JP7416201B2 - 無線アクセスネットワークノード、User Equipment、及びこれらの方法 - Google Patents

無線アクセスネットワークノード、User Equipment、及びこれらの方法 Download PDF

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Description

本開示は、無線通信システムに関し、特にmulti-connectivity(e.g., Dual Connectivity)でのセカンダリセルグループ(Secondary Cell Group(SCG))追加に関する。
The 3rd Generation Partnership Project(3GPP)は、Release 17の検討を開始している。Release 17は条件付きプライマリ・セカンダリセル(Primary Secondary Cell(PSCell))追加(Conditional PSCell Addition(CPA))のサポートを予定している(例えば、非特許文献1-3を参照)。CPAは、1又はそれ以上の実行条件(execution condition)が満たされた場合にのみ実行されるPSCell追加手順である。
CPAのための幾つかの実装では、将来のマスターノード(Master Node(MN))であるサービング無線アクセスネットワーク(radio access network(RAN))ノードがCPA実行条件を決定する。そして、サービングRANノードは、CPA実行条件とSCG設定とを包含するRadio Resource Control(RRC)メッセージをUser Equipment(UE)に送信する。SCG設定は、候補セカンダリノード(Secondary Node(SN))によって生成されてサービングRANノード(将来のMN)に送られる。当該RRCメッセージの受信に応じて、UEは、候補PSCellのためのCPA実行条件の評価(evaluating)を開始する。CPA実行条件が満たされたなら、UEは、ランダムアクセス手順を介して候補PSCellへの同期を開始する。
CATT, "Draft stage-2 CR for Conditional PSCell Addition/Change", R2-1915985, 3GPP TSG-RAN2 Meeting #108, Reno, USA, 18-22 November 2019 CATT, "TP for TS36423 BLCR Conditional SN Addition&Change Procedure", R3-196728, 3GPP TSG-RAN WG3 Meeting #106, Reno, USA, 18-22 November 2019 NTT DOCOMO, INC., "(TP for NR_Mob_enh-Core BL CR for TS 36.423) Conditional PScell addition", R3-196975, 3GPP TSG-RAN WG3 Meeting #106, Reno, USA, 18-22 November 2019
発明者等は、CPAについて検討し、様々な課題を見出した。これらの課題の1つは、CPA失敗に関する。CPAは、SCGの無線リソースを使用するデータ無線ベアラ(i.e., SCG data radio bearer (DRB)若しくはsplit DRB又は両方)の設定を伴うと予想される。SCG DRBは、SNに関連付けられたSCG内のみにRadio Link Control(RLC)ベアラを持つデータ無線ベアラである。一方、split DRBは、MNに関連付けられたマスターセルグループ(Master Cell Group(MCG))内のRLCベアラ及びSCG内のRLCベアラの両方を持つデータ無線ベアラである。加えて、CPAにおいて設定されるSCG DRB又はsplit DRBは、SN terminated DRBであってもよい。SN terminated DRBは、そのためのPacket Data Convergence Protocol(PDCP)がSNに配置されるデータ無線ベアラである。SN terminated SCG bearer又はSN terminated split bearerの設定を伴うCPAが失敗した場合、これは長いデータ通信の中断をもたらすかもしれない。
本明細書に開示される実施形態が達成しようとする目的の1つは、CPAの失敗に起因する通信の継続性の問題を緩和することに寄与する装置、方法、及びプログラムを提供することである。なお、この目的は、本明細書に開示される複数の実施形態が達成しようとする複数の目的の1つに過ぎないことに留意されるべきである。その他の目的又は課題と新規な特徴は、本明細書の記述又は添付図面から明らかにされる。
第1の態様は、UEのためのデュアルコネクティビティのMCGに関連付けられるマスターノードとして動作するよう構成された第1のRANノードに向けられる。当該第1のRANノードは、少なくとも1つのメモリ及び前記少なくとも1つのメモリに結合された少なくとも1つのプロセッサを含む。前記少なくとも1つのプロセッサは、条件付きPSCell追加をSN ADDITION REQUESTメッセージを介して候補セカンダリノードに要求するよう構成される。さらに、前記少なくとも1つのプロセッサは、前記候補セカンダリノードで終端され且つ前記MCGの無線リソースを使用するが前記候補セカンダリノードに関連付けられるSCGの無線リソースを使用しない無線ベアラであるSN terminated MCG bearerを設定するように、前記SN ADDITION REQUESTメッセージを介して前記候補セカンダリノードに併せて要求するよう構成される。
第2の態様は、UEのためのデュアルコネクティビティのSCGに関連付けられるセカンダリノードとして動作するよう構成された第2のRANノードに向けられる。当該第2のRANノードは、少なくとも1つのメモリ及び前記少なくとも1つのメモリに結合された少なくとも1つのプロセッサを含む。前記少なくとも1つのプロセッサは、条件付きPSCell追加の要求と前記第2のRANノードで終端される無線ベアラであるSCG terminated bearerの要求とを含むSN ADDITION REQUESTメッセージをマスターノードから受信するよう構成される。さらに、前記少なくとも1つのプロセッサは、前記SN ADDITION REQUESTメッセージに応答して、SN ADDITION REQUEST ACKNOWLEDGEメッセージを前記マスターノードに送るよう構成される。前記SN ADDITION REQUEST ACKNOWLEDGEメッセージは、前記条件付きPSCell追加の候補PSCellを含む前記SCGのSCG設定と、前記第2のRANノードで終端され且つ前記マスターノードに関連付けられるMCGの無線リソースを使用するが前記SCGの無線リソースを使用しない無線ベアラであるSN terminated MCG bearerに関する無線ベアラ設定を包含する。
第3の態様は、UEに向けられる。当該UEは、少なくとも1つのメモリ及び前記少なくとも1つのメモリに結合された少なくとも1つのプロセッサを含む。前記少なくとも1つのプロセッサは、MN RRC ReconfigurationメッセージをサービングRANノードから受信するよう構成される。前記MN RRC Reconfigurationメッセージは、条件付きPSCell追加の実行条件、SN terminated MCG bearerの無線ベアラ設定、及び前記条件付きPSCell追加の候補PSCellを含むSCGのSCG設定を包含する。前記少なくとも1つのプロセッサは、前記MN RRC Reconfigurationメッセージの受信に応答して、前記SN terminated MCG bearerを確立し、前記実行条件の評価を開始するよう構成される。
第4の態様は、UEのためのデュアルコネクティビティのMCGに関連付けられるマスターノードとして動作するよう構成された第1のRANノードの方法に向けられる。当該方法は、以下のステップを含む:
(a)条件付きPSCell追加をSN ADDITION REQUESTメッセージを介して候補セカンダリノードに要求すること、及び
(b)前記候補セカンダリノードで終端され且つ前記MCGの無線リソースを使用するが前記候補セカンダリノードに関連付けられるSCGの無線リソースを使用しない無線ベアラであるSN terminated MCG bearerを設定するように、前記SN ADDITION REQUESTメッセージを介して前記候補セカンダリノードに併せて要求すること。
第5の態様は、UEのためのデュアルコネクティビティのSCGに関連付けられるセカンダリノードとして動作するよう構成された第2のRANノードの方法に向けられる。当該方法は以下のステップを含む:
(a)条件付きPSCell追加の要求と前記第2のRANノードで終端される無線ベアラであるSCG terminated bearerの要求とを含むSN ADDITION REQUESTメッセージをマスターノードから受信すること、及び
(b)前記SN ADDITION REQUESTメッセージに応答して、SN ADDITION REQUEST ACKNOWLEDGEメッセージを前記マスターノードに送ること、ここで前記SN ADDITION REQUEST ACKNOWLEDGEメッセージは、前記条件付きPSCell追加の候補PSCellを含む前記SCGのSCG設定と、前記第2のRANノードで終端され且つ前記マスターノードに関連付けられるMCGの無線リソースを使用するが前記SCGの無線リソースを使用しない無線ベアラであるSN terminated MCG bearerに関する無線ベアラ設定を包含する。
第6の態様は、UEの方法に向けられる。当該方法は以下のステップを含む:
(a)MN RRC ReconfigurationメッセージをサービングRANノードから受信すること、ここで前記MN RRC Reconfigurationメッセージは、条件付きPSCell追加の実行条件、SN terminated MCG bearerの無線ベアラ設定、及び前記条件付きPSCell追加の候補PSCellを含むSCGのSCG設定を包含する、及び
(b)前記MN RRC Reconfigurationメッセージの受信に応答して、前記SN terminated MCG bearerを確立し、前記実行条件の評価を開始すること。
第7の態様は、プログラムに向けられる。当該プログラムは、コンピュータに読み込まれた場合に、上述の第4、第5、又は第6の態様に係る方法をコンピュータに行わせるための命令群(ソフトウェアコード)を含む。
上述の態様によれば、CPAの失敗に起因する通信の継続性の問題を緩和することに寄与する装置、方法、及びプログラムを提供できる。
実施形態に係る無線通信ネットワークの構成例を示す図である。 実施形態に係るセカンダリノードの構成例を示す図である。 実施形態に係るシグナリングの一例を示すシーケンス図である。 実施形態に係るマスターノードによって行われる処理の一例を示すフローチャートである。 実施形態に係るセカンダリノードによって行われる処理の一例を示すフローチャートである。 実施形態に係るUEによって行われる処理の一例を示すフローチャートである。 実施形態に係るシグナリングの一例を示すシーケンス図である。 実施形態に係るシグナリングの一例を示すシーケンス図である。 実施形態に係るシグナリングの一例を示すシーケンス図である。 実施形態に係るSGNB ADDITION REQUESTメッセージのフォーマットの一例を示す図である。 実施形態に係るSGNB ADDITION REQUESTメッセージのフォーマットの一例を示す図である。 実施形態に係るSGNB ADDITION REQUESTメッセージのフォーマットの一例を示す図である。 実施形態に係るSGNB ADDITION REQUESTメッセージのフォーマットの一例を示す図である。 実施形態に係るS-NODE ADDITION REQUESTメッセージのフォーマットの一例を示す図である。 実施形態に係るS-NODE ADDITION REQUESTメッセージのフォーマットの一例を示す図である。 実施形態に係るS-NODE ADDITION REQUESTメッセージのフォーマットの一例を示す図である。 実施形態に係るS-NODE ADDITION REQUESTメッセージのフォーマットの一例を示す図である。 実施形態に係るS-NODE ADDITION REQUEST ACKNOWLEDGEメッセージのフォーマットの一例を示す図である。 実施形態に係る“PDU Session Resource Setup Response Info - SN terminated”情報要素のフォーマットの一例を示す図である。 実施形態に係る“PDU Session Resource Setup Response Info - SN terminated”情報要素のフォーマットの一例を示す図である。 実施形態に係るRRC Reconfigurationメッセージのフォーマットの一例を示す図である。 実施形態に係るRRC Reconfigurationメッセージのフォーマットの一例を示す図である。 実施形態に係るRRC Reconfigurationメッセージのフォーマットの一例を示す図である。 実施形態に係るRRC Reconfigurationメッセージのフォーマットの一例を示す図である。 実施形態に係るRRC Reconfigurationメッセージのフォーマットの一例を示す図である。 実施形態に係るRRC Reconfigurationメッセージのフォーマットの一例を示す図である。 実施形態に係るシグナリングの一例を示すシーケンス図である。 実施形態に係るマスターノードの構成例を示すブロック図である。 実施形態に係るUEの構成例を示すブロック図である。
以下では、具体的な実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。各図面において、同一又は対応する要素には同一の符号が付されており、説明の明確化のため、必要に応じて重複説明は省略される。
以下に説明される複数の実施形態は、独立に実施されることもできるし、適宜組み合わせて実施されることもできる。これら複数の実施形態は、互いに異なる新規な特徴を有している。したがって、これら複数の実施形態は、互いに異なる目的又は課題を解決することに寄与し、互いに異なる効果を奏することに寄与する。
以下に示される複数の実施形態は、3GPP Long Term Evolution (LTE)システム及び第5世代移動通信システム(5G system)を主な対象として説明される。しかしながら、これらの実施形態は、3GPPのmulti-connectivity(e.g., Dual Connectivity)と類似の技術をサポートする他の無線通信システムに適用されてもよい。なお、本明細書で使用されるLTEとの用語は、特に断らない限り、5G Systemとのインターワーキングを可能とするためのLTE及びLTE-Advancedの改良・発展を含む。
<第1の実施形態>
図1は、本実施形態を含む複数の実施形態に係る無線通信ネットワークの構成例を示している。図1の例では、無線通信ネットワークは、RANノード1、RANノード2、及びUE3を含む。図1に示された各要素(ネットワーク機能)は、例えば、専用ハードウェア(dedicated hardware)上のネットワークエレメントとして、専用ハードウェア上で動作する(running)ソフトウェア・インスタンスとして、又はアプリケーション・プラットフォーム上にインスタンス化(instantiated)された仮想化機能として実装されることができる。
RANノード1は、例えば、LTE eNodeB(eNB)、又はNR gNodeB(gNB)であってもよい。RANノード1は、cloud RAN(C-RAN)配置(deployment)におけるCentral Unit(e.g., eNB-CU、又はgNB-CU)であってもよいし、CU及び1又は複数のDistributed Units(e.g., eNB-DUs、又はgNB-DUs)の組み合わせであってもよい。C-RANは、CU/DU splitとも呼ばれる。さらに、CUは、Control Plane (CP) Unit(e.g., gNB-CU-CP)及び1又はそれ以上のUser Plane (UP) Unit(e.g., gNB-CU-UP)を含んでもよい。したがって、RANノード1は、CU-CPであってもよく、CU-CP及びCU-UPの組み合わせであってもよい。同様に、RANノード2は、eNB又はgNBであってもよい。RANノード2は、Central Unit(CU)であってもよいし、CU及び1又は複数のDistributed Units(DUs)の組み合わせであってもよい。RANノード2は、CU-CPであってもよく、CU-CP及びCU-UPの組み合わせであってもよい。
各RANノードは、Evolved Universal Mobile Telecommunications System (UMTS) Terrestrial Radio Access Network(EUTRAN)ノード又はNG-RAN(Next generation Radio Access Network)ノードであってもよい。EUTRANノードは、eNB又はen-gNBであってもよい。NG-RANノードは、gNB又はng-eNBであってもよい。en-gNBは、UEへのNRユーザプレーン及びコントールプレーン・プロトコル終端を提供し、E-UTRA-NR Dual Connectivity(EN-DC)のセカンダリノード(SN)として動作するノードである。ng-eNBは、UEへのE-UTRAユーザプレーン及びコントールプレーン・プロトコル終端を提供し、NGインタフェースを介して5GCに接続されるノードである。RANノード1のRadio Access Technology(RAT)は、RANノード2のそれと異なっていてもよい。
RANノード1及びRANノード2は、ノード間インタフェース(i.e., X2インタフェース又はXnインタフェース)103を介して互いに通信する。RANノード1及びRANノード2は、それぞれデュアルコネクティビティのマスターノード(MN)及びセカンダリノード(SN)として動作する。UE3は、エアインタフェース101及び102を介してMN1及びSN2と通信し、マスターセルグループ(MCG)及びセカンダリセルグループ(SCG)のデュアルコネクティビティを行う。
このデュアルコネクティビティは、Multi-Radio Dual Connectivity (MR-DC)であってもよい。MR-DCは、E-UTRA-NR Dual Connectivity(EN-DC)、NG-RAN E-UTRA-NR Dual Connectivity(NGEN-DC)、NR-E-UTRA Dual Connectivity(NE-DC)、及びNR-NR Dual Connectivity(NR-DC)を含む。これに応じて、MN1は、マスターeNB(in EN-DC)、マスターng-eNB(in NGEN-DC)、及びマスターgNB(in NR-DC and NE-DC)のいずれであってもよい。同様に、SN2は、en-gNB(in EN-DC)、セカンダリng-eNB(in NE-DC)、及びセカンダリgNB(in NR-DC and NGEN-DC)のいずれであってもよい。EN-DCでは、UE3は、MN1として動作するeNBに接続されるとともに、SN2として動作するen-gNBに接続される。NGEN-DCでは、UE3は、MN1として動作するng-eNBに接続されるとともに、SN2として動作するgNBに接続される。NE-DCでは、MN1として動作するgNBに接続されるとともに、SN2として動作するng-eNBに接続される。NR-DCでは、UE3は、MN1として動作する1つのgNB(又はgNB-DU)に接続されるとともに、SN2として動作する他のgNB(又はgNB-DU)に接続される。
MCGは、MN1に関連付けられた(又は提供される)サービングセルのグループであり、SpCell(i.e., プライマリセル(Primary Cell(PCell))及び必要に応じて(optionally)1又はそれ以上のセカンダリセル(Secondary Cells(SCells))を含む。一方、SCGは、SN2に関連付けられた(又は提供される)サービングセルのグループであり、SCGのプライマリセル(つまりプライマリSCGセル(Primary SCG Cell (PSCell))及び必要に応じて(optionally)1又はそれ以上のセカンダリセル(Secondary Cells(SCells))を含む。PSCellは、SCGのSpecial Cell(SpCell)であり、Physical Uplink Control Channel(PUCCH)送信及びcontention-based Random Accessをサポートする。なお、LTE(e.g., LTE-DC及びNE-DC)では、PSCellは、Primary SCellの略語であってもよい。
本明細書で使用される用語“プライマリ・セカンダリセル”及びその略語“PSCell”は、デュアルコネクティビティのSNによって提供されるセルグループに含まれ、アップリンク・コンポーネントキャリアを持ち、且つアップリンク制御チャネル(e.g., PUCCH)リソースを設定されるセルを意味する。具体的には、用語“プライマリ・セカンダリセル”及びその略語“PSCell”は、5G NRをサポートするSN(e.g. en-gNB in EN-DC, gNB in NGEN-DC, or gNB in NR-DC)によって提供されるセルグループのPrimary SCG Cellを意味してもよいし、E-UTRAをサポートするSN(e.g. eNB in LTE DC, or ng-eNB in NE-DC)によって提供されるセルグループのPrimary SCellを意味してもよい。
図2は、SN2の構成例を示している。図2に示された各要素(ネットワーク機能)は、例えば、専用ハードウェア(dedicated hardware)上のネットワークエレメントとして、専用ハードウェア上で動作する(running)ソフトウェア・インスタンスとして、又はアプリケーション・プラットフォーム上にインスタンス化(instantiated)された仮想化機能として実装されることができる。SN2は、これには限定されないが、図2に示されるようにCU21及び1又はそれ以上のDUs22を含んでもよい。CU21及び各DU22の間はインタフェース201によって接続される。UE3は、少なくとも1つのエアインタフェース202を介して、少なくとも1つのDU22に接続される。
CU21は、gNBのRadio Resource Control(RRC)、Service Data Adaptation Protocol(SDAP)、及びPacket Data Convergence Protocol(PDCP)protocols(又はgNBのRRC及びPDCP protocols)をホストする論理ノードであってもよい。DU22は、gNBのRadio Link Control(RLC)、Medium Access Control(MAC)、及びPhysical(PHY)layersをホストする論理ノードであってもよい。CU21がgNB-CUでありDUs22がgNB-DUsであるなら、インタフェース201はF1インタフェースであってもよい。CU21は、CU-CP及びCU-UPを含んでもよい。
以下では、本実施形態に係る条件付きPSCell追加(CPA)手順について説明される。RANノード1がUE3のサービングノード又は将来の(potential)MNであり、RANノード2が候補SNであり、RANノード2に関連付けられたいずれかのセルが候補PSCellであるとする。幾つかの実装では、MN1がCPA実行条件を決定する。そして、RANノード1は、CPA実行条件とSCG設定とを包含するRRCメッセージをUE3に送信する。SCG設定は、候補SN2によって生成されてMN1に送られる。SCG設定は、CPA設定(configuration)と呼ばれてもよい。RRCメッセージは、EN-DC及びNGEN-DCでは、E-UTRA RRCメッセージ(e.g., RRC Connection Reconfigurationメッセージ)である。一方、NE-DC及びNR-DCでは、当該RRCメッセージは、NR RRCメッセージ(e.g., NR RRC Reconfigurationメッセージ)である。当該RRCメッセージの受信に応じて、UE3は、候補PSCellのためのCPA実行条件の評価(evaluating)を開始する。CPA実行条件は、LTE測定報告のトリガーイベントのうちEvent A4 (Neighbour becomes better than threshold)又はEvent B1 (Inter RAT neighbour becomes better than threshold)と同様であってもよい。CPA実行条件が満たされたなら、UE3は、ランダムアクセス手順を介して候補PSCellへの同期を開始する。
本実施形態のCPA手順は、SN terminated MCG DRBの設定を伴う。SN terminated MCG DRBは、SN2で終端され、MN1に関連付けられるMCGの無線リソースを使用するがSN2に関連付けられるSCGの無線リソースを使用しないデータ無線ベアラである。言い換えると、SN terminated MCG DRBは、そのためのPDCPがSN2に配置され、MN1に関連付けられたMCG内のみにRLCベアラを持つ。
より具体的には、当該CPA手順では、MN1は、SN ADDITION REQUESTメッセージを介して(候補)SN2にCPAを要求する際に、SN terminated MCG DRBを設定するように当該SN ADDITION REQUESTメッセージを介してSN2に併せて要求する。言い換えると、MN1は、即時に行うSN terminated MCG DRBの設定とCPAの準備とを、1つのSN ADDITION REQUESTメッセージを介してSN2に要求する。当該SN ADDITION REQUESTメッセージの受信に応じて、SN2は、SN terminated MCG DRBに関するPDCP処理及びX2-U(又はXn-U)処理をUE3のために開始する必要があることを認識し、加えてUE3のためのCPAの準備が必要であることを認識する。これに応じて、SN2は、SN terminated MCG DRBに関するPDCP処理及びX2-U(又はXn-U)処理をUE3のために提供し、UE3のためのCPAを準備する。
さらに、MN1は、SN terminated MCG DRBの設定の要求を、CPA実行条件及びCPA設定と共にMN RRCメッセージ(e.g., RRC Reconfigurationメッセージ)を介してUE3に送る。当該MN RRCメッセージの受信に応答して、UE3は、SN terminated MCG bearerを確立し、CPA実行条件の評価を開始する。
このCPA手順に従うと、まずSN terminated MCG DRBが追加され、その後、実行条件が満たされた場合にCPAが実行される。言い換えると、このCPA手順では、CPAの実行に先立って、SN terminated MCG DRBが確立される。このCPA手順は、例えば以下の利点を提供できる。幾つかの実装では、もしCPA実行が失敗し、これによりCPAで設定されるはずであった(SN terminated) SCG DRB又は(SN terminated) split DRBが利用できなくても、UE3はSN terminated MCG DRBを使用し続けることができる。これは、CPAの失敗に起因する通信の継続性の問題を緩和することに寄与できる。
図3は、本実施形態のCPA手順に関するシグナリングの一例を示している。ステップ301では、MN1は、SN ADDITION REQUESTメッセージをSN2に送る。当該SN ADDITION REQUESTメッセージは、少なくとも1つのSN terminated DRBの追加と、CPAの要求を示す。すなわち、MN1は、当該SN ADDITION REQUESTメッセージを介して、SN terminated DRBの追加とCPAを(候補)SN2に要求する。
ステップ302では、SN2は、SN terminated MCG DRBに関する無線ベアラ設定を生成し、CPA設定をさらに生成する。SN terminated MCG DRBに関する無線ベアラ設定は、PDCP設定を含む。CPA設定は、SCGの無線設定を含む。より具体的には、EN-DCの場合、MN1(eNB)が、SN ADDITION REQUESTメッセージを介して、SN terminated MCG DRBを設定するように明示的にSN2(en-gNB)に要求する。この場合、SN2は、MN1の要求に従ってSN terminated MCG DRBの無線ベアラ設定を生成する。これに代えて、MR-DC with 5GC(i.e., NGEN-DC、NE-DC、又はNR-DC)では、SN terminated DRBが設定される必要があり且つそのためにMCGリソースが利用可能であることをMN1(ng-eNB又はgNB)がSN2(gNB又はng-eNB)にSN ADDITION REQUESTメッセージを介して知らせてもよい。この場合、SN2がSN terminated MCG DRBを設定することを決定してもよい。SN2は、SN ADDITION REQUEST ACKNOWLEDGEメッセージをMN1に送る。当該SN ADDITION REQUEST ACKNOWLEDGEメッセージは、SN terminated MCG DRBに関する無線ベアラ設定(e.g. Radio Bearer Config)とCPA設定(e.g. SCG Cell Group Configuration)を包含する。当該無線ベアラ設定及びCPA設定は、CG-Configメッセージ内に包含されてもよい。CG-Configメッセージは、SNにより生成されたSCG無線設定をMNに転送するために使用されるinter-node RRCメッセージである。一方、既にMN1に確立されているMN terminated MCG DRBがSN2に移される場合、SN ADDITION REQUESTメッセージに包含されるCG-ConfigInfoメッセージは、SN2が参照するための当該MN terminated MCG DRBに関する設定情報を含んでもよい。
ステップ303では、MN1は、SN2から受信したCPA設定に対するCPA実行条件(e.g. condExecutionCond)を生成する。そして、MN1は、MN RRC ReconfigurationメッセージをUE3に送信する。当該MN RRC Reconfigurationメッセージは、EN-DC及びNGEN-DCではE-UTRA RRC Connection Reconfigurationメッセージであり、NE-DC及びNR-DCではNR RRC Reconfigurationメッセージであってもよい。当該MN RRC Reconfigurationメッセージは、そのPDCPがSN2に配置されるSN terminated MCG DRBの無線ベアラ設定とCPA実行条件と、CPA設定(i.e., SN2に関連付けられたSCG設定)とを包含する。より具体的には、当該MN RRC ReconfigurationメッセージはConditionalReconfiguration情報要素(IE)含んでもよい。当該ConditionalReconfiguration IEは、CPA実行条件を包含し、加えて、SN2から受信したCPA設定をコンテナ(octet string)として含むCPA設定情報(e.g. condRRCReconfig)を包含してもよい。当該MN RRC Reconfigurationメッセージの受信に応答して、UE3は、SN terminated MCG DRBを確立し、CPA実行条件の評価を開始する。
図4は、MN1の動作の一例を示すフローチャートである。ステップ401は、図3のステップ301に対応する。すなわち、ステップ401では、MN1は、CPAの要求と即時に追加されるSN terminated (MCG) DRBの設定とを含むSN ADDITION REQUESTメッセージを(候補)SN2に送る。言い換えると、MN1は、SN terminated (MCG) DRBの即時の設定とCPAをSN ADDITION REQUESTメッセージを介してSN2に要求する。ステップ402は、図3のステップ303に対応する。すなわち、MN1は、SN ADDITION REQUEST ACKNOWLEDGEメッセージをSN2から受信したことに応答して、MN RRC ReconfigurationメッセージをUE3に送信する。当該MN RRC Reconfigurationメッセージは、そのPDCPがSN2に配置されるSN terminated MCG DRBの無線ベアラ設定とCPA実行条件と、CPA設定(i.e., SN2に関連付けられたSCG設定)とを包含する。言い換えると、MN1は、SN terminated MCG DRBに関する無線ベアラ設定とCPAとをMN RRC Reconfigurationメッセージを介してUE3に要求する。
図5は、SN2の動作の一例を示すフローチャートである。ステップ501は、図3のステップ301に対応する。すなわち、SN2は、CPAの要求と即時に追加されるSN terminated (MCG) DRBの設定とを含むSN ADDITION REQUESTメッセージをMN1から受信する。言い換えると、当該SN ADDITION REQUESTメッセージは、CPAをSN2に要求し、加えてSN terminated (MCG) DRBの即時の設定をSN2に要求する。ステップ502は、図3のステップ302に対応する。すなわち、SN2は、SN terminated MCG DRBに関する無線ベアラ設定とCPA設定を包含するSN ADDITION REQUEST ACKNOWLEDGEメッセージをMN1に送る。
図6は、UE3の動作の一例を示すフローチャートである。ステップ601は、図3のステップ303に対応する。すなわち、UE3は、MN RRC ReconfigurationメッセージをMN1から受信する。当該MN RRC Reconfigurationメッセージは、CPA実行条件とCPA設定を包含する。加えて、当該MN RRC Reconfigurationメッセージは、即時に追加されるSN terminated MCG DRBに関する無線ベアラ設定を包含する。ステップ602では、UE3は、SN terminated MCG DRBを確立し、CPA実行条件の評価を開始する。
本実施形態で説明されたCPA手順は例えば以下のように変形されてもよい。SN2により生成されるCPA設定は、SCG無線リソースを使用する1又はそれ以上のSN terminated DRB(s)の設定を含んでもよい。SCG無線リソースを使用するSN terminated DRB(s)は、SN terminated split DRB若しくはSN terminated SCG DRB又は両方を含んでもよい。MN1は、SN terminated split DRB若しくはSN terminated SCG DRB又は両方を設定するように、CPA要求のためのSN ADDITION REQUESTメッセージ(ステップ301)を介してSN2に要求してもよい。
SN2により生成されるCPA設定は、即時に設定されるSN terminated MCG DRBのベアラ種別をCPA実行時にSN terminated split DRB又はSN terminated SCG DRBに変更するための設定を含んでもよい。MN1は、このベアラ種別変更を、CPA要求のためのSN ADDITION REQUESTメッセージ(ステップ301)を介してSN2に要求してもよい。
MN1は、複数の候補PSCellsのための複数のCPA設定をUE3に供給してもよい。この場合、上述のSN terminated MCG DRBの即時の設定は、複数の候補PSCellsに関連付けられた1又はそれ以上のSNのうち1つに設定されてもよい。例えば、MN1は、複数の候補PSCellsに対するCPA設定を1又はそれ以上のSNに対して要求してもよい。このとき、MN1は、特定のSNに対してSN terminated MCG DRBの即時の設定とCPA設定をあわせて要求し、その他のSNに対してはCPA設定のみを要求してもよい。
<第2の実施形態>
本実施形態は、第1の実施形態で説明された条件付きPSCell追加(CPA)の具体例を提供する。本実施形態に係る無線通信ネットワークの構成例は、図1及び図2に示された例と同様であってもよい。
図7は、本実施形態のCPA手順に関するシグナリングの一例を示している。ステップ701~703は、図3のステップ301~303と同様である。ステップ704では、UE3は、MN RRC Reconfigurationメッセージ(ステップ703)の受信に応答して、MN RRC Reconfiguration CompleteメッセージをMN1に送信する。ステップ705では、MN1は、MN RRC Reconfiguration Completeメッセージの受信に応答して、SN RECONFIGURATION COMPLETEメッセージをSN2に送る。これにより、ステップ706では、SN2は、SN RECONFIGURATION COMPLETEメッセージの受信に応答して、UE3によるSN terminated MCG DRBの設定のみが完了したこと(及びCPAは未だ実行されていないこと)を認識できる。言い換えると、MN1は、UE3がSN terminated MCG DRBを成功裏に確立したことを、SN2にSN RECONFIGURATION COMPLETEメッセージを介して暗示的に知らせる。
<第3の実施形態>
本実施形態は、第1の実施形態で説明された条件付きPSCell追加(CPA)の具体例を提供する。本実施形態に係る無線通信ネットワークの構成例は、図1及び図2に示された例と同様であってもよい。
図8は、本実施形態のCPA手順に関するシグナリングの一例を示している。図8は、CPA実行フェーズを示し、且つCPA失敗が発生したときの動作を示している。ステップ802では、UE3は、CPA実行条件が満たされたことを判定(又は検出)する。ステップ803では、CPA実行条件の成立に応答して、UE3は、SN RRC responseメッセージを包含するMN RRCメッセージをMN1に送る。当該MN RRCメッセージは、例えば、UL Information Transfer MRDCメッセージであってもよい。当該SN RRC responseメッセージは、例えば、SN RRC RECONFIGURATION COMPLETEメッセージであってもよい。ステップ804では、MN1は、UE3から受信したSN RRC responseメッセージをSN2にフォワードする。
ステップ805では、CPA実行条件の成立に応答して、UE3は、SN2に関連付けられた候補PSCellへのランダムアクセスを開始する。ステップ803及び805の順序は特に限定されない。ステップ805がステップ803の前に開始されてもよい。
図8の例では、ステップ805のランダムアクセスが失敗に終わる。例えば、UE3は、第2メッセージ(ランダムアクセス・レスポンス)をSN2から受信できない場合にランダムアクセス失敗を検出してもよい。UE3は、他の種別のCPA実行失敗(e.g., radio link failure、又はreconfiguration with sync failure)を検出してもよい。ステップ806では、UE3は、CPA実行失敗をMN1に報告する。UE3は、CPA実行失敗を示すSCG Failure InformationメッセージをMN1に送信してもよい。
ステップ807では、UE3は、CPA実行失敗の検出に応答して、CPA実行前に確立されていたSCG terminated MCG DRBにフォールバックする。同様に、MN1も、CPA実行前に確立されていたSCG terminated MCG DRBにフォールバックする。具体的には、UE3及びMN1は、CPA実行が失敗した場合に、CPA実行前に確立されていたSN terminated MCG DRBでのデータ通信を継続する。失敗したCPAがSN terminated MCG DRB のベアラ種別の変更を伴っていたなら、UE3及びMN1は、SN terminated Split DRB又はSN terminated SCG DRBをSN terminated MCG DRBに戻してもよい。より具体的には、失敗したCPAがSN terminated MCG DRBからSN terminated split DRBへの変更を伴っていたなら、UE3及びMN1は、split bearerのMCGパートでのデータ受信を継続してもよい。あるいは、UE3は、SN terminated split DRBからSN terminated MCG DRBへのベアラ種別変更を、明示的なRRC Reconfigurationなしで、自発的に行ってもよい。失敗したCPAがSN terminated MCG DRBからSN terminated SCG DRBへの変更を伴っていたなら、MN1が、SCG Failure Informationの受信に応じて、MCGリソースをUE3に再設定してもよい。UE3は、事前にMN1から許可(e.g. Fallback to MCG Allowed)を受信している場合(ステップ801)にのみ、上述のSCG terminated MCG DRBへのフォールバックを実行してもよい。
<第4の実施形態>
本実施形態は、第1の実施形態で説明された条件付きPSCell追加(CPA)の具体例を提供する。本実施形態に係る無線通信ネットワークの構成例は、図1及び図2に示された例と同様であってもよい。
図9は、本実施形態のCPA手順に関するシグナリングの一例を示している。ステップ901~905は、図7のステップ701~705と同様である。ステップ906では、確立されたSN terminated MCG bearerに関するダウンリンク・データフォワーディングが行われてもよい。なお、当該データフォワーディングは、ステップ902の後に開始されてもよい。ステップ907では、SN2は、MN1からフォワードされたデータをSN terminated MCG bearerを介してUE3に送信してもよい。
ステップ908~910は、図8のステップ802~805と同様である。すなわち、ステップ908では、UE3は、CPA実行条件が満たされたことを判定(又は検出)する。ステップ909では、CPA実行条件の成立に応答して、UE3は、SN RRC responseメッセージを包含するMN RRCメッセージをMN1に送る。当該MN RRCメッセージは、例えば、UL Information Transfer MRDCメッセージであってもよい。当該SN RRC responseメッセージは、例えば、SN RRC RECONFIGURATION COMPLETEメッセージであってもよい。ステップ910では、MN1は、UE3から受信したSN RRC responseメッセージをSN2にフォワードする。ステップ911では、CPA実行条件の成立に応答して、UE3は、SN2に関連付けられ且つCPA実行条件を満たした候補PSCell(ターゲットPSCell)へのランダムアクセスを開始する。ステップ909及び911の順序は特に限定されない。ステップ911がステップ909の前に開始されてもよい。
<第5の実施形態>
本実施形態に係る無線通信ネットワークの構成例は、図1及び図2に示された例と同様である。本実施形態は、MN1からSN2に送られるSN ADDITION REQUESTメッセージの改良を提供する。MN1とSN2の間がX2インタフェースで接続されるEN-DCの場合、SN ADDITION REQUESTメッセージは、SGNB ADDITION REQUESTメッセージである。一方、MN1とSN2の間がXnインタフェースで接続されるNGEN-DC、NE-DC、及びNR-DCの場合、SN ADDITION REQUESTメッセージは、S-NODE ADDITION REQUESTメッセージである。
図10A及び図10Bは、SGNB ADDITION REQUESTメッセージのフォーマットの具体例を示している。図10A及び図10Bの例では、SGNB ADDITION REQUESTメッセージは、CPA要求を示す“Conditional SN Addition Information”情報要素(Information Element(IE))を包含する。“Conditional SN Addition Information”IEは、“CPA trigger”(child) IE(1010)を含む。“CPA trigger”(child) IE(1010)の値は、“CPA initiation”、“CPA replace”、又は“CPA initiation with DRB addition”にセットされる。“CPA initiation”を示すCPA trigger IEは、SN terminated DRBの追加を伴うCPAを意味する。“CPA replace”を示すCPA trigger IEは、SN2に対して既に(以前に)行ったCPA要求の置き換え、又はCPA設定の更新又は修正(modification)の要求を意味する。“CPA initiation with DRB addition”を示すCPA trigger IEは、第1~第4の実施形態で説明された、SN terminated MCG DRBの即時の追加を伴うCPAの要求を意味する。なお、CPAに関するこれらの要求又は通知は、別の名称で示されてもよいし、別のIEによって示されてもよい。
図10A及び図10Bの例では、“E-RABs To Be Added List”IEに含まれる各“E-RABs To Be Added Item”IEは、即時に追加されるSN terminated MCG DRBに関連付けられるE-UTRAN Radio Access Bearer(E-RAB)の設定を示す。“E-RABs To Be Added Item”IE内の“EN-DC Resource Configuration”IE(1020)は、E-RABのためのEN-DCリソース設定を包含し、en-gNBでのPDCPの存在、MCGでの下位(lower)の存在、及びSCGでの下位レイヤの存在(presence)を示す。具体的には、SN terminated MCG DRBに関連付けられるE-RABに関して、“EN-DC Resource Configuration”IE(1020)は、en-gNBでのPDCPの存在(present)、MCGでの下位レイヤの存在(present)、及びSCGでの下位レイヤの不存在(not present)を示す。“PDCP present in SN”IE(1030)は、en-gNBに配置されるPDCPの設定を示す。
さらに、図10A及び図10Bの例では、“E-RABs To Be Added List”IEは、“EN-DC Resource Configuration upon Conditional SN Mobility”IE(1040)を含んでもよい。当該IE(1040)は、即時に設定されるSN terminated MCG DRBがCPA実行時に他のベアラ種別に変更される場合に、変更先のベアラ種別を示す。例えば、即時に設定されるSN terminated MCG DRBがSN terminated SCG DRBに変更されるなら、当該IE(1040)は、en-gNBでのPDCPの存在(present)、MCGでの下位レイヤの不存在(not present)、及びSCGでの下位レイヤの存在(present)を示す。
図11A及び図11Bは、SGNB ADDITION REQUESTメッセージのフォーマットの他の具体例を示している。図11A及び図11Bの例では、 “SGNB Addition Trigger Indication”IE(1110)が、CPAのタイプを示すために使用される。例えば、“Conditional SN addition”を示す“SGNB Addition Trigger Indication”IE(1110)は、CPA実行時のSN terminated DRBの追加を伴うCPAを意味する。“Conditional PSCell addition”を示す“SGNB Addition Trigger Indication”IE(1110)は、第1~第4の実施形態で説明された、SN terminated MCG DRBの即時の追加を伴うCPAを意味する。
図11Aに示されたIEs 1120、1130、及び1140は、図10Aに示されたIEs 1020、1030、及び1040と同様である。
図12A及び図12Bは、S-NODE ADDITION REQUESTメッセージのフォーマットの具体例を示している。“Conditional SN Addition Information”IE内の“CPA trigger”IE(1210)は、図10Bに示された“CPA trigger”IE(1010)と同様である。ただし、図12Bの“CPA trigger”IE(1210)は、DRBの追加の代わりにQoS flowのセットアップ(又はQoS flowのためのリソースのセットアップ)を示す。具体的には、“CPA trigger”(child) IE(1210)の値は、“CPA initiation”、“CPA replace”、又は“CPA initiation with QoS flow addition”にセットされてもよい。“CPA initiation”を示すCPA trigger IE(1210)は、1又はそれ以上のQoS flowsにマップされる1又はそれ以上のSN terminated DRBsの追加を伴うCPAを意味する。“CPA replace”を示すCPA trigger IEは、SN2に対して既に(以前に)行ったCPA要求の置き換え、又はCPA設定の更新又は修正(modification)の要求を意味する。“CPA initiation with QoS flow addition”を示すCPA trigger IEは、1又はそれ以上のQoS flowsにマップされる1又はそれ以上のSN terminated MCG DRBsの即時の追加を伴うCPAの要求を意味する。
図12A及び図12Bの例では、“PDU Session Resources To Be Added List”IEに含まれる各“PDU Session Resources To Be Added Item”IEは、即時にセットアップされる1又はそれ以上のQoS flows with MCG resource(これがSN terminated MCG DRBにマッピングされる)の設定を示す。“PDU Session Resources To Be Added Item”IE内の“PDU Session Resource Setup Info - SN terminated”IE(1220)は、1又はそれ以上のQoS flowsにマップされる1又はそれ以上のSN terminated DRBsのためのSNリソースの追加に必要な情報を包含する。より具体的には、当該IE(1220)は、“Non-GBR Resources Offered”IEを包含する。“Non-GBR Resources Offered”IEは、MCGがnon-GBR QoS flowsのためのnon-GBR resourcesを提供することを示す。これにより、SNは、これらnon-GBR QoS flowsのためにSN terminated MCG bearer(s)を設定してもよいことを知ることができる。なお、複数のQoS flowsがSNに割り当てられる場合(言い換えると、複数のQoS flowsのためのリソースがSNにおいてセットアップされる場合)、SN2がQoS flowsと1又はそれ以上のSN terminated DRBsとの間のマッピングを決定してもよい。
図13A及び図13Bは、S-NODE ADDITION REQUESTメッセージのフォーマットの他の具体例を示している。図13Bに示された“SGNB Addition Trigger Indication”IE(1310)は、図11Bに示された“SGNB Addition Trigger Indication”IE(1110)と同様である。また、図13Aに示された“PDU Session Resource Setup Info - SN terminated”IE(1320)は、図12Aに示された“PDU Session Resource Setup Info - SN terminated”IE(1220)と同様である。
図14は、NGEN-DC、NE-DC、及びNR-DCの場合に、SN2からMN1に送られるS-NODE ADDITION REQUEST ACKNOWLEDGEメッセージの具体例を示している。図14の例では、S-NODE ADDITION REQUEST ACKNOWLEDGEメッセージは、“PDU Session Resource Setup Response Info - SN terminated”IE(1410)を包含する。当該IE(1410)は、1又はそれ以上のSN terminated DRBsの設定を示す。各SN terminated DRBの設定は、PDCP設定、並びに当該SN terminated DRBにマップされる1又はそれ以上のQoS flowsのリストなどを含む。
図15は、“PDU Session Resource Setup Response Info - SN terminated”IE(1410)のフォーマットの具体例を示している。図15の例では、当該IE(1410)は、“UL Configuration”IE(1510)を含む。“UL Configuration”IE(1510)は、各SN terminated DRBがMNのアップリンク・リソースを使用するか否かを示す。言い換えると、“UL Configuration”IE(1510)は、UE3が対応ノード(i.e., MN1)においてアップリンクをどのように使うかを示す。より具体的には、“UL Configuration”IE(1510)は、“no-data”、“shared”、又は“only”を示す列挙(enumerated)型IEである“UL UE Configuration”IEを包含してもよい。値“no-data”は、当該SN terminated DRBにマップされる1又はそれ以上のQoS flowsがSCGリソースのみを使用することを意味する(i.e., SCG DRB相当)。値“shared”は、当該SN terminated DRBにマップされる1又はそれ以上のQoS flowsがMCG及びSCGの両方のリソースを使用することを意味する(i.e. split DRB相当)。値“only”は、当該SN terminated DRBにマップされる1又はそれ以上のQoS flowsがMCGリソースのみを使用することを意味する(i.e., MCG DRB相当)。
さらに、図15の例では、“PDU Session Resource Setup Response Info - SN terminated”IE(1410)は、“UL Configuration upon Conditional SN Mobility”IE(1520)を含んでもよい。当該IE(1520)は、即時に設定されるSN terminated MCG DRBがCPA実行時に他のベアラ種別に変更される場合に、変更先のベアラ種別を示す。例えば、即時に設定されるSN terminated MCG DRBがSN terminated SCG DRBに変更されるなら、当該IE(1520)は、MN1のアップリンク・リソースが使用されないことを示す。
図16は、“PDU Session Resource Setup Response Info - SN terminated”IE(1410)のフォーマットの他の具体例を示している。図16の例では、当該IE(1410)は、“SN UL PDCP UP TNL Information”IE(1610)を含む。“UL Configuration”IE(1630)は、各SN terminated DRBがMNのアップリンク・リソースを使用するか否かを示す。言い換えると、“UL Configuration”IE(1630)は、各SN terminated DRBが、MCG DRB、split DRB、及びSCG DRBのいずれであるかを示す。
さらに、図16の例では、“PDU Session Resource Setup Response Info - SN terminated”IE(1410)は、“SN UL PDCP UP TNL Information upon Conditional SN Mobility”IE(1620)を含んでもよい。当該IE(1620)は、即時に設定されるSN terminated MCG DRBがCPA実行時に他のベアラ種別に変更される場合に、変更先のベアラ種別を示す。例えば、即時に設定されるSN terminated MCG DRBがSN terminated SCG DRBに変更されるなら、当該IE(1620)は、MN1のリソースが使用されないことを示す。
より具体的には、“SN UL PDCP UP TNL Information upon Conditional SN Mobility”IE(1620)は、DRBに関係するユーザプレーン(UP)トランスポート・パラメータ(parameters)を示す。これらのパラメータは、UPトランスポートレイヤ情報及びセルグループIDを含む。UPトランスポートレイヤ情報は、NG又はXnユーザプレーン・トランスポートに関連付けられ、例えばInternet Protocol (IP) アドレス及びGPRS Tunnelling Protocol (GTP) Tunnel Endpoint Identifier (TEID))を含む。セルグループIDは、MCG又はSCGを示す。“SN UL PDCP UP TNL Information upon Conditional SN Mobility”IE(1620)は、“UP Transport Layer Information”IE及び“Cell Group ID”IEを含んでもよい。例えば即時に設定されるSN Terminated MCG DRBがCPA実行時にSN Terminated SCG DRBに変更されるならば、“Cell Group ID”IEが値“1”(これはSCGを意味する)に設定され、“UP Transport Layer Information”IEが無視されてもよい(又は無効とみなされてもよい)。
図16の例では、“UL Configuration”IE(1630)は、UE3が対応ノード(i.e., MN1)においてアップリンクをどのように使うかを示す。より具体的には、“UL Configuration”IE(1630)は、“no-data”、“shared”、又は“only”を示す列挙(enumerated)型IEである“UL UE Configuration”IEを包含してもよい。値“no-data”は、当該SN terminated DRBにマップされる1又はそれ以上のQoS flowsがSCGリソースのみを使用することを意味する(i.e., SCG DRB相当)。値“shared”は、当該SN terminated DRBにマップされる1又はそれ以上のQoS flowsがMCG及びSCGの両方のリソースを使用することを意味する(i.e. split DRB相当)。値“only”は、当該SN terminated DRBにマップされる1又はそれ以上のQoS flowsがMCGリソースのみを使用することを意味する(i.e., MCG DRB相当)。
図10A~図16を用いて説明されたメッセージフォーマットは一例である。例えば、これらに示された情報要素の名称及びタイプは適宜変更されてもよい。
図10A及び10B並びに図11A及び11Bに示されたSGNB ADDITION REQUESTメッセージは、CPA実行時に新たに設定され且つSCG無線リソースを使用する1又はそれ以上のDRBs(e.g., SCG DRB又はsplit DRB)に関する情報を含んでもよい。例えば、図10A及び10B並びに図11A及び11Bに示されたSGNB ADDITION REQUESTメッセージは、CPA実行時に新たに設定され且つSCG無線リソースを使用する1又はそれ以上のDRBsに関する独立した“E-RABs To Be Added List”IEをさらに含んでもよい。これは、Conditional SN Addition Information IEのサブ(child)IEとして規定されてもよい。SN2は、当該サブIEを受信すると、そこで示されるDRBに対する無線ベアラ設定も生成し、SGNB ADDITION REQUEST ACKNOWLEDGEメッセージ(に包含されるCG-Config)でMN1へ送信する。
これに代えて、図10A及び図11Aに示されたSGNB ADDITION REQUESTメッセージ内の“E-RABs To Be Added List”IEは、追加される各DRB(及びE-RAB)がCPA実行時に追加されるか否かを示す情報(フラグ)をさらに含んでもよい。例えば、SGNB ADDITION REQUESTメッセージがCPA要求を含むが、追加されるDRBに関して当該情報(フラグ)が含まれていない場合、これはこのDRBが即時に追加されるDRBであることを示してもよい。
同様に、図12A及び12B並びに図13A及び13Bに示されたS-NODE ADDITION REQUESTメッセージは、CPA実行時に新たにセットアップされ且つSCG無線リソースを使用する1又はそれ以上のQoS flows(e.g., QoS flow with SCG resource又はQoS flow with MCG and SCG resources)に関する情報を含んでもよい。例えば、図12A及び12B並びに図13A及び13Bに示されたS-NODE ADDITION REQUESTメッセージは、CPA実行時に新たにセットアップされ且つSCG無線リソースを使用する1又はそれ以上のQoS flowsに関する独立した“PDU Session Resources To Be Added List”IEをさらに含んでもよい。これは、Conditional SN Addition Information IEのサブ(child)IEとして規定されてもよい。SN2は、当該サブIEを受信すると、そこで示されるQoS flowに対する無線ベアラ設定も生成し、S-NODE ADDITION REQUEST ACKNOWLEDGEメッセージ(に包含されるCG-Config)でMN1へ送信する。
これに代えて、図12A及び図13Aに示されたS-NODE ADDITION REQUESTメッセージ内の“PDU Session Resources To Be Added List”IEは、QoS flowのための(DRBを含む)リソースがCPA実行時にセットアップされるか否かを示す情報(フラグ)をさらに含んでもよい。例えば、S-NODE ADDITION REQUESTメッセージがCPA要求を含むが、各QoS flowに関して当該情報(フラグ)が含まれていない場合、これはこのQoS flowのための(DRBを含む)リソースが即時にセットアップされることを示してもよい。
<第6の実施形態>
本実施形態に係る無線通信ネットワークの構成例は、図1及び図2に示された例と同様である。本実施形態は、MN1からUE3に送られるMN RRC Reconfigurationメッセージの改良を提供する。当該MN RRC Reconfigurationメッセージは、EN-DC及びNGEN-DCではE-UTRA RRC Connection Reconfigurationメッセージであり、NE-DC及びNR-DCではNR RRC Reconfigurationメッセージであってもよい。
図17A及び図17Bは、E-UTRA RRC Connection Reconfigurationメッセージのフォーマットの一例を示している。図17A及び図17Bの例では、RRC Connection Reconfigurationメッセージは、“conditionalReconfiguration-v17xy”IE(1710)を含む。“conditionalReconfiguration-v17xy”IE(1710)は、“condReconfigurationToAddModList-v17xy”(1720)を含む。“condReconfigurationToAddModList-v17xy”(1720)は、CPA実行条件を示す“triggerCondition-r16”IE(1730)、及びCPA設定情報を示す“condReconfigurationToApply-v17xy”IE(1740)を含む。“nr-RadioBearerConfig1-r15”又は“nr-RadioBearerConfig2-r15”IE(1750)は、CPA実行時に追加されるDRBの情報を示す。
図18A及び図18Bは、NR RRC Reconfigurationメッセージのフォーマットの一例を示している。図18A及び図18Bの例では、RRC Reconfigurationメッセージは、“conditionalReconfiguration-v17xy”IE(1810)を含む。“conditionalReconfiguration-v17xy”IE(1810)は、“condReconfigurationToAddModList-v17xy”(1820)を含む。“condReconfigurationToAddModList-v17xy”(1820)は、CPA実行条件を示す“condExecutionCond-v17xy”IE(1830)、及びCPA設定情報を示す“mrdc-SecondaryCellGroupConfig”IE(1840)を含む。“radioBearerConfig1”又は“nr-radioBearerConfig2”IE(1850)は、CPA実行時に追加されるDRBの情報を示す。
<第7の実施形態>
本実施形態に係る無線通信ネットワークの構成例は、図1及び図2に示された例と同様である。本実施形態は、第1~第6の実施形態で説明された条件付きPSCell追加(CPA)の変形を提供する。
UE3は、いずれかの候補PSCellに関してCPA実行条件が満たされた場合に、当該候補PSCell に関するCPA設定を適用し、当該候補PSCellへ同期するためにランダムアクセス手順を開始する。上述の複数の実施形態で既に説明されたように、CPA設定(e.g., conditionalReconfiguration IE1710又は1810)は、SCG設定を含む。
さらに、CPA設定は、MCGの設定を含んでもよい。すなわち、MN1は、CPA実行条件の成立時に適用されるMCG設定の再構成(reconfiguration)を、UE3に送られるCPA設定に含めてもよい。この場合、UE3は、候補PSCellに関するCPA実行条件が満たされたなら、SCG設定を適用し、さらに対応するMCGの設定を再構成しつつ、CPAを実行する。
E-UTRA MCGでは、CPA設定に含まれるMCG設定は、Radio Resource Config Dedicatedであってもよいし、RRC Connection Reconfigurationメッセージであってもよい。一方、NR MCGでは、CPA設定に含まれるMCG設定は、Cell Group Configであってもよいし、RRC Reconfigurationメッセージであってもよい。
CPA設定に含まれるMCG設定がRRC (Connection) Reconfigurationメッセージであるなら、UE3は、CPA条件の成立に応答して、UL Information Transfer MRDCメッセージ(e.g., 図8のステップ803又は図9のステップ909)の代わりに、MN RRC (Connection) Reconfiguration CompleteメッセージをMN1に送信してもよい。
図19は、図17Bに示されたE-UTRA RRC Connection Reconfigurationメッセージのフォーマットの変形を示している。図19の例では、“condReconfigurationToApply-v17xy”IE(1940)は、“masterConfig-r17”IE(1950)及び“secondaryConfig-r17”IE(1960)を含む。“masterConfig-r17”IE(1950)は、図19に示されるようにradioResourceConfigDedicatedであってもよいし、これに代えてRRC Connection Reconfigurationメッセージであってもよい。
図20は、図18Bに示されたNR RRC Reconfigurationメッセージのフォーマットの変形を示している。図20の例では、“condReconfigurationToAddModList-v17xy”は、“masterCellGroup”IE(2040)及び“mrdc-SecondaryCellGroupConfig”IE(2050)を含む。“masterCellGroup”IE(2040)は、図20に示されるようにCell Group Configであってもよいし、これに代えてRRC Reconfigurationメッセージであってもよい。
<第8の実施形態>
本実施形態は、第1~第7の実施形態で説明されたものと異なる条件付きPSCell追加(CPA)手順を提供する。本実施形態に係る無線通信ネットワークの構成例は、図1及び図2に示された例と同様であってもよい。
本実施形態のCPA手順では、まずSN terminated MCG DRBを設定するための(つまり、SCG configurationが何ら必要ない)SN addition手順が実行され、その後に、CPAのためのSCG configurationを必要とするSN modification手順が実行される。
図21は、本実施形態に係るシグナリングの一例を示している。ステップ2101~2103では、SN terminated MCG DRBを設定するための(つまり、SCG configurationが何ら必要ない)SN addition手順が実行される。具体的には、ステップ2101では、MN1はSN2にSN ADDITION REQUESTメッセージを送信する。当該SN ADDITION REQUESTメッセージは、SN terminated MCG DRBの設定をSN2に要求する。SN2は、SN ADDITION REQUEST ACKNOWLEDGEメッセージを送信する。当該SN ADDITION REQUEST ACKNOWLEDGEメッセージは、SN terminated MCG DRBに関する無線ベアラ設定を包含する。ステップ2102では、MN1は、SN terminated MCG DRBの設定をMN RRC Reconfigurationメッセージを介してUE3に要求する。UE3は、MN RRC Reconfiguration CompleteメッセージをMN1に返信し、SN terminated MCG DRBを設定する。ステップ2103では、MN1は、SN RECONFIGURATION COMPLETEメッセージをSN2に送る。
ステップ2104~ステップ2107は、CPAの準備に関するシグナリングを示している。ステップ2104では、MN1は、SN MODIFICATION REQUESTメッセージをSN2に送る。当該SN MODIFICATION REQUESTメッセージは、CPAの要求を示す。当該SN MODIFICATION REQUESTメッセージは、既に設定されているSN terminated MCG DRBがMCG実行時に他のベアラ種別(e.g., SN terminated split DRB又はSN terminated SCG DRB)に変更されることを示してもよい。当該SN MODIFICATION REQUESTメッセージは、CPA実行時に新たに設定され且つSCG無線リソースを使用する1又はそれ以上のDRBs(e.g., SCG DRB又はsplit DRB)に関する情報を含んでもよい。
ステップ2105では、SN2は、CPA設定を生成する。CPA設定は、SCGの無線設定を含む。SN2は、SN MODIFICATION REQUEST ACKNOWLEDGEメッセージをMN1に送る。当該SN MODIFICATION REQUEST ACKNOWLEDGEメッセージは、CPA設定を包含する。CPA設定は、CG-Configメッセージ内に包含されてもよい。CG-Configメッセージは、SNにより生成されたSCG無線設定をMNに転送するために使用されるinter-node RRCメッセージである。
ステップ2106では、MN1は、SN2から受信したCPA設定に対するCPA実行条件を生成する。そして、MN1は、MN RRC ReconfigurationメッセージをUE3に送信する。当該MN RRC Reconfigurationメッセージは、CPA実行条件及びCPA設定(i.e., SN2に関連付けられたSCG設定)を包含する。
ステップ2107では、UE3は、MN RRC Reconfiguration CompleteメッセージをMN1に送信し、CPA実行条件の評価を開始する。
ステップ2108では、UE3は、CPA実行条件が満たされたことを判定(又は検出)する。ステップ2109では、CPA実行条件の成立に応答して、UE3は、SN RRC responseメッセージを包含するMN RRCメッセージをMN1に送る。当該MN RRCメッセージは、例えば、UL Information Transfer MRDCメッセージであってもよい。当該SN RRC responseメッセージは、例えば、SN RRC RECONFIGURATION COMPLETEメッセージであってもよい。ステップ2110では、MN1は、UE3から受信したSN RRC responseメッセージをSN2にフォワードする。ステップ2111では、CPA実行条件の成立に応答して、UE3は、SN2に関連付けられた候補PSCellへのランダムアクセスを開始する。ステップ2109及び2111の順序は特に限定されない。ステップ2111がステップ2109の前に開始されてもよい。
このCPA手順に従うと、まずSN terminated MCG DRBが追加され、その後、実行条件が満たされた場合にCPAが実行される。言い換えると、このCPA手順では、CPAの実行に先立って、SN terminated MCG DRBが確立される。このCPA手順は、例えば以下の利点を提供できる。幾つかの実装では、もしCPA実行が失敗し、これによりCPAで設定されるはずであった(SN terminated) SCG DRB又は(SN terminated) split DRBが利用できなくても、UE3はSN terminated MCG DRBを使用し続けることができる。これは、CPAの失敗に起因する通信の継続性の問題を緩和することに寄与できる。
本実施形態で説明されたCPA手順は例えば以下のように変形されてもよい。例えば、第3の実施形態で説明されたように、UE3は、CPA実行失敗の検出に応答して、CPA実行前に確立されていたSCG terminated MCG DRBにフォールバックしてもよい。例えば、UE3は、ステップ2111での候補PSCellへのランダムアクセスに失敗した場合、CPA実行前に確立されていたSCG terminated MCG DRBにフォールバックしてもよい。同様に、MN1も、CPA実行前に確立されていたSCG terminated MCG DRBにフォールバックしてもよい。具体的には、UE3及びMN1は、CPA実行が失敗した場合に、CPA実行前に確立されていたSN terminated MCG DRBでのデータ通信を継続してもよい。失敗したCPAがSN terminated MCG DRB のベアラ種別の変更を伴っていたなら、UE3及びMN1は、SN terminated Split DRB又はSN terminated SCG DRBをSN terminated MCG DRBに戻してもよい。より具体的には、失敗したCPAがSN terminated MCG DRBからSN terminated split DRBへの変更を伴っていたなら、UE3及びMN1は、split bearerのMCGパートでのデータ受信を継続してもよい。あるいは、UE3は、SN terminated split DRBからSN terminated MCG DRBへのベアラ種別変更を、明示的なRRC Reconfigurationなしで、自発的に行ってもよい。失敗したCPAがSN terminated MCG DRBからSN terminated SCG DRBへの変更を伴っていたなら、MN1がMCGリソースをUE3に再設定してもよい。
続いて以下では、上述の複数の実施形態に係るMN1、SN2及びUE3の構成例について説明する。図22は、上述の実施形態に係るMN1の構成例を示すブロック図である。SN2の構成も、図22に示された構成と同様であってもよい。図22を参照すると、MN1は、Radio Frequencyトランシーバ2201、ネットワークインターフェース2203、プロセッサ2204、及びメモリ2205を含む。RFトランシーバ2201は、UE3を含むUEsと通信するためにアナログRF信号処理を行う。RFトランシーバ2201は、複数のトランシーバを含んでもよい。RFトランシーバ2201は、アンテナアレイ2202及びプロセッサ2204と結合される。RFトランシーバ2201は、変調シンボルデータをプロセッサ2204から受信し、送信RF信号を生成し、送信RF信号をアンテナアレイ2202に供給する。また、RFトランシーバ2201は、アンテナアレイ2202によって受信された受信RF信号に基づいてベースバンド受信信号を生成し、これをプロセッサ2204に供給する。RFトランシーバ2201は、ビームフォーミングのためのアナログビームフォーマ回路を含んでもよい。アナログビームフォーマ回路は、例えば複数の移相器及び複数の電力増幅器を含む。
ネットワークインターフェース2203は、ネットワークノード(e.g., MN1、並びにコアネットワークの制御ノード及び転送ノード)と通信するために使用される。ネットワークインターフェース2203は、例えば、IEEE 802.3 seriesに準拠したネットワークインターフェースカード(NIC)を含んでもよい。
プロセッサ2204は、無線通信のためのデジタルベースバンド信号処理(データプレーン処理)とコントロールプレーン処理を行う。プロセッサ2204は、複数のプロセッサを含んでもよい。例えば、プロセッサ2204は、デジタルベースバンド信号処理を行うモデム・プロセッサ(e.g., Digital Signal Processor(DSP))とコントロールプレーン処理を行うプロトコルスタック・プロセッサ(e.g., Central Processing Unit(CPU)又はMicro Processing Unit(MPU))を含んでもよい。プロセッサ2204は、ビームフォーミングのためのデジタルビームフォーマ・モジュールを含んでもよい。デジタルビームフォーマ・モジュールは、Multiple Input Multiple Output(MIMO)エンコーダ及びプリコーダを含んでもよい。
メモリ2205は、揮発性メモリ及び不揮発性メモリの組み合わせによって構成される。揮発性メモリは、例えば、Static Random Access Memory(SRAM)若しくはDynamic RAM(DRAM)又はこれらの組み合わせである。不揮発性メモリは、マスクRead Only Memory(MROM)、Electrically Erasable Programmable ROM(EEPROM)、フラッシュメモリ、若しくはハードディスクドライブ、又はこれらの任意の組合せである。メモリ2205は、プロセッサ2204から離れて配置されたストレージを含んでもよい。この場合、プロセッサ2204は、ネットワークインターフェース2203又は図示されていないI/Oインタフェースを介してメモリ2205にアクセスしてもよい。
メモリ2205は、上述の複数の実施形態で説明されたMN1による処理を行うための命令群およびデータを含む1又はそれ以上のソフトウェアモジュール(コンピュータプログラム)2206を格納してもよい。いくつかの実装において、プロセッサ2204は、当該ソフトウェアモジュール2206をメモリ2205から読み出して実行することで、上述の実施形態で説明されたMN1の処理を行うよう構成されてもよい。
なお、MN1がCU(e.g., eNB-CU又はgNB-CU)又はCU-CPである場合、MN1は、RFトランシーバ2201(及びアンテナアレイ2202)を含まなくてもよい。
図23は、UE3の構成例を示すブロック図である。Radio Frequency(RF)トランシーバ2301は、MN1及びSN2と通信するためにアナログRF信号処理を行う。RFトランシーバ2301は、複数のトランシーバを含んでもよい。RFトランシーバ2301により行われるアナログRF信号処理は、周波数アップコンバージョン、周波数ダウンコンバージョン、及び増幅を含む。RFトランシーバ2301は、アンテナアレイ2302及びベースバンドプロセッサ2303と結合される。RFトランシーバ2301は、変調シンボルデータ(又はOFDMシンボルデータ)をベースバンドプロセッサ2303から受信し、送信RF信号を生成し、送信RF信号をアンテナアレイ2302に供給する。また、RFトランシーバ2301は、アンテナアレイ2302によって受信された受信RF信号に基づいてベースバンド受信信号を生成し、これをベースバンドプロセッサ2303に供給する。RFトランシーバ2301は、ビームフォーミングのためのアナログビームフォーマ回路を含んでもよい。アナログビームフォーマ回路は、例えば複数の移相器及び複数の電力増幅器を含む。
ベースバンドプロセッサ2303は、無線通信のためのデジタルベースバンド信号処理(データプレーン処理)とコントロールプレーン処理を行う。デジタルベースバンド信号処理は、(a) データ圧縮/復元、(b) データのセグメンテーション/コンカテネーション、(c) 伝送フォーマット(伝送フレーム)の生成/分解、(d) 伝送路符号化/復号化、(e) 変調(シンボルマッピング)/復調、及び(f) Inverse Fast Fourier Transform(IFFT)によるOFDMシンボルデータ(ベースバンドOFDM信号)の生成などを含む。一方、コントロールプレーン処理は、レイヤ1(e.g., 送信電力制御)、レイヤ2(e.g., 無線リソース管理、及びhybrid automatic repeat request(HARQ)処理)、及びレイヤ3(e.g., アタッチ、モビリティ、及び通話管理に関するシグナリング)の通信管理を含む。
例えば、ベースバンドプロセッサ2303によるデジタルベースバンド信号処理は、Service Data Adaptation Protocol(SDAP)レイヤ、Packet Data Convergence Protocol(PDCP)レイヤ、Radio Link Control(RLC)レイヤ、MACレイヤ、およびPHYレイヤの信号処理を含んでもよい。また、ベースバンドプロセッサ2303によるコントロールプレーン処理は、Non-Access Stratum(NAS)プロトコル、RRCプロトコル、及びMAC CEの処理を含んでもよい。
ベースバンドプロセッサ2303は、ビームフォーミングのためのMIMOエンコーディング及びプリコーディングを行ってもよい。
ベースバンドプロセッサ2303は、デジタルベースバンド信号処理を行うモデム・プロセッサ(e.g., DSP)とコントロールプレーン処理を行うプロトコルスタック・プロセッサ(e.g., CPU又はMPU)を含んでもよい。この場合、コントロールプレーン処理を行うプロトコルスタック・プロセッサは、後述するアプリケーションプロセッサ2304と共通化されてもよい。
アプリケーションプロセッサ2304は、CPU、MPU、マイクロプロセッサ、又はプロセッサコアとも呼ばれる。アプリケーションプロセッサ2304は、複数のプロセッサ(複数のプロセッサコア)を含んでもよい。アプリケーションプロセッサ2304は、メモリ2306又は図示されていないメモリから読み出されたシステムソフトウェアプログラム(Operating System(OS))及び様々なアプリケーションプログラム(例えば、通話アプリケーション、WEBブラウザ、メーラ、カメラ操作アプリケーション、音楽再生アプリケーション)を実行することによって、UE3の各種機能を実現する。
幾つかの実装において、図23に破線(2305)で示されているように、ベースバンドプロセッサ2303及びアプリケーションプロセッサ2304は、1つのチップ上に集積されてもよい。言い換えると、ベースバンドプロセッサ2303及びアプリケーションプロセッサ2304は、1つのSystem on Chip(SoC)デバイス2305として実装されてもよい。SoCデバイスは、システムLarge Scale Integration(LSI)またはチップセットと呼ばれることもある。
メモリ2306は、揮発性メモリ若しくは不揮発性メモリ又はこれらの組合せである。メモリ2306は、物理的に独立した複数のメモリデバイスを含んでもよい。揮発性メモリは、例えば、SRAM若しくはDRAM又はこれらの組み合わせである。不揮発性メモリは、MROM、EEPROM、フラッシュメモリ、若しくはハードディスクドライブ、又はこれらの任意の組合せである。例えば、メモリ2306は、ベースバンドプロセッサ2303、アプリケーションプロセッサ2304、及びSoC2305からアクセス可能な外部メモリデバイスを含んでもよい。メモリ2306は、ベースバンドプロセッサ2303内、アプリケーションプロセッサ2304内、又はSoC2305内に集積された内蔵メモリデバイスを含んでもよい。さらに、メモリ2306は、Universal Integrated Circuit Card(UICC)内のメモリを含んでもよい。
メモリ2306は、上述の複数の実施形態で説明されたUE3による処理を行うための命令群およびデータを含む1又はそれ以上のソフトウェアモジュール(コンピュータプログラム)2307を格納してもよい。幾つかの実装において、ベースバンドプロセッサ2303又はアプリケーションプロセッサ2304は、当該ソフトウェアモジュール2307をメモリ2306から読み出して実行することで、上述の実施形態で図面を用いて説明されたUE3の処理を行うよう構成されてもよい。
なお、上述の実施形態で説明されたUE3によって行われるコントロールプレーン処理及び動作は、RFトランシーバ2301及びアンテナアレイ2302を除く他の要素、すなわちベースバンドプロセッサ2303及びアプリケーションプロセッサ2304の少なくとも一方とソフトウェアモジュール2307を格納したメモリ2306とによって実現されることができる。
図22及び図23を用いて説明したように、上述の実施形態に係るMN1、SN2、及びUE3が有するプロセッサの各々は、図面を用いて説明されたアルゴリズムをコンピュータに行わせるための命令群を含む1又は複数のプログラムを実行する。このプログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えばフレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば光磁気ディスク)、Compact Disc Read Only Memory(CD-ROM)、CD-R、CD-R/W、半導体メモリ(例えば、マスクROM、Programmable ROM(PROM)、Erasable PROM(EPROM)、フラッシュROM、Random Access Memory(RAM))を含む。また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium)によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
<その他の実施形態>
上述の実施形態において、CPA実行の前に、SN terminated DRBのみを追加するか否かをSN2が決定してもよい。例えば、SN2はMN1から1つ又はそれ以上のSN terminated DRBの追加を伴うCPA要求を受けた場合、当該SN terminated DRBに対して即時に追加するか否かを決定してもよい。SN2は、即時に追加すると決定したDRBの情報、又はCPA実行時に追加すると決定したDRBの情報、あるいはその両方を示す情報をMN1へ送信してもよい。
上述の実施形態において、MN1及びSN2は、自身がCPAに必要な機能をサポートしているか否かをX2(又はXn) Setup Requestメッセージ及びX2(又はXn) Setup Responseメッセージで通知しあってもよい。
CPAはConditional SN Addition (CSA)又はConditional SN Mobility (CSM)と呼ばれてもよい。
上述の実施形態において、SN2は図2に示されるようにCU21と1又はそれ以上のDUs22を含んでもよい。CU21は、CPAの要求を含むSN ADDITION REQUESTメッセージ(又はSN MODIFICATION REQUESTメッセージ)をMN1から受信し、当該メッセージに包含される情報の一部または全てをUE CONTEXT SETUP REQUESTメッセージでDU22へ転送する。このとき、CU21は、当該UE CONTEXT SETUP REQUESTメッセージにCPAを示す情報を付加してもよい。例えば当該情報は、サブIE“CPA Trigger”を含むConditional SN Mobility Information IEでもよい。CPA Triggerは、列挙(enumerated)型IEであってもよく、“CPA-initiation”又は“CPA-replace”を示してもよい。“CPA-initiation”は、UEコンテキストのセットアップの目的がCPAの準備のためであることを意味する。“CPA-replace”は、準備しているCPAの設定の置き換え、更新、又は修正を意味する。CPA Triggerは更に“CPA-initiation with DRB addition”を示してもよい。“CPA-initiation with DRB addition”は、SN terminated (MCG) DRBの即時の追加を伴うCPAを意味する。言い換えると、“CPA-initiation with DRB addition”は、UEコンテキストのセットアップの目的がSN terminated (MCG) DRBの即時の追加を伴うCPAの準備のためであることを意味する。これによりDU22は、CU21からのUE Context Setup(e.g. Cell Group Configurationなどの設定)の要求がCPAのためであることを認識できる。つまり、DU22はCPAに対して適切に準備できる。
上述の実施形態で説明されたSCG設定は、SN2のCU-CP及びDUのうち一方又は両方によって生成されてもよい。上述の実施形態で説明されたSN terminated DRBsに関する無線ベアラ設定は、SN2のCU-CPによって生成されてもよい。上述の実施形態で説明されたSN ADDITION REQUEST ACKNOWLEDGEメッセージの生成とこれのMN1への送信は、SN2のCU-CPによって行われてもよい。
上述した実施形態は本件発明者により得られた技術思想の適用に関する例に過ぎない。すなわち、当該技術思想は、上述した実施形態のみに限定されるものではなく、種々の変更が可能であることは勿論である。
例えば、上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載され得るが、以下には限られない。
(付記1)
User Equipment(UE)のためのデュアルコネクティビティのマスターセルグループ(MCG)に関連付けられるマスターノードとして動作するよう構成された第1の無線アクセスネットワーク(RAN)ノードであって、
少なくとも1つのメモリと、
前記少なくとも1つのメモリに結合された少なくとも1つのプロセッサと、
を備え、
前記少なくとも1つのプロセッサは、
条件付きプライマリ・セカンダリセル(PSCell)追加をSN ADDITION REQUESTメッセージを介して候補セカンダリノードに要求し、
前記候補セカンダリノードで終端され且つ前記MCGの無線リソースを使用するが前記候補セカンダリノードに関連付けられるセカンダリセルグループ(SCG)の無線リソースを使用しない無線ベアラであるSN terminated MCG bearerを設定するように、前記SN ADDITION REQUESTメッセージを介して前記候補セカンダリノードに併せて要求する、
よう構成される、第1のRANノード。
(付記2)
前記少なくとも1つのプロセッサは、前記SN ADDITION REQUESTメッセージの送信後に、SN ADDITION REQUEST ACKNOWLEDGEメッセージを前記候補セカンダリノードから受信するよう構成され、
前記SN ADDITION REQUEST ACKNOWLEDGEメッセージは、前記SN terminated MCG bearerに関する無線ベアラ設定と、前記条件付きPSCell追加の候補PSCellを含む前記SCGのSCG設定を包含し、
前記少なくとも1つのプロセッサは、前記SN ADDITION REQUEST ACKNOWLEDGEメッセージの受信に応答して、MN Radio Resource Control (RRC) Reconfigurationメッセージを前記UEに送信するよう構成され、
前記MN RRC Reconfigurationメッセージは、前記条件付きPSCell追加の実行条件、前記無線ベアラ設定、及び前記SCG設定を包含する、
付記1に記載の第1のRANノード。
(付記3)
前記少なくとも1つのプロセッサは、前記MN RRC Reconfigurationメッセージの送信後に、MN RRC Reconfiguration Completeメッセージを前記UEから受信するよう構成され、
前記少なくとも1つのプロセッサは、前記MN RRC Reconfiguration Completeメッセージの受信に応答して、前記候補セカンダリノードにSN RECONFIGURATION COMPLETEメッセージを送信し、前記UEが前記SN terminated MCG bearerを成功裏に確立したことを暗示的に知らせるよう構成される、
付記2に記載の第1のRANノード。
(付記4)
前記少なくとも1つのプロセッサは、前記MN RRC Reconfiguration Completeメッセージの受信後に、前記実行条件が満たされたことに応じて前記UEより送信されるUL Information Transfer MRDCメッセージを受信するよう構成され、
前記UL Information Transfer MRDC メッセージは、SN RRC responseメッセージを包含し、
前記少なくとも1つのプロセッサは、前記SN RRC responseメッセージを前記候補セカンダリノードにフォワードするよう構成される、
付記3に記載の第1のRANノード。
(付記5)
前記少なくとも1つのプロセッサは、前記条件付きPSCell追加の実行時に前記SN terminated MCG bearerをSN terminated split bearer又はSN terminated SCG bearerに変更するように、前記SN ADDITION REQUESTメッセージを介して前記候補セカンダリノードに要求するよう構成される、
付記1~4のいずれか1項に記載の第1のRANノード。
(付記6)
前記少なくとも1つのプロセッサは、MN Radio Resource Control (RRC) Reconfigurationメッセージを前記UEに送信するよう構成され、
前記MN RRC Reconfigurationメッセージは、条件付きプライマリ・セカンダリセル(PSCell)追加の実行条件、前記SN terminated MCG bearerの無線ベアラ設定、前記条件付きPSCell追加の候補PSCellを含む前記SCGのSCG設定、及び前記実行条件が満たされたときに追加されるSN terminated bearerの無線ベアラ設定を含む、
付記1に記載の第1のRANノード。
(付記7)
前記少なくとも1つのプロセッサは、前記条件付きPSCell追加の失敗が発生した場合に、前記SN terminated MCG bearerを継続するよう構成される、
付記6に記載の第1のRANノード。
(付記8)
前記少なくとも1つのプロセッサは、前記条件付きPSCell追加の失敗が発生した場合に、前記SN terminated split bearer又は前記SN terminated SCG bearerを前記SN terminated MCG bearerに戻すよう構成される、
付記7に記載の第1のRANノード。
(付記9)
User Equipment(UE)のためのデュアルコネクティビティのセカンダリセルグループ(SCG)に関連付けられるセカンダリノードとして動作するよう構成された第2の無線アクセスネットワーク(RAN)ノードであって、
少なくとも1つのメモリと、
前記少なくとも1つのメモリに結合された少なくとも1つのプロセッサと、
を備え、
前記少なくとも1つのプロセッサは、
条件付きプライマリ・セカンダリセル(PSCell)追加の要求と前記第2のRANノードで終端される無線ベアラであるSCG terminated bearerの要求とを含むSN ADDITION REQUESTメッセージをマスターノードから受信し、
前記SN ADDITION REQUESTメッセージに応答して、SN ADDITION REQUEST ACKNOWLEDGEメッセージを前記マスターノードに送る、
よう構成され、
前記SN ADDITION REQUEST ACKNOWLEDGEメッセージは、前記条件付きPSCell追加の候補PSCellを含む前記SCGのSCG設定と、前記第2のRANノードで終端され且つ前記マスターノードに関連付けられるMCGの無線リソースを使用するが前記SCGの無線リソースを使用しない無線ベアラであるSN terminated MCG bearerに関する無線ベアラ設定を包含する、
第2のRANノード。
(付記10)
前記少なくとも1つのプロセッサは、前記SN ADDITION REQUESTメッセージの受信に応じて、前記SN terminated MCG bearerに関するPacket Data Convergence Protocol(PDCP)処理を提供し、前記条件付きPSCell追加を準備するよう構成される、
付記9に記載の第2のRANノード。
(付記11)
前記少なくとも1つのプロセッサは、前記SN ADDITION REQUEST ACKNOWLEDGEメッセージの送信後にSN RECONFIGURATION COMPLETEメッセージを前記マスターノードから受信したことに応答して、前記UEが前記SN terminated MCG bearerを成功裏に確立したことを認識するよう構成される、
付記9又は10に記載の第2のRANノード。
(付記12)
前記少なくとも1つのプロセッサは、前記SN RECONFIGURATION COMPLETEメッセージの受信後に、前記条件付きPSCell追加の実行条件が満たされたことに応じて前記UEより送信されるSN RRC responseメッセージを、前記マスターノードを介して受信するよう構成される、
付記11に記載の第2のRANノード。
(付記13)
前記SN ADDITION REQUEST ACKNOWLEDGEメッセージは、前記条件付きPSCell追加の実行時に前記SN terminated MCG bearerがSN terminated split bearer又はSN terminated SCG bearerに変更されることを示す、
付記9~12のいずれか1項に記載の第2のRANノード。
(付記14)
User Equipment(UE)であって、
少なくとも1つのメモリと、
前記少なくとも1つのメモリに結合された少なくとも1つのプロセッサと、
を備え、
前記少なくとも1つのプロセッサは、MN Radio Resource Control (RRC) Reconfigurationメッセージをサービング無線アクセスネットワーク(RAN)ノードから受信するよう構成され、前記MN RRC Reconfigurationメッセージは、条件付きプライマリ・セカンダリセル(PSCell)追加の実行条件、SN terminated MCG bearerの無線ベアラ設定、及び前記条件付きPSCell追加の候補PSCellを含むセカンダリセルグループ(SCG)のSCG設定を包含し、
前記少なくとも1つのプロセッサは、前記MN RRC Reconfigurationメッセージの受信に応答して、前記SN terminated MCG bearerを確立し、前記実行条件の評価を開始するよう構成される、
UE。
(付記15)
前記少なくとも1つのプロセッサは、前記SN terminated MCG bearerの確立に応答して、MN RRC Reconfiguration Completeメッセージを前記サービングRANノードに送信するよう構成される、
付記14に記載のUE。
(付記16)
前記少なくとも1つのプロセッサは、前記MN RRC Reconfiguration Completeメッセージの送信後に、前記実行条件が満たされたことに応じて、SN RRC responseメッセージを包含するUL Information Transfer MRDC メッセージを前記サービングRANノードに送信し、前記候補PSCellへのランダムアクセスを開始するよう構成される、
付記15に記載のUE。
(付記17)
前記MN RRC Reconfigurationメッセージは、前記条件付きPSCell追加の実行時に前記SN terminated MCG bearerがSN terminated split bearer又はSN terminated SCG bearerに変更されることを示す、
付記14~16のいずれか1項に記載のUE。
(付記18)
前記少なくとも1つのプロセッサは、前記条件付きPSCell追加の失敗が発生した場合に、前記SN terminated MCG bearerを継続するよう構成される、
付記17に記載のUE。
(付記19)
前記少なくとも1つのプロセッサは、前記条件付きPSCell追加の失敗が発生した場合に、前記SN terminated split bearer又は前記SN terminated SCG bearerを前記SN terminated MCG bearerに戻すよう構成される、
付記18に記載のUE。
(付記20)
User Equipment(UE)のためのデュアルコネクティビティのマスターセルグループ(MCG)に関連付けられるマスターノードとして動作するよう構成された第1の無線アクセスネットワーク(RAN)ノードにより行われる方法であって、
条件付きプライマリ・セカンダリセル(PSCell)追加をSN ADDITION REQUESTメッセージを介して候補セカンダリノードに要求すること、及び
前記候補セカンダリノードで終端され且つ前記MCGの無線リソースを使用するが前記候補セカンダリノードに関連付けられるセカンダリセルグループ(SCG)の無線リソースを使用しない無線ベアラであるSN terminated MCG bearerを設定するように、前記SN ADDITION REQUESTメッセージを介して前記候補セカンダリノードに併せて要求すること、
を備える方法。
(付記21)
User Equipment(UE)のためのデュアルコネクティビティのセカンダリセルグループ(SCG)に関連付けられるセカンダリノードとして動作するよう構成された第2の無線アクセスネットワーク(RAN)ノードにより行われる方法であって、
条件付きプライマリ・セカンダリセル(PSCell)追加の要求と前記第2のRANノードで終端される無線ベアラであるSCG terminated bearerの要求とを含むSN ADDITION REQUESTメッセージをマスターノードから受信すること、及び
前記SN ADDITION REQUESTメッセージに応答して、SN ADDITION REQUEST ACKNOWLEDGEメッセージを前記マスターノードに送ること、
を備え、
前記SN ADDITION REQUEST ACKNOWLEDGEメッセージは、前記条件付きPSCell追加の候補PSCellを含む前記SCGのSCG設定と、前記第2のRANノードで終端され且つ前記マスターノードに関連付けられるMCGの無線リソースを使用するが前記SCGの無線リソースを使用しない無線ベアラであるSN terminated MCG bearerに関する無線ベアラ設定を包含する、
方法。
(付記22)
User Equipment(UE)により行われる方法であって、
MN Radio Resource Control (RRC) Reconfigurationメッセージをサービング無線アクセスネットワーク(RAN)ノードから受信すること、ここで前記MN RRC Reconfigurationメッセージは、条件付きプライマリ・セカンダリセル(PSCell)追加の実行条件、SN terminated MCG bearerの無線ベアラ設定、及び前記条件付きPSCell追加の候補PSCellを含むセカンダリセルグループ(SCG)のSCG設定を包含する;及び
前記MN RRC Reconfigurationメッセージの受信に応答して、前記SN terminated MCG bearerを確立し、前記実行条件の評価を開始すること、
を備える方法。
(付記23)
User Equipment(UE)のためのデュアルコネクティビティのマスターセルグループ(MCG)に関連付けられるマスターノードとして動作するよう構成された第1の無線アクセスネットワーク(RAN)ノードの方法をコンピュータに行わせるためプログラムであって、
前記方法は、
条件付きプライマリ・セカンダリセル(PSCell)追加をSN ADDITION REQUESTメッセージを介して候補セカンダリノードに要求すること、及び
前記候補セカンダリノードで終端され且つ前記MCGの無線リソースを使用するが前記候補セカンダリノードに関連付けられるセカンダリセルグループ(SCG)の無線リソースを使用しない無線ベアラであるSN terminated MCG bearerを設定するように、前記SN ADDITION REQUESTメッセージを介して前記候補セカンダリノードに併せて要求すること、
を備える、プログラム。
(付記24)
User Equipment(UE)のためのデュアルコネクティビティのセカンダリセルグループ(SCG)に関連付けられるセカンダリノードとして動作するよう構成された第2の無線アクセスネットワーク(RAN)ノードの方法をコンピュータに行わせるためプログラムであって、
前記方法は、
条件付きプライマリ・セカンダリセル(PSCell)追加の要求と前記第2のRANノードで終端される無線ベアラであるSCG terminated bearerの要求とを含むSN ADDITION REQUESTメッセージをマスターノードから受信すること、及び
前記SN ADDITION REQUESTメッセージに応答して、SN ADDITION REQUEST ACKNOWLEDGEメッセージを前記マスターノードに送ること、
を備え、
前記SN ADDITION REQUEST ACKNOWLEDGEメッセージは、前記条件付きPSCell追加の候補PSCellを含む前記SCGのSCG設定と、前記第2のRANノードで終端され且つ前記マスターノードに関連付けられるMCGの無線リソースを使用するが前記SCGの無線リソースを使用しない無線ベアラであるSN terminated MCG bearerに関する無線ベアラ設定を包含する、
プログラム。
(付記25)
User Equipment(UE)の方法をコンピュータに行わせるためプログラムであって、
前記方法は、
MN Radio Resource Control (RRC) Reconfigurationメッセージを受信すること、ここで前記MN RRC Reconfigurationメッセージは、条件付きプライマリ・セカンダリセル(PSCell)追加の実行条件、SN terminated MCG bearerの無線ベアラ設定、及び前記条件付きPSCell追加の候補PSCellを含むセカンダリセルグループ(SCG)のSCG設定を包含する;及び
前記MN RRC Reconfigurationメッセージの受信に応答して、前記SN terminated MCG bearerを確立し、前記実行条件の評価を開始すること、
を備える、プログラム。
この出願は、2020年8月5日に出願された日本出願特願2020-133305を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
1 マスターノード(Master Node(MN))
2 セカンダリノード(Secondary Node(SN))
3 User Equipment(UE)
2204 プロセッサ
2205 メモリ
2206 モジュール(modules)
2303 ベースバンドプロセッサ
2304 アプリケーションプロセッサ
2306 メモリ
2307 モジュール(modules)

Claims (14)

  1. User Equipment(UE)のためのデュアルコネクティビティのマスターセルグループ(MCG)に関連付けられるマスターノードとして動作するよう構成された第1の無線アクセスネットワーク(RAN)ノードであって、
    少なくとも1つのメモリと、
    前記少なくとも1つのメモリに結合された少なくとも1つのプロセッサと、
    を備え、
    前記少なくとも1つのプロセッサは、
    条件付きプライマリ・セカンダリセル(PSCell)追加をSN ADDITION REQUESTメッセージを介して候補セカンダリノードに要求し、
    前記候補セカンダリノードで終端され且つ前記MCGの無線リソースを使用するが前記候補セカンダリノードに関連付けられるセカンダリセルグループ(SCG)の無線リソースを使用しない無線ベアラであるSN terminated MCG bearerを前記UEによる前記条件付きPSCell追加の実行に先立って設定するように、前記SN ADDITION REQUESTメッセージを介して前記候補セカンダリノードに併せて要求する、
    よう構成され、
    前記SN ADDITION REQUEST メッセージによって要求される前記条件付きPSCell追加は、前記SN terminated MCG bearerをSN terminated split bearer又はSN terminated SCG bearerに変更するベアラ種別変更を伴う、
    第1のRANノード。
  2. 前記少なくとも1つのプロセッサは、前記SN ADDITION REQUESTメッセージの送信後に、SN ADDITION REQUEST ACKNOWLEDGEメッセージを前記候補セカンダリノードから受信するよう構成され、
    前記SN ADDITION REQUEST ACKNOWLEDGEメッセージは、前記SN terminated MCG bearerに関する無線ベアラ設定と、前記条件付きPSCell追加の候補PSCellを含む前記SCGのSCG設定を包含し、
    前記少なくとも1つのプロセッサは、前記SN ADDITION REQUEST ACKNOWLEDGEメッセージの受信に応答して、MN Radio Resource Control (RRC) Reconfigurationメッセージを前記UEに送信するよう構成され、
    前記MN RRC Reconfigurationメッセージは、前記条件付きPSCell追加の実行条件、前記無線ベアラ設定、及び前記SCG設定を包含する、
    請求項1に記載の第1のRANノード。
  3. 前記少なくとも1つのプロセッサは、前記MN RRC Reconfigurationメッセージの送信後に、MN RRC Reconfiguration Completeメッセージを前記UEから受信するよう構成され、
    前記少なくとも1つのプロセッサは、前記MN RRC Reconfiguration Completeメッセージの受信に応答して、前記候補セカンダリノードにSN RECONFIGURATION COMPLETEメッセージを送信し、前記UEが前記SN terminated MCG bearerを成功裏に確立したことを暗示的に知らせるよう構成される、
    請求項2に記載の第1のRANノード。
  4. 前記少なくとも1つのプロセッサは、前記MN RRC Reconfiguration Completeメッセージの受信後に、前記実行条件が満たされたことに応じて前記UEより送信されるUL Information Transfer MRDCメッセージを受信するよう構成され、
    前記UL Information Transfer MRDC メッセージは、SN RRC responseメッセージを包含し、
    前記少なくとも1つのプロセッサは、前記SN RRC responseメッセージを前記候補セカンダリノードにフォワードするよう構成される、
    請求項3に記載の第1のRANノード。
  5. 前記SN ADDITION REQUESTメッセージは、前記条件付きPSCell追加の実行時に、前記SN terminated MCG bearerのベアラ種別が前記SN terminated split bearer又は前記SN terminated SCG bearerに変更されることを示す、
    請求項1~4のいずれか1項に記載の第1のRANノード。
  6. 前記少なくとも1つのプロセッサは、MN Radio Resource Control (RRC) Reconfigurationメッセージを前記UEに送信するよう構成され、
    前記MN RRC Reconfigurationメッセージは、前記条件付きPSCell追加の実行条件、前記実行条件の成立を待たずに追加される前記SN terminated MCG bearerの無線ベアラ設定、前記条件付きPSCell追加の候補PSCellを含む前記SCGのSCG設定、及び前記実行条件が満たされたときに追加されるSN terminated bearerの無線ベアラ設定を含む、
    請求項1に記載の第1のRANノード。
  7. 前記少なくとも1つのプロセッサは、前記条件付きPSCell追加の失敗が発生した場合に、前記SN terminated MCG bearerを継続するよう構成される、
    請求項6に記載の第1のRANノード。
  8. 前記条件付きPSCell追加は、前記条件付きPSCell追加のためのMN Radio Resource Control (RRC) Reconfigurationメッセージを前記UEが前記第1のRANノードから受信した後に、前記MN RRC Reconfigurationメッセージで提供された実行条件の評価を前記UEが開始し、前記実行条件が満たされたことに応じて前記UEが候補PSCellへのアクセスを開始する手順である、
    請求項1~7のいずれか1項に記載の第1のRANノード。
  9. User Equipment(UE)のためのデュアルコネクティビティのセカンダリセルグループ(SCG)に関連付けられるセカンダリノードとして動作するよう構成された第2の無線アクセスネットワーク(RAN)ノードであって、
    少なくとも1つのメモリと、
    前記少なくとも1つのメモリに結合された少なくとも1つのプロセッサと、
    を備え、
    前記少なくとも1つのプロセッサは、
    条件付きプライマリ・セカンダリセル(PSCell)追加の要求と前記第2のRANノードで終端される無線ベアラであるSCG terminated bearerの要求とを含むSN ADDITION REQUESTメッセージをマスターノードから受信し、
    前記SN ADDITION REQUESTメッセージに応答して、SN ADDITION REQUEST ACKNOWLEDGEメッセージを前記マスターノードに送る、
    よう構成され、
    前記SN ADDITION REQUEST ACKNOWLEDGEメッセージは、前記条件付きPSCell追加の候補PSCellを含む前記SCGのSCG設定と、前記UEによる前記条件付きPSCell追加の実行に先立って追加されるSN terminated MCG bearerに関する無線ベアラ設定を包含し、前記SN terminated MCG bearerは前記第2のRANノードで終端され且つ前記マスターノードに関連付けられるMCGの無線リソースを使用するが前記SCGの無線リソースを使用しない無線ベアラであ
    前記SN ADDITION REQUEST ACKNOWLEDGEメッセージは、さらに、前記条件付きPSCell追加の実行時に、前記SN terminated MCG bearerのベアラ種別をSN terminated split bearer又はSN terminated SCG bearerに変更するための設定を包含する、
    第2のRANノード。
  10. 前記条件付きPSCell追加は、前記条件付きPSCell追加のためのMN Radio Resource Control (RRC) Reconfigurationメッセージを前記UEが前記マスターノードから受信した後に、前記MN RRC Reconfigurationメッセージで提供された実行条件の評価を前記UEが開始し、前記実行条件が満たされたことに応じて前記UEが前記候補PSCellへのアクセスを開始する手順である、
    請求項9に記載の第2のRANノード。
  11. User Equipment(UE)であって、
    少なくとも1つのメモリと、
    前記少なくとも1つのメモリに結合された少なくとも1つのプロセッサと、
    を備え、
    前記少なくとも1つのプロセッサは、MN Radio Resource Control (RRC) Reconfigurationメッセージをサービング無線アクセスネットワーク(RAN)ノードから受信するよう構成され、前記MN RRC Reconfigurationメッセージは、条件付きプライマリ・セカンダリセル(PSCell)追加の実行条件、SN terminated MCG bearerの無線ベアラ設定、及び前記条件付きPSCell追加の候補PSCellを含むセカンダリセルグループ(SCG)のSCG設定を包含し、
    前記少なくとも1つのプロセッサは、前記MN RRC Reconfigurationメッセージの受信に応答して、前記SN terminated MCG bearerを前記条件付きPSCell追加の実行に先立って確立し、前記実行条件の評価を開始するよう構成され、
    前記条件付きPSCell追加は、前記SN terminated MCG bearerをSN terminated split bearer又はSN terminated SCG bearerに変更するベアラ種別変更を伴う、
    UE。
  12. 前記条件付きPSCell追加は、前記MN RRC Reconfigurationメッセージを前記UEが前記サービングRANノードから受信した後に、前記MN RRC Reconfigurationメッセージで提供された前記実行条件の評価を前記UEが開始し、前記実行条件が満たされたことに応じて前記UEが前記候補PSCellへのアクセスを開始する手順である、
    請求項11に記載のUE。
  13. User Equipment(UE)のためのデュアルコネクティビティのマスターセルグループ(MCG)に関連付けられるマスターノードとして動作するよう構成された第1の無線アクセスネットワーク(RAN)ノードにより行われる方法であって、
    条件付きプライマリ・セカンダリセル(PSCell)追加をSN ADDITION REQUESTメッセージを介して候補セカンダリノードに要求すること、及び
    前記候補セカンダリノードで終端され且つ前記MCGの無線リソースを使用するが前記候補セカンダリノードに関連付けられるセカンダリセルグループ(SCG)の無線リソースを使用しない無線ベアラであるSN terminated MCG bearerを前記UEによる前記条件付きPSCell追加の実行に先立って設定するように、前記SN ADDITION REQUESTメッセージを介して前記候補セカンダリノードに併せて要求すること、
    を備え
    前記SN ADDITION REQUEST メッセージによって要求される前記条件付きPSCell追加は、前記SN terminated MCG bearerをSN terminated split bearer又はSN terminated SCG bearerに変更するベアラ種別変更を伴う、
    方法。
  14. 前記条件付きPSCell追加は、前記条件付きPSCell追加のためのMN Radio Resource Control (RRC) Reconfigurationメッセージを前記UEが前記第1のRANノードから受信した後に、前記MN RRC Reconfigurationメッセージで提供された実行条件の評価を前記UEが開始し、前記実行条件が満たされたことに応じて前記UEが候補PSCellへのアクセスを開始する手順である、
    請求項13に記載の方法。
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