JP7423048B2 - 連結具、連結具用雄部材及び該連結具を用いた墜落制止用器具とワークポジショニング用器具との連結構造 - Google Patents
連結具、連結具用雄部材及び該連結具を用いた墜落制止用器具とワークポジショニング用器具との連結構造 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7423048B2 JP7423048B2 JP2019235951A JP2019235951A JP7423048B2 JP 7423048 B2 JP7423048 B2 JP 7423048B2 JP 2019235951 A JP2019235951 A JP 2019235951A JP 2019235951 A JP2019235951 A JP 2019235951A JP 7423048 B2 JP7423048 B2 JP 7423048B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- belt
- opening
- closing member
- male member
- harness
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 230000008878 coupling Effects 0.000 title description 16
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 title description 16
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 title description 16
- 239000000725 suspension Substances 0.000 claims description 19
- 238000003780 insertion Methods 0.000 claims description 16
- 230000037431 insertion Effects 0.000 claims description 16
- 230000002265 prevention Effects 0.000 claims description 4
- 230000000452 restraining effect Effects 0.000 claims 1
- 210000000689 upper leg Anatomy 0.000 description 13
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 9
- 210000001217 buttock Anatomy 0.000 description 7
- 229910000838 Al alloy Inorganic materials 0.000 description 6
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 description 6
- 239000000463 material Substances 0.000 description 4
- 238000009958 sewing Methods 0.000 description 4
- 229910000851 Alloy steel Inorganic materials 0.000 description 3
- 229910001209 Low-carbon steel Inorganic materials 0.000 description 3
- 239000007769 metal material Substances 0.000 description 3
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 3
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 3
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 3
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 230000000284 resting effect Effects 0.000 description 2
- 230000037396 body weight Effects 0.000 description 1
- 230000003628 erosive effect Effects 0.000 description 1
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
- 239000004570 mortar (masonry) Substances 0.000 description 1
- 238000007665 sagging Methods 0.000 description 1
- 239000004576 sand Substances 0.000 description 1
- 239000002689 soil Substances 0.000 description 1
- 239000007921 spray Substances 0.000 description 1
- 238000005507 spraying Methods 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Emergency Lowering Means (AREA)
- Hooks, Suction Cups, And Attachment By Adhesive Means (AREA)
Description
ワークポジショニング用器具は、体重を預けて作業するために臀部に位置するバックサイドベルトと、工具等を装備するために腰部に位置する胴ベルトと、で構成されている。
胴ベルトは、工具吊り具として使用される。法面作業には、シノウ、ペンチ、コンベックスなどの工具や杭、番線などの法面工事用の資材などが使用される。これら工具や資材はペンチ差しや工具袋に収納され、ペンチ差しや工具袋が胴ベルトに装着されている。
バックサイドベルトには左右の腰部に吊りベルトが具備されている。また腰部中央には1本の調節バンドが具備されている。調節バンドは、バックサイドベルトの臀部付近の上下位置調整と、バックサイドベルトが下方にたわむことを防止するものである。
胴ベルトとバックサイドベルトとは、バックサイドベルトのそれぞれの吊りベルトの上端の環部に胴ベルトが挿通されることで連結される。
そのため、墜落制止用器具とワークポジショニング用器具とを併用する際には、ハーネスと胴ベルトやバックサイドベルトとを連結して、その荷重を分散させている。
この特許文献1では、バックルと連結金具とを連結することで、胴ベルト型安全帯及びハーネス型安全帯を着脱可能としており、高所作業の内容に応じて、ハーネス型安全帯及び胴ベルト型安全帯を一体として使用することも別体として使用することも可能になる。
この特許文献2では、ハーネスの両腰部近傍にハーネス用連結環をそれぞれ備え、右、左及び中央のバックサイドベルト用吊り具にそれぞれ胴ベルトが挿通されることで胴ベルトにバックサイドベルトが連結され、各バックサイドベルト用吊り具間に右及び左のハーネス用連結環にそれぞれ胴ベルトが挿通されることで胴ベルトにハーネスが連結される。
この特許文献3では、作業用ベルトが身体装着時の両側箇所に、表裏面二枚構造で、且つ身体装着時前方側を開口した安全帯装着部が設けられるとともに、安全帯装着部の開口端縁に着脱自在とした表裏連結部が設けられている。
上記特許文献2のハーネス型安全帯もハーネス用連結環を具備した特別な構成であるため、既存のハーネスを使用した着脱には適用することができない。またハーネスと胴ベルトとの連結では、胴ベルトをバックサイドベルト用吊り具だけでなく、ハーネス用連結環にも挿通しなければならないため、着脱作業は容易とはいえなかった。
また、上記特許文献3の作業用ベルトも、ハーネスと装着するための安全帯装着部が設けられた特別な構造であるため、既存の胴ベルト型安全帯や作業用ベルト等を使用した着脱には適用することができない。このように、上記特許文献1~3では、既存のハーネスと胴ベルトや作業用ベルト等とを着脱自在に連結することができなかった。
上記特許文献4の結合具は、2ケの係止体を所定長さの帯体で構成された連結具で連結した構造であり、2ケの係止体をハーネスの肩ベルトの腰部近傍にそれぞれ係止し、連結具とハーネスとの間に形成された間隙に胴ベルトを挟持することによってハーネスと胴ベルトを結合状態にするものである。
また、上記特許文献5の結合具は、第1の係止体と第2の係止体とから構成され、第1の係止体と第2の係止体が回動自在に軸着された構造であり、第1の係止体にハーネスの肩ベルトを挿通し、第2の係止体に胴ベルトを挿通することでハーネスと胴ベルトとを結合するものである。
しかし、上記特許文献4,5の結合具は、ハーネスと胴ベルトとを連結するためのもので、体重を預けて作業を行うワークポジショニング用器具の連結には対応していない。そのため、これらの結合具をハーネスとバックサイドベルトとの連結に使用した場合に、体重を預けるとベルトに掛止した結合具が外れてしまうおそれがある。
また、ワークポジショニング用器具との接続では、より安全性を高めるために、結合具とベルトとの結合を保持するための安全機構を取り付けることが考えられる。この場合、構造が複雑になり、また部品点数が増えて大型化するおそれやコスト増となる問題があった。
本発明の目的は、一般的な構成の墜落制止用器具とワークポジショニング用器具とを着脱自在に連結することが可能であり、かつ簡便な安全機構を備えた連結具、連結具用雄部材及び該連結具を用いた墜落制止用器具とワークポジショニング用器具との連結構造を提供することにある。
本発明の連結具では、前記開閉部材を前記開口部が閉状態となる位置に移動させ、前記雄部材と前記雌部材とを接続するときに前記開閉部材は前記係合孔と対向してなり、前記開口部材の開状態への移動を妨げる位置に前記雌部材の前記係合孔側の先端辺が配置されていることが好ましい。
本発明の連結具では、前記開口部は、前記ベルト通し部の一方の短辺側に前記ベルト通し部に連続して形成され、前記ベルト通し部の他方の短辺が前記長辺から連続した丸みを帯びた形状に形成され、前記開口部を閉状態とし、かつ、前記係合孔側の先端辺形状と、対向する前記開閉部材の辺の形状とが合致する位置に前記開閉部材を移動させたときに、前記開閉部材の前記ベルト通し部の一方の短辺側の位置に前記ベルト通し部の他方の短辺と略同一の丸みを帯びた形状が形成されていることが好ましい。
図1は、本実施形態の連結具を示す図である。図1(A)は雄部材と雌部材の接続状態を示す図である。図1(B)は雄部材と雌部材の未接続状態を示す図であり、雄部材の一部を透過して表している。
図1に示すように、本実施形態の連結具1は、雄部材10と、雌部材30とを備えている。雄部材10は、ワークポジショニング用器具側のベルトに取り付けられる。雌部材30は、墜落制止用器具側のベルトに取り付けられる。具体的には、雄部材10は傾斜面作業用ワークポジショニング用器具の胴ベルトとバックサイドベルトとを連結するための吊りベルトに取り付けられることが好ましい。また、雌部材30には、図4に示すように、ハーネスとの連結が可能なベルト接続具40が接続され、このベルト接続具40を介して雌部材30がハーネスの腰部交差部の近傍に取り付けられることが好ましい。
図2に示すように、雄部材10は、雄部材本体11と開閉部材20とを有している。
雄部材本体11は、ベルト通し部12及び係合突起部13を有している。
ベルト通し部12は、ベルト幅より広く、かつベルトを挿通可能な高さを有している略矩形状の貫通孔である。このベルト通し部12は、胴ベルトの長尺方向に対して垂直方向に延びるベルト、例えばバックサイドベルトの吊りベルトを通すために設けられている。ベルト通し部12は、幅方向である長辺が雄部材本体11の水平方向に、高さ方向である短辺が雄部材本体11の垂直方向に位置するように配置されている。また、ベルト通し部12の一方の短辺側12aにはベルト通し部12に連続して開口部14が設けられている。開口部14はベルトが挿通可能な高さを有していればよいが、ベルト通し部12の高さと略同一高さが好ましい。ベルト通し部12の他方の短辺12bは長辺から連続した丸みを帯びた形状に形成されている。
雄部材本体11のベルト通し部12と係合突起部13の間には、開閉部材20と接続するための挿通孔15が設けられている。
雄部材本体11のベルト通し部12の下方には、回動制止手段16として、外方へと突出する突起部17が設けられている。この突起部17は、開閉部材20を回動させたときに開閉部材20の所定箇所と接触することで開閉部材20の回動を制止する機能を有する。この突起部17は、雌部材30の係合孔側の先端辺形状と、対向する開閉部材20の辺の形状とが合致する位置が開閉部材20の回動終端となる位置に設けられている。
開閉部材20には、雄部材本体11と接続するための挿通孔21が設けられている。挿通孔21は、折り畳まれた板状部材の表面側及び裏面側にそれぞれ設けられている。開閉部材20で雄部材本体11を挟み込み、雄部材本体11の挿通孔15と開閉部材20の挿通孔21,21とが連通する位置に重ね合わせ、軸22を挿入して軸着することで、開閉部材20は雄部材本体11に対して軸22を中心として回動自在に接続される。
図3は、開閉部材の回動状態を示す図である。
図3(A)~(C)に示すように、雄部材本体11に軸着された開閉部材20は、開口部14を開閉自在に接続されている。図3(A)及び(B)は、開閉部材20で開口部14が覆われており開口部14が閉状態に維持されている。図3(C)は、開口部14が開状態である。
また、この回動終端位置では、開閉部材20の折り畳み箇所が下方に位置するので、雄部材本体11の開口部14付近の下方をこの折り畳み箇所が覆うかたちとなる。このため、本発明の連結具にベルトを連結して、下方向に荷重がかかったときでも、この開閉部材20の折り畳み箇所が支えるので、雄部材本体11のベルト通し部12付近は破損しにくい。
開閉部材20が回動終端に位置するとき、挿通孔21,21の上方には、開閉部材20の垂直方向に対して所定角度だけ傾斜した方向に雌部材30の係合孔側の先端辺と対向する辺(以下、対向辺24という。)を有している。この対向辺24の形状は、雌部材30の先端辺と対応する形状を有している。例えば、雌部材30の先端辺が凹形状であれば、この対向辺24は凹形状と合致する凸形状に形成されている。対向辺24は、雄部材10と雌部材30とを接続したときに、雌部材30の係合孔側の先端辺と接するか、或いは所定の間隔を空けて配置する位置に設けられている。これにより、開閉部材20の開状態への移動を妨げる位置に雌部材30の係合孔側の先端辺が配置される。
また開閉部材20を回動終端に位置させたとき、開閉部材20の挿通孔21の下方には、雄部材本体11のベルト通し部12から連続するように、ベルト通し部の一方の短辺側の位置にベルト通し部の他方の短辺と略同一の丸みを帯びた形状25が形成されている。
図4に示すように、雌部材30は、係合孔31とベルト通し部32とを有している。雌部材30の材質は、樹脂を用いても、鉄鋼、アルミニウム合金等の金属材料を用いてもよい。このうち、軟鋼、アルミニウム合金を用いることが好ましい。係合孔31は雄部材本体11の係合突起部13と合致する形状を有している。係合孔31側の先端辺33の形状は、開閉部材20の対向辺24と対応する形状を有している。
本実施形態では、雌部材30の係合孔31と雄部材10の係合突起部13とが合致し、更に雌部材30の係合孔31側の先端辺33形状と雄部材10の開閉部材20の対向辺24の形状とが合致するように構成されていればよく、係合突起部13と係合孔31との係合で雄部材10と雌部材30とを接続したときの、雌部材30のロック及びロック解除の構成は、既知の構成を採用できる。
ベルト接続具40は、ベルト通し環42と、ベルト止め具43とを有している。
連結孔42aの横方向は、後述するベルト止め具43のベルト挿通溝の長さと略同一長さに形成される。また、連結孔42aの縦方向は、ベルト止め具43を嵌挿可能な長さに形成される。ベルト通し部42bは、長尺方向がベルト幅よりも長く形成され、ベルト通し環42の幅方向中央であって連結孔42a側の任意位置を中心とした円弧状の貫通孔である。連結孔42aの両側部には当接部42c,42cが形成されている。当接部42c,42cは、後述するベルト止め具43の係合部との重合が可能な位置に設けられている。
このベルト通し環42は、連結ベルト41を介して雌部材30と接続される。連結ベルト41の一端はベルト通し環42のベルト通し部42cに接続され、他端が雌部材30のベルト通し部32に接続されている。ベルト通し部42bに接続された連結ベルト41は、円弧に沿って左右方向にスライド可能に形成されている。
図5に示すように、ハーネス50は、一対の肩ベルト51と、一対の脇ベルト52と、一対の腿ベルト53と、胸ベルト54と、尻当てベルト55と、D環止めの機能を備えた固定板56と、D環57とを備えている。
なお、本実施形態において、ハーネス装着状態の胸部側を前面側、背部側を後面側という場合がある。
交差部58が形成された後肩ベルト部51bは、腰部周辺で後面側から前面側へと廻り込み、下方で腿ベルト53の一端側に接続されている。
即ち、後肩ベルト部51bと脇ベルト52とは、両側の腰部周辺において、それぞれ交差している構成になっている。
傾斜面作業用ベルトは、法面保護工事や土木工事など、足場の不安定な急斜面で使用するためのベルトである。胴ベルトと腰部・臀部を支持する幅広のバックサイドベルトの2本で身体を支えるため、吹き付けノズルなどの重量物を持って傾斜面に立つ作業者の体重プラス工事器具の重量が腰をかける状態で広範囲に分散され、長時間の作業にも対応できる。
図6はバックサイドベルトを示す図である。
図6に示すように、この傾斜面作業用ベルトは、腰部・臀部を支持する幅広のバックサイドベルト60と、着用者の胴に締着する胴ベルト90とを有しており、これら2本のベルトで身体を支える構造を有している。バックサイドベルト60と胴ベルト90とは、吊りベルトにより互いに上下方向に配置されるように連結されている。
吊りベルトは、腰部左右の吊りベルト70と腰部中央の調節バンド80を備えている。
図7に示すように、本実施形態の連結具1は、雌部材30に連結ベルト41の一端が通されている。この連結ベルト41の他端にベルト通し環42が接続されている。そして、ハーネス50の肩ベルト51にベルト止め具43が取り付けられる。このベルト止め具43をベルト通し環42の連結孔42aに通し、ベルト止め具43の係合部43cとベルト通し環42の当接部42cとを当接させて両者を重合状態とすることで、雌部材30がハーネス50に接続される。
また、胴ベルト90とバックサイドベルト60とを繋ぐ吊りベルト70が雄部材本体11のベルト通し部12に挿通される。そして開閉部材20を開口部14が閉状態となるように回動させ、この状態で雄部材10と雌部材30とを接続する。これにより、ハーネス50とバックサイドベルト60が連結される。
また、図1に示すように、雄部材10と雌部材30とを接続したときに、雌部材30の係合孔側の先端辺33形状と、これと対向する開閉部材20の対向辺24の形状とが合致する。これにより、開閉部材20の回動が規制される。結果として、雄部材10と雌部材30とを接続するとベルト通し部12の開閉がロックされる。
このような本実施形態によれば、以下の効果を得ることができる。
雄部材10と雌部材30とを接続したときに、開閉部材20が開口部14の閉状態を維持するように構成されている。上記構成では、開口部14の閉状態の位置での開閉部材20の移動ロック及び移動ロック解除が雄部材10と雌部材30との接続の有無により行われる。
雄部材10と雌部材30が未接続の状態では、開閉部材20は移動ロック解除されており、開閉部材20は開口部14を開閉自在に移動可能である。開閉部材20を開口部14が開状態となるように移動させることで、開状態の開口部14からベルト通し部12へとバックサイドベルト60の吊りベルト70などを挿通できる。続いて、開閉部材20を開口部14が閉状態となるように移動させた後は、係合突起部13と係合孔31を係合させて雄部材10と雌部材30とを接続できる。雄部材10と雌部材30が接続している状態では、開閉部材20は移動ロックされており、開閉部材20によって開口部14が閉状態に維持されている。開口部14が閉状態に維持されているので、雄部材10のベルト通し部12に挿通させたベルトはベルト通し部12から抜けることがない。次に、係合突起部13と係合孔31との係合を解除すると、雄部材10と雌部材30との接続を外すことができる。雄部材10と雌部材30とが未接続の状態では、開閉部材20による開口部14の閉状態の維持が解除されているので、開閉部材20を開口部14が開状態となるように移動させることで、ベルト通し部12に挿通させたベルトを開口部14から取り外すことができる。
このように、雄部材10と雌部材30を接続すると、開閉部材20によって開口部14の閉状態が維持され、雄部材10と雌部材30の接続を外すと、開閉部材20による開口部14の閉状態の維持が解除される簡便な安全機構を備えている。このため、連結具1に別途ロック機構を導入する必要がない。したがって別途ロック機構の導入が不要な分、簡素で軽量化した連結具1を提供できる。また利用者にとっては省スペース、軽量化した連結具1を用いることで作業時の負担が軽減できる。更に、雄部材10と雌部材30の接続を外すと、雄部材10は即座にバックサイドベルト60から取り外すことができるため、この連結具1は着脱性に優れる。
このように、本実施形態の連結具1を用いることで、専用の連結環などを備えたハーネス等を新規で購入することなく、既存の墜落制止用器具とワークポジショニング用器具とを着脱自在に連結することが可能となる。
このように、連結作業が簡便なため、利用者はハーネスを着用したままハーネス50とバックサイドベルト60とを連結できる。
なお、本発明は前述の各実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良は本発明に含まれるものとする。
10 雄部材
11 雄部材本体
12 ベルト通し部
12a 一方の短辺
12b 他方の短辺
13 係合突起部
14 開口部
15 挿通孔
16 回動制止手段
17 突起部
20 開閉部材
21 挿通孔
22 軸
23 折り畳み箇所の端辺
24 対向辺
25 丸みを帯びた形状
30 雌部材
31 係合孔
32 ベルト通し部
33 先端辺
40 ベルト接続具
41 連結ベルト
42 ベルト通し環
42a 連結孔
42b ベルト通し部
42c 当接部
43 ベルト止め具
43a ベルト挿通溝
43b ベルト係止片
43c 係合部
50 ハーネス
51 肩ベルト
51a 前肩ベルト部
51b 後肩ベルト部
52 脇ベルト
53 腿ベルト
53a バックル
53b バックル本体
53c タングプレート
54 胸ベルト
54a 第一胸ベルト部
54b 第二胸ベルト部
54c バックル
54d バックル本体
54e タングプレート
54f 胸部D環
55 尻当てベルト
56 固定板
57 D環
57a 基部
57b 湾曲部
58 交差部
60 バックサイドベルト
61 ベルト本体
62 取付けバンド
63 側D環
64 縫着部
70 吊りベルト
71 吊りベルト本体
72 吊りベルト重合部
80 調節バンド
81 調節バンド本体
82 調節バンド重合部
83 留め具
90 胴ベルト
91 胴ベルト本体
92 バックル
Claims (7)
- 係合突起部を有する雄部材と、係合孔を有する雌部材とを備えた連結具であって、
前記雄部材は、
前記係合突起部とスリットを有する雄部材本体と、
前記スリットの開放端を開閉し、閉じたときに前記スリットをベルト通し部として機能させる開閉部材と
を有し、
前記係合突起部及び前記係合孔を係合させて前記雄部材と前記雌部材とを接続したときに、前記雌部材が前記スリットの閉状態を維持するように構成されている
ことを特徴とする連結具。 - 前記開閉部材を前記スリットが閉状態となる位置に移動させた状態で、前記雄部材と前記雌部材とを接続したとき、前記開閉部材は前記係合孔と対向し、前記開閉部材の開状態への移動を妨げる位置に前記雌部材の前記係合孔側の先端辺が配置される
請求項1に記載の連結具。 - 前記開閉部材は回動自在に前記雄部材本体に接続されており、
前記雌部材における前記係合孔側の先端辺と、前記開閉部材における前記先端辺に対向する辺とが合致したときの前記開閉部材の位置が前記開閉部材の回動終端となるように回動制止手段が設けられている
請求項1又は2に記載の連結具。 - 前記スリットの開放端は、前記スリットの長手方向の一方側に形成され、
前記スリットの閉塞端は、長手方向に沿った長辺から連続した丸みを帯びた形状に形成され、
前記開閉部材が凹部を有し、
前記凹部は、前記雌部材における前記係合孔側の先端辺と、前記開閉部材における前記先端辺に対向する辺とが合致したときの前記スリットの閉塞端に対向する位置に、前記閉塞端と略同一の丸みを帯びた形状を有する
請求項1から3のいずれか一項に記載の連結具。 - 係合孔を有する雌部材と接続することで連結具として機能する連結具用雄部材であって、
係合突起部とスリットを有する雄部材本体と、前記スリットの開放端を開閉し、閉じたときに前記スリットをベルト通し部として機能させる開閉部材とを有し、
前記係合突起部及び前記係合孔を係合させて前記雌部材に接続されたときに、前記雌部材が前記スリットの閉状態を維持するように構成されている
ことを特徴とする連結具用雄部材。 - 墜落制止用器具のハーネスとワークポジショニング用器具とを請求項1から4のいずれか一項に記載の連結具で連結する構造であって、
前記雄部材の前記ベルト通し部に前記ワークポジショニング用器具のバックサイドベルトに縫着された吊りベルトが挿通され、
前記雌部材には、前記墜落制止用器具のハーネスとの連結が可能なベルト接続具が接続され、前記ベルト接続具に前記ハーネスが取り付けられ、
前記係合突起部及び前記係合孔を係合させて前記雄部材と前記雌部材とを接続することで、前記ハーネスと前記バックサイドベルトとが連結される
ことを特徴とする墜落制止用器具とワークポジショニング用器具との連結構造。 - 前記ベルト接続具は、連結孔及び当接部を有するベルト通し環と、ベルト挿通溝及び係合部を有するベルト止め具と、を有し、
前記雌部材には、連結ベルトを介して、前記ベルト通し環が接続され、
前記ハーネスのベルトには前記ベルト止め具が接続され、
前記ベルト通し環の前記連結孔に前記ベルト止め具の前記係合部を嵌挿し、前記当接部と前記係合部とを当接させ、両者の重合保持状態を維持させることで、前記雌部材が前記ハーネスに連結される
請求項6に記載の墜落制止用器具とワークポジショニング用器具との連結構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019235951A JP7423048B2 (ja) | 2019-12-26 | 2019-12-26 | 連結具、連結具用雄部材及び該連結具を用いた墜落制止用器具とワークポジショニング用器具との連結構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019235951A JP7423048B2 (ja) | 2019-12-26 | 2019-12-26 | 連結具、連結具用雄部材及び該連結具を用いた墜落制止用器具とワークポジショニング用器具との連結構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2021104139A JP2021104139A (ja) | 2021-07-26 |
JP7423048B2 true JP7423048B2 (ja) | 2024-01-29 |
Family
ID=76919538
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019235951A Active JP7423048B2 (ja) | 2019-12-26 | 2019-12-26 | 連結具、連結具用雄部材及び該連結具を用いた墜落制止用器具とワークポジショニング用器具との連結構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7423048B2 (ja) |
Citations (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004222897A (ja) | 2003-01-22 | 2004-08-12 | Fujii Denko Co Ltd | 安全帯用バックル |
JP2006187506A (ja) | 2005-01-07 | 2006-07-20 | Tanizawa Seisakusho Ltd | 胴ベルト型安全帯 |
JP2012254244A (ja) | 2011-06-10 | 2012-12-27 | Fujii Denko Co Ltd | 安全帯のランヤード接続用フック |
JP2013027523A (ja) | 2011-07-28 | 2013-02-07 | Fujii Denko Co Ltd | ハーネス型安全帯と胴ベルトの連結構造 |
US20130175117A1 (en) | 2012-01-10 | 2013-07-11 | Honeywell International Inc. | Convertible Safety Harness |
JP2016077572A (ja) | 2014-10-17 | 2016-05-16 | 株式会社谷沢製作所 | 安全帯の腰帯固定具 |
JP2017042358A (ja) | 2015-08-26 | 2017-03-02 | 藤井電工株式会社 | ハーネス型安全帯に胴ベルトを結合するための結合具および結合方法 |
JP2017080364A (ja) | 2015-10-28 | 2017-05-18 | 弘行 森田 | 造園樹木高所作業用2丁掛け安全作業帯 |
JP3211093U (ja) | 2017-04-12 | 2017-06-22 | 麦佳皮革製品有限公司 | ハーネス型安全帯用作業用ベルト |
JP2018011817A (ja) | 2016-07-22 | 2018-01-25 | 藤井電工株式会社 | 工具吊り具 |
JP2018171192A (ja) | 2017-03-31 | 2018-11-08 | 中国電力株式会社 | 安全帯 |
JP2019198425A (ja) | 2018-05-15 | 2019-11-21 | 藤井電工株式会社 | ハーネス用胴ベルト取付具 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5037885Y2 (ja) * | 1971-01-28 | 1975-11-04 | ||
JPH0722276Y2 (ja) * | 1988-02-24 | 1995-05-24 | 藤井電工株式会社 | 連結具 |
-
2019
- 2019-12-26 JP JP2019235951A patent/JP7423048B2/ja active Active
Patent Citations (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004222897A (ja) | 2003-01-22 | 2004-08-12 | Fujii Denko Co Ltd | 安全帯用バックル |
JP2006187506A (ja) | 2005-01-07 | 2006-07-20 | Tanizawa Seisakusho Ltd | 胴ベルト型安全帯 |
JP2012254244A (ja) | 2011-06-10 | 2012-12-27 | Fujii Denko Co Ltd | 安全帯のランヤード接続用フック |
JP2013027523A (ja) | 2011-07-28 | 2013-02-07 | Fujii Denko Co Ltd | ハーネス型安全帯と胴ベルトの連結構造 |
US20130175117A1 (en) | 2012-01-10 | 2013-07-11 | Honeywell International Inc. | Convertible Safety Harness |
JP2016077572A (ja) | 2014-10-17 | 2016-05-16 | 株式会社谷沢製作所 | 安全帯の腰帯固定具 |
JP2017042358A (ja) | 2015-08-26 | 2017-03-02 | 藤井電工株式会社 | ハーネス型安全帯に胴ベルトを結合するための結合具および結合方法 |
JP2017080364A (ja) | 2015-10-28 | 2017-05-18 | 弘行 森田 | 造園樹木高所作業用2丁掛け安全作業帯 |
JP2018011817A (ja) | 2016-07-22 | 2018-01-25 | 藤井電工株式会社 | 工具吊り具 |
JP2018171192A (ja) | 2017-03-31 | 2018-11-08 | 中国電力株式会社 | 安全帯 |
JP3211093U (ja) | 2017-04-12 | 2017-06-22 | 麦佳皮革製品有限公司 | ハーネス型安全帯用作業用ベルト |
JP2019198425A (ja) | 2018-05-15 | 2019-11-21 | 藤井電工株式会社 | ハーネス用胴ベルト取付具 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2021104139A (ja) | 2021-07-26 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5988315A (en) | Fall arrest safety harness and tool belt | |
JP4789937B2 (ja) | 安全ハーネス | |
JP6342541B2 (ja) | バックパック及びウエストバッグ支持システム | |
US9170082B2 (en) | Tape measure holder | |
JP5750333B2 (ja) | ハーネス型安全帯と胴ベルトの連結構造 | |
US7125071B2 (en) | Carrying strap | |
US8651234B2 (en) | Harness | |
US7581416B1 (en) | Prisoner transport system | |
CN114007702B (zh) | 具有集成的附接元件的铰接式安全带连接装置 | |
US10004288B2 (en) | Apparel belt and buckle apparatus | |
US20050205620A1 (en) | Shoulder belt, and baby band with the shoulder belt | |
JP7423048B2 (ja) | 連結具、連結具用雄部材及び該連結具を用いた墜落制止用器具とワークポジショニング用器具との連結構造 | |
US9750331B2 (en) | Integrated modular attachment system | |
KR20080011100A (ko) | 적응성 맞춤형 허리 벨트를 포함한 배낭 | |
JP7084613B2 (ja) | ハーネス用胴ベルト取付具 | |
TWM548987U (zh) | 模組輕量化負載攜行配件的可調角度式腰帶扣具 | |
JPH03182268A (ja) | バッグの運搬用ベルトの肩当て | |
KR200255061Y1 (ko) | 안전조끼가 구비된 그네식 안전벨트 | |
JP2005531356A (ja) | ストラップ付きバッグ | |
JP7358273B2 (ja) | リュックサック及びリュックサックの装着方法 | |
US11311131B2 (en) | Garment holding device | |
JP2023540027A (ja) | 擬似交差腹部ストラップを有する安全ハーネス | |
EP2248440B1 (en) | Shoulder Strap | |
JP3106075U (ja) | 連結式バックルを備えた安全帯 | |
JP2022013011A (ja) | 衣服用ベルト |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A80 | Written request to apply exceptions to lack of novelty of invention |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A80 Effective date: 20200110 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20220803 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20230531 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20230606 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20230721 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20230808 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20231003 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20240109 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20240110 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7423048 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |