JP7408538B2 - 外科用クリップアプライヤ - Google Patents

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Description

外科用クリップを、管、血管、シャントなどに適用するための外科用装置及び方法が提供される。
近年、手術は、胆嚢摘出術、胃造瘻術、虫垂切除術、及びヘルニア修復などの腹腔鏡手術及び内視鏡外科手術の性能を通じて著しく進歩している。これらの手術は、体腔を穿刺するために使用される外科用器具であるトロカールアセンブリを介して達成される。トロカールは、典型的には、鋭利な栓子先端部及びトロカール管又はカニューレを含有する。トロカールカニューレは、栓子先端部を使用して皮膚を貫通することによって皮膚に挿入されて体腔にアクセスする。貫通後、栓子は除去され、トロカールカニューレは体内に留まる。このカニューレを通して、外科用器具が配置される。
トロカールカニューレと共に一般的に使用される1つの外科用器具は、手術中に血管、管、シャント、又は身体組織の一部分を結紮するための外科用クリップアプライヤである。ほとんどのクリップアプライヤは、典型的に細長いシャフトを含むハンドルを有し、シャフトは、それらの間で結紮クリップを保持及び形成するためにその端部に形成された一対の移動可能な対向する顎部を有する。顎部は血管又は管などの組織の周囲に位置決めされ、クリップは、顎部を閉鎖することによって組織上で押し潰され、即ち形成される。
現在のクリップアプライヤのいくつかの欠点としては、使用中に顎部が位置ずれするか、又は十分に閉鎖されないことが挙げられ、これは、顎部を損傷するか、又は結果として得られるクリップを不適切に形成して、外科的なミスを生じさせ、且つ/又は外科手術を長引かせる場合がある。現行のクリップアプライヤに関する他の問題としては、顎部がそれらの間に位置決めされたクリップを形成するのに十分な力で閉鎖しないことが挙げられ得る。一部の現行のクリップアプライヤでは、顎部は、厚い組織内でクリップを完全に形成するのに十分な強度を有さないか、あるいは顎部は過剰に可撓性になり、そのため顎部が変形して適切に機能し得ない。加えて、顎部の閉鎖を駆動するサブシステムが加える軸方向ストロークが小さ過ぎるか又は大きすぎるために、それぞれクリップが十分に形成されないか、又は顎部が過剰な応力を受けて損傷する(外向きに折れる)場合がある。使用前の顎部の損傷(例えば、クリップアプライヤの出荷中での)などのその他の問題は一部の現行のクリップアプライヤが経験しており、これらは顎部が適切に機能することを妨げる場合がある。したがって、血管、管、シャントなどに外科用クリップを適用するための改良された方法及び装置が依然として必要とされている。
血管、管、シャントなどの組織に外科用クリップを適用するための様々な外科用器具及び方法が本明細書に開示される。一実施形態では、外科用クリップアプライヤは、ハウジングと、ハウジングから延在するシャフトと、細長いシャフト内に配設され、シャフトの長手方向軸を含む第1の平面内を延在する近位部分を有する顎部インサートと、を備えることができる。顎部インサートは更に、第1の平面を横断する第2の平面内を延在する対向する第1及び第2の顎部を有する遠位部分を含むことができる。各顎部は、近位部分に対して横断して延在する遠位部分を有することができ、近位部分と遠位部分との間の交点は第1及び第2の顎部の最大幅を画定することができる。第1及び第2の顎部は、遠位部分上に、シャフト内に配設された複数のクリップから最遠位クリップを受容するためのクリップ軌道を画定する対向する内向き面を有することができる。対向する内向き面は、顎部が開放位置にあるときは互いに非平行に延在し得、顎部が閉鎖位置にあるときは互いに実質的に平行に延在し得る。第1及び第2の顎部は、近位部分上に外側接触面を更に含むことができる。外科用クリップアプライヤは、シャフトに沿って延在し、第1及び第2の顎部の近位で顎部インサートの周囲に配設されたフォーマ管を更に備えることができる。フォーマ管は、遠位方向に移動可能で、外側接触面と係合し、それにより第1及び第2の顎部を開放位置から閉鎖位置へと枢動させて、クリップ軌道内に配置されたクリップを変形させることができる。顎部が閉鎖構成へと移動すると、第1及び第2の顎部の最遠位先端部で最初の接触点が生じ得る。フォーマ管は、その近位端に連結機構を含むことができる。外科用クリップアプライヤは、一対の顎部の周りに配設された第1及び第2のシュラウドを有するシュラウドアセンブリを更に備えることができる。シュラウドアセンブリは、単一平面に沿った顎部の移動を制限する間隙を形成することができ、第1及び第2のシュラウドは、間隙の高さを固定するように構成された少なくとも1つの機械的インターロックを形成することができる。外科用クリップアプライヤは、ハウジング内に配設され、連結機構の近位端上のフランジの一方の側に位置決めされ、かつフランジと係合しているU字形フックを遠位端上に有するフォーマプレートであって、その結果、フォーマプレートの遠位移動がフォーマ管の対応する遠位移動を引き起こし、一方でハウジング及びフォーマプレートに対するシャフト及びフォーマ管の回転を可能にする、フォーマプレートを更に備えることができる。加えて、外科用クリップアプライヤは、剛性材料から形成され、第1及び第2の顎部上に配設された保護キャップであって、少なくとも1つの戻り止めによって第1及び第2の顎部上に解放可能に保持されている、保護キャップを備えることができる。
外科用クリップアプライヤは多種多様であり得る。例えば、少なくとも1つの機械的インターロックは、第1の機械的インターロック及び第2の機械的インターロックを含むことができる。いくつかの実施形態では、第1の機械的インターロックは、キー付き滑り嵌め連結部、ステップ付き滑り嵌め連結部、及びスナップ嵌め連結部のうちの少なくとも1つを含むことができる。別の例として、第2の機械的インターロックは、第1のシュラウドと第2のシュラウドとの間に溶接連結部を含むことができる。いくつかの実施形態では、第1の機械的インターロックは、シュラウドアセンブリの上面及び底面に沿って位置決めされていてもよい。別の例として、少なくとも1つの機械的インターロックは、フック式連結部を有する第1の機械的インターロックと、ばねフランジ連結部を有する第2の機械的インターロックとを備えることができる。いくつかの実施形態では、U字形フックは、連結機構の長手方向軸に対するフォーマプレートのオフセット方向とは反対側のフランジの側面の周りに延在するように構成され得る。別の例として、U字形フックは、それに沿った空間を含むことができる。いくつかの実施形態では、保護キャップは、少なくとも1つの戻り止めに係合する突出部を有するばねフランジを含むことができる。
別の実施形態では、その遠位端に第1及び第2の顎部を有するシャフトを含むことができる外科用クリップアプライヤが提供される。各顎部は、近位部分と、近位部分に対して横断して延在する遠位部分と、を有することができ、第1及び第2の顎部の遠位部分は、シャフト内に配設された複数のクリップから最遠位クリップを受容するためのクリップ軌道を画定する対向する内向き面を有することができる。第1及び第2の顎部の近位部分は外側接触面を有することができ、近位部分と遠位部分との間の交点は第1及び第2の顎部の最大幅を画定することができる。外科用クリップアプライヤは、第1及び第2の顎部の近位に配設され、かつ遠位方向に移動可能で、外側接触面に係合し、それにより第1及び第2の顎部を開放構成から閉鎖構成へと枢動させて、クリップ軌道内に配置されたクリップを変形させるフォーマ部材を更に備えることができる。特定の実施形態では、顎部が閉鎖構成へと移動すると、第1及び第2の顎部の最遠位先端部で最初の接触点が生じ得る。
外科用クリップアプライヤは多種多様であり得る。例えば、外科用クリップアプライヤは、第1及び第2の顎部の周囲に配設された第1及び第2のシュラウドを含むシュラウドアセンブリを更に備えることができる。いくつかの実施形態では、シュラウドアセンブリは、単一平面に沿った第1及び第2の顎部の移動を制限する間隙を形成することができ、第1及び第2のシュラウドは、間隙の高さを固定するように構成された少なくとも1つの機械的インターロックを形成することができる。別の例として、少なくとも1つの機械的インターロックは、第1の機械的インターロック及び第2の機械的インターロックを含むことができる。いくつかの実施形態では、第1の機械的インターロックは、キー付き滑り嵌め連結部、ステップ付き滑り嵌め連結部、及びスナップ嵌め連結部のうちの少なくとも1つを含むことができる。別の例として、第2の機械的インターロックは、第1のシュラウドと第2のシュラウドとの間に溶接連結部を含むことができる。いくつかの実施形態では、第1の機械的インターロックは、シュラウドアセンブリの上面及び底面に沿って位置決めされていてもよい。別の例として、少なくとも1つの機械的インターロックは、フック式連結部を有する第1の機械的インターロックと、ばねフランジ連結部を有する第2の機械的インターロックとを含むことができる。いくつかの実施形態では、外科用クリップアプライヤは、剛性材料から形成され、第1及び第2の顎部上に配設された保護キャップを更に含むことができ、保護キャップは、少なくとも1つの戻り止めによって第1及び第2の顎部上に解放可能に保持されていてもよい。いくつかの実施形態では、フォーマ部材は、その近位端に連結機構を含むことができ、外科用クリップアプライヤは、連結機構の近位端上のフランジの一方の側に位置決めされ、かつフランジと係合しているU字形フックを遠位端上に有するフォーマプレートを更に含むことができ、その結果、フォーマプレートの遠位移動がフォーマ部材の対応する遠位移動を引き起こし、一方でフォーマプレートに対するシャフト及びフォーマ部材の回転を可能にすることができる。
外科用クリップアプライヤの別の実施形態は、細長いシャフトと、シャフト内に配設され、シャフトの長手方向軸を含む第1の平面内を延在する近位部分を有する顎部インサートと、を備えることができる。顎部インサートは更に、第1の平面を横断する第2の平面内を延在する対向する第1及び第2の顎部を有する遠位部分を含むことができる。第1及び第2の顎部は、シャフト内に配設された複数のクリップから最遠位クリップを受容するためのクリップ軌道をそれらの間に画定する対向する内面を含み得る。外科用クリップアプライヤは、顎部インサートの周囲に配設され、かつ遠位方向に移動可能で、第1及び第2の顎部を開放位置から閉鎖位置へと移動させ、クリップ軌道内に配置されたクリップを変形させる、フォーマ部材を更に備えることができる。第1及び第2の顎部の対向する内面は、顎部が開放位置にあるときは互いに非平行に延在し得、顎部が閉鎖位置にあるときは互いに実質的に平行に延在し得る。
外科用クリップアプライヤの別の実施形態は、ハウジングと、ハウジングから延在するシャフトと、一対の顎部であって、シャフト内に少なくとも部分的に延在する近位部分と、遠位部分と、を有し、シャフト内に配設された複数のクリップから最遠位クリップを受容するためのクリップ軌道をそれらの間に画定する、一対の顎部と、を備えることができる。外科用クリップアプライヤは、一対の顎部の周りに配設された第1及び第2のシュラウドを含むシュラウドアセンブリを更に備えることができる。シュラウドアセンブリは、単一平面に沿った顎部の移動を制限する間隙を形成することができる。第1及び第2のシュラウドは、間隙の高さを固定するように構成された少なくとも1つの機械的インターロックを形成することができる。いくつかの実施形態では、少なくとも1つの機械的インターロックは、第1の機械的インターロック及び第2の機械的インターロックを含むことができる。第1の機械的インターロックは、キー付き滑り嵌め連結部、ステップ付き滑り嵌め連結部、及びスナップ嵌め連結部のうちの少なくとも1つを含むことができる。第2の機械的インターロックは、第1のシュラウドと第2のシュラウドとの間に溶接連結部を含むことができる。第1の機械的インターロックは、シュラウドアセンブリの上面及び底面に沿って位置決めされていてもよい。少なくとも1つの機械的インターロックは、フック式連結部を有する第1の機械的インターロックと、ばねフランジ連結部を有する第2の機械的インターロックとを含むことができる。
外科用クリップアプライヤの別の実施形態は、ハウジングと、ハウジングから延在するシャフトと、シャフトの遠位端上に形成された第1及び第2の顎部とを備えることができる。第1及び第2の顎部は、シャフト内に配設された複数のクリップから最遠位クリップを受容するためのクリップ軌道をそれらの間に画定することができる。外科用クリップアプライヤは、シャフトに沿って延在し、かつ遠位方向に移動可能で、第1及び第2の顎部を開放位置から閉鎖位置へと移動させ、クリップ軌道内に配設されたクリップを変形させる、フォーマ管を更に備えることができる。フォーマ管は、その近位端に連結機構を有し得る。外科用クリップアプライヤは、ハウジング内に配設され、連結機構の近位端上のフランジの一方の側に位置決めされ、かつフランジと係合しているU字形フックを遠位端上に有するフォーマプレートであって、その結果、フォーマプレートの遠位移動がフォーマ管の対応する遠位移動を引き起こし、一方でハウジング及びフォーマプレートに対するシャフト及びフォーマ管の回転を可能にする、フォーマプレートを更に備えることができる。
外科用クリップアプライヤの別の実施形態は、ハウジングと、ハウジングから延在するシャフトと、を備え得る。一対の顎部を含むエンドエフェクタはシャフトの遠位端上に形成されてもよく、一対の顎部は、シャフト内に配設された複数のクリップから最遠位クリップを受容するためのクリップ軌道をそれらの間に画定してもよい。一実施形態では、外科用クリップアプライヤアセンブリは、剛性材料から形成され、一対の顎部上に配設された保護キャップを備えることができる。保護キャップ及びエンドエフェクタは、少なくとも1つの突出部を含むことができ、保護キャップ及びエンドエフェクタのうちの他方は、少なくとも1つの対応する戻り止めを含むことができる。少なくとも1つの突出部は、少なくとも1つの対応する戻り止めと係合して、キャップをエンドエフェクタ上に保持することができる。いくつかの実施形態では、エンドエフェクタは、一対の顎部の周りに配設されたシュラウドアセンブリを含むことができる。
本発明は、以下の詳細な説明を添付の図面と併せて検討することで、より完全な理解がなされるであろう。
外科用クリップアプライヤの例示的な一実施形態の側面図である。 図1の外科用クリップアプライヤの遠位部分の分解図である。 図1の外科用クリップアプライヤの遠位部分の斜視図である。 図1の外科用クリップアプライヤの近位部分の部分的に透明な斜視図である。 図1の外科用クリップアプライヤの近位部分の別の斜視図である。 一対の顎部の一実施形態の底面図である。 移動経路を示す一対の顎部の一実施形態の断面図である。 顎部の一部の上に配置されたシュラウドを含むクリップアプライヤの別の実施形態の遠位端の側面図である。 上部シュラウドと下部シュラウドとの間に形成された機械的インターロックの実施形態を示す、図7Aのシュラウドの断面図である。 上部シュラウドと下部シュラウドとの間に形成された機械的インターロックを示すシュラウドの更に別の実施形態の側面斜視図であり、上部シュラウドは下部シュラウドと摺動可能に係合されている。 下部シュラウドに沿った一対の第2のキー付き軌道と摺動可能に係合されている、上部シュラウドに沿った一対の第1のキー付き軌道を含む機械的インターロックを示す、図8Aのシュラウドの断面図である。 シュラウドアセンブリの更に別の実施形態の上部シュラウドの底面斜視図である。 シュラウドアセンブリを形成するために図9Aの上部シュラウドに連結する下部シュラウドの上面斜視図である シュラウドアセンブリを形成するために図9A及び図9Bの上部シュラウドと下部シュラウドとの間に形成された機械的インターロックの更に別の実施形態の側面図である。 下部シュラウドと係合し、かつ下部シュラウドに対して遠位方向に並進移動する上部シュラウドを示す、図9Cのシュラウドアセンブリの側面図である。 その中を通って延在する顎部の位置ずれを防止するように構成された、固定された遠位位置にある上部シュラウドを示す、図9Cのシュラウドアセンブリの側面図である。 少なくとも1つの機械的インターロックを有するシュラウドアセンブリを形成するように一体に連結されるように構成された、上部及び下部シュラウドの更に別の実施形態の分解斜視側面図である。 シュラウドアセンブリを形成するために共に連結された図14Aの上部及び下部シュラウドの側面斜視図である。 シュラウドアセンブリの第1の側部と第2の側部との間に形成された機械的インターロックの更に別の実施形態の上面斜視図である。 シュラウドアセンブリの遠位部分と近位部分との間に形成された機械的インターロックの更に別の実施形態の側面図である。 上部シュラウドと下部シュラウドとの間に形成された機械的インターロックの更に別の実施形態の断面図であり、機械的インターロックは、上部シュラウドと下部シュラウドとの間の連結部を通って延在する補強経路に沿って延在する補強構造を含む。 クリップアプライヤのハウジングを通って延在するフォーマプレートを含むクリップ形成アセンブリを示す、図1~図4Bのクリップアプライヤの部分側面図である。 内側連結部と係合されたフック機構を有するフォーマプレートを示す、図14Aのクリップアプライヤの部分側面斜視図である。 フック機構を示す図14Aのフォーマプレートの上面斜視図である。 フック機構の別の実施形態の部分上面斜視図である。 フック機構の更に別の実施形態の部分上面斜視図である。 クリップアプライヤのエンドエフェクタに取り外し可能に固定されるように構成された保護キャップの実施形態の上面図である。 図15Aのエンドエフェクタの底面図である。 図15Aの保護キャップ及びエンドエフェクタの部分的に透明な上面図である。
外科手術中に血管、管、シャントなどの組織に外科用クリップを適用するための外科用クリップアプライヤ及び方法が提供される。外科用クリップアプライヤは、ハウジングから延在するシャフトの遠位端に位置決めされた一対の顎部を含むことができ、一対の顎部は、開放構成から閉鎖構成へと枢動して、顎部の間に位置決めされた外科用クリップを形成するように構成され得る。外科用クリップが組織の周囲に適切に形成されるために、顎部は、少なくとも適切に位置合わせされるべきである。しかしながら、使用中には、顎部を位置合わせできないようにさせ得る、様々な力が顎部に加えられ得る。顎部が位置ずれしていると、顎部は閉鎖中にシザリング(scissor)し、その場合は、例えば、一方の顎部が他方の顎部を越えて又は他方の顎部上を移動して、クリップの形状不良をもたらし得る。更に、顎部が、顎部の間に位置決めされたクリップを適切に形成できるように十分に近接しない場合、外科手術は、長引くか、あるいは悪影響を受けるかのいずれかとなる場合がある。顎部は、顎部に加えられた力に耐え、かつ複数のクリップの繰り返し連続形成を可能にするだけの十分な強度を有するべきであるが、顎部は、厚い組織内でのクリップ形成に対応するためにいくらかの可撓性も有するべきである。
顎部の適切な機能を支援するための機構を含み得る、外科用クリップアプライヤの様々な実施形態が提供される。例えば、いくつかの機構は、顎部を単一の平面内に維持するなど、顎部の位置合わせの維持を補助して、それにより、閉鎖構成にあるときに顎部がシザリングするのを防ぐことができる。いくつかの実施形態では、顎部は、顎部が閉じられたときに、顎部の対向する内向き面が互いに平行に位置合わせされることを確実にし、それによって適切なクリップ形成を確実にするように構成され得る。いくつかの実施形態は、顎部機構を含んでもよく、かつ/又は顎部が厚い組織を通してクリップを適切に形成するのに十分な可撓性であることを可能にし、その一方で、顎部がそれらの構造的一体性を維持することを可能にして、それにより顎部が複数のクリップを順次形成することを可能にするのに十分な強度を有するように製造されてもよい。いくつかの実施形態では、外科用クリップアプライヤは、顎部の上に解放可能に配設され、それによって、外科用クリップアプライヤの輸送及び保管中などの使用前に顎部を損傷から保護することができる保護キャップを含むことができる。更に、いくつかの実施形態は、閉鎖力がクリップ形成機構に沿って十分に伝達されることを確実にし、それによって顎部が、それらの間に位置付けられたクリップを適切に形成するのに十分な力で閉鎖することを可能にする機構を含むことができる。当業者は、外科用クリップアプライヤはこれらの機構の全部又は一部のみを任意の組み合わせで含んでもよく、かつ/又は当該技術分野で周知の様々な他の特徴を有してもよいことを理解するであろう。本明細書で説明される外科用クリップアプライヤは、特定の例示的実施形態を示すことを意図したものに過ぎない。
図1~図4Bは、外科用クリップアプライヤ100の一実施形態を示す。示されるように、外科用クリップアプライヤ100は、一般に、固定ハンドル104を有するハウジング102と、ハウジング102に枢動可能に連結された可動ハンドル又はトリガ106と、を備えている。細長いシャフト108はハウジング102から遠位方向に延在し、その遠位端上に形成され、開放位置と閉鎖位置との間を移動可能な第1及び第2の顎部112、114を含む、顎部アセンブリ110を含む。第1及び第2の顎部112、114は対向する内向き面を含み、各内向き面は、クリップの脚部を第1及び第2の顎部112、114内へと受容及び誘導するために、それに沿って形成されたクリップ軌道を有する。細長いシャフト108は、回転ノブ103を介してハウジング102に対して回転することができる。
図2及び図3に示されるように、細長いシャフト108は、外側支持管120と、外側管120に対して遠位に連結された上部シュラウド122と、下部シュラウド124と、を含むことができる。外側支持管120並びに上部及び下部シュラウド122、124は、シャフト108の外側ケーシングを形成する。図2及び図3に示されるように、複数の外科用クリップを含むクリップスタック126が、シャフト108のクリップ軌道又はホルダ128内の第1及び第2の顎部112、114の近位に配設され、遠位方向に付勢されている。フロア130は、クリップスタック126がシャフト108内で位置合わせされた状態を維持するため、かつ最遠位クリップ126dを顎部112、114内に誘導するために、クリップスタック126の下を延在する。リフタばね130は、最遠位クリップ126dがリフタばね130の周りに配設されている状態でのクリップスタック126の遠位方向への移動を防止するために、顎部112、114のすぐ近位かつクリップスタック126の遠位に位置決めされる。フィーダバー134は、最遠位クリップ126dを顎部内に供給するために、細長いシャフト108を通って延在する。上部及び下部シュラウド122、124が取り外されたクリップアプライヤ100を示す図3に示されるように、フォーマ管136は、顎部112、114の近位端の周りに延在し、かつ遠位方向に移動可能で、顎部112、114を、その間に配設されたクリップ127を形成するための閉鎖位置へとカム運動させる。
外科用クリップアプライヤ100は、トリガ106が起動されると一緒に動作して顎部112、114を閉じ、それによって、顎部内に配置されたクリップ(例えば、クリップ127)を組織に対して適用(形成)させる、様々な構成要素を含むクリップ形成アセンブリを有する。クリップ形成アセンブリは、フォーマ管136と、起動されるとフォーマ管136を遠位方向に移動させ、それによって顎部112、114を閉じるように構成されたトリガ106に連結された他の構成要素と、を包含する。外科用クリップアプライヤ100のクリップ前進アセンブリは、図4A及び図4Bに示されるように、トリガ106から近位に延在するリンク107を介してトリガ106に同様に連結されるフィーダバー134を含む。フロア130は、最遠位クリップを顎部112、114のクリップ軌道内へと誘導するのに役立つ。ォーマ管136が移動する遠位方向とは反対の近位へと移動させられる。
クリップ形成及びクリップ前進アセンブリは、任意の好適な構成を有することができる。例えば、図4A及び図4Bに示されるように、図示される実施形態では、クリップ形成アセンブリのフォーマ管136は、内側連結部138を介してハンドル102内のフォーマプレート140に連結され、続いてフォーマプレート140は、ピン141を介してトリガ106に連結され、クリップ前進アセンブリのフィーダバー134は、リンク107を介して同様にトリガ106に連結されるフィーダプレート142を介して、トリガ106に連結される。図4Aに示すように、フィーダプレート142は、その遠位端にアーム144a、144bを有し、アーム144a、144bは、外側連結部146の近位端(部分的に透明で示される)の上に配設されて、これと嵌合する。外側連結部146の遠位端にある接続ピン148は、フィーダバー134を外側カップリング146に取り付ける。図4A及び図4Bは、外側ケーシングの一部が取り除かれたハンドル102を示し、図4Bは、例示目的のみのために、フィーダプレート142を含まないハンドル102を示す。外科用クリップアプライヤ100は、簡潔さのために本明細書に記載されていない様々な他の構成要素及びアセンブリを含んでもよいことを理解されたい。
使用時には、ハンドル102のトリガ106が起動されると(例えば、固定ハンドル104に向かって移動されると)、クリップ形成アセンブリのフォーマプレート140は遠位に前進して、フォーマ管136を顎部112、114上で遠位に前進させ、それによって顎部112、114を閉鎖位置へとカム運動させる。同時に、クリップ前進アセンブリのフィーダプレート142が近位方向に移動され、それによってフィーダバー134を近位方向に引っ張り、フィーダバー134をクリップスタック126の最遠位クリップ126dの近位に位置決めする。クリップの脚部が顎部のそれぞれのクリップ軌道内に受容されるように、顎部112、114内に配設されたクリップ127が完全に形成されると、トリガ106が解放され、それによりクリップ形成アセンブリが近位方向に移動し、一方でクリップ前進アセンブリが遠位方向に移動する。図2は、元の形成前構成のクリップ127を示す。クリップ形成アセンブリの近位移動によって、フォーマ管136が顎部に対して後退して、そのため顎部112、114が元の開放位置へと移動して、それによって形成されたクリップを解放することを可能にする。クリップ前進アセンブリの遠位移動によって、フィーダバー134が遠位に移動し、それによってフィーダバー134が最遠位クリップ126dを遠位方向に押して、リフタばね132の付勢力を克服して、リフタばね132を邪魔にならないように偏向させ、それによって最遠位クリップ126dを顎部112、114内へと前進させる。このように、最遠位クリップは、図3のクリップ127のように、顎部のクリップ軌道内に位置決めされる。フロア130は、最遠位クリップを顎部112、114のクリップ軌道内へと誘導するのに役立つ。
顎部の変形
上述したように、クリップアプライヤの顎部が可撓性と強度とのバランスを有することは有益であり得る。例えば、顎部が硬すぎると、フォーマ管は顎部を互いに向けて完全に圧迫することができず、その結果、不適切に形成されたクリップがもたらされる場合がある(例えば、形成されたクリップ脚部間の間隙が大きすぎる)。したがって、クリップの完全な圧迫を可能にするために顎部がいくらかの可撓性を有することが望まれる。しかしながら、顎部の可撓性が過剰であると、顎部が恒久的に変形し、クリップを適切に保持又は形成することができない場合がある。
図5は、シャフト218内に延在し、顎部212、214を形成する2つのアームへと遠位方向に分割する近位部分211(一部のみが示されている)を含む顎部アセンブリ210の一実施形態を示す。顎部212、214がそれらの間のクリップ227を変形させることができるだけの十分な剛性を提供する一方で、完全に形成されたクリップを保証するためのいくらかの可撓性を可能にするために、顎部212、214は、顎部212、214の隣接する近位及び遠位部分294、295と比較して幅が増加した交差領域219を含むことができる。幅が増加したこの交差領域219によって、顎部212、214の間に厚い組織を把持する際などに顎部212、214が閉じるときに、顎部212、214の最遠位先端部又は端部201が互いに向かって角度をなすことが可能となり得る。顎部212、214が閉じる際に顎部212、214の最遠位端201を互いに向かって角度付けすることによって、最遠位端201は、顎部212、214間の最初の接触点となり得る。最遠位端201が接触している状態では、フォーマ管236が近位部分294の外側接触面240に沿って遠位に前進させられると、顎部212、214の遠位部分295の対向する内向き面230が近付き、それにより顎部212、214が完全に閉じて、それらの間のクリップ227を適切に形成することが可能となり得る。遠位端201が最初の接触点となるように顎部212、214を構成することによって、これは、顎部212、214が完全閉鎖構成へと更に移動される際に遠位端が接触したままであることを確実にし、それによって対向する内向き面230に沿った均一な接触を確実にすることができる。これはまた、クリップ227の遠位端が最初に閉じ、それによって顎部212、214の閉鎖及びクリップ227の形成中に標的組織を捕捉し、かつ捕捉された標的組織がクリップ227の遠位端から逃げ出ることを防止することを確実にする。加えて、顎部212、214の正の内向きテーパ(例えば、遠位端201間の距離が、より近位の内側顎部表面間の距離よりも短い)を維持することにより、顎部212、214のナビゲーション及び発射前の組織の切開中などに、顎部212、214が未形成のクリップをクリップ形成のための所定の場所に保持することが可能となり得る。交差領域219は、曲線に沿って延在し、それによって、交差領域219の増加した幅に少なくとも部分的に起因する十分な強度及び剛性を維持しながら、曲線に沿った顎部212、214の可撓性を促進することもできる。したがって、交差領域219は、厚い組織にクリップを形成する場合を含む連続的なクリップ形成の際に所望されるように、顎部212、214が十分な可撓性及び強度を有することを可能にすることができる。
図5に示されるように、顎部212、214が開いていると、顎部アセンブリ210の近位部分211は、シャフト208の長手方向軸Lにほぼ平行に延在し得る。更に、各顎部212、214の角度付き領域294は、長手方向軸Lに対して第1の角度α1(例えば、第1の角度は、約0度~約45度の範囲内である)で、かつシャフト208の長手方向軸から遠ざかる方向に、近位部分211から延在することができる。各顎部212、214の遠位部分295は、角度付き領域294から遠位方向に、かつ長手方向軸Lに対して第2の角度α2(例えば、第2の角度は、約0度~約45度の範囲内である)で、シャフト208の長手方向軸に向かう方向に延在する外側遠位面296を含み得る。加えて、顎部212、214の遠位部分295は、長手方向軸に平行に延在する対向する内向き面230を含むことができる。更に、交差領域219は、顎部212、214の角度付き部分294と遠位部分295とを接続することができ、また、約0.05インチ~約0.50インチの範囲内の半径を有する曲線に沿って延在することができる。加えて、交差領域219の幅は、約0.05インチ~約0.10インチの範囲内であり得、この幅は、顎部212、214のそれぞれの内側表面と外側表面との間で測定される。例示的な実施形態では、交差領域219における幅は、顎部212、214の残部の幅を超え、よって顎部212、214の最大幅を形成する。いくつかの例示的な寸法が本明細書で提供されるが、十分な可撓性及び強度を提供するのを支援するために顎部の近位部分と遠位部分との間に位置決めされる交差領域219のその他の構成も本開示の範囲内である。
いくつかの実施形態では、各顎部212、214において所望の強度を達成するために、一方又は両方の顎部212、214が、クリップアプライヤの製造及び組み立ての間に熱処理されてもよい。熱処理の温度及び/又は熱処理の期間は、各顎部212、214においてこうした所望の強度を達成するために変化してもよい。
顎部のねじれ
別の実施形態では、顎部は、顎部の閉鎖中の位置合わせを促進するような開放構成で形成され得る。多くの現行のクリップアプライヤは、図5に示されるように、顎部の近位部分を通って延在する平面から外れて上方に角度付けされた遠位顎部を含む。顎部の対向する内向き面は、顎部が開放位置にあるとき、互いに平行に位置決めされる。こうした構成によって、顎部が開放位置と閉鎖位置との間の曲線状又はアーチ状経路に沿って移動した後に閉鎖位置にあるとき、対向する内向き面は非平行となり得る。顎部が閉じられているときに顎部の内側接触面が平行に位置決めされないと、顎部は、それらの間でクリップを適切に形成することを妨げられる場合があり、かつ/又は、形成されたクリップ脚部を互いに対して回転又はシザリングさせる場合があり、それによって、クリップが組織を結紮する能力に悪影響を及ぼす。
したがって、図6は、顎部アセンブリの別の実施形態の対向する顎部312、314の断面図を示す。図示されるように、顎部312、314は、湾曲した経路313に沿って開放位置と閉鎖位置との間を移動することができる。例示的な一実施形態では、顎部312、314はそれぞれ、顎部312、314が開放構成にあるときは対向する内向き面330が互いに非平行であるように、経路313に対して垂直に位置決めされた対向する内向き面330を含むことができる。その結果、顎部312、314が湾曲経路313に沿って閉鎖構成に移動されると、対向する内向き面330は平行な配向へと移動し、それによって内向き面330を適切なクリップ形成のために位置合わせさせる。
インターロックを備える上部及び下部シュラウド
閉鎖中の顎部のシザリング又は位置ずれは、顎部の間に位置決めされたクリップの適切な形成を妨げる場合があり、かつ/又は顎部が組織を十分に把持することを妨げる場合がある。そのため、閉鎖中の顎部の位置ずれを防ぐのを助けるために、シュラウドアセンブリの様々な実施形態が提供される。
一般に、シュラウドアセンブリは、顎部の面外移動を防ぐように構成及び/又は位置決めされた少なくとも1つの機械的インターロックを含むことができる。具体的には、機械的インターロックは、シュラウド部分が顎部の運動面に対してほぼ垂直な方向に分離することを防止する構成を有してもよく、かつ/又は、そうした位置にあってもよい。その結果、シュラウドアセンブリは、軸方向の荷重が顎部に加えられたときであっても顎部を運動面内に維持することができる。
図7A及び図7Bは、クリップアプライヤ410の外側支持管420の遠位端に位置し、一対の顎部412、414の少なくとも一部分の周りを延在するシュラウドアセンブリ450の一実施形態を示す。図示のように、顎部412、414の近位部分494は、外側支持管420の長手方向軸と同一平面上にある第1の平面P1に沿って延在することができ、顎部412、414の遠位部分495は、第1の平面に対して一定の角度で位置決めされた第2の平面P2に沿って延在することができる。
シュラウドアセンブリ450は、上部シュラウド452及び下部シュラウド454を含むことができる。各シュラウド452、454は、テーパ状遠位端458を備える略半円筒形状を有することができる。図7Aに示すように、上部及び下部シュラウド452、454が一体に連結されると、シュラウドアセンブリ450は、互いに向かって角度付けされた上部及び下部シュラウド452、454のテーパ状遠位端458を備える円筒状となることができる。連結された上部及び下部シュラウド452、454の間には空間459が形成されてもよく、空間459は、顎部412、414がそれを通って延在することを可能にするようにサイズ決め及び構成されてもよい。
図7Aに示すように、空間459は、上部及び下部シュラウド452、454のテーパ状遠位端458の間を、顎部412、414の角度付き遠位部分495を収容する角度で延在することができる。具体的には、空間459の少なくとも遠位部分は、第2の平面に沿って延在し、それによって顎部412、414の遠位部分495と位置合わせすることができる。空間459の高さ又はテーパ状遠位端458間の距離は、顎部412、414が第2の平面に沿って開放構成と閉鎖構成との間を移動することを可能にし、一方で、顎部412、414が、閉鎖構成にあるときなどに、第2の平面を外れて移動して位置ずれするのを防止することができる。例えば、いくつかの実施形態では、上部及び下部シュラウド452、454は、顎部412、414の近位部分494の少なくとも一部と第1の平面内で係合して、これを第1の平面内に維持することができ、かつ/又は、上部及び下部シュラウド452、454は、顎部412、414の遠位部分495の少なくとも一部と第2の平面内で係合して、これを第2の平面内に維持することができる。シュラウドアセンブリによる、第1及び/又は第2の平面にそれぞれ沿った近位及び/又は遠位部分494、495のこうした維持によって、軸方向の荷重が顎部412、414に加えられたときであっても顎部412、414の位置ずれを防ぐことができる。
上部及び下部シュラウド452、454の空間459及び/又はテーパ状遠位端458は、顎部412、414の位置ずれを防ぎ、その一方で顎部412、414が顎部の開放構成と閉鎖構成との間を延在する経路を辿ることを可能にする、様々な形状を有することができる。例えば、経路は直線状又は曲線状のいずれかであってよく、上部及び下部シュラウド452、454は、同様の直線状及び/又は曲線状の機構を有して、それにより、顎部412、414が位置ずれすることなく経路を辿ることを可能にすることができる。一般に、空間459は、顎部412、414の上面と底面との間の距離よりわずかに大きい高さを含む。例えば、顎部412、414の上面及び底面は、空間459を形成する上部及び下部シュラウド452、454の対向する底面及び上面とそれぞれ摺動可能に嵌合することができる。
シュラウドアセンブリ450が顎部412、414の位置ずれを防止することを助けるために、シュラウドアセンブリ450は、上部シュラウド452と下部シュラウド454との間の移動を防止し、かつより剛性でより構造的に頑丈なシュラウドアセンブリ450をもたらす少なくとも1つの機械的インターロック460を、上部シュラウド452と下部シュラウド454との間に含むことができる。かくして、機械的インターロック460は、上部シュラウド452と下部シュラウド454との間の空間459の形状及び構成を維持することを助けることができ、これは、上述したように、画定された平面及び/又は経路に沿った顎部412、414の移動を制約し、それによって顎部412、414の位置ずれを防止することを助ける。
例えば、図7A及び図7Bに示されるシュラウドアセンブリは、超音波溶接されるなどして一体に溶接されることによって機械的インターロックを形成する係合機構を有する、機械的インターロック460の一実施形態を含む。より具体的には、下部シュラウド454は、下部シュラウド454の上面の対向する側面に沿って長手方向に延在する凹部453を含むことができる。更に、上部シュラウド452は、上部シュラウド452の底面の対向する側面に沿って長手方向に延在する隆起部455を含むことができる。図7Bに示すように、凹部453は、隆起部455を受容するように成形され得る。しかしながら、1つ以上の凹部453及び/又は隆起部455が、上部シュラウド452又は下部シュラウド454のいずれかに沿って延在してもよい。かくして、シュラウドアセンブリ450の組み立て中、上部及び下部シュラウド452、454は、各隆起部455が対応する凹部453内に着座するように一体に連結され得る。いったん着座すると、隆起部455と凹部453との連結が、上部シュラウド452と下部シュラウド454との間の移動を制限することができる。更に、隆起部455と凹部453とを一体に溶接して、恒久的に上部及び下部シュラウド452、454を一体に固定することができる。上部及び下部シュラウド452、454のこうした溶接は、上部シュラウド452と下部シュラウド454との間の移動を防ぎ、それによりシュラウドアセンブリ450の剛性を向上させ、荷重が顎部412、414又はシュラウドアセンブリ450のいずれかに加えられるときを含む使用中に、上部及び下部シュラウド452、454が分離しないことを確実にすることができる。いくつかの実施形態では、上部及び下部シュラウド452、454を恒久的に一体に固定するために、超音波溶接を使用することの代わりに接着剤を使用することができる。
顎部412、414が位置ずれしないことを確実にするために、上部シュラウド452と下部シュラウド454との間に形成されるその他の機械的インターロックも検討されており、そのうちのいくつかを下記でより詳細に説明する。図7Aは、シュラウド間に形成された更なる機械的インターロックを示すが、このインターロックは、上部シュラウド452と下部シュラウド454との間の移動を制限するものの完全には妨がないために、これらの間にいくらかの隙間を許容する。例えば、上部シュラウド452は、上部シュラウド452の対向する側面から延在するばねタブ461を含むことができ、下部シュラウド454は、下部シュラウド454の対向する側面を貫通する角度付き貫通孔462を含むことができる。ばねタブ461は、角度付き貫通孔462の一部内に延在して、これとしっかりと連結し、それによって上部シュラウド452と下部シュラウド454とを連結して、これらの間の移動を制限する機械的インターロックを形成するように構成され得る。
図8A及び図8Bは、上述され、かつ図7A及び7図Bに示されたシュラウドアセンブリに類似する、一体に連結されると少なくとも顎部が閉鎖位置にあるときは顎部が位置ずれするのを防ぐ空間559をそれらの間に形成する上部及び下部シュラウド552、554を含む、シュラウドアセンブリ550の別の実施形態を示す。図8A及び図8Bに示されるシュラウドアセンブリ550は、上部シュラウド552と下部シュラウド554との間に形成される機械的インターロック560の別の実施形態を含む。機械的インターロック560は、上部及び下部シュラウド552、554の連結を固定し、それらの間の移動を防止して、それによって顎部の位置ずれを防止するのを支援することができる。記載されていないが、前述の実施形態と同様に、シュラウドは、追加の機械的インターロックを含むことができる。
図8Bに示すように、上部シュラウド552は、上部シュラウド552の対向する内側壁に沿って形成された一対の第1のキー付き軌道553を含むことができ、下部シュラウド554は、下部シュラウド554の対向する側壁に沿って形成された一対の第2のキー付き軌道555を含むことができる。第1のキー付き軌道553は、第2のキー付き軌道555と摺動可能に嵌合することができる。第1のキー付き軌道553と第2のキー付き軌道555との間の公差は、上部シュラウド552と下部シュラウド554との間の軸方向移動がほとんど又は全く生じないように構成され得る。シュラウド552、554間の機械的インターロックはまた、荷重がシュラウドアセンブリ550又は顎部に加えられるときなどに、上部シュラウド552と下部シュラウド554との間の分離、すなわち、互いから半径方向外向きに移動することを防ぎ、それによって顎部の位置ずれを防ぐように構成されてもよい。いくつかの実施形態では、第1及び第2のキー付き軌道553、555は、更に一体に溶接され得る。
図9A~図9Eは、上述され、かつ図7A及び図7Bに示されたシュラウドアセンブリに類似する、一体に連結されると少なくとも顎部が閉鎖構成にあるときは顎部が位置ずれするのを防ぐ空間659をそれらの間に形成する上部及び下部シュラウド652、654を含む、シュラウドアセンブリ650の別の実施形態を示す。図9A~図9Eに示されるシュラウドアセンブリ650は、シュラウド間の移動を防止して顎部の位置ずれを防止するのを補助する、上部シュラウド652と下部シュラウド654との間に形成される機械的インターロック660の別の実施形態を含む。
図9Aに示すように、上部シュラウド652は、上部シュラウド652の対向する内側面からほぼ垂直に延在する少なくとも一対の係合機構670を含む。係合機構670はそれぞれ、上部シュラウド652のそれぞれの内側面からほぼ垂直に延在するL字型延長部又は突出部の形態であってもよい。図9Bに示すように、下部シュラウド654は、その対向する側面に沿って延在し、ロック軌道675を画定するレール677を含むことができる。具体的には、各レール677は、略L字形であって、係合機構670と反対の方向に向けられ得る。レール677は、下部シュラウド654の対向する側面に沿ってその中に形成された少なくとも一対の切り欠き又はスロット672を含み得る。
係合機構670は、スロット672を通って延在し、レール677の下を摺動して機械的インターロックを形成するように構成され得る。図9Cに示すように、ロック軌道675は、シュラウドアセンブリ650の長手方向軸に垂直なほぼ直線状の経路に沿って移動する、対応する係合機構670をロック軌道675が受容することができるように、下部シュラウド654に沿った向きに配置され得る。図9Dに示すように、係合機構670がスロット672を通過してロック軌道675に到達すると、上部シュラウド652を並進させて(例えば、遠位又は近位に)、それによって上部シュラウド652が下部シュラウド654に対して適切に位置決めされる(例えば、上部及び下部シュラウド652、642の遠位端が垂直方向に位置合わせされる)まで係合機構670をロック軌道675に沿って並進させることができる。いくつかの実施形態では、機械的停止部(例えば、ロックラック675の遠位端の出っ張り又は壁部)が、図9Eに示す、空間659が顎部の位置ずれを防ぐように適切に形成された下部シュラウドに対する上部シュラウドの位置などの所望の位置を越えて上部シュラウド652が並進するのを防ぐことができる。しかしながら、上部シュラウド652を下部シュラウド654に対して正確に位置決めするのを補助することによりシュラウドアセンブリ650が顎部の位置ずれを防ぐことを可能にするその他の機械的停止部が含まれてもよい。更に、係合機構670とロック軌道675との間の公差は、上部シュラウド652と下部シュラウド654との間の軸方向移動がほとんど又は全く生じないようにするように十分に小さくてもよい。これはまた、十分な剛性のシュラウドアセンブリ650との機械的インターロックをもたらし、それにより、荷重がシュラウドアセンブリ650又は顎部に加えられたときなどに上部シュラウド652と下部シュラウド654との間の分離を防ぐと同時に、顎部の位置ずれを防ぐことができる。
図10A及び図10Bは、上述され、かつ図7A及び図7Bに示されたシュラウドアセンブリに類似する、一体に連結されると少なくとも顎部が閉鎖位置にあるときは顎部が位置ずれすることを防ぐのを補助する空間759をそれらの間に形成する上部及び下部シュラウド752、754を有することを含む、シュラウドアセンブリ750の更に別の実施形態を示す。図10A及び図10Bに示されるシュラウドアセンブリ750は、上部シュラウド752と下部シュラウド754との間に形成される機械的インターロック760の別の実施形態を含む。この実施形態では、上部シュラウド752は、上部シュラウド752を下部シュラウド754に連結するために、下部シュラウド754に枢動可能に嵌合可能である。例えば、上部シュラウド752は、遠位端に隣接して位置決めされ、かつ上部シュラウド752の底面の対向する側面から延在する一対のフック機構774を含むことができる。下部シュラウド754は、遠位端に隣接し、下部シュラウド754の対向する側面に沿って位置決めされた一対の湾曲したスロット775を含むことができる。更に、上部シュラウド752は、上部シュラウド742の対向する側面の底面から延在する一対のばねフランジ770を含んでもよい。下部シュラウド754は、下部シュラウド754の対向する側面に沿った一対の関連するフック付き溝772を含むことができる。上記の機構は、上部又は下部シュラウド752、742に関連して説明されているが、上部及び/又は下部シュラウド752、742は、本明細書で説明される任意の機構を含むことができる。例えば、下部シュラウド754は一対のフック機構774を含むことができ、上部シュラウド752は一対の湾曲したスロット775を含むことができる。
フック機構774は、湾曲したスロット775と摺動可能に係合するように構成されて、摺動可能に係合されると、上部シュラウド752の近位端が下部シュラウド754に向かって枢動することを可能にし、それにより、ばねフランジ770がフック付き溝772としっかりと係合することを可能にし得る。各ばねフランジ770は、屈曲して、ばねフランジ770のフランジ付き端部がフック付き溝772内の凹部と係合させられるまで、それぞれのフック付き溝772に挿入されることを可能にし、それにより、図10Bに示されるように、ばねフランジ770をその元の非屈曲位置に戻して、上部シュラウドを下部シュラウドにしっかり嵌合させることができる。
上部シュラウド752と下部シュラウド754との間に固定連結部を形成する機械的インターロック760は、荷重が顎部又はシュラウドアセンブリ750のいずれかに加えられるときなどに上部シュラウド752と下部シュラウド754との間に形成された空間759が変形し得ないように、上部シュラウド752と下部シュラウド754との間に十分な剛性をもたらすことができる。かくして、機械的インターロック760は、顎部の位置ずれを防止することを補助し得る。
図11は、上述され、かつ図7A及び図7Bに示されたシュラウドアセンブリに類似する、少なくとも顎部が閉鎖位置にあるときは顎部が位置ずれすることを防ぐのを補助する空間859をそれらの間に形成する上部及び下部シュラウド852、854を有することを含む、シュラウドアセンブリ850の更に別の実施形態を示す。図11に示されるシュラウドアセンブリ850は、シュラウドアセンブリ850の第1の側面850aと第2の側面850bとの嵌合端部851の間に形成された機械的インターロック860の更に別の実施形態を含む。この実施形態では、シュラウドアセンブリ850は、上部及び底部シュラウドではなく、互いに嵌合する2つの側面850a、850bを含む。したがって、第1及び第2の側面850a、850bが一体に連結されると、嵌合端部851はシュラウドアセンブリ850の上面及び底面に沿って伸びることができる。更に、嵌合端部851は、しっかりと一体に連結し(例えば、一体にスナップ嵌めして、かつ/又は、上部及び下部シュラウド852、854を一体に連結するための本明細書に記載される連結機構のいずれかを使用して)、それにより、シュラウドアセンブリ850の第1の側面850aと第2の側面850bとの間の軸方向移動をほとんど又は全く生じさせないように構成することができる。機械的インターロック860をシュラウドアセンブリ860の上面及び底面に沿って位置決めすることにより、少なくとも顎部に加えられる軸方向の荷重は機械的インターロック860に対して垂直となり、それにより、空間859の変形及び顎部の位置ずれを防止するのに十分なシュラウドアセンブリ850の剛性をもたらすことができる。
図12は、上述され、かつ図7A~図7Bに示されたシュラウドアセンブリに類似する、少なくとも顎部が閉鎖位置にあるときは顎部が位置ずれすることを防ぐのを補助する空間959をそれらの間に形成する上部及び下部シュラウド952、954を有することを含む、シュラウドアセンブリ950の別の実施形態を示す。図12に示されるシュラウドアセンブリ950は、機械的インターロック960の別の実施形態を更に含む。この実施形態では、シュラウドアセンブリ950は、一体に嵌合する遠位及び近位部分950a、950bを含む。かくして、機械的インターロック960は、シュラウドアセンブリ950の遠位部分950aと近位部分950bとの嵌合端部951の間に形成される。遠位及び近位部分950a、950bが一体に連結されると、図12に示すように、嵌合端部はシュラウドアセンブリの円周の周りを延在する。更に、遠位部分950aと近位部分950bとの嵌合端部951は、これらが一体に連結して、図12に示すように、互いにオフセットしているシュラウドアセンブリ950の上面及び底面に沿って連結機構(例えば、スナップ嵌め連結部953)を位置決めするように、非対称であり得る。
非対称な嵌合端部951、並びにシュラウドアセンブリ950の上面及び底面に沿ったスナップ嵌め連結部953の位置決めによって、軸方向の荷重をスナップ嵌め連結部953から遠ざかる方向に向け、それにより、スナップ嵌め連結部953間の連結の分裂を防ぐことが可能になり、シュラウドアセンブリ950がその構造的一体性を維持することが可能となり得る。これにより、上部シュラウド952と下部シュラウド954との間に形成される空間959のサイズ及び構成を保持することなどによって、シュラウドアセンブリ950が顎部の位置ずれを防ぐことが更に可能となり得る。
図13は、上部シュラウド1052と下部シュラウド1054との間に形成された機械的インターロック1060を有するシュラウドアセンブリ1050の別の実施形態の断面図を示す。図13に示されるシュラウドアセンブリ1050の機械的インターロック1060の実施形態は、上部シュラウド1052と下部シュラウド1054との間の連結部を通って延在する補強経路1091に沿って延在する補強構造1090(例えば、スチールピン)を含む。連結部は、例えば、上部及び下部シュラウド1052、1054から延在するインターロック延長部又はタブ1093を含み得る。タブ1093はそれぞれ、タブ1093がインターロックされたときに補強経路1091を形成する通路を含むことができる。補強構造1090は、補強経路1091に沿って前進させることができ、これは厳しい公差の摺動嵌めを提供し、それによって上部シュラウド1052と下部シュラウド1054との間の移動を制限又は防止することができる。かくして、シュラウドアセンブリ1050は十分に剛性となり、それによって荷重がシュラウドアセンブリ1050又は顎部に加えられるときなどに上部シュラウド1052と下部シュラウド1054との分離を防ぐのみならず、顎部の位置ずれを防ぐことができる。
本明細書で説明されるシュラウドアセンブリのいずれも、シュラウドアセンブリ及び/又は空間の変形を防止してシュラウドアセンブリが顎部の位置ずれを効果的に防ぐことを可能にする、スチール、アルミニウム、及びプラスチックなどの剛性材料を含む様々な材料で製造することができる。顎部に対するシュラウドアセンブリの配置もまた変化し得る。例えば、シュラウドアセンブリは、顎部部材の近位部分及び/又は遠位部分にわたる様々な長さを延在することができる。かくして、シュラウドアセンブリは、顎部に沿った様々な位置に係合し、それによって顎部の位置合わせを維持することができる。
フォーマプレート上のフック機構
他の実施形態では、クリップアプライヤ装置の近位ハンドルからエンドエフェクタに力を伝達するのを支援する機構を提供することができる。図4A~図4Bに関連して本明細書で上述したように、クリップアプライヤは、トリガが作動されると遠位方向に前進させられて、フォーマ管を顎部上で前進させて顎部を閉じ、その結果、顎部間に配設されたクリップを形成する、クリップ形成アセンブリを含むことができる。これも本明細書で上述したように、クリップアプライヤは、クリップ形成アセンブリが前進されると後退し、クリップ形成アセンブリが後退されると遠位に前進して顎部内にクリップを供給する、クリップ供給アセンブリも含むことができる。これらの2つのアセンブリが同じシャフトを通って駆動される結果、クリップ形成アセンブリは、シャフトの長手方向軸からオフセットされたハウジング内の構成要素を含むことができる。このオフセット構成は、構成要素を位置ずれさせる場合があり、又はさもなければ装置の近位端と遠位端との間で力の損失を引き起こす場合がある。したがって、力の損失を防ぐために、クリップ形成アセンブリの構成要素間の連結を維持し、それによって、クリップ形成アセンブリに沿った顎部閉鎖力の効率的かつ効果的な伝達を確実にするための位置合わせ及び係合機構が本明細書で提供される。
図14A~図14Cは、図1~図4Bのクリップアプライヤ100の一部分をより詳細に示し、これはクリップアプライヤ100のハウジング102を通って延在するフォーマプレート140を含むクリップ形成アセンブリを示す。フォーマプレート140は、内側連結部138を介して、フォーマプレート140によって遠位に前進させられることで顎部を閉鎖位置にカム留めしてこれらの間でクリップを形成することのできるフォーマ管136(例えば、図4A及び図4Bに示される)に連結可能である。例えば、トリガ106を作動(例えば、枢動)させることにより、フォーマプレート140を遠位に前進させ、それによって内側連結部138を遠位に前進させることで、顎部に閉鎖構成を形成させることができる。
図14Cに示すように、フォーマプレート140は、内側連結部138の長手方向軸からオフセットされた平面に沿って延在することができる。更に、内側連結部138とフォーマ管136との間の接続に取り入れられる製造組立公差は、フォーマプレート140が内側連結部138に対して力を加えると、フォーマプレート140が内側連結部138の長手方向軸からオフセットされる方向に内側連結部138をわずかに枢動させることができる。その結果、フォーマプレート140が内側連結部138に向かって遠位に前進されると、フォーマプレート140は、枢動した内側連結部138に沿って摺動し、内側連結部138の長手方向軸からオフセットされる方向へと横方向に偏向する傾向がある場合がある。
フォーマプレート140のこうした横方向の偏向を防止するために、フォーマプレートは、内側連結部138の近位端から近位方向に延在する延長部1245の周りなど、内側連結部138の近位端の側面の周りに延在するように構成されたフック機構1217を遠位端に含むことができる。図14Cにより詳細に示されるように、フック機構1217は、円形又はU字形であってよく、またフォーマプレートの長手方向軸を横断して延在することができる。フック機構1217は、内側連結部138の延長部1245内に形成された溝と摺動可能に嵌合する円形の内径を含むことができる。このように、フック機構1217は、内側カップリング138(及びフォーマ管136)を軸方向に移動させるために内側連結部138に依然として係合しながら、シャフトの回転中などに内側連結部138がフォーマプレート140に対して回転するのを可能にすることができる。具体的には、図14Bに示されるように、フック機構1217は、少なくとも延長部1245と同軸であり、延長部1245の一方の側に位置決めされて延長部1245と係合することができ、その結果、フォーマプレート140の遠位方向の移動が、内側連結部138の効率的かつ効果的な遠位移動を生じさせ、同時に、ハウジング102及びフォーマプレート140に対するシャフト及び内側連結部138の回転を可能にする。フック機構1217は、延長部1245の遠位面に嵌合可能な近位面1219を含むことができ、その結果、フォーマプレート140の近位方向の並進によって、フック機構1217の近位面1219が延長部1245の遠位面に対して力を加え、それにより内側連結部138及びフォーマ管136を近位方向に引っ張って顎部を開くことが可能となり得る。これにより、顎部が閉鎖位置又は部分的閉鎖位置にはまり込んで動かなくなった場合などに、ユーザがトリガ106を操作し(例えば、トリガ106を非作動位置にする)、それにより顎部を開くことが可能となり得る。
フォーマプレート140のフック機構1217は、内側連結部138の長手方向軸に対するフォーマプレート140のオフセット方向とは反対側の、延長部1245の側面の周りに延在するように構成することができる。この構成は、フォーマプレート140が内側連結部138に力を加え、それによってフォーマ管136を遠位方向に並進させるときに、フォーマプレート140が、内側連結部138の長手方向軸から離れるように横方向に偏向するのを防ぐことができる。したがって、フック機構1217は、フォーマプレート140が、内側連結部138に可能な限り多くの荷重を伝達し、それによって内側連結部138及びフォーマ管を効率的かつ効果的に遠位方向へと並進させて、顎部を閉鎖構成に移動させるのを支援することができる。更に、いくつかの実施形態では、クリップアプライヤの別の部分(例えば、図4Aに示されるフィーダプレート142)が、内側連結部138の長手方向軸に向かって方向付けされたフォーマプレート140の側面に沿って位置決めされ、それによってフォーマプレートが内側連結部138の長手方向軸に向かって横方向に偏向するのを防ぐことができる。
図14D及び図14Eに示される異なる形状及び構成を有するフック機構1217の他の実施形態も本開示の範囲内である。例えば、図14Dは、製造中(例えば、フック機構2217のプレス成形中)に形成された空間2219を含み得るフック機構2217の別の実施形態を示す。これにより、製造中にフック機構2217を形成する材料の伸ばしを低減又は排除して、それにより、製造中に材料を伸ばしてフック機構を形成する場合と比較してより剛性で構造的に強いフック機構2217をもたらすことができる。図14Dに示すように、空間をフック機構2217のフック部分に沿って位置付けして、それによって空間2219によって分離された一対の部分的フック機構を形成することができる。しかしながら、図14Eに示すように、フック機構3217の端部に空間3219を形成することもできる。
保護キャップ
例えば輸送中に顎部を保護して顎部の変形又は損傷を防止するために、クリップアプライヤのエンドエフェクタ上に解放可能に配設され得る保護キャップが提供される。キャップは、キャップの取り外し中を含む使用前の損傷から顎部を保護し、それによって顎部の不良による手術中のミスを低減するために、頑丈な硬質プラスチックから形成することができる。キャップは、処置中のクリップアプライヤの使用を可能にするために、ユーザによって取り外され得る。
図15A~図15Cは、対向する顎部1196、及び/又は顎部1196の一部上に延在するシュラウド1150を含み得るエンドエフェクタ1122に取り外し可能に固定されるように構成されたキャップ1120の一実施形態を示す。キャップ1120は、その中にエンドエフェクタ1122を受容し捕捉することができる内側ルーメンを有する、剛性の非可撓性ハウジングの形態であり得る。キャップ1120は、キャップ1120がエンドエフェクタ1122に連結されたときに少なくとも顎部1196を保護するため、内側ルーメンの少なくとも一部を取り囲む1つ以上の支柱及び壁などの構造的特徴部を含むことができる。
図15A及び図15Cに示されるように、図示されたキャップ1120は、キャップ1120の近位端に隣接してばねフランジ1124を含み、このばねフランジ1124は、エンドエフェクタ1122又はシュラウド1150上に形成された戻り止め1128と解放可能に係合するように構成された、その内面に沿った突出部1126を有する。しかしながら、いくつかの実施形態では、エンドエフェクタ1128が突出部1126を含んでもよく、ばねフランジ1124が戻り止め1128を含んでもよい。ばねフランジ1124は、エンドエフェクタ1122がキャップ1120の内側ルーメン内に挿入されると、ばねフランジ1224がエンドエフェクタ1122から離れるように屈曲するのを可能にする、長さ及び幅を有することができる。ルーメンは、キャップ1120の取り外し中に、ルーメンが顎部1196に接触することなく、顎部1196がルーメンに沿って移動できるようなサイズ及び形状であってよい。更に、キャップ1150をエンドエフェクタ1122に固定するために、ばねフランジ1124がエンドエフェクタ1122に向かって跳ねて、突出部1126がエンドエフェクタ1122内で戻り止め1128に係合することを可能にすることができる。キャップ1120は、キャップ1120をエンドエフェクタ1122に対してねじるか又は引っ張るかのいずれかによって取り外され、それによって突出部1126を戻り止め1128から係合解除することができる。
突出部1126及び/又は戻り止め1128の形状、並びにばねフランジ1124の可撓性によって、突出部1126と戻り止め1128との係合が、キャップ1150をエンドエフェクタ1122上に保持するのに十分なものとなり、一方で、更に、ユーザがキャップ1150をエンドエフェクタ1122から効率的に引き抜くことが可能となり得る。例えば、いくつかの実施形態では、突出部1126及び戻り止め1128はそれぞれ円形又は球形の形状を有することができるが、突出部1126及び戻り止め1128は、任意の数の形状及び寸法を有してもよい。更に、突出部1126及び戻り止め1128などの任意の数の連結機構が、エンドエフェクタ1122又はキャップ1150上に位置付けられてもよい。いくつかの実施形態では、図15Bに示すように、シュラウド1150は、エンドエフェクタ1122がその遠位端に連結されるシャフト1118の長手方向軸に沿って位置付けられた戻り止め1128を含むことができる。戻り止め1128のこの位置決めにより、戻り止め1128を、組み立て及び製造(例えば、溶接、検査プロセスなど)中などに位置合わせ機構として使用することが可能となり得る。
キャップ1120は、キャップ1120を固定すること及び/又はクリップアプライヤのエンドエフェクタ1122からキャップ1120を取り外すことを支援することができる様々な他の機構を含むことができる。例えば、キャップ1120は、ユーザがキャップ1120を効率的かつ効果的に把持し、かつキャップ1120をクリップアプライヤの遠位端から分離するのを可能にすることを支援できる、隆起部1129などの把持機構を含むことができる。いくつかの実施形態では、キャップ1120は、キャップ1129の長手方向軸に対して横方向に位置付けられた把持機構若しくは隆起部1129を含んでもよく、かつ/又は、図15Cに示すようにキャップ1120の対向する側面に沿って位置付けられた2つ以上の把持機構若しくは隆起部1129を含んでもよい。更に、キャップ1120は、ポリマー(例えば、ポリカーボネート)及び金属を含む1つ以上の硬質材料、並びにエラストマー、紙、織布、不織布、及び複合材料(例えば、前述の材料のうちの2つ以上の組み合わせから構成される)を含む半剛性材料などの、様々な材料のうちの1つ以上から作製することができる。いくつかの実施形態では、キャップ1120は、Vectra、Ultem、又はナイロンなどのエンジニアドプラスチック(engineered plastic)から作製することができる。キャップ1120をクリップアプライヤの遠位端から取り外すなどのキャップ1120の使用方法をユーザに指示することを支援するための、例えば矢印1130などの1つ以上のインジケータを含むキャップ1120を含む、キャップ1120の他の機構及び変形は本開示の範囲内である。
本明細書に開示される装置は、1回の使用後に廃棄されるように設計することができ、又は複数回使用されるように設計することができる。しかしながら、いずれの場合も、装置は、少なくとも1回の使用後に再使用のために再調整することができる。再調整には、装置の分解工程、それに続く特定の部品の洗浄工程又は交換工程、及びその後の再組立工程の任意の組み合わせを含むことができる。特に、装置は分解することができ、装置の任意の数の特定の部品又は部分を、任意の組み合わせで選択的に交換するか又は取り外すことができる。特定の部分を洗浄及び/又は交換した後、装置を後の使用のために、再調整施設で、又は外科手術の直前に外科チームによってのいずれかで再組み立てることができる。装置の再調整は、分解、洗浄/交換、及び再組み立てのための様々な技術を利用することができる。こうした技術の使用、及び結果として得られる再調整された装置は、全て本出願の範囲内にある。
本明細書に記載の装置は、外科手術に使用される前に処理されてもよい。まず、新品又は使用済みの器具を入手し、必要に応じて洗浄してもよい。次いで、器具を滅菌することができる。1つの滅菌技術では、器具は、プラスチックバッグ又はTYVEKバッグなど、閉鎖され密封された容器に入れられてもよい。次に、容器及びその内容物は、γ線、X線、又は高エネルギー電子などの、容器を貫通できる放射線場の中に設置されてもよい。放射線は、器具上及び容器内の細菌を死滅させることができる。この後、滅菌された器具を滅菌容器内で保管することができる。密封された容器は、医療施設において開封されるまで器具を滅菌状態に保つことができる。当技術分野で既知の別の形態の滅菌も可能である。これとしては、β線、γ線、若しくはその他の形態の放射線、酸化エチレン、蒸気、又は液体浴(例えば寒冷浸漬)を挙げることができる。使用される材料、電気部品の存在などによって、特定の形態の滅菌技術が、装置の異なる部分で使用するのにより好適であり得る。
更に、本明細書で提供される教示は、上述の装置の使用、並びに/又は組織の封止及び/若しくは溶接の形成のための外科的方法にも適用することができる。例えば、本明細書で提供される教示による例示的な方法としては、外科用器具エンドエフェクタの対向する顎部部材を開放位置から閉鎖位置へと移動させて、これらの間に組織をクランプし、顎部部材の近位端に作用する閉鎖機構を用いてクランプされた組織に圧縮力を加え、クランプされた組織を通してエネルギーを送達して封止部及び/又は溶接部を形成することが挙げられ得る。対向する顎部部材の剛性が増加すると、より良好な組織把持及び改善された圧縮をもたらすことができ、これにより、より良質の組織封止を作り出すことができる。その他の実施形態では、方法は、顎部部材が挿入構成にある間に外科用器具を患者の身体に挿入し、組織をクランプする前にエンドエフェクタ顎部部材を展開構成に移動させることを更に含むことができる。本明細書で提供される教示に基づく更に他の変形も可能であり、これらは全て本出願の範囲内にあるものと見なされる。
当業者には、上述の実施形態に基づいて本発明の更なる特徴及び利点が認識されよう。したがって、本発明は、添付の特許請求の範囲によって示される場合を除き、具体的に示され説明される内容により限定されるものではない。本明細書において引用されている全ての刊行物及び参照文献は、それらの全体が参照により本明細書に明示的に組み込まれている。
〔実施の態様〕
(1) ハウジングと、
前記ハウジングから延在するシャフトと、
前記細長いシャフト内に配設され、前記シャフトの長手方向軸を含む第1の平面内に延在する近位部分、及び前記第1の平面を横断する第2の平面内を延在する対向する第1及び第2の顎部を有する遠位部分を有する顎部インサートであって、各顎部は、
近位部分に対して横断して延在する遠位部分であって、前記近位部分と前記遠位部分との間の交点は前記第1及び第2の顎部の最大幅を画定する、遠位部分と、
前記シャフト内に配設された複数のクリップから最遠位クリップを受容するためのクリップ軌道を画定する、前記第1及び第2の顎部の前記遠位部分上の対向する内向き面であって、前記対向する内向き面は、前記顎部が開放位置にあるときは互いに非平行に延在し、前記顎部が閉鎖位置にあるときは互いに実質的に平行に延在する、対向する内向き面と、
前記第1及び第2の顎部の前記近位部分上の外側接触面と、を有する、顎部インサートと、
前記シャフトに沿って延在し、前記第1及び第2の顎部の近位で前記顎部インサートの周囲に配設されたフォーマ管であって、前記フォーマ管は、遠位方向に移動可能で、前記外側接触面と係合し、それにより前記第1及び第2の顎部を前記開放位置から前記閉鎖位置へと枢動させて、前記クリップ軌道内に配置されたクリップを変形させ、前記顎部が前記閉鎖構成へと移動すると、前記第1及び第2の顎部の最遠位先端部で最初の接触点が生じ、前記フォーマ管はその近位端に連結機構を有する、フォーマ管と、
前記一対の顎部の周りに配設された第1及び第2のシュラウドを含むシュラウドアセンブリであって、前記シュラウドアセンブリは、単一平面に沿った前記顎部の移動を制限する間隙を形成し、前記第1及び第2のシュラウドは、前記間隙の高さを固定するように構成された少なくとも1つの機械的インターロックを形成する、シュラウドアセンブリと、
前記ハウジング内に配設され、前記連結機構の近位端上のフランジの一方の側に位置決めされ、かつ前記フランジと係合しているU字形フックを遠位端上に有するフォーマプレートであって、その結果、前記フォーマプレートの遠位移動が前記フォーマ管の対応する遠位移動を引き起こし、一方で前記ハウジング及び前記フォーマプレートに対する前記シャフト及び前記フォーマ管の回転を可能にする、フォーマプレートと、
剛性材料から形成され、前記第1及び第2の顎部上に配設された保護キャップであって、少なくとも1つの戻り止めによって前記第1及び第2の顎部上に解放可能に保持されている、保護キャップと、
を備える外科用クリップアプライヤ。
(2) 前記少なくとも1つの機械的インターロックは、第1の機械的インターロック及び第2の機械的インターロックを含む、実施態様1に記載の外科用クリップアプライヤ。
(3) 前記第1の機械的インターロックは、キー付き滑り嵌め連結部、ステップ付き滑り嵌め連結部、及びスナップ嵌め連結部のうちの少なくとも1つを含む、実施態様2に記載の外科用クリップアプライヤ。
(4) 前記第2の機械的インターロックは、前記第1のシュラウドと前記第2のシュラウドとの間に溶接連結部を含む、実施態様3に記載の外科用クリップアプライヤ。
(5) 前記第1の機械的インターロックは、前記シュラウドアセンブリの上面及び底面に沿って位置決めされている、実施態様1に記載の外科用クリップアプライヤ。
(6) 前記少なくとも1つの機械的インターロックは、フック式連結部を備える第1の機械的インターロックと、ばねフランジ連結部を備える第2の機械的インターロックとを備える、実施態様1に記載の外科用クリップアプライヤ。
(7) 前記U字形フックは、前記連結機構の長手方向軸に対する前記フォーマプレートのオフセット方向とは反対側の前記フランジの側面の周りに延在するように構成されている、実施態様1に記載の外科用クリップアプライヤ。
(8) 前記U字形フックは、それに沿った空間を含む、実施態様1に記載の外科用クリップアプライヤ。
(9) 前記保護キャップは、前記少なくとも1つの戻り止めに係合する突出部を有するばねフランジを含む、実施態様1に記載の外科用クリップアプライヤ。
(10) 外科用クリップアプライヤであって、
その遠位端に第1及び第2の顎部を有するシャフトであって、各顎部は、近位部分と、前記近位部分に対して横断して延在する遠位部分と、を有し、前記第1及び第2の顎部の前記遠位部分は、前記シャフト内に配設された複数のクリップから最遠位クリップを受容するためのクリップ軌道を画定する対向する内向き面を有し、前記第1及び第2の顎部の前記近位部分は外側接触面を有し、前記近位部分と前記遠位部分との間の交点は前記第1及び第2の顎部の最大幅を画定する、シャフトと、
前記第1及び第2の顎部の近位に配設され、かつ遠位方向に移動可能で、前記外側接触面に係合し、それにより前記第1及び第2の顎部を開放構成から閉鎖構成へと枢動させて、前記クリップ軌道内に配置されたクリップを変形させる、フォーマ部材であって、前記顎部が前記閉鎖構成へと移動すると、前記第1及び第2の顎部の最遠位先端部で最初の接触点が生じる、フォーマ部材と、
を備える外科用クリップアプライヤ。
(11) 前記第1及び第2の顎部の周囲に配設された第1及び第2のシュラウドを含むシュラウドアセンブリを更に備え、前記シュラウドアセンブリは、単一平面に沿った前記第1及び第2の顎部の移動を制限する間隙を形成し、前記第1及び第2のシュラウドは、前記間隙の高さを固定するように構成された少なくとも1つの機械的インターロックを形成する、実施態様10に記載の外科用クリップアプライヤ。
(12) 前記少なくとも1つの機械的インターロックは、第1の機械的インターロック及び第2の機械的インターロックを含む、実施態様10に記載の外科用クリップアプライヤ。
(13) 前記第1の機械的インターロックは、キー付き滑り嵌め連結部、ステップ付き滑り嵌め連結部、及びスナップ嵌め連結部のうちの少なくとも1つを含む、実施態様12に記載の外科用クリップアプライヤ。
(14) 前記第2の機械的インターロックは、前記第1のシュラウドと前記第2のシュラウドとの間に溶接連結部を含む、実施態様13に記載の外科用クリップアプライヤ。
(15) 前記第1の機械的インターロックは、前記シュラウドアセンブリの上面及び底面に沿って位置決めされている、実施態様12に記載の外科用クリップアプライヤ。
(16) 前記少なくとも1つの機械的インターロックは、フック式連結部を備える第1の機械的インターロックと、ばねフランジ連結部を備える第2の機械的インターロックとを備える、実施態様11に記載の外科用クリップアプライヤ。
(17) 剛性材料から形成され、前記第1及び第2の顎部上に配設された保護キャップを更に含み、前記保護キャップは、少なくとも1つの戻り止めによって前記第1及び第2の顎部上に解放可能に保持されている、実施態様10に記載の外科用クリップアプライヤ。
(18) 前記フォーマ部材は、その近位端に連結機構を含み、前記外科用クリップアプライヤは、前記連結機構の近位端上のフランジの一方の側に位置決めされ、かつ前記フランジと係合しているU字形フックを遠位端上に有するフォーマプレートを更に備え、その結果、前記フォーマプレートの遠位移動が前記フォーマ部材の対応する遠位移動を引き起こし、一方で前記フォーマプレートに対する前記シャフト及び前記フォーマ部材の回転を可能にする、実施態様10に記載の外科用クリップアプライヤ。
(19) 細長いシャフトと、
前記細長いシャフト内に配設され、前記シャフトの長手方向軸を含む第1の平面内に延在する近位部分、及び前記第1の平面を横断する第2の平面内を延在する対向する第1及び第2の顎部を有する遠位部分を有する顎部インサートであって、前記第1及び第2の顎部は、前記シャフト内に配設された複数のクリップから最遠位クリップを受容するためのクリップ軌道をそれらの間に画定する対向する内面を有する、顎部インサートと、
前記顎部インサートの周囲に配設され、かつ遠位方向に移動可能で、前記第1及び第2の顎部を開放位置から閉鎖位置へと移動させ、前記クリップ軌道内に配置されたクリップを変形させる、フォーマ部材と、
を備え、
前記第1及び第2の顎部の前記対向する内面は、前記顎部が前記開放位置にあるときは互いに非平行に延在し、前記顎部が前記閉鎖位置にあるときは互いに実質的に平行に延在する、
外科用クリップアプライヤ。
(20) ハウジングと、
前記ハウジングから延在するシャフトと、
一対の顎部であって、前記シャフト内に少なくとも部分的に延在する近位部分と、遠位部分と、を有し、前記シャフト内に配設された複数のクリップから最遠位クリップを受容するためのクリップ軌道をそれらの間に画定する、一対の顎部と、
前記一対の顎部の周りに配設された第1及び第2のシュラウドを含むシュラウドアセンブリであって、前記シュラウドアセンブリは、単一平面に沿った前記顎部の移動を制限する間隙を形成し、前記第1及び第2のシュラウドは、前記間隙の高さを固定するように構成された少なくとも1つの機械的インターロックを形成する、シュラウドアセンブリと、
を備える外科用クリップアプライヤ。
(21) 前記少なくとも1つの機械的インターロックは、第1の機械的インターロック及び第2の機械的インターロックを含む、実施態様20に記載の外科用クリップアプライヤ。
(22) 前記第1の機械的インターロックは、キー付き滑り嵌め連結部、ステップ付き滑り嵌め連結部、及びスナップ嵌め連結部のうちの少なくとも1つを含む、実施態様21に記載の外科用クリップアプライヤ。
(23) 前記第2の機械的インターロックは、前記第1のシュラウドと前記第2のシュラウドとの間に溶接連結部を含む、実施態様22に記載の外科用クリップアプライヤ。
(24) 前記第1の機械的インターロックは、前記シュラウドアセンブリの上面及び底面に沿って位置決めされている、実施態様21に記載の外科用クリップアプライヤ。
(25) 前記少なくとも1つの機械的インターロックは、フック式連結部を備える第1の機械的インターロックと、ばねフランジ連結部を備える第2の機械的インターロックとを備える、実施態様20に記載の外科用クリップアプライヤ。
(26) ハウジングと、
前記ハウジングから延在するシャフトと、
前記シャフトの遠位端上に形成された第1及び第2の顎部であって、前記第1及び第2の顎部は、前記シャフト内に配設された複数のクリップから最遠位クリップを受容するためのクリップ軌道をそれらの間に画定する、第1及び第2の顎部と、
前記シャフトに沿って延在し、遠位方向に移動可能で、前記第1及び第2の顎部を開放位置から閉鎖位置へと移動させ、前記クリップ軌道内に配設されたクリップを変形させる、フォーマ管であって、前記フォーマ管はその近位端に連結機構を有する、フォーマ管と、
前記ハウジング内に配設され、前記連結機構の近位端上のフランジの一方の側に位置決めされ、かつ前記フランジと係合しているU字形フックを遠位端上に有するフォーマプレートであって、その結果、前記フォーマプレートの遠位移動が前記フォーマ管の対応する遠位移動を引き起こし、一方で前記ハウジング及び前記フォーマプレートに対する前記シャフト及び前記フォーマ管の回転を可能にする、フォーマプレートと、
を備える外科用クリップアプライヤ。
(27) 外科用クリップアプライヤアセンブリであって、
クリップアプライヤであって、
ハウジングと、
前記ハウジングから延在するシャフトと、
前記シャフトの遠位端上に形成される一対の顎部を含むエンドエフェクタであって、前記一対の顎部は、前記シャフト内に配設された複数のクリップから最遠位クリップを受容するためのクリップ軌道をそれらの間に画定する、エンドエフェクタと、を有するクリップアプライヤと、
剛性材料から形成され、前記一対の顎部上に配設された保護キャップと、
を備え、
前記保護キャップ及び前記エンドエフェクタのうちの一方は、少なくとも1つの突出部を含み、前記保護キャップ及び前記エンドエフェクタのうちのもう一方は、少なくとも1つの対応する戻り止めを含み、前記少なくとも1つの突出部は、前記少なくとも1つの対応する戻り止めと係合して、前記キャップを前記エンドエフェクタ上に保持する、外科用クリップアプライヤアセンブリ。
(28) 前記エンドエフェクタは、前記一対の顎部の周りに配設されたシュラウドアセンブリを更に含む、実施態様27に記載の外科用クリップアプライヤアセンブリ。

Claims (10)

  1. ハウジングと、
    前記ハウジングから延在する細長いシャフトと、
    前記細長いシャフト内に配設され、前記細長いシャフトの長手方向軸を含む第1の平面内に延在する近位部分、及び前記第1の平面を横断する第2の平面内を延在する対向する第1及び第2の顎部を有する遠位部分を有する顎部インサートであって、前記第1及び第2の顎部は各々、
    近位部分と、
    前記顎部の前記近位部分に対して横断して延在する遠位部分であって、前記顎部の前記近位部分と前記顎部の前記遠位部分との間の交点は前記第1及び第2の顎部の最大幅を画定する、遠位部分と、
    前記細長いシャフト内に配設された複数のクリップから最遠位クリップを受容するためのクリップ軌道を画定する、前記第1及び第2の顎部の前記遠位部分上の対向する内向き面であって、前記対向する内向き面は、前記第1及び第2の顎部が開放位置にあるときは互いに非平行に延在し、前記第1及び第2の顎部が閉鎖位置にあるときは互いに実質的に平行に延在する、対向する内向き面と、
    前記第1及び第2の顎部の前記近位部分上の外側接触面と、を有する、顎部インサートと、
    前記細長いシャフトに沿って延在し、前記第1及び第2の顎部の近位で前記顎部インサートの周囲に配設されたフォーマ管であって、前記フォーマ管は、遠位方向に移動可能で、前記外側接触面と係合し、それにより前記第1及び第2の顎部を前記開放位置から前記閉鎖位置へと枢動させて、前記クリップ軌道内に配置されたクリップを変形させ、前記第1及び第2の顎部が前記閉鎖位置へと移動すると、前記第1及び第2の顎部の最遠位先端部で最初の接触点が生じ、前記フォーマ管はその近位端に連結機構を有する、フォーマ管と、
    前記第1及び第2の顎部の周りに配設された第1及び第2のシュラウドを含むシュラウドアセンブリであって、前記シュラウドアセンブリは、単一平面に沿った前記第1及び第2の顎部の移動を制限する間隙を形成し、前記第1及び第2のシュラウドは、前記間隙の高さを固定するように構成された少なくとも1つの機械的インターロックを形成する、シュラウドアセンブリと、
    前記ハウジング内に配設され、前記連結機構の近位端上のフランジの一方の側に位置決めされ、かつ前記フランジと係合しているU字形フックを遠位端上に有するフォーマプレートであって、前記U字形フックは、前記フォーマプレートの長手方向軸を横断する平面に沿って延在し、前記フランジの遠位面に嵌合可能な近位面を含み、その結果、前記フォーマプレートの近位移動が前記フォーマ管の対応する近位移動を引き起こし、前記フォーマプレートの遠位移動が前記フォーマ管の対応する遠位移動を引き起こし、一方で前記ハウジング及び前記フォーマプレートに対する前記細長いシャフト及び前記フォーマ管の回転を可能にする、フォーマプレートと、
    剛性材料から形成され、前記第1及び第2の顎部上に配設された保護キャップであって、少なくとも1つの戻り止めによって前記第1及び第2の顎部上に解放可能に保持されている、保護キャップと、
    を備える、外科用クリップアプライヤ。
  2. 前記少なくとも1つの機械的インターロックは、第1の機械的インターロック及び第2の機械的インターロックを含む、請求項1に記載の外科用クリップアプライヤ。
  3. 前記第1の機械的インターロックは、キー付き滑り嵌め連結部、ステップ付き滑り嵌め連結部、及びスナップ嵌め連結部のうちの少なくとも1つを含む、請求項2に記載の外科用クリップアプライヤ。
  4. 前記第2の機械的インターロックは、前記第1のシュラウドと前記第2のシュラウドとの間に溶接連結部を含む、請求項3に記載の外科用クリップアプライヤ。
  5. 前記第1の機械的インターロックは、前記シュラウドアセンブリの上面及び底面に沿って位置決めされている、請求項1に記載の外科用クリップアプライヤ。
  6. 前記少なくとも1つの機械的インターロックは、フック式連結部を備える第1の機械的インターロックと、ばねフランジ連結部を備える第2の機械的インターロックとを備える、請求項1に記載の外科用クリップアプライヤ。
  7. 前記U字形フックは、前記連結機構の長手方向軸に対する前記フォーマプレートのオフセット方向とは反対側の前記フランジの側面の周りに延在するように構成されている、請求項1に記載の外科用クリップアプライヤ。
  8. 前記U字形フックは、それに沿った空間を含む、請求項1に記載の外科用クリップアプライヤ。
  9. 前記保護キャップは、前記少なくとも1つの戻り止めに係合する突出部を有するばねフランジを含む、請求項1に記載の外科用クリップアプライヤ。
  10. 前記フォーマプレートは、前記連結機構の長手方向軸からオフセットされた平面に沿って延在する近位部分を含む、請求項1に記載の外科用クリップアプライヤ。
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