JP7414517B2 - ズームレンズ及び撮像装置 - Google Patents

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本発明はズームレンズ及び撮像装置に関する。
監視カメラ、デジタルカメラ、ビデオカメラなどの撮像装置に用いられるレンズとして、撮像素子の高精細化に対応する高い光学性能を有するレンズが要望されている。また近年、監視カメラ市場の急速な拡大に伴い、監視カメラ用の高い光学性能を有するレンズが要望されている。例えば、1台の監視カメラで広域な範囲の撮影を可能としつつ高変倍比を実現して監視の自由度を向上させる仕様や、設置性や目立ちにくさの観点から小型化の要望が高まっている。また、高画質化の点では、4Kまたは8K画質への移行が加速しており、高精細な撮像素子に対応する高い光学性能を有するレンズが望まれている。
特許文献1には、正、負、正、正の屈折力を有する各レンズ群を有し、30程度の高変倍比を有する小型のズームレンズが開示されている。特許文献2には、正、負、正、負、正の屈折力を有する各レンズ群を有し、40程度の高変倍比かつ高性能を有するズームレンズが開示されている。
特開2013-50519号公報 特開2000-105336号公報
特許文献1に開示されたズームレンズは、4Kまたは8Kなどの高画質には性能が不十分である。特許文献2に開示されたズームレンズは、レンズ全長が長すぎる。すなわち、特許文献1および特許文献2に開示されたズームレンズは、高変倍比を達成しているものの、小型と高性能との点では不十分である。
本発明は、例えば、高変倍比、小型、高性能の点で有利なズームレンズを提供することを目的とする。
本発明の一側面としてのズームレンズは、物体側から像側へ順に、正の屈折力を有する第1レンズ群と、負の屈折力を有する第2レンズ群と、正の屈折力を有する第3レンズ群と、少なくとも1つの後続レンズ群とからなるズームレンズであって、広角端から望遠端へのズーミングのために、3つ以上のレンズ群が移動して隣り合うレンズ群の各組の間隔が変化し、前記第1レンズ群の正レンズのうちd線に関するアッベ数が最も小さい正レンズをG1νdminとするとき、前記第1レンズ群は、前記正レンズG1νdminの物体側および像側のそれぞれに少なくとも1枚の負レンズを有し、前記第1レンズ群は、前記正レンズG1νdminの物体側に、物体側から像側へ順に配置された負レンズと正レンズとからなる接合レンズを有し、前記第1レンズ群の焦点距離f1、前記正レンズG1νdminの焦点距離f1νdmin、前記第1レンズ群の正レンズのうち最も焦点距離の長い正レンズの焦点距離f1p1、前記第1レンズ群の正レンズのうち二番目に焦点距離の長い正レンズの焦点距離f1p2は、所定の条件式を満足する。
本発明の他の目的及び特徴は、以下の実施例において説明される。
本発明によれば、例えば、高変倍比、小型、高性能の点で有利なズームレンズを提供することができる。
実施例1におけるズームレンズの広角端での断面図である。 実施例1におけるズームレンズの広角端、中間ズーム位置、望遠端での収差図である。 実施例2におけるズームレンズの広角端での断面図である。 実施例2におけるズームレンズの広角端、中間ズーム位置、望遠端での収差図である。 実施例3におけるズームレンズの広角端での断面図である。 実施例3におけるズームレンズの広角端、中間ズーム位置、望遠端での収差図である。 実施例4におけるズームレンズの広角端での断面図である。 実施例4におけるズームレンズの広角端、中間ズーム位置、望遠端での収差図である。 実施例5におけるズームレンズの広角端での断面図である。 実施例5におけるズームレンズの広角端、中間ズーム位置、望遠端での収差図である。 実施例6におけるズームレンズの広角端での断面図である。 実施例6におけるズームレンズの広角端、中間ズーム位置、望遠端での収差図である。 各実施例における撮像装置の概略図である。
以下、本発明の実施例について、図面を参照しながら詳細に説明する。
各実施例のズームレンズは、物体側から像側へ順に、正の屈折力を有する第1レンズ群L1、負の屈折力を有する第2レンズ群L2、正の屈折力を有する第3レンズ群L3、および、後続レンズ群(第4レンズ群L4、第5レンズ群L5)からなる。また、広角端から望遠端へのズーミングのために、3つ以上のレンズ群が移動して隣り合うレンズ群の各組の間隔が変化する。第1レンズ群L1の正レンズのうちd線に関するアッベ数が最も小さい正レンズをG1νdminとするとき、第1レンズ群L1は、正レンズG1νdminの物体側および像側のそれぞれに少なくとも1枚の負レンズG1n1、G1n2を有する。
第1レンズ群L1の焦点距離をf1、正レンズG1νdminの焦点距離をf1νdminとする。また、第1レンズ群L1の正レンズのうち最も焦点距離の長い正レンズの焦点距離をf1p1、第1レンズ群L1の正レンズのうち二番目に焦点距離の長い正レンズの焦点距離をf1p2とする。このとき、以下の条件式(1)、(2)を満足する。
4.00<f1νdmin/f1<10.00 ・・・(1)
2.80<f1p1/f1p2<10.00 ・・・(2)
好ましくは、第1レンズ群L1の正レンズのうち最も焦点距離の長い正レンズは、正レンズG1νdminである。このような構成により、各実施例によれば、小型かつ高変倍比でありながら、ズーム全域にわたって高性能なズームレンズを提供することができる。すなわち、物体側から像側へ順に、正、負、正のパワー(屈折力)を有するレンズ群を有し、ズーミングに際して各レンズ群の間隔が変化する構成とすることで、高変倍比を確保しつつレンズ全長の小型化および高性能化を実現可能にしている。また、ズーミングに際して3つ以上のレンズ群を移動させることで、各レンズ群の移動量および各レンズ群のパワーを小さくすることができ、ズームレンズの全系の小型化とズーミングの際の収差変動を抑制することが可能となる。
第1レンズ群L1を構成するレンズとして、高分散の正レンズG1νdminを用いることで、望遠側の軸上色収差を良好に補正することが可能となる。また、正レンズG1νdminを第1レンズ群においてより物体側に配置することで、望遠側で正レンズG1νdminの位置での軸上光束のマージナル光線の光線通過位置が高くなり、軸上色収差の補正効果が高くなる。このため、第1レンズ群においてd線に関するアッベ数νdが最も小さい正レンズG1νdminが複数存在する場合、第1レンズ群において最も物体側に位置しつつ前述の各条件式を満足する正レンズを正レンズG1νdminとして取り扱うものとする。
正レンズG1νdminよりも像側に負レンズG1n2を配置することで、G1νdminを用いることによる広角側の倍率色収差変動を補正することができる。また、より像側に負レンズを配置することで、負レンズの位置での軸上光束のマージナル光線の光線通過位置が低くなり、望遠側での軸上色収差変動を抑制することができる。また、正レンズG1νdminより物体側に負レンズG1n1を配置することで、望遠側での軸上色収差および球面収差を良好に補正することが可能となる。
また、条件式(1)、(2)を満足することにより、小型かつ高変倍比でありながら、ズーム全域にわたって高性能なズームレンズを実現することができる。条件式(1)は、正レンズG1νdminの焦点距離f1νdminと第1レンズ群L1の焦点距離f1との比を規定する。条件式(1)を満足することで、第1レンズ群L1の小型化と望遠側における球面収差および軸上色収差を補正することができ、小型かつ良好な光学性能を得ることが可能である。条件式(1)の上限値を超えると、第1レンズ群L1のパワーが強くなりすぎるため、望遠側での球面収差および軸上色収差を抑制できず、好ましくない。また、正レンズG1νdminのパワーが弱くなりすぎるため、正レンズG1νdminによる望遠側の球面収差および軸上色収差の補正効果が低くなり、好ましくない。一方、条件式(1)の下限値を超えると、第1レンズ群L1のパワーが弱くなりすぎ、収差補正を行うためにズームレンズの全系が大型化するため、好ましくない。また、正レンズG1νdminのパワーが強くなりすぎるため、正レンズG1νdminの光軸上の肉厚が厚くなり、第1レンズ群L1の全長が長くなりすぎるため、好ましくない。
条件式(2)は、第1レンズ群L1において最もパワーの弱い正レンズの焦点距離f1p1と第1レンズ群L1において二番目にパワーの弱い正レンズの焦点距離f1p2との比を規定する。なお、第1レンズ群L1が正レンズを1枚しか有していない場合、f1p2=f1p1として扱うものとする。条件式(2)を満足することで、小型かつ良好な光学性能の実現が可能である。条件式(2)の上限値を超えると、第1レンズ群L1の正レンズG1νdmin以外の正レンズと比べ、正レンズG1νdminのパワーが弱くなりすぎ、正レンズG1νdminによる望遠側の球面収差および軸上色収差の補正効果が低くなるため、好ましくない。一方、条件式(2)の下限値を超えると、第1レンズ群L1の正レンズのパワーが弱くなりすぎ、第1レンズ群L1の全長が長くなりすぎるため、好ましくない。各実施例では、条件式(1)、(2)を満足するように各要素を適切に設定している。これにより、小型かつ高変倍比でありながら、ズーム全域にわたって高性能なズームレンズが得られる。
各実施例において、好ましくは、条件式(1)、(2)の数値範囲は、以下の条件式(1a)、(2a)のようにそれぞれ設定される。
4.50<f1νdmin/f1<9.50 ・・・(1a)
2.90<f1p1/f1p2<9.00 ・・・(2a)
各実施例において、さらに好ましくは、条件式(1)、(2)の数値範囲は、以下の条件式(1b)、(2b)のようにそれぞれ設定される。
5.00<f1νdmin/f1<9.00 ・・・(1b)
3.00<f1p1/f1p2<8.00 ・・・(2b)
ここで、正レンズG1νdminのd線に関するアッベ数をνd1、第1レンズ群L1の負レンズのうちd線に関するアッベ数νdが最も大きい負レンズのアッベ数をνdnmaxとする。また、第1レンズ群L1の焦点距離をf1、第2レンズ群L2の焦点距離をf2、第1レンズ群L1の最も物体側の面から第1レンズ群L1の最も像側の面までの光軸上の距離をD1とする。このとき、以下の条件式(3)~(6)の少なくとも一つを満足することが好ましい。
15.00<νd1<34.00 ・・・(3)
15.00<νdnmax<45.00 ・・・(4)
-10.00<f1/f2<-4.00 ・・・(5)
0.20<D1/f1<0.80 ・・・(6)
条件式(3)は、正レンズG1νdminのd線に関するアッベ数νd1を規定している。条件式(3)を満足することで、望遠側の軸上色収差を抑制することが可能となる。また、条件式(3)を満足する硝材の中でも特に、異常分散性を有する硝材を正レンズG1νdminに用いることで、2次の色消しを効果的に行うことができる。
条件式(4)は、第1レンズ群L1の負レンズのうちd線に関するアッベ数νdが最も大きい負レンズのアッベ数νdnmaxを規定している。条件式(4)を満足することで、望遠側の色フレアを抑制することが可能となる。また、条件式(4)を満足する硝材の中でも特に、異常分散性を有する硝材を負レンズに用いることで、2次の色消しを効果的に行うことができる。
条件式(5)は、第1レンズ群L1の焦点距離f1と第2レンズ群L1の焦点距離f2との比を規定している。条件式(5)の下限値を超えると、第2レンズ群L2のパワーが強くなりすぎるため、ズーミングによる像面湾曲や球面収差などの諸収差の変動が多くなり、高い光学性能を得るのが難しい。一方、条件式(5)の上限値を超えると、第1レンズ群L1のパワーが強くなりすぎるため、望遠側において第1レンズ群L1で球面収差やコマ収差が大きく発生し、ズーミングによる収差変動の補正が困難となるため、好ましくない。
条件式(6)は、第1レンズ群L1の焦点距離f1と第1レンズ群L1の総厚(距離D1)との比を規定している。条件式(6)の下限値を超えると、第1レンズ群L1のパワーが強くなりすぎるため、望遠側での、球面収差や軸上色収差が大きく発生し高い光学性能を得るのが難しい。一方、条件式(6)の上限値を超えると、第1レンズ群L1の総厚が十分に確保できなくなりレンズ枚数を確保できず、諸収差の補正が困難となるため、好ましくない。
各実施例において、好ましくは、条件式(3)~(6)の数値範囲は、以下の条件式(3a)~(6a)のようにそれぞれ設定される。
15.00<νd1<30.00 ・・・(3a)
15.00<νdnmax<40.00 ・・・(4a)
-9.00<f1/f2<-5.00 ・・・(5a)
0.20<D1/f1<0.70 ・・・(6a)
各実施例において、さらに好ましくは、条件式(3)~(6)の数値範囲は、以下の条件式(3b)~(6b)のようにそれぞれ設定される。
15.00<νd1<26.00 ・・・(3b)
15.00<νdnmax<38.00 ・・・(4b)
-8.50<f1/f2<-6.00 ・・・(5b)
0.20<D1/f1<0.60 ・・・(6b)
第1レンズ群L1は、正レンズと負レンズとの接合レンズを有することが好ましい。これにより、望遠側での軸上色収差を抑制することが可能となる。最終レンズ群は、接合レンズを有することが好ましい。これにより、広角側での球面収差および像面湾曲収差を抑制することが可能となる。第1レンズ群L1は、6枚以上9枚以下のレンズからなることが好ましい。これにより、望遠側での球面収差および軸上色収差を抑制しつつ第1レンズ群L1を小型化することが可能となる。絞りSPは、第2レンズ群L2よりも像側に配されることが好ましい。主変倍群となるため強い負のパワーを有する第2レンズ群L2よりも像側に絞りSPを配することで、第2レンズ群L2よりも像側のレンズ群の有効径の増大を抑制することができ、ズームレンズの全系の小型化および軽量化を実現することが可能となる。
各実施例では、以上のように各要素を構成することにより、小型かつ高変倍比でありながら、ズーム全域にわたって高性能なズームレンズが得られる。また、前述の各条件式を任意に複数組み合わせることにより、さらに各実施例の効果を高めることができる。
次に、図1乃至図12を参照して、各実施例のズームレンズについて説明する。各実施例のズームレンズは、デジタルスチルカメラ、ビデオカメラ、銀塩フィルムカメラ、テレビカメラなどの撮像装置に用いられる光学系(撮像レンズ系)である。
図1、図3、図5、図7、図9、図11は、実施例1乃至6のそれぞれのズームレンズ(光学系)1a~1fの断面図である。各断面図において、左側が物体側で右側が像側である。また、L1は正の屈折力の第1レンズ群、L2は負の屈折力の第2レンズ群、L3、L4、L5はそれぞれ屈折力を有する第3レンズ群、第4レンズ群、第5レンズ群である。SPは絞り(開口絞り)である。Pは光学フィルタ、フェースプレート、ローパスフィルタ、赤外カットフィルタなどに相当する光学ブロックである。Iは像面である。デジタルスチルカメラやビデオカメラなどの撮像装置の撮像光学系としてズームレンズを使用する場合、像面IはCCDセンサやCMOSセンサなどの固体撮像素子(光電変換素子)に相当する。一方、銀塩フィルムカメラの撮像光学系としてズームレンズを使用する場合、像面Iはフィルム面に相当する。各断面図中の矢印は、ズーミングに際する各レンズ群の移動軌跡を示している。
絞りSPの開口径は、ズーミングに際して一定とすることも、変化させることもできる。開口絞りSPの径を変化させることで、望遠端において大きく発生する軸外光束による下線コマフレアをカットすることができ、より良好な光学性能を得ることができる。
フォーカシングに関しては、レンズ群のうち少なくとも一つのレンズ群が光軸上を移動することで行う。各断面図中に描かれたフォーカス群についての移動軌跡のうち、実線で描かれた曲線は無限遠物体にフォーカスしているときの、広角端から望遠端へのズーミングに伴う像面変動を補正するための移動軌跡を示す。また、点線で描かれた曲線は、近距離物体にフォーカスしているときの、広角端から望遠端へのズーミングに伴う像面変動を補正するための移動軌跡を示す。各実施例において、フォーカシングは一つのレンズ群ではなく、複数のレンズ群を光軸上に移動させて行ってもよい。
図2、図4、図6、図8、図10、図12は、実施例1乃至6のそれぞれのズームレンズ1a~1fの(a)広角端、(b)中間ズーム位置、(c)望遠端での収差図である。各収差図において、d、gはそれぞれd線(波長587.56nm)およびg線(波長435.84nm)、S、Mはd線におけるサジタル像面、メリディオナル像面を示す。歪曲収差はd線について示している。倍率色収差は、d線に対するg線について示している。FnoはFナンバー、ωは半画角(撮像半画角)である。
以下、実施例1~6のズームレンズ1a~1eの構成について説明する。なお各レンズ群は、特に断りがない限り、物体側から像側へ順に配置されている。
[実施例1]
図1に示されるように、ズームレンズ1aの第1レンズ群L1は、物体側から像側へ順に、負レンズG1n1と正レンズとが接合された正のパワーを有する接合レンズ、正レンズG1νdmin、正レンズ、負レンズG1n2、および正レンズで構成されている。ズーミングの際に、第1レンズ群L1は固定されている。レンズ要素を6要素有することで、特に望遠側の球面収差およびコマ収差を良好に補正している。また、接合レンズを有することで、特に望遠端における軸上色収差を良好に補正している。また、高分散の正レンズを有することで、特に望遠端における色フレアおよび軸上色収差を良好に補正している。
第2レンズ群L2は、物体側から像側へ順に、負レンズ、負レンズ、および正レンズで構成されており、ズーミングの際に光軸OAに沿って移動する。非球面レンズを有することで、広角域での像面湾曲収差および望遠域での高次の球面収差を良好に補正している。第3レンズ群L3は、物体側から像側へ順に、正レンズ、負レンズ、および正レンズで構成されており、ズーミングの際に光軸OAに沿って移動する。最も物体側に非球面レンズを配置することで、広角領域での球面収差を良好に補正している。第4レンズ群L4は、物体側から像側へ順に、正レンズと負レンズとが接合された正のパワーを有する接合レンズで構成されており、ズーミングの際に光軸OAに沿って移動して、コンペンセータとフォーカス群の役割を担っている。接合レンズ1枚とすることで、フォーカシング時の倍率色収差変動が抑制でき、また軽量化によりフォーカシング時の制御がしやすくなる。絞りSPは、第2レンズ群L2と第3レンズ群L3との間に配置されており、ズーミングの際に第3レンズ群L3と一緒に移動する。
[実施例2]
図3に示されるように、ズームレンズ1bの第1レンズ群L1は、実施例1と同様の構成である。第2レンズ群L2は、物体側から像側へ順に、負レンズ、負レンズと正レンズとが接合された負のパワーを有する接合レンズ、および正レンズで構成されており、ズーミングの際に光軸OAに沿って移動する。非球面レンズを有することで、広角域での像面湾曲収差および望遠域での高次の球面収差を良好に補正している。
第3レンズ群L3は、物体側から像側へ順に、正レンズ、および正レンズと負レンズとが接合された負のパワーを有する接合レンズで構成されており、ズーミングの際に光軸OAに沿って移動する。最も物体側に非球面レンズを配置することで、広角領域での球面収差を良好に補正している。また、接合レンズを有することで、特に広角端における軸上色収差を良好に補正している。第4レンズ群L4は、物体側から像側へ順に、負レンズと正レンズとが接合された正のパワーを有する接合レンズで構成されており、ズーミングの際に光軸OAに沿って移動して、コンペンセータとフォーカス群の役割を担っている。接合レンズ1枚とすることで、フォーカシング時の倍率色収差変動が抑制でき、また軽量化によりフォーカシング時の制御がしやすくなる。絞りSPは、第2レンズ群L2と第3レンズ群L3との間に配置されており、ズーミングの際に固定されている。
[実施例3]
図5に示されるように、ズームレンズ1cの第1レンズ群L1は、物体側から像側へ順に、負レンズG1n1と正レンズとが接合された正のパワーを有する接合レンズ、正レンズG1νdmin、正レンズ、負レンズG1n2、および正レンズで構成されている。第1レンズ群L1は、ズーミングの際に光軸OAに沿って移動する。レンズ要素を6要素有することで、特に望遠側の球面収差およびコマ収差を良好に補正している。また、接合レンズを有することで、特に望遠端における軸上色収差を良好に補正している。また、高分散の正レンズを有することで、特に望遠端における色フレアおよび軸上色収差を良好に補正している。第2レンズ群L2、第3レンズ群L3、および第4レンズ群L4は、実施例1と同様の構成である。絞りSPは、第2レンズ群L2と第3レンズ群L3との間に配置されており、ズーミングの際に第3レンズ群L3と一緒に移動する。
[実施例4]
図7に示されるように、ズームレンズ1dの第1レンズ群L1および第2レンズ群L2は、実施例1と同様の構成である。第3レンズ群L3は、物体側から像側へ順に、正レンズおよび負レンズで構成されており、ズーミングの際に固定されている。最も物体側に非球面レンズを配置することで、広角領域での球面収差を良好に補正している。第4レンズ群L4は、1枚の正レンズで構成されており、ズーミングの際に光軸OAに沿って移動する。第5レンズ群L5は、物体側から像側へ順に、負レンズと正レンズとが接合された正のパワーを有する接合レンズで構成されており、ズーミングの際に光軸OAに沿って移動して、コンペンセータとフォーカス群の役割を担っている。接合レンズ1枚とすることで、フォーカシングの際の倍率色収差変動を抑制することができ、また軽量化によりフォーカシング時の制御がしやすくなる。絞りSPは、第2レンズ群L2と第3レンズ群L3との間に配置されており、ズーミングの際に第3レンズ群L3と一緒に移動する。
[実施例5]
図9に示されるように、ズームレンズ1eの第1レンズ群L1は、実施例1と同様の構成である。第2レンズ群L2は、物体側から像側へ順に、負レンズ、負レンズ、負レンズ、および正レンズで構成されており、ズーミングの際に光軸OAに沿って移動する。第3レンズ群L3は、物体側から像側へ順に、正レンズ、負レンズと正レンズとが接合された負のパワーを有する接合レンズ、および正レンズで構成されており、ズーミングの際に光軸OAに沿って移動する。最も物体側に非球面レンズを配置することで、広角領域での球面収差を良好に補正している。第4レンズ群L4は、1枚の負レンズで構成されており、ズーミングの際に光軸OAに沿って移動して、コンペンセータとフォーカス群の役割を担っている。接合レンズ1枚とすることで、フォーカシングの際の倍率色収差変動を抑制することができ、また軽量化によりフォーカシング時の制御がしやすくなる。第5レンズ群L5は、1枚の正レンズで構成されており、ズーミングの際に固定されている。絞りSPは、第2レンズ群L2と第3レンズ群L3との間に配置されており、ズーミングの際に固定されている。
[実施例6]
図11に示されるように、第1レンズ群L1、第2レンズ群L2、第3レンズ群L3、および第4レンズ群L4は、実施例1と同様の構成である。第5レンズ群L5は、1枚の負レンズで構成されており、ズーミングの際に固定されている。絞りSPは、第2レンズ群L2と第3レンズ群L3との間に配置されており、ズーミングの際に固定されている。
次に、図13を参照して、各実施例のズームレンズ1a~1fを撮像光学系として用いた撮像装置(監視カメラ)について説明する。図13は撮像装置100の概略図であり、図13(A)は撮像装置100の概略構成、図13(B)は撮像装置100の設置例をそれぞれ示す。図13において、10はカメラ本体(監視カメラ本体)、11は実施例1~6のズームレンズ1a~1fのいずれかにより構成された撮像光学系である。12は、カメラ本体に内蔵され、撮像光学系11により形成された被写体像を受光する(撮像光学系11により形成された像を撮る)CCDセンサやCMOSセンサなどの撮像素子(光電変換素子)である。13は、撮像素子12により光電変換された被写体像に対応する情報を記録するメモリである。14は、撮像素子12により光電変換された被写体像を転送するためのネットワークケーブルである。15は、カメラ本体11を保護するドームカバーである。
なお各実施例において、撮像装置100は監視カメラに限定されるものではなく、ビデオカメラやデジタルカメラなどの他の撮像装置にも適用可能である。また撮像装置100は、ズームレンズ1a~1fのいずれかとともに、歪曲収差と倍率色収差の少なくとも一方を電気的に補正する回路を有していてもよい。このようにズームレンズの歪曲収差などの収差を許容可能な構成とすることにより、ズームレンズ全体のレンズ枚数を少なくすることができ、小型化が容易になる。また、倍率色収差を電気的に補正することにより、撮影画像の色にじみを軽減し、解像力の向上を図ることが容易になる。
以下、実施例1乃至6に対応する数値実施例1乃至6を示す。各数値実施例において、riは物体側から順に第i番目の面の曲率半径、diは第i番目の面と第i+1番目の面の間隔(レンズ厚あるいは空気間隔)、ndiとνdiはそれぞれ第i番目のレンズの材質の屈折率とアッベ数である。なお、ある材料のアッベ数νdは、フラウンフォーファ線のF線(486.1nm)、d線(587.6nm)、C線(656.3nm)に対する屈折率をそれぞれnF、nd、nCとするとき、
νd=(nd-1)/(nF-nC)
で表される。
なお、各数値実施例において、d、焦点距離(mm)、Fナンバー、半画角(°)は全て各実施例のズームレンズが無限遠物体に焦点を合わせたときの値である。BF(バックフォーカス)は、レンズ最終面(最も像側のレンズ面)から近軸像面までの光軸上の距離を空気換算長により表記したものであり、ガラスブロックを含まない場合の値である。「レンズ全長」は、ズームレンズの最前面(最も物体側のレンズ面)から最終面までの光軸上の距離にバックフォーカスを加えた長さである。「レンズ群」は、複数のレンズから構成される場合に限らず、1枚のレンズから構成される場合も含むものとする。「e-Z」の表示は、「10-Z」を意味する。半画角は、光線追跡で求めた値である。
また、光学面が非球面の場合は、面番号の右側に、「*」の符号を付している。非球面形状は、以下のように定義される。すなわち、光軸方向にX軸、光軸と垂直方向h軸、光の進行方向を正とし、Rを近軸曲率半径、kを離心率、A4、A6、A8、A10、A12を非球面係数、面頂点を基準にして光軸OAからの高さhの位置における光軸方向の変位をxとする。このとき非球面形状は、
x=(h2/R)/[1+{1-(1+k)(h/R)21/2]+A4h4+A6h6+A8h8+A10h10+A12h12
で表される。
表1は、各数値実施例における各条件式の数値を示す。

<数値実施例1>
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd
1 141.365 1.75 1.90525 35.0
2 49.187 5.88 1.51556 78.9
3 -322.229 0.17
4 51.070 1.01 1.82856 22.0
5 58.195 0.17
6 54.796 2.91 1.49048 83.0
7 442.754 0.17
8 33.946 1.03 1.70537 35.1
9 28.339 0.17
10 28.248 3.74 1.48952 83.1
11 103.485 (可変)
12* 61.742 0.52 1.95375 32.3
13 8.019 4.89
14 -14.120 1.60 1.69963 55.3
15 28.617 0.37
16 22.952 2.05 1.94570 17.9
17 -95.051 (可変)
18(絞り) ∞ 1.60
19* 9.838 4.38 1.53775 74.7
20* -48.741 1.72
21 25.174 1.23 1.96866 30.6
22 8.820 1.20
23 14.561 3.41 1.62833 46.0
24 106.645 (可変)
25* 20.470 4.51 1.55332 71.7
26 -7.686 1.80 1.62220 42.7
27 -28.127 (可変)
28 ∞ 1.00 1.51633 64.1
29 ∞
像面 ∞

非球面データ
第12面
K = 4.55044e+001 A 4=-2.23074e-006 A 6=-3.29714e-007 A 8=-3.30553e-009 A16=-3.94506e-017

第19面
K =-6.02098e-002 A 4=-6.97267e-005 A 6=-3.78488e-007 A 8=-4.17413e-009 A16=-4.09120e-016

第20面
K = 1.63338e+001 A 4= 7.00577e-005 A 6=-1.09817e-007 A 8= 1.61937e-009 A16=-4.45716e-016

第25面
K = 8.32144e+000 A 4=-1.06272e-004 A 6=-3.79508e-007 A 8=-5.42754e-008 A16= 2.41326e-014

各種データ
ズーム比 29.94
広角 中間 望遠
焦点距離 4.68 42.83 140.11
Fナンバー 2.06 4.06 4.64
半画角 35.20 4.41 1.35
像高 3.30 3.30 3.30
レンズ全長 109.52 109.52 109.52
BF 6.39 19.53 5.40

d11 0.57 29.98 37.34
d17 43.31 6.18 1.44
d24 12.97 7.55 19.07
d27 4.73 17.87 3.74

ズームレンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 53.41
2 12 -7.87
3 18 23.32
4 25 25.84

<数値実施例2>
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd
1 80.262 1.50 1.90366 31.3
2 46.766 7.97 1.43700 95.1
3 -1012.656 0.10
4 43.721 1.11 1.92286 18.9
5 48.992 0.10
6 45.303 5.38 1.43700 95.1
7 241.890 0.10
8 34.092 0.87 1.90525 35.0
9 27.950 0.39
10 29.061 4.67 1.43700 95.1
11 74.549 (可変)
12* 181.677 1.00 1.80610 40.7
13* 8.330 3.66
14 -74.860 0.90 1.88300 40.8
15 7.521 3.08 1.75520 27.5
16 16.734 0.68
17 13.835 2.21 1.92286 18.9
18 37.868 (可変)
19(絞り) ∞ (可変)
20* 27.564 2.55 1.62263 58.2
21* -47.592 1.00
22 45.527 2.99 1.49700 81.5
23 -27.754 0.73 1.60342 38.0
24 30.453 (可変)
25 20.583 0.64 1.75520 27.5
26 14.624 5.47 1.49710 81.6
27* -26.636 (可変)
28 ∞ 1.05 1.51633 64.1
29 ∞ 3.00
30 ∞
像面 ∞

非球面データ
第12面
K = 0.00000e+000 A 4= 7.53281e-005 A 6=-5.65843e-007 A 8= 1.74803e-009

第13面
K = 0.00000e+000 A 4= 6.35771e-005 A 6= 4.80151e-007 A 8=-6.23457e-009

第20面
K = 0.00000e+000 A 4=-1.35134e-005 A 6= 4.66395e-007 A 8=-7.59210e-009

第21面
K = 0.00000e+000 A 4= 4.99620e-006 A 6= 4.83769e-007 A 8=-7.98175e-009

第27面
K = 0.00000e+000 A 4= 3.29779e-005 A 6= 1.03803e-007 A 8=-1.37418e-009

各種データ
ズーム比 61.95
広角 中間 望遠
焦点距離 4.79 16.93 296.57
Fナンバー 1.89 2.52 7.46
半画角 33.76 10.70 0.62
像高 3.20 3.20 3.20
レンズ全長 129.67 129.67 129.67
BF 18.12 26.36 4.68

d11 1.00 22.12 43.24
d18 43.24 22.12 1.00
d19 5.80 0.20 0.20
d24 14.41 11.77 33.45
d27 14.44 22.68 1.00

ズームレンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 63.34
2 12 -7.55
3 19 ∞
4 20 38.61
5 25 27.49

<数値実施例3>
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd
1 249.384 2.01 1.90525 35.0
2 60.403 7.14 1.49700 81.5
3 -161.211 0.17
4 52.305 1.47 1.95834 17.5
5 57.699 0.17
6 48.416 3.75 1.49700 81.5
7 412.161 0.17
8 34.013 1.34 1.88278 37.1
9 26.858 0.17
10 27.360 3.88 1.49700 81.5
11 71.107 (可変)
12* 66.743 0.65 1.95375 32.3
13 7.581 4.85
14 -12.167 0.60 1.70064 55.2
15 33.078 0.20
16 23.698 2.16 1.96272 18.2
17 -48.167 (可変)
18(絞り) ∞ 1.52
19* 10.082 4.45 1.53775 74.7
20* -58.411 1.06
21 27.948 2.68 1.88413 28.4
22 9.049 0.49
23 14.345 1.72 1.55787 44.9
24 -317.043 (可変)
25* 18.212 4.50 1.55332 71.7
26 -8.149 4.41 1.61314 37.2
27 -28.273 (可変)
28 ∞ 1.05 1.51633 64.1
29 ∞ 3.00
30 ∞
像面 ∞

非球面データ
第12面
K = 5.86609e+001 A 4= 6.11275e-006 A 6=-4.40214e-007 A 8=-3.30553e-009 A16=-1.00462e-016

第19面
K = 4.39581e-002 A 4=-8.18091e-005 A 6=-7.72839e-008 A 8=-4.17413e-009 A16=-1.03392e-015

第20面
K = 4.26112e+001 A 4= 7.88559e-005 A 6= 6.09073e-007 A 8= 1.61937e-009 A16=-2.81668e-015

第25面
K = 6.24758e+000 A 4=-1.29837e-004 A 6=-6.26602e-007 A 8=-5.42754e-008 A16= 2.97927e-014

各種データ
ズーム比 30.30
広角 中間 望遠
焦点距離 4.58 35.80 138.80
Fナンバー 2.06 4.06 4.64
半画角 35.77 5.27 1.36
像高 3.30 3.30 3.30
レンズ全長 100.07 111.86 117.92
BF 6.16 17.71 5.12

d11 0.73 32.95 44.10
d17 34.66 5.35 1.45
d24 8.97 6.31 17.70
d27 2.46 14.02 1.43

ズームレンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 62.10
2 12 -7.72
3 18 20.96
4 25 23.77

<数値実施例4>
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd
1 178.151 1.76 1.96752 31.2
2 54.619 7.14 1.47736 80.9
3 -223.893 0.17
4 59.107 1.27 1.96300 18.2
5 70.632 0.17
6 56.397 3.79 1.56395 72.1
7 575.677 0.17
8 32.329 1.01 1.86095 28.1
9 28.136 0.17
10 28.424 4.98 1.43421 95.1
11 108.699 (可変)
12* 58.429 0.52 1.95375 32.3
13 7.490 4.93
14 -12.352 0.69 1.69666 55.5
15 28.192 0.17
16 20.971 2.42 1.95443 17.9
17 -60.028 (可変)
18(絞り) ∞ 1.32
19* 10.539 3.24 1.53775 74.7
20* -52.941 1.69
21 22.809 1.62 1.89004 31.7
22 9.613 (可変)
23 20.243 3.66 1.59515 67.4
24 -172.843 (可変)
25* 17.870 4.51 1.55332 71.7
26 -8.248 4.52 1.72820 36.2
27 -26.364 (可変)
28 ∞ 1.00 1.51633 64.1
29 ∞
像面 ∞

非球面データ
第12面
K = 4.27341e+001 A 4=-5.96989e-006 A 6=-4.15753e-007 A 8=-3.30553e-009 A16=-7.36108e-017

第19面
K = 9.98217e-002 A 4=-9.80035e-005 A 6=-4.79424e-007 A 8=-4.17413e-009 A16=-1.11387e-015

第20面
K = 3.50628e+001 A 4= 4.72596e-005 A 6= 2.30156e-007 A 8= 1.61937e-009 A16=-8.86808e-016

第25面
K = 6.94502e+000 A 4=-1.14919e-004 A 6=-1.20721e-006 A 8=-5.42754e-008 A16=-2.10388e-014

各種データ
ズーム比 30.00
広角 中間 望遠
焦点距離 4.72 38.09 141.72
Fナンバー 2.06 4.06 4.64
半画角 34.93 4.95 1.33
像高 3.30 3.30 3.30
レンズ全長 116.36 116.36 116.36
BF 6.19 15.59 5.35

d11 0.55 29.85 37.17
d17 37.44 8.15 0.82
d22 13.10 1.98 0.49
d24 9.16 10.87 22.61
d27 4.53 13.93 3.69

ズームレンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 54.54
2 12 -7.56
3 18 40.08
4 23 30.66
5 25 27.81

<数値実施例5>
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd
1 148.069 1.85 1.93473 33.6
2 42.402 8.27 1.49700 81.5
3 -197.857 0.17
4 52.912 1.30 1.86387 21.1
5 62.470 0.17
6 48.775 3.31 1.49700 81.5
7 230.497 0.17
8 33.888 0.95 1.79122 23.9
9 32.095 0.17
10 33.531 3.80 1.49700 81.5
11 224.918 (可変)
12 -1086.622 0.56 1.95375 32.3
13 9.043 2.31
14 114.994 0.58 1.80400 46.6
15 14.302 2.20
16 -19.145 0.56 1.77250 49.6
17 66.904 0.17
18 24.032 2.88 1.95906 17.5
19 -50.065 (可変)
20(絞り) ∞ (可変)
21* 14.231 2.89 1.76450 49.1
22 -137.089 6.10
23 27.905 0.59 2.00100 29.1
24 7.738 2.17 1.49700 81.5
25 18.353 1.04
26* 8.717 3.16 0.00000 0.0
27* -18.059 (可変)
28 -9922.042 0.55 1.95375 32.3
29 10.921 (可変)
30 32.915 1.57 1.76182 26.5
31 -27.241 (可変)
32 ∞ 1.73 1.51633 64.1
33 ∞
像面 ∞

非球面データ
第21面
K =-3.38150e-001 A 4=-2.39807e-005 A 6=-1.06133e-007 A 8=-1.84395e-011 A10=-3.27947e-012 A16=-8.63837e-018

第26面
K = 3.97524e-001 A 4=-3.19848e-004 A 6=-5.11064e-006 A 8= 2.40374e-008 A10=-8.52233e-010 A16= 7.90438e-015

第27面
K = 5.68430e+000 A 4= 1.28284e-004 A 6=-2.71608e-006 A 8= 1.27974e-007 A10=-5.49086e-010 A16= 6.06120e-015

各種データ
ズーム比 39.71
広角 中間 望遠
焦点距離 4.14 47.00 164.31
Fナンバー 2.06 3.75 6.17
半画角 35.94 3.65 1.05
像高 3.00 3.00 3.00
レンズ全長 108.78 108.78 108.78
BF 10.94 10.94 10.94

d11 0.94 28.71 34.80
d19 35.40 7.63 1.53
d20 10.61 3.27 1.26
d27 0.77 6.32 0.88
d29 2.64 4.42 11.87
d31 8.80 8.80 8.80

ズームレンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 48.10
2 12 -6.83
3 20 ∞
4 21 15.44
5 28 -11.44
6 30 19.79

<数値実施例6>
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd
1 156.120 1.80 1.90525 35.0
2 51.549 6.07 1.49700 81.5
3 -253.579 0.17
4 51.153 1.38 1.95906 17.5
5 58.369 0.17
6 55.995 3.03 1.49700 81.5
7 517.843 0.17
8 33.961 1.21 1.81050 22.7
9 28.723 0.17
10 28.811 3.75 1.48424 84.3
11 100.591 (可変)
12* 67.950 0.68 1.95375 32.3
13 8.267 4.83
14 -14.285 0.67 1.69699 55.5
15 28.314 0.43
16 22.745 2.04 1.95906 17.5
17 -98.785 (可変)
18(絞り) ∞ 1.48
19* 10.010 4.45 1.53775 74.7
20* -55.844 1.64
21 29.083 0.92 1.93291 33.7
22 9.323 0.93
23 15.147 3.48 1.55780 45.1
24 269.455 (可変)
25* 20.244 4.50 1.55332 71.7
26 -9.304 3.30 1.66664 35.4
27 -23.786 (可変)
28 3288.165 1.06 1.90300 19.4
29 172.612 (可変)
30 ∞ 1.00 1.51633 64.1
31 ∞
像面 ∞

非球面データ
第12面
K = 5.38640e+001 A 4=-3.52212e-006 A 6=-3.26475e-007 A 8=-2.02694e-009 A16=-3.94506e-017

第19面
K =-1.35366e-002 A 4=-6.91436e-005 A 6=-4.01294e-007 A 8=-3.17213e-009 A16=-4.09120e-016

第20面
K = 2.15775e+001 A 4= 5.97262e-005 A 6= 1.67368e-008 A 8= 8.51531e-010 A16=-4.45716e-016

第25面
K = 5.72628e+000 A 4=-8.90959e-005 A 6= 2.00541e-007 A 8=-3.90543e-008 A16= 2.41326e-014

各種データ
ズーム比 30.00
広角 中間 望遠
焦点距離 4.82 43.04 144.60
Fナンバー 2.06 4.06 4.64
半画角 34.40 4.38 1.31
像高 3.30 3.30 3.30
レンズ全長 112.99 112.99 112.99
BF 4.44 4.44 4.44

d11 0.63 30.49 37.95
d17 44.20 7.38 1.47
d24 12.19 7.45 18.53
d27 3.20 14.89 2.27
d29 2.78 2.78 2.78

ズームレンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 54.71
2 12 -8.02
3 18 25.30
4 25 24.37
5 28 -201.78

各実施例によれば、例えば、高変倍比、小型、高性能の点で有利なズームレンズおよび撮像装置を提供することができる。
以上、本発明の好ましい実施例について説明したが、本発明はこれらの実施例に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
1a~1f ズームレンズ
L1 第1レンズ群
L2 第2レンズ群
L3 第3レンズ群
L4 第4レンズ群(後続レンズ群)
L5 第5レンズ群(後続レンズ群)

Claims (9)

  1. 物体側から像側へ順に、正の屈折力を有する第1レンズ群と、負の屈折力を有する第2レンズ群と、正の屈折力を有する第3レンズ群と、少なくとも1つの後続レンズ群とからなるズームレンズであって、
    広角端から望遠端へのズーミングのために、3つ以上のレンズ群が移動して隣り合うレンズ群の各組の間隔が変化し、
    前記第1レンズ群の正レンズのうちd線に関するアッベ数が最も小さい正レンズをG1νdminとして、前記第1レンズ群は、前記正レンズG1νdminの物体側および像側のそれぞれに少なくとも1枚の負レンズを有し、
    前記第1レンズ群は、前記正レンズG1νdminの物体側に、物体側から像側へ順に配置された負レンズと正レンズとからなる接合レンズを有し、
    前記第1レンズ群の焦点距離をf1とし、前記正レンズG1νdminの焦点距離をf1νdminとし、前記第1レンズ群の正レンズのうち最も焦点距離の長い正レンズの焦点距離をf1p1とし、前記第1レンズ群の正レンズのうち二番目に焦点距離の長い正レンズの焦点距離をf1p2として、
    4.00<f1νdmin/f1<10.00
    2.80<f1p1/f1p2<10.00
    なる条件式を満足することを特徴とするズームレンズ。
  2. 前記最も焦点距離の長い正レンズは、前記正レンズG1νdminであることを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
  3. 前記正レンズG1νdminのd線に関するアッベ数をνd1として、
    15.00<νd1<34.00
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1または2に記載のズームレンズ。
  4. 前記第1レンズ群の負レンズのうちd線に関するアッベ数が最も大きい負レンズのアッベ数をνdnmaxとして、
    15.00<νdnmax<45.00
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載のズームレンズ。
  5. 前記第1レンズ群は、6枚のレンズからなることを特徴とする請求項1乃至のいずれか一項に記載のズームレンズ。
  6. 前記第2レンズ群よりも像側に配された絞りを有することを特徴とする請求項1乃至のいずれか一項に記載のズームレンズ。
  7. 前記第2レンズ群の焦点距離をf2として、
    -10.00<f1/f2<-4.00
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1乃至のいずれか一項に記載のズームレンズ。
  8. 前記第1レンズ群の最も物体側の面から前記第1レンズ群の最も像側の面までの光軸上の距離をD1として、
    0.20<D1/f1<0.80
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1乃至のいずれか一項に記載のズームレンズ。
  9. 請求項1乃至のいずれか一項に記載のズームレンズと、
    前記ズームレンズにより形成された像を撮る撮像素子と、を有することを特徴とする撮像装置。
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