JP7423845B1 - 撮像モジュール、カメラ及び電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】撮像モジュールの部品点数を減らし、撮像モジュールの体積と重量を減らし、撮像モジュールにおけるフォーカス用機構と複数の遮光羽根を駆動する動力機構とに干渉が生じることを回避する。【解決手段】ベース300に第1駆動部材310が設けられ、レンズアセンブリ支持枠200に第2駆動部材210が設けられ、第1駆動部材が第2駆動部材と協働してレンズアセンブリ支持枠を光軸に沿ってピント合わせ移動させるように駆動し、羽根駆動枠400がベースに対して可動であり、かつ羽根駆動枠に第3駆動部材410が設けられ、第1駆動部材が第3駆動部材と協働して羽根駆動枠を光軸を回転軸として回転させるように駆動することにも用いられ、羽根駆動枠が羽根駆動リング500を回転させるように駆動し、羽根駆動リングが複数の遮光羽根600を近接させたり分離させたりするように駆動し、これにより遮光羽根で囲まれた開口の大きさを調整する。【選択図】図3

Description

本発明の実施例は、撮像装置の技術分野に関し、特に撮像モジュール、カメラ及び電子機器に関するものである。
絞り(可変絞り)は、光学系に入って結像に関与する光の量の大きさを変えることに用いられるもので、撮像モジュールに絞りを設けると、絞りの大きさを調整することによって、撮像モジュールは明るさの異なる場面での撮影ニーズに対応でき、フォーカス機構は、レンズアセンブリの位置を変えることで撮像モジュールのピント合わせを実現し、撮像モジュールが対象物をより明晰に撮影できるようになる。絞りとフォーカス機構を併用することで、撮像モジュールの撮影性能を高めることができる。これにより、絞りとフォーカス機構を備えた撮像モジュールを、例えばスマートフォン、タブレットなどの電子機器に応用することは、多くの消費者に喜ばれている。
羽根駆動装置は、複数の羽根を動かすことによって、これらの羽根で囲まれた開口の大きさを変化させ、カメラにおける異なる光学ユニット、例えば、シャッター、絞りまたはフィルターなどに適用することができる。レンズ駆動装置でレンズを移動させて調整を行う光学系では、羽根駆動装置は大きさ、重さおよび組立方向による多方向への突出などの要因によって、レンズ駆動装置の動作と配置を妨げるおそれがある。形状記憶金属で作られた小型の羽根駆動機構を利用することで、重量と体積が大きいという問題を解決することができるが、羽根で囲まれた開口の大きさに大きな変化量を持たせる必要がある場合、形状記憶金属の長さを増やす必要がある。これにより、依然として羽根駆動機構の大きな体積と重量に起因する様々な問題を効果的に解決することができない。
また、羽根駆動機構とフォーカス機構との干渉を避ける必要があるため、フォーカス機構のサーボ制御に影響を及ぼす可能性がある。あるいは、レンズを移動させる時に、羽根駆動機構もそれに応じて移動し、適切に光を遮断できるようにするためには、羽根駆動機構の円周全体における重量を均一に分布させる必要がある。上記の設計方案は難しく、かつ上記の設計方案によって製造された製品の信頼性も確保できない。
したがって、この分野では、上記の技術的な問題を解決できる撮像モジュールの開発が差し迫っている。
本発明の実施形態は、撮像モジュールの重量と体積を減らし、撮像モジュールにおける羽根駆動機構とフォーカス機構とに干渉が生じることを避けることができる撮像モジュール、カメラ及び電子機器を提供することを目的とする。
上記の技術的課題を解決するために、本発明の第1面では、撮像モジュールが提供され、この撮像モジュールは、レンズアセンブリと、前記レンズアセンブリの外縁に外嵌されたレンズアセンブリ支持枠と、前記レンズアセンブリ支持枠の外側に外嵌されたベースと、前記ベースに設けられた第1駆動部材と、前記レンズアセンブリ支持枠に設けられ、かつ前記第1駆動部材に対向して設けられることで、前記レンズアセンブリ支持枠が前記レンズアセンブリを光軸に沿って移動させるように駆動する第2駆動部材と、前記ベースに可動に支持され、かつ、前記レンズアセンブリの外側に外嵌される羽根駆動枠と、前記羽根駆動枠と前記ベースとの間に挟設される球状支持部材と、前記レンズアセンブリの前記ベースから離れた一端に設けられた羽根支持部と、前記羽根駆動枠に設けられ、かつ前記光軸を回転軸として前記羽根支持部に回転可能に係合される羽根駆動リングと、前記羽根駆動リングと前記羽根支持部との間に位置する複数の遮光羽根であって、前記複数の遮光羽根が前記羽根駆動リングの周方向に沿って、前記羽根駆動リングに互いに間隔を置いて設けられ、前記複数の遮光羽根はいずれも、一端が前記記羽根支持部に回動可能に接続され、他端が前記羽根駆動リングに摺動可能に接続されている遮光羽根と、前記羽根駆動枠に設けられ、かつ前記第1駆動部材に対向して設けられる第3駆動部材であって、前記第3駆動部材が前記第1駆動部材と相互作用して、前記羽根駆動枠を、光軸を回転軸として前記ベースに対して回転させるように駆動し、前記羽根駆動枠が羽根駆動リングを回転させるように駆動することで、前記複数の遮光羽根を近接させたり、分離させたりする第3駆動部材と、を含む。
いくつかの実施例では、前記第1駆動部材は磁石鋼であり、前記第2駆動部材はフォーカス用コイルであり、前記第3駆動部材は羽根駆動コイルであり、前記磁石鋼は、前記フォーカス用コイルに通電した時、前記フォーカス用コイルを前記光軸に沿って移動させて、前記レンズアセンブリ支持枠を前記光軸に沿ってピント合わせ移動させるように駆動し、前記磁石鋼は、前記羽根駆動コイルに通電した時、前記羽根駆動コイルを前記光軸を回転軸として回転させて、前記羽根駆動枠を前記光軸を回転軸として回転させるように駆動する。
いくつかの実施例では、前記ベースの前記羽根駆動枠に向かう側には、弧状に延びる少なくとも3つの第1収容溝があり、前記羽根駆動枠の前記ベースに向かう側には、弧状に延びる少なくとも3つの第2収容溝があり、前記第1収容溝と前記第2収容溝は1対1で対応して設置され、かつ収容空間を取り囲むように形成しており、前記球状支持部材は複数あり、各前記収容空間には少なくとも1つの球状支持部材が収容されており、前記球状支持部材は前記第1収容溝と前記第2収容溝の内壁に同時に当接している。
いくつかの実施例では、羽根保持部材をさらに含み、前記羽根保持部材が前記羽根駆動枠に固定され、前記羽根保持部材は前記第1駆動部材と協働して前記羽根駆動枠を非通電状態で初期位置に保つことに用いられる。
いくつかの実施例では、前記羽根駆動リングには複数の貫通溝が設けられ、前記複数の貫通溝は前記羽根駆動リングの周方向に沿って間隔を置いて設置されており、各前記貫通溝は、前記羽根駆動リングの外縁から内縁に延びており、かつ各前記貫通溝の延在方向と前記羽根駆動リングの径方向とが挟角を成しており、前記複数の遮光羽根はいずれも弧形シート状を呈し、前記複数の遮光羽根の一端には、いずれもガイド部が設けられ、前記ガイド部は前記遮光羽根の物体側表面に位置し、前記複数の遮光羽根の前記ガイド部が前記貫通溝に1対1で対応しかつ摺動可能に入り込んでいる。
いくつかの実施例では、前記羽根支持部の周方向に沿って、複数の位置決め穴が間隔を置いて設置されており、前記複数の遮光羽根の他端にはいずれも位置決め部が設けられており、前記位置決め部は前記遮光羽根の像側表面に位置し、前記複数の遮光羽根の前記位置決め部は前記位置決め穴に1対1で対応しかつ回転可能に入り込んでいる。
いくつかの実施例では、前記羽根駆動リングには接続アームが設けられており、前記羽根駆動枠には接続溝が設けられており、前記接続アームは前記光軸に沿って前記接続溝に摺動可能に入り込んで、前記羽根駆動リングと前記羽根駆動枠とを係合接続する。
いくつかの実施例では、収容空間を有するハウジングをさらに含み、前記ベース、前記レンズアセンブリ支持枠および前記羽根駆動枠は前記収容空間内に位置し、前記ハウジングは中央貫通穴を有し、前記中央貫通穴は前記羽根駆動リング、前記複数の遮光羽根及び前記羽根支持部を露出させることに用いられる。
いくつかの実施例では、前記ハウジングは磁性材料から作られる。
いくつかの実施例では、手振れ補正機構と、前記手振れ補正機構に設けられたセンサアセンブリと、をさらに含み、前記手振れ補正機構が前記ベースの像側に位置し、前記手振れ補正機構が前記センサアセンブリを移動させるこように駆動して手振れ補正を実現することに用いられる。
従来技術と比べて、本発明の実施形態では、ベースには第1駆動部材が設けられており、レンズアセンブリ支持枠には第2駆動部材が設けられており、第1駆動部材が第2駆動部材と協働してレンズアセンブリ支持枠を、光軸に沿ってピント合わせ移動させるように駆動し、羽根駆動枠がベースに対して可動であり、かつ、羽根駆動枠には第3駆動部材が設けられており、第1駆動部材が第3駆動部材と協働して羽根駆動枠を光軸を回転軸として回転させるように駆動することにも用いられ、羽根駆動枠が回転する時に、羽根駆動リングを同期に回転させるように駆動し、羽根駆動リングが複数の遮光羽根を近接させたり、分離させたりするように駆動し、これによって、遮光羽根で囲まれた開口の大きさに対する調整を実現する。つまり、複数の遮光羽根を運動させるように駆動する駆動部材とレンズアセンブリのフォーカスを駆動する駆動部材はいずれも第1駆動部材である。これにより、撮像モジュールの部品点数を減らし、撮像モジュールの体積と重量を減らし、撮像モジュールにおけるフォーカス用機構と複数の遮光羽根を駆動する動力機構とに干渉が生じることを避けることができる。
一つ又は複数の実施例は、対応する添付の図面における図で例示的に説明されるが、これらの例示的な説明は、実施例を限定するものではなく、添付の図面において同じ符号で示す部品は類似する部品として表され、特に断りのない限り、添付の図面における図は縮尺に制限されない。
図1は、本発明の一実施例の撮像モジュールの斜視構成図である。 図2は、本発明の一実施例の撮像モジュールの正面構成図である。 図3は、本発明の一実施例の撮像モジュールの分解構成図である。 図4は、図3におけるフォーカス機構の拡大図である。 図5は、図3における羽根駆動機構の拡大図である。 図6は、図2のAA’線に沿った断面図である。 図7は、図2のBB’線に沿った断面図である。 図8は、本発明の一実施例の撮像モジュールの羽根駆動枠の斜視構成図である。 図9aは、本発明の一実施例の複数の遮光羽根が限界位置まで近接した時の撮像モジュールの状態を示す図である。 図9bは、本発明の一実施例の複数の遮光羽根が分離する過程における撮像モジュールの状態を示す図である。 図9cは、本発明の一実施例の複数の遮光羽根が限界位置まで分離した時の撮像モジュールの状態を示す図である。 図10は、本発明の一実施例の撮像モジュールの羽根駆動リングの斜視構成図である。 図11は、本発明の一実施例の撮像モジュールの遮光羽根の斜視構成図である。 図12は、本発明の一実施例の撮像モジュールの遮光羽根の正面図である。 図13は、本発明の一実施例のレンズアセンブリの斜視構成図である。 図14は、本発明の別の実施例の撮像モジュールの斜視構成図である。 図15は、本発明の別の実施例の撮像モジュールの正面図である。 図16は、本発明の別の実施例の撮像モジュールの構成分解図である。 図17は、図16における手振れ補正機構の拡大図である。
100 レンズアセンブリ
110 羽根支持部
111 位置決め穴
112 駆動リングプラテン
113 羽根チャンバー
120 レンズ
130 鏡筒
200 レンズアセンブリ支持枠
210 第2駆動部材
220 第1フレキシブル回路基板
221 第1センシング素子
230 第1位置検出素子
240 第1板バネ
250 第2板バネ
300 ベース
310 第1駆動部材
320 球状支持部材
330 第1収容溝
400 羽根駆動枠
410 第3駆動部材
420 第2収容溝
430 第2フレキシブル回路基板
431 第2センシング素子
440 接続溝
450 羽根保持部材
500 羽根駆動リング
510 接続アーム
520 貫通溝
521 ストッパー部
600 遮光羽根
610 ガイド部
620 位置決め部
700 ハウジング
710 第1中央貫通穴
720 底部ケース
30 フォーカス機構
40 羽根駆動機構
800 手振れ補正機構
810 センサアセンブリ
820 手振れ補正ベース
821 手振れ補正用磁石
822 第1収納溝
822a 第1スペーサ
823 取付穴
823a ダンピング部材
830 可動ホルダ
831 固定用ヨーク
832a 第2スペーサ
833 ボール
840 コイルホルダ
850 回路基板
1000 撮像モジュール
本発明実施形態の目的、技術考案及び利点をより明確にするために、以下、図面を参照しながら本発明の各実施形態を詳しく説明する。ただし、本発明の各実施形態において、読者に本発明をよく理解させるために、多くの技術的細部まで記載されているが、これらの技術的細部および以下の各実施形態に基づく各種の変化及び修正がなくても、本発明が保護しようとする技術方案を実現可能であることは、当業者にとっては自明なことである。
本発明の実施形態において、「上」、「下」、「左」、「右」、「前」、「後」、「頂」、「底」、「内」、「外」、「中」、「垂直」、「水平」、「横方向」、「縦方向」などの用語に示される方位または位置関係は、図面に基づいて示される方位または位置関係である。これらの用語は、主として、本発明およびその実施形態をよりよく説明するためのものであり、指示された装置、ユニットまたは構成要素が特定の方位を有するか、または特定の方位で構成され、操作されなければならないことを限定するためには使用されるものではない。
また、上記の一部の用語は、方位または位置関係を表す以外に、他の意味を表すためにも使用することができる。例えば、用語「上」は、場合によっては依存関係または接続関係を表すためにも使用することができる。当業者にとって、これらの用語の本発明における具体的な意味は、具体的な状況に応じて理解することができる。
さらに、用語「取り付ける」、「設置する」、「設けられている」、「開設」、「接続」、「繋がる」は広義として理解されなければならない。例えば、固定接続、取り外し可能な接続、または一体的な構造であってもよいし、機械的接続、または電気的接続であってもよく、直接繋がっていてもよく、中間媒体を介して間接的に接続されていてもよく、2つの装置、ユニットまたは構成要素間の内部の連通であってもよい。当業者にとって、上記の用語の本発明における具体的な意味は、具体的な状況に応じて理解することができる。
さらに、「第1」、「第2」などの用語は、主に、指示された装置、ユニットまたは構成要素の相対的な重要性と量を明示または暗示するためのものではなく、異なるデ装置、ユニットまたは構成要素を区別するために使用される(具体的な種類と構成は同じでも異なる場合もある)。特に説明がない限り、「複数」は2つ以上を意味する。
図1~図7に示すように、本発明の一実施例は、撮像モジュール1000に関し、この撮像モジュールは、レンズアセンブリ100と、前記レンズアセンブリ100の外縁に外嵌されたレンズアセンブリ支持枠200と、前記レンズアセンブリ支持枠200の外側に外嵌されたベース300と、前記ベース300に設けられた第1駆動部材310と、前記レンズアセンブリ支持枠200に設けられ、かつ前記第1駆動部材310に対向して設けられることで、前記レンズアセンブリ支持枠200が前記レンズアセンブリ100を光軸に沿って移動させるように駆動する前記第2駆動部材210と、前記ベース300に可動に支持され、かつ、前記レンズアセンブリ100の外側に外嵌される羽根駆動枠400と、前記羽根駆動枠400と前記ベース300との間に挟設される球状支持部材320と、前記レンズアセンブリ100の前記ベースから離れた一端に設けられた羽根支持部110と、前記羽根駆動枠400に設けられ、かつ前記光軸を回転軸として前記羽根支持部110に回転可能に係合される羽根駆動リング500と、前記羽根駆動リング500と前記羽根支持部110との間に位置する複数の遮光羽根600であって、前記複数の遮光羽根600が前記羽根駆動リング500の周方向に沿って、前記羽根駆動リング500に互いに間隔を置いて設けられ、前記複数の遮光羽根600はいずれも、一端が前記記羽根支持部110に回動可能に接続され、他端が前記羽根駆動リング500に摺動可能に接続されている遮光羽根600と、前記羽根駆動枠400に設けられ、かつ前記第1駆動部材310に対向して設けられる第3駆動部材410であって、前記第3駆動部材410が前記第1駆動部材310と相互作用して、前記羽根駆動枠400を、光軸を回転軸として前記ベース300に対して回転させるように駆動し、前記羽根駆動枠400が羽根駆動リング500を回転させるように駆動することで、前記複数の遮光羽根600を近接させたり、分離させたりする第3駆動部材410と、を含む。
従来技術と比べて、本発明の実施形態では、前記ベース300には第1駆動部材310が設けられており、前記レンズアセンブリ支持枠200には前記第2駆動部材210が設けられており、前記第1駆動部材310が前記第2駆動部材210と協働して前記レンズアセンブリ支持枠200を、光軸に沿ってピント合わせ移動させるように駆動し、前記羽根駆動枠400がベース300に対して可動であり、かつ、前記羽根駆動枠400には第3駆動部材410が設けられており、前記第1駆動部材310が第3駆動部材410と協働して、前記羽根駆動枠400を光軸を回転軸として回転させるように駆動することにも用いられ、前記羽根駆動枠400が回転する時に、前記羽根駆動リング500を同期に回転させるように駆動し、前記羽根駆動リング500が前記複数の遮光羽根600を近接させたり、分離させたりするように駆動し、これによって、前記遮光羽根600で囲まれた開口の大きさに対する調整を実現する。つまり、前記複数の遮光羽根600と前記レンズアセンブリ100のフォーカスを駆動する駆動部材はいずれも同じ前記第1駆動部材310である。これにより、撮像モジュール1000の部品点数を減らし、撮像モジュール1000の体積と重量を減らし、撮像モジュール1000におけるフォーカス用機構と前記複数の遮光羽根600を駆動する動力機構とに干渉が生じることを避けることができる。
より具体的には、前記ベース300、前記羽根駆動枠400、前記羽根支持部110、前記複数の遮光羽根600及び前記羽根駆動リング500は、前記撮像モジュール1000の像側から物体側に向かって順次配置され、即ち、これらの部品が光軸に沿って順次配置されることで、前記撮像モジュール1000が光軸の延在方向に沿って組立てられ、組立ての難易度を低下させ、多方向の突出を避けることができる。
以下、本実施例の撮像モジュールの実現詳細について具体的に説明するが、下記の内容は、理解を容易にするために提供された実現詳細だけであり、本技術考案を実施するために必要なものではない。
理解できるように、前記レンズアセンブリ100は、レンズ120と、鏡筒130と、を含み、前記レンズ120が前記鏡筒130の内壁に固定され、前記鏡筒130が前記レンズ120を保護し、前記レンズ120の損傷を防止することに用いられる。また、前記鏡筒130は前記レンズアセンブリ支持枠200と接続されるスペースを提供することができ、即ち、前記レンズアセンブリ支持枠200が前記鏡筒130の外壁に外嵌固定されており、前記羽根支持部110が前記鏡筒130の物体側に設けられている。
図8を合わせて参照すると、本実施例では、前記ベース300の前記羽根駆動枠400に向かう側には、弧状に延びる少なくとも3つの第1収容溝330があり、前記羽根駆動枠400の前記ベース300に向かう側には、弧状に延びる少なくとも3つの第2収容溝420があり、前記第1収容溝330と前記第2収容溝420は1対1で対応して設置され、かつ収容空間を取り囲むように形成しており、前記球状支持部材320は複数あり、各前記収容空間には少なくとも1つの球状支持部材320が収容されており、かつ、前記球状支持部材320は前記第1収容溝330と前記第2収容溝420の内壁に同時に当接している。つまり、前記第1駆動部材310が第3駆動部材410と協働して前記羽根駆動枠400を回転させるように駆動する時、前記球状支持部材320は前記羽根駆動枠400を支持する役割を果たすと同時に、自身のローリングによって前記羽根駆動枠400をスムーズに回転させることができる。選択できるように、前記第1収容溝330と前記第2収容溝420がいずれも4つに設定され、かつ前記第1収容溝330と前記第2収容溝420が1対1で対向して設置され、前記球状支持部材320も対応的に4つに設定されることができ、かつ各前記収容空間には少なくとも1つの前記球状支持部材320が収容されている。
具体的には、前記第1収容溝330と前記第2収容溝420はいずれも光軸を取り囲んで間隔を置いて設置されている。複数の前記第1収容溝330は、同じ円形の軌跡上に配置されてもよいし、同じ円形の軌跡上に配置されなくてもよい。好ましくは、同じ円形の軌跡上に配置されることである。複数の前記第2収容溝420は同じように配置されるため、ここでは繰り返して説明する必要がない。
その他の実行可能な実施例では、第1収容溝330と第2収容溝420はいずれも3つに設定され、前記球状支持部材320も3つに設定され、かつ各前記収容空間には1つの球状支持部材320が収容されてもよい。これにより、前記羽根駆動枠400が力を受けた場合、前記ベース300に対して回転することを確保しながら、安定を保ち、前記羽根駆動枠400が反転することを防ぐことができる。また、球状支持部材320の数を減らし、前記撮像モジュール1000の重量をさらに減らすこともできる。
なお、前記第1収容溝330、前記第2収容溝420と前記球状支持部材320の具体的な数と位置の設定は、当業者が実際に受ける力の需要に応じて設定することができ、本発明ではこれらについて特に限定していない。
さらに、第1駆動部材310は磁石鋼であり、前記第2駆動部材210はフォーカス用コイルであり、前記第3駆動部材410は羽根駆動コイルである。前記磁石鋼は、前記フォーカス用コイルに通電した時、前記フォーカス用コイルを前記光軸に沿って移動させて、前記レンズアセンブリ支持枠200を前記光軸に沿ってピント合わせ移動させるように駆動する。前記磁石鋼は、前記羽根駆動コイルに通電した時、前記羽根駆動コイルを前記光軸を回転軸として回転させて、前記羽根駆動枠400を前記光軸を回転軸として回転させるように駆動する。具体的には、前記フォーカス用コイルと前記羽根駆動コイルは、通電時に前記磁石鋼との間にローレンツ力を生じさせ、ローレンツ力によって前記フォーカス用コイルと前記羽根駆動コイルを移動させるように駆動する。ピント合わせと羽根の移動が必要である場合、通電するだけでよく、撮像モジュールの制御可能性を高めている。
本実施例では、前記フォーカス用コイルは、前記レンズアセンブリ支持枠200の外縁を取り囲んで周方向に設けられている。本実施形態では、前記レンズアセンブリ支持枠200はリング状を呈し、前記フォーカス用コイルは前記レンズアセンブリ支持枠200の外壁に巻きつけられており、前記フォーカス用コイルに通電すると、前記フォーカス用コイルと前記磁石鋼の間にローレンツ力が発生し、前記磁石鋼が前記ベース300に固定されているため、前記フォーカス用コイルが前記レンズアセンブリ支持枠200を移動させるように駆動する。
さらに具体的には、前記磁石鋼は複数あり、前記複数の磁石鋼は、光軸を取り囲んで前記ベース300に間隔を置いて設置され、かつ前記ベース300の前記レンズアセンブリ支持枠200に向かう側に位置している。
または、他の実行可能な実施例では、前記フォーカス用コイルは複数あり、複数の前記フォーカス用コイルは前記レンズアセンブリ支持枠200の周方向に沿って前記レンズアセンブリ支持枠200に間隔を置いて設置されている。例えば、前記フォーカス用コイルは4つであり、4つの前記フォーカス用コイルは前記レンズアセンブリ支持枠200の外周を取り囲んで等間隔に前記レンズアセンブリ支持枠200に設けられており、前記フォーカス用コイルに通電した時、4つの前記フォーカス用コイルがいずれも力を受けて前記レンズアセンブリ支持枠200を移動させるように駆動する。理解できるように、前記フォーカス用コイルは他の数、例えば2つ、3つ、またはそれ以上の複数であってもよく、好ましくは、複数の前記フォーカス用コイルが光軸を取り囲んで等間隔に前記レンズアセンブリ支持枠200に設けられる。これにより、前記レンズアセンブリ支持枠200により均衡的な力を受けさせ、撮像モジュールの安定性と信頼性を高めることができる。
さらに、前記羽根駆動コイルは複数あり、複数の前記羽根駆動コイルは前記羽根駆動枠400の周方向に沿って前記羽根駆動枠400に間隔を置いて設置されている。同じように、前記羽根駆動コイルは4つであってもよく、かつ4つの前記羽根駆動コイルは前記羽根駆動枠400に間隔を置いて設置され、前記羽根駆動コイルに通電した時、前記羽根駆動コイルと前記磁石鋼との間にローレンツ力が発生し、4つの前記羽根駆動コイルが力を受けて前記羽根駆動枠400を、前記光軸を回転軸として回転させるように駆動する。
なお、前記レンズアセンブリ支持枠200はローレンツ力によって光軸に沿って平行に移動するが、前記羽根駆動枠400はローレンツ力によって光軸を回転軸として回転する。これは、前記レンズアセンブリ支持枠200と前記羽根駆動枠400の受けるローレンツ力の方向が異なるからである。その原因は前記フォーカス用コイルと前記羽根駆動コイルの配置方式が異なることである。具体的には、左手の法則に基づいて判断かつ決定することができる。
さらに、前記レンズアセンブリ支持枠200には第1フレキシブル回路基板220が設けられ、前記羽根駆動枠400には第2フレキシブル回路基板430が設けられ、前記第1フレキシブル回路基板220は前記第2フレキシブル回路基板430と電気的に接続されている。これにより、通電時に前記第1フレキシブル回路基板220と前記第2フレキシブル回路基板430に同時に通電し、ピント合わせと絞りの大きさの同期調整を実現することができる。
再び図3及び図4を参照すると、本実施例では、前記撮像モジュールのピント合わせと絞りの調整を精確に制御するように、前記レンズアセンブリ支持枠200のピント合わせ移動量と前記羽根駆動枠400の回転量の大きさを検出する必要もある。具体的には、前記レンズアセンブリ支持枠200には第1位置検出素子230が設けられ、前記第1フレキシブル回路基板220には第1センシング素子221が電気的に接続されており、前記レンズアセンブリ支持枠200が移動する時に、前記第1センシング素子221は前記第1位置検出素子230の相対位置の変化を検出することで前記レンズアセンブリ支持枠200のピント合わせ移動量を決定する。例えば、前記第1位置検出素子230は磁石であってもよく、前記第1センシング素子221はホール素子であってもよく、前記レンズアセンブリ支持枠200が前記光軸に沿って移動する時、磁石は前記レンズアセンブリ支持枠200に追従して移動するが、ホール素子の位置は相対的に固定しており、ホール素子の位置における磁場が絶えず変化し、主にホール素子を通過する磁束が絶えず変化することに反映されている。これにより、前記レンズアセンブリ支持枠200の移動量を検出することができる。
また、前記第2フレキシブル回路基板430には第2センシング素子431が電気的に接続されており、前記羽根駆動枠400が回転する時、前記第2センシング素子431は、前記第1駆動部材310の相対位置を検出することで前記羽根駆動枠400の回転角度を決定する。例えば、前記第1駆動部材310が磁性部材(即ち、磁石鋼)である場合、前記第2センシング素子431はホール素子であってもよく、前記第1駆動部材310が前記羽根駆動枠400を回転させるように駆動して前記第2センシング素子431を移動させる時、前記第2センシング素子431は異なる位置で前記第1駆動部材310によって引き起こされた磁束の変化を検出することで、前記羽根駆動枠400の回転角度を決定する。
さらに、前記レンズアセンブリ支持枠200には第1板バネ240と第2板バネ250が設けられており、前記第1板バネ240と前記第2板バネ250はそれぞれ前記レンズアセンブリ支持枠200の物体側表面と像側表面に固定されており、同時に、前記第1板バネ240と前記第1板バネ350はそれぞれ前記ベース300の物体側表面と像側表面にも固定されている。これにより、前記レンズアセンブリ支持枠200を前記ベース300に吊り下げて固定することができる。
本実施例では、前記レンズアセンブリ100がピント合わせをする時に、前記羽根駆動リング500が前記レンズアセンブリ100に干渉しないようにするために、前記羽根駆動リング500を光軸に沿って可動にする必要がある。具体的には、前記羽根駆動リング500には接続アーム510が設けられており、前記羽根駆動枠400には接続溝440が設けられており、前記接続アーム510は前記光軸に沿って前記接続溝440に摺動可能に入り込んで、前記羽根駆動リング500と前記羽根駆動枠400とを係合接続する。具体的には、前記接続溝440は光軸の方向に沿って前記羽根駆動枠400を貫通しているが、前記光軸に垂直な方向に前記接続アーム510を係合保持しており、即ち、前記接続溝440は光軸に沿って延びる貫通溝である。これにより、前記羽根駆動枠400が回転する時、前記羽根駆動リング500を、光軸を回転軸として回転させるように駆動することができるとともに、前記羽根駆動リング500の前記光軸の延在方向における移動に影響しない。前記羽根駆動リング500が前記レンズアセンブリ100の外側に外嵌されているため、前記レンズアセンブリ100が前記レンズアセンブリ支持枠200の駆動によって前記光軸に沿って前記ベース300から離れた方向に移動する場合、前記鏡筒130の外縁が前記羽根駆動リング500を全方向で移動させる。この時、前記接続アーム510が前記接続溝440内で摺動する。
選択できるように、前記接続アーム510は複数あり、前記接続溝440は複数あり、複数の前記接続アーム510と複数の前記接続溝440は1対1で対応して係合接続されている。好ましくは、前記接続アーム510を2つ設けることができ、前記羽根駆動リング500の対向する両側にそれぞれ設け、前記接続溝440を2つ設けるとともに、前記羽根駆動枠400の対向する両側にそれぞれ設けることができる。これにより、撮像モジュールの製造難易度を増やすことなく、前記羽根駆動枠400と前記羽根駆動リング500との間の安定性を高めることができる。
図9a~図9cを合わせて参照すると、前記羽根駆動枠400の駆動によって、前記羽根駆動リング500が回転しかつ前記複数の遮光羽根600を近接させたり分離させたりするように駆動することで、絞りの大きさの調整を実現する。ここで、図9aは、前記複数の遮光羽根600が限界位置まで近接した時の前記撮像モジュール1000の状態を示す図であり、図9bは、前記複数の遮光羽根600が分離する過程における前記撮像モジュール1000の状態を示す図であり、図9cは、前記複数の遮光羽根600が限界位置まで分離した時の前記撮像モジュール1000の状態を示す図である。
理解できるように、前記羽根支持部110、前記羽根駆動リング500と前記複数の遮光羽根600はともに1つの可変絞りを構成しており、前記羽根駆動リング500が駆動されて回転する時、前記羽根駆動リング500は前記複数の遮光羽根600を動かすように駆動して当該可変絞りの口径を変化させ、ひいては当該可変絞りを通過できる光束を調整することができる。前記羽根駆動コイルに通電した時、前記羽根駆動枠400が回転することによって前記羽根駆動リング500を回転させるように駆動することができるときに、前記羽根駆動リング500が前記複数の遮光羽根600を近接させるように駆動し、前記複数の遮光羽根600によって取り囲まれた開口が小さくなり、前記撮像モジュール1000の入光量を減らし、または、前記羽根駆動リング500が前記複数の遮光羽根600を分離させるように駆動し、前記複数の遮光羽根600によって取り囲まれた開口が大きくなり、前記撮像モジュール1000の入光量を増やす。場合によって、望ましくない動作または振動の影響で前記羽根駆動枠400が回転する可能性があり、撮像モジュールの入光量に予期されない変化が生じることもある。類似した状況を回避するために、本実施例における撮像モジュールは、羽根保持部材450をさらに含み、前記羽根保持部材450が前記羽根駆動枠400に固定され、前記羽根保持部材450は前記第1駆動部材310と協働して前記羽根駆動枠400を非通電状態で初期位置に保つことに用いられる。これにより、前記羽根駆動コイルに通電しない場合、予期されない振動によって前記羽根駆動枠400が回転し、前記複数の羽根600が運動したとしても、前記羽根保持部材450と前記第1駆動部材310が互いに協働して前記羽根駆動枠400を初期位置に復帰し、これによって、前記複数の遮光羽根600の位置を安定に保ち、前記複数の遮光羽根600で取り囲まれた開口の大きさと形状を相対的に安定させ、撮像モジュールの入光量を安定に保つことができる。
具体的には、前記羽根保持部材450と前記第1駆動部材310はいずれも磁性部材であり、前記第1駆動部材310は前記羽根保持部材450を吸引して前記羽根駆動枠400の前記ベース300に対する角度を維持する。より具体的には、本実施例における前記第1駆動部材310は磁石鋼であり、前記羽根保持部材450はヨークであり、前記磁石鋼は磁力によって前記ヨークを吸引することで、前記羽根駆動枠400の位置を前記ベース300に対して安定に保つようにする。非通電状態で、期待されない動作または振動によって前記羽根駆動枠400を回転させた場合、前記磁石鋼と前記ヨークの吸引力によって、前記羽根駆動枠400が自動的に復帰し、前記複数の遮光羽根600が比較的安定した位置に保たれ、ひいては絞りの大きさが維持される。また、前記磁石鋼と前記ヨークの作用によって、期待されない動作または振動の前記羽根駆動枠400に対する影響を低減することもできる。
理解できるように、本実施例では、前記ベース300と前記羽根駆動枠400は前記第1駆動部材310と前記羽根保持部材450の間の吸引力によって光軸の延在方向における相対的な固定を実現している。具体的には、前記第1駆動部材310は前記羽根保持部材450を吸引しており、前記羽根保持部材450が前記羽根駆動枠400に固定されているため、前記羽根駆動枠400は前記羽根保持部材450によって駆動されて、前記ベース300に対して固定される。上記から分かるように、前記ベース300と前記羽根駆動枠400との間には複数の前記球状支持部材320が挟持されており、前記球状支持部材320は前記ベース300と前記羽根駆動枠400に対してロールすることができる。また、前記球状支持部材320の運動軌跡が前記第1収容溝330と前記第2収容溝420によって制限されるため、前記羽根駆動枠400が前記第1駆動部材310と前記第3駆動部材410との間のローレンツ力の作用を受けた場合、前記羽根駆動枠400は、光軸に垂直な平面内で光軸を回転軸として前記ベース300に対して回転することができる。
選択できるように、前記羽根保持部材450は複数であってもよく、かつ前記羽根駆動枠400の周方向を取り囲んで間隔を置いて設置されている。これにより、磁石鋼とヨークとの間の吸引力の作用を増やし、前記複数の遮光羽根600の位置の安定性を高めることができる。好ましくは、前記羽根保持部材450の長さは、前記第1駆動部材310の長さの20%以上である。これにより、各対の前記ヨークと前記磁石鋼との間の吸引力を増やし、前記複数の遮光羽根600の位置の安定性を高めることができる。また、前記ヨークの長さを調整することで、吸引力の大きさを変え、ひいては絞りの復帰能力を変えることもできる。より好ましくは、前記羽根保持部材450が前記第1駆動部材310に正対している時、前記羽根保持部材450の幾何学的中心と前記第1駆動部材310の幾何学的中心の接続線は前記光軸に平行である。このような前記ヨークと前記磁石鋼の位置の設置方式は、他の設置方式よりも磁力の作用を効果的に利用することができる。
前記第1駆動部材310と前記羽根保持部材450について、両者の磁力を利用して前記羽根駆動枠400の位置を固定することは、その効果バネで固定することと同じであるため、前記第1駆動部材310と前記羽根保持部材450の寸法、形状、位置、製造用の材質を調整することで、前記第1駆動部材310と前記羽根保持部材450との間の相互作用力を調整することができ、バネの弾性係数を調整することで前記羽根駆動枠400の位置安定性を変えることと類似している。
理解できるように。本実施例では、前記撮像モジュール1000の製造難易度とテスト難易度を低減するために、前記第1駆動部材310に使われた磁石鋼は、例えば大きさ、形状、材質などの仕様が全く同じ磁石鋼であってもよい。前記第2駆動部材210が複数の場合、前記第2駆動部材210に使われたフォーカス用コイルは、全く同じ仕様のコイルを使ってもよい。第3駆動部材410に使われた羽根駆動コイルは全く同じ仕様のコイルであってもよい。前記羽根保持部材450に使われたヨークは、全く同じ仕様のヨークであってもよい。場合によって、前記第1駆動部材310に異なる磁石鋼を使用する必要がある場合、その仕様、数及び位置の配置は当業者が力を受ける状況に応じて調整することができる。前記第2駆動部材210、前記第3駆動部材410及び前記羽根保持部材450も同様であるため、ここでは繰り返して説明する必要がない。
さらに、前記第1駆動部材310の位置安定性を高めるために、前記ベース300には、数量と輪郭が前記第1駆動部材310に対応する凹溝を設け、そして、前記第1駆動部材310を凹溝に1対1で対応して設け、凹溝の内壁を利用して前記第1駆動部材310をリミットかつ固定してもよい。第2駆動部材210の場合、前記第2駆動部材210が前記レンズアセンブリ支持枠200の外周を取り囲むように設けられたフォーカス用コイルである場合、前記レンズアセンブリ支持枠200の外縁には、周方向に延びる凹溝を設け、そして前記第2駆動部材210を周方向に延びる凹溝に設けることができる。前記第2駆動部材210は間隔を置いて設置された複数のフォーカス用コイルである場合、前記レンズアセンブリ支持枠200には、数量と輪郭が前記複数のフォーカス用コイルに対応する凹溝を設け、そして前記第2駆動部材210を凹溝に1対1で対応して設け、凹溝の内壁を利用して前記第2駆動部材210をリミットかつ固定してもよい。第3駆動部材410の場合、前記羽根駆動枠400に、数量と輪郭が前記第3駆動部材410に対応する凹溝を設け、そして前記第3駆動部材410を凹溝に1対1で対応して設け、凹溝の内壁を利用して前記第3駆動部材410をリミットかつ固定することができる。前記羽根保持部材450は、前記第3駆動部材410と同じ配置を採用することができる。また、一般的に、前記羽根保持部材450の寸法が第3駆動部材410より小さい。したがって、前記第3駆動部材410を取り付けるための凹溝の底壁に、前記羽根保持部材450を取り付けるための凹溝を改めて開設することができる。これにより、前記第3駆動部材410と前記羽根保持部材450の取付ニーズを満たしながら、前記第3駆動部材410を利用して前記羽根保持部材450をリミットし、前羽根保持部材450の前記羽根駆動枠400から離脱することを防ぐことができる。
他の実行可能な実施例では、ヨークは磁性流体に置き換えられることもできる。その原理はヨーク使用時と同じであるため、ここでは繰り返して説明する必要がない。
図10~図12を合わせて参照すると、本実施例では、前記羽根駆動リング500には複数の貫通溝520が設けられ、前記複数の貫通溝520は前記羽根駆動リング500の周方向に沿って間隔を置いて設置されている。各前記貫通溝520は、前記羽根駆動リング500の外縁から内縁に延びており、かつ各前記貫通溝520の延在方向と前記羽根駆動リング500の径方向とが挟角を成している。前記複数の遮光羽根600はいずれも弧形シート状を呈し、前記複数の遮光羽根600の一端には、いずれもガイド部610が設けられ、前記ガイド部610は前記遮光羽根600の物体側表面に位置し、前記複数の遮光羽根600のガイド部610が前記貫通溝520に1対1で対応しかつ摺動可能に入り込んでいる。これにより、前記羽根駆動リング500が回転する時、前記ガイド部610が前記貫通溝520の内壁に制限されて前記貫通溝520に沿って摺動し、前記複数の遮光羽根600で取り囲まれた開口の大きさと形状が変化するようになり、ひいては撮像モジュールの入光量を変えることができる。
さらに、前記複数の貫通溝520の内壁の前記光軸に近い位置には、いずれもストッパー部521が設けられ、前記ストッパー部521は前記ガイド部610の移動範囲を制限することに用いられる。実際には、前記ストッパー部521は、前記貫通溝520の前記光軸に近い位置における寸法を減らすことができ、前記ガイド部610が前記ストッパー部521に移動した時、前記ストッパー部521によって遮断され、前記ガイド部610が前記貫通溝520から離脱しない。また、ガイド部610が前記貫通溝520内でしか摺動できないように、前記貫通溝520の前記光軸から離れた位置にもストッパー部521を設けることができる。
選択できるように、ガイド部610は、前記遮光羽根600の表面から突出した突起であってもよく、突起の具体的な形状と大きさは、実際に応じて設定されることができる。抵抗の影響を考慮すると、好ましくは、前記ガイド部610は円柱状構造である。その他の特別なニーズがある場合、前記ガイド部610は他の形状に適当に調整されることもできる。
図13を合わせて参照すると、本実施例では、前記羽根支持部110の周方向に沿って、複数の位置決め穴111が間隔を置いて設置されており、前記複数の遮光羽根600の他端にはいずれも位置決め部620が設けられており、前記位置決め部620は前記遮光羽根600の像側表面に位置し、前記複数の遮光羽根600の位置決め部620は前記位置決め穴111に1対1で対応しかつ回転可能に入り込んでいる。即ち、各前記遮光羽根600の像側表面に前記位置決め部620が設けられ、前記位置決め部620は前記位置決め穴111に回転可能に入り込み、前記羽根駆動リング500が回転すると、前記貫通溝520の内壁がガイド部610に付勢し、前記複数の遮光羽根600を移動させるように駆動する。前記複数の遮光羽根600の他端は前記位置決め部620を介して前記羽根支持部110に制限されているが、依然として回転可能である。これにより、前記複数の遮光羽根600は、それぞれの対応する前記位置決め穴111の軸線を回転軸として回転して、近接したり、分離したりすることで、絞りの大きさの変化を実現している。
本実施例では、前記羽根駆動リング500は円環状であり、前記複数の遮光羽根600はいずれも弧形シート状を呈し、前記遮光羽根の長さは、前記羽根駆動リングの周長の30%~60%である。これにより、前記遮光羽根600は軽量を維持したまま、十分な長さを有し、異なる前記遮光羽根600の運動中の相互干渉を避けることができる。本実施例における前記複数の遮光羽根600は、順次積層されて円環状として囲まれており、具体的には、1番目の前記遮光羽根600の前記ガイド部610は1つの前記貫通溝520に入り込み、他端の前記位置決め部620は前記位置決め穴111に入り込み、2番目の前記遮光羽根600の前記ガイド部610が設けられた一端の物体側表面は、1番目の前記遮光羽根600の前記位置決め部620が設けられた一端の像側表面に密着し、かつ2番目の前記遮光羽根600の前記ガイド部610がもう1つの前記貫通溝520に入り込み、2番目の前記遮光羽根600の前記位置決め部620がもう1つの別の位置決め穴111に入り込んでいる。このように類推すると、すべての前記遮光羽根600が1つの円環を取り囲むように形成している。
さらに、前記遮光羽根600の前記光軸に垂直な平面での正投影面積を第1面積とし、前記遮光羽根600の前記光軸から離れた縁を弧とする扇形の前記光軸に垂直な平面での正投影面積を第2面積とし、前記第1面積は前記第2面積の40%~70%である。これにより、前記複数の遮光羽根600の重量が軽いようになり、異なる前記遮光羽根600間の干渉を避けることもできる。
選択できるように、前記遮光羽根600の数は実際の需要に応じて調整することができる。一般的に、前記遮光羽根600の数が多いほど、これらの前記遮光羽根600で取り囲まれた開口は円形に近くなる。撮像モジュールの重量と製造コストを考慮して、前記遮光羽根600の数は、5つ~7つに設定されることができる。
再び図6及び図7を参照すると、本実施例では、前記羽根支持部110は凹溝状であり、前記羽根支持部110の凹溝開口は前記ベース300から離れており、この凹溝開口を取り囲んだ前記羽根支持部110のエッジには1つの駆動リングプラテン112が固定設置されており、前記駆動リングプラテン112、前記羽根駆動リング500及び前記羽根支持部110とは羽根チャンバー113を取り囲むように形成し、前記複数の遮光羽根600は前記羽根チャンバー113内に位置し、前記駆動リングプラテン112は、前記羽根駆動リング500の光軸方向における位置を制限し、前記羽根駆動リング500と前記レンズアセンブリ100とが干渉して前記羽根駆動リング500の回転を妨害することを防ぐことに用いられる。
再び図3~図5を参照すると、本実施例では、前記撮像モジュール1000のフォーカス機構30は、第1駆動部材310、前記第2駆動部材210及び前記レンズアセンブリ支持枠200を含むことができ、前記撮像モジュール1000の羽根駆動機構40は、第1駆動部材310、第3駆動部材410、前記羽根駆動枠400、前記羽根駆動リング500及び前記羽根支持部110を含むことができる。ここで、前記フォーカス機構30と前記羽根駆動機構40の駆動源はいずれも前記第1駆動部材310である。
本実施例では、撮像モジュール1000は、収容空間を有するハウジング700をさらに含み、前記ベース300、前記レンズアセンブリ支持枠200および前記羽根駆動枠400は前記収容空間内に位置している。前記ハウジング700は第1中央貫通穴710を有し、前記第1中央貫通穴710は前記羽根駆動リング500、前記複数の遮光羽根600及び前記羽根支持部110を露出させることに用いられる。前記ハウジング700は磁性材料から作られ、前記フォーカス用コイル、前記羽根駆動コイル、前記磁石鋼を閉磁路に閉じ込め、全体の磁性を高めることができる。
本発明の別の実施例は、撮像モジュール1000に関し、図14~17に示すように、本実施例における撮像モジュール1000は上記の実施例とほぼ同じであるが、その主な区別は、本実施例における撮像モジュール1000は、手振れ補正機構800と、前記手振れ補正機構800に設けられたセンサアセンブリ810と、をさらに含み、前記手振れ補正機構800が前記ベース300の像側に位置し、前記手振れ補正機構800が前記センサアセンブリ810を駆動して手振れ補正を実現することに用いられる。
上記の実施例と比べて、本実施例は、前記光軸方向にピント合わせを実現し、前記複数の遮光羽根600によって絞り調整を実現することに加えて、前記手振れ補正機構800を利用して光軸に垂直な方向に前記センサアセンブリ810を手振れ補正することもでき、撮像モジュール1000の撮影効果をより高めることができる。また、前記手振れ補正機構800の前記センサアセンブリ810に対する駆動と前記第1駆動部材310の前記レンズアセンブリ100に対する駆動が互いに独立しているため、前記第1駆動部材310のピント合わせと絞りに対する駆動による変化は前記手振れ補正機構800の手振れ補正に対する駆動に影響しない。言い換えれば、前記手振れ補正機構800の前記センサアセンブリ810に対する手振れ補正は前記第1駆動部材310の駆動にも影響しない。これにより、撮像モジュール1000の性能評価では、フォーカス機構、羽根駆動機構および手振れ補正機構800のそれぞれの性能を独立してテストすることができ、撮像モジュールのテスト難易度を下げることができる。本発明における撮像モジュールは、構造の簡素化により、信頼性を高めていると同時に、部品の配置について改善しており、故障率を低減している。
再び図17を参照すると、具体的には、前記撮像モジュール1000は、さらに底部ケース720を含み、前記底部ケース720は、前記ハウジング700と合わせて、前記レンズアセンブリ100、フォーカス機構、羽根駆動機構及び手振れ補正機構800を取り囲んで固定している。好ましくは、前記底部ケース720は、磁性材料で作られてもよい。
本実施例では、前記手振れ補正機構800は、手振れ補正ベース820と、可動ホルダ830と、を含み、前記可動ホルダ830が前記手振れ補正ベース820の物体側に位置し、かつ、前記手振れ補正ベース820に対して光軸に垂直な方向に可動であり、前記センサアセンブリ810が前記可動ホルダ830に固定されている。これにより、前記可動ホルダ830を運動させることにより前記センサアセンブリ810を運動させるように駆動し、前記撮像モジュール1000の手振れ補正機能を実現している。
具体的には、前記手振れ補正ベース820には、光軸を取り囲んで間隔を置いて設置された複数の手振れ補正用磁石鋼821が設けられ、前記可動ホルダ830には、光軸を取り囲んで間隔を置いて設置された複数の固定用ヨーク831が設けられ、前記手振れ補正ベース820と前記可動ホルダ830との間に少なくとも3つのボール833が挟設され、前記手振れ補正用磁石鋼821と前記固定用ヨーク831とが互いに吸引して、前記手振れ補正ベース820と前記可動ホルダ830とを互いに接近させて、すべての前記ボール833をクランプする。前記ボール833は球状を呈しているため、前記ボール833がロールする時、前記可動ホルダ830は前記手振れ補正ベース820に対して可動である。
より具体的には、前記手振れ補正ベース820には、複数の第1収納溝822が設けられ、前記可動ホルダ830には複数の第2収納溝(図示せず)が設けられ、複数の前記ボール833が前記複数の第1収納溝822と1対1で対応し、かつ前記第1収納溝822の中に位置し、前記複数の第2収納溝が前記複数の第1収納溝822と1対1で対応している。収納溝を利用して前記ボール833を収納することにより、前記ボール833の運動範囲を制限し、前記ボール833の脱落を防ぎ、前記撮像モジュール1000の安定性を高めることができる。
本実施例では、各前記第1収納溝822には第1スペーサ822aが設けられ、各前記第2収納溝に第2スペーサ832aが設けられている。前記第1スペーサ822aと前記第2スペーサ832aはいずれも前記ボール833を支持することに用いられる。
本実施例では、前記手振れ補正機構800は、前記可動ホルダ830に固定されたコイルホルダ840を含み、前記コイルホルダ840には、光軸を取り囲んで間隔を置いて設置された複数の手振れ補正用コイル(図示せず)が設けられ、前記複数の手振れ補正用コイルが前記複数の手振れ補正用磁石鋼821と1対1で対応し、かつ対向して設置されている。前記手振れ補正用コイルは、通電時に前記手振れ補正用磁石鋼822との間にローレンツ磁力を生じさせることにより、前記コイルホルダ840を光軸に垂直な方向に移動させ、前記可動ホルダ830を同期運動させるように駆動し、前記可動ホルダ830が運動するときに、前記センサアセンブリ810が前記可動ホルダ830に追従して運動し、これにより、前記撮像モジュール1000の手振れ補正を実現している。
つまり、前記手振れ補正ベース820と前記可動ホルダ830は、前記手振れ補正用磁石鋼821と前記固定用ヨーク831との間の吸引力によって光軸の延在方向に相対的に固定され、前記ボール833は、前記第1収納溝822と前記収容溝の中でロールすることができ、即ち、前記ボール833が前記手振れ補正ベース820と前記可動ホルダ830に対してロールすることができ、前記可動ホルダ830が手振れ補正用磁石鋼821と前記手振れ補正用コイルとの間のローレンツ力の作用を受けた時、前記可動ホルダ830が光軸に垂直な平面内で前記手振れ補正ベース820に対して移動するようになる。これにより、前記センサアセンブリ810が光軸に垂直な平面内で移動でき、ひいては手振れ補正を実現する。
具体的には、本実施例では、前記撮像モジュール1000は、回路基板850を通じて前記複数の手振れ補正用コイルに給電する。
本実施例では、前記手振れ補正ベース820に取付穴823が設けられ、前記取付穴823内にダンピング部材823aが設けられ、前記ダンピング部材823aは、前記取付穴823を貫通してそれぞれ前記底部ケース720と前記センサアセンブリ810に接触し、より具体的には、前記底部ケース720と前記センサアセンブリ810は前記ダンピング部材823aを挟持して、前記ダンピング部材823aをわずかに変形させている。これにより、前記ダンピング部材823aは、前記センサアセンブリ810の移動時に抵抗を与え、前記センサアセンブリ810の運動速度を遅くし、手振れ補正中の前記センサアセンブリ810の速過ぎた移動による余分な振動を避けることができる。
例示的に、本実施例では、前記取付穴823と前記ダンピング部材823aの数は4つであり、かついずれも光軸を取り囲んで間隔を置いて設置されている。ここで、前記ダンピング部材823aはゴムで作られている。理解できるように、前記取付穴823と前記ダンピング部材823aは他の数に設定されることができ、前記ダンピング部材823aはシリカゲル材質または他の一定の弾性を有し、摩擦抵抗を提供できる材質で作られてもよい。
本発明の別の実施例では、カメラ本体と、上記の2つの実施例のいずれか一方のような撮像モジュールと、を備え、前記撮像モジュールが前記カメラ本体に設けられているカメラを提供する。
本発明の別の実施例では、機器本体と、上記の2つの実施例のいずれか一方のような撮像モジュールと、を備え、前記撮像モジュールが前記機器本体に設けられている電子機器を提供する。
理解できるように、本実施例における電子機器は、スマホ、タブレット、ノートパソコンまたはスマートウォッチなどの携帯端末であってもよい。
以上、本発明の実施形態に係る撮像モジュール、カメラ及び電子機器について詳しく説明したが、本明細書では、具体的な例を使用して本発明の原理及び実施形態を述べたが、以上の実施形態の説明は本発明の構想に対する理解を助けるためのものだけであり、実施形態及び応用範囲は、いずれも変更されることがある。以上により、本明細書の内容は、本発明を限定するものとして理解してはならない。

Claims (12)

  1. レンズアセンブリと、
    前記レンズアセンブリの外縁に外嵌されたレンズアセンブリ支持枠と、
    前記レンズアセンブリ支持枠の外側に外嵌されたベースと、
    前記ベースに設けられた第1駆動部材と、
    前記レンズアセンブリ支持枠に設けられ、かつ前記第1駆動部材に対向して設けられることで、前記レンズアセンブリ支持枠が前記レンズアセンブリを光軸に沿って移動させるように駆動する第2駆動部材と、
    前記ベースに可動に支持され、かつ、前記レンズアセンブリの外側に外嵌される羽根駆動枠と、
    前記羽根駆動枠と前記ベースとの間に挟設される球状支持部材と、
    前記レンズアセンブリの前記ベースから離れた一端に設けられた羽根支持部と、
    前記羽根駆動枠に設けられ、かつ前記光軸を回転軸として前記羽根支持部に回転可能に係合される羽根駆動リングと、
    前記羽根駆動リングと前記羽根支持部との間に位置する複数の遮光羽根であって、前記複数の遮光羽根が前記羽根駆動リングの周方向に沿って、前記羽根駆動リングに互いに間隔を置いて設けられ、前記複数の遮光羽根はいずれも、一端が前記羽根支持部に回動可能に接続され、他端が前記羽根駆動リングに摺動可能に接続されている遮光羽根と、
    前記羽根駆動枠に設けられ、かつ前記第1駆動部材に対向して設けられる第3駆動部材であって、前記第3駆動部材が前記第1駆動部材と相互作用して、前記羽根駆動枠を、光軸を回転軸として前記ベースに対して回転させるように駆動し、前記羽根駆動枠が羽根駆動リングを回転させるように駆動することで、前記複数の遮光羽根を近接させたり、分離させたりする第3駆動部材と、を含む、
    ことを特徴とする撮像モジュール。
  2. 前記第1駆動部材は磁石鋼であり、前記第2駆動部材はフォーカス用コイルであり、前記第3駆動部材は羽根駆動コイルであり、
    前記磁石鋼は、前記フォーカス用コイルに通電した時、前記フォーカス用コイルを前記光軸に沿って移動させて、前記レンズアセンブリ支持枠を前記光軸に沿ってピント合わせ移動させるように駆動し、前記磁石鋼は、前記羽根駆動コイルに通電した時、前記羽根駆動コイルを前記光軸を回転軸として回転させて、前記羽根駆動枠を前記光軸を回転軸として回転させるように駆動する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の撮像モジュール。
  3. 前記ベースの前記羽根駆動枠に向かう側には、弧状に延びる少なくとも3つの第1収容溝があり、前記羽根駆動枠の前記ベースに向かう側には、弧状に延びる少なくとも3つの第2収容溝があり、前記第1収容溝と前記第2収容溝は1対1で対応して設置され、かつ収容空間を取り囲むように形成しており、前記球状支持部材は複数あり、各前記収容空間には少なくとも1つの前記球状支持部材が収容されており、前記球状支持部材は前記第1収容溝と前記第2収容溝の内壁に同時に当接している、
    ことを特徴とする請求項1に記載の撮像モジュール。
  4. 羽根保持部材をさらに含み、前記羽根保持部材が前記羽根駆動枠に固定され、前記羽根保持部材はヨーク又は磁性流体である
    ことを特徴とする請求項に記載の撮像モジュール。
  5. 前記羽根駆動リングには複数の貫通溝が設けられ、前記複数の貫通溝は前記羽根駆動リングの周方向に沿って間隔を置いて設置されており、各前記貫通溝は、前記羽根駆動リングの外縁から内縁に延びており、かつ各前記貫通溝の延在方向と前記羽根駆動リングの径方向とが挟角を成しており、前記複数の遮光羽根はいずれも弧形シート状を呈し、前記複数の遮光羽根の一端には、いずれもガイド部が設けられ、前記ガイド部は前記遮光羽根の物体側表面に位置し、前記複数の遮光羽根の前記ガイド部が前記貫通溝に1対1で対応しかつ摺動可能に入り込んでいる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の撮像モジュール。
  6. 前記羽根支持部の周方向に沿って、複数の位置決め穴が間隔を置いて設置されており、前記複数の遮光羽根の他端にはいずれも位置決め部が設けられており、前記位置決め部は前記遮光羽根の像側表面に位置し、前記複数の遮光羽根の前記位置決め部は前記位置決め穴に1対1で対応しかつ回転可能に入り込んでいる、
    ことを特徴とする請求項5に記載の撮像モジュール。
  7. 前記羽根駆動リングには接続アームが設けられており、前記羽根駆動枠には接続溝が設けられており、前記接続アームは前記光軸に沿って前記接続溝に摺動可能に入り込んで、前記羽根駆動リングと前記羽根駆動枠とを係合接続する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の撮像モジュール。
  8. 収容空間を有するハウジングをさらに含み、前記ベース、前記レンズアセンブリ支持枠および前記羽根駆動枠は前記収容空間内に位置し、前記ハウジングは中央貫通穴を有し、前記中央貫通穴は前記羽根駆動リング、前記複数の遮光羽根及び前記羽根支持部を露出させることに用いられる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の撮像モジュール。
  9. 前記ハウジングは磁性材料から作られる、
    ことを特徴とする請求項8に記載の撮像モジュール。
  10. 手振れ補正機構と、前記手振れ補正機構に設けられたセンサアセンブリと、をさらに含み、前記手振れ補正機構が前記ベースの像側に位置し、前記手振れ補正機構が前記センサアセンブリを移動させるこように駆動して手振れ補正を実現することに用いられる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の撮像モジュール。
  11. カメラ本体と、請求項1に記載の撮像モジュールと、を備え、前記撮像モジュールが前記カメラ本体に設けられている、
    ことを特徴とするカメラ。
  12. 機器本体と、請求項1に記載の撮像モジュールと、を備え、前記撮像モジュールが前記機器本体に設けられている、
    ことを特徴とする電子機器。
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