段
をさらに備える、C36に記載の装置。
[C49] 前記複数のREの少なくとも前記一部分をスプリットするための前記手段が、
基準ペイロードサイズの重み付けされたペイロードサイズに対する前記CSIパート1データの重み付けされたペイロードサイズに比例して、前記CSIパート1データに割り振るための前記複数のREのうちのある数を計算するための手段
をさらに備える、C36に記載の装置。
[C50] ランク指示の値に少なくとも部分的に基づいて基準ペイロードサイズを決定するための手段
をさらに備える、C36に記載の装置。
[C51] 前記複数のREのうちのいずれもアップリンクデータの送信のために割り振られず、前記複数のREの各々が、前記HARQ-ACKデータ、または前記CSIパート1データ、または前記CSIパート2データの送信のために割り振られると決定するために前記許可を処理するための手段
をさらに備える、C36に記載の装置。
[C52] 前記アップリンク送信が非アクセス層データを含むべきであり、アクセス層データを含むべきでないと決定するために前記許可を処理するための手段
をさらに備える、C36に記載の装置。
[C53] 前記複数のREの少なくとも前記一部分をスプリットするための前記手段が、
前記CSIパート2データの基準ペイロードサイズに少なくとも部分的に基づいて、前記HARQ-ACKデータと前記CSIパート1データと前記CSIパート2データとアップリンクデータとの間で前記複数のREの少なくとも前記一部分をスプリットするための手段
をさらに備える、C36に記載の装置。
[C54] 基地局によるワイヤレス通信のための装置であって、
アップリンク送信のためにユーザ機器(UE)に割り振られるアップリンク共有チャネルの複数のリソース要素(RE)を示す許可を送信するための手段と、
ハイブリッド自動再送要求肯定応答(HARQ-ACK)データとチャネル状態情報パート1(CSIパート1)データとCSIパート2データとの間で前記複数のREの少なくとも一部分をスプリットするための手段と、
前記スプリットすることに少なくとも部分的に基づいて、前記アップリンク送信のための前記アップリンク共有チャネルの前記複数のREを監視するための手段と
を備える、装置。
[C55] 割振り上限パラメータを示す無線リソース制御(RRC)シグナリングを送信するための手段
をさらに備える、C54に記載の装置。
[C56] 前記複数のREの少なくとも前記一部分をスプリットするための前記手段が、
前記割振り上限パラメータに少なくとも部分的に基づいて、前記HARQ-ACKデータに割り振るために利用可能な前記複数のREの最大数を設定するための手段
をさらに備える、C55に記載の装置。
[C57] 前記複数のREの少なくとも前記一部分をスプリットするための前記手段が、
前記HARQ-ACKデータに割り振るために利用可能な前記複数のREの前記最大数に少なくとも部分的に基づいて、前記HARQ-ACKデータに割り振られる前記複数のREのうちのある数を計算するための手段
をさらに備える、C56に記載の装置。
[C58] 前記許可に関連するサブキャリアの数と前記許可に関連するシンボル期間の数とに少なくとも部分的に基づいて、割振りのために利用可能である前記複数のREの総数を決定するための手段
をさらに備える、C54に記載の装置。
[C59] 前記複数のREの少なくとも前記一部分をスプリットするための前記手段が、
前記割振り上限パラメータに少なくとも部分的に基づいて、前記CSIパート1データに割り振るために利用可能な前記複数のREの最大数を設定するための手段
をさらに備える、C55に記載の装置。
[C60] 前記複数のREの少なくとも前記一部分をスプリットするための前記手段が、
前記CSIパート1データに割り振るために利用可能な前記複数のREの前記最大数に少なくとも部分的に基づいて、前記CSIパート1データに割り振られる前記複数のREのうちのある数を計算するための手段
をさらに備える、C59に記載の装置。
[C61] 前記複数のREの少なくとも前記一部分をスプリットするための前記手段が、
割振りのために利用可能である前記複数のREの前記総数に少なくとも部分的に基づいて、前記HARQ-ACKデータと前記CSIパート1データと前記CSIパート2データとの間で前記複数のREの少なくとも前記一部分をスプリットするための手段
をさらに備える、C58に記載の装置。
[C62] 割振りのために利用可能である前記複数のREの前記総数が、少なくとも1つの基準信号に割り当てられる前記複数のREのうちのREを除外する、C58に記載の装置。
[C63] 前記許可を送信するための前記手段は、
前記複数のREの前記総数のうちのいずれもアップリンクデータの送信のために割り振られず、前記複数のREの総数の各々が、前記HARQ-ACKデータ、前記CSIパート1データ、または前記CSIパート2データの送信のために割り振られることを示すために前記許可を生成するための手段
をさらに備える、C58に記載の装置。
[C64] 前記複数のREの少なくとも前記一部分をスプリットするための前記手段が、
前記HARQ-ACKデータの重み付けされたペイロードサイズと、前記CSIパート1データの重み付けされたペイロードサイズと、基準ペイロードサイズの重み付けされたペイロードサイズとの関数に対する前記HARQ-ACKデータの前記重み付けされたペイロードサイズに比例して、前記HARQ-ACKデータに割り振られる前記複数のREのうちのある数を計算するための手段
をさらに備える、C54に記載の装置。
[C65] 前記複数のREの少なくとも前記一部分をスプリットするための前記手段が、
前記HARQ-ACKデータの重み付けされたペイロードサイズと、前記CSIパート1データの重み付けされたペイロードサイズと、基準ペイロードサイズの重み付けされたペイロードサイズとの関数に対する前記CSIパート1データの前記重み付けされたペイロードサイズに比例して、前記CSIパート1データに割り振られる前記複数のREのうちのある数を計算するための手段
をさらに備える、C54に記載の装置。
[C66] 前記複数のREの少なくとも前記一部分をスプリットするための前記手段が、
前記HARQ-ACKデータのための重み付け係数と、前記CSIパート1データのための重み付け係数と、前記CSIパート2データのための重み付け係数とを示す無線リソース制御(RRC)シグナリングを送信するための手段と、
前記HARQ-ACKデータのための前記重み付け係数に少なくとも部分的に基づいて前記HARQ-ACKデータの重み付けされたペイロードサイズと、前記CSIパート1データのための前記重み付け係数に少なくとも部分的に基づいて前記CSIパート1データの重み付けされたペイロードサイズと、前記CSIパート2データのための前記重み付け係数に少なくとも部分的に基づいて基準ペイロードサイズの重み付けされたペイロードサイズとを決定するための手段と
をさらに備える、C54に記載の装置。
[C67] 前記複数のREの少なくとも前記一部分をスプリットするための前記手段が、
前記HARQ-ACKデータに割り振られる前記複数のREのうちのある数と前記CSIパート1データに割り振られる前記複数のREのうちのある数とに少なくとも部分的に基づいて、前記CSIパート2データに割り振られる前記複数のREのうちのある数を計算する
をさらに備える、C54に記載の装置。
[C68] 前記許可を送信するための前記手段は、
前記アップリンク送信が非アクセス層データを含むべきであり、アクセス層データを含むべきでないことを示すために前記許可を生成するための手段
をさらに備える、C58に記載の装置。
[C69] ランク指示の値に少なくとも部分的に基づいて基準ペイロードサイズを決定するための手段
をさらに備える、C54に記載の装置。
[C70] 前記複数のREの少なくとも前記一部分をスプリットするための前記手段が、
前記CSIパート2データの基準ペイロードサイズに少なくとも部分的に基づいて、前記HARQ-ACKデータと前記CSIパート1データと前記CSIパート2データとアップリンクデータとの間で前記複数のREの少なくとも前記一部分をスプリットするための手段
をさらに備える、C54に記載の装置。
[C71] ユーザ機器(UE)によるワイヤレス通信のための装置であって、
プロセッサと、
前記プロセッサと電子通信しているメモリと、
前記メモリに記憶された命令とを備え、前記命令が、前記装置に、
アップリンク送信のために前記UEに割り振られるアップリンク共有チャネルの複数のリソース要素(RE)を示す許可を受信することと、
ハイブリッド自動再送要求肯定応答(HARQ-ACK)データとチャネル状態情報パート1(CSIパート1)データとCSIパート2データとの間で前記複数のREの少なくとも一部分をスプリットすることと、
前記スプリットすることに少なくとも部分的に基づいて前記アップリンク送信を生成することと、
前記アップリンク共有チャネルの前記複数のRE中で前記アップリンク送信を送信することと
を行わせるために前記プロセッサによって実行可能である、装置。
[C72] 基地局によるワイヤレス通信のための装置であって、
プロセッサと、
前記プロセッサと電子通信しているメモリと、
前記メモリに記憶された命令とを備え、前記命令が、前記装置に、
アップリンク送信のためにユーザ機器(UE)に割り振られるアップリンク共有チャネルの複数のリソース要素(RE)を示す許可を送信することと、
ハイブリッド自動再送要求肯定応答(HARQ-ACK)データとチャネル状態情報パート1(CSIパート1)データとCSIパート2データとの間で前記複数のREの少なくとも一部分をスプリットすることと、
前記スプリットすることに少なくとも部分的に基づいて、前記アップリンク送信のための前記アップリンク共有チャネルの前記複数のREを監視することと
を行わせるために前記プロセッサによって実行可能である、装置。
[C73] ユーザ機器(UE)によるワイヤレス通信のためのコードを記憶する非一時的コンピュータ可読媒体であって、前記コードが、
アップリンク送信のために前記UEに割り振られるアップリンク共有チャネルの複数のREを示す許可を受信することと、
ハイブリッド自動再送要求肯定応答(HARQ-ACK)データとチャネル状態情報パート1(CSIパート1)データとCSIパート2データとの間で前記複数のREの少なくとも一部分をスプリットすることと、
前記スプリットすることに少なくとも部分的に基づいて前記アップリンク送信を生成することと、
前記アップリンク共有チャネルの前記複数のRE中で前記アップリンク送信を送信することと
を行うためにプロセッサによって実行可能な命令を備える、非一時的コンピュータ可読媒体。
[C74] 基地局によるワイヤレス通信のためのコードを記憶する非一時的コンピュータ可読媒体であって、前記コードが、
アップリンク送信のためにユーザ機器(UE)に割り振られるアップリンク共有チャネルの複数のリソース要素(RE)を示す許可を送信することと、
ハイブリッド自動再送要求肯定応答(HARQ-ACK)データとチャネル状態情報パート1(CSIパート1)データとCSIパート2データとの間で前記複数のREの少なくとも一部分をスプリットすることと、
前記スプリットすることに少なくとも部分的に基づいて、前記アップリンク送信のための前記アップリンク共有チャネルの前記複数のREを監視することと
を行うためにプロセッサによって実行可能な命令を備える、非一時的コンピュータ可読媒体。