JP7407871B2 - ブランクマスク用基板の洗浄方法、ブランクマスク用基板及びそれを含むブランクマスク - Google Patents

ブランクマスク用基板の洗浄方法、ブランクマスク用基板及びそれを含むブランクマスク Download PDF

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Description

具現例は、ブランクマスク用基板の洗浄方法、ブランクマスク用基板及びそれを含むブランクマスクに関する。
半導体デバイスなどの高集積化により、半導体デバイスの回路パターンの微細化が求められている。これにより、ウエハの表面上にフォトマスクを用いて回路パターンを現像する技術であるリソグラフィー技術の重要性が益々高まっている。
微細化された回路パターンを現像するためには、露光工程で用いられる露光光源の短波長化が要求される。最近用いられている露光光源としてはArFエキシマレーザー(波長193nm)などがある。
ブランクマスクは、光透過性基板、及び光透過性基板上に成膜された遮光膜などの薄膜を含む。光透過性基板は、光透過特性を有する素材を形状加工した後、研磨過程及び洗浄過程などを経て製造することができる。
ウエハ上に現像される回路パターンが微細化されるに伴い、ブランクマスクの製造過程で発生し得る欠陥をさらに効果的に抑制することが求められる。完成したブランクマスクに発生し得る欠陥の中では光透過性基板から起因するものがあり得る。目的とする微細回路パターンを現像するために、光透過性基板の平滑性、表面粗さなどの特性が精密に制御され、光透過性基板自体の欠陥やパーティクルなどが以前よりもさらに減少することが求められる。
韓国登録特許第10-0316374号 韓国登録特許第10-0745065号
具現例は、ブランクマスク用基板上に存在するパーティクルなどを除去し、基板上にヘイズが発生することを効果的に抑制することができるブランクマスク用基板の洗浄方法などを提供する。
上記の目的を達成するために、一具現例に係るブランクマスク用基板の洗浄方法は、洗浄対象基板に前処理光を照射し、光洗浄された基板を設ける第1洗浄ステップと、前記光洗浄された基板に第1洗浄液及び後処理光を適用してブランクマスク用基板を設ける第2洗浄ステップとを含む。
前記前処理光は、50nm以上300nm以下の波長の光である。
前記後処理光は、50nm以上450nm以下の波長の光である。
前記前処理光の強度は25mW/cm以上であってもよい。
前記前処理光は、2以上の光源を介して前記洗浄対象基板に照射されてもよい。
前記各光源別に適用される前処理光の強度の下記式1によるUI値は20%以下であってもよい。
[式1]
前記式1において、Imaxは、前記光源別に適用される前記前処理光の強度のうちの最大値であり、Iminは、前記光源別に適用される前記前処理光の強度のうちの最小値である。
前記第1洗浄ステップは減圧雰囲気で行われてもよい。
前記洗浄対象基板が配置された雰囲気は、0.01kPa以上1kPa以下の排気圧力が適用されてもよい。
前記第1洗浄液は、SC-1(Standard Clean-1)溶液、オゾン水、超純水、水素水及び炭酸水のうちの少なくともいずれか1つを含むことができる。
前記SC-1溶液は、NHOH、H及びHOを含む溶液である。
前記光洗浄された基板は、100~190nm領域帯の波長を吸収する化合物の一部または全部を除去したものであってもよい。
前記第1洗浄液は、水酸化ラジカル前駆体を含むことができる。
前記後処理光は、前記第1洗浄液が前記基板上に配置された際に照射されて前記水酸化ラジカルを形成することができる。
前記ブランクマスク用基板は、イオンクロマトグラフィー方法により測定した残留イオンとして、硫酸イオンを0ng/cm以上0.1ng/cm以下、硝酸イオンを0ng/cm以上0.4ng/cm、亜硝酸イオンを0ng/cm以上0.05ng/cm以下、及びアンモニウムイオンを0ng/cm以上1.5ng/cm以下で含むことができる。
前記ブランクマスク用基板の下記式2によるPRE値が90%以上であってもよい。
[式2]
前記式2において、前記P値は、前記洗浄対象基板で測定したパーティクル数であり、前記P値は、前記ブランクマスク用基板で測定したパーティクル数である。
他の具現例に係るブランクマスク用基板は、平坦度が0.5μm以下であるクォーツ基板である。
前記基板は、イオンクロマトグラフィー方法により測定した残留イオンとして、硫酸イオンを0ng/cm以上0.1ng/cm以下、硝酸イオンを0ng/cm以上0.4ng/cm、亜硝酸イオンを0ng/cm以上0.05ng/cm以下、及びアンモニウムイオンを0ng/cm以上1.5ng/cm以下で含む。
前記基板は、イオンクロマトグラフィー方法により測定した残留イオンとして、塩素イオンを0ng/cm以上0.1ng/cm以下で含むことができる。
更に他の具現例に係るブランクマスクは、前記ブランクマスク用基板を含む。
具現例のブランクマスク用基板の洗浄方法などは、基板上に存在するパーティクルなどを除去し、ヘイズを誘発し得る基板上の残留イオンを除去することができる。
以下、具現例の属する技術分野における通常の知識を有する者が容易に実施できるように、実施例について詳細に説明する。しかし、具現例は、様々な異なる形態で実現可能であり、ここで説明する実施例に限定されない。
本明細書で使用される程度の用語「約」、「実質的に」などは、言及された意味に固有の製造及び物質の許容誤差が提示されるとき、その数値で又はその数値に近接した意味で使用され、具現例の理解を助けるために正確又は絶対的な数値が言及された開示内容を非良心的な侵害者が不当に利用することを防止するために使用される。
本明細書全体において、マーカッシュ形式の表現に含まれた「これらの組み合わせ」という用語は、マーカッシュ形式の表現に記載された構成要素からなる群から選択される1つ以上の混合又は組み合わせを意味するものであって、前記構成要素からなる群から選択される1つ以上を含むことを意味する。
本明細書全体において、「A及び/又はB」の記載は、「A、B、または、A及びB」を意味する。
本明細書全体において、「第1」、「第2」又は「A」、「B」のような用語は、特に説明がない限り、同一の用語を互いに区別するために使用される。
本明細書において、A上にBが位置するという意味は、A上にBが位置したり、それらの間に別の層が位置しながらA上にBが位置したりすることができることを意味し、Aの表面に当接してBが位置することに限定されて解釈されない。
本明細書において、単数の表現は、特に説明がなければ、文脈上解釈される単数又は複数を含む意味で解釈される。
本明細書において、室温とは、20~25℃である。
本明細書において、湿度は、相対湿度を意味する。
本明細書において、光の強度は、光源の強度を意味する。
半導体の高集積化に伴い、ウエハ上にさらに微細なパターンを現像するために、高解像度のフォトマスクが要求される。フォトマスクのパターン膜を細密に形成し、ウエハの表面上に幅がさらに狭い微細パターンを現像することと共に、欠陥の発生によるフォトマスクの解像度の低下を抑制することがさらに重要な問題としてクローズアップされている。
ブランクマスク用基板は、移動及び保管過程で表面に汚染物が付着する可能性がある。ブランクマスク用基板の表面に汚染物が残留する場合、前記基板上に成膜された薄膜の不良、基板の透過度の変動などにより、ブランクマスクの解像度を低下させる問題を誘発することがある。
具現例の発明者らは、特定の条件の雰囲気で光を介した1次洗浄、及び洗浄液と光の照射を共に適用するなどの2次洗浄を共に適用する場合、基板の表面に残留する汚染物を効果的に除去できることを確認し、具現例を完成した。
以下、具現例について具体的に説明する。
ブランクマスク用基板の洗浄方法
具現例の一実施例に係るブランクマスク用基板の洗浄方法は、洗浄対象基板に前処理光を照射し、光洗浄された基板を設ける第1洗浄ステップと、光洗浄された基板に第1洗浄液及び後処理光を適用してブランクマスク用基板を設ける第2洗浄ステップとを含む。
前処理光は、50nm以上300nm以下の波長の光である。
後処理光は、50nm以上450nm以下の波長の光である。
洗浄対象基板は、ブランクマスクに適用可能な基板であれば、制限されない。洗浄対象基板は、横6インチ、縦6インチ、厚さ0.25インチの大きさを有する、半導体用ブランクマスクに適用できる基板であってもよい。
第1洗浄ステップを行う前に、洗浄対象基板及び光源を第1洗浄ステップが行われる空間に配置することができる。
第1洗浄ステップが行われる空間は、具現例で予め設定した範囲内の雰囲気温度及び圧力に制御されてもよい。第1洗浄ステップが行われる空間に、具現例で予め設定した範囲の体積比を有する雰囲気ガスが注入及び排気されてもよい。第1洗浄ステップが行われる空間は洗浄チャンバであってもよい。
光源は、洗浄対象基板の表面に全体的に均一な強度の光が照射され得るように配置することができる。光源は、洗浄対象基板の表面に全体的に均一な強度の光が照射され得るように、第1洗浄ステップが行われる空間内に1個または複数個が配置されてもよい。
光源は、洗浄対象基板の表面に前処理光を照射することができる。光源は、例示的に紫外線ランプであってもよい。光源は、例示的にレーザー光源であってもよい。
第1洗浄ステップにおいて、洗浄対象基板に前処理光を照射して基板を光洗浄することができる。具体的には、洗浄対象基板の表面に前処理光が照射されると、洗浄対象基板の表面に存在する有機物を含むパーティクルの一部または全部は前処理光を吸収することができる。前処理光がパーティクルにエネルギーを伝達することによって、有機物内の分子結合が切れ、有機物を含むパーティクルが分解、除去され得る。
第1洗浄ステップにおいて、洗浄対象基板内の洗浄しようとする表面に前処理光を直接照射して、光洗浄された基板を設けることができる。このような場合、前処理光が、有機物を十分に分解できる程度のエネルギーを、洗浄しようとする表面に伝達することができる。
前処理光の波長は、50nm以上300nm以下であってもよい。前処理光の波長は70nm以上であってもよい。前処理光の波長は100nm以上であってもよい。前処理光の波長は190nm以下であってもよい。前処理光の波長は180nm以下であってもよい。このような場合、前処理光が、有機物を含むパーティクルに容易に吸収され得る。
前処理光の強度は25mW/cm以上であってもよい。前処理光の強度は40mW/cm以上であってもよい。前処理光の強度は60mW/cm以上であってもよい。前処理光の強度は200mW/cm以下であってもよい。前処理光の強度は150mW/cm以下であってもよい。このような場合、前処理光は、有機物が十分に分解され得る程度のエネルギーをパーティクルに伝達することができる。
第1洗浄ステップにおいて、2以上の光源を介して、洗浄対象基板に前処理光を照射することができる。このような場合、前処理光を照射する各光源別に適用される光強度は、互いに同じ値で適用されてもよい。各光源別に適用される光強度は、互いに異なる値で適用されてもよい。
第1実施ステップにおいて、各光源別に適用される前処理光の強度の下記式1によるUI値は20%以下であってもよい。
[式1]
前記式1において、Imaxは、前記光源別に適用される前処理光の強度のうちの最大値であり、Iminは、前記光源別に適用される前処理光の強度のうちの最小値である。
第1実施ステップにおいて、UI値は20%以下であってもよい。前記UI値は15%以下であってもよい。前記UI値は10%以下であってもよい。前記UI値は0%以上であってもよい。このような場合、洗浄対象基板の全表面に全体的に均一な強度の前処理光を照射することができる。
前処理光は、50秒以上200秒以下の時間の間照射されてもよい。前処理光は、70秒以上180秒以下の時間の間照射されてもよい。前処理光は、100秒以上150秒以下の時間の間照射されてもよい。このような場合、洗浄対象基板の表面に残留する有機物を十分に分解し、基板の洗浄に必要とされる時間を減少させて洗浄工程の効率性を高めることができる。
第1洗浄ステップは減圧雰囲気で行われてもよい。洗浄対象基板が配置された雰囲気に排気圧力を適用することができる。このような場合、前処理光の照射により形成されたパーティクル残存物によって基板の表面が逆汚染されることを防止することができ、照射される前処理光が雰囲気ガスによって吸収されて光洗浄力が低下することを抑制することができる。
第1洗浄ステップに減圧雰囲気が適用されてもよい。具体的に、第1洗浄ステップは、圧力が50Pa以上1000Pa以下である雰囲気で行うことができる。前記雰囲気圧力が100Pa以上950Pa以下であってもよい。前記雰囲気圧力が200Pa以上500Pa以下であってもよい。
第1洗浄ステップは、0.01kPa以上1kPa以下の排気圧力が適用される雰囲気で行ってもよい。第1洗浄ステップは、0.1kPa以上0.8kPa以下の排気圧力が適用される雰囲気で行ってもよい。第1洗浄ステップは、0.2kPa以上0.5kPa以下の排気圧力が適用される雰囲気で行ってもよい。
第1洗浄ステップは非活性雰囲気で行われてもよい。非活性雰囲気とは、非活性ガスが主成分として含まれたガスが適用された雰囲気を意味する。
非活性ガスは、第1洗浄ステップ中にパーティクルなどと化学反応を起こさないほどに反応性の低い気体であれば、制限されない。例示的に、非活性ガスは、N、He、Arなどを適用することができる。
非活性雰囲気において、雰囲気ガスは非活性ガスを90体積比%以上含むことができる。非活性雰囲気において、雰囲気ガスは非活性ガスを95体積比%以上含むことができる。非活性雰囲気において、雰囲気ガスは非活性ガスを99.99体積比%以下含むことができる。
このような場合、雰囲気ガスを介して、第1洗浄ステップで発生するパーティクル残存物を安定的に排出することができる。
第1洗浄ステップは酸化雰囲気で行われてもよい。酸化雰囲気とは、プロセスガスとして活性酸素種の前駆体を含むガスが含まれた雰囲気を意味する。
活性酸素種の前駆体は、前処理光に露出する場合に活性酸素種を形成する物質である。活性酸素種の前駆体は、酸素元素を含むことができる。活性酸素種の前駆体は、例示的にO、HOなどがある。
活性酸素種は、基底状態の酸素気体よりも反応性が大きく、活性が高い酸素種を意味する。活性酸素種は、例示的に、酸素ラジカル、水酸化ラジカル、オゾン、励起状態の酸素などがある。
酸化雰囲気で第1洗浄ステップを行う場合、前処理光の照射を通じて活性酸素種が形成され得る。このような場合、前処理光がパーティクル中に含まれた有機物内の分子結合を切断すると同時に、活性酸素種が有機物を酸化及び分解させることができる。これを通じて、有機物が含まれたパーティクルをより速く分解することができる。
酸化雰囲気において、雰囲気ガスは、活性酸素種の前駆体を5体積比%以上含んでもよい。酸化雰囲気において、雰囲気ガスは、活性酸素種の前駆体を10体積比%以上含んでもよい。酸化雰囲気において、雰囲気ガスは、活性酸素種の前駆体を30体積比%以下含んでもよい。このような場合、有機物を含むパーティクルをより迅速に除去することができ、雰囲気ガスによって前処理光の強度が過度に減衰することを抑制することができる。
第1洗浄ステップは10~50℃で行われてもよい。第1洗浄ステップは15~30℃で行われてもよい。第1洗浄ステップは室温で行われてもよい。このような場合、熱による洗浄対象基板の平滑度の変形を抑制することができる。
第1洗浄ステップは、湿度が20~70%である条件で行われてもよい。第1洗浄ステップは、湿度が30~50%である条件で行われてもよい。このような場合、雰囲気ガス中に含まれた水分により照射される前処理光の強度が過度に弱くなることを防止することができる。
光洗浄された基板は、洗浄対象基板の表面に位置する、100~190nm領域帯の波長を吸収する化合物の一部または全部を除去した基板である。100~190nm領域帯の波長を吸収する化合物は、波長100~190nmの光が照射される際に分子間の結合が切断されて酸化及び分解される有機物を意味する。このような有機物は、基板の製造及び保管過程で浮遊物が基板の表面に吸着されたものであり得る。このような有機物は、前記基板の表面に薄膜を成膜する際に薄膜に欠陥を形成することがあるため、実質的な除去が要求される。
第1洗浄ステップを通じて、第1洗浄液及び後処理光を適用して洗浄を行う前に、洗浄対象基板の表面に存在する有機物パーティクルを効果的に除去することができる。
具現例のブランクマスク用基板の洗浄方法は、光洗浄された基板に第1洗浄液及び後処理光を適用してブランクマスク用基板を設ける第2洗浄ステップを含む。
第2洗浄ステップは、第1洗浄ステップが行われた空間と同じ空間で行われてもよい。第2洗浄ステップは、第1洗浄ステップが行われた空間と異なる空間で行われてもよい。
光源は、光洗浄された基板の表面に全体的に均一な強度の光が照射され得るように配置することができる。光源は、光洗浄された基板の表面に後処理光を照射することができる。光源は、例示的に紫外線ランプであってもよい。光源は、例示的に、制御された波長を有するレーザー光源であってもよい。
光洗浄された基板の表面に全体的に均一な強度の光が照射され得るように、第2洗浄ステップが行われる空間内に1つ以上の光源を配置することができる。
第2洗浄ステップにおいて、光洗浄された基板の表面に第1洗浄液を噴射し、後処理光を照射してもよい。第2洗浄ステップにおいて、光洗浄された基板の表面に後処理光を照射し、第1洗浄液を噴射してもよい。第2洗浄ステップにおいて、光洗浄された基板の表面に第1洗浄液を噴射すると同時に後処理光を照射してもよい。
第2洗浄ステップにおいて、第1洗浄液が光洗浄された基板の表面に噴射され、後処理光を照射する場合、第1洗浄液に含まれた水酸化ラジカル前駆体は、後処理光からエネルギーの伝達を受けて水酸化ラジカルを形成することができる。水酸化ラジカルは、基板との親和力が高い特性を有する。水酸化ラジカルは、基板の表面に除去されずに残留する硫酸イオン、硝酸イオンなどの成長型結晶誘発物質を酸化及び除去することができる。このような場合、ブランクマスクの製造工程又は露光工程中に基板の表面に残存する結晶誘発物質が露光光及び水分などに露出して基板の表面に結晶を形成することを効果的に防止することができる。
また、光洗浄された基板の表面に後処理光を照射する場合、光洗浄された基板の表面を活性化させることができる。すなわち、制御された波長を有する後処理光を光洗浄された基板の表面に照射することで、第1洗浄液に対する基板表面の親和力を高めることができる。光洗浄された基板の表面に向かって入射される後処理光は、前記基板の表面にエネルギーを伝達するようになり、前記基板の表面を構成する原子間の結合の一部が切断され得る。基板の表面は高いエネルギーを有するようになり、第1洗浄液中に含まれた水酸化ラジカルなどと反応することができる。基板の表面には相対的に極性の高い官能基が形成され、一時的に第1洗浄液に対する基板表面の親和力が高くなり得る。このような場合、第2洗浄ステップが行われる間、第1洗浄液を介した基板表面の洗浄効果を向上させることができ、有機物と基板表面との間の親和力を減少させて有機物を容易に除去することができる。
第2洗浄ステップにおいて、後処理光は、光洗浄された基板の洗浄対象表面に対して直接照射されてもよい。このような場合、洗浄対象表面の表面エネルギーを、具現例で予め設定した範囲内に容易に調節することができる。また、水酸化ラジカルは、ライフタイムが非常に短くて洗浄中に容易に消滅するため、一定の量を維持させたり、一時的に多くの量が形成されるようにするのに困難があるが、基板の洗浄対象表面に第1洗浄液を接触させ、洗浄対象表面に接触した第1洗浄液に後処理光を直接照射することによって、基板表面上に、洗浄効果を得るのに十分な量の水酸化ラジカルを維持させることができる。
後処理光は、50nm以上450nm以下の波長の光であってもよい。後処理光は、70nm以上350nm以下の波長の光であってもよい。後処理光は、100nm以上300nm以下の波長の光であってもよい。このような場合、基板の表面エネルギーを、具現例で目的とする程度に容易に調節することができ、第1洗浄液中の水酸化ラジカルを効率的に発生させることができる。
後処理光の波長は、前処理光の波長よりも長くてもよい。後処理光の波長値から前処理光の波長値を引いた値は50nm以上であってもよい。後処理光の波長値から前処理光の波長値を引いた値は70nm以上であってもよい。後処理光の波長値から前処理光の波長値を引いた値は100nm以上であってもよい。後処理光の波長値から前処理光の波長値を引いた値は150nm以上であってもよい。後処理光の波長値から前処理光の波長値を引いた値は250nm以下であってもよい。後処理光の波長値から前処理光の波長値を引いた値は200nm以下であってもよい。このような場合、第2洗浄ステップにおいて、第1洗浄液が後処理光から光エネルギーを容易に吸収するようにすることができる。
2以上の光源で前処理光を照射する場合、各光源に適用された前処理光の波長の平均値を前記前処理光の波長に代入し、前記後処理光の波長値から前処理光の波長値を引いた値を算出する。2以上の光源で後処理光を照射する場合、各光源に適用された後処理光の波長の平均値を前記後処理光の波長に代入し、前記後処理光の波長値から前処理光の波長値を引いた値を算出する。
後処理光の強度は、30mW/cm以下、20mW/cm以下、10mW/cm以下、または8mW/cm以下であってもよい。後処理光の強度は6mW/cm以下であってもよい。後処理光の強度は4mW/cm以下であってもよい。後処理光の強度は0.5mW/cm以上であってもよい。後処理光の強度は1mW/cm以上であってもよい。後処理光の強度は2mW/cm以上であってもよい。このような場合、光洗浄された基板の表面を洗浄するのに十分な量の水酸化ラジカルを発生させることができる。
後処理光は、20秒以上200秒以下の時間の間照射されてもよい。後処理光は、30秒以上150秒以下の時間の間照射されてもよい。後処理光は、50秒以上100秒以下の時間の間照射されてもよい。このような場合、基板内に残留する有機物及び残留イオンを効率的に除去しながらも、洗浄工程に必要とされる時間を減少させることができる。
第2洗浄ステップにおいて、2以上の光源を介して洗浄対象基板に後処理光を照射することができる。このような場合、光洗浄された基板の全表面に水酸化ラジカルを形成させるのに十分な強度の後処理光を照射することができる。
後処理光を照射する光源としては、例示的に低圧水銀ランプを適用することができる。
第2洗浄ステップにおいて、光洗浄された基板の表面にノズルを介して第1洗浄液を噴射することができる。光洗浄された基板の表面全体に第1洗浄液が均一に配置され得るように、1以上のノズルを介して第1洗浄液が噴射され得る。
第1洗浄液は水酸化ラジカル前駆体を含むことができる。水酸化ラジカル前駆体は、後処理光からエネルギーの伝達を受けて水酸化ラジカルを形成する物質である。水酸化ラジカル前駆体は、例示的にHO、H、Oなどがある。
第1洗浄液は、SC-1(Standard Clean-1)溶液(SC-1溶液は、NHOH、H及びHOを含む溶液である)、オゾン水、超純水、水素水及び炭酸水のうちの少なくともいずれか1つを含むことができる。このような場合、第1洗浄液を介して第1洗浄ステップで洗浄されずに残存する有機物パーティクルを効果的に酸化、除去することができ、後処理光を介して十分な量の水酸化ラジカルを形成することができる。
100cm以上300cm以下の面積を有する光洗浄された基板の表面に噴射される第1洗浄液の総流量は2000ml/min以上であってもよい。前記第1洗浄液の総流量は3000ml/min以上であってもよい。前記第1洗浄液の総流量は5000ml/min以下であってもよい。このような場合、光洗浄された基板の表面に水酸化ラジカルを十分な量で供給することができ、第1洗浄ステップを行った後に残留するパーティクルを実質的に除去することができる。
第2洗浄ステップは、10℃以上100℃以下の温度で行われてもよい。第2洗浄ステップは、30℃以上70℃以下の温度で行われてもよい。第2洗浄ステップは室温で行われてもよい。このような場合、雰囲気温度によって光洗浄された基板の平坦度が変形することを防止することができる。
具現例のブランクマスク用基板の洗浄方法は、第2洗浄液を用いてブランクマスク用基板の表面を洗浄する湿式洗浄ステップを含む。
湿式洗浄ステップにおいて、ブランクマスク用基板の表面に第2洗浄液を噴射して、ブランクマスク用基板の表面に残留する異物を除去することを助けることができる。具体的に、ブランクマスク用基板は、薄膜が成膜される前面と、前記前面に対向して位置する後面とを含むことができる。前記前面及び後面に、それぞれ、ノズルを介して第2洗浄液を噴射してブランクマスク用基板を洗浄することができる。
第2洗浄液の噴射は、メガソニック(megasonic)噴射が適用されてもよい。各ノズルに適用されたメガソニックパワーは0W超50W以下であってもよい。各ノズルに適用されたメガソニックパワーは10W以上45W以下であってもよい。前記前面に適用されるノズルのメガソニックパワーは、後面に適用されるノズルのメガソニックパワーに比べて低い値を有してもよい。または、前記前面に適用されるノズルのメガソニックパワーは、後面に適用されるノズルのメガソニックパワーと同じ値を有してもよい。
各ノズルに適用されたメガソニック周波数は0.5MHz以上3MHz以下であってもよい。各ノズルに適用されたメガソニック周波数は0.8MHz以上2MHz以下であってもよい。前記前面に適用されるノズルのメガソニック周波数は、後面に適用されるノズルのメガソニック周波数よりも小さい値を有してもよい。または、前記前面に適用されるノズルのメガソニック周波数は、後面に適用されるノズルのメガソニック周波数と同じ値を有してもよい。
第2洗浄液は、1種以上の溶液が適用されてもよい。第2洗浄液は、炭酸水、オゾン水、水素水、SC-1溶液及び超純水のうちの少なくともいずれか1つが適用されてもよい。
湿式洗浄ステップは、1分以上40分以下の時間の間行われてもよい。湿式洗浄ステップは、2分以上25分以下の時間の間行われてもよい。
このような場合、ブランクマスク用基板の表面に存在する異物を実質的に除去することを助けることができる。
具現例のブランクマスク用基板の洗浄方法は、ブランクマスク用基板をリンス及び乾燥するステップを含むことができる。これを通じて、ブランクマスク用基板の表面に残留する洗浄液を除去し、残留洗浄液による基板の損傷及びヘイズの形成を防止することができる。
第2洗浄ステップを終えたブランクマスク用基板に対してリンスステップを行うことができる。リンスステップにおいて、リンス液として、超純水、炭酸水及び水素水のうちの少なくともいずれか1つを適用することができる。
乾燥ステップにおいて、リンスステップを終えたブランクマスク用基板を乾燥させることができる。乾燥ステップにおいて、ブランクマスク用基板を具現例で予め設定した範囲内の速度で回転させて乾燥させることができる。乾燥ステップは、初期の基板回転速度を高い値で適用し、以降に徐々に回転速度を下げるRamp-down方式が適用されてもよい。乾燥ステップは、初期の基板回転速度を低い値で適用し、以降に徐々に回転速度を上げるRamp-up方式が適用されてもよい。
乾燥ステップでRamp-up方式を適用する場合、最小基板回転速度は0rpm以上、100rpm以上、500rpm以上、800rpm以上、または1000rpm以上、最大基板回転速度は3500rpm以下、3000rpm以下、2500rpm以下、または2000rpm以下を適用することができる。
乾燥ステップでRamp-down方式を適用する場合、最大基板回転速度は3500rpm以下、3000rpm以下、2500rpm以下、または2000rpm以下、最小基板回転速度は0rpm以上、100rpm以上、500rpm以上、800rpm以上、または1000rpm以上を適用することができる。
ブランクマスク用基板にリンスステップ及び乾燥ステップを適用することによって、前記基板の表面に残留する洗浄液を効果的に除去することができる。
前述したブランクマスク用基板の洗浄方法を通じて洗浄されたブランクマスク用基板は、イオンクロマトグラフィー方法により測定した残留イオンとして、硫酸イオンを0ng/cm以上0.1ng/cm以下、硝酸イオンを0ng/cm以上0.4ng/cm、亜硝酸イオンを0ng/cm以上0.05ng/cm以下、そして、アンモニウムイオンを0ng/cm以上0.05ng/cm以下で含むことができる。
具現例は、前述した洗浄方法を適用して、基板の表面と親和力が高いため除去しにくい残留イオンを効果的に除去することができる。
基板の表面に存在する残留イオンの含量は、イオンクロマトグラフィー方法により測定可能である。具体的には、測定対象基板をクリーンバッグ(clean bag)に投入した後、前記クリーンバッグに超純水を注入する。前記クリーンバッグを90℃として適用された水槽に120分間浸漬した後、前記クリーンバッグからイオン浸出溶液を得る。以降、イオン浸出溶液と溶離液をイオンクロマトグラフィーカラムに注入し、イオンクロマトグラフィーを分析して残留イオン別の質量を測定する。測定された残留イオン別の質量は、ブランクマスク用基板の表面積で割って残留イオン別の含量を算出する。
例示的に、溶離液としては、KOH、LiOH、MSA(MethaneSulfonic Acid)、NaOHを含む溶液を適用し、移動相流速は0.4mL/min以上2.0mL/minを適用する。
イオンクロマトグラフィー分析機器は、例示的にサーモサイエンティフィック(Thermo Scientific)社のDionex ICS-2100 Ion Chromatographyモデルを適用することができる。
ブランクマスク用基板の洗浄方法を適用したブランクマスク用基板は、イオンクロマトグラフィー方法により測定した硫酸イオンを0ng/cm以上0.1ng/cm以下含むことができる。前記硫酸イオンは0.05ng/cm以下含まれてもよい。前記硫酸イオンは0.03ng/cm以下含まれてもよい。
ブランクマスク用基板の洗浄方法を適用したブランクマスク用基板は、イオンクロマトグラフィー方法により測定した硝酸イオンを0ng/cm以上0.4ng/cm以下含むことができる。前記硝酸イオンは0.3ng/cm以下含まれてもよい。前記硝酸イオンは0.2ng/cm以下含まれてもよい。前記硝酸イオンは0.1ng/cm以下含まれてもよい。前記硝酸イオンは0.05ng/cm以下含まれてもよい。
ブランクマスク用基板の洗浄方法を適用したブランクマスク用基板は、イオンクロマトグラフィー方法により測定した亜硝酸イオンを0ng/cm以上0.05ng/cm以下含むことができる。前記亜硝酸イオンは0.02ng/cm以下含まれてもよい。前記亜硝酸イオンは0.01ng/cm以下含まれてもよい。
ブランクマスク用基板の洗浄方法を適用したブランクマスク用基板は、イオンクロマトグラフィー方法により測定したアンモニウムイオンを0ng/cm以上1.5ng/cm以下含むことができる。前記アンモニウムイオンは1.3ng/cm以下含まれてもよい。前記アンモニウムイオンは1ng/cm以下含まれてもよい。前記アンモニウムイオンは0.7ng/cm以下含まれてもよい。
ブランクマスク用基板の洗浄方法を適用したブランクマスク用基板は、イオンクロマトグラフィー方法により測定した塩素イオンを0ng/cm以上0.1ng/cm以下含むことができる。前記アンモニウムイオンは0.05ng/cm以下含まれてもよい。前記アンモニウムイオンは0.01ng/cm以下含まれてもよい。
このような場合、ブランクマスクの製造工程又は露光工程中に基板の表面上に成長型欠陥が形成されることを効果的に抑制することができる。
ブランクマスク用基板の洗浄方法を適用したブランクマスク用基板は、下記式2によるPRE値が90%以上であってもよい。
[式2]
前記式2において、
前記P値は、前記洗浄対象基板で測定したパーティクル数であり、前記P値は、前記ブランクマスク用基板で測定したパーティクル数である。
値及びP値を測定する方法について具体的に説明する。具体的に、測定対象基板試験片を欠陥検査機に配置する。以降、測定対象基板の表面内の横146mm、縦146mmの領域で欠陥検査機を用いてパーティクル数を測定する。パーティクル数の測定時に、検査光は、波長532nmの緑色光レーザー、レーザーパワーは3000mW(測定対象基板の表面で測定したレーザー出力1050mW)、ステージ(stage)移動速度は2として適用して測定する。
例示的に、レーザーテック(Lasertec)社のM6641Sモデルの欠陥検査機を用いてP値及びP値を測定することができる。
ブランクマスク用基板の洗浄方法を適用したブランクマスク用基板は、下記式2によるPRE値が90%以上であってもよい。前記PRE値は95%以上であってもよい。前記PRE値は99%以上であってもよい。前記PRE値は100%以下であってもよい。このような場合、パーティクルによる光学特性の欠陥及び薄膜欠陥の発生が効果的に減少したブランクマスク用基板を提供することができる。
ブランクマスク用基板
具現例の他の実施例に係るブランクマスク用基板は、平坦度が0.5μm以下であるクォーツ基板である。
ブランクマスク用基板の平坦度が制御される場合、前記基板上に成膜される薄膜の面内方向への光学特性の変動を減少させることができる。また、前記基板が適用されたフォトマスクを用いてウエハの表面上にパターンを現像する場合、現像されるパターンの歪みが発生することを抑制することができる。
ブランクマスク用基板は、ブランクマスクの製造に用いられる前に洗浄が要求される。具現例は、前述したブランクマスク用基板の洗浄方法を適用することによって、低い含量の残留イオンを含み、かつ平坦度の変動が制御されたブランクマスク用基板を提供することができる。
ブランクマスク用基板の平坦度は、例示的にCorning Tropel Corporation社のUltraFlatモデルを用いて測定することができる。
ブランクマスク用基板の平坦度は0.5μm以下であってもよい。このような場合、前記基板上に成膜される薄膜の面内方向への光学特性の変動を低減することができる。
ブランクマスク用基板は、イオンクロマトグラフィー方法により測定した残留イオンとして、硫酸イオンを0ng/cm以上0.1ng/cm以下、硝酸イオンを0ng/cm以上0.4ng/cm、亜硝酸イオンを0ng/cm以上0.05ng/cm以下、そして、アンモニウムイオンを0ng/cm以上0.05ng/cm以下で含む。
ブランクマスク用基板は、イオンクロマトグラフィー方法により測定した残留イオンとして、塩素イオンを0ng/cm以上0.1ng/cm以下で含むことができる。
ブランクマスク用基板に残留するイオンの含量を制御することによって、基板の表面に結晶が成長してしまい、ウエハ上に現像されるパターンの歪みが発生することを抑制することができる。特に、ブランクマスク用基板を洗浄するための洗浄液としてSC-1溶液のようなアンモニウムイオンが含まれた溶液を適用しても、基板上に残留するアンモニウムイオンの量をブランクマスクの解像度に影響を及ぼさない程度に制御することができる。
イオンクロマトグラフィー方法を用いてブランクマスク用基板の残留イオンの含量を測定する方法についての説明は、前述した内容と重複するので省略する。
ブランクマスク用基板は、イオンクロマトグラフィー方法により測定した硫酸イオンを0ng/cm以上0.1ng/cm以下含むことができる。前記硫酸イオンは0.05ng/cm以下含まれてもよい。前記硫酸イオンは0.3ng/cm以下含まれてもよい。
ブランクマスク用基板は、イオンクロマトグラフィー方法により測定した硝酸イオンを0ng/cm以上0.4ng/cm以下含むことができる。前記硝酸イオンは0.3ng/cm以下含まれてもよい。前記硝酸イオンは0.2ng/cm以下含まれてもよい。前記硝酸イオンは0.1ng/cm以下含まれてもよい。前記硝酸イオンは0.05ng/cm以下含まれてもよい。
ブランクマスク用基板は、イオンクロマトグラフィー方法により測定した亜硝酸イオンを0ng/cm以上0.05ng/cm以下含むことができる。前記亜硝酸イオンは0.02ng/cm以下含まれてもよい。前記亜硝酸イオンは0.01ng/cm以下含まれてもよい。
ブランクマスク用基板は、イオンクロマトグラフィー方法により測定したアンモニウムイオンを0ng/cm以上1.5ng/cm以下含むことができる。前記アンモニウムイオンは1ng/cm以下含まれてもよい。前記アンモニウムイオンは0.7ng/cm以下含まれてもよい。
ブランクマスク用基板は、イオンクロマトグラフィー方法により測定した塩素イオンを0ng/cm以上0.1ng/cm以下含むことができる。前記アンモニウムイオンは0.05ng/cm以下含まれてもよい。前記アンモニウムイオンは0.01ng/cm以下含まれてもよい。
このような場合、残留イオンによる結晶の成長を効果的に抑制することができる。
ブランクマスク用基板は、横6インチ、縦6インチ、高さ0.25インチの大きさを有する、半導体用ブランクマスク用基板であってもよい。
ブランクマスク
具現例の他の実施例に係るブランクマスクは、前述したブランクマスク用基板を含む。
ブランクマスクは、ブランクマスク用基板と、前記ブランクマスク用基板上に配置された薄膜とを含むことができる。
薄膜は、エッチング阻止膜、位相反転膜、遮光膜、及びエッチングマスク膜のうちの少なくともいずれか1つを含むことができる。
このようなブランクマスクは、露光工程による解像度の低下を効果的に抑制することができ、ヘイズの除去のための洗浄の周期を延ばすことができる。
以下、具体的な実施例についてより詳細に説明する。
評価例:PRE(Particle Removal Efficiency)の評価
実験例別にSMIF(Standard Mechanical InterFace)ポッド(pod)に保管された横6インチ、縦6インチ、高さ0.25インチの同一の合成クォーツ基板を欠陥検査機の内部で開封し、洗浄対象基板試験片として準備した。洗浄対象基板試験片の一面をイメージ測定し、観察されるパーティクルの数を測定した。具体的には、実験例別の洗浄対象基板試験片をレーザーテック(Lasertec)社のM6641Sモデルの欠陥検査機に配置した。以降、基板の表面内の横146mm、縦146mmの領域でパーティクルの数を測定した。パーティクル数の測定時に、検査光は波長532nmの緑色光レーザー、レーザーパワーは3000mW(測定対象基板の表面で測定したレーザー出力1050mW)、ステージ(stage)移動速度は2として適用して測定した。
以降、実験例別の洗浄対象基板試験片に第1洗浄ステップを行い、光洗浄された基板試験片を設けた。具体的には、洗浄チャンバの排気圧力を0.350kPa、雰囲気温度を23℃、雰囲気湿度を45%±5%として適用し、O16.7体積比%、N83.3体積比%が混合された雰囲気ガスを洗浄チャンバ内に導入し、波長172nm、強度40mW/cmである前処理光を洗浄対象基板試験片の表面に照射した。実験例別の前処理光の照射時間は、下記の表1に記載した。
第1洗浄ステップを終えた後、実験例別の光洗浄された基板試験片に第2洗浄ステップを行い、ブランクマスク用基板試験片を設けた。具体的には、第2洗浄ステップにおいて、光洗浄された基板試験片を配置した後、2個のノズルを介してオゾン水を2500ml/minの流量で噴射した。前記オゾン水の溶存オゾン量は11.2mg/Lとして適用した。光洗浄された基板試験片の上に配置された2個の光源を介して、波長254nm、強度8mW/cmである後処理光を、光洗浄された基板の表面に照射した。実験例別の後処理光の照射時間は、下記の表1に記載した。
第2洗浄ステップを終えたブランクマスク用基板試験片に湿式洗浄ステップを行った。具体的には、ブランクマスク用基板の表面に水素水を700ml/min、SC-1溶液を700ml/minの流量で同時に噴射した。湿式洗浄ステップは、00分間行った。前記SC-1溶液は、アンモニア水を0.1体積%、過酸化水素水を0.08体積%、超純水を99.82体積%含む溶液を適用した。
湿式洗浄ステップを終えたブランクマスク用基板試験片を、水素水及び炭酸水でリンスした後、乾燥させた。基板の乾燥は、最小基板回転速度を0rpm、最終基板回転速度を1500rpmとして適用し、Ramp-up方式を適用した。以降、実験例別のブランクマスク用基板試験片の表面をイメージ測定し、パーティクルの数を測定した。ブランクマスク用基板試験片の表面でのパーティクル数の測定は、洗浄対象基板の表面でパーティクル数を測定する方法と同じ条件で行った。
洗浄対象基板試験片の表面で測定したパーティクル数、及び、リンス及び乾燥を終えたブランクマスク用基板試験片の表面で測定したパーティクル数から、実験例別の前記式2によるPRE(%)値を算出した。
実験例別に算出したPRE値は、下記の表1に記載した。
評価例:残留イオンの測定
実施例1:洗浄対象基板試験片として、横6インチ、縦6インチ、高さ0.25インチ、平坦度0.5μm以下、複屈折5nm以下の合成クォーツ基板を準備した。前記合成クォーツ基板の表面をイメージ測定した結果、60nm以上の大きさを有するパーティクルは発見されなかった。
洗浄対象基板試験片に第1洗浄ステップを行い、光洗浄された基板試験片を設けた。具体的には、洗浄チャンバの排気圧力を0.350kPa、雰囲気温度を23℃、雰囲気湿度を45%±5%として適用し、O16.7体積比%、N83.3体積比%が混合された雰囲気ガスを洗浄チャンバ内に導入し、波長172nm、強度40mW/cmである前処理光を洗浄対象基板試験片の表面に照射した。前処理光の照射は、100秒超150秒以下の時間の間行った。
第1洗浄ステップを終えた後、実験例別の光洗浄された基板試験片に第2洗浄ステップを行い、ブランクマスク用基板試験片を設けた。具体的には、第2洗浄ステップにおいて、光洗浄された基板試験片を配置した後、2個のノズルを介してオゾン水を2500ml/minの流量で噴射した。前記オゾン水の溶存オゾン量は11.2mg/Lとして適用した。光洗浄された基板試験片の上に配置された2個の光源を介して、波長254nm、強度8mW/cmである後処理光を、光洗浄された基板の表面に照射した。オゾン水の噴射と後処理光の照射は、同時にまたは短時間内に順次行われた。実験例別の後処理光の照射時間は、下記の表1に記載した。
第2洗浄ステップを終えたブランクマスク用基板試験片に湿式洗浄ステップを行った。具体的には、ブランクマスク用基板の表面に水素水を700ml/min、SC-1溶液を700ml/minの流量で同時に噴射した。湿式洗浄ステップは、約20分間行った。前記SC-1溶液は、アンモニア水を0.1体積%、過酸化水素水を0.08体積%、超純水を99.82体積%含む溶液を適用した。
湿式洗浄ステップを終えたブランクマスク用基板試験片を、水素水及び炭酸水でリンスした後、乾燥させた。基板の乾燥は、最小基板回転速度を0rpm、最終基板回転速度を1500rpmとして適用し、Ramp-up方式を適用した。
リンス及び乾燥を終えたブランクマスク用基板試験片の表面に存在する残留イオンの含量を、イオンクロマトグラフィー方法により測定した。具体的には、測定対象基板をクリーンバッグ(clean bag)に投入した後、前記クリーンバッグに超純水を100ml注入した。前記クリーンバッグを90℃として適用された水槽に120分間浸漬した後、前記クリーンバッグからイオン浸出溶液を得た。以降、イオン浸出溶液と溶離液をイオンクロマトグラフィーカラムに注入し、イオンクロマトグラフィーを分析してイオン別の質量を測定した。測定されたイオン別の含量を基板の表面積(504cm)で割ってイオン別の含量を算出した。
イオンクロマトグラフィーの測定時に、溶離液としては、KOH、LiOH、MSA(MethaneSulfonic Acid)、NaOHを含む溶液を適用し、移動相流速は0.4mL/min以上2.0mL/minを適用した。
イオンクロマトグラフィー分析機器は、サーモサイエンティフィック(ThermoScientific)社のDionex ICS-2100 Ion Chromatographyモデルを適用した。
実施例2:実施例1と同じ条件でブランクマスク用基板を設け、イオンクロマトグラフィーを通じて残留イオン別の含量を測定した。但し、洗浄対象基板試験片として、横6インチ、縦6インチ、高さ0.25インチ、平坦度0.5μm以下、複屈折5nm以下の合成クォーツ基板であって、前記合成クォーツ基板の表面をイメージ測定した結果、60nm以上の大きさを有するパーティクルは発見されなかった基板を適用した。
実施例3:実施例1と同じ条件でブランクマスク用基板を設け、イオンクロマトグラフィーを通じて残留イオン別の含量を測定した。但し、前処理光の照射時間を0秒超50秒以下として適用した。
実施例4:実施例2と同じ条件でブランクマスク用基板を設け、イオンクロマトグラフィーを通じて残留イオン別の含量を測定した。但し、前処理光の照射時間を0秒超50秒以下として適用した。
実施例5:実施例1と同じ条件でブランクマスク用基板を設け、イオンクロマトグラフィーを通じて残留イオン別の含量を測定した。但し、前処理光の照射時間を50秒超100秒以下として適用した。
実施例6:実施例2と同じ条件でブランクマスク用基板を設け、イオンクロマトグラフィーを通じて残留イオン別の含量を測定した。但し、前処理光の照射時間を50秒超100秒以下として適用した。
実施例7:実施例1と同じ条件でブランクマスク用基板を設け、イオンクロマトグラフィーを通じて残留イオン別の含量を測定した。但し、後処理光の照射時間を0秒超50秒以下として適用した。
実施例8:実施例2と同じ条件でブランクマスク用基板を設け、イオンクロマトグラフィーを通じて残留イオン別の含量を測定した。但し、後処理光の照射時間を0秒超50秒以下として適用した。
実施例9:実施例1と同じ条件でブランクマスク用基板を設け、イオンクロマトグラフィーを通じて残留イオン別の含量を測定した。但し、後処理光の照射時間を100秒超150秒以下として適用した。
実施例10:実施例2と同じ条件でブランクマスク用基板を設け、イオンクロマトグラフィーを通じて残留イオン別の含量を測定した。但し、後処理光の照射時間を100秒超150秒以下として適用した。
実施例11:実施例1と同じ条件でブランクマスク用基板を設け、イオンクロマトグラフィーを通じて残留イオン別の含量を測定した。但し、後処理光の照射時間を150秒超200秒以下として適用した。
実施例12:実施例2と同じ条件でブランクマスク用基板を設け、イオンクロマトグラフィーを通じて残留イオン別の含量を測定した。但し、後処理光の照射時間を150秒超200秒以下として適用した。
実施例13:実施例1と同じ条件でブランクマスク用基板を設け、イオンクロマトグラフィーを通じて残留イオン別の含量を測定した。但し、前処理光の照射時間を150秒超200秒以下として適用した。
実施例14:実施例2と同じ条件でブランクマスク用基板を設け、イオンクロマトグラフィーを通じて残留イオン別の含量を測定した。但し、前処理光の照射時間を150秒超200秒以下として適用した。
比較例1:平坦度0.5μm以下、複屈折5nm以下の合成クォーツ基板を準備した。前記合成クォーツ基板の表面をイメージ測定した結果、60nm以上の大きさを有するパーティクルは発見されなかった。イオンクロマトグラフィーを通じて、前記合成クォーツ基板の残留イオン別の含量を測定した。イオンクロマトグラフィーの測定条件は、実施例1と同様に適用した。
比較例2:平坦度0.5μm以下、複屈折5nm以下の合成クォーツ基板を準備した。前記合成クォーツ基板の表面をイメージ測定した結果、80nm以上の大きさを有するパーティクルは発見されなかった。イオンクロマトグラフィーを通じて、前記合成クォーツ基板の残留イオン別の含量を測定した。イオンクロマトグラフィーの測定条件は、実施例1と同様に適用した。
比較例3:洗浄対象基板試験片として、平坦度0.5μm以下、複屈折5nm以下の合成クォーツ基板を準備した。前記合成クォーツ基板の表面をイメージ測定した結果、60nm以上の大きさを有するパーティクルは発見されなかった。
洗浄対象基板試験片に第1洗浄ステップを適用せず、第2洗浄ステップを行い、ブランクマスク用基板試験片を設けた。第2洗浄ステップの条件は、実施例1と同様に適用した。第2洗浄ステップを終えたブランクマスク用基板試験片に湿式洗浄ステップ、リンス及び乾燥ステップを行った。湿式洗浄ステップ、リンス及び乾燥ステップは、実施例1と同じ条件で行った。
イオンクロマトグラフィーを通じて、前記光洗浄された基板試験片の残留イオンを測定した。イオンクロマトグラフィーの測定条件は、実施例1と同様に適用した。
比較例4:比較例3と同じ条件で光洗浄された基板試験片を設け、イオンクロマトグラフィーを通じて残留イオン別の含量を測定した。但し、洗浄対象基板試験片として、平坦度0.5μm以下、複屈折5nm以下の合成クォーツ基板であって、イメージ測定した結果、80nm以上の大きさを有するパーティクルは発見されなかった基板を適用した。
洗浄対象基板試験片に第1洗浄ステップを適用せず、第2洗浄ステップを行い、ブランクマスク用基板試験片を設けた。第2洗浄ステップの条件は、実施例1と同様に適用した。第2洗浄ステップを終えたブランクマスク用基板試験片に湿式洗浄ステップ、リンス及び乾燥ステップを行った。湿式洗浄ステップ、リンス及び乾燥ステップは、実施例1と同じ条件で行った。
実施例及び比較例別にイオンクロマトグラフィーを通じて測定した残留イオン別の含量は、下記の表2に記載した。
*洗浄対象基板の類型Aは、横6インチ、縦6インチ、高さ0.25インチ、平坦度0.5μm以下、複屈折5nm以下であり、表面イメージを測定した結果、60nm以上の大きさを有するパーティクルが発見されなかった合成クォーツ基板である。洗浄対象基板の類型Bは、横6インチ、縦6インチ、高さ0.25インチ、平坦度0.5μm以下、複屈折5nm以下であり、表面イメージを測定した結果、80nm以上の大きさを有するパーティクルが発見されなかった合成クォーツ基板である。
前記表1において、実験例1~16は、75%以上のPRE値を示した。特に、前処理光の照射時間が50秒超として適用され、後処理光の照射時間が50秒超として適用されるとき、PRE値が90%以上の値を示した。
前記表2において、イオンクロマトグラフィーで測定した実施例1~14の硫酸イオン、硝酸イオン、亜硝酸イオン及びアンモニウムイオンの含量は、具現例で限定する範囲内に含まれた。特に、実施例1~14の硝酸イオン及び硫酸イオンの含量は、比較例と比較して低い値を示した。
アンモニウムイオンの場合、実施例1~14で測定した含量は、SC-1溶液を用いた洗浄を行わなかった比較例1及び2と比較して高い値を示した。これは、洗浄液として適用されたSC-1溶液に含まれたNHイオンの影響であると考えられる。但し、後処理光の照射を介した光洗浄のみを行った比較例3及び4に比べて、実施例1~14のアンモニウム含量が低いことが観察された。
以上、好ましい実施例について詳細に説明したが、本発明の権利範囲は、これに限定されるものではなく、添付の特許請求の範囲で定義している具現例の基本概念を利用した当業者の様々な変形及び改良形態もまた本発明の権利範囲に属する。

Claims (8)

  1. 洗浄対象基板に前処理光を照射し、光洗浄された基板を設ける第1洗浄ステップと、
    前記光洗浄された基板に第1洗浄液及び後処理光を適用してブランクマスク用基板を設ける第2洗浄ステップとを含み、
    前記前処理光は、50nm以上300nm以下の波長の光であり、
    前記後処理光は、50nm以上450nm以下の波長の光であり、
    前記第1洗浄ステップは減圧雰囲気で行われ、前記洗浄対象基板が配置された雰囲気は、0.01kPa以上1kPa以下の排気圧力が適用される、ブランクマスク用基板の洗浄方法。
  2. 前記前処理光の強度は25mW/cm以上である、請求項1に記載のブランクマスク用基板の洗浄方法。
  3. 前記前処理光は、2以上の光源を介して前記洗浄対象基板に照射されることができ、
    前記各光源別に適用される前処理光の強度の下記式1によるUI値は20%以下である、請求項1に記載のブランクマスク用基板の洗浄方法。
    [式1]
    (前記式1において、Imaxは、前記光源別に適用される前記前処理光の強度のうちの最大値であり、Iminは、前記光源別に適用される前記前処理光の強度のうちの最小値である。)
  4. 前記第1洗浄液は、SC-1(Standard Clean-1)溶液、オゾン水、超純水、水素水及び炭酸水のうちの少なくともいずれか1つを含む、請求項1に記載のブランクマスク用基板の洗浄方法。
    (前記SC-1溶液は、NHOH、H及びHOを含む溶液である。)
  5. 前記光洗浄された基板は、100~190nm領域帯の波長を吸収する化合物の一部または全部を除去したものである、請求項1に記載のブランクマスク用基板の洗浄方法。
  6. 前記第1洗浄液は、水酸化ラジカル前駆体を含むものであり、
    前記後処理光は、前記第1洗浄液が前記基板上に配置された際に照射されて水酸化ラジカルを形成する、請求項1に記載のブランクマスク用基板の洗浄方法。
  7. 洗浄対象基板に前処理光を照射し、光洗浄された基板を設ける第1洗浄ステップと、
    前記光洗浄された基板に第1洗浄液及び後処理光を適用してブランクマスク用基板を設ける第2洗浄ステップとを含み、
    前記前処理光は、50nm以上300nm以下の波長の光であり、
    前記後処理光は、50nm以上450nm以下の波長の光であり、
    前記ブランクマスク用基板は、イオンクロマトグラフィー方法により測定した残留イオンとして、硫酸イオンを0ng/cm以上0.1ng/cm以下、硝酸イオンを0ng/cm以上0.4ng/cm以下、亜硝酸イオンを0ng/cm以上0.05ng/cm以下、及びアンモニウムイオンを0ng/cm以上1.5ng/cm以下で含む、ブランクマスク用基板の洗浄方法。
  8. 洗浄対象基板に前処理光を照射し、光洗浄された基板を設ける第1洗浄ステップと、
    前記光洗浄された基板に第1洗浄液及び後処理光を適用してブランクマスク用基板を設ける第2洗浄ステップとを含み、
    前記前処理光は、50nm以上300nm以下の波長の光であり、
    前記後処理光は、50nm以上450nm以下の波長の光であり、
    前記ブランクマスク用基板の下記式2によるPRE値が90%以上である、ブランクマスク用基板の洗浄方法。
    [式2]
    (前記式2において、
    前記P値は、前記洗浄対象基板で測定したパーティクル数であり、
    前記P値は、前記ブランクマスク用基板で測定したパーティクル数である。)
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