JP7415326B2 - ケーブルの把持具 - Google Patents

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Description

本発明は、電力入出力装置に設けられたケーブルの把持具に関する。
従来、充電スタンドなどの電力の入出力を行う電力入出力機器には、ケーブルが設けられており、当該ケーブルに対して電気自動車を接続することで、電気自動車のバッテリを充電または放電するようになっている。ケーブルの先端部には、電気自動車に接続されるプラグが設けられており、ユーザはプラグを把持し操作することで、電気自動車との着脱を行う。近年においては、ユーザによって把持される把持具がケーブルの中間位置に装着されており、これにより操作性が高められている(例えば特許文献1参照)。
特許第5392327号公報
ところで、不使用時においては、把持具のグリップが、電力入出力機器に備わるフックに引っ掛けられることになる。つまり、ユーザによって把持される部位と、フックに引っ掛けられる部位とが共通化されているために、フックに対して把持具を着脱する作業が煩雑となっていた。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、把持具に対する操作性を高めることを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の一態様に係るケーブルの把持具は、ケーブルを保持するケーブル保持部と、ケーブルにおけるケーブル保持部で保持された部位に沿って延設する第一延設部と、ケーブル保持部と第一延設部とを連結する第一連結部と、ケーブルにおける部位に沿って延設する第二延設部と、を備え、ケーブル保持部と第二延設部とを連結する第二連結部とを備え、第一延設部と、第二延設部とは、ケーブル保持部を挟んで対向配置されている。
これによれば、第一延設部と、第二延設部とがケーブル保持部を挟んで対向配置されているので、第一延設部及び第二延設部の一方の延設部がユーザによって把持されると、他方の延設部がフリーな状態となる。ユーザは、一方の延設部を把持しながら、フリーとなった延設部を電力入出力機器に備わるフックに引っ掛けることが可能である。一方、第一延設部及び第二延設部の一方の延設部が電力入出力機器に備わるフックに引っ掛けられている場合には、他方の延設部がフリーとなっている。このフリーとなった延設部をユーザが把持することで、把持具をフックから取り外すことが可能である。
さらに、第一延設部と、第二延設部とが、ケーブル保持部を挟んで対向配置されているために、一方の延設部をユーザが把持した際には、他方の延設部がケーブル保持部の反対側に配置される。つまり、ユーザが把持した部分よりも、他方の延設部が突出することとなるので、当該他方の延設部をフックに引っ掛ける作業や、フックに引っ掛けられた延設部とは反対側の延設部を把持することを容易に行うことができる。これらのことにより、把持具に対する操作性を高めることが可能である。
また、第一連結部は、一対設けられており、第一延設部とケーブル保持部とで第一開口を形成し、第二連結部は、一対設けられており、第二延設部とケーブル保持部とで第二開口を形成している。
これによれば、ケーブル保持部を挟んで第一開口と、第二開口とが形成されているので、第一延設部または第二延設部を把持した場合、あるいはフックに引っ掛けた場合に、把持具が脱落しにくくなる。したがって、把持具を使用した際の安定性を高めることができる。
また、ケーブル保持部と、第一延設部と、第一連結部と、第二延設部と、第二連結部とは、全体として平面視で点対称な形状に形成されている。
これによれば、把持具が全体として点対称な形状であるので、例えば複数の部材を組み合わせて把持具を形成する場合には、複数の部材を共通化することができる。また、点対称な形状であれば、第一延設部、第二延設部の用途を見た目上、特定しにくくなるので、使用時の自由度を高めることができる。
また、第一延設部は、フックに引っ掛けられる被係止部を有し、第二延設部は、ユーザにより把持されるグリップ部を有する。
これによれば、第一延設部には、フックに引っ掛けられる被係止部が設けられているので、フックに対して脱落しにくくすることができる。一方、第二延設部には、ユーザにより把持されるグリップ部が設けられているので、ユーザによる把持の確実性を高めることができる。
また、第一延設部と第二延設部とのそれぞれの用途を見た目上特定しやすくなるので、ユーザを混乱させにくい。
また、第一延設部は、ケーブル保持部とは反対側の端部に、把持具を自立させる自立部を有する。
これによれば、第一延設部におけるケーブル保持部とは反対側の端部に自立部が設けられているので、例えば床面に対して把持具を自立させることができる。このとき、第二延設部にあるグリップ部が上方を向くこととなるので、ユーザはグリップ部を容易に持つことができる。したがって、把持具の操作性がより高められる。
なお、本発明は、このようなケーブルの把持具として実現することができるだけでなく、ケーブル及び把持具を備えた電力入出力装置としても実現することができる。
本発明によれば、把持具に対する操作性を高めることができる。
実施の形態に係る電力入出力装置の外観を示す斜視図である。 実施の形態に係る把持具の斜視図である。 実施の形態に係る把持具の説明図である。 図3の(a)におけるIV-IV線を含む切断面を見た断面図である。 実施の形態に係る第一部材の斜視図である。 変形例1に係る把持具の説明図である。 変形例2に係る把持具の説明図である。 変形例3~5に係る各把持具を示す説明図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態(及びその変形例)に係るケーブルの把持具について説明する。なお、以下で説明する実施の形態は、いずれも包括的または具体的な例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態の順序等は、一例であり、本発明を限定する主旨ではない。また、以下の実施の形態における構成要素のうち、最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。また、各図において、寸法等は厳密に図示したものではない。
(実施の形態)
[1 電力入出力装置の全般的な説明]
まず、本実施の形態における電力入出力装置10の全般的な説明を行う。図1は、本実施の形態に係る電力入出力装置10の外観を示す斜視図である。具体的には、図1は、電力入出力装置10の前方を斜め上方から見た場合の構成を示す斜視図である。
電力入出力装置10は、電力を入力し、かつ、電力を出力する装置である。電力入出力装置10は、充放電装置と言い換えることも可能である。本実施の形態では、電力入出力装置10は、交流電力を入力して直流電力を出力する、または、直流電力を入力して交流電力を出力する電力変換装置である。電力入出力装置10は、例えば、電気自動車(EV)、ハイブリッド電気自動車(HEV)若しくはプラグインハイブリッド電気自動車(PHEV)等の自動車、または、自動二輪車等の移動体等を充電するための充電スタンド(充電ステーション、充電スポット)等に用いられる。
図1に示すように、電力入出力装置10は、本体部20と、本体部20の一側面から伸びるケーブル30と、本体部20の一側面に取り付けられたフック40とを備えている。
本体部20には、電力入出力機器、ブレーカ、制御基板及び配線類等が収容されている。電力入出力機器は、電力を入力し、かつ、電力を出力する機器である。本実施の形態では、電力入出力機器は、交流電力を入力して直流電力に変換し直流電力を出力する、または、直流電力を入力して交流電力に変換し交流電力を出力する機器、つまり、交流電力と直流電力との変換を行う電力変換器である。すなわち、電力入出力機器は、コンバータ(AC/DCコンバータ)及びインバータ(DC/ACインバータ)の少なくとも一方の機能を有する機器である。なお、電力入出力機器は、DC/DCコンバータまたはAC/ACコンバータの機能を有する機器であってもよい。
ケーブル30は、電力入出力機器に対して電気的に接続されている。ケーブル30の一端部には、電気自動車などの接続対象に接続されるプラグ31が設けられている。プラグ31は、本体部20の前面に備わる収容口21に対して、着脱自在に収容されている。プラグ31には、ユーザにより把持される取っ手32が設けられている。また、ケーブル30の中間位置には、ユーザにより把持される把持具50が装着されている。
[2 把持具の詳細な説明]
図2は、実施の形態に係る把持具50の斜視図である。図3は、実施の形態に係る把持具50の説明図である。具体的には、図3の(a)は把持具50の上面図であり、図3の(b)は把持具50の平面図であり、図3の(c)は把持具50の側面図である。図4は、図3の(a)におけるIV-IV線を含む切断面を見た断面図である。
図2~図4に示すように、把持具50は、ケーブル保持部60と、第一枠状部70と、第二枠状部80とを備えている。把持具50は、樹脂あるいは金属などにより形成されている。
ケーブル保持部60は、ケーブル30を保持する部位である。具体的には、ケーブル保持部60は、共通化された一対の部材(第一部材61及び第二部材62)が組み立てられることで形成されている。
図5は、実施の形態に係る第一部材61の斜視図である。
第一部材61は、挟持部611と、壁部612とを備え、これらが一体形成されている。なお、第二部材62は、第一部材61と同一の部材である。つまり、第二部材62においても、第一部材61と同様に、挟持部621及び壁部622を備えている。このため、第二部材62における第一部材61の各部と対応する箇所には、同様の名称を付与し、その説明は省略する場合がある。
挟持部611は、第二部材62の挟持部621とともにケーブル30を挟持することで、当該ケーブル30を保持する部位である(図4参照)。挟持部611は、板状に形成されており、その一方の主面がケーブル30を挟持する挟持面613である。挟持面613は、中央部が平坦であるとともに、当該中央部が凸となるように両端部が傾斜している。挟持面613における一対の傾斜面には、挟持部611における他方の主面614まで貫通する孔部615が形成されている。孔部615は、傾斜面側が主面614側よりも大径となるように、段差がついた形状となっている。挟持部611における他方の主面614と、挟持面613の中央部分とは平行となっている。また、挟持部611の側面には、一対のネジ穴618が形成されている。
壁部612は、挟持部611に対して立設している。壁部612は、平面視において、すべての角が面取りされた略矩形状に形成されている。壁部612は、挟持部611の側面と平行に配置されている。壁部612は、第二部材62に組み合わされる際には、第二部材62の挟持部621の側面に対して重ね合わされる。壁部612には、第二部材62の一対のネジ穴(図示省略)のそれぞれに対応する位置に貫通孔617が形成されている。壁部612の貫通孔617を介して第二部材62のネジ穴内にイモネジ63を螺合するとともに、第二部材62の貫通孔627を介して第一部材61のネジ穴618内にイモネジ63を螺合することで、第一部材61と第二部材62とが組み立てられる(図2及び図3参照)。なお、貫通孔617、627をなす内周面に対してネジが切られていてもよいし、ネジが切られていなくてもよい。ネジが切られていない場合は、イモネジ63の一部が貫通孔617、627内に残るように、イモネジ63をネジ穴618に螺合させればよい。
第一部材61と第二部材62とを組み立てる際には、第一部材61と第二部材62とのそれぞれの挟持部611、621の間にケーブル30を配置して、これらの挟持部611、621でケーブル30を挟持する。具体的には、各挟持部611、621の中央部がケーブル30を挟持して保持する。これにより、把持具50はケーブル30に対して移動しない状態となる。また、ケーブル30における各挟持部611、621の中央部で挟持される部位が、ケーブル保持部60で保持された部位である。
第一枠状部70は、図2~図4に示すように、挟持部611の他方の主面614に対して取り付けられている。第一枠状部70は、全体として弧状に形成された部材である。第一枠状部70は、第一延設部71と、一対の第一連結部72とを有している。第一延設部71は、第一部材61の挟持部611に対して間隔をあけて対向している。第一延設部71は、ケーブル30におけるケーブル保持部60で保持された部位に沿って延設している。ここで、「保持された部位に沿う」とは、当該部位に第一延設部71が平行に延設しているだけでなく、当該部位に概ね沿って第一延設部71が延設される場合も含む。本実施の形態では、第一延設部71は、外方に向けて凸となるように湾曲しているが、この場合も、ケーブル30におけるケーブル保持部60で保持された部位に沿って延設していることに含まれる。
一対の第一連結部72は、それぞれ第一延設部71の両端部から曲がるように連続して伸びる部位である。一対の第一連結部72の先端部は、第一部材61の挟持部611に対して固定される。具体的には、図4に示すように、各第一連結部72の先端部には、ネジ穴721が形成されている。第一部材61と第二部材62との組み立て前に、第一部材61の孔部615を介して、ネジ64をネジ穴721に螺合させることで、一対の第一連結部72の先端部が、第一部材61の挟持部611に対して固定される。つまり、第一枠状部70が第一部材61に対して固定される。この状態では、第一延設部71と、一対の第一連結部72と、ケーブル保持部60の第一部材61とによって、第一開口78が形成されている。第一開口78は、第一延設部71と、一対の第一連結部72と、ケーブル保持部60の第一部材61とで連続的に囲まれた空間である。
第二枠状部80は、図2~図4に示すように、挟持部621の他方の主面624に対して取り付けられている。第二枠状部80は、全体として弧状に形成された部材であり、第一枠状部70と同じ部材である。
第二枠状部80は、第二延設部81と、一対の第二連結部82とを有している。第二延設部81は、第二部材62の挟持部621に対して間隔をあけて対向している。第二延設部81は、ケーブル30におけるケーブル保持部60で保持された部位に沿って延設している。これにより、第二延設部81は、第一延設部71に対して、ケーブル保持部60を挟んで対向配置されている。つまり、第一延設部71、第二延設部81及びケーブル保持部60は、側面視で直線状に並んでいる(図3の(c)参照)。また、第一枠状部70及び第二枠状部80のそれぞれは、全体的にケーブル保持部60よりも厚みが薄く形成されており、ケーブル保持部60の厚み内に収まるように配置されている。
一対の第二連結部82は、それぞれ第二延設部81の両端部から曲がるように連続して伸びる部位である。一対の第二連結部82の先端部は、第二部材62の挟持部621に対して固定される。具体的には、各第二連結部82の先端部には、ネジ穴821が形成されている。第一部材61と第二部材62との組み立て前に、第二部材62の孔部625を介して、ネジ64をネジ穴821に螺合させることで、一対の第二連結部82の先端部が、第二部材62の挟持部621に対して固定される。つまり、第二枠状部80が第二部材62に対して固定される。この状態では、第二延設部81と、一対の第二連結部82と、ケーブル保持部60の第二部材62とによって、第二開口88が形成されている。第二開口88は、第二延設部81と、一対の第二連結部82と、ケーブル保持部60の第二部材62とで連続的に囲まれた空間である。
図3の(b)に示すように、ケーブル保持部60と、第一延設部71と、一対の第一連結部72と、第二延設部81と、一対の第二連結部82とは、全体として平面視で点対称な形状に形成されている。このような形状であるために、第一部材61及び第二部材62を共通化することができるとともに、第一枠状部70及び第二枠状部80を共通化することが可能である。
[3 把持具の使用態様]
把持具50は、ケーブル30の中間位置に装着されている。把持具50は、挟持部611、621によってケーブル30を挟持しているので、ケーブル30に対して移動しない状態である。通常、待機時において把持具50は、第一枠状部70及び第二枠状部80の一方が、電力入出力装置10のフック40に引っ掛けられている。図1では、第二枠状部80の第二延設部81がフック40に引っ掛けられた状態を示している。この状態では、フック40は、第二開口88内に配置されている。つまり、フック40の全周が第二延設部81、一対の第二連結部82及びケーブル保持部60の第二部材62で囲まれているため、フック40が第二開口88から外れにくくなっている。
第二枠状部80がフック40に引っ掛けられた状態では、第一枠状部70の第一延設部71がフリーな状態である。ユーザは、第一延設部71を把持することで、第二枠状部80をフック40から取り外すことができる。このとき、ユーザの手は、第一延設部71を把持した際には、第一開口78内に配置されている。つまり、手の周囲が第一延設部71、一対の第一連結部72及びケーブル保持部60の第一部材61で囲まれているため、手が第一開口78から外れにくくなっている。
ユーザは、一方の手で第一延設部71を把持した状態で、他方の手でプラグ31の取っ手32を把持してから当該プラグ31を電力入出力装置10の収容口21から取り外す。その後、ユーザは、接続対象に対してプラグ31を接続し、接続対象に対して給電したり、接続対象を放電させたりする。
給電あるいは放電後においては、ユーザは、他方の手でプラグ31の取っ手32を把持した状態で、当該プラグ31を収容口21に収容する。このとき、ユーザは、一方の手で把持具50の第一延設部71を把持しており、第二延設部81はフリーな状態である。ユーザは、一方の手で第一延設部71を把持しながら、フリーとなった第二延設部81をフック40に引っ掛けることで、把持具50を元に戻す。
また、図4の二点鎖線に示すように、ケーブル30は、把持具50に対して曲げられる場合もある。ケーブル保持部60の一対の挟持面613、623は、平坦な中央部でケーブル30を挟持し、その両端部は中央部を凸とするように傾斜している。このため、ケーブル30が曲がったとしても、当該ケーブル30は、一対の挟持面613、623の傾斜面に沿うように変形する。したがって、ケーブル30に対する応力集中を緩和することができ、ケーブル30が損傷することを抑制することが可能である。
なお、一対の挟持面613、623は、互いの中央部が内方に向けて凸となる形状であれば、応力集中を緩和させる効果をある程度確保することができる。上記実施の形態では、一対の挟持面613、623の中央部が平坦面である場合を例示したが、一対の挟持面は、全体として曲面状であってもよい。
[4 効果の説明]
以上のように、本発明の実施の形態に係るケーブル30の把持具50は、ケーブル30を保持するケーブル保持部60と、ケーブル30におけるケーブル保持部60で保持された部位に沿って延設する第一延設部71と、ケーブル保持部60と第一延設部71とを連結する第一連結部72と、ケーブル30における前記部位に沿って延設する第二延設部81と、を備え、ケーブル保持部60と第二延設部81とを連結する第二連結部82とを備え、第一延設部71と、第二延設部81とは、ケーブル保持部60を挟んで対向配置されている。
これによれば、第一延設部71と、第二延設部81とがケーブル保持部60を挟んで対向配置されているので、第一延設部71及び第二延設部81の一方がユーザによって把持されると、他方がフリーな状態となる。ユーザは、一方の延設部を把持しながら、フリーとなった延設部をフック40に引っ掛けることが可能である。一方、第一延設部71及び第二延設部81の一方がフック40に引っ掛けられている場合には、他方がフリーとなっている。このフリーとなった延設部をユーザが把持することで、把持具50をフック40から取り外すことが可能である。
さらに、第一延設部71と、第二延設部81とが、ケーブル保持部60を挟んで対向配置されているために、一方の延設部をユーザが把持した際には、他方の延設部がケーブル保持部60の反対側に配置される。つまり、ユーザが把持した部分よりも、他方の延設部が突出することとなるので、当該他方の延設部をフック40に引っ掛ける作業や、フック40に引っ掛けられた延設部とは反対側の延設部を把持することを容易に行うことができる。これらのことにより、把持具50に対する操作性を高めることが可能である。
また、第一延設部71と第二延設部81とは、ケーブル保持部60を挟んで対向配置されているために、第一延設部71、第二延設部81及びケーブル保持部60は、側面視で直線状に並ぶことになる。これにより、把持具50の全体を薄型にすることも可能である。把持具50自体が薄型となることで、より一層操作性が高められる。
また、第一連結部72は、一対設けられており、第一延設部71とケーブル保持部60とで第一開口78を形成し、第二連結部82は、一対設けられており、第二延設部81とケーブル保持部60とで第二開口88を形成している。
これによれば、ケーブル保持部60を挟んで第一開口78と、第二開口88とが形成されているので、第一延設部71または第二延設部81を把持した場合、あるいはフック40に引っ掛けた場合に、把持具50が脱落しにくくなる。したがって、把持具50を使用した際の安定性を高めることができる。
また、ケーブル保持部60と、第一延設部71と、第一連結部72と、第二延設部81と、第二連結部82とは、全体として平面視で点対称な形状に形成されている。
これによれば、把持具50が全体として点対称な形状であるので、例えば複数の部材を組み合わせて把持具50を形成する場合には、複数の部材を共通化することができる。また、点対称な形状であれば、第一延設部71、第二延設部81の用途を見た目上、特定しにくくなるので、使用時の自由度を高めることができる。
また、第一枠状部70及び第二枠状部80のそれぞれは、全体的にケーブル保持部60よりも厚みが薄く形成されており、ケーブル保持部60の厚み内に収まるように配置されている。これにより、側面視において、第一枠状部70及び第二枠状部80のそれぞれがケーブル保持部60からはみ出さないので、把持具50の大型化を抑制することができる。
[5 変形例の説明]
次に、上記実施の形態の変形例について説明する。なお、以降の説明において、上記実施の形態と同等の部分においては同一の符号を付してその説明を省略する場合がある。
(変形例1)
上記実施の形態では、一対の挟持面613、623における平坦な中央部でケーブル30を部分的に挟持して保持する把持具50を例示した。この変形例1では、ケーブル30の全周を挟持して保持する把持具50Aについて説明する。
図6は、変形例1に係る把持具50Aの説明図である。具体的には、図6の(a)は把持具50Aの上面図であり、図6の(b)は把持具50Aの平面図であり、図6の(c)は把持具50Aの側面図である。
図6に示すように、把持具50Aは、ケーブル保持部60aと、第一枠状部70aと、第二枠状部80aとを備えている。把持具50Aは、樹脂あるいは金属などにより形成されている。
ケーブル保持部60aは、ケーブル30を保持する部位である。具体的には、ケーブル保持部60aは、共通化された一対の部材(第一部材61a及び第二部材62a)が組み立てられることで形成されている。
第一部材61aは、第一本体611aと、一対の固定片612a、613aとを備え、これらが一体形成されている。なお、第二部材62aは、第一部材61aと同一の部材である。つまり、第二部材62aにおいても、第一部材61aと同様に、第二本体621a及び一対の固定片612a、613aを備えている。このため、第二部材62aにおける第一部材61aの各部と対応する箇所には、同様の名称を付与し、その説明は省略する場合がある。
第一本体611aは、長尺な部材であり、その底面に半円形状の溝部614aが全長にわたって連続するように形成されている。第一本体611aの前面からは、固定片612aが突出しており、後面からは固定片613aが突出している。固定片612aには、図示しないネジのネジ頭が収容される円形状の凹部615aが形成されている。凹部615aの底部には、ネジの軸が貫通する貫通孔が形成されている。一方、固定片613aには、ネジの軸が螺合するネジ穴618aが形成されている。第一本体611aの底面と、第二本体621aの底面とを重ね合わせると、第一部材61の固定片612aと、第二部材62の固定片623aとが重なり合い、第一部材61の固定片613aと、第二部材62の固定片622aとが重なり合う。第一部材61aの凹部615aの貫通孔には、ネジの軸が挿入されて、当該軸は、第二部材62aの固定片623aのネジ穴(図示省略)に螺合される。一方、第二部材62aの凹部(図示省略)の貫通孔にも、ネジの軸が挿入されて、当該軸は、第一部材61aの固定片613aのネジ穴618aに螺合される。これにより、第一部材61aと第二部材62aとが組み立てられる。
ここで、第一部材61aと第二部材62aとを組み立てる際には、第一部材61aと第二部材62aのそれぞれの溝部614a、624a内にケーブル30を配置しておくと、組み立て後においては、ケーブル30の全周が溝部614a、624aによって挟持される。このように、ケーブル30の全周が挟持されることで、接触面積が大きくなり、ケーブル30に対する把持具50Aの移動をより確実に規制することができる。
第一枠状部70aは、第一本体611aの天面に対して取り付けられている。第一枠状部70aは、全体としてU字状に形成された部材である。第一枠状部70aは、第一延設部71aと、一対の第一連結部72aとを有している。第一延設部71aは、直線状に延設されており、第一部材61aの第一本体611aに対して間隔をあけて対向している。第一延設部71aは、ケーブル30におけるケーブル保持部60aで保持された部位に沿って延設している。
一対の第一連結部72aは、それぞれ第一延設部71aの両端部から湾曲した後に直線的に連続して伸びる部位である。一対の第一連結部72aの先端部は、第一本体611aに対してネジ止めされている。この状態では、第一延設部71aと、一対の第一連結部72aと、ケーブル保持部60aの第一本体611aとによって、第一開口78aが形成されている。
第二枠状部80は、第二本体621aの天面に対して取り付けられている。第二枠状部80aは、全体としてU字状に形成された部材である。第二枠状部80aは、第二延設部81aと、一対の第二連結部82aとを有している。第二延設部81aは、直線状に延設されており、第二部材62aの第二本体621aに対して間隔をあけて対向している。第二延設部81aは、ケーブル30におけるケーブル保持部60aで保持された部位に沿って延設している。これにより、第二延設部81aは、第一延設部71aに対して、ケーブル保持部60aを挟んで対向配置されている。つまり、第一延設部71a、第二延設部81a及びケーブル保持部60aは、側面視で直線状に並んでいる(図6の(c)参照)。
一対の第二連結部82aは、それぞれ第二延設部81aの両端部から湾曲した後に直線的に連続して伸びる部位である。一対の第二連結部82aの先端部は、第二本体621aに対してネジ止めされている。この状態では、第二延設部81aと、一対の第二連結部82aと、ケーブル保持部60aの第二本体621aとによって、第二開口88aが形成されている。
図6の(b)に示すように、ケーブル保持部60aと、第一延設部71aと、一対の第一連結部72aと、第二延設部81aと、一対の第二連結部82aとは、全体として平面視で点対称な形状に形成されている。このような形状であるために、第一部材61a及び第二部材62aを共通化することができるとともに、第一枠状部70a及び第二枠状部80aを共通化することが可能である。
(変形例2)
上記実施の形態では、平面視で点対称な形状を有する把持具50を例示して説明した。この変形例2では、平面視で点対称でない形状を有する把持具について説明する。
図7は、変形例2に係る把持具50Bの説明図である。具体的には、図7の(a)は把持具50Bの平面図であり、図7の(b)は把持具50Bの側面図である。
図7に示すように、把持具50Bは、ケーブル保持部60と、第一枠状部70bと、第二枠状部80bとを備えている。把持具50Bは、樹脂あるいは金属などにより形成されている。
第一枠状部70bは、挟持部611の他方の主面614に対して取り付けられている。第一枠状部70bは、略三角形状の切り欠きを有する部材である。第一枠状部70bは、第一延設部71bと、一対の第一連結部72bとを有している。図7の(a)では、第一延設部71bと、一対の第一連結部72bとの境界を破線で示している。
第一延設部71bは、第一部材61の挟持部611に対して間隔をあけて対向している。第一延設部71bは、ケーブル30におけるケーブル保持部60で保持された部位に沿って延設している。第一延設部71bにおけるケーブル保持部60側の表面には、凹状に凹んだ被係止部77bが形成されている。被係止部77bには、フック40が引っ掛けられる。被係止部77bは、第一延設部71bの中央部に配置されているので、被係止部77bがフック40に引っ掛けられると、把持具50Bがバランスの良い姿勢で保持されることになる。
一対の第一連結部72bは、それぞれ第一延設部71bの両端部からケーブル保持部60に向けて延設している。一対の第一連結部72bの先端部は、第一部材61の挟持部611に対して固定されている。この状態では、第一延設部71bと、一対の第一連結部72bと、ケーブル保持部60とによって、第一開口78bが形成されている。
また、一対の第一連結部72bのそれぞれの内側面は、被係止部77bに対して連続する平面状に形成されている。この内側面は、フック40を被係止部77bまで案内するガイドとして機能することも可能である。
また、図7の(b)に示すように、第一枠状部70bは、ケーブル保持部60から離れるに連れて厚みが厚くなる形状を有している。第一延設部71bにおけるケーブル保持部60とは反対側の端部は、その先端面が平坦面に形成されている。当該平坦面が把持具50Bを自立させる自立部79bである。自立部79bは、挟持部611の他方の主面614に対して平行な平坦面である。自立部79bが床面に置かれると、当該自立部79bが床面に対して面接触するために、把持具50B自体が自立することとなる。側面視における自立部79bの厚みH1は、ケーブル保持部60の厚みH2以下であることが望ましい。これにより、把持具50B自体の薄型化を阻害することなく、把持具50Bを自立部79bで自立させることができる。
第二枠状部80bは、挟持部621の他方の主面624に対して取り付けられている。第二枠状部80bは、全体として略U字状に形成された部材である。第二枠状部80bは、第二延設部81bと、一対の第二連結部82bとを有している。
第二延設部81bは、第二部材62の挟持部621に対して間隔をあけて対向している。第二延設部81bは、ケーブル30におけるケーブル保持部60で保持された部位に沿って延設している。これにより、第二延設部81bは、第一延設部71bに対して、ケーブル保持部60を挟んで対向配置されている。つまり、第一延設部71b、第二延設部81b及びケーブル保持部60は、側面視で直線状に並んでいる(図7の(b)参照)。
第二延設部81bにおけるケーブル保持部60側の表面には、ユーザにより把持されるグリップ部89bが形成されている。具体的には、グリップ部89bは、第二延設部81bの延設方向に並んだ複数の凹部である。グリップ部89bをなす複数の凹部には、ユーザの手の指が収まるため、ユーザによる把持の確実性を高めることができる。なお、ユーザによる把持の確実性を高めることができるのであれば、グリップ部89bの形状は如何様でもよい。例えば、第二延設部の表面粗さを高めて摩擦力を向上させることで、グリップ部を形成してもよい。また、グリップ性を高めるために、第二延設部の表面に柔軟性のシートを巻き付けることで、グリップ部を形成してもよい。
一対の第二連結部82bは、それぞれ第二延設部81bの両端部から直線的に連続して伸びる部位である。一対の第二連結部82bの先端部は、第二部材62の挟持部621に対して固定されている。この状態では、第二延設部81bと、一対の第二連結部82bと、ケーブル保持部60bとによって、第二開口88bが形成されている。
以上のように、変形例2に係る把持具50Bは、第一延設部71bは、フック40に引っ掛けられる被係止部77bを有し、第二延設部81bは、ユーザにより把持されるグリップ部89bを有している。
これによれば、第一延設部71bには、フック40に引っ掛けられる被係止部77bが設けられているので、被係止部77bはフック40に対して脱落しにくくなる。一方、第二延設部81bには、ユーザにより把持されるグリップ部89bが設けられているので、ユーザによる把持の確実性を高めることができる。
また、第一延設部71bは、ケーブル保持部60とは反対側の端部に、把持具50Bを自立させる自立部79bを有している。
これによれば、第一延設部71bにおけるケーブル保持部60とは反対側の端部に自立部79bが設けられているので、例えば床面に対して把持具50Bを自立させることができる。このとき、第二延設部81bにあるグリップ部89bが上方を向くこととなるので、ユーザはグリップ部89bを容易に持つことができる。したがって、把持具50Bの操作性がより高められる。
なお、本変形例では、自立部79bが平面状である場合を例示した。しかしながら、自立部の形状は、把持具を自立させることができるのであれば如何様でもよい。例えば、自立部は、床面に対して点接触する突起を少なくとも3点有していてもよい。また、安定した自立性を確保するために、第一枠状部70bの重量を第二枠状部80bの重量よりも大きくしてもよい。
(変形例3~5)
上記実施の形態では、把持具50が一対の第一連結部72及び一対の第二連結部82を備える場合を例示した。この変形例3~5では、第一連結部及び第二連結部を一つずつ備えた把持具について説明する。
図8は、変形例3~5に係る把持具50C、50D、50Eを示す説明図である。具体的には、図8の(a)は変形例3に係る把持具50Cの平面図であり、図8の(b)は変形例4に係る把持具50Dの平面図であり、図8の(c)は変形例4に係る把持具50Dの平面図である。
図8の(a)に示すように、変形例3に係る把持具50Cは、第一延設部71cの一端部にのみ第一連結部72cが連結されており、第二延設部81cの他端部にのみ第二連結部82cが連結されている。第一延設部71c及び第二延設部81cは、直線状に形成されており、ケーブル30におけるケーブル保持部60で保持された部位に対して平行に設けられている。
図8の(b)に示すように、変形例4に係る把持具50Dは、第一延設部71dの一端部にのみ第一連結部72dが連結されており、第二延設部81dの他端部にのみ第二連結部82dが連結されている。第一延設部71d及び第二延設部81dは、直線状に形成されており、それぞれ先端に向かうに連れてケーブル保持部60に近づくように傾いている。この場合においても、第一延設部71d及び第二延設部81dは、ケーブル30におけるケーブル保持部60で保持された部位に沿って設けられている。
図8の(c)に示すように、変形例5に係る把持具50Eは、第一延設部71eの中央部に第一連結部72eが連結されており、第二延設部81eの中央部に第二連結部82eが連結されている。第一延設部71e及び第二延設部81eは、直線状に形成されており、ケーブル30におけるケーブル保持部60で保持された部位に対して平行に設けられている。
なお、変形例3~5では、いずれも平面視で点対称な形状を有する把持具を例示した。しかしながら、第一連結部及び第二連結部を一つずつ備えた把持具であっても、平面視で点対称でない形状を有していてもよい。
(その他の変形例)
以上、本発明の実施の形態及びその変形例に係るケーブルの把持具について説明したが、本発明は、この実施の形態及びその変形例に限定されない。つまり、今回開示された実施の形態及びその変形例は全ての点で例示であり、本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれる。
例えば、上記実施の形態及びその変形例では、電力入出力機器300は、電力変換器であることとした。しかし、電力入出力機器300は、電気を入力し、かつ、電気を出力する機器であればよく、電力変換器には限定されない。例えば、電力入出力機器300は、リレーやブレーカ等の電子部品を搭載した電子機器であってもよいし、リチウムイオン二次電池等の二次電池であってもよい。
また、上記実施の形態及びその変形例では、各部の固定においてネジによる固定を例示したが、その他の固定方法を採用してもよい。その他の固定方法としては、嵌め合わせ、溶接などが挙げられる。
なお、上記実施の形態及び上記変形例を任意に組み合わせて構築される形態も、本発明の範囲内に含まれる。
また、本発明は、このようなケーブルの把持具として実現することができるだけでなく、ケーブル30及び把持具50を備えた電力入出力装置としても実現することができる。
本発明は、充電スタンドなどの電力入出力装置に設けられたケーブルの把持具に適用できる。
30 ケーブル
40 フック
50、50A、50B、50C、50D、50E 把持具
60、60a、60b ケーブル保持部
71、71a、71b、71c、71d、71e 第一延設部
72、72a、72b、72c、72d、72e 第一連結部
77b 被係止部
78、78a、78b 第一開口
79b 自立部
80、80a、80b 第二枠状部
81、81a、81b、81c、81d、81e 第二延設部
82、82a、82b、82c、82d、82e 第二連結部
88、88a、88b 第二開口
89b グリップ部

Claims (8)

  1. ケーブルを保持するケーブル保持部と、
    前記ケーブルにおける前記ケーブル保持部で保持された部位に沿って延設する第一延設部と、
    前記ケーブル保持部と前記第一延設部とを連結する第一連結部と、
    前記ケーブルにおける前記部位に沿って延設する第二延設部と、
    前記ケーブル保持部と前記第二延設部とを連結する第二連結部とを備え、
    前記第一延設部と、前記第二延設部とは、前記ケーブル保持部を挟んで対向配置されており、
    前記ケーブル保持部は、
    前記ケーブルを挟持する一対の挟持部と、
    一対の前記挟持部が前記ケーブルを挟持する方向とは異なる方向で前記ケーブルに対向する壁部とを備え、
    前記壁部における前記ケーブルに対向する面は平面である
    ケーブルの把持具。
  2. 一対の前記挟持部の一方と前記壁部とが一体形成されている
    請求項に記載のケーブルの把持具。
  3. 前記ケーブル保持部は前記壁部を一対備え、
    前記ケーブルが延びる方向のうち前記挟持部が挟持する領域において、一対の前記壁部と一対の前記挟持部とは、前記ケーブルの全周を囲んでいる
    請求項またはに記載のケーブルの把持具。
  4. 前記挟持部は、前記ケーブルに対向する挟持面を有し、
    前記挟持面は、前記ケーブルの延びる方向における端でない位置に中央部を備え、
    前記ケーブルが、一対の前記挟持部で挟持された位置から直線状に延びる場合に、前記ケーブルの延びる方向における前記中央部よりも外側の領域は、前記中央部から離れるほど前記ケーブルから遠ざかる方向に傾斜する傾斜面を備える
    請求項1~3のいずれか一項に記載のケーブルの把持具。
  5. ケーブルを保持するケーブル保持部と、
    前記ケーブルにおける前記ケーブル保持部で保持された部位に沿って延設する第一延設部と、
    前記ケーブル保持部と前記第一延設部とを連結する第一連結部と、
    前記ケーブルにおける前記部位に沿って延設する第二延設部と、
    前記ケーブル保持部と前記第二延設部とを連結する第二連結部とを備え、
    前記第一延設部と、前記第二延設部とは、前記ケーブル保持部を挟んで対向配置されており、
    前記第一延設部と、前記第二延設部とは、前記ケーブル保持部に対して間隔をあけて対向し、
    前記第一連結部と前記第二連結部との少なくとも一方は、1つのみ設けられており、
    前記第一延設部と前記ケーブル保持部とが1つの前記第一連結部だけで連結されていることで、前記第一延設部の延設方向における、前記第一延設部の少なくとも一端部が、前記ケーブル保持部に連結されない、
    又は、
    前記第二延設部と前記ケーブル保持部とが1つの前記第二連結部だけで連結されていることで、前記第二延設部の延設方向における、前記第二延設部の少なくとも一端部が、前記ケーブル保持部に連結されない
    ケーブルの把持具。
  6. ケーブルを保持するケーブル保持部と、
    前記ケーブルにおける前記ケーブル保持部で保持された部位に沿って延設する第一延設部と、
    前記ケーブル保持部と前記第一延設部とを連結する第一連結部と、
    前記ケーブルにおける前記部位に沿って延設する第二延設部と、
    前記ケーブル保持部と前記第二延設部とを連結する第二連結部とを備えるケーブルの把持具であって、
    前記第一延設部と、前記第二延設部とは、前記ケーブル保持部を挟んで対向配置されており、
    前記第一延設部は、フックに引っ掛けられる被係止部を有し、
    前記第二延設部は、ユーザにより把持されるグリップ部を有し、
    前記第一延設部は、前記ケーブル保持部とは反対側の端部に、前記把持具を自立させる自立部を有する
    ケーブルの把持具。
  7. 前記第一連結部は、一対設けられており、前記第一延設部と前記ケーブル保持部とで第一開口を形成し、
    前記第二連結部は、一対設けられており、前記第二延設部と前記ケーブル保持部とで第二開口を形成している
    請求項に記載のケーブルの把持具。
  8. 前記ケーブル保持部と、前記第一延設部と、前記第一連結部と、前記第二延設部と、前記第二連結部とは、全体として平面視で点対称な形状に形成されている
    請求項またはに記載のケーブルの把持具。
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