JP7415103B2 - エンジン - Google Patents

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本発明は、ディーゼルエンジン等のエンジンに関する。
エンジン、例えばディーゼルエンジンは、ロッカーアームシャフトとロッカーアームブラケットとを備えている。ロッカーアームブラケットは、ロッカーアームシャフトを支える機能を有する。ロッカーアームシャフトには、ロッカーアームブラケットに潤滑用のオイルを供給する経路が設けられている。オイルは、ロッカーアームシャフトとロッカーアームブラケットとの勘合隙間に供給され、ロッカーアームブラケットの周辺の構成要素の潤滑を行う。特許文献1には、エンジンのロッカーアームブラケットの構造例が開示されている。
ディーゼルエンジンには、1気筒当たり合計4弁の吸排気弁が設けられているものがある。1気筒当たり合計4弁の吸排気弁がディーゼルエンジンに設けられていると、1気筒当たり合計3弁以下の吸排気弁が設けられているディーゼルエンジンに比べて、吸排気弁を動作させる際に、タペットに加わる力が増大する。タペットに加わる力が増大すると、タペットの摺動部の摩耗が増える。従って、タペットの摺動部の摩耗を抑制するための摩耗対策が求められる。
特開2005-264844号公報
本発明は、前記課題を解決するためになされたものであり、吸排気弁の数が増加しても、タペットの摺動部の摩耗を低減することができるエンジンを提供することを目的とする。
前記課題は、ロッカーアームシャフトを支持するロッカーアームブラケットを備えるエンジンであって、前記ロッカーアームブラケットは、前記ロッカーアームシャフトから供給される潤滑用のオイルをタペットの摺動部に対して供給するオイル供給経路を有し、前記オイル供給経路は、前記ロッカーアームブラケットにおいて前記タペットの摺動部に向けて前記オイルを供給するために斜め下向きに傾斜して形成されていることを特徴とする本発明に係るエンジンにより解決される。
本発明に係るエンジンによれば、ロッカーアームブラケットは、ロッカーアームシャフトから供給される潤滑用のオイルをタペットの摺動部に対して供給するオイル供給経路を有する。オイル供給経路は、ロッカーアームブラケットにおいてタペットの摺動部に向けて斜め下向きに傾斜して形成されている。従って、潤滑用のオイルは、斜め下向きに傾斜したオイル供給経路を通じてタペットの摺動部にスムーズに供給される。これにより、吸排気弁の数が増加してタペットに加わる力が増大しても、タペットの摺動部の摩耗を低減することができる。
本発明に係るエンジンにおいて、好ましくは、前記タペットの摺動部は、前記タペットと前記タペットを摺動させるタペット孔とを含むことを特徴とする。
本発明に係るエンジンによれば、タペットの摺動部に含まれるタペット孔とタペットとの摩耗を低減できる。
本発明に係るエンジンにおいて、好ましくは、前記オイル供給経路は、前記ロッカーアームブラケットに設けられた貫通孔であって前記ロッカーアームシャフトを支持する貫通孔につながるように形成された切り欠き部であることを特徴とする。
本発明に係るエンジンによれば、ロッカーアームブラケットにおいて斜め下向きに切り欠き部を形成するだけで、低コストで容易にオイル供給経路を得ることができる。
本発明に係るエンジンにおいて、好ましくは、前記ロッカーアームブラケットは、前記オイル供給経路と前記タペット孔との間の前記オイルが通過する領域に形成され前記オイルを保持するために表面積を増加させたオイル保持領域部を有することを特徴とする。
本発明に係るエンジンによれば、ロッカーアームブラケットは、オイル供給経路とタペット孔との間のオイルが通過する領域に形成されたオイル保持領域部を有する。オイル保持領域部は、オイルを保持するために表面積を増加させた部分である。このため、オイル保持領域部は、オイルを付着させて保持するための表面積を容易に増やせる。このため、エンジンがスタートとストップとを繰り返す際に、エンジンをストップさせてもオイル保持領域部からオイルをタペット孔とタペットとへ供給できる。そのため、タペット孔およびタペットへのオイルの供給切れを低減することができる。
本発明に係るエンジンにおいて、好ましくは、前記オイル保持領域部は、前記タペット孔の上部に位置する前記ロッカーアームブラケットの壁面に形成されていることを特徴とする。
本発明に係るエンジンによれば、ロッカーアームブラケットの壁面のオイル保持領域部は、オイルを付着させて保持する表面積を増やせる。このため、エンジンがスタートとストップとを繰り返す際に、エンジンをストップさせてもオイル保持領域部からオイルをタペット孔とタペットとへ供給できる。そのため、タペット孔およびタペットへのオイルの供給切れを低減することができる。
本発明に係るエンジンにおいて、好ましくは、前記オイル保持領域部は、複数の突起部が配列されることにより前記表面積を増加させた領域であることを特徴とする。
本発明に係るエンジンによれば、オイル保持領域部は、複数の突起部を配列するだけで、オイルを付着させて保持する表面積を低コストで容易に増やすことができる。
本発明によれば、吸排気弁の数が増加しても、タペットの摺動部の摩耗を低減することができるエンジンを提供することができる。
本発明の実施形態に係るエンジンの一例としてディーゼルエンジンを示す図である。 図1に示すエンジンの領域Rの構造を拡大して示す図である。 ロッカーアームブラケットを示す正面図である。 ロッカーアームブラケットを示す斜視図である。 本発明の第2実施形態のロッカーアームブラケットを示す図である。 図5のロッカーアームブラケットを有するエンジンの領域Rの構造を拡大して示す図である。
以下に、本発明の好ましい実施形態を、図面を参照して詳しく説明する。
なお、以下に説明する実施形態は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。また、各図面中、同様の構成要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
(第1実施形態)
<エンジン1の構成例>
図1は、本発明の実施形態に係るエンジンの一例としてディーゼルエンジンを示している。図1に示すエンジン1は、例えばコモンレール式のディーゼルエンジンであり、エンジン1は、例えば産業用ディーゼルエンジンである。エンジン1は、例えばターボチャージ付きの過給式の高出力な4気筒エンジンである。エンジン1は、例えば建設機械、農業機械、芝刈り機のような各用途の機器に搭載される。
図1に示すエンジン1は、図面の簡単化のために、断面を示すハッチングの図示を省略している。エンジン1は、例えば多気筒頭上弁式のディーゼルエンジンであり、2つの吸気弁と2つの排気弁を有する4弁の直噴型のディーゼルエンジンである。エンジン1は、シリンダブロック2と、シリンダヘッド3と、ヘッドカバー4と、を備えており、シリンダブロック2の下部とオイルパンの図示は省略している。
ヘッドカバー4は、シリンダヘッド3の上に組付けられていて、ロッカーアームブラケット40やロッカーアームシャフト30等を収容している。シリンダブロック2は、上部のシリンダ5と、下部のクランクケース6と、を有する。ピストン8は、シリンダ5内に配置されている。クランク軸9は、クランクケース6内に配置されている。ピストン8は、コンロッド10を介してクランク軸9に連結されている。
シリンダ5は、動弁カム室11を有する。動弁カム室11には、動弁カム軸12とカム12Cが収容されている。タペット13がタペット孔14に沿って上下動可能になっている。タペット13とタペット孔14は、タペットの摺動部に相当する。タペット13の下部は、動弁カム軸12のカム12Cに載っている。プッシュロッド15は、プッシュロッド挿通孔16に通っている。ロッカーアーム17は、ヘッドカバー4内に配置されている。プッシュロッド15の半球状の上端支持部15Tは、ロッカーアーム17の一端部側の半球状の下端受け部17Rを受けて支持している。動弁カム軸12のカム12Cが回転することで、タペット13はタペット孔14内で上下動して、プッシュロッド15は、プッシュロッド挿通孔16内で上下動して、ロッカーアーム17の下端受け部17Rを上下動させる。
ロッカーアーム17は、ロッカーアームシャフト30に固定されており、ロッカーアーム17は、ロッカーアームシャフト30を中心にして揺動可能である。ロッカーアーム17の他端部は、吸気ロッカーブリッジ31に連結されている。吸気ロッカーブリッジ31は、ボス32に固定されている。吸気ロッカーブリッジ31は、吸気弁33,33の上端部を固定している。スプリング34,34が、シリンダヘッド3と、吸気ロッカーブリッジ31との間に配置されている。
図1に示す状態では、吸気弁33,33は、スプリング34,34の付勢力により押し上げられていて、吸気弁33,33は吸気口35,35を閉じている。動弁カム軸12とカム12Cが回転すると、プッシュロッド15が押し上げられる。プッシュロッド15が押し上げられると、プッシュロッド15の押し上げた力は、ロッカーアーム17に伝わり、ロッカーアーム17は、ロッカーアームシャフト30を中心にして動く。これにより、2つの吸気弁33,33は、ロッカーアーム17によりスプリング34,34の付勢力に抗して押し下げられることにより、吸気弁33,33は吸気口35,35をそれぞれ開くようになっている。上述した構造例は、吸気弁33,33の上下移動による開閉動作機構であるが、図示しない2つの排気弁の開閉動作機構も同様な構造を有している。図1では、ロッカーアームブラケット40は、ロッカーアーム17の後側にある。
なお、図1において、エンジン1のクランク軸9の軸方向をX方向として、エンジン1の幅方向をY方向とし、そしてエンジン1の上下方向をZ方向としている。
図1に示すヘッドカバー4内にある潤滑用のオイル(潤滑油)は、一例として、次のようなオイル戻し経路で、図示しないオイルパン側に落下するようになっている。オイル戻し経路は、プッシュロッド挿通孔16と、タペット13の内部と、オイル流出孔21と、動弁カム室11と、オイル落下孔22を有している。オイル流出孔21は、タペット13に設けられている。オイル落下孔22は、動弁カム室11からクランクケース6まで設けられている。これにより、ヘッドカバー4内にある潤滑用のオイルは、プッシュロッド挿通孔16と、タペット13の内部と、オイル流出孔21と、動弁カム室11と、オイル落下孔22と、クランクケース6内を通って、オイルパン内に戻すことができる。シリンダヘッド3の4気筒の各気筒は、図示を省略しているが、吸気通路と排気通路に接続されている。
図2は、図1に示すエンジン1の領域Rの構造を拡大して示している。
図2に示すように、ロッカーアームシャフト30は、ロッカーアームブラケット40により回転可能に支持されている。ロッカーアームブラケット40は、シリンダヘッド3に固定されている。ロッカーアームブラケット40の構造例は、図3と図4に示している。図3は、ロッカーアームブラケット40を示す正面図であり、図4は、ロッカーアームブラケット40を示す斜視図である。
<ロッカーアームブラケット40>
図3と図4に示すように、ロッカーアームブラケット40は、断面円形の貫通孔41と、切り欠き部状のオイル供給経路50を有する。図2に示すロッカーアームシャフト30は、図3と図4に示す貫通孔41に支持されている。ロッカーアームシャフト30は、図示を省略しているが、例えば軸方向に沿って潤滑用のオイルを案内するオイル案内通路を内部に有している。オイル供給経路50は、貫通孔41に連続して形成されており、オイル供給経路50は、貫通孔41の半径方向に沿って延びるようにして形成されている。オイル供給経路50は、ロッカーアームシャフト30を支持するためのシャフト支持用の貫通孔41に対して形成された切り欠き部である。しかも、オイル供給経路50は、貫通孔41から斜め下向きに伸びるようにして形成されている。
図2から図4に示すオイル供給経路50は、図3に示すように、Y-Z平面において、Y方向に対して所定の角度θだけ斜め下向きに傾けて形成されている。角度θは、図2に示すヘッドカバー4内にある潤滑用のオイル100が、ロッカーアームシャフト30のオイル案内通路からオイル供給経路50を経て、プッシュロッド15とプッシュロッド挿通孔16の内周面と、図1に示すタペット13とタペット孔14内へ、重力により滞りなくスムーズに供給できる角度の数値であれば、特に限定されない。
このように、オイル供給経路50が、図3と図4に示すように、所定の角度θだけ斜め下向きに傾けて形成されていることから、オイル供給経路50の先端部51は、プッシュロッド15の上端支持部15Tに向いており、上端支持部15Tに近接した位置に達している。
これにより、潤滑用のオイル100は、プッシュロッド15の上端支持部15Tからプッシュロッド15を伝わって流れていき、プッシュロッド挿通孔16の内周面と、タペット13とタペット孔14の内周面へスムーズに供給できる。従って、タペット13の外周面とタペット孔14の内周面の摩耗を低減することができる。すなわち、オイル100のスムーズで確実な供給により、プッシュロッド挿通孔16の内周面はオイルにより濡れ、タペット13の外周面とタペット孔14の内周面における潤滑性が向上し、タペット13の外周面とタペット孔14の内周面の耐摩耗性を向上でき、図1に示すエンジン1の長寿命化が図れる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態を、図5と図6を参照して説明する。
図5は、本発明の第2実施形態のロッカーアームブラケット40Aを示しており、図6は、エンジンの領域Rの構造を拡大して示している。図5と図6に示す第2実施形態のロッカーアームブラケット40Aの要素が、図2と図3に示す第1実施形態のロッカーアームブラケット40の要素と同様の個所には同じ符号を記して、その説明を省略する。
図5と図6に示すロッカーアームブラケット40Aが図2と図3に示すロッカーアームブラケット40と異なる点は、次の通りである。ロッカーアームブラケット40Aの表面には、オイル保持領域部60が形成されている。オイル保持領域部60は、オイル供給経路50の先端部51と、プッシュロッド挿通孔16と、の間のオイル100が通過する領域であって、ロッカーアームブラケット40Aの壁面40Sに形成されている。
オイル保持領域部60は、オイル100を壁面40Sにおいて一時的に保持するために表面積を増加させた部分である。例えば、図5と図6に示すように、オイル保持領域部60は、ロッカーアームブラケット40Aの壁面40Sに形成されている。オイル保持領域部60は、オイル100を一時的に保持するために、複数の突起部61をY-Z平面において、所定の配列パターンで配列することにより、壁面40Sの表面積を増加させている。突起部61は、壁面40Sにおいて例えば千鳥状に配置することができる。突起部61の形状は、図示例では半円形状になっているが、これに限らず、三角錐形状、三角柱形状等の各種の形状を採用することができる。
潤滑用のオイル100は、プッシュロッド15の上端支持部15Tからプッシュロッド15を伝わって流れるとともに(図2参照)、図6に示すように、オイル保持領域部60の各突起部61に沿っても流れる。このため、オイル保持領域部60におけるオイル100の表面付着によるオイル100の量が増える。
上述したように、ロッカーアームブラケット40Aの表面では、オイル保持領域部60におけるオイル100の表面付着によるオイル100の量を増やすことができる。このため、例えば図1に示すエンジン1がストップした時に、オイル保持領域部60に保持されているオイル100が、タペット13の外周面とタペット孔14の内周面へ供給可能である。エンジン1がスタートとストップを繰り返す際に、エンジン1をストップさせてもオイル保持領域部60から潤滑用のオイル100をタペット孔とタペットへ供給できる。このため、タペット13の外周面とタペット孔14の内周面へのオイル100の供給切れを低減することができる。
従って、例えばスタートとストップを繰り返す機器において、エンジンの特にプッシュロッド挿通孔16の内周面と、タペット13の外周面とタペット孔14の内周面の潤滑性を向上して、タペット13の外周面とタペット孔14の内周面の摩耗を低減することができる。すなわち、オイル100のスムーズで確実な供給により、タペット孔14の内周面における潤滑性が向上し、耐摩耗性を向上できることから、図1に示すエンジン1の長寿命化が図れる。
以上説明したように、本発明の実施形態のエンジン1においては、タペットの摺動部であるタペット孔14の内周面とタペット13の外周面の摩耗を低減できる。オイル供給経路50は、ロッカーアームブラケット40,40Aにおいて斜め下方向に切り欠き部を形成するだけで、低コストで容易に得ることができる。ロッカーアームブラケット40Aには、オイル供給経路50の先端部51と、プッシュロッド挿通孔16と、の間のオイル100が通過する領域に、オイル保持領域部60が形成されている。このため、オイル保持領域部60は、オイル100を付着させて一時的保持(貯留)する表面積を容易に増やせる。
ロッカーアームブラケット40Aの壁面40Sのオイル保持領域部60は、オイル100を付着させて一時的に保持(貯留)するための表面積を増やせる。このため、エンジン1がスタートとストップを繰り返す際に、エンジンをストップさせてもオイル保持領域部60からオイル100をタペット孔14とタペット13へ供給できるので、タペット孔14とタペット13へのオイル100の供給切れを低減することができる。オイル保持領域部は60、例えば複数の突起部61を配列するだけで、複数の突起部61でオイルを保持する表面積を、低コストで容易に増やすことができる。
以上、本発明の実施形態について説明した。しかし、本発明は、上記実施形態に限定されず、特許請求の範囲を逸脱しない範囲で種々の変更を行うことができる。上記実施形態の構成は、その一部を省略したり、上記とは異なるように任意に組み合わせたりすることができる。
図示例では、エンジンとして例えば4気筒の産業用ディーゼルエンジンを例に挙げているが、これに限らず、本発明のエンジンは、ガソリンエンジンや、ハイブリッド型のエンジン等にも適用でき、大型から小型のエンジンに適用できる。
図5と図6に示す例では、オイル保持領域部60は、複数の突起部61を配列することで構成されているが、これに限らず、例えばオイル保持領域部60は、複数の凹部を配列することにより構成したり、複数の突起部と複数の凹部を組み合わせることで構成しても良い。また、オイル保持領域部60の突起部や凹部の形状は、図5と図6に示すように点状であったり、線状であっても良い。
1:エンジン、 2:シリンダブロック、 3:シリンダヘッド、 4:ヘッドカバー、 5:シリンダ、 6:クランクケース、 8:ピストン、 9:クランク軸、 10:コンロッド、 11:動弁カム室、 12:動弁カム軸、 12C:カム、 13:タペット、 14:タペット孔、 15:プッシュロッド、 15T:上端支持部、 16:プッシュロッド挿通孔、 17:ロッカーアーム、 17R:下端受け部、 21:オイル流出孔、 22:オイル落下孔、 30:ロッカーアームシャフト、 31:吸気ロッカーブリッジ、 32:ボス、 33:吸気弁、 34:スプリング、 35:吸気口、 40:ロッカーアームブラケット、 40A:ロッカーアームブラケット、 40S:壁面、 41:貫通孔、 50:オイル供給経路、 51:先端部、 60:オイル保持領域部、 61:突起部、 100:オイル、 R:領域

Claims (4)

  1. ロッカーアームシャフトを支持するロッカーアームブラケットを備えるエンジンであって、
    前記ロッカーアームブラケットは、前記ロッカーアームシャフトから供給される潤滑用のオイルをタペットの摺動部に対して供給するオイル供給経路を有し、
    前記タペットの摺動部は、前記タペットと前記タペットを摺動させるタペット孔とを含み、
    前記オイル供給経路は、前記ロッカーアームブラケットにおいて前記タペットの摺動部に向けて前記オイルを供給するために斜め下向きに傾斜して形成され、前記ロッカーアームブラケットに設けられた貫通孔であって前記ロッカーアームシャフトを支持する貫通孔につながるように形成された切り欠き部であることを特徴とするエンジン。
  2. 前記ロッカーアームブラケットは、前記オイル供給経路と前記タペット孔との間の前記オイルが通過する領域に形成され前記オイルを保持するために表面積を増加させたオイル保持領域部を有することを特徴とする請求項に記載のエンジン。
  3. 前記オイル保持領域部は、前記タペット孔の上部に位置する前記ロッカーアームブラケットの壁面に形成されていることを特徴とする請求項に記載のエンジン。
  4. 前記オイル保持領域部は、複数の突起部が配列されることにより前記表面積を増加させた領域であることを特徴とする請求項またはに記載のエンジン。
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