JP7418216B2 - 回転電機の固定子鉄心、回転電機の固定子、回転電機、回転電機の固定子鉄心の製造方法、および、回転電機の製造方法 - Google Patents
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Description
コアバック部、および、該コアバック部の径方向の内側のコア内周面から径方向の内側に突出するティース部を有するコア片を軸方向に複数枚積層して構成された積層コアであって、
前記積層コアの前記ティース部、および、前記コアバック部に囲まれたスロット領域を形成する面の内、少なくともいずれかの面上に、軸方向に連続、あるいは断続して、全ての前記コア片に接着部が形成されるとともに、全ての前記コアバック部の最外周面には前記接着部が形成されておらず、
前記接着部の軸方向一端は、前記積層コアの軸方向一端面よりも突出した位置で切断されているものである。
また、本願に開示される回転電機の固定鉄心は、
コアバック部、および、該コアバック部の径方向の内側のコア内周面から径方向の内側に突出するティース部、該ティース部の径方向の内側端から周方向に延設されるシュー部を有するコア片を軸方向に複数枚積層して構成された積層コアであって、
前記積層コアの前記ティース部、前記コアバック部、および、前記シュー部に囲まれたスロット領域を形成する面の内、少なくともいずれかの面上に、軸方向に連続、あるいは断続して、全ての前記コア片に接着部が形成されるとともに、全ての前記コアバック部の最外周面には前記接着部が形成されておらず、
前記接着部の軸方向一端は、前記積層コアの軸方向一端面よりも突出した位置で切断されているものである。
また、本願に開示される回転電機の固定子は、
上記に記載の回転電機の固定子鉄心の前記スロット領域を形成する前記積層コアの面上にインシュレータが形成され、
前記接着部は、前記インシュレータには接着されずに前記インシュレータと前記積層コアとの間に形成され、
前記インシュレータを介して前記スロット領域にコイルが形成されるものである。
また、本願に開示される回転電機は、
上記に記載の回転電機の固定子と、前記固定子に空隙を介して対向配置された回転子とを備えたものである。
また、本願に開示される回転電機の固定子鉄心の製造方法は、
コアバック部、および、該コアバック部の径方向の内側のコア内周面から径方向の内側に突出するティース部を有するコア片を軸方向に複数枚積層して構成された積層コアであって、
前記積層コアの前記ティース部、および、前記コアバック部に囲まれたスロット領域を形成する面の内、少なくともいずれかの面上に、軸方向に連続、あるいは断続して、全ての前記コア片に接着部が形成されるとともに、全ての前記コアバック部の最外周面には前記接着部が形成されておらず、
前記積層コアの軸方向のいずれか一端側の前記コア片には、軸方向の前記一端側に突出する凸部が形成される回転電機の固定子鉄心の製造方法において、
前記コア片を前記積層コアの所定枚数毎に前記凸部を形成しながら板材から順次打ち抜く打ち抜き工程と、
打ち抜かれ前記コア片を軸方向に積層するとともに整列させる整列工程と、
前記スロット領域を形成する面の内、少なくともいずれかの面上に、軸方向に連続、あるいは断続して、全ての前記コア片に接着剤を塗布する塗布工程と、
前記接着剤を硬化させる硬化工程と、
軸方向に連続して前記接着剤により接着された複数の前記積層コアを、軸方向における前記凸部の位置にて前記接着剤を切断して分割する分割工程を備えたものである。
また、本願に開示される回転電機の固定子鉄心の製造方法は、
コアバック部、および、該コアバック部の径方向の内側のコア内周面から径方向の内側に突出するティース部、該ティース部の径方向の内側端から周方向に延設されるシュー部を有するコア片を軸方向に複数枚積層して構成された積層コアであって、
前記積層コアの前記ティース部、前記コアバック部、および、前記シュー部に囲まれたスロット領域を形成する面の内、少なくともいずれかの面上に、軸方向に連続、あるいは断続して、全ての前記コア片に接着部が形成されるとともに、全ての前記コアバック部の最外周面には前記接着部が形成されておらず、
前記積層コアの軸方向のいずれか一端側の前記コア片には、軸方向の前記一端側に突出する凸部が形成される回転電機の固定子鉄心の製造方法において、
前記コア片を前記積層コアの所定枚数毎に前記凸部を形成しながら板材から順次打ち抜く打ち抜き工程と、
打ち抜かれ前記コア片を軸方向に積層するとともに整列させる整列工程と、
前記スロット領域を形成する面の内、少なくともいずれかの面上に、軸方向に連続、あるいは断続して、全ての前記コア片に接着剤を塗布する塗布工程と、
前記接着剤を硬化させる硬化工程と、
軸方向に連続して前記接着剤により接着された複数の前記積層コアを、軸方向における前記凸部の位置にて前記接着剤を切断して分割する分割工程を備えたものである。
また、本願に開示される回転電機の製造方法は、
上記に記載の回転電機の固定子鉄心の製造方法によって製造された回転電機の固定子鉄心にインシュレータおよびコイルを設置して固定子を形成し、当該固定子に空隙を介して回転子を対向配置させるものである。
接着剤を利用する場合であっても、組立精度および生産性の低下を防止できる。
図1は実施の形態1における回転電機の構成を示す断面図である。図2は図1に示した回転電機の固定子の構成を示す断面図である。図3は図2に示した固定子のM-M線における断面図である。図4は図1に示した回転電機の固定子のインシュレータが設置されコイル設置前の構成を示す斜視図である。図5は図1に示した回転電機の固定子のインシュレータが設置されコイル設置前の他の構成を示す斜視図である。図6は図1に示した回転電機の固定子のコア片の構成を示す平面図である。図7は図1に示した回転電機の固定子の積層コアの構成を示す斜視図である。
コアバック部、および、該コアバック部の径方向の内側のコア内周面から径方向の内側に突出するティース部を有するコア片を軸方向に複数枚積層して構成された積層コアであって、
前記積層コアの前記ティース部、および、前記コアバック部に囲まれたスロット領域を形成する面の内、少なくともいずれかの面上に、軸方向に連続、あるいは断続して、全ての前記コア片に接着部が形成されるので、
また、上記のように構成された実施の形態1の回転電機の固定子鉄心は、
コアバック部、および、該コアバック部の径方向の内側のコア内周面から径方向の内側に突出するティース部、該ティース部の径方向の内側端から周方向に延設されるシュー部を有するコア片を軸方向に複数枚積層して構成された積層コアであって、
前記積層コアの前記ティース部、前記コアバック部、および、前記シュー部に囲まれたスロット領域を形成する面の内、少なくともいずれかの面上に、軸方向に連続、あるいは断続して、全ての前記コア片に接着部が形成されるので、
また、上記のように構成された実施の形態1の回転電機の固定子は、
上記回転電機の固定子鉄心の前記スロット領域を形成する前記積層コアの面上にインシュレータが形成され、
前記接着部は、前記インシュレータには接着されずに前記インシュレータと前記積層コアとの間に形成され、
前記インシュレータを介して前記スロット領域にコイルが形成されるので、
また、上記のように構成された実施の形態1の回転電機は、
上記回転電機の固定子と、前記固定子に空隙を介して対向配置された回転子とを備えたので、
コア片の軸方向間をかしめまたは接着剤ではなく、コア片のスロット領域を形成する面上に形成された接着部でコア片は軸方向に固定され積層コアを形成しているため、コア片の軸方向間に発生する渦電流を抑制し損失を低減できる。また、固定子の組立精度が安定し、固定子の形状精度が向上し、トルクリップルが小さくなるなど回転電機性能が向上する。また、積層コアの複数枚が数百枚にもおよぶ場合であれば、数百か所の軸方向のコア片間の全てに接着剤を含浸する必要がなく、生産性が向上する。また、積層間に接着剤を充填しないため、コア片の占積率が向上し、回転電機の出力密度が向上する。また、コアバック部のコア外周面をフレームに焼き嵌め、あるいは圧入しても、コアバック部のコア外周面に接着剤が存在しないため、固定子の組立後の形状精度を向上できる。
前記積層コアは、前記ティース部毎に周方向に分割して形成されるので、
分割された積層コアの周方向の両端同士を当接させて、環状に配列する際に、積層コアの周方向の両端に接着剤が付着しないので、固定子の組立精度が安定し、固定子の形状精度が向上する。これによりトルクリップルが小さくなるなど回転電機性能が向上する。
前記コアバック部の前記スロット領域を形成する面上に前記接着部が形成される場合において、
前記コアバック部の前記スロット領域を形成する面に、径方向の外側にへこむとともに軸方向に延在し前記接着部が配設される凹部を備えたので、
凹部に接着部を配設するので、スロット領域を狭めることなく構成でき、コイルの占積率が向上し、回転電機効率が向上する。
前記接着部は、紫外線の照射で硬化する紫外線硬化型の接着剤にて構成されるので、
短時間で積層コアを固定でき生産性が向上する。
前記接着部は、嫌気性の接着剤にて構成されるので、
接着剤を硬化させる設備を要しないため、低コストとなる。
前記接着部は、熱硬化性の接着剤にて構成されるので、
積層コアの耐熱性を向上できる。
前記インシュレータは、前記積層コアと一体成型にて形成されるので、
積層コアを強固に固定できる。
前記積層コアの軸方向のいずれか一端側の前記コア片には、軸方向の前記一端側に突出する凸部が形成されるので、
また、上記のように構成された実施の形態1の回転電機の固定子鉄心の製造方法によれば、
前記コア片を前記積層コアの所定枚数毎に前記凸部を形成しながら板材から順次打ち抜く打ち抜き工程と、
打ち抜かれ前記コア片を軸方向に積層するとともに整列させる整列工程と、
前記スロット領域を形成する面の内、少なくともいずれかの面上に、軸方向に連続、あるいは断続して、全ての前記コア片に接着剤を塗布する塗布工程と、
前記接着剤を硬化させる硬化工程と、
軸方向に連続して前記接着剤により接着された複数の前記積層コアを、軸方向における前記凸部の位置にて前記接着剤を切断して分割する分割工程を備えたので、
また、上記のように構成された実施の形態1の回転電機の製造方法によれば、
上記回転電機の固定子鉄心の製造方法によって製造された回転電機の固定子鉄心にインシュレータおよびコイルを設置して固定子を形成し、当該固定子に空隙を介して回転子を対向配置させたので、
積層コアを凸部の形成されたコア片の位置にて容易に分割して形成できる。
前記塗布工程において、前記スロット領域を形成する面の内、少なくともいずれかの面上の前記接着剤の塗布面から一定の距離離れる方向で、前記接着剤の塗布後に前記接着剤をならすので、
接着剤の厚みを均一化でき、積層コアの強度ばらつきを低減できる。
前記塗布工程において、前記接着剤の塗布位置と前記積層コアとの位置決めを行いながら前記接着剤の塗布を行うので、
接着剤の塗布位置精度を向上できる。
前記塗布工程において、前記接着剤をならす前記接着剤の前記塗布面から前記一定の距離を、所定距離に可変させて行うので、
積層コアの寸法ばらつきに対して一定の距離を変更することで、接着剤の外形位置を一定に保つことができ、積層コアの強度ばらつきが低減できる。
前記塗布工程から前記硬化工程までの間、前記積層コアを軸方向に対して挟持する荷重を付加するので、
積層コアの軸方向の位置のばらつきを抑制できる。
前記整列工程において、前記コアバック部の径方向の外側のコア外周面および前記ティース部の径方向の内側の先端面をガイドして整列を行うので、
スロット領域をガイドに利用しなくても、積層コアを整列させながら、簡便に塗布工程に移ることができる。
前記塗布工程において、紫外線硬化型の前記接着剤を使用し、
前記硬化工程において、紫外線を照射するので、
紫外線硬化型の接着剤を使用することにより短時間で積層コアを固定でき積層コアの生産性が向上する。
従って、例示されていない無数の変形例が、本願明細書に開示される技術の範囲内において想定される。例えば、少なくとも1つの構成要素を変形する場合、追加する場合または省略する場合が含まれるものとする。
240 ノズル、3 下ブラケット、30 スロット領域、301 電磁鋼板、
302 ダイス、303 第1パンチ、304 第2パンチ、305 整列ガイド、
306 ヒータ、307 接着剤、308 切断器、31 第1規制部、
310 支持部、32 第2規制部、33 コイル、333 第3規制部、
34 インシュレータ、381 インシュレータ、382 インシュレータ、
391 インシュレータ、392 インシュレータ、4 ベアリング、40 コア片、
400 凸部、401 コア側面、41 コアバック部、410 凸部、
42 ティース部、420 凸部、43 シュー部、44 コア内周面、
45 ティース側面、46 シュー外周面、47 コア外周面、48 先端面、
5 ベアリング、50 積層コア、6 回転軸、7 回転子鉄心、741 凹部、
8 永久磁石、9 接着部、91 接着部、92 接着部、A 排出方向、
D 導入方向、E 垂直方向、F1 プレス荷重、F2 荷重、H1 距離、
H2 距離、H3 距離、T 隙間、X 径方向、X1 外側、X2 内側、
Y 軸方向、Y 積層方向、Y1 進行方向、Z 周方向。
Claims (20)
- コアバック部、および、該コアバック部の径方向の内側のコア内周面から径方向の内側に突出するティース部を有するコア片を軸方向に複数枚積層して構成された積層コアであって、
前記積層コアの前記ティース部、および、前記コアバック部に囲まれたスロット領域を形成する面の内、少なくともいずれかの面上に、軸方向に連続、あるいは断続して、全ての前記コア片に接着部が形成されるとともに、全ての前記コアバック部の最外周面には前記接着部が形成されておらず、
前記接着部の軸方向一端は、前記積層コアの軸方向一端面よりも突出した位置で切断されている回転電機の固定子鉄心。 - コアバック部、および、該コアバック部の径方向の内側のコア内周面から径方向の内側に突出するティース部、該ティース部の径方向の内側端から周方向に延設されるシュー部を有するコア片を軸方向に複数枚積層して構成された積層コアであって、
前記積層コアの前記ティース部、前記コアバック部、および、前記シュー部に囲まれたスロット領域を形成する面の内、少なくともいずれかの面上に、軸方向に連続、あるいは断続して、全ての前記コア片に接着部が形成されるとともに、全ての前記コアバック部の最外周面には前記接着部が形成されておらず、
前記接着部の軸方向一端は、前記積層コアの軸方向一端面よりも突出した位置で切断されている回転電機の固定子鉄心。 - 前記積層コアは、前記ティース部毎に周方向に分割して形成される請求項1または請求項2に記載の回転電機の固定子鉄心。
- 前記コアバック部の前記スロット領域を形成する面上に前記接着部が形成される場合において、
前記コアバック部の前記スロット領域を形成する面に、径方向の外側にへこむとともに軸方向に延在し前記接着部が配設される凹部を備えた請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の回転電機の固定子鉄心。 - 前記接着部は、紫外線の照射で硬化する紫外線硬化型の接着剤にて構成される請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の回転電機の固定子鉄心。
- 前記接着部は、嫌気性の接着剤にて構成される請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の回転電機の固定子鉄心。
- 前記接着部は、熱硬化性の接着剤にて構成される請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の回転電機の固定子鉄心。
- 前記積層コアの軸方向のいずれか一端側の前記コア片には、軸方向の前記一端側に突出する凸部が形成される請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の回転電機の固定子鉄心。
- 請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の回転電機の固定子鉄心の前記スロット領域を形成する前記積層コアの面上にインシュレータが形成され、
前記接着部は、前記インシュレータには接着されずに前記インシュレータと前記積層コアとの間に形成され、
前記インシュレータを介して前記スロット領域にコイルが形成される回転電機の固定子。 - 請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の回転電機の固定子鉄心の前記スロット領域を形成する前記積層コアと一体成型にインシュレータが形成され、
前記インシュレータを介して前記スロット領域にコイルが形成される回転電機の固定子。 - 請求項9または請求項10に記載の回転電機の固定子と、前記固定子に空隙を介して対向配置された回転子とを備えた回転電機。
- コアバック部、および、該コアバック部の径方向の内側のコア内周面から径方向の内側に突出するティース部を有するコア片を軸方向に複数枚積層して構成された積層コアであって、
前記積層コアの前記ティース部、および、前記コアバック部に囲まれたスロット領域を形成する面の内、少なくともいずれかの面上に、軸方向に連続、あるいは断続して、全ての前記コア片に接着部が形成されるとともに、全ての前記コアバック部の最外周面には前記接着部が形成されておらず、
前記積層コアの軸方向のいずれか一端側の前記コア片には、軸方向の前記一端側に突出する凸部が形成される回転電機の固定子鉄心の製造方法において、
前記コア片を前記積層コアの所定枚数毎に前記凸部を形成しながら板材から順次打ち抜く打ち抜き工程と、
打ち抜かれ前記コア片を軸方向に積層するとともに整列させる整列工程と、
前記スロット領域を形成する面の内、少なくともいずれかの面上に、軸方向に連続、あるいは断続して、全ての前記コア片に接着剤を塗布する塗布工程と、
前記接着剤を硬化させる硬化工程と、
軸方向に連続して前記接着剤により接着された複数の前記積層コアを、軸方向における前記凸部の位置にて前記接着剤を切断して分割する分割工程を備えた回転電機の固定子鉄心の製造方法。 - コアバック部、および、該コアバック部の径方向の内側のコア内周面から径方向の内側に突出するティース部、該ティース部の径方向の内側端から周方向に延設されるシュー部を有するコア片を軸方向に複数枚積層して構成された積層コアであって、
前記積層コアの前記ティース部、前記コアバック部、および、前記シュー部に囲まれたスロット領域を形成する面の内、少なくともいずれかの面上に、軸方向に連続、あるいは断続して、全ての前記コア片に接着部が形成されるとともに、全ての前記コアバック部の最外周面には前記接着部が形成されておらず、
前記積層コアの軸方向のいずれか一端側の前記コア片には、軸方向の前記一端側に突出する凸部が形成される回転電機の固定子鉄心の製造方法において、
前記コア片を前記積層コアの所定枚数毎に前記凸部を形成しながら板材から順次打ち抜く打ち抜き工程と、
打ち抜かれ前記コア片を軸方向に積層するとともに整列させる整列工程と、
前記スロット領域を形成する面の内、少なくともいずれかの面上に、軸方向に連続、あるいは断続して、全ての前記コア片に接着剤を塗布する塗布工程と、
前記接着剤を硬化させる硬化工程と、
軸方向に連続して前記接着剤により接着された複数の前記積層コアを、軸方向における前記凸部の位置にて前記接着剤を切断して分割する分割工程を備えた回転電機の固定子鉄心の製造方法。 - 前記塗布工程において、前記スロット領域を形成する面の内、少なくともいずれかの面上の前記接着剤の塗布面から一定の距離離れる方向で、前記接着剤の塗布後に前記接着剤をならす請求項12または請求項13に記載の回転電機の固定子鉄心の製造方法。
- 前記塗布工程において、前記接着剤の塗布位置と前記積層コアとの位置決めを行いながら前記接着剤の塗布を行う請求項14に記載の回転電機の固定子鉄心の製造方法。
- 前記塗布工程において、前記接着剤をならす前記接着剤の前記塗布面から前記一定の距離を、所定距離に可変させて行う請求項14または請求項15に記載の回転電機の固定子鉄心の製造方法。
- 前記塗布工程から前記硬化工程までの間、前記積層コアを軸方向に対して挟持する荷重を付加する請求項12から請求項16のいずれか1項に記載の回転電機の固定子鉄心の製造方法。
- 前記整列工程において、前記コアバック部の径方向の外側のコア外周面および前記ティース部の径方向の内側の先端面をガイドして整列を行う請求項12から請求項17のいずれか1項に記載の回転電機の固定子鉄心の製造方法。
- 前記塗布工程において、紫外線硬化型の前記接着剤を使用し、
前記硬化工程において、紫外線を照射する請求項12から請求項18のいずれか1項に記載の回転電機の固定子鉄心の製造方法。 - 請求項12から請求項19のいずれか1項に記載の回転電機の固定子鉄心の製造方法によって製造された回転電機の固定子鉄心にインシュレータおよびコイルを設置して固定子を形成し、当該固定子に空隙を介して回転子を対向配置させる回転電機の製造方法。
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