JP7418216B2 - 回転電機の固定子鉄心、回転電機の固定子、回転電機、回転電機の固定子鉄心の製造方法、および、回転電機の製造方法 - Google Patents

回転電機の固定子鉄心、回転電機の固定子、回転電機、回転電機の固定子鉄心の製造方法、および、回転電機の製造方法 Download PDF

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Description

本願は、回転電機の固定子鉄心、回転電機の固定子、回転電機、回転電機の固定子鉄心の製造方法、および、回転電機の製造方法に関するものである。
近年、電動機、発電機などの回転電機には、小型高出力化が求められている。回転電機に用いられる電機子鉄心を電磁鋼板の積層コアである積層鉄心により構成することで、電機子鉄心に生じる渦電流を抑制して高効率化を図ることが、広く知られている。積層された電磁鋼板を固定する手段として、電磁鋼板同士をかしめる方法または溶接する方法があるが、固定部分で電磁鋼板間が積層方向に電気的に短絡するため、渦電流が発生して効率が悪化する問題があった。
また、かしめた部分または溶接部には残留応力が生じるため、ヒステリシス損が増加して、回転電機の効率が悪化する問題があった。これらの問題を解決する方法として、電磁鋼板同士を接着により固着する方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。例えば、この特許文献1に記載の積層鉄心の製造方法では、電磁鋼板を多数重ねて積層コアを締め付けて固定した状態で、熱硬化型接着剤を電磁鋼板間に含浸させ、コアの外周縁部、内周縁部およびコア内部に接着剤を浸透させて硬化させ、コアを固定した電動機が提示されている。
特開2003-324869号公報
従来の回転電機の固定子鉄心、回転電機の固定子、回転電機、回転電機の固定子鉄心の製造方法、および、回転電機の製造方法では、積層コアの外周縁面に接着剤が付着するために、コアの外周に取付用のフレームを焼き嵌め、あるいは圧入する場合、外周縁面の接着剤により組立後のコアの形状精度が低下するという問題点があった。また、軸方向に垂直な面内において周方向に分割された積層コアの側面同士を当接させて、積層コアを環状に配列して電機子鉄心を組み立てる際に、積層コアの当接面に付着した接着剤により組立精度が安定せず、形状精度が低下するという問題点があった。
また、積層コアを構成する電磁鋼板間の全てに接着剤を充填する必要があるため、回転電機などに用いられる一般的な積層コアの電磁鋼板の積層枚数が数百枚にもおよぶことを考慮すると、数百か所の電磁鋼板間の全てに接着剤を含浸させる必要があり、生産性が低下するという問題点があった。
本願は、上記のような課題を解決するための技術を開示するものであり、接着剤を利用する場合であっても、組立精度および生産性の低下を防止する回転電機の固定子鉄心、回転電機の固定子、回転電機、回転電機の固定子鉄心の製造方法、および、回転電機の製造方法を提供することを目的とする。
本願に開示される回転電機の固定子鉄心は、
コアバック部、および、該コアバック部の径方向の内側のコア内周面から径方向の内側に突出するティース部を有するコア片を軸方向に複数枚積層して構成された積層コアであって、
前記積層コアの前記ティース部、および、前記コアバック部に囲まれたスロット領域を形成する面の内、少なくともいずれかの面上に、軸方向に連続、あるいは断続して、全ての前記コア片に接着部が形成されるとともに、全ての前記コアバック部の最外周面には前記接着部が形成されておらず、
前記接着部の軸方向一端は、前記積層コアの軸方向一端面よりも突出した位置で切断されているものである。
また、本願に開示される回転電機の固定鉄心は、
コアバック部、および、該コアバック部の径方向の内側のコア内周面から径方向の内側に突出するティース部、該ティース部の径方向の内側端から周方向に延設されるシュー部を有するコア片を軸方向に複数枚積層して構成された積層コアであって、
前記積層コアの前記ティース部、前記コアバック部、および、前記シュー部に囲まれたスロット領域を形成する面の内、少なくともいずれかの面上に、軸方向に連続、あるいは断続して、全ての前記コア片に接着部が形成されるとともに、全ての前記コアバック部の最外周面には前記接着部が形成されておらず、
前記接着部の軸方向一端は、前記積層コアの軸方向一端面よりも突出した位置で切断されているものである。
また、本願に開示される回転電機の固定子は、
上記に記載の回転電機の固定子鉄心の前記スロット領域を形成する前記積層コアの面上にインシュレータが形成され、
前記接着部は、前記インシュレータには接着されずに前記インシュレータと前記積層コアとの間に形成され、
前記インシュレータを介して前記スロット領域にコイルが形成されるものである。
また、本願に開示される回転電機は、
上記に記載の回転電機の固定子と、前記固定子に空隙を介して対向配置された回転子とを備えたものである。
また、本願に開示される回転電機の固定子鉄心の製造方法は、
コアバック部、および、該コアバック部の径方向の内側のコア内周面から径方向の内側に突出するティース部を有するコア片を軸方向に複数枚積層して構成された積層コアであって、
前記積層コアの前記ティース部、および、前記コアバック部に囲まれたスロット領域を形成する面の内、少なくともいずれかの面上に、軸方向に連続、あるいは断続して、全ての前記コア片に接着部が形成されるとともに、全ての前記コアバック部の最外周面には前記接着部が形成されておらず、
前記積層コアの軸方向のいずれか一端側の前記コア片には、軸方向の前記一端側に突出する凸部が形成される回転電機の固定子鉄心の製造方法において、
前記コア片を前記積層コアの所定枚数毎に前記凸部を形成しながら板材から順次打ち抜く打ち抜き工程と、
打ち抜かれ前記コア片を軸方向に積層するとともに整列させる整列工程と、
前記スロット領域を形成する面の内、少なくともいずれかの面上に、軸方向に連続、あるいは断続して、全ての前記コア片に接着剤を塗布する塗布工程と、
前記接着剤を硬化させる硬化工程と、
軸方向に連続して前記接着剤により接着された複数の前記積層コアを、軸方向における前記凸部の位置にて前記接着剤を切断して分割する分割工程を備えたものである。
また、本願に開示される回転電機の固定子鉄心の製造方法は、
コアバック部、および、該コアバック部の径方向の内側のコア内周面から径方向の内側に突出するティース部、該ティース部の径方向の内側端から周方向に延設されるシュー部を有するコア片を軸方向に複数枚積層して構成された積層コアであって、
前記積層コアの前記ティース部、前記コアバック部、および、前記シュー部に囲まれたスロット領域を形成する面の内、少なくともいずれかの面上に、軸方向に連続、あるいは断続して、全ての前記コア片に接着部が形成されるとともに、全ての前記コアバック部の最外周面には前記接着部が形成されておらず、
前記積層コアの軸方向のいずれか一端側の前記コア片には、軸方向の前記一端側に突出する凸部が形成される回転電機の固定子鉄心の製造方法において、
前記コア片を前記積層コアの所定枚数毎に前記凸部を形成しながら板材から順次打ち抜く打ち抜き工程と、
打ち抜かれ前記コア片を軸方向に積層するとともに整列させる整列工程と、
前記スロット領域を形成する面の内、少なくともいずれかの面上に、軸方向に連続、あるいは断続して、全ての前記コア片に接着剤を塗布する塗布工程と、
前記接着剤を硬化させる硬化工程と、
軸方向に連続して前記接着剤により接着された複数の前記積層コアを、軸方向における前記凸部の位置にて前記接着剤を切断して分割する分割工程を備えたものである。
また、本願に開示される回転電機の製造方法は、
上記に記載の回転電機の固定子鉄心の製造方法によって製造された回転電機の固定子鉄心にインシュレータおよびコイルを設置して固定子を形成し、当該固定子に空隙を介して回転子を対向配置させるものである。
本願に開示される回転電機の固定子鉄心、回転電機の固定子、回転電機、回転電機の固定子鉄心の製造方法、および、回転電機の製造方法によれば、
接着剤を利用する場合であっても、組立精度および生産性の低下を防止できる。
実施の形態1における回転電機の構成を示す断面図である。 図1に示した回転電機の固定子の構成を示す断面図である。 図2に示した固定子のM-M線における断面図である。 図1に示した回転電機の固定子のインシュレータが設置されコイル設置前の構成を示す斜視図である。 図1に示した回転電機の固定子のインシュレータが設置されコイル設置前の他の構成を示す斜視図である。 図1に示した回転電機の固定子のコア片の構成を示す平面図である。 図1に示した回転電機の固定子の積層コアの構成を示す斜視図である。 図6に示したコア片に接着部が形成された状態を示す平面図である。 図6に示したコア片に接着部が形成された他の状態を示す平面図である。 図6に示したコア片の変形例における接着部が形成された状態を示す平面図である。 図7に示した積層コアの製造方法を示すフローチャートである。 実施の形態1における回転電機の製造方法を示すフローチャートである。 実施の形態1における積層コアの製造方法を示す図である。 図13に示した積層コアの製造方法の整列工程における整列ガイドの構成を示す平面図である。 図13に示した積層コアの製造方法の塗布工程における接着剤を塗布する塗布装置の構成を示す図である。 図15に示した塗布装置のノズルの構成を示す平面図である。 図15に示した塗布装置のノズルの構成を示す側面図である。 図15に示した塗布装置の他のノズルの構成を示す平面図である。 図15に示したノズルと積層コアとの位置関係を示す側面図である。 図13に示した積層コアの製造方法の分離工程を示す図である。 図13に示した積層コアの製造方法の分離工程を示す図である。 図13に示した積層コアの製造方法の分離工程を示す図である。 図13に示した積層コアの製造方法の分離工程を示す図である。 図13に示した積層コアの製造方法の分離工程を示す図である。 実施の形態1における積層コア同士の分離位置に形成されるコア片の構成を示す平面図である。 実施の形態1における積層コア同士の分離位置に形成されるコア片の他の構成を示す平面図である。 実施の形態1における積層コア同士の分離位置に形成されるコア片の他の構成を示す平面図である。
以下の説明において、回転電機100における各方向を、それぞれ周方向Z、軸方向Y、径方向X、径方向Xの外側X1、径方向Xの内側X2として示す。よって、固定子10および回転子20においても、また、他の部分においても、これらの方向は同一方向となり、当該方向を基準として各方向を示して説明する。また、本実施の形態1においては、固定子が周方向Zにおいてティース部毎に分割されている場合の構成を例に示す。よって、周方向Zにおいて分割された1つの固定子であっても、同様に固定子として示す場合もある。
実施の形態1.
図1は実施の形態1における回転電機の構成を示す断面図である。図2は図1に示した回転電機の固定子の構成を示す断面図である。図3は図2に示した固定子のM-M線における断面図である。図4は図1に示した回転電機の固定子のインシュレータが設置されコイル設置前の構成を示す斜視図である。図5は図1に示した回転電機の固定子のインシュレータが設置されコイル設置前の他の構成を示す斜視図である。図6は図1に示した回転電機の固定子のコア片の構成を示す平面図である。図7は図1に示した回転電機の固定子の積層コアの構成を示す斜視図である。
図8は図6に示したコア片に接着部が形成された状態を示す平面図である。図9は図6に示したコア片に接着部が形成された他の状態を示す平面図である。図10は図6に示したコア片の変形例における接着部が形成された状態を示す平面図である。図11は図7に示した積層コアの製造方法を示すフローチャートである。図12は実施の形態1における回転電機の製造方法を示すフローチャートである。図13は実施の形態1における積層コアの製造方法を示す図である。図14は図13に示した積層コアの製造方法の整列工程における整列ガイドの構成を示す平面図である。
図15は図13に示した積層コアの製造方法の塗布工程における接着剤を塗布する塗布装置の構成を示す図である。図16は図15に示した塗布装置のノズルの構成を示す平面図である。図17は図15に示した塗布装置のノズルの構成を示す側面図である。図18は図15に示した塗布装置の他のノズルの構成を示す平面図である。図19は図15に示したノズルと積層コアとの位置関係を示す側面図である。
図20から図24は図13に示した積層コアの製造方法の分離工程を示す図である。図25は実施の形態1における積層コア同士の分離位置に形成されるコア片の構成を示す平面図である。図26は実施の形態1における積層コア同士の分離位置に形成されるコア片の他の構成を示す平面図である。図27は実施の形態1における積層コア同士の分離位置に形成されるコア片の他の構成を示す平面図である。
図1において、回転電機100は、円筒状のフレーム1およびフレーム1の開口を塞口する上ブラケット2、下ブラケット3と、フレーム1の円筒部内に収納された電機子としての固定子10と、フレーム1の上ブラケット2および下ブラケット3の軸心位置にベアリング4、5を介して軸方向Yに配置され、回転可能に支持された回転軸6に固着されて固定子10の径方向Xの内側X2の内周側に回転可能に配設された界磁を発生する回転子20とを備える。
回転子20は、軸心位置に挿通された回転軸6に固着された回転子鉄心7と、それぞれ、回転子鉄心7の外周面側に貼り付けられ周方向Zに設定されたピッチで配列され、磁極を構成する複数の永久磁石8とを備えた永久磁石型回転子である。尚、回転子20は、永久磁石型回転子に限定されず、絶縁しない回転子導体を、回転子鉄心のスロットに収納して、両側を短絡環で短絡したかご形回転子、または、絶縁した導体線を回転子鉄心のスロットに装着した巻線型回転子を用いてもよい。
図2および図3において、固定子10は環状に形成され、フレーム1内に固定される。固定子10は、所定の枚数のコア片40を軸方向Yに積層して形成された固定子鉄心としての積層コア50と、銅またはアルミなどの素線の表面に絶縁皮膜を有するマグネットワイヤから形成されたコイル33と、積層コア50とコイル33との間に電気的に絶縁する機能とコイル33を保持する機能を有するインシュレータ34とを備える。インシュレータ34の樹脂材料は、例えば、ナイロン、ポリフェニレンサルファイド(PPS、Poly Phenylene Sulfide)、液晶ポリマ(LCP、Liquid Crystal Polymer)、ポリブチレンテレフタレート(PBT、polybutyleneterephtalate)などである。
本実施の形態1のインシュレータ34は図4に示すように、積層コア50に一体成型にて形成される。そしてインシュレータ34は、積層コア50の軸方向Yの両端面および後述するスロット領域30を形成する面の全てを樹脂で覆った構造であり、当該インシュレータ34により積層コア50の強度および剛性を向上できる。
尚、インシュレータ34はこの例に限られることはなく、他の例としては、例えば、図5に示すように、積層コア50の軸方向Yの両端面にインシュレータ381、382がそれぞれ装着され、スロット領域30を形成する面には、絶縁シートにて形成されるインシュレータ391、392を貼り付けて設置され、コイル33と積層コア50との絶縁を確保する。絶縁シートにて形成されるインシュレータ391、392は、例えばポリフェニレンサルファイド(PPS)フィルムをアラミド紙で挟み込んで作製された絶縁シート、または、ポリエチレンテレフタラート(PET、Polyethylene terephthalate)をPPSで挟み込んで製作された絶縁シートをプレス成形して形成できる。
一体成型にて形成された図4のインシュレータ34の場合と比較すると、図5のインシュレータ391、392を用いる場合の方が、スロット領域30を形成する面を覆う部分の厚みを薄くできるため熱抵抗を低減でき、コイル33で発生した熱に対して放熱性を上げる効果がある。
図6および図7において、帯状の電磁鋼板から同一形状に打ち抜かれたコア片40を、多数枚、軸方向Yに積層して一体化されたものが積層コア50である。コア片40はコアバック部41と、ティース部42と、シュー部43とを備える。コアバック部41は円弧形状にて形成される。ティース部42はコアバック部41の径方向Xの内側X2のコア内周面44の周方向Zの中央部から径方向Xの内側X2に延びて形成される。シュー部43は、ティース部42の径方向Xの内側X2端から周方向Zの両側に向かって延在して形成される。
コア片40および積層コア50における、コアバック部41の径方向Xの外側X1の軸方向Yに沿った面をコア外周面47とし、コアバック部41の径方向Xの内側X2の軸方向Yに沿った面をコア内周面44とする。また、コアバック部41の周方向Zの両端の軸方向Yに沿った面をコア側面401とする。コア片40および積層コア50における、ティース部42の周方向Zの両端の軸方向Yに沿った面をティース側面45とする。また、ティース部42の径方向Xの内側X2の先端の軸方向Yに沿った面を先端面48とする。コア片40および積層コア50における、シュー部43の径方向Xの外側X1の軸方向Yに沿った面をシュー外周面46とする。
そして、コア片40のコアバック部41と、ティース部42と、シュー部43とに囲まれた領域がコイル33の配置されるスロット領域30となる。よって、スロット領域30を形成するコア片40の各面は、コアバック部41のコア内周面44と、ティース部42のティース側面45と、シュー部43のシュー外周面46となる。尚、本実施の形態1においては、コア片40および積層コア50として、周方向Zにおいてティース部42毎に分割された場合について示す。
コア片40を形成する上記電磁鋼板は、高透磁率の材料の表面に絶縁コーティングが施されている。よって、これらを軸方向Yに積層しても、軸方向Yに隣接するコア片40同士は絶縁されるため導通しない。この状態で各コア片40を固定するために、積層コア50のスロット領域30を形成する面であるコア内周面44、ティース側面45、シュー外周面46のいずれかに接着剤を塗布して後述する接着部9を形成し、軸方向Yのコア片40の積層間を固定する。
従来までの軸方向Yの固定方法である、かしめまたは溶接による固定方法では、軸方向Yの積層間が導通するため、その部分に渦電流が発生し鉄損が大きくなっていた。しかしながら、本実施の形態1のように接着部9の固定により軸方向Yのコア片40の積層間が絶縁された状態が維持されるため、渦電流が抑制され、回転電機効率を向上できる。
接着部9は軸方向Yに積層される全てのコア片40のコア内周面44、ティース側面45、およびシュー外周面46の内、少なくともいずれか1つの面上に対して、各コア片40を軸方向Yに連続的にまたは断続的に跨いで塗布され形成される。尚、絶縁部材にて形成されている先に示したインシュレータ34、391、392は、コア片40のコア内周面44、ティース側面45、およびシュー外周面46の各面上に配置される。そして、接着部9は、インシュレータ34、391、392には接着されず、インシュレータ34、391、392と積層コア50との間に形成される。
図8から図10において、当該接着部9の形成箇所の具体例を説明する。図8に示すように、ティース部42のティース側面45に接着剤が塗布され、接着部9が形成される。ティース部42のティース側面45に接着剤を塗布するため、塗布面積を大きく確保でき、積層の剥がれに対する強度を高くできる。
また、他の例としては図9に示すように、コアバック部41のコア内周面44とシュー部43のシュー外周面46にそれぞれ接着剤を塗布し、接着部91、92が形成される。必要強度に対して接着の強度に余裕がある場合は、このような位置に接着剤を塗布して接着部91、92を形成すれば、図8に示した場合よりも、コイル33を巻くスロット領域30のスペースを拡大でき、コイル33の占積率を大きくでき、回転電機100の効率を向上できる。
さらにコイル33の占積率を大きくしたい場合には、図10に示すように、コアバック部41のコア内周面44に径方向Xの外側X1にへこむとともに軸方向Yに延在する凹部741を形成し、その凹部741内に接着部91を収めるように構成する。積層コア50を通る磁束量に対してコアバック部41側の磁路に磁気的な余裕がある場合などは、その余裕の分で凹部741を設けることで、スロット領域30のスペースを狭めることなく、接着部91の塗布スペースを確保でき、コイル33の占積率を拡大できる。尚、以下、接着部9と示す場合には、各接着部9、91、92の総称として示すものである。
接着部9を形成する接着剤としては、例えば、2液硬化型の接着剤を用いるとよい。2液硬化型の接着剤は、主剤と硬化促進剤とからなり、主剤としては、エポキシ系接着剤、アクリル系接着剤、などが用いられる。このような構成とした場合、加熱プロセスがないため製造設備の構成をコンパクトにできるとともに、熱エネルギーを少なくできるため省エネの効果がある。
また、接着部9を形成する接着剤としては、例えば、エポキシ系接着剤に代表される加熱硬化型の接着剤を用いてもよい。この場合、製造設備に接着剤が付着しても熱を加えるまで固まらない。そのため、熱硬化させる前に、ふき取るだけで製造装置に付着した接着剤を除去でき、メンテナンス性が向上する。また、加熱硬化型の接着剤は、常温硬化型の接着剤と比較して、耐熱温度が高くなるため、積層コア50の耐熱性が向上する。
また、接着部9を形成する接着剤としては、例えば、紫外線硬化型の接着剤を使用してもよい。この場合、製造設備に接着剤が付着しても紫外線を照射するまで固まらない。そのため、熱硬化させる前に、ふき取るだけで製造装置に付着した接着剤を除去でき、メンテナンス性が向上する。
そして、このようにスロット領域30を形成するコアバック部41のコア内周面44と、ティース部42のティース側面45と、シュー部43のシュー外周面46との少なくともいずれかの1つの面上に接着剤を塗布するため、コア外周面47には接着剤が塗布されない。よって、インシュレータ34およびコイル33が形成された複数の積層コア50を環状に配置した後、積層コア50の径方向Xの外側X1のコア外周面47に取付用のフレーム1の内周面を焼き嵌め、あるいは圧入しても、コア外周面47に接着剤が存在しないため、組立後の固定子10の形状精度を向上できる。
さらに、周方向Zに隣接する積層コア50のコア側面401同士を当接させて、インシュレータ34およびコイル33が形成された複数の積層コア50を環状に配列して固定子10を組み立てる際にも、積層コア50のコア側面401に接着剤が塗布されないため、固定子10の組立精度が安定し、固定子10の形状精度が向上する。これによりトルクリップルを小さくできるなど回転電機性能が向上する。
次に、上記実施の形態1のように構成された回転電機の製造方法について、図12のフローチャートを用いて説明する。まず、図12のステップST6の積層コア形成工程において、図6に示したコア片40を軸方向Yに積層して図7に示すような積層コア50を形成する。尚、この際、スロット領域30を形成するコアバック部41のコア内周面44と、ティース部42のティース側面45と、シュー部43のシュー外周面46との少なくともいずれかの1つの面上に接着剤が塗布され、積層コア50の軸方向Yに連続、あるいは断続して、全てのコア片40に接着部9が形成されている。
次に、図12のステップST7のインシュレータ形成工程において、積層コア50にインシュレータ34を形成し、図4に示すように構成される。インシュレータ形成工程までには、接着部9はすでに硬化しているため、インシュレータ34には接着されず、インシュレータ34と積層コア50との間に形成される。次に、図12のステップST8のコイル形成工程において、分割された積層コア50のティース部42にマグネットワイヤを巻回し、コイル33を形成する。
次に、図12のステップST9の固定子形成工程において、インシュレータ34およびコイル33が装着された複数の積層コア50を環状に配置し、フレーム1の内周面にコアバック部41のコア外周面47を固定する。次に、図12のステップST10の回転電機形成工程において、軸受であるベアリング4、5によって、上ブラケット2、下ブラケット3に回転子20の回転軸6を回転自在に支持し、回転子20を固定子10に空隙を介して対向配置して回転電機100を形成する。
上記に示した回転電機100の製造方法における積層コア形成工程について、図11のフローチャートおよび図13を交えて詳細に説明する。まず、図11および図13のステップST1の打ち抜き工程において、リール状に巻かれた帯状の板材としての電磁鋼板301をアンコイラで引き出し、送り装置により油圧あるいは電動プレス機内に送り込む。当該プレス機内で金型のダイス302と第1パンチ303とにより、所定のコア片40の形状に打ち抜く。当該打ち抜きの前に、指定された枚数毎に電磁鋼板301に第2パンチ304により軸方向Yに突出する凸部400(図25参照)を形成する。
尚、各パンチ303、304は、金型内に搭載されたカム機構とエアシリンダあるいはサーボモータとにより金型からの出し入れ可能に構成され、前記プレス機のコントローラからの指令により、シリンダあるいはサーボモータを制御して出し入れされる。
次に、図11および図13のステップST2の整列工程において、打ち抜かれたコア片40を整列ガイド305で整列させながら積層方向Yに積層して積層コア50を形成する。尚、積層方向Yと、先に示した軸方向Yとは同一方向である。次に、図11および図13のステップST3の塗布工程において、積層コア50のコア片40のコア内周面44、ティース側面45、およびシュー外周面46の内、少なくともいずれか1つの面上に接着剤307を軸方向Yに連続して塗布する。
次に、図11および図13のステップST4の硬化工程において、接着剤307をヒータ306にて加熱して硬化させ接着部9を形成する。尚、整列工程から硬化工程までの間、整列ガイド305による積層コア50の拘束は継続されている。次に、図11および図13のステップST5の分割工程において、軸方向Yに連続する積層コア50の凸部400の形成された軸方向Yの位置にて、接着部9を切断器308で切断して積層コア50毎に分割する。尚、以下の説明においては、接着剤307が硬化し接着部9として形成された場合と、硬化される前であって、接着剤307の場合であっても、接着剤307として説明する。
以下、さらに各工程の詳細を説明する。まず、整列工程について説明する。当該整列工程で使用される整列ガイド305は、具体的には、図14に示されるコア片40のコアバック部41のコア外周面47を押さえる第1規制部31およびコア片40のティース部42の先端面48を押さえる第2規制部32、ティース部42のティース側面45を押さえる第3規制部333を備える。そして、当該整列ガイド305によって、コア片40の位置が規制され、複数のコア片40が積層方向Yに整列される。
尚、図14においては、第1規制部31、第2規制部32、第3規制部333のそれぞれが分離した構造となっているが、それらの機能を有していれば、一体構造にて構成されていてもよい。また、全ての規制部31、32、333を必ず備える必要もなく、積層方向Yにコア片40が整列できればよい。例えば、第1規制部31および第2規制部32のみを備え、第3規制部333を備えない場合も考えられる。その場合、スロット領域30に位置する第3規制部333が存在しないため、後工程である接着剤307の塗布工程に簡便に移ることができる。
次に、接着工程について説明する。例えば、図15に示すように、接着剤307の塗布装置22は、接着剤307を送り込むディスペンサ制御装置220を介して接着剤307を封入したシリンジ221に繋がった経路部222、223を有するノズル240を備えている。図15および図16に示すように、ノズル240は、例えばコアバック部41のコア内周面44と、シュー部43のシュー外周面46とに接着剤307を塗布する場合は、ノズル240の内部で2経路に分岐しており、ディスペンサ制御装置220から送り込まれた接着剤307がノズル240内に流入した後、2つに分岐され、経路部222、223を介して、コアバック部41のコア内周面44と、シュー部43のシュー外周面46とに同時に塗布される。
図17および図19に示すように、ノズル240には、位置決め部231が形成されており、位置決め部231を積層コア50の塗布面に接触させる。尚、当該塗布面とは、先にも示したように、スロット領域30を形成するコアバック部41のコア内周面44と、ティース部42のティース側面45と、シュー部43のシュー外周面46との少なくともいずれかの1つの面上を示すものであり、以下当該説明は省略する。
また、ノズル240から接着剤307が導入方向Dに射出される。そして、ノズル240は積層コア50の塗布面から一定の距離H1、H2、H3(尚、距離H3は後述する)だけ離れる位置に接着剤307のならし面230を有しており、これに従い、接着剤307がならされる。このならし面230は予め、コア片40の塗布面から所定の距離H1、H2、H3だけ離れた面に形成されるため、ならされた後の接着剤307の厚みは、ならし面230とコア片40の塗布面との距離H1、H2、H3に応じた厚みに均一化される。
尚、接着剤307の塗布面として、コアバック部41のコア内周面44と、シュー部43のシュー外周面46との例を示したが、これに限られることはなく、コアバック部41のコア内周面44と、シュー部43のシュー外周面46との各面に追加して、ティース部42のティース側面45にも接着剤307を塗布する場合も考えられる。その場合は、図18に示すノズル240のように、分岐を3つにして経路部222、223、224を設けることで同様に接着剤307を塗布でき、位置決め部231およびならし面230を同様に所定の距離H3にて配置することで接着剤307の厚みを同様に均一化できる。さらに、接着剤307の塗布面毎に接着剤307の厚みを変更した場合は、ノズル240の位置決め部231からならし面230までの距離H1、H2、H3をそれぞれ設定することで所定距離を可変できる。
また、ノズル240は、図15に示す垂直方向Eおよび積層方向Yに可動できるように図示しないガイド機構で支持されており、シリンダまたはサーボモータなどによるアクチュエータによってノズル240の位置を適宜変更できる。これにより、金型違いによるコア片40の寸法ばらつきに対し、接着剤307の厚みを金型毎で一定に保つことが可能となる。また、ノズル240は、それぞれ独立して設置してもよい。これにより、塗布部毎にコア片40からならし面230までの距離H1、H2、H3を変更することが可能であり、複数種類の金型を使ってコア片40を打ち抜く場合の各部の寸法ばらつきに対応して個別に調整でき接着剤307の厚みを安定でき、接着強度のばらつきを低減できる。
次に、硬化工程について説明する。上記に示した、使用する接着剤が加熱硬化型の場合であれば、加熱用のヒータ306を設置し、接着剤に熱を加えることで硬化させる。また、ヒータ306とコア片40の整列ガイド305との間に断熱機構を設けることでヒータ306の熱が整列ガイド305に伝わるのを抑制し、整列ガイド305の熱膨張による寸法変化を抑え、コア片40の整列精度の悪化を防止できる。
また、他の例として、紫外線硬化型の接着剤を使用する場合には、ヒータ306に代えて紫外線照射装置を設置し、接着剤に紫外線を照射して硬化させる。紫外線硬化型の接着剤の場合、加熱硬化型と比較して、熱を加えないため、上述したような断熱機構を設置する必要がなく、製造設備を簡素化、かつ、小型化できる。
また、他の例として、2液混合型の常温硬化タイプの接着剤、または、嫌気性の接着剤の場合には、整列ガイド305で積層コア50を保持している間に硬化でき、硬化用の製造設備を別途設ける必要はない。
また、硬化工程として示しているものの、各上記接着剤は上記製造設備内で完全に硬化させる必要はない。よって、硬化工程とは、製造設備から取り出し後、搬送中に固定子10の軸方向Yの積層間が割れたり、ばらばらになったりならない程度に固定されていればよい。図示しない後工程にて、加熱硬化型であれば加熱工程を加えて完全硬化させればよいし、紫外線硬化型であれば、紫外線をさらに照射することで完全硬化すればよい。いずれの場合も完全硬化の間に接着剤が収縮するため、積層精度に変化が生じるため、積層コア50を治具などでガイドして硬化させる方がよい。
次に、分割工程について打ち抜き工程も交えて図20から図24を用いて説明する。図20に示すように、積層コア50の排出側に積層コア50を下から支持する支持部310が設置されている。当該支持部310は、分割工程に至るまでの間に、コア片40を軸方向Yに積層した積層コア50の積層間に隙間が生じないように、積層コア50の最下部に対して上向きに荷重F2を付加できる機構を有している。例えば、支持部310のアクチュエータとしてエアシリンダあるいは油圧シリンダが用い、積層方向Yの上下に駆動する。
また、切断器308は積層コア50に対して、積層方向Yおよび図20に示す垂直方向Eに可動できる。そして、プレス機でコア片40を打ち抜くときのプレス荷重F1の大きさは、支持部310の荷重F2と比較するとF1>F2となるように設定される。このプレス荷重F1でプレスされコア片40が打ち抜かれ、進行方向Y1に押し込まれると、支持部310側の荷重F2がプレス荷重F1に負けて進行方向Y1側に押される関係となる。尚、プレス荷重F1と、荷重F2とは積層コア50を軸方向Yに挟持する荷重となる。
打ち抜き工程にて上記に示したように、所定のコア片40の形状に打ち抜たコア片40を積層方向Yに積層する。このコア片40を打ち抜く前のステージにおいて、凸部400が形成されている。よって、凸部400が形成されたコア片40と、凸部400が形状されていないコア片40が順次打ち抜かれて積層される。但し、当該凸部400が形成されたコア片40は、積層コア50のコア片40の所定枚数毎に形成される。
そして、この凸部400が成形されたコア片40と、1つ前(進行方向Y1側)に打ち抜かれたコア片40の間に、凸部400の高さ分の隙間Tが生じる。一方、接着剤307は積層方向Yにおいて連続して塗布されており、凸部400によって形成された隙間Tにて分断された連続する積層コア50同士は、軸方向Yに連続する接着剤307で繋がった状態となる(図21)。その後、硬化工程を経て整列ガイド305の拘束がなくなった積層コア50同士は、前述した支持部310に支えらえた状態で整列ガイド305から排出される(図22)。
次に、凸部400により積層コア50同士の間に生じた隙間Tに対して、両側から接着剤307を切断するための切断器308を積層コア50の内側方向E1に移動させて、積層コア50同士が繋がっている接着剤307を切断する(図23)。次に、接着剤307を切断後、切断器308を積層コア50の外側方向E2に移動させる。そして、支持部310を進行方向Y1に下降させ積層コア50同士を切り離す。そして、シリンダなどで積層コア50を支持部310から押し出す、あるいはロボットで掴んで取り出すなどで排出方向Aに排出する(図24)。
尚、接着剤307の切断時にもコア片40の打ち抜き工程は継続しているため、切断する部分の接着剤37は積層方向Yの進行方向Y1に移動している。このため、切断器308は進行方向Y1への移動に追従できるように積層方向Yに対して上下に移動できる駆動装置上に設置されており、コア片40の移動に同期して移動できるよう制御される。
あるいは、前述の支持部310上に切断器308を搭載する方法も考えられる。また、切断器308の位置を補正できるように積層方向Yの上下の位置をサーボモータなどで制御する。これにより板厚公差による積層コア50の積厚ばらつきが生じ、切断器308の位置がばらついても、切断器308の位置を補正できるため安定した切断ができる。
尚、コア片40に形成される凸部400はこれに限られるものではなく、例えば、図26に示すように軸方向Yに突出する丸型形状の凸部410をコア片40に3個形成してもよい。このように複数の凸部410を設けてもよい。また、このように3個などの複数の凸部410であれば前工程で抜かれた進行方向Y1側のコア片40に対する力が均等化されるため、安定して進行方向Y1側のコア片40を押すことができる。また、他の例として、図27に示すように軸方向Yに突出する四角形状の凸部420をコア片40に3個形成してもよい。
尚、本実施の形態1においては、シュー部43が形成されたコア片40の場合について示したが、これに限られることはなく、シュー部43が形成されていないコア片、すなわち、コア片40にコアバック部41およびティース部42のみが形成されているコア片も同様に製造できる。その場合、スロット領域30はコアバック部41およびティース部42にて囲まれた領域であり、スロット領域30を形成する面は、コアバック部41のコア内周面44およびティース部42のティース側面45となり、上記実施の形態1と同様に積層コアを形成または製造できる。
また、本実施の形態1においては、固定子鉄心として、周方向Zにおいてティース部42毎に分割された積層コア50の例にて示したが、これに限られることはなく、固定子鉄心として、図6に示すコア片40および図7に示す積層コア50の周方向Zの両端が他のコア片40および積層コア50に連結、または、接続されている場合であっても、上記実施の形態1と同様に形成または製造することができる。
上記のように構成された実施の形態1の回転電機の固定子鉄心は、
コアバック部、および、該コアバック部の径方向の内側のコア内周面から径方向の内側に突出するティース部を有するコア片を軸方向に複数枚積層して構成された積層コアであって、
前記積層コアの前記ティース部、および、前記コアバック部に囲まれたスロット領域を形成する面の内、少なくともいずれかの面上に、軸方向に連続、あるいは断続して、全ての前記コア片に接着部が形成されるので、
また、上記のように構成された実施の形態1の回転電機の固定子鉄心は、
コアバック部、および、該コアバック部の径方向の内側のコア内周面から径方向の内側に突出するティース部、該ティース部の径方向の内側端から周方向に延設されるシュー部を有するコア片を軸方向に複数枚積層して構成された積層コアであって、
前記積層コアの前記ティース部、前記コアバック部、および、前記シュー部に囲まれたスロット領域を形成する面の内、少なくともいずれかの面上に、軸方向に連続、あるいは断続して、全ての前記コア片に接着部が形成されるので、
また、上記のように構成された実施の形態1の回転電機の固定子は、
上記回転電機の固定子鉄心の前記スロット領域を形成する前記積層コアの面上にインシュレータが形成され、
前記接着部は、前記インシュレータには接着されずに前記インシュレータと前記積層コアとの間に形成され、
前記インシュレータを介して前記スロット領域にコイルが形成されるので、
また、上記のように構成された実施の形態1の回転電機は、
上記回転電機の固定子と、前記固定子に空隙を介して対向配置された回転子とを備えたので、
コア片の軸方向間をかしめまたは接着剤ではなく、コア片のスロット領域を形成する面上に形成された接着部でコア片は軸方向に固定され積層コアを形成しているため、コア片の軸方向間に発生する渦電流を抑制し損失を低減できる。また、固定子の組立精度が安定し、固定子の形状精度が向上し、トルクリップルが小さくなるなど回転電機性能が向上する。また、積層コアの複数枚が数百枚にもおよぶ場合であれば、数百か所の軸方向のコア片間の全てに接着剤を含浸する必要がなく、生産性が向上する。また、積層間に接着剤を充填しないため、コア片の占積率が向上し、回転電機の出力密度が向上する。また、コアバック部のコア外周面をフレームに焼き嵌め、あるいは圧入しても、コアバック部のコア外周面に接着剤が存在しないため、固定子の組立後の形状精度を向上できる。
また、上記のように構成された実施の形態1の回転電機の固定子鉄心によれば、
前記積層コアは、前記ティース部毎に周方向に分割して形成されるので、
分割された積層コアの周方向の両端同士を当接させて、環状に配列する際に、積層コアの周方向の両端に接着剤が付着しないので、固定子の組立精度が安定し、固定子の形状精度が向上する。これによりトルクリップルが小さくなるなど回転電機性能が向上する。
また、上記のように構成された実施の形態1の回転電機の固定子鉄心によれば、
前記コアバック部の前記スロット領域を形成する面上に前記接着部が形成される場合において、
前記コアバック部の前記スロット領域を形成する面に、径方向の外側にへこむとともに軸方向に延在し前記接着部が配設される凹部を備えたので、
凹部に接着部を配設するので、スロット領域を狭めることなく構成でき、コイルの占積率が向上し、回転電機効率が向上する。
また、上記のように構成された実施の形態1の回転電機の固定子鉄心によれば、
前記接着部は、紫外線の照射で硬化する紫外線硬化型の接着剤にて構成されるので、
短時間で積層コアを固定でき生産性が向上する。
また、上記のように構成された実施の形態1の回転電機の固定子鉄心によれば、
前記接着部は、嫌気性の接着剤にて構成されるので、
接着剤を硬化させる設備を要しないため、低コストとなる。
また、上記のように構成された実施の形態1の回転電機の固定子鉄心によれば、
前記接着部は、熱硬化性の接着剤にて構成されるので、
積層コアの耐熱性を向上できる。
また、上記のように構成された実施の形態1の回転電機の固定子によれば、
前記インシュレータは、前記積層コアと一体成型にて形成されるので、
積層コアを強固に固定できる。
また、上記のように構成された実施の形態1の回転電機の固定子鉄心によれば、
前記積層コアの軸方向のいずれか一端側の前記コア片には、軸方向の前記一端側に突出する凸部が形成されるので、
また、上記のように構成された実施の形態1の回転電機の固定子鉄心の製造方法によれば、
前記コア片を前記積層コアの所定枚数毎に前記凸部を形成しながら板材から順次打ち抜く打ち抜き工程と、
打ち抜かれ前記コア片を軸方向に積層するとともに整列させる整列工程と、
前記スロット領域を形成する面の内、少なくともいずれかの面上に、軸方向に連続、あるいは断続して、全ての前記コア片に接着剤を塗布する塗布工程と、
前記接着剤を硬化させる硬化工程と、
軸方向に連続して前記接着剤により接着された複数の前記積層コアを、軸方向における前記凸部の位置にて前記接着剤を切断して分割する分割工程を備えたので、
また、上記のように構成された実施の形態1の回転電機の製造方法によれば、
上記回転電機の固定子鉄心の製造方法によって製造された回転電機の固定子鉄心にインシュレータおよびコイルを設置して固定子を形成し、当該固定子に空隙を介して回転子を対向配置させたので、
積層コアを凸部の形成されたコア片の位置にて容易に分割して形成できる。
また、上記のように構成された実施の形態1の回転電機の固定子鉄心の製造方法によれば、
前記塗布工程において、前記スロット領域を形成する面の内、少なくともいずれかの面上の前記接着剤の塗布面から一定の距離離れる方向で、前記接着剤の塗布後に前記接着剤をならすので、
接着剤の厚みを均一化でき、積層コアの強度ばらつきを低減できる。
また、上記のように構成された実施の形態1の回転電機の固定子鉄心の製造方法によれば、
前記塗布工程において、前記接着剤の塗布位置と前記積層コアとの位置決めを行いながら前記接着剤の塗布を行うので、
接着剤の塗布位置精度を向上できる。
また、上記のように構成された実施の形態1の回転電機の固定子鉄心の製造方法によれば、
前記塗布工程において、前記接着剤をならす前記接着剤の前記塗布面から前記一定の距離を、所定距離に可変させて行うので、
積層コアの寸法ばらつきに対して一定の距離を変更することで、接着剤の外形位置を一定に保つことができ、積層コアの強度ばらつきが低減できる。
また、上記のように構成された実施の形態1の回転電機の固定子鉄心の製造方法によれば、
前記塗布工程から前記硬化工程までの間、前記積層コアを軸方向に対して挟持する荷重を付加するので、
積層コアの軸方向の位置のばらつきを抑制できる。
また、上記のように構成された実施の形態1の回転電機の固定子鉄心の製造方法によれば、
前記整列工程において、前記コアバック部の径方向の外側のコア外周面および前記ティース部の径方向の内側の先端面をガイドして整列を行うので、
スロット領域をガイドに利用しなくても、積層コアを整列させながら、簡便に塗布工程に移ることができる。
また、上記のように構成された実施の形態1の回転電機の固定子鉄心の製造方法によれば、
前記塗布工程において、紫外線硬化型の前記接着剤を使用し、
前記硬化工程において、紫外線を照射するので、
紫外線硬化型の接着剤を使用することにより短時間で積層コアを固定でき積層コアの生産性が向上する。
本開示は、例示的な実施の形態が記載されているが、実施の形態に記載された様々な特徴、態様、および機能は特定の実施の形態の適用に限られるのではなく、単独で、または様々な組み合わせで実施の形態に適用可能である。
従って、例示されていない無数の変形例が、本願明細書に開示される技術の範囲内において想定される。例えば、少なくとも1つの構成要素を変形する場合、追加する場合または省略する場合が含まれるものとする。
1 フレーム、10 固定子、100 回転電機、2 上ブラケット、20 回転子、22 塗布装置、220 ディスペンサ制御装置、221 シリンジ、222 経路部、223 経路部、224 経路部、230 ならし面、231 位置決め部、
240 ノズル、3 下ブラケット、30 スロット領域、301 電磁鋼板、
302 ダイス、303 第1パンチ、304 第2パンチ、305 整列ガイド、
306 ヒータ、307 接着剤、308 切断器、31 第1規制部、
310 支持部、32 第2規制部、33 コイル、333 第3規制部、
34 インシュレータ、381 インシュレータ、382 インシュレータ、
391 インシュレータ、392 インシュレータ、4 ベアリング、40 コア片、
400 凸部、401 コア側面、41 コアバック部、410 凸部、
42 ティース部、420 凸部、43 シュー部、44 コア内周面、
45 ティース側面、46 シュー外周面、47 コア外周面、48 先端面、
5 ベアリング、50 積層コア、6 回転軸、7 回転子鉄心、741 凹部、
8 永久磁石、9 接着部、91 接着部、92 接着部、A 排出方向、
D 導入方向、E 垂直方向、F1 プレス荷重、F2 荷重、H1 距離、
H2 距離、H3 距離、T 隙間、X 径方向、X1 外側、X2 内側、
Y 軸方向、Y 積層方向、Y1 進行方向、Z 周方向。

Claims (20)

  1. コアバック部、および、該コアバック部の径方向の内側のコア内周面から径方向の内側に突出するティース部を有するコア片を軸方向に複数枚積層して構成された積層コアであって、
    前記積層コアの前記ティース部、および、前記コアバック部に囲まれたスロット領域を形成する面の内、少なくともいずれかの面上に、軸方向に連続、あるいは断続して、全ての前記コア片に接着部が形成されるとともに、全ての前記コアバック部の最外周面には前記接着部が形成されておらず、
    前記接着部の軸方向一端は、前記積層コアの軸方向一端面よりも突出した位置で切断されている回転電機の固定子鉄心。
  2. コアバック部、および、該コアバック部の径方向の内側のコア内周面から径方向の内側に突出するティース部、該ティース部の径方向の内側端から周方向に延設されるシュー部を有するコア片を軸方向に複数枚積層して構成された積層コアであって、
    前記積層コアの前記ティース部、前記コアバック部、および、前記シュー部に囲まれたスロット領域を形成する面の内、少なくともいずれかの面上に、軸方向に連続、あるいは断続して、全ての前記コア片に接着部が形成されるとともに、全ての前記コアバック部の最外周面には前記接着部が形成されておらず、
    前記接着部の軸方向一端は、前記積層コアの軸方向一端面よりも突出した位置で切断されている回転電機の固定子鉄心。
  3. 前記積層コアは、前記ティース部毎に周方向に分割して形成される請求項1または請求項2に記載の回転電機の固定子鉄心。
  4. 前記コアバック部の前記スロット領域を形成する面上に前記接着部が形成される場合において、
    前記コアバック部の前記スロット領域を形成する面に、径方向の外側にへこむとともに軸方向に延在し前記接着部が配設される凹部を備えた請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の回転電機の固定子鉄心。
  5. 前記接着部は、紫外線の照射で硬化する紫外線硬化型の接着剤にて構成される請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の回転電機の固定子鉄心。
  6. 前記接着部は、嫌気性の接着剤にて構成される請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の回転電機の固定子鉄心。
  7. 前記接着部は、熱硬化性の接着剤にて構成される請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の回転電機の固定子鉄心。
  8. 前記積層コアの軸方向のいずれか一端側の前記コア片には、軸方向の前記一端側に突出する凸部が形成される請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の回転電機の固定子鉄心。
  9. 請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の回転電機の固定子鉄心の前記スロット領域を形成する前記積層コアの面上にインシュレータが形成され、
    前記接着部は、前記インシュレータには接着されずに前記インシュレータと前記積層コアとの間に形成され、
    前記インシュレータを介して前記スロット領域にコイルが形成される回転電機の固定子。
  10. 請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の回転電機の固定子鉄心の前記スロット領域を形成する前記積層コアと一体成型にインシュレータが形成され、
    前記インシュレータを介して前記スロット領域にコイルが形成される回転電機の固定子。
  11. 請求項9または請求項10に記載の回転電機の固定子と、前記固定子に空隙を介して対向配置された回転子とを備えた回転電機。
  12. コアバック部、および、該コアバック部の径方向の内側のコア内周面から径方向の内側に突出するティース部を有するコア片を軸方向に複数枚積層して構成された積層コアであって、
    前記積層コアの前記ティース部、および、前記コアバック部に囲まれたスロット領域を形成する面の内、少なくともいずれかの面上に、軸方向に連続、あるいは断続して、全ての前記コア片に接着部が形成されるとともに、全ての前記コアバック部の最外周面には前記接着部が形成されておらず、
    前記積層コアの軸方向のいずれか一端側の前記コア片には、軸方向の前記一端側に突出する凸部が形成される回転電機の固定子鉄心の製造方法において、
    前記コア片を前記積層コアの所定枚数毎に前記凸部を形成しながら板材から順次打ち抜く打ち抜き工程と、
    打ち抜かれ前記コア片を軸方向に積層するとともに整列させる整列工程と、
    前記スロット領域を形成する面の内、少なくともいずれかの面上に、軸方向に連続、あるいは断続して、全ての前記コア片に接着剤を塗布する塗布工程と、
    前記接着剤を硬化させる硬化工程と、
    軸方向に連続して前記接着剤により接着された複数の前記積層コアを、軸方向における前記凸部の位置にて前記接着剤を切断して分割する分割工程を備えた回転電機の固定子鉄心の製造方法。
  13. コアバック部、および、該コアバック部の径方向の内側のコア内周面から径方向の内側に突出するティース部、該ティース部の径方向の内側端から周方向に延設されるシュー部を有するコア片を軸方向に複数枚積層して構成された積層コアであって、
    前記積層コアの前記ティース部、前記コアバック部、および、前記シュー部に囲まれたスロット領域を形成する面の内、少なくともいずれかの面上に、軸方向に連続、あるいは断続して、全ての前記コア片に接着部が形成されるとともに、全ての前記コアバック部の最外周面には前記接着部が形成されておらず、
    前記積層コアの軸方向のいずれか一端側の前記コア片には、軸方向の前記一端側に突出する凸部が形成される回転電機の固定子鉄心の製造方法において、
    前記コア片を前記積層コアの所定枚数毎に前記凸部を形成しながら板材から順次打ち抜く打ち抜き工程と、
    打ち抜かれ前記コア片を軸方向に積層するとともに整列させる整列工程と、
    前記スロット領域を形成する面の内、少なくともいずれかの面上に、軸方向に連続、あるいは断続して、全ての前記コア片に接着剤を塗布する塗布工程と、
    前記接着剤を硬化させる硬化工程と、
    軸方向に連続して前記接着剤により接着された複数の前記積層コアを、軸方向における前記凸部の位置にて前記接着剤を切断して分割する分割工程を備えた回転電機の固定子鉄心の製造方法。
  14. 前記塗布工程において、前記スロット領域を形成する面の内、少なくともいずれかの面上の前記接着剤の塗布面から一定の距離離れる方向で、前記接着剤の塗布後に前記接着剤をならす請求項12または請求項13に記載の回転電機の固定子鉄心の製造方法。
  15. 前記塗布工程において、前記接着剤の塗布位置と前記積層コアとの位置決めを行いながら前記接着剤の塗布を行う請求項14に記載の回転電機の固定子鉄心の製造方法。
  16. 前記塗布工程において、前記接着剤をならす前記接着剤の前記塗布面から前記一定の距離を、所定距離に可変させて行う請求項14または請求項15に記載の回転電機の固定子鉄心の製造方法。
  17. 前記塗布工程から前記硬化工程までの間、前記積層コアを軸方向に対して挟持する荷重を付加する請求項12から請求項16のいずれか1項に記載の回転電機の固定子鉄心の製造方法。
  18. 前記整列工程において、前記コアバック部の径方向の外側のコア外周面および前記ティース部の径方向の内側の先端面をガイドして整列を行う請求項12から請求項17のいずれか1項に記載の回転電機の固定子鉄心の製造方法。
  19. 前記塗布工程において、紫外線硬化型の前記接着剤を使用し、
    前記硬化工程において、紫外線を照射する請求項12から請求項18のいずれか1項に記載の回転電機の固定子鉄心の製造方法。
  20. 請求項12から請求項19のいずれか1項に記載の回転電機の固定子鉄心の製造方法によって製造された回転電機の固定子鉄心にインシュレータおよびコイルを設置して固定子を形成し、当該固定子に空隙を介して回転子を対向配置させる回転電機の製造方法。
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