JP7407833B2 - 通信装置 - Google Patents

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Description

本発明は、フロントホールインタフェースに対応した通信装置に関する。
5G時代の無線アクセスネットワーク(RAN)のオープン化とインテリジェント化の推進を目的に、O-RAN Allianceが設立され、今日では多くの事業者/ベンダが加盟し議論が行われている。
O-RANでは複数のアーキテクチャが議論されており、その中の一つとして、異なるベンダ間のベースバンド処理部と無線部の相互接続を実現するオープンなフロントホール(FH)インタフェースが議論されている。
具体的には、O-RANでは、レイヤ2機能、ベースバンド信号処理、及び無線信号処理を行う機能群としてO-RAN Distributed Unit(O-DU)及びO-RAN Radio Unit(O-RU)が定義されており、O-DUとO-RUと間のインタフェースとして議論されている。
O-RANでは、物理(PHY)レイヤ内にO-DU/O-RUの機能分担点が置かれているため、厳しいタイミング精度が求められる。このため、FHの遅延管理が行われており、その方法として送信ウインドウ、受信ウインドウが用いられている(非特許文献1)。
また、現在のO-RAN FH仕様では、1O-RUで1セルを構成する置局方法が前提である。一方、複数O-RUで1セルを構成する置局方法もあり、それに向けた仕様の拡張が検討されている。具体的には、O-RUを束ねる装置(FHM:Fronthaul Multiplexing)を用いる構成(FHM構成)、及び連続してO-RUを接続する構成(カスケード構成)が検討されている。これらを纏めてShared Cellと呼ばれている。なお、以下の説明では、FHM及び中間に介在するO-RU(カスケードO-RU)をまとめて、中間装置(仮称)と呼称する。
"ORAN-WG4.CUS.0-v02.00"、O-RAN Fronthaul Working Group、Control, User and Synchronization Plane Specification、O-RAN Alliance、2019年8月
しかしながら、上述したようなShared Cellの構成には、次のような課題がある。具体的には、中間装置の置局(設置位置)に応じて、O-DU~中間装置、中間装置~中間装置、中間装置~O-RUのFH遅延が変わるため、中間装置の適切な送信ウインドウのサイズは置局に依存する。
また、中間装置は、上りリンク(UL)において前段装置(例えば、O-RU)の信号を合成する関係上、前段装置の信号を待つ必要がある。しかしながら、上述したように、中間装置の置局に応じて、O-DU~中間装置、中間装置~中間装置、中間装置~O-RUのFH遅延が変わるため、必要な待ち時間は置局に依存する。
このため、中間装置の待ち時間が短かったために前段装置からの全ての信号を受信できない、もしくは待ち時間が長すぎたために後段装置の受信ウインドウに間に合うよう送信できない、といった問題が発生し、結果、FH信号の送受信が正しくできない可能性がある。
そこで、本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、フロントホール(FH)インタフェースにおけるShared Cell構成が適用される場合でも、FH信号を正しく送受信できる通信装置の提供を目的とする。
本開示の一態様は、フロントホール上に設けられる中間装置(中間装置130)から、前記中間装置内の処理時間を示す処理時間情報を受信する受信部(処理時間取得部113)と、少なくとも前記処理時間情報に基づいて、前記中間装置に対して設定される能力情報を決定する制御部(パラメータ制御部115)と、前記能力情報を前記中間装置に送信する送信部(パラメータ通知部117)とを備える通信装置(O-DU110)である。
図1は、無線通信システム10の全体概略構成図である。 図2は、フロントホール(FH)インタフェースを採用するgNB100の内部構成例を示す図である。 図3Aは、フロントホールの構成例(中間装置なし)を示す図である。 図3Bは、フロントホールの構成例(中間装置あり、FHM構成)を示す図である。 図3Cは、フロントホールの構成例(中間装置あり、カスケード構成)を示す図である。 図4は、O-DU110~O-RU120間のフロントホール(FH)における各種信号を示す図である。 図5は、O-DU110の機能ブロック構成図である。 図6は、中間装置130の機能ブロック構成図である。 図7は、O-DU110~O-RU120間における遅延管理の説明図である。 図8は、O-RANFH仕様において規定される遅延関連のパラメータと、送信ウインドウ及び受信ウインドウとの関連を示す図である。 図9は、中間装置130が介在する場合における遅延管理の問題の説明図である。 図10は、動作例1に係るフロントホールの遅延管理例を示す図である。 図11は、動作例2に係るフロントホールの遅延管理例を示す図である。 図12は、動作例3に係るフロントホールの遅延管理例を示す図である。 図13は、O-DU110及び中間装置130のハードウェア構成の一例を示す図である。
以下、実施形態を図面に基づいて説明する。なお、同一の機能や構成には、同一または類似の符号を付して、その説明を適宜省略する。
(1)無線通信システムの全体概略構成
図1は、本実施形態に係る無線通信システム10の全体概略構成図である。本実施形態では、無線通信システム10は、5G New Radio(NR)に従った無線通信システムであり、Next Generation-Radio Access Network 20(以下、NG-RAN20、及び端末200(User Equipment 200、以下、UE200)を含む。
NG-RAN20は、無線基地局100(以下、gNB100)を含む。なお、gNB及びUEの数を含む無線通信システム10の具体的な構成は、図1に示した例に限定されない。
NG-RAN20は、実際には複数のNG-RAN Node、具体的には、gNB(またはng-eNB)を含み、5Gに従ったコアネットワーク(5GC、不図示)と接続される。なお、NG-RAN20及び5GCは、単にネットワークと表現されてもよい。
gNB100は、5Gに従った無線基地局であり、UE200と5Gに従った無線通信を実行する。gNB100及びUE200は、複数のアンテナ素子から送信される無線信号を制御することによって、より指向性の高いビームを生成するMassive MIMO、複数のコンポーネントキャリア(CC)を束ねて用いるキャリアアグリゲーション(CA)、及びUEと複数のNG-RAN Nodeそれぞれとの間において同時に通信を行うデュアルコネクティビティ(DC)などに対応することができる。
また、本実施形態では、gNB100は、O-RANによって規定されているフロントホール(FH)インタフェースを採用する。
(2)フロントホールの構成
図2は、フロントホール(FH)インタフェースを採用するgNB100の内部構成例を示す。図2に示すように、gNB100は、O-DU110(O-RAN Distributed Unit)及びO-RU120(O-RAN Radio Unit)を含む。O-DU110とO-RU120とは、3GPPで規定されている物理(PHY)レイヤ内において機能的に分離(Function split)されている。
O-DU110は、O-RAN分散ユニットと呼ばれてもよい。O-DU110は、下位層の機能に基づいた無線リンク制御レイヤ(RLC)、媒体アクセス制御レイヤ(MAC)及びPHY-Highレイヤをホストする論理ノードである。
O-RU120は、O-RAN無線ユニットと呼ばれてもよい。O-RU120は、低層の機能分割に基づいたPHY-LowレイヤとRF処理とをホストする論理ノードである。
PHY-Highレイヤは、Forward Error Correction(FEC)エンコード/デコード、スクランブル、変調/復調など、フロントホールインタフェースのO-DU110側でのPHY処理の部分である。
PHY-Lowレイヤは、Fast Fourier Transform(FFT)/iFFT、デジタルビームフォーミング、Physical Random Access Channel(PRACH)抽出及びフィルタリングなど、フロントホールインタフェースのO-RU120側でのPHY処理の部分である。
O-CUは、O-RAN Control Unitの略であり、Packet Data Convergence Protocol(PDCP)、Radio Resource Control(RRC)、Service Data Adaptation Protocol(SDAP)、及びその他の制御機能をホストする論理ノードである。
なお、フロントホール(FH)は、無線基地局(基地局装置)のベースバンド処理部と無線装置間の回線と解釈されてもよく、光ファイバなどが用いられる。
(3)Shared Cell構成
O-RANでは、上述したように、複数O-RUで1セルを構成する置局方法もあり、O-RUを束ねる装置(FHM:Fronthaul Multiplexing)を用いる構成、及び連続してO-RUを接続する構成(カスケード構成)が検討されている。これらを纏めてShared Cellと呼ばれている。
図3A~図3Cは、フロントホールの構成例を示す。図3Aは、1O-RUで1セルを構成する例である。一方、図3B及び図3Cは、Shared Cell構成の例を示す。
具体的には、図3Bは、FHM130を用いた構成例を示す。また、図3Cは、O-RU130AをO-DU110とO-RU120との間に介在させてカスケード接続した例を示す。
図3Bの場合、FHM130は、それぞれのO-RU120(前段装置)からの2つのFH信号を合成(combine)した上で、O-DU110に送信する。
また、図3Cの場合、O-RU130Aは、O-RU130A(O-RU(1))自身が無線区間で受信した信号と、O-RU120(O-RU(2))から受信したFH信号とを合成した上で、O-DU110に送信する。
なお、以下の説明では、FHM130及びO-RU130Aを纏めて中間装置130と呼称する。但し、中間装置の名称は、別の名称で呼ばれても構わない。
このようなShared Cell構成の特徴としては、中間装置130は、下りリンク(DL)については、前段装置から受信した信号を後段装置に転送する。なお、O-RUのカスケード接続の場合には、さらに当該O-RU自身の無線信号としても送信する。
また、中間装置130は、上りリンク(UL)については、前段装置から受信したUL信号を合成して、後段装置に転送する。なお、O-RUのカスケード接続の場合には、さらにO-RU自身が受信した無線信号も合わせて合成する。
このような特徴によって、O-DU110は、あたかも1つのO-RUが接続している場合と同様に信号処理が可能となる。
(4)O-DU~O-RU間における各種信号
図4は、O-DU110~O-RU120間のフロントホール(FH)における各種信号を示す。図4に示すように、O-DU110~O-RU120間では、複数のプレーンにおける信号が送受信される。
具体的には、U/C/M/S-planeの信号が送受信される。C-Planeは、制御信号を転送するためのプロトコルであり、U-Planeは、ユーザデータを転送するためのプロトコルである。また、S-Planeは、装置間の同期(Synchronization)を実現するためのプロトコルである。M-Planeは、保守監視信号を扱うマネージメントプレーンである。
より具体的には、U-Plane信号は、O-RU120が無線区間に送信する(DL)、無線区間より受信する(UL)信号を含み、digital IQ signalでやり取りされる。なお、いわゆるU-Plane信号(User Datagram Protocol (UDP)及びTransmission Control Protocol (TCP)などのデータ)に加え、3GPPで定義されているC-Plane(RRC, Non-Access Stratum (NAS)など)も、FH観点では全てU-Planeとなることに留意する必要がある。
C-Plane信号は、U-Plane信号の送受信に関する各種制御のために必要な信号(対応するU-Planeの無線リソースマッピング及びビームフォーミングに関わる情報を通知するための信号)を含む。なお、3GPPで定義されているC-Plane(RRC, NASなど)とは、完全に別の信号を指すことに留意する必要がある。
M-Plane信号は、O-DU110/O-RU120の管理のために必要な信号を含む。例えば、O-RU120からO-RU120の各種ハードウェア(HW)能力を通知したり、O-DU110からO-RU120へ各種設定値を通知したりするための信号である。
S-Plane信号は、O-DU110/O-RU120間の同期制御のために必要な信号である。
(5)無線通信システムの機能ブロック構成
次に、無線通信システム10の機能ブロック構成について説明する。具体的には、O-DU110及び中間装置130の機能ブロック構成について説明する。
(5.1)O-DU110
図5は、O-DU110の機能ブロック構成図である。図5に示すように、O-DU110は、通信部111、処理時間取得部113、パラメータ制御部115及びパラメータ通知部117を備える。
通信部111は、O-RU120及び中間装置130との通信を実行する。具体的には、通信部111は、FH回線と接続され、図4に示した各種プレーンの信号を送受信することができる。
処理時間取得部113は、中間装置130の処理時間に関する情報を取得する。具体的には、処理時間取得部113は、FH上に設けられる中間装置130から、中間装置130内の処理時間を示す処理時間情報を受信する。本実施形態において、処理時間取得部113は、処理時間情報を受信する受信部を構成する。また、本実施形態において、O-DU110は、処理時間情報を受信する受信部を備える通信装置を構成する。
中間装置130内の処理時間とは、中間装置130において複数のO-RU120から受信したFH信号を合成(combine)するために必要な中間装置130内部での時間と解釈されてもよい。なお、当該処理時間は、合成自体に要する時間に一定のマージンなどの時間が加えられたものであってもよい。
また、処理時間は、別の名称、例えば、動作時間、内部遅延、処理遅延、合成時間などと呼ばれてもよい。
パラメータ制御部115は、FH上において用いられる各種パラメータの値を制御する。特に、本実施形態では、パラメータ制御部115は、O-DU110~O-RU120間(中間装置130が介在する場合を含む)の伝搬遅延に関する値を制御する。
より具体的には、パラメータ制御部115は、O-DU110~O-RU120間のDLの伝搬遅延(T34_min, T34_max)を取得または決定できる。
また、パラメータ制御部115は、T34_min, T34_maxに基づいて、O-DU110自身に適用されるUL(O-DU110~O-RU120間)における伝搬遅延(Ta4_min, Ta4_max)を決定できる。
Ta4は、O-RUアンテナでの受信からO-DUポート(R4)での受信まで測定結果と解釈されてもよい。また、後述するTa3_min, Ta3_maxは、O-RUアンテナでの受信からO-RUポート(R3)での出力まで測定結果と解釈されてもよい。
なお、min, maxは、当該伝搬遅延の最小値及び最大値を意味してよい。また、伝搬遅延は、別の名称、例えば、伝送遅延、伝送時間、遅延時間、転送遅延、遅延などと呼ばれてもよい。
本実施形態では、パラメータ制御部115は、少なくとも、上述した中間装置130内の処理時間を示す処理時間情報に基づいて、中間装置130に対して設定される能力情報を決定できる。本実施形態において、パラメータ制御部115は、制御部を構成する。
ここで、中間装置130に対して設定される能力情報とは、上述したTa3_min及び/またはTa3_max相当であってもよい。また、当該能力情報には、中間装置130に適用される待ち時間(T_待ち時間(1))が含まれてもよい。なお、当該能力情報の詳細については、後述する。
また、パラメータ制御部115は、少なくとも、中間装置130内の処理時間を示す処理時間情報と、FH上に設けられる前段装置(O-RU120)の能力情報(Ta3_min, Ta3_max)とに基づいて、中間装置130に対して設定される能力情報を決定してもよい。
さらに、パラメータ制御部115は、中間装置130とO-DU110との間における遅延時間(T34相当)に基づいて、中間装置130に対して設定される能力情報を決定してもよい。
或いは、パラメータ制御部115は、FHにおける全体遅延時間(Ta4_min, Ta4_max)に基づいて、中間装置130に対して設定される能力情報を決定してもよい。
パラメータ通知部117は、パラメータ制御部115によって決定されたパラメータの少なくとも一部を中間装置130に通知する。
具体的には、パラメータ通知部117は、中間装置130に対して設定される能力情報を中間装置130に送信できる。本実施形態において、パラメータ通知部117は、当該能力情報を中間装置130に送信する送信部を構成する。
(5.2)中間装置130
図6は、中間装置130の機能ブロック構成図である。図6に示すように、中間装置130は、FH上に設けられ、通信部131、処理時間通知部133、パラメータ取得部135及びパラメータ設定部137を備える。
通信部131は、O-DU110及びO-RU120との通信を実行する。具体的には、通信部131は、FH回線と接続され、図4に示した各種プレーンの信号を送受信することができる。
処理時間通知部133は、中間装置130の処理時間に関する情報をO-DU110に通知する。具体的には、処理時間通知部133は、中間装置130内部における処理時間を示す処理時間情報を、中間装置130上に設けられる後段装置、具体的には、O-DU110に送信する。本実施形態において、処理時間通知部133は、処理時間情報を後段装置に送信する送信部を構成する。また、本実施形態では、中間装置130は、処理時間情報を後段装置に送信する送信部を備える通信装置を構成する。
パラメータ取得部135は、O-DU110によって決定されたパラメータを取得する。具体的には、パラメータ取得部135は、O-DU110によって決定された伝搬遅延に関するパラメータを取得する。
特に、パラメータ取得部135は、O-DU110から、上述した処理時間情報に基づいて決定された能力情報(Ta3_min及び/またはTa3_max相当)を受信する。本実施形態において、パラメータ取得部135は、処理時間情報に基づいて決定された能力情報を受信する受信部を構成する。
パラメータ設定部137は、パラメータ取得部135によって取得されたパラメータ、具体的には、処理時間情報に基づいて決定された能力情報に基づいて、中間装置130に適用されるパラメータを設定する。
具体的には、パラメータ設定部137は、中間装置130内部における処理時間を示す処理時間情報に基づいて決定された能力情報(Ta3_min及び/またはTa3_max相当)に基づいて、中間装置130に適用されるFH信号用の送信ウインドウ及び受信ウインドウのサイズを設定する。
(6)無線通信システムの動作
次に、無線通信システム10の動作について説明する。具体的には、gNB100を構成するO-DU110~O-RU120間(中間装置130を含む)の動作について説明する。
(6.1)フロントホールにおける遅延管理
図7は、O-DU110~O-RU120間における遅延管理の説明図である。上述したように、物理(PHY)レイヤ内にO-DU110/O-RU120の機能分担点が置かれているため、厳しいタイミング精度が求められる。このため、FHの遅延管理が行われており、その方法として送信ウインドウ、受信ウインドウが用いられている。
図7では、UL信号の例が示されている。なお、DL信号についても基本的には、UL信号と同様である。以下では、UL信号を例として説明する。
伝搬遅延は、FHの構成により揺らぎが生じるため、遅延の最大値及び最小値を考慮する必要がある。図7(以降も同様)では、図示を容易にするため、FH信号が以下の条件を満たすと想定する。
・送信ウインドウ端で送信する
・FHの伝搬遅延が最大である
図7に示すように、O-RU120は、送信ウインドウの期間中にFH信号を送信する。また、O-DU110は、受信ウインドウの期間中にFH信号を受信する。この2点が成立するように、FHにおける遅延管理を行う必要がある。この2点が成立しない場合、FH信号の疎通が不可となり得る。
なお、ここでの遅延管理とは、次の両方を含むものとする。
・FH遅延自体の管理
・送信ウインドウ及び受信ウインドウの大きさの管理
また、遅延管理は、O-RU120におけるUE200からの無線信号の受信タイミングを基準として行われる。
図8は、O-RANFH仕様において規定される遅延関連のパラメータと、送信ウインドウ及び受信ウインドウとの関連を示す。
O-RAN FH仕様では、送信ウインドウ、受信ウインドウの両端を表すパラメータが定義されている。O-DU110は、O-RU120に合わせて、自身の送信ウインドウ(DLの場合)・受信ウインドウ(ULの場合)を決定することによって、遅延管理を行っている。
具体的には、O-RU120は、自身の能力値として、Ta3_max, Ta3_minをO-DU110に通知する。
O-DU110は、事前に設定されているT34_max, T34_minの値と、通知されたTa3_max, Ta3_minとに基づいて、自身のTa4_max, Ta4_minを決定する。この際、図8に示すように、以下の条件を満たす必要がある。
・Ta4_min <= Ta3_min + T34_min
・Ta4_max >= T34_max + Ta3_max
このような遅延管理によれば、O-RU120は、自身の能力値に基づき動作するのみであり、遅延管理(制御)はO-DU110によって行われる。これにより、O-RU120が様々に置局される場合においても、O-DU110側のみで遅延管理を考慮すればよいメリットがある。
(6.2)Shared Cell構成における課題
図3B及び図3Cに示したようなShared Cell構成の場合、中間装置130の置局に応じて、O-DU~中間装置、中間装置~中間装置、中間装置~O-RUのFH遅延が変わるため、中間装置の適切な送信ウインドウのサイズは、中間装置の置局(設置位置)に依存する。
図9は、中間装置130が介在する場合における遅延管理の問題の説明図である。なお、図9では、図示を容易にするため、T34_min=0の例を示している。
図9に示すように、Ta3_max, Ta3_minは装置固有の能力とし定義されているため、置局に応じて送信ウインドウのサイズを設定できず、結果、FH信号の送受信が正しくできない可能性がある。
具体的には、O-DU/O-RU間の遅延管理が行われているNWに中間装置130(FHMなど)を挿入するため、中間装置130のTa3_max, Ta3_min(以下、Ta3'_max, Ta3'_min)が適切な値である必要があるが、適切な値は置局位置(O-DU~中間装置のFH遅延量など)に依存し、装置固有値では適切に動作しない場合がある。
また、中間装置130は、ULにおいて前段装置(O-RU)の信号を合成する関係上、前段装置の信号を待つ必要がある。上述したように、中間装置130の置局に応じて、O-DU~中間装置、中間装置~中間装置、中間装置~O-RUのFH遅延が変わるため、必要な待ち時間は、中間装置130の置局に依存する。
具体的には、O-RU~中間装置間のFH遅延を加味して適切に待つ時間を設定する必要がある。さらに、送信するまでの時間は、信号の合成に要する処理時間も考慮しないといけない。
しかしながら、「前段装置の信号を合成するための待ち時間」に関する規定は存在せず、中間装置130は、適切な待ち時間を設定することができない。このため、中間装置130の待ち時間が短かったために前段装置からの全ての信号を受信(合成)できない、もしくは待ち時間が長すぎたために後段装置の受信ウインドウに間に合うよう送信できない、といった問題が発生し、結果、FH信号の送受信が正しくできない可能性がある。
(6.3)動作例
上述した課題は、遅延に関する各種の値が、中間装置130の置局位置(FH遅延時間)に応じた適切な値にできない点が原因である。
そこで、以下に示す動作例では、O-DU110が中間装置130の置局位置(FH遅延時間)に応じて適切な値を算出し、中間装置130に対して当該値(能力情報)設定する。
(6.3.1)動作例1
図10は、動作例1に係るフロントホールの遅延管理例を示す。図10では、中間装置130が1段の例が示されている。
本動作例における送信に関連するパラメータは、次のとおりである。
・Ta3'_max = Ta4_max - T34_max_FHM~O-DU
・Ta3'_min = Ta4_min - T34_min_FHM~O-DU
・T34_max_FHM~O-DU:O-DUと中間装置(1)との最大遅延時間
・T34_max_FHM~O-DU = T34_max - T_処理時間(1) - T34_max_O-RU~FHM
・T34_min_FHM~O-DU:O-DUと中間装置(1)との最小遅延時間
・T34_min_FHM~O-DU = T34_min - T_処理時間(1) - T34_min_O-RU~FHM
また、後段のUL信号を待つ時間は、次のとおりである。
・T_待ち時間(1) = Ta3'_max - T_処理時間(1)
なお、中間装置130(FHM)配下に複数O-RUが接続される場合、全O-RU間においてT34_max_O-RU~FHMが最大となるO-RUの「T34_max_O-RU~FHM、T34_min_O-RU~FHM」が用いられる。
図10に示す遅延管理を行う場合、中間装置130(中間装置(1))からO-DU110に対して、中間装置(1)の能力として以下の情報を通知する。
・T_処理時間(1)
O-DU110は、中間装置130(中間装置(1))に対して、以下のパラメータを通知し、設定する。
・Ta3'_max, Ta3'_max
なお、O-DU110は、Ta3'_max, Ta3'_max(能力情報)に加えて、T_待ち時間(1)も併せて通知してもよい。或いは、O-DU110は、T_待ち時間(1)を通知せずに、中間装置130(中間装置(1))がTa3'_maxと自身のT_処理時間(1)とに基づいて、内部で算出するようにしてもよい。
また、無線通信システム10(gNB100)の運用中に新たなO-RUが追加され、当該O-RUのT34_max_O-RU~FHMが最大となる場合、当該O-RUが追加された際に各種パラメータの値が更新される制御が実行されてもよい。
(6.3.2)動作例2
図11は、動作例2に係るフロントホールの遅延管理例を示す。図11では、中間装置130が1段であって、中間装置130の配下に複数のO-RUが接続されている例が示されている。
具体的には、図11に示す例では、3つのO-RU120が中間装置130(FHM)に接続されている。このような場合、図11に示すように、最も早い受信タイミングで中間装置130に到達するO-RU120のFH信号と、最も遅い受信タイミングで中間装置130に到達するO-RU120のFH信号(これが、中間装置130が待たないといけない限界となる)とが存在する。
この場合、O-DU110は、O-RU~中間装置(FHM)間の伝搬遅延が最も大きいO-RU (1)の値に基づいて、動作例1で示した各種パラメータを算出する。
(6.3.3)動作例3
図12は、動作例3に係るフロントホールの遅延管理例を示す。図12では、中間装置130が多段である例が示されている。具体的には、図12は、複数のO-RU120がカスケード接続されている例を示す。
このような場合でも、各種パラメータの算出は、中間装置130が1段の場合と同様の方法によって実現できる。具体的には、最も前段(図中の最下段)のO-RUから順次逆算する点以外は、動作例1に示した中間装置130が1段の場合と同様に算出できる。
また、算出されたパラメータの設定についても、動作例1に準じて行えばよい。
(7)作用・効果
上述した実施形態によれば、以下の作用効果が得られる。具体的には、gNB100のO-DU110によれば、中間装置130から受信した、中間装置130内の処理時間(T_処理時間(1))を示す処理時間情報に基づいて、中間装置130に対して設定される能力情報(Ta3'_max, Ta3'_min)を決定し、決定した能力情報を中間装置130に送信できる。
このため、フロントホール(FH)インタフェースにおけるShared Cell構成が適用される場合でも、中間装置130の置局(設置位置)を考慮した適切な送信ウインドウ及び受信ウインドウのサイズを設定し得る。すなわち、gNB100によれば、Shared Cell構成が適用される場合でも、FH信号を正しく送受信できる。
本実施形態では、O-DU110は、少なくとも、上述した処理時間情報と、フロントホール上に設けられる前段装置(O-RU120)の能力情報とに基づいて、中間装置130に対して設定される能力情報を決定し得る。このため、Shared Cell構成が適用される場合において、より適切な送信ウインドウ及び受信ウインドウのサイズを設定し得る。
本実施形態では、O-DU110は、中間装置130とO-DU110との間における遅延時間(T34_max, T34_min相当)、或いはFHにおける全体遅延時間(Ta4_max, Ta4_min)に基づいて、中間装置130に対して設定される能力情報を決定し得る。このため、Shared Cell構成が適用される場合において、さらに適切な送信ウインドウ及び受信ウインドウのサイズを設定し得る。
(8)その他の実施形態
以上、実施例に沿って本発明の内容を説明したが、本発明はこれらの記載に限定されるものではなく、種々の変形及び改良が可能であることは、当業者には自明である。
例えば、上述した実施形態では、図3B及び図3Cに示したように、中間装置130として、FHMまたはO-RU(カスケード接続)が適用される例を別個に図示したが、同一FH上において、FHMと、カスケード接続によるO-RUが複合的に構成されてもよい。
また、上述した実施形態では、O-RANの仕様に従ったFHの構成について説明したが、FHは、必ずしもO-RANの仕様に従っていなくてもよい。例えば、O-DU110、O-RU120及び中間装置130の少なくとも一部は、3GPPにおいて規定されるFHの仕様に従っていてもよい。
上述した実施形態の説明に用いたブロック構成図(図5,6)は、機能単位のブロックを示している。これらの機能ブロック(構成部)は、ハードウェア及びソフトウェアの少なくとも一方の任意の組み合わせによって実現される。また、各機能ブロックの実現方法は特に限定されない。すなわち、各機能ブロックは、物理的または論理的に結合した1つの装置を用いて実現されてもよいし、物理的または論理的に分離した2つ以上の装置を直接的または間接的に(例えば、有線、無線などを用いて)接続し、これら複数の装置を用いて実現されてもよい。機能ブロックは、上記1つの装置または上記複数の装置にソフトウェアを組み合わせて実現されてもよい。
機能には、判断、決定、判定、計算、算出、処理、導出、調査、探索、確認、受信、送信、出力、アクセス、解決、選択、選定、確立、比較、想定、期待、見做し、報知(broadcasting)、通知(notifying)、通信(communicating)、転送(forwarding)、構成(configuring)、再構成(reconfiguring)、割り当て(allocating、mapping)、割り振り(assigning)などがあるが、これらに限られない。例えば、送信を機能させる機能ブロック(構成部)は、送信部(transmitting unit)や送信機(transmitter)と呼称される。何れも、上述したとおり、実現方法は特に限定されない。
さらに、上述したO-DU110及び中間装置130(当該装置)は、本開示の無線通信方法の処理を行うコンピュータとして機能してもよい。図13は、当該装置のハードウェア構成の一例を示す図である。図13に示すように、当該装置は、プロセッサ1001、メモリ1002、ストレージ1003、通信装置1004、入力装置1005、出力装置1006及びバス1007などを含むコンピュータ装置として構成されてもよい。
なお、以下の説明では、「装置」という文言は、回路、デバイス、ユニットなどに読み替えることができる。当該装置のハードウェア構成は、図に示した各装置を1つまたは複数含むように構成されてもよいし、一部の装置を含まずに構成されてもよい。
当該装置の各機能ブロック(図5,6参照)は、当該コンピュータ装置の何れかのハードウェア要素、または当該ハードウェア要素の組み合わせによって実現される。
また、当該装置における各機能は、プロセッサ1001、メモリ1002などのハードウェア上に所定のソフトウェア(プログラム)を読み込ませることによって、プロセッサ1001が演算を行い、通信装置1004による通信を制御したり、メモリ1002及びストレージ1003におけるデータの読み出し及び書き込みの少なくとも一方を制御したりすることによって実現される。
プロセッサ1001は、例えば、オペレーティングシステムを動作させてコンピュータ全体を制御する。プロセッサ1001は、周辺装置とのインタフェース、制御装置、演算装置、レジスタなどを含む中央処理装置(CPU)によって構成されてもよい。
また、プロセッサ1001は、プログラム(プログラムコード)、ソフトウェアモジュール、データなどを、ストレージ1003及び通信装置1004の少なくとも一方からメモリ1002に読み出し、これらに従って各種の処理を実行する。プログラムとしては、上述の実施の形態において説明した動作の少なくとも一部をコンピュータに実行させるプログラムが用いられる。さらに、上述の各種処理は、1つのプロセッサ1001によって実行されてもよいし、2つ以上のプロセッサ1001により同時または逐次に実行されてもよい。プロセッサ1001は、1以上のチップによって実装されてもよい。なお、プログラムは、電気通信回線を介してネットワークから送信されてもよい。
メモリ1002は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であり、例えば、Read Only Memory(ROM)、Erasable Programmable ROM(EPROM)、Electrically Erasable Programmable ROM(EEPROM)、Random Access Memory(RAM)などの少なくとも1つによって構成されてもよい。メモリ1002は、レジスタ、キャッシュ、メインメモリ(主記憶装置)などと呼ばれてもよい。メモリ1002は、本開示の一実施形態に係る方法を実行可能なプログラム(プログラムコード)、ソフトウェアモジュールなどを保存することができる。
ストレージ1003は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であり、例えば、Compact Disc ROM(CD-ROM)などの光ディスク、ハードディスクドライブ、フレキシブルディスク、光磁気ディスク(例えば、コンパクトディスク、デジタル多用途ディスク、Blu-ray(登録商標)ディスク)、スマートカード、フラッシュメモリ(例えば、カード、スティック、キードライブ)、フロッピー(登録商標)ディスク、磁気ストリップなどの少なくとも1つによって構成されてもよい。ストレージ1003は、補助記憶装置と呼ばれてもよい。上述の記録媒体は、例えば、メモリ1002及びストレージ1003の少なくとも一方を含むデータベース、サーバその他の適切な媒体であってもよい。
通信装置1004は、有線ネットワーク及び無線ネットワークの少なくとも一方を介してコンピュータ間の通信を行うためのハードウェア(送受信デバイス)であり、例えばネットワークデバイス、ネットワークコントローラ、ネットワークカード、通信モジュールなどともいう。
通信装置1004は、例えば周波数分割複信(Frequency Division Duplex:FDD)及び時分割複信(Time Division Duplex:TDD)の少なくとも一方を実現するために、高周波スイッチ、デュプレクサ、フィルタ、周波数シンセサイザなどを含んで構成されてもよい。
入力装置1005は、外部からの入力を受け付ける入力デバイス(例えば、キーボード、マウス、マイクロフォン、スイッチ、ボタン、センサなど)である。出力装置1006は、外部への出力を実施する出力デバイス(例えば、ディスプレイ、スピーカー、LEDランプなど)である。なお、入力装置1005及び出力装置1006は、一体となった構成(例えば、タッチパネル)であってもよい。
また、プロセッサ1001及びメモリ1002などの各装置は、情報を通信するためのバス1007で接続される。バス1007は、単一のバスを用いて構成されてもよいし、装置間ごとに異なるバスを用いて構成されてもよい。
さらに、当該装置は、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(Digital Signal Processor: DSP)、Application Specific Integrated Circuit(ASIC)、Programmable Logic Device(PLD)、Field Programmable Gate Array(FPGA)などのハードウェアを含んで構成されてもよく、当該ハードウェアにより、各機能ブロックの一部または全てが実現されてもよい。例えば、プロセッサ1001は、これらのハードウェアの少なくとも1つを用いて実装されてもよい。
また、情報の通知は、本開示において説明した態様/実施形態に限られず、他の方法を用いて行われてもよい。例えば、情報の通知は、物理レイヤシグナリング(例えば、Downlink Control Information(DCI)、Uplink Control Information(UCI)、上位レイヤシグナリング(例えば、RRCシグナリング、Medium Access Control(MAC)シグナリング、報知情報(Master Information Block(MIB)、System Information Block(SIB))、その他の信号またはこれらの組み合わせによって実施されてもよい。また、RRCシグナリングは、RRCメッセージと呼ばれてもよく、例えば、RRC接続セットアップ(RRC Connection Setup)メッセージ、RRC接続再構成(RRC Connection Reconfiguration)メッセージなどであってもよい。
本開示において説明した各態様/実施形態は、Long Term Evolution(LTE)、LTE-Advanced(LTE-A)、SUPER 3G、IMT-Advanced、4th generation mobile communication system(4G)、5th generation mobile communication system(5G)、Future Radio Access(FRA)、New Radio(NR)、W-CDMA(登録商標)、GSM(登録商標)、CDMA2000、Ultra Mobile Broadband(UMB)、IEEE 802.11(Wi-Fi(登録商標))、IEEE 802.16(WiMAX(登録商標))、IEEE 802.20、Ultra-WideBand(UWB)、Bluetooth(登録商標)、その他の適切なシステムを利用するシステム及びこれらに基づいて拡張された次世代システムの少なくとも一つに適用されてもよい。また、複数のシステムが組み合わされて(例えば、LTE及びLTE-Aの少なくとも一方と5Gとの組み合わせなど)適用されてもよい。
本開示において説明した各態様/実施形態の処理手順、シーケンス、フローチャートなどは、矛盾の無い限り、順序を入れ替えてもよい。例えば、本開示において説明した方法については、例示的な順序を用いて様々なステップの要素を提示しており、提示した特定の順序に限定されない。
本開示において基地局によって行われるとした特定動作は、場合によってはその上位ノード(upper node)によって行われることもある。基地局を有する1つまたは複数のネットワークノード(network nodes)からなるネットワークにおいて、端末との通信のために行われる様々な動作は、基地局及び基地局以外の他のネットワークノード(例えば、MMEまたはS-GWなどが考えられるが、これらに限られない)の少なくとも1つによって行われ得ることは明らかである。上記において基地局以外の他のネットワークノードが1つである場合を例示したが、複数の他のネットワークノードの組み合わせ(例えば、MME及びS-GW)であってもよい。
情報、信号(情報等)は、上位レイヤ(または下位レイヤ)から下位レイヤ(または上位レイヤ)へ出力され得る。複数のネットワークノードを介して入出力されてもよい。
入出力された情報は、特定の場所(例えば、メモリ)に保存されてもよいし、管理テーブルを用いて管理してもよい。入出力される情報は、上書き、更新、または追記され得る。出力された情報は削除されてもよい。入力された情報は他の装置へ送信されてもよい。
判定は、1ビットで表される値(0か1か)によって行われてもよいし、真偽値(Boolean:trueまたはfalse)によって行われてもよいし、数値の比較(例えば、所定の値との比較)によって行われてもよい。
本開示において説明した各態様/実施形態は単独で用いてもよいし、組み合わせて用いてもよいし、実行に伴って切り替えて用いてもよい。また、所定の情報の通知(例えば、「Xであること」の通知)は、明示的に行うものに限られず、暗黙的(例えば、当該所定の情報の通知を行わない)ことによって行われてもよい。
ソフトウェアは、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語と呼ばれるか、他の名称で呼ばれるかを問わず、命令、命令セット、コード、コードセグメント、プログラムコード、プログラム、サブプログラム、ソフトウェアモジュール、アプリケーション、ソフトウェアアプリケーション、ソフトウェアパッケージ、ルーチン、サブルーチン、オブジェクト、実行可能ファイル、実行スレッド、手順、機能などを意味するよう広く解釈されるべきである。
また、ソフトウェア、命令、情報などは、伝送媒体を介して送受信されてもよい。例えば、ソフトウェアが、有線技術(同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(Digital Subscriber Line:DSL)など)及び無線技術(赤外線、マイクロ波など)の少なくとも一方を使用してウェブサイト、サーバ、または他のリモートソースから送信される場合、これらの有線技術及び無線技術の少なくとも一方は、伝送媒体の定義内に含まれる。
本開示において説明した情報、信号などは、様々な異なる技術の何れかを使用して表されてもよい。例えば、上記の説明全体に渡って言及され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、チップなどは、電圧、電流、電磁波、磁界若しくは磁性粒子、光場若しくは光子、またはこれらの任意の組み合わせによって表されてもよい。
なお、本開示において説明した用語及び本開示の理解に必要な用語については、同一のまたは類似する意味を有する用語と置き換えてもよい。例えば、チャネル及びシンボルの少なくとも一方は信号(シグナリング)であってもよい。また、信号はメッセージであってもよい。また、コンポーネントキャリア(Component Carrier:CC)は、キャリア周波数、セル、周波数キャリアなどと呼ばれてもよい。
本開示において使用する「システム」及び「ネットワーク」という用語は、互換的に使用される。
また、本開示において説明した情報、パラメータなどは、絶対値を用いて表されてもよいし、所定の値からの相対値を用いて表されてもよいし、対応する別の情報を用いて表されてもよい。例えば、無線リソースはインデックスによって指示されるものであってもよい。
上述したパラメータに使用する名称はいかなる点においても限定的な名称ではない。さらに、これらのパラメータを使用する数式等は、本開示で明示的に開示したものと異なる場合もある。様々なチャネル(例えば、PUCCH、PDCCHなど)及び情報要素は、あらゆる好適な名称によって識別できるため、これらの様々なチャネル及び情報要素に割り当てている様々な名称は、いかなる点においても限定的な名称ではない。
本開示においては、「基地局(Base Station:BS)」、「無線基地局」、「固定局(fixed station)」、「NodeB」、「eNodeB(eNB)」、「gNodeB(gNB)」、「アクセスポイント(access point)」、「送信ポイント(transmission point)」、「受信ポイント(reception point)、「送受信ポイント(transmission/reception point)」、「セル」、「セクタ」、「セルグループ」、「キャリア」、「コンポーネントキャリア」などの用語は、互換的に使用され得る。基地局は、マクロセル、スモールセル、フェムトセル、ピコセルなどの用語で呼ばれる場合もある。
基地局は、1つまたは複数(例えば、3つ)のセル(セクタとも呼ばれる)を収容することができる。基地局が複数のセルを収容する場合、基地局のカバレッジエリア全体は複数のより小さいエリアに区分でき、各々のより小さいエリアは、基地局サブシステム(例えば、屋内用の小型基地局(Remote Radio Head:RRH)によって通信サービスを提供することもできる。
「セル」または「セクタ」という用語は、このカバレッジにおいて通信サービスを行う基地局、及び基地局サブシステムの少なくとも一方のカバレッジエリアの一部または全体を指す。
本開示においては、「移動局(Mobile Station:MS)」、「ユーザ端末(user terminal)」、「ユーザ装置(User Equipment:UE)」、「端末」などの用語は、互換的に使用され得る。
移動局は、当業者によって、加入者局、モバイルユニット、加入者ユニット、ワイヤレスユニット、リモートユニット、モバイルデバイス、ワイヤレスデバイス、ワイヤレス通信デバイス、リモートデバイス、モバイル加入者局、アクセス端末、モバイル端末、ワイヤレス端末、リモート端末、ハンドセット、ユーザエージェント、モバイルクライアント、クライアント、またはいくつかの他の適切な用語で呼ばれる場合もある。
基地局及び移動局の少なくとも一方は、送信装置、受信装置、通信装置などと呼ばれてもよい。なお、基地局及び移動局の少なくとも一方は、移動体に搭載されたデバイス、移動体自体などであってもよい。当該移動体は、乗り物(例えば、車、飛行機など)であってもよいし、無人で動く移動体(例えば、ドローン、自動運転車など)であってもよいし、ロボット(有人型または無人型)であってもよい。なお、基地局及び移動局の少なくとも一方は、必ずしも通信動作時に移動しない装置も含む。例えば、基地局及び移動局の少なくとも一方は、センサなどのInternet of Things(IoT)機器であってもよい。
また、本開示における基地局は、移動局(ユーザ端末、以下同)として読み替えてもよい。例えば、基地局及び移動局間の通信を、複数の移動局間の通信(例えば、Device-to-Device(D2D)、Vehicle-to-Everything(V2X)などと呼ばれてもよい)に置き換えた構成について、本開示の各態様/実施形態を適用してもよい。この場合、基地局が有する機能を移動局が有する構成としてもよい。また、「上り」及び「下り」などの文言は、端末間通信に対応する文言(例えば、「サイド(side)」)で読み替えられてもよい。例えば、上りチャネル、下りチャネルなどは、サイドチャネルで読み替えられてもよい。
同様に、本開示における移動局は、基地局として読み替えてもよい。この場合、移動局が有する機能を基地局が有する構成としてもよい。
無線フレームは時間領域において1つまたは複数のフレームによって構成されてもよい。時間領域において1つまたは複数の各フレームはサブフレームと呼ばれてもよい。
サブフレームはさらに時間領域において1つまたは複数のスロットによって構成されてもよい。サブフレームは、ニューメロロジー(numerology)に依存しない固定の時間長(例えば、1ms)であってもよい。
ニューメロロジーは、ある信号またはチャネルの送信及び受信の少なくとも一方に適用される通信パラメータであってもよい。ニューメロロジーは、例えば、サブキャリア間隔(SubCarrier Spacing:SCS)、帯域幅、シンボル長、サイクリックプレフィックス長、送信時間間隔(Transmission Time Interval:TTI)、TTIあたりのシンボル数、無線フレーム構成、送受信機が周波数領域において行う特定のフィルタリング処理、送受信機が時間領域において行う特定のウィンドウイング処理などの少なくとも1つを示してもよい。
スロットは、時間領域において1つまたは複数のシンボル(Orthogonal Frequency Division Multiplexing(OFDM))シンボル、Single Carrier Frequency Division Multiple Access(SC-FDMA)シンボルなど)で構成されてもよい。スロットは、ニューメロロジーに基づく時間単位であってもよい。
スロットは、複数のミニスロットを含んでもよい。各ミニスロットは、時間領域において1つまたは複数のシンボルによって構成されてもよい。また、ミニスロットは、サブスロットと呼ばれてもよい。ミニスロットは、スロットよりも少ない数のシンボルによって構成されてもよい。ミニスロットより大きい時間単位で送信されるPDSCH(またはPUSCH)は、PDSCH(またはPUSCH)マッピングタイプAと呼ばれてもよい。ミニスロットを用いて送信されるPDSCH(またはPUSCH)は、PDSCH(またはPUSCH)マッピングタイプBと呼ばれてもよい。
無線フレーム、サブフレーム、スロット、ミニスロット及びシンボルは、何れも信号を伝送する際の時間単位を表す。無線フレーム、サブフレーム、スロット、ミニスロット及びシンボルは、それぞれに対応する別の呼称が用いられてもよい。
例えば、1サブフレームは送信時間間隔(TTI)と呼ばれてもよいし、複数の連続したサブフレームがTTIと呼ばれてよいし、1スロットまたは1ミニスロットがTTIと呼ばれてもよい。つまり、サブフレーム及びTTIの少なくとも一方は、既存のLTEにおけるサブフレーム(1ms)であってもよいし、1msより短い期間(例えば、1-13シンボル)であってもよいし、1msより長い期間であってもよい。なお、TTIを表す単位は、サブフレームではなくスロット、ミニスロットなどと呼ばれてもよい。
ここで、TTIは、例えば、無線通信におけるスケジューリングの最小時間単位のことをいう。例えば、LTEシステムでは、基地局が各ユーザ端末に対して、無線リソース(各ユーザ端末において使用することが可能な周波数帯域幅、送信電力など)を、TTI単位で割り当てるスケジューリングを行う。なお、TTIの定義はこれに限られない。
TTIは、チャネル符号化されたデータパケット(トランスポートブロック)、コードブロック、コードワードなどの送信時間単位であってもよいし、スケジューリング、リンクアダプテーションなどの処理単位となってもよい。なお、TTIが与えられたとき、実際にトランスポートブロック、コードブロック、コードワードなどがマッピングされる時間区間(例えば、シンボル数)は、当該TTIよりも短くてもよい。
なお、1スロットまたは1ミニスロットがTTIと呼ばれる場合、1以上のTTI(すなわち、1以上のスロットまたは1以上のミニスロット)が、スケジューリングの最小時間単位となってもよい。また、当該スケジューリングの最小時間単位を構成するスロット数(ミニスロット数)は制御されてもよい。
1msの時間長を有するTTIは、通常TTI(LTE Rel.8-12におけるTTI)、ノーマルTTI、ロングTTI、通常サブフレーム、ノーマルサブフレーム、ロングサブフレーム、スロットなどと呼ばれてもよい。通常TTIより短いTTIは、短縮TTI、ショートTTI、部分TTI(partialまたはfractional TTI)、短縮サブフレーム、ショートサブフレーム、ミニスロット、サブスロット、スロットなどと呼ばれてもよい。
なお、ロングTTI(例えば、通常TTI、サブフレームなど)は、1msを超える時間長を有するTTIで読み替えてもよいし、ショートTTI(例えば、短縮TTIなど)は、ロングTTIのTTI長未満かつ1ms以上のTTI長を有するTTIで読み替えてもよい。
リソースブロック(RB)は、時間領域及び周波数領域のリソース割当単位であり、周波数領域において、1つまたは複数個の連続した副搬送波(subcarrier)を含んでもよい。RBに含まれるサブキャリアの数は、ニューメロロジーに関わらず同じであってもよく、例えば12であってもよい。RBに含まれるサブキャリアの数は、ニューメロロジーに基づいて決定されてもよい。
また、RBの時間領域は、1つまたは複数個のシンボルを含んでもよく、1スロット、1ミニスロット、1サブフレーム、または1TTIの長さであってもよい。1TTI、1サブフレームなどは、それぞれ1つまたは複数のリソースブロックで構成されてもよい。
なお、1つまたは複数のRBは、物理リソースブロック(Physical RB:PRB)、サブキャリアグループ(Sub-Carrier Group:SCG)、リソースエレメントグループ(Resource Element Group:REG)、PRBペア、RBペアなどと呼ばれてもよい。
また、リソースブロックは、1つまたは複数のリソースエレメント(Resource Element:RE)によって構成されてもよい。例えば、1REは、1サブキャリア及び1シンボルの無線リソース領域であってもよい。
帯域幅部分(Bandwidth Part:BWP)(部分帯域幅などと呼ばれてもよい)は、あるキャリアにおいて、あるニューメロロジー用の連続する共通RB(common resource blocks)のサブセットのことを表してもよい。ここで、共通RBは、当該キャリアの共通参照ポイントを基準としたRBのインデックスによって特定されてもよい。PRBは、あるBWPで定義され、当該BWP内で番号付けされてもよい。
BWPには、UL用のBWP(UL BWP)と、DL用のBWP(DL BWP)とが含まれてもよい。UEに対して、1キャリア内に1つまたは複数のBWPが設定されてもよい。
設定されたBWPの少なくとも1つがアクティブであってもよく、UEは、アクティブなBWPの外で所定の信号/チャネルを送受信することを想定しなくてもよい。なお、本開示における「セル」、「キャリア」などは、「BWP」で読み替えられてもよい。
上述した無線フレーム、サブフレーム、スロット、ミニスロット及びシンボルなどの構造は例示に過ぎない。例えば、無線フレームに含まれるサブフレームの数、サブフレームまたは無線フレームあたりのスロットの数、スロット内に含まれるミニスロットの数、スロットまたはミニスロットに含まれるシンボル及びRBの数、RBに含まれるサブキャリアの数、並びにTTI内のシンボル数、シンボル長、サイクリックプレフィックス(Cyclic Prefix:CP)長などの構成は、様々に変更することができる。
「接続された(connected)」、「結合された(coupled)」という用語、またはこれらのあらゆる変形は、2またはそれ以上の要素間の直接的または間接的なあらゆる接続または結合を意味し、互いに「接続」または「結合」された2つの要素間に1またはそれ以上の中間要素が存在することを含むことができる。要素間の結合または接続は、物理的なものであっても、論理的なものであっても、或いはこれらの組み合わせであってもよい。例えば、「接続」は「アクセス」で読み替えられてもよい。本開示で使用する場合、2つの要素は、1またはそれ以上の電線、ケーブル及びプリント電気接続の少なくとも一つを用いて、並びにいくつかの非限定的かつ非包括的な例として、無線周波数領域、マイクロ波領域及び光(可視及び不可視の両方)領域の波長を有する電磁エネルギーなどを用いて、互いに「接続」または「結合」されると考えることができる。
参照信号は、Reference Signal(RS)と略称することもでき、適用される標準によってパイロット(Pilot)と呼ばれてもよい。
本開示において使用する「に基づいて」という記載は、別段に明記されていない限り、「のみに基づいて」を意味しない。言い換えれば、「に基づいて」という記載は、「のみに基づいて」と「に少なくとも基づいて」の両方を意味する。
上記の各装置の構成における「手段」を、「部」、「回路」、「デバイス」等に置き換えてもよい。
本開示において使用する「第1」、「第2」などの呼称を使用した要素へのいかなる参照も、それらの要素の量または順序を全般的に限定しない。これらの呼称は、2つ以上の要素間を区別する便利な方法として本開示において使用され得る。したがって、第1及び第2の要素への参照は、2つの要素のみがそこで採用され得ること、または何らかの形で第1の要素が第2の要素に先行しなければならないことを意味しない。
本開示において、「含む(include)」、「含んでいる(including)」及びそれらの変形が使用されている場合、これらの用語は、用語「備える(comprising)」と同様に、包括的であることが意図される。さらに、本開示において使用されている用語「または(or)」は、排他的論理和ではないことが意図される。
本開示において、例えば、英語でのa, an及びtheのように、翻訳により冠詞が追加された場合、本開示は、これらの冠詞の後に続く名詞が複数形であることを含んでもよい。
本開示で使用する「判断(determining)」、「決定(determining)」という用語は、多種多様な動作を包含する場合がある。「判断」、「決定」は、例えば、判定(judging)、計算(calculating)、算出(computing)、処理(processing)、導出(deriving)、調査(investigating)、探索(looking up、search、inquiry)(例えば、テーブル、データベース又は別のデータ構造での探索)、確認(ascertaining)した事を「判断」「決定」したとみなす事などを含み得る。また、「判断」、「決定」は、受信(receiving)(例えば、情報を受信すること)、送信(transmitting)(例えば、情報を送信すること)、入力(input)、出力(output)、アクセス(accessing)(例えば、メモリ中のデータにアクセスすること)した事を「判断」「決定」したとみなす事などを含み得る。また、「判断」、「決定」は、解決(resolving)、選択(selecting)、選定(choosing)、確立(establishing)、比較(comparing)などした事を「判断」「決定」したとみなす事を含み得る。つまり、「判断」「決定」は、何らかの動作を「判断」「決定」したとみなす事を含み得る。また、「判断(決定)」は、「想定する(assuming)」、「期待する(expecting)」、「みなす(considering)」などで読み替えられてもよい。
本開示において、「AとBが異なる」という用語は、「AとBが互いに異なる」ことを意味してもよい。なお、当該用語は、「AとBがそれぞれCと異なる」ことを意味してもよい。「離れる」、「結合される」などの用語も、「異なる」と同様に解釈されてもよい。
以上、本開示について詳細に説明したが、当業者にとっては、本開示が本開示中に説明した実施形態に限定されるものではないということは明らかである。本開示は、請求の範囲の記載により定まる本開示の趣旨及び範囲を逸脱することなく修正及び変更態様として実施することができる。したがって、本開示の記載は、例示説明を目的とするものであり、本開示に対して何ら制限的な意味を有するものではない。
10 無線通信システム
20 NG-RAN
100 gNB
110 O-DU
111 通信部
113 処理時間取得部
115 パラメータ制御部
117 パラメータ通知部
120 O-RU
130 中間装置(FHM)
130A O-RU
131 通信部
133 処理時間通知部
135 パラメータ取得部
137 パラメータ設定部
200 UE
1001 プロセッサ
1002 メモリ
1003 ストレージ
1004 通信装置
1005 入力装置
1006 出力装置
1007 バス

Claims (6)

  1. フロントホール上に設けられる中間装置から、前記中間装置内の処理時間を示す処理時間情報を受信する受信部と、
    前記処理時間情報と、前記フロントホール上に設けられるO-RAN Radio Unit(O-RU)の能力情報とに基づいて、前記中間装置に対して設定される能力情報を決定する制御部と、
    前記中間装置に対して設定される能力情報を前記中間装置に送信する送信部と
    を備えるO-RAN Distributed Unit(O-DU)
  2. 前記制御部は、前記処理時間情報と、前記O-RUの能力情報と、前記中間装置と前記O-DUとの間における遅延時間に基づいて、前記中間装置に対して設定される能力情報を決定する
    請求項1に記載のO-DU
  3. 前記制御部は、前記処理時間情報と、前記O-RUの能力情報と、前記フロントホールにおける全体遅延時間に基づいて、前記中間装置に対して設定される能力情報を決定する
    請求項1に記載のO-DU
  4. フロントホール上に設けられ、内部における処理時間を示す処理時間情報を、前記フロントホール上に設けられるO-RAN Distributed Unit(O-DU)に送信する送信部と、
    前記O-DUから、中間装置に対して設定される能力情報を受信する受信部と
    を備え
    前記O-DUは、前記処理時間情報と、前記フロントホール上に設けられるO-RAN Radio Unit(O-RU)の能力情報とに基づいて、前記中間装置に対して設定される能力情報を決定する、
    中間装置
  5. フロントホール上に設けられる中間装置と、前記フロントホール上に設けられるO-RAN Distributed Unit(O-DU)とを含む無線通信システムであって、
    前記O-DUは、
    前記中間装置から、前記中間装置内の処理時間を示す処理時間情報を受信する受信部と、
    前記処理時間情報と、前記フロントホール上に設けられるO-RAN Radio Unit(O-RU)の能力情報とに基づいて、前記中間装置に対して設定される能力情報を決定する制御部と、
    前記中間装置に対して設定される能力情報を前記中間装置に送信する送信部と
    を備え、
    前記中間装置は、前記中間装置に対して設定される能力情報を受信する受信部を備える
    無線通信システム。
  6. O-RAN Distributed Unit(O-DU)が、フロントホール上に設けられる中間装置から、前記中間装置内の処理時間を示す処理時間情報を受信するステップと、
    前記O-DUが、前記処理時間情報と、前記フロントホール上に設けられるO-RAN Radio Unit(O-RU)の能力情報とに基づいて、前記中間装置に対して設定される能力情報を決定するステップと、
    前記O-DUが、前記中間装置に対して設定される能力情報を前記中間装置に送信するステップと
    を含む無線通信方法。
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