JP7427694B2

JP7427694B2 - 端末、基地局、通信方法及びシステム

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Publication number: JP7427694B2
Application number: JP2021575584A
Authority: JP
Inventors: 秀明高橋; 祐輝松村
Original assignee: NTT Docomo Inc
Current assignee: NTT Docomo Inc
Priority date: 2020-02-07
Filing date: 2020-02-07
Publication date: 2024-02-05
Anticipated expiration: 2040-02-07
Also published as: EP4102870A4; WO2021157090A1; CN115053551A; JPWO2021157090A1; US20230048322A1; EP4102870A1; MX2022008616A

Description

本発明は、無線通信システムにおける端末及び通信方法に関する。

ＬＴＥ（Long Term Evolution）の後継システムであるＮＲ（New Radio）（「５Ｇ」ともいう。）においては、要求条件として、大容量のシステム、高速なデータ伝送速度、低遅延、多数の端末の同時接続、低コスト、省電力等を満たす技術が検討されている（例えば非特許文献１）。

ＬＴＥシステム又はＮＲシステムにおいて、ネットワークはＵＥ（User Equipment）に問合せを行い、ＵＥの無線アクセス能力に係る情報を取得する（例えば非特許文献２）。ＵＥの無線アクセス能力は、例えば、サポートする最大データレート、レイヤ２総バッファサイズ、サポートするバンドコンビネーション、ＰＤＣＰ（Packet Data Convergence Protocol）レイヤに係るパラメータ、ＲＬＣ（Radio Link Control）レイヤに係るパラメータ、ＭＡＣ（Medium Access Control）レイヤに係るパラメータ又は物理レイヤに係るパラメータ等を含む（例えば非特許文献３）。

従来のＮＲシステムにおいて、端末が対応するＭＩＭＯの能力をネットワークに報告するＣｏｄｅｂｏｏｋＰａｒａｍｅｔｅｒｓが定義されている（例えば非特許文献２）。ＣｏｄｅｂｏｏｋＰａｒａｍｅｔｅｒｓの中にはｔｙｐｅＩｓｉｎｇｌｅｐａｎｅｌ、ｔｙｐｅＩｍｕｌｔｉ－ｐａｎｅｌ、ｔｙｐｅＩＩ、ｔｙｐｅＩＩｐｏｒｔｓｅｌｅｃｔｉｏｎの４種類のｃｏｄｅｂｏｏｋに関する能力が規定されている。４種類のｃｏｄｅｂｏｏｋの各々に対して、対応するＣＳＩ－ＲＳｒｅｓｏｕｒｃｅが、端末から報告される。対応するＣＳＩ－ＲＳｒｅｓｏｕｒｃｅは、１ＣＳＩ－ＲＳｒｅｓｏｕｒｃｅ当たりの最大基地局送信ポート数（maxNumberTxPortsPerResource）、１周波数バンド当たりの最大ＣＳＩ－ＲＳｒｅｓｏｕｒｃｅ数（maxNumberResourcesPerBand）、１周波数バンド当たりの基地局送信ポート総数（totalNumberTxPortsPerBand）の３つの能力値で構成される。ＣｏｄｅｂｏｏｋＰａｒａｍｅｔｅｒｓは、端末が対応する周波数ごとに報告可能であり、異なる周波数バンドで異なるＣｏｄｅｂｏｏｋＰａｒａｍｅｔｅｒｓに関する能力を有することができる。

１周波数バンド当たりの最大ＣＳＩ－ＲＳｒｅｓｏｕｒｃｅ数（maxNumberResourcesPerBand）、及び１周波数バンド当たりの基地局送信ポート総数（totalNumberTxPortsPerBand）は、ＵＥが対応するバンドコンビネーション（Band combination）ごとにも報告できる。ｍａｘＮｕｍｂｅｒＳｉｍｕｌｔａｎｅｏｕｓＮＺＰ－ＣＳＩ－ＲＳ－ＡｃｔＢＷＰ－ＡｌｌＣＣは、当該ｂａｎｄｃｏｍｂｉｎａｔｉｏｎ中の全てのｃｏｍｐｏｎｅｎｔｃａｒｒｉｅｒ間での最大ＣＳＩ－ＲＳｒｅｓｏｕｒｃｅ数、ｔｏｔａｌＮｕｍｂｅｒＰｏｒｔｓＳｉｍｕｌｔａｎｅｏｕｓＮＺＰ－ＣＳＩ－ＲＳ－ＡｃｔＢＷＰ－ＡｌｌＣＣは、当該バンドコンビネーション中の全てのｃｏｍｐｏｎｅｎｔｃａｒｒｉｅｒ間での基地局送信ポート総数を定義している。これらのバンドコンビネーションレベルでの能力値は、あるバンドコンビネーションに対して、周波数ごとで定義したＣｏｄｅｂｏｏｋＰａｒａｍｅｔｅｒｓに対応できず、制限がある場合を想定して規定されている。

例えば、端末が周波数バンドＡに対して８ＣＳＩ－ＲＳｒｅｓｏｕｒｃｅ数、周波数バンドＢに対して８ＣＳＩ－ＲＳｒｅｓｏｕｒｃｅ数に対応している場合，周波数バンドＡとＢのバンドコンビネーションに対しては、８＋８＝１６ＣＳＩ－ＲＳｒｅｓｏｕｒｃｅ数に対応する事になる。しかしながら、端末の処理能力の制約上、周波数バンドＡとＢを組み合わせた場合に、それぞれの周波数バンドの能力値にそのまま対応できない場合がある。例えば合計で８ＣＳＩ－ＲＳｒｅｓｏｕｒｃｅ数しか対応できない場合、バンドコンビネーションレベルで定義されているｍａｘＮｕｍｂｅｒＳｉｍｕｌｔａｎｅｏｕｓＮＺＰ－ＣＳＩ－ＲＳ－ＡｃｔＢＷＰ－ＡｌｌＣＣで８ＣＳＩ－ＲＳｒｅｓｏｕｒｃｅと報告する。この場合、合計の８ＣＳＩ－ＲＳｒｅｓｏｕｒｃｅ数を超えない範囲で、ネットワークは端末に対してＣＳＩ－ＲＳｒｅｓｏｕｒｃｅを周波数バンドＡと周波数バンドＢのキャリアに設定する。例えば、（ＢａｎｄＡ，ＢａｎｄＢ）＝（８，０），（７，１）といったよう周波数バンドごとの最大値とバンドコンビネーションの合計値を超えない範囲でＣＳＩ－ＲＳｒｅｓｏｕｒｃｅを設定する。

３ＧＰＰＴＳ３８．３００Ｖ１５．８．０（２０１９－１２）３ＧＰＰＴＳ３８．３３１Ｖ１５．８．０（２０１９－１２）３ＧＰＰＴＳ３８．３０６Ｖ１５．８．０（２０１９－１２）

従来技術において、ネットワークが端末の無線アクセス能力に係る情報を取得するとき、バンドコンビネーションごとに報告される端末の無線アクセス能力が対象とする範囲が不明確なことがあった。

例えば、ＣＳＩ－ＲＳが有効となる期間の定義が、端末の能力値が示すＣＳＩ－ＲＳをサポートする数における期間の定義と整合しない場合があり、能力値報告に支障となることがあった。

本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、無線通信システムにおける端末能力に係る報告の対象範囲を明確にすることを目的とする。

開示の技術によれば、端末能力の問い合わせメッセージを基地局から受信する受信部と、
前記端末能力の問い合わせメッセージを受信すると、チャネル状態情報参照信号のリソースに関する能力情報を含む端末能力情報を送信する送信部と、を備え、前記能力情報は、スロットあたりのチャネル状態情報参照信号のリソースの有効期間における、バンドごとの当該端末によりサポートされるリソースの最大数を含む、端末が提供される。

開示の技術によれば、無線通信システムにおける端末能力に係る報告の対象範囲を明確にすることができる。

本発明の実施の形態におけるネットワークアーキテクチャの構成例を示す図である。本発明の実施の形態における無線通信システムの構成例を示す図である。本発明の実施の形態における端末能力に係る報告の例を説明するためのシーケンス図である。本発明の実施の形態における端末能力に係る報告の例を説明するためのフローチャートである。本発明の実施の形態における端末能力に係る報告の仕様変更の例（１）を示す図である。本発明の実施の形態における端末能力に係る報告の仕様変更の例（２）を示す図である。本発明の実施の形態における端末能力に係る報告の仕様変更の例（３）を示す図である。本発明の実施の形態における参照信号の数え方の例（１）を説明するための図である。本発明の実施の形態における参照信号の数え方の例（２）を説明するための図である。本発明の実施の形態における参照信号の数え方の例（３）を説明するための図である。本発明の実施の形態における参照信号の数え方の例（４）を説明するための図である。本発明の実施の形態における参照信号の有効期間の例（１）を説明するための図である。本発明の実施の形態における参照信号の有効期間の例（２）を説明するための図である。本発明の実施の形態における参照信号の有効期間の例（３）を説明するための図である。本発明の実施の形態における参照信号の数え方に係る仕様変更の例（１）を説明するための図である。本発明の実施の形態における参照信号の数え方に係る仕様変更の例（２）を説明するための図である。本発明の実施の形態における参照信号の数え方に係る仕様変更の例（３）を説明するための図である。本発明の実施の形態における端末能力に係る報告の構造の例（１）を説明するための図である。本発明の実施の形態における端末能力に係る報告の仕様変更の例（４）を説明するための図である。本発明の実施の形態における端末能力に係る報告の仕様変更の例（５）を説明するための図である。本発明の実施の形態における端末能力に係る報告の構造の例（２）を説明するための図である。本発明の実施の形態における端末能力に係る報告の仕様変更の例（６）を説明するための図である。本発明の実施の形態における端末能力に係る報告の仕様変更の例（７）を説明するための図である。本発明の実施の形態における端末能力に係る報告の仕様変更の例（８）を説明するための図である。本発明の実施の形態における基地局１０の機能構成の一例を示す図である。本発明の実施の形態における端末２０の機能構成の一例を示す図である。本発明の実施の形態における基地局１０又は端末２０のハードウェア構成の一例を示す図である。

以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。なお、以下で説明する実施の形態は一例であり、本発明が適用される実施の形態は、以下の実施の形態に限られない。

本発明の実施の形態の無線通信システムの動作にあたっては、適宜、既存技術が使用される。ただし、当該既存技術は、例えば既存のＬＴＥであるが、既存のＬＴＥに限られない。また、本明細書で使用する用語「ＬＴＥ」は、特に断らない限り、ＬＴＥ－Ａｄｖａｎｃｅｄ、及び、ＬＴＥ－Ａｄｖａｎｃｅｄ以降の方式（例：ＮＲ）を含む広い意味を有するものとする。

また、以下で説明する本発明の実施の形態では、既存のＬＴＥで使用されているＳＳ（Synchronization signal）、ＰＳＳ（Primary SS）、ＳＳＳ（Secondary SS）、ＰＢＣＨ（Physical broadcast channel）、ＰＲＡＣＨ（Physical random access channel）、ＰＤＣＣＨ（Physical Downlink Control Channel）、ＰＤＳＣＨ（Physical Downlink Shared Channel）、ＰＵＣＣＨ（Physical Uplink Control Channel）、ＰＵＳＣＨ（Physical Uplink Shared Channel）等の用語を使用する。これは記載の便宜上のためであり、これらと同様の信号、機能等が他の名称で呼ばれてもよい。また、ＮＲにおける上述の用語は、ＮＲ－ＳＳ、ＮＲ－ＰＳＳ、ＮＲ－ＳＳＳ、ＮＲ－ＰＢＣＨ、ＮＲ－ＰＲＡＣＨ、ＮＲ－ＰＤＣＣＨ、ＮＲ－ＰＤＳＣＨ、ＮＲ－ＰＵＣＣＨ、ＮＲ－ＰＵＳＣＨ等に対応する。ただし、ＮＲに使用される信号であっても、必ずしも「ＮＲ－」と明記しない。

また、本発明の実施の形態において、複信（Duplex）方式は、ＴＤＤ（Time Division Duplex）方式でもよいし、ＦＤＤ（Frequency Division Duplex）方式でもよいし、又はそれ以外（例えば、Flexible Duplex等）の方式でもよい。

また、本発明の実施の形態において、無線パラメータ等が「設定される（Configure）」とは、所定の値が予め設定（Pre-configure）されることであってもよいし、基地局１０又は端末２０から通知される無線パラメータが設定されることであってもよい。

図１は、本発明の実施の形態におけるネットワークアーキテクチャの構成例を示す図である。図１に示されるように、本発明の実施の形態における無線ネットワークアーキテクチャは、ＬＴＥ－Ａｄｖａｎｃｅｄ側において、４Ｇ－ＣＵ、４Ｇ－ＲＵ（Remote Unit、リモート無線局）、ＥＰＣ（Evolved Packet Core）等を含む。本発明の実施の形態における無線ネットワークアーキテクチャは、５Ｇ側において、５Ｇ－ＣＵ、５Ｇ－ＤＵ等を含む。

図１に示されるように、４Ｇ－ＣＵは、ＲＲＣ（Radio Resource Control）、ＰＤＣＰ（Packet Data Convergence Protocol）、ＲＬＣ（Radio Link Control）、ＭＡＣ（Medium Access Control）、Ｌ１（レイヤ１、ＰＨＹ層又は物理層）までのレイヤを含み、ＣＰＲＩ（Common Public Radio Interface）を介して４Ｇ－ＲＵと接続されている。４Ｇ－ＣＵ及び４Ｇ－ＲＵを含むネットワークノードをｅＮＢという。

一方、５Ｇ側において、図１に示されるように、５Ｇ－ＣＵは、ＲＲＣレイヤを含み、５Ｇ－ＤＵとＦＨ（Flonthaul）インタフェースを介して接続され、５ＧＣ（5G Core Network）とＮＧインタフェース（NG interface）を介して接続されている。また、５Ｇ－ＣＵは、４Ｇ－ＣＵとＸ２インタフェースで接続されている。４Ｇ－ＣＵにおけるＰＤＣＰレイヤが、４Ｇ－５ＧのＤＣ（Dual Connectivity）すなわちＥＮ－ＤＣ（E-UTRA-NR Dual Connectivity）を行う場合の結合又は分離ポイントとなる。５Ｇ－ＣＵ及び５Ｇ－ＤＵを含むネットワークノードをｇＮＢという。また、５Ｇ－ＣＵをｇＮＢ－ＣＵ、５Ｇ－ＤＵをｇＮＢ－ＤＵと呼んでもよい。

また、図１に示されるように、４Ｇ－ＲＵ間において、ＣＡ（Carrier Aggregation）が行われ、４Ｇ－ＲＵと５Ｇ－ＤＵとで、ＤＣが行われる。なお図示しないが、ＵＥ（User Equipment）が、４Ｇ－ＲＵ又は５Ｇ－ＤＵのＲＦを介して無線接続され、パケットを送受信する。

なお、図１は、ＬＴＥ－ＮＲのＤＣすなわちＥＮ－ＤＣ（E-UTRA-NR Dual Connectivity）時の無線ネットワークアーキテクチャを示している。しかしながら、４Ｇ－ＣＵをＣＵ－ＤＵに分離する場合、又はＮＲスタンドアロン運用する場合も、同様の無線ネットワークアーキテクチャが使用されてよい。４Ｇ－ＣＵをＣＵ－ＤＵに分離する場合、ＲＲＣレイヤ及びＰＤＣＰレイヤに係る機能を４Ｇ－ＣＵに移し、ＲＬＣレイヤ以下を４Ｇ－ＤＵに含める構成としてもよい。なお、ＣＵ－ＤＵ分離によって、ＣＰＲＩのデータレートが低減されてもよい。

なお、５Ｇ－ＣＵに、複数の５Ｇ－ＤＵが接続されていてもよい。また、複数の５Ｇ－ＣＵにＵＥが接続することによって、ＮＲ－ＤＣ（NR-NR Dual Connectivity）が行われてもよく、複数の５Ｇ－ＤＵ及び単一の５Ｇ－ＣＵにＵＥが接続することによってＮＲ－ＤＣが行われてもよい。なお、５Ｇ－ＣＵは４Ｇ－ＣＵを介さずに直接ＥＰＣと接続されてもよいし、４Ｇ－ＣＵは５Ｇ－ＣＵを介さずに直接５ＧＣと接続されてもよい。

図２は、本発明の実施の形態における無線通信システムを説明するための図である。本発明の実施の形態における無線通信システムは、図２に示されるように、基地局１０及び端末２０を含む。図２には、基地局１０及び端末２０が１つずつ示されているが、これは例であり、それぞれ複数であってもよい。

基地局１０は、１つ以上のセルを提供し、端末２０と無線通信を行う通信装置である。無線信号の物理リソースは、時間領域及び周波数領域で定義され、時間領域はＯＦＤＭシンボル数で定義されてもよいし、周波数領域はサブキャリア数又はリソースブロック数で定義されてもよい。基地局１０は、同期信号及びシステム情報を端末２０に送信する。同期信号は、例えば、ＮＲ－ＰＳＳ及びＮＲ－ＳＳＳである。システム情報は、例えば、ＮＲ－ＰＢＣＨにて送信され、報知情報ともいう。図２に示されるように、基地局１０は、ＤＬ（Downlink）で制御信号又はデータを端末２０に送信し、ＵＬ（Uplink）で制御信号又はデータを端末２０から受信する。基地局１０及び端末２０はいずれも、ビームフォーミングを行って信号の送受信を行うことが可能である。また、基地局１０及び端末２０はいずれも、ＭＩＭＯ（Multiple Input Multiple Output）による通信をＤＬ又はＵＬに適用することが可能である。また、基地局１０及び端末２０はいずれも、ＣＡ（Carrier Aggregation）によるＳＣｅｌｌ（Secondary Cell）及びＰＣｅｌｌ（Primary Cell）を介して通信を行ってもよい。

端末２０は、スマートフォン、携帯電話機、タブレット、ウェアラブル端末、Ｍ２Ｍ（Machine-to-Machine）用通信モジュール等の無線通信機能を備えた通信装置である。図２に示されるように、端末２０は、ＤＬで制御信号又はデータを基地局１０から受信し、ＵＬで制御信号又はデータを基地局１０に送信することで、無線通信システムにより提供される各種通信サービスを利用する。

図３は、本発明の実施の形態における端末能力に係る報告の例を説明するためのシーケンス図である。図３に示されるステップＳ１において、基地局１０は、「ＵＥＣａｐａｂｉｌｉｔｙＥｎｑｕｉｒｙ」すなわちＵＥ能力の問合せを端末２０に送信する。「ＵＥＣａｐａｂｉｌｉｔｙＥｎｑｕｉｒｙ」は、ＲＲＣメッセージであってもよい。続くステップＳ２において、端末２０は、受信した「ＵＥＣａｐａｂｉｌｉｔｙＥｎｑｕｉｒｙ」によって指定されるＵＥ能力について、「ＵＥＣａｐａｂｉｌｉｔｙＩｎｆｏｒｍａｔｉｏｎ」すなわちＵＥ能力の報告を基地局１０に送信する。「ＵＥＣａｐａｂｉｌｉｔｙＩｎｆｏｒｍａｔｉｏｎ」は、端末２０がサポートするＵＥ能力を含むＲＲＣメッセージであってもよい。基地局１０は、受信した「ＵＥＣａｐａｂｉｌｉｔｙＩｎｆｏｒｍａｔｉｏｎ」に基づいて、サポートされるＵＥ能力を特定し、端末２０との無線通信に適用する。

例えば、「ＵＥＣａｐａｂｉｌｉｔｙＥｎｑｕｉｒｙ」は、端末２０がサポートするバンドコンビネーション（band combination）、フィーチャーセットコンビネーション（feature set combination）、フィーチャーセット（feature sets）を問い合わせてもよい。バンドコンビネーションとは、バンドの組み合わせを示す。フィーチャーセットとは、ＤＬ及びＵＬのパラメータのセットを複数提供するプールである。フィーチャーセットコンビネーションとは、端末２０がサポートするフィーチャーセットのエントリの２次元行列の１要素に対応する。

ここで、「ＵＥＣａｐａｂｉｌｉｔｙＥｎｑｕｉｒｙ」は、問い合わせるＵＥ能力に適用される能力フィルタを含んでもよい。すなわち、「ＵＥＣａｐａｂｉｌｉｔｙＥｎｑｕｉｒｙ」に含まれる能力フィルタで指定されるＵＥ能力のみが、「ＵＥＣａｐａｂｉｌｉｔｙＩｎｆｏｒｍａｔｉｏｎ」で報告されてもよい。例えば、当該能力フィルタは、情報要素「ＵＥ－ＣａｐａｂｉｌｉｔｙＲｅｑｕｅｓｔＦｉｌｔｅｒＣｏｍｍｏｎ」で指定されてもよい。

図４は、本発明の実施の形態における端末能力に係る報告の例を説明するためのフローチャートである。図４を用いて、図３のステップＳ１及びステップＳ２における端末２０の動作を説明する。

ステップＳ１１において、端末２０は、「ＵＥＣａｐａｂｉｌｉｔｙＥｎｑｕｉｒｙ」を基地局１０から受信する。例えば、「ＵＥＣａｐａｂｉｌｉｔｙＥｎｑｕｉｒｙ」は、ＵＥ能力報告の対象となる複数のバンドを指定する情報を含んでもよい。

ステップＳ１２において、端末２０は、「ＵＥＣａｐａｂｉｌｉｔｙＥｎｑｕｉｒｙ」に基づいて、能力報告の対象となるバンドコンビネーションごとに、「ＣＡ－ＰａｒａｍｅｔｅｒｓＮＲ」に含まれる以下１）－１２）の情報要素を設定する（Ｓ１２）。例えば、報告するバンドコンビネーションは、「ＵＥＣａｐａｂｉｌｉｔｙＥｎｑｕｉｒｙ」に含まれる能力報告の対象となる複数のバンドから選択される２つのバンドであってもよい。

１）ｓｉｍｕｌｔａｎｅｏｕｓＣＳＩ－ＲｅｐｏｒｔｓＡｌｌＣＣ
２）ｄｉｆｆＳｙｍｂｏｌＣＳＩ－ＲｅｐｏｒｔｓＡｌｌＣＣ
３）ｄｉｆｆＳｌｏｔＣＳＩ－ＲｅｐｏｒｔｓＡｌｌＣＣ
４）ｓｉｍｕｌｔａｎｅｏｕｓＳＲＳ－ＡｓｓｏｃＣＳＩ－ＲＳ－ＡｌｌＣＣ
５）ｄｉｆｆＳｙｍｂｏｌＳＲＳ－ＡｓｓｏｃＣＳＩ－ＲＳ－ＡｌｌＣＣ
６）ｄｉｆｆＳｌｏｔＳＲＳ－ＡｓｓｏｃＣＳＩ－ＲＳ－ＡｌｌＣＣ
７）ｍａｘＮｕｍｂｅｒＳｉｍｕｌｔａｎｅｏｕｓＮＺＰ－ＣＳＩ－ＲＳ－ＡｃｔＢＷＰ－ＡｌｌＣＣ
８）ｍａｘＮｕｍｂｅｒＤｉｆｆＳｙｍｂｏｌＮＺＰ－ＣＳＩ－ＲＳ－ＡｃｔＢＷＰ－ＡｌｌＣＣ
９）ｍａｘＮｕｍｂｅｒＤｉｆｆＳｌｏｔＮＺＰ－ＣＳＩ－ＲＳ－ＡｃｔＢＷＰ－ＡｌｌＣＣ
１０）ｔｏｔａｌＮｕｍｂｅｒＰｏｒｔｓＳｉｍｕｌｔａｎｅｏｕｓＮＺＰ－ＣＳＩ－ＲＳ－ＡｃｔＢＷＰ－ＡｌｌＣＣ
１１）ｔｏｔａｌＮｕｍｂｅｒＰｏｒｔｓＤｉｆｆＳｙｍｂｏｌＮＺＰ－ＣＳＩ－ＲＳ－ＡｃｔＢＷＰ－ＡｌｌＣＣ
１２）ｔｏｔａｌＮｕｍｂｅｒＰｏｒｔｓＤｉｆｆＳｌｏｔＮＺＰ－ＣＳＩ－ＲＳ－ＡｃｔＢＷＰ－ＡｌｌＣＣ

従来技術において、上記の情報要素１）２）３）は同一の情報要素として定義されており、当該ＵＥ能力が対象とする時間領域が不明確であった。そこで、表１に示されるように、上記の情報要素１）２）３）それぞれがＵＥ能力として定義されてもよい。

表１に示されるように、「ｓｉｍｕｌｔａｎｅｏｕｓＣＳＩ－ＲｅｐｏｒｔｓＡｌｌＣＣ」は、ＣＳＩ（Channel state information）報告のフレームワークをサポートするか否か、及び、あるバンドコンビネーションにおいて、すべてのＣＣにおける同一スロット内の同一シンボルの範囲で同時に処理することができるＣＳＩ報告の数と定義されてもよい。ＮＲ－ＤＣの場合、当該すべてのＣＣは、ＭＣＧ及びＳＣＧにおけるすべてのＣＣである。上記の同一シンボルとは、１又は複数のシンボルから構成され、あるスロットにおいて対象とするシンボルの時間領域の位置がバンド間で一致しているシンボルに対応する。上記の同一シンボルが複数の場合、時間領域で連続してもよいし、時間領域で不連続であってもよい。

当該ＣＳＩ報告は、周期的（periodic）、準持続的（semi-persistent）及び非周期的（aperiodic）なＣＳＩ、遅延クラス及びコードブックタイプを含んでもよい。「ｓｉｍｕｌｔａｎｅｏｕｓＣＳＩ－ＲｅｐｏｒｔｓＡｌｌＣＣ」が対象とするＣＳＩ報告は、ビーム報告とＣＳＩ報告とを含んでもよい。「ｓｉｍｕｌｔａｎｅｏｕｓＣＳＩ－ＲｅｐｏｒｔｓＡｌｌＣＣ」は、当該バンドコンビネーションにおける各バンドのＵＥ能力に係るパラメータを制限する情報要素「ｓｉｍｕｌｔａｎｅｏｕｓＣＳＩ－ＲｅｐｏｒｔｓＰｅｒＣＣ」及び「Ｐｈｙ－ＰａｒａｍｅｔｅｒｓＦＲＸ－Ｄｉｆｆ」による制限を、さらに制限してもよい。

なお、ＣＳＩ報告のフレームワークとは、あるバンドにおける各キャリアで端末２０にサポートされるＣＳＩに関連する能力であって、情報要素「ＣＳＩ－ＲｅｐｏｒｔＦｒａｍｅｗｏｒｋ」で定義されてもよい。「ｓｉｍｕｌｔａｎｅｏｕｓＣＳＩ－ＲｅｐｏｒｔｓＰｅｒＣＣ」は、「ＭＩＭＯ－ＰａｒａｍｅｔｅｒｓＰｅｒＢａｎｄ」に含まれる情報要素である。

また、表１に示されるように、「ｄｉｆｆＳｙｍｂｏｌＣＳＩ－ＲｅｐｏｒｔｓＡｌｌＣＣ」は、ＣＳＩ報告のフレームワークをサポートするか否か、及び、あるバンドコンビネーションにおいて、すべてのＣＣにおける同一スロット内の同一シンボル又は異なるシンボルの範囲で同時に処理することができるＣＳＩ報告の数と定義されてもよい。ＮＲ－ＤＣの場合、当該すべてのＣＣは、ＭＣＧ及びＳＣＧにおけるすべてのＣＣである。上記の同一シンボルとは、１又は複数のシンボルから構成され、あるスロットにおいて対象とするシンボルの時間領域の位置がバンド間で一致しているシンボルに対応する。上記の異なるシンボルとは、１又は複数のシンボルであって、あるスロットにおいて対象とするシンボルの時間領域の位置がバンド間で異なっているシンボルに対応する。上記の同一シンボル又は異なるシンボルが複数の場合、時間領域で連続してもよいし、時間領域で不連続であってもよい。

当該ＣＳＩ報告は、周期的、準持続的及び非周期的なＣＳＩ、遅延クラス及びコードブックタイプを含んでもよい。「ｄｉｆｆＳｙｍｂｏｌＣＳＩ－ＲｅｐｏｒｔｓＡｌｌＣＣ」が対象とするＣＳＩ報告は、ビーム報告とＣＳＩ報告とを含んでもよい。「ｄｉｆｆＳｙｍｂｏｌＣＳＩ－ＲｅｐｏｒｔｓＡｌｌＣＣ」は、当該バンドコンビネーションにおける各バンドのＵＥ能力に係るパラメータを制限する情報要素「ｓｉｍｕｌｔａｎｅｏｕｓＣＳＩ－ＲｅｐｏｒｔｓＰｅｒＣＣ」及び「Ｐｈｙ－ＰａｒａｍｅｔｅｒｓＦＲＸ－Ｄｉｆｆ」による制限を、さらに制限してもよい。

また、表１に示されるように、「ｄｉｆｆＳｌｏｔＣＳＩ－ＲｅｐｏｒｔｓＡｌｌＣＣ」は、ＣＳＩ報告のフレームワークをサポートするか否か、及び、あるバンドコンビネーションにおいて、すべてのＣＣにおける異なるスロットでの同一シンボル又は異なるシンボルの範囲で同時に処理することができるＣＳＩ報告の数と定義されてもよい。ＮＲ－ＤＣの場合、当該すべてのＣＣは、ＭＣＧ及びＳＣＧにおけるすべてのＣＣである。上記の同一シンボルとは、１又は複数のシンボルから構成され、あるスロットにおいて対象とするシンボルの時間領域の位置がバンド間で一致しているシンボルに対応する。上記の異なるシンボルとは、１又は複数のシンボルであって、あるスロットにおいて対象とするシンボルの時間領域の位置がバンド間で異なっているシンボルに対応する。上記の同一シンボル又は異なるシンボルが複数の場合、時間領域で連続してもよいし、時間領域で不連続であってもよい。

当該ＣＳＩ報告は、周期的、準持続的及び非周期的なＣＳＩ、遅延クラス及びコードブックタイプを含んでもよい。「ｄｉｆｆＳｌｏｔＣＳＩ－ＲｅｐｏｒｔｓＡｌｌＣＣ」が対象とするＣＳＩ報告は、ビーム報告とＣＳＩ報告とを含んでもよい。「ｄｉｆｆＳｌｏｔＣＳＩ－ＲｅｐｏｒｔｓＡｌｌＣＣ」は、当該バンドコンビネーションにおける各バンドのＵＥ能力に係るパラメータを制限する情報要素「ｓｉｍｕｌｔａｎｅｏｕｓＣＳＩ－ＲｅｐｏｒｔｓＰｅｒＣＣ」及び「Ｐｈｙ－ＰａｒａｍｅｔｅｒｓＦＲＸ－Ｄｉｆｆ」による制限を、さらに制限してもよい。

また、従来技術において、上記の情報要素４）５）６）は同一の情報要素として定義されており、当該ＵＥ能力が対象とする時間領域が不明確であった。そこで、表２に示されるように、上記の情報要素４）５）６）それぞれがＵＥ能力として定義されてもよい。

表２に示されるように、「ｓｉｍｕｌｔａｎｅｏｕｓＳＲＳ－ＡｓｓｏｃＣＳＩ－ＲＳ－ＡｌｌＣＣ」は、ＳＲＳ（Sounding Reference Signal）向けのＣＳＩ－ＲＳ処理フレームワークがサポートされるか否か、及び、あるバンドコンビネーションにおいて、すべてのＣＣにおける同一スロット内の同一シンボルの範囲で同時に処理することができるＳＲＳリソースの数と定義されてもよい。ＮＲ－ＤＣの場合、当該すべてのＣＣは、ＭＣＧ及びＳＣＧにおけるすべてのＣＣである。

当該ＳＲＳは、周期的、非周期的及び準持続的なＳＲＳを含んでもよい。「ｓｉｍｕｌｔａｎｅｏｕｓＳＲＳ－ＡｓｓｏｃＣＳＩ－ＲＳ－ＡｌｌＣＣ」は、当該バンドコンビネーションにおける各バンドのＵＥ能力に係るパラメータを制限する情報要素「ｓｉｍｕｌｔａｎｅｏｕｓＳＲＳ－ＡｓｓｏｃＣＳＩ－ＲＳ－ＰｅｒＣＣ」及び「Ｐｈｙ－ＰａｒａｍｅｔｅｒｓＦＲＸ－Ｄｉｆｆ」による制限を、さらに制限してもよい。

なお、ＳＲＳ向けのＣＳＩ－ＲＳ処理のフレームワークとは、あるバンドにおける各キャリアで端末２０にサポートされるＣＳＩ－ＲＳ及びＳＲＳに関連する能力であって、情報要素「ＣＳＩ－ＲＳ－ＰｒｏｃＦｒａｍｅｗｏｒｋＦｏｒＳＲＳ」で定義されてもよい。また、「ｓｉｍｕｌｔａｎｅｏｕｓＳＲＳ－ＡｓｓｏｃＣＳＩ－ＲＳ－ＰｅｒＣＣ」は、「ＭＩＭＯ－ＰａｒａｍｅｔｅｒｓＰｅｒＢａｎｄ」に含まれる情報要素である。

また、表２に示されるように、「ｄｉｆｆＳｙｍｂｏｌＳＲＳ－ＡｓｓｏｃＣＳＩ－ＲＳ－ＡｌｌＣＣ」は、ＳＲＳ向けのＣＳＩ－ＲＳ処理フレームワークがサポートされるか否か、及び、あるバンドコンビネーションにおいて、すべてのＣＣにおける同一スロット内の同一シンボル又は異なるシンボルの範囲で同時に処理することができるＳＲＳリソースの数と定義されてもよい。ＮＲ－ＤＣの場合、当該すべてのＣＣは、ＭＣＧ及びＳＣＧにおけるすべてのＣＣである。

当該ＳＲＳは、周期的、非周期的及び準持続的なＳＲＳを含んでもよい。「ｄｉｆｆＳｙｍｂｏｌＳＲＳ－ＡｓｓｏｃＣＳＩ－ＲＳ－ＡｌｌＣＣ」は、当該バンドコンビネーションにおける各バンドのＵＥ能力に係るパラメータを制限する情報要素「ｓｉｍｕｌｔａｎｅｏｕｓＳＲＳ－ＡｓｓｏｃＣＳＩ－ＲＳ－ＰｅｒＣＣ」及び「Ｐｈｙ－ＰａｒａｍｅｔｅｒｓＦＲＸ－Ｄｉｆｆ」による制限を、さらに制限してもよい。

また、表２に示されるように、「ｄｉｆｆＳｌｏｔＳＲＳ－ＡｓｓｏｃＣＳＩ－ＲＳ－ＡｌｌＣＣ」は、ＳＲＳ向けのＣＳＩ－ＲＳ処理フレームワークがサポートされるか否か、及び、あるバンドコンビネーションにおいて、すべてのＣＣにおける異なるスロット内での同一シンボル又は異なるシンボルの範囲で同時に処理することができるＳＲＳリソースの数と定義されてもよい。ＮＲ－ＤＣの場合、当該すべてのＣＣは、ＭＣＧ及びＳＣＧにおけるすべてのＣＣである。

当該ＳＲＳは、周期的、非周期的及び準持続的なＳＲＳを含んでもよい。「ｄｉｆｆＳｌｏｔＳＲＳ－ＡｓｓｏｃＣＳＩ－ＲＳ－ＡｌｌＣＣ」は、当該バンドコンビネーションにおける各バンドのＵＥ能力に係るパラメータを制限する情報要素「ｓｉｍｕｌｔａｎｅｏｕｓＳＲＳ－ＡｓｓｏｃＣＳＩ－ＲＳ－ＰｅｒＣＣ」及び「Ｐｈｙ－ＰａｒａｍｅｔｅｒｓＦＲＸ－Ｄｉｆｆ」による制限を、さらに制限してもよい。

また、従来技術において、上記の情報要素７）８）９）は同一の情報要素として定義されており、当該ＵＥ能力が対象とする時間領域が不明確であった。そこで、表３に示されるように、上記の情報要素７）８）９）それぞれがＵＥ能力として定義されてもよい。

表３に示されるように、「ｍａｘＮｕｍｂｅｒＳｉｍｕｌｔａｎｅｏｕｓＮＺＰ－ＣＳＩ－ＲＳ－ＡｃｔＢＷＰ－ＡｌｌＣＣ」は、あるバンドコンビネーションにおいて、すべてのＣＣにおける同一スロット内の同一シンボルの範囲で、アクティブＢＷＰ（Bandwidth part）における同時ＣＳＩ－ＲＳリソースの最大数と定義されてもよい。ＮＲ－ＤＣの場合、当該すべてのＣＣは、ＭＣＧ及びＳＣＧにおけるすべてのＣＣである。

「ｍａｘＮｕｍｂｅｒＳｉｍｕｌｔａｎｅｏｕｓＮＺＰ－ＣＳＩ－ＲＳ－ＡｃｔＢＷＰ－ＡｌｌＣＣ」は、ネットワークが設定するＮＺＰ－ＣＳＩ－ＲＳリソースの総数を制限する。当該バンドコンビネーションにおける各バンドのＵＥ能力に係るパラメータを制限する情報要素「ｍａｘＮｕｍｂｅｒＳｉｍｕｌｔａｎｅｏｕｓＮＺＰ－ＣＳＩ－ＲＳ－ＰｅｒＣＣ」による制限を、さらに制限してもよい。「ｍａｘＮｕｍｂｅｒＳｉｍｕｌｔａｎｅｏｕｓＮＺＰ－ＣＳＩ－ＲＳ－ＰｅｒＣＣ」は、「ＭＩＭＯ－ＰａｒａｍｅｔｅｒｓＰｅｒＢａｎｄ」及び「Ｐｈｙ－ＰａｒａｍｅｔｅｒｓＦＲＸ－Ｄｉｆｆ」に含まれる情報要素である。

また、表３に示されるように、「ｍａｘＮｕｍｂｅｒＤｉｆｆＳｙｍｂｏｌＮＺＰ－ＣＳＩ－ＲＳ－ＡｃｔＢＷＰ－ＡｌｌＣＣ」は、あるバンドコンビネーションにおいて、すべてのＣＣにおける同一スロット内の同一シンボル又は異なるシンボルの範囲で、アクティブＢＷＰにおける同時ＣＳＩ－ＲＳリソースの最大数と定義されてもよい。ＮＲ－ＤＣの場合、当該すべてのＣＣは、ＭＣＧ及びＳＣＧにおけるすべてのＣＣである。

「ｍａｘＮｕｍｂｅｒＤｉｆｆＳｙｍｂｏｌＮＺＰ－ＣＳＩ－ＲＳ－ＡｃｔＢＷＰ－ＡｌｌＣＣ」は、ネットワークが設定するＮＺＰ－ＣＳＩ－ＲＳリソースの総数を制限する。当該バンドコンビネーションにおける各バンドのＵＥ能力に係るパラメータを制限する情報要素「ｍａｘＮｕｍｂｅｒＳｉｍｕｌｔａｎｅｏｕｓＮＺＰ－ＣＳＩ－ＲＳ－ＰｅｒＣＣ」による制限を、さらに制限してもよい。「ｍａｘＮｕｍｂｅｒＳｉｍｕｌｔａｎｅｏｕｓＮＺＰ－ＣＳＩ－ＲＳ－ＰｅｒＣＣ」は、「ＭＩＭＯ－ＰａｒａｍｅｔｅｒｓＰｅｒＢａｎｄ」及び「Ｐｈｙ－ＰａｒａｍｅｔｅｒｓＦＲＸ－Ｄｉｆｆ」に含まれる情報要素である。

また、表３に示されるように、「ｍａｘＮｕｍｂｅｒＤｉｆｆＳｌｏｔＮＺＰ－ＣＳＩ－ＲＳ－ＡｃｔＢＷＰ－ＡｌｌＣＣ」は、あるバンドコンビネーションにおいて、すべてのＣＣにおける異なるスロットでの同一シンボル又は異なるシンボルの範囲で、アクティブＢＷＰにおける同時ＣＳＩ－ＲＳリソースの最大数と定義されてもよい。ＮＲ－ＤＣの場合、当該すべてのＣＣは、ＭＣＧ及びＳＣＧにおけるすべてのＣＣである。

「ｍａｘＮｕｍｂｅｒＤｉｆｆＳｌｏｔＮＺＰ－ＣＳＩ－ＲＳ－ＡｃｔＢＷＰ－ＡｌｌＣＣ」は、ネットワークが設定するＮＺＰ－ＣＳＩ－ＲＳリソースの総数を制限する。当該バンドコンビネーションにおける各バンドのＵＥ能力に係るパラメータを制限する情報要素「ｍａｘＮｕｍｂｅｒＳｉｍｕｌｔａｎｅｏｕｓＮＺＰ－ＣＳＩ－ＲＳ－ＰｅｒＣＣ」による制限を、さらに制限してもよい。「ｍａｘＮｕｍｂｅｒＳｉｍｕｌｔａｎｅｏｕｓＮＺＰ－ＣＳＩ－ＲＳ－ＰｅｒＣＣ」は、「ＭＩＭＯ－ＰａｒａｍｅｔｅｒｓＰｅｒＢａｎｄ」及び「Ｐｈｙ－ＰａｒａｍｅｔｅｒｓＦＲＸ－Ｄｉｆｆ」に含まれる情報要素である。

また、従来技術において、上記の情報要素１０）１１）１２）は同一の情報要素として定義されており、当該ＵＥ能力が対象とする時間領域が不明確であった。そこで、表４に示されるように、上記の情報要素１０）１１）１２）それぞれがＵＥ能力として定義されてもよい。

表４に示されるように、「ｔｏｔａｌＮｕｍｂｅｒＰｏｒｔｓＳｉｍｕｌｔａｎｅｏｕｓＮＺＰ－ＣＳＩ－ＲＳ－ＡｃｔＢＷＰ－ＡｌｌＣＣ」は、あるバンドコンビネーションにおいて、すべてのＣＣにおける同一スロット内の同一シンボルの範囲で、アクティブＢＷＰにおける同時ＣＳＩ－ＲＳリソースの総ポート数と定義されてもよい。ＮＲ－ＤＣの場合、当該すべてのＣＣは、ＭＣＧ及びＳＣＧにおけるすべてのＣＣである。

「ｔｏｔａｌＮｕｍｂｅｒＰｏｒｔｓＳｉｍｕｌｔａｎｅｏｕｓＮＺＰ－ＣＳＩ－ＲＳ－ＡｃｔＢＷＰ－ＡｌｌＣＣ」は、ネットワークが設定するＮＺＰ－ＣＳＩ－ＲＳリソースの総ポート数を制限する。当該バンドコンビネーションにおける各バンドのＵＥ能力に係るパラメータを制限する情報要素「ｔｏｔａｌＮｕｍｂｅｒＰｏｒｔｓＳｉｍｕｌｔａｎｅｏｕｓＮＺＰ－ＣＳＩ－ＲＳ－ＰｅｒＣＣ」による制限を、さらに制限してもよい。「ｔｏｔａｌＮｕｍｂｅｒＰｏｒｔｓＳｉｍｕｌｔａｎｅｏｕｓＮＺＰ－ＣＳＩ－ＲＳ－ＰｅｒＣＣ」は、「ＭＩＭＯ－ＰａｒａｍｅｔｅｒｓＰｅｒＢａｎｄ」及び「Ｐｈｙ－ＰａｒａｍｅｔｅｒｓＦＲＸ－Ｄｉｆｆ」に含まれる情報要素である。

また、表４に示されるように、「ｔｏｔａｌＮｕｍｂｅｒＰｏｒｔｓＤｉｆｆＳｙｍｂｏｌＮＺＰ－ＣＳＩ－ＲＳ－ＡｃｔＢＷＰ－ＡｌｌＣＣ」は、あるバンドコンビネーションにおいて、すべてのＣＣにおける同一スロット内の同一シンボル又は異なるシンボルの範囲で、アクティブＢＷＰにおける同時ＣＳＩ－ＲＳリソースの総ポート数と定義されてもよい。ＮＲ－ＤＣの場合、当該すべてのＣＣは、ＭＣＧ及びＳＣＧにおけるすべてのＣＣである。

「ｔｏｔａｌＮｕｍｂｅｒＰｏｒｔｓＤｉｆｆＳｙｍｂｏｌＮＺＰ－ＣＳＩ－ＲＳ－ＡｃｔＢＷＰ－ＡｌｌＣＣ」は、ネットワークが設定するＮＺＰ－ＣＳＩ－ＲＳリソースの総ポート数を制限する。当該バンドコンビネーションにおける各バンドのＵＥ能力に係るパラメータを制限する情報要素「ｔｏｔａｌＮｕｍｂｅｒＰｏｒｔｓＳｉｍｕｌｔａｎｅｏｕｓＮＺＰ－ＣＳＩ－ＲＳ－ＰｅｒＣＣ」による制限を、さらに制限してもよい。「ｔｏｔａｌＮｕｍｂｅｒＰｏｒｔｓＳｉｍｕｌｔａｎｅｏｕｓＮＺＰ－ＣＳＩ－ＲＳ－ＰｅｒＣＣ」は、「ＭＩＭＯ－ＰａｒａｍｅｔｅｒｓＰｅｒＢａｎｄ」及び「Ｐｈｙ－ＰａｒａｍｅｔｅｒｓＦＲＸ－Ｄｉｆｆ」に含まれる情報要素である。

また、表４に示されるように、「ｔｏｔａｌＮｕｍｂｅｒＰｏｒｔｓＤｉｆｆＳｌｏｔＮＺＰ－ＣＳＩ－ＲＳ－ＡｃｔＢＷＰ－ＡｌｌＣＣ」は、あるバンドコンビネーションにおいて、すべてのＣＣにおける異なるスロットでの同一シンボル又は異なるシンボルの範囲で、アクティブＢＷＰにおける同時ＣＳＩ－ＲＳリソースの総ポート数と定義されてもよい。ＮＲ－ＤＣの場合、当該すべてのＣＣは、ＭＣＧ及びＳＣＧにおけるすべてのＣＣである。

「ｔｏｔａｌＮｕｍｂｅｒＰｏｒｔｓＤｉｆｆＳｌｏｔＮＺＰ－ＣＳＩ－ＲＳ－ＡｃｔＢＷＰ－ＡｌｌＣＣ」は、ネットワークが設定するＮＺＰ－ＣＳＩ－ＲＳリソースの総ポート数を制限する。当該バンドコンビネーションにおける各バンドのＵＥ能力に係るパラメータを制限する情報要素「ｔｏｔａｌＮｕｍｂｅｒＰｏｒｔｓＳｉｍｕｌｔａｎｅｏｕｓＮＺＰ－ＣＳＩ－ＲＳ－ＰｅｒＣＣ」による制限を、さらに制限してもよい。「ｔｏｔａｌＮｕｍｂｅｒＰｏｒｔｓＳｉｍｕｌｔａｎｅｏｕｓＮＺＰ－ＣＳＩ－ＲＳ－ＰｅｒＣＣ」は、「ＭＩＭＯ－ＰａｒａｍｅｔｅｒｓＰｅｒＢａｎｄ」及び「Ｐｈｙ－ＰａｒａｍｅｔｅｒｓＦＲＸ－Ｄｉｆｆ」に含まれる情報要素である。

ステップＳ１３において、端末２０は、ステップＳ１２で情報要素が設定された「ＣＡ－ＰａｒａｍｅｔｅｒｓＮＲ」をＲＲＣメッセージ「ＵＥＣａｐａｂｉｌｉｔｙＩｎｆｏｒｍａｔｉｏｎ」に含める。例えば、「ＣＡ－ＰａｒａｍｅｔｅｒｓＮＲ」は、以下のような情報要素の包含関係によって、「ＵＥＣａｐａｂｉｌｉｔｙＩｎｆｏｒｍａｔｉｏｎ」に含められてもよい。

ＣＡ－ＰａｒａｍｅｔｅｒｓＮＲ＞ＢａｎｄＣｏｍｂｉｎａｔｉｏｎ＞ＢａｎｄＣｏｍｂｉｎａｔｉｏｎＬｉｓｔ＞ＲＦ－Ｐａｒａｍｅｔｅｒｓ＞ＵＥ－ＮＲ－Ｃａｐａｂｉｌｉｔｙ＞ＵＥ－ＣａｐａｂｉｌｉｔｙＲＡＴ－Ｃｏｎｔａｉｎｅｒ＞ＵＥ－ＣａｐａｂｉｌｉｔｙＲＡＴ－ＣｏｎｔａｉｎｅｒＬｉｓｔ＞ＵＥＣａｐａｂｉｌｉｔｙＩｎｆｏｒｍａｔｉｏｎ－ＩＥｓ＞ＵＥＣａｐａｂｉｌｉｔｙＩｎｆｏｒｍａｔｉｏｎ

ステップＳ１４において、端末２０は、情報要素「ＣＡ－ＰａｒａｍｅｔｅｒｓＮＲ」を含むＲＲＣメッセージ「ＵＥＣａｐａｂｉｌｉｔｙＩｎｆｏｒｍａｔｉｏｎ」を基地局１０に送信する。

図５は、本発明の実施の形態における端末能力に係る報告の仕様変更の例（１）を示す図である。図５に示されるように、従来から定義されている「ＣＡ－ＰａｒａｍｅｔｅｒｓＮＲ－ｖ１５４０」に含まれる「ｓｉｍｕｌｔａｎｅｏｕｓＳＲＳ－ＡｓｓｏｃＣＳＩ－ＲＳ－ＡｌｌＣＣ」は５から３２の整数が設定され、「ｍａｘＮｕｍｂｅｒＳｉｍｕｌｔａｎｅｏｕｓＮＺＰ－ＣＳＩ－ＲＳ－ＡｃｔＢＷＰ－ＡｌｌＣＣ」は１から６４の整数が設定され、「ｔｏｔａｌＮｕｍｂｅｒＰｏｒｔｓＳｉｍｕｌｔａｎｅｏｕｓＮＺＰ－ＣＳＩ－ＲＳ－ＡｃｔＢＷＰ－ＡｌｌＣＣ」は２から２５６までの整数が設定され、「ｓｉｍｕｌｔａｎｅｏｕｓＣＳＩ－ＲｅｐｏｒｔｓＡｌｌＣＣ」は５から３２までの整数が設定される。なお、各情報要素はいずれもオプションであり、設定されてもよいし、設定されなくてもよい。

さらに、新たに定義される「ＣＡ－ＰａｒａｍｅｔｅｒｓＮＲ－ｖ１５ｘｙ」に含まれる「ｄｉｆｆＳｙｍｂｏｌＳＲＳ－ＡｓｓｏｃＣＳＩ－ＲＳ－ＡｌｌＣＣ」は５から３２の整数が設定され、「ｄｉｆｆＳｌｏｔＳＲＳ－ＡｓｓｏｃＣＳＩ－ＲＳ－ＡｌｌＣＣ」は５から３２の整数が設定され、「ｍａｘＮｕｍｂｅｒＤｉｆｆＳｙｍｂｏｌＮＺＰ－ＣＳＩ－ＲＳ－ＡｃｔＢＷＰ－ＡｌｌＣＣ」は１から６４の整数が設定され、「ｍａｘＮｕｍｂｅｒＤｉｆｆＳｌｏｔＮＺＰ－ＣＳＩ－ＲＳ－ＡｃｔＢＷＰ－ＡｌｌＣＣ」は１から６４の整数が設定され、「ｔｏｔａｌＮｕｍｂｅｒＰｏｒｔｓＤｉｆｆＳｙｍｂｏｌＮＺＰ－ＣＳＩ－ＲＳ－ＡｃｔＢＷＰ－ＡｌｌＣＣ」は２から２５６の整数が設定され、「ｔｏｔａｌＮｕｍｂｅｒＰｏｒｔｓＤｉｆｆＳｌｏｔＮＺＰ－ＣＳＩ－ＲＳ－ＡｃｔＢＷＰ－ＡｌｌＣＣ」は２から２５６の整数が設定され、「ｄｉｆｆＳｙｍｂｏｌＣＳＩ－ＲｅｐｏｒｔｓＡｌｌＣＣ」は５から３２の整数が設定され、「ｄｉｆｆＳｌｏｔＣＳＩ－ＲｅｐｏｒｔｓＡｌｌＣＣ」は５から３２の整数が設定される。なお、各情報要素はいずれもオプションであり、設定されてもよいし、設定されなくてもよい。

表５は、表１に示される情報要素に係るＣＡ－ＰａｒａｍｅｔｅｒｓＮＲフィールドで規定される動作の詳細を示す。

表５に示されるように、「ｓｉｍｕｌｔａｎｅｏｕｓＣＳＩ－ＲｅｐｏｒｔｓＡｌｌＣＣ」は、あるバンドコンビネーションにおいて、ネットワークに設定され得るすべてのＣＣにおける同一スロット内の同一シンボルの範囲でＣＳＩ報告の総数を制限する。「ｓｉｍｕｌｔａｎｅｏｕｓＣＳＩ－ＲｅｐｏｒｔｓＡｌｌＣＣ」は、当該バンドコンビネーションにおける各バンドのＵＥ能力に係るパラメータを制限する情報要素「ｓｉｍｕｌｔａｎｅｏｕｓＣＳＩ－ＲｅｐｏｒｔｓＰｅｒＣＣ」及び「Ｐｈｙ－ＰａｒａｍｅｔｅｒｓＦＲＸ－Ｄｉｆｆ」による制限を、さらに制限してもよい。

また、表５に示されるように、「ｄｉｆｆＳｙｍｂｏｌＣＳＩ－ＲｅｐｏｒｔｓＡｌｌＣＣ」は、あるバンドコンビネーションにおいて、ネットワークに設定され得るすべてのＣＣにおける同一スロット内の同一シンボル又は異なるシンボルの範囲でＣＳＩ報告の総数を制限する。「ｄｉｆｆＳｙｍｂｏｌＣＳＩ－ＲｅｐｏｒｔｓＡｌｌＣＣ」は、当該バンドコンビネーションにおける各バンドのＵＥ能力に係るパラメータを制限する情報要素「ｓｉｍｕｌｔａｎｅｏｕｓＣＳＩ－ＲｅｐｏｒｔｓＰｅｒＣＣ」及び「Ｐｈｙ－ＰａｒａｍｅｔｅｒｓＦＲＸ－Ｄｉｆｆ」による制限を、さらに制限してもよい。

また、表５に示されるように、「ｄｉｆｆＳｌｏｔＣＳＩ－ＲｅｐｏｒｔｓＡｌｌＣＣ」は、あるバンドコンビネーションにおいて、ネットワークに設定され得るすべてのＣＣにおける異なるスロットでの同一シンボル又は異なるシンボルの範囲でＣＳＩ報告の総数を制限する。「ｄｉｆｆＳｌｏｔＣＳＩ－ＲｅｐｏｒｔｓＡｌｌＣＣ」は、当該バンドコンビネーションにおける各バンドのＵＥ能力に係るパラメータを制限する情報要素「ｓｉｍｕｌｔａｎｅｏｕｓＣＳＩ－ＲｅｐｏｒｔｓＰｅｒＣＣ」及び「Ｐｈｙ－ＰａｒａｍｅｔｅｒｓＦＲＸ－Ｄｉｆｆ」による制限を、さらに制限してもよい。

表６は、表２に示される情報要素に係るＣＡ－ＰａｒａｍｅｔｅｒｓＮＲフィールドで規定される動作の詳細を示す。

表６に示されるように、「ｓｉｍｕｌｔａｎｅｏｕｓＳＲＳ－ＡｓｓｏｃＣＳＩ－ＲＳ－ＡｌｌＣＣ」は、あるバンドコンビネーションにおいて、ネットワークに設定され得るすべてのＣＣにおける同一スロット内の同一シンボルの範囲で、ＣＳＩ－ＲＳと関連付けられるＳＲＳリソースの総数を制限する。「ｓｉｍｕｌｔａｎｅｏｕｓＳＲＳ－ＡｓｓｏｃＣＳＩ－ＲＳ－ＡｌｌＣＣ」は、当該バンドコンビネーションにおける各バンドのＵＥ能力に係るパラメータを制限する情報要素「ｓｉｍｕｌｔａｎｅｏｕｓＳＲＳ－ＡｓｓｏｃＣＳＩ－ＲＳ－ＰｅｒＣＣ」及び「Ｐｈｙ－ＰａｒａｍｅｔｅｒｓＦＲＸ－Ｄｉｆｆ」による制限を、さらに制限してもよい。

また、表６に示されるように、「ｄｉｆｆＳｙｍｂｏｌＳＲＳ－ＡｓｓｏｃＣＳＩ－ＲＳ－ＡｌｌＣＣ」は、あるバンドコンビネーションにおいて、ネットワークに設定され得るすべてのＣＣにおける同一スロット内の同一シンボル又は異なるシンボルの範囲で、ＣＳＩ－ＲＳと関連付けられるＳＲＳリソースの総数を制限する。「ｄｉｆｆＳｙｍｂｏｌＳＲＳ－ＡｓｓｏｃＣＳＩ－ＲＳ－ＡｌｌＣＣ」は、当該バンドコンビネーションにおける各バンドのＵＥ能力に係るパラメータを制限する情報要素「ｓｉｍｕｌｔａｎｅｏｕｓＳＲＳ－ＡｓｓｏｃＣＳＩ－ＲＳ－ＰｅｒＣＣ」及び「Ｐｈｙ－ＰａｒａｍｅｔｅｒｓＦＲＸ－Ｄｉｆｆ」による制限を、さらに制限してもよい。

また、表６に示されるように、「ｄｉｆｆＳｌｏｔＳＲＳ－ＡｓｓｏｃＣＳＩ－ＲＳ－ＡｌｌＣＣ」は、あるバンドコンビネーションにおいて、ネットワークに設定され得るすべてのＣＣにおける異なるスロットでの同一シンボル又は異なるシンボルの範囲で、ＣＳＩ－ＲＳと関連付けられるＳＲＳリソースの総数を制限する。「ｄｉｆｆＳｌｏｔＳＲＳ－ＡｓｓｏｃＣＳＩ－ＲＳ－ＡｌｌＣＣ」は、当該バンドコンビネーションにおける各バンドのＵＥ能力に係るパラメータを制限する情報要素「ｓｉｍｕｌｔａｎｅｏｕｓＳＲＳ－ＡｓｓｏｃＣＳＩ－ＲＳ－ＰｅｒＣＣ」及び「Ｐｈｙ－ＰａｒａｍｅｔｅｒｓＦＲＸ－Ｄｉｆｆ」による制限を、さらに制限してもよい。

表７は、表３に示される情報要素に係るＣＡ－ＰａｒａｍｅｔｅｒｓＮＲフィールドで規定される動作の詳細を示す。

表７に示されるように、「ｍａｘＮｕｍｂｅｒＳｉｍｕｌｔａｎｅｏｕｓＮＺＰ－ＣＳＩ－ＲＳ－ＡｃｔＢＷＰ－ＡｌｌＣＣ」は、あるバンドコンビネーションにおいて、ネットワークに設定され得るすべてのＣＣにおける同一スロット内の同一シンボルの範囲で、ＮＺＰ－ＣＳＩ－ＲＳリソースの総数を制限する。「ｍａｘＮｕｍｂｅｒＳｉｍｕｌｔａｎｅｏｕｓＮＺＰ－ＣＳＩ－ＲＳ－ＡｃｔＢＷＰ－ＡｌｌＣＣ」は、当該バンドコンビネーションにおける各バンドのＵＥ能力に係るパラメータを制限する情報要素「ｍａｘＮｕｍｂｅｒＳｉｍｕｌｔａｎｅｏｕｓＮＺＰ－ＣＳＩ－ＲＳ－ＰｅｒＣＣ」及び「Ｐｈｙ－ＰａｒａｍｅｔｅｒｓＦＲＸ－Ｄｉｆｆ」による制限を、さらに制限してもよい。

また、表７に示されるように、「ｍａｘＮｕｍｂｅｒＤｉｆｆＳｙｍｂｏｌＮＺＰ－ＣＳＩ－ＲＳ－ＡｃｔＢＷＰ－ＡｌｌＣＣ」は、あるバンドコンビネーションにおいて、ネットワークに設定され得るすべてのＣＣにおける同一スロット内の同一シンボル又は異なるシンボルの範囲で、ＮＺＰ－ＣＳＩ－ＲＳリソースの総数を制限する。「ｍａｘＮｕｍｂｅｒＤｉｆｆＳｙｍｂｏｌＮＺＰ－ＣＳＩ－ＲＳ－ＡｃｔＢＷＰ－ＡｌｌＣＣ」は、当該バンドコンビネーションにおける各バンドのＵＥ能力に係るパラメータを制限する情報要素「ｍａｘＮｕｍｂｅｒＳｉｍｕｌｔａｎｅｏｕｓＮＺＰ－ＣＳＩ－ＲＳ－ＰｅｒＣＣ」及び「Ｐｈｙ－ＰａｒａｍｅｔｅｒｓＦＲＸ－Ｄｉｆｆ」による制限を、さらに制限してもよい。

また、表７に示されるように、「ｍａｘＮｕｍｂｅｒＤｉｆｆＳｌｏｔＮＺＰ－ＣＳＩ－ＲＳ－ＡｃｔＢＷＰ－ＡｌｌＣＣ」は、あるバンドコンビネーションにおいて、ネットワークに設定され得るすべてのＣＣにおける異なるスロットでの同一シンボル又は異なるシンボルの範囲で、ＮＺＰ－ＣＳＩ－ＲＳリソースの総数を制限する。「ｍａｘＮｕｍｂｅｒｄｉｆｆＳｌｏｔＮＺＰ－ＣＳＩ－ＲＳ－ＡｃｔＢＷＰ－ＡｌｌＣＣ」は、当該バンドコンビネーションにおける各バンドのＵＥ能力に係るパラメータを制限する情報要素「ｍａｘＮｕｍｂｅｒＳｉｍｕｌｔａｎｅｏｕｓＮＺＰ－ＣＳＩ－ＲＳ－ＰｅｒＣＣ」及び「Ｐｈｙ－ＰａｒａｍｅｔｅｒｓＦＲＸ－Ｄｉｆｆ」による制限を、さらに制限してもよい。

表８は、表４に示される情報要素に係るＣＡ－ＰａｒａｍｅｔｅｒｓＮＲフィールドで規定される動作の詳細を示す。

表８に示されるように、「ｔｏｔａｌＮｕｍｂｅｒＰｏｒｔｓＳｉｍｕｌｔａｎｅｏｕｓＮＺＰ－ＣＳＩ－ＲＳ－ＡｃｔＢＷＰ－ＡｌｌＣＣ」は、あるバンドコンビネーションにおいて、ネットワークに設定され得るすべてのＣＣにおける同一スロット内の同一シンボルの範囲で、ＮＺＰ－ＣＳＩ－ＲＳリソースのポートの総数を制限する。「ｔｏｔａｌＮｕｍｂｅｒＰｏｒｔｓＳｉｍｕｌｔａｎｅｏｕｓＮＺＰ－ＣＳＩ－ＲＳ－ＡｃｔＢＷＰ－ＡｌｌＣＣ」は、当該バンドコンビネーションにおける各バンドのＵＥ能力に係るパラメータを制限する情報要素「ｔｏｔａｌＮｕｍｂｅｒＰｏｒｔｓＳｉｍｕｌｔａｎｅｏｕｓＮＺＰ－ＣＳＩ－ＲＳ－ＰｅｒＣＣ」及び「Ｐｈｙ－ＰａｒａｍｅｔｅｒｓＦＲＸ－Ｄｉｆｆ」による制限を、さらに制限してもよい。

また、表８に示されるように、「ｔｏｔａｌＮｕｍｂｅｒＰｏｒｔｓＤｉｆｆＳｙｍｂｏｌＮＺＰ－ＣＳＩ－ＲＳ－ＡｃｔＢＷＰ－ＡｌｌＣＣ」は、あるバンドコンビネーションにおいて、ネットワークに設定され得るすべてのＣＣにおける同一スロット内の同一シンボル又は異なるシンボルの範囲で、ＮＺＰ－ＣＳＩ－ＲＳリソースのポートの総数を制限する。「ｔｏｔａｌＮｕｍｂｅｒＰｏｒｔｓＤｉｆｆＳｙｍｂｏｌＮＺＰ－ＣＳＩ－ＲＳ－ＡｃｔＢＷＰ－ＡｌｌＣＣ」は、当該バンドコンビネーションにおける各バンドのＵＥ能力に係るパラメータを制限する情報要素「ｔｏｔａｌＮｕｍｂｅｒＰｏｒｔｓＳｉｍｕｌｔａｎｅｏｕｓＮＺＰ－ＣＳＩ－ＲＳ－ＰｅｒＣＣ」及び「Ｐｈｙ－ＰａｒａｍｅｔｅｒｓＦＲＸ－Ｄｉｆｆ」による制限を、さらに制限してもよい。

また、表８に示されるように、「ｔｏｔａｌＮｕｍｂｅｒＰｏｒｔｓＤｉｆｆＳｌｏｔＮＺＰ－ＣＳＩ－ＲＳ－ＡｃｔＢＷＰ－ＡｌｌＣＣ」は、あるバンドコンビネーションにおいて、ネットワークに設定され得るすべてのＣＣにおける異なるスロットでの同一シンボル又は異なるシンボルの範囲で、ＮＺＰ－ＣＳＩ－ＲＳリソースのポートの総数を制限する。「ｔｏｔａｌＮｕｍｂｅｒＰｏｒｔｓＤｉｆｆＳｌｏｔＮＺＰ－ＣＳＩ－ＲＳ－ＡｃｔＢＷＰ－ＡｌｌＣＣ」は、当該バンドコンビネーションにおける各バンドのＵＥ能力に係るパラメータを制限する情報要素「ｔｏｔａｌＮｕｍｂｅｒＰｏｒｔｓＳｉｍｕｌｔａｎｅｏｕｓＮＺＰ－ＣＳＩ－ＲＳ－ＰｅｒＣＣ」及び「Ｐｈｙ－ＰａｒａｍｅｔｅｒｓＦＲＸ－Ｄｉｆｆ」による制限を、さらに制限してもよい。

図６は、本発明の実施の形態における端末能力に係る報告の仕様変更の例（２）を示す図である。図６に示されるように、従来から定義されている「ＣＡ－ＰａｒａｍｅｔｅｒｓＮＲ－ｖ１５４０」に含まれる「ｄｉｆｆＳｌｏｔＳＲＳ－ＡｓｓｏｃＣＳＩ－ＲＳ－ＡｌｌＣＣ」は５から３２の整数が設定され、「ｍａｘＮｕｍｂｅｒＤｉｆｆＳｌｏｔＮＺＰ－ＣＳＩ－ＲＳ－ＡｃｔＢＷＰ－ＡｌｌＣＣ」は１から６４の整数が設定され、「ｔｏｔａｌＮｕｍｂｅｒＰｏｒｔｓＤｉｆｆＳｌｏｔＮＺＰ－ＣＳＩ－ＲＳ－ＡｃｔＢＷＰ－ＡｌｌＣＣ」は２から２５６までの整数が設定され、「ｄｉｆｆＳｌｏｔＣＳＩ－ＲｅｐｏｒｔｓＡｌｌＣＣ」は５から３２までの整数が設定される。なお、各情報要素はいずれもオプションであり、設定されてもよいし、設定されなくてもよい。

さらに、新たに定義される「ＣＡ－ＰａｒａｍｅｔｅｒｓＮＲ－ｖ１５ｘｙ」に含まれる「ｄｉｆｆＳｙｍｂｏｌＳＲＳ－ＡｓｓｏｃＣＳＩ－ＲＳ－ＡｌｌＣＣ」は５から３２の整数が設定され、「ｓｉｍｕｌｔａｎｅｏｕｓＳＲＳ－ＡｓｓｏｃＣＳＩ－ＲＳ－ＡｌｌＣＣ」は５から３２の整数が設定され、「ｍａｘＮｕｍｂｅｒＤｉｆｆＳｙｍｂｏｌＮＺＰ－ＣＳＩ－ＲＳ－ＡｃｔＢＷＰ－ＡｌｌＣＣ」は１から６４の整数が設定され、「ｍａｘＮｕｍｂｅｒＳｉｍｕｌｔａｎｅｏｕｓＮＺＰ－ＣＳＩ－ＲＳ－ＡｃｔＢＷＰ－ＡｌｌＣＣ」は１から６４の整数が設定され、「ｔｏｔａｌＮｕｍｂｅｒＰｏｒｔｓＤｉｆｆＳｙｍｂｏｌＮＺＰ－ＣＳＩ－ＲＳ－ＡｃｔＢＷＰ－ＡｌｌＣＣ」は２から２５６の整数が設定され、「ｔｏｔａｌＮｕｍｂｅｒＰｏｒｔｓＳｉｍｕｌｔａｎｅｏｕｓＮＺＰ－ＣＳＩ－ＲＳ－ＡｃｔＢＷＰ－ＡｌｌＣＣ」は２から２５６の整数が設定され、「ｄｉｆｆＳｙｍｂｏｌＣＳＩ－ＲｅｐｏｒｔｓＡｌｌＣＣ」は５から３２の整数が設定され、「ｓｉｍｕｌｔａｎｅｏｕｓＣＳＩ－ＲｅｐｏｒｔｓＡｌｌＣＣ」は５から３２の整数が設定される。なお、各情報要素はいずれもオプションであり、設定されてもよいし、設定されなくてもよい。

図７は、本発明の実施の形態における端末能力に係る報告の仕様変更の例（３）を示す図である。図７に示されるように、従来から定義されている「ＣＡ－ＰａｒａｍｅｔｅｒｓＮＲ－ｖ１５４０」に含まれる「ｄｉｆｆＳｙｍｂｏｌＳＲＳ－ＡｓｓｏｃＣＳＩ－ＲＳ－ＡｌｌＣＣ」は５から３２の整数が設定され、「ｍａｘＮｕｍｂｅｒＤｉｆｆＳｙｍｂｏｌＮＺＰ－ＣＳＩ－ＲＳ－ＡｃｔＢＷＰ－ＡｌｌＣＣ」は１から６４の整数が設定され、「ｔｏｔａｌＮｕｍｂｅｒＰｏｒｔｓＤｉｆｆＳｙｍｂｏｌＮＺＰ－ＣＳＩ－ＲＳ－ＡｃｔＢＷＰ－ＡｌｌＣＣ」は２から２５６までの整数が設定され、「ｄｉｆｆＳｙｍｂｏｌＣＳＩ－ＲｅｐｏｒｔｓＡｌｌＣＣ」は５から３２までの整数が設定される。なお、各情報要素はいずれもオプションであり、設定されてもよいし、設定されなくてもよい。

さらに、新たに定義される「ＣＡ－ＰａｒａｍｅｔｅｒｓＮＲ－ｖ１５ｘｙ」に含まれる「ｄｉｆｆＳｌｏｔＳＲＳ－ＡｓｓｏｃＣＳＩ－ＲＳ－ＡｌｌＣＣ」は５から３２の整数が設定され、「ｓｉｍｕｌｔａｎｅｏｕｓＳＲＳ－ＡｓｓｏｃＣＳＩ－ＲＳ－ＡｌｌＣＣ」は５から３２の整数が設定され、「ｍａｘＮｕｍｂｅｒＤｉｆｆＳｌｏｔＮＺＰ－ＣＳＩ－ＲＳ－ＡｃｔＢＷＰ－ＡｌｌＣＣ」は１から６４の整数が設定され、「ｍａｘＮｕｍｂｅｒＳｉｍｕｌｔａｎｅｏｕｓＮＺＰ－ＣＳＩ－ＲＳ－ＡｃｔＢＷＰ－ＡｌｌＣＣ」は１から６４の整数が設定され、「ｔｏｔａｌＮｕｍｂｅｒＰｏｒｔｓＤｉｆｆＳｌｏｔＮＺＰ－ＣＳＩ－ＲＳ－ＡｃｔＢＷＰ－ＡｌｌＣＣ」は２から２５６の整数が設定され、「ｔｏｔａｌＮｕｍｂｅｒＰｏｒｔｓＳｉｍｕｌｔａｎｅｏｕｓＮＺＰ－ＣＳＩ－ＲＳ－ＡｃｔＢＷＰ－ＡｌｌＣＣ」は２から２５６の整数が設定され、「ｄｉｆｆＳｌｏｔＣＳＩ－ＲｅｐｏｒｔｓＡｌｌＣＣ」は５から３２の整数が設定され、「ｓｉｍｕｌｔａｎｅｏｕｓＣＳＩ－ＲｅｐｏｒｔｓＡｌｌＣＣ」は５から３２の整数が設定される。なお、各情報要素はいずれもオプションであり、設定されてもよいし、設定されなくてもよい。

上述の実施例により、端末２０は、バンドコンビネーションごとにサポートするＣＳＩ報告の数、ＣＳＩ－ＲＳの数、ＣＳＩ－ＲＳのポート数又はＣＳＩ－ＲＳに関連付けられたＳＲＳの数を、対象とする時間領域を明確にして基地局１０に報告することができる。

すなわち、無線通信システムにおける端末能力に係る報告の対象範囲を明確にすることができる。

以下、他の実施例として、バンドコンビネーションごとに端末２０がサポートするＣＳＩ－ＲＳの数の報告に係る端末能力について説明する。端末２０がサポートするＣＳＩ－ＲＳの数は、スロットごとに規定される。したがって、スロット内のＣＳＩ－ＲＳの有効期間（active CSI-RS duration）の配置及びＣＳＩ－ＲＳが配置されるＢＷＰ、ＣＣ又はバンドのサブキャリア間隔等によって、ＣＳＩ－ＲＳの数え方が変わりうる。

図８は、本発明の実施の形態における参照信号の数え方の例（１）を説明するための図である。図８において、ＣＳＩ－ＲＳ１とＣＳＩ－ＲＳ２とは、同一のサブキャリア間隔のＢＷＰ、ＣＣ又はバンドに配置される。図８に示されるように、それぞれのＣＳＩ－ＲＳには有効ＣＳＩ－ＲＳ期間が定義される。

図８に示される有効ＣＳＩ－ＲＳ期間の場合、スロット内の合計数を数えて、合計２としてもよいし、同時に送信される又は重複するシンボルを有する有効ＣＳＩ－ＲＳ期間の数は最大１であるため、合計１としてもよい。

なお、図８において、ＣＳＩ－ＲＳ１とＣＳＩ－ＲＳ２とは、配置されるＢＷＰ、ＣＣ又はバンドのいずれか少なくとも一つが異なっていてもよいし、配置されるＢＷＰ、ＣＣ又はバンドは同じであってもよい。

図９は、本発明の実施の形態における参照信号の数え方の例（２）を説明するための図である。図９において、ＣＳＩ－ＲＳ１とＣＳＩ－ＲＳ２とは、同一のサブキャリア間隔のＢＷＰ、ＣＣ又はバンドに配置される。図８に示されるように、それぞれのＣＳＩ－ＲＳには有効ＣＳＩ－ＲＳ期間が定義される。

図９に示される有効ＣＳＩ－ＲＳ期間の場合、スロット内の合計数を数えて、合計２としてもよいし、同時に送信される又は重複するシンボルを有する有効ＣＳＩ－ＲＳ期間の数は最大２であるため、合計２としてもよい。

なお、図９において、ＣＳＩ－ＲＳ１とＣＳＩ－ＲＳ２とは、配置されるＢＷＰ、ＣＣ又はバンドのいずれか少なくとも一つが異なっていてもよいし、配置されるＢＷＰ、ＣＣ又はバンドは同じであってもよい。

図１０は、本発明の実施の形態における参照信号の数え方の例（３）を説明するための図である。図１０において、ＣＳＩ－ＲＳ１とＣＳＩ－ＲＳ２とは、サブキャリア間隔が異なるＢＷＰ、ＣＣ又はバンドに配置される。図１０に示されるように、ＣＳＩ－ＲＳ１のサブキャリア間隔は、ＣＳＩ－ＲＳ２のサブキャリア間隔よりも小さい。図１０に示されるように、それぞれのＣＳＩ－ＲＳには有効ＣＳＩ－ＲＳ期間が定義される。

図１０に示される有効ＣＳＩ－ＲＳ期間の場合、ＣＳＩ－ＲＳ１の小さいサブキャリア間隔のスロット内の合計数を数えて、合計２としてもよいし、同時に送信される又は重複するシンボルを有する有効ＣＳＩ－ＲＳ期間の数は最大１であるため、合計１としてもよい。

図１０に示される有効ＣＳＩ－ＲＳ期間の場合、ＣＳＩ－ＲＳ２の大きいサブキャリア間隔のスロット内の合計数を数えて、合計１としてもよいし、同時に送信される又は重複するシンボルを有する有効ＣＳＩ－ＲＳ期間の数は最大１であるため、合計１としてもよい。

なお、図１０において、ＣＳＩ－ＲＳ１とＣＳＩ－ＲＳ２とは、配置されるＢＷＰ、ＣＣ又はバンドのいずれか少なくとも一つが異なっていてもよいし、配置されるＢＷＰ、ＣＣ又はバンドは同じであってもよい。図１０に示されるように、ＣＳＩ－ＲＳの数を数える対象となるＣＳＩ－ＲＳのサブキャリア間隔は、同じサブキャリア間隔に限定されず、異なるサブキャリア間隔であってもよい。

図１１は、本発明の実施の形態における参照信号の数え方の例（４）を説明するための図である。図１０において、ＣＳＩ－ＲＳ１とＣＳＩ－ＲＳ２とは、サブキャリア間隔が異なるＢＷＰ、ＣＣ又はバンドに配置される。図１０に示されるように、ＣＳＩ－ＲＳ１のサブキャリア間隔は、ＣＳＩ－ＲＳ２のサブキャリア間隔よりも小さい。図１１に示されるように、それぞれのＣＳＩ－ＲＳには有効ＣＳＩ－ＲＳ期間が定義される。

図１１に示される有効ＣＳＩ－ＲＳ期間の場合、ＣＳＩ－ＲＳ１の小さいサブキャリア間隔のスロット内の合計数を数えて、合計２としてもよいし、同時に送信される又は重複するシンボルを有する有効ＣＳＩ－ＲＳ期間の数は最大２であるため、合計２としてもよい。

図１１に示される有効ＣＳＩ－ＲＳ期間の場合、ＣＳＩ－ＲＳ２の大きいサブキャリア間隔のスロット内の合計数を数えて、合計２としてもよいし、同時に送信される又は重複するシンボルを有する有効ＣＳＩ－ＲＳ期間の数は最大２であるため、合計２としてもよい。

なお、図１１において、ＣＳＩ－ＲＳ１とＣＳＩ－ＲＳ２とは、配置されるＢＷＰ、ＣＣ又はバンドのいずれか少なくとも一つが異なっていてもよいし、配置されるＢＷＰ、ＣＣ又はバンドは同じであってもよい。図１０に示されるように、ＣＳＩ－ＲＳの数を数える対象となるＣＳＩ－ＲＳのサブキャリア間隔は、同じサブキャリア間隔に限定されず、異なるサブキャリア間隔であってもよい。

ここで、周期的ＣＳＩ－ＲＳ（Periodic CSI-RS）の有効ＣＳＩ－ＲＳ期間の数え方について説明する。周期的ＣＳＩ－ＲＳは、設定された時点から解放される時点までを、有効ＣＳＩ－ＲＳ期間としてもよいし、図１２から図１４までのように有効ＣＳＩ－ＲＳ期間が定義されてもよい。

図１２は、本発明の実施の形態における参照信号の有効期間の例（１）を説明するための図である。図１２に示されるように、有効ＣＳＩ－ＲＳ期間は、測定リソース又は測定インスタンスが設定される時点から後の所定時間の期間とされてもよい。測定リソースは、例えば、ＣＳＩ－ＲＳ又はＳＳＢであってもよい。所定時間は、例えば、ミリ秒のように絶対時間で指定されてもよいし、シンボル数又はスロット数で指定されてもよいし、上位レイヤで設定されてもよいし、ＵＥ能力で報告された値であってもよい。

図１３は、本発明の実施の形態における参照信号の有効期間の例（２）を説明するための図である。図１３に示されるように、有効ＣＳＩ－ＲＳ期間は、周期的ＣＳＩ報告が実行される時点から前の所定時間の期間とされてもよい。所定時間は、例えば、ミリ秒のように絶対時間で指定されてもよいし、シンボル数又はスロット数で指定されてもよいし、上位レイヤで設定されてもよいし、ＵＥ能力で報告された値であってもよい。なお、図１３に示される有効ＣＳＩ－ＲＳ期間は、有効ＣＳＩ報告期間（active CSI-report duration）と定義されてもよい。

図１４は、本発明の実施の形態における参照信号の有効期間の例（３）を説明するための図である。図１４に示されるように、有効ＣＳＩ－ＲＳ期間は、測定リソース又は測定インスタンスが設定される時点から周期的ＣＳＩ報告が実行される時点までの期間とされてもよい。なお、図１４に示される有効ＣＳＩ－ＲＳ期間は、有効ＣＳＩ報告期間と定義されてもよい。

図１５は、本発明の実施の形態における参照信号の数え方に係る仕様変更の例（１）を説明するための図である。図１５に示されるように、有効ＣＳＩ－ＲＳポート（active CSI-RS ports）又は有効ＣＳＩ－ＲＳリソース（active CSI-RS resources）の数え方は、非周期的ＣＳＩ－ＲＳ（aperiodic CSI-RS）と、準持続的ＣＳＩ－ＲＳ（seme-persistent CSI-RS）と、周期的ＣＳＩ－ＲＳ（periodic CSI-RS）とを合計して数えてもよい。すなわち、ＵＥ能力報告において、非周期的ＣＳＩ－ＲＳと、準持続的ＣＳＩ－ＲＳと、周期的ＣＳＩ－ＲＳとをまとめて数えた合計値を新たに定義するシグナリングによる一つの報告としてもよい。

非周期的ＣＳＩ－ＲＳ、準持続的ＣＳＩ－ＲＳ及び周期的ＣＳＩ－ＲＳの有効期間は、図８から図１４までで説明した有効ＣＳＩ－ＲＳ期間が適用されてもよい。また、非周期的ＣＳＩ－ＲＳの有効期間は、報告の要求を含むＰＤＣＣＨの終端から、非周期的ＣＳＩ－ＲＳの報告を含むＰＵＳＣＨの終端までであってもよい。また、準持続的ＣＳＩ－ＲＳの有効期間は、有効化コマンドの適用が完了した時点から、無効化コマンドの適用が完了した時点までであってもよい。また、周期的ＣＳＩ－ＲＳの有効期間は、上位レイヤにより設定された時点から、設定が解放された時点までであってもよい。

ＵＥ能力報告が対象とするＣＳＩ－ＲＳを数える期間は、シンボル、スロット、サブフレーム、フレームのいずれであってもよいし、非周期的ＣＳＩ－ＲＳ、準持続的ＣＳＩ－ＲＳ及び周期的ＣＳＩ－ＲＳの有効期間のいずれであってもよいし、ＣＳＩ－ＲＳが設定されるサブキャリア間隔が異なる場合、上記いずれかの倍数であってもよいし、サブキャリア間隔の小さいものに合わせてＵＥ能力報告が対象とするＣＳＩ－ＲＳを数える期間を定義してもよいし、サブキャリア間隔の大きいものに合わせてＵＥ能力報告が対象とするＣＳＩ－ＲＳを数える期間を定義してもよい。

ＣＳＩ－ＲＳを数える期間が有効ＣＳＩ－ＲＳ期間である場合、ＵＥ能力で通知する「ＳｕｐｐｏｒｔｅｄＣＳＩ－ＲＳ－Ｒｅｓｏｕｒｃｅ」に設定される値は、周期的ＣＳＩの仕様上の最大期間（例えば、６４０スロット）における最大値と定義されてもよい。例えば、リソースあたりの最大送信ポート数、バンドあたりの最大リソース数及びバンドあたりの最大送信ポート数を「ＳｕｐｐｏｒｔｅｄＣＳＩ－ＲＳ－Ｒｅｓｏｕｒｃｅ」は含む。

図１６は、本発明の実施の形態における参照信号の数え方に係る仕様変更の例（２）を説明するための図である。図１６に示されるように、有効ＣＳＩ－ＲＳポート又は有効ＣＳＩ－ＲＳリソースの数え方は、非周期的ＣＳＩ－ＲＳと、準持続的ＣＳＩ－ＲＳと、周期的ＣＳＩ－ＲＳとをそれぞれ独立に数えてもよい。すなわち、ＵＥ能力報告において、非周期的ＣＳＩ－ＲＳと、準持続的ＣＳＩ－ＲＳと、周期的ＣＳＩ－ＲＳとをそれぞれ数えた新たに定義するシグナリングによるそれぞれの報告としてもよい。

図１７は、本発明の実施の形態における参照信号の数え方に係る仕様変更の例（３）を説明するための図である。図１７に示されるように、有効ＣＳＩ－ＲＳポート又は有効ＣＳＩ－ＲＳリソースの数え方は、非周期的ＣＳＩ－ＲＳ及び準持続的ＣＳＩ－ＲＳを合計して数え、周期的ＣＳＩ－ＲＳは独立に数えてもよい。すなわち、ＵＥ能力報告において、非周期的ＣＳＩ－ＲＳ及び準持続的ＣＳＩ－ＲＳを合計した数と、周期的ＣＳＩ－ＲＳを数えた数とを、新たに定義するシグナリングによるそれぞれの報告としてもよい。

図１８は、本発明の実施の形態における端末能力に係る報告の構造の例（１）を説明するための図である。図１８において、バンドごとにコードブックパラメータを設定する情報要素の構造の例を示す。

図１８に示される「ＵＥ－ＮＲ－Ｃａｐａｂｉｌｉｔｙ」は、端末２０のＮＲにおける無線アクセス能力を示すパラメータをネットワークに報告する情報要素である。図１８に示されるように、「ＵＥ－ＮＲ－Ｃａｐａｂｉｌｉｔｙ」は、「ＲＦ－Ｐａｒａｍｅｔｅｒｓ」を含む。

「ＲＦ－Ｐａｒａｍｅｔｅｒｓ」は、無線に関する能力をネットワークに報告する情報要素である。図１８に示されるように、「ＲＦ－Ｐａｒａｍｅｔｅｒｓ」は、「ｓｕｐｐｏｒｔｅｄＢａｎｄＬｉｓｔＮＲ」を含む。

「ｓｕｐｐｏｒｔｅｄＢａｎｄＬｉｓｔＮＲ」は、１又は複数の「ＢａｎｄＮＲ」を含む。「ＢａｎｄＮＲ」は、あるバンドのＵＥ能力に係るパラメータを含む情報要素である。図１８に示されるように、「ＢａｎｄＮＲ」は、「ＭＩＭＯ－ＰａｒａｍｅｔｅｒｓＰｅｒＢａｎｄ」を含む。

「ＭＩＭＯ－ＰａｒａｍｅｔｅｒｓＰｅｒＢａｎｄ」は、ＭＩＭＯに関連するＵＥ能力に係るパラメータを含む情報要素である。当該パラメータは、「ＣｏｄｅｂｏｏｋＰａｒａｍｅｔｅｒｓ－ｖ１６ｘｙ」を含む。

「ＣｏｄｅｂｏｏｋＰａｒａｍｅｔｅｒｓ－ｖ１６ｘｙ」は、新たに定義されたシグナリングであり、「ＳｕｐｐｏｒｔｅｄＣＳＩ－ＲＳ－ＲｅｓｏｕｒｃｅＤｉｆｆＳｌｏｔＬｉｓｔ－ｒ１６」を含む。「ＳｕｐｐｏｒｔｅｄＣＳＩ－ＲＳ－ＲｅｓｏｕｒｃｅＤｉｆｆＳｌｏｔＬｉｓｔ－ｒ１６」は、「ｔｙｐｅ１－ＳｉｎｇｌｅＰａｎｅｌ－ｒ１６」、「ｔｙｐｅ１－ＭｕｌｔｉＰａｎｅｌ－ｒ１６」、「ｔｙｐｅ２－ｒ１６」及び「ｔｙｐｅ２－ＰｏｒｔＳｅｌｅｃｔｉｏｎ－ｒ１６」を含む。図１８に示されるように各タイプそれぞれは、「ＳｕｐｐｏｒｔｅｄＣＳＩ－ＲＳ－Ｒｅｓｏｕｒｃｅ」を含む。

図１９は、本発明の実施の形態における端末能力に係る報告の仕様変更の例（４）を説明するための図である。図１９に示されるように、情報要素「ＣｏｄｅｂｏｏｋＰａｒａｍｅｔｅｒｓ－ｖ１６ｘｙ」は、「ＳｕｐｐｏｒｔｅｄＣＳＩ－ＲＳ－ＲｅｓｏｕｒｃｅＤｉｆｆＳｌｏｔＬｉｓｔ－ｒ１６」を含む。「ＳｕｐｐｏｒｔｅｄＣＳＩ－ＲＳ－ＲｅｓｏｕｒｃｅＤｉｆｆＳｌｏｔＬｉｓｔ－ｒ１６」は、「ｔｙｐｅ１－ＳｉｎｇｌｅＰａｎｅｌ－ｒ１６」、「ｔｙｐｅ１－ＭｕｌｔｉＰａｎｅｌ－ｒ１６」、「ｔｙｐｅ２－ｒ１６」及び「ｔｙｐｅ２－ＰｏｒｔＳｅｌｅｃｔｉｏｎ－ｒ１６」を含む。図１９に示されるように各タイプそれぞれは、「ＳｕｐｐｏｒｔｅｄＣＳＩ－ＲＳ－Ｒｅｓｏｕｒｃｅ」を含む。

「ＳｕｐｐｏｒｔｅｄＣＳＩ－ＲＳ－Ｒｅｓｏｕｒｃｅ」は、リソースあたりの最大送信ポート数「ｍａｘＮｕｍｂｅｒＴｘＰｏｒｔｓＰｅｒＲｅｓｏｕｒｃｅ」、バンドあたりの最大リソース数「ｍａｘＮｕｍｂｅｒＲｅｓｏｕｒｃｅｓＰｅｒＢａｎｄ」及びバンドあたりの総送信ポート数「ｔｏｔａｌＮｕｍｂｅｒＴｘＰｏｒｔｓＰｅｒＢａｎｄ」を含む。例えば、「ｍａｘＮｕｍｂｅｒＴｘＰｏｒｔｓＰｅｒＲｅｓｏｕｒｃｅ」は、２ポート、４ポート、８ポート、１２ポート、１６ポート、２４ポート、３２ポートが設定可能である。例えば、「ｍａｘＮｕｍｂｅｒＲｅｓｏｕｒｃｅｓＰｅｒＢａｎｄ」は、１から６４までが設定可能である。例えば、「ｔｏｔａｌＮｕｍｂｅｒＴｘＰｏｒｔｓＰｅｒＢａｎｄ」は、２から２５６までが設定可能である。

図２０は、本発明の実施の形態における端末能力に係る報告の仕様変更の例（５）を説明するための図である。図２０に示されるように、「ｓｕｐｐｏｒｔｅｄＣＳＩ－ＲＳ－ＲｅｓｏｕｒｃｅＤｉｆｆＳｌｏｔＬｉｓｔ－ｒ１６」の、リソースあたりの最大送信ポート数「ｍａｘＮｕｍｂｅｒＴｘＰｏｒｔｓＰｅｒＲｅｓｏｕｒｃｅ」、バンドあたりの最大リソース数「ｍａｘＮｕｍｂｅｒＲｅｓｏｕｒｃｅｓＰｅｒＢａｎｄ」及びバンドあたりの最大送信ポート数「ｔｏｔａｌＮｕｍｂｅｒＴｘＰｏｒｔｓＰｅｒＢａｎｄ」の対象とする時間領域は、１又は複数のスロットであって、図１５、図１６又は図１７に示されるＣＳＩ－ＲＳを数える期間と同様に規定されてもよい。

図２１は、本発明の実施の形態における端末能力に係る報告の構造の例（２）を説明するための図である。図２１に示される「ＵＥ－ＮＲ－Ｃａｐａｂｉｌｉｔｙ」は、端末２０のＮＲにおける無線アクセス能力を示すパラメータをネットワークに報告する情報要素である。図２１に示されるように、「ＵＥ－ＮＲ－Ｃａｐａｂｉｌｉｔｙ」は、「ＲＦ－Ｐａｒａｍｅｔｅｒｓ」を含む。

「ＲＦ－Ｐａｒａｍｅｔｅｒｓ」は、無線に関する能力をネットワークに報告する情報要素である。図２１に示されるように、「ＲＦ－Ｐａｒａｍｅｔｅｒｓ」は、「ＢａｎｄＣｏｍｂｉｎａｔｉｏｎＬｉｓｔ」を含む。「ＢａｎｄＣｏｍｂｉｎａｔｉｏｎＬｉｓｔ」は、１又は複数の「ＢａｎｄＣｏｍｂｉｎａｔｉｏｎ」を含む。

「ＢａｎｄＣｏｍｂｉｎａｔｉｏｎ」は、あるバンドコンビネーションにおけるＵＥ能力に係るパラメータを含む情報要素である。図２１に示されるように、「ＢａｎｄＣｏｍｂｉｎａｔｉｏｎ」は、「ＣＡ－ＰａｒａｍｅｔｅｒｓＮＲ－ｖ１６ｘｙ」を含む。

図２２は、本発明の実施の形態における端末能力に係る報告の仕様変更の例（６）を説明するための図である。「ＣＡ－ＰａｒａｍｅｔｅｒｓＮＲ－ｖ１６ｘｙ」は、新たに定義されたシグナリングであり、「ｓｕｐｐｏｒｔｅｄＣＳＩ－ＲＳ－ＲｅｓｏｕｒｃｅＡｌｌＣＣ－ＰｅｒＢＣ－ｒ１６」を含む。「ｓｕｐｐｏｒｔｅｄＣＳＩ－ＲＳ－ＲｅｓｏｕｒｃｅＡｌｌＣＣ－ＰｅｒＢＣ－ｒ１６」は、それぞれ１から４の値をとる「ｔｙｐｅ１－ＳｉｎｇｌｅＰａｎｅｌ－ｒ１６」、「ｔｙｐｅ１－ＭｕｌｔｉＰａｎｅｌ－ｒ１６」、「ｔｙｐｅ２－ｒ１６」及び「ｔｙｐｅ２－ＰｏｒｔＳｅｌｅｃｔｉｏｎ－ｒ１６」を含む。

図２３は、本発明の実施の形態における端末能力に係る報告の仕様変更の例（７）を説明するための図である。図２３に示されるように、「ｓｕｐｐｏｒｔｅｄＣＳＩ－ＲＳ－ＲｅｓｏｕｒｃｅＡｌｌＣＣ－ＰｅｒＢＣ－ｒ１６」は、それぞれ１から４の値をとる「ｔｙｐｅ１－ＳｉｎｇｌｅＰａｎｅｌ－ｒ１６」、「ｔｙｐｅ１－ＭｕｌｔｉＰａｎｅｌ－ｒ１６」、「ｔｙｐｅ２－ｒ１６」及び「ｔｙｐｅ２－ＰｏｒｔＳｅｌｅｃｔｉｏｎ－ｒ１６」を含み、当該値によって、例えば値が１の場合、「ＣｏｄｅｂｏｏｋＰａｒａｍｅｔｅｒｓＡｌｌＣＣ－Ｌｉｓｔ」の１番目のエントリが指定される。図１９に示されるように、「ＣｏｄｅｂｏｏｋＰａｒａｍｅｔｅｒｓＡｌｌＣＣ－Ｌｉｓｔ」は、値１から４までにそれぞれ対応する「ＳｕｐｐｏｒｔｅｄＣＳＩ－ＲＳ－ＲｅｓｏｕｒｃｅＡｌｌＣＣ－ｒ１６」を含む。

図２４は、本発明の実施の形態における端末能力に係る報告の仕様変更の例（８）を説明するための図である。図２４に示されるように、「ＳｕｐｐｏｒｔｅｄＣＳＩ－ＲＳ－ＲｅｓｏｕｒｃｅＡｌｌＣＣ－ｒ１６」は、すべてのＣＣにおける最大リソース数を示す「ｍａｘＮｕｍｂｅｒＲｅｓｏｕｒｃｅｓＤｉｆｆＳｌｏｔＡｌｌＣＣ－ｒ１６」、すべてのＣＣにおける最大ポート数を示す「ｔｏｔａｌＮｕｍｂｅｒＴｘＰｏｒｔｓＤｉｆｆＳｌｏｔＡｌｌＣＣ－ｒ１６」を含む。「ｍａｘＮｕｍｂｅｒＲｅｓｏｕｒｃｅｓＤｉｆｆＳｌｏｔＡｌｌＣＣ－ｒ１６」及び「ｔｏｔａｌＮｕｍｂｅｒＴｘＰｏｒｔｓＤｉｆｆＳｌｏｔＡｌｌＣＣ－ｒ１６」が対象とする時間領域は、１又は複数のスロットであって、図１５、図１６又は図１７に示されるＣＳＩ－ＲＳを数える期間と同様に規定されてもよい。

上述の実施例により、端末２０は、バンドごと又はバンドコンビネーションごとにサポートするＣＳＩ－ＲＳの有効期間及び数を明確に規定し、サポートするＣＳＩ－ＲＳのリソース数又はポート数を対象とする時間領域を明確にしたＵＥ能力として基地局１０に報告することができる。

（装置構成）
次に、これまでに説明した処理及び動作を実行する基地局１０及び端末２０の機能構成例を説明する。基地局１０及び端末２０は上述した実施例を実施する機能を含む。ただし、基地局１０及び端末２０はそれぞれ、実施例の中の一部の機能のみを備えることとしてもよい。

＜基地局１０＞
図２５は、本発明の実施の形態における基地局１０の機能構成の一例を示す図である。図２５に示されるように、基地局１０は、送信部１１０と、受信部１２０と、設定部１３０と、制御部１４０とを有する。図２５に示される機能構成は一例に過ぎない。本発明の実施の形態に係る動作を実行できるのであれば、機能区分及び機能部の名称はどのようなものでもよい。

送信部１１０は、端末２０側に送信する信号を生成し、当該信号を無線で送信する機能を含む。また、送信部１１０は、ネットワークノード間メッセージを他のネットワークノードに送信する。受信部１２０は、端末２０から送信された各種の信号を受信し、受信した信号から、例えばより上位のレイヤの情報を取得する機能を含む。また、送信部１１０は、端末２０へＮＲ－ＰＳＳ、ＮＲ－ＳＳＳ、ＮＲ－ＰＢＣＨ、ＤＬ／ＵＬ制御信号等を送信する機能を有する。また、受信部１２０は、ネットワークノード間メッセージを他のネットワークノードから受信する。

設定部１３０は、予め設定される設定情報、及び、端末２０に送信する各種の設定情報を格納する。設定情報の内容は、例えば、端末２０のＵＥ能力に応じた送受信設定に係る情報等である。

制御部１４０は、実施例において説明したように、端末２０から受信した無線パラメータに関するＵＥ能力報告の処理に係る制御を行う。また、制御部１４０は、端末２０から受信した無線パラメータに関するＵＥ能力報告に基づいて、端末２０との通信を制御する。制御部１４０における信号送信に関する機能部を送信部１１０に含め、制御部１４０における信号受信に関する機能部を受信部１２０に含めてもよい。

＜端末２０＞
図２６は、本発明の実施の形態における端末２０の機能構成の一例を示す図である。図２６に示されるように、端末２０は、送信部２１０と、受信部２２０と、設定部２３０と、制御部２４０とを有する。図２６に示される機能構成は一例に過ぎない。本発明の実施の形態に係る動作を実行できるのであれば、機能区分及び機能部の名称はどのようなものでもよい。

送信部２１０は、送信データから送信信号を作成し、当該送信信号を無線で送信する。受信部２２０は、各種の信号を無線受信し、受信した物理レイヤの信号からより上位のレイヤの信号を取得する。また、受信部２２０は、基地局１０から送信されるＮＲ－ＰＳＳ、ＮＲ－ＳＳＳ、ＮＲ－ＰＢＣＨ、ＤＬ／ＵＬ／ＳＬ制御信号等を受信する機能を有する。また、例えば、送信部２１０は、Ｄ２Ｄ通信として、他の端末２０に、ＰＳＣＣＨ（Physical Sidelink Control Channel）、ＰＳＳＣＨ（Physical Sidelink Shared Channel）、ＰＳＤＣＨ（Physical Sidelink Discovery Channel）、ＰＳＢＣＨ（Physical Sidelink Broadcast Channel）等を送信し、受信部２２０は、他の端末２０から、ＰＳＣＣＨ、ＰＳＳＣＨ、ＰＳＤＣＨ又はＰＳＢＣＨ等を受信する。

設定部２３０は、受信部２２０により基地局１０から受信した各種の設定情報を格納する。また、設定部２３０は、予め設定される設定情報も格納する。設定情報の内容は、例えば、ＵＥ能力に応じた送受信設定に係る情報等である。

制御部２４０は、実施例において説明したように、端末２０の無線パラメータに関するＵＥ能力報告に係る制御を行う。制御部２４０における信号送信に関する機能部を送信部２１０に含め、制御部２４０における信号受信に関する機能部を受信部２２０に含めてもよい。

（ハードウェア構成）
上記実施形態の説明に用いたブロック図（図２５及び図２６）は、機能単位のブロックを示している。これらの機能ブロック（構成部）は、ハードウェア及びソフトウェアの少なくとも一方の任意の組み合わせによって実現される。また、各機能ブロックの実現方法は特に限定されない。すなわち、各機能ブロックは、物理的又は論理的に結合した１つの装置を用いて実現されてもよいし、物理的又は論理的に分離した２つ以上の装置を直接的又は間接的に（例えば、有線、無線などを用いて）接続し、これら複数の装置を用いて実現されてもよい。機能ブロックは、上記１つの装置又は上記複数の装置にソフトウェアを組み合わせて実現されてもよい。

機能には、判断、決定、判定、計算、算出、処理、導出、調査、探索、確認、受信、送信、出力、アクセス、解決、選択、選定、確立、比較、想定、期待、見做し、報知（broadcasting）、通知（notifying）、通信（communicating）、転送（forwarding）、構成（configuring）、再構成（reconfiguring）、割り当て（allocating、mapping）、割り振り（assigning）などがあるが、これらに限られない。たとえば、送信を機能させる機能ブロック（構成部）は、送信部（transmitting unit）や送信機（transmitter）と呼称される。いずれも、上述したとおり、実現方法は特に限定されない。

例えば、本開示の一実施の形態における基地局１０、端末２０等は、本開示の無線通信方法の処理を行うコンピュータとして機能してもよい。図２７は、本開示の一実施の形態に係る基地局１０及び端末２０のハードウェア構成の一例を示す図である。上述の基地局１０及び端末２０は、物理的には、プロセッサ１００１、記憶装置１００２、補助記憶装置１００３、通信装置１００４、入力装置１００５、出力装置１００６、バス１００７などを含むコンピュータ装置として構成されてもよい。

なお、以下の説明では、「装置」という文言は、回路、デバイス、ユニット等に読み替えることができる。基地局１０及び端末２０のハードウェア構成は、図に示した各装置を１つ又は複数含むように構成されてもよいし、一部の装置を含まずに構成されてもよい。

基地局１０及び端末２０における各機能は、プロセッサ１００１、記憶装置１００２等のハードウェア上に所定のソフトウェア（プログラム）を読み込ませることによって、プロセッサ１００１が演算を行い、通信装置１００４による通信を制御したり、記憶装置１００２及び補助記憶装置１００３におけるデータの読み出し及び書き込みの少なくとも一方を制御したりすることによって実現される。

プロセッサ１００１は、例えば、オペレーティングシステムを動作させてコンピュータ全体を制御する。プロセッサ１００１は、周辺装置とのインタフェース、制御装置、演算装置、レジスタ等を含む中央処理装置（ＣＰＵ：Central Processing Unit）で構成されてもよい。例えば、上述の制御部１４０、制御部２４０等は、プロセッサ１００１によって実現されてもよい。

また、プロセッサ１００１は、プログラム（プログラムコード）、ソフトウェアモジュール又はデータ等を、補助記憶装置１００３及び通信装置１００４の少なくとも一方から記憶装置１００２に読み出し、これらに従って各種の処理を実行する。プログラムとしては、上述の実施の形態において説明した動作の少なくとも一部をコンピュータに実行させるプログラムが用いられる。例えば、図２５に示した基地局１０の制御部１４０は、記憶装置１００２に格納され、プロセッサ１００１で動作する制御プログラムによって実現されてもよい。また、例えば、図２６に示した端末２０の制御部２４０は、記憶装置１００２に格納され、プロセッサ１００１で動作する制御プログラムによって実現されてもよい。上述の各種処理は、１つのプロセッサ１００１によって実行される旨を説明してきたが、２以上のプロセッサ１００１により同時又は逐次に実行されてもよい。プロセッサ１００１は、１以上のチップによって実装されてもよい。なお、プログラムは、電気通信回線を介してネットワークから送信されてもよい。

記憶装置１００２は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であり、例えば、ＲＯＭ（Read Only Memory）、ＥＰＲＯＭ（Erasable Programmable ROM）、ＥＥＰＲＯＭ（Electrically Erasable Programmable ROM）、ＲＡＭ（Random Access Memory）等の少なくとも１つによって構成されてもよい。記憶装置１００２は、レジスタ、キャッシュ、メインメモリ（主記憶装置）等と呼ばれてもよい。記憶装置１００２は、本開示の一実施の形態に係る通信方法を実施するために実行可能なプログラム（プログラムコード）、ソフトウェアモジュール等を保存することができる。

補助記憶装置１００３は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であり、例えば、ＣＤ－ＲＯＭ（Compact Disc ROM）等の光ディスク、ハードディスクドライブ、フレキシブルディスク、光磁気ディスク（例えば、コンパクトディスク、デジタル多用途ディスク、Ｂｌｕ－ｒａｙ（登録商標）ディスク）、スマートカード、フラッシュメモリ（例えば、カード、スティック、キードライブ）、フロッピー（登録商標）ディスク、磁気ストリップ等の少なくとも１つによって構成されてもよい。上述の記憶媒体は、例えば、記憶装置１００２及び補助記憶装置１００３の少なくとも一方を含むデータベース、サーバその他の適切な媒体であってもよい。

通信装置１００４は、有線ネットワーク及び無線ネットワークの少なくとも一方を介してコンピュータ間の通信を行うためのハードウェア（送受信デバイス）であり、例えばネットワークデバイス、ネットワークコントローラ、ネットワークカード、通信モジュールなどともいう。通信装置１００４は、例えば周波数分割複信（ＦＤＤ：Frequency Division Duplex）及び時分割複信（ＴＤＤ：Time Division Duplex）の少なくとも一方を実現するために、高周波スイッチ、デュプレクサ、フィルタ、周波数シンセサイザなどを含んで構成されてもよい。例えば、送受信アンテナ、アンプ部、送受信部、伝送路インターフェース等は、通信装置１００４によって実現されてもよい。送受信部は、送信部と受信部とで、物理的に、または論理的に分離された実装がなされてもよい。

入力装置１００５は、外部からの入力を受け付ける入力デバイス（例えば、キーボード、マウス、マイクロフォン、スイッチ、ボタン、センサ等）である。出力装置１００６は、外部への出力を実施する出力デバイス（例えば、ディスプレイ、スピーカー、LEDランプ等）である。なお、入力装置１００５及び出力装置１００６は、一体となった構成（例えば、タッチパネル）であってもよい。

また、プロセッサ１００１及び記憶装置１００２等の各装置は、情報を通信するためのバス１００７によって接続される。バス１００７は、単一のバスを用いて構成されてもよいし、装置間ごとに異なるバスを用いて構成されてもよい。

また、基地局１０及び端末２０は、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ（ＤＳＰ：Digital Signal Processor）、ＡＳＩＣ（Application Specific Integrated Circuit）、ＰＬＤ（Programmable Logic Device）、ＦＰＧＡ（Field Programmable Gate Array）等のハードウェアを含んで構成されてもよく、当該ハードウェアにより、各機能ブロックの一部又は全てが実現されてもよい。例えば、プロセッサ１００１は、これらのハードウェアの少なくとも１つを用いて実装されてもよい。

（実施の形態のまとめ）
以上、説明したように、本発明の実施の形態によれば、端末能力の報告を要求するメッセージを基地局から受信する受信部と、前記端末能力の報告を要求するメッセージに基づいて、バンドごと又はバンドコンビネーションごとに、チャネル状態に係る情報を取得するための参照信号を使用する測定に関連する端末能力を、端末能力を報告するメッセージに含める制御部と、前記端末能力を報告するメッセージを前記基地局に送信する送信部とを有し、前記測定に関連する端末能力は、対象とする時間領域の範囲が指定される端末。が提供される。

上記の構成により、端末２０は、バンドごと又はバンドコンビネーションごとにサポートするＣＳＩ－ＲＳの有効期間及び数を明確に規定し、サポートするＣＳＩ－ＲＳのリソース数又はポート数を対象とする時間領域を明確にしたＵＥ能力として基地局１０に報告することができる。すなわち、無線通信システムにおける端末能力に係る報告の対象範囲を明確にすることができる。

前記対象とする時間領域の範囲は、スロットにおける前記参照信号の有効期間に基づいてもよい。当該構成により、端末２０は、バンドごと又はバンドコンビネーションごとにサポートするＣＳＩ－ＲＳの有効期間及び数を明確に規定し、サポートするＣＳＩ－ＲＳのリソース数又はポート数を対象とする時間領域を明確にしたＵＥ能力として基地局１０に報告することができる。

前記測定に関連する端末能力は、バンドごとの前記測定に使用するリソースの最大数であってもよい。当該構成により、端末２０は、バンドごとにサポートするＣＳＩ－ＲＳの有効期間及び数を明確に規定し、サポートするＣＳＩ－ＲＳのリソース数又はポート数を対象とする時間領域を明確にしたＵＥ能力として基地局１０に報告することができる。

前記測定に関連する端末能力は、バンドコンビネーションごとのすべてのキャリアにおける前記測定に使用するリソースの最大数であってもよい。当該構成により、端末２０は、バンドコンビネーションごとにサポートするＣＳＩ－ＲＳの有効期間及び数を明確に規定し、サポートするＣＳＩ－ＲＳのリソース数又はポート数を対象とする時間領域を明確にしたＵＥ能力として基地局１０に報告することができる。

前記リソースの最大数は、非周期的な前記参照信号、準持続的な前記参照信号及び周期的な前記参照信号の合計数であるか、又は非周期的な前記参照信号、準持続的な前記参照信号及び周期的な前記参照信号いずれかの最大数であるか、又は非周期的な前記参照信号及び準持続的な前記参照信号の合計数と周期的な前記参照信号の最大数のいずれかであってもよい。当該構成により、端末２０は、バンドごと又はバンドコンビネーションごとにサポートするＣＳＩ－ＲＳの有効期間及び数を明確に規定し、サポートするＣＳＩ－ＲＳのリソース数又はポート数を対象とする時間領域を明確にしたＵＥ能力として基地局１０に報告することができる。

また、本発明の実施の形態によれば、端末能力の報告を要求するメッセージを基地局から受信する受信手順と、前記端末能力の報告を要求するメッセージに基づいて、バンドごと又はバンドコンビネーションごとに、チャネル状態に係る情報を取得するための参照信号を使用する測定に関連する端末能力を、端末能力を報告するメッセージに含める制御手順と、前記端末能力を報告するメッセージを前記基地局に送信する送信手順とを端末が実行し、前記測定に関連する端末能力は、対象とする時間領域の範囲が指定される通信方法。

（実施形態の補足）
以上、本発明の実施の形態を説明してきたが、開示される発明はそのような実施形態に限定されず、当業者は様々な変形例、修正例、代替例、置換例等を理解するであろう。発明の理解を促すため具体的な数値例を用いて説明がなされたが、特に断りのない限り、それらの数値は単なる一例に過ぎず適切な如何なる値が使用されてもよい。上記の説明における項目の区分けは本発明に本質的ではなく、２以上の項目に記載された事項が必要に応じて組み合わせて使用されてよいし、ある項目に記載された事項が、別の項目に記載された事項に（矛盾しない限り）適用されてよい。機能ブロック図における機能部又は処理部の境界は必ずしも物理的な部品の境界に対応するとは限らない。複数の機能部の動作が物理的には１つの部品で行われてもよいし、あるいは１つの機能部の動作が物理的には複数の部品により行われてもよい。実施の形態で述べた処理手順については、矛盾の無い限り処理の順序を入れ替えてもよい。処理説明の便宜上、基地局１０及び端末２０は機能的なブロック図を用いて説明されたが、そのような装置はハードウェアで、ソフトウェアで又はそれらの組み合わせで実現されてもよい。本発明の実施の形態に従って基地局１０が有するプロセッサにより動作するソフトウェア及び本発明の実施の形態に従って端末２０が有するプロセッサにより動作するソフトウェアはそれぞれ、ランダムアクセスメモリ（ＲＡＭ）、フラッシュメモリ、読み取り専用メモリ（ＲＯＭ）、ＥＰＲＯＭ、ＥＥＰＲＯＭ、レジスタ、ハードディスク（ＨＤＤ）、リムーバブルディスク、ＣＤ－ＲＯＭ、データベース、サーバその他の適切な如何なる記憶媒体に保存されてもよい。

また、情報の通知は、本開示で説明した態様／実施形態に限られず、他の方法を用いて行われてもよい。例えば、情報の通知は、物理レイヤシグナリング（例えば、ＤＣＩ（Downlink Control Information）、ＵＣＩ（Uplink Control Information））、上位レイヤシグナリング（例えば、ＲＲＣ（Radio Resource Control）シグナリング、ＭＡＣ（Medium Access Control）シグナリング、報知情報（ＭＩＢ（Master Information Block）、ＳＩＢ（System Information Block））、その他の信号又はこれらの組み合わせによって実施されてもよい。また、ＲＲＣシグナリングは、ＲＲＣメッセージと呼ばれてもよく、例えば、ＲＲＣ接続セットアップ（RRC Connection Setup）メッセージ、ＲＲＣ接続再構成（RRC Connection Reconfiguration）メッセージ等であってもよい。

本開示において説明した各態様／実施形態は、ＬＴＥ（Long Term Evolution）、ＬＴＥ－Ａ（LTE-Advanced）、ＳＵＰＥＲ３Ｇ、ＩＭＴ－Ａｄｖａｎｃｅｄ、４Ｇ（4th generation mobile communication system）、５Ｇ（5th generation mobile communication system）、ＦＲＡ（Future Radio Access）、ＮＲ（new Radio）、Ｗ－ＣＤＭＡ（登録商標）、ＧＳＭ（登録商標）、ＣＤＭＡ２０００、ＵＭＢ（Ultra Mobile Broadband）、ＩＥＥＥ８０２．１１（Ｗｉ－Ｆｉ（登録商標））、ＩＥＥＥ８０２．１６（ＷｉＭＡＸ（登録商標））、ＩＥＥＥ８０２．２０、ＵＷＢ（Ultra-WideBand）、Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈ（登録商標）、その他の適切なシステムを利用するシステム及びこれらに基づいて拡張された次世代システムの少なくとも一つに適用されてもよい。また、複数のシステムが組み合わされて（例えば、ＬＴＥ及びＬＴＥ－Ａの少なくとも一方と５Ｇとの組み合わせ等）適用されてもよい。

本明細書で説明した各態様／実施形態の処理手順、シーケンス、フローチャート等は、矛盾の無い限り、順序を入れ替えてもよい。例えば、本開示において説明した方法については、例示的な順序を用いて様々なステップの要素を提示しており、提示した特定の順序に限定されない。

本明細書において基地局１０によって行われるとした特定動作は、場合によってはその上位ノード（upper node）によって行われることもある。基地局１０を有する１つ又は複数のネットワークノード（network nodes）からなるネットワークにおいて、端末２０との通信のために行われる様々な動作は、基地局１０及び基地局１０以外の他のネットワークノード（例えば、ＭＭＥ又はＳ－ＧＷ等が考えられるが、これらに限られない）の少なくとも１つによって行われ得ることは明らかである。上記において基地局１０以外の他のネットワークノードが１つである場合を例示したが、他のネットワークノードは、複数の他のネットワークノードの組み合わせ（例えば、ＭＭＥ及びＳ－ＧＷ）であってもよい。

本開示において説明した情報又は信号等は、上位レイヤ（又は下位レイヤ）から下位レイヤ（又は上位レイヤ）へ出力され得る。複数のネットワークノードを介して入出力されてもよい。

入出力された情報等は特定の場所（例えば、メモリ）に保存されてもよいし、管理テーブルを用いて管理してもよい。入出力される情報等は、上書き、更新、又は追記され得る。出力された情報等は削除されてもよい。入力された情報等は他の装置へ送信されてもよい。

本開示における判定は、１ビットで表される値（０か１か）によって行われてもよいし、真偽値（Boolean：true又はfalse）によって行われてもよいし、数値の比較（例えば、所定の値との比較）によって行われてもよい。

ソフトウェアは、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語と呼ばれるか、他の名称で呼ばれるかを問わず、命令、命令セット、コード、コードセグメント、プログラムコード、プログラム、サブプログラム、ソフトウェアモジュール、アプリケーション、ソフトウェアアプリケーション、ソフトウェアパッケージ、ルーチン、サブルーチン、オブジェクト、実行可能ファイル、実行スレッド、手順、機能などを意味するよう広く解釈されるべきである。

また、ソフトウェア、命令、情報などは、伝送媒体を介して送受信されてもよい。例えば、ソフトウェアが、有線技術（同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線（ＤＳＬ：Digital Subscriber Line）など）及び無線技術（赤外線、マイクロ波など）の少なくとも一方を使用してウェブサイト、サーバ、又は他のリモートソースから送信される場合、これらの有線技術及び無線技術の少なくとも一方は、伝送媒体の定義内に含まれる。

本開示において説明した情報、信号などは、様々な異なる技術のいずれかを使用して表されてもよい。例えば、上記の説明全体に渡って言及され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、チップなどは、電圧、電流、電磁波、磁界若しくは磁性粒子、光場若しくは光子、又はこれらの任意の組み合わせによって表されてもよい。

なお、本開示において説明した用語及び本開示の理解に必要な用語については、同一の又は類似する意味を有する用語と置き換えてもよい。例えば、チャネル及びシンボルの少なくとも一方は信号（シグナリング）であってもよい。また、信号はメッセージであってもよい。また、コンポーネントキャリア（ＣＣ：Component Carrier）は、キャリア周波数、セル、周波数キャリアなどと呼ばれてもよい。

本開示において使用する「システム」及び「ネットワーク」という用語は、互換的に使用される。

また、本開示において説明した情報、パラメータなどは、絶対値を用いて表されてもよいし、所定の値からの相対値を用いて表されてもよいし、対応する別の情報を用いて表されてもよい。例えば、無線リソースはインデックスによって指示されるものであってもよい。

上述したパラメータに使用する名称はいかなる点においても限定的な名称ではない。さらに、これらのパラメータを使用する数式等は、本開示で明示的に開示したものと異なる場合もある。様々なチャネル（例えば、ＰＵＣＣＨ、ＰＤＣＣＨなど）及び情報要素は、あらゆる好適な名称によって識別できるので、これらの様々なチャネル及び情報要素に割り当てている様々な名称は、いかなる点においても限定的な名称ではない。

本開示においては、「基地局（ＢＳ：Base Station）」、「無線基地局」、「基地局装置」、「固定局（fixed station）」、「ＮｏｄｅＢ」、「ｅＮｏｄｅＢ（ｅＮＢ）」、「ｇＮｏｄｅＢ（ｇＮＢ）」、「アクセスポイント（access point）」、「送信ポイント（transmission point）」、「受信ポイント（reception point）、「送受信ポイント（transmission/reception point）」、「セル」、「セクタ」、「セルグループ」、「キャリア」、「コンポーネントキャリア」などの用語は、互換的に使用され得る。基地局は、マクロセル、スモールセル、フェムトセル、ピコセルなどの用語で呼ばれる場合もある。

基地局は、１つ又は複数（例えば、３つ）のセルを収容することができる。基地局が複数のセルを収容する場合、基地局のカバレッジエリア全体は複数のより小さいエリアに区分でき、各々のより小さいエリアは、基地局サブシステム（例えば、屋内用の小型基地局（ＲＲＨ：ＲｅｍｏｔｅＲａｄｉｏＨｅａｄ）によって通信サービスを提供することもできる。「セル」又は「セクタ」という用語は、このカバレッジにおいて通信サービスを行う基地局及び基地局サブシステムの少なくとも一方のカバレッジエリアの一部又は全体を指す。

本開示においては、「移動局（ＭＳ：Mobile Station）」、「ユーザ端末（user terminal）」、「ユーザ装置（ＵＥ：User Equipment）」、「端末」などの用語は、互換的に使用され得る。

移動局は、当業者によって、加入者局、モバイルユニット、加入者ユニット、ワイヤレスユニット、リモートユニット、モバイルデバイス、ワイヤレスデバイス、ワイヤレス通信デバイス、リモートデバイス、モバイル加入者局、アクセス端末、モバイル端末、ワイヤレス端末、リモート端末、ハンドセット、ユーザエージェント、モバイルクライアント、クライアント、又はいくつかの他の適切な用語で呼ばれる場合もある。

基地局及び移動局の少なくとも一方は、送信装置、受信装置、通信装置などと呼ばれてもよい。なお、基地局及び移動局の少なくとも一方は、移動体に搭載されたデバイス、移動体自体などであってもよい。当該移動体は、乗り物（例えば、車、飛行機など）であってもよいし、無人で動く移動体（例えば、ドローン、自動運転車など）であってもよいし、ロボット（有人型又は無人型）であってもよい。なお、基地局及び移動局の少なくとも一方は、必ずしも通信動作時に移動しない装置も含む。例えば、基地局及び移動局の少なくとも一方は、センサなどのＩｏＴ（Internet of Things）機器であってもよい。

また、本開示における基地局は、ユーザ端末で読み替えてもよい。例えば、基地局及びユーザ端末間の通信を、複数の端末２０間の通信（例えば、Ｄ２Ｄ（Device-to-Device）、Ｖ２Ｘ（Vehicle-to-Everything）などと呼ばれてもよい）に置き換えた構成について、本開示の各態様／実施形態を適用してもよい。この場合、上述の基地局１０が有する機能を端末２０が有する構成としてもよい。また、「上り」及び「下り」などの文言は、端末間通信に対応する文言（例えば、「サイド（side）」）で読み替えられてもよい。例えば、上りチャネル、下りチャネルなどは、サイドチャネルで読み替えられてもよい。

同様に、本開示におけるユーザ端末は、基地局で読み替えてもよい。この場合、上述のユーザ端末が有する機能を基地局が有する構成としてもよい。

本開示で使用する「判断(determining)」、「決定(determining)」という用語は、多種多様な動作を包含する場合がある。「判断」、「決定」は、例えば、判定(judging)、計算(calculating)、算出(computing)、処理(processing)、導出(deriving)、調査(investigating)、探索(looking up、search、inquiry)（例えば、テーブル、データベース又は別のデータ構造での探索）、確認(ascertaining)した事を「判断」「決定」したとみなす事などを含み得る。また、「判断」、「決定」は、受信(receiving)（例えば、情報を受信すること）、送信(transmitting)(例えば、情報を送信すること)、入力(input)、出力(output)、アクセス(accessing)（例えば、メモリ中のデータにアクセスすること）した事を「判断」「決定」したとみなす事などを含み得る。また、「判断」、「決定」は、解決(resolving)、選択(selecting)、選定(choosing)、確立(establishing)、比較(comparing)などした事を「判断」「決定」したとみなす事を含み得る。つまり、「判断」「決定」は、何らかの動作を「判断」「決定」したとみなす事を含み得る。また、「判断（決定）」は、「想定する（assuming）」、「期待する（expecting）」、「みなす（considering）」などで読み替えられてもよい。

「接続された(connected)」、「結合された(coupled)」という用語、又はこれらのあらゆる変形は、２又はそれ以上の要素間の直接的又は間接的なあらゆる接続又は結合を意味し、互いに「接続」又は「結合」された２つの要素間に１又はそれ以上の中間要素が存在することを含むことができる。要素間の結合又は接続は、物理的なものであっても、論理的なものであっても、或いはこれらの組み合わせであってもよい。例えば、「接続」は「アクセス」で読み替えられてもよい。本開示で使用する場合、２つの要素は、１又はそれ以上の電線、ケーブル及びプリント電気接続の少なくとも一つを用いて、並びにいくつかの非限定的かつ非包括的な例として、無線周波数領域、マイクロ波領域及び光（可視及び不可視の両方）領域の波長を有する電磁エネルギーなどを用いて、互いに「接続」又は「結合」されると考えることができる。

参照信号は、ＲＳ（Reference Signal）と略称することもでき、適用される標準によってパイロット（Pilot）と呼ばれてもよい。

本開示において使用する「に基づいて」という記載は、別段に明記されていない限り、「のみに基づいて」を意味しない。言い換えれば、「に基づいて」という記載は、「のみに基づいて」と「に少なくとも基づいて」の両方を意味する。

本開示において使用する「第１の」、「第２の」などの呼称を使用した要素へのいかなる参照も、それらの要素の量又は順序を全般的に限定しない。これらの呼称は、２つ以上の要素間を区別する便利な方法として本開示において使用され得る。したがって、第１及び第２の要素への参照は、２つの要素のみが採用され得ること、又は何らかの形で第１の要素が第２の要素に先行しなければならないことを意味しない。

上記の各装置の構成における「手段」を、「部」、「回路」、「デバイス」等に置き換えてもよい。

本開示において、「含む（include）」、「含んでいる（including）」及びそれらの変形が使用されている場合、これらの用語は、用語「備える（comprising）」と同様に、包括的であることが意図される。さらに、本開示において使用されている用語「又は（or）」は、排他的論理和ではないことが意図される。

無線フレームは時間領域において１つ又は複数のフレームによって構成されてもよい。時間領域において１つ又は複数の各フレームはサブフレームと呼ばれてもよい。サブフレームは更に時間領域において１つ又は複数のスロットによって構成されてもよい。サブフレームは、ニューメロロジ（numerology）に依存しない固定の時間長（例えば、１ｍｓ）であってもよい。

ニューメロロジは、ある信号又はチャネルの送信及び受信の少なくとも一方に適用される通信パラメータであってもよい。ニューメロロジは、例えば、サブキャリア間隔（ＳＣＳ：SubCarrier Spacing）、帯域幅、シンボル長、サイクリックプレフィックス長、送信時間間隔（ＴＴＩ：Transmission Time Interval）、ＴＴＩあたりのシンボル数、無線フレーム構成、送受信機が周波数領域において行う特定のフィルタリング処理、送受信機が時間領域において行う特定のウィンドウイング処理などの少なくとも１つを示してもよい。

スロットは、時間領域において１つ又は複数のシンボル（ＯＦＤＭ（Orthogonal Frequency Division Multiplexing）シンボル、ＳＣ-ＦＤＭＡ（Single Carrier Frequency Division Multiple Access）シンボル等）で構成されてもよい。スロットは、ニューメロロジに基づく時間単位であってもよい。

スロットは、複数のミニスロットを含んでもよい。各ミニスロットは、時間領域において１つ又は複数のシンボルによって構成されてもよい。また、ミニスロットは、サブスロットと呼ばれてもよい。ミニスロットは、スロットよりも少ない数のシンボルによって構成されてもよい。ミニスロットより大きい時間単位で送信されるＰＤＳＣＨ（又はＰＵＳＣＨ）は、ＰＤＳＣＨ（又はＰＵＳＣＨ）マッピングタイプＡと呼ばれてもよい。ミニスロットを用いて送信されるＰＤＳＣＨ（又はＰＵＳＣＨ）は、ＰＤＳＣＨ（又はＰＵＳＣＨ）マッピングタイプＢと呼ばれてもよい。

無線フレーム、サブフレーム、スロット、ミニスロット及びシンボルは、いずれも信号を伝送する際の時間単位を表す。無線フレーム、サブフレーム、スロット、ミニスロット及びシンボルは、それぞれに対応する別の呼称が用いられてもよい。

例えば、１サブフレームは送信時間間隔（ＴＴＩ：Transmission Time Interval）と呼ばれてもよいし、複数の連続したサブフレームがＴＴＩと呼ばれてよいし、１スロット又は１ミニスロットがＴＴＩと呼ばれてもよい。つまり、サブフレーム及びＴＴＩの少なくとも一方は、既存のＬＴＥにおけるサブフレーム（１ｍｓ）であってもよいし、１ｍｓより短い期間（例えば、１－１３シンボル）であってもよいし、１ｍｓより長い期間であってもよい。なお、ＴＴＩを表す単位は、サブフレームではなくスロット、ミニスロットなどと呼ばれてもよい。

ここで、ＴＴＩは、例えば、無線通信におけるスケジューリングの最小時間単位のことをいう。例えば、ＬＴＥシステムでは、基地局が各端末２０に対して、無線リソース（各端末２０において使用することが可能な周波数帯域幅、送信電力など）を、ＴＴＩ単位で割り当てるスケジューリングを行う。なお、ＴＴＩの定義はこれに限られない。

ＴＴＩは、チャネル符号化されたデータパケット（トランスポートブロック）、コードブロック、コードワードなどの送信時間単位であってもよいし、スケジューリング、リンクアダプテーションなどの処理単位となってもよい。なお、ＴＴＩが与えられたとき、実際にトランスポートブロック、コードブロック、コードワードなどがマッピングされる時間区間（例えば、シンボル数）は、当該ＴＴＩよりも短くてもよい。

なお、１スロット又は１ミニスロットがＴＴＩと呼ばれる場合、１以上のＴＴＩ（すなわち、１以上のスロット又は１以上のミニスロット）が、スケジューリングの最小時間単位となってもよい。また、当該スケジューリングの最小時間単位を構成するスロット数（ミニスロット数）は制御されてもよい。

１ｍｓの時間長を有するＴＴＩは、通常ＴＴＩ（ＬＴＥＲｅｌ．８－１２におけるＴＴＩ）、ノーマルＴＴＩ、ロングＴＴＩ、通常サブフレーム、ノーマルサブフレーム、ロングサブフレーム、スロットなどと呼ばれてもよい。通常ＴＴＩより短いＴＴＩは、短縮ＴＴＩ、ショートＴＴＩ、部分ＴＴＩ（partial又はfractional TTI）、短縮サブフレーム、ショートサブフレーム、ミニスロット、サブスロット、スロットなどと呼ばれてもよい。

なお、ロングＴＴＩ（例えば、通常ＴＴＩ、サブフレームなど）は、１ｍｓを超える時間長を有するＴＴＩで読み替えてもよいし、ショートＴＴＩ（例えば、短縮ＴＴＩなど）は、ロングＴＴＩのＴＴＩ長未満かつ１ｍｓ以上のＴＴＩ長を有するＴＴＩで読み替えてもよい。

リソースブロック（ＲＢ）は、時間領域及び周波数領域のリソース割当単位であり、周波数領域において、１つ又は複数個の連続した副搬送波（subcarrier）を含んでもよい。ＲＢに含まれるサブキャリアの数は、ニューメロロジに関わらず同じであってもよく、例えば１２であってもよい。ＲＢに含まれるサブキャリアの数は、ニューメロロジに基づいて決定されてもよい。

また、ＲＢの時間領域は、１つ又は複数個のシンボルを含んでもよく、１スロット、１ミニスロット、１サブフレーム、又は１ＴＴＩの長さであってもよい。１ＴＴＩ、１サブフレームなどは、それぞれ１つ又は複数のリソースブロックで構成されてもよい。

なお、１つ又は複数のＲＢは、物理リソースブロック（ＰＲＢ：Physical RB）、サブキャリアグループ（ＳＣＧ：Sub-Carrier Group）、リソースエレメントグループ（ＲＥＧ：Resource Element Group）、ＰＲＢペア、ＲＢペアなどと呼ばれてもよい。

また、リソースブロックは、１つ又は複数のリソースエレメント（ＲＥ：Resource Element）によって構成されてもよい。例えば、１ＲＥは、１サブキャリア及び１シンボルの無線リソース領域であってもよい。

帯域幅部分（ＢＷＰ：Bandwidth Part）（部分帯域幅などと呼ばれてもよい）は、あるキャリアにおいて、あるニューメロロジ用の連続する共通ＲＢ（common resource blocks）のサブセットのことを表してもよい。ここで、共通ＲＢは、当該キャリアの共通参照ポイントを基準としたＲＢのインデックスによって特定されてもよい。ＰＲＢは、あるＢＷＰで定義され、当該ＢＷＰ内で番号付けされてもよい。

ＢＷＰには、ＵＬ用のＢＷＰ（ＵＬＢＷＰ）と、ＤＬ用のＢＷＰ（ＤＬＢＷＰ）とが含まれてもよい。ＵＥに対して、１キャリア内に１つ又は複数のＢＷＰが設定されてもよい。

設定されたＢＷＰの少なくとも１つがアクティブであってもよく、ＵＥは、アクティブなＢＷＰの外で所定の信号／チャネルを送受信することを想定しなくてもよい。なお、本開示における「セル」、「キャリア」などは、「ＢＷＰ」で読み替えられてもよい。

上述した無線フレーム、サブフレーム、スロット、ミニスロット及びシンボルなどの構造は例示に過ぎない。例えば、無線フレームに含まれるサブフレームの数、サブフレーム又は無線フレームあたりのスロットの数、スロット内に含まれるミニスロットの数、スロット又はミニスロットに含まれるシンボル及びＲＢの数、ＲＢに含まれるサブキャリアの数、並びにＴＴＩ内のシンボル数、シンボル長、サイクリックプレフィックス（ＣＰ：Cyclic Prefix）長などの構成は、様々に変更することができる。

本開示において、例えば、英語でのa, an及びtheのように、翻訳により冠詞が追加された場合、本開示は、これらの冠詞の後に続く名詞が複数形であることを含んでもよい。

本開示において、「ＡとＢが異なる」という用語は、「ＡとＢが互いに異なる」ことを意味してもよい。なお、当該用語は、「ＡとＢがそれぞれＣと異なる」ことを意味してもよい。「離れる」、「結合される」などの用語も、「異なる」と同様に解釈されてもよい。

本開示において説明した各態様／実施形態は単独で用いてもよいし、組み合わせて用いてもよいし、実行に伴って切り替えて用いてもよい。また、所定の情報の通知（例えば、「Ｘであること」の通知）は、明示的に行うものに限られず、暗黙的（例えば、当該所定の情報の通知を行わない）ことによって行われてもよい。

なお、本開示において、ＵＥ能力は、端末能力の一例である。「ＵＥＣａｐａｂｉｌｉｔｙＥｎｑｕｉｒｙ」は、端末能力の報告を要求するメッセージの一例である。「ＵＥＣａｐａｂｉｌｉｔｙＩｎｆｏｒｍａｔｉｏｎ」は、端末能力を報告するメッセージの一例である。ＣＳＩ－ＲＳは、チャネル状態に係る情報を取得するための参照信号の一例である。

以上、本開示について詳細に説明したが、当業者にとっては、本開示が本開示中に説明した実施形態に限定されるものではないということは明らかである。本開示は、請求の範囲の記載により定まる本開示の趣旨及び範囲を逸脱することなく修正及び変更態様として実施することができる。したがって、本開示の記載は、例示説明を目的とするものであり、本開示に対して何ら制限的な意味を有するものではない。
（第１項）
端末能力の報告を要求するメッセージを基地局から受信する受信部と、
前記端末能力の報告を要求するメッセージに基づいて、バンドごと又はバンドコンビネーションごとに、チャネル状態に係る情報を取得するための参照信号を使用する測定に関連する端末能力を、端末能力を報告するメッセージに含める制御部と、
前記端末能力を報告するメッセージを前記基地局に送信する送信部とを有し、
前記測定に関連する端末能力は、対象とする時間領域の範囲が指定される端末。
（第２項）
前記対象とする時間領域の範囲は、スロットにおける前記参照信号の有効期間に基づく第１項記載の端末。
（第３項）
前記測定に関連する端末能力は、バンドごとの前記測定に使用するリソースの最大数である第２項記載の端末。
（第４項）
前記測定に関連する端末能力は、バンドコンビネーションごとのすべてのキャリアにおける前記測定に使用するリソースの最大数である第２項記載の端末。
（第５項）
前記リソースの最大数は、非周期的な前記参照信号、準持続的な前記参照信号及び周期的な前記参照信号の合計数であるか、又は非周期的な前記参照信号、準持続的な前記参照信号及び周期的な前記参照信号いずれかの最大数であるか、又は非周期的な前記参照信号及び準持続的な前記参照信号の合計数と周期的な前記参照信号の最大数のいずれかである第３項又は第４項記載の端末。
（第６項）
端末能力の報告を要求するメッセージを基地局から受信する受信手順と、
前記端末能力の報告を要求するメッセージに基づいて、バンドごと又はバンドコンビネーションごとに、チャネル状態に係る情報を取得するための参照信号を使用する測定に関連する端末能力を、端末能力を報告するメッセージに含める制御手順と、
前記端末能力を報告するメッセージを前記基地局に送信する送信手順とを端末が実行し、
前記測定に関連する端末能力は、対象とする時間領域の範囲が指定される通信方法。

１０基地局
１１０送信部
１２０受信部
１３０設定部
１４０制御部
２０端末
２１０送信部
２２０受信部
２３０設定部
２４０制御部
１００１プロセッサ
１００２記憶装置
１００３補助記憶装置
１００４通信装置
１００５入力装置
１００６出力装置

Claims

端末能力の問い合わせメッセージを基地局から受信する受信部と、
前記端末能力の問い合わせメッセージを受信すると、チャネル状態情報参照信号のリソースに関する能力情報を含む端末能力情報を送信する送信部と、を備え、
前記能力情報は、スロットあたりのチャネル状態情報参照信号のリソースの有効期間における、バンドごとの当該端末によりサポートされるリソースの最大数を含む、端末。
前記有効期間は、前記チャネル状態情報参照信号が非周期的チャネル状態情報参照信号であるとき、前記問い合わせメッセージを含むＰＤＣＣＨ（ＰｈｙｓｉｃａｌＤｏｗｎｌｉｎｋＣｏｎｔｒｏｌＣｈａｎｎｅｌ）の終端から、前記非周期的チャネル状態情報参照信号に基づくチャネル状態情報の報告を含むＰＵＳＣＨ（ＰｈｙｓｉｃａｌＵｐｌｉｎｋＳｈａｒｅｄＣｈａｎｎｅｌ）の終端までの期間である、請求項１記載の端末。
前記有効期間は、前記チャネル状態情報参照信号が準持続的チャネル状態情報参照信号であるとき、有効化コマンドの適用が完了した時点から無効化コマンドの適用が完了した時点までの期間である、請求項１記載の端末。
前記有効期間は、前記チャネル状態情報参照信号が周期的チャネル状態情報参照信号であるとき、前記周期的チャネル状態情報参照信号が上位レイヤにより設定された時点から、前記周期的チャネル状態情報参照信号の設定が解放された時点までの期間である、請求項１記載の端末。
端末能力の問い合わせメッセージを端末に送信する送信部と、
前記端末が前記端末能力の問い合わせメッセージを受信すると、前記端末により送信されるチャネル状態情報参照信号のリソースに関する能力情報を含む端末能力情報を受信する受信部と、を備え、
前記能力情報は、スロットあたりのチャネル状態情報参照信号のリソースの有効期間における、バンドごとの当該端末によりサポートされるリソースの最大数を含む、基地局。
端末が端末能力の問い合わせメッセージを基地局から受信するステップと、
前記端末が前記端末能力の問い合わせメッセージを受信すると、前記端末がチャネル状態情報参照信号のリソースに関する能力情報を含む端末能力情報を送信するステップと、を備え、
前記能力情報は、スロットあたりのチャネル状態情報参照信号のリソースの有効期間における、バンドごとの当該端末によりサポートされるリソースの最大数を含む、通信方法。
端末と基地局とを備えるシステムであって、
前記基地局は、端末能力の問い合わせメッセージを端末に送信し、
前記端末は、前記端末能力の問い合わせメッセージを受信すると、チャネル状態情報参照信号のリソースに関する能力情報を含む端末能力情報を、基地局に送信し、
前記能力情報は、スロットあたりのチャネル状態情報参照信号のリソースの有効期間における、バンドごとの当該端末によりサポートされるリソースの最大数を含む、システム。