JP7424819B2 - 電気化学セルモジュールおよび電気化学セルシステム - Google Patents

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Description

本開示は、電気化学セルモジュールおよび電気化学セルシステムに関する。
従来技術の電気化学セルモジュールは、例えば特許文献1に蓄電モジュールとして記載されている。この従来技術の蓄電モジュールは、複数の単電池が積層された積層体と、接続部材としてのバスバーと、絶縁保持部材としてのバスバー保持プレートと、を備えている。各単電池は、発電要素がラミネートフィルムによって包まれた電池本体と、発電要素に接続され、電池本体の端部から外側に向けて互いに反対方向に突出する一対のリード端子を有する。このような各単電池は、積層方向に隣り合う単電池が、2つ毎に異なる極性のリード端子が対向するように配置されている。
バスバーは、金属などの導電性材料から成る略長方形の板状部材であって、その中央部分に長方形の孔部を有する略ロ字形状の部材である。バスバー保持プレートは、積層体の前面を覆う絶縁樹脂製の板状部材であって、電池本体とバスバーとの間に位置している。バスバー保持プレートは、積層体と対向する面とは反対側の面に、バスバーを保持する保持壁と、保持壁に保持されたバスバーの縁部に沿うように設けられたスリットとを有する。各単電池のリード端子は、スリットに挿通され、バスバーに折り重ねて接合されている。
特開2015- 56342号公報
前述の特許文献1に記載される従来技術では、リード端子が折り重ねて接続されるバスバーの表面が、各単電池の積層方向とほぼ平行であるので、蓄電モジュールを大型化せずに単電池の積層数を増加して高い出力を得ようとすると、増加した単電池の積層数に反比例して各バスバーの積層方向の幅が小さくなり、リード端子とバスバーとの間に十分な接合幅が得られなくなり、接合強度が低下するおそれがある。また、リード端子は、バスバーに接合するためにほぼ直角に折り曲げられるので、リード端子に積層体の重量、使用時の振動などによる積層体の慣性力が作用すると、リード端子の折曲げ部分に局部的に高い応力が発生し、破断するおそれがある。
したがって従来から、接合強度の低下およびリード端子の破断を生じることなく、高い出力を得ることができる電気化学セルモジュールおよびそれを用いた電気化学セルシステムが求められている。
本開示の電気化学セルモジュールは、複数のリード端子を有する単セルが複数積層され
た単セル積層体と、前記複数のリード端子のそれぞれが挿通される複数の貫通孔が互いに
間隔をあけて形成される基板と、前記基板の前記複数の貫通孔の間に設けられ、前記基板
の前記リード端子が前記貫通孔から突出する側の表面に対して離れる方向に延びるリード
端子接続部を有する複数の外部端子と、を備え、前記複数のリード端子は、前記貫通孔か
ら突出する部分が、前記複数のリード端子接続部に接合され、前記リード端子接続部は、前記基板の前記表面に対して傾斜した構成である。
また本開示の電気化学セルモジュールシステムは、前記電気化学セルモジュールと、前記電気化学セルモジュールを制御する制御部と、を備えた構成である。
本開示の電気化学セルモジュールによれば、単セル積層体と外部端子との接合強度の低下およびリード端子の破断を抑制し、より多くの単セルを積層して高い出力電圧を得ることができる。
図1は、本開示の一実施形態の電気化学セルモジュールの上部の一部の拡大した部分拡大断面図である。 図2は、電気化学セルモジュールに備えられる単セル積層体の内部構造を模式的に示す断面図である。 図3は、単セル積層体を示す正面図である。 図4は、電気化学セルモジュールの分解斜視図である。
以下、添付図面を参照して、本開示の電気化学セルモジュールの実施形態について説明する。
(全体構成の概要)
図1は本開示の一実施形態の電気化学セルモジュールの上部の一部を拡大した部分拡大断面図であり、図2は電気化学セルモジュールに備えられる単セル積層体の内部構造を模式的に示す断面図である。図3は単セルの積層体を示す正面図であり、図4は電気化学セルモジュールの分解斜視図である。なお、本実施形態において、電気化学セルモジュールは、例えばリチウムイオン電池であってもよく、あるいはニッケルイオン電池であってもよい。また、電気化学セルモジュールは、例えば、ナトリウムイオン電池であってもよいし、マグネシウムイオン電池であってもよい。
本実施形態の電気化学セルモジュール1は、内部に発電要素2が収容されたセル本体3と、セル本体3から外部に突出し、正極および負極を構成する薄板状の2つのリード端子4,5とを有する単セル6が複数積層された単セル積層体7と、複数のリード端子4,5のそれぞれが挿通される複数の貫通孔8が互いに間隔をあけて形成される基板9と、基板9の複数の貫通孔8の間に設けられ、基板9のリード端子4,5が貫通孔8から突出する側の表面に対して離れる方向に延びるリード端子接続部10を有する複数の外部端子11と、を備える。各リード端子4,5は、電極4a,5aに連なり、発電要素2に両側に配設される。
このような電気化学セルモジュール1は、単セル積層体7と、単セル積層体7が収容される外容器14とを備える。単セル積層体7は、複数の単セル6を積層したものである。単セル6は、板状であり、電気化学セルモジュール1内で電池として機能する最小の単位の部材である。
複数のリード端子4,5は、貫通孔8から突出する部分12が、複数のリード端子接続部10に、例えばレーザ溶接によって接合される。リード端子接続部10は、基板9の表面に対して角度θを成して傾斜している。複数のリード端子4,5は、セル本体3と貫通孔8から突出する部分12との間に、湾曲部13を有している。
前述の各リード端子4、5は、帯状であって、単セル積層体7を構成する積層された状態で、互いに隣接する各一対の単セル6のうち、一方の単セル6の正極側のリード端子4と他方の単セル6の負極側のリード端子5とが重なった状態で基板9の貫通孔8に挿通され、基板9から突出する部分12が、基板9の突出する側の表面(図1では基板9の上面)に対して角度θを成して傾斜したリード端子接続部10に接合されるので、各リード端子4、5の隣接する部分12同士の間隔を小さくしても、各部分12間の絶縁距離が確保され、1つの単セル積層体7を構成する単セル6の積層枚数を増やすことが可能となり、電気化学セルモジュール1の出力を大きくすることができる。また、各外部端子11のリード端子搭載部10は、基板9の表面に対して角度θを成して離れる方向に傾斜して延びているので、外部端子11の幅W1よりも大きな幅W2(=W1・cos-1θ)を得ることができる。したがって、各外部端子11間の間隔を小さくして高密度化しても、各リード端子4,5をリード端子搭載部10に広い接触面積で接触させて接合することができ、これによって各外部端子11との間で良好な電気的接続状態および高い機械的接合強度を得ることができる。
また、前述の複数のリード端子4,5は、セル本体3と貫通孔8から突出する部分12との間に、湾曲部13を有しているので、電気化学セルモジュール1に振動および衝撃力などが作用しても、湾曲部13が伸縮し、かつ変位することができ、これによって振動および衝撃力などの外力を許容し、各リード端子4,5などの破壊および変形などの損傷を抑制することができる。
他の実施形態では、各リード端子4,5の貫通孔8から突出する部分12は、リード端子接続部10に接合される平坦状の第1部分12aと、第1部分12aから屈曲して延びる第2部分12bと、を有する構成であってもよい。このような構成によれば、各リード端子4,5は帯状の第1部分12aと屈曲した第2部分12bとを有するので、セル本体3の充放電で発生した熱が各リード端子4,5に伝わっても、第1部分12aの熱が第2部分12bに熱伝導し、長さに比べて表面積の大きい第2部分12bによって放熱することができ、これによって排熱性に優れた電気化学セルモジュール1を実現することができ、高温環境での使用しおいても耐熱性の高い電気化学セルモジュールを提供することができる。
(単セルの構成)
単セル6は、単セル積層体7の積層方向から見たときの形状が、例えば、矩形状、正方形状、円形状、楕円形状等であってもよく、その他の形状であってもよい。本実施形態では、略矩形状である。第1方向から見たときの単セル6の寸法は、例えば、長辺の長さが50mm~500mmであり、短辺の長さが50mm~300mmである。また、第1方向における単セル6の厚みは、例えば、0.1mm~2mmである。
単セル6は、発電要素2、包装体16、正極端子17および負極端子18を有する。発電要素2は、電気化学反応を利用して電荷を蓄え、放出するための部材である。発電要素2は、例えば、正極板と、負極板と、正極板および負極板間に位置するセパレータとを有している。発電要素2は、セパレータを介して、正極板と負極板との間で陽イオンおよび陰イオンを交換することができる。発電要素2は、正極板および負極板を外部装置と電気的に接続することによって、外部装置に電力供給することができる。
正極板および負極板は、例えば、電気化学的に活性な物質であり、例えば、活性物質および電解液を有していてもよい。電解液としては、例えば、溶剤または溶剤混合液に塩を加えたものを用いることができる。
正極板は、例えば、ニッケルコバルトアルミニウム系リチウム複合酸化物(NCA)、スピネル系マンガン酸リチウム(LMO)、リン酸鉄リチウム(LFP)、コバルト酸リチウム(LCO)、ニッケルコバルトマンガン系リチウム複合酸化物(NCM)等を含んでいてもよい。正極板は、例えば、ニッケル水素バッテリ、ニッケルカドミウムバッテリ等で用いられる、当業者にとって既知の固体化合物を含んでいてもよい。正極板は、例えば、LiCoO、MgがドープされたLiCoO、LiNiOおよびLi(Ni,Co,Al)O、ならびにLi(Ni,Mn,Co)O等を含んでいてもよい。
負極板は、例えば、黒鉛、ハードカーボン、ソフトカーボン、カーボンナノチューブ、グラフェン等の炭素系材料を含んでいてもよい。負極板は、例えば、チタン酸リチウム、二酸化チタン等のチタン系酸化物を含んでいてもよい。負極板は、例えば、鉄、コバルト、銅、マンガン、ニッケル等を含有する遷移金属化合物を含んでいてもよい。
電解液は、電気化学セルモジュール1がリチウムイオン電池である場合、例えば、溶剤にリチウム塩を加えたものを用いることができる。電解液に用いられるリチウム塩としては、例えば、LiPF、LiBF、LiFSI、LiClO等が挙げられる。電解液に用いられる溶剤としては、例えば、炭酸プロピレン(PC)、炭酸エチレン(EC)、炭酸ジメチル(DMC)、ジメトキシエタン(DME)、炭酸ジエチル(DEC)、テトラヒドロフラン(THF)、トリエチレングリコールジメチルエーテル(Triglyme)等が挙げられる。
セパレータは、正極板と負極板とが短絡しないようにする部材である。セパレータは、例えば、陽イオンおよび陰イオンが通過するための微細な穴が開いていてもよい。セパレータとしては、例えば、多孔質の絶縁材料を用いることができる。セパレータで用いられる多孔質の絶縁材料としては、例えば、ポリオレフィン、ポリ塩化ビニル等が挙げられる。
発電要素2は、積層方向から見たときの形状が、例えば、矩形状、正方形状、円形状、楕円形状等であってもよく、その他の形状であってもよい。本実施形態では、例えば矩形状であり、長辺の長さが50mm~500mmであり、短辺の長さが50mm~300mmである。また、発電要素2の厚みは、例えば、0.1mm~2mmである。
本実施形態では、複数の単セル6は電気的に並列に接続されている。これによって、電気化学セルモジュール1の容量を大きくすることができる。なお、複数の単セル6は電気的に直列に接続されていてもよい。この場合、電気化学セルモジュール1の電圧を高めることができる。
包装体16は、外部環境から発電要素2を電気的に絶縁し、外部環境から発電要素2を保護するための部材である。包装体16は、発電要素2全体を覆い、発電要素2を収容している。包装体16は、例えば、平坦な袋形状である。このような包装体16は、例えば、2つのラミネートフィルムを溶着して形成されている。
第1リード端子4および第2リード端子5は、例えば、金属材料から成る。第1リード端子4および第2リード端子5に用いられる金属材料としては、例えば、銅、アルミニウム等が挙げられる。
(電気化学セルモジュールの構成)
図4は電気化学セルモジュール全体の分解斜視図である。電気化学セルモジュール1は、複数の単セル6と、複数の単セル6が収容される筐体50とを備える。筐体50は、複数の単セル6を収容し、外部環境から単セル6を保護するための部材である。筐体50は、本実施形態では、一面が開口した直方体形状の箱体であってもよく、2つ以上の部材が結合されて形成されていてもよい。筐体50に用いられる金属材料として、例えば、アルミニウム、ステンレス等が用いられてもよい。これにより、単セル積層体7で発生した熱が筐体50に伝わりやすくなるため、単セル6の放熱性を向上することができる。
筐体50は、主面板51、2つの側面板52、底面板53を含み、例えば、金属材料から成っていてもよい。主面板51、2つの側面板52、底面板53に用いられる金属材料としては、例えば、アルミニウム、ステンレス等が挙げられる。これによって、電気化学セルモジュール1で発生した熱が、主面板51、2つの側面板52、底面板53を介して、外部へ伝わりやすくなるため、電気化学セルモジュール1の放熱性を向上して、耐久性寿命を向上させることができる。
側面板52は、例えば、樹脂材料から成っていてもよい。側面板52に用いられる樹脂材料としては、例えば、ポリエチレンテレフタラート(PET)等の耐熱性樹脂材料が挙げられる。これによって、電気化学セルモジュール1と外部環境とを電気的に絶縁することができ、電気化学セルモジュール1と外部環境とが短絡する可能性を低減することができる。
底面板53は、単セル積層体7の下部を保護するための部材である。底面板53は、主面板51または側面板52の一部を折曲げ加工して一体に形成されてもよい。底面板53は、単セル積層体7の下面に垂直な方向から見たときに、矩形状であってもよい。この場合、底面板53は、例えば、長辺が200mm~600mm、短辺が50mm~300mmであってもよい。また、底面板53は、例えば、厚みが0.5mm~5mmであってもよい。
このような底面板53は、例えば、金属材料から成っていてもよい。底面板53に用いられる金属材料としては、例えば、アルミニウム、ステンレス等が挙げられる。これにより、電気化学セルモジュール1で発生した熱が、底面板53を介して、外部へ伝わりやすくなるため、電気化学セルモジュール1の寿命を向上させることができる。
他の実施形態では、底面板53が、例えば樹脂材料から成っていてもよい。底面板53に用いられる樹脂材料としては、例えば、ポリエチレンテレフタラート(PET)等の耐熱性樹脂材料が挙げられる。これにより、電気化学セルモジュール1と外部環境とを電気的に絶縁することができるため、電気化学セルモジュール1と外部環境とが短絡する可能性を低減することができる。
単セル積層体7は、筐体50内で、積層方向における両端面が押圧されて保持されていてもよい。単セル積層体7は、押圧板54と弾性体55とによって押圧されて保持されていてもよい。
押圧板54として、例えば、金属材料が用いられてもよい。これによって、電気化学セルモジュール1から発生した熱を外部へ伝わりやすくすることができる。その結果、電気化学セルモジュール1の寿命を向上させることができる。押圧板54に用いられる金属材料としては、例えば、アルミニウム、ステンレス等が挙げられる。
押圧板54として、例えば、絶縁性の樹脂材料が用いられてもよい。これにより、電気化学セルモジュール1と外部環境とを電気的に絶縁することができるため、電気化学セルモジュール1と外部環境とが短絡する可能性を低減することができる。押圧板54に用いられる樹脂材料としては、例えば、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、メラミン樹脂等の熱硬化性樹脂が挙げられる。
押圧板54として、例えば、樹脂材料と金属材料とが用いられてもよい。樹脂材料は、例えば、押圧板54における単セル積層体7に接触する部分に用いられてもよい。これにより、電気化学セルモジュール1と押圧板54とを電気的に絶縁することができる。その結果、電気化学セルモジュール1と外部環境とが短絡する可能性を低減することができる。また、押圧板54に金属材料を用いることで、押圧板54を破損しにくくすることができる。
弾性体55は、押圧板54と筐体50の主面板51との間に位置している。弾性体55は、押圧板54に圧力を加えることにより、電気化学セルモジュール1に圧力を加えるために設けられている。弾性体55としては、例えば、ばねを用いることができる。ばねは、例えば、圧縮コイルばねであってもよい。また、ばねは、例えば、屈曲または湾曲した板ばねであってもよい。ばね材料としては、例えば、金属材料から成っていてもよい。ばねに用いられる金属材料としては、例えば、ばね鋼、ステンレス鋼等が挙げられる。ばねの寸法は、例えば、圧縮コイルばねの場合、直径が5mm~50mmであり、長さが、10mm~50mmであり、ピッチが1mm~10mmであってもよい。
弾性体55として、前述のばねに代えて、例えば、板状のゴム材料が用いられてもよい。ゴム材料は、例えば、押圧板54と同じ形状であってもよい。ゴム材料としては、例えば、天然ゴムであってもよく、合成ゴムであってもよい。
また、単セル積層体7は、筐体50によって、第2方向における端面2b,2cに圧力が加えられていてもよい。筐体50は、例えば、主面板51と側面板52とをねじ止めすることで、主面板51が単セル積層体7の端面を押圧することで圧力を加えてもよい。
本開示の他の実施形態の電気化学セルモジュール1では、リード端子接続部は、基板の表面に対して垂直に延びていてもよい。
(電気化学セルシステム)
本開示の一実施形態の電気化学セルシステムは、前述の実施形態の電気化学セルモジュールと、電気化学セルモジュールを制御する制御部と、を備える。制御部は、電気化学セルモジュールに、過充電/過放電から電池を保護する制御ICとして内蔵されてもよい。制御ICには、保護回路がプログラムとして構築されてもよい。
この保護回路は,電池電圧が予め設定されて満充電時の電池電圧を越えようとすると、電流を遮断して充電電流の流れを強制的に停止させる。また、放電時の電池電圧が予め設定された放電可能電圧未満になると、放電電流を強制的に遮断するように構成される。さらに、このような保護回路が動作して、突然電源が遮断されてしまうと、電気化学セルモジュールから電源電力を供給していた設備(電力需要家)に大きな支障を与えることになるため、そのような状態が発生しないように、電池電圧が放電可能電圧まで低下すると、例えば「電池残量が少なくなりました。充電して下さい。」などの警告情報を画像表示および音響などによって報知し、使用者に警告し、このときの警告信号に応答してデータをメモリなどに保存し、動作を停止させるように構成される。
保護回路が実行する充電シーケンスとしては、例えば、プリチャージ、急速充電(または定電流充電、定電圧充電、満充電判定をこの順序で実行する。プリチャージでは、初期段階は小さな電流を流し込み、一定の電圧に達したら,一定の大きさの電流による充電(定電流充電)を行ない、定電流から定電圧にシフトする定電流定電圧(Constant Voltage Constant Current;CVCC)制御を実行する。満充電近くまで電池電圧が上昇したら,一定の電圧で充電を行う。定電圧充電の期間では,電池の内部電圧が上昇するにつれて、充電電流が自然に減少し、電流値が一定の電流まで減少したら充電完了と判断して、充電を終了するように構成される。
以上、本開示の実施形態について詳細に説明したが、また、本開示は上述の実施の形態に限定されるものではなく、本開示の要旨を逸脱しない範囲内において、種々の変更、改良等が可能である。上記各実施形態をそれぞれ構成する全部または一部を、適宜、矛盾しない範囲で組み合わせ可能であることは、言うまでもない。
1 電気化学セルモジュール
2 発電要素
3 セル本体
4、5 リード端子
6 単セル
7 単セル積層体
8 貫通孔
9 基板
10 リード端子接続部
11 外部端子
12 部分
12a 第1部分
12b 第2部分
13 湾曲部
16 包装体
17 正極端子
18 負極端子
50 筐体
51 主面板
52 側面板
53 底面板
54 押圧板

Claims (4)

  1. 複数のリード端子を有する単セルが複数積層された単セル積層体と、
    前記複数のリード端子のそれぞれが挿通される複数の貫通孔が互いに間隔をあけて形成される基板と、
    前記基板の前記複数の貫通孔の間に設けられ、前記基板の前記リード端子が前記貫通孔から突出する側の表面に対して離れる方向に延びるリード端子接続部を有する複数の外部端子と、を備え、
    前記複数のリード端子は、前記貫通孔から突出する部分が、前記複数のリード端子接続部に接合され、
    前記リード端子接続部は、前記基板の前記表面に対して傾斜している、電気化学セルモジュール。
  2. 前記貫通孔から突出する部分は、前記リード端子接続部に接合される平坦状の第1部分と、前記第1部分から屈曲して延びる第2部分と、を有している、請求項1に記載の電気化学セルモジュール。
  3. 前記複数のリード端子は、前記セル本体と前記貫通孔から突出部分との間に、湾曲部を有している、請求項2に記載の電気化学セルモジュール。
  4. 請求項1~3のいずれかに記載の電気化学セルモジュールと、
    前記電気化学セルモジュールを制御する制御部と、を備えた電気化学セルシステム。
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