JP7411901B2 - 情報提示方法、プログラム、及び情報提示システム - Google Patents

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Description

本開示は、一般に、情報提示方法、プログラム、情報提示システム、及び端末装置に関する。より詳細には、複数の提示情報の中からいずれかの提示情報をユーザに提示する情報提示方法、プログラム、情報提示システム、及び端末装置に関する。
特許文献1には、楽曲検索システムについて開示されている。この楽曲検索システムは、楽曲データと、5W1Hの情報を関連付けて管理し、5W1Hの検索キーワードに基づいてユーザの嗜好や状況にマッチした楽曲を検索可能とする。また楽曲検索システムでは、情報端末が、ユーザから5W1H情報の入力を受け付け楽曲の検索要求を行う検索要求部と、楽曲を再生する楽曲再生部と、所望とする楽曲をライブラリに登録するライブラリ登録部とを備えている。
国際公開第2017/033220号
特許文献1に開示される楽曲検索システムには、楽曲の検索結果を得るために、ユーザが自分で5W1H情報を検索要求部に入力するという手間がある。
本開示は上記事由に鑑みてなされ、ユーザの利便性が改善されつつ、ユーザの意思が反映されやすい、情報提示方法、プログラム、情報提示システム、及び端末装置を提供することを目的とする。
本開示の一態様の情報提示方法は、1以上のプロセッサが実行する情報提示方法であって、取得ステップと、食事提案決定ステップと、提示ステップと、評価受付ステップと、を含む。前記取得ステップでは、ユーザに関連するユーザ情報を取得する。前記食事提案決定ステップでは、前記取得ステップが取得した前記ユーザ情報を用いて前記ユーザに関連する複数の状況を抽出し、抽出した前記複数の状況のうち、前記ユーザ情報の履歴に基づいて前記ユーザが優先すると推定される優先状況を決定し、前記優先状況に対応する食事提案を決定する。前記提示ステップでは、前記食事提案決定ステップが決定した前記食事提案を前記ユーザに提示する。前記評価受付ステップでは、前記提示ステップが提示した前記食事提案に対する前記ユーザの評価を受け付ける。前記評価は、前記食事提案された料理を前記ユーザが調理したか否か、又は前記料理を前記ユーザが食べたか否かである。前記提示ステップでは、前記食事提案決定ステップが決定した前記食事提案に関する属性に対応する中間ワードを前記ユーザに更に提示する。
本開示の一態様のプログラムは、1以上のプロセッサに、前記情報提示方法を実行させる。
本開示の一態様の情報提示システムは、取得部と、食事提案決定部と、提示部と、評価受付部と、を備える。前記取得部は、ユーザに関連するユーザ情報を取得する。前記食事提案決定部は、前記取得部が取得した前記ユーザ情報を用いて前記ユーザに関連する複数の状況を抽出し、抽出した前記複数の状況のうち、前記ユーザ情報の履歴に基づいて前記ユーザが優先すると推定される優先状況を決定し、前記優先状況に対応する食事提案を決定する。前記提示部は、前記食事提案決定部が決定した前記食事提案を前記ユーザに提示する。前記評価受付部は、前記提示部が提示した前記食事提案に対する前記ユーザの評価を受け付ける。前記評価は、前記食事提案された料理を前記ユーザが調理したか否か、又は前記料理を前記ユーザが食べたか否かである。前記提示部は、前記食事提案決定部が決定した前記食事提案に関する属性に対応する中間ワードを前記ユーザに更に提示する。
本開示の一態様の端末装置は、通信部と、出力部と、を備える。前記通信部は、前記情報提示システムとの間で通信する。前記出力部は、前記通信部により前記提示部から前記食事提案を含む信号を受信すると、当該食事提案を表示部に表示させる。
本開示によれば、ユーザの利便性が改善されつつ、ユーザの意思が反映されやすい、という利点がある。
図1は、一参考例に係る情報提示システムの概略構成図である。 図2は、同上の情報提示システムにおける端末装置のブロック構成図である。 図3Aは、同上の情報提示システムにおける、複数のユーザを含むグループを説明するための概念図である。 図3Bは、同上の情報提示システムにおける、条件情報を説明するための概念図である。 図3Cは、同上の情報提示システムにおける、属性を説明するための概念図である。 図4は、同上の端末装置における画面遷移を説明するための図である。 図5は、同上の情報提示システムにおける動作例を説明するためのシーケンス図である。 図6は、同上の端末装置の変形例を説明するための図である。 図7は、同上の端末装置の別の変形例を説明するための図である。 図8は、参考例の具体例に係る提示システムの機能構成を示すブロック図である。 図9は、参考例の具体例に係る情報提示システムの動作を示すフローチャートである。 図10は、参考例の具体例に係る中間ワードの削除の様子を例示する図である。 図11は、参考例の具体例に係る非表示リストの一例を示す図である。 図12は、参考例の具体例に係る中間ワードの削除に関する動作を示すフローチャートである。 図13は、参考例の具体例に係る中間ワードの更新の様子を例示する図である。 図14は、参考例の具体例に係る中間ワードの更新に関する動作を示すフローチャートである。 図15は、参考例の具体例に係る食材の価値に応じた態様で提示される中間ワードを例示する図である。 図16は、参考例の具体例に係るユーザ情報に基づき提示される中間ワードを例示する図である。 図17は、実施の形態に係る情報提示システム及び端末装置の概略構成図である。 図18は、実施の形態に係る端末装置に表示される食事提案及び中間ワードを例示する図である。 図19は、実施の形態に係る端末装置におけるユーザによる食事提案に対する評価の様子を例示する図である。 図20は、実施の形態に係る情報提示システムの動作の一例を示すフローチャートである。 図21は、実施の形態に係る情報提示システムの動作の他の一例を示すフローチャートである。
(参考例)
(1)概要
以下の参考例において説明する各図は、模式的な図であり、各図中の各構成要素の大きさ及び厚さそれぞれの比が、必ずしも実際の寸法比を反映しているとは限らない。
本参考例に係る情報提示方法は、複数の提示情報A1の中からいずれかの提示情報A1(図4参照)をユーザ5に提示する方法である。ここでは一例として、「提示情報」は、食事に関する食事情報を含み、特に食事情報は、調理メニューや調理メニューの組み合わせ等に関する情報を含むものとする。また食事情報は、調理メニューに加えて、レシピ(調理法)に関する情報、及び、中食や外食に関する情報(レストラン店等の店舗情報)も含むものとする。以下では、メニューの品数に関わらず(1品でも複数品でも)調理メニュー及びレシピをまとめて、単に「献立」と呼び、提示情報A1に関する提案を「献立提案」と呼ぶことがある。
提示情報A1は、食事に関する食事情報を含むことに限定されない。提示情報A1は、食事の代わりに音楽、書籍又は映像等に関する情報を含んでもよい。本参考例では、情報提示方法によって、例えば、当日、翌日、或いは、1週間分又は1ヵ月分等の長期間分の食事情報を提供することを想定する。
情報提示方法は、第1決定ステップと、第1提示ステップと、第2決定ステップと、第2提示ステップと、を含む。
第1決定ステップにて、複数の中間ワードB1をユーザ5(図1参照)に関連する条件情報C1(図3B参照)に基づいて決定する。ここではある住宅200の家族に着目して情報提示方法が利用される場合を一例に説明する。すなわち、ユーザ5を複数(母親50、父親53、子供51、及び祖父52)含むグループG1(一世帯)の単位で情報提示方法が利用される。しかし、ユーザ5の数は特に限定されず、一人のユーザ単位でも情報提示方法は利用され得るし、組織又は団体の単位でも利用され得る。
ここでいう「条件情報」とは、ユーザ状況、在庫状況、及び、環境状況の少なくとも1つに関する情報(取得情報)であり、当該情報は、所定の条件を満たしているか否かを判定するために用いられる。ユーザ状況に関する情報は、例えばユーザ5の現在居る場所(位置)に関する情報、及びユーザ5の健康状態等に関する情報である。在庫状況に関する情報は、例えば住宅200(の冷凍・冷蔵庫等)で保管されている食材の種類や管理期限(具体的には消費期限又は賞味期限等)に関する情報である。環境状況に関する情報は、例えば住宅200の周囲環境或いはユーザ5の周囲の温度、湿度、又は季節等に関する情報である。
第1提示ステップにて、複数の中間ワードB1の中から1以上の中間ワードB1を選択させるように、複数の中間ワードB1をユーザ5に提示する。本参考例では、ユーザ5が所有(例えば携帯)する情報端末に相当する端末装置2の出力部25に、複数の中間ワードB1を出力(提示)させる。
ここでいう「情報端末」は、例えばスマートフォン、又はタブレット端末等である。「提示」は、例えば、タッチパネル式の液晶ディスプレイ又は有機EL(Electro-Luminescence)ディスプレイを含む表示部25A(図4参照)からの画面出力によって行われることを想定する。しかし、端末装置2は、携帯型の端末に限定されず、例えば据置型のパーソナルコンピュータであってもよい。また「提示」は、画面出力に限られず、画面出力の代わりに又は画面出力に加えて、音声出力によって行われてもよい。例えば端末装置2は、人工知能(AI:Artificial Intelligence)技術を適用したスマートスピーカ、いわゆるAIスピーカであってもよい。端末装置2は、スマートテレビでもよい。端末装置2は、携帯型の端末ではない場合、住宅200内のキッチン等に設置され得る。
第2決定ステップにて、複数の提示情報A1のうち、ユーザ5が選択した1以上の中間ワードB1に対応する提示情報A1を決定する。第2提示ステップにて、決定した提示情報A1をユーザ5に提示する。第2提示ステップも、基本的には、第1提示ステップで複数の中間ワードB1を提示した端末装置2と同じ端末装置2から、決定した提示情報A1を提示する。提示情報A1(食事情報)の一例を挙げると、提示情報A1は、「小松菜のお浸し」という調理メニューに関する情報(テキスト情報及び画像情報)を含み得る(図4参照)。また提示情報A1は、例えば「小松菜のお浸し」のレシピ(調理法)に関する情報(テキスト情報及び画像情報)を含み得る。
第1提示ステップと第2提示ステップとで提示する提示先は異なってもよい。例えば、第1提示ステップにおける提示は、ユーザ5の所有するスマートフォンに行われ、第2提示ステップにおける提示は、ユーザ5の所有するスマートテレビに行われてもよい。また第2提示ステップで提示される提示情報A1は、1つに限定されず、複数でもよい。
ここで、複数の中間ワードB1の各々は、複数の提示情報A1のうちのいずれか1以上の提示情報A1に関する属性D1(図3C参照)から連想されるワードである。提示情報A1(食事情報)は、例えば、調理メニューに必要となる「食材」、調理メニューの「調理時間」、調理メニューの「温度」、及び調理メニューが作られる「季節(時期)」といった複数の属性D1を含み得る。例えば属性D1が食材であれば、中間ワードB1は、「小松菜」といった食材の名称を示すワードを含む。また属性D1が調理時間であれば、中間ワードB1は、調理時間から連想される「時短」(すぐに作れる)といったワードを含む。なお、ここでは属性D1の「温度」情報は、調理したメニュー自体の温度として説明したが、「温度」情報は調理メニューに適した外気温であってもよい。例えば、「鍋」の調理メニューの属性「温度」には、急激な寒さを感じるような外気温の条件(例:外気温が13度以下で、その日、或いは前日から温度が-5度以上の場合等)を設定することもできる。
本参考例の情報提示方法によれば、複数の中間ワードB1をユーザ5(図1参照)に関連する条件情報C1に基づいて決定して提示するため、ユーザ5は、複数の中間ワードB1から関心のある中間ワードB1を選択するだけで、提示情報A1が提示される。つまり、特許文献1とは違って、ユーザ5自身が中間ワードB1に相当するような検索ワードを考えて入力するといった手間がない。結果的に、ユーザ5の利便性が改善されつつ、ユーザ5の意思が反映されやすくなる、という利点がある。
参考例の別の形態に係る情報提示システム100は、複数の提示情報A1の中からいずれかの提示情報A1をユーザに提示する。
情報提示システム100は、図1に示すように、第1決定部11と、第1提示部13と、第2決定部12と、第2提示部14と、を備えている。
第1決定部11は、複数の中間ワードB1を条件情報C1に基づいて決定する。第1提示部13は、複数の中間ワードB1の中から1以上の中間ワードB1を選択させるように、複数の中間ワードB1をユーザ5に提示する。第2決定部12は、複数の提示情報A1のうち、ユーザ5が選択した1以上の中間ワードB1に対応する提示情報A1を決定する。第2提示部14は、決定した提示情報A1をユーザ5に提示する。
この情報提示システム100においても、ユーザ5の利便性が改善されつつ、ユーザ5の意思が反映されやすくなる、という利点がある。
なお、本参考例では、第1決定部11、第1提示部13、第2決定部12、及び第2提示部14の機能が全て、1又は複数の端末装置2と通信可能なサーバ1に集約して組み込まれているものとする。しかし、これらの機能のうちの少なくとも一部の機能が、サーバ1以外の装置に組み込まれてもよい。またサーバ1は、1台のサーバ装置から構成されることを想定するが、複数台のサーバ装置から構成されてもよいし、そのようなサーバ装置が、例えばクラウド(クラウドコンピューティング)を構築してもよい。
本参考例の情報提示システム100は、例えば、ユーザ5が日々選択する中間ワードB1等に関する履歴情報を管理し、機械学習により、ユーザ5の生活パターン(生活習慣、生活リズム)及び嗜好により合った複数の中間ワードB1を決定する。
(2)詳細
以下、本参考例に係る情報提示システム100の構成について、図1~図5を参照しながら詳しく説明する。
(2.1)全体構成
情報提示システム100は、複数の提示情報A1の中からいずれかの提示情報A1をユーザ5に提示するように構成される。ここでは情報提示システム100は、ユーザ5からの要求に応じて「献立」を提案する提案処理を実行するように構成される。情報提示システム100は、1又は複数の端末装置2と、サーバ1と、を備えている。ここでは上述の通り、ある住宅200に住む複数のユーザ5(家族)に着目しており、情報提示システム100は、宅内に設置される調理家電の1つである(電子)レンジ装置4、及び宅内に設置されるルータ6を更に備えている。ただし、情報提示システム100は、食事に関する食事情報(提示情報A1)のサービス提供を必要とするユーザであれば、住宅200に住む家族に適用されることに限定されない。
ここでは住宅200に住む家族は、母親50、父親53、子供51、及び祖父52の4人のユーザ5から構成され、一例として母親50が、日々の家族全員分の食事を調理しているものとする。したがって、主に母親50(調理者X1)が、情報提示システム100から、日々の献立に関する支援(提示情報A1の提供)を所望する者となる。もちろん、調理者X1の代行として臨時的に母親50以外の家族(例えば父親53)が調理者X1となる可能性もある。
本参考例では、図1に示すように、家族全員(複数のユーザ5)が、それぞれ端末装置2を1台ずつ所有(携帯)している。母親50は端末装置2Aを所有し、子供51は端末装置2Bを所有し、祖父52は端末装置2Cを所有し、父親53は端末装置2Dを所有する。
各端末装置2は、上述の通り、一例としてスマートフォン等の携帯型の情報端末を想定する。各端末装置2は、それを携帯するユーザ5が住宅200内に居る場合、宅内に設置のルータ6と通信可能に接続される。各端末装置2は、ルータ6と、例えばWi-Fi(登録商標)等の規格に準拠した無線通信を行う。ルータ6は、宅内の各種の電子機器とも通信可能に接続され得る。本参考例では、レンジ装置4が、ルータ6と通信可能な電子機器の1つに相当する。そして、各端末装置2は、ルータ6を介して、レンジ装置4と無線通信可能である。またルータ6と通信可能な他の電子機器としては、冷凍・冷蔵庫、オーブン、及び炊飯器等の、及びその他調理用機器等である。また住宅200内にHEMS(Home Energy Management System)が導入されていれば、HEMSのコントローラも、ルータ6と通信可能に接続される。ルータ6は、インターネット等のネットワークNT1(図1参照)と接続されている。各端末装置2、及び各種の電子機器は、ルータ6を介して、住宅200の外部のサーバ1と通信可能となっている。なお、サーバ1については、次の欄で詳しく説明する。
各端末装置2は、図2に示すように、通信部21と、制御部22と、記憶部23と、入力部24と、出力部25と、検知部26とを備えている。各端末装置2には、レンジ装置4及びサーバ1等と通信して食事に関するGUI(Graphical User Interface)を提示するための専用のアプリケーションソフト(以下、単に「調理アプリ」と呼ぶ)が予めインストールされている。
通信部21は、レンジ装置4及びサーバ1等と通信するための通信インタフェースである。各端末装置2は、通信部21を介して、レンジ装置4及びサーバ1等とデータの送信及び受信を行う。
制御部22は、端末装置2の全体的な制御、すなわち、通信部21、制御部22、記憶部23、入力部24、出力部25、及び検知部26を制御するように構成される。制御部22は、例えば、1以上のプロセッサ(マイクロプロセッサ)と1以上のメモリとを含むコンピュータシステムにより実現され得る。つまり、1以上のプロセッサが1以上のメモリに記憶された1以上のプログラム(アプリケーション)を実行することで、制御部22として機能する。プログラムは、ここでは制御部22のメモリに予め記録されているが、インターネット等の電気通信回線を通じて、又はメモリカード等の非一時的な記録媒体に記録されて提供されてもよい。
記憶部23は、読み書き可能なメモリで構成されている。記憶部23は、例えばフラッシュメモリである。記憶部23は、制御部22の外部に設けられているが、制御部22の内部に設けられていてもよい。すなわち、記憶部23は、制御部22の内蔵メモリであってもよい。記憶部23は、種々のデータを記憶する。
入力部24は、ユーザ5からの入力操作を受け付けるユーザインタフェースであり、ここでは端末装置2に付設されるタッチパネル式のディスプレイ(表示部25A)が入力部24としての機能を兼ねている。要するにユーザ5の指先等による表示部25Aの表示画面250への操作(タップ操作等)により、ユーザ入力が受け付けられる。また端末装置2に付設されるマイクロホンも、入力部24としての機能を兼ねてもよい(音声入力)。入力部24は、調理アプリに関するユーザ入力を受け付ける。特に入力部24は、上述した「提示される複数の中間ワードB1」、或いは「提示される提示情報A1」の中から、ユーザ5が関心のある中間ワードB1或いは提示情報A1を選択するための入力を受け付ける。
出力部25は、種々の情報をユーザ5に出力(提示)するユーザインタフェースであり、ここでは端末装置2に付設されるタッチパネル式の表示部25Aが、出力部25としての機能を兼ねている。また端末装置2に付設されるスピーカも、出力部25としての機能を兼ねてもよい。出力部25は、調理アプリに関する情報をユーザ5に出力する。特に出力部25は、表示部25Aから中間ワードB1のタグ(オブジェクト画像)及び提示情報A1に関する画像データや文字列データを出力したり、スピーカから中間ワードB1及び提示情報A1に関する音声データを出力したりして、「提示」を実行する。
検知部26は、自機(端末装置2)を携帯するユーザ5のユーザ状況を検知するように構成される。検知部26は、例えば、GPS(Global Positioning System)等の衛星測位システムを用いて現在の自機の位置情報を取得し、その位置情報に基づき、端末装置2を携帯するユーザ5の現在地(ユーザ状況)を検知する。制御部22は、検知部26により検知されたユーザ5の現在地に関する情報を、通信部21を介して、サーバ1に送信する。検知部26が検知するユーザ状況は、ユーザ5の現在地(座標)に限定されない。検知部26は、温湿度計の機能を有していて、周囲の温度を検知し、温度に関する情報(環境状況)を、通信部21を介して、サーバ1に送信する。
検知部26は、歩数計の機能を有していて、ユーザ状況は、ユーザ5の歩数、消費カロリー、歩行時間、及び歩行速度等であってもよい。また検知部26は、端末装置2に付設される撮像部(カメラ)で撮像された画像中の被写体から特徴量を抽出する機能を有してもよく、ユーザ状況は、画像からの特徴量であってもよい。
検知部26の機能は、端末装置2に設けられていることに限定されず、端末装置2の外部装置に設けられてもよい。この場合、外部装置は、ルータ6を介して、端末装置2又はサーバ1と通信可能であることが好ましい。例えば、宅内に設置されている血圧計が、ユーザ5の血圧値(ユーザ状況)を検知して、その検知結果を端末装置2又はサーバ1に送信してもよい。
ユーザ5は、端末装置2にて調理アプリを起動し、調理アプリを提供する者から予め付与されているユーザID及びパスワードを、ログイン画面にて入力することで、ユーザIDに紐づけされた食事情報に関する種々のサービス提供を受けることができる。
ユーザ5は、端末装置2において、任意のタイミングで調理アプリを起動し、献立提案を所望するための操作入力を行うと、端末装置2は、ユーザID等を含む献立要求信号をサーバ1に送信する。サーバ1は、端末装置2から、献立要求信号を受信したことをトリガーとして、そのユーザIDを持つユーザ5に見合った献立の提案ができるように、AI(Artificial Intelligence)技術を利用した個人適応型の献立提案処理を実行する。
(2.2)サーバ
サーバ1は、住宅200の外部に設置されている。サーバ1は、例えば、食事に関する食事情報(提示情報A1)をユーザ5にサービス提供する者(提供者)によって運用され得る。サーバ1は、上述の通り、一例として1台のサーバ装置から構成される。
サーバ1は、提示情報A1に関するサービスを受ける複数のユーザ5から、端末装置2等を介して、種々の情報を収集して管理する。ここでは住宅200の家族(4人のユーザ5)に着目して説明すると、サーバ1は、家族4人の個人情報(ユーザID、氏名、住所、電話番号、及びメールアドレス情報等)を管理している。またサーバ1は、家族4人(4つのユーザID)が1つのグループG1(図3A参照)として構成されていることを示すグループ情報、家族4人の端末装置2の識別情報、ユーザID、及びパスワードを管理している。さらにサーバ1は、住宅200の所在情報、及び住宅200内の調理家電(レンジ装置4)の識別情報等を管理している。
上述した住宅200の家族に関する情報は、ユーザデータM3(図1参照)としてサーバ1で管理される。なお、サーバ1は、住宅200の家族以外の他のユーザ5(例えば他の住宅)への提示情報A1のサービス提供も行っていて、他のユーザ5の情報も収集して、ユーザデータM3として管理する。
サーバ1は、図1に示すように、通信部10と、処理部P1と、記憶部17とを備えている。
通信部10は、ネットワークNT1を介して、各ユーザ5の端末装置2、及びレンジ装置4等の調理家電と双方向に通信するための通信インタフェースである。
記憶部17は、読み書き可能なメモリで構成されている。記憶部17は、例えばフラッシュメモリである。記憶部17は、処理部P1の外部に設けられているが、処理部P1の内部に設けられていてもよい。すなわち、記憶部17は、処理部P1の内蔵メモリであってもよい。記憶部17は、種々のデータを記憶する。特に記憶部17は、図1に示すように、コンテキストデータM1、飲食物データM2、及びユーザデータM3を記憶(格納)している。
処理部P1は、サーバ1の全体的な制御処理を行うように構成される。処理部P1は、例えば、1以上のプロセッサ(マイクロプロセッサ)と1以上のメモリとを含むコンピュータシステムにより実現され得る。つまり、1以上のプロセッサが1以上のメモリに記憶された1以上のプログラム(アプリケーション)を実行することで、処理部P1として機能する。プログラムは、ここでは処理部P1のメモリに予め記録されているが、インターネット等の電気通信回線を通じて、又はメモリカード等の非一時的な記録媒体に記録されて提供されてもよい。
ここで処理部P1は、図1に示すように、第1決定部11、及び第2決定部12を有している。言い換えると、処理部P1は、第1決定部11としての機能、及び第2決定部12としての機能を有している。また処理部P1は、図1に示すように、第1提示部13、第2提示部14、第3提示部15、及び設定部16を更に有している。言い換えると、処理部P1は、第1提示部13としての機能、第2提示部14としての機能、第3提示部15としての機能、及び設定部16としての機能を有している。
第1決定部11は、複数の中間ワードB1をユーザ5に関連する条件情報C1に基づいて決定する(第1決定ステップ)ように構成される。第1決定部11は、端末装置2から献立要求信号を受信すると、献立要求信号に含まれるユーザIDに基づき、複数の中間ワードB1の決定を行う。
ここで中間ワードB1について説明する。中間ワードB1は、複数の提示情報A1のうちのいずれか1以上の提示情報A1に関する属性D1(図3C参照)から連想されるワードである。図3Cは、複数の属性D1からなる属性群D0に関する概念図である。サーバ1内における各提示情報A1のマスタ情報は、記憶部17の飲食物データM2において、属性群D0の複数の属性D1に関する情報と対応付けて記憶されている。
具体的に言うと、例えば、「寄せ鍋」という調理メニュー(提示情報A1)のマスタ情報は、「食材」という属性D1として、「豆腐」、「白菜」、「鮭」、「人参」及び「糸こんにゃく」という情報と対応付けされている。また「寄せ鍋」のマスタ情報は、「調理時間」という属性D1として例えば「40分」という情報と対応付けされている。また「寄せ鍋」のマスタ情報は、「温度」という属性D1として例えば「80度」という情報と対応付けされている。また「寄せ鍋」のマスタ情報は、「季節」という属性D1として例えば「冬」という情報と対応付けされている。そして、「寄せ鍋」に関して言えば、中間ワードB1は、「寄せ鍋」の食材(豆腐、白菜、鮭、人参、糸こんにゃく)、調理時間(40分)、温度(80度)、及び季節(冬)から連想されるワードである。中間ワードB1は、食材の名称そのものを含むワードでもよいし、調理時間(40分)から連想される「時短」というワードでもよいし、温度(80度)や季節(冬)から連想される「あったか」、「お鍋」(旬)というワードでもよい。結果的に、「寄せ鍋」という調理メニューは、「豆腐」、「時短」、「あったか」、「お鍋」といった複数の中間ワードB1と対応付けされている。
サーバ1は、外部サーバから取得するデータ又は個人から投稿される食事に関するデータ分析を行い、属性D1の種類、及び具体的な調理時間や温度等に関する情報更新を定期的に行う。
次に条件情報C1について説明する。条件情報C1は、ユーザ5の端末装置2等から予め、又はリアルタイムで自動的に取得する取得情報である。言い換えると、条件情報C1は、ユーザ5が献立の提案を要求する際にはユーザ5自身が入力する必要のない情報である。ただし、条件情報C1は、一部、その場でユーザ5自身が入力する情報を含んでもよい。例えば、ユーザ5は、提示される複数の中間ワードB1の数に制限を掛けたい場合(例えば5つ以下等)、中間ワード数を指定する情報が、条件情報C1としてその場で入力されてもよい。
条件情報C1は、図3B及び下記の表1に示すように、ユーザ状況、在庫状況、及び、環境状況といった状況(コンテキスト)に関する情報を含む。言い換えると、条件情報C1は、ユーザ5に関連する日々変化し得る情報である。
Figure 0007411901000001
[ユーザ状況]
ユーザ状況は、例えば表1に示すように、時間情報、場所情報、及び健康情報等を含み得る。なお、表1に示すコンテキスト条件及び中間ワード例は、単なる一例であって、これらに限定されるものではない。また情報提示システム100では、ユーザ5が選択した事項(履歴情報)に基づいて、より個人の嗜好等に適合するように、条件例に対応する中間ワードB1は日々変更し得る。なお、「履歴情報」については、次の欄で詳細に説明する。
時間情報は、ユーザ5が献立の提案を要求したタイミングに関する情報であり、献立要求信号に含まれて端末装置2から送信される。ここでは時間情報は、年、月、日、時刻、及び曜日の情報を含むが、例えば時刻のみの情報でもよい。また時間情報は、サーバ1のタイマで計時された時間に基づくものでもよく、献立要求信号を受信したタイミングに関する情報でもよい。そして、時間情報は、所定のコンテキスト条件を満たしているか否かを判定するために用いられる。時間情報に対する所定のコンテキスト条件の一例としては、表1に示すように、「19時以降」及び「土日祝日」等である。第1決定部11は、時間情報が「19時以降」及び「土日祝日」の少なくとも1つのコンテキスト条件を満たしていれば、中間ワードB1として「時短」や、「外食」、「中食」というワードを決定し得る。
場所情報は、ユーザ5の現在居る場所(位置)に関する情報である。ここでは場所情報は、検知部26で検知されたユーザ5の現在地に関する情報である。献立提案の要求を行ったユーザ5の場所情報は、献立要求信号に含まれて端末装置2から送信される。場所情報は、献立提案の要求を行ったユーザ5の現在地だけでなく、家族内の他のユーザ5の現在地に関する情報もそれぞれ他のユーザ5の端末装置2から送信される。サーバ1は、例えば、献立要求信号を受信したタイミングで、家族内の他のユーザ5の端末装置2に、場所情報の送信を要求する信号を送信する。そして、場所情報は、所定のコンテキスト条件を満たしているか否かを判定するために用いられる。場所情報に対する所定のコンテキスト条件の一例としては、表1に示すように、「宅外」、及び「宅からの距離5km以上」、及び「移動中(例えば帰路の途中)」等である。第1決定部11は、場所情報が「宅外」、「宅からの距離5km以上」及び「移動中」の少なくとも1つのコンテキスト条件を満たしていれば、中間ワードB1として「外食」や、「中食」、「癒し」といったワードを決定し得る。
健康情報は、ユーザ5の現在の健康状態に関する情報であり、例えば予めサーバ1で管理されている。ユーザ5は、例えば端末装置2上で調理アプリを起動して、任意のタイミングで健康情報を登録、変更、及び削除できる。健康情報は、例えば年齢、身長、体重、視力、聴力、血圧、血糖値、及び持病の病名等であり、これらの情報は、端末装置2からサーバ1に送信される。健康情報の一部の情報は、上述の通り、外部装置(例えば血圧計)から直接サーバ1に送信されてもよい。サーバ1は、これらの情報を、ユーザデータM3として記憶部17に記憶して管理する。もちろん、ユーザ5が健康状態に関する情報の登録を望まない場合には、これらの情報の入力は不要である。そして、健康情報は、所定のコンテキスト条件を満たしているか否かを判定するために用いられる。健康情報に対する所定のコンテキスト条件の一例としては、表1に示すように、「標準BMI(Body mass index)より高」及び「標準血糖値より高」等である。第1決定部11は、健康情報が「標準BMIより高」及び「標準血糖値より高」の少なくとも1つのコンテキスト条件を満たしていれば、中間ワードB1として「ダイエット」や、「血糖値」、「低カロリー」といったワードを決定し得る。
[在庫状況]
在庫状況は、例えば表1に示すように、食材に関する在庫情報を含み得る。すなわち、在庫情報は、ユーザ5が購入して(又は譲り受けて)住宅200の冷蔵庫等で保管する食材の情報である。ここでは在庫情報は、食材の名称、種類(肉類、魚介類、豆類、穀類、生鮮野菜、生鮮果実、きのこ類といったジャンル)、保管場所、残量(数量、重量等)、購入日、及び管理期限等に関する情報である。管理期限は、例えば、消費期限又は賞味期限等を想定するが、ユーザ5が任意に設定した期限でもよい(例えば消費期限より手前に設定した期限等)。ユーザ5は、例えば端末装置2上で調理アプリを起動して、任意のタイミングで在庫情報を登録、変更、及び削除できる。これらの情報は、端末装置2からサーバ1に送信される。サーバ1は、これらの情報を、ユーザデータM3として記憶部17に記憶して管理する。もちろん、ユーザ5が在庫情報の登録を望まない場合には、これらの情報の入力は不要である。また購入した食材を包装する包装材等に一次元コード又は二次元コードが付与されている場合、端末装置2の撮像部で当該コードを読み取ることで、端末装置2は、消費期限等を含む在庫情報を、サーバ1に送信してもよい。
サーバ1は、ユーザ5が保管中の食材の在庫情報を管理する。ユーザ5が情報提示システム100から提案を受けた提示情報A1を実際に調理したという情報を端末装置2に入力すると、端末装置2は、その情報を含むフィードバック信号をサーバ1に送信する。またユーザ5がレンジ装置4を利用して調理した場合、レンジ装置4は、調理メニューの情報を含むフィードバック信号をサーバ1に送信する。サーバ1は、これらのフィードバック信号から、使用された食材の種類、及び量(数量、重量等)を推定して、ユーザデータM3の在庫情報を更新する(使用された量だけ減らす)。もちろん、ユーザデータM3の在庫情報は、端末装置2がユーザ5から実際に使用した食材の量を示す情報の入力を直接的に受け付けることで、更新されてもよい。
そして、在庫情報は、所定のコンテキスト条件を満たしているか否かを判定するために用いられる。在庫情報に対する所定のコンテキスト条件の一例としては、表1に示すように、「消費期限が1日以下の食材有り」等である。第1決定部11は、在庫情報において「消費期限が1日以下の食材有り」というコンテキスト条件を満たしている食材が存在すれば、中間ワードB1としてその食材名を含む、例えば「小松菜期限」というワードを決定し得る。つまり、「小松菜期限」は、ユーザ5が現在保管中である小松菜の消費期限が1日以下であることに対応した中間ワードB1である。
このように第1決定部11は、食材に関する管理期限に基づいて中間ワードB1を決定する機能を含む。言い換えると、第1決定ステップは、食材に関する管理期限に基づく決定を含む。
[環境状況]
環境状況は、例えば表1に示すように、気温情報を含み得る。気温情報は、ユーザ5の居住施設である住宅200の所在エリア(例えばAA市)の気温情報である。サーバ1は、記憶部17に記憶される住宅200の所在情報から、所在エリアにおける気温情報を特定する。例えば、サーバ1は、外部サーバ(気象データを管理するサーバ)から、献立要求信号を受信した時点におけるAA市の気温情報を取得する。気温情報は、住宅200の所在エリアの気温情報ではなく、検知部26で検知されたユーザ5の現在地における気温情報でもよい。そして、気温情報は、所定のコンテキスト条件を満たしているか否かを判定するために用いられる。気温情報に対する所定のコンテキスト条件の一例としては、表1に示すように、「前日の気温より4度以上低」等である。第1決定部11は、気温情報がこのコンテキスト条件を満たしていれば、中間ワードB1として「あったか」や「お鍋」といったワードを決定し得る。
本参考例では、上述したコンテキスト条件及び中間ワード例に関するマスタ情報は、図1に示すように、コンテキストデータM1として、記憶部17に記憶されている。コンテキスト条件と中間ワード例とは、「多対多」で互いに対応付けされた態様で記憶されている。サーバ1は、コンテキストデータM1について、外部サーバから取得するデータ又は個人から投稿されるデータ等の分析を行い、最新ワード(流行語等)を収集して、日々更新する(コンテキストデータM1の強化)。
第1提示部13は、複数の中間ワードB1の中から1以上の中間ワードB1を選択させるように、複数の中間ワードB1をユーザ5に提示する(第1提示ステップ)ように構成される。具体的には、第1提示部13は、第1決定部11で決定された複数の中間ワードB1に関する情報を含む信号(コンテキスト選択信号)を生成して、通信部10を介して献立要求信号の送信元である端末装置2へ送信する。例えば母親50の端末装置2Aから献立要求信号が送信されたとすれば、第1提示部13は、コンテキスト選択信号を端末装置2Aに送信して、端末装置2Aの出力部25から出力させる。言い換えると、ここでは一例として、複数の中間ワードB1の中から1以上の中間ワードB1を選択する選択権が、端末装置2Aを所有する母親50に与えられる。
各端末装置2(ここでは母親50の端末装置2A)の通信部21は、コンテキスト選択信号を受信すると、制御部22は、図4に示すように、複数の中間ワードB1をそれぞれ、出力部25として機能する表示部25Aの表示画面250に表示させる。図4の例では、「時短」、「癒し」及び「小松菜期限」という3つの中間ワードB1が提示されている。図4の例では、3つの中間ワードB1が円状又は楕円状のタグで表示されている。第1タグB11は「時短」という中間ワードB1を示す。第2タグB12は「小松菜期限」という中間ワードB1を示す。第3タグB13は「癒し」という中間ワードB1を示す。第1タグB11~第3タグB13はいずれも、ユーザ5の指先等によるタップ操作を受け付けることで、対応する中間ワードB1を選択可能となっている。
端末装置2は、出力部25から、3つの中間ワードB1の中からいずれか1以上の中間ワードB1を選択するように催促するメッセージ(文字列データ又は音声データ)を出力することが好ましい。
ところで、第1タグB11~第3タグB13は、表示画面250上に表示されるその領域サイズがいずれも互いに異なっている。図4の例では、第2タグB12の領域サイズが最も大きく、その次に第1タグB11の領域サイズが大きく、第3タグB13の領域サイズが最も小さい。本参考例の情報提示システム100は、献立要求信号の送信元であるユーザ5の関心がより高いと推定される中間ワードB1ほど、対応するタグの領域サイズがより大きくなるように設定する。
具体的には、第1決定部11は、決定した複数の中間ワードB1の各々について「おすすめ度」という指標を決定し、第1提示部13は、その指標に関する結果もコンテキスト選択信号に含めて送信する。「おすすめ度」は、各中間ワードB1の絶対的な指標でもよいし、複数の中間ワードB1の中での相対的な指標でもよい。「おすすめ度」は、例えば、ユーザ5の条件情報C1がコンテキスト条件に一致する度合い、及び記憶部17のユーザデータM3におけるユーザ5が過去に選択した履歴情報から、相互的に判断して決定される。提示する複数の中間ワードB1の数について、ユーザ5が例えば5つ以下という制限を掛けている場合、該当する中間ワードB1の数が6つ以上であれば、第1提示部13は、「おすすめ度」の高い上位5つの中間ワードB1だけを提示させる。
端末装置2の制御部22は、コンテキスト選択信号に含まれる「おすすめ度」に基づき、各タグの領域サイズを決定して、表示画面250に表示する。「おすすめ度」に応じてタグの領域サイズを変更することは、必須ではなく、第1タグB11~第3タグB13の領域サイズは、全て同じでもよい。
ユーザ5が、表示画面250上に表示される複数の中間ワードB1の中から、関心の高い中間ワードB1を見つけると、その中間ワードB1に対応するタグを指先等でタップ操作する。図4の例では、第1タグB11及び第2タグB12がタップ操作されて選択されている(図4の中央における端末装置2のドットハッチングを参照)が、選択数は、1つのみでもよいし、全部でもよい。もしユーザ5が表示画面250上に表示されている複数の中間ワードB1の中に、関心のあるワードを見つけることができなければ、中間ワードの再提示要求を行うためのオブジェクト領域(図4では不図示)をタップ操作する。すると、情報提示システム100は、再提示要求を受け付ける。サーバ1は、端末装置2から再提示要求に関する信号を受信すると、第1決定部11は、前回提示した複数の中間ワードB1とは異なる中間ワードB1を抽出する。
端末装置2の制御部22は、ユーザ5によって複数の中間ワードB1の中から1以上の中間ワードB1が選択されると、選択した中間ワードB1を示す信号(飲食物要求信号)を生成して、通信部21を介してサーバ1へ送信する。サーバ1は、飲食物要求信号を受信すると、後述する第2決定部12にて提示情報A1を決定する。処理部P1は、ユーザ5の選択結果(再提示要求も含む)、つまりユーザ5が関心を示した(選択された)中間ワードB1と、関心を示さなかった(選択されなかった)中間ワードB1とを、履歴情報(ユーザデータM3)として記憶部17に記憶する。そして、処理部P1は、ユーザ5の選択結果を次回以降の中間ワードB1の決定に反映させる。
第2決定部12は、複数の提示情報A1のうち、ユーザ5が選択した1以上の中間ワードB1に対応する提示情報A1を決定する(第2決定ステップ)ように構成される。具体的には、第2決定部12は、通信部10を介して、ユーザが選択した中間ワードB1を示す飲食物要求信号を端末装置2から受信すると、記憶部17の飲食物データM2というマスタ情報を参照し、その中間ワードB1に対応する提示情報A1を抽出する。飲食物データM2は、下記の表2に示すように、調理のメニュー名と、対応する中間ワードB1とが、「多対多」で対応付けされた態様で記憶部17に格納されている。また飲食物データM2では、各メニュー名は、分量を含む必要な食材と対応付けされて格納されている。ここでは説明を省略するが、飲食物データM2では、各メニュー名は、レシピ(調理法)とも対応付けて格納されている。つまり、本参考例における食事情報は、調理メニューに関する情報を含む。飲食物データM2は、各メニューを調理するために必要となる調理家電とも対応付けされており、例えば、調理家電の1つがレンジ装置4に相当する。なお、レンジ装置4も、飲食物データM2に関する情報を管理していて、ユーザ5が、レンジ装置4を使用して、あるメニューの調理を行えば、その情報が、レンジ装置4からサーバ1に直接送信される。
Figure 0007411901000002
第2決定部12は、記憶部17の飲食物データM2から、ユーザ5が選択した1以上の中間ワードB1に対応するメニュー名を含む提示情報A1(献立)を抽出する。ここでは、ユーザ5が端末装置2にて「時短」と「小松菜期限」の2つの中間ワードB1を選択したことに起因して、この2つの中間ワードB1の両方に対応付けされているメニュー名が、1又は複数選択され得る。
具体的には、「時短」という中間ワードB1は、飲食物データM2において、「小松菜期限」以外にも、例えば「鮭がゆ」、「卵焼きサンド」、及び「親子丼」等といった他の調理メニューとも対応付けされている。また「小松菜期限」という中間ワードB1は、飲食物データM2において、「小松菜のお浸し」以外にも、「小松菜のニンニク炒め」等といった他の調理メニューとも対応付けされている。この場合、第2決定部12は、「時短」と「小松菜期限」の両方に対応付けされている「小松菜のお浸し」を選択することになる。このように第2決定部12は、食材に関する管理期限に基づいて調理メニューを決定する機能を含む。言い換えると、第2決定ステップは、食材に関する管理期限に基づく決定を含む。
同様に表2の例で言えば、ユーザ5が端末装置2において「あったか」と「お鍋」の2つの中間ワードB1を選択したとすると、この2つの中間ワードB1の両方に対応付けされているメニュー名(寄せ鍋等)が選択され得る。
第2提示部14は、決定した提示情報A1をユーザ5に提示する(第2提示ステップ)ように構成される。具体的には、第2提示部14は、第2決定部12で決定された1又は複数の提示情報A1に関する情報(ここでは「小松菜のお浸し」というメニュー名、必要な食材、レシピ、及び調理メニューの画像等)を含む信号(献立提示信号)を生成する。そして、第2提示部14は、献立提示信号を、通信部10を介して、飲食物要求信号の送信元である端末装置2へ送信する。例えば母親50の端末装置2Aから飲食物要求信号が送信されたとすれば、第2提示部14は、献立提示信号を端末装置2Aに送信して、端末装置2Aの出力部25から出力させる。調理メニューの画像は、サーバ1を運用する提供者の側で事前に準備された画像でもよいし、個人がサーバ1に投稿した自作のメニュー画像でもよい。
各端末装置2(ここでは母親50の端末装置2A)の通信部21は、献立提示信号を受信すると、制御部22は、図4の右端の端末装置2に示すように、提示情報A1を、表示部25Aの表示画面250に表示させる。図4の例では、提示情報A1として、「小松菜のお浸し」というメニュー名(文字列データ)、そのメニューの画像(画像データ)、及び必要な食材(文字列データ)に関する情報が画面表示されている。なお、必要な食材を表示している表示欄をタップ操作することで、更に詳細な情報(レシピ等)を表示する画面に遷移する。図4の例では、提示されている提示情報A1の数が1つ(「小松菜のお浸し」という一品)だけであるが、当然複数であってもよい。また提示情報A1は、その調理メニューに関する塩分、カロリー、栄養成分、並びに使用する調理家電(例えばレンジ装置4)の情報を更に含んでもよい。
本参考例の情報提示システム100は、例えばユーザ5が表示画面250上における1又は複数の提示情報A1を表示する所定領域内を指先等でタップ操作することで、提示情報A1に対する選択を受け付ける。つまり、提示された1又は複数のメニューの中にユーザ5の関心のあるメニュー(例えばこれから調理したいと思えるメニュー)が存在していれば、そのメニューを選択する。この選択により、情報提示システム100は、ユーザ5がこれからそのメニューの調理を実行するという旨を受け付ける(提示情報A1に対する最終選択)。
端末装置2は、選択結果を含む信号(フィードバック信号)をサーバ1に送信する。サーバ1の処理部P1は、通信部10を介して端末装置2からフィードバック信号を受信すると、その選択結果に基づいて、ユーザ5が実際にそのメニューの調理を行ったと見なす。そして、処理部P1は、そのメニューで使用され得る食材の種類、及び量(数量、重量等)を推定し、ユーザデータM3の在庫情報を更新する(使用され得る量だけ減らす)。また処理部P1は、ユーザ5の選択結果、すなわちユーザ5が関心を示した(選択された)提示情報A1と、関心を示さなかった(選択されなかった)提示情報A1とについて、履歴情報(ユーザデータM3)として記憶部17に記憶する。つまり、中間ワードB1に対する選択結果と同様に、処理部P1は、提示情報A1に対する選択結果も、次回以降の中間ワードB1の決定に反映させる。
提示情報A1に対する「最終選択」という権限は、実際に調理を行う調理者X1(例えば母親50)のみに与えられていることが好ましい。そこで情報提示システム100では、記憶部17のユーザデータM3において、ユーザIDに対して、調理者X1であることを示す調理者フラグの設定が可能となっている。サーバ1の処理部P1は、フィードバック信号の送信元のユーザIDに調理者フラグが付与されているか否かを判定し、調理者フラグが付与されている場合のみ、ユーザ5が実際にそのメニューの調理を行ったと見なす。もしフィードバック信号が、調理者フラグの付与されていないユーザIDから送信されていれば、サーバ1は、その旨を端末装置2より通知する。
第3提示部15は、ユーザ5が特定の食材の消費を否定する行動を示す場合、特定の食材の保存方法を提示する(第3提示ステップ)ように構成される。例えば、上述した例で言えば、ユーザ5の保管する食材のうち小松菜の消費期限が1日以下で、第1提示部13が、複数の中間ワードB1の中に「小松菜期限」という中間ワードB1を含めて提示したとする。しかし、ユーザ5が「小松菜期限」を選択せずに他の中間ワードB1を選択した場合、第2提示部14は、小松菜を使用しない調理メニュー(提示情報A1)を提示する可能性が高くなる。結果的に、小松菜の消費期限が迫っているにも関わらず、小松菜を使用しない調理メニューが、調理者X1(例えば母親50)によって最終選択される可能性が高くなる。
またユーザ5が「外食」又は「中食」という類の中間ワードB1を選択すると、小松菜の消費期限が迫っているにも関わらず、外食したり調理済みのもの(お惣菜等)を外で購入したりする可能性が高くなる。結果的に、小松菜の消費期限が迫っているにも関わらず、小松菜の消費を否定する行動(外食、中食)が取られる可能性が高くなる。
第3提示部15は、このような状態となった食材(特定の食材)の保存方法を提示する。具体的には、例えば消費期限が迫っている小松菜を洗ってから細かく切って冷凍保存する、といった情報をユーザ5の端末装置2に提示する。保存方法の提示タイミングは特に限定されないが、例えば、ユーザ5が提示情報A1に対する最終選択を行った後に保存方法を提示する。保存方法に関する情報は、飲食物データM2として、各食材と対応付けて記憶部17に記憶される。情報提示システム100は、小松菜の保存方法を提示することで保存の促しも行う。なお、情報提示システム100は、保存方法を提示せずに、保存の促しだけを行ってもよい(保存の促しメッセージの出力)。また食材の種類によっては保存が効きにくい場合もあるため(例えば卵又は乳製品等)、情報提示システム100は、そのような食材の消費期限が切れることになる可能性が高いと判断すれば、その食材の処分を促すメッセージを出力してもよい。
このように第3提示部15は、ユーザ5が食材の消費を否定する行動を示す場合に、その食材の保存方法を提示するため、利便性が向上され得る。
設定部16は、ユーザ5を複数含むグループG1(図3A参照)を設定する(設定ステップ)ように構成される。端末装置2は、調理アプリを通じて、ユーザ5の家族(母親50、父親53、子供51、及び祖父52)を1つのグループG1として紐づけるための操作入力を受け付け可能となっている。端末装置2は、グループ設定に関する操作入力を受け付けると、そのグループ設定に関する情報をサーバ1に送信する。設定部16は、端末装置2からグループ設定に関する情報を受信すると、そのグループ設定をユーザデータM3として記憶部17に記憶する。グループG1は、対象者のユーザIDによって紐づけされる。
本参考例では、グループ設定が行われているユーザ5の端末装置2から献立要求信号を受信すると、第1提示部13及び第2提示部14の少なくとも一方は、グループG1の単位での提示を行うことが可能となっている。言い換えると、第1提示ステップ及び第2提示ステップの少なくとも一方のステップは、グループG1の単位での提示を行う。このように情報提示システム100では、グループG1の単位での提示を行えるため、複数のユーザ5向け(例えば家族向け)の情報提示を容易に行える。
ここでは設定部16は、グループG1の単位による中間ワードB1の提示、及び提示情報A1の提示について有効又は無効を個別に設定できるように構成される。例えば、グループG1の単位による中間ワードB1の提示が「有効」に設定され、一方、グループG1の単位による提示情報A1の提示は「無効」に設定されているとする。調理者X1(母親50)が端末装置2Aから献立要求信号を送信する操作を行うと、母親50の端末装置2Aだけでなく、他の家族(父親53、子供51、及び祖父52)の端末装置2にも、複数の中間ワードB1が提示される。結果的に、家族の各々が関心のある中間ワードB1を選択できて、提示情報A1には家族全員分の意見が反映されやすくなる。この時、第1決定部11は、複数の中間ワードB1を、家族全員分の条件情報C1に基づいて決定してもよいし、代表者1名分(例えば調理者X1)の条件情報C1に基づいて決定してもよい。なお、提示情報A1の提示は、「無効」であるため、調理者X1である母親50の端末装置2Aのみを対象とする。もちろん、グループG1の単位による提示情報A1の提示も「有効」に設定されていれば、提示情報A1は、母親50の端末装置2Aだけでなく、他の家族の端末装置2にも提示される。
ただし、グループG1の単位による提示情報A1の提示が「有効」に設定されていても、提示情報A1に対する「最終選択」という権限は、上述の通り、実際に調理を行う調理者X1(例えば母親50)のみに与えられていることが好ましい。言い換えると、第2提示ステップにて提示される提示情報A1を選択する権限は、グループG1内で所定のユーザ5のみに与えられることが好ましい。この場合、提示された提示情報A1に基づいて特定のアクションを実行する実行者(例えば調理者X1)と、当該アクションを実行しない非実行者とが、グループG1内に混在する場合に、その権限を実行者のみに与えることで、利便性が向上され得る。
(2.3)履歴情報の反映
上述の通り、本参考例の情報提示システム100では、ユーザ5が選択した事項(履歴情報)に基づいて、より個人の嗜好等に適合するように、条件例に対応する中間ワードB1が日々変更し得る。ユーザ5の履歴情報も、上述した「ユーザ状況」の1つに相当する。言い換えると、条件情報C1は、履歴情報を含む。履歴情報は、過去に第1提示部13(第1提示ステップ)でユーザ5に対して提示した複数の中間ワードB1に関する履歴を含む。
また本参考例では、履歴情報は、過去にユーザ5が選択した1以上の中間ワードB1に関する履歴を含む。つまり、情報提示システム100は、ユーザ5が日々選択する中間ワードB1等に関する履歴情報を管理する。
さらに本参考例では、履歴情報は、過去に第2提示部14(第2提示ステップ)で提示情報A1の提示を受けたユーザ5が取った行動に関する履歴を含む。具体的には、履歴情報は、端末装置2へのタップ操作により、ユーザが「最終選択」した(選択ではなく閲覧でもよい)提示情報A1に関する履歴を含み、また「選択しなかった」提示情報A1に関する履歴も含み得る。また履歴情報は、レンジ装置4を使用して、ある調理メニュー(必ずしも提示情報A1と一致するとは限らない)を調理したという履歴を含み、レンジ装置4から直接受信して得られる情報に基づく履歴を含み得る。つまり、上記の「行動」とは、選択、閲覧、及び調理(実行)に相当する。
また履歴情報は、過去に取得したユーザ状況、在庫状況、及び環境状況に関する取得情報も含む。例えば過去のユーザ状況は、そのユーザ5の生活パターン(生活習慣、生活リズム)を推定するための材料となり得る。
情報提示システム100の処理部P1は、日々の蓄積される履歴情報に基づき、例えば教師なし学習を行う学習部18(図1参照)を更に有している。学習部18は、履歴情報が持つ構造、特徴を分析してクラスタリング等を行い、ユーザ5ごと(グループG1ごとでもよい)のモデルを生成する。第1決定部11は、献立要求信号を受信したタイミングにおける現在の状況(コンテキスト)に加えて、そのモデルも考慮することで、そのユーザ5の生活パターン及び嗜好により合った複数の中間ワードB1を決定する。ここでいう「日々の蓄積される履歴情報」は、献立提案の要求を行ったユーザ5自身の履歴情報だけでなく、そのユーザ5が属するグループG1内における他のユーザ5の履歴情報、及び、住宅200のユーザ5以外のユーザ5の履歴情報も含み得る。
履歴情報が持つ特徴の例としては、例えば、体重又は血圧を気にして低カロリー又は減塩のメニューが選択されやすい傾向が強いという特徴、夕飯を軽食で済ませる傾向が強いという特徴、帰宅時間が21時以降と遅い傾向が強いという特徴があり得る。また例えば、冬の季節には鍋物を好んで調理する傾向が強いという特徴、あまり食材の期限管理の能力が高くなく消費期限が迫る食材が多々発生する傾向が強いという特徴、土日は外食が多く自分で調理する可能性が低いという特徴があり得る。情報提示システム100では、そのような特徴が中間ワードB1の決定にも反映されやすくなる。
このように本参考例では、複数の中間ワードB1が、履歴情報を含む条件情報C1に基づき決定される。そのため、ユーザ5の生活パターン及び嗜好等が複数の中間ワードB1に反映されやすくなり、結果的に、よりユーザ5の意思が反映された提示情報A1が提示されやすくなる。
なお、第1決定部11及び第2決定部12の少なくとも一方は、(食材に関する)管理期限とユーザ5の生活パターンとに基づいて、中間ワードB1及び提示情報A1の決定をそれぞれ行うことが好ましい。言い換えると、第1決定ステップ及び第2決定ステップの少なくとも一方のステップは、管理期限とユーザ5の生活パターンとに基づく決定を含むことが好ましい。具体的には、例えば、あるユーザ5は、外食又は中食が多く、あまり調理を行わない傾向が強かったり、或いは帰宅時間が遅い傾向が強かったりすると、食材が消費されないまま管理期限を迎えてしまう可能性が高くなる。要するに、例えば1週間単位での調理頻度が、ユーザ5によって異なり得る。そこで、情報提示システム100は、各ユーザ5の履歴情報に基づく調理頻度(ユーザ5の生活パターン)に応じて、食材の消費を推し進めるタイミングの調整を行う。
情報提示システム100は、上述の通り、履歴情報からユーザ5の生活パターンを分析している。情報提示システム100は、調理頻度が比較的低いユーザ5には、管理期限が迫っている食材に関する中間ワードB1及び提示情報A1について、管理期限に対して余裕を持って早めに提示する。例えば、表1のコンテキスト条件の1つである「消費期限が1日以下の食材有り」は、調理頻度が比較的低いユーザ5には「消費期限が3日以下の食材有り」という条件を適用することで、管理期限に関する中間ワードB1の提示タイミングが2日早くなる。この場合、食材に関する管理期限に加えてユーザ5の生活パターンも考慮した食事に関する提案を行える。
(2.4)食材リストの提示
ユーザ5によっては、例えば1週間分先の献立をある程度決めて、その1週間分のメニューで使用する食材をまとめて購入する場合がある。そこで、本参考例の情報提示システム100は、提案を要望する食事の回数を指定することが可能となっている。つまり、提示情報A1は、1回の食事に関する情報に限定されず、2回以上の食事に関する情報を含んでもよい。ここでいう「1回の食事」は、例えば、1日の朝食、昼食、夕食、及び間食のいずれかで1回を想定する。しかし、「1回の食事」は、1日単位の食事でもよい。また食事の「回数」を指定する代わりに「期間(2日間又は1週間等)」を指定する態様でもよく、例えばカレンダー情報に基づいて「3月1日~3月10日」という態様で指定できてもよい。カレンダー情報は、ユーザ5ごとに、イベント情報等と一緒に、記憶部17に記憶されてユーザデータM3として管理される。各ユーザ5は、端末装置2を介して、自分のカレンダー情報を閲覧可能である。ユーザ5は、例えば、過去に調理したメニューを、カレンダーという形態で閲覧できる(2月1日の調理メニュー:寄せ鍋等)。カレンダー情報には、予定されるイベント(例えば外食予定日、父親53の出張予定日、子供51の運動会の予定日等)の登録も、スケジュール情報として可能である。このスケジュール情報も、第1決定部11が中間ワードB1を決定する際における条件情報C1の「ユーザ状況」の1つに相当する。
サーバ1は、端末装置2から、提案を要望する食事の回数を指定する情報を受信すると、第2提示部14は、その回数に応じた分の食事に関する提示情報A1を提示する。ここで、第2提示部14は、2回以上の食事にそれぞれ対応する食材リストを一括で、提示情報A1として提示する(第2提示ステップ)ように構成される。
ここでサーバ1は、例えば、1週間分の食事に対応する提示情報A1を提示した翌日或いは数日後に、ユーザ5から提示情報A1の再提示の要求を受ける場合がある。しかし、ユーザ5の状況(コンテキスト)は、日々変化しており、1週間分まとめて購入した食材の在庫も、日々の調理を経て減ることになる。これに対して、本参考例の情報提示システム100は、(一括で提示する)食材リストを条件情報C1の変化に応じて更新するように構成される。したがって、条件情報C1が日々変化し得る場合に、その変化に追従した形態の食材リストを提示できる。特に提示情報A1の再提示の要求を受けた時点における、残された食材で調理可能な最善なメニューの提案を行うことができる。
また食材リストは、過去の提示情報A1の提示に対するユーザ5の選択結果に応じて更新されることが好ましい。この場合、ユーザ5の生活パターン及び嗜好等がより反映された形態の食材リストを提示できる。
(2.5)優先度
本参考例では、グループG1の複数のユーザ5に対して優先度を設定することが可能になっている。そして、優先度の設定がある場合、第1決定部11は、そのグループG1の中で優先度の高いユーザ5に関連する条件情報C1に基づいて、複数の中間ワードB1を決定するように構成される。言い換えると、グループG1内における複数のユーザ5には、優先度が設定されて、第1決定ステップにて、優先度の高いユーザ5に関連する条件情報C1に基づいて、複数の中間ワードB1を決定する。
グループG1の優先度は、例えば下の表3に示すように、「1」~「3」の優先度フラグとして設定される。
Figure 0007411901000003
表3の例では、第1識別子及び第2識別子のセットが、各ユーザ5のユーザIDを構成する。第1識別子は、グループG1の固有IDであり、第2識別子は、グループG1内で家族を区別する固有IDである。優先度フラグは「1」が最も高く、「2」、「3」の順で低い優先度を示す。つまり、表3の例では、子供51のユーザIDに対して、最も高い優先度が割り振られている。さらに本参考例の情報提示システム100では、優先条件の設定も可能である。ユーザ5は、端末装置2への操作入力によって、優先度フラグ及び優先条件を入力可能となっている。
例えば、第1決定部11は、そのグループG1の中で最も優先度の高い子供51に関連する条件情報C1に基づいて、つまり子供51の生活パターン及び嗜好を優先させて中間ワードB1を決定する。特に子供51の優先条件が「帰宅時間」に設定されているため、第1決定部11は、子供51の現在地から帰宅時間を推定し、例えば、その帰宅時間を目標に調理可能な食事の属性D1を連想させる中間ワードB1を含める。
また第1決定部11は、そのグループG1の中で次に優先度の高い祖父52に関連する条件情報C1に基づいて、つまり祖父52の生活パターン及び嗜好を子供51の次に優先させて中間ワードB1を決定する。特に祖父52の優先条件が「血糖値」に設定されているため、第1決定部11は、血糖値(健康情報)が所定のコンテキスト条件を満たしていれば、糖質を抑える食事の属性D1を連想させる中間ワードB1を含める。
このように優先度の設定が可能であるため、優先度の高いユーザ5に関連する条件情報C1が、複数の中間ワードB1に反映されやすくなる。
なお、端末装置2は、ユーザ5からの操作入力に応じて、表3に示すように、グループG1内のどの人にどの優先度が設定されているかを一覧で表示画面250に出力可能となっている。そのため、各ユーザ5は、グループG1における現在の優先度の設定内容を容易に閲覧できる。
(2.6)動作説明
以下、本参考例における情報提示システム100の動作について、図5を参照しながら簡単に説明する。なお、以下の動作説明における順序は、単なる一例であって特に限定されない。
住宅200内において、調理者X1である母親50は、端末装置2Aにて調理アプリを起動して自分のユーザID及びパスワードを入力してログインする。さらに母親50は、調理アプリを通じて、例えば今日の夕飯に関する献立提案を要求する操作入力を行う(ステップS1)。端末装置2Aは、母親50からの操作入力に応じて、サーバ1に献立要求信号を送信する(ステップS2)。
サーバ1は、献立要求信号を受信すると、そのユーザIDに紐づくグループG1におけるユーザ5全員の端末装置2に、その時点における条件情報C1の中で必要となる情報(現在地等の情報)を要求して取得する(ステップS3)。そして、サーバ1は、条件情報C1に基づいて、複数の中間ワードB1を決定する(第1決定ステップ:ステップS4)。なお、ここでは図1に示すように、家族4人のうち母親50、子供51、及び祖父52は在宅中である一方、父親53は、仕事場で勤務中のため外出中である。サーバ1は、父親53の現在地から、現在勤務中であることを推定し、結果的に、中間ワードB1には、外出中の父親53に関連するようなワードが含まれ得る。
サーバ1は、複数の中間ワードB1を決定すると、コンテキスト選択信号を生成して端末装置2Aに送信し、複数の中間ワードB1を母親50に提示させる(第1提示ステップ:ステップS5)。
端末装置2Aは、コンテキスト選択信号を受信すると、複数の中間ワードB1を表示部25Aの表示画面250に表示する(ステップS6)。端末装置2Aは、母親50からのタップ操作等を通じて、複数の中間ワードB1の選択を受け付けると(ステップS7)、選択した中間ワードB1を示す飲食物要求信号を生成してサーバ1へ送信する(ステップS8)。
サーバ1は、飲食物要求信号を受信すると、飲食物データM2を参照して、ユーザ5が選択した中間ワードB1に対応する提示情報A1を決定する(第2決定ステップ:ステップS9)。サーバ1は、決定した提示情報A1に関する情報(ここでは「小松菜のお浸し」)を含む献立提示信号を生成して端末装置2Aに送信し、提示情報A1を母親50に提示させる(第2提示ステップ:ステップS10)。
端末装置2Aは、献立提示信号を受信すると、提示情報A1を表示部25Aの表示画面250に表示する(ステップS11)。母親50は、提案された提示情報A1を今日の夕飯として調理することに決めると、タップ操作等を通じて「最終選択」を行う(ステップS12)。
端末装置2Aは、その選択結果を含むフィードバック信号をサーバ1に送信する(ステップS13)。また母親50が、最終選択した提示情報A1について、レンジ装置4を用いて調理を実行すると(ステップS14)、レンジ装置4は、その調理結果を含むフィードバック信号をサーバ1に送信する(ステップS15)。
サーバ1は、端末装置2A及びレンジ装置4からフィードバック信号を受信すると、その選択結果及び調理結果に基づいて、そのメニューで使用され得る食材の種類、及び量(数量、重量等)を推定し、ユーザデータM3の在庫情報を更新する(ステップS16)。また学習部18は、例えばこのタイミングで、その選択結果及び調理結果を加味するように(機械学習の)モデルを更新する。
このように本参考例の情報提示システム100によれば、複数の中間ワードB1をユーザ5に関連する条件情報C1に基づいて決定して提示するため、ユーザ5は複数の中間ワードB1から関心のある中間ワードB1を選択するだけで、提示情報A1が提示される。つまり、特許文献1とは違って、ユーザ5自身が中間ワードB1に相当するようなワードを考えて入力するといった手間がない。結果的に、ユーザ5の利便性が改善されつつ、ユーザ5の意思が反映されやすくなる、という利点がある。
また情報提示システム100の使用開始初期に比べて、日々の献立提案の要求により中間ワードB1及び提示情報A1の選択回数が増加するほど、学習部18を通じて、そのユーザ5の生活パターン及び嗜好等により適合した中間ワードB1が提示されやすくなる。特に調理者X1は、グループG1内の他のユーザ5の現在の状況(コンテキスト)を詳細に把握しきれていない場合があり、その点でも情報提示システム100は、他のユーザ5の状況も考慮した中間ワードB1及び提示情報A1の提示を行える。
(3)変形例
上記参考例は、本開示の様々な参考例の一つに過ぎない。上記参考例は、本開示の目的を達成できれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。また、上記参考例に係る情報提示システム100と同様の機能は、情報提示方法、コンピュータプログラム、又はコンピュータプログラムを記録した非一時的記録媒体等で具現化されてもよい。
以下、上記参考例の変形例を列挙する。以下に説明する変形例は、適宜組み合わせて適用可能である。以下では、上記参考例を「基本例」と呼ぶこともある。
本開示における情報提示システム100は、コンピュータシステムを含んでいる。コンピュータシステムは、ハードウェアとしてのプロセッサ及びメモリを主構成とする。コンピュータシステムのメモリに記録されたプログラムをプロセッサが実行することによって、本開示における情報提示システム100としての機能が実現される。プログラムは、コンピュータシステムのメモリに予め記録されてもよく、電気通信回線を通じて提供されてもよく、コンピュータシステムで読み取り可能なメモリカード、光学ディスク、ハードディスクドライブ等の非一時的記録媒体に記録されて提供されてもよい。コンピュータシステムのプロセッサは、半導体集積回路(IC)又は大規模集積回路(LSI)を含む1ないし複数の電子回路で構成される。ここでいうIC又はLSI等の集積回路は、集積の度合いによって呼び方が異なっており、システムLSI、VLSI(Very Large Scale Integration)、又はULSI(Ultra Large Scale Integration)と呼ばれる集積回路を含む。さらに、LSIの製造後にプログラムされる、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、又はLSI内部の接合関係の再構成若しくはLSI内部の回路区画の再構成が可能な論理デバイスについても、プロセッサとして採用することができる。複数の電子回路は、1つのチップに集約されていてもよいし、複数のチップに分散して設けられていてもよい。複数のチップは、1つの装置に集約されていてもよいし、複数の装置に分散して設けられていてもよい。ここでいうコンピュータシステムは、1以上のプロセッサ及び1以上のメモリを有するマイクロコントローラを含む。したがって、マイクロコントローラについても、半導体集積回路又は大規模集積回路を含む1ないし複数の電子回路で構成される。
また、情報提示システム100における複数の機能が、1つのハウジング内に集約されていることは必須の構成ではない。例えば、情報提示システム100の構成要素は、複数のハウジングに分散して設けられていてもよい。反対に、情報提示システム100における複数の機能が、1つのハウジング内に集約されてもよい。さらに、情報提示システム100の少なくとも一部の機能、例えば、情報提示システム100の一部の機能がクラウド(クラウドコンピューティング)等によって実現されてもよい。
基本例では、複数の中間ワードB1が、円状及び楕円状のタグとして、端末装置2の表示部25Aにおける表示画面250に表示される。しかし、図6に示すように、複数の中間ワードB1は、リスト形式で表示されてもよい。リスト形式においても、上から「おすすめ度」の高い順に中間ワードB1が表示されることが好ましい。
基本例では、提示情報A1が、1画面に1つ表示されている。しかし、図7に示すように、2つの提示情報A1(小松菜のお浸しと寄せ鍋)が、1画面に表示されてもよい。またサーバ1が提示情報A1を決定する要因となった中間ワードB1が、ユーザ5に分かるように、提示情報A1は、中間ワードB1とセットで表示されてもよい。図7の例から、「小松菜のお浸し」がユーザ5の選択した「時短」という中間ワードB1に基づいて決定され、「寄せ鍋」がユーザ5の選択した「あったか」という中間ワードB1に基づいて決定されたことが容易に理解できる。
基本例では、食事情報(提示情報A1)が、調理メニュー及びレシピに関する情報であった。しかし、食事情報は、外食又は中食に関する情報でもよい。具体的には、中間ワードB1として「外食」又は「中食」がユーザ5に選択されると、情報提示システム100は、提示情報A1として、住宅200の周辺地域にあるスーパー又はレストラン店等の店舗情報を提示してもよい。この場合、サーバ1は、スーパー又はレストラン店等の店舗に関する地図情報を外部サーバから取得して記憶し、住宅200の周辺地域、又は住宅200から父親53の勤務地までの経路における地域にある店舗を検索する。サーバ1は、外部サーバからスーパーの特売又はレストラン店のポイント付与に関する情報を取得すれば、「特売」又は「ポイント付与」といった中間ワードB1として提示する。ユーザ5が関心を示せば、サーバ1は、その店舗名及び位置情報、並びにポイント付与の対象となるメニュー(或いは特売対象の食材又はお惣菜等)の情報を、提示情報A1として提案する。
基本例では、複数の中間ワードB1の選択権が、端末装置2Aを所有する母親50のみに与えられている。しかし、グループG1内の他のユーザ5の端末装置2に対しても、コンテキスト選択信号を送信して、他のユーザ5にも複数の中間ワードB1の選択権が与えられてもよい。また各端末装置2は、提示される複数の中間ワードB1及び提示情報A1について、どの中間ワードB1及び提示情報A1を選択するか、グループG1内で相談し合えるように表示画面250上にチャットウィンドを出力してもよい。この場合、情報提示システム100は、調理メニューに関する家族会議を行うためのプラットフォームを提供することも可能である。
基本例では、母親50が調理者X1であったが、グループG1内の他のユーザ5、例えば父親53が臨時的に調理者X1となる場合には、自身の端末装置2Dを用いて、献立提示の要求を行うことになる。その場合、情報提示システム100は、中間ワードB1及び提示情報A1の提示を、基本的には端末装置2Dに行わせる。
基本例では、調理者X1である母親50が在宅中に端末装置2から献立提案の要求を行っている。例えば、調理者X1である母親50が、外出中(例えば買い物中)で端末装置2から献立提案の要求を行ってもよい。この場合、ユーザ5の現在地に関するユーザ状況が中間ワードB1の決定に大きく影響するように設定可能でもよい。
基本例では、情報提示システム100は、ユーザ5(母親50)から献立提案の要求を受け付けたことをトリガーに中間ワードB1を決定して提示を行っている。しかし、情報提示システム100は、例えば所定の時刻になれば、中間ワードB1を決定する処理を自動的に開始し、プッシュ通知等で通知(提示)してもよい。
基本例では、提示情報A1は、食事に関する食事情報を含んでいた。提示情報A1は、食事の代わりに音楽、書籍又は映像等に関する情報を含んでもよい。
(4)参考例の具体例
以下、上記の参考例のより具体的な例について説明する。
(4.1)具体例の構成
以下では、提示情報として食事に関する提案である食事提案を行う具体例について説明する。なお、食事提案とは、メニュー又は複数のメニューからなる献立のレシピを提示し、調理を伴う食事を提案すること、及び、外食又は中食などの調理を伴わない食事を提案することとを含む概念である。なお、以下の説明において、上記の参考例と実質的に同等と見なされる構成については、同じ符号を付すことにより、上記での説明を参照して、ここでの説明を省略する場合がある。
以下説明される具体例では、上記の図1のサーバ1に代えて、図8に示すサーバ1aが用いられる。図8は、参考例の具体例に係る提示システムの機能構成を示すブロック図である。なお、図8では、上記に説明済みのサーバ1が備える構成についての図示が省略されているが、サーバ1aは、上記のサーバ1と同様の構成を有するものとして説明する。
具体的には、サーバ1aは、サーバ1に対して取得部19を備える点で異なっている。取得部19は、ユーザ5に関連するユーザ情報を取得するための処理部であり、プロセッサとメモリとを用いて所定のプログラムが実行されることで実現される。例えば、取得部19は処理部P1の一機能として実現される。取得部19は、例えば、各種の装置に備えられる検知部からユーザ5に関連する情報を取得する。このため、取得部19は、例えば通信部10などを介して各種の装置に備えられる検知部と通信可能に接続されている。なお、ここで取得される情報については、後述にて詳しく説明する。取得部19が情報を取得する対象の検知器には、端末装置2に備えられた検知部26の他、ユーザ5が所有する家電装置8の検知部26a、及び、ユーザ5が所有する計測装置9の検知部26bなどが含まれてもよい。また、取得部19は各種の外部システムなどからユーザ情報を取得することもできる。この構成についても後述する。
上記したように、本具体例においては、情報提示システム100は、複数の食事提案の中からいずれかの食事提案をユーザ5に提示する情報提示システム100である。したがって、本具体例における中間ワードの各々は、複数の食事提案のうちのいずれか1以上の食事提案に関する属性から連想されるワードである。
本具体例における情報提示システム100は、以下のように動作する。図9は、参考例の具体例に係る情報提示システムの動作を示すフローチャートである。図9に示すように、まず、取得部19は、ユーザ5に関連するユーザ情報を取得する(取得ステップS101)。次に、第1決定部11は、取得したユーザ情報からユーザ5に関連する条件情報を決定し、条件情報に基づいて複数の中間ワードを決定する(第1決定ステップS102)。本具体例に係る条件情報については、ユーザ情報の説明とともに後述する。
次に、第1提示部13は、複数の中間ワードの中から1以上の中間ワードを選択させるように、複数の中間ワードをユーザ5に提示する(第1提示ステップS103)。次に、第2決定部12は、複数の食事提案のうち、ユーザ5が選択した1以上の中間ワードに対応する食事提案を決定する(第2決定ステップS104)。次に、第2提示部14は、決定した食事提案をユーザ5に提示する(第2提示ステップ105)。これによれば、食事提案において、ユーザ5の利便性が改善されつつ、ユーザの意思が反映されやすい、という利点がある。
また、上記のようにして提示された中間ワードは、ユーザ5の判断により削除することが可能である。例えば、図10は、参考例の具体例に係る中間ワードの削除の様子を例示する図である。図10では、左方に削除要求を送信する前の中間ワードB1が示され、右方に削除要求を送信したあとの中間ワードB1が示されている。図10に示すように、一度提示された中間ワードB1は、それぞれ個別に削除するか否かをユーザ5が要求できる。例えば、ユーザ5は、削除したい中間ワードB1上で表示画面250を長押しタップする。すると、当該中間ワードB1に対するサブメニューB2が表示される。このサブメニューB2の中から「削除」を選択することで、中間ワードB1のうちのユーザ5が選択したものは削除される。
また、ここでの削除とは、一時的に非提示状態とすることと、恒久的に非提示状態とすることとを含んでいる。例えば、ユーザに対する通知の意味合いが強い、「小松菜期限」などの情報は、いずれ小松菜を買い足した際には、再び期限が迫れば同様に提示されることが適切な場合がある。一方で、「時短」などのユーザ5の行動特性などを反映した提示については、ユーザ5が提示自体を望まない場合には恒久的に提示されないようにするとよい。そこで本具体例においては、このような一時的な非提示状態とするか、恒久的な非提示状態とするかについて、選択できる構成である。このような選択は、例えば、「削除」又は「恒久的に削除」(不図示)のいずれか一方をユーザ5が任意に選択することで行われる。
恒久的な削除が選択された中間ワードB1は、例えば、図11のように管理される。図11は、参考例の具体例に係る非表示リストの一例を示す図である。図11に示すように、恒久的な削除が選択された中間ワードB1は、非表示リストに登録される。このような非表示リストは、記憶部17などに格納されており、ユーザ5が中間ワードB1の恒久的な削除を行うたびに更新される。
この中間ワードB1の削除においては、情報提示システム100は、以下のように動作する。図12は、参考例の具体例に係る中間ワードの削除に関する動作を示すフローチャートである。図12に示すように、処理部P1は、まず、端末装置2の入力部24などを介して、ユーザ5による削除要求の入力を受け付ける(第1受付ステップS201)。処理部P1は、削除要求を受け付けると、端末装置2に提示させる画像を変更させ、提示されている複数の中間ワードB1の中から削除対象の中間ワードB1の提示を削除する(ステップS202)。さらに、処理部P1は、この削除要求が一時的な削除であるか、恒久的な削除であるかを判定し(不図示)、恒久的な削除である場合に、削除対象の中間ワードB1を非表示リストに登録する(登録ステップS203)。
その後、第1決定ステップS102において、第1決定部11は、条件情報に基づき、かつ、非表示リストに登録された削除対象の中間ワードを除外した複数の中間ワードを提示するように決定する。この結果、非表示リストに登録された中間ワードB1は、以降の処理において表示されることはなくなる。なお、別途ユーザ5による操作に基づき、非表示リストに登録された中間ワードB1の登録が解除されることで、当該中間ワードB1が再び提示可能となってもよい。
また、上記のようにして提示された中間ワードB1は、ユーザ5の判断により表示更新することが可能である。例えば、図13は、参考例の具体例に係る中間ワードの更新の様子を例示する図である。図13では、左方に更新要求を送信する前の中間ワードB1が示され、右方に更新要求を送信したあとの中間ワードB1が示されている。図13に示すように、一度提示された中間ワードB1は、ユーザ5が思わしい中間ワードB1がないと判断すれば、表示されている中間ワードB1の更新をユーザ5が要求できる。例えば、ユーザ5は、中間ワードB1が提示されている表示画面250上のいずれかの箇所を長押しタップする。すると、サブメニューB2が表示される。このサブメニューB2の中から「表示更新」を選択することで、提示されている中間ワードB1に代えて新たな中間ワードB1が提示される。
この中間ワードB1の更新においては、情報提示システム100は、以下のように動作する。図14は、参考例の具体例に係る中間ワードの更新に関する動作を示すフローチャートである。図14に示すように、処理部P1は、まず、端末装置2の入力部24などを介して、ユーザ5による更新要求の入力を受け付ける(第2受付ステップS301)。処理部P1に含まれる第3決定部(不図示)は、削除要求を受け付けると、条件情報に基づいて、第1提示ステップS102で提示した複数の中間ワードとは異なる複数の更新後の中間ワードB1である更新中間ワードを決定する(第3決定ステップS302)。さらに、処理部P1に含まれる第3提示部(不図示)は、1以上の更新中間ワードを選択させるように、複数の更新中間ワードをユーザ5に提示する(第3提示ステップS303)。
なお、上記の第3決定部は、第1決定部11によって実現されてもよい。この場合、第1決定部11は、第3決定部の一例である。また、上記の第3提示部は、第1提示部13によって実現されてもよい。この場合、第1提示部13は、第3提示部の一例である。第1決定部11は、例えば、中間ワードB1を決定する際に、提示する数以上の中間ワードB1を決定しており、そのうち、所定の基準にしたがって上位のいくつかを提示している。その後更新要求を受け付けると、第1決定部11が決定した複数の中間ワードB1のうちの次点に相当する中間ワードB1が新たに提示されるとしてもよい。これにより、新たに中間ワードB1を決定する処理を経ることなくシームレスに更新中間ワードを提示することが可能となる。
また、上記参考例において説明した学習部18は、以上の中間ワードB1の削除及び表示更新に基づいて、ユーザ5に対する提示不要な中間ワードB1の傾向を学習してもよい。この結果生成される学習モデルは、第1決定部11が中間ワードを決定する際に仮決定した中間ワード候補について、ユーザ5に対して提示するべき中間ワードB1であるか否かを判定するために用いることができる。
また、この他に、本具体例においては、提示した中間ワードB1の中で、高頻度に選択される中間ワードB1をより選択しやすい態様で提示することができる。具体的には、取得部19は、さらに、過去に提示された複数の中間ワードB1のそれぞれの選択された頻度である選択頻度を取得し、第1提示ステップS103において、複数の中間ワードB1を選択頻度に応じて、例えば、選択頻度が大きいほど、強調される態様で提示する。強調される態様とは、例えば、上記に説明したタグの大きさが大きいことであってもよいし、他の中間ワードB1に対して色が異なる態様であってもよいし、他の中間ワードB1とは異なる形状のタグが付されてもよい。ここでの強調される態様とは、他の中間ワードB1に比べてよりユーザ5の目を引くことができる構成であればどのような態様であってもよい。
さらに、本具体例においては、ユーザ5が保有する食材の希少度又は価格に基づく食材の価値に関する情報を取得し、取得した食材の価値に応じた態様で中間ワードB1を提示する。このため、取得部19は、ユーザ5が保有する食材の価値に関する情報を取得する。例えば、取得部19は、ユーザ5がウェブサイトなどを通じて購入した食材の名称と価格とを取得してもよいし、当該食材の名称を用いて希少性に関する情報を自動的に収集して食材の名称に紐付けたタグを生成してもよい。また、食材の価値は、ユーザ5に固有の側面も大きいので、ユーザ5の食材に対する嗜好などを予め有し、この嗜好にも基づいて価値が算出されてもよい。
以上の結果、第1提示ステップS103では、複数の中間ワードB1を食材の価値に応じた態様で提示することができる。例えば、図15は、参考例の具体例に係る食材の価値に応じた態様で提示される中間ワードを例示する図である。図15に示すように、比較的高価は「本マグロ」などの中間ワードB1は、比較的安価な「サンマ」及び「小アジ」などの中間ワードB1に比べて強調される態様で提示されている。より具体的には、比較的高価は「本マグロ」などの中間ワードB1は、他の中間ワードB1に比べてタグの大きさが大きい態様で提示されている。なお、ここでも、食材の価値が大きいほど、強調される態様で中間ワードB1が提示されれば、その態様に特に限定はない。
(4.2)ユーザ情報と条件情報との関係
以下、本具体例におけるユーザ情報と条件情報との関係について説明する。例えば、本具体例においては、図16に示すように、取得したユーザ情報に基づく中間ワードB1が提示される。図16は、参考例の具体例に係るユーザ情報に基づき提示される中間ワードを例示する図である。図16に示すように、本具体例で提示される中間ワードB1は、ユーザ5の健康度を改善するもの(図中の「体重が気になる」)、ユーザ5の行動特性から推定される行動に沿うもの(図中の「SNSで話題」)、ユーザ5の調理可能時間以内で用意できる食事に関するもの(図中の「テイクアウト」)、及び、ユーザ5の調理能力の向上を促進するもの(図中の「新しい調理方法に挑戦」)などが含まれ得る。以下、それぞれについて詳しく説明する。
(4.2.1)健康度の観点における条件情報
まず、ユーザ5の健康度を改善するものに関するユーザ情報について説明する。ここでは、ユーザ情報は、外部のスケジュール管理システム、計測装置9、及び、家電装置8などから取得される。ユーザ情報は、例えば、ユーザ5が運動を実施する日時に関するスケジュールを含む。また、ユーザ情報は、計測装置9の一例である、血圧計、血糖値測定器、トワレ、体重計、活動量計、及び、体温計等の据え置き型、持ち運び型、あるいは、体内埋め込み型の装置から取得されるユーザ5のバイタル情報等を含む。また、ユーザ情報は、家電装置8の一例である寝具、照明装置、及び、空気調和装置等の装置から取得される就寝、起床の時間差、又は、睡眠の質に基づく睡眠不足に関する情報を含む。また、ユーザ情報は、端末装置2又は家電装置8の一例である計時装置等の装置から取得される日時に関する情報及び位置情報等を含む。
例えば、上記のユーザ情報から決定される条件情報としては、ユーザ5の健康度や実施している運動の情報に応じて、摂取栄養の目標などが設定される。そして、この設定された摂取栄養に応じた中間ワードが決定される。例えば、ユーザ5の運動量が多い場合には、条件情報としてユーザ5が筋力アップに望んでいると推定されるので、「効率的に筋力アップ」などの中間ワードB1を提示するとともに、タンパク質が比較的多めとなる食事提案が行われる。また、例えば、ユーザ5の運動量が少ない場合には、条件情報としてユーザ5が体重の増加を抑制することを望んでいると推定されるので、「体重が気になる」などの中間ワードB1を提示するとともに、低カロリーの食事提案が行われる。なお、深夜に食事を摂る場合においても、同様に「体重が気になる」などの中間ワードB1を提示するとともに、低カロリーの食事提案が行われる。
また、例えば、ユーザ5の排泄物の状態から腸内環境が乱れていることが検知された場合には、条件情報としてユーザ5が腸内環境正常化を目指していると推定されるので、「お腹の調子を整える」などの中間ワードB1を提示するとともに、プレバイオティクス及びプロバイオティクスの調整された食事提案が行われる。また、例えば、ユーザ5の排泄物の状態から生理又は妊娠などの状態が検知された場合には、条件情報としてユーザ5が生理又は妊娠の期間を食事面からのサポートを望んでいると推定されるので、「生理又は妊娠をサポート」などの中間ワードB1を提示するとともに、鉄分又は葉酸などの不足しがちな微量栄養素を補える食事提案が行われる。
また、例えば、ユーザ5の排泄物の状態から尿糖異常などの状態が検知された場合には、条件情報としてユーザ5が糖尿病などの改善を望んでいると推定されるので、「血糖値が気になる」などの中間ワードB1を提示するとともに、血糖値の上昇を穏やかにする食事提案が行われる。また、この食事提案に併せて、血糖値の上昇を穏やかにする食べ方などの工夫が提示されてもよい。また、例えば、ユーザ5の血圧値の状態から高血圧などの状態が検知された場合には、条件情報としてユーザ5が高血圧の改善を望んでいると推定されるので、「血圧が気になる」などの中間ワードB1を提示するとともに、塩分を控えた食事提案が行われる。
また、例えば、ユーザ5の活動量などの状態から高疲労などの状態が検知された場合には、条件情報としてユーザ5が疲労回復を望んでいると推定されるので、「明日に備えて疲労回復」などの中間ワードB1を提示するとともに、ビタミンバランスなどが整えられた食事提案が行われる。
また、例えば、上記のユーザ情報から決定される条件情報としては、ユーザ5のストレス度や睡眠不足等の情報に応じて、調理負荷の軽減、及び、食事によって癒し効果が得られることなどが設定される。そして、この設定された調理負荷、及び、癒し効果に応じた中間ワードが決定される。例えば、ユーザ5の活動量過多及び睡眠不足などの状態が検知された場合には、条件情報としてユーザ5が調理負荷の軽減、及び、食事によって癒し効果が得られることを望んでいると推定されるので、「ゆっくり休んでリフレッシュ」などの中間ワードB1を提示するとともに、調理工数の少ない又は宅配サービスなどを利用した食事提案及びリラックス効果が期待される食事提案が行われる。
このように、本具体例において、ユーザ情報は、ユーザ5の健康度に関する情報であり、条件情報は、ユーザ5の健康度を改善する条件に関する情報を含む場合がある。
(4.2.2)行動特性の観点における条件情報
次に、ユーザ5の行動特性から推定される行動に沿うものに関するユーザ情報について説明する。ここでは、ユーザ情報は、ウェブサーバ、家電装置8、及び、外部のスケジュール管理システム、センサ装置などから取得される。ユーザ情報は、例えば、ユーザ5が、ウェブサイトなどを介して接した情報のうち、プラスの感情を持った情報(例えば、ソーシャルネットワークサービス(SNS)において、お気に入り、又は、ポジティブなコメントを書き込んだ情報)を含む。また、ユーザ情報は、例えば、テレビなどの情報家電で接した情報(チャンネル情報及び番組情報等の情報に基づく)を含む。例えば、上記のユーザ情報から決定される条件情報としては、ユーザ5が興味を持つ対象に応じて、関連する食事提案のジャンルなどが設定される。例えば、ユーザ5が興味を持つ対象物として特定の地域が検知された場合には、条件情報としてユーザ5が特定の地方に関する食事体験を望んでいると推定されるので、「ご当地料理」などの中間ワードB1を提示するとともに、特定の地域の伝統料理などの食事提案が行われる。また、例えば、ユーザ5が興味を持つ対象物として所定の料理が検知された場合には、条件情報としてユーザ5が所定の料理に似た食事体験を望んでいると推定されるので、「料理ジャンル:A」などの中間ワードB1を提示するとともに、所定の料理が属するジャンルの料理などの食事提案が行われる。
一方で、例えば、上記のユーザ情報から決定される条件情報として、ユーザ5が興味を持つ対象であっても、すでにユーザ5が体験済みである、又は、以前の体験から十分な期間が経過していない場合には、当該対象に関連する食事提案のジャンルなどを避けるように設定される。
また、ユーザ情報は、例えば、イベントなどのユーザ5が非日常を体験しうるスケジュールを含む。このような場合、上記のユーザ情報から決定される条件情報としては、ユーザ5が参加をするイベントに応じて、関連する食事提案のジャンルなどが設定される。例えば、ユーザ5が参加をするイベントとして、ひな祭りや土用の丑の日などが検知された場合には、条件情報としてユーザ5がイベントに関する食事体験を望んでいると推定されるので、「ひな祭りの料理」などの中間ワードB1を提示するとともに、イベントにちなんだ料理などの食事提案が行われる。
また、ユーザ情報は、例えば、寒暖差などのユーザ5が食事の候補を絞り込みうる気候の情報を含む。例えば、5度以上の寒暖差が検知された場合には、条件情報としてユーザ5が温かい又は冷たい食事体験を望んでいると推定されるので、「あったか料理」などの中間ワードB1を提示するとともに、温かい料理などの食事提案が行われる。
また、ユーザ情報は、例えば、入手可能な食材が決定される時刻及び位置の情報を含む。例えば、現在時刻とユーザ5の位置とが検知された場合には、条件情報としてユーザ5の現在の位置から閉店までに間に合う店舗で入手可能、かつ、可能な限り安い食材を用いての食事を望んでいると推定されるので、「これから食材購入」などの中間ワードB1を提示するとともに、上記の様にして入手可能な食材で調理可能な料理などの食事提案が行われる。なお、このときに併せて、立ち寄るべき店舗の情報が提示されてもよい。
また、ユーザ情報として単に記念日などのスケジュールが取得されてもよい。例えば、記念日などのスケジュールが検知された場合には、条件情報としてユーザ5が記念日にちなんだ食事体験を望んでいると推定されるので、「結婚記念日」などの中間ワードB1を提示するとともに、過去の結婚記念日に喫食された料理から推定される食事提案が行われる。
また、ユーザ情報として、お気に入りの食材の入手等の情報が取得されてもよい。例えば、お気に入りの食材が学習された状態で、当該お気に入りの食材入手が検知された場合には、条件情報としてユーザ5がお気に入りの食材を用いた食事を望んでいると推定されるので、「ラム肉を使った料理」などの中間ワードB1を提示するとともに、ラム肉を使用した食事提案が行われる。また、例えば、お気に入りの食材が学習された状態で、当該お気に入りの食材を用いた食事がしばらく行われていないことが検知された場合には、条件情報としてユーザ5がお気に入りの食材を用いた食事を望んでいると推定されるので、「ラム肉を使った料理」などの中間ワードB1を提示するとともに、ラム肉を使用した食事提案が行われてもよい。
また、例えば、複数人で構成される家族など、食事の喫食者が複数想定される場合には、そのうちいずれの喫食者を中心として条件情報が設定されるかを、過去の食事提案の選択傾向などから推定してもよい。例えば、子供向けのフラグが付された食事提案を比較的多く選択しているユーザ5に対しては、取得するユーザ情報を当該ユーザの家族の中で子供に該当する家族から取得してもよい。一方、例えば、大人向けのフラグが付された食事提案を比較的多く選択しているユーザ5に対しては、取得するユーザ情報を当該ユーザの家族の中で大人に該当する家族から取得してもよい。
また、ユーザ情報は、例えば、ユーザ5の調理周期に関する情報を含む。例えば、連続する7日のうち、第1日及び第3日に比較的多くの調理時間を設けている傾向が取得された場合、条件情報としてユーザ5が第1日及び第3日にまとめて調理をしてしまうことを望んでいると推定されるので、当該第1日及び第3日には「作りだめ」などの中間ワードB1を提示するとともに、作り置き可能な料理などの食事提案が行われる。一方、第2日及び第4日~第7日には、「時短」などの中間ワードB1を提示するとともに、作り置いた料理を消費することを中心とした食事提案が行われる。
また、ユーザ情報は、例えば、ユーザ5の調理傾向に関する情報を含む。例えば、比較的レンジを多用する、もしくは、グリルを多用するなど調理器具の使用傾向、揚げ物を多くつくる、又は、ワンプレート料理が多いなどの調理傾向に関する情報が学習された状態で、これらの傾向に沿う食材などが入手されたことを検知した場合、「いつもの」などの中間ワードB1を提示するとともに、上記の調理傾向に沿う料理などの食事提案が行われる。
このように、本具体例において、ユーザ情報は、ユーザ5の行動特性に関する情報であり、条件情報は、ユーザ5の行動特性から推定される行動に沿う条件に関する情報を含む場合がある。
(4.2.3)調理可能時間の観点における条件情報
次に、ユーザ5の調理可能時間以内で用意できる食事に関するユーザ情報について説明する。ここでは、ユーザ情報は、外部のスケジュール管理システム、家電装置8、センサ装置などから取得される。ユーザ情報は、例えば、ユーザ5が調理に利用できない時間に関するスケジュールを含む。また、ユーザ情報は、家電装置8の一例である、洗濯機、掃除機、食洗機などの装置から取得される稼働状況等の情報を含む。また、ユーザ情報は、センサ装置の一例であるカメラ、マイク、及び、熱画像センサ等の装置から取得されるユーザ5の活動状況、未実施の家事の量である家事残量に関する情報等を含む。また、ユーザ情報は、端末装置2から取得される専用アプリの軌道回数、プッシュ通知などのタップタイミング等から機械学習などによって判断されるユーザ5の多忙度に関する情報等を含んでもよい。
例えば、上記のユーザ情報から決定される条件情報としては、ユーザ5が調理に利用できない時間、稼働状況、活動状況、及び、家事残量に基づく、調理可能時間以内で用意できる調理時間などが設定される。そして、この設定された調理時間に応じた中間ワードが決定される。例えば、ユーザ5の調理可能時間以内で調理可能な料理があり、当該料理を調理可能な食材をユーザ5が保有している場合には、条件情報としてユーザ5がこの食材を用いて当該料理を調理することを望んでいると推定されるので、「残り時間で調理可能」などの中間ワードB1を提示するとともに、上記の料理を調理する食事提案が行われる。
また、例えば、ユーザ5の調理可能時間以内で調理可能な料理がない場合には、条件情報としてユーザ5が料理の調理を望んでいないと推定されるので、「外食」又は「中食」などの中間ワードB1を提示するとともに、ユーザ5の位置情報などから近隣の外食又は中食が可能な店舗の提示が行われる。
また、以上の処理で提示される食事提案としては、調理時間と喫食時時間と片付け時間との合計が上記の調理可能時間に収まる提案が行われてもよい。例えば、子供が喫食に時間を要しないような子供の嗜好に沿う食事提案が行われてもよいし、使用する食器類の少ないワンボウル料理などの食事提案が行われてもよい。また、喫食時間が所定の閾値を下回る場合には、比較的消化に良い料理で食事提案が行われてもよい。
一方で、比較的多くの調理可能時間を設けることができる場合には、「食育」又は「作り置き」などの中間ワードB1を提示するとともに、ユーザ5の調理可能時間を有効活用する提示が行われてもよい。このとき併せて、食育の際のお手伝いポイントなどが提示されてもよい。
このように、本具体例において、ユーザ情報は、ユーザ5が食事を調理するために利用可能な調理可能時間に関する情報であり、条件情報は、ユーザ5の調理可能時間以内で食事が用意できる条件に関する情報を含む場合がある。
(4.2.4)調理能力の観点における条件情報
次に、ユーザ5の調理能力の向上を促進するものに関するユーザ情報について説明する。ここでは、ユーザ情報は、記憶部17などから取得される。ユーザ情報は、例えば、ユーザ5が過去に調理行った履歴に関する調理履歴の情報を含む。
例えば、上記のユーザ情報から決定される条件情報としては、ユーザ5が調理能力の向上を推進することなどが設定される。そして、この設定された調理能力の向上に応じた中間ワードが決定される。例えば、ユーザ5の調理履歴から一定レベルの調理を所定回数こなしたことが検知された場合には、条件情報としてユーザ5が一定レベルよりも高いレベルの調理を伴う料理の提示を望んでいると推定されるので、「調理レベルアップ」などの中間ワードB1を提示するとともに、上記の料理を調理する食事提案が行われる。また、例えば、ユーザ5の調理履歴から一定レベルの調理を所定回数こなしたことが検知された場合には、条件情報としてユーザ5が調理に対する報酬を望んでいると推定されるので、「頑張ったご褒美」などの中間ワードB1を提示するとともに、クーポンなどの発行及びクーポンが適用可能な外食などによる食事提案が行われる。
このように、本具体例において、ユーザ情報は、ユーザ5が食事を調理する際の調理能力に関する情報であり、条件情報は、ユーザ5の調理能力の向上を促進する条件に関する情報を含む場合がある。
(5)まとめ
以上説明したように、第1の態様に係る情報提示方法は、複数の提示情報(A1)の中からいずれかの提示情報(A1)をユーザ(5)に提示する情報提示方法である。情報提示方法は、第1決定ステップと、第1提示ステップと、第2決定ステップと、第2提示ステップと、を含む。第1決定ステップにて、複数の中間ワード(B1)をユーザ(5)に関連する条件情報(C1)に基づいて決定する。第1提示ステップにて、複数の中間ワード(B1)の中から1以上の中間ワード(B1)を選択させるように、複数の中間ワード(B1)をユーザ(5)に提示する。第2決定ステップにて、複数の提示情報(A1)のうち、ユーザ(5)が選択した1以上の中間ワード(B1)に対応する提示情報(A1)を決定する。第2提示ステップにて、決定した提示情報(A1)をユーザ(5)に提示する。複数の中間ワード(B1)の各々は、複数の提示情報(A1)のうちのいずれか1以上の提示情報(A1)に関する属性(D1)から連想されるワードである。第1の態様によれば、ユーザ(5)の利便性が改善されつつ、ユーザ(5)の意思が反映されやすくなる。
第2の態様に係る情報提示方法に関して、第1の態様において、条件情報(C1)は、履歴情報を含む。第2の態様によれば、ユーザ(5)の生活パターン及び嗜好等が複数の中間ワード(B1)に反映されやすくなり、結果的に、よりユーザ(5)の意思が反映された提示情報(A1)が提示されやすくなる。
第3の態様に係る情報提示方法に関して、第2の態様において、履歴情報は、過去に第1提示ステップでユーザ(5)に対して提示した複数の中間ワード(B1)に関する履歴を含む。第3の態様によれば、更にユーザ(5)の生活パターン及び嗜好等が複数の中間ワード(B1)に反映されやすくなる。
第4の態様に係る情報提示方法に関して、第2又は第3の態様において、履歴情報は、過去にユーザ(5)が選択した1以上の中間ワード(B1)に関する履歴を含む。第4の態様によれば、更にユーザ(5)の生活パターン及び嗜好等が複数の中間ワード(B1)に反映されやすくなる。
第5の態様に係る情報提示方法に関して、第2~第4の態様のいずれか1つにおいて、履歴情報は、過去に第2提示ステップで提示情報(A1)の提示を受けたユーザ(5)が取った行動に関する履歴を含む。第5の態様によれば、更にユーザ(5)の生活パターン及び嗜好等が複数の中間ワード(B1)に反映されやすくなる。
第6の態様に係る情報提示方法に関して、第1~第5の態様のいずれか1つにおいて、提示情報(A1)は、食事に関する食事情報を含む。第6の態様によれば、ユーザ(5)の利便性が改善されつつ、ユーザ(5)の意思が反映されやすくなる食事に関する提案を行える。
第7の態様に係る情報提示方法に関して、第6の態様において、食事情報は、調理メニューに関する情報を含む。第7の態様によれば、ユーザ(5)の利便性が改善されつつ、ユーザ(5)の意思が反映されやすくなる調理メニューに関する提案を行える。
第8の態様に係る情報提示方法に関して、第6又は第7の態様において、第1決定ステップ及び第2決定ステップの少なくとも一方のステップは、少なくとも食材に関する管理期限に基づく決定を含む。第8の態様によれば、食材に関する管理期限も考慮した食事に関する提案を行える。
第9の態様に係る情報提示方法に関して、第8の態様において、第1決定ステップ及び第2決定ステップの少なくとも一方のステップは、管理期限とユーザ(5)の生活パターンとに基づく決定を含む。第9の態様によれば、食材に関する管理期限に加えてユーザ(5)の生活パターンも考慮した食事に関する提案を行える。
第10の態様に係る情報提示方法は、第6~第9の態様のいずれか1つにおいて、ユーザ(5)が特定の食材の消費を否定する行動を示す場合、特定の食材の保存方法を提示する第3提示ステップを更に含む。第10の態様によれば、さらに利便性が向上され得る。
第11の態様に係る情報提示方法に関して、第6~第10の態様のいずれか1つにおいて、第2提示ステップにて、2回以上の食事にそれぞれ対応する食材リストを一括で、提示情報(A1)として提示する。食材リストは、条件情報(C1)の変化に応じて更新される。第11の態様によれば、例えば条件情報(C1)が日々変化し得る場合に、その変化に追従した形態の食材リストを提示できる。
第12の態様に係る情報提示方法に関して、第6~第11の態様のいずれか1つにおいて、第2提示ステップにて、2回以上の食事にそれぞれ対応する食材リストを一括で、提示情報(A1)として提示する。食材リストは、過去の提示情報(A1)の提示に対するユーザ(5)の選択結果に応じて更新される。第12の態様によれば、ユーザ(5)の生活パターン及び嗜好等がより反映された形態の食材リストを提示できる。
第13の態様に係る情報提示方法は、第1~第12の態様のいずれか1つにおいて、ユーザ(5)を複数含むグループ(G1)を設定する設定ステップを更に含む。第1提示ステップ及び第2提示ステップの少なくとも一方のステップは、グループ(G1)の単位での提示を行う。第13の態様によれば、複数のユーザ(5)向け(例えば家族向け)の情報提示方法を提供できる。
第14の態様に係る情報提示方法に関して、第13の態様において、第2提示ステップにて提示される提示情報(A1)を選択する権限は、グループ(G1)内で所定のユーザ(5)のみに与えられる。第14の態様によれば、提示された提示情報(A1)に基づいて特定のアクションを実行する実行者(調理者)と、当該アクションを実行しない非実行者とが、グループ(G1)内に混在する場合に、その権限を実行者のみに与えることで、利便性が向上され得る。
第15の態様に係る情報提示方法に関して、第13又は第14の態様において、グループ(G1)内における複数のユーザ(5)には、優先度が設定されている。第1決定ステップにて、優先度の高いユーザ(5)に関連する条件情報(C1)に基づいて、複数の中間ワード(B1)を決定する。第15の態様によれば、優先度の高いユーザ(5)に関連する条件情報(C1)が複数の中間ワード(B1)に反映されやすくなる。
第16の態様に係るプログラムは、1以上のプロセッサに第1~第15の態様のいずれか1つにおける情報提示方法を実行させるためのプログラムである。第13の態様によれば、ユーザ(5)の利便性が改善されつつ、ユーザ(5)の意思が反映されやすくすることが可能な機能を提供できる。
第17の態様に係る情報提示システム(100)は、複数の提示情報(A1)の中からいずれかの提示情報(A1)をユーザ(5)に提示する。情報提示システム(100)は、第1決定部(11)と、第1提示部(13)と、第2決定部(12)と、第2提示部(14)と、を備える。第1決定部(11)は、複数の中間ワード(B1)をユーザ(5)に関連する条件情報(C1)に基づいて決定する。第1提示部(13)は、複数の中間ワード(B1)の中から1以上の中間ワード(B1)を選択させるように、複数の中間ワード(B1)をユーザ(5)に提示する。第2決定部(12)は、複数の提示情報(A1)のうち、ユーザ(5)が選択した1以上の中間ワード(B1)に対応する提示情報(A1)を決定する。第2提示部(14)は、決定した提示情報(A1)をユーザ(5)に提示する。複数の中間ワード(B1)の各々は、複数の提示情報(A1)のうちのいずれか1以上の提示情報(A1)に関する属性(D1)から連想されるワードである。第17の態様によれば、ユーザ(5)の利便性が改善されつつ、ユーザ(5)の意思が反映されやすくすることが可能な情報提示システム(100)を提供できる。
第2~15の態様に係る構成については、情報提示方法に必須の構成ではなく、適宜省略可能である。
(実施の形態)
(1)構成
以下、実施の形態に係る情報提示システム100aの構成について図17を参照しながら詳しく説明する。図17は、実施の形態に係る情報提示システム100a及び端末装置2の概略構成図である。以下に説明する実施の形態においては、上記参考例及び具体例と共通する点については説明を省略する。実施の形態に係る情報提示システム100aは、上記の図8に示すサーバ1aに代えて、図17に示すサーバ1bにより構成されている。なお、実施の形態において、情報提示システム100aには、端末装置2、家電装置8、又は計測装置9等の装置が含まれていてもよい。
サーバ1bは、通信部10と、処理部P1と、記憶部17と、を備えている。処理部P1は、取得部19と、優先状況決定部101と、食事提案決定部102と、提示部103と、学習部104と、を備えている。なお、通信部10及び記憶部17は、実施の形態に係る情報提示システム100aの構成要素に含まれていなくてもよい。また、処理部P1の学習部104は、実施の形態に係る情報提示システム100aの構成要素に含まれていなくてもよい。
通信部10は、上記参考例で説明したように、ネットワークNT1(図1参照)を介して、各ユーザ5の端末装置2、及びレンジ装置4(図1参照)等の調理家電と双方向に通信するための通信インタフェースである。また、通信部10は、上記具体例で説明したように、端末装置2に備えられた検知部26、ユーザ5が所有する家電装置8の検知部26a、及びユーザ5が所有する計測装置9の検知部26b等と通信可能に構成されている。
取得部19は、上記具体例で説明したように、通信部10等を介して各種の装置に備えられる検知部、及び/又は各種の外部システム(例えば、スケジュール管理システム等)からユーザ5に関連するユーザ情報を取得する。取得部19は、実施の形態に係る情報提示方法の取得ステップST1の実行主体である。取得部19が取得するユーザ情報の具体的な内容については、上記参考例及び具体例にて既に説明しているため、ここでは説明を省略する。
優先状況決定部101は、取得部19(取得ステップST1)が取得したユーザ情報に基づいて、ユーザ5に関連する複数の状況(コンテキスト条件)のうちユーザ5が優先すると推定される優先状況(優先コンテキスト条件)を決定する。優先状況決定部101は、実施の形態に係る情報提示方法の優先状況決定ステップST2の実行主体である。つまり、優先状況決定部101は、上記参考例及び具体例のようにユーザ5に中間ワードB1を選択させる代わりに、ユーザ5が選択すると推定される中間ワードB1に対応する状況(コンテキスト条件)を自動的に決定することに相当する処理を実行する。
具体的には、優先状況決定部101は、取得部19が取得したユーザ情報を用いて、複数のコンテキスト条件を抽出する。例えば、ユーザ情報が時間情報を含む場合、「19時以降」及び/又は「土日祝日」等のコンテキスト条件が抽出される。また、例えば、ユーザ情報が健康情報を含む場合、「標準BMIより高」及び/又は「標準血糖値より高」等のコンテキスト条件が抽出される。
そして、優先状況決定部101は、抽出された複数のコンテキスト条件から、ユーザ5が優先すると推定される1以上の優先コンテキスト条件を決定する。言い換えれば、優先状況決定部101は(優先状況決定ステップST2では)、複数の状況(コンテキスト条件)のうち優先順位が所定順位以上である状況を優先状況(優先コンテキスト条件)として決定する。例えば、所定順位が1位に設定されていれば、優先状況決定部101は、複数のコンテキスト条件からユーザ5が最優先すると推定される1つの優先コンテキスト条件を決定する。また、例えば、所定順位が3位に設定されていれば、優先状況決定部101は、複数のコンテキスト条件からユーザ5が優先すると推定される上位3つの優先コンテキスト条件を決定する。
一例として、優先状況決定部101は、取得部19が取得したユーザ情報に基づいて、「19時以降」、「宅外」、「標準BMIより高」、「消費期限が1日以下の食材有り」、及び「前日の気温より4度以上低」というコンテキスト条件を抽出した、と仮定する。この場合、優先状況決定部101は、例えばこれら5つのコンテキスト条件から、「19時以降」及び「消費期限が1日以下の食材有り」という2つのコンテキスト条件を優先コンテキスト条件として決定する。
なお、優先状況決定部101が優先コンテキスト条件を決定するプロセスは、ユーザ5ごとに異なり得る。つまり、ユーザ5によっては、優先状況決定部101は、上記5つのコンテキスト条件から、「標準BMIより高」を優先コンテキスト条件として決定することもあり得る。つまり、優先状況決定部101は、どのユーザ5に対しても一律に同じ優先コンテキスト条件を決定するのではなく、ユーザ5ごとに優先コンテキスト条件を決定する。
実施の形態において、優先状況決定部101は(優先状況決定ステップST2では)、ユーザ情報から優先状況を決定するために機械学習した学習モデル101aを用いて、優先状況を決定する。学習モデル101aは、例えば多層構造を有するニューラルネットワークにより構成されており、ユーザ情報から抽出される複数のコンテキスト条件を入力すると、1以上の優先コンテキスト条件を出力するように機械学習が完了したモデルである。例えば、学習モデル101aは、教師なし学習により機械学習され、ユーザ5ごとに生成されたモデルである。具体的には、学習モデル101aは、日々の蓄積されるユーザ情報の履歴に基づき、ユーザ情報の履歴が持つ構造、特徴を分析してクラスタリング等を行うことで、ユーザ5ごとに生成される。
なお、優先状況決定部101は、学習モデル101aを用いずに、ルールベースで優先状況を決定する態様であってもよい。例えば、優先状況決定部101は、記憶部17に事前に記憶させている優先状況決定用データを読み出し、当該データを参照することにより、取得部19が取得したユーザ情報と対応する優先状況を決定してもよい。優先状況決定用データは、ユーザ5ごとに事前に記憶部17に記憶させているデータであり、ユーザ情報と、優先状況とが「多対多」で互いに対応付けされている。優先状況決定用データは、例えば情報提示システム100aの使用開始前におけるユーザ5に対する食事提案についてのアンケート結果、及び/又は日々の蓄積されるユーザ情報の履歴に基づいて生成される。
また、優先状況決定部101は、理想的には情報提示システム100aの使用開始時点からユーザ5に適した優先状況を決定する精度が高い状態にあるのが好ましいが、これに限られない。例えば、優先状況決定部101は、情報提示システム100aの使用開始時点においては、学習モデル101aとして汎用モデル(つまり、ユーザ5に特化して学習されていないモデル)を用いて優先状況を決定する態様であってもよい。この場合、優先状況決定部101は、情報提示システム100aの使用を開始してから暫くの間はユーザ5に適さない優先状況を決定する状態が続き得るが、後述するようにユーザ5からの評価を受けて学習モデル101aの再学習を繰り返すことにより、ユーザ5に適した優先状況を決定する精度が高い状態になることが可能である。
食事提案決定部102は、上記参考例及び具体例の第2決定部12と同様に、食事提案を決定する。一方、食事提案決定部102は、中間ワードB1ではなく、優先状況決定部101(優先状況決定ステップST2)が決定した優先状況に対応する食事提案を決定する。食事提案決定部102は、実施の形態に係る情報提示方法の食事提案決定ステップST3に相当する。つまり、食事提案決定部102は、上記参考例及び具体例のようにユーザ5が選択した1以上の中間ワードB1に対応する食事提案を決定する代わりに、ユーザ5が選択すると推定される1以上の中間ワードB1に対応する食事提案を決定することに相当する処理を実行する。具体的には、食事提案決定部102は、記憶部17に事前に記憶させている食事提案決定用データを読み出し、当該データを参照することにより、優先状況決定部101が決定した優先状況に対応する食事提案を決定する。食事提案決定用データは、ユーザ5ごとに事前に記憶させているデータであり、優先状況と、食事提案とが「多対多」で互いに対応付けされている。
提示部103は、上記参考例及び具体例の第2提示部14と同様に、決定した食事提案をユーザ5に提示する。つまり、提示部103は、食事提案決定部102(食事提案決定ステップST3)が決定した食事提案をユーザ5に提示する。提示部103は、実施の形態に係る情報提示方法の提示ステップST4の実行主体である。具体的には、提示部103は、食事提案決定部102が決定した食事提案を含む献立提示信号を生成し、生成した献立提示信号を通信部10を介して端末装置2に送信する。これにより、献立提示信号を受信した端末装置2の表示部25Aの表示画面250に、献立提示信号に含まれる食事提案が表示される。
ここで、提示部103によりユーザ5に提示される情報の一例を、図18を参照して説明する。図18は、実施の形態に係る端末装置2に表示される食事提案及び中間ワードB1を例示する図である。図18に示す例では、端末装置2の表示部25Aの表示画面250には、食事提案として、3つの料理の名前及び各料理の外観を含む画像E1が表示されている。3つの料理は、主菜と、副菜と、を含んでいる。また、図18に示す例では、食事提案の他に、食事提案の「おすすめする理由」として中間ワードB1が画像E1と並ぶ形で表示画面250に表示されている。つまり、実施の形態において、提示部103は(提示ステップST4では)、食事提案決定部102(食事提案決定ステップST3)が決定した食事提案に関する属性に対応する中間ワードB1をユーザ(5)に更に提示する。
中間ワードB1は、1つであってもよいし、複数であってもよい。また、中間ワードB1は、中間ワードB1自体を示す文字列で提示されてもよいし、中間ワードB1を含む文章で提示されてもよい。図18に示す例では、表示画面250には、「#30分で簡単レンジ調理」、及び「#19時に間に合う」という形で、中間ワードB1を含む文章E2が表示されている。
さらに、図18に示す例では、食事提案及び中間ワードB1の他に、中間ワードB1とは異なる他の中間ワードB3が画像E1及び中間ワードB1と並ぶ形で表示画面250に表示されている。つまり、実施の形態において、提示部103は(提示ステップST4では)、食事提案決定部102(食事提案決定ステップST3)が決定した食事提案とは異なる他の食事提案に関する属性に対応する他の中間ワードB3をユーザ5に更に提示する。具体的には、表示画面250には、「ほかの提案を見る」と題して、「#スーパー●●の惣菜活用」、「#小松菜期限」、及び「#疲れたので外食」という形で、他の中間ワードB3を含む文章E3が表示されている。他の中間ワードB3は、例えば優先状況決定部101において所定順位よりも低い順位に位置付けられた状況(コンテキスト条件)に対応する中間ワードである。
例えば、ユーザ5が表示画面250上における他の中間ワードB3を指先等でタップ操作したと仮定する。この場合、他の中間ワードB3を選択する入力を受け付けたことを示す信号が、端末装置2から情報提示システム100aへ送信される。当該信号を通信部10が受信すると、食事提案決定部102は、ユーザ5により選択された他の中間ワードB3に対応する食事提案を再決定する。そして、提示部103は、食事提案決定部102が再決定した食事提案をユーザ5に対して提示する。このように、ユーザ5は、提示部103により提示された食事提案を採用する意思が無い場合、再度の食事提案を要求することが可能である。なお、ユーザが表示画面250上において、指先等で左右又は上下にスワイプ操作した場合に、表示画面250における他の中間ワードB3の列挙されている順にしたがって、スワイプ操作するごとに他の中間ワードB3に対応する食事提案が表示画面250に表示されてもよい。
学習部104は、優先状況決定部101(優先状況決定ステップST2)による優先状況を決定するプロセスを更新する機能を有する。学習部104は、実施の形態に係る情報提示方法の更新ステップST6の実行主体である。実施の形態では、優先状況決定部101による優先状況を決定するプロセスは、学習モデル101aにより実行されている。したがって、実施の形態では、学習部104は、学習モデル101aを再学習することにより、優先状況決定部101による優先状況を決定するプロセスを更新する。学習部104は、評価受付部104aと、推定部104bと、比較部104cと、を有している。
評価受付部104aは、提示部103(提示ステップST4)が提示した食事提案に対するユーザ5の評価を受け付ける。評価受付部104aは、実施の形態に係る情報提示方法の評価受付ステップST5の実行主体である。具体的には、ユーザ5が端末装置2にて食事提案に対する評価を入力する操作を行うと、当該評価を含む評価信号が端末装置2からサーバ1bの通信部10へ送信される。評価受付部104aは、この評価信号を通信部10が受信した場合に、評価信号に含まれる評価を取得することで、評価を受け付ける。なお、評価信号は、ユーザ5による評価の入力が行われた時点で端末装置2からサーバ1bの通信部10へ送信されてもよいし、ユーザ5が複数日について評価の入力を行った後にユーザ5が一括送信を指示する操作入力を行った時点で端末装置2からサーバ1bの通信部10へ評価が一括して送信されてもよい。
ここで、ユーザ5による食事提案に対する評価の一例を、図19を参照して説明する。図19は、実施の形態に係る端末装置2におけるユーザ5による食事提案に対する評価の様子を例示する図である。図19に示す例では、端末装置2の表示部25Aの表示画面250には、複数日(ここでは、5月12日~5月15日の4日間)の各々でユーザ5に対して提示した食事提案が画像F1として表示されている。ここでは、各画像F1には、食事提案としての3つの料理の外観を示す画像が表示されている。また、各料理の外観を示す画像の右上端部には、チェックボックスF2が表示されている。
ユーザ5は、食事提案された料理を食べた場合は、チェックボックスF2を指先等でタップ操作する。これにより、チェックボックスF2にチェックマークが付され、当該料理を食べたというユーザ5による評価が入力されたことになる。一方、ユーザ5は、食事提案された料理について食べなかった場合は、チェックボックスF2に対してタップ操作を行わない。この場合、当該料理を食べなかったというユーザ5による評価が間接的に入力されたことになる。
なお、図19には図示していないが、ユーザ5は、食事提案された料理以外の他の料理を食べた場合、当該料理を食べた(つまり、食事提案された料理から他の料理に変更した)という評価を入力することも可能である。例えば、ユーザ5は、上記他の料理を撮像した画像をアップロードすることにより、評価を入力することが可能である。また、例えば、ユーザ5は、複数の料理が列記されたリストから上記他の料理を選択する操作を行うことでも、評価を入力することが可能である。また、例えば、ユーザ5は、上記他の料理の特徴を示す文字列(例えば、料理名、料理の提供場所(レストラン等)の名前、食材、及び/又はカロリー等)を入力することでも、評価を入力することが可能である。また、例えば、ユーザ5は、食事提案された料理を調理した、又は調理していないという評価を入力することも可能である。
推定部104bは、評価受付部104aが受け付けた評価に基づいて、ユーザ5が実際に食べた料理の状況(コンテキスト条件)、つまり、ユーザ5の実際の優先状況(優先コンテキスト条件)を推定する。例えば、ユーザ5が食事提案された料理を食べたという評価を入力している場合、推定部104bは、優先状況決定部101が決定した優先状況を、ユーザ5の実際の優先状況と推定する。また、例えば、ユーザ5が食事提案された料理を食べなかったという評価を入力している場合、推定部104bは、記憶部17に事前に記憶させている推定用データを読み出し、当該データを参照することにより、ユーザ5の実際の優先状況を推定する。
推定用データは、ユーザ5ごとに事前に記憶させているデータであり、料理のデータ(例えば、料理名等)と、状況(コンテキスト条件)とが互いに対応付けされている。一例として、推定用データにおいて、「食事A」は「時短」及び「ヘルシー」というコンテキスト条件と対応付けされ、「食事B」は「時短」及び「総菜」というコンテキスト条件と対応付けされ、「食事C」は「じっくり」、「外食」、及び「ヘルシー」というコンテキスト条件と対応付けされている。ここで、ユーザ5が「食事C」を食べたという評価を評価受付部104aが受け付けた場合、推定部104bは、ユーザ5の実際の優先状況として、「じっくり」、「外食」、及び「ヘルシー」を推定する。
比較部104cは、推定部104bが推定した優先状況(優先コンテキスト条件)と、優先状況決定部101が決定した優先状況と、を比較する。そして、比較部104cは、これらの優先状況の差分が大きいか小さいかを判定する。差分の大小は、例えば推定部104bが推定した優先状況と、優先状況決定部101が決定した優先状況とが類似しているか否かにより判定される。
一例として、推定部104bが推定した優先状況と、優先状況決定部101が決定した優先状況とが一致している場合、又は一致していないが類似している場合、比較部104cは、差分が小さいと判定する。一方、推定部104bが推定した優先状況と、優先状況決定部101が決定した優先状況とが一致しておらず、かつ、類似していない場合、比較部104cは、差分が大きいと判定する。
学習部104は、比較部104cが判定した差分の大小に基づいて、優先状況決定部101による優先状況を決定するプロセス(ここでは、学習モデル101a)を更新(ここでは、再学習)するか否かを決定する。具体的には、差分が小さいと比較部104cが判定した場合、上記プロセスの精度が比較的高いと考えられるため、学習部104は、上記プロセス(学習モデル101a)を更新(再学習)しない。一方、差分が大きいと比較部104cが判定した場合、上記プロセスの精度が比較的低いと考えられるため、学習部104は、上記プロセス(学習モデル101a)を更新(再学習)する。
実施の形態では、学習部104は、推定部104bが推定した優先状況(優先コンテキスト条件)を正解データとして、教師あり学習により学習モデル101aの再学習を実行する。学習部104は、比較部104cによる比較が行われた時点で学習モデル101aの再学習を実行してもよいし、正解データが所定数以上蓄積された時点で、学習モデル101aの再学習を実行してもよい。
記憶部17は、上記参考例で説明したように、種々のデータを記憶する。特に記憶部17は、コンテキストデータM1、飲食物データM2、及びユーザデータM3の他(図1参照)、食事提案決定用データ等を記憶(格納)している。
(2)動作
(2.1)食事提案の提示
以下、上記実施の形態に係る情報提示システム100aの動作の一例について、図20を参照して説明する。図20は、実施の形態に係る情報システム100aの動作の一例を示すフローチャートである。具体的には、図20は、情報提示システム100aがユーザ5からの要求を受けて、ユーザ5に対して食事提案を行う動作の一例を示している。ここでは、ユーザ5が端末装置2を操作することにより端末装置2から献立要求信号が送信され、サーバ1bの通信部10が献立要求信号を受信したこととして説明する。
まず、取得部19は、献立要求信号を受信すると、ユーザ情報を取得する(S401)。処理S401は、実施の形態に係る情報提示方法における取得ステップST1に相当する。次に、優先状況決定部101は、取得部19が取得したユーザ情報に基づいて、献立要求信号を受信したタイミングにおける優先状況を決定する(S402)。処理S402は、実施の形態に係る情報提示方法における優先状況決定ステップST2に相当する。
次に、食事提案決定部102は、優先状況決定部101が決定した優先状況に対応する食事提案を決定する(S403)。言い換えれば、食事提案決定部102は、優先状況決定部101が決定した優先状況に対応する食事情報を決定する。処理S403は、実施の形態に係る情報提示方法における食事提案決定ステップST3に相当する。そして、提示部103は、食事提案決定部102が決定した食事提案をユーザ5に提示する(S404)。言い換えれば、提示部103は、食事提案決定部102が決定した食事提案を含む献立提示信号を生成し、生成した献立提示信号を通信部10を介して端末装置2に送信する。これにより、端末装置2を通してユーザ5に食事提案が提示される。処理S404は、実施の形態に係る情報提示方法における提示ステップST4に相当する。
(2.2)優先状況を決定するプロセスの更新
以下、上記実施の形態に係る情報提示システム100aの動作の他の一例について、図21を参照して説明する。図21は、実施の形態に係る情報提示システム100aの動作の他の一例を示すフローチャートである。具体的には、図21は、情報提示システム100aが食事提案に対するユーザ5からの評価を受けて、優先状況決定部101による優先状況を決定するプロセスを更新(学習モデル101aを再学習)する動作の一例を示している。ここでは、ユーザ5が端末装置2を操作することにより端末装置2から評価信号が送信され、サーバ1bの通信部10が評価信号を受信したこととして説明する。
まず、学習部104の評価受付部104aは、通信部10が受信した評価信号に含まれる評価を受け付ける(S501)。処理S501は、実施の形態に係る情報提示方法における評価受付ステップST5に相当する。次に、学習部104の推定部104bは、評価受付部104aが受け付けた評価に基づいて、優先状況を推定する(S502)。そして、学習部104の比較部104cは、推定部104bが推定した優先状況と、優先状況決定部101が決定した優先状況と、を比較する(S503)。
比較の結果、推定部104bが推定した優先状況と、優先状況決定部101が決定した優先状況との差分が小さい場合(S504:No)、学習部104は、学習モデル101aの再学習を行わない。一方、比較の結果、推定部104bが推定した優先状況と、優先状況決定部101が決定した優先状況との差分が大きい場合(S504:Yes)、学習部104は、学習モデル101aの更新(再学習)を実行する(S505)。処理S505は、実施の形態に係る情報提示方法における更新ステップST6に相当する。ここでは、学習部104は、優先状況の比較時点で学習モデル101aの再学習を実行しているが、既に述べたように、正解データが所定数以上蓄積された時点で、学習モデル101aの再学習を実行してもよい。
(3)効果等
以下、実施の形態に係る情報提示システム100aの利点について説明する。
上記参考例及び具体例では、ユーザ5に複数の中間ワードB1を提示し、1以上の中間ワードB1をユーザ5に選択させることで、初めてユーザ5に対する食事提案が行われる。このため、上記参考例及び具体例では、ユーザ5は、食事提案を要求するたびに中間ワードB1を選択するという行程を踏まなければならず、ユーザ5にとって煩わしさを感じる場合がある。
これに対して、実施の形態に係る情報提示システム100aでは、ユーザ5の意思を確認する工程を経ることなく、ユーザ5が優先すると推定される優先状況を決定し、決定した優先状況に応じた食事提案をユーザ5に対して行っている。このため、実施の形態に係る情報提示システム100aでは、ユーザ5は食事提案を要求するたびに中間ワードB1を選択するという行程(つまり、ユーザ5が意思決定する行程)を踏む必要が無いので、ユーザ5にとって煩わしさを感じにくい、という利点がある。
ところで、実施の形態においては、情報提示システム100aは、優先状況決定部101と、食事提案決定部102とを別々に備えているが、これに限られない。例えば情報提示システム100aは、これらを纏めた食事提案決定部102を備えていてもよい。この場合、食事提案決定部102は、優先状況決定部101の処理を実行することになる。つまり、食事提案決定部102は、取得部19が取得したユーザ情報に基づいて、ユーザ5に関連する複数の状況のうちユーザ5の優先度が高いと判定した優先状況に対応する食事提案を決定する。この場合、実施の形態において優先状況決定部101が実行主体であった処理は、食事提案決定部102を実行主体として読み替えればよい。
同様に、情報提示方法は、優先状況決定ステップST2と、食事提案決定ステップST3とを別々に含んでいるがこれに限られない。例えば情報提示方法は、これらを纏めた食事提案決定ステップST3を含んでいてもよい。この場合、食事提案決定ステップST3は、優先状況決定ステップST2の処理を実行することになる。つまり、食事提案決定ステップST3は、取得ステップST1が取得したユーザ情報に基づいて、ユーザ5に関連する複数の状況のうちユーザ5の優先度が高いと判定した優先状況に対応する食事提案を決定する。この場合、実施の形態において優先状況決定ステップST2に関する処理は、食事提案決定ステップST3に関する処理として読み替えればよい。
(まとめ)
以上述べたように、実施の形態に係る情報提示方法は、取得ステップ(ST1)と、食事提案決定ステップ(ST3)と、提示ステップ(ST4)と、評価受付ステップ(ST5)と、を含む。取得ステップ(ST1)では、ユーザ(5)に関連するユーザ情報を取得する。食事提案決定ステップ(ST3)では、取得ステップ(ST1)が取得したユーザ情報に基づいて、ユーザ(5)に関連する複数の状況のうちユーザ(5)の優先度が高いと判定した優先状況に対応する食事提案を決定する。提示ステップ(ST4)では、食事提案決定ステップ(ST3)が決定した食事提案をユーザ(5)に提示する。評価受付ステップ(ST5)では、提示ステップ(ST4)が提示した食事提案に対するユーザ(5)の評価を受け付ける。評価は、食事提案された料理をユーザ(5)が調理したか否か、又は当該料理をユーザ(5)が食べたか否かである。
これによれば、ユーザ(5)が食事提案を要求するたびに意思決定する行程を踏む必要が無いので、ユーザ(5)にとって煩わしさを感じにくい、という利点がある。
また、例えば、食事提案決定ステップ(ST3)(又は優先状況決定ステップ(ST2))では、複数の状況のうち優先順位が所定順位以上である状況を優先状況として決定する。
これによれば、ユーザ(5)に適した食事提案を行いやすい、という利点がある。
また、例えば、提示ステップ(ST4)では、食事提案決定ステップ(ST3)が決定した食事提案に関する属性に対応する中間ワード(B1)をユーザ(5)に更に提示する。
これによれば、ユーザ(5)が中間ワード(B1)を確認することで、食事提案の根拠をユーザ(5)が把握しやすくなる、という利点がある。
また、例えば、提示ステップ(ST4)では、食事提案決定ステップ(ST3)が決定した食事提案とは異なる他の食事提案に関する属性に対応する他の中間ワード(B3)をユーザ(5)に更に提示する。
これによれば、食事提案決定ステップ(ST3)が決定した食事提案をユーザ(5)が採用する意思が無い場合に、ユーザ(5)に対して更に食事提案を行うことができるので、ユーザ(5)の利便性が向上しやすい、という利点がある。
また、例えば、情報提示方法は、更新ステップ(ST6)を更に含む。更新ステップ(ST6)では、評価受付ステップ(ST5)で受け付けた評価に基づいて、優先状況を決定するプロセスを更新する。
これによれば、ユーザ(5)に対する食事提案の内容の改善を図りやすい、という利点がある。
また、例えば、食事提案決定ステップ(ST3)(又は優先状況決定ステップ(ST2))では、ユーザ情報から優先状況を決定するために機械学習した学習モデル(101a)を用いて、優先状況を決定する。
これによれば、ルールベースで優先状況を決定する場合と比較して、優先状況を決定する精度の向上が期待できる、という利点がある。
また、例えば、実施の形態に係るプログラムは、1以上のプロセッサに、上記の情報提示方法を実行させる。
これによれば、ユーザ(5)が食事提案を要求するたびに意思決定する行程を踏む必要が無いので、ユーザ(5)にとって煩わしさを感じにくい、という利点がある。
また、例えば、実施の形態に係る情報提示システム(100a)は、取得部(19)と、食事提案決定部(102)と、提示部(103)と、評価受付部(104a)と、を備える。取得部(19)は、ユーザ(5)に関連するユーザ情報を取得する。食事提案決定部(102)は、取得部(19)が取得したユーザ情報に基づいて、ユーザ(5)に関連する複数の状況のうちユーザ(5)の優先度が高いと判定した優先状況に対応する食事提案を決定する。提示部(103)は、食事提案決定部(102)が決定した食事提案をユーザ(5)に提示する。評価受付部(104a)は、提示部(103)が提示した食事提案に対するユーザ(5)の評価を受け付ける。評価は、食事提案された料理をユーザ(5)が調理したか否か、又は当該料理をユーザ(5)が食べたか否かである。
これによれば、ユーザ(5)が食事提案を要求するたびに意思決定する行程を踏む必要が無いので、ユーザ(5)にとって煩わしさを感じにくい、という利点がある。
また、例えば、実施の形態における端末装置(2)は、通信部(21)と、出力部(25)と、を備える。通信部(21)は、情報提示システム(100a)との間で通信する。出力部(25)は、通信部(21)により提示部(103)から食事提案を含む信号を受信すると、当該食事提案を表示部(25A)に表示させる。
2 端末装置
21 通信部
25 出力部
25A 表示部
5 ユーザ
100a 情報提示システム
19 取得部
101a 学習モデル
102 食事提案決定部
103 提示部
B1 中間ワード
B3 他の中間ワード
ST1 取得ステップ
ST3 食事提案決定ステップ
ST4 提示ステップ
ST5 評価受付ステップ
ST6 更新ステップ

Claims (11)

  1. 1以上のプロセッサが実行する情報提示方法であって、
    ユーザに関連するユーザ情報を取得する取得ステップと、
    前記取得ステップが取得した前記ユーザ情報を用いて前記ユーザに関連する複数の状況を抽出し、抽出した前記複数の状況のうち、前記ユーザ情報の履歴に基づいて前記ユーザが優先すると推定される優先状況を決定し、前記優先状況に対応する食事提案を決定する食事提案決定ステップと、
    前記食事提案決定ステップが決定した前記食事提案を前記ユーザに提示する提示ステップと、
    前記提示ステップが提示した前記食事提案に対する前記ユーザの評価を受け付ける評価受付ステップと、を含み、
    前記評価は、前記食事提案された料理を前記ユーザが調理したか否か、又は前記料理を前記ユーザが食べたか否かであり、
    前記提示ステップでは、前記食事提案決定ステップが決定した前記食事提案に関する属性に対応する中間ワードを前記ユーザに更に提示する、
    情報提示方法。
  2. 前記食事提案決定ステップでは、前記複数の状況のうち優先順位が所定順位以上である状況を前記優先状況として決定する、
    請求項1に記載の情報提示方法。
  3. 前記提示ステップでは、前記食事提案決定ステップが決定した前記食事提案とは異なる他の食事提案に関する属性に対応する他の中間ワードを前記ユーザに更に提示する、
    請求項に記載の情報提示方法。
  4. 前記評価受付ステップで受け付けた前記評価に基づいて、前記優先状況を決定するプロセスを更新する更新ステップと、を更に含む、
    請求項1~のいずれか1項に記載の情報提示方法。
  5. 前記食事提案決定ステップでは、前記ユーザ情報から前記優先状況を決定するために、抽出された前記複数の状況を示す情報を入力すると、前記優先状況を示す情報を出力するように機械学習した学習モデルを用いて、前記優先状況を決定する、
    請求項1~のいずれか1項に記載の情報提示方法。
  6. 前記食事提案決定ステップでは、前記ユーザごとに記憶部に記憶させている優先状況決定用データを参照することにより、前記優先状況を決定し、
    前記優先状況決定用データは、前記ユーザ情報と、前記優先状況とが多対多で互いに対応付けられているデータである、
    請求項1~4のいずれか1項に記載の情報提示方法。
  7. 1以上のプロセッサに、
    請求項1~のいずれか1項に記載の情報提示方法を実行させる、
    プログラム。
  8. ユーザに関連するユーザ情報を取得する取得部と、
    前記取得部が取得した前記ユーザ情報を用いて前記ユーザに関連する複数の状況を抽出し、抽出した前記複数の状況のうち、前記ユーザ情報の履歴に基づいて前記ユーザが優先すると推定される優先状況を決定し、前記優先状況に対応する食事提案を決定する食事提案決定部と、
    前記食事提案決定部が決定した前記食事提案を前記ユーザに提示する提示部と、
    前記提示部が提示した前記食事提案に対する前記ユーザの評価を受け付ける評価受付部と、を備え、
    前記評価は、前記食事提案された料理を前記ユーザが調理したか否か、又は前記料理を前記ユーザが食べたか否かであり、
    前記提示部は、前記食事提案決定部が決定した前記食事提案に関する属性に対応する中間ワードを前記ユーザに更に提示する、
    情報提示システム。
  9. 前記食事提案決定部では、前記ユーザ情報から前記優先状況を決定するために、抽出された前記複数の状況を示す情報を入力すると、前記優先状況を示す情報を出力するように機械学習した学習モデルを用いて、前記優先状況を決定する、
    請求項8に記載の情報提示システム。
  10. 前記食事提案決定部では、前記ユーザごとに記憶部に記憶させている優先状況決定用データを参照することにより、前記優先状況を決定し、
    前記優先状況決定用データは、前記ユーザ情報と、前記優先状況とが多対多で互いに対応付けられているデータである、
    請求項8に記載の情報提示システム。
  11. 更に端末装置を備え、
    前記端末装置は、
    通信部と、前記通信部により前記提示部から前記食事提案を含む信号を受信すると、当該食事提案を表示部に表示させる出力部と、を備える、
    請求項8~10のいずれか1項に記載の情報提示システム。
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