JP7409409B2 - 水洗大便器 - Google Patents
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Description
このように構成された本発明の一実施形態においては、壺部が、その側壁の上縁部の高さが前方に向けて低くなるように傾斜された傾斜部を備えることにより、ボウル部の後方から前方側に向けて流れる流れが凹部の内側において傾斜部により壺部の内側に下降しながら壺部の前壁に向かう前方向きの流れを形成し、下降した前方向きの流れが前壁に当たることにより前壁に沿って上昇する縦旋回の流れを形成する。また、汚物受け面は、上記汚物受け面の前部から上記壺部の側方部分まで下方に凹まされた凹部を備え、ボウル部の後方から前方側に向けて流れる流れが、傾斜部の外側から前方に向けて導かれ、凹部に沿って前方側に導かれた洗浄水が汚物受け面の前部の凹部から壺部に向けて後方向きに流れる流れを形成する。このとき、傾斜部が凹部の後端部近傍且つ内側から前方に向けて延びることにより、凹部に流入した洗浄水の流れは、凹部に沿って流れる。これにより、洗浄水が壺部の側方部分から壺部の内側に流下して、傾斜部における前方向きの流れや汚物受け面の前部の凹部から壺部に向かう後方向きの流れと衝突してこれらの流れを乱すことを抑制できる。よって、このような構成によれば、前壁に沿って上昇する縦旋回の流れと、凹部から壺部に向かう後方向きの流れとが互いに干渉することなく形成されやすくなり、前壁に沿って上昇する縦旋回の流れと、凹部から壺部に向かう後方向きの流れとが合流されて形成される、壺部の前方から底部側に向かう押し込み流れをより強力に形成でき、汚物排出性能を向上させることができる。
このように構成された本発明の一実施形態においては、汚物受け面の凹部の最下部は、壺部の傾斜部の最上部よりも下方に配置されている。これにより、傾斜部により壺部の内側に下降しながら壺部の前壁に向かう前方向きの流れと、凹部から壺部に向けて後方向きに流れる後方向きの流れとの高さが異なりやすくなり、傾斜部からの前方向きの流れと、凹部からの後方向きの流れとが衝突することを抑制でき、これらが合流されて形成される壺部の前方から底部に向かう押し込み流れをさらに強力に形成しやすくできる。
このように構成された本発明の一実施形態においては、上記壺部は、さらに、上記凹部の後端部よりも後方において上記側壁の上記上縁部の高さが一定となっている誘導部を備える。これにより、ボウル部の後方から前方側に向けて流れる流れが、凹部の後端部よりも後方において、誘導部により前方側に整流された流れとして誘導されることができ、傾斜部からの前方向きの流れが乱れにくくでき、傾斜部からの前方向きの流れと、凹部からの後方向きの流れとが合流されて形成される壺部の前方から底部に向かう押し込み流れをさらに強力に形成できる。
このように構成された本発明の一実施形態においては、壺部の上記上縁部の上記傾斜部の上記最上部が、上記壺部の後方側の後壁よりも前方側において形成されている。これにより、後壁よりも前方側の壺部の側方側において前方向きに向きやすい洗浄水の流れを、壺部の上記上縁部の上記傾斜部の上記最上部から傾斜部に沿って下降する流れと、壺部の上記上縁部の傾斜部の外側から前方に向けて導かれる流れとに分けることができ、壺部の側方において流れが分かれるときに乱れにくくできる。これにより、傾斜部により壺部の内側に下降しながら壺部の前壁に向かう前方向きの流れと、凹部から壺部に向けて後方向きに流れる後方向きの流れとが乱れにくくできる。このような構成によれば、前壁に沿って上昇する縦旋回の流れと、凹部から壺部に向かう後方向きの流れとが合流するときに流れが衝突することが抑制され、壺部の前方から底部に向かう押し込み流れをさらに強力に形成できる。
このように構成された本発明の一実施形態においては、凹部は、平面視で、上記汚物受け面の前部から後方側に向けて広がる逆扇状に形成される。これにより、洗浄前半時期等の洗浄水の旋回流の勢いが比較的強く旋回流が汚物受け面の凹部の比較的前方側を流れるときには洗浄水を凹部により集めることを抑制でき、洗浄後半時期等の洗浄水の旋回流の勢いが比較的弱くなり旋回流が汚物受け面の凹部の比較的後方側を流れるときには洗浄水を凹部により集めやすくでき、汚物受け面の前方側の凹部から溜水部に向けて流下する汚物の押し込み流れを形成しやすくできる。よって、壺部の前方から底部に向かう押し込み流れをさらに強力に形成できる。
このように構成された本発明の一実施形態においては、上記凹部の最大の横幅は、平面視で、上記壺部の最大の横幅よりも小さい。よって、壺部の側方の前方向きの流れが、傾斜部により壺部の内側に下降しながら壺部の前壁に向かう前方向きの流れを形成しやすくすることができ、洗浄水がそのまま前方向きに流れやすくなることにより、凹部から壺部に向けて後方向きに流れる後方向きの流れが大きくなりすぎ、傾斜部からの前方向きの流れと衝突することを抑制でき、これらが合流されて形成される壺部の前方から底部に向かう押し込み流れをさらに強力に形成できる。
図1は本発明の一実施形態による水洗大便器を示す斜視図であり、図2は図1のII-II線に沿って見た断面図であり、図3は図1のIII-III線に沿って見た断面図であり、図4は図2のIV-IV線に沿って見た断面図である。
汚物受け面16は、汚物受け面16の前部から壺部20の側方部分まで下方に凹まされた凹部26を備えている。図4に示すように、凹部26は、平面視で、汚物受け面16の前部から後方側に向けて広がる逆扇状に形成される。凹部26は、汚物受け面16の凹部26の周囲の面に対してさらに深くなるように凹んだ部分(例えば曲面を周囲の形状に合わせて形成していれば本来凸状に突出している曲面の一部をあえて平らにしている部分や、比較的平らな面を下方に凹ませている部分)を形成している。凹部26は、後端部26aから汚物受け面の前部まで周囲の汚物受け面よりやや低い洗浄水の誘導部を形成する。また、凹部26の後端部26aは、周囲の汚物受け面16と、比較的滑らかに連結されている。後端部26aは、壺部20の左右の側壁30間の左右方向の幅が最大となるような側壁30の部分よりも前方側に位置している。また、後端部26aは、上面視で壺部20の前壁32よりも後方側に位置し、後述する中部領域A2に位置している。
壺部20内には一点鎖線で溜水面W0が示された溜水部28が形成されている。壺部20は、側方側において縦方向に立ち上がる側壁30と、前方側において縦方向に立ち上がる前壁32と、後方側において縦方向に立ち上がる後壁34と、側壁30の上縁部36の高さが前方に向けて低くなるように側壁30の上縁部36を傾斜させる傾斜部38と、凹部26の後端部26aよりも後方において側壁30の上縁部36の高さが一定となっている誘導部40と、を備えている。
まず、使用者が貯水タンク4の操作レバー(図示せず)を操作すると、排水弁14が開き、洗浄水が貯水タンク4から共通通水路8に供給される。矢印F1及びF2に示すように、第1吐水口22及び第2吐水口24から洗浄水が吐水され、矢印F3及びF4に示すように、汚物受け面16上において壺部20の周囲を旋回するような旋回流が形成される。このとき壺部20の側方の領域においては壺部の前方や後方の領域と比べて洗浄水は流れの向きが前方向きに比較的そろいやすい。
6 :ボウル部
12 :排水トラップ管路
16 :汚物受け面
18 :リム部
20 :壺部
26 :凹部
26a :後端部
26c :底部
26e :最下部
30 :側壁
32 :前壁
33 :底部
34 :後壁
36 :上縁部
38 :傾斜部
38a :最上部
40 :誘導部
Claims (5)
- 洗浄水源から供給される洗浄水により洗浄されて汚物を排出する水洗大便器であって、
ボウル形状の汚物受け面と、この汚物受け面の上方に形成されたリム部と、上記汚物受け面の下方に形成され、溜水を貯留する壺部と、を備えたボウル部と、
上記壺部の底部に接続された排水トラップ管路と、を備え、
上記汚物受け面は、上記汚物受け面の前部から上記壺部の側方部分まで下方に凹まされた凹部を備え、
上記壺部は、
側方側において縦方向に立ち上がる側壁と、
前方側において縦方向に立ち上がる前壁と、
上記側壁の上縁部の高さが前方に向けて低くなるように傾斜された傾斜部と、を備え、
上記傾斜部は、上記凹部の後端部近傍から前方に向けて延び、
上記壺部は、さらに、上記凹部の後端部よりも後方において上記側壁の上記上縁部の高さが一定となっている誘導部を備えることを特徴としている水洗大便器。 - 上記汚物受け面の上記凹部の最下部は、上記壺部の上記傾斜部の最上部よりも下方に配置されている、請求項1記載の水洗大便器。
- 上記壺部の上記上縁部の上記傾斜部の最上部が、上記壺部の後方側の後壁よりも前方側において形成されている、請求項1又は2に記載の水洗大便器。
- 上記凹部は、平面視で、上記汚物受け面の前部から後方側に向けて広がる逆扇状に形成される、請求項1乃至3の何れか1項に記載の水洗大便器。
- 上記凹部の最大の横幅は、平面視で、上記壺部の最大の横幅よりも小さい、請求項1乃至4の何れか1項に記載の水洗大便器。
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