JP7412598B2 - 逆走判定装置および逆走判定方法 - Google Patents

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Description

本開示は、車両が逆走しているか否かを判定する逆走判定装置に関するものである。
高齢社会の進行と相まって、交通法規で定められた道路または車線の進行方向(以下「正規進行方向」という)に逆らうように運転者が車両を走行させる、いわゆる車両の逆走が社会問題となっており、車両の逆走を検出する技術が種々提案されている。例えば、下記の特許文献1には、車両が走行中の道路の幅の半分以下の旋回半径で方向転換することが検出された場合に、車両が逆走する可能性が高いと判定する逆走判定システムが提案されている。また、下記の特許文献2には、車両の進行方向が走行中の車線の正規進行方向に対して逆向きであることが検出された場合に、車両が逆走状態であると判断して、運転者にその旨を報知する運転支援装置が提案されている。
特開2019-194756号公報 特開2008-003801号公報
特許文献1,2の技術では、車両が逆走しているか否かの判断に用いられる、車両が走行中の道路の幅の情報や、車両が走行中の車線の正規進行方向の情報などは、GPS(Global Positioning System)などを用いた衛星測位で測定した車両の位置と地図情報とを照合することで取得される。そのため、逆走判定の精度は、衛星測位の精度に大きく依存し、例えばマルチパス誤差により衛星測位の精度が低下しやすい都市部などで逆走判定の精度が低下するおそれがある。
本開示は以上のような課題を解決するためになされたものであり、車両が逆走しているか否かを安定して高精度に判定することが可能な逆走判定装置を提供することを目的とする。
本開示に係る逆走判定装置は、自車両の周辺監視センサが取得した周辺情報に基づき、自車両が走行中の道路の各車線の位置および正規進行方向の情報を含む道路情報を生成する道路情報生成部と、周辺情報に基づき、自車両が走行中の道路における自車両の位置および進行方向の情報を含む走行状態情報を算出する走行状態情報算出部と、道路情報および走行状態情報に基づいて自車両の逆走可能性を算出し、逆走可能性の値に基づいて自車両が逆走しているか否かを判定する逆走判定部と、を備え、前記逆走判定部は、前記道路情報に含まれる各車線の位置と前記走行状態情報に含まれる前記自車両の位置とから前記自車両が走行中の車線を判断し、前記道路情報に含まれる前記自車両が走行中の車線の正規進行方向と前記走行状態情報に含まれる前記自車両の進行方向との差に基づいて前記逆走可能性を算出する
本開示によれば、自車両の逆走可能性の算出精度が、衛星測位の精度や地図情報の精度に依存しないため、自車両が逆走しているか否かを安定して高精度に判定することが可能である。
本開示の目的、特徴、態様、および利点は、以下の詳細な説明と添付図面とによって、より明白となる。
実施の形態1に係る逆走判定装置の構成を示す図である。 周辺監視センサが認識する情報を説明するための図である。 道路情報生成部が生成する道路情報を説明するための図である。 実施の形態1に係る逆走判定装置の動作を示すフローチャートである。 実施の形態1における逆走可能性の算出処理を示すフローチャートである。 実施の形態1の変形例に係る逆走判定装置の構成を示す図である。 実施の形態2における逆走可能性の算出処理を示すフローチャートである。 実施の形態2の変形例に係る逆走判定装置の構成を示す図である。 実施の形態3に係る逆走判定装置の構成を示す図である。 逆走判定装置のハードウェア構成例を示す図である。 逆走判定装置のハードウェア構成例を示す図である。
<実施の形態1>
図1は、実施の形態1に係る逆走判定装置10の構成を示す図である。実施の形態1では、逆走判定装置10は車両に搭載されているものとし、以下、逆走判定装置10が搭載された車両を「自車両」という。ただし、逆走判定装置10は自車両に常設される必要はなく、例えば携帯電話やスマートフォン、PND(Portable Navigation Device)など、車両に持ち込み可能な携帯型の装置上に実現されていてもよい。また、逆走判定装置10の一部が、自車両の外部に設置され逆走判定装置10と通信可能なサーバ上に実現されていてもよい。
図1のように、逆走判定装置10は、自車両に搭載された周辺監視センサ21に接続されている。周辺監視センサ21は、例えば、自車両の周辺の地物の位置や形状を検出するセンサであり、例えば、カメラやLiDAR(Light Detection and Ranging)と呼ばれるレーザー照射機、もしくはそれらの組み合わせによって構成される。なお、周辺監視センサ21が検出する地物の位置は、自車両に対する相対位置であり、自車両からの距離や方向の情報が含まれる。また、周辺監視センサ21が検出する地物は、他車両や障害物(ガードレール、縁石、側溝など)のような立体的なものだけでなく、路面に描かれた路面標示(車線区画線、進行方向標示など)や路肩のような平面的なものも含まれる。
図1のように、逆走判定装置10は、道路情報生成部11および走行状態情報算出部12、逆走判定部13を備えている。
道路情報生成部11は、自車両の周辺監視センサ21が取得した情報である周辺情報に基づき、自車両が走行中の道路の情報である道路情報を生成する。道路情報には、少なくとも、自車両が走行中の道路の各車線の位置および正規進行方向の情報が含まれる。
ここで、周辺監視センサ21としてのカメラにより図2のような自車両前方の画像が撮影され、道路情報生成部11により図3のような道路情報が生成されるものと仮定し、道路情報の生成手法を説明する。例えば、道路情報における車線(図3のL1~L4)の情報は、平行する2本の車線区画線51の間の領域を抽出することによって生成できる。車線の正規進行方向(図3のD1~D4)の情報は、当該車線の路面に描かれた進行方向標示52(矢印型の路面標示)や、当該車線を走行している他車両53の進行方向に基づいて生成することができる。
道路情報生成部11は、道路の中央線としての車線区画線51の種類(例えば、追い越しのためのはみ出し通行禁止を表す区画線)もしくは中央分離帯の存在などから、明らかに自車両が対面通行の道路を走行中であると認識できる場合には、その認識結果を用いて各車線の正規進行方向を判断してもよい。すなわち、道路情報生成部11は、車線の位置が中央線または中央分離帯よりも左側か右側かによって、各車線の正規進行方向を判断してもよい。
道路情報には、さらに、道路の幅や、車線の数、車線の幅、車線の中心線の位置の情報などが含まれていてもよい。例えば、車線の幅(図3のW1~W4)は、車線を挟む2本の車線区画線51の間の最短距離として定義できる。車線の中心線(図3のC1~C4)は、車線を挟む2本の車線区画線51からの距離が等しい点の集合として定義できる。車線の数は、検出された車線の中心線の本数として定義できる。ここで、本実施の形態では、自車両が走行中の道路の幅(図3のWW1)は、正規進行方向が同じ車線をまとめた範囲の幅(図3のW1+W2)として定義する。つまり、自車両が走行中の道路の幅(図3のWW1)には、対向車線の幅(図3のW3,W4)は含まれない。
道路情報生成部11は、道路情報の生成を一定周期(例えば30fps)で繰り返し、新たに生成した道路情報で過去に生成した道路情報を更新、もしくは、新たに生成した道路情報を過去に生成した道路情報に追加する。また、更新または追加が行われてから一定時間(例えば5秒)経過した道路情報は、更新または追加された時刻が古いものから消去される。
走行状態情報算出部12は、周辺監視センサ21から取得した周辺情報に基づき、自車両の走行状態の情報である走行状態情報を算出する。走行状態情報には、少なくとも、自車両が走行中の道路における自車両の位置および自車両の進行方向の情報が含まれる。例えば、走行状態情報算出部12は、自車両が停止したときの位置および進行方向を自車両の初期位置および初期進行方向として取得し、自車両が走行している間、周辺情報から抽出される特徴点の位置の変化に基づき、自車両の位置の変化量および進行方向の変化量を一定周期で算出し、それを自車両の初期位置および初期進行方向に積算することで、自車両の現在の位置と進行方向を算出する。
逆走判定部13は、道路情報生成部11が生成した道路情報と、走行状態情報算出部12が算出した自車両の走行状態情報とに基づいて、自車両の逆走可能性P1を算出する。また、逆走判定部13は、算出した逆走可能性P1の値に基づいて、自車両が逆走しているか否かを判定し、その判定結果を出力する。車両の「逆走」とは、車両が道路または車線の正規進行方向に逆らって走行するこという。また、以下の説明において、車両が正規進行方向に沿って走行することを「順走」ということもある。
逆走判定部13は、道路情報に含まれる各車線の位置と走行状態情報に含まれる自車両の位置とから自車両が走行中の車線を判断することで、走行状態情報が表す自車両の位置を道路情報が表す車線上にマッピングする。先に述べたように、道路情報には、少なくとも、自車両が走行中の道路の各車線の位置および正規進行方向の情報が含まれていればよいが、さらに、各車線の幅および中心線の位置の情報などが含まれていてもよい。その場合、逆走判定部13が、各車線の幅および中心線の位置の情報などを加味して自車両が走行中の車線を判断することで、自車両が走行中の車線の判断精度(つまりマッピングの精度)を向上させることができる。
また、逆走判定部13は、道路情報に含まれる当該車線の正規進行方向と走行状態情報に含まれる自車両の進行方向との差(以下「方位差Y」という)を算出し、方位差Yに基づいて逆走可能性P1を算出する。
本実施の形態において、逆走判定部13は、方位差Yが90度未満のときは、逆走可能性P1を0と算出する。また、逆走判定部13は、方位差Yが90度のとき、すなわち、自車両の進行方向が正規進行方向に直交しているときの逆走可能性P1を0.5とする。そして、方位差Yが90度より大きい場合は、方位差Yが180度すなわち自車両が走行中の進行方向と正規進行方向とが正反対のときに逆走可能性P1が1.0になるように、方位差Yが大きくなるほど逆走可能性P1を増加させる。なお、方位差Yが180度のときに逆走可能性P1が1.0になるという条件を満たせば、方位差Yが90度より大きいときにおける、方位差Yの増加量に対する逆走可能性P1の増加量の割合は、固定値であっても、方位差Yに応じて変動する値であってもよい。
逆走可能性P1の算出方法はこれに限られず、例えば、逆走判定部13が、自車両が走行中の車線の正規進行方向のベクトルと自車両の進行方向のベクトルとの内積に基づいて、逆走可能性P1を算出してもよい。
また、逆走判定部13は、算出した逆走可能性P1の値が、予め定められた閾値(例えば0.7)を超えた場合に、自車両が逆走していると判定する。自車両が逆走しているか否かの判定結果は、逆走判定装置10から出力され、例えば、自車両が逆走していると判定されたときに運転者に警告する警告装置や、自車両が逆走していると判定されたときに自車両を安全な場所に停止させる運転支援装置などで利用される。
ところで、逆走可能性P1は、自車両が走行中の車線の正規進行方向と自車両の進行方向との差である方位差Yに基づいて算出されるため、自車両が走行中の車線の正規進行方向の信頼度を、逆走可能性P1の信頼度N1と見なすことができる。本実施の形態では、道路情報生成部11が、自車両が走行中の車線において向きを認識できた進行方向標示の数と進行方向を認識できた他車両の数との和を、自車両が走行中の車線の正規進行方向の信頼度、すなわち逆走可能性P1の信頼度N1と見なすことができる。
このように、実施の形態1に係る逆走判定装置10によれば、衛星測位や地図情報が用いられることなく、自車両の逆走可能性P1が算出される。よって、逆走可能性P1の算出精度が、衛星測位の精度や地図情報の精度に依存せず、自車両が逆走しているか否かを安定して高精度に判定することが可能である。
図4は、実施の形態1に係る逆走判定装置10の動作を示すフローチャートである。以下、図4を参照しつつ、逆走判定装置10の動作を説明する。
逆走判定装置10が動作を開始すると、まず、道路情報生成部11が、自車両の周辺監視センサ21から取得した周辺情報に基づき、自車両が走行中の道路の情報である道路情報を生成する(ステップS101)。道路情報には、少なくとも、自車両が走行中の道路の各車線の位置および正規進行方向の情報が含まれる。
次に、走行状態情報算出部12が、周辺情報に基づき、自車両の走行状態の情報である走行状態情報を算出する(ステップS102)。走行状態情報には、少なくとも、自車両が走行中の道路における自車両の位置および自車両の進行方向の情報が含まれる。
続いて、逆走判定部13が、道路情報生成部11が生成した道路情報と、走行状態情報算出部12が算出した自車両の走行状態情報とに基づいて、自車両の逆走可能性P1を算出する(ステップS103)。
ステップS103では、逆走判定部13により、図5に示す処理が行われる。すなわち、逆走判定部13は、道路情報に含まれる各車線の位置と走行状態情報に含まれる自車両の位置とから自車両が走行中の車線を判断し、当該車線の正規進行方向と自車両の進行方向との方位差Yを算出する(ステップS201)。このとき、方位差Yが90度以上であれば(ステップS202でYES)、逆走判定部13は、方位差Yに基づいて逆走可能性P1を算出する(ステップS203)。一方、方位差Yが90度未満であれば(ステップS202でNO)、逆走判定部13は、逆走可能性P1を0と算出する(ステップS204)。
図4に戻り、逆走判定部13は、ステップS103で算出された逆走可能性P1の値が、予め定められた閾値(例えば0.7)以下か否かを確認する(ステップS104)。逆走可能性P1の値が閾値以下であれば(ステップS104でYES)、逆走判定部13は、自車両が順走していると判定する(ステップS105)。また、逆走可能性P1の値が閾値よりも大きければ(ステップS104でNO)、逆走判定部13は、自車両が逆走していると判定する(ステップS106)。
逆走判定部13による判定結果は外部へ出力され(ステップS107)、その後、ステップS101へ戻る。逆走判定装置10は以上の動作を繰り返し実行する。
[変形例1]
図6は、実施の形態1に係る逆走判定装置10の変形例を示す図である。図6の構成は、図1に対し、逆走判定装置10の外部に車両挙動センサ22を接続させ、逆走判定装置10内に挙動情報取得部14を設けたものである。
車両挙動センサ22は、自車両の挙動を検出するためのセンサであり、例えば、速度センサ、加速度センサ、方位センサなどである。挙動情報取得部14は、車両挙動センサ22が取得した自車両の挙動の情報である挙動情報を取得する。
本変形例では、走行状態情報算出部12は、周辺監視センサ21が取得した周辺情報から自車両の位置の変化量および進行方向の変化量を算出できない場合(自車両の現在の位置および進行方向を周辺情報から算出できない場合)に、挙動情報取得部14が取得した挙動情報から自車両の位置の変化量および進行方向の変化量を算出することで、自車両の現在の位置および進行方向を算出する。
また、逆走判定部13は、周辺監視センサ21が取得した周辺情報から自車両の位置の変化量および進行方向の変化量を算出できる場合でも、それらの情報を補正する目的で、挙動情報取得部14が取得した挙動情報を用いてもよい。
本変形例によれば、周辺監視センサ21が取得した周辺情報から自車両の位置の変化量および進行方向の変化量を算出できない場合でも、走行状態情報算出部12が、自車両の現在の位置および進行方向を算出できるため、逆走判定部13は自車両の逆走可能性の算出を継続して行うことができる。
<実施の形態2>
実施の形態2では、逆走判定部13が、衛星測位や地図情報を用いない別の方法により、車両の逆走可能性P2を算出する例を示す。実施の形態2に係る逆走判定装置10の構成および基本動作は、図1および図4と同じであるため、ここでは逆走判定部13が逆走可能性P2を算出する方法のみを説明する。
例えば、自車両が最も対向車線寄りの車線から対向車線側へ旋回して、進行方向が逆になった場合、その旋回は対向車線への正常なUターンと考えられる。しかし、自車両が最も対向車線寄りでない車線から旋回して進行方向が逆になった場合や、自車両が対向車線とは逆側へ旋回して進行方向が逆になった場合には、自車両が逆走する可能性が高いと考えられる。
そこで実施の形態2の逆走判定部13は、自車両が旋回する前に走行していた車線と、自車両の旋回方向および旋回半径と、自車両が旋回を開始してからの進行方向の変化量(以下、単に「進行方向の変化量」という)とに基づいて、逆走可能性P2を算出する。自車両の旋回方向および旋回半径は、走行状態情報算出部12が算出する走行状態情報に含まれる自車両の位置および進行方向に基づいて算出可能である。
具体的には、逆走判定部13は、自車両が対向車線とは逆側へ旋回した場合、または、自車両が最も対向車線寄りでない車線から旋回した場合に該当し、且つ、自車両の旋回半径が予め定められた閾値以下である場合には、自車両が逆走する可能性があると判断し、自車両の進行方向の変化量に応じて逆走可能性P2を算出する。
本実施の形態では、旋回半径の閾値を、自車両が走行中の道路の幅の半分とする。ただし、当該閾値の設定方法は任意の方法でよく、例えば、自車両の旋回方向側にあり、その正規進行方向が自車両の走行中の車線と同じ車線のうち自車両から最も遠い車線と、自車両が走行中の車線との間の距離の半分を、旋回半径の閾値としてもよい。
また、逆走可能性P2は、一定角度θ(例えば120度~180度の固定値)に対する自車両の進行方向の変化量の割合と定義する。例えば、一定角度θを180度とすると、自車両が進行方向の変化量が90度のとき、逆走可能性P2は0.5となる。あるいは、逆走可能性P2は、自車両が旋回を開始した時点の旋回半径Rから算出される自車両が一定角度θだけ旋回するために必要な走行距離(2πR・θ/360)に対する、自車両が旋回を開始してからの走行距離の割合と定義してもよい。
実施の形態2の逆走判定装置10では、図4に示した動作フローのステップS103において、逆走判定部13が図7に示す処理を行う。
まず、逆走判定部13は、走行状態情報算出部12が算出した走行状態情報に含まれる自車両の位置および進行方向に基づいて、自車両の旋回方向および旋回半径を算出する(ステップS301)。このとき、自車両の旋回方向が対向車線とは逆側の方向であり(ステップS302でNO)、且つ、自車両の旋回半径が予め定められた閾値(自車両が走行中の道路の幅の半分)以下であれば(ステップS303でYES)、逆走判定部13は、自車両が逆走する可能性があると判断し、自車両の進行方向の変化量に基づいて逆走可能性P2を算出する(ステップS304)。
また、自車両の旋回方向が対向車線側の方向であっても(ステップS302でYES)、自車両が旋回する前に最も対向車線寄りの車線を走行していなければ(ステップS306でNO)、その場合も、逆走判定部13は、自車両が逆走する可能性があると判断し、自車両の進行方向の変化量に基づいて逆走可能性P2を算出する(ステップS304)。
しかし、自車両の旋回方向が対向車線側の方向であり(ステップS302でYES)、且つ、自車両が旋回する前に最も対向車線寄りの車線を走行していれば(ステップS306でYES)、逆走判定部13は、自車両が正常なUターンを行ったと判断し、逆走可能性P2を0と算出する(ステップS305)。
ところで、逆走可能性P2は、自車両の旋回半径が道路の幅の半分以下かどうかに基づいて算出されるため、道路幅の信頼度は、逆走可能性P2の信頼度N2と見なすことができる。本実施の形態では、道路情報生成部11において道路縁が検出されたか否かを示す道路縁検出係数を、道路幅の信頼度N2と見なす。道路縁検出係数は、道路情報生成部11が自車両の走行中の道路の道路縁を検出したときに1、道路縁を検出しなかったとき(もともと道路縁を示す路肩などが存在しない場合など)に0.5の値をとるものとする。
実施の形態2に係る逆走判定装置10によれば、衛星測位や地図情報が用いられることなく、自車両の逆走可能性P2が算出される。よって、逆走可能性P2の算出精度が、衛星測位の精度や地図情報の精度に依存せず、自車両が逆走しているか否かを安定して高精度に判定することが可能である。
[変形例1]
図8は、実施の形態2に係る逆走判定装置10の変形例を示す図である。図8の構成は、図1に対し、図6と同様に、逆走判定装置10の外部に車両挙動センサ22を接続させ、逆走判定装置10内に挙動情報取得部14を設けたものである。ただし、図6とは異なり、車両挙動センサ22が取得した挙動情報は、逆走判定部13に提供される。
車両挙動センサ22は、自車両の挙動を検出するためのセンサであり、例えば、速度センサ、加速度センサ、方位センサなどである。挙動情報取得部14は、車両挙動センサ22が取得した自車両の挙動の情報である挙動情報を取得する。
本変形例では、逆走判定部13は、走行状態情報から自車両の旋回方向および旋回半径を算出できない場合には、挙動情報取得部14が取得した挙動情報から自車両の旋回方向および旋回半径を算出する。同様に、逆走判定部13は、走行状態情報から自車両の進行方向の変化量を算出できない場合には、挙動情報取得部14が取得した挙動情報から自車両の進行方向の変化量を算出する。
また、逆走判定部13は、走行状態情報から自車両の旋回方向および旋回半径ならびに自車両の進行方向の変化量を算出できている場合でも、それらの情報を補正する目的で、挙動情報取得部14が取得した挙動情報を用いてもよい。
本変形例によれば、走行状態情報から自車両の旋回方向および旋回半径を算出できない場合でも、逆走判定部13は、それらを挙動情報から算出することができるため、自車両の逆走可能性の算出を継続して行うことができる。
[変形例2]
実施の形態1と実施の形態2とは組み合わせ可能である。例えば、逆走判定部13が、第1の逆走可能性として実施の形態1の逆走可能性P1を算出し、第2の逆走可能性として実施の形態2の逆走可能性P2を算出し、第1の逆走可能性P1と第2の逆走可能性P2との加重平均を、最終的な自車両の逆走可能性Pr1として算出してもよい。
また、加重平均における第1の逆走可能性P1および第2の逆走可能性P2の重み付けは、第1の逆走可能性P1の信頼度N1および第2の逆走可能性P2の信頼度N2に基づいて設定するとよい。具体的には、逆走判定部13は、自車両の逆走可能性Pr1を、第1の逆走可能性P1およびその信頼度N1と、第2の逆走可能性P2およびその信頼度N2とに基づいて、次の式(1)を用いて算出するとよい。
Pr1=P1×N1/(N1+N2)+P2×N2/(N1+N2) ・・・(1)
本変形例によれば、車両の逆走可能性の算出精度をより高く保つことができる。
<実施の形態3>
図9は、実施の形態3に係る逆走判定装置10の構成を示す図である。図9の構成は、図1に対し、逆走判定装置10の外部に衛星測位部23および地図情報記憶部24を接続させ、逆走判定装置10内に位置情報取得部15および地図情報取得部16を設けたものである。
衛星測位部23は、GPSなどを用いた衛星測位によって自車両の位置(絶対位置)を測定する手段である。地図情報記憶部24は、地図情報を記憶した記憶媒体である。地図情報記憶部24に記憶された地図情報には、道路上の各車線の位置(または車線区画線の位置)および各車線の正規進行方向の情報が含まれている。地図情報記憶部24は自車両の外部に設置され、通信により逆走判定装置10に地図情報を提供するサーバでもよい。
位置情報取得部15は、衛星測位部23が衛星測位で測定した自車両の位置と、その衛星測位の精度の情報を取得する。衛星測位の精度の情報としては、例えばDOP(Dilution Of Precision)がある。DOPは、衛星の配置状態を指標化したものであり、その値が小さいほど測位精度が高い傾向を示す。地図情報取得部16は、地図情報記憶部24から自車両の位置周辺の地図情報を取得する。
実施の形態3において、逆走判定部13は、衛星測位の精度が予め定められた閾値以下のとき(例えばDOPが3以上のとき)には、実施の形態1と同様の方法で自車両の逆走可能性P1を算出し、衛星測位の精度が閾値よりも高いとき(例えばDOPが3未満のとき)には、位置情報取得部15が取得した自車両の位置と地図情報取得部16が取得した地図情報とに基づいて自車両の逆走可能性P3を算出する。そして、逆走判定部13は、算出した逆走可能性P1またはP3の値に基づいて自車両が逆走しているか否かを判定する。
ただし、自車両が走行していると周囲の影響で衛星測位の精度が不安定になりやすいため、逆走判定部13は、衛星測位の精度が閾値よりも高い状態が一定時間(例えば10秒)以上継続したことを条件に、位置情報取得部15が取得した自車両の位置と地図情報取得部16が取得した地図情報とに基づいて自車両の逆走可能性P3を算出するようにしてもよい。
位置情報取得部15が取得した自車両の位置(絶対位置)と地図情報取得部16が取得した地図情報とに基づいて自車両の逆走可能性P3を算出する方法は、基本的に実施の形態1の逆走可能性P1と同じ方法でよい。すなわち、逆走判定部13は、地図情報に含まれる各車線の位置と自車両の絶対位置とから自車両が走行中の車線を判断することで、自車両の位置を地図情報が表す車線上にマッピングする。そして、逆走判定部13は、地図情報に含まれる当該車線の正規進行方向と自車両の位置変化から分かる自車両の進行方向との差(方位差Y)を算出し、その方位差Yに基づいて逆走可能性P3を算出する。
実施の形態1の逆走可能性P1と同様に、逆走可能性P3も、方位差Yが90度未満のときは0、方位差Yが90度のときは0.5、方位差Yが90度より大きいときは方位差Yが大きくなるほど大きくなり、方位差Yが180度のときに1.0となるように算出されるとよい。
実施の形態3によれば、逆走判定装置10は、衛星測位の精度が高いときは衛星測位で測定した自車両の位置と地図情報とに基づき自車両の逆走可能性P3を算出し、衛星測位の精度が低いときは周辺監視センサ21が取得した情報に基づいて自車両の逆走可能性P1を算出することができるため、逆走可能性の判定精度を高く保つことができる。また、実施の形態3は、実施の形態1の変形例1にも適用可能であることは明らかである。
[変形例1]
実施の形態3は、実施の形態2にも適用可能である。すなわち、逆走判定部13は、衛星測位の精度が予め定められた閾値以下のときには、実施の形態2と同様の方法で自車両の逆走可能性P2を算出し、衛星測位の精度が閾値よりも高いときには、位置情報取得部15が取得した自車両の位置の変化から自車両の進行方向および旋回半径を算出し、自車両が旋回する前に走行していた車線と自車両の旋回半径と自車両の進行方向の変化量とに基づいて逆走可能性P4を算出してもよい。
この場合、逆走可能性P4の算出方法は、実施の形態2の逆走可能性P2の算出方法と同様でよい。すなわち、逆走可能性P4は、一定角度θ(例えば120度~180度の固定値)に対する自車両の進行方向の変化量の割合と定義される。
実施の形態3は、実施の形態2の変形例1にも適用可能であることは明らかである。
[変形例2]
実施の形態3は、実施の形態1と実施の形態2との組み合わせ(実施の形態2の変形例2)にも適用可能である。すなわち、逆走判定部13は、衛星測位の精度が予め定められた閾値以下のときには、上記の式(1)を用いて逆走可能性Pr1を算出し、衛星測位の精度が閾値よりも高いときには、第1の逆走可能性として上記の逆走可能性P3を算出するとともに、第2の逆走可能性として上記の逆走可能性P4を算出し、第1の逆走可能性P3と第2の逆走可能性P4との加重平均を、最終的な自車両の逆走可能性Pr2として算出してもよい。
加重平均における第1の逆走可能性P3および第2の逆走可能性P4の重み付けは、第1の逆走可能性P3の信頼度N3および第2の逆走可能性P4の信頼度N4に基づいて設定するとよい。具体的には、逆走判定部13は、自車両の逆走可能性Pr2を、第1の逆走可能性P3およびその信頼度N3と、第2の逆走可能性P4およびその信頼度N4とに基づいて、次の式(2)を用いて算出するとよい。
Pr2=P3×N3/(N3+N4)+P4×N4/(N3+N4) ・・・(2)
なお、各車線の正規進行方向および道路幅の情報は、地図情報から取得できるため、自車両が走行中の車線の正規進行方向の信頼度に相当する信頼度N3、ならびに、道路幅の信頼度に相当する信頼度N4は、それぞれ1でよい。
本変形例によれば、車両の逆走可能性の算出精度をより高く保つことができる。
<ハードウェア構成例>
図10および図11は、それぞれ逆走判定装置10のハードウェア構成の例を示す図である。図1に示した逆走判定装置10の構成要素の各機能は、例えば図10に示す処理回路40により実現される。すなわち、逆走判定装置10は、自車両の周辺監視センサが取得した周辺情報に基づき、自車両が走行中の道路の各車線の位置および正規進行方向の情報を含む道路情報を生成し、周辺情報に基づき、自車両が走行中の道路における自車両の位置および進行方向の情報を含む走行状態情報を算出し、道路情報および走行状態情報に基づいて自車両の逆走可能性を算出し、逆走可能性の値に基づいて自車両が逆走しているか否かを判定するための処理回路40を備える。処理回路40は、専用のハードウェアであってもよいし、メモリに格納されたプログラムを実行するプロセッサ(中央処理装置(CPU:Central Processing Unit)、処理装置、演算装置、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、DSP(Digital Signal Processor)とも呼ばれる)を用いて構成されていてもよい。
処理回路40が専用のハードウェアである場合、処理回路40は、例えば、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、またはこれらを組み合わせたものなどが該当する。逆走判定装置10の構成要素の各々の機能が個別の処理回路で実現されてもよいし、それらの機能がまとめて一つの処理回路で実現されてもよい。
図11は、処理回路40がプログラムを実行するプロセッサ41を用いて構成されている場合における逆走判定装置10のハードウェア構成の例を示している。この場合、逆走判定装置10の構成要素の機能は、ソフトウェア等(ソフトウェア、ファームウェア、またはソフトウェアとファームウェアとの組み合わせ)により実現される。ソフトウェア等はプログラムとして記述され、メモリ42に格納される。プロセッサ41は、メモリ42に記憶されたプログラムを読み出して実行することにより、各部の機能を実現する。すなわち、逆走判定装置10は、プロセッサ41により実行されるときに、自車両の周辺監視センサが取得した周辺情報に基づき、自車両が走行中の道路の各車線の位置および正規進行方向の情報を含む道路情報を生成する処理と、周辺情報に基づき、自車両が走行中の道路における自車両の位置および進行方向の情報を含む走行状態情報を算出する処理と、道路情報および走行状態情報に基づいて自車両の逆走可能性を算出し、逆走可能性の値に基づいて自車両が逆走しているか否かを判定する処理と、が結果的に実行されることになるプログラムを格納するためのメモリ42を備える。換言すれば、このプログラムは、逆走判定装置10の構成要素の動作の手順や方法をコンピュータに実行させるものであるともいえる。
ここで、メモリ42は、例えば、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)などの、不揮発性または揮発性の半導体メモリ、HDD(Hard Disk Drive)、磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ミニディスク、DVD(Digital Versatile Disc)およびそのドライブ装置等、または、今後使用されるあらゆる記憶媒体であってもよい。
以上、逆走判定装置10の構成要素の機能が、ハードウェアおよびソフトウェア等のいずれか一方で実現される構成について説明した。しかしこれに限ったものではなく、逆走判定装置10の一部の構成要素を専用のハードウェアで実現し、別の一部の構成要素をソフトウェア等で実現する構成であってもよい。例えば、一部の構成要素については専用のハードウェアとしての処理回路40でその機能を実現し、他の一部の構成要素についてはプロセッサ41としての処理回路40がメモリ42に格納されたプログラムを読み出して実行することによってその機能を実現することが可能である。
以上のように、逆走判定装置10は、ハードウェア、ソフトウェア等、またはこれらの組み合わせによって、上述の各機能を実現することができる。
なお、各実施の形態を自由に組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変形、省略したりすることが可能である。
上記した説明は、すべての態様において、例示であって、例示されていない無数の変形例が想定され得るものと解される。
10 逆走判定装置、11 道路情報生成部、12 走行状態情報算出部、13 逆走判定部、14 挙動情報取得部、15 位置情報取得部、16 地図情報取得部、21 周辺監視センサ、22 車両挙動センサ、23 衛星測位部、24 地図情報記憶部、40 処理回路、41 プロセッサ、42 メモリ。

Claims (15)

  1. 自車両の周辺監視センサが取得した周辺情報に基づき、前記自車両が走行中の道路の各車線の位置および正規進行方向の情報を含む道路情報を生成する道路情報生成部と、
    前記周辺情報に基づき、前記自車両が走行中の道路における前記自車両の位置および進行方向の情報を含む走行状態情報を算出する走行状態情報算出部と、
    前記道路情報および前記走行状態情報に基づいて前記自車両の逆走可能性を算出し、前記逆走可能性の値に基づいて前記自車両が逆走しているか否かを判定する逆走判定部と、
    を備え
    前記逆走判定部は、前記道路情報に含まれる各車線の位置と前記走行状態情報に含まれる前記自車両の位置とから前記自車両が走行中の車線を判断し、前記道路情報に含まれる前記自車両が走行中の車線の正規進行方向と前記走行状態情報に含まれる前記自車両の進行方向との差に基づいて前記逆走可能性を算出する、
    逆走判定装置。
  2. 前記走行状態情報算出部は、前記周辺情報から前記自車両の位置および進行方向を算出できない場合には、前記自車両の車両挙動センサが取得した情報である挙動情報から前記自車両の位置および進行方向を算出する、
    請求項1に記載の逆走判定装置。
  3. 自車両の周辺監視センサが取得した周辺情報に基づき、前記自車両が走行中の道路の各車線の位置および正規進行方向の情報を含む道路情報を生成する道路情報生成部と、
    前記周辺情報に基づき、前記自車両が走行中の道路における前記自車両の位置および進行方向の情報を含む走行状態情報を算出する走行状態情報算出部と、
    前記道路情報および前記走行状態情報に基づいて前記自車両の逆走可能性を算出し、前記逆走可能性の値に基づいて前記自車両が逆走しているか否かを判定する逆走判定部と、
    を備え
    前記逆走判定部は、前記道路情報に含まれる各車線の位置と前記走行状態情報に含まれる前記自車両の位置とから前記自車両が走行中の車線を判断し、前記走行状態情報に含まれる前記自車両の位置および進行方向から前記自車両の旋回方向および旋回半径を算出し、対向車線のある道路において、前記自車両が対向車線とは逆側へ旋回した場合、または、前記自車両が最も対向車線寄りでない車線から旋回し、且つ、前記自車両の旋回半径が予め定められた閾値以下である場合に、前記自車両が逆走する可能性があると判断し、前記自車両が旋回を開始してからの前記自車両の進行方向の変化量に基づいて前記逆走可能性を算出する、
    逆走判定装置。
  4. 前記逆走判定部は、前記走行状態情報から前記自車両の旋回方向および旋回半径を算出できない場合には、前記自車両の車両挙動センサが取得した情報である挙動情報から前記自車両の旋回方向および旋回半径を算出する、
    請求項3に記載の逆走判定装置。
  5. 前記逆走判定部は、前記走行状態情報から前記自車両の進行方向の変化量を算出できない場合には、前記自車両の車両挙動センサが取得した情報である挙動情報から前記自車両の進行方向の変化量を算出する、
    請求項3に記載の逆走判定装置。
  6. 自車両の周辺監視センサが取得した周辺情報に基づき、前記自車両が走行中の道路の各車線の位置および正規進行方向の情報を含む道路情報を生成する道路情報生成部と、
    前記周辺情報に基づき、前記自車両が走行中の道路における前記自車両の位置および進行方向の情報を含む走行状態情報を算出する走行状態情報算出部と、
    前記道路情報および前記走行状態情報に基づいて前記自車両の逆走可能性を算出し、前記逆走可能性の値に基づいて前記自車両が逆走しているか否かを判定する逆走判定部と、
    を備え
    前記逆走判定部は、前記自車両が走行中の車線の正規進行方向と前記自車両の進行方向との差に基づいて第1の逆走可能性を算出し、前記走行状態情報から前記自車両の旋回方向および旋回半径を算出し、前記自車両が旋回する前に走行していた車線と前記自車両の旋回方向および旋回半径と前記自車両の進行方向の変化量とに基づいて第2の逆走可能性を算出し、前記第1の逆走可能性と前記第2の逆走可能性との加重平均を前記逆走可能性として算出する、
    逆走判定装置。
  7. 前記加重平均における前記第1の逆走可能性および前記第2の逆走可能性の重み付けは、前記第1の逆走可能性の信頼度および前記第2の逆走可能性の信頼度に基づいて設定される、
    請求項6に記載の逆走判定装置。
  8. 前記逆走判定部は、前記走行状態情報から前記自車両の旋回方向および旋回半径を算出できない場合には、前記自車両の車両挙動センサが取得した情報である挙動情報から前記自車両の旋回方向および旋回半径を算出する、
    請求項6に記載の逆走判定装置。
  9. 前記逆走判定部は、前記走行状態情報から前記自車両の進行方向の変化量を算出できない場合には、前記自車両の車両挙動センサが取得した情報である挙動情報から前記自車両の進行方向の変化量を算出する、
    請求項6に記載の逆走判定装置。
  10. 衛星測位で測定された前記自車両の位置および前記衛星測位の精度の情報を取得する位置情報取得部と、
    地図情報を取得する地図情報取得部と、
    をさらに備え、
    前記衛星測位の精度が予め定められた閾値より高い場合には、前記逆走判定部は、前記衛星測位で測定された前記自車両の位置と前記地図情報とに基づいて前記自車両の逆走可能性を算出し、前記逆走可能性の値に基づいて前記自車両が逆走しているか否かを判定する、
    請求項1から請求項9のいずれか一項に記載の逆走判定装置。
  11. 前記逆走判定部は、前記逆走可能性が予め定められた閾値を超えると前記自車両が逆走していると判定する、
    請求項1から請求項10のいずれか一項に記載の逆走判定装置。
  12. 前記道路情報には、さらに、各車線の幅および中心線の位置の情報が含まれる、
    請求項1から請求項11のいずれか一項に記載の逆走判定装置。
  13. 逆走判定装置の道路情報生成部が、自車両の周辺監視センサが取得した周辺情報に基づき、前記自車両が走行中の道路の各車線の位置および正規進行方向の情報を含む道路情報を生成し、
    前記逆走判定装置の走行状態情報算出部が、前記周辺情報に基づき、前記自車両が走行中の道路における前記自車両の位置および進行方向の情報を含む走行状態情報を算出し、
    前記逆走判定装置の逆走判定部が、前記道路情報および前記走行状態情報に基づいて前記自車両の逆走可能性を算出し、前記逆走可能性の値に基づいて前記自車両が逆走しているか否かを判定
    前記逆走判定部は、前記道路情報に含まれる各車線の位置と前記走行状態情報に含まれる前記自車両の位置とから前記自車両が走行中の車線を判断し、前記道路情報に含まれる前記自車両が走行中の車線の正規進行方向と前記走行状態情報に含まれる前記自車両の進行方向との差に基づいて前記逆走可能性を算出する、
    逆走判定方法。
  14. 逆走判定装置の道路情報生成部が、自車両の周辺監視センサが取得した周辺情報に基づき、前記自車両が走行中の道路の各車線の位置および正規進行方向の情報を含む道路情報を生成し、
    前記逆走判定装置の走行状態情報算出部が、前記周辺情報に基づき、前記自車両が走行中の道路における前記自車両の位置および進行方向の情報を含む走行状態情報を算出し、
    前記逆走判定装置の逆走判定部が、前記道路情報および前記走行状態情報に基づいて前記自車両の逆走可能性を算出し、前記逆走可能性の値に基づいて前記自車両が逆走しているか否かを判定
    前記逆走判定部は、前記道路情報に含まれる各車線の位置と前記走行状態情報に含まれる前記自車両の位置とから前記自車両が走行中の車線を判断し、前記走行状態情報に含まれる前記自車両の位置および進行方向から前記自車両の旋回方向および旋回半径を算出し、対向車線のある道路において、前記自車両が対向車線とは逆側へ旋回した場合、または、前記自車両が最も対向車線寄りでない車線から旋回し、且つ、前記自車両の旋回半径が予め定められた閾値以下である場合に、前記自車両が逆走する可能性があると判断し、前記自車両が旋回を開始してからの前記自車両の進行方向の変化量に基づいて前記逆走可能性を算出する、
    逆走判定方法。
  15. 逆走判定装置の道路情報生成部が、自車両の周辺監視センサが取得した周辺情報に基づき、前記自車両が走行中の道路の各車線の位置および正規進行方向の情報を含む道路情報を生成し、
    前記逆走判定装置の走行状態情報算出部が、前記周辺情報に基づき、前記自車両が走行中の道路における前記自車両の位置および進行方向の情報を含む走行状態情報を算出し、
    前記逆走判定装置の逆走判定部が、前記道路情報および前記走行状態情報に基づいて前記自車両の逆走可能性を算出し、前記逆走可能性の値に基づいて前記自車両が逆走しているか否かを判定
    前記逆走判定部は、前記自車両が走行中の車線の正規進行方向と前記自車両の進行方向との差に基づいて第1の逆走可能性を算出し、前記走行状態情報から前記自車両の旋回方向および旋回半径を算出し、前記自車両が旋回する前に走行していた車線と前記自車両の旋回方向および旋回半径と前記自車両の進行方向の変化量とに基づいて第2の逆走可能性を算出し、前記第1の逆走可能性と前記第2の逆走可能性との加重平均を前記逆走可能性として算出する、
    逆走判定方法。
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