JP7358273B2 - リュックサック及びリュックサックの装着方法 - Google Patents

リュックサック及びリュックサックの装着方法 Download PDF

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Description

本発明の一側面は、リュックサック及びリュックサックの装着方法に関する。
従来、ハーネス型安全帯を装着した作業者によって使用される工具袋が知られている。例えば、特許文献1に記載された工具袋は、ハーネス型安全帯の胴ベルトに取り付けられている。
特開2018-11817号公報
特許文献1に開示されている工具袋は、比較的小さなサイズであるため、多くの作業用具を携帯する必要がある場合には不向きである。そこで、このような工具袋に代えて背負い式のリュックサックを利用することが考えられる。しかしながら、作業者によって装着されているハーネス型安全帯が、いわゆるキーロック方式のフルハーネスである場合、キーロック本体の移動経路上にリュックサックの肩ベルトが干渉する虞がある。
本発明の一側面は、キーロック本体の移動経路上に肩ベルトが干渉しないリュックサックを提供することを目的とする。
本発明の一側面に係るリュックサックは、使用者の胴体部分に装着される装着体と、装着体に連結可能であり、物品を収容する袋体を有する収容部材と、装着体と収容部材とをベルトを介して着脱自在に連結する連結具と、を備える。
上記のリュックサックを装着する場合、使用者は、装着体を装着した状態で、キーロック方式のフルハーネスを装着する。そして、ベルトをキーロック本体の移動経路と使用者の身体との間に通してから、装着体と収容部材とを連結具によって連結する。これにより、キーロック本体の移動経路上にリュックサックのベルトが干渉することが防止される。
本発明の一側面によれば、キーロック本体の移動経路上に肩ベルトが干渉しないリュックサックを提供することができる。
一例のリュックサックを構成する装着体を示す図である。 一例のリュックサックを構成する収容部材を示す図である。 一例のリュックサックを構成する収容部材を示す図である。 使用者がフルハーネスを装着した状態を示す図である。 使用者が装着体を装着した状態を示す図である。 使用者がリュックサックを装着した状態を示す図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の例示的な実施形態について詳細に説明する。なお、図面の説明において同一又は相当要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
図1は、リュックサックを構成する装着体の一例を示す図である。図2は、リュックサックを構成する収容部材の一例を示す斜視図である。図2では、収容部材を背面側から見ている。図3は、リュックサックを構成する収容部材の一例を示す斜視図である。図3では、収容部材を背当て面側から見ている。一例のリュックサック1は、使用者の胴体部分に装着される装着体10と、装着体10に連結可能であり、物品を収容する袋体31を有する収容部材30と、を備える。装着体10は、使用者の両肩に掛け回される一対の肩紐11と、肩紐11同士を接続する接続体13とを含む。一例の接続体13は、使用者の胸部及び腹部を覆う被覆部14を含む。例えば、被覆部14は、布状の材料によって形成されており、使用者の胸部付近に位置する上辺部14aと、上辺部14aに対向する下辺部14bと、下辺部14bの両端から上向きに延在する側辺部14cと、側辺部14cの上端と上辺部14aの両端とを接続する湾曲した湾曲部14dとによって画成される。下辺部14bは、使用者の中腹部付近に位置する。側辺部14cは、使用者の側胸部及び側腹部付近に位置する。湾曲部14dは、使用者の脇付近に位置する。
肩紐11は、一対の第1肩紐11a,11bと一対の第2肩紐11d,11eとによって構成されている。第1肩紐11a,11bは、上辺部14aに設けられている。一対の第1肩紐11a,11bは、左右方向に互いに離間して配置されている。第1肩紐11a,11bには連結部材としての雄バックル11cが接続されている。第1肩紐11a,11bに対する雄バックル11cの接続位置は、調整可能であってよい。すなわち、被覆部14から雄バックル11cまでの第1肩紐11a,11bの長さは調整可能となっている。
第2肩紐11d,11eは、湾曲部14dにおける側辺部14c側の端部に設けられている。第2肩紐11d,11eには連結部材としての雌バックル11fが接続されている。雌バックル11fは第1肩紐11a,11bに接続された雄バックル11cと着脱自在に接続可能となっている。図示例の雌バックル11fの接続位置は第2肩紐11d,11eの先端である。なお、第2肩紐11d,11eに対する雌バックル11fの接続位置は調整可能であってもよい。
また、被覆部14には、腰紐12が接続されている。腰紐12は、一対の第1腰紐12a,12bと一対の第2腰紐12d,12eとによって構成されている。第1腰紐12a,12bは一方の側辺部14cに設けられている。一対の第1腰紐12a,12bは上下方向に互いに離間して配置されている。第1腰紐12a,12bには連結部材としての雄バックル12cが接続されている。第1腰紐12a,12bに対する雄バックル12cの接続位置は、調整可能であってよい。すなわち、被覆部14から雄バックル12cまでの第1腰紐12a,12bの長さは調整可能となっている。
第2腰紐12d,12eは、他方の側辺部14cに設けられている。一対の第2腰紐12d,12eは上下方向に互いに離間して配置されている。上下方向において、第1腰紐12a,12bの位置と第2腰紐12d,12eの位置とは互いに同じであってよい。第2腰紐12d,12eには連結部材としての雌バックル12fが接続されている。雌バックル12fは第1腰紐12a,12bに接続された雄バックル12cと着脱自在に接続可能となっている。図示例の雌バックル12fの接続位置は第2腰紐12d,12eの先端である。なお、第2腰紐12d,12eに対する雌バックル12fの接続位置は調整可能であってもよい。
使用者によって装着体10が装着される場合、使用者の背中側で肩紐11が交差するように第1肩紐11a,11bと第2肩紐11d,11eとが連結される。すなわち、図1において、紙面上右側に配置されている第1肩紐11bの雄バックル11cと紙面上左側に配置されている第2肩紐11dの雌バックル11fとが連結され、紙面上左側に配置されている第1肩紐11aの雄バックル11cと紙面上右側に配置されている第2肩紐11eの雌バックル11fとが連結される。また、上側に配置された、第1腰紐12aの雄バックル12cと第2腰紐12dの雌バックル12fとが互いに連結され、下側に配置された、第1腰紐12bの雄バックル12cと第2腰紐12eの雌バックル12fとが互いに連結される。
被覆部14の前面には、小物(工具、ペン等)を入れるためのポケット部15が設けられている。図示例のポケット部15は、大ポケット16と小ポケット17とを含む。大ポケット16は、被覆部14の前面の中央に設けられている。大ポケット16の周縁には、上側の半周にわたって、大ポケット16の開閉のためのファスナが設けられている。大ポケット16の内側には、複数(図示例では4つ)に区切られた内ポケット16bが設けられている。また、大ポケット16の内側の上部には、落下防止用の掛止孔16dが設けられている。この掛止孔16dは、大ポケット16の内側に逢着された矩形状の布片16cに形成されている。例えば、先端にカラビナを備えた落下防止コードを工具等に連結しておき、当該工具を収容する際にカラビナを掛止孔16dに取付けることができる。なお、図示例では、上辺部14aの左右方向の中央にも落下防止用の掛止孔16fが設けられている。掛止孔16fは、被覆部14の上辺部14aに逢着された矩形状の布片16eに形成されている。
小ポケット17は、大ポケット16の前面に設けられている。一例の小ポケット17は、物品を収容するポケット本体17aと、ポケット本体17aの開口を覆う蓋17bとを有している。一例において、蓋17bには落下防止用の掛止孔17cが設けられている。なお、図示例では、一対の小ポケット17が左右に並んで配置されている。
被覆部14には、装着体を収容部材30と連結するためのバックル(第1連結具)18が設けられている。図示例では、被覆部14にベルト(第1ベルト)19が接続されており、このベルト19の先端にバックル18が設けられている。ベルト19は、一対の上部ベルト(上部第1ベルト)19aと一対の下部ベルト(下部第1ベルト)19bとを含む。一対の上部ベルト19aは、被覆部14の上部の左右に接続されている。図示例では、上辺部14aとポケット部15との間において、第1肩紐11a,11bの根元の位置に一対の上部ベルト19aが設けられている。一対の下部ベルト19bは、被覆部14の上部ベルト19aよりも下側の位置の左右に接続されている。図示例では、第1腰紐12b、第2腰紐12eの高さ位置に下部ベルト19bが設けられている。
バックル18は、上部バックル(上部第1連結具)18aと下部バックル(下部第1連結具)18bとを含む。上部バックル18aは、上部ベルト19aに接続されている。下部バックル18bは、下部ベルト19bに接続されている。一例において、上部バックル18aと下部バックル18bとは、互いに雄雌が異なっていてもよい。図示例では、上部バックル18aが雌であり、下部バックル18bが雄となっている。
ベルト19の長さは、バックル18の位置が被覆部14の周縁の内側になるように、短く形成されている。例えば、ベルト19の長さは10cm以下であってよい。これにより、使用者は容易にバックル18の操作を行うことができる。下部バックル18bは、左右方向の外側を向くように取り付けられている。上部バックル18aは、上側を向くように取り付けられている。
収容部材30は、物品を収容する袋体31を有する。一例の袋体31は、袋体本体32と蓋体35とを含む。袋体本体32は、略直方体形状を呈しており、内側に収容空間を有している。すなわち、袋体本体32は、使用者の背中に対面する背当て面32aと、背当て面32aに対向する背面32bと、背当て面32aと背面32bとを左右で接続する側面32cと、背当て面32aと背面32bとを上側で接続する上面32dと、背当て面32aと背面32bとを下側で接続する下面32eとを含んでいる。
収容空間内には、落下防止用の掛止孔33bが設けられていてもよい。図示例では、収容空間の上端に左右一対の布片33aが逢着されており、この布片33aに複数の掛止孔33bが形成されている。また、収容空間内には間仕切り33cが設けられていてもよい。図示例では、収容空間内の背当て面32a側に間仕切りが形成されている。間仕切り33cは、背当て面32a側の左右方向全域にわたって、収容空間の下端から略上端まで形成されている。間仕切り33cは、矩形板状の仕切部材33dと、仕切部材33dの左右両端に設けられ、背当て面32aの両端に逢着されたマチ33eとを含んでいる。
袋体本体32の外面には、帯状の反射シート33fが設けられている。一例では、袋体本体32の背面32b及び側面32cにそれぞれ複数の反射シート33fが水平方向に延びるように固定されている。図示例では、背面32bに3つの反射シート33fが上下方向に離間して配置されており、各側面32cに2つの反射シート33fが上下方向に離間して配置されている。また、背面32bには、反射シート33fよりも上側に帯状の面ファスナ34aが設けられている。面ファスナ34aは、反射シート33fと同様に、水平方向に延びるように固定されている。
袋体本体32には、左右方向に沿って紐体をガイドするガイド部33gが設けられている。図示例では、袋体本体32の背当て面32aに3つのガイド部33gが設けられている。3つのガイド部33gは上下方向に互いに離間しており、それぞれ左右方向に延在している。ガイド部33gは、例えば、矩形の布片の対向する一対の辺がぞれぞれ背当て面に逢着されることによって形成されている。これにより、ガイド部33gと背当て面32aとの間に筒状の空間が形成される。例えば、当該空間に挿通された紐体によって袋体本体32を水平面に沿って縛ることで、袋体本体32の体積を小さくすることができる。
袋体本体32の開口はファスナ33hによって開閉自在となっている。一例のファスナ33hは、一方の側面32cの上下方向の中央から他方の側面32cの上下方向の中央まで上面32dを経由して形成されている。
蓋体35は、袋体本体32の上部に設けられている。一例の蓋体35は、袋体本体32の上面32dに対面し得る主面部35aと、主面部35aの周囲を囲む周壁部35bとを有しており、周壁部35bの一部が袋体本体32の背当て面32a側の上部に逢着されている。周壁部35bには、袋体本体32の背面32bに設けられた面ファスナ34aに着脱可能な面ファスナ34bが設けられている。図3に示すように、蓋体35が閉じられることによって、袋体本体32の上面32dと上面32dの周縁とが蓋体35に覆われる(図3参照)。蓋体35が閉じられた状態では、面ファスナ34aと面ファスナ34bとが互いに係止し得る。なお、図面では、袋体31が角張って描かれているが、袋体31は布材によって形成されることで丸みを帯びている。
袋体31には、収容部材30を装着体10と連結するためのバックル38が設けられている。図示例では、袋体31にベルト(第2ベルト)39が接続されており、このベルト39の先端にバックル(第2連結具)38が設けられている。ベルト39は、左右一対の上部ベルト(上部第2ベルト)39aと左右一対の下部ベルト(下部第2ベルト)39bとを含む。一対の上部ベルト39aは、袋体本体32の上部に接続されている。図示例では、袋体本体32の背当て面32aの上部に補強用の帯材36が左右方向に逢着されている。上部ベルト39aは帯材36と共に背当て面32aに逢着されている。一対の下部ベルト39bは、袋体本体32の側部に接続されている。図示例では、袋体本体32の側部、すなわち、背当て面32aと側面32cとの逢着部分に下部ベルト39bが接続されている。図示例の下部ベルト39bは、袋体本体32の側部において上下方向の略中央に逢着されている。
バックル38は、上部バックル(上部第2連結具)38aと下部バックル(下部第2連結具)38bとを含む。上部バックル38aは、上部ベルト39aに接続されており、装着体10に接続された上部バックル18aに着脱自在に連結する。下部バックル38bは、下部ベルト39bに接続されており、装着体10の下部バックル18bに着脱自在に連結する。すなわち、図示例では、上部バックル38aが雄であり、下部バックル38bが雌となっている。なお、一例では、上部バックル38aと下部バックル38bとは互いに着脱自在となっており、上部バックル38aと下部バックル38bとを互いに接続することによって収容部材30を単体のリュックサックとして利用することができる。また、使用者が高所に到達した際には、収容部材30が落下しないように、ポール等をベルトの内側に配置して上部バックル38aと下部バックル38bとを互いに接続してもよい。
ベルト39の長さは、使用者によって装着された装着体10に収容部材30が連結された状態で、袋体本体32が使用者の腰の高さに吊り下げられるように調節可能である。例えば、上部ベルト39a及び下部ベルト39bの長さはそれぞれ50cm以上に調節可能であってよい。なお、図示例では、ベルト39の色は、後述するフルハーネスと異なる色であり、例えば白色であってよい。
続いて、リュックサック1の装着方法について説明する。リュックサック1の装着は、例えば2人以上で行われてもよい。一例の装着方法では、使用者は、キーロック方式のフルハーネスと共にリュックサック1を装着する。そこで、まず、キーロック方式のフルハーネスについて説明する。図4は、キーロック方式のフルハーネスを装着した使用者を示す背面図である。一例におけるフルハーネス100は、胴当てベルト101と、股掛けベルト102と、肩掛けベルト103と、キーロック本体110とを含む。胴当てベルト101は、落下時に使用者の腰を支持し得る部分であり、フルハーネス100が装着された際に、使用者の腰部分に位置する。股掛けベルト102は、落下時に使用者の脚部を支持し得る部分であり、使用者の脚が挿入される。肩掛けベルト103は、落下時に使用者の胴体(上半身)を支持し得る部分であり、使用者の両肩に掛け回され、使用者の背面で交差し得る。肩掛けベルト103の表面には、ガイドベルト105が重複して配置されている。図示例では、肩掛けベルト103に沿って、使用者の右腰の位置から背中の中央に掛けてガイドベルト105が配置されている。キーロック本体110は、墜落防止用の移動ロープ(不図示)の先端に設けられた金具(不図示)を接続するための装置である。キーロック本体110にはベルト通し110aが設けられている。ベルト通し110aには、ガイドベルト105が摺動自在に挿通されている。通常時、キーロック本体110は、面ファスナ等によって使用者の右腰の位置に固定されている。使用者が高所から落下した場合、命綱である移動ロープに吊られることで、キーロック本体110に荷重が加わり、面ファスナが剥がれる。移動ロープに支持されたキーロック本体110は、ガイドベルト105に沿って背中の中央まで移動し、フルハーネス100を装着した使用者を支持する。
リュックサックの装着方法は、キーロック本体110を移動させるためのガイドベルト105が設けられたフルハーネス100を使用者が装着する工程と、フルハーネス100を装着した後に、ガイドベルト105よりも下側からガイドベルト105と使用者との間にリュックサックのベルトを通して、使用者がベルトを装着する工程と、を備える。以下、より具体的に説明する。
この装着方法では、まず、使用者が装着体10を着用する。図5は、装着体10を装着した使用者を示す背面図である。図5に示すように、使用者によって装着された装着体10では、一対の第1腰紐12a,12bと一対の第2腰紐12d,12eとが互いに連結されている。また、第1肩紐11aと第2肩紐11eとが連結され、第1肩紐11bと第2肩紐11dとが連結されている。第1肩紐11a,11bと第2肩紐11e,11dとの連結部分である雄バックル11c及び雌バックル11fは使用者の前側に位置しているため、図5には描かれていない。このように、使用者の前側にバックルの連結部分があるため、使用者は連結操作を容易に行い得る。また、図5の状態では、装着体10の下部バックル18bは使用者の後方に向いている。
続いて、使用者は装着体10を装着した状態のまま、キーロック方式のフルハーネス100を装着する。フルハーネス100を装着することによって、装着体10の一部がフルハーネス100によって覆われる。そして、装着体10と収容部材30とが互いに連結される。図6は、装着体10、フルハーネス100及び収容部材30を順番に装着した使用者を示す背面図である。装着体10と収容部材30とが互いに連結される工程では、収容部材30の上部ベルト39aに接続された上部バックル38aが、フルハーネス100の肩掛けベルト103の下側から肩掛けベルト103と作業者との間を通して、装着体10の上部バックル18aに連結される。また、収容部材30の下部ベルト39bに接続された下部バックル38bが、フルハーネス100の肩掛けベルト103の下側から肩掛けベルト103と作業者との間を通して、装着体10の下部バックル18bに連結される。この場合、収容部材30に接続された上部ベルト39a及び下部ベルト39bは、肩掛けベルト103及びガイドベルト105よりも使用者側に配置されている。なお、上部バックル38a及び上部バックル18aは使用者の前側に位置するため、図6には描かれていない。
以上説明したとおり、本実施形態のリュックサック1を装着する場合、使用者は、装着体10を装着した状態で、キーロック方式のフルハーネス100を装着する。そして、ベルト39をキーロック本体110の移動経路であるガイドベルト105と使用者の身体との間(一例では肩掛けベルト103の内側)に通してから、装着体10と収容部材30とをバックル18,38によって連結する。すなわち、リュックサックを支持するためのベルトがガイドベルト105と使用者の身体との間に通される。例えば、ガイドベルト105の上に収容部材30のベルト39を配置した場合、使用者の落下時にガイドベルト105を移動するキーロック本体110又はキーロック本体110に接続された移動ロープが収容部材30のベルト39と干渉し得る。この場合、使用者が斜めにつり下げられることや、収容部材30のベルト39によって使用者が締め付けられることが考えられる。本実施形態では、キーロック本体110の移動経路であるガイドベルト105にリュックサック1のベルト39が干渉しないため、ベルト39がキーロック本体110の動作を阻害することが抑制される。
また、一例においては、装着体10は、使用者の両肩に掛け回される一対の肩紐11と、肩紐11同士を接続する接続体13とを含む。この構成では、左右の肩紐が接続体13を介して互いに接続されているため、装着時に装着体10がずれることが抑制される。そのため、安定して収容部材30を背負うことができる。
また、一例において、装着体10は、使用者の胸部及び腹部を覆う被覆部14を含んでいる。この構成では、例えば、使用者が高所から落下した場合に、収容部材30から使用者に加わる負荷が被覆部14によって分散されるため、使用者に加わる衝撃を緩和することができる。
また、一例において、下部ベルト39bは、袋体本体32の上下方向の中央において、袋体本体32の側部(実施形態では背当て面32aと側面32cとの逢着部分)に接続されている。この構成では、下部ベルト39bの長さが短くなっており、左右方向における一対の下部ベルト39b同士の距離が大きいので、袋体本体の揺れが抑制される。
また、一例において、ベルト39の長さは、使用者によって装着された装着体10に収容部材30が連結された状態で、収容部材30が使用者の腰の高さに吊り下げられるように調節可能であってよい。キーロック方式のフルハーネス100では、使用者の背中部分にキーロック本体110の移動経路が設けられているので、収容部材30が腰の位置にあることにより、移動経路により干渉し難くなる。また、収容部材30が腰の位置につり下げられる場合には、ベルト39の長さが一般的なリュックサックの肩ベルトよりも長く調整されている。この場合、肩掛けベルト103と作業者との間にベルト39を容易に通すことができる。
また、一例において、ベルト39の色は、フルハーネス100(ガイドベルト105)の色と異なっていてもよい。実施形態ではベルト39の色が白色である例を示した。一般的にフルハーネスは黒などの濃い色彩である。ベルト39の色がフルハーネスの色と相違している場合、ベルト39とフルハーネス100との識別がし易い。そのため、ベルト39がフルハーネス100の下側(使用者側)を通っているか否かの判別が容易である。
また、一例においては、袋体31には、袋体31を縛るための紐体をガイドするガイド部33gが左右方向に沿って設けられている。荷物が少量の場合など、ガイド部33gに通した紐体によって袋体31を縛ることによって、袋体31の嵩を小さくすることができる。
また、一例においては、袋体31の内側には、落下防止紐を取り付けるための掛止孔33bが設けられている。掛止孔33bに取り付けられた落下防止紐に収容物を接続することによって、収容物の落下を防止できる。
以上、本実施形態について詳細に説明したが、当業者にとっては、本実施形態が本明細書中に説明した実施形態に限定されるものではないということは明らかである。本実施形態は、特許請求の範囲の記載により定まる本発明の趣旨及び範囲を逸脱することなく修正及び変更態様として実施することができる。したがって、本明細書の記載は、例示説明を目的とするものであり、本実施形態に対して何ら制限的な意味を有するものではない。
例えば、袋体本体に設けられた上部バックル38aが雄バックルであり、下部バックル38bが雌バックルである例を示したが、上部バックル38aが雌バックルであり、下部バックル38bが雄バックルでもよい。この場合、対応する装着体10の上部バックル18aが雄バックルとなり、下部バックル18bが雌バックルとなる。
また、上部バックル38a及び下部バックル38bはいずれも同種のバックル(すなわち、雄又は雌のいずれか)であってもよい。また、右側に位置する上部バックル38a及び下部バックル38bが雄バックル及び雌バックルのいずれか一方であり、左側に位置する上部バックル38a及び下部バックル38bが雄バックル及び雌バックルのいずれか他方であってもよい。これらの場合、左右の同じ側にある上部バックル38aと下部バックル38bとは、互いに連結できない関係を有する。すなわち、左右の同じ側にある上部ベルト39aと下部ベルト39bとを互いに接続できないため、収容部材30を単体でリュックサックとして利用することはできない。
1…リュックサック、10…装着体、11…肩紐、13…接続体、14…被覆部、18…バックル(第1連結具)、18a…上部バックル(上部第1連結具)、18b…下部バックル(下部第1連結具)、19…ベルト(第1ベルト)、19a…上部ベルト(上部第1ベルト)、19b…下部ベルト(下部第1ベルト)、30…収容部材、31…袋体、38…バックル(第2連結具)、39…ベルト(第2ベルト)、39a…上部ベルト(上部第2ベルト)、39b…下部ベルト(下部第2ベルト)、100…フルハーネス、105…ガイドベルト、110…キーロック本体。

Claims (8)

  1. 使用者の胴体部分に装着される装着体と、
    前記装着体に連結可能であり、物品を収容する袋体を有する収容部材と、
    前記装着体と前記収容部材とをベルトを介して着脱自在に連結する連結具と、を備え、
    前記装着体は、
    前記使用者の胸部及び腹部を覆う被覆部と、
    前記被覆部に接続されて前記使用者の一方の肩に掛け回される第1の肩紐と、
    前記被覆部に接続されて前記使用者の他方の肩に掛け回される第2の肩紐と、を含み、
    前記ベルトは、前記被覆部に接続された第1ベルトと、前記袋体に接続された第2ベルトとを有し、
    前記連結具は、前記第1ベルトに接続された第1連結具と、前記第2ベルトに接続され、前記第1連結具に着脱自在に連結する第2連結具とを有する、リュックサック。
  2. 前記第1ベルトは、前記被覆部の上部に接続された左右一対の上部第1ベルトと、前記被覆部の前記上部第1ベルトよりも下部に接続された左右一対の下部第1ベルトとを含み、
    前記第2ベルトは、前記袋体の上部に接続された左右一対の上部第2ベルトと、前記袋体において前記上部第2ベルトよりも下側に接続された左右一対の下部第2ベルトとを含み、
    前記第1連結具は、前記上部第1ベルトに接続された上部第1連結具と、前記下部第1ベルトに接続された下部第1連結具とを含み、
    前記第2連結具は、前記上部第1ベルトに接続され前記上部第1連結具に着脱自在の上部第2連結具と、前記下部第1ベルトに接続され前記下部第1連結具に着脱自在の下部第2連結具と、を含む、請求項に記載のリュックサック。
  3. 前記下部第2ベルトは、前記袋体の側部であり上下方向の中央に接続されている、請求項に記載のリュックサック。
  4. 左右方向において同じ側に配置された前記上部第2連結具と前記下部第2連結具とは、互いに連結できない形状を有している、請求項又は請求項に記載のリュックサック。
  5. 前記ベルトの長さは、使用者によって装着された前記装着体に前記収容部材が連結された状態で、前記収容部材が前記使用者の腰の高さに吊り下げられるように調節可能である、請求項1から請求項のいずれか一項に記載のリュックサック。
  6. 前記ベルトの色は白色である、請求項1から請求項のいずれか一項に記載のリュックサック。
  7. 使用者の胴体部分に装着される装着体と、前記装着体に連結可能であり、物品を収容する袋体を有する収容部材と、前記装着体と前記収容部材とをベルトを介して着脱自在に連結する連結具と、を備えるリュックサックの装着方法であって、
    前記ベルトは、前記装着体に接続された第1ベルトと、前記袋体に接続された第2ベルトとを有し、
    前記連結具は、前記第1ベルトに接続された第1連結具と、前記第2ベルトに接続され、前記第1連結具に着脱自在に連結する第2連結具とを有し、
    該方法は、
    前記使用者が前記装着体を前記胴体部分に装着する工程と、
    前記装着体を装着した後に、キーロック本体のガイドベルトが設けられたフルハーネスを前記装着体の上から前記使用者が装着する工程と、
    前記フルハーネスを装着した後に、前記ガイドベルトよりも下側から前記ガイドベルトと前記使用者との間に前記第2ベルトを通して、前記第2ベルトに接続された前記第2連結具前記装着体の前記第1ベルトに接続された前記第1連結具とを連結することで前記使用者が前記リュックサックを装着する工程と、を備える、リュックサックの装着方法。
  8. 前記ベルトの色と前記ガイドベルトの色とは互いに異なっている、請求項に記載のリュックサックの装着方法。
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