JP7423494B2 - スイッチ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、スイッチ装置に関する。
従来、車両には、車両の運転者の操作に応じて車両の電源のオン・オフを切り替えるためのメインスイッチ(電源スイッチ)が備えられている(例えば、特許文献1参照)。
特許第2864406号公報
車両の使用中に上述した電源スイッチの故障が生じると、車両が電源オフ状態となって車両の使用が継続できなくなるという不都合がある。
本発明はかかる背景に鑑みてなされたものであり、電源スイッチの故障により、車両の使用が継続できなくなることを防止し得るスイッチ装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための態様として、車両に搭載して使用されるスイッチ装置であって、前記車両の使用者による電源オンの操作に応じて接点が第1状態となり、前記使用者による電源オフの操作に応じて前記接点が第2状態となる電源スイッチと、前記電源スイッチに接続され、前記電源スイッチの前記接点が前記第1状態であるときに第1電源オン指示信号を出力するスイッチ出力回路と、前記電源スイッチの前記接点が前記第2状態であるか否かを認識し、前記接点が前記第2状態でないときに、その後、所定の電源オフ条件が成立するまで、第2電源オン指示信号を継続して出力する電源オン維持制御部と、前記第1電源オン指示信号と前記第2電源オン指示信号とのうちの少なくともいずれか一方が出力されているときに、前記車両を電源オン状態とする電源制御部と、を備えるスイッチ装置が挙げられる。
上記スイッチ装置において、前記電源オフ条件として、前記接点が前記第2状態となることが設定されている構成としてもよい。
上記スイッチ装置において、前記電源オフ条件として、前記車両の走行速度が所定の下限速度以下であることが設定されている構成としてもよい。
上記スイッチ装置において、前記電源スイッチは、共通接点とオン接点とオフ接点とを有して、前記第1状態では前記共通接点と前記オン接点との間が導通して前記共通接点と前記オフ接点との間が遮断され、前記第2状態では前記共通接点と前記オフ接点との間が導通して前記共通接点と前記オン接点との間が遮断され、前記スイッチ出力回路において、前記共通接点が所定電位に接続され、前記オン接点が前記電源制御部に接続されて、前記第2状態でないときは、前記スイッチ出力回路の前記オン接点との接続箇所から前記電源制御部に前記所定電位の前記第1電源オン指示信号が出力され、前記電源オン維持制御部は、出力端子の一方が前記所定電位に接続されると共に他方が前記電源制御部に接続されたスイッチング素子を有し、前記スイッチング素子を導通状態に制御することにより、前記所定電位の前記第2電源オン指示信号を前記電源制御部に出力する構成としてもよい。
上記スイッチ装置において、前記電源スイッチは前記車両の露出箇所に設けられ、前記電源オン維持制御部は、前記車両に備えられた筐体内に設けられている構成としてもよい。
上記スイッチ装置によれば、運転者による電源スイッチのオン操作により、電源スイッチの接点が第2状態から第1状態に切り替わったときに、電源オン維持制御部により第2電源オン指示信号が継続して出力される状態となる。これにより、車両の使用中に電源スイッチの故障が生じて第1電源オン指示信号の出力が停止しても、第2電源オン指示信号の出力により車両が電源オン状態に維持されるため、車両の使用が不能となることを防止することができる。
図1は、スイッチ装置の構成図である。 図2は、電源オン維持制御のフローチャートである。
[1.スイッチ装置の構成]
図1を参照して、本実施形態のスイッチ装置1の構成について説明する。スイッチ装置1は、車両100に搭載して使用される。車両100は、例えば競技用の二輪車両である。スイッチ装置1は、車両100の車体から露出して設けられた電源スイッチ30とIG(ignition)スイッチ70、コントロールユニット10、電源ユニット20、及びスイッチ出力回路40を備えている。
コントロールユニット10は、制御プロセッサ11とトランジスタ13(スイッチング素子に相当する)とを備え、本開示の電源オン維持制御部の機能を含んでいる。制御プロセッサ11の入力ポート11aは、抵抗12を介してVc(例えば5V)の電位部に接続されると共に、入力端子14に接続されている。制御プロセッサ11の入力ポート11bは、入力端子16に接続されている。
電源端子17は電源ユニット20の出力端子27に接続され、バッテリー80から出力される電圧Vcの電力が、電源ユニット20からコントロールユニット10に供給される。制御プロセッサ11の出力ポート11cは、トランジスタ13のベースに接続されている。制御プロセッサ11は、図示しないメモリに保存された電源オン維持制御用のプログラムを実行することによって、後述する電源オン維持制御を実行する。
電源ユニット20は、電源プロセッサ21を備え、電源プロセッサ21の入力ポート21aは、抵抗22aを介してVcの電位部に接続されると共に、入力端子23に接続されている。同様に、入力ポート21bは、抵抗22bを介してVcの電位部に接続されると共に入力端子24に接続され、入力ポート21cは、抵抗22cを介してVcの電位部に接続されると共に入力端子25に接続されている。
さらに、電源ユニット20は、第1スイッチング素子60及び第2スイッチング素子61を備えている。第1スイッチング素子60は、2接点のスイッチング素子であり、バッテリー80と接続された電源端子26と出力端子27,28との間に接続されている。第2スイッチング素子61は、1接点のスイッチング素子であり、電源端子26と出力端子29との間に接続されている。第1スイッチング素子60及び第2スイッチング素子61は、FET等の無接点のスイッチング素子であっても、リレー等の有接点のスイッチング素子であってもよい。
第1スイッチング素子60は、電源プロセッサ21の出力ポート21dと接続され、出力ポート21dから出力される制御信号によって、オン(導通)状態とオフ(遮断)状態とが切り替えられる。第1スイッチング素子60がオン状態であるときは、バッテリー80から出力される電圧Vcの電力が、第1スイッチング素子60を介してコントロールユニット10及び車両100に搭載された第1車両負荷90に供給される。
第2スイッチング素子61は、電源プロセッサ21の出力ポート21eと接続され、出力ポート21eから出力される制御信号によって、オン状態とオフ状態とが切り替えられる。第2スイッチング素子61がオン状態であるときは、バッテリーから出力される電圧Vcの電力が、第2スイッチング素子61を介して、車両100に搭載された第2車両負荷91に供給される。
電源スイッチ30はオルタネイトタイプの操作スイッチであり、車両100の使用者(運転者、同乗者等)による操作に応じて、車両100の電源オンを指示するオン指示状態と、車両100の電源オフを指示するオフ指示状態とに切り替わる。
電源スイッチ30は、共通接点31、オン接点32、及びオフ接点33を有し、オン指示状態では、共通接点31とオン接点32間が導通して、共通接点31とオフ接点33間が遮断された第1状態となる。また、オフ指示状態では、共通接点31とオフ接点33間が導通して、共通接点31とオン接点32間が遮断された第2状態となる。
スイッチ出力回路40は、電源スイッチ30と接続され、電源スイッチ30の共通接点31をGND電位部に接続し、オフ接点33をコントロールユニット10の入力端子14に接続し、オン接点32をコントロールユニット10の出力端子15及び電源ユニット20の入力端子23に接続する。また、コントロールユニット10の入力端子16は、速度センサ50に接続されている。速度センサ50は、車両100の走行速度を検出して、速度検出信号Spdを制御プロセッサ11の入力ポート11bに入力する。GNDは、本発明の所定電位に相当する。
電源スイッチ30がオン指示状態であるときは、接点31~33が第1状態となって、オン接点32がGNDレベルとなり、オフ接点33はハイインピーダンス状態となる。これにより、スイッチ出力回路40から電源ユニット20の入力端子23に、GNDレベルの第1電源オン指示信号Con1が出力される。また、スイッチ出力回路40からコントロールユニット10の入力端子14へのGNDレベルの電源オフ指示信号Coffの出力が停止した状態となる。
電源スイッチ30がオフ指示状態であるときには、接点31~33が第2状態となって、オフ接点33がGNDレベルとなり、オン接点32はハイインピーダンス状態となる。これにより、スイッチ出力回路40から電源ユニット20の入力端子23への第1電源オン指示信号Con1の出力が停止した状態となる。また、スイッチ出力回路40からコントロールユニット10の入力端子14に、GNDレベルの電源オフ指示信号Coffが出力される。
ここで、電源スイッチ30のコネクタ(図示しない)が外れたとき、或いは電源スイッチ30とスイッチ出力回路40間で断線が生じた場合は、電源スイッチ30がオン指示状態であるかオフ指示状態であるかにかかわらず、電源ユニット20の入力端子23への第1電源オン指示信号Con1の出力、及びコントロールユニット10の入力端子14への電源オフ指示信号Coffの出力が停止した状態となる。
また、電源スイッチ30又はスイッチ出力回路40の故障等により、電源スイッチ30のオン接点32がGND電位部に短絡した場合は、電源スイッチ30がオン指示状態であるかオフ指示状態であるかにかかわらず、電源ユニット20の入力端子23への第1電源オン指示信号Con1の出力が継続する状態となる。また、電源スイッチ30又はスイッチ出力回路40の故障等により、電源スイッチ30のオフ接点33がGND電位部に短絡した場合は、電源スイッチ30がオン指示状態であるかオフ指示状態であるかにかかわらず、コントロールユニット10の入力端子14への電源オフ指示信号Coffの出力が継続する状態となる。
IGスイッチ70の構成は電源スイッチ30と同様であり、車両100の使用者による操作に応じて、車両100の図示しない駆動源(内燃機関、電動機等)の作動開始を指示するオン指示状態と、駆動源の作動停止を指示するオフ指示状態とに切り替わる。
IGスイッチ70は、共通接点71、オン接点72、及びオフ接点73を有し、オン指示状態では、共通接点71とオン接点72間が導通して、共通接点71とオフ接点73間が遮断された第1状態となる。また、オフ指示状態では、共通接点71とオフ接点73間が導通して、共通接点71とオン接点72間が遮断された第2状態となる。
IGスイッチ70は、スイッチ出力回路40と接続され、スイッチ出力回路40は、IGスイッチ70の共通接点71をGND電位部に接続し、オン接点72を電源ユニット20の入力端子24に接続し、オフ接点73を電源ユニット20の入力端子25に接続する。
IGスイッチ70がオン指示状態であるときは、接点71~73が第1状態となって、オン接点72がGNDレベルとなり、オフ接点73はハイインピーダンス状態となる。これにより、スイッチ出力回路40から電源ユニット20の入力端子24に、GNDレベルのIGオン指示信号IGonが出力される。一方、IGスイッチ70がオフ指示状態であるときには、接点71~73が第2状態となって、オフ接点73がGNDレベルとなり、オン接点72がハイインピーダンス状態となる。これにより、スイッチ出力回路40から電源ユニット20に、GNDレベルのIGオフ指示信号IGoffが出力される。
ここで、IGスイッチ70のコネクタ(図示しない)が外れたとき、或いはIGスイッチ70とスイッチ出力回路40間で断線が生じた場合は、IGスイッチ70がオン指示状態であるかオフ指示状態であるかにかかわらず、電源ユニット20の入力端子24へのIGオン指示信号IGonの出力と、電源ユニット20の入力端子25へのIGオフ指示信号IGoffの出力が停止した状態となる。
また、IGスイッチ70又はスイッチ出力回路40の故障等により、IGスイッチ70のオン接点72がGND電位部に短絡した場合は、IGスイッチ70がオン指示状態であるかオフ指示状態であるかにかかわらず、電源ユニット20の入力端子24へのIGオン指示信号IGonの出力が継続する状態となる。また、IGスイッチ70又はスイッチ出力回路40の故障等により、IGスイッチ70のオフ接点73がGND電位部に短絡した場合は、IGスイッチ70がオン指示状態であるかオフ指示状態であるかにかかわらず、電源ユニット20の入力端子25へのIGオフ指示信号IGoffの出力が継続する状態となる。
電源プロセッサ21は、入力ポート21aへの入力電圧Vin1がGNDレベルであるときは、第1スイッチング素子60をオン状態に制御して、バッテリー80からコントロールユニット10及び第1車両負荷90に電力が供給される状態(電源オン状態)とする。一方、入力ポート21aへの入力電圧Vin1がVcレベルであるときには、電源プロセッサ21は、第1スイッチング素子60をオフ状態に制御して、バッテリー80からコントロールユニット10及び第1車両負荷90への電力供給が遮断された状態(電源オフ状態)とする。そのため、スイッチ出力回路40から第1電源オン指示信号Con1が出力されているときに、車両100は電源オン状態となる。
また、電源ユニット20は、入力ポート21bへの入力電圧Vin3がGNDレベルであるときは、第2スイッチング素子61をオン状態に制御して、バッテリー80から第2車両負荷91に電力が供給される状態(IGオン状態)とする。第2車両負荷91には、車両100の駆動源の電装ユニットが含まれ、IG状態にすることで、車両100の走行が可能になる。そのため、スイッチ出力回路40からGNDレベルのIGオン指示信号IGonが出力されているときに、車両100はIGオン状態となる。
また、電源ユニット20は、入力ポート21cへの入力電圧Vin4がGNDレベルでるときは、第2スイッチング素子61をオフ状態に制御して、バッテリー80から第2車両負荷91への電力供給が遮断された状態(IGオフ状態)とする。そのため、スイッチ出力回路40からGNDレベルのIGオフ指示信号IGoffが出力されているときに、車両100はIGオフ状態となる。
コントロールユニット10、電源ユニット20、第1車両負荷90、及び第2車両負荷91は、通信線5により接続されて相互に通信を行う。コントロールユニット10は、電源ユニット20との通信により、IGオン状態となったことを認識したときに、第2車両負荷91に対して、車両100の駆動源を起動するための制御信号を送信して、車両100を走行可能状態とする。
制御プロセッサ11は、出力ポート11cからトランジスタ13に出力される電圧を、VcレベルとGNDレベルに切り替えることにより、トランジスタ13をオン(導通)状態とオフ(遮断)状態とに切り替える。トランジスタ13がオン状態であるときは、コントロールユニット10の出力端子15がGND電位に接続されて、GNDレベルの第2電源オン指示信号Con2が、電源ユニット20の入力端子23に入力される。
上述したように、電源プロセッサ21は、入力ポート21aへの入力がGNDレベルであるときは、車両100を電源オン状態とし、入力ポート21aへの入力がVcレベルであるときには、車両100を電源オフ状態とする。そのため、第1電源オン指示信号Con1と第2電源オン指示信号Con2とのうちの少なくともいずれか一方が出力されているときに、車両100が電源オン状態となる。
[2.電源オン維持制御]
図2に示したフローチャートに従って、コントロールユニット10により実行される電源オン制御処理について説明する。図2のステップS1で、制御プロセッサ11は、入力ポート11aへの入力電圧Vin2に基づいて、電源スイッチ30の接点31~33が第2状態であるか否かを認識する。すなわち、制御プロセッサ11は、入力電圧Vin2がGNDレベルであるときは、電源スイッチ30の接点31~33がオフ指示状態に対応した第2状態であると認識する。一方、入力電圧Vin2がVcレベルであるときには、制御プロセッサ11は、電源スイッチ30の接点31~33が第2状態ではないと認識する。
続くステップS2で、制御プロセッサ11は、電源スイッチ30の接点31~33が第2状態でないか否かを判断する。そして、制御プロセッサ11は、電源スイッチ30の接点31~33が第2状態でないときはステップS3に処理を進め、電源スイッチ30の接点31~33が第2状態であるときにはステップS1に処理を進める。
ステップS3で、制御プロセッサ11は、出力ポート11cの出力をVcレベルとしてトランジスタ13をオン(導通状態)にする。これにより、コントロールユニット10の出力端子15から電源ユニット20の入力端子23に、第2電源オン指示信号Con2が出力された状態が維持される。そのため、車両100の使用中に電源スイッチ30の故障が生じて、スイッチ出力回路40からの第1電源オン指示信号Con1の出力が停止した場合であっても、第2電源オン指示信号Con2信号の出力が継続して、電源ユニット20により車両100が電源オン状態に維持される。
続くステップS4で、制御プロセッサ11は、ステップS1と同様に、入力ポート11aへの入力電圧Vin2に基づいて、電源スイッチ30の接点31~33の状態を認識する。次のステップS5で、制御プロセッサ11は、電源スイッチ30の接点31~33がオフ指示状態に対応した第2状態であるか否かを判断する。そして、制御プロセッサ11は、電源スイッチ30の接点31~33が第2状態であるときはステップS8に処理を進め、電源スイッチ30の接点31~33が第2状態でないときにはステップS6に処理を進める。
ステップS6で、制御プロセッサ11は、入力ポート11bに入力される速度検出信号Spdに基づいて、車両100の走行速度を認識する。続くステップS6で、制御プロセッサ11は、車両100の走行速度が下限速度以下であるか否かを判断する。下限速度は、例えば0km/hourに設定される。そして、制御プロセッサ11は、車両100の走行速度が下限速度以下であるときはステップS8に処理を進め、車両100の走行速度が下限速度を超えているときにはステップS4に処理を進める。
ステップS8で、制御プロセッサ11は、出力ポート11cの出力をGNDレベルとしてトランジスタ13をオフ(遮断状態)にする。これにより、コントロールユニット10の出力端子15から電源ユニット20の入力端子23への第2電源オン指示信号Con2の出力が停止する。
ステップS4~ステップS8の処理により、以下の電源オフ条件が成立したときに、ステップS3の処理によりオンになったトランジスタ13がオフする。
第1の電源オフ条件(ステップS5)…使用者による電源スイッチ30のオフ操作によって、電源スイッチ30の接点が第2状態となったとき。第1の電源オフ条件の設定により、電源スイッチ30が故障していなければ、電源スイッチ30のオフ操作に応じて、車両100を電源オフ状態に切り替えることができる。
第2の電源オフ条件(ステップS7)…走行速度が下限速度以下になったとき。第2の電源オフ条件の設定により、電源スイッチ30の故障によって、電源スイッチ30をオフ操作しても、電源スイッチ30の接点31~33が第2状態にならない状況になった場合であっても、車両100が停止したタイミングで車両100を電源オフ状態とすることができる。
[3.他の実施形態]
上記実施形態では、電源オフ条件として、上記第1の電源オフ条件、及び上記第2の電源オフ条件を設定したが、他の条件を設定してもよい。
上記実施形態では、図1に示したように、スイッチ出力回路40から出力される第1電源オン指示信号Con1と、コントロールユニット10から出力される第2電源オン指示信号Con2を、同一の電圧レベル(GNDレベル)の同一仕様とすることで、電源ユニット20による第1電源オン指示信号Con1と第2電源オン指示信号Con2の入力処理を共通化した。他の構成として、第1電源オン指示信号Con1と第2電源オン指示信号Con2を異なる仕様として、電源ユニット20による第1電源オン指示信号Con1と第2電源オン指示信号Con2の入力処理を個別に行う構成としてもよい。また、第1電源オン指示信号Con1と第2電源オン指示信号Con2を、例えばVc等のGND以外のレベルとしてもよい。
上記実施形態では、本発明のスイッチング素子としてバイポーラ型のトランジスタ13を用いたが、FET等の他の種類のスイッチング素子を用いてもよい。
なお、図1は、本願発明の理解を容易にするために、スイッチ装置1の構成を、主な処理内容により区分して示した概略図であり、スイッチ装置1の構成を、他の区分によって構成してもよい。また、各構成要素の処理は、1つのハードウェアユニットにより実行されてもよいし、複数のハードウェアユニットにより実行されてもよい。また、図2に示した各構成要素による処理は、1つのプログラムにより実行されてもよいし、複数のプログラムにより実行されてもよい。
[4.上記実施形態によりサポートされる構成]
上記実施形態は、以下の構成の具体例である。
(第1項)車両に搭載して使用されるスイッチ装置であって、前記車両の使用者による電源オンの操作に応じて接点が第1状態となり、前記使用者による電源オフの操作に応じて前記接点が第2状態となる電源スイッチと、前記電源スイッチに接続され、前記電源スイッチの前記接点が前記第1状態であるときに第1電源オン指示信号を出力するスイッチ出力回路と、前記電源スイッチの前記接点が前記第2状態であるか否かを認識し、前記接点が前記第2状態でないときに、その後、所定の電源オフ条件が成立するまで、第2電源オン指示信号を継続して出力する電源オン維持制御部と、前記第1電源オン指示信号と前記第2電源オン指示信号とのうちの少なくともいずれか一方が出力されているときに、前記車両を電源オン状態とする電源制御部と、を備えるスイッチ装置。
第1項のスイッチ装置によれば、使用者による電源スイッチのオン操作により、電源スイッチの接点が第2状態から第1状態に切り替わったときに、電源オン維持制御部により第2電源オン指示信号が継続して出力される状態となる。これにより、車両の使用中に電源スイッチの故障が生じて第1電源オン指示信号の出力が停止しても、第2電源オン指示信号の出力により車両が電源オン状態に維持されるため、車両の使用が不能となることを防止することができる。
(第2項)前記電源オフ条件として、前記接点が前記第2状態となることが設定されている第1項に記載のスイッチ装置。
第2項のスイッチ装置によれば、電源スイッチの故障が生じておらず、使用者による電源オフの操作に応じて、電源スイッチの接点が第1状態から第2状態に切り替わったときに、第2電源オン指示信号の出力を停止して、車両を電源オフ状態にすることができる。
(第3項)前記電源オフ条件として、前記車両の走行速度が所定の下限速度以下であることが設定されている第1項又は第2項に記載のスイッチ装置。
第3項のスイッチ装置によれば、車両の走行速度が下限速度以下まで低下して、車両の使用が終了すると想定される状況になった場合に、第2電源オン指示信号の出力を停止して、車両を電源オフ状態にすることができる。
(第4項)前記電源スイッチは、共通接点とオン接点とオフ接点とを有して、前記第1状態では前記共通接点と前記オン接点との間が導通して前記共通接点と前記オフ接点との間が遮断され、前記第2状態では前記共通接点と前記オフ接点との間が導通して前記共通接点と前記オン接点との間が遮断され、前記スイッチ出力回路において、前記共通接点が所定電位に接続され、前記オン接点が前記電源制御部に接続されて、前記第2状態でないときは、前記スイッチ出力回路の前記オン接点との接続箇所から前記電源制御部に前記所定電位の前記第1電源オン指示信号が出力され、前記電源オン維持制御部は、出力端子の一方が前記所定電位に接続されると共に他方が前記電源制御部に接続されたスイッチング素子を有し、前記スイッチング素子を導通状態に制御することにより、前記所定電位の前記第2電源オン指示信号を前記電源制御部に出力する第1項から第3項のうちいずれか1項に記載のスイッチ装置。
第4項のスイッチ装置によれば、スイッチ出力回路から出力される第1電源オン指示信号と同電位の第2電源オン指示信号を、スイッチング素子から出力する構成とすることにより、電源制御部による第1電源オン指示信号及び第2電源オン指示信号の入力処理を簡素化することができる。
(第5項)前記電源スイッチは前記車両の露出箇所に設けられ、前記電源オン維持制御部は、前記車両に備えられた筐体内に設けられている第1項から第4項のうちいずれか1項に記載のスイッチ装置。
第5項のスイッチ装置によれば、露出して設けられていることから、接触等による故障が生じる可能がある電源スイッチとは別に、筐体内に設けられているために接触等による故障の可能性が低い電源オン維持制御部を備えることにより、電源スイッチの故障によって車両の使用が不能になることをより確実に防止することができる。
1 スイッチ装置
10 コントロールユニット(電源オン維持制御部)
11 制御プロセッサ
11a、11b 制御プロセッサの入力ポート
11c 制御プロセッサの出力ポート
13 トランジスタ(スイッチング素子)
14,16 コントロールユニットの入力端子
15 コントロールユニットの出力端子
20 電源ユニット(電源制御部)
21 電源プロセッサ
21a 電源プロセッサの入力ポート
23 電源ユニットの入力端子
30 電源スイッチ
31 共通端子
32 オン端子
33 オフ端子
40 スイッチ出力回路
50 速度センサ
70 IGスイッチ

Claims (5)

  1. 車両に搭載して使用されるスイッチ装置であって、
    前記車両の使用者による電源オンの操作に応じて接点(31,32,33)が第1状態となり、前記使用者による電源オフの操作に応じて前記接点(31,32,33)が第2状態となる電源スイッチ(30)と、
    前記電源スイッチ(30)に接続され、前記電源スイッチ(30)の前記接点(31,32,33)が前記第1状態であるときに第1電源オン指示信号を出力するスイッチ出力回路(40)と、
    前記電源スイッチ(30)の前記接点(31,32,33)が前記第2状態であるか否かを認識し、前記接点(31,32,33)が前記第2状態でないときに、その後、所定の電源オフ条件が成立するまで、第2電源オン指示信号を継続して出力する電源オン維持制御部(10)と、
    前記第1電源オン指示信号と前記第2電源オン指示信号とのうちの少なくともいずれか一方が出力されているときに、前記車両を電源オン状態とする電源制御部(20)と、
    を備えるスイッチ装置。
  2. 前記電源オフ条件として、前記接点(31,32,33)が前記第2状態となることが設定されている
    請求項1に記載のスイッチ装置。
  3. 前記電源オフ条件として、前記車両の走行速度が所定の下限速度以下であることが設定されている
    請求項1又は請求項2に記載のスイッチ装置。
  4. 前記電源スイッチ(30)は、共通接点(31)とオン接点(32)とオフ接点(33)とを有して、前記第1状態では前記共通接点(31)と前記オン接点(32)との間が導通して前記共通接点(31)と前記オフ接点(33)との間が遮断され、前記第2状態では前記共通接点(31)と前記オフ接点(33)との間が導通して前記共通接点(31)と前記オン接点(32)との間が遮断され、
    前記スイッチ出力回路(40)において、前記共通接点(31)が所定電位に接続され、前記オン接点(32)が前記電源制御部(20)に接続されて、前記第2状態でないときは、前記スイッチ出力回路(40)の前記オン接点(32)との接続箇所から前記電源制御部(20)に前記所定電位の前記第1電源オン指示信号が出力され、
    前記電源オン維持制御部(10)は、出力端子の一方が前記所定電位に接続されると共に他方が前記電源制御部(20)に接続されたスイッチング素子(13)を有し、前記スイッチング素子(13)を導通状態に制御することにより、前記所定電位の前記第2電源オン指示信号を前記電源制御部(20)に出力する
    請求項1から請求項3のうちいずれか1項に記載のスイッチ装置。
  5. 前記電源スイッチ(30)は前記車両の露出箇所に設けられ、
    前記電源オン維持制御部(10)は、前記車両に備えられた筐体内に設けられている
    請求項1から請求項4のうちいずれか1項に記載のスイッチ装置。
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