JP7420616B2 - 稼働情報取得装置及び稼働情報収集システム - Google Patents

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Description

本発明は、稼働情報取得装置及び稼働情報収集システムに関するものである。
縫製工場等では、使用されているミシンの稼働情報を管理する必要がある。このため、ミシンごとに稼働情報を記録し、各ミシンの稼働情報を収集していた(例えば、特許文献1参照)。
特許第5957323号公報
しかしながら、縫製工場には、メーカーや仕様、製造年代が異なる多種のミシンが混在して稼働している場合が多く、稼働情報を検出する機能を備えていないものも混在している。従来の稼働情報収集システムは、稼働情報を検出する機能を持たないミシンについては稼働情報を収集することができないという問題があった。
本発明は、ミシンの種別に拘わらず稼働情報を取得可能な稼働情報収集システム及び稼働情報取得装置を提供することをその目的とする。
上記課題の解決のため、稼働情報取得装置にかかる本発明は、
ミシンの本体フレームの外側に設けられ、縫い針の上下動動作と同周期で周期的動作を行う動作部材の状態変化を検出する外部検出装置を備え、
前記外部検出装置の検出に基づいて稼働情報を取得し、
前記外部検出装置は、前記動作部材の特定部分を所定の検出位置で検出し、
前記特定部分の検出回数が一回で停止した場合に、インチングの実行を検出することを特徴とする。
また、稼働情報取得装置にかかる他の本発明は、
ミシンの本体フレームの外側に設けられ、縫い針の上下動動作と同周期で周期的動作を行う動作部材の状態変化を検出する外部検出装置を備え、
前記外部検出装置の検出に基づいて稼働情報を取得し、
前記動作部材は、天秤部材であり、
前記外部検出装置は、前記動作部材の特定部分を所定の検出位置で検出し、
前記特定部分について連続的な検出が行われたときの経過時間から、前記稼働情報としてのミシンの稼働時間を取得することを特徴とする。
また、稼働情報取得装置にかかる他の本発明は、
ミシンの本体フレームの外側に設けられ、縫い針の上下動動作と同周期で周期的動作を行う動作部材の状態変化を検出する外部検出装置を備え、
前記外部検出装置の検出に基づいて稼働情報を取得し、
前記動作部材は、天秤部材であり、
前記外部検出装置は、前記動作部材の特定部分を所定の検出位置で検出し、
前記特定部分の検出回数から、前記稼働情報としてのミシンの針数を取得することを特徴とする。
また、稼働情報取得装置にかかる他の本発明は、
ミシンの本体フレームの外側に設けられ、縫い針の上下動動作と同周期で周期的動作を行う動作部材の状態変化を検出する外部検出装置を備え、
前記外部検出装置の検出に基づいて稼働情報を取得し、
前記動作部材は、天秤部材であり、
前記外部検出装置は、前記動作部材の特定部分を所定の検出位置で検出し、
前記特定部分について連続的な検出が行われたときの経過時間と前記特定部分の検出回数とから、前記稼働情報としての縫製速度を取得することを特徴とする。
また、稼働情報取得装置にかかる他の本発明は、
ミシンの本体フレームの外側に設けられ、縫い針の上下動動作と同周期で周期的動作を行う動作部材の状態変化を検出する外部検出装置を備え、
前記外部検出装置の検出に基づいて稼働情報を取得し、
前記動作部材は、主軸と連動回転を行うプーリであり、
前記外部検出装置は、前記動作部材の特定部分を所定の検出位置で検出し、
前記特定部分について連続的な検出が行われたときの経過時間から、前記稼働情報としてのミシンの稼働時間を取得することを特徴とする。
また、稼働情報取得装置にかかる他の本発明は、
ミシンの本体フレームの外側に設けられ、縫い針の上下動動作と同周期で周期的動作を行う動作部材の状態変化を検出する外部検出装置を備え、
前記外部検出装置の検出に基づいて稼働情報を取得し、
前記動作部材は、主軸と連動回転を行うプーリであり、
前記外部検出装置は、前記動作部材の特定部分を所定の検出位置で検出し、
前記特定部分の検出回数から、前記稼働情報としてのミシンの針数を取得することを特徴とする。
また、稼働情報取得装置にかかる他の本発明は、
ミシンの本体フレームの外側に設けられ、縫い針の上下動動作と同周期で周期的動作を行う動作部材の状態変化を検出する外部検出装置を備え、
前記外部検出装置の検出に基づいて稼働情報を取得し、
前記動作部材は、主軸と連動回転を行うプーリであり、
前記外部検出装置は、前記動作部材の特定部分を所定の検出位置で検出し、
前記特定部分について連続的な検出が行われたときの経過時間と前記特定部分の検出回数とから、前記稼働情報としての縫製速度を取得することを特徴とする。
また、稼働情報収集システムにかかる本発明は、
一部又は全部の前記ミシンについて、当該ミシンの本体フレームの外側に設けられ、縫い針の上下動動作と同周期で周期的動作を行う動作部材の状態変化を検出する外部検出装置を備え、
前記外部検出装置の検出に基づいて稼働情報を取得し、
前記外部検出装置は、前記動作部材の特定部分を所定の検出位置で検出し、
前記特定部分の検出回数が一回で停止した場合に、インチングの実行を検出することを特徴とする。
本発明は、装備や仕様の違いにより、必要なパラメータを検出して稼働情報を外部出力する機能を有していないミシンの場合でも、動作部材に対して、ミシンの外部に後付で外部検出装置を設置し、その検出に基づいて稼働情報を取得することが可能である。
さらに、メーカーの違い、装備や仕様の違い、機種の違い、製造年代の違い等を有する多種多様なミシンを有する環境下であっても、これらの全て又は大部分のミシンから稼働情報を取得することが可能となり、工場や組織等、所定の単位区分に属する全て又は大部分のミシンの稼働状態を把握することが可能となる。
本発明の実施の形態である縫製管理システムの構成図である。 ミシンの制御系を示すブロック図である。 稼働情報取得装置の制御系を示すブロック図である。 光電センサの設置例を示すミシンの部分側面図であって光電センサの検出状態を示す。 光電センサの設置例を示すミシンの部分側面図であって光電センサの非検出状態を示す。 電流センサの斜視図である。 光センサの取り付け状態を示す説明である。 光電センサの信号の検出例を示す出力線図である。 光電センサの信号の検出例を示す出力線図である。 光電センサの信号の検出例を示す出力線図である。 光電センサの信号の検出例を示す出力線図である。 光電センサの信号の検出例を示す出力線図である。 光電センサの信号の検出例を示す出力線図である。 光電センサの他の設置例を示すミシンの側面図であって光電センサの検出状態を示す。 光電センサの他の設置例を示すミシンの側面図であって光電センサの非検出状態を示す。 近接センサの斜視図である。 出来高スイッチを備える稼働情報取得装置の説明図である。 管理サーバによる稼働情報収集処理のフローチャートである。 稼働情報取得装置による稼働情報取得処理のフローチャートである。
[縫製管理システムの概略構成]
図1は本発明の実施の形態である縫製管理システム1の構成図である。図1に示すように、縫製管理システム1は、縫製工場SP1~SP3に属するミシンについて縫製工場ごとに構築された稼働情報収集システム10と、それぞれの稼働情報収集システム10に接続された管理端末101とを含む構成となっている。なお、縫製工場SP1~SP3の稼働情報収集システム10は、構成が同一であるため、図1では、縫製工場SP2のみについて稼働情報収集システム10の構成を図示して、縫製工場SP1,SP3については、稼働情報収集システム10の図示を省略する。
各工場SP1~SP3の稼働情報収集システム10は、インターネット等のネットワークNW1を通じて管理端末101と接続されている。各工場SP1~SP3の稼働情報収集システム10で収集された稼働情報は、全て管理端末101に送信可能又は閲覧可能であり、管理者は、管理端末101から各縫製工場SP1~SP3の稼働状況等を確認することができる。
管理者は、稼働状況等を確認することにより、例えば、管理端末101を通じて、各縫製工場SP1~SP3の縫製に関する各種パラメータの設定を変更することができる。
なお、管理端末101は、一般的なパーソナルコンピュータ(PC)やタブレットPC若しくはスマートデバイス(スマートフォンやスマートウォッチ、スマートグラスなど)などで構成される。
各工場SP1~SP3では、メーカー、機種、仕様、製造年代等が異なる複数のミシンが縫製ラインを構成している。
縫製ラインを構成する複数のミシンは、厳密には多種多様であるが、これらのミシンは、概ね、二種類のミシン20とミシン30とに分類することができる。
即ち、一方の分類に属するミシン20は、当該ミシンの構成の状態変化を検出する搭載型検出装置を搭載し、その検出情報又は当該検出情報に基づく稼働情報を外部に出力する機能を有している。なお、ここでいう「搭載」とは、ミシンに当初から装備されていることを意味し、後から改造等を行って付加した検出装置やミシンの装備ではない外部の検出装置は含まないものとする。
また、他方の分類に属するミシン30は、当該ミシンの構成の状態変化を検出する搭載型検出装置を備えていない、或いは、搭載型検出装置の検出情報又は当該検出情報に基づく稼働情報を外部に出力する機能を有していない。
各工場SP1~SP3の稼働情報収集システム10は、縫製ラインに属する複数のミシン20と、縫製ラインに属する複数のミシン30及び各ミシン30に個別に併設された稼働情報取得装置40と、各ミシン20から稼働情報を収集すると共に各ミシン30から稼働情報取得装置40を通じて稼働情報を収集する収集装置としての管理サーバ11とを備えている。
管理サーバ11、各ミシン20及び各稼働情報取得装置40は、稼働情報収集システム10のネットワークNW2に接続されている。
各ミシン20及び30は、いずれも主軸モーターと、主軸モーターにより回転駆動を行う主軸と、主軸から動力を得て往復上下動を行う針棒306及び縫い針307(図4参照)と、針棒306と同周期で上下動を行う天秤部材304(図4参照)と、縫い針307の上糸に下糸を絡める釜又はルーパーと、所定の縫いピッチで布地を送る布送り機構と、上糸及び下糸を切断する糸切り装置等を備えている。
図2はミシン20の制御系を示すブロック図である。
図示のように、それぞれのミシン20は、ミシン20全体を制御する制御部21と、制御部21に接続された記憶部22、表示部23、入力部24、通信部25、操作部26及び駆動部27とを有している。
制御部21は、CPUなどの中央演算手段で構成される。記憶部22は、制御部21が実行するプログラムを記憶すると共に、制御部21のワーク領域として機能する。
表示部23は、ミシン20の動作に必要な情報を表示する。
入力部24は、オペレータからの指示や設定の入力を受け付ける。
通信部25は、ネットワークNW2を介して管理サーバ11との間で通信を行う。例えば、通信部25は、ミシン20の稼働情報を管理サーバ11に送信する。
操作部26は、オペレータからの縫製に関する操作を受け付ける。例えば、操作部26は、オペレータからの縫製の駆動操作(例えば、縫製開始、縫製停止、逆送り、糸切りの実行等)を受け付ける。
駆動部27は、前述した主軸モーター、糸切りを実行するアクチュエーター、縫いピッチを変更するアクチュエーター、その他、縫製に関する各種動作の駆動源等を含む。
検出装置28は、ミシン20に搭載された搭載型検出装置であって、稼働情報を取得するための検出情報を検出するセンサ類である。ここでは稼働情報として、「稼働時間」、「針数」、「縫製速度」、「糸切り回数」、「出来高」を例示するが、これら以外について取得可能としても良い。
検出装置28は、主軸モーターの回転数を検出するエンコーダーである。また、稼働情報の種別に応じて、他の検出装置を付加しても良い。
稼働情報としての「稼働時間」は、縫製開始から停止までの経過時間である。エンコーダーによって主軸モーターの駆動開始と停止とを検出することができ、制御部21は、駆動開始と停止までの経過時間を計時して「稼働時間」を取得することができる。
稼働情報としての「針数」は、縫製中の針落ちの積算数である。エンコーダーによって検出される主軸モーターの回転数の積算値から取得することができる。
稼働情報としての「縫製速度」は、縫製中の平均的な単位時間当たりの針落ち回数である。エンコーダー検出される主軸モーターの回転速度から取得することができる。
稼働情報としての「糸切り回数」は、糸切りの累積的な実行回数である。操作部26によって検出される糸切り指令の入力をカウントすることで取得することが可能である。
稼働情報としての「出来高」は、縫製が完了した縫製物の枚数である。一つの縫製物に対して行われる糸切りの回数が決まっているので、「糸切り回数」を一つの縫製物に対して行われる糸切りの回数で除算して求められる。なお、一つの縫製物に対して行われる糸切りの回数は、入力部24によって予め設定入力される。
上記各稼働情報は、検出装置28による検出等によって、制御部21が内蔵する時計を照合して取得され、記憶部22に一時的に格納される。また、制御部21は、定期的又は規定の時刻或いは管理サーバ11からの要求等によって、取得された稼働情報を管理サーバ11に送信する。
一方、それぞれのミシン30は、同一機種に限らず、その構成は個別に異なる場合がある。各ミシン30は、少なくとも、ミシン20と同様に操作部及び駆動部を備えているがいずれも、稼働情報を取得するための検出装置又は外部に情報を送信する通信部は備えていない。このため、各ミシン30から稼働情報を管理サーバ11に送信することはできない。
このため、各ミシン30には、ミシン外部から稼働情報を取得するための稼働情報取得装置40A又は40Bのいずれかが個別に併設されている。
[稼働情報取得装置]
図3は稼働情報取得装置40の制御系を示すブロック図である。なお、稼働情報取得装置40は、稼働情報取得装置40Aから40Eの五種類を例示するが、これらの共通する内容について説明する場合には「稼働情報取得装置40」と記載して重複する説明は省略する。また、これらの異なる点を説明する場合には、稼働情報取得装置40A,40B,40C,40D,40Eを区別して記載して説明する。
図3に示すように、稼働情報取得装置40は、所定の検出情報を取得するための処理又は制御を実行する制御部41と、制御部41に接続された記憶部42、表示部43、入力部44、通信部45及び検出装置50とを有している。
制御部41は、CPUなどの中央演算手段で構成される。記憶部42は、制御部41が実行するプログラムを記憶すると共に、制御部41のワーク領域として機能する。また、記憶部42には、稼働情報取得装置40に固有の取得装置ID、当該稼働情報取得装置40が併設されたミシン30に割り振られたミシンIDが記録されている。
表示部43は、稼働情報の取得に必要な情報や設定値を表示する。
入力部44は、オペレータからの稼働情報の取得に必要な設定値の入力を受け付ける。
通信部45は、ネットワークNW2を介して管理サーバ11との間で通信を行う。例えば、通信部45は、ミシン30から検出した検出情報及び稼働情報を管理サーバ11に送信する。
検出装置50は、本体フレーム301の外部からミシン30の縫製動作に関する検出を行う外部検出装置であって、ミシン30の稼働情報を取得するための検出情報を検出するセンサ類である。センサ類の詳細については後述する。
稼働情報取得装置40が取得する稼働情報には、「稼働時間」、「針数」、「縫製速度」、「糸切り回数」、「出来高」が挙げられる(なお、稼働情報取得装置40A~40Eの一部は、これらの稼働情報の内の一部しか取得することはできない)。これらの定義は、前述したミシン20の場合と同一である。また、稼働情報には,上記以外の情報も含まれる。稼働情報取得装置40がこれらの稼働情報を取得する方法については後述する。
稼働情報取得装置40A~40Eは、検出装置50が異なる。以下の説明では、稼働情報取得装置40A~40Eの検出装置をそれぞれ検出装置50A~50Eとする。
稼働情報取得装置40Aの検出装置50Aは、ミシン30の本体フレーム301の外側に設けられ、縫い針307の上下動動作と同周期で周期的動作を行う動作部材の状態変化を検出する光電センサ51A(図4参照)と、本体フレーム301から外部に引き出された主軸モーターのモーター電流が流れる電流ケーブル302の外側から通電を検出する電流検出装置としての電流センサ53(図6参照)と、ミシン30の主電源投入時に発光する発光部としての電源ランプ303の発光状態を検出する光検出装置としての光センサ54(図7参照)と、ミシンで作業をする作業者が操作することで出来高を検出する出来高入力部として出来高スイッチ56(図17参照)を備えている。
なお、稼働情報取得装置40Aは、検出装置50Aとして、少なくとも、光電センサ51Aを備えているが、電流センサ53、光センサ54及び出来高スイッチ56は備えていない場合もある。
図4及び図5はミシン30に対する光電センサ51Aの設置例を示すミシン30の部分側面図であり、図4は光電センサ51Aの検出状態、図5は非検出状態を示す。
光電センサ51Aは、縫い針307の上下動動作と同周期で周期的動作を行う動作部材として天秤部材304の有無を検出する。
天秤部材304は、上糸を通す糸通し孔が形成されたその先端部が本体フレーム301のミシンアーム部における正面側(オペレータと正対する面)において、外部に延出されている。天秤部材304は、主軸の回転から動力を得て、その先端部が縫い針307の上下動と同周期で上下に往復揺動動作を行う。
天秤部材304は、往復揺動動作における上死点が、ミシン30の縫製終了時に主軸の停止位置となる針棒上停止位置(縫い針307が針板の上方に退避した状態で停止する)に合致している。
光電センサ51Aは、発光素子と受光素子とを同一方向に向けて備える反射型であり、その検出面に正対する物体の有無を反射光の有無により検出することができる。光電センサ51Aは、その検出面が、上死点にある天秤部材304の先端部を検出可能な位置に正対するように、本体フレーム301のミシンアーム部の外部正面側に取り付けられている。また、天秤部材304の先端部には、光電センサ51Aに対向する配置で反射シート52Aが設けられている。この反射シート52Aがなくとも、光電センサ51Aは、天秤部材304の先端部を検出することが可能だが、反射シート52Aを設けることで、より良好な検出を行うことができる。
光電センサ51Aは、接着、ネジ止め、ブラケットを介してネジ止め等、固定可能ないずれの方法を利用しても良い。また、光電センサ51Aは、本体フレーム301の表面に直接取り付けなくとも良く、例えば、ミシン30の本体フレーム301の正面側に立設された支持体に支持される構成としても良い。
なお、天秤部材304の先端部の検出手段は、反射型の光電センサに限らず透過型の光電センサを利用しても良い。さらに、光電センサ51Aに限らず、天秤部材304の先端部の有無を検出可能なあらゆるセンサを使用することが可能である。例えば、距離検出センサにより、天秤部材304の先端部の接近を検出しても良いし、磁気や超音波を利用して天秤部材304の先端部の接近を検出するセンサを使用しても良い。
ここで、光電センサ51Aの信号の検出例を図8~図13に示す。これらの図に基づいて各稼働情報の取得方法を説明する。図8~図13において、光電センサ51Aによる天秤部材304の先端部の検出状態をL、非検出状態をHとする。
図8のように、光電センサ51Aの検出がL状態を継続する場合には、針棒上停止位置で主軸モーターが停止している状態を示す。
図9のように、光電センサ51Aの検出がH状態を継続する場合には、針棒下停止位置で主軸モーターが停止している状態を示す。
図10~図12のように、光電センサ51Aの検出がH状態とL状態とを短周期的に繰り返した場合には、制御部41は、L状態からH状態への切り替わりを示す上りエッジEuの回数をカウントすることで、「針数」を検出することができる。
例えば、図10の場合は上りエッジEuが二回発生して停止しているので針数=2とカウントされ、図11の場合も同様に針数=2とカウントされ、図12の場合には針数=3とカウントされる。
また、制御部41は、予め定められた停止判断時間t1以上のL状態又はH状態の継続が検出された場合に主軸モーターの停止と判定することができる。この停止を判定する停止判断時間t1は、入力部44から任意に設定することが可能である。例えば、停止判断時間t1は、通常の縫製が行われることのない十分に低速である主軸回転数100[spm]における周期である0.6[s]と等しい値に設定される。
そして、制御部41は、最初の上りエッジEuの検出から停止直前の最後の上りエッジEuまでの経過時間を計時し、この経過時間から「稼働時間」を取得することができる。
さらに、制御部41は、取得した「針数」を取得した「稼働時間」で除算して「縫製速度」を取得することができる。
例えば、図10の場合には、停止時に光電センサ51Aの検出がH状態を継続しているので、制御部41は、針棒下停止位置で停止したと判定する。一方、図11の場合には、停止時に光電センサ51Aの検出がL状態を継続しているので、制御部41は、針棒上停止位置で停止したと判定する。
針棒下停止位置での停止は、布地に縫い針307が突き通されて拘束された状態が維持されており、その後も、方向転換等を行って縫製が再開されることが一般的に行われる。これに対して、針棒上停止位置での停止は、布地が縫い針307による拘束を解かれた状態にあり、縫製が終了して糸切りに移行することが一般的に行われる。
従って、制御部41は、図11のような針棒上停止位置での停止の場合には、糸切りが実行されたものと見なして、「糸切り回数」のカウントを行い、「糸切り回数」の値を取得することができる。
なお、光電センサ51Aと反射シート52A(又は天秤部材304)は、天秤部材304の上停止位置を検出するように構成されているが、これらの配置を変更することによって、針棒下停止位置を検出することも可能である(後述する光電センサ51Bも同様)。その場合、針棒上停止位置での停止が検出されることで「糸切り回数」のカウントを行うのではなく、針棒下停止位置が検出されない状態での停止が検出されることで「糸切り回数」のカウントを行うことができる。
ミシン20の場合と同様に、一つの縫製物に対して行われる糸切りの回数が決まっているので、制御部41は、「糸切り回数」を一つの縫製物に対して行われる糸切りの回数xで除算して「出来高」を算出する。なお、一つの縫製物に対して行われる糸切りの回数xは、入力部44によって予め任意に設定入力される。
図13はインチングが行われた場合の光電センサ51Aの検出信号である。インチングとは、角部等で針落ち位置の位置合わせを行うために一針ずつ低速で行う縫製である。
インチングは、縫製途中で行われる一針分の針落ちであることから、針棒下停止位置で停止した状態から一針分の針落ちが行われて再び針棒下停止位置で停止される。このため、光電センサ51Aの検出がH状態で停止中に、上りエッジEuが一回検出され、再び、H状態で停止が検出されることにより、「インチング」の実行を検出することができる。
インチングの際には、上りエッジEuが一回検出しか検出されないので、「針数」=1となり、前述した「稼働時間」を求めることができず、これに伴い「縫製速度」も求めることができない。そこで、一般にインチングは非常に低速で行われることに鑑みて、一般的なミシンにおける最低縫製速度である300[spm]でインチングが行われたと仮定し、「インチング」が検出された場合には、「針数」を1、「稼働時間」を0.2[s]、「縫製速度」を300[spm]とする稼働情報を取得する。なお、インチングの際の稼働時間t2は、入力部44から任意に設定することが可能である。
図6は電流センサ53の斜視図である。電流センサ53は、主軸モーターの電流ケーブル302を挿通させる環状部を備えている。この環状部は、図6の二点鎖線で示すように、一端を分離させて開くことができ、これによって容易に電流ケーブル302を挿通させることができる。
電流センサ53は、環状部に二分割可能な環状磁気コアと、環状磁気コアを内嵌するコイルと、コイルに並列に設けられたシャント抵抗とを備え、コイルの両端部から電流ケーブル302に電流が流れる際の漏れ磁束を検出する。
この電流センサ53は、ミシン30の外部に引き出された電流ケーブル302を挿通させることでモーター電流を検出可能であることから、ミシン30に対して改造を加えることなく容易に外付け及び後付けを行うことが可能である。
なお、電流センサ53は、電流ケーブル302に限らず、主軸モーターにつながる他のケーブル、例えば、主軸モーターのアース線や主軸モーターに接続されたエンコーダーの被覆ケーブル等に取り付けても良い。
図7は光センサ54の取り付け状態を示す説明図である。光センサ54は、フォトダイオード等の光電変換素子からなる。光を検出可能であれば、他のいかなるセンサでも利用することが可能である。
光センサ54は、ミシン30の本体フレーム301や電装ボックス等の表面に設けられた電源ランプ303の近傍に対向状態で設けられ、電源ランプ303の点灯によってミシンの主電源が投入されたことを検出する。
光センサ54は、接着、ネジ止め、ブラケットを介してネジ止め等、固定可能ないずれの方向を利用しても良い。また、光センサ54は、本体フレーム301や電装ボックスの表面に直接取り付けなくとも良く、例えば、ミシン30の電源ランプ303の正面側に立設された支持体に支持される構成としても良い。
また、光センサ54は、電源ランプから光を検出する場合に限られず、主電源投入時に発光するミシン30の他のいかなる構成から光を検出しても良い。例えば、主電源投入時に発光する表示パネルや作業用ライト等から主電源の投入を検出しても良い。
この光センサ54は、ミシン30の外部に対して発光する電源ランプ等から主電源の投入を検出可能であることから、ミシン30に対して改造を加えることなく容易に外付け及び後付けを行うことが可能である。
出来高スイッチ56は、稼働情報取得装置40Eが備えるものと同一である。出来高スイッチ56については、稼働情報取得装置40Eについて説明する際に説明する。
稼働情報取得装置40Bの検出装置50Bは、光電センサ51B(図14参照)と、前述した検出装置50Aと同じ電流センサ53、光センサ54及び出来高スイッチ56とを備えている。
なお、稼働情報取得装置40Bは、検出装置50Bとして、少なくとも、光電センサ51Bを備えているが、電流センサ53、光センサ54及び出来高スイッチ56は備えていない場合もある。
即ち、稼働情報取得装置40Bは、光電センサ51Bの構成のみが稼働情報取得装置40Aと異なっている。以下、この光電センサ51Bの構成について説明する。
図14及び図15はミシン30に対する光電センサ51Bの設置例を示すミシン30の側面図であり、図14は光電センサ51Bの検出状態、図15は非検出状態を示す。
光電センサ51Bは、縫い針307の上下動動作と同周期で周期的動作を行う動作部材としてプーリ305の回転を検出する。
プーリ305は、本体フレーム301の側面側において、外部から手回し操作が行えるように、外部に露出配置されている。プーリ305は、主軸に連結され、主軸と共に連動回転動作を行う。従って、プーリ305は、縫い針307の上下動動作と同周期で回転を行う。
光電センサ51Bは、発光素子と受光素子とを同一方向に向けて備える反射型であり、発光素子からの検出光が検出対象に反射してその反射光が受光素子に検出されることにより、検出対象の有無を検出することができる。ここでは、検出対象が良好に反射するように、反射シート52Bを利用する。
プーリ305の外周面又は円形端面の外周近傍の所定の位置に、反射部としての反射シート52Bが貼着され、光電センサ51Bは、針棒上停止位置のときの反射シート52Bの位置に検出光を照射するように、ミシン30の近傍又はミシン30の本体フレーム301の表面に配置される。
図14及び図15の例では、プーリ305を手回し操作に支障を来さないように、プーリ305から離隔したミシン30を設置するテーブル上に光電センサ51Bを設置した例を示している。
光電センサ51Bは、ミシン30の本体フレーム301の表面又はテーブル上に接着、ネジ止め、ブラケットを介してネジ止め等、固定可能ないずれの方向で設置しても良い。また、光電センサ51Bは、例えば、テーブルに立設された支持体に支持される構成としても良い。
これら光電センサ51Bと反射シート52Bの構成により、光電センサ51Bは、検出光の反射光の光強度の変化から、ミシン30の針棒上停止位置を検出することが可能となる。具体的には、図14のように、ミシン30の針棒上停止位置では、反射シート52Bが検出光を反射して、光電センサ51Bは、高光強度の検出状態となる。また、図15のように、ミシン30の針棒上停止位置以外の位置では、反射シート52Bは検出光を反射しない位置にあるので、光電センサ51Bは、低光強度の検出状態となる。
なお、プーリ305の特定部位を検出する検出手段は、光電センサ51Bに限らず、プーリ305の特定部位の所定位置への接近を検出可能なあらゆるセンサを使用することが可能である。例えば、プーリ305の反射シート52Bに替えて突起等を設け、距離検出センサにより、プーリ305の特定部位の接近を検出しても良いし、プーリ305の反射シート52Bに替えて磁性体を貼付して磁気センサで検出しても良い。
この光電センサ51Bの場合には、高光強度の検出状態を前述した光電センサ51Aの検出のL状態、低光強度の検出状態を前述した光電センサ51Aの検出のH状態に置き換えることで、図8~図13に基づいて説明した稼働情報である「稼働時間」、「針数」、「縫製速度」、「糸切り回数」、「出来高」(インチングの場合を含む)を全て検出することが可能である。
稼働情報取得装置40Cの検出装置50Cは、縫い針の上下動動作と非同期な動作を行う動作部材の状態変化を検出する外部検出装置である。
具体的には、検出装置50Cは、図16に示すように、ミシン30の縫製開始や主軸モーターを起動させる操作ペダル31の入力操作を検出する近接センサ55と出来高スイッチ56とを備えている。
なお、稼働情報取得装置40Cは、検出装置50Cとして、少なくとも、近接センサ55を備えているが、出来高スイッチ56は備えていない場合もある。
近接センサ55は、操作ペダル31の操作によって接離移動を行う部位(例えば、踏板)に対向して配置され、接離移動を行う部位の接近と離隔の位置変化を検出する。
近接センサ55は、光学的、磁気的に対象物の接離を検出可能なセンサや、超音波による距離検出センサ、リミットスイッチなどでも良い。
近接センサ55は、ミシン30のテーブルや床面上に接着、ネジ止め、ブラケットを介してネジ止め等、固定可能ないずれの方向で設置しても良い。また、近接センサ55は、例えば、床面に立設された支持体に支持される構成としても良い。
この近接センサ55により、操作ペダル31が踏み込まれた入力操作状態が検出されると、入力操作状態の経過時間から「稼働時間」を取得することができる。
また、操作ペダル31が逆踏みで糸切りを実行するタイプである場合であって、近接センサ55が対象物の距離を段階的に複数段階に分けて検出可能である場合には、操作ペダル31の糸切り操作を検出することができ、「糸切り回数」及びこれに基づく「出来高」を検出することが可能である。
稼働情報取得装置40Dの検出装置50Dは、縫い針の上下動動作と非同期な動作を行う動作部材の状態変化を検出する外部検出装置である。
具体的には、検出装置50Dは、ミシン30がボビンの糸巻き装置を備えている場合に、ボビンの設置台や回転軸の回転を検出するセンサと出来高スイッチ56とを備えている。
なお、稼働情報取得装置40Dは、検出装置50Dとして、少なくとも、ボビンの設置台や回転軸の回転を検出するセンサを備えているが、出来高スイッチ56は備えていない場合もある。
ボビンの設置台や回転軸の回転を検出するセンサは、例えば、前述した光電センサ51Bと反射シート52Bのように、ボビンの設置台や回転軸に反射シートを取り付け、光電センサにより反射シートの移動を検出することで、糸巻き装置の作動状態と非作動状態とを検出する。
検出装置50Dにより、糸巻き装置の作動状態が検出されると、ミシン30が稼働状態にある「稼働の有無」や糸巻き装置の作動状態から「稼働時間」を取得することができる。
稼働情報取得装置40Eの検出装置50Eは、縫い針の上下動動作と非同期な動作を行う動作部材の状態変化を検出する外部検出装置である。
具体的には、検出装置50Eは、図17に示すように、出来高スイッチ56を備えている。
出来高スイッチ56は、ミシンで作業をする作業者が操作するスイッチであり、一つの作業(工程)が終わる度に作業者が押下する。この出来高スイッチ56を押下することで、出来高を一つカウントアップする。これにより、稼働情報としての「出来高」を取得することができる。
[管理サーバの稼働情報収集処理]
管理サーバ11の稼働情報収集処理について図18のフローチャートに基づいて説明する。
まず、管理サーバ11は、ネットワークNW2を通じて接続されている各ミシン20及び各稼働情報取得装置40に対して、現在取得している稼働情報を要求する。この要求は、定期的に実行しても良いし、管理端末101の要求に従って実行しても良いし、管理サーバ11の管理者の操作によって行っても良い。
この要求に対して、各ミシン20又は各稼働情報取得装置40のいずれかの応答が得られた場合には、管理サーバ11は、その応答信号がミシン20によるものか稼働情報取得装置40によるものかを識別する(ステップS1)。
そして、応答信号がミシン20からのものである場合には、情報送信要求を行って、当該ミシン20のミシンIDと稼働時間、針数、縫製速度(回転数)、糸切り回数及び出来高からなる直近の稼働情報のデータを取得、保存する(ステップS3)。そして、処理を終了する。
一方、応答信号がミシン20からのものではない場合には、応答信号が、当該稼働情報取得装置40に対して、プーリ305から検出を行う稼働情報取得装置40Bであるか否かを識別する(ステップS5)。
そして、応答信号が、稼働情報取得装置40Bである場合(ステップS5:YES)には、情報送信要求を行って、当該稼働情報取得装置40Bの取得装置IDと、当該稼働情報取得装置40Bが設置されたミシンIDと、プーリ305から稼働情報を取得する形式の取得装置であることを示す形式情報と、稼働時間、針数、縫製速度(回転数)、糸切り回数及び出来高からなる直近の稼働情報のデータを取得、保存する(ステップS7)。そして、処理を終了する。
一方、応答信号が、プーリ305から検出を行う稼働情報取得装置40Bではない場合(ステップS5:NO)、管理サーバ11は、応答信号が、当該稼働情報取得装置40に対して、天秤部材304から検出を行う稼働情報取得装置40Aであるか否かを識別する(ステップS8)。
そして、応答信号が、稼働情報取得装置40Aである場合(ステップS8:YES)には、情報送信要求を行って、当該稼働情報取得装置40Aの取得装置IDと、当該稼働情報取得装置40Aが設置されたミシンIDと、天秤部材304から稼働情報を取得する形式の取得装置であることを示す形式情報と、稼働時間、針数、縫製速度(回転数)、糸切り回数及び出来高からなる直近の稼働情報のデータを取得、保存する(ステップS9)。そして、処理を終了する。
一方、応答信号が、天秤部材304から検出を行う稼働情報取得装置40Aではない場合(ステップS8:NO)、管理サーバ11は、応答信号が、当該稼働情報取得装置40に対して、操作ペダル31から検出を行う稼働情報取得装置40Cであるか否かを識別する(ステップS10)。
そして、応答信号が、稼働情報取得装置40Cである場合(ステップS10:YES)には、情報送信要求を行って、当該稼働情報取得装置40Cの取得装置IDと、当該稼働情報取得装置40Cが設置されたミシンIDと、操作ペダル31から稼働情報を取得する形式の取得装置であることを示す形式情報と、稼働時間、糸切り回数及び出来高からなる直近の稼働情報のデータを取得、保存する(ステップS11)。なお、出来高データ取得には出来高スイッチで検出してもよい。そして、処理を終了する。
一方、応答信号が、操作ペダル31から検出を行う稼働情報取得装置40Cではない場合(ステップS10:NO)、管理サーバ11は、応答信号が、当該稼働情報取得装置40に対して、糸巻き装置から検出を行う稼働情報取得装置40Dであるか否かを識別する(ステップS12)。
そして、応答信号が、稼働情報取得装置40Dである場合(ステップS12:YES)には、情報送信要求を行って、当該稼働情報取得装置40Dの取得装置IDと、当該稼働情報取得装置40Dが設置されたミシンIDと、糸巻き装置から稼働情報を取得する形式の取得装置であることを示す形式情報と、ミシンの「稼働の有無」や稼働時間からなる直近の稼働情報のデータを取得、保存する(ステップS13)。なお、出来高データ取得には出来高スイッチで検出してもよい。そして、処理を終了する。
一方、応答信号が、糸巻き装置から検出を行う稼働情報取得装置40Dではない場合(ステップS12:NO)、管理サーバ11は、応答信号が、出来高スイッチ56から検出を行う稼働情報取得装置40Eであると判定する。
そして、管理サーバ11は、稼働情報取得装置40Eに対して情報送信要求を行って、当該稼働情報取得装置40Eの取得装置IDと、当該稼働情報取得装置40Eが設置されたミシンIDと、出来高スイッチ56から稼働情報を取得する形式の取得装置であることを示す形式情報と、「出来高」からなる直近の稼働情報のデータを取得、保存する(ステップS14)。そして、処理を終了する。
このようにして、管理サーバ11は、縫製工場SP2の縫製ラインを構成するミシンの種別に関わらず、全てのミシン20,30について共通する内容の稼働情報を取得する。また、ミシン30については、稼働情報取得装置40Aが天秤部材304から取得した稼働情報であるか、稼働情報取得装置40Bがプーリ305から取得した稼働情報であるか、稼働情報取得装置40Cが操作ペダル31から取得した稼働情報であるか、稼働情報取得装置40Dが糸巻き装置から取得した稼働情報であるか、稼働情報取得装置40Eが出来高スイッチ56から取得した稼働情報であるかを全て区別して取得することができる。
なお、稼働情報取得装置40Aと稼働情報取得装置40Bは、光電センサ51A,51Bの検出から「出来高」を取得することが可能な一方で、出来高スイッチ56の入力からも「出来高」を取得することができる。これらの稼働情報取得装置40Aと稼働情報取得装置40Bは、事前に光電センサ51A,51Bの検出から「出来高」を取得するか、出来高スイッチ56の入力から「出来高」を取得するかを予め、入力部44から設定しておくことが可能である。従って、稼働情報取得装置40Aと稼働情報取得装置40Bは、設定に基づいて得られた「出来高」を管理サーバ11に送信する。
また、管理サーバ11は、管理端末101に対して、要求により、又は、定期的に、縫製工場SP2の縫製ラインを構成する全てのミシン20,30について稼働情報を送信する。他の縫製工場SP1,SP3についても、各管理サーバ11が同様に、全てのミシン20,30の稼働情報を送信する。
管理端末101では、工場SP1~SP3ごとにそれぞれに属するミシン20,30の稼働情報を取得することができ、これらから、工場SP1~SP3ごとに分析して、ラインバランスの改善等、生産効率の向上に資する分析を行うことができる。
[稼働情報取得装置による稼働情報取得処理]
稼働情報取得装置40Aの稼働情報取得処理について図19のフローチャートに基づいて説明する。稼働情報取得装置40Aと稼働情報取得装置40Bでは、同一の稼働情報取得処理が行われるが、ここでは、稼働情報取得装置40Aの場合を例示する。
まず、稼働情報取得装置40Aでは、稼働情報の取得のために必要な設定値を予め入力部44から設定する(ステップS31)。設定値は、光電センサ51Aが最後の上りエッジEuを検出してから主軸停止と判定するための経過時間である停止判断時間t1と、インチングの際に近似的に擬制する稼働時間t2と、出来高を求めるためのパラメータである一つの縫製物の縫製で実行される糸切り回数xである。
次いで、制御部41は、光センサ54の出力から、ミシン30の主電源が投入されたか否かを判定する(ステップS33)。主電源の投入が検出されない場合には、上記判定を継続して行う。
なお、主電源の投入が検出されない状態が予め定められた規定時間継続する場合には、制御部41は、対応するミシン30は、電源が投入されず、非稼働(稼働情報なし)であることを示すデータを記憶部42に記録する。この時点で管理サーバ11から稼働情報の要求があった場合には、制御部41は、稼働情報に替えて、ミシン30は、非稼働であることを示す情報を現在時刻と共に記憶部42に記録する。
そして、天秤部材304の先端部が上下に揺動を開始すると、光電センサ51Aは、L状態とH状態の出力を交互に行うことになる。主電源投入から最初の駆動開始前は、針棒上停止位置にある(図8参照)。
制御部41は、光電センサ51Aの出力から最初の上りエッジEuの検出待ちを行う(ステップS35)。
最初の上りエッジEuが検出されない場合には、検出待ちを繰り返し、検出された場合には、上りエッジEuのカウントを開始する。
このとき、制御部41は、電流センサ53により、ミシン30の主軸モーターへの通電が行われているか否かを判定する(ステップS37)。主軸モーターへの通電が検出された場合には、通電検出を記憶し(ステップS38)、処理を進める。また、主軸モーターへの通電が検出されなかった場合には、通電非検出を記憶し、処理を進める。
そして、上りエッジEuが検出されるたびに、制御部41は、次の上りエッジEuが停止判断時間t1以内に検出されるか否かを監視する(ステップS39:図10~図12参照)。
次の上りエッジEuが停止判断時間t1以内に検出された場合には、制御部41は、主軸モーター及び主軸が回転中と判断して(ステップS41)。制御部41は、次の上りエッジEuが停止判断時間t1以内に検出されるか否かの監視を継続する。
一方、次の上りエッジEuが停止判断時間t1以内に検出されない場合には、主軸モーター及び主軸が停止したと判定する(ステップS43)。
このとき、ステップS37で主軸モーターへの通電が検出されていた場合には、ステップS45に処理を進め、ステップS37で主軸モーターへの通電が検出されていなかった場合には、再び、ミシン30の主軸モーターへの通電が行われているか否かを判定する(ステップS44)。
そして、主軸モーターへの通電が再び検出されなかった場合には、ステップS39における上りエッジEuの検出は、プーリ305の手回し操作によるものだったものとして、上りエッジEuのカウントを無効にしてステップS35に処理を戻す。
また、主軸モーターへの通電が再び検出された場合には、ステップS45に処理を進める。
制御部41は、主軸停止の判定に伴い、主軸モーターの駆動開始から停止までの上りエッジEuのカウント数から針数を算出する(ステップS45)。
そして、制御部41は、主軸モーターの駆動開始から停止までの針数が2以上か否かを判定する(ステップS47)。
そして、主軸モーターの駆動開始から停止までの針数が2未満(針数=1)の場合、制御部41は、インチングの実行と判断する(ステップS49:図13参照)。この場合、上りエッジEuが一つしか検出されないので、その時間間隔から稼働時間を算出できないため、稼働時間は、予め設定されたインチングの際の稼働時間t2とみなす。例えば、「針数」を1、「稼働時間」を縫製の最低速度の一周期である0.2[s]、「縫製速度」を縫製の最低速度である300[spm]とする(ステップS51)。
一方、主軸モーターの駆動開始から停止までの針数が2以上の場合には、制御部41は、上りエッジEuの個数から「針数」を取得し、最初の上りエッジEuから停止直前の上りエッジEuまでの経過時間から「稼働時間」を算出する(ステップS53)。
さらに、「針数」を「稼働時間」で除して「縫製速度」を算出する(ステップS55)。
そして、制御部41は、主軸停止時の光電センサ51Aの出力から、針棒上停止位置の停止か否かを判定する(ステップS57)。
針棒上停止位置の停止ではない場合(針棒下停止位置の停止の場合)には(図11参照)、縫製が再開されるので、これまでの「針数」、「稼働時間」、「縫製速度」を現在時刻と共に稼働情報として記憶部42に記録して、ステップS37に処理を戻す(ステップS57)。
一方、針棒上停止位置の停止の場合には(図10又は図12参照)、糸切りの実行と判断し、「糸切り回数」をカウントアップする(ステップS59)。
さらに、「糸切り回数」が一つの縫製物の縫製で実行される糸切り回数xに達した場合には、「出来高」を一つカウントアップする(ステップS61)。
そして、制御部41は、「針数」、「稼働時間」、「縫製速度」、「糸切り回数」、「出来高」を現在時刻と共に稼働情報として記憶部42に記録し、ステップS37に処理を戻す。
この後は、同様の処理が繰り返し行われ、稼働情報が順次蓄積される。
[発明の実施形態における技術的効果]
上述した稼働情報収集システム10の稼働情報取得装置40A,40Bは、ミシン30の本体フレーム301の外側において天秤部材304又はプーリ305の状態変化を光電センサ51A,51Bで検出して、稼働情報を取得する。このため、稼働情報の取得や外部に出力する機能を有していないミシン30に対して、改造を行うことなく、光電センサ51A,51Bを後付け且つ外付けすることで、容易に稼働情報を取得することが可能となる。
また、稼働情報取得装置40C,40Dは、ミシン30の本体フレーム301の外側に設けられ、縫い針の上下動動作と非同期な動作を行う動作部材としての操作ペダル31、糸巻き装置の状態変化を検出する外部検出装置としての検出装置50C,50Dを備え、それらの検出に基づいて稼働情報を取得する。このため、稼働情報の取得や外部に出力する機能を有していないミシン30に対して、改造を行うことなく、検出装置50C,50Dを後付け且つ外付けすることで、容易に稼働情報を取得することが可能となる。
また、稼働情報取得装置40Eは、ミシン30の本体フレーム301の外側に設けられた出来高スイッチ56の入力に基づいて稼働情報を取得する。このため、稼働情報の取得や外部に出力する機能を有していないミシン30に対して、改造を行うことなく、出来高スイッチ56を後付け且つ外付けすることで、容易に稼働情報を取得することが可能となる。
稼働情報取得装置40Bでは、プーリ305の状態変化を検出して稼働情報を取得するので、プーリ305の周囲のいずれの光電センサ51Bを配置することも可能であり、装置の設置自由度が高く、設置作業を容易に行うことが可能である。
また、稼働情報取得装置40Aでは、天秤部材304の状態変化を検出して稼働情報を取得するので、天秤部材304の有無から状態変化を検出することができ、反射シートを使用しない場合でも、良好な検出を行うことが可能である。このため、設置作業が容易であると共に、信頼性の高い稼働情報を取得することが可能となる。
また、天秤部材304は、先端部の上死点が針棒上停止位置となるので、光電センサ51Aの取り付け位置を容易に求めることができ、設置作業の負担を低減することが可能となる。
また、光電センサ51A,51Bは、天秤部材304の先端部やプーリ305の反射シート52Bの貼着位置を所定の検出位置、例えば、針棒上停止位置で検出するように構成されている。このため、針棒上停止位置であるか否か等のように、ミシン30の状態を検出することができ、稼働情報として、より多くの情報を取得することが可能となる。
例えば、光電センサ51A,51BのようなHとLの簡易な検出情報から、周期的に検出される上りエッジEuに基づいて「針数」を取得することが可能となる。
さらに、上りエッジEuの時間間隔から「稼働時間」を取得することが可能となり、「針数」及び「稼働時間」から「縫製速度」を取得することが可能となる。
また、所定の検出位置である針棒上停止位置か否かの判定により、「糸切りの回数」を取得することが可能である。さらに、「糸切りの回数」から「出来高」を取得することが可能となる。
また、稼働情報取得装置40A,40Bでは、針数=1によりインチングを検出することができ、インチングの縫製時の「針数」、「稼働時間」及び「縫製速度」を取得することが可能である。
また、稼働情報取得装置40A,40Bは、主軸モーターの電流ケーブルの外側から通電を検出する電流センサ53を備えているので、ミシン30に改造を行うことなく、外付け且つ後付けで電流センサ53を取り付けて、モーター電流の通電状態を検出することができる。
これにより、主軸モーターの稼働状態を検出でき、この検出と合わせて、稼働情報を取得することにより、例えば、非縫製時において(例えば、調整作業等の際)、誤って稼働情報を取得することを回避することができ、取得する稼働情報の信頼性を向上させることが可能となる。
また、稼働情報取得装置40A,40Bは、ミシン30の電源ランプ303等から発光状態を光センサ54で検出するので、主電源が投入されていない未使用の状態を検出することができる。これにより、ミシン30の使用状況を把握する際の材料を得ることが可能となる。
また、稼働情報取得装置40A,40B,40Eは、ミシンで作業をする作業者が操作することで出来高を検出する出来高スイッチ56を備えているので、縫い針の動作の停止位置から糸切りの実行を推測的に検出し、出来高を求める場合と比べて、より正確な出来高を取得し得る。
また、稼働情報収集システム10は、稼働情報取得装置40を備えるので、稼働情報の取得のための機能の有無にかかわらず、多種多様な複数のミシン20,30から稼働情報を取得することが可能となる。
また、稼働情報収集システム10は、種別の異なるミシン20,30について、同等となる「針数」、「稼働時間」、「縫製速度」等のパラメータからなる稼働情報を取得することができ、種別の異なるミシン20,30について、区別することなく、稼働状況を把握すると共に、その分析を縫製ライン単位で行うことが可能となる。
また、縫製管理システム1は、各縫製工場SP1~SP3のそれぞれに属するほぼ全てのミシン20,30について稼働情報を取得することができるので、各縫製工場SP1~SP3における稼働状況をより精細に把握することが可能となる。これらから、工場SP1~SP3ごとに分析して、ラインバランスの改善等、生産効率の向上に資する分析をより精細に行うことが可能となる。
[その他]
上記実施形態で示した細部は、発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、上記稼働情報収集システム10では、ミシン20や稼働情報取得装置40において、エンコーダーや光電センサ51A,51Bによる検出情報の取得までを行い、これら検出情報から稼働情報を算出する処理は、全て、管理サーバ11が行う構成としてもよい。
また、前述した稼働情報取得装置40Aでは、天秤部材304の先端部に反射シート52Aを設けて光電センサ51Aで検出する場合を例示したが、天秤部材304に反射シートを設けずに、直接的に光電センサ51Aで検出してもよい。また、光電センサ51Aに替えて測距センサを使用すれば、反射シート52Aは不要である。
また、検出装置50Bでは、光電センサ51Bは、針棒上停止位置のときの反射シート52Bの位置に検出光を照射するように配置する例を示したが、針棒下停止位置のときの反射シート52Bの位置に検出光を照射するように配置しても良い。その場合、反射シート52Bの検出時を針棒下停止位置と判定し、反射シート52Bの非検出時を針棒上停止位置と判定する。また、反射シート52Bの周方向の角度範囲は、狭くとも良いが、ある程度の広さを有していても良い。例えば、数度から数十度の範囲であっても良い。
1 縫製管理システム
10 稼働情報収集システム
11 管理サーバ
20,30 ミシン
21 制御部
40,40A,40B,40C,40D,40E 稼働情報取得装置
41 制御部
50,50A,50B,50C,50D,50E 検出装置(外部検出装置)
51A,51B 光電センサ
52B 反射シート
53 電流センサ(電流検出装置)
54 光センサ(光検出装置)
101 管理端末
301 本体フレーム
302 電流ケーブル
303 電源ランプ(発光部)
304 天秤部材(動作部材)
305 プーリ(動作部材)
306 針棒
307 縫い針
Eu 上りエッジ

Claims (18)

  1. ミシンの本体フレームの外側に設けられ、縫い針の上下動動作と同周期で周期的動作を行う動作部材の状態変化を検出する外部検出装置を備え、
    前記外部検出装置の検出に基づいて稼働情報を取得し、
    前記外部検出装置は、前記動作部材の特定部分を所定の検出位置で検出し、
    前記特定部分の検出回数が一回で停止した場合に、インチングの実行を検出することを特徴とする稼働情報取得装置。
  2. ミシンの本体フレームの外側に設けられ、縫い針の上下動動作と同周期で周期的動作を行う動作部材の状態変化を検出する外部検出装置を備え、
    前記外部検出装置の検出に基づいて稼働情報を取得し、
    前記動作部材は、天秤部材であり、
    前記外部検出装置は、前記動作部材の特定部分を所定の検出位置で検出し、
    前記特定部分について連続的な検出が行われたときの経過時間から、前記稼働情報としてのミシンの稼働時間を取得することを特徴とする稼働情報取得装置。
  3. ミシンの本体フレームの外側に設けられ、縫い針の上下動動作と同周期で周期的動作を行う動作部材の状態変化を検出する外部検出装置を備え、
    前記外部検出装置の検出に基づいて稼働情報を取得し、
    前記動作部材は、天秤部材であり、
    前記外部検出装置は、前記動作部材の特定部分を所定の検出位置で検出し、
    前記特定部分の検出回数から、前記稼働情報としてのミシンの針数を取得することを特徴とする稼働情報取得装置。
  4. ミシンの本体フレームの外側に設けられ、縫い針の上下動動作と同周期で周期的動作を行う動作部材の状態変化を検出する外部検出装置を備え、
    前記外部検出装置の検出に基づいて稼働情報を取得し、
    前記動作部材は、天秤部材であり、
    前記外部検出装置は、前記動作部材の特定部分を所定の検出位置で検出し、
    前記特定部分について連続的な検出が行われたときの経過時間と前記特定部分の検出回数とから、前記稼働情報としての縫製速度を取得することを特徴とする稼働情報取得装置。
  5. ミシンの本体フレームの外側に設けられ、縫い針の上下動動作と同周期で周期的動作を行う動作部材の状態変化を検出する外部検出装置を備え、
    前記外部検出装置の検出に基づいて稼働情報を取得し、
    前記動作部材は、主軸と連動回転を行うプーリであり、
    前記外部検出装置は、前記動作部材の特定部分を所定の検出位置で検出し、
    前記特定部分について連続的な検出が行われたときの経過時間から、前記稼働情報としてのミシンの稼働時間を取得することを特徴とする稼働情報取得装置。
  6. ミシンの本体フレームの外側に設けられ、縫い針の上下動動作と同周期で周期的動作を行う動作部材の状態変化を検出する外部検出装置を備え、
    前記外部検出装置の検出に基づいて稼働情報を取得し、
    前記動作部材は、主軸と連動回転を行うプーリであり、
    前記外部検出装置は、前記動作部材の特定部分を所定の検出位置で検出し、
    前記特定部分の検出回数から、前記稼働情報としてのミシンの針数を取得することを特徴とする稼働情報取得装置。
  7. ミシンの本体フレームの外側に設けられ、縫い針の上下動動作と同周期で周期的動作を行う動作部材の状態変化を検出する外部検出装置を備え、
    前記外部検出装置の検出に基づいて稼働情報を取得し、
    前記動作部材は、主軸と連動回転を行うプーリであり、
    前記外部検出装置は、前記動作部材の特定部分を所定の検出位置で検出し、
    前記特定部分について連続的な検出が行われたときの経過時間と前記特定部分の検出回数とから、前記稼働情報としての縫製速度を取得することを特徴とする稼働情報取得装置。
  8. 前記特定部分について連続的な検出が行われたときの経過時間から、前記稼働情報としてのミシンの稼働時間を取得することを特徴とする請求項1に記載の稼働情報取得装置。
  9. 前記特定部分の検出回数から、前記稼働情報としてのミシンの針数を取得することを特徴とする請求項1に記載の稼働情報取得装置。
  10. 前記特定部分について連続的な検出が行われたときの経過時間と前記特定部分の検出回数とから、前記稼働情報としての縫製速度を取得することを特徴とする請求項1に記載の稼働情報取得装置。
  11. 前記外部検出装置は、前記動作部材の特定部分を針棒上停止位置又は針棒下停止位置に相当する検出位置で検出し、
    前記針棒上停止位置又は針棒下停止位置での停止の検出から、前記稼働情報として糸切りの実行を取得することを特徴とする請求項1から10のいずれか一項に記載の稼働情報取得装置。
  12. 前記特定部分の検出回数が一回で停止した場合に、インチングの実行を検出することを特徴とする請求項2から7のいずれか一項に記載の稼働情報取得装置。
  13. 前記本体フレームの外側に引き出された主軸モーターにつながるケーブルの外側から通電を検出する電流検出装置を備え、
    前記主軸モーターの稼働状態を取得することを特徴とする請求項1から12のいずれか一項に記載の稼働情報取得装置。
  14. 前記ミシンの主電源投入時に発光する発光部の発光状態を検出する光検出装置を備え、
    前記ミシンの主電源投入状態を検出することを特徴とする請求項1から13のいずれか一項に記載の稼働情報取得装置。
  15. 前記ミシンで作業をする作業者が操作することで出来高を検出する出来高入力部を備えることを特徴とする請求項1から14のいずれか一項に記載の稼働情報取得装置。
  16. 複数のミシンから稼働情報を収集する稼働情報収集システムであって、
    一部又は全部の前記ミシンについて、当該ミシンの本体フレームの外側に設けられ、縫い針の上下動動作と同周期で周期的動作を行う動作部材の状態変化を検出する外部検出装置を備え、
    前記外部検出装置の検出に基づいて稼働情報を取得し、
    前記外部検出装置は、前記動作部材の特定部分を所定の検出位置で検出し、
    前記特定部分の検出回数が一回で停止した場合に、インチングの実行を検出することを特徴とする稼働情報収集システム。
  17. 一部の前記ミシンについて、前記外部検出装置の検出に基づいて稼働情報を取得し、
    他の一部の前記ミシンについて、当該ミシンに搭載され、当該ミシンの構成の状態変化を検出する搭載型検出装置の検出に基づいて稼働情報を取得することを特徴とする請求項16に記載の稼働情報収集システム。
  18. 一部の前記ミシンについて、前記外部検出装置の検出に基づいて稼働情報を取得し、
    他の一部の前記ミシンについて、当該ミシンの本体フレームの外側に設けられ、縫い針の上下動動作と非同期な動作を行う動作部材の状態変化を検出する他の外部検出装置を備え、前記他の外部検出装置の検出に基づいて稼働情報を取得することを特徴とする請求項16又は17に記載の稼働情報収集システム。
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