JP7421090B2 - 焼結鉱冷却装置 - Google Patents

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Description

本発明は、焼結鉱を冷却するための焼結鉱冷却装置に関する。
従来、焼結機から供給される高温の焼結鉱を冷却するための焼結鉱冷却装置が知られている。例えば特許文献1には、焼結機からの焼結鉱が上方から堆積されると共に下方の外周部から排出される環状の堆積槽と、堆積槽の下部の内側と外側の間を横断するように配置された複数の通風ダクトと、隣り合う通風ダクト同士を接続して環状に配置された複数の中央ルーバ部とを備える焼結鉱冷却装置が開示されている。この焼結鉱冷却装置は、通風ダクトから外部の空気を取り込み、取り込んだ空気を中央ルーバ部のルーバ間から堆積槽の下部中央へ供給し、堆積槽に堆積された焼結鉱の下方から上方へ上記空気を通過させて、該焼結鉱全体を冷却するように設けられている。
特開2008-232519号公報
本発明者は、以下のような課題を新たに見出した。すなわち、焼結鉱が供給されて堆積する環状の堆積槽の外周壁または内周壁のいずれか一方の下部に焼結鉱の排出口を設ける場合、排出口が設けられた周壁の側では、焼結鉱が下方へ流動する速度が比較的速く、排出口に到達するまでの時間、言い換えると堆積槽における滞留時間が短くなりがちとなる。一方、排出口が設けられていない周壁の側では、焼結鉱が下方へ流動する速度が比較的遅く、滞留時間が長くなりがちとなる。このように堆積槽における焼結鉱の流動速度の分布が不均一になると、冷却性能の悪化につながるおそれがある。すなわち、流動速度が速い側では焼結鉱は冷却不足となる一方、流動速度が遅い側では焼結鉱は過冷却となる。これにより、排出される焼結鉱の温度がばらつくおそれがある。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、冷却性能の悪化を抑制することが可能な、新規かつ改良された焼結鉱冷却装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、焼結鉱を冷却するための焼結鉱冷却装置であって、焼結機からの焼結鉱が上部から供給されて堆積し、冷却気体が下部から供給されて堆積した焼結鉱の間を通過して上部へ向かうように設けられ、冷却気体により冷却された焼結鉱を、外周壁または内周壁のいずれか一方の下部に設けられた排出口から排出する環状の堆積槽と、排出口から堆積槽の内部に挿入された棒状のスクレーパと、堆積槽の内部にスクレーパよりも上方に配置され、堆積槽の周方向に延びるように設けられ、冷却気体を堆積槽の内部に導入する気体導入部材と、を備え、外周壁と内周壁のうち、排出口が設けられていない周壁を第1周壁とし、排出口が設けられた周壁を第2周壁とし、堆積槽の周方向において、堆積槽に対してスクレーパが進行する方向を前方とし、スクレーパに対して堆積槽が進行する方向を後方とし、堆積槽とスクレーパの相対移動に伴いスクレーパの後方へ向けて流下する焼結鉱の速度を荷下がり速度とするとき、気体導入部材に対して第1周壁の側における荷下がり速度と気体導入部材に対して第2周壁の側における荷下がり速度との差を所定範囲内とするように、スクレーパが設けられている、焼結鉱冷却装置が提供される。
スクレーパの後方の端が、第1周壁の側から第2周壁の側へ向かうにつれて後方へ向かうように、堆積槽の径方向に対し傾いて設けられてもよい。
スクレーパは、スクレーパの後方の上側に接続し、水平方向に広がる板状部分を有し、板状部分は、気体導入部材と第2周壁との間に設けられてもよい。
堆積槽の径方向で、板状部分と排出口とが重畳していてもよい。
スクレーパは、スクレーパの後方の上側に接続し、水平方向に広がる板状部分を有し、板状部分の後方の縁が、第1周壁の側から第2周壁の側へ向かうにつれて、スクレーパの後方の端から後方へ遠ざかるように設けられてもよい。
スクレーパは、スクレーパの前方の上側に接続し、水平方向に広がる板状部分を有し、板状部分は、気体導入部材と第1周壁との間に設けられていてもよい。
このとき、スクレーパの前方の端が、第1周壁の側から第2周壁の側へ向かうにつれて後方へ向かうように、堆積槽の径方向に対し傾いて設けられていてもよい。
スクレーパは、気体導入部材と第1周壁との間におけるスクレーパの高さのほうが、気体導入部材と第2周壁との間におけるスクレーパの高さよりも高くなるように設けられてもよい。
以上説明したように本発明に係る焼結鉱冷却装置によれば、冷却性能の悪化を抑制することができる。
本発明の第1実施形態に係る焼結鉱冷却装置の軸方向断面図である。 同実施形態に係る焼結鉱冷却装置の上面図である。 同実施形態に係る通気ダクトの斜視図である。 同実施形態に係るルーバユニットの斜視図である。 同実施形態に係る堆積槽の下部を上方から見た模式図である。 同実施形態に係る堆積槽の下部を上方から見た模式図である。 同実施形態に係る堆積槽の下部の軸方向断面図である。 同実施形態の変形例に係る堆積槽の下部を上方から見た模式図である。 本発明の第2実施形態に係るスクレーパの上面図である。 同実施形態に係るスクレーパの断面図である。 同実施形態に係る堆積槽の下部を上方から見た模式図である。 同実施形態に係る堆積槽の下部の軸方向断面図である。 本発明の第3実施形態に係るスクレーパの上面図である。 同実施形態に係るスクレーパの断面図である。 同実施形態に係る堆積槽の下部を上方から見た模式図である。 本発明の第4実施形態に係る堆積槽の下部の軸方向断面図である。 本発明の第5実施形態に係るスクレーパの上面図である。 同実施形態に係るスクレーパの断面図である。 同実施形態に係る堆積槽の下部を上方から見た模式図である。 本発明の第6実施形態に係る堆積槽の下部を上方から見た模式図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
[第1実施形態]
まず、図1~7を参照して、本発明の第1実施形態に係る焼結鉱冷却装置の概略構成について説明する。図1および図2は、本実施形態に係る焼結鉱冷却装置1の概略構成を示す模式図である。図1は、堆積槽2の軸200を通る平面で焼結鉱冷却装置1を切った断面を示す。図2は、焼結鉱冷却装置1の一部を上方から見た上面図である。
焼結鉱冷却装置1は、焼結鉱11を冷却するためのクーラであり、本体部、掻き出し部、駆動部、吸引部および焼結鉱供給部を備える。本体部は、堆積槽2、複数の通気ダクト3、複数のルーバユニット4および架橋5を備える。掻き出し部はスクレーパ6を有する。駆動部は、複数の支持ローラ70、および駆動モータ71を有する。吸引部は、フード80、排気ダクト81、吸引ファン82およびボイラ83を有する。焼結鉱供給部は供給シュート9を有する。説明の便宜上、図1において、通気ダクト3とルーバユニット4の図示を省略している。
図3は、通気ダクト3の模式的な斜視図である。図4は、ルーバユニット4の模式的な斜視図である。図5は、本体部の下部を上方から見た部分断面(図7のV-V視)を模式的に示す。図6は、本体部の下部の上面図であり、スクレーパ6が設けられた部分を拡大して模式的に示す。図7は、本体部の下部、具体的にはスクレーパ6の近傍を、軸200を通る平面で切った部分断面(図5のVII-VII視)を模式的に示す。説明の便宜上、図5において、スクレーパ6の図示を省略している。
図1,図7に示すように、堆積槽2は、テーブル20、内周壁21および外周壁22を有する。テーブル20は、軸200の周りに延びる円環状の底板であり、水平方向に広がる。以下、軸200の周り方向を周方向という。軸200を中心とする半径方向、言い換えると軸200を通り水平に延びる直線方向を、径方向という。テーブル20の下面側には、周方向に延びる円環状のレール23が2列設けられている。
堆積槽2は、周方向に延びる環状である。軸200を通る平面で切った堆積槽2の断面は、テーブル20、内周壁21および外周壁22に囲まれた逆台形状である。内周壁21は、内側の周壁であり、下端がテーブル20の内周縁に接続し、上方へ向かうにつれて径方向内側(すなわち軸200の側)へ向かうように鉛直方向に対し傾いている。外周壁22は、外側の周壁であり、下端がテーブル20の上面に対向し、上方へ向かうにつれて径方向外側へ向かうように鉛直方向に対し傾いている。焼結鉱11の排出口24は、堆積槽2の下部に設けられている。排出口24は、内周壁21に設けられておらず、外周壁22の側に設けられている。排出口24は、外周壁22の下端とテーブル20の上面との間の隙間であり、堆積槽2の全周にわたって設けられている。
図5に示すように、内周壁21の下部には、複数の開口部210と複数のルーバ部211が設けられている。開口部210とルーバ部211は、内周壁21の周方向で交互に隣接して、内周壁21の全周にわたって設けられている。図7に示すように、各ルーバ部211において、周方向に延びる複数のルーバ(すなわち羽板)212が上下方向に並んで配置されている。各ルーバ212は、堆積槽2の径方向における内側から外側へ向かうにつれて下方へ傾斜するように配置されている。言い換えると、上下で隣接するルーバ212の間の間隙が、堆積槽2の内部へ向かうにつれて下方へ向かうように、水平方向に対して傾いている。
図5に示すように、外周壁22の下部には、排出口24の上側に、複数の開口部220と複数のルーバ部221が設けられている。開口部220とルーバ部221は、外周壁22の周方向で交互に隣接して、外周壁22の全周にわたって設けられている。開口部220は、内周壁21の開口部210に対し径方向で対向する位置にある。図7に示すように、各ルーバ部221において、周方向に延びる複数のルーバ222が上下方向に並んで配置されている。各ルーバ222は、堆積槽2の径方向における外側から内側へ向かうにつれて下方へ傾斜するように配置されている。言い換えると、上下で隣接するルーバ222の間の間隙が、堆積槽2の内部へ向かうにつれて下方へ向かうように、水平方向に対して傾いている。
図5,図7に示すように、通気ダクト3は、堆積槽2の内部に径方向に延びるように配置され、内周壁21と外周壁22に接続する。複数の通気ダクト3は、堆積槽2の周方向に並んで配置されている。図3,図7に示すように、通気ダクト3は、堆積槽2の周方向から見て逆台形の箱型形状である。堆積槽2の径方向における通気ダクト3の両端に吸気口30が設けられている。通気ダクト3の上面と下面は閉じており、通気ダクト3の幅広の側面の中央部に、接続開口部31が設けられている。通気ダクト3には、第1仕切板331および第2仕切板332が設けられている。両仕切板331,332は、上下方向に広がり、通気ダクト3の内部を4つに分割するように仕切る。第1仕切板331は、幅広の側面に沿う方向に広がる。第2仕切板332は、第1仕切板331と直交し、通気ダクト3の内部を仕切るとともに、接続開口部31を2つに仕切る。
図5に示すように、吸気口30を有する通気ダクト3の一端は、内周壁21の下部の開口部210に嵌まる。吸気口30を有する通気ダクト3の他端は、外周壁22の下部の開口部220に嵌まる。
図4に示すように、ルーバユニット4は、上面および下面が閉じた箱型形状である。ルーバユニット4のうち、幅狭の2つの側面に、通風口40を有する筒状の端部が設けられている。幅広の2つの側面にルーバ部41が設けられている。ルーバ部41は、複数のルーバ411を有する。ルーバユニット4には、第1仕切板421と第2仕切板422が設けられている。第1仕切板421は、幅広の側面に沿う方向に広がり、幅広の両側面に設けられたルーバ部41を互いに仕切るとともに、通風口40を2つに仕切る。第2仕切板422は、幅広の各側面のルーバ部41を2つに仕切る。複数のルーバ411は、上下方向に並んで配置されている。ルーバ411は、第1仕切板421から離れるにつれて下方へ傾斜するように配置されている。言い換えると、上下で隣接するルーバ411の間の間隙が、第1仕切板421から離れるにつれて下方へ向かうように、水平方向に対して傾いている。
図5に示すように、ルーバユニット4は、通気ダクト3に接続する。通風口40を有するルーバユニット4の端部は、通気ダクト3の接続開口部31に嵌まる。ルーバユニット4は、堆積槽2の周方向で隣り合う通気ダクト3同士を接続するように配置されている。複数のルーバユニット4は、全体として、堆積槽2の全周にわたって周方向に延びる環状に配置される。図6において、複数のルーバユニット4を1つの連続した部材として描き、通気ダクト3の図示を省略している。
図1に示すように、架橋5は、堆積槽2の内周側に設けられ、堆積槽2を支持する。架橋5は、基礎50の上に設置された軸受51を介して、基礎50に対して回転自在に設けられている。架橋5の回転中心すなわち軸受51は軸200と重なる。
スクレーパ6は、鉄等の金属材料で形成された棒状の部材であり、排出口24から堆積槽2の内部に挿入されている。図6に示すように、スクレーパ6は、ルーバユニット4よりも下方に、水平方向に延びるように、堆積槽2の径方向に対し傾いて配置されている。スクレーパ6の断面は矩形状である。スクレーパ6の上下の面は、水平方向に広がる。堆積槽2の周方向におけるスクレーパ6の両側面は、鉛直方向に広がる。
図1に示すように、複数の支持ローラ70は、周方向に延びる円環状に2列、基礎50の上に配置されており、テーブル20のレール23に接している。駆動モータ71は、複数の支持ローラ70のうちいくつかに接続され、これらの支持ローラ70を回転させる力を発生する。回転駆動される支持ローラ70とレール23との摩擦力により、テーブル20が回転駆動され、堆積槽2が軸200の周りに回転する。
図2に示すように、フード80は、円環状であり、堆積槽2の上部の開口を覆うように配置される。基礎50に対して位置が固定されたフード80に対して、堆積槽2が回転する。排気ダクト81の一端は、フード80に接続され、フード80の内部と連通する。排気ダクト81の他端の先には、図1に示すように、吸引ファン82が接続されている。吸引ファン82は、排気ダクト81を介してフード80の内部の空気10を吸引する。吸引ファン82の手前に、ボイラ83が接続されている。ボイラ83は、熱交換を行うことで、フード80からの高温の空気10から熱エネルギを回収する。なお、ボイラ83とフード80との間に、除塵機84が接続されてもよい。また、フード80と堆積槽2の上端との間の隙間からの空気10のリークを防止するためのシール構造が設けられている。
供給シュート9は、フード80を貫通するように配置されている。供給シュート9には、焼結機から、冷却前の高温の焼結鉱11が供給される。供給シュート9に供給された焼結鉱11は、供給シュート9を通過して堆積槽2の上部から堆積槽2の内部に供給され、堆積する。なお、供給シュート9の内部に常時所定量の焼結鉱11が充填されているように設けられてよい。この場合、堆積槽2の回転に応じて焼結鉱11が供給シュート9から堆積槽2へ連続的に供給されるため、堆積槽2に堆積する焼結鉱11の高さの変動を抑制できる。
吸引ファン82によりフード80の内部の空気10が吸引されることにより、外部の空気10が堆積槽2の内部に取り込まれる。図7に示すように、空気10は、堆積槽2の内周壁21のルーバ部211では、ルーバ212同士の間の隙間から堆積槽2の内部へ直接取り込まれる。外周壁22のルーバ部221でも同様である。一方、空気10は、両周壁21,22に接続された通気ダクト3の吸気口30からも、堆積槽2の内部へ取り込まれる。吸気口30から通気ダクト3の内部に取り込まれた空気10は、仕切板331,332により流路を分割された後、通気ダクト3に接続されたルーバユニット4のルーバ部41に導入され、ルーバ部41を介して堆積槽2の内部に供給される。ルーバユニット4は、堆積槽2の内部に空気10を導入する気体導入部材として機能する。
堆積槽2の内部に取り込まれた外部の空気10は、堆積した焼結鉱11の間を通過して堆積槽2の下部から上部へ移動する。この間、空気10が焼結鉱11の熱を吸収することにより、焼結鉱11が冷却される。空気10は、堆積槽2の内部の焼結鉱11を冷却するための気体(以下、冷却気体という。)として機能する。堆積槽2は冷却槽として機能する。フード80の内部へ移動した高温の空気10は、排気ダクト81から排気される。冷却された焼結鉱11は、堆積槽2の下部において、排出口24から、堆積槽2の回転に伴い連続的に排出される。すなわち、堆積槽2の周方向における堆積槽2とスクレーパ6との相対移動により、堆積槽2の下部の焼結鉱11が、スクレーパ6により押され、排出口24から堆積槽2の外部へ排出される。焼結鉱11は、堆積槽2の上部から連続的に供給されるとともに、外部から吸引された空気10と熱交換して冷却され、順次堆積槽2の内部を降下し、最後にスクレーパ6により掻き出されることになる。この際、堆積槽2の内部の焼結鉱11は、徐々に下方へ移動することになり、下方へ徐々に移動する間に、吸引されて上方へ向かう空気10により冷却されるため、焼結鉱11の全体が効率的に冷却される。このように、焼結鉱冷却装置は、空気等の冷却気体を下から上に流す対向流式の熱交換を可能にしたものである。なお、冷却気体は空気に限らない。
以下、スクレーパ6の構成の詳細を説明する。堆積槽2の周方向において、堆積槽2に対してスクレーパ6が進行する方向を前方とし、スクレーパ6に対して堆積槽2が進行する方向を後方とする。図2,図6において、スクレーパ6に対する堆積槽2の進行方向(すなわち後方)を、矢印201で示す。
図6に示すように、スクレーパ6の前方の側面601および後方の側面602は、内周壁21の側から外周壁22の側へ向かうにつれて後方へ向かうように、堆積槽2の径方向に対し傾いている。上方から見て、スクレーパ6の前方の端(すなわち前方の側面601)が堆積槽2の径方向直線に対してなす角度をθ1とする。スクレーパ6の後方の端(すなわち後方の側面602)が堆積槽2の径方向直線に対してなす角度をθ2とする。以下、上方から見て、反時計回り方向を正とし、時計回り方向を負とすると、θ1>0°、θ2>0°である。スクレーパ6の前後の側面601,602は互いに平行であってよい。言い換えると、θ1=θ2であってよい。
次に、図6,図7を参照して、本実施形態の焼結鉱冷却装置1の利点を説明する。以下、堆積槽2の周壁のうち、排出口24が設けられていない周壁である内周壁21を第1周壁21とし、排出口24が設けられた周壁である外周壁22を第2周壁22とする。図7に示すように、堆積槽2の内部において上部から排出口24へ向けて流動する焼結鉱11の流動通路は、堆積槽2の径方向で、第1流動通路111と第2流動通路112に大別される。第1流動通路111は、第1周壁21の側の通路であり、堆積槽2の下部において堆積槽2の径方向外側へ流れの向きを変えて排出口24に連通する。第2流動通路112は、第2周壁22の側の通路であり、堆積槽2の下部において堆積槽2の径方向外側へ流れの向きを変えて排出口24に連通する。
本実施形態の焼結鉱冷却装置1は、気体導入部材としてのルーバユニット4を備える。ルーバユニット4は、堆積槽2の内部にスクレーパ6よりも上方に配置され、堆積槽2の周方向に延びるように設けられている。第1流動通路111は、第1周壁21とルーバユニット4との間の空間を含んで排出口24に連通する。第2流動通路112は、第2周壁22とルーバユニット4との間の空間を含んで排出口24に連通する。
第2流動通路112を構成する第2周壁22には排出口24が設けられており、第2流動通路112は下方で排出口24にそのまま連続する。一方、第1流動通路111を構成する第1周壁21には排出口24が設けられておらず、第1流動通路111は下方で折れ曲がり、堆積槽2の底面であるテーブル20に沿う通路を介して排出口24に接続する。よって、堆積槽2の下部において堆積槽2の径方向外側すなわち排出口24の側へ向かう焼結鉱11の流れの長さ、および向きの変化は、第1流動通路111のほうが第2流動通路112よりも、大きい。このため、第2流動通路112の焼結鉱11は、第1流動通路111の焼結鉱11よりも、流動速度が速く、排出口24に到達するまでの時間、言い換えると堆積槽2における滞留時間が短くなりがちであり、より速やかに排出口24から排出されやすい。一方、第1流動通路111の焼結鉱11は、第2流動通路112の焼結鉱11よりも、流動速度が遅く、停滞しており、排出口24に到達するまでの時間(滞留時間)が長くなりがちであり、より後になってから排出口24から排出されやすい。
このように、堆積槽2の径方向において流動速度の分布が不均一になると、冷却性能の悪化につながるおそれがある。すなわち、流動速度が速い第2流動通路112において、焼結鉱11は冷却不足となる一方、流動速度が遅い第1流動通路111において、焼結鉱11は過冷却の状態となる。これにより、排出される焼結鉱11の温度がばらつくおそれがある。特に、大量の焼結鉱11の冷却処理を可能とするために、堆積槽2の径方向寸法、言い換えると周壁21,22の間の距離を大きくした場合、上記径方向における流動速度の分布の不均一度が高くなるおそれがある。
これに対し、本実施形態の焼結鉱冷却装置1は、堆積槽2とスクレーパ6との相対移動に伴いスクレーパ6の後方へ向けて流下する焼結鉱11を荷下がりとするとき、この荷下がりの速度をスクレーパ6の形状または配置等によって調整することで、上記径方向における流動速度の不均一を抑制する。すなわち、堆積槽2が回転することで、スクレーパ6の前方にある焼結鉱11が押されるとともに、スクレーパ6の後方に空洞が発生する。この空洞に焼結鉱11が入り込むことで荷下がりが発生する。第1周壁21の側における荷下がりの速度と第2周壁22の側における荷下がりの速度との差を所定範囲内とするように、スクレーパ6が設けられている。これにより、第1流動通路111における焼結鉱11の流動速度が、第2流動通路112における焼結鉱11の流動速度に近づく。よって、堆積槽2の径方向における流動速度の分布の均一化を図り、冷却性能の悪化を抑制できる。荷下がり速度の差の上記所定範囲は、所与の堆積槽2の諸元(例えば周壁21,22の傾きまたは周壁21,22の間の距離等)および運転条件(例えば焼結鉱11および空気10の供給経路もしくは供給量、または堆積槽2の回転速度等)の下、所定の冷却性能を確保できる程度に、流動速度の分布の均一化が実現される荷下がり速度差の範囲であってよい。
スクレーパ6の後方へ向けて流下する焼結鉱11は、ルーバユニット4の下方には、ルーバユニット4の上から直接流下することはできない。このため、ルーバユニット4の下方には、第1流動通路111および第2流動通路112を流下してきた焼結鉱11が流入する。ここで、ルーバユニット4の下方へ、第2周壁22の側から流入する焼結鉱11の量よりも、第1周壁21の側から流入する焼結鉱11の量が多くなるように、スクレーパ6の形状等を設定することで、第1周壁21の側における荷下がり速度と第2周壁22の側における荷下がり速度との差を所定範囲内とすることが容易となる。
図6に示すように、スクレーパ6の後方の側面602が、第1周壁21の側から第2周壁22の側へ向かうにつれて後方へ向かうように、堆積槽2の径方向に対し角度θ2だけ傾いて設けられている。よって、堆積槽2の回転に伴ってスクレーパ6の後方にできる空洞も、堆積槽2の径方向に対し角度θ2だけ傾いて形成される。θ2>0°であるため、上記空洞に流れ込む焼結鉱11の流れ込み方向は、第1周壁21の側から第2周壁22の側へ向かうベクトルを持つ。ルーバユニット4の下方においても、上記傾きの分、すなわち角度θ2の分、スクレーパ6の後方に第1周壁21の側から流入する焼結鉱11の量が、スクレーパ6の後方の側面602が堆積槽2の径方向に沿っている場合に比べ、多くなる。よって、第1周壁21の側における荷下がり速度を、第2周壁22の側における荷下がり速度に近づけることが容易となる。
また、スクレーパ6の前方の側面601が、第1周壁21の側から第2周壁22の側へ向かうにつれて後方へ向かうように、堆積槽2の径方向に対し傾いて設けられていてよい。言い換えると、θ1>0°であってよい。この場合、前方からスクレーパ6に作用する荷重の方向が、スクレーパ6の直角方向に対して傾くため、スクレーパ6に作用する曲げ荷重が過大となることを抑制し、スクレーパ6の耐久性の向上を図ることができる。また、スクレーパ6の前方の側面601が焼結鉱11を押す際、第2周壁22の側へ向けて押し出す力が生じるため、スクレーパ6の前方においても焼結鉱11を排出口24へ向けて排出することが容易となる。なお、θ1=θ2であってよく、この場合、スクレーパ6の断面積がスクレーパ6の長手方向位置により変化することを抑制できる。
堆積槽2の内部に、堆積槽2の周方向に延びるように気体導入部材が設けられていれば、スクレーパ6を当該気体導入部材よりも下方に配置し、スクレーパ6の形状または配置等を上記のように設定することで、上記作用効果を得ることができる。このため、当該気体導入部材として、ルーバユニット4に限らず、例えば半筒状の箱型であって下方に開口した部材を用いてもよい。
なお、ここまで、堆積槽2の周方向におけるスクレーパ6の両側面601,602を、鉛直方向に広がる面として説明してきたが、スクレーパ6の両側面601,602は、鉛直方向に対して傾いていてもよいし、鉛直方向で段差を有していてもよい。また、堆積槽2の径方向位置、言い換えるとスクレーパ6の長手方向位置に応じて、スクレーパ6の高さが異なっていてもよい。
焼結鉱冷却装置1は通気ダクト3を備える。通気ダクト3は、堆積槽2の内部に配置され、第1周壁21および第2周壁22に接続するとともに、ルーバユニット4に接続する。これにより、ルーバユニット4は堆積槽2の内部に支持される。通気ダクト3には、堆積槽2の外部から、冷却気体としての空気10が供給される。ルーバユニット4は、通気ダクト3から供給される空気10を焼結鉱11へ向けて供給可能である。なお、通気ダクト3は、第1周壁21または第2周壁22のいずれか一方のみに接続していてもよい。通気ダクト3は、ルーバユニット4への空気供給通路としての機能だけでなく、それ自体が開口部を有して堆積槽2の内部に空気10を供給する機能を有してもよい。
(変形例)
堆積槽2の径方向に対するスクレーパ6の後方の側面602の角度θ2は、25°以上が好ましく、30°以上がより好ましい。図8は、角度θ2が略40°である変形例を示す、図6と同様の上面図である。
このように角度θ2が30°以上である場合、θ2が30°未満である場合に比べ、スクレーパ6の後方に発生する空洞へ向かう荷流れのベクトルが第2周壁22の側に大きくなる。また、第1周壁21の側からルーバユニット4の下方に流入する焼結鉱11のベクトルが、第2周壁22の側に大きくなる。よって、第1流動通路111における焼結鉱11の流動速度を、第2流動通路112における焼結鉱11の流動速度に、より近づけることが可能である。
本発明者は、角度θ2が略20°のときよりも略30°のときのほうが、堆積槽2の径方向における焼結鉱11の流動速度の分布の不均一度が抑制され、さらに角度θ2が略30°のときよりも略40°のときのほうが、上記不均一度が抑制されることを、実験により確認した。
[第2実施形態]
まず、図9~12を参照して、第2実施形態に係る焼結鉱冷却装置1の構成を説明する。第1実施形態と共通する構成については、第1実施形態と同じ符号を付して説明を省略する。図9は、本実施形態のスクレーパ6の一部を上方から見た上面図である。図10は、本実施形態のスクレーパ6の断面図である(図9のX-X視)。図11は、図6と同様の上面図である。図12は、図7と同様の部分断面図である。
図9,図10に示すように、スクレーパ6は、本体部分60と板状部分61Aを有する。本体部分60の後方の側面602は、堆積槽2の径方向に沿って延びている。板状部分61Aは、本体部分60の側面602の上端に接続し、水平方向に広がる。板状部分61Aは縁613と縁614を有する。縁613は、堆積槽2の周方向に沿って直線状に延びるように配置される外縁である。言い換えると、縁613は、堆積槽2の径方向に対し直交し、図11に示すように、堆積槽2の径方向で第1周壁21に対向する。縁614は、板状部分61Aの後方の外縁であり、本体部分60の後方の側面602に沿って、すなわち堆積槽2の径方向に沿って延びる直線状である。
図11に示すように、第2実施形態の焼結鉱冷却装置1は、第1実施形態と同様、堆積槽2の内部にスクレーパ6よりも上方に設けられ、堆積槽2の周方向に延びるように配置された気体導入部材としてのルーバユニット4を備える。スクレーパ6の板状部分61Aは、ルーバユニット4と第2周壁22との間に配置されている。また、上方から見て、板状部分61Aは、第2周壁22と重畳している。すなわち、堆積槽2の径方向で、板状部分61Aと排出口24とが重畳している。
次に、上記構成から得られる利点を説明する。堆積槽2に対するスクレーパ6の移動に伴い、スクレーパ6の後方に空洞が形成される。スクレーパ6の後方に形成される空洞の体積の分だけ焼結鉱11が上記空洞へ供給されて荷流れを生じる。ルーバユニット4の下方には、焼結鉱11がルーバユニット4の上から直接流下することはできない。ルーバユニット4の下方には、第1流動通路111および第2流動通路112を流下してきた焼結鉱11が流入する。第2実施形態のスクレーパ6は板状部分61Aを有している。板状部分61Aは、スクレーパ6の後方の上端に接続し、第2流動通路112の側に水平方向に広がるように設けられている。すなわち、板状部分61Aは、ルーバユニット4と第2周壁22との間に設けられている。よって、第2流動通路112の側からルーバユニット4の下方へ向かう焼結鉱11の流れが妨げられ、第1流動通路111の側から先にルーバユニット4の下方へ焼結鉱11が流入しやすくなる。したがって、第2流動通路112からルーバユニット4の下方へ流入する焼結鉱11の量よりも、第1流動通路111からルーバユニット4の下方へ流入する焼結鉱11の量のほうが多くなる。
このように、第2流動通路112からルーバユニット4の下方に流入する焼結鉱11の量よりも、第1流動通路111からルーバユニット4の下方に流入する焼結鉱11の量のほうが多くなるように、板状部分61Aの形状または位置等を設定することで、第1周壁21の側における荷下がり速度と第2周壁22の側における荷下がり速度との差を所定範囲内とすることが容易となる。スクレーパ6は、第1周壁21の側と第2周壁22の側との間における荷下がり速度の差を小さくして均一化するための荷下がり調整板として機能する。なお、板状部分61Aは、本体部分60の後方の上端に限らず、上側に接続していればよく、要は、板状部分61Aの下方に焼結鉱11が流入可能な空間が形成されうる位置に接続していればよい。また、板状部分61Aの板厚は特に限定されず、流下してくる焼結鉱11を受け止める強度を有し、かつ、板状部分61Aの下方に焼結鉱11が流入可能な空間が形成されるような板厚であればよい。
板状部分61Aがスクレーパ6のうち第1流動通路111の側まで延びて設けられないこと、言い換えると板状部分61Aの縁613が第1流動通路111に位置しないことが好ましい。このように板状部分61Aが第1流動通路111の側まで延びて設けられないことにより、焼結鉱11が第2流動通路112の側よりも第1流動通路111の側から先にルーバユニット4の下方へ流入するという上記効果を増大できる。
一方、板状部分61Aと第2周壁22との間に焼結鉱11が通過可能な大きさの隙間が設けられていないことが好ましい。具体的には、堆積槽2の径方向で、板状部分61Aと排出口24とが重畳していてよい。この場合、焼結鉱11が第2流動通路112の側よりも第1流動通路111の側から先にルーバユニット4の下方へ流入するという上記効果がより確実に得られる。よって、第1流動通路111の側における荷下がり速度を、第2流動通路112の側における荷下がり速度に近づけることがより容易となる。
なお、スクレーパ6の本体部分60の後方の側面602が堆積槽2の径方向に沿って延びている形態を説明したが、第1実施形態と同様に、側面602が、内周壁21の側から外周壁22の側へ向かうにつれて後方へ向かうように、堆積槽2の径方向に対し傾いていてもよい。
[第3実施形態]
まず、図13~15を参照して、第3実施形態に係る焼結鉱冷却装置1の構成を説明する。第2実施形態と機能が共通する構成については、第2実施形態と同じ符号を付して説明を省略する。図13は、本実施形態のスクレーパ6の一部を上方から見た上面図である。図14は、本実施形態のスクレーパ6の断面図である(図13のXIV-XIV視)。図15は、図11と同様の上面図である。
図13,図14に示すように、スクレーパ6の本体部分60の後方の側面602は、堆積槽2の径方向に沿って延びている。スクレーパ6は板状部分61Bを有する。板状部分61Bは、本体部分60の後方の側面602の上端に接続し、水平方向に広がる。板状部分61Bは縁614を有する。縁614は、板状部分61Bの後方の外縁であり、第1周壁21の側から第2周壁22の側へ向かうにつれて、本体部分60の後方の側面602から後方へ遠ざかるように延びる直線状である。言い換えると、板状部分61Bの後方の縁614は、第1周壁21の側から第2周壁22の側へ向かうにつれて、板状部分61Bの前方の縁610よりも多く後方へ向かうように、縁610に対し傾いている。さらに言い換えると、堆積槽2の周方向における板状部分61Bの幅が、第1周壁21の側から第2周壁22の側へ向かうにつれて大きくなる。
図15に示すように、第3実施形態の焼結鉱冷却装置1は、第1実施形態と同様、堆積槽2の内部にスクレーパ6よりも上方に設けられ、堆積槽2の周方向に延びるように配置された気体導入部材としてのルーバユニット4を備える。図15に示すように、上方から見て、板状部分61Bの後方の縁614が径方向に対してなす角度θ3は、0°<θ3<90°である。板状部分61Bは、堆積槽2の内部におけるスクレーパ6のうち、ルーバユニット4に対して第1周壁21の側と第2周壁22の側の両方にある。
次に、上記構成から得られる利点を説明する。板状部分61Bは、スクレーパ6のうち、ルーバユニット4に対して第2周壁22の側だけでなく、第1周壁21の側にも設けられている。よって、本体部分60に対して板状部分61Bを支持する範囲を大きくし、板状部分61Bの支持強度を向上できる。これにより、板状部分61Bの形状や大きさ等の設計自由度を向上できる。例えば、堆積槽2の周方向における板状部分61Bの寸法(すなわち前後方向幅)を容易に大きくすることができる。
板状部分61Bの後方の縁614が堆積槽2の径方向に対してなす角度θ3は、0°<θ3<90°の範囲にある。このように角度θ3をゼロより大きくすることで、第1実施形態と同様に、焼結鉱11の荷流れの方向が、第1周壁21の側から第2周壁22の側へ向かうベクトルを持つようにすることができる。よって、第2周壁22の側からよりも第1周壁21の側からルーバユニット4の下方に流入する焼結鉱11の量が多くなる。これにより、第1周壁21の側における荷下がり速度を、第2周壁22の側における荷下がり速度に近づけることがより容易となる。
板状部分61Bの後方の縁614が、第1周壁21の側から第2周壁22の側へ向かうにつれて、スクレーパ6の後方の端である本体部分60の後方の側面602から後方へ遠ざかるように設けられている。この場合、板状部分61Bとルーバユニット4の第1周壁21の側の縁43とが重畳する部分よりも、板状部分61Bとルーバユニット4の第2周壁22の側の縁44とが重畳する部分のほうが、後方側に広くなる。よって、第2実施形態と同様、焼結鉱11が第2流動通路112の側からよりも第1流動通路111の側から先にルーバユニット4の下方へ流入しやすくなる。これにより、第2流動通路112からルーバユニット4の下方へ流入する焼結鉱11の量よりも、第1流動通路111からルーバユニット4の下方へ流入する焼結鉱11の量が多くなる。
このように、第3実施形態は、第1実施形態と第2実施形態の効果を併せ持っており、第1周壁21の側における荷下がり速度と第2周壁22の側における荷下がり速度との差を所定範囲内とすることがより容易となる。なお、スクレーパ6の本体部分60の後方の側面602が堆積槽2の径方向に沿って延びている形態を説明したが、第1実施形態と同様に、側面602が、内周壁21の側から外周壁22の側へ向かうにつれて後方へ向かうように、堆積槽2の径方向に対し傾いていてもよい。
[第4実施形態]
まず、図16を参照して、第4実施形態に係る焼結鉱冷却装置1の構成を説明する。第1実施形態と機能が共通する構成については、第1実施形態と同じ符号を付して説明を省略する。図16は、図7と同様の部分断面図である。
図16に示すように、ルーバユニット4と内周壁21との間におけるスクレーパ6の高さのほうが、ルーバユニット4と外周壁22との間におけるスクレーパ6の高さよりも高くなるように、スクレーパ6が設けられている。よって、堆積槽2が回転することによりスクレーパ6の後方に発生する空洞は、ルーバユニット4に対して内周壁21の側のほうが、外周壁22の側よりも大きくなる。したがって、この空洞に入り込む焼結鉱11の量は、内周壁21の側のほうが、外周壁22の側よりも多くなるため、第1周壁21の側における荷下がり速度と第2周壁22の側における荷下がり速度との差を所定範囲内とすることがより容易となる。
なお、スクレーパ6の高さは、ルーバユニット4に対して内周壁21の側と外周壁22の側とでそれぞれ一定でなくてもよい。すなわち、堆積槽2の径方向位置に応じてスクレーパ6の高さが変化するように設けられてもよい。例えばスクレーパ6の上面が水平面に対して傾いていてもよい。また、スクレーパ6の後方の側面602は、堆積槽2の径方向に沿って延びていてもよいし、内周壁21の側から外周壁22の側へ向かうにつれて後方へ向かうように、堆積槽2の径方向に対し傾いていてもよい。
[第5実施形態]
さらに、図17~19を参照して、第5実施形態に係る焼結鉱冷却装置1の構成を説明する。第1実施形態と共通する構成については、第1実施形態と同じ符号を付して説明を省略する。図17は、本実施形態のスクレーパ6の一部を上方から見た上面図である。図18は、本実施形態のスクレーパ6の断面図である(図17のXVII-XVII視)。図19は、図6と同様の上面図である。
図17、図18に示すように、スクレーパ6は、本体部分60と板状部分61Cを有する。本体部分60の前方の側面601は、図19に示すように、堆積槽2の径方向に沿って延びている。板状部分61Cは、本体部分60の側面601の上端に接続し、水平方向に広がる。板状部分61Cは縁615と縁616を有する。縁615は、堆積槽2の周方向に沿って直線状に延びるように配置される外縁である。言い換えると、縁615は、堆積槽2の径方向に対し直交し、図19に示すように、堆積槽2の径方向で第1周壁21に対向する。縁616は、板状部分61Cの前方の外縁であり、本体部分60の前方の側面601に沿って、すなわち堆積槽2の径方向に沿って延びる直線状である。
第5実施形態の焼結鉱冷却装置1は、第1実施形態と同様、堆積槽2の内部にスクレーパ6よりも上方に設けられ、図19に示すように、堆積槽2の周方向に延びるように配置された気体導入部材としてのルーバユニット4を備える。スクレーパ6の板状部分61Cは、第1周壁21とルーバユニット4との間に配置されている。すなわち、上方から見て、板状部分61Cは、第1周壁21と近接し、ルーバユニット4と重畳している。
上記構成から得られる利点を説明する。堆積槽2に対するスクレーパ6の移動に伴い、堆積槽2の下部の焼結鉱11がスクレーパ6により押され、排出口24から堆積槽2の外部へ排出されるべきところ、他の焼結鉱11により流れが妨げられる。排出口24に向けて流入できない焼結鉱11は、スクレーパ6を上方から乗り越えてしまい、スクレーパ6の後方での焼結鉱の荷下がりを阻害する場合がある。このことは、排出口24から遠い第1流動通路111の側で生じやすい。
第5実施形態のスクレーパ6は板状部分61Cを有している。板状部分61Cは、スクレーパ6の本体部分60の前方の側面601の上端に接続され、第1流動通路111の側において水平方向に広がるように設けられている。すなわち、板状部分61Cは、第1周壁21とルーバユニット4との間に設けられている。よって、スクレーパ6の本体部分60の前方の側面601に沿って上昇してスクレーパ6を乗り越えようとする焼結鉱11は、板状部分61Cによって抑えられ、スクレーパ6を乗り越えようとする焼結鉱11の流れが妨げられる。第1流動通路111の側でスクレーパ6を乗り越える焼結鉱11の流れが妨げられることにより、第1流動通路111の焼結鉱11が適切に流下するようになる。
このように、第1流動通路111の側からスクレーパ6を乗り越える焼結鉱11の流れを妨げるように板状部分61Cの形状または位置等を設定することで、第1周壁21の側における荷下がり速度と第2周壁22の側における荷下がり速度との差を所定範囲内とすることが容易となる。スクレーパ6は、第1周壁21の側と第2周壁22の側との間における荷下がり速度の差を小さくして均一化するための荷下がり調整板として機能する。なお、板状部分61Cは、本体部分60の前方の側面601の上端に限らず、当該側面601の上側に接続していればよい。要は、板状部分61Cは、スクレーパ6の本体部分60の前方の側面601に沿って上昇してスクレーパ6を乗り越えようとする焼結鉱11の流れを妨げられる位置において、前方の側面601と接続していればよい。
板状部分61Cは、板状部分61Cと第1周壁との隙間を焼結鉱11が通過可能な大きさとならないように、縁615を第1周壁21に近接させて設けることが好ましい。このように、板状部分61Cが第1流動通路111の側まで延びて設けられることにより、焼結鉱11が板状部分61Cと第1周壁21との隙間を通ってスクレーパ6を乗り越えることをより確実に防止できる。したがって、第1流動通路111の側における荷下がり速度を、第2流動通路112の側における荷下がり速度に近づけることがより容易となる。
なお、板状部分61Cは、第1流動通路111の側だけでなく、第2流動通路112の側にも設けられてもよい。この場合、上方から見た板状部分61Cの面積が、第2流動通路112の側よりも第1流動通路111の側が大きくなるように、板状部分61Cを設けることが好ましい。また、第5実施形態の板状部分61Cを、前述した第1実施形態~第4実施形態のスクレーパ6に併せて設けてもよい。
[第6実施形態]
図20を参照して、第6実施形態に係る焼結鉱冷却装置1の構成を説明する。第5実施形態と機能が共通する構成については、第5実施形態と同じ符号を付して説明を省略する。図20は、図19と同様の上面図である。
図20に示すように、スクレーパ6の前方の端である本体部分60の前方の側面601は、内周壁21の側から外周壁22の側へ向かうにつれて後方へ向かうように、堆積槽2の径方向に対し傾いている。板状部分61Dは、本体部分60の前方の側面601の上端に接続し、水平方向に広がる。板状部分61Dは、縁615と縁616とを有する。スクレーパ6の板状部分61Dは、第1周壁21とルーバユニット4との間に配置されている。すなわち、上方から見て、板状部分61Dは、第1周壁21と近接し、ルーバユニット4と重畳している。
上記構成から得られる利点を説明する。第6実施形態のスクレーパ6は、板状部分61Dを有している。板状部分61Dは、スクレーパ6の本体部分60の前方の上端に接続し、第1流動通路111の側に水平方向に広がるように設けられている。すなわち、板状部分61Dは、第1周壁21とルーバユニット4との間に設けられている。さらに、スクレーパ6の本体部分60の前方の側面601は、内周壁21の側から外周壁22の側へ向かうにつれて後方へ向かうように、堆積槽2の径方向に対し傾いている。
このため、スクレーパ6を乗り越えようとするのを板状部分61Dによって抑えられた焼結鉱11は、スクレーパ6の本体部分60の前方の側面601に沿うように第1周壁21の側から第2周壁22の側へ向かう流れのベクトルを持つ。しがたって、第1流動通路111の側でスクレーパ6を乗り越えるのを板状部分61Dによって妨げられた焼結鉱11は、スクレーパ6の本体部分60の前方の側面601に沿って、第1流動通路111の側から第2流動通路112の側へ流れやすくなる。これにより、板状部分61Dで抑えられた焼結鉱11の後から流下してきた焼結鉱11が板状部分61Dを乗り越えることを抑制することができる。
このように、第1流動通路111の側でスクレーパ6を乗り越えるのを板状部分61Dによって妨げられた焼結鉱11が第2流動通路112の側に流れやすくなるように、スクレーパ6の本体部分60の前方の側面601を堆積槽2の径方向に対して傾くように、スクレーパ6を設ける。これにより、第1流動通路111の側での焼結鉱11のスクレーパ6の乗り越えを抑制でき、第1周壁21の側における荷下がり速度と第2周壁22の側における荷下がり速度との差を所定範囲内とすることが容易となる。スクレーパ6は、第1周壁21の側と第2周壁22の側との間における荷下がり速度の差を小さくして均一化するための荷下がり調整板として機能する。なお、板状部分61Dは、本体部分60の前方の側面601の上端に限らず、当該側面601の上側に接続していればよい。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、内周壁21に排出口24が設けられ、外周壁22に排出口24が設けられていなくてもよい。すなわち、外周壁22が上記第1周壁であり、内周壁21が上記第2周壁であってもよい。また、堆積槽2の断面形状は任意であり、逆台形状に限らず、矩形状または台形状等であってもよい。言い換えると、堆積槽2の周壁21,22の鉛直方向に対する傾きは任意に設定可能である。
なお、ルーバユニット4に対して第1周壁21の側における焼結鉱11の荷下がり速度とルーバユニット4に対して第2周壁22の側における焼結鉱11の荷下がり速度との差は、第1流動通路111における焼結鉱11の流動速度と第2流動通路112における焼結鉱11の流動速度との差により検出できる。第1流動通路111における焼結鉱11の流動速度と第2流動通路112における焼結鉱11の流動速度との差を実機設備で検出することが困難である場合、例えば、堆積槽2の模型を用いて検出するようにしてもよい。具体的には、模型として、実施形態(図7)を模した断面形状を有し、各流動通路に個別に焼結鉱が供給されることが可能とされ、かつ、一方の周壁の下部に排出口が設けられたものを準備する。この模型では、少なくとも一方の流動通路に焼結鉱を供給して一定量堆積させたうえで、排出口から焼結鉱を排出させると、当該流動通路の焼結鉱が減少しうる。この減少速度から、当該流動通路における焼結鉱の流動速度を算出できる。これにより、各流動通路における流動速度の差を算出可能となる。なお、各流動通路の焼結鉱の減少速度の差から直接、各流動通路の流動速度の差を算出してもよい。
1 焼結鉱冷却装置
11 焼結鉱
2 堆積槽
21 内周壁(第1周壁)
22 外周壁(第2周壁)
24 排出口
4 ルーバユニット(気体導入部材)
6 スクレーパ
61 板状部分

Claims (6)

  1. 焼結鉱を冷却するための焼結鉱冷却装置であって、
    焼結機からの焼結鉱が上部から供給されて堆積し、冷却気体が下部から供給されて前記堆積した焼結鉱の間を通過して上部へ向かうように設けられ、前記冷却気体により冷却された焼結鉱を、外周壁または内周壁のいずれか一方の下部に設けられた排出口から排出する環状の堆積槽と、
    前記排出口から前記堆積槽の内部に挿入された棒状のスクレーパと、
    前記堆積槽の内部に前記スクレーパよりも上方に配置され、前記堆積槽の周方向に延びるように設けられ、前記冷却気体を前記堆積槽の内部に導入する気体導入部材と、
    を備え、
    前記外周壁と前記内周壁のうち、前記排出口が設けられていない周壁を第1周壁とし、
    前記排出口が設けられた周壁を第2周壁とし、
    前記堆積槽の周方向において、前記堆積槽に対して前記スクレーパが進行する方向を前方とし、前記スクレーパに対して前記堆積槽が進行する方向を後方とするとき
    前記スクレーパは、前記スクレーパの後方の上側に接続し、水平方向に広がる板状部分を有し、
    前記板状部分は、前記気体導入部材と前記第2周壁との間に設けられている、
    焼結鉱冷却装置。
  2. 前記堆積槽の径方向で、前記板状部分と前記排出口とが重畳している、請求項に記載の焼結鉱冷却装置。
  3. 焼結鉱を冷却するための焼結鉱冷却装置であって、
    焼結機からの焼結鉱が上部から供給されて堆積し、冷却気体が下部から供給されて前記堆積した焼結鉱の間を通過して上部へ向かうように設けられ、前記冷却気体により冷却された焼結鉱を、外周壁または内周壁のいずれか一方の下部に設けられた排出口から排出する環状の堆積槽と、
    前記排出口から前記堆積槽の内部に挿入された棒状のスクレーパと、
    前記堆積槽の内部に前記スクレーパよりも上方に配置され、前記堆積槽の周方向に延びるように設けられ、前記冷却気体を前記堆積槽の内部に導入する気体導入部材と、
    を備え、
    前記外周壁と前記内周壁のうち、前記排出口が設けられていない周壁を第1周壁とし、
    前記排出口が設けられた周壁を第2周壁とし、
    前記堆積槽の周方向において、前記堆積槽に対して前記スクレーパが進行する方向を前方とし、前記スクレーパに対して前記堆積槽が進行する方向を後方とするとき、
    前記スクレーパは、前記スクレーパの後方の上側に接続し、水平方向に広がる板状部分を有し、
    前記板状部分の後方の縁が、前記第1周壁の側から前記第2周壁の側へ向かうにつれて、前記スクレーパの後方の端から後方へ遠ざかるように設けられている焼結鉱冷却装置。
  4. 焼結鉱を冷却するための焼結鉱冷却装置であって、
    焼結機からの焼結鉱が上部から供給されて堆積し、冷却気体が下部から供給されて前記堆積した焼結鉱の間を通過して上部へ向かうように設けられ、前記冷却気体により冷却された焼結鉱を、外周壁または内周壁のいずれか一方の下部に設けられた排出口から排出する環状の堆積槽と、
    前記排出口から前記堆積槽の内部に挿入された棒状のスクレーパと、
    前記堆積槽の内部に前記スクレーパよりも上方に配置され、前記堆積槽の周方向に延びるように設けられ、前記冷却気体を前記堆積槽の内部に導入する気体導入部材と、
    を備え、
    前記外周壁と前記内周壁のうち、前記排出口が設けられていない周壁を第1周壁とし、
    前記排出口が設けられた周壁を第2周壁とし、
    前記堆積槽の周方向において、前記堆積槽に対して前記スクレーパが進行する方向を前方とし、前記スクレーパに対して前記堆積槽が進行する方向を後方とするとき、
    前記スクレーパは、前記スクレーパの前方の上側に接続し、水平方向に広がる板状部分を有し、
    前記板状部分は、少なくとも前記気体導入部材と前記第1周壁との間に設けられている焼結鉱冷却装置。
  5. 前記スクレーパの前方の端が、前記第1周壁の側から前記第2周壁の側へ向かうにつれて後方へ向かうように、前記堆積槽の径方向に対し傾いて設けられている、請求項に記載の焼結鉱冷却装置。
  6. 焼結鉱を冷却するための焼結鉱冷却装置であって、
    焼結機からの焼結鉱が上部から供給されて堆積し、冷却気体が下部から供給されて前記堆積した焼結鉱の間を通過して上部へ向かうように設けられ、前記冷却気体により冷却された焼結鉱を、外周壁または内周壁のいずれか一方の下部に設けられた排出口から排出する環状の堆積槽と、
    前記排出口から前記堆積槽の内部に挿入された棒状のスクレーパと、
    前記堆積槽の内部に前記スクレーパよりも上方に配置され、前記堆積槽の周方向に延びるように設けられ、前記冷却気体を前記堆積槽の内部に導入する気体導入部材と、
    を備え、
    前記外周壁と前記内周壁のうち、前記排出口が設けられていない周壁を第1周壁とし、
    前記排出口が設けられた周壁を第2周壁とするとき、
    前記スクレーパは、前記気体導入部材と前記第1周壁との間における前記スクレーパの高さのほうが、前記気体導入部材と前記第2周壁との間における前記スクレーパの高さよりも高くなるように設けられている焼結鉱冷却装置。
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