JP7421979B2 - 吐水装置及び吐水装置に備えられる緩衝部材 - Google Patents

吐水装置及び吐水装置に備えられる緩衝部材 Download PDF

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Description

本開示は吐水装置及び吐水装置に備えられる緩衝部材に関するものである。
特許文献1は従来の吐水装置を開示している。この吐水装置は、シャワー状の吐水と、ストレート状の吐水とを選択して吐水できる。この吐水装置は、多数の吐水孔と、多数の吐水孔を囲むように環状の開口とが形成されている。この吐水装置は、環状の開口から吐水せずに多数の吐水孔から吐水すると、シャワー状の吐水になる。この吐水装置は、多数の吐水孔及び環状の開口から吐水すると、環状の開口からの吐水が多数の吐水孔から吐水されるシャワー状の吐水を包囲し、整流されたストレート状の吐水になる。
特開2017-20305号公報
特許文献1の吐水装置は、シャワー状の吐水とストレート状の吐水とを選択でき、シャワー状の吐水を包囲する吐水をすることによってストレート状の吐水にしている。このようにストレート状に吐水をする構成とは異なる吐水装置においても、ストレート状の吐水が乱れずに整流されて、水の飛沫を抑えたり、吐水を美しく見せたりすることが望まれている。
本開示は、上記従来の実情に鑑みてなされたものであって、整流されたストレート状の吐水ができる吐水装置を提供することを解決すべき課題としている。
本開示の吐水装置は、流路を形成する第1筒部と、前記第1筒部内に配置し、上流側から流れてきた液体を受ける受部と、前記第1筒部内に配置し、前記受部が受けた水を整流するとともに前記第1筒部の内壁に向けて前記液体を流出する整流部と、を備えている。
実施形態1の水栓装置の外観図である。 実施形態1の水栓装置の一部断面図である。 実施形態1の要部断面図である。 緩衝部材の側面図である。 緩衝部材の断面図である。 図3の矢視X-X断面図である。
本開示の吐水装置10を水栓装置100の吐水管90の下流端部に連結して具体化した実施形態1について、図面を参照しつつ説明する。説明において、上下左右は、キッチンカウンター110に取り付けた水栓装置100を正面から見た際の上下左右である。
<実施形態1>
実施形態1の水栓装置100は、図1及び図2に示すように、水栓本体60、原水用操作部70、機能水用操作部80、吐水管90、及び吐水装置10を具備している。水栓装置100は、給水源に連通した給水路1、給湯源に連通した給湯路3、及び給水路1を分岐して途中に機能水生成部120が接続された分岐路5が連通し、湯水及び機能水が流入する。機能水生成部120は、所定の温度の浄水及び炭酸水を生成し、浄水及び炭酸水を選択的に流出する。浄水及び炭酸水は、機能水生成部120に設けられた図示しないポンプによって加圧されている。浄水及び炭酸水が機能水である。水栓装置100は、給水路1から流入した水と給湯路3から流入した湯を混合したもの、及び混合していないもの(以下、「原水」という。)のいずれかを原水吐水口13Cから吐水し、分岐路5から流入した機能水を機能水吐水口11Aから吐水することができる。
水栓本体60は、中央本体部61、右側本体部63、及び左側本体部65を有している。中央本体部61は、水栓本体60がキッチンカウンター110に取り付けられた際、キッチンカウンター110の上面から鉛直方向に直線状に延び、外形が円柱形状である。右側本体部63及び左側本体部65は、水栓本体60がキッチンカウンター110に取り付けられた際、中央本体部61に対して左右方向に延び外形が円柱形状である。右側本体部63の中心軸と左側本体部65の中心軸とは、同一直線上を水平方向に延びている。水栓本体60は、右側本体部63の内部に図示しない止水機能付き混合弁を組み込んでいる。止水機能付き混合弁は、2個の流入ポートが給水路1と給湯路3に連通し、1個の流出ポートが吐水管90の原水路7(図2参照)に連通している。止水機能付き混合弁は、給水路1及び給湯路3と原水路7とを連通する流路を開閉したり、原水路7への原水の流出量を変更したり、給水路1及び給湯路3のそれぞれから流入する湯水の混合比を変更して流出温度を変更したりする。
原水用操作部70は水栓本体60の右側本体部63の右端部に取り付けられている。原水用操作部70は、操作部本体71と、操作レバー73とを有している。操作部本体71は、右側本体部63と同軸上に設けられ、外形が円柱形状である。操作レバー73は操作部本体71の外周面から径方向の外側に延びている。原水用操作部70は止水機能付き混合弁の可動部に連動している。水栓装置100は、操作レバー73の操作によって、原水吐水口13Cからの原水の吐止水を切り替えたり、吐水流量を変更したり、吐水温度を変更したりすることができる。
機能水用操作部80は、接触式センサであり、水栓本体60の左側本体部65に設けられている。機能水用操作部80は後述する機能水生成部120に信号を送るように接続されている。水栓装置100は、機能水用操作部80を操作すると、機能水生成部120が所定の温度の浄水及び炭酸水のいずれかを生成し、浄水及び炭酸水のいずれかを機能水生成部120から機能水路9を介して機能水吐水口11Aから吐水する。
吐水管90は、水栓本体60の中央本体部61の上端部に中央本体部61の中心軸周りに回転自在に設けられている。吐水管90は、上流部91と、下流部93とを有している。上流部91は中央本体部61の上端部から鉛直上方に向けて直線状に延びている。下流部93は上流部91の上端から上側に突出した円弧状に湾曲している。吐水管90の下流端開口は下方に向いている。吐水管90は原水路7と機能水路9とを形成している。機能水路9は吐水管90内を挿通したフレキシブルチューブ95によって形成されている。機能水路9は機能水生成部120が接続された分岐路5に直接的に連通している。機能水路9は、機能水用操作部80の操作によって、浄水及び炭酸水が選択的に流通する。原水路7はフレキシブルチューブ95の外周面と吐水管90の内周面との間の空間である。原水路7は、原水用操作部70の操作によって、止水機能付き混合弁の流出ポートから流出する原水が流通する。
吐水装置10は吐水管90の下流端部に連結している。吐水装置10は、図3に示すように、第1筒部11、第2筒部12、第3筒部13、受部21、整流部22、連結部31、第1外筒部41、及び第2外筒部42を備えている。第1筒部11と第3筒部13とは一体に形成されている。第1筒部11は略円筒状である。第1筒部11の下流端開口は機能水を吐出する機能水吐水口11Aである。機能水吐水口11Aの開口径は9mmである。第1筒部11は複数の円形状の孔が貫通した薄板状の整流板11Bを内蔵している。整流板11Bは、第1筒部11の中心軸に対して直交する方向に広がり、第1筒部11の中心軸方向の略中央に設けられている。
第3筒部13は略円筒状である。第3筒部13の内径は第1筒部11の外径よりも大きい。第1筒部11の中心軸と第3筒部13の中心軸とは同一直線上に延びている。第3筒部13は第1筒部11の中間部分を囲むように設けられている。詳しくは、第3筒部13の上流端よりも上流方向に第1筒部11が延びており、第3筒部13の下流端よりも下流方向に第1筒部11が延びている。第3筒部13は、上流端部の外周部を一周し、外方向に突出した鍔部13Aを形成している。第3筒部13の下流端部の内周面と第1筒部11の外周面とを連結し、複数の円形状の孔が貫通した薄板状の整流板13Bが設けられている。第1筒部11の外周面と第3筒部13の内周面との間の下流端開口は原水を吐水する原水吐水口13Cである。第3筒部13の下流端よりも下流方向に第1筒部11が延びているため、原水吐水口13Cよりも下流方向に機能水吐水口11Aが位置している。
受部21と整流部22とは一体に形成されている。一体に形成された受部21及び整流部22(以下、「緩衝部材20」という)は、図4及び図5に示すように、側壁部20Bと、円環部20Cとを有している。側壁部20Bは、頂点20Aから広がるように延びて外形が略円錐形状である。円環部20Cは側壁部20Bの開口端部に連続している。詳しくは、緩衝部材20は、頂点20Aが丸まっており、円環部20Cの外径は側壁部20Bの外径よりも大きい。緩衝部材20は、図2及び図3に示すように、頂点20A側を下流側に向けて、第1筒部11の上流端開口から第1筒部11の上流側内部に挿入されている。緩衝部材20は第1筒部11内に設けられた整流板11Bよりも上流側に配置されている。
緩衝部材20を第1筒部11内に挿入した際、緩衝部材20の円環部20Cが第1筒部11の上流側周端面に接触する。このため、緩衝部材20は、第1筒部11内に完全に挿入されず、緩衝部材20が第1筒部11内の所定の位置に配置される。緩衝部材20が第1筒部11内に配置された状態において、緩衝部材20の側壁部20Bは、第1筒部11の中心軸周りを一周し、頂点20A側から円環部20Cが位置する上流側に向けて第1筒部11の内壁に近づくように広がっている。
受部21は、図4及び図5に示すように、緩衝部材20の頂点20Aから側壁部20Bの途中までの部分で形成されており、上流側に向けて開口した椀形状である。受部21の内面は、緩衝部材20を円環部20C側から頂点20A側を見た際に、中心から外方向に円形状に広がり中心が下流側に凹んだ湾曲面と、湾曲面の外周縁から外方向に向けて直線状に傾斜した傾斜面とによって形成されている。湾曲面の外径は1.6mmである。受部21の流路方向に投影した面積は、図6に示すように、後述する第2筒部12の吐出口12Cの開口面積よりも大きい。図6において、二点鎖線で描いた円Yは第2筒部12の吐出口12Cを流路方向に投影したものを示している。受部21の外面は内面に略平行に形成されている。
整流部22は、受部21の外縁から上流側に向けて広がる側壁部20Bによって形成されている。緩衝部材20が第1筒部11内に配置された状態において、整流部22を構成する側壁部20Bは上流側に向けて第1筒部11の内壁に近づくように広がっている。側壁部20Bは流路方向に延びた8個のスリット20Sが周方向に等間隔に並んで貫通している。各スリット20Sは、下流側から上流側に向けて開口幅が広がった略二等辺三角形状である。各スリット20Sの開口面積は約5mmである。受部21と整流部22とによって囲まれた内側の容量は約200mmである。
第1外筒部41は、図3に示すように、略円筒状である。第1外筒部41の外周面が吐水管90の下流端部の内周面に接触した状態で第1外筒部41は吐水管90の下流端部に挿入して連結している。第1外筒部41の下流端部は、吐水管90の下流側開口から下流方向の外側に露出しており、外周面にねじ山が形成されている。
連結部31は第1外筒部41の下流側開口から第1外筒部41内に挿入されている。連結部31は、中心軸上を貫通した中央貫通孔31Aと、第1外筒部41の内周面との間で原水が通過する複数の原水用通路31Bを形成している。連結部31は中央貫通孔31Aの下流側開口から緩衝部材20が挿入された第1筒部11の上流側端部を挿入している。連結部31の中央貫通孔31Aに第1筒部11の上流側端部を挿入する際、連結部31の内周面と第1筒部11の外周面との間にOリング51を挟み込んで圧縮し、連結部31の内周面と第1筒部11の外周面との間がシールされる。
第2筒部12は軸方向に延びる貫通孔12Aが途中から下流端まで内径を小さくした絞り部12Bを形成している。絞り部12Bの内径は1.6mmである。絞り部12Bは炭酸水が機能水路9を流れる際に機能水路9内の水圧を高め、炭酸水の脱気を防ぐ。第2筒部12の下流部は、連結部31の中央貫通孔31Aの上流側開口から中央貫通孔31A内に抜け止め部材53によって抜け止めされた状態で挿入されている。連結部31の中央貫通孔31A内に第2筒部12の下流部を挿入する際、連結部31の内周面と第2筒部12の外周面との間にOリング51を挟み込んで圧縮し、連結部31の内周面と第2筒部12の外周面との間がシールされる。第2筒部12の上流部は、機能水路9を形成するフレキシブルチューブ95の下流側開口からフレキシブルチューブ95内に挿入して連結している。第2筒部12の下流側開口である吐出口12Cは、上流側から受部21に向けて機能水を吐出する。
第2外筒部42は略円筒状である。第2外筒部42は上流側端部の内周面にねじ山が形成されている。第2外筒部42は、第1外筒部41の下流側端部の外周面に形成したねじ山に、上流側端部の内周面に形成したねじ山を合わせてねじ込むことによって、第1外筒部41に連結される。第2外筒部42は第1外筒部41の下流側周端面との間で平パッキン54を挟み込む第1段部42Aを内周面に形成している。第2外筒部42は第3筒部13の上流端部の外周面に形成された鍔部13Aが接触する第2段部42Bを内周面に形成している。
一体に形成された第1筒部11と第3筒部13は、第2外筒部42の上流側開口から第2外筒部42内に挿入する。第2外筒部42内に挿入された第1筒部11と第3筒部13は、第3筒部13の鍔部13Aが第2外筒部42の内周面に形成された第2段部42Bに接触することによって、第2外筒部42の下流側への移動が阻止される。第2外筒部42の第2段部42Bに第3筒部13の鍔部13Aが接触した状態において、第2外筒部42の第1段部42Aの平パッキン54に接触する面と第3筒部13の上流側周端面とは同一平面上に位置する。第2外筒部42を第1外筒部41にねじ込んで第1外筒部41に連結すると、第1外筒部41の下流側周端面と、第2外筒部42の第1段部42A及び第3筒部13の上流側周端面との間で平パッキン54を挟み込んで圧縮し、第1外筒部41と第2外筒部42及び第3筒部13との間をシールする。
このような構成を有する水栓装置100において、機能水生成部120で生成された機能水は、機能水生成部120が接続された分岐路5及びフレキシブルチューブ95によって形成された機能水路9を流れて、第2筒部12に流入し、第2筒部12の吐出口12Cから受部21に向けて吐出する。第2筒部12から吐出した機能水は、図3に示すように、受部21に衝突した後に緩衝部材20内に一時的に滞留し、整流部22を形成する側壁部20Bに形成された各スリット20Sから周方向に均一に第1筒部11の内壁に向けて流出する。緩衝部材20内に機能水を一時的に滞留することによって、ポンプによって加圧された機能水を吐水する場合、ポンプによる脈動を解消することができる。機能水を各スリット20Sから周方向に均一に径方向外側へシャワー状に流出させて第1筒部11の内壁に衝突させることによって、機能水を整流しつつ、水勢を弱めることができる。整流部22から流出した機能水は、第1筒部11の内壁に衝突した後、受部21の外周面がガイドとなって第1筒部11の中心軸方向に向けた流れを形成しつつ第1筒部11内を流れ、機能水吐水口11Aから吐水される。受部21の外周面がガイドとなって中心軸方向の流れが形成されることによって、機能水吐水口11Aからの吐水をより整流することができる。ポンプによって加圧された機能水が絞り部12Bを流れる際の流量は約1.7L/minであり、流速は約14m/sである。この機能水が受部21及び整流部22を通過して機能水吐水口11Aから吐水される際の流量は約1.7L/minであり、流速は約0.4m/sに減速される。
この水栓装置100において、止水機能付き混合弁の流出ポートから流出した原水は、フレキシブルチューブ95の外周面と吐水管90の内周面との間に形成した原水路7を流れて、連結部31と第1外筒部41の内周面との間で形成した原水路7に流入し、原水路7を流れた後に第1筒部11の外周面と第3筒部13の内周面との間を流れて原水吐水口13Cから吐水される。
以上説明したように、実施形態1の吐水装置10は、第1筒部11、受部21、及び整流部22を備えている。第1筒部11は機能水が流れる流路を形成している。受部21は、第1筒部11内に配置し、上流側から流れてきた機能水を受ける。整流部22は、第1筒部11内に配置し、受部21が受けた機能水を整流するとともに、第1筒部11の内壁に向けて機能水を流出する。この吐水装置10は、受部21が上流側から流れてきた機能水を受けるとともに、整流部22が第1筒部11の内壁に向けて機能水を流出して機能水を第1筒部11の内壁に衝突させることによって、機能水の水勢を弱めて吐水が乱れ難くするとともに整流し、飛沫を抑制することができる。ポンプによって加圧された機能水が吐水装置10を流れる場合、流れる機能水の水勢が強いため、水勢を弱めて吐水を乱れ難くし、飛沫を抑制する手段として受部21と整流部22とを備えることは有効である。このように、この吐水装置10は、第1筒部11から整流されたストレート状の吐水をすることができる。受部と整流部とを具備したものが緩衝部材である。
この吐水装置10において、受部21は上流側に向けて開口した椀形状である。この吐水装置10は、受部21が椀形状であることによって、機能水が受部21内に一時的に滞留するため水勢を確実に弱めることができる。
この吐水装置10において、整流部22は、第1筒部11の中心軸周りを一周し、受部21の外縁から上流側に向けて第1筒部11の内壁に近づくように広がる側壁部20Bを有している。側壁部20Bは、流路方向に延びた複数のスリット20Sが周方向に等間隔に並んで形成されている。この整流部22は、受部21とともに機能水を一時的に滞留することによって、ポンプによって加圧された機能水を吐水する場合、ポンプによる脈動を解消することができる。この整流部22は、各スリット20Sから周方向に均一径方向外側へシャワー状に流出させて第1筒部11の内壁に衝突させることによって、機能水を整流しつつ、水勢を弱めることができる。
この整流部22の側壁部20Bに形成されたスリット20Sは下流側から上流側に向けて開口幅が広がる略二等辺三角形状である。この整流部22は、受部21とともに適切な水量の機能水を一時的に滞留させるとともに、適切な流量を流出させることができる。
この吐水装置10は、上流側から受部21に向けて機能水を吐出する吐出口12Cを形成した第2筒部12を備えている。受部21の流路方向に投影した面積は第2筒部12の吐出口12Cの開口面積よりも大きい。第2筒部12の吐出口12Cから吐出する機能水を確実に受部21が受けるため、確実に水勢を弱めることができる。
この吐水装置10において、機能水は加圧されて第1筒部11と第2筒部12を流れる。この吐水装置10は、ポンプによって加圧された機能水であっても、水勢を弱めて吐水を乱れ難くし、飛沫を抑制することができる。
この吐水装置10は、第1筒部11を囲むように第1筒部11と同じ方向に延びた第3筒部13を備えている。第1筒部11内を機能水が流れ、第3筒部13と第1筒部11との間を原水が流れる。この吐水装置10は、機能水が流れる流路と原水が流れる流路を分けて吐水させることによって、使用者は機能水の吐水と原水の吐水を確実に識別することができる。
この吐水装置10において、機能水は浄水及び炭酸水であり、第1筒部11内を浄水及び炭酸水が選択的に流れる。この吐水装置10は、浄水及び炭酸水を整流されたストレート状の吐水にすることができる。
本開示は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も技術的範囲に含まれる。
(1)実施形態1では、受部と整流部を一体に形成した緩衝部材が第1筒部と別体であった。これとは異なり、緩衝部材を第1筒部に一体的に形成してもよい。
(2)実施形態1では、止水機能付き混合弁の流出ポートに連通する原水路がフレキシブルチューブの外周面と吐水管の内周面との間の空間であった。これとは異なり、機能水路と同様にさらに1本のフレキシブルチューブを吐水管内に挿通して原水路を形成してもよいし、2重管のフレキシブルチューブを吐水管内に挿通して、内側の流路と外周側の流路を機能水路と原水路に分けてもよい。
(3)吐水管の形状は実施形態1の形状に限らない。
(4)実施形態1では、機能水が浄水と炭酸水であった。これとは異なり、機能水は浄水及び炭酸水のいずれか一方のみであってもよいし、浄水及び炭酸水以外のアルカリイオン水等の他の機能水であってもよい。
(5)実施形態1では、機能水及び原水を吐水する水栓装置に適用した。これとは異なり、機能水のみを吐水する水栓装置に適用してもよい。
(6)受部は椀形状に限らず底面が平面の円錐台形状等であってもよい。
(7)側壁部に形成されたスリットの数は8個に限らず、周方向に均等に液体が流出すればよい。
(8)実施形態1では、側壁部に形成されたスリットは下流側から上流側に向けて開口幅が広がる二等辺三角形状であった。これとは異なり、下流側から上流側に向けて開口幅が一定であってもよいし、二等辺三角形状と異なる形状であってもよい。
(9)実施形態1では、機能水と原水とを吐水する水栓装置であった。これとは異なり、原水だけを吐水する水栓装置に適用してもよい。この場合、第1筒部と第2筒部に原水が流れるようにして、整流されたストレート状の原水を吐水するようにすればよい。
10…吐水装置、11…第1筒部、12…第2筒部、12C…吐出口、13…第3筒部、20B…側壁部、20S…スリット、21…受部、22…整流部

Claims (8)

  1. 流路を形成する第1筒部と、
    前記第1筒部内に配置され、上流側から流れてきた液体を受け止める受部と、
    前記第1筒部内に配置され、前記受部が受けた前記液体を整流し、前記第1筒部の内壁に向けて前記液体を流出する整流部と、
    上流側から前記受部に向けて前記液体を吐出する吐出口を形成した第2筒部と、を備えており、
    前記受部の流路方向に投影した面積は前記第2筒部の前記吐出口の開口面積よりも大きい吐水装置。
  2. 前記液体は加圧されて前記第1筒部と前記第2筒部を流れる請求項1に記載の吐水装置。
  3. 流路を形成する第1筒部と、
    前記第1筒部内に配置され、上流側から流れてきた液体を受け止める受部と、
    前記第1筒部内に配置され、前記受部が受けた前記液体を整流し、前記第1筒部の内壁に向けて前記液体を流出する整流部と、
    前記第1筒部を囲むように前記第1筒部と同じ方向に延びた第3筒部と、を備えており、
    前記第1筒部内を機能水が流れ、前記第3筒部と前記第1筒部との間を原水が流れる吐水装置。
  4. 前記受部は上流側に向けて開口した椀形状である請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の吐水装置。
  5. 前記整流部は、前記第1筒部の中心軸周りを一周し、前記受部の外縁から上流側に向けて前記第1筒部の内壁に近づくように広がる側壁部を有し、
    前記側壁部は、流路方向に延びた複数のスリットが周方向に等間隔に並んで形成されている請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の吐水装置。
  6. 前記スリットは下流側から上流側に向けて開口幅が広がる請求項5に記載の吐水装置。
  7. 前記スリットは下流側から上流側に向けて開口幅が広がる略二等辺三角形状である請求項5及び請求項6のいずれか1項に記載の吐水装置。
  8. 流路を形成する第1筒部内に配置され、上流側から流れてきた液体を受ける受部と、
    前記第1筒部内に配置され、前記受部が受けた前記液体を整流し、前記第1筒部の内壁に向けて前記液体を流出させる整流部と、を具備し、
    前記受部と前記整流部とは一体に形成され、略円錐形状である緩衝部材。
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