JP7422961B1 - 制御装置、制御方法、および、生体装着用デバイス - Google Patents

制御装置、制御方法、および、生体装着用デバイス Download PDF

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Abstract

振動可能領域を有する生体装着用デバイス(10)、を制御する制御装置であって、ユーザの現在位置を基準にした案内方向を取得する案内方向取得部(1010)と、方向と振動可能領域における複数の位置との組み合わせを含み予め記憶された振動条件の中から、案内方向取得部により取得された案内方向に応じた前記振動条件を選出する、振動条件取得部(1020)と、振動条件取得部により選出された振動条件にしたがって、振動可能領域における異なる位置を当該位置ごとに順に振動させる振動制御部(1030)と、を備えた、制御装置(1000)。

Description

本開示技術は、生体装着用デバイスおよび当該生体装着用デバイスの制御技術に関する。
従来、生体装着用デバイスの技術の中には、生体装着用デバイスによりユーザに突起形状を感じさせることで経路を案内する技術がある。
特許文献1には、靴の中敷き型のデバイスにより警告用ブロックの形状または誘導用ブロックの形状といった物理的な突起形状をユーザの足裏に感じさせることでユーザを誘導するように構成されたナビゲーション装置が開示されている。
特許文献1に記載の「ナビゲーション装置」は、「人が左右の足のそれぞれに装着して歩行に用いる靴などの履物と一体として構成され、出力部11、通信部12、案内情報取得部13、測位部14a,14b、位置情報取得部15、センサ16a,16b、センサ部17、記憶部18を備える。」「出力部11は、左右の履物のそれぞれに配置される中敷きと、進行経路にしたがって歩行者を誘導するように、当該中敷きを通じて、歩行者の足裏に対して、所定の形状を触覚により刺激させる出力を行う制御装置とから構成される。ここで、所定の形状とは、例えば、図2及び図3に示す点字ブロックの警告用ブロックや誘導用ブロックである。また、出力部11は、記憶部18に記憶されている案内情報に基づいて、左右の中敷きを通じて警告用ブロックの形状や誘導用ブロックの形状に対応した刺激を出力する。」(特許文献1の段落[0020])
なお、特許文献1には、上記ブロックごとの突起形状を再現する構造または振動により、1つの上記ブロックの突起形状をユーザに感じさせる旨が記載されているが、それぞれを実現するための具体的な構成が記載されていない。
特開2017-188052号公報
ここで、仮に、特許文献1のナビゲーション装置により、実際に、ユーザに対して経路を案内しようとすることを検討すると、まず、ユーザがブロックの種類ごとの突起形状および当該ブロックの種類ごとの意味を予め認識していなければならない。そのため、例えば認知機能が低いユーザにとっては利用し難い。
また、上記ブロックごとの突起形状を再現するための構成は、上記ブロックの種類ごとに突起状態または非突起状態にする機構といった複雑で大型な構成になってしまい、かつ、非突起状態において靴の内部に無用な空間を形成してしまう。そのため、方向が認識できる程度の突起形状に合わせて靴内部の空間を調整すると、非突起状態の場合には、靴の内部に無用な空間が形成され、ユーザは歩行しづらくなる。加えて、脚力が弱りバランスを崩しやすいユーザにとって、靴内部の無用な空間は転倒や躓きの原因となり、利用しがたい。
すなわち、ユーザに突起形状を感じさせることで経路を案内しようとする従来技術は、実際にユーザに対して経路を案内することを検討した場合、ユーザによっては障壁になってしまう問題がある、といった課題がある。
本開示は、上記課題を解決するもので、ユーザに対して経路を案内する生体装着用デバイスを実現する際の従来の障壁を低減し、できるだけ多くの人に利用可能にすることを目的とする。
本開示の制御装置は、
振動可能領域を有する生体装着用デバイス、を制御する制御装置であって、
ユーザの現在位置を基準にした案内方向を取得する案内方向取得部と、
方向と前記振動可能領域における複数の位置との組み合わせを含み予め記憶された振動条件の中から、前記案内方向取得部により取得された案内方向に応じた前記振動条件を選出する、振動条件取得部と、
前記振動条件取得部により選出された前記振動条件にしたがって、前記振動可能領域における異なる位置を当該位置ごとに順に振動させる際に、振動する位置を時間経過にしたがって案内方向へ向けて移動させるとともに、当該振動する位置を移動させるにしたがって移動速度を変化させるように制御する、振動制御部と、
を備えた。
本開示によれば、ユーザに対して経路を案内する生体装着用デバイスを実現する際の従来の障壁を低減してできるだけ多くの人に利用可能にすることができる、という効果を奏する。
図1は、本開示の制御装置1000および当該制御装置1000を含む生体装着用デバイス10の基本的な構成の一例を示す図である。 図2Aは、本開示の生体装着用デバイス10における振動可能領域の第一の例を示す図であり、図2Bは、本開示の生体装着用デバイス10における振動可能領域の第二の例を示す図である。 図3は、本開示の生体装着用デバイス10を、靴の中敷き、もしくは履物などの内部の足裏に当たる部分に入れ込むためのもの、もしくは足裏に装着されるもの、に組み込んだ場合の例を示す図である。 図4は、本開示の生体装着用デバイス10を靴下、もしくは履物など、足に着用、もしくは装着されるもの、に組み込んだ場合の例を示す図である。 図5は、本開示の実施の形態1に係る制御装置1000Aの構成の一例を示す図である。 図6は、本開示の実施の形態1に係る制御装置1000Aにおいて用いられるデータの構成例を示す図である。 図7は、本開示の実施の形態1に係る制御装置1000Aの処理の一例を示すフローチャートである 図8は、本開示の実施の形態1に係る制御装置1000Aの処理における振動条件取得処理の一例を示すフローチャートである。 図9は、本開示の実施の形態1に係る制御装置1000Aの処理における振動制御処理の一例を示すフローチャートである。 図10は、本開示の実施の形態1に係る制御装置1000Aにおいて用いられるデータの第2の構成例を示す図である。 図11は、図10に示すデータを用いる場合の制御装置1000Aの処理における振動制御処理の一例を示すフローチャートである。 図12A、図12B、および、図12Cは、制御装置1000Aによる制御イメージの第1の例を説明するための図である。 図13A、図13B、および、図13Cは、制御装置1000Aによる制御イメージの第2の例を説明するための図である。 図14A、図14B、および、図14Cは、制御装置1000Aによる制御イメージの第3の例を説明するための図である。 図15A、図15B、および、図15Cは、制御装置1000Aによる制御イメージの第4の例を説明するための図である。 図16は、本開示の実施の形態2に係る制御装置1000Bの構成の一例を示す図である。 図17は、本開示の実施の形態2に係る制御装置1000Bの処理の一例を示すフローチャートである。 図18は、本開示の実施の形態2に係る制御装置1000Bにより警告が発せられた場合の生体装着用デバイス10の状態の例を示す図である。 図19は、本開示の実施の形態3に係る制御装置1000Cの構成の一例を示す図である。 図20は、本開示の実施の形態3に係る制御装置1000Cの処理の一例を示すフローチャートである。 図21は、本開示の実施の形態4に係る制御装置1000Dの構成の一例を示す図である。 図22は、本開示の実施の形態4に係る制御装置1000Dにおいて用いられるデータの構成例を示す図である。 図23は、本開示の実施の形態4に係る制御装置1000Dの処理の一例を示すフローチャートである。 図24は、本開示の実施の形態4に係る制御装置1000Dの処理におけるユーザ状態判断処理および振動条件調整処理の一例を示すフローチャートである。 図25は、本開示の実施の形態1,2,3,4に係る制御装置1000A,1000B,1000C,1000Dそれぞれにおける構成を組み合わせた制御装置1000Eの構成の一例を示す図である。 図26は、本開示における制御装置1000A,1000B,1000C,1000D,1000Eの機能を実現するためのハードウェア構成の第1の例を示す図である。 図27は、本開示における制御装置1000A,1000B,1000C,1000D,1000Eの機能を実現するためのハードウェア構成の第2の例を示す図である。
以下、本開示をより詳細に説明するために、本開示の実施の形態について、添付の図面に従って説明する。
実施の形態1.
実施の形態1は、ユーザに対し振動位置が移動するように感じさせて案内方向を提示する形態を説明する。
実施の形態1に係る制御装置1000および当該制御装置1000を含む生体装着用デバイス10の構成の一例を説明する。
図1は、本開示の制御装置1000および当該制御装置1000を含む生体装着用デバイス10の基本的な構成の一例を示す図である。
生体装着用デバイス10は、振動可能領域を有するデバイスである。
生体装着用デバイス10は、振動可能領域を振動させることで、ユーザに対し振動ごとに異なる情報を提示する。
図1に示す生体装着用デバイス10は、制御装置1000、および、振動可能領域部2000、を含み構成されている。
制御装置1000は、振動可能領域における振動状態を制御する。
具体的には、制御装置1000は、振動可能領域の異なる複数の位置ごとに振動状態を制御する信号を出力する。
制御装置1000の内部構成は、後述する。
振動可能領域部2000は、生体装着用デバイス10において制御装置1000から出力される信号により振動させることが可能な領域(振動可能領域)を含む。
振動可能領域部2000は、電気エネルギーを機械エネルギーに変換するアクチュエータであり、例えば、振動素子により構成される。振動素子は、例えば圧電素子である。
振動可能領域部2000は、制御装置1000から出力される信号に応じて、振動可能領域における位置ごとに振動状態が変化する。
すなわち、振動可能領域部2000は、生体装着用デバイス10の振動可能領域を構成し、当該振動可能領域における位置ごとに振動制御可能に構成されている。
振動状態は、振動および非振動を含む。また、振動状態は、振動の周期、振動の強さ、を含んでいてもよい。
振動可能領域のイメージを説明する。
図2Aは、本開示の生体装着用デバイス10における振動可能領域の第一の例を示す図である。
図2Aに示す生体装着用デバイス10Aは、説明のため単純化して四角形状の振動可能領域として示している。
振動可能領域における位置は、例えば、x-y座標といった位置情報により表すことができる。
振動可能領域は、制御装置1000により、例えば、x-y座標に示される位置ごとに振動状態が制御される。
図2Bは、本開示の生体装着用デバイス10における振動可能領域の第二の例を示す図である。
図2Bに示す生体装着用デバイス10Bは、説明のため単純化して四角形状の振動可能領域として示している。
図2Bに示す生体装着用デバイス10Bは、振動可能領域に多数の振動素子2100を配置しているものである。
振動可能領域における位置は、例えば、振動素子2100の位置を示すx-y座標といった位置情報により表すことができる。
また、振動可能領域における位置は、例えば、各振動素子2100を識別する識別番号により表すことができる。
振動可能領域は、制御装置1000により位置ごとに振動状態が制御される。
生体装着用デバイス10は、当該生体装着用デバイス10が生体に装着された場合において、当該生体装着用デバイス10の振動可能領域が生体の足部に接するように形成されているデバイス、である。
または、生体装着用デバイス10は、当該生体装着用デバイス10が生体に装着された場合において、当該生体装着用デバイス10の振動可能領域が生体の脚部に接するように形成されているデバイス、である。
または、生体装着用デバイス10は、当該生体装着用デバイス10が生体に装着された場合において、当該生体装着用デバイス10の振動可能領域が生体の腹部に接するように形成されているデバイス、である。
または、生体装着用デバイス10は、当該生体装着用デバイス10が生体に装着された場合において、当該生体装着用デバイス10の振動可能領域が生体の胸部に接するように形成されているデバイス、である。
または、生体装着用デバイス10は、当該生体装着用デバイス10が生体に装着された場合において、当該生体装着用デバイス10の振動可能領域が生体の手部に接するように形成されているデバイス、である。
または、生体装着用デバイス10は、当該生体装着用デバイス10が生体に装着された場合において、当該生体装着用デバイス10の振動可能領域が生体の腕部に接するように形成されているデバイス、である。
または、生体装着用デバイス10は、当該生体装着用デバイス10が生体に装着された場合において、当該生体装着用デバイス10の振動可能領域が生体の頭部に接するように形成されているデバイス、である。
このような生体装着用デバイス10は、生体装着用物品に一体に組み付けられて構成されていてもよい。具体的には、生体装着用デバイス10は、例えば、靴、靴の中敷き、靴下、衣服、手袋、または、帽子、といった生体装着用物品に一体に組み付けられて構成されていてもよい。または、具体的には、生体装着用デバイス10は、例えば、腕、手首、足首、首、頭、耳、などの生体部位に装着できる小物などに組付けられて構成されていてもよい。小物は、例えば、上記の生体装着用物品に対する付属的な装身具であり、生体部位を装飾するような物品、または、生体装着用物品を装飾するような物品である。具体的には、腕に装着される小物は、例えば、腕章、バンドであり、足首または手首に装着される小物は、例えばサポータであり、頭に装着される小物は、例えば、カチューシャ、または、ヘッドフォンであり、耳に装着される小物は、例えば、イヤーマフ(防寒用のイヤーマフおよび防音用のイヤーマフを含む)、または、アクセサリーである。さらに、小物は、上記した例以外の生体装着用の小物であってもよい。
以下の説明においては、振動可能領域における位置をわかりやすく説明するために、振動可能領域における位置ごとに振動素子2100を用いた場合の例を説明する。
生体装着用デバイス10を靴の中敷きに組み込んだ場合の例を説明する。
図3は、本開示の生体装着用デバイス10を、靴の中敷き、もしくは履物などの内部の足裏に当たる部分に入れ込むためのもの、もしくは足裏に装着されるもの、に組み込んだ場合の例を示す図である。
図3に示す生体装着用デバイス10の振動可能領域部2000Cは、靴の中敷き、もしくは履物などの内部の足裏に当たる部分に入れ込むためのもの、もしくは足裏に装着されるもの、の形態である。
以下においては、靴の中敷きの例を説明する。
振動可能領域部2000Cである靴の左右の中敷きそれぞれには、複数の振動素子2100が配置されている。
図3においては、左右それぞれに6個ずつの振動素子2100が配置されている。
振動可能領域部2000Cである靴の中敷きは、ユーザが靴を履いた場合において振動素子2100それぞれがユーザの足の裏に接するように形成されている。
振動素子2100が圧電素子で構成されている場合、ユーザの歩行によって圧電素子が加圧されることで電流を出力し、この電流を制御装置1000が受け取り、電気的な設定を可変した信号を出力することでアクチュエータとして動作する。
生体装着用デバイス10を靴下に組み込んだ場合の例を説明する。
図4は、本開示の生体装着用デバイス10を靴下、もしくは履物など、足に着用、もしくは装着されるもの、に組み込んだ場合の例を示す図である。
図4に示す生体装着用デバイス10の振動可能領域部2000Dは、靴下、もしくは履物など、足に着用、もしくは装着されるもの、の形態である。
以下においては、靴下の例を説明する。
振動可能領域部2000Dである靴下の左右それぞれには、複数の振動素子2100が配置されている。
図4において、振動素子2100は、左右の靴下それぞれにおいて足の裏、足の甲、かかと、足の側面といった足部の外周を覆うように配置されている。
振動可能領域部2000Dである靴下は、ユーザが靴下を着用した場合において振動素子2100それぞれがユーザの足の裏、足の甲、かかと、といった部分に接するように形成されている。
制御装置1000Aにおける内部構成の例を説明する。
図5は、本開示の実施の形態1に係る制御装置1000Aの構成の一例を示す図である。
制御装置1000Aは、生体装着用デバイス10の振動可能領域の異なる複数の位置を順に振動させるように制御する。
図5に示す制御装置1000Aは、案内方向取得部1010、振動条件取得部1020、振動条件記憶部1030、および、振動制御部1040、を含み構成されている。
案内方向取得部1010は、ユーザの現在位置を基準にした案内方向を取得する。
案内方向取得部1010は、例えば、ユーザ端末のアプリケーションにおいてユーザの現在位置および目的地といった情報から既存の技術を用いて生成された案内方向を取得する。
または、案内方向取得部1010は、例えば、ユーザの現在位置および目的地といった情報を取得して案内方向を生成して取得する。
振動条件取得部1020は、振動条件記憶部1030を参照して、案内方向取得部1010により取得された案内方向に応じた振動条件を取得する。
具体的には、振動条件取得部1020は、方向と振動可能領域における複数の位置との組み合わせを含み予め記憶された振動条件の中から、案内方向取得部1010により取得された案内方向に応じた振動条件を選出する。
振動条件記憶部1030は、振動条件を記憶する。
振動条件は、方向と振動可能領域における複数の位置との組み合わせを含むデータであり、振動条件記憶部1030に予め記憶されている。
振動条件記憶部1030に記憶されているデータの一例を説明する。
図6は、本開示の実施の形態1に係る制御装置1000Aにおいて用いられるデータの構成例を示す図である。
図6に示すデータ1031は、方向と振動可能領域における複数の位置との組み合わせを含む。
方向は、制御装置1000Aにおいて扱われる案内方向を含む方向である。
当該方向は、例えば、予め定められた方向(例えば、ユーザの進行方向)を基準(0度)にした角度で示されるデータである。または、当該方向は、例えば、3次元座標の原点を基準とした座標値で示されるデータであってもよい。または、当該方向は、例えば、東西南北などの方位で示されるデータであってもよい。
振動可能領域における複数の位置は、制御装置1000Aによる指令に従って振動することが可能な位置に相当する。複数の位置は、それぞれの位置に対し、振動させる順に数字が付されており、例えば、位置m(m=1,2,3,・・・、(mは、1から振動させる位置の数と同じ値までの値))との形態で表現されている。
当該位置ごとのデータは、例えば、振動可能領域を平面的に示す場合は2次元座標の座標値(x,y)で示されるデータである。または、位置ごとのデータは、例えば、振動可能領域を立体的に示す場合は3次元座標の座標値(x,y,z)で示されるデータである。または、位置ごとのデータは、例えば、振動可能領域に多数の振動素子が配置されている場合は振動素子ごとを識別する識別番号等で示されるデータであってもよい。
方向と振動可能領域における複数の位置との関係は、案内方向から遠い位置から案内方向に近い位置へ移動するような関係である。
振動可能領域において振動位置を移動させるようなデータを有することで、当該データに従って振動させた際に動的に方向を提示することができる。
振動可能領域において振動位置を案内方向に近い位置に絞り込むようなデータを有することで、当該データに従って振動させた際に方向を強調させて提示することができる。
振動可能領域を複数設けた場合において、複数の振動可能領域を一つの振動可能領域として扱い、複数の振動可能領域に連続して振動が移動するようなデータを有することで、当該データに従って振動させた際に、方向をより強調させて提示することができる。
足部に対する振動の場合、以下の例が考えられる。

「方向」 :「振動可能領域における複数の位置の順の例」
前方へ : (両足)かかと→中央→つまさき
後方へ : (両足)つまさき→中央→かかと
左へ : 右足外→右足内→左足内→左足外
右へ : 左足外→左足内→右足内→右足外
右斜め前方へ : 左かかと→左右中央→右つまさき
左斜め前方へ : 右かかと→左右中央→左つまさき

振動可能領域における複数の位置の振動は、その方向に向かって歩き出すまで振動を繰り返してもよいし、その方向が合っていることを示すために、次の方向変更時、もしくは目的地到着まで同じ振動を繰り返してもよい。
上半身部に対する振動の場合、以下の例が考えられる。

「方向」 :「振動可能領域における複数の位置の順の例」
前方へ:背中→前
後方へ:前→背中
左へ :右胸→中央→左胸
(右肩→中央→左肩、右背中→中央→左背中、等)
右へ :左胸→中央→右胸
(右肩→中央→左肩、右背中→中央→左背中、等 )
右斜め前方へ:左肩背面→右肩前面
左斜め前方へ:右肩背面→左肩前面

振動可能領域における複数の位置の振動は、その方向に向かって歩き出すまで振動を繰り返してもよいし、その方向が合っていることを示すために、次の方向変更時、もしくは目的地到着まで同じ振動を繰り返してもよい。
上腕部に対する振動の場合、以下の例が考えられる。

「方向」 :「振動可能領域における複数の位置の順の例」
前方へ : (両上腕外側)後→中央→前
後方へ : (両上腕外側)前→中央→後
左へ : (右上腕)外→内→(左上腕)内→外
右へ : (左上腕)外→内→(右上腕)内→外
右斜め前方へ : (両上腕外側)後→中央→前
左斜め前方へ : 右かかと→左つまさき

振動可能領域における複数の位置の振動は、その方向に向かって歩き出すまで振動を繰り返してもよいし、その方向が合っていることを示すために、次の方向変更時、もしくは目的地到着まで同じ振動を繰り返してもよい。
なお、振動条件は、後述するデータ1031Dに含まれる振動条件のように、リズム、および、強度を含むように構成してもよい。
このような振動条件を用いて制御することにより、制御装置1000Aは、振動のリズム、および、振動の強度を、制御することができる。
また、さらに、振動条件は、振動のリズムの変化度合い、および、振動の強度の変化度合いを含むように構成してもよい。
このような振動条件を用いて制御することにより、制御装置1000Aは、例えば、案内方向に向かうにしたがって振動のリズムが速くなるように制御することができ、また、例えば、案内方向に向かうにしたがって振動の強度が強くなるように制御することができる。
制御装置1000Aにおける内部構成の例の説明に戻る。
振動制御部1040は、生体装着用デバイス10の振動可能領域における異なる位置ごとに振動を制御する。
振動制御部1040は、振動条件取得部1020により選出された振動条件にしたがって、生体装着用デバイス10の振動可能領域における異なる位置を当該位置ごとに順に振動させる。
また、振動制御部1040は、振動条件取得部1020により選出された振動条件にしたがって、振動可能領域において振動する位置を時間経過に従って案内方向へ向けて移動させるように制御するとともに、当該振動する位置を移動させるにしたがって振動の強さまたは移動速度を変化させるように制御する。
このような制御は、生体装着用デバイス10を用いてユーザに対し振動の強さまたは移動速度の変化により進行すべき方向を感じさせることを可能にする。
なお、具体的に振動させる技術は、既に知られている技術の中から適宜適用することができるため、ここでのさらに詳細な説明は省略する。
制御装置1000Aは、上記構成以外に、図示しない制御部、図示しない記憶部、および、図示しない通信部、を含み構成されている。
図示しない制御部は、制御装置1000A全体および各構成部に対する制御を行う。図示しない制御部は、例えば外部からの指令に従って制御装置1000Aを起動させる。また、図示しない制御部は、制御装置1000Aの状態(動作状態=起動、シャットダウン、スリープなどの状態)を制御する。
図示しない記憶部は、制御装置1000Aに用いられる各データを記憶する。図示しない記憶部は、例えば、制御装置1000Aにおける各構成部による出力(出力されたデータ)を記憶し、構成部ごとに要求されたデータを要求元の構成部へ宛てて出力する。
図示しない通信部は、外部の装置との間で通信を行う。例えば制御装置1000Aとユーザの携帯端末(携帯端末は、携帯電話機、スマートフォンを含む。)などとの間で通信を行う。また、例えば制御装置1000Aと振動可能領域部2000とが有線接続されていない場合、図示しない通信部は、制御装置1000Aと振動可能領域部2000との間の通信を行う機能を有する。また、例えば生体装着用デバイス10に係る表示装置または音声出力装置との間の通信を行う機能を有するように構成してもよい。
図示しない制御部、図示しない記憶部、および、図示しない通信部はそれぞれ、後述する実施の形態においても同様である。
実施の形態1に係る制御装置1000Aの処理について説明する。
図7は、本開示の実施の形態1に係る制御装置1000Aの処理の一例を示すフローチャートである。
制御装置1000Aの処理は、言い換えれば、振動可能領域を有する生体装着用デバイス10、を制御する制御装置1000Aによる制御方法である。
制御装置1000Aは、図7に示す処理を開始すると、まず、案内方向取得処理(ステップST1100)を実行する。
案内方向取得処理において、制御装置1000Aの案内方向取得部1010は、ユーザの現在位置を基準にした案内方向を取得する。
次いで、制御装置1000Aは、振動条件取得処理(ステップST1200)を実行する。
制御装置1000Aの振動条件取得部1020は、方向と振動可能領域における複数の位置との組み合わせを含み予め記憶された振動条件の中から、案内方向取得部1010により取得された案内方向に応じた振動条件を選出する。
次いで、制御装置1000Aは、振動制御処理(ステップST1300)を実行する。
制御装置1000Aの振動制御部1040が、振動条件取得部1020により選出された振動条件にしたがって、振動可能領域における異なる位置を当該位置ごとに順に振動させる。
次いで、制御装置1000Aは、終了判定処理を実行する。
制御装置1000Aは、例えば外部のユーザ端末(ユーザ端末において動作しているアプリケーション)から案内を終了する指令を受けた場合、または、外部のユーザ端末(ユーザ端末において動作しているアプリケーション)から案内を停止する指令を受けた場合、終了すると判定する。
終了判定処理において、制御装置1000Aの図示しない制御部は、処理を終了するかを判定する(ステップST1400)。
具体的には、図示しない制御部は、例えば外部のユーザ端末(ユーザ端末において動作しているアプリケーション)からの終了指令または停止指令を受けると、制御処理を終了すると判定する。
または、制御装置1000Bにおける図示しない処理終了判定部が、上記のように処理を終了するかを判定する処理を実行するように構成してもよい。
制御装置1000Aは、終了しないと判定した場合、ステップST1100の処理に移行し、ステップST1100の処理から上述した処理を繰り返す。
制御装置1000Aは、終了すると判定した場合、図7に示す処理を終了する。
次に、振動条件取得処理の詳細を説明する。
図8は、本開示の実施の形態1に係る制御装置1000Aの処理における振動条件取得処理の一例を示すフローチャートである。
制御装置1000Aの振動条件取得部1020は、振動条件取得処理を開始すると、まず、案内方向受付処理(ステップST1210)を実行する。
次いで、振動条件取得部1020は、振動条件記憶部参照処理を実行する。
振動条件記憶部参照処理において、振動条件取得部1020は、案内方向受付処理において受け付けた案内方向情報に示される案内方向を用いて振動条件記憶部1030を参照する(ステップST1220)。
次いで、振動条件取得部1020は、案内方向に対応する振動条件を取得する(ステップST1230)。
次いで、振動条件取得部1020は、振動条件出力処理(ステップST1240)を実行する。
振動条件出力処理において、振動条件取得部1020は、振動制御部1040へ出力する。
振動条件取得部1020は、振動条件を振動制御部1040へ出力すると、振動条件取得処理を終了する。
次に、振動制御処理の詳細を説明する。
図9は、本開示の実施の形態1に係る制御装置1000Aの処理における振動制御処理の一例を示すフローチャートである。
制御装置1000Aの振動制御部1040は、振動制御処理を開始すると、まず、振動条件受付処理(ステップST1310)を実行する。
振動条件受付処理において、振動制御部1040は、振動条件取得部1020により出力された振動条件情報を受け付ける。振動制御部1040は、振動条件情報に示される振動条件を受け付ける。
次いで、振動制御部1040は、位置番号初期化処理を実行する。
具体的には、位置番号初期化処理において、振動制御部1040は、振動条件に含まれる位置の中から位置を選択するための選択位置番号「m」を初期化する(「位置m=1」(ステップST1320))。
次いで、振動制御部1040は、「位置m」に対する振動指令(ステップST1330)を実行する。
次いで、振動制御部1040は、「位置m」の「m」をインクリメントする(「位置m=m+1」(ステップST1340))。
次いで、振動制御部1040は、「位置m」が存在するかを判定する(ステップST1350)。
具体的には、振動制御部1040は、振動条件に、「位置m」の位置情報が含まれているかを判定する。
次いで、振動制御部1040は、「位置m」が存在すると判定した場合(ステップST1350“YES”)、ステップST1330の処理へ移行し、ステップST1330の処理以降の処理を繰り返して実行する。
次いで、振動制御部1040は、「位置m」が存在しないと判定した場合(ステップST1350“NO”)、処理を終了するかを判定する(ステップST1360)。
次いで、振動制御部1040は、処理を終了しないと判定した場合(ステップST1360“NO”)、ステップST1310の処理へ移行し、ステップST1310の処理以降の処理を繰り返して実行する。
次いで、振動制御部1040は、処理を終了すると判定した場合(ステップST1360“YES”)、図9に示す一連の処理を終了する。
ここで、上述した制御装置1000Aの別の形態について説明する。
図10は、本開示の実施の形態1に係る制御装置1000Aにおいて用いられるデータの第2の構成例を示す図である。
図10に示すデータ1031´は、方向と振動条件とを関連付けるデータである。
図10に示すデータ1031´は、方向と振動可能領域における複数の位置との組み合わせを含む。
方向は、既に説明したデータ1031の方向と同様に、制御装置1000Aにおいて扱われる案内方向を含む方向である。
当該方向は、例えば、予め定められた方向(例えば、ユーザの進行方向)を基準(0度)にした角度で示されるデータである。または、当該方向は、例えば、3次元座標の原点を基準とした座標値で示されるデータであってもよい。または、当該方向は、例えば、東西南北などの方位で示されるデータであってもよい。
振動可能領域における複数の位置群は、制御装置1000Aによる指令に従って振動することが可能な複数の位置からなる位置群に相当する。複数の位置群は、それぞれの位置群に対し、振動させる順に数字が付されており、例えば、位置群n(n=1,2,3,・・・、(nは、1から振動させる位置群の数と同じ値までの値))との形態で表現されている。
位置群を構成する複数の位置は、制御装置1000Aによる指令に従って振動することが可能な位置に相当する。図10に示す複数の位置は、それぞれの位置に対し、振動させる順に数字が付されており、例えば、位置m(m=1,2,3,・・・、(mは、1から振動させる位置の数と同じ値までの値))との形態で表現されている。
当該位置mごとのデータは、例えば、振動可能領域を平面的に示す場合は2次元座標の座標値(x,y)で示されるデータである。または、位置ごとのデータは、例えば、振動可能領域を立体的に示す場合は3次元座標の座標値(x,y,z)で示されるデータである。または、位置ごとのデータは、例えば、振動可能領域に多数の振動素子が配置されている場合は振動素子ごとを識別する識別番号等で示されるデータであってもよい。
すなわち、予め記憶された振動条件は、方向と振動可能領域において線状に連なる複数の位置からなる位置群との組み合わせを含む。
また、生体装着用デバイス10が生体に装着された場合において生体装着用デバイス10の振動可能領域が生体部位の表面を覆うように立体的に形成されている場合、予め記憶された振動条件は、案内方向と振動可能領域において環状に連なる複数の位置からなる位置群との組み合わせを含む。
なお、振動条件は、後述するデータ1031Dに含まれる振動条件のように、リズム、および、強度を含むように構成してもよい。
このような振動条件を用いて制御することにより、制御装置1000Aは、振動のリズム、および、振動の強度を、制御することができる。
また、さらに、振動条件は、振動のリズムの変化度合い、および、振動の強度の変化度合いを含むように構成してもよい。
このような振動条件を用いて制御することにより、制御装置1000Aは、例えば、案内方向に向かうにしたがって振動のリズムが速くなるように制御することができ、また、例えば、案内方向に向かうにしたがって振動の強度が強くなるように制御することができる。
振動制御部1040は、振動条件取得部1020により選出された振動条件にしたがって、振動可能領域における複数の位置群を当該位置群ごとに順に振動させる。
このような制御を行う制御装置1000Aは、生体装着用デバイス10を用いてユーザに対し線状の振動位置の変化により進行すべき方向を感じさせることができる。
振動制御部1040は、振動条件取得部1020により選出された振動条件にしたがって、振動可能領域において振動する位置群を時間経過に従って案内方向へ向けて移動させるように制御するとともに、当該振動する位置群を移動させるにしたがって振動の強さまたは移動速度を変化させるように制御する。
このような制御を行う制御装置1000Aは、生体装着用デバイス10を用いてユーザに対し振動の強さまたは移動速度の変化により進行すべき方向を感じさせることができる。
振動制御部1040は、振動条件取得部1020により選出された振動条件にしたがって、振動可能領域における複数の位置群を当該位置群ごとに順に振動させる。
このような制御を行う制御装置1000Aは、生体装着用デバイス10を用いてユーザに対し生体の部位に線状の振動位置の変化により進行すべき方向を感じさせることを可能にする。
振動制御部1040は、振動条件取得部1020により選出された振動条件にしたがって、振動可能領域において振動する位置群を時間経過に従って案内方向へ向けて移動させるように制御するとともに、当該振動する位置群を移動させるにしたがって振動の強さまたは移動速度を変化させるように制御する。
このような制御を行う制御装置1000Aは、生体装着用デバイス10を用いてユーザに対し振動の強さまたは移動速度の変化により生体の部位を包み込むような触感を与えることにより進行すべき方向を感じさせることを可能にする、
制御装置1000Aの別の形態における振動制御処理の例を説明する。
図11は、図10に示すデータを用いる場合の制御装置1000Aの処理における振動制御処理の一例を示すフローチャートである。
制御装置1000Aにおける振動制御部1040は、振動制御処理を開始すると、まず、振動条件受付処理(ステップST1310)を実行する。
振動条件受付処理において、振動制御部1040は、振動条件取得部1020により出力された振動条件情報を受け付ける。振動制御部1040は、振動条件情報に示される振動条件を受け付ける。
次いで、振動制御部1040は、位置群番号初期化処理を実行する。
位置群番号初期化処理において、振動制御部1040は、振動条件に含まれる複数の位置群の中から選択しようとする位置群の識別番号n(以下、「位置群n」と記載する。)を初期値である“1”に設定する(ステップST1321 「位置群n=1」 )。
次いで、振動制御部1040は、位置番号初期化処理を実行する。
位置番号初期化処理において、振動制御部1040は、位置群nに含まれる複数の位置の中から選択する位置の識別番号m(以下、「位置m」と記載する。)を“1”に設定する(ステップST1322 「位置m=1」 )。
次いで、振動制御部1040は、「位置mn」に対する振動指令(ステップST1331)を実行する。
次いで、振動制御部1040は、選択位置番号「m」をインクリメントする(ステップST1341 「位置m=m+1」)。
次いで、振動制御部1040は、「位置m」が存在するかを判定する(ステップST1351)
次いで、振動制御部1040は、「位置m」が存在する場合(ステップST1351“YES”)、ステップST1331の処理へ移行する。
次いで、振動制御部1040は、「位置m」が存在しない場合(ステップST1351“NO”)、次いで、選択位置群番号である「n」をインクリメントする(ステップST1352 「位置群n=n+1」)
次いで、振動制御部1040は、「位置群n」が有るかを判定する(ステップST1353)
振動制御部1040は、「位置群n」が有ると判定した場合(ステップST1353“YES”)、次いで、ステップST1322の処理へ移行する。
振動制御部1040は、「位置群n」が無いと判定した場合(ステップST1353“NO”)、次いで、処理を終了するかを判定する(ステップST1360)。
振動制御部1040は、処理を終了しないと判定した場合(ステップST1360“NO”)、ステップST1310の処理へ移行し、ステップST1310の処理以降の処理を繰り返す。
振動制御部1040は、処理を終了すると判定した場合(ステップST1360“YES”)、図11に示す一連の処理を終了する。
制御装置1000Aによる制御のイメージを説明する。
図12A、図12B、および、図12Cは、制御装置1000Aによる制御イメージの第1の例を説明するための図である。
案内方向が現在位置から直進する前方方向である場合、制御装置1000Aは、まず、図12Aに示すように両足のかかとに相当する位置の振動素子2100を振動させ、次に、図12Bに示すように両足の中程の位置の振動素子2100を振動させ、次に、図12Cに示すように両足の案内方向に最も近い親指の位置の振動素子2100を振動させる。
このように制御することにより、制御装置1000Aは、ユーザに対し、各図に示す矢印のように案内方向へ移動するような振動を感じさせることができる。
この際に、制御装置1000Aは、振動強度を、弱レベルの強さ、中レベルの強さ、強レベルの強さの順に変化させるようなデータを用いて制御してもよい。これにより、さらに、ユーザに対し案内方向への移動を促すような刺激を与えることができる。
なお、説明においては、3段階でそれぞれ複数の振動素子2100を同時に振動させるように説明したが、これに限らず、例えば図12Bの段階を複数の段階に分けて順に振動させるようにしてもよい。
図13A、図13B、および、図13Cは、制御装置1000Aによる制御イメージの第2の例を説明するための図である。
案内方向が現在位置から左斜め前方へ向かう方向である場合、制御装置1000Aは、まず、図13Aに示すように右かかとに相当する位置の振動素子を振動させ、次に、図13Bに示すように右の中程から右のつま先の位置、および、左のかかとから左の中程の位置に存在する7つの振動素子2100を振動させ、次に、図13Cに示すように左のつま先から左の中程の位置に存在する3つの振動素子2100を振動させる。
このように制御することにより、制御装置1000Aは、ユーザに対し、各図に示す矢印のように案内方向へ移動するような振動を感じさせることができる。
なお、説明においては、3段階でそれぞれ複数の振動素子2100を同時に振動させるように説明したが、これに限らず、例えば図13Bの段階を複数の段階に分けて順に振動させるようにしてもよい。
図14A、図14B、および、図14Cは、制御装置1000Aによる制御イメージの第3の例を説明するための図である。
図15A、図15B、および、図15Cは、制御装置1000Aによる制御イメージの第4の例を説明するための図である。
生体装着用デバイス10の振動可能領域は、生体装着用デバイス10が生体に装着された状態において生体部位の表面を覆うように立体的に形成されている。図14A、図14B、図14C、図15A、図15B、および、図15Cは、例えば靴または靴下で覆われるような足部の範囲を振動可能領域にした場合を示している。なお、図15A、図15B、および、図15Cにおいては、説明を容易にするため、振動させる位置に相当する点以外の点を省略している。
案内方向が現在位置から直進する前方方向である場合、制御装置1000Aは、まず、図14Aに示すように、かかと、くるぶし、および、足首の前方に相当する位置に環状に連なる振動素子2100を振動させ、次に、図14Bに示すように、足の裏の中央部、足の両側面部、および、足の甲の中央部に相当する位置に環状に連なる振動素子2100を振動させ、次に、図14Cに示すように、足の指の付け根に相当する位置に環状に連なる振動素子2100を振動させる。
案内方向が現在位置から左方向へ曲がる方向である場合、制御装置1000Aは、まず、図15Aに示すように、足部の振動可能領域のうち右足部の右側面に相当する振動可能領域において環状に連なる振動素子2100を振動させる。次に、制御装置1000Aは、図15Bに示すように、足部の振動可能領域のうち両足部の内側面(右足部の左側面および左足部の右側面)に相当する振動可能領域において環状に連なる振動素子2100を振動させる。次に、制御装置1000Aは、図15Cに示すように、足部の振動可能領域のうち左足部の左側面に相当する振動可能領域において環状に連なる振動素子2100を振動させる。
このように制御することにより、制御装置1000Aは、ユーザに対し、各図に示す矢印のように案内方向へ移動するような振動を感じさせることができる。
この際に、制御装置1000Aは、振動強度を、弱レベルの強さ、中レベルの強さ、強レベルの強さの順に変化させるようなデータを用いて制御してもよい。これにより、さらに、ユーザに対し案内方向への移動を促すような刺激を与えることができる。
なお、説明においては、3段階でそれぞれ複数の振動素子2100を同時に振動させるように説明したが、これに限らず、例えば図14B、または、図15Bの段階を複数の段階に分けて順に振動させるようにしてもよい。
上述した制御装置により、ユーザに対し振動が移動するような刺激によって案内方向を提示することができる。また、さらに、例えば、振動の移動速度と振動の強さとが変化するような刺激によって案内方向を提示することが可能になる。また、上述した制御装置により振動を発生させる構成は、突起形状を感じさせる構造に比べて小型化、軽量化が可能になる。
このように、ユーザに対して経路を案内する生体装着用デバイスを利用する際の従来の障壁を削減することができる。
そして、例えば、認知機能が低下しているユーザ、脚力が弱いユーザ、道に迷いやすいユーザ、地図を読むのが苦手なユーザ、および、視聴覚障碍者といったユーザなど、できるだけ多くのユーザに対して利用可能にすることができる。
本開示の制御装置は、例えば、以下のように構成されたものである。

振動可能領域を有する生体装着用デバイス、を制御する制御装置であって、
ユーザの現在位置を基準にした案内方向を取得する案内方向取得部と、
方向と前記振動可能領域における複数の位置との組み合わせを含み予め記憶された振動条件の中から、前記案内方向取得部により取得された案内方向に応じた前記振動条件を選出する、振動条件取得部と、
前記振動条件取得部により選出された前記振動条件にしたがって、前記振動可能領域における異なる位置を当該位置ごとに順に振動させる振動制御部と、
を備えた、制御装置。

これにより、本開示は、ユーザに対して経路を案内する生体装着用デバイスを利用する際の従来の障壁を削減してできるだけ多くの人に利用可能にする、生体装着用デバイスの制御装置を提供することができる、という効果を奏する。
本開示の制御方法は、例えば、以下のように構成された方法である。

振動可能領域を有する生体装着用デバイス、を制御する制御装置による制御方法であって、
前記制御装置の案内方向取得部が、ユーザの現在位置を基準にした案内方向を取得し、
前記制御装置の振動条件取得部が、方向と前記振動可能領域における複数の位置との組み合わせを含み予め記憶された振動条件の中から、前記案内方向取得部により取得された案内方向に応じた振動条件を選出し、
前記制御装置の振動制御部が、前記振動条件取得部により選出された振動条件にしたがって、前記振動可能領域における異なる位置を当該位置ごとに順に振動させる、
ことを特徴とする制御方法。

これにより、本開示は、ユーザに対して経路を案内する生体装着用デバイスを利用する際の従来の障壁を削減してできるだけ多くの人に利用可能にする、生体装着用デバイスの制御方法を提供することができる、という効果を奏する。
本開示の生体装着用デバイスは、例えば、以下のように構成されたものである。

生体装着用デバイスの振動可能領域を構成し、当該振動可能領域における位置ごとに振動制御可能な振動可能領域部と、
ユーザの現在位置を基準にした案内方向を取得する方向取得部と、
案内方向と前記振動可能領域における複数の位置との組み合わせを含み予め記憶された振動条件の中から、前記方向取得部により取得された案内方向に応じた振動条件を選出する、振動条件取得部と、
前記振動条件取得部により選出された振動条件にしたがって、前記振動可能領域における異なる位置を当該位置ごとに順に振動させる振動制御部と、
を備えた生体装着用デバイス。

これにより、本開示は、ユーザに対して経路を案内する生体装着用デバイスを利用する際の従来の障壁を削減してできるだけ多くの人に利用可能にする、生体装着用デバイスを提供することができる、という効果を奏する。
本開示の生体装着用デバイスは、さらに、例えば、以下のように構成されたものである。

前記生体装着用デバイスは、
靴、靴の中敷き、靴下、衣服、手袋、または、帽子、に一体に組み付けられていることを特徴とする、生体装着用デバイス。
前記生体装着用デバイスは、
生体における腕、手首、足首、首、頭、または、耳、に装着するための小物に組み付けられて構成されていること、を特徴とする、生体装着用デバイス。

これにより、本開示は、生体に身に着けるための物と一体化された、生体装着用デバイスを提供することができる、という効果を奏する。
本開示の制御装置は、さらに、例えば、以下のように構成されたものである。

前記振動制御部は、前記振動条件取得部により選出された前記振動条件にしたがって、前記振動可能領域において振動する位置を時間経過に従って案内方向へ向けて移動させるように制御するとともに、当該振動する位置を移動させるにしたがって振動の強さまたは移動速度を変化させるように制御する、
ことを特徴とする制御装置。

これにより、本開示は、生体装着用デバイスを用いてユーザに対し振動の強さまたは移動速度の変化により進行すべき方向を感じさせることを可能にする、生体装着用デバイスの制御装置を提供することができる、という効果を奏する。
さらに、本開示は、上記構成を上記制御方法または上記生体装着用デバイスに適用することにより、上記効果と同様の効果を奏する。
本開示の制御装置は、さらに、例えば、以下のように構成されたものである。

前記予め記憶された振動条件は、案内方向と前記振動可能領域において線状に連なる複数の位置からなる位置群との組み合わせを含み、
前記振動制御部は、前記振動条件取得部により選出された前記振動条件にしたがって、前記振動可能領域における複数の位置群を当該位置群ごとに順に振動させる、
ことを特徴とする制御装置。

これにより、本開示は、生体装着用デバイスを用いてユーザに対し線状の振動位置の変化により進行すべき方向を感じさせることを可能にする、生体装着用デバイスの制御装置を提供することができる、という効果を奏する。
さらに、本開示は、上記構成を上記制御方法または上記生体装着用デバイスに適用することにより、上記効果と同様の効果を奏する。
本開示の制御装置は、さらに、例えば、以下のように構成されたものである。

前記振動制御部は、前記振動条件取得部により選出された前記振動条件にしたがって、前記振動可能領域において振動する前記位置群を時間経過に従って案内方向へ向けて移動させるように制御するとともに、当該振動する位置群を移動させるにしたがって振動の強さまたは移動速度を変化させるように制御する、
ことを特徴とする制御装置。

これにより、本開示は、生体装着用デバイスを用いてユーザに対し振動の強さまたは移動速度の変化により進行すべき方向を感じさせることを可能にする、生体装着用デバイスの制御装置を提供することができる、という効果を奏する。
さらに、本開示は、上記構成を上記制御方法または上記生体装着用デバイスに適用することにより、上記効果と同様の効果を奏する。
本開示の制御装置は、さらに、例えば、以下のように構成されたものである。

前記生体装着用デバイスの振動可能領域は、前記生体装着用デバイスが生体に装着された状態において生体部位の表面を覆うように立体的に形成されており、
前記予め記憶された振動条件は、案内方向と前記振動可能領域において環状に連なる複数の位置からなる位置群との組み合わせを含み、
前記振動制御部は、前記振動条件取得部により選出された前記振動条件にしたがって、前記振動可能領域における複数の位置群を当該位置群ごとに順に振動させる、
ことを特徴とする制御装置。

これにより、本開示は、生体装着用デバイスを用いてユーザに対し生体の部位を包み込むような振動位置の変化により進行すべき方向を感じさせることを可能にする、生体装着用デバイスの制御装置を提供することができる、という効果を奏する。
さらに、本開示は、上記構成を上記制御方法または上記生体装着用デバイスに適用することにより、上記効果と同様の効果を奏する。
本開示の制御装置は、さらに、例えば、以下のように構成されたものである。

前記振動制御部は、前記振動条件取得部により選出された前記振動条件にしたがって、前記振動可能領域において振動する前記位置群を時間経過に従って案内方向へ向けて移動させるように制御するとともに、当該振動する位置群を移動させるにしたがって振動の強さまたは移動速度を変化させるように制御する、
ことを特徴とする制御装置。

これにより、本開示は、生体装着用デバイスを用いてユーザに対し振動の強さまたは移動速度の変化により生体の部位を包み込むような触感を与えることにより進行すべき方向を感じさせることを可能にする、生体装着用デバイスの制御装置を提供することができる、という効果を奏する。
さらに、本開示は、上記構成を上記制御方法または上記生体装着用デバイスに適用することにより、上記効果と同様の効果を奏する。
本開示の制御装置は、さらに、例えば、以下のように構成されたものである。

前記生体装着用デバイスは、
当該生体装着用デバイスが生体に装着された場合において、当該生体装着用デバイスの振動可能領域が生体の足部に接するように形成されているデバイス、
当該生体装着用デバイスが生体に装着された場合において、当該生体装着用デバイスの振動可能領域が生体の脚部に接するように形成されているデバイス、
当該生体装着用デバイスが生体に装着された場合において、当該生体装着用デバイスの振動可能領域が生体の腹部に接するように形成されているデバイス、
当該生体装着用デバイスが生体に装着された場合において、当該生体装着用デバイスの振動可能領域が生体の胸部に接するように形成されているデバイス、
当該生体装着用デバイスが生体に装着された場合において、当該生体装着用デバイスの振動可能領域が生体の手部に接するように形成されているデバイス、
当該生体装着用デバイスが生体に装着された場合において、当該生体装着用デバイスの振動可能領域が生体の腕部に接するように形成されているデバイス、
または、
当該生体装着用デバイスが生体に装着された場合において、当該生体装着用デバイスの振動可能領域が生体の頭部に接するように形成されているデバイス、
であることを特徴とする制御装置。

これにより、本開示は、生体装着用デバイスが生体に装着された場合において、生体装着用デバイスを用いて生体に振動を与えることを容易にすることができる、という効果を奏する。
さらに、本開示は、上記構成を上記制御方法または上記生体装着用デバイスに適用することにより、上記効果と同様の効果を奏する。
実施の形態2.
実施の形態2は、ユーザが進行方向を誤っていることを警告する形態を説明する。
実施の形態2においては、実施の形態2に係る構成のうち既に説明した構成と同様の構成については、重複する説明を適宜省略する。
実施の形態2に係る制御装置1000Bおよび当該制御装置1000Bを含む生体装着用デバイス10の構成の一例を説明する。
生体装着用デバイス10、および、生体装着用デバイス10における振動可能領域は、既に説明した振動可能領域と同様である。
生体装着用デバイス10、および、生体装着用デバイス10における振動可能領域について、ここでの詳細な説明を省略する。
制御装置1000Bにおける内部構成の例を説明する。
図16は、本開示の実施の形態2に係る制御装置1000Bの構成の一例を示す図である。
制御装置1000Bは、案内方向とユーザの進行方向とを比較し、ユーザの進行方向が誤っていると判定した場合に警告を行う。
図16に示す制御装置1000Bは、案内方向取得部1010B、振動条件取得部1020、振動条件記憶部1030、振動制御部1040B、進行方向取得部1050、正誤判断部1060、および、警告部1070、を含み構成されている。
案内方向取得部1010Bは、既に説明した案内方向取得部1010と同様に、ユーザの現在位置を基準にした案内方向を取得する。
案内方向取得部1010Bは、例えば、ユーザ端末のアプリケーションにおいてユーザの現在位置および目的地といった情報から既存の技術を用いて生成された案内方向を取得する。
または、案内方向取得部1010Bは、例えば、ユーザの現在位置および目的地といった情報を取得して案内方向を生成して取得する。
案内方向取得部1010Bは、振動条件取得部1020へ出力するとともに、正誤判断部1060へ出力する。
振動条件取得部1020は、既に説明した振動条件取得部1020と同様であり、ここでの詳細な説明を省略する。
振動条件記憶部1030は、既に説明した振動条件記憶部1030と同様であり、ここでの詳細な説明を省略する。
振動制御部1040Bは、生体装着用デバイス10の振動可能領域における異なる位置ごとに振動を制御する。
振動制御部1040Bは、振動条件取得部1020により選出された振動条件にしたがって、生体装着用デバイス10の振動可能領域における異なる位置を当該位置ごとに順に振動させる。
また、振動制御部1040Bは、振動条件取得部1020により選出された振動条件にしたがって、振動可能領域において振動する位置を時間経過に従って案内方向へ向けて移動させるように制御するとともに、当該振動する位置を移動させるにしたがって振動の強さまたは移動速度を変化させるように制御する。
このような制御は、生体装着用デバイス10を用いてユーザに対し振動の強さまたは移動速度の変化により進行すべき方向を感じさせることを可能にする。
振動制御部1040Bは、振動条件取得部1020により選出された振動条件にしたがって、振動可能領域における複数の位置群を当該位置群ごとに順に振動させる。
振動制御部1040Bは、振動条件取得部1020により選出された振動条件にしたがって、振動可能領域において振動する位置群を時間経過に従って案内方向へ向けて移動させるように制御するとともに、当該振動する位置群を移動させるにしたがって振動の強さまたは移動速度を変化させるように制御する。
なお、具体的に振動させる技術は、既に知られている技術の中から適宜適用することができるため、ここでのさらに詳細な説明は省略する。
また、振動制御部1040Bは、さらに、警告部1070により出力された警告指令に従って、振動可能領域においてユーザに対する警告を示す振動を発生させる。具体的には、振動制御部1040Bは、例えば、警告部1070により出力された警告指令を受けると、警告指令に応じた振動条件を取得し、取得した振動条件にしたがって振動可能領域を振動させる。振動制御部1040Bは、例えば、振動可能領域における全ての位置を振動させる。
進行方向取得部1050は、ユーザの進行方向を取得する。
進行方向取得部1050は、例えば、ユーザ端末において既存の技術を用いて生成された進行方向を取得する。
または、進行方向取得部1050は、例えば、ユーザの現在位置を周期的に取得し、ユーザの現在位置の変化に基づいて進行方向を取得する。
正誤判断部1060は、ユーザの進行方向の正誤を判定する。
具体的には、正誤判断部1060は、案内方向およびユーザの進行方向を取得し、案内方向およびユーザの進行方向を用いてユーザの進行方向の正誤を判定する。
さらに、具体的には、正誤判断部1060は、案内方向取得部1010Bから案内方向を取得し、進行方向取得部1050から進行方向を取得し、案内方向と進行方向とを比較してユーザの進行方向の正誤を判定する。
正誤判断部1060は、判定結果を警告部1070または図示しない制御部へ出力する。正誤判断部1060は、進行方向が誤った方向であると判定した場合、進行方向が誤った方向であることを示す判定結果を警告部1070へ出力する。正誤判断部1060は、進行方向が誤った方向ではないと判定した場合(すなわち、ユーザの進行方向が正しいと判定された場合)、進行方向が正しいことを示す判定結果を図示しない制御部へ出力する。
警告部1070は、正誤判断部1060による判定結果に基づいてユーザに対して警告を行う。
警告部1070は、正誤判断部1060から判定結果を取得し、判定結果に応じて、ユーザの進行方向が誤りである旨の判定結果である場合、ユーザに対して警告を行う。
警告部1070は、例えば、ユーザの進行方向が誤りであることを示す警告指令を振動制御部1040へ送り、振動制御部1040を介して振動可能領域全体を振動させることで警告する(後述する図18を参照)。
または、警告部1070は、例えば、図示しない音出力装置を介して警告音を出力させるように構成してもよい。
または、警告部1070は、例えば、図示しない光出力装置を介して警告光を出力させるように構成してもよい。
警告部1070により、生体装着用デバイス10を用いてユーザの進行方向に誤りがある場合に当該ユーザに対し警報を発することが可能になる。
なお、警告部1070は、上記に加え、正誤判断部1060から判定結果を取得し、判定結果に応じて、ユーザの進行方向が誤りではない旨の判定結果である場合、ユーザに対して進行方向が正しいことを示すような振動を与えるような指令を出力するように構成されていてもよい。
実施の形態2に係る制御装置1000Bの処理について説明する。
図17は、本開示の実施の形態2に係る制御装置1000Bの処理の一例を示すフローチャートである。
制御装置1000Bは、図17に示す処理を開始すると、まず、案内方向取得処理(ステップST2110)を実行する。
案内方向取得処理において、制御装置1000Bの案内方向取得部1010Bは、ユーザの現在位置を基準にした案内方向を取得する。
制御装置1000Bの案内方向取得部1010Bは、例えば、ユーザ端末のアプリケーションにおいてユーザの現在位置および目的地といった情報から既存の技術を用いて生成された案内方向を取得する。
または、案内方向取得部1010Bは、例えば、ユーザの現在位置および目的地といった情報を取得して案内方向を生成して取得する。
案内方向取得部1010Bは、振動条件取得部1020へ出力するとともに、正誤判断部1060へ出力する。
次いで、制御装置1000Bは、進行方向取得処理(ステップST2120)を実行する。
進行方向取得処理において、制御装置1000Bの振動条件取得部1020は、振動条件記憶部1030を参照して、案内方向取得部1010Bにより取得された案内方向に応じた振動条件を取得する。
具体的には、振動条件取得部1020は、方向と振動可能領域における複数の位置との組み合わせを含み予め記憶された振動条件の中から、案内方向取得部1010Bにより取得された案内方向に応じた振動条件を選出する。
次いで、制御装置1000Bは、正誤判定処理を実行する。
正誤判定処理において、制御装置1000Bの正誤判断部1060は、進行方向が誤った方向であるかを判定する(ステップST2130)。
正誤判断部1060は、判定結果を警告部1070または図示しない制御部へ出力する。正誤判断部1060は、進行方向が誤った方向であると判定した場合、進行方向が誤った方向であることを示す判定結果を警告部1070および図示しない制御部へ出力する。正誤判断部1060は、進行方向が誤った方向ではないと判定した場合(すなわち、ユーザの進行方向が正しいと判定された場合)、進行方向が正しいことを示す判定結果を図示しない制御部へ出力する。
正誤判断部1060が、進行方向が誤った方向であると判定した場合(ステップST2130“YES”)、制御装置1000Bは、警告処理(ステップST2140)を実行する。
警告処理において、制御装置1000Bの警告部1070は、正誤判断部1060により出力された判定結果を取得し、判定結果が、進行方向が誤った方向であることを示す場合、ユーザに対する警告を行う。
具体的には、警告部1070は、例えば、ユーザの進行方向が誤りであることを示す警告指令を振動制御部1040へ送り、振動制御部1040を介して振動可能領域全体を振動させることで警告する(後述する図18を参照)。振動制御部1040Bは、例えば、警告部1070により出力された警告指令を受けると、警告指令に応じた振動条件を取得し、取得した振動条件にしたがって振動可能領域を振動させる。振動制御部1040Bは、例えば、振動可能領域における全ての位置を振動させる。これにより、ユーザに対して進行方向が誤っていることを知らせることができる。
図18は、本開示の実施の形態2に係る制御装置1000Bにより警告が発せられた場合の生体装着用デバイス10の状態の例を示す図である。
警告部1070は、例えば、振動制御部1040Bを介して、図18に示すように、振動可能領域部2000における振動可能領域全体を振動させることで警告を行う。
制御装置1000Bは、進行方向が誤った方向でないと判定した場合(ステップST2130“NO”)、または、警告処理を実行すると、次いで、終了判定処理を実行する(ステップST2150)。
制御装置1000Bは、正誤判断部1060により出力された、進行方向が正しいことを示す判定結果に基づいて、図17に示す処理を終了すると判定する。
制御装置1000Bは、例えば、外部のユーザ端末(ユーザ端末において動作しているアプリケーション)から案内を終了する指令を受けていない場合、図17に示す処理を終了しないと判定する。または、制御装置1000Bは、例えば、振動可能領域に対する振動制御を開始してからの経過時間が、予め設定されて記憶されている案内継続時間に到達したかを判定し、経過時間が案内継続時間に到達していないと判定した場合、図17に示す処理を終了しないと判定する。これにより、制御装置1000Bは、進行方向が正しい場合にもユーザに対して案内方向を示す振動を繰り返し継続して与えるようにする。
また、制御装置1000Bは、例えば、正誤判断部1060により出力された、進行方向が誤っていることを示す判定結果に基づいて、図17に示す処理を終了しないと判定する。これにより、制御装置1000Bは、ユーザに対して進行方向が誤った方向である警告を示す振動を与えた後に、再度、案内方向を示す振動を与えるようにする。
また、制御装置1000Bは、例えば外部のユーザ端末(ユーザ端末において動作しているアプリケーション)から案内を終了する指令(終了指令)を受けた場合、または、外部のユーザ端末(ユーザ端末において動作しているアプリケーション)から案内を停止する指令(停止指令)を受けた場合、終了すると判定する。
具体的には、制御装置1000Bの図示しない制御部が上記のように処理を終了するかを判定する。または、制御装置1000Bにおける図示しない処理終了判定部が、上記のように処理を終了するかを判定する処理を実行するように構成してもよい。
制御装置1000Bは、終了しないと判定した場合(ステップST2150“NO”)、ステップST2110へ移行し、案内方向取得処理(ステップST2110)からの処理を繰り返す。
制御装置1000Bは、終了すると判定した場合(ステップST2150“YES”)、図17に示す処理を終了する。
これにより、生体装着用デバイスを用いてユーザの進行方向に誤りがある場合に当該ユーザに対し警報を発することを可能にする。
本開示の制御装置は、さらに、例えば、以下のように構成されたものである。

前記案内方向および前記ユーザの進行方向を取得し、前記案内方向および前記ユーザの進行方向を用いて前記ユーザの進行方向の正誤を判定する正誤判断部と、
前記正誤判断部による判定結果に基づいて前記ユーザに対して警告を行う警告部と、
を備えた、制御装置。

これにより、本開示は、生体装着用デバイスを用いてユーザの進行方向に誤りがある場合に当該ユーザに対し警報を発することを可能にする、生体装着用デバイスの制御装置を提供することができる、という効果を奏する。
さらに、本開示は、上記構成を上記制御方法または上記生体装着用デバイスに適用することにより、上記効果と同様の効果を奏する。
実施の形態3.
実施の形態3は、ユーザが進行方向を誤り難くすることができる形態を説明する。
実施の形態3においては、実施の形態3に係る構成のうち既に説明した構成と同様の構成については、重複する説明を適宜省略する。
実施の形態3に係る制御装置1000Cおよび当該制御装置1000Cを含む生体装着用デバイス10の構成の一例を説明する。
生体装着用デバイス10、および、生体装着用デバイス10における振動可能領域は、既に説明した振動可能領域と同様である。
生体装着用デバイス10、および、生体装着用デバイス10における振動可能領域について、ここでの詳細な説明を省略する。
実施の形態3に係る制御装置1000Cの構成例を説明する。
図19は、本開示の実施の形態3に係る制御装置1000Cの構成の一例を示す図である。
制御装置1000Cは、案内方向を算出するために用いられた案内経路の形状が複雑な形状である場合、制御周期を調整する。
図19に示す制御装置1000Cは、案内方向取得部1010、振動条件取得部1020、振動条件記憶部1030、振動制御部1040、案内経路取得部1080、経路判断部1090、および、制御周期調整部1100、を含み構成されている。
案内方向取得部1010は、既に説明した案内方向取得部1010と同様の機能を有するように構成されている。
案内方向取得部1010については、ここでの詳細な説明を省略する。
振動条件取得部1020は、既に説明した振動条件取得部1020と同様の機能を有するように構成されている。
振動条件取得部1020については、ここでの詳細な説明を省略する。
振動条件記憶部1030は、既に説明した振動条件記憶部1030と同様の機能を有するように構成されている。
振動条件記憶部1030については、ここでの詳細な説明を省略する。
振動制御部1040は、既に説明した振動制御部1040と同様の機能を有するように構成されている。
振動制御部1040については、ここでの詳細な説明を省略する。
案内経路取得部1080は、案内経路を取得する。
具体的には、案内経路取得部1080は、案内方向取得部1010により取得された案内方向の生成に用いられた案内経路を取得する。案内経路取得部1080は、例えば、図示しない通信部などを介して、ユーザ端末から案内経路を取得する。
経路判断部1090は、案内方向の生成に用いられた案内経路を用いて、当該案内経路が複雑な経路であるかを判定する。
経路判断部1090は、例えば、予め記憶された複雑な形状を有する経路の条件を参照して、案内経路の形状が当該条件を満たす場合に複雑な経路であると判定する。
制御周期調整部1100は、経路判断部1090により案内経路の形状が複雑な形状の経路であると判定された場合、制御周期を調整する。
制御周期調整部1100は、例えば、経路判断部1090により案内経路の形状が複雑な形状の経路であると判定された場合、予め記憶された時間だけ制御周期を短縮するように調整する。
当該短縮時間は、上記経路の条件に応じて異なる時間であってもよい。
実施の形態3に係る制御装置1000Cの処理例について説明する。
図20は、本開示の実施の形態3に係る制御装置1000Cの処理の一例を示すフローチャートである。
制御装置1000Cは、図20に示す処理を開始すると、まず、案内経路取得処理(ステップST3110)を実行する。
案内経路取得処理において、制御装置1000Cの案内経路取得部1080は、案内経路を取得する。
具体的には、案内経路取得部1080は、案内方向取得部1010により取得された案内方向の生成に用いられた案内経路を取得する。案内経路取得部1080は、例えば、図示しない通信部などを介して、ユーザ端末から案内経路を取得する。案内経路取得部1080は、案内経路を経路判断部1090へ出力する。
制御装置1000Cは、案内経路形状判定処理を実行する。
案内経路形状判定処理において、制御装置1000Cの経路判断部1090は、案内経路の形状が条件を満たすかを判定する(ステップST3120)。具体的には、経路判断部1090は、案内経路取得部1080から案内経路を取得し、案内経路を用いて、当該案内経路が複雑な経路であるかを判定する。
経路判断部1090は、例えば、予め記憶された複雑な形状を有する経路の条件を参照して、案内経路の形状が当該条件を満たす場合に複雑な経路であると判定する。
経路判断部1090が案内経路の形状が条件を満たすと判定した場合(ステップST3120“YES”)、制御装置1000Cは、次いで、制御周期調整処理(ステップST3130)を実行する。
制御周期調整処理において、制御装置1000Cの制御周期調整部1100は、経路判断部1090により案内経路の形状が複雑な形状の経路であると判定された場合、制御周期を調整する。
制御周期調整部1100は、例えば、経路判断部1090により案内経路の形状が複雑な形状の経路であると判定された場合、予め記憶された時間だけ制御周期を短縮するように調整する。
経路判断部1090が案内経路の形状が条件を満たさないと判定した場合(ステップST3120“NO”)、または、制御周期調整処理が終了した場合、制御装置1000Cは、次いで、終了判定処理(ステップST3140)を実行する。終了判定処理は、上述した終了判定処理と同様の処理である。
具体的には、終了判定処理において、制御装置1000Cの図示しない制御部または図示しない処理終了判定部が、図20に示す処理を終了するかを判定する。
制御装置1000Cは、終了しないと判定した場合(ステップST3140“NO”)、ステップST3110の処理へ移行し、ステップST3110の処理から繰り返す。
制御装置1000Cは、終了すると判定した場合(ステップST3140“YES”)、図20に示す処理を終了する。
これにより、案内経路の形状が複雑である場合にユーザの進行方向に誤りを生じさせないようにすることができる。
なお、実施の形態3の構成は、実施の形態2の構成に適用することもでき、上記同様に、案内経路の形状が複雑である場合にユーザの進行方向に誤りを生じさせないようにすることができる。
本開示の制御装置は、さらに、例えば、以下のように構成されたものである。

前記案内方向の生成に用いられた案内経路を用いて、当該案内経路が複雑な経路であるかを判定する、経路判断部と、
前記経路判断部により前記案内経路の形状が予め記憶された複雑な形状の条件を満たすと判定された場合、制御周期を調整する、制御周期調整部と、
を備えた、制御装置。

これにより、本開示は、案内経路の形状が複雑である場合にユーザの進行方向に誤りを生じさせないようにすることを可能にする、生体装着用デバイスの制御装置を提供することができる、という効果を奏する。
さらに、本開示は、上記構成を上記制御方法または上記生体装着用デバイスに適用することにより、上記効果と同様の効果を奏する。
実施の形態4.
実施の形態4は、ユーザの状態に応じて振動状態を変化させる形態を説明する。
実施の形態4においては、実施の形態4に係る構成のうち既に説明した構成と同様の構成については、重複する説明を適宜省略する。
実施の形態4に係る制御装置1000Dおよび当該制御装置1000Dを含む生体装着用デバイス10の構成の一例を説明する。
生体装着用デバイス10、および、生体装着用デバイス10における振動可能領域は、既に説明した振動可能領域と同様である。
生体装着用デバイス10、および、生体装着用デバイス10における振動可能領域について、ここでの詳細な説明を省略する。
制御装置1000Dにおける内部構成の例を説明する。
図21は、本開示の実施の形態4に係る制御装置1000Dの構成の一例を示す図である。
制御装置1000Dは、ユーザの状態に応じて振動状態を変化させるように制御する。
図21に示す制御装置1000Dは、案内方向取得部1010、振動条件取得部1020D、振動条件記憶部1030、および、振動制御部1040D、を含み構成されている。
また、図21に示す制御装置1000Dは、さらに、状態情報取得部1110、ユーザ状態判断部1120、振動条件調整部1130、および、調整条件記憶部1140、を含み構成されている。
案内方向取得部1010は、既に説明した案内方向取得部1010と同様に、ユーザの現在位置を基準にした案内方向を取得する。
案内方向取得部1010については、詳細な説明を省略する。
振動条件取得部1020Dは、既に説明した振動条件取得部1020と同様に、振動条件記憶部1030を参照して、案内方向取得部1010により取得された案内方向に応じた振動条件を取得する。
具体的には、振動条件取得部1020Dは、方向と振動可能領域における複数の位置との組み合わせを含み予め記憶された振動条件の中から、案内方向取得部1010により取得された案内方向に応じた振動条件を選出する。
振動条件取得部1020Dは、振動条件調整部1130へ振動条件を出力する。
振動条件記憶部1030は、振動条件を記憶する。
振動条件は、方向と振動可能領域における複数の位置との組み合わせを含むデータであり、振動条件記憶部1030に予め記憶されている。
なお、振動条件記憶部1030は、制御装置1000Dの外部に設けられるように構成されていてもよい。
図22は、本開示の実施の形態4に係る制御装置1000Dにおいて用いられるデータ1031Dの構成例を示す図である。
図22に示すデータ1031Dは、方向と振動可能領域における複数の位置との組み合わせを含む。
方向は、既に説明したデータ1031、1031´と同様に、制御装置1000Dにおいて扱われる案内方向を含む方向である。
当該方向は、例えば、予め定められた方向(例えば、ユーザの進行方向)を基準(0度)にした角度で示されるデータである。または、当該方向は、例えば、3次元座標の原点を基準とした座標値で示されるデータであってもよい。または、当該方向は、例えば、東西南北などの方位で示されるデータであってもよい。
振動可能領域における複数の位置群は、制御装置1000Dによる指令に従って振動することが可能な複数の位置からなる位置群に相当する。複数の位置群は、それぞれの位置群に対し、振動させる順に数字が付されており、例えば、位置群n(n=1,2,3,・・・、(nは、1から振動させる位置群の数と同じ値までの値))との形態で表現されている。
位置群を構成する複数の位置は、制御装置1000Dによる指令に従って振動することが可能な位置に相当する。図22に示す複数の位置は、それぞれの位置に対し、振動させる順に数字が付されており、例えば、位置m(m=1,2,3,・・・、(mは、1から振動させる位置の数と同じ値までの値))との形態で表現されている。
当該位置mごとのデータは、例えば、振動可能領域を平面的に示す場合は2次元座標の座標値(x,y)で示されるデータである。または、位置ごとのデータは、例えば、振動可能領域を立体的に示す場合は3次元座標の座標値(x,y,z)で示されるデータである。または、位置ごとのデータは、例えば、振動可能領域に多数の振動素子が配置されている場合は振動素子ごとを識別する識別番号等で示されるデータであってもよい。
また、図22に示すデータ1031Dには、振動条件に、リズム、および、強度が含まれている。
リズムは、振動位置が移動する間隔を示す。リズムは、例えば、周期、または、単位時間当たりの拍数(拍数/単位時間)、といった形態で表現されるデータである。または、リズムは、例えば、周期、または、単位時間当たりの拍数(拍数/単位時間)、の変化度合いであってもよい。
強度は、振動の強さを示す。または、強度は、振動の強さの変化度合いであってもよい。
上記リズムおよび強度のような振動条件を用いて制御することにより、制御装置1000Dは、振動のリズム、および、振動の強度を、制御することができる。
また、上記変化度合いのような振動条件を用いて制御することにより、制御装置1000Dは、例えば、案内方向に向かうにしたがって振動のリズムが速くなるように制御することができ、また、例えば、案内方向に向かうにしたがって振動の強度が強くなるように制御することができる。
振動制御部1040Dは、生体装着用デバイス10の振動可能領域における異なる位置ごとに振動を制御する。
振動制御部1040Dは、振動条件取得部1020により選出され振動条件調整部1130により調整された調整後の振動条件にしたがって、生体装着用デバイス10の振動可能領域における異なる位置を当該位置ごとに順に振動させる。
また、振動制御部1040Dは、振動条件取得部1020により選出された振動条件調整部1130により調整された調整後の振動条件にしたがって、振動可能領域において振動する位置を時間経過に従って案内方向へ向けて移動させるように制御するとともに、当該振動する位置を移動させるにしたがって振動の強さまたは移動速度を変化させるように制御する。
このような制御は、生体装着用デバイス10を用いてユーザに対し振動の強さまたは移動速度の変化により進行すべき方向を感じさせることを可能にする。
なお、具体的に振動させる技術は、既に知られている技術の中から適宜適用することができるため、ここでのさらに詳細な説明は省略する。
状態情報取得部1110は、ユーザの状態に係る状態情報を取得する。
ユーザの状態は、ユーザの生体に係る状態、および、ユーザの心理的な状態を含む。
状態情報に含まれるユーザの生体に係る状態は、例えば、ユーザのバイタル、ユーザの活動状況、である。
バイタルは、呼吸数、心拍数、血圧値、体温、体動、血糖値、といった形態で表される。
活動状況は、歩数、走行距離、睡眠状態、消費カロリー、などの形態で表される。活動状況は、心理的な状態を含んでもよい。
状態情報に含まれるユーザの心理的な状態は、例えば、行動目的、利用目的、である。行動目的または利用目的は、例えば、体力増進、ダイエット、体力維持、散歩、リハビリテーション、リラクゼーション、といった目的である。
状態情報取得部1110は、例えば、ユーザ端末のアプリケーションから図示しない通信部を介して、ユーザの状態情報を取得する。
ユーザ状態判断部1120は、ユーザの状態を判定する。
ユーザ状態判断部1120は、ユーザに係る状態情報を取得し、ユーザの状態を判定する。
ユーザ状態判断部1120は、ユーザの状態を示す判定結果を出力する。
判定結果は、ユーザの状態情報自体でもよいし、判定結果としての判定値でもよい。
振動条件調整部1130は、振動条件を調整する。
振動条件調整部1130は、ユーザ状態判断部1120による判定結果であるユーザの状態に応じて、振動条件を調整する。
振動条件調整部1130は、振動条件取得部1020により出力された振動条件を受け付ける。また、振動条件調整部1130は、ユーザ状態判断部1120により出力された判定結果を受け付け、判定結果を用いて、調整条件記憶部1140を参照し、判定結果に対応する調整条件を取得する。
振動条件調整部1130は、調整条件を用いて、振動条件を調整し、調整後の振動条件を振動制御部1040Dへ出力する。振動条件調整部1130は、振動条件のうちのリズムと強度とを調整する。
これにより、ユーザの状態に応じて振動のリズムと振動の強度とを変化させることができる。
調整条件記憶部1140は、振動条件を調整するための調整条件を記憶する。
調整条件記憶部1140は、状態情報と調整条件とを組み合わせて予め記憶している。
状態情報は、上述したユーザの状態に係る状態情報に対応する情報である。
調整条件は、調整対象にする振動条件の種類と当該振動条件に対する調整値との組み合わせを含む。
調整条件は、振動条件のうち特に振動のリズムと振動の強度とを調整する調整値を含む。調整値は、振動のリズムの変化度合いを調整する調整値であってもよい。
なお、調整条件記憶部1140は、制御装置1000Dの外部に設けられるように構成されていてもよい。
実施の形態4に係る制御装置1000Dの処理について説明する。
図23は、本開示の実施の形態4に係る制御装置1000Dの処理の一例を示すフローチャートである。
制御装置1000Dは、図23に示す処理を開始すると、まず、状態情報取得処理(ステップST4110)を実行する。
状態情報取得処理において、制御装置1000Dの状態情報取得部1110は、ユーザの状態に係る状態情報を取得する。状態情報取得部1110は、例えば、ユーザ端末のアプリケーションから図示しない通信部を介して、ユーザの状態情報を取得する。状態情報取得部1110は、状態情報をユーザ状態判断部1120へ出力する。
次いで、制御装置1000Dは、ユーザ状態判断処理(ステップST4120)を実行する。
ユーザ状態判断処理において、制御装置1000Dのユーザ状態判断部1120は、ユーザの状態を判定する。具体的には、ユーザ状態判断部1120は、ユーザに係る状態情報を取得し、ユーザの状態を判定する。ユーザ状態判断部1120は、ユーザの状態を示す判定結果を振動条件調整部1130へ出力する。
次いで、制御装置1000Dは、振動条件調整処理(ステップST4130)を実行する。
振動条件調整処理において、制御装置1000Dの振動条件調整部1130は、振動条件を調整する。
振動条件調整部1130は、ユーザ状態判断部1120による判定結果であるユーザの状態に応じて、振動条件を調整する。
振動条件調整部1130は、振動条件取得部1020により出力された振動条件を受け付ける。また、振動条件調整部1130は、ユーザ状態判断部1120により出力された判定結果を受け付け、判定結果を用いて、調整条件記憶部1140を参照し、判定結果に対応する調整条件を取得する。
振動条件調整部1130は、調整条件を用いて、振動条件を調整し、調整後の振動条件を振動制御部1040Dへ出力する。振動条件調整部1130は、振動条件のうちのリズムと強度とを調整する。
次いで、制御装置1000Dは、振動制御処理(ステップST4300)を実行する。
振動制御処理において、制御装置1000Dの振動制御部1040Dは、既に説明した生体装着用デバイス10の振動可能領域における異なる位置を当該位置ごとに順に振動させる制御に加え、ユーザの状態に応じて振動のリズムと振動の強度とのいずれかまたは両方を変化させるように制御する。具体的には、振動制御部1040Dは、振動条件調整部1130により出力された調整後の振動条件を取得する。振動制御部1040Dは、調整後の振動条件にしたがって、ユーザの状態に応じて振動のリズムと振動の強度とのいずれかまたは両方を変化させるように制御する。
次いで、制御装置1000Dは、終了判定処理(ステップST4400)を実行する。
終了判定処理は、上述した終了判定処理と同様の処理である。
具体的には、終了判定処理において、制御装置1000Dの図示しない制御部または図示しない処理終了判定部は、処理を終了するかを判定する。
図示しない制御部または図示しない処理終了判定部が、処理を終了しないと判定した場合(ステップST4400“NO”)、制御装置1000Dは、ステップST4110の処理に移行し、ステップST4110の処理以降の処理を繰り返す。
図示しない制御部または図示しない処理終了判定部が、処理を終了すると判定した場合(ステップST4400“YES”)、制御装置1000Dは、図23に示す処理を終了する。
状態判断処理および振動条件調整処理について説明する。
図24は、本開示の実施の形態4に係る制御装置1000Dの処理におけるユーザ状態判断処理および振動条件調整処理の一例を示すフローチャートである。
制御装置1000Dは、図24に示す処理(状態判断処理および振動条件調整処理)を開始すると、まず、目的有無判定処理を実行する。
目的有無判定処理において、制御装置1000Dの状態判断処理部は、状態情報に目的が含まれるかを確認して目的が有であるかを判定する(ステップST4121)。
状態判断処理部がユーザの目的が有であると判定した場合(ステップST4121“YES”)、制御装置1000Dは、第1の調整処理を実行する。
具体的には、制御装置1000Dの振動条件調整部1130は、目的に応じた調整値を用いて調整を実行する(ステップST4131)。
状態判断処理部がユーザの目的があると判定した場合(ステップST4121“YES”)、または、振動条件調整部1130が第1の調整処理を実行した後、次いで、制御装置1000Dは、良好状態判定処理を実行する。
具体的には、良好状態判定処理において、制御装置1000Dの状態判断処理部は、ユーザ状態が良好であるかを判定する(ステップST4122)。
状態判断処理部が、ユーザ状態が良好であると判定した場合(ステップST4122“YES”)、制御装置1000Dは、第2の調整処理(良好状態調整処理)を実行する。
第2の調整処理において、制御装置1000Dの振動条件調整部1130は、ユーザ状態が良好である場合の調整値を用いて振動条件を調整する(ステップST4132)。
状態判断処理部が、ユーザ状態が良好でないと判定した場合(ステップST4122“NO”)、制御装置1000Dは、悪化状態判定処理を実行する。
具体的には、悪化状態判定処理において、制御装置1000Dの状態判断処理部は、ユーザ状態が悪化したかを判定する(ステップST4123)。
状態判断処理部が、ユーザ状態が悪化したと判定した場合(ステップST4123“YES”)、第3の調整処理(非良好状態調整処理)を実行する。
具体的には、第3の調整処理において、制御装置1000Dの振動条件調整部1130は、ユーザ状態が良好でない場合の調整値を用いて振動条件を調整する(ステップST4133)。
次いで、制御装置1000Dは、ユーザ状態警告処理(ステップST4138)を実行する。
具体的には、ユーザ状態警告処理において、制御装置1000Dの振動条件調整部1130は、ユーザに対してユーザ状態が悪化していることを示す警告を行う。
振動条件調整部1130は、例えば、振動制御部1040Dを介して振動可能領域部2000の振動可能領域を振動させるようにしてもよいし、例えば音出力装置、光出力装置といった外部の出力装置を用いてユーザに対する警告を行うようにしてもよい。
状態判断処理部が、ユーザ状態が悪化していないと判定した場合(ステップST4123“NO”)、または、振動条件調整部1130がユーザ状態警告処理を実行した後、次いで、制御装置1000Dは、図24に示す処理を終了する。
これにより、制御装置1000Dは、ユーザの状態に応じて振動を変化させることを可能にする。
制御装置1000Dは、例えば、ユーザが健康増進を目的にして実施するウォーキングを行う場合において、速度コントロールに効果のある振動移動やリラックスして楽しく散歩できるようなリズムにあわせて振動位置を移動させることができる。
具体的には、制御装置1000Dは、例えば、ユーザが散歩を目的として歩きたいと考えている場合、または、ユーザがリラックスすることを目的として歩きたいと考えている場合において、ゆっくりしたリズムに合わせて振動位置を移動させることができる。
また、具体的には、制御装置1000Dは、例えば、健康ケアのために、本人の体調または気分に合わせた歩行ができるようなリズムに合わせて振動位置を移動させることができる。
また、具体的には、制御装置1000Dは、例えば、心拍数上げたり、下げたりするようなリズムに合わせて振動位置を移動させることができる。
このように、制御装置1000Dは、振動位置が移動する周期の短長で差異をつけることで、速度コントロールさせることができ、または、それぞれのテンポを変えたリズムを刻むことでき、感覚的に、案内方向を提示できるとともに、誰でも楽しく歩行したり、足裏の気持ちよさを与えたりすることができる。
本開示の制御装置は、さらに、例えば、以下のように構成した。

前記ユーザに係る状態情報を取得し、前記ユーザの状態を判定するユーザ状態判断部と、
前記ユーザ状態判断部による判定結果である前記ユーザの状態に応じて、前記振動条件を調整する振動条件調整部と、
を備えた、制御装置。

これにより、本開示は、ユーザの状態に応じて振動を変化させることを可能にする、生体装着用デバイスの制御装置を提供することができる、という効果を奏する。
さらに、本開示は、上記構成を上記制御方法または上記生体装着用デバイスに適用することにより、上記効果と同様の効果を奏する。
ここで、実施の形態1、実施の形態2、実施の形態3、および、実施の形態4に係る構成は、それぞれを組み合わせて構成することが可能である。
実施の形態1、実施の形態2、実施の形態3、および、実施の形態4に係るそれぞれの構成を組み合わせた形態の構成例を説明する。
図25は、本開示の実施の形態1,2,3,4に係る制御装置1000A,1000B,1000C,1000Dそれぞれにおける構成を組み合わせた制御装置1000Eの構成の一例を示す図である。
制御装置1000Eは、制御装置1000A,1000B,1000C,1000Dそれぞれにおける構成を組み合わせた構成を有する。
図25に示す制御装置1000Eは、案内方向取得部1010E、振動条件取得部1020E、振動条件記憶部1030E、振動制御部1040E、進行方向取得部1050E、正誤判断部1060E、警告部1070E、案内経路取得部1080E、経路判断部1090E、御周期調整部E、状態情報取得部1110E、ユーザ状態判断部1120E、振動条件調整部1130E、および、調整条件記憶部1140E、を含み構成されている。
案内方向取得部1010E、振動条件取得部1020E、振動条件記憶部1030E、振動制御部1040E、進行方向取得部1050E、正誤判断部1060E、警告部1070E、案内経路取得部1080E、経路判断部1090E、御周期調整部E、状態情報取得部1110E、ユーザ状態判断部1120E、振動条件調整部1130E、および、調整条件記憶部1140E、それぞれは、既に説明した機能と同様の機能を有する構成である。
これらの構成については、詳細な説明を省略する。
本開示の制御装置は、さらに、例えば、以下のように構成されたものである。

前記案内方向および前記ユーザの進行方向を取得し、前記ユーザの進行方向の正誤を判定する正誤判断部と、
前記正誤判断部による判定結果に基づいて前記ユーザに対して警告を行う警告部と、
前記案内方向の生成に用いられた案内経路を用いて、当該案内経路が複雑な経路であるかを判定する、経路判断部と、
前記経路判断部により前記案内経路が複雑な経路であると判定された場合、制御周期を調整する、制御周期調整部と、
前記ユーザに係る状態情報を取得し、前記ユーザの状態を判定するユーザ状態判断部と、
前記ユーザ状態判断部による判定結果である前記ユーザの状態に応じて、前記振動条件を調整する振動条件調整部と、
をさらに備えた、制御装置。

これにより、本開示は、各実施の形態で説明した全ての効果を得られる、生体装着用デバイスの制御装置を提供することができる、という効果を奏する。
さらに、本開示は、上記構成を上記制御方法または上記生体装着用デバイスに適用することにより、上記効果と同様の効果を奏する。
ここで、本開示の制御装置1000A,1000B,1000C,1000D,1000Eが有する機能を実現するハードウェア構成を説明する。
図26は、本開示における制御装置A,1000B,1000C,1000D,1000Eの機能を実現するためのハードウェア構成の第1の例を示す図である。
図27は、本開示における制御装置A,1000B,1000C,1000D,1000Eの機能を実現するためのハードウェア構成の第2の例を示す図である。
本開示の制御装置1000A,1000B,1000C,1000D,1000Eは、図26または図27に示されるようなハードウェアにより実現される。
制御装置1000A,1000B,1000C,1000D,1000Eは、図26に示すように、例えばプロセッサ10001、メモリ10002、および、通信回路10004により構成される。
プロセッサ10001、メモリ10002は、例えば、コンピュータに搭載されているものである。
メモリ10002には、当該コンピュータを、案内方向取得部1010,1010B,1010E、振動条件取得部1020,1020D,1020E、振動制御部1040,1040B,1040D,1040E、進行方向取得部1050,1050E、正誤判断部1060,1060E、警告部1070,1070E、案内経路取得部1080,1080E、経路判断部1090,1090E、制御周期調整部1100,1100E、状態情報取得部1110,1110E、ユーザ状態判断部1120,1120E、振動条件調整部1130,1130E、および、図示しない制御部として機能させるためのプログラムが記憶されている。メモリ10002に記憶されたプログラムをプロセッサ10001が読み出して実行することにより、案内方向取得部1010,1010B,1010E、振動条件取得部1020,1020D,1020E、振動制御部1040,1040B,1040D,1040E、進行方向取得部1050,1050E、正誤判断部1060,1060E、警告部1070,1070E、案内経路取得部1080,1080E、経路判断部1090,1090E、制御周期調整部1100,1100E、状態情報取得部1110,1110E、ユーザ状態判断部1120,1120E、振動条件調整部1130,1130E、および、図示しない制御部の機能が実現される。
また、メモリ10002または図示しない他のメモリにより、図示しない記憶部が実現される。また、振動条件記憶部1030,1030E、および、調整条件記憶部1140,1140E、を備えている場合、振動条件記憶部1030,1030E、および、調整条件記憶部1140,1140E、は、メモリ10002または図示しない他のメモリにより実現される。
また、通信回路10004により、図示しない通信部が実現される。
プロセッサ10001は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ又はDSP(Digital Signal Processor)などを用いたものである。
メモリ10002は、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、EPROM(Erasable Programmable ROM)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)又はフラッシュメモリ等の不揮発性もしくは揮発性の半導体メモリであってもよいし、ハードディスク又はフレキシブルディスク等の磁気ディスクであってもよいし、CD(Compact Disc)又はDVD(Digital VersatileDisc)等の光ディスクであってもよいし、光磁気ディスクであってもよい。
プロセッサ10001とメモリ10002または通信回路10004は、相互にデータを伝送することが可能な状態に接続されている。また、プロセッサ10001とメモリ10002と通信回路10004とは、入出力インタフェース10003を介して他のハードウェアと相互にデータを伝送することが可能な状態に接続されている。
または、案内方向取得部1010,1010B,1010E、振動条件取得部1020,1020D,1020E、振動制御部1040,1040B,1040D,1040E、進行方向取得部1050,1050E、正誤判断部1060,1060E、警告部1070,1070E、案内経路取得部1080,1080E、経路判断部1090,1090E、制御周期調整部1100,1100E、状態情報取得部1110,1110E、ユーザ状態判断部1120,1120E、振動条件調整部1130,1130E、および、図示しない制御部の機能は、図27に示すように、専用の処理回路20001により実現されるものであっても良い。
また、通信回路10004により、図示しない通信部が実現される。
処理回路20001は、例えば、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、PLD(Programmable Logic Device)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、SoC(System-on-a-Chip)またはシステムLSI(Large-Scale Integration)等を用いたものである。
また、メモリ20002または図示しない他のメモリにより、図示しない記憶部が実現される。
メモリ20002は、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、EPROM(Erasable Programmable ROM)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)又はフラッシュメモリ等の不揮発性もしくは揮発性の半導体メモリであってもよいし、ハードディスク又はフレキシブルディスク等の磁気ディスクであってもよいし、CD(Compact Disc)又はDVD(Digital VersatileDisc)等の光ディスクであってもよいし、光磁気ディスクであってもよい。
また、通信回路20004により、図示しない通信部が実現される。
処理回路20001とメモリ20002または通信回路20004とは、相互にデータを伝送することが可能な状態に接続されている。また、処理回路20001とメモリ20002と通信回路20004とは、入出力インタフェース20003を介して他のハードウェアと相互にデータを伝送することが可能な状態に接続されている。
なお、案内方向取得部1010,1010B,1010E、振動条件取得部1020,1020D,1020E、振動制御部1040,1040B,1040D,1040E、進行方向取得部1050,1050E、正誤判断部1060,1060E、警告部1070,1070E、案内経路取得部1080,1080E、経路判断部1090,1090E、制御周期調整部1100,1100E、状態情報取得部1110,1110E、ユーザ状態判断部1120,1120E、振動条件調整部1130,1130E、および、図示しない制御部の機能をそれぞれ別の処理回路で実現しても良いし,まとめて処理回路で実現しても良い。
または、案内方向取得部1010,1010B,1010E、振動条件取得部1020,1020D,1020E、振動制御部1040,1040B,1040D,1040E、進行方向取得部1050,1050E、正誤判断部1060,1060E、警告部1070,1070E、案内経路取得部1080,1080E、経路判断部1090,1090E、制御周期調整部1100,1100E、状態情報取得部1110,1110E、ユーザ状態判断部1120,1120E、振動条件調整部1130,1130E、および、図示しない制御部のうちの一部の機能がプロセッサ10001およびメモリ10002により実現され、かつ、残りの機能が処理回路20001により実現されるものであっても良い。
なお、本開示は、各実施の形態の自由な組み合わせ、各実施の形態の任意の構成要素の変形、または各実施の形態の任意の構成要素の省略が可能である。
本開示の技術は、ユーザに対して経路を案内する生体装着用デバイスを実現する際の従来の障壁を低減してできるだけ多くの人に利用可能にすることができるので生体装着用デバイスに係る技術に用いるのに適している。
10 生体装着用デバイス、1000,1000A,1000B,1000C,1000D,1000E 制御装置、1010,1010B,1010E 案内方向取得部、1020,1020D,1020E 振動条件取得部、1030,1030E 振動条件記憶部、1031,1031´,1031D データ、1040,1040B,1040D,1040E 振動制御部、1050,1050E 進行方向取得部、1060,1060E 正誤判断部、1070,1070E 警告部、1080,1080E 案内経路取得部、1090,1090E 経路判断部、1100,1100E 制御周期調整部、1110,1110E 状態情報取得部、1120,1120E ユーザ状態判断部、1130,1130E 振動条件調整部、1140,1140E 調整条件記憶部、2000,2000A,2000B、2000C,2000D 振動可能領域部、2100,2100B 振動可能領域内の位置、10001 プロセッサ、10002 メモリ、10003 入出力インタフェース、10004 通信回路、20001 処理回路、20002 メモリ、20003 入出力インタフェース、20004 通信回路。

Claims (18)

  1. 振動可能領域を有する生体装着用デバイス、を制御する制御装置であって、
    ユーザの現在位置を基準にした案内方向を取得する案内方向取得部と、
    方向と前記振動可能領域における複数の位置との組み合わせを含み予め記憶された振動条件の中から、前記案内方向取得部により取得された案内方向に応じた前記振動条件を選出する、振動条件取得部と、
    前記振動条件取得部により選出された前記振動条件にしたがって、前記振動可能領域における異なる位置を当該位置ごとに順に振動させる際に、振動する位置を時間経過にしたがって案内方向へ向けて移動させるとともに、当該振動する位置を移動させるにしたがって移動速度を変化させるように制御する、振動制御部と、
    を備えた、制御装置。
  2. 前記振動制御部は、さらに、前記振動する位置を移動させるにしたがって振動の強さを変化させるように制御する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の制御装置。
  3. 前記予め記憶された振動条件は、案内方向と前記振動可能領域において線状に連なる複数の位置からなる位置群との組み合わせを含み、
    前記振動制御部は、前記振動条件取得部により選出された前記振動条件にしたがって、前記振動可能領域における複数の位置群を当該位置群ごとに順に振動させる際に、振動する位置群を時間経過にしたがって案内方向へ向けて移動させるとともに、当該振動する位置群を移動させるにしたがって移動速度を変化させるように制御する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の制御装置。
  4. 前記振動制御部は、さらに、前記振動する位置群を移動させるにしたがって振動の強さを変化させるように制御する、
    ことを特徴とする請求項3に記載の制御装置。
  5. 前記生体装着用デバイスの振動可能領域は、前記生体装着用デバイスが生体に装着された場合において生体部位の表面を覆うように立体的に形成されており、
    前記予め記憶された振動条件は、案内方向と前記振動可能領域において環状に連なる複数の位置からなる位置群との組み合わせを含み、
    前記振動制御部は、前記振動条件取得部により選出された前記振動条件にしたがって、前記振動可能領域における複数の位置群を当該位置群ごとに順に振動させる際に、振動する前記位置群を時間経過にしたがって案内方向へ向けて移動させるとともに、当該振動する位置群を移動させるにしたがって移動速度を変化させるように制御する
    ことを特徴とする請求項1に記載の制御装置。
  6. 前記振動制御部は、さらに、前記振動する位置群を移動させるにしたがって振動の強さを変化させるように制御する、
    ことを特徴とする請求項5に記載の制御装置。
  7. 前記案内方向および前記ユーザの進行方向を取得し、前記案内方向および前記ユーザの進行方向を用いて前記ユーザの進行方向の正誤を判定する正誤判断部と、
    前記正誤判断部による判定結果に基づいて前記ユーザに対して警告を行う警告部と、
    を備えた、請求項1から請求項6のうちのいずれか1項に記載の制御装置。
  8. 前記案内方向の生成に用いられた案内経路を用いて、当該案内経路が複雑な経路であるかを判定する、経路判断部と、
    前記経路判断部により前記案内経路の形状が予め記憶された複雑な形状の条件を満たすと判定された場合、制御周期を調整する、制御周期調整部と、
    を備えた、請求項1から請求項6のうちのいずれか1項に記載の制御装置。
  9. 前記ユーザに係る状態情報を取得し、前記ユーザの状態を判定するユーザ状態判断部と、
    前記ユーザ状態判断部による判定結果である前記ユーザの状態に応じて、前記振動条件を調整する振動条件調整部と、
    を備えた、請求項1から請求項6のうちのいずれか1項に記載の制御装置。
  10. 前記案内方向および前記ユーザの進行方向を取得し、前記ユーザの進行方向の正誤を判定する正誤判断部と、
    前記正誤判断部による判定結果に基づいて前記ユーザに対して警告を行う警告部と、
    前記案内方向の生成に用いられた案内経路を用いて、当該案内経路が複雑な経路であるかを判定する、経路判断部と、
    前記経路判断部により前記案内経路が複雑な経路であると判定された場合、制御周期を調整する、制御周期調整部と、
    前記ユーザに係る状態情報を取得し、前記ユーザの状態を判定するユーザ状態判断部と、
    前記ユーザ状態判断部による判定結果である前記ユーザの状態に応じて、前記振動条件を調整する振動条件調整部と、
    をさらに備えた、請求項1から請求項6のうちのいずれか1項に記載の制御装置。
  11. 前記生体装着用デバイスは、
    当該生体装着用デバイスが生体に装着された場合において、当該生体装着用デバイスの前記振動可能領域が生体の足部に接するように形成されているデバイス、
    当該生体装着用デバイスが生体に装着された場合において、当該生体装着用デバイスの前記振動可能領域が生体の脚部に接するように形成されているデバイス、
    当該生体装着用デバイスが生体に装着された場合において、当該生体装着用デバイスの前記振動可能領域が生体の腹部に接するように形成されているデバイス、
    当該生体装着用デバイスが生体に装着された場合において、当該生体装着用デバイスの前記振動可能領域が生体の胸部に接するように形成されているデバイス、
    当該生体装着用デバイスが生体に装着された場合において、当該生体装着用デバイスの前記振動可能領域が生体の手部に接するように形成されているデバイス、
    当該生体装着用デバイスが生体に装着された場合において、当該生体装着用デバイスの前記振動可能領域が生体の腕部に接するように形成されているデバイス、
    または、
    当該生体装着用デバイスが生体に装着された場合において、当該生体装着用デバイスの前記振動可能領域が生体の頭部に接するように形成されているデバイス、
    であることを特徴とする請求項1から請求項6のうちのいずれか1項に記載の制御装置。
  12. 振動可能領域を有する生体装着用デバイス、を制御する制御装置であって、
    ユーザの現在位置を基準にした案内方向を取得する案内方向取得部と、
    方向と前記振動可能領域における複数の位置との組み合わせを含み予め記憶された振動条件の中から、前記案内方向取得部により取得された案内方向に応じた前記振動条件を選出する、振動条件取得部と、
    前記振動条件取得部により選出された前記振動条件にしたがって、前記振動可能領域における異なる位置を当該位置ごとに順に振動させる振動制御部と、
    前記案内方向の生成に用いられた案内経路を用いて、当該案内経路が複雑な経路であるかを判定する、経路判断部と、
    前記経路判断部により前記案内経路の形状が予め記憶された複雑な形状の条件を満たすと判定された場合、制御周期を調整する、制御周期調整部と、
    を備えた、制御装置。
  13. 振動可能領域を有する生体装着用デバイス、を制御する制御装置であって、
    ユーザの現在位置を基準にした案内方向を取得する案内方向取得部と、
    方向と前記振動可能領域における複数の位置との組み合わせを含み予め記憶された振動条件の中から、前記案内方向取得部により取得された案内方向に応じた前記振動条件を選出する、振動条件取得部と、
    前記振動条件取得部により選出された前記振動条件にしたがって、前記振動可能領域における異なる位置を当該位置ごとに順に振動させる振動制御部と、
    前記ユーザに係る状態情報を取得し、前記ユーザの状態を判定するユーザ状態判断部と、
    前記ユーザ状態判断部による判定結果である前記ユーザの状態に応じて、前記振動条件を調整する振動条件調整部と、
    を備えた、制御装置。
  14. 振動可能領域を有する生体装着用デバイス、を制御する制御装置であって、
    ユーザの現在位置を基準にした案内方向を取得する案内方向取得部と、
    方向と前記振動可能領域における複数の位置との組み合わせを含み予め記憶された振動条件の中から、前記案内方向取得部により取得された案内方向に応じた前記振動条件を選出する、振動条件取得部と、
    前記振動条件取得部により選出された前記振動条件にしたがって、前記振動可能領域における異なる位置を当該位置ごとに順に振動させる振動制御部と、
    前記案内方向および前記ユーザの進行方向を取得し、前記ユーザの進行方向の正誤を判定する正誤判断部と、
    前記正誤判断部による判定結果に基づいて前記ユーザに対して警告を行う警告部と、
    前記案内方向の生成に用いられた案内経路を用いて、当該案内経路が複雑な経路であるかを判定する、経路判断部と、
    前記経路判断部により前記案内経路が複雑な経路であると判定された場合、制御周期を調整する、制御周期調整部と、
    前記ユーザに係る状態情報を取得し、前記ユーザの状態を判定するユーザ状態判断部と、
    前記ユーザ状態判断部による判定結果である前記ユーザの状態に応じて、前記振動条件を調整する振動条件調整部と、
    をさらに備えた、制御装置。
  15. 振動可能領域を有する生体装着用デバイス、を制御する制御装置による制御方法であって、
    前記制御装置の案内方向取得部が、ユーザの現在位置を基準にした案内方向を取得し、
    前記制御装置の振動条件取得部が、方向と前記振動可能領域における複数の位置との組み合わせを含み予め記憶された振動条件の中から、前記案内方向取得部により取得された案内方向に応じた前記振動条件を選出し、
    前記制御装置の振動制御部が、前記振動条件取得部により選出された前記振動条件にしたがって、前記振動可能領域における異なる位置を当該位置ごとに順に振動させる際に、振動する前記位置を時間経過にしたがって案内方向へ向けて移動させるとともに、当該振動する位置を移動させるにしたがって移動速度を変化させる、
    ことを特徴とする制御方法。
  16. 生体装着用デバイスの振動可能領域を構成し、当該振動可能領域における位置ごとに振動制御可能な振動可能領域部と、
    ユーザの現在位置を基準にした案内方向を取得する案内方向取得部と、
    方向と前記振動可能領域における複数の位置との組み合わせを含み予め記憶された振動条件の中から、前記案内方向取得部により取得された案内方向に応じた前記振動条件を選出する、振動条件取得部と、
    前記振動条件取得部により選出された前記振動条件にしたがって、前記振動可能領域における異なる位置を当該位置ごとに順に振動させる際に、振動する位置を時間経過にしたがって案内方向へ向けて移動させるとともに、当該振動する位置を移動させるにしたがって移動速度を変化させるように制御する、振動制御部と、
    を備えた生体装着用デバイス。
  17. 前記生体装着用デバイスは、
    靴、靴の中敷き、靴下、衣服、手袋、または、帽子、に一体に組み付けられていることを特徴とする、
    請求項16に記載の生体装着用デバイス。
  18. 前記生体装着用デバイスは、
    生体における腕、手首、足首、首、または、頭、に装着するための小物に組み付けられて構成されていること、を特徴とする、
    請求項16に記載の生体装着用デバイス。
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JP2017207387A (ja) 2016-05-19 2017-11-24 株式会社デンソー 進行方向案内システム及び進行方向案内プログラム
JP2018163124A (ja) 2017-03-27 2018-10-18 日本電産株式会社 ナビゲーション装置、ナビゲーションシステム、およびナビゲーション機能付き靴

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