JP7414137B2 - 無線通信方法及び無線通信装置 - Google Patents

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Description

本発明は、無線通信方法及び無線通信装置に関する。
無線通信装置には、LTE(Long Term Evolution)などのように信号の強度によって変調方式を変えるものがある。例えば、電波状況がよくない場合には情報密度が薄い変調方式で通信を行い、電波状況がよいときには情報密度が濃い変調方式で通信を行う通信方法が知られている。
また、異なる周波数帯を使用したり、複数の周波数帯域幅(周波数帯幅)の中から選択した周波数帯域幅を用いて通信を行う無線通信装置は公知である。
また、信号処理部の通信方式を変化させながら、回線品質評価用データを無線部が送信する信号に付加して無線部に送信させ、回線品質評価用データが付加された信号に対応して無線部が外部から受信した信号に基づいて、複数の通信方式のそれぞれにおける回線品質を評価して回線品質が良好な通信方式を選択するソフトウェア無線機は公知である(例えば、特許文献1参照)。
特開2004-208098号公報
しかしながら、複数の通信方式から回線品質が良好な通信方式を選択するのみでは、伝送容量が通信方式によって限定され、かつ、ユーザが必要とする伝送容量を確保可能であるか否かが明確でないという問題があった。
本発明は、必要な伝送容量と回線品質を確保した無線通信を容易に実現することができる無線通信方法及び無線通信装置を提供することを目的とする。
本発明の一態様にかかる無線通信方法は、電波状況に合わせて複数の変調方式を切替える無線通信方法において、受信可能な1つ以上の周波数帯における雑音及び干渉波が少ない周波数帯幅を1つ以上抽出する第1抽出工程と、前記第1抽出工程により抽出した1つ以上の周波数帯における周波数帯幅に対して、指定された伝送容量及び回線品質を満たす変調方式及び受信レベルをそれぞれ対応付けた1つ以上の組合せを示す組合せ情報を抽出する第2抽出工程と、前記組合せ情報の中から、1つの周波数帯における周波数帯幅に対応付けられた変調方式及び受信レベルの組合せのいずれか1つを選択して選択情報とする選択工程と、予め定められた周波数帯によって前記選択情報を他の無線通信装置に対して送信する第1通信工程と、前記他の無線通信装置が予め定められた送信電力により前記選択情報に基づいて送信した電波の受信レベルを測定する測定工程と、前記測定工程により測定した受信レベルと、前記選択情報に含まれる受信レベルとの差分に基づいて、前記選択情報に含まれる周波数帯により前記他の無線通信装置が送信すべき電波の送信電力を算出する算出工程と、前記算出工程により算出した送信電力を示す情報を前記他の無線通信装置へ送信した後に、前記選択情報に含まれる周波数帯、周波数帯幅、変調方式及び受信レベルを満たす通信条件によって前記他の無線通信装置と無線通信を行う第2通信工程とを含むことを特徴とする。
また、本発明の一態様にかかる無線通信装置は、電波状況に合わせて複数の変調方式を切替えて用いる無線通信装置において、受信可能な1つ以上の周波数帯における雑音及び干渉波が少ない周波数帯幅を1つ以上抽出する第1抽出部と、前記第1抽出部が抽出した1つ以上の周波数帯における周波数帯幅に対して、指定された伝送容量及び回線品質を満たす変調方式及び受信レベルをそれぞれ対応付けた1つ以上の組合せを示す組合せ情報を抽出する第2抽出部と、前記組合せ情報の中から、1つの周波数帯における周波数帯幅に対応付けられた変調方式及び受信レベルの組合せのいずれか1つを選択して選択情報とする選択部と、予め定められた周波数帯によって前記選択情報を他の無線通信装置に対して送信する通信部と、前記他の無線通信装置が予め定められた送信電力により前記選択情報に基づいて送信した電波の受信レベルを測定する測定部と、前記測定部が測定した受信レベルと、前記選択情報に含まれる受信レベルとの差分に基づいて、前記選択情報に含まれる周波数帯により前記他の無線通信装置が送信すべき電波の送信電力を算出する算出部とを有し、前記通信部は、前記算出部が算出した送信電力を示す情報を前記他の無線通信装置へ送信した後に、前記選択情報に含まれる周波数帯、周波数帯幅、変調方式及び受信レベルを満たす通信条件によって前記他の無線通信装置と無線通信を行うことを特徴とする。
本発明によれば、必要な伝送容量と回線品質を確保した無線通信を容易に実現することができる。
一実施形態にかかる無線通信装置が有する機能の概要を例示するブロック図である。 受信可能な周波数帯における雑音及び干渉波が少ない周波数帯幅を第1抽出部が抽出した結果を模式的に示す図である。 ユーザが無線通信に必要であると指定した伝送容量及び回線品質を例示する図である。 無線通信装置の第2抽出部が抽出した組合せ情報を例示する図である。 無線通信装置の第2抽出部が抽出した組合せ情報を例示する図である。 無線通信装置が受信レベルを測定して必要な送信電力を算出する過程を模式的に示した図である。 無線通信装置が必要な送信電力を示す情報を他の無線通信装置へ送信した後の通信状態を示す図である。 無線通信装置の全体的な動作の流れを例示する図である。 一実施形態にかかる無線通信装置のハードウェア構成例を示す図である。
以下に、図面を用いて無線通信装置の一実施形態を説明する。図1は、一実施形態にかかる無線通信装置1が有する機能の概要を例示するブロック図である。図1に示すように、無線通信装置1は、アンテナ10、通信部12、処理部14、及びユーザインターフェース(UI)部16を有する。
また、無線通信装置1は、例えばLTEなどのように信号の強度(電波状況)によって複数の変調方式を切替えて用いる機能を備え、他の無線通信装置(例えば図2等を用いて後述する無線通信装置2)との間で無線通信を行う。なお、無線通信装置2は、無線通信装置1が有する機能と同様の機能を備えていることとする。
アンテナ10は、無線通信装置1が電波信号を送受信するために設けられている。通信部12は、受信部120及び送信部122を有する。受信部120は、他の無線通信装置が送信した信号を、アンテナ10を介して受信し、処理部14に対して出力する。送信部122は、処理部14が処理した信号を、アンテナ10を介して他の無線通信装置へ送信する。
処理部14は、通信処理部140、解析部141、第1抽出部142、第2抽出部143、選択部144、測定部145、算出部146、及び設定部147を有する。
通信処理部140は、通信部12及びアンテナ10を介して受信可能な周波数帯のキャリアセンスを行い、検知結果を解析部141に対して出力する。また、通信処理部140は、他の無線通信装置が送信した電波信号を、通信部12及びアンテナ10を介して受信し、測定部145に対して出力する。
また、通信処理部140は、選択部144が選択した選択情報(後述)、及び、算出部146が算出した情報(後述)を、予め定められた通信方式及び周波数帯によって通信部12及びアンテナ10を介して他の無線通信装置へ送信する。また、通信処理部140は、設定部147による設定に応じて、通信部12及びアンテナ10を介して他の無線通信装置との間で無線通信を行う。
解析部141は、通信処理部140から入力されたキャリアセンスにおける検知結果を解析し、解析結果を第1抽出部142に対して出力する。例えば、解析部141は、周波数に応じて変化する受信強度を第1抽出部142に対して出力する。
第1抽出部142は、解析部141から入力された受信強度に基づいて、当該無線通信装置1が受信可能な1つ以上の周波数帯における雑音及び干渉波が少ない周波数帯幅を1つ以上抽出し、抽出した結果を第2抽出部143に対して出力する。
第2抽出部143は、第1抽出部142が抽出した1つ以上の周波数帯における周波数帯幅に対して、ユーザによって指定された伝送容量及び回線品質を満たす変調方式及び受信レベルをそれぞれ対応付けた1つ以上の組合せを示す組合せ情報を抽出する。そして、第2抽出部143は、抽出した組合せ情報を選択部144に対して出力する。
選択部144は、第2抽出部143から入力された組合せ情報の中から、1つの周波数帯における周波数帯幅に対応付けられた変調方式及び受信レベルの組合せのいずれか1つを選択して選択情報とする。そして、選択部144は、選択情報を通信処理部140に対して出力する。
測定部145は、当該無線通信装置1が送信した選択情報に基づいて他の無線通信装置が予め定められた送信電力により送信した電波信号の受信レベルを測定する。そして、測定部145は、測定した受信レベルを示す情報を算出部146に対して出力する。
算出部146は、測定部145が測定した受信レベルと、上述した選択情報に含まれる受信レベルとの差分に基づいて、選択情報に含まれる周波数帯により他の無線通信装置が送信すべき電波の送信電力を算出する。そして、算出部146は、算出した電波の送信電力を示す情報を通信処理部140及び設定部147に対して出力する。
上述したように、通信処理部140は、算出部146が算出した電波の送信電力を示す情報を、通信部12及びアンテナ10を介して他の無線通信装置へ送信する。その後、他の無線通信装置は、算出部146が算出した電波の送信電力により、電波信号を無線通信装置1に対して送信する。
設定部147は、選択情報に含まれる周波数帯、周波数帯幅、変調方式及び受信レベルを満たす通信条件により、通信処理部140が通信部12及びアンテナ10を介して他の無線通信装置と無線通信を行うように設定を行う。
つまり、通信処理部140は、算出部146が算出した送信電力を示す情報を他の無線通信装置へ送信した後に、選択情報に含まれる周波数帯、周波数帯幅、変調方式及び受信レベルを満たす通信条件によって他の無線通信装置と無線通信を行う。
UI部16は、入力部160及び出力部162を有する。入力部160は、例えばユーザが指定する無線通信に必要な伝送容量及び回線品質を示す情報などの入力を受け入れ、入力された情報を処理部14に対して出力する。
出力部162は、処理部14が処理した結果などを示す情報を、ユーザに対して表示、音声、印刷、又は送信などによって出力する。例えば、出力部162は、指定された伝送容量及び回線品質を満たす変調方式及び受信レベルを対応付けた組合せを示す組合せ情報をユーザに対して表示する。
また、出力部162は、指定された伝送容量及び回線品質を満たす変調方式及び受信レベルを対応付けた組合せを示す組合せ情報を第1抽出部142が抽出することができない場合に、周波数帯、周波数帯幅、変調方式及び受信レベルの組合せによって実現可能な伝送容量及び回線品質を示す情報を表示するように構成されてもよい。
次に、図1と、図2~図7とを用いて無線通信装置1及び他の無線通信装置の具体的な動作例について説明する。ここでは、無線通信装置1が、当該無線通信装置1と同一の機能を備えた他の無線通信装置2との間で無線通信を行う場合を例に説明する。
図2は、無線通信装置1及び無線通信装置2それぞれにおいて、受信可能な周波数帯における雑音及び干渉波が少ない周波数帯幅を第1抽出部142が抽出した結果を模式的に示す図である。第1抽出部142(図1)は、解析部141から入力された受信強度が所定の閾値以下である周波数幅を、受信可能な周波数帯における雑音及び干渉波が少ない周波数帯幅として抽出する。
例えば、無線通信装置1の第1抽出部142は、キャリアセンスの結果として、雑音や干渉の影響が少ない40MHz幅の周波数帯幅W1を抽出する。
これに対し、無線通信装置2の第1抽出部142は、キャリアセンスの結果として、雑音や干渉の影響が少ない5MHz幅の周波数帯幅W2と、60MHz幅の周波数帯幅W3とを抽出する。
図3は、ユーザが無線通信に必要であると指定した伝送容量及び回線品質を例示する図である。例えば、ユーザは、入力部160を用いて無線通信装置1及び無線通信装置2に必要な伝送容量及び回線品質を入力する。
ここでは、無線通信装置1から無線通信装置2への通信として、20Mbit/sの伝送容量と、BER(Bit Error Rate)=1×10-6の回線品質が必要であるとする。また、無線通信装置2から無線通信装置1への通信として、10Mbit/sの伝送容量と、BER=1×10-6の回線品質が必要であるとする。
図4は、無線通信装置1の第2抽出部143が抽出した組合せ情報を例示する図である。無線通信装置1が受信可能な周波数帯における雑音及び干渉波が少ない周波数帯幅は、40MHz(周波数帯幅W1:図2)である。
このため、無線通信装置1の第2抽出部143は、最大40MHz幅(周波数帯幅W1)に対して、ユーザによって指定された伝送容量及び回線品質を満たす周波数帯幅、変調方式及び受信レベルをそれぞれ対応付けた例えば3つの組合せを示す組合せ情報(図4)を抽出する。
すなわち、無線通信装置1の第2抽出部143は、周波数帯幅が40MHz以下であって、指定された伝送容量及び回線品質を満たす変調方式及び受信レベルの組合せを組合せ情報として抽出する。
次に、無線通信装置1の選択部144は、図4に示された組合せ情報の中から、任意の方法又はユーザの指定に応じて選択した周波数帯幅、変調方式及び受信レベルの組合せのいずれか1つを選択して選択情報とする。例えば、選択部144は、3つの組合せの中から最も雑音及び干渉波の影響が少ない組合せ(例えば組合せA)を1つ選択する。
そして、無線通信装置1の通信処理部140は、予め定められた通信方式及び周波数帯によって、選択部144が選択した選択情報を無線通信装置2へ送信する処理を行う。したがって、無線通信装置2は、選択情報に含まれる周波数帯幅及び変調方式を用いて、無線通信装置1が受信レベルを測定するための電波信号を予め定められた送信電力で送信することが可能となる。
図5は、無線通信装置2の第2抽出部143が抽出した組合せ情報を例示する図である。無線通信装置2が受信可能な周波数帯における雑音及び干渉波が少ない周波数帯幅は、最大60MHz(周波数帯幅W3:図2)である。
このため、無線通信装置2の第2抽出部143は、最大60MHz幅(周波数帯幅W3)に対して、ユーザによって指定された伝送容量及び回線品質を満たす周波数帯幅、変調方式及び受信レベルをそれぞれ対応付けた例えば3つの組合せを示す組合せ情報(図5)を抽出する。
すなわち、無線通信装置2の第2抽出部143は、周波数帯幅が60MHz以下であって、指定された伝送容量及び回線品質を満たす変調方式及び受信レベルの組合せを組合せ情報として抽出する。
次に、無線通信装置2の選択部144は、図5に示された組合せ情報の中から、任意の方法又はユーザの指定に応じて選択した周波数帯幅、変調方式及び受信レベルの組合せのいずれか1つを選択して選択情報とする。例えば、選択部144は、3つの組合せの中から最も雑音及び干渉波の影響が少ない組合せ(例えば組合せA)を1つ選択する。
そして、無線通信装置2の通信処理部140は、予め定められた通信方式及び周波数帯によって、選択部144が選択した選択情報を無線通信装置1へ送信する処理を行う。したがって、無線通信装置1は、選択情報に含まれる周波数帯幅及び変調方式を用いて、無線通信装置2が受信レベルを測定するための電波信号を予め定められた送信電力で送信することが可能となる。
図6は、無線通信装置1及び無線通信装置2が受信レベルを測定して必要な送信電力を算出する過程を模式的に示した図である。
まず、無線通信装置1及び無線通信装置2は、それぞれ受信した選択情報に含まれる周波数帯幅及び変調方式を用いて、他の無線通信装置が受信レベルを測定するための電波信号を予め定められた送信電力(例えば0dBm)で送信する(i)。
また、無線通信装置1及び無線通信装置2は、それぞれの測定部145が電波信号の受信レベルを測定する。このとき、無線通信装置1及び無線通信装置2が受信した電波信号の受信レベルはそれぞれ-85dBmであったとする(i)。
次に、無線通信装置1及び無線通信装置2は、測定部145が測定した受信レベルと、選択情報に含まれる受信レベル(ii)との差分に基づいて、選択情報に含まれる周波数帯により他の無線通信装置が送信すべき電波の送信電力をそれぞれの算出部146が算出する。
例えば、無線通信装置1は、組合せAにおいて必要な受信レベルが-81dBm(ii)であるため、無線通信装置2が+4dBmの送信電力で送信する必要があることを把握する(iii)。また、無線通信装置2は、組合せAにおいて必要な受信レベルが-77dBm(ii)であるため、無線通信装置1が+8dBmの送信電力で送信する必要があることを把握する(iii)。
図7は、無線通信装置1及び無線通信装置2が必要な送信電力を示す情報をそれぞれ他の無線通信装置へ送信した後の通信状態を示す図である。
無線通信装置1は、組合せAにおいて必要な受信レベルが-81dBm(i)であるため、算出部146が算出した電波の送信電力を示す情報を、予め定められた通信方式及び周波数帯によって無線通信装置2へ送信する。
すなわち、無線通信装置2は、送信電力が4dBm足りないことを把握し、無線通信装置1に対する送信電力を+4dBmとする設定を行う(ii)。よって、無線通信装置1は、組合せAに示された受信レベル(-81dBm)で電波信号を受信することができ、必要な伝送容量と回線品質を確保することができる(ii)。
同様に、無線通信装置2は、組合せAにおいて必要な受信レベルが-77dBm(i)であるため、算出部146が算出した電波の送信電力を示す情報を、予め定められた通信方式及び周波数帯によって無線通信装置1へ送信する。
すなわち、無線通信装置1は、送信電力が8dBm足りないことを把握し、無線通信装置2に対する送信電力を+8dBmとする設定を行う(ii)。よって、無線通信装置2は、組合せAに示された受信レベル(-77dBm)で電波信号を受信することができ、必要な伝送容量と回線品質を確保することができる(ii)。
なお、無線通信装置1及び無線通信装置2は、電波環境が変化しても必要な伝送容量と回線品質を確保することができるように、周期的にキャリアセンスを行って、送信電力を設定する処理を行ってもよい。
次に、無線通信装置1及び無線通信装置2の全体的な動作例について説明する。図8は、無線通信装置1及び無線通信装置2の全体的な動作の流れを例示する図である。
無線通信装置1は、受信可能な周波数帯のキャリアセンスを行い(S100)、雑音や干渉波の影響が少ない周波数帯幅を抽出する(S102)。そして、無線通信装置1は、伝送容量と回線品質を実現するために必要な周波数帯幅、変調方式、及び受信レベルの複数の組合せを抽出する(S104)。
同様に、無線通信装置2は、受信可能な周波数帯のキャリアセンスを行い(S200)、雑音や干渉波の影響が少ない周波数帯幅を抽出する(S202)。そして、無線通信装置2は、伝送容量と回線品質を実現するために必要な周波数帯幅、変調方式、及び受信レベルの複数の組合せを抽出する(S204)。
そして、無線通信装置1及び無線通信装置2は、雑音や干渉波の影響が少ない通信条件による通信を実行可能であるか否かを判定する(S106)。無線通信装置1及び無線通信装置2は、雑音や干渉波の影響が少ない通信条件による通信を実行可能である場合(S106:Yes)にはS112の処理に進み、実行可能でない場合(S106:No)にはS108の処理に進む。
S108の処理において、無線通信装置1及び無線通信装置2は、実現可能な伝送容量と回線品質の組合せを抽出して表示し、S110の処理に進む。
無線通信装置1及び無線通信装置2は、ユーザから必要な伝送容量と回線品質を通信方向ごとに入力されると(S110)、受信可能な周波数帯のキャリアセンスを行う(S100,S200)。
S112の処理において、無線通信装置1及び無線通信装置2は、周波数帯幅と変調方式の組合せを通信方向ごとに選択する。
そして、無線通信装置1及び無線通信装置2は、通信相手に選択した組合せの情報を通知し(S114、S214)、受信レベル測定用の電波送信を行って、それぞれ受信レベルを測定して必要な送信電力を算出する(S116、S216)。
その後、無線通信装置1及び無線通信装置2は、通信相手に送信電力を通知し(S118、S218)、通信を開始する(S120)。また、無線通信装置1及び無線通信装置2は、周期的にS100又はS200の処理へ戻る。
このように、無線通信装置1及び無線通信装置2は、選択情報に含まれる周波数帯、周波数帯幅、変調方式及び受信レベルを満たす通信条件によって他の無線通信装置と無線通信を行うので、必要な伝送容量と回線品質を確保した無線通信を容易に実現することができる。
なお、無線通信装置1が有する各機能は、それぞれ一部又は全部がPLD(Programmable Logic Device)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等のハードウェアによって構成されてもよいし、CPU等のプロセッサが実行するプログラムとして構成されてもよい。
例えば、本発明にかかる無線通信装置1は、コンピュータとプログラムを用いて実現することができ、プログラムを記憶媒体に記録することも、ネットワークを通して提供することも可能である。
図9は、一実施形態にかかる無線通信装置1のハードウェア構成例を示す図である。図9に示すように、例えば無線通信装置1は、入力部50、出力部51、通信部52、CPU53、メモリ54及びHDD55がバス56を介して接続され、コンピュータとしての機能を備える。また、無線通信装置1は、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体57との間でデータを入出力することができるようにされている。
入力部50は、例えばキーボード及びマウス等であり、上述した入力部20に対応する。出力部51は、例えばディスプレイなどの表示装置であり、上述した出力部22に対応する。通信部52は、例えば無線のネットワークインターフェースである。
CPU53は、無線通信装置1を構成する各部を制御し、所定の処理等を行う。メモリ54及びHDD55は、データ等を記憶する。記憶媒体57は、無線通信装置1が有する機能を実行させるプログラム等を記憶可能にされている。なお、無線通信装置1を構成するアーキテクチャは図9に示した例に限定されない。また、無線通信装置2も無線通信装置1と同様のハードウェア構成であってもよい。
ここでいう「コンピュータ」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記憶媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD-ROM等の可搬媒体等の記憶装置のことをいう。
さらに「コンピュータ読み取り可能な記憶媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するものや、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータ内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものを含んでもよい。
以上、図面を参照して本発明の実施形態を説明してきたが、上述の実施形態は、本発明の例示に過ぎず、本発明が上述の実施形態に限定されるものではないことは明らかである。したがって、本発明の技術思想及び範囲を逸脱しない範囲で、構成要素の追加、省略、置換、その他の変更が行われてもよい。
1,2・・・無線通信装置、10・・・アンテナ、12・・・通信部、14・・・処理部、16・・・UI部、50・・・入力部、51・・・出力部、52・・・通信部、53・・・CPU、54・・・メモリ、55・・・HDD、56・・・バス、57・・・記憶媒体、120・・・受信部、122・・・送信部、140・・・通信処理部、141・・・解析部、142・・・第1抽出部、143・・・第2抽出部、144・・・選択部、145・・・測定部、146・・・算出部、147・・・設定部、160・・・入力部、162・・・出力部

Claims (4)

  1. 電波状況に合わせて複数の変調方式を切替える無線通信方法において、
    受信可能な1つ以上の周波数帯における雑音及び干渉波が少ない周波数帯幅を1つ以上抽出する第1抽出工程と、
    前記第1抽出工程により抽出した1つ以上の周波数帯における周波数帯幅に対して、指定された伝送容量及び回線品質を満たす変調方式及び受信レベルをそれぞれ対応付けた1つ以上の組合せを示す組合せ情報を抽出する第2抽出工程と、
    前記組合せ情報の中から、1つの周波数帯における周波数帯幅に対応付けられた変調方式及び受信レベルの組合せのいずれか1つを選択して選択情報とする選択工程と、
    予め定められた周波数帯によって前記選択情報を他の無線通信装置に対して送信する第1通信工程と、
    前記他の無線通信装置が予め定められた送信電力により前記選択情報に基づいて送信した電波の受信レベルを測定する測定工程と、
    前記測定工程により測定した受信レベルと、前記選択情報に含まれる受信レベルとの差分に基づいて、前記選択情報に含まれる周波数帯により前記他の無線通信装置が送信すべき電波の送信電力を算出する算出工程と、
    前記算出工程により算出した送信電力を示す情報を前記他の無線通信装置へ送信した後に、前記選択情報に含まれる周波数帯、周波数帯幅、変調方式及び受信レベルを満たす通信条件によって前記他の無線通信装置と無線通信を行う第2通信工程と
    を含むことを特徴とする無線通信方法。
  2. 指定された伝送容量及び回線品質を満たす変調方式及び受信レベルを対応付けた組合せを示す組合せ情報を前記第2抽出工程により抽出することができない場合に、周波数帯、周波数帯幅、変調方式及び受信レベルの組合せによって実現可能な伝送容量及び回線品質を示す情報を出力する出力工程をさらに含むこと
    を特徴とする請求項1に記載の無線通信方法。
  3. 電波状況に合わせて複数の変調方式を切替えて用いる無線通信装置において、
    受信可能な1つ以上の周波数帯における雑音及び干渉波が少ない周波数帯幅を1つ以上抽出する第1抽出部と、
    前記第1抽出部が抽出した1つ以上の周波数帯における周波数帯幅に対して、指定された伝送容量及び回線品質を満たす変調方式及び受信レベルをそれぞれ対応付けた1つ以上の組合せを示す組合せ情報を抽出する第2抽出部と、
    前記組合せ情報の中から、1つの周波数帯における周波数帯幅に対応付けられた変調方式及び受信レベルの組合せのいずれか1つを選択して選択情報とする選択部と、
    予め定められた周波数帯によって前記選択情報を他の無線通信装置に対して送信する通信部と、
    前記他の無線通信装置が予め定められた送信電力により前記選択情報に基づいて送信した電波の受信レベルを測定する測定部と、
    前記測定部が測定した受信レベルと、前記選択情報に含まれる受信レベルとの差分に基づいて、前記選択情報に含まれる周波数帯により前記他の無線通信装置が送信すべき電波の送信電力を算出する算出部と
    を有し、
    前記通信部は、
    前記算出部が算出した送信電力を示す情報を前記他の無線通信装置へ送信した後に、前記選択情報に含まれる周波数帯、周波数帯幅、変調方式及び受信レベルを満たす通信条件によって前記他の無線通信装置と無線通信を行うこと
    を特徴とする無線通信装置。
  4. 指定された伝送容量及び回線品質を満たす変調方式及び受信レベルを対応付けた組合せを示す組合せ情報を前記第2抽出部が抽出することができない場合に、周波数帯、周波数帯幅、変調方式及び受信レベルの組合せによって実現可能な伝送容量及び回線品質を示す情報を出力する出力部をさらに有すること
    を特徴とする請求項3に記載の無線通信装置。
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