JP7407744B2 - 折り畳み可能な自転車フレーム - Google Patents

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Description

関連出願
本願は、2018年2月22日に出願された「COLLAPSIBLE BICYCLE AND FRAME」という名称の仮特許出願第62/633,879号の利益を主張するものであり、この仮特許出願の全体が参照により本明細書に組み込まれている。
本開示は、一般に、自転車に関し、より詳細には、折り畳み可能なフレームを有する自転車に関する。
従来型の自転車は、都市部および農村部の両方において効率的な輸送手段を提供する。折り畳み自転車は、都市のマンションまたは職場において、スペースが限られている場合、または公共交通機関、車、飛行機、フェリー、もしくは電車のような、自転車の輸送を制限する規則がある場合に用途がある。折り畳み自転車は、都市のマンション、職場、小さな住居、およびアクセスが困難または窮屈な場所のような、自転車の安全な保管場所へのアクセスが制限されている場合にも用途がある。
従来の自転車用の主なフレーム形状は、一般に「ダイヤモンドフレーム」と呼ばれ、このフレームは、前部および後部の三角形、または前部のダイヤモンドおよび後部の三角形が固定され、一般に受け入れられて優れた乗車特性を提供するとともに良好な剛性対重量比を有する。折り畳み自転車の多くの例は、非従来型のフレーム形状を有し、しばしば車輪が小さく、満足のいく乗車性能および快適さを提供しない。既存の折り畳みまたは折り畳み可能自転車は、しばしば「ダイヤモンドフレーム」形状から大きく外れており、自転車の重量を増やすがフレームの剛性を減少させる横方向回動ヒンジのようなジョイントを組み込んでいることもある。折り畳み自転車のいくつかの例は、折り畳まれたときに後輪をダウンチューブの下に配置するように設計され、これには「ダイヤモンドフレーム」構成からの大幅な逸脱が必要である。
従来型のフレーム形状およびサイズ設定を有する自転車は、一般に乗り心地がより良く、取り扱いが改善され、ロード性能が改善されている。
開示された一態様によれば、自転車フレームが提供されている。この自転車フレームは、下端および上端を有するシートチューブを含む後部フレーム構造を含み、上端は、シートを取り付けるためのシートポストを受容するように動作可能に構成されている。後部フレーム構造はまた、クランクセットを回転可能に取り付けるように動作可能に構成されたボトムブラケットを受容するためのボトムブラケットシェルと、後方へ延在して後輪を受容するための後輪マウントにおいて終端する少なくとも1つのチェーンステーと、を含む。チェーンステーの前方端、シートチューブの下端、およびボトムブラケットシェルは、ボトムブラケットシェルに近接して堅固に接続されている。この自転車フレームはまた、前方に配置されたヘッドチューブに堅固に接続されたダウンチューブを含む前部フレーム構造を含み、ヘッドチューブは、前輪を受容するための操縦可能前輪マウントを受容するように構成されている。ダウンチューブは、ボトムブラケットシェルに近接するピボットで後部フレーム構造に接続され、ピボットにより、ピボットを中心とする、共通垂直平面における後部フレーム構造に対する前部フレーム構造の回動が容易になる。この自転車フレームはまたフレームロックを含み、フレームロックは、係合されると、ピボットを実質的に不動化してフレームを乗車状態に置き、フレームロックは、係合解除されると、共通垂直平面におけるピボットを中心とするダウンチューブおよびシートチューブの互いの方への相対移動を容易にして、ダウンチューブがシートチューブと並んでいる折り畳み状態にフレームを置く。
後部フレーム構造は、シートチューブと少なくとも1つのチェーンステーとの間に延在する少なくとも1つのシートステーをさらに含むことができる。
フレームロックは、クロスバーを含み、クロスバーは、前部フレーム構造と後部フレーム構造との間にまたがるとともに、前部フレーム構造および後部フレーム構造のうちの1つから接続解除するように動作可能に構成された端部を有して前部フレーム構造がピボットを中心に共通垂直平面において移動することを可能にすることができる。
クロスバーは、ダウンチューブおよびヘッドチューブのうちの1つに堅固に固定された前方端を有することができ、後方端は、後部フレーム構造から接続解除するように動作可能に構成することができる。
クロスバーの後方端の少なくとも一部は、少なくとも1つのアームを含み、少なくとも1つのアームは、共通垂直平面に対して横方向に変位して、フレームを折り畳み状態に置く場合に、フレームロックを係合解除させて前部フレーム構造を後部フレーム構造の方へ回動させるとき、クロスバーとシートチューブとの間に隙間を提供することができる。
少なくとも1つのアームは、共通垂直平面の各側の方へ横方向に変位した一対のアームを含むことができる。
少なくとも1つのアームは、フレームを折り畳み状態に置くとき、後輪を後輪マウントに取り付けたままにしておくことを可能にするように動作可能に構成することができる。
少なくとも1つのアームは、少なくとも1つのアームと自転車のドライブトレイン部品との間に隙間を提供して、ドライブトレインを乗車状態用に構成されたままにしておくとともにフレームが折り畳み状態にあるときに後輪の回転をさらに容易にすることを可能にするように動作可能に構成することができる。
少なくとも1つのアームは、フレームを折り畳み状態に置くとき、クロスバーとシートチューブの上端およびシートポストの少なくとも1つとの間に隙間を提供するように構成することができる。
フレームロックは、クロスバー上の対応する特徴と前部フレーム構造または後部フレーム構造とを接続してフレームを乗車状態にロックするための留め具を含むことができる。
クロスバーの後方端は、ボトムブラケットシェルとシートチューブの上端との間の途中の場所で終端してステップスルーフレーム形状を提供することができる。
この自転車フレームは、フレームが折り畳み状態にあるとき、前部フレーム構造を後部フレーム構造に解放可能に固定するように動作可能に構成されたフレーム保持具を含むことができる。
フレームロックは、シートチューブの上端に近接して配置することができる。
フレームロックは、ある長さのチューブを含むことができ、ある長さのチューブは、クロスバーの後方端に配置され、フレームが乗車状態にあるときにシートチューブの上端と位置を合わせるように配向され、当該ある長さのチューブは、当該ある長さのチューブを通して挿入されてシートチューブの上端内に固定されたシートポストを受容することによってフレームロックとして作用するように動作可能である。
フレームロックは、ダウンチューブの下端に近接する場所とシートチューブの下端に近接する場所との間に解放可能に固定されたブレースを含むことができ、ブレースは、フレームが乗車状態にあるとき、ピボットを不動化するように動作可能である。
ブレースは、共通垂直平面に対して横方向かつクランクセットのチェーンリングの上方に配置することができ、チェーンリングの回転のための隙間を提供するための弓形形状を有することができる。
ピボットは、フレームが折り畳み状態にあるとき、ダウンチューブが概ねシートチューブと並んで配置されるよう、ボトムブラケットに隣接して、かつ、ボトムブラケットの前方に配置することができる。
ピボットは、ピボットの周りのフレームの横方向の曲げを防止するようにサイズ設定および構成することができる。
ピボットは、ボトムブラケットシェルと同心とすることができる。
ボトムブラケットシェルは、横方向に離間した一対の円筒状孔を含むことができ、中央円筒状孔が一対の円筒状孔間に配置され、一対の円筒状孔と位置を合わせ、一対の円筒状孔または中央円筒状孔のいずれかは、ダウンチューブに接続することができ、円筒状スリーブが、ピボットを形成するために一対の円筒状孔および中央円筒状孔を通って嵌合するようにサイズ設定された外表面を有し、スリーブは、クランクセットを取り付けるためのボトムブラケットを受容するようにサイズ設定された内孔を有する。
円筒状スリーブは、圧入、接着プロセス、ねじ接続、および溶接またはろう付け接続のいずれかによって一対の円筒状孔または中央円筒状孔の少なくとも1つに固定することができる。
フレームロックは、係合されると、フレームが乗車状態にあるときに一対の円筒状孔と中央円筒状孔との間のピボットの動作を抑制するように動作可能に構成することができる。
この自転車フレームは、前輪が、折り畳まれたフレームと並ぶように、折り畳まれたフレームに前輪を取り付けるためにフレームに配置された車輪保持具、および、後輪が、折り畳まれたフレームと並ぶように、折り畳まれたフレームに後輪を取り付けるためにフレームに配置された車輪保持具の少なくとも1つを含むことができる。
この自転車フレームは、折り畳み状態にあって前輪および後輪がそれぞれの車輪保持具に取り付けられているとき、受託手荷物に関連する一般に適用可能な航空会社の旅行制限内に収まる大きさを有することができる。
このフレームは、従来の自転車、推進用の一体型電気モータを有する電気自転車、ロード自転車、都市通勤自転車、ツーリング自転車、ハイブリッド自転車、シクロクロス自転車、後部サスペンション付きシングルスピードクロスカントリーマウンテン自転車、後部サスペンション付き内部ギア式後部ハブクロスカントリーマウンテン自転車、およびファット自転車のうちの1つに関連するフレーム形状および車輪サイズに概ね対応するように構成することができる。
車輪サイズは、フレーム構成に従来から関連するフルサイズの車輪を含むことができる。
他の開示された一態様による自転車は、上で定義されたような自転車フレームを含むことができ、後輪マウントに取り付けられた後輪、ヘッドチューブに取り付けられた操縦可能前輪マウント、前輪マウントに取り付けられた前輪、およびシートチューブの上端にあるシートポストを介して取り付けられたサドルをさらに含む。
具体的な開示された実施形態の以下の説明を添付の図面と併せて検討すると、他の態様および特徴が当業者に明らかになるであろう。
開示された第1の実施形態による、乗車状態にある自転車の右側斜視図である。 図1Aに示す乗車状態にある自転車の左側斜視図である。 部分的折り畳み状態にある、図1Aおよび図1Bに示す自転車の立面図である。 図2Aに示す部分的に折り畳まれた自転車の後面斜視図である。 フレームが折り畳み状態にある、図1Aおよび図1Bに示す自転車の斜視図である。 完全折り畳み状態にある、図1Aおよび図1Bに示す自転車の立面図である。 図2Aに示す自転車のピボットおよびボトムブラケットの分解斜視図である。 図2Aに示す自転車のフレームロックの分解斜視図である。 部分的係合状態にある、図4Aに示すフレームロックの斜視図である。 開示された他の一実施形態による、乗車状態にある自転車の右側斜視図である。 図5Aに示す、乗車状態にある自転車の左側斜視図である。 部分的折り畳み状態にある、図5Aおよび図5Bに示す自転車の立面図である。 図5Aに示す、部分的に折り畳まれた自転車の後面斜視図である。 フレームが折り畳み状態にある、図5Aおよび図5Bに示す自転車の斜視図である。 完全折り畳み状態にある、図5Aおよび図5Bに示す自転車の立面図である。 開示された他の一実施形態によるフレームロックの分解図である。 図5Aおよび図5Bに示す自転車の車輪保持具の断面図である。 開示された他の一実施形態による自転車フレームの斜視図である。 部分的折り畳み状態にある、図8Aの自転車フレームの斜視図である。 完全折り畳み状態にある、図8Aの自転車フレームの斜視図である。 図8Aの自転車フレームのピボットの分解図である。 開示された他の一実施形態による自転車の斜視図である。 折り畳み状態にある、図9の自転車の斜視図である。 開示されたさらに他の一実施形態による自転車の斜視図である。 完全折り畳み状態にある、図11の自転車の斜視図である。 開示された他の一実施形態によるロード自転車の斜視図である。 完全折り畳みおよびパッケージング状態にある、図13Aに示すロード自転車の斜視図である。 開示されたさらなる一実施形態によるロード自転車の斜視図である。 完全折り畳みおよびパッケージング状態にある、図14Aのロード自転車の斜視図である。
ロード自転車フレーム
図1Aおよび図1Bを参照すると、開示された第1の実施形態による自転車が、全体として符号100で示され、フレーム102、後輪104、操縦可能前輪マウント106、前輪108、およびシート110を含む。ハンドルバー112が、前輪108を回転させるために操縦可能前輪マウント106に結合されている。自転車フレーム102は、後部フレーム構造114および前部フレーム構造116を含む。自転車100は、図1Aおよび図1Bにおいてフレーム102が乗車状態にある異なる側から示されている。
自転車100およびフレーム102は、従来のロードまたはレーシング自転車に関連するフレーム形状および車輪サイズに概ね対応するように構成されている。この実施形態においてフレーム102は、炭素繊維強化ポリマー構造として示されている。自転車フレーム102の要素は、製造プロセス中に単一構造として形成することができる。他の実施形態においてフレーム102は、フレーム構造を形成するために接続部で溶接された鋼、アルミニウム、またはチタン管類を用いて製造することができる。
後部フレーム構造114は、下端120および上端122を有するシートチューブ118を含む。上端122は、シート110を取り付けるためのシートポスト124を受容するように構成されている。後部フレーム構造114はまたボトムブラケットシェル126を含む。自転車100はまた、ボトムブラケットシェル126内のボトムブラケットを介して取り付けられたクランクセット128を含む。ボトムブラケットは、自転車にクランクセットを回転可能に取り付けることに関連する構成要素を指すために用いられる一般的な用語であり、通常、ベアリングと、クランクセットが取り付けられたスピンドルを受容するベアリングハウジングと、を含む。スピンドルは、実装されているボトムブラケットのタイプに応じて、クランクセットと一体またはボトムブラケット自体の一部とすることができる。
図示の実施形態において、クランクセット128は、チェーン136を介して後部スプロケットセット134を駆動するチェーンリングセット132に接続された右側クランク130を含む。左手クランク138(図1Bに示す)もボトムブラケット内のスピンドルに接続されている。クランクセット128、左クランク138、後部スプロケット134、およびチェーン136は、自転車100のドライブトレインを共に形成する。他の実施形態においてドライブトレインは、チェーン136の代わりに駆動ベルトを用いて、またはシャフトベースのドライブトレインを実装することによって実装することができる。ペダルは、乗り手の好みによって一般的に選択され、図1Aまたは図1Bにおいてクランク130に取り付けて示していない。この実施形態における後部スプロケットセット134は、異なるサイズの複数の隣接するスプロケットを含み、自転車100は、チェーン136をスプロケット間で移動させてドライブトレインに関連するギア比を変更するための後部ディレイラ174を含む。同様にチェーンリングセット132は、異なるサイズの2つの隣接するチェーンリングを含み、前部ディレイラ176が、ドライブトレインのギア比を変更するために含まれる。
後部フレーム構造114はまた、後方へ延在して後輪104を受容するための後輪マウント144において終端する一対の離間したチェーンステー140および142を含む。本明細書で用いるような「チェーンステー」という用語は、上述したような他の非チェーンベースのドライブトレインを排除することを意図しない。チェーンベースのドライブトレインを備えた自転車100では、チェーンステー140および142は一般にチェーンステーと呼ばれる。後輪マウント144は、後輪104のハブを受容および保持する一対のドロップアウトを含むことができる。図示の実施形態において後輪マウント144は、円筒状ドロップアウト開口を通して、および後輪104のハブにある横孔を通して横方向に挿入された貫通軸として実装されている。他の実施形態において車輪は、車輪ナットを介して、または車輪のハブにある横孔を通過するクイックリリースレバーおよびスキュアを介してc形状ドロップアウト内に固定することができる。
チェーンステー140および142のそれぞれの前方端、シートチューブ118の下端120、およびボトムブラケットシェル126は、ボトムブラケットシェルに近接して堅固に接続されて後部フレーム構造114を形成している。図示の実施形態において後部フレーム構造114はまた、一対の離間したシートステー146および148(シートステー148は図1Bに示されている)を含み、シートステー146および148はそれぞれ概ねシートチューブ118の上端122から延在してそれぞれのチェーンステー140および142に接続している。シートステー146および148、チェーンステー140および142、ならびにシートチューブ118は、チェーン136を介してクランクセット128から後輪へ動力を伝達するために後部フレーム構造114に十分な剛性を提供する実質的に剛性の三角構造を共に形成している。いくつかの実施形態においてシートステー146および148は省略することができ、チェーンステー140および142は、後輪104を支持するために十分な剛性を提供するように適切にサイズ設定および構成されている。いくつかの実施形態において1つの特大チェーンステーを用いて片側後輪マウントにおいて後輪を支持することができる。
前部フレーム構造116は、前方に配置されたヘッドチューブ152を支持するダウンチューブ150を含む。ヘッドチューブ152は、操縦可能前輪マウント106を受容するように構成され、操縦可能前輪マウント106は前輪を取り付けるための前輪マウント154において終端する。前輪108は、従来のフォーク式ドロップアウトに、または貫通軸を介して取り付けることができ、車輪108を工具なしで除去することを可能にするクイックリリース機構によって固定することができる。
ダウンチューブ150は後部フレーム構造114にピボット156で接続され、ピボット156はこの実施形態においてボトムブラケットシェル126と同心である。本明細書で後述する他の実施形態においてピボット156は、ボトムブラケットシェル126に近接しているがボトムブラケットシェル126と同心ではないことがある。ピボット156により、ピボットを中心とする、共通垂直平面における後部フレーム構造に対する前部フレーム構造116の回動が容易になる。後輪104、後部フレーム構造114、および前部フレーム構造116はすべて、共通垂直平面(すなわち、x-y平面または図1Aにおける後輪の面)内にある。
フレーム102はまたフレームロック162を含み、フレームロック162は、係合されるとピボット156を実質的に不動化してフレームを図1Aおよび図1Bに示す乗車状態に置く。この実施形態において前部フレーム構造116は、前部フレーム構造と後部フレーム構造114との間にまたがるクロスバー158を含み、フレームロック162は、クロスバーの後方端160に配置されている。フレームロック162は、前部フレーム構造116がピボット156を中心とする共通垂直平面における移動のために後部フレーム構造114から接続解除することを可能にするように構成されている。図示の実施形態において、クロスバー158の後方端160は、共通垂直平面(すなわちx-y平面)の各側の方へ横方向に変位した一対のアーム170および172を含む。一対のアーム170および172は、シートチューブ118にフレームロック162で接続され、フレームロック162はこの実施形態においてシートチューブ118の上端122に近接して配置されている。他の実施形態においてフレームロック162は、シートチューブ118上の他の場所または後部フレーム構造114上の他の場所に配置することができる。
ピボット156およびフレームロック162は、フレーム102が実質的に単一のフレームとして作用するよう、垂直平面に対する横方向の曲げならびに共通垂直平面内の曲げを低減するように構成されている。このようなピボット接続の例は、既存のマウンテン自転車の設計に見られ、ピボットの意図は、乗車中のフレーム構造間の相対移動を可能にすることである。ピボット156は、自転車100に乗っている間、フレームロック162がピボット156を実質的に不動化するという点において従来のマウンテン自転車のピボット接続とは異なる。これらの条件下で、自転車100および同様の従来のロードまたはレーシング自転車の乗車性能間の識別可能な差違は最小限であるはずである。
自転車フレーム102を完全折り畳み状態に置くために折り畳まれている間の連続する図2A~図2Dにおいて自転車100を示す。図2Aを参照すると、フレームロック162が係合解除され、図2Aにおける矢印200によって示されるように、共通垂直平面におけるピボット156を中心とするダウンチューブ150およびシートチューブ118の互いの方への相対移動が容易になる。ダウンチューブ150がシートチューブ118と並んでいるとき、フレーム102は折り畳み状態に置かれている。この実施形態においてクロスバー158は、ヘッドチューブ152に固定された前方端164を有し、クロスバー、ヘッドチューブ152、およびダウンチューブ150は、単一前部フレーム構造116として共に移動する。前部フレーム構造116は、炭素繊維複合材レイアッププロセス中に単一要素として形成することができる。
図2Aにおいてフレーム102は、ダウンチューブ150がシートチューブ118の方へ移動してクロスバー158の後方端160がシートチューブ118の上端122を越えて移動した部分的折り畳み状態で示されている。図2Bを参照すると、自転車100は、図2Aに示すのと同じ部分的折り畳み状態で後方の視点から示されている。この実施形態において、クロスバー158の一対の離間したアーム170および172の間の開口202により、ダウンチューブ150がシートチューブ118の方へ回動している間、クロスバーとシートチューブ118との間に隙間が提供される。この実施形態においてアーム170および172により、クロスバー158と後輪104との間にも隙間が提供され、自転車フレーム102を折り畳む間、後輪を後輪マウント144に取り付けたままにしておくことができる。
図2Cを参照すると、自転車フレーム102は、前部フレーム構造116が後部フレーム構造114内に入れ子になってダウンチューブ150がシートチューブ118と並んでいる折り畳み状態で示されている。同心のボトムブラケットシェル126およびピボット156がシートチューブ118の下端120の前方に配置されているため、ダウンチューブ150は、フレームが折り畳まれたとき、シートチューブと並んで近くに収容される。この実施形態においてシートチューブ118は、後輪104のタイヤ204に一致する輪郭形状を有し、ダウンチューブ150は、折り畳み状態においてダウンチューブがシートチューブの輪郭形状に実質的に従うような対応する輪郭形状を有する。他の実施形態においてシートチューブ118は最小限の湾曲を有しても湾曲を有さなくてもよく、ダウンチューブ150は、フレーム102が折り畳まれたとき、シートチューブおよびダウンチューブが略平行になるように同様に構成することができる。
シート110ならびにシートポスト124および前輪108は、自転車フレーム102を折り畳む前、または図2Bに示すようにフレームを部分的に折り畳んだ後のいずれかに除去することができる。加えて、図示の実施形態において、ハンドルバー112を約直角に回転させて操縦可能前輪マウント106を概ねx-y平面内に置き、ハンドルバーをクロスバー158上へ押し込む。上述のように、アーム170および172は、後輪104、後部スプロケット134、およびチェーン136のようなドライブトレイン部品、ならびにブレーキディスクまたはドラムを通過するように構成され、したがって図2Cに示す折り畳み状態において後輪104を取り付けたままにしておくことが可能になる。アーム170および172、後輪104、およびドライブトレイン部品間の隙間のため、後輪は依然としてその後輪マウント144内で自由に回転することができ、折り畳まれたフレーム102の運搬が容易になる。図示の実施形態において、後輪104および前輪108の車輪サイズは、ロードバイク用のフルサイズ車輪(すなわち700c車輪)とすることができる。
さらに図2Cを参照すると、シートチューブ118は、シートチューブに沿って途中に取り付けられた車輪保持具206を含む。この実施形態において車輪保持具206は、折り畳まれたフレーム102の各側に後輪104および前輪108を固定することを可能にするようにねじ切りまたは他の方法で構成することができるシートチューブ118を通る横方向延在管状孔である。図2Dを参照すると、自転車100は、完全折り畳み状態で示され、車輪保持具206で前輪108をフレーム102に固定することによって輸送用にパッケージングされている。後輪104は、フレームの他方の側から車輪保持具206に固定されている(自転車フレーム102および前輪108の後ろに示されている)。ハンドルバー112は、図2Cに示すように約直角に回転させ、前輪108上へ押し込まれる。図示の実施形態においてシート110およびシートポスト124は、クロスバー158の一対のアーム170および172の間のクロスバー158における間隔を通して挿入されている。いくつかの実施形態において自転車フレーム102は、シート110およびシートポスト124を折り畳まれたフレームに固定するためにシート110およびシートポスト124を受容するようにサイズ設定されたチューブのようなシート保持具を含むことができる。
図2Dに示すようにフレーム102が折り畳まれてパッケージングされると、自転車100は大幅にコンパクトになり、航空輸送用の適切な箱内へ適合させることができる。この箱の寸法は、より大きな全体の寸法を有するであろう従来の自転車輸送ボックスまたはバッグについて航空会社によって一般に課される超過手荷物追加料金を誘引する可能性が低くなるものである。あるいは、この自転車は、ソフトシェルバッグ内へ挿入することができ、ソフトシェルバッグは、ドライブトレイン部品をカバーし、バッグを運ぶためのキャリーハンドルまたはバックパックストラップのいずれかを含む。このようなバッグは、たとえば、公共交通機関で自転車100を輸送するのに便利であり得る。
たとえば、前輪108がねじ状貫通軸を有する実施形態において、車輪保持具206の孔は、この軸を介して車輪を受容および固定するようにねじ切りすることができる。取り外された前輪108は、クイックリリースカム208を介して図2Dにおける車輪保持具206に固定されて示されている。加えて、いくつかの実施形態において後輪104を除去して、後輪が折り畳まれたフレーム102の一方の側に並ぶとともに前輪108がフレームの他方の側に並ぶように車輪保持具206に固定することもできる。いくつかの実施形態において前輪108は、任意選択でフレーム102を折り畳む前に除去することができ、図2A~図2Cに示すプロセスは、前輪108を取り外して実行することができる。図2Dに示す折り畳み状態にある自転車100は、図1Aに示すような乗車状態にある自転車よりもx-y平面において著しく減少した大きさを有する。ハンドルバー112をx-y平面内へ回動させることにより、y-z平面における(すなわちページ内への(into the page))折り畳まれた自転車100の大きさも減少する。この大きさの減少により、輸送中または保管時に折り畳まれた自転車100を収容することがより容易になる。従来型の自転車は、フレームの長さおよび突出するハンドルバーのため、車両または住宅設備に適合するのが著しく困難である。
図2Aを再び参照すると、図示の実施形態においてダウンチューブ150はフレーム保持具180を含む。図2Cに示すように、フレーム102が折り畳まれたとき、フレーム保持具180は、ダウンチューブ150をフレームロック162でシートチューブ118に固定することができるよう、フレームロックと位置を合わせるように配置されている。図示の実施形態において、アレンヘッドの留め具を用いてフレーム保持具180をフレームロック162に固定している。いくつかの実施形態において、キーまたは他のロッキング装置を有するロッキング留め具を用いてフレームを折り畳み状態にロックし、自転車の乗車状態への展開を防止することができる。
上述の自転車100は、ディスクブレーキ、ブレーキレバーなどのような共通の要素も含み、これらは図面には示しているが本明細書では詳細に説明していない。これらの構成要素は、置換および/または省略することができる。ペダルのような他の構成要素は、図面に描かれていないが、動作可能な自転車には提供されるであろう。
図3を参照すると、ボトムブラケットシェル126およびピボット156が、ボトムブラケットシェルを囲むダウンチューブ150、シートチューブ118、およびチェーンステー140および142の部分と共に分解図で示されている。この実施形態においてボトムブラケットシェル126は、横方向に離間してシートチューブ118の下端120および/またはチェーンステー140および142に固定された一対の円筒状孔300および302を含む。ダウンチューブ150は、一対の円筒状孔300および302の間に嵌合するようにサイズ設計された中央円筒状孔304を有し、それぞれの孔が整列するようになっている。中央円筒状孔304の横方向寸法は、ピボット156の自由回動を容易にしながら一対の円筒状孔300および302の間の横移動を最小にするように選択することができる。
ピボット156はまた、一対の円筒状孔300、302と中央円筒状孔304との間に嵌合してピボット156を形成するようにサイズ設定された外表面308を有する円筒状スリーブ306を含む。円筒状スリーブ306の外表面308は、円筒状孔300および302内に固定することができる。たとえば、円筒状スリーブ306の外表面308は、円筒状孔300および302内での締まり嵌め用にサイズ設定して所定の場所に押し込むことができる。中央円筒状孔304は、円筒状スリーブ306の外表面308上への滑り嵌め用にサイズ設定することができる。あるいは、スリーブ306は円筒状孔300および302に、エポキシを用いて所定の場所に接着、溶接、ろう付け、またはねじ接続を介して固定することができる。円筒状スリーブ306の外表面308および中央円筒状孔304の内表面310は、x-y平面における回動を可能にするプレーンベアリングまたはバレルピボットとして共に作用する。支承表面308および310の比較的大きな面積により、自転車フレーム102が乗車状態にあるとき、ピボット156の横方向の曲げが防止される。
円筒状スリーブ306は、ねじ式、圧入式、または接着式のボトムブラケットを含むクランクセット128を取り付けるために一般に用いられるさまざまなボトムブラケットアセンブリのいずれかを受容するようにサイズ設定および構成することができる内側孔312を有する。図示の実施形態において円筒状スリーブ306は、右側314および左側316を有する二部分ボトムブラケットを収容するように構成され、これらのそれぞれがクランクセット128のスピンドル318を回転可能に受容するためのベアリングを含む。ボトムブラケットの右側314および左側316が円筒状スリーブ306内に受容および固定されると、クランクセット128のスピンドル318はボトムブラケットを通して挿入され、左クランク138は、スピンドルの端部320に受容および固定されてクランクセットを所定の場所に保持する。
図3の図示された実施形態において、一対の円筒状孔300および302は、シートチューブ118の下端120およびチェーンステー140および142の前方端に固定されて示されている一方、中央円筒状孔304はダウンチューブ150の下端に固定されて示されている。他の実施形態において一対の円筒状孔はダウンチューブ150の下端に固定することができ、中央円筒状孔は、シートチューブ118の下端120および/またはチェーンステー140および142に固定されている。
図示の実施形態において、フレームロック162が係合されると、ピボット156は実質的に不動化される。いくつかの実施形態において、ボトムブラケットシェル126内の支承表面308および310を不動化するために留め具が用いられるスプリットカラーとして中央円筒状孔304を実装し、ピボットの回転を防止することができる。あるいは、中央円筒状孔304を通して、および円筒状スリーブ306を通して止めねじまたは他の留め具を受容してピボット156を乗車状態に固定することができる。
フレームロック162の一実装形態の例を図4Aに分解図で示す。図示の実施形態においてクロスバー158のアーム170および172は、一対の横向き円筒状開口400および402において後方端158で終端する。開口400および402はそれぞれ、円筒状インサート404および406を受容するようにサイズ設定されている。クロスバー158が複合炭素材料から形成されているこの実施形態において、円筒状インサート404および406は、アルミニウム合金材料から製造して円筒状開口400および402内の炭素材料に結合することができる。炭素フレームは通常、高い負荷を受けることになる接続部で金属インサートを含む。鋼、アルミニウムまたはチタンのような他のフレーム材料では、インサートおよび開口は単一要素として製造することができる。この実施形態において円筒状インサート404は、インサートを横方向に貫通する穴408を有し、これは、ねじ状留め具410を受容するようにサイズ設定されている。円筒状インサート406は、ねじ状留め具410を受容および固定するようにねじ切りされた穴412を含む。シートチューブ118の上端122は穴416を有する補強ボス414を含み、この穴は、ボスを横方向に貫通するとともに穴を通して留め具410を挿入することを可能にするようにサイズ設定されている。
図4Bを参照すると、フレームロック162を係合させるため、クロスバー158を、ボス414にある穴416と位置を合わせ、留め具410を、円筒状インサート404にある穴408を通して、ボス414にある穴416を通して挿入し、そして円筒状インサート406にあるねじ穴412内へねじ込む。次いでねじ状留め具410を、アレンレンチを用いて締めてクロスバー158をシートチューブ118の上端122に確実にロックすることができる。
フレームロック162は、ロックを係合させるためにねじ状留め具を用いて実装されるとして上述しているが、他の実施形態においてフレームロックは、さまざまな異なる留め具を用いて実装することができる。たとえば、ねじ状留め具は、1/4回転留め具またはクイックリリースカム留め具で置き換えることができ、どちらの場合も、アレンレンチまたは他の工具の必要性が排除されるであろう。
都市自転車フレーム
図5Aおよび図5Bを参照すると、開示された他の一実施形態による自転車が全体として符号500で示されている。自転車500は、フレーム502、後輪504、操縦可能前輪マウント506、前輪508、およびシート510を含む。ハンドルバー512が、前輪508を回転させるために操縦可能前輪マウント506に結合されている。自転車500およびフレーム502は、従来型の都市通勤自転車、ハイブリッド自転車、またはツーリング自転車に関連するフレーム形状および車輪サイズに概ね対応するように構成されている。この実施形態においてフレーム502は、溶接および/またはろう付けされた接合部または接続部を有する金属管類(アルミニウム、鋼、またはチタン)から構築されて示されている。他の実施形態においてフレーム502は、炭素繊維複合材料のような複合材料から製造することができる。自転車500は、図5Aおよび図5Bにおいてフレーム502が乗車状態にある異なる側から示されている。
自転車フレーム502は、後部フレーム構造514および前部フレーム構造516を含む。後部フレーム構造514は、下端520および上端522を有するシートチューブ518を含む。上端522は、シート510を取り付けるためのシートポスト524を受容するように構成されている。後部フレーム構造514はまた、クランクセット528を回転可能に取り付けるためのボトムブラケットを受容するボトムブラケットシェル526を含む。ボトムブラケットは、ボトムブラケットシェル526の内側に受容され、図5Aまたは図5Bにおいては見えない。図示の実施形態において、クランクセット528は、チェーン536を介して後部スプロケット534を駆動するチェーンリング532に接続された一対のクランク530を含む。クランクセット528、後部スプロケット534、およびチェーン536は、自転車500のドライブトレインを共に形成する。ペダルは、乗り手の好みによって一般的に選択され、図5においてクランク530に取り付けて示していない。
後部フレーム構造514はまた、後方へ延在して後輪504を受容するための後輪マウント542において終端する一対の離間したチェーンステー538および540(図5Bにおいて見られる)を含む。図示の実施形態において後輪マウント542は、円筒状ドロップアウト開口を通して、および後輪504のハブにある横孔を通して横方向に挿入された貫通軸として実装されている。他の実施形態において車輪は、車輪ナットを介して、または車輪のハブにある横孔を通過するクイックリリースレバーおよびスキュアを介してc形状ドロップアウト内に固定することができる。
チェーンステー538および540のそれぞれの前方端、シートチューブ518の下端520、およびボトムブラケットシェル526は、ボトムブラケットシェルに近接して堅固に接続されて後部フレーム構造514を形成している。図示の実施形態において後部フレーム構造514はまた、一対の離間したシートステー544および546(図5Bに示す)を含み、シートステー544および546はそれぞれ概ねシートチューブ518の上端522から延在して一対のチェーンステー538および540のうちの1つに接続している。
前部フレーム構造516は、前方に配置されたヘッドチューブ550に堅固に接続されたダウンチューブ548を含む。ヘッドチューブ550は、操縦可能前輪マウント506を受容するように構成され、操縦可能前輪マウント506は前輪を取り付けるための前輪マウント552において終端する。前輪508は、従来のフォーク式ドロップアウトに、または貫通軸を介して取り付けることができ、車輪508を工具なしで除去することを可能にするクイックリリース機構によって固定することができる。
ダウンチューブ548は後部フレーム構造514にピボット554で接続され、ピボット554はこの実施形態においてボトムブラケットシェル526と同心である。本明細書で後述する他の実施形態においてピボット554は、ボトムブラケットシェル526に近接しているがボトムブラケットシェル526と同心ではないことがある。ピボット554により、ピボットを中心とする、共通垂直平面(すなわち図5Aにおけるx-y平面)における後部フレーム構造に対する前部フレーム構造516の回動が容易になる。前部フレーム構造516はまた、前部フレーム構造と後部フレーム構造514との間にまたがるとともにピボット554を実質的に不動化してフレームを図5Aおよび図5Bに示す乗車状態に置くように構成されたクロスバー556を含む。クロスバー556は、前部フレーム構造516がピボット554を中心とする共通垂直平面における移動のために後部フレーム構造514から接続解除することを可能にするように構成された後方端558を有し、ダウンチューブ548およびシートチューブ518のピボットを中心とする互いの方への相対移動がなされるようになる。図示の実施形態において、クロスバー556の後方端558は、フレームロック560でシートチューブ518に接続されている。フレームロック560はこの実施形態においてシートチューブ518の上端522に近接して配置されている。
クロスバー556の後方端558がフレームロック560で接続されると、フレーム502は、自転車500を乗車状態に置くように構成されている。この実施形態において、クロスバー556は、共通垂直平面(すなわちx-y平面)の各側の方へ横方向に変位した一対のアーム566および568を含む。ピボット554およびフレームロック560は両方とも、フレーム502が単一フレームとして作用するよう、横および垂直平面の曲げを低減するように構成されている。
自転車フレーム502を完全折り畳み状態に置くために折り畳まれている間の連続する図6A~図6Dにおいて自転車500を示す。図6Aを参照すると、この実施形態において、自転車フレーム502を折り畳む前にシート510およびシートポスト524が除去される。次いでフレームロック560が係合解除され、共通垂直平面においてピボット554を中心に前部フレーム構造516が後部フレーム構造514の方へ回動することが可能になり、ダウンチューブ548およびシートチューブ518がピボットを中心に互いの方へ移動するようになる。フレームロック560は、挿入図680においてより詳細に示している。フレームロック560は、自転車100に関連して上述したフレームロック162と同様の方法で構成されているが、この実施形態においてクロスバー556のアーム566は、ボス688における対応する特徴686と係合する端部684を有する1/4回転留め具682によって固定されている。クロスバー556のアーム568は、1/4回転留め具(図示せず)によって同様に固定することができる。
この実施形態においてクロスバー556は、ヘッドチューブ550に固定された前方端562を有し、クロスバー、ヘッドチューブ550、およびダウンチューブ548は、単一構造として共に移動する。鋼またはアルミニウムの自転車フレーム502では、固定接続は溶接によって行うことができる。あるいは、いくつかの従来型でない自転車フレームにおいてクロスバー556は、ヘッドチューブ550ではなくダウンチューブ548に固定することができ、またはクロスバー556の後方端558は、ボトムブラケットシェル526とシートチューブ518の上端522との間の途中の場所で終端して本明細書で後に示すステップスルーフレーム形状を提供することができる。
さらに図6Aを参照すると、フレーム502は、ダウンチューブ548がシートチューブ518の方へ移動してクロスバー556の後方端558がシートチューブ518の上端522を越えて移動した部分的折り畳み状態で示されている。図6Bを参照すると、自転車500は、図6Aに示すのと同じ部分的折り畳み状態で後方の視点から示されている。アーム566および568により、前部フレーム構造516が後部フレーム構造514の方へ回動している間、クロスバー556とシートチューブ518との間に隙間が提供される。この実施形態においてアーム566および568により、クロスバー556と後輪504との間にも隙間が提供され、自転車フレーム502を折り畳むために後輪を後輪マウント542に取り付けたままにしておくことができる。
図6Cを参照すると、自転車フレーム502は、前部フレーム構造516が後部フレーム構造514内に入れ子になっている折り畳み状態で示されている。同心のボトムブラケットシェル526およびピボット554がシートチューブ518の下端520の前方に配置されているため、ダウンチューブ548は、フレームが折り畳まれたとき、シートチューブと並んで収容される。この実施形態においてシートチューブ518は、後輪504のタイヤ604に一致する輪郭形状を有し、ダウンチューブ548は、折り畳み状態においてダウンチューブがシートチューブの輪郭形状に実質的に従うような対応する輪郭形状を有する。図5Aを再び参照すると、この実施形態におけるフレームロック560は切り欠き部分564を含む。ダウンチューブ548がシートチューブ518の方へ回動すると、切り欠き部分564により、図6Cに示すように、ダウンチューブをシートチューブと並べて近くに間隔を空けて置くことが可能になる。
ハンドルバー512もほぼ180°回転させて、前輪508をダウンチューブ548の側面に寄りかからせている。より小さな車輪サイズまたは異なる形状のダウンチューブを有する他の実施形態において、前輪はダウンチューブに沿って押し込まれることがある。自転車が何らかの理由で一時的に折り畳まれている場合、前輪が前部フレーム構造516と並ぶよう、フレーム502を折り畳んでハンドルバー512を約180°回転させた後も前輪508を取り付けたままにしておくことができる。図6Cに示す折り畳み位置にある自転車500は、車輪508および504が取り付けられたままであるため、乗車状態に戻るのにかかる時間が短い。図示の実施形態において後輪504および前輪508は、650cサイズの車輪として実装することができ、これはロードバイクの700c車輪より小さいが、都市通勤自転車において一般的に用いられている。
この実施形態において、後部フレーム構造514は、折り畳み状態のときに前部フレーム構造514を後部フレーム構造516に固定するためのフレーム保持具を含む。図6Cにおける挿入図606を参照すると、後部フレーム構造514は内向きフレーム保持具608および610を含み、内向きフレーム保持具608および610はこの実施形態においてそれぞれのシートステー544および546に配置されている。アーム566および568はそれぞれ、横向き円筒状開口(これらの1つが図6Aにおいて符号616で見える)において終端する。フレーム保持具608および610は、図6Cにおける挿入図606に示され、クロスバー556の後方端558でそれぞれの円筒状開口に係合している。この実施形態において、アーム566および568は、フレーム保持具608および610と係合するとき、少量だけ横方向内向きに押される。これらの条件下で、アーム566および568は、折り畳み状態で前部フレーム構造516を後部フレーム構造514に解放可能に固定する。アーム566および568の端部は、フレームロック560に関連する1/4回転留め具によって所定の場所にさらに固定することができ、フレーム保持具608および610はしたがってフレームロックのボス688と同様に構成することができる。
上述のように、アーム566および568は、後輪504、後部スプロケット534、およびチェーン536、ならびにブレーキロータまたはドラムを通過するように構成され、したがって、後輪504が所定の場所にある状態で、かなり重い折り畳まれた自転車500を、ハンドルバーを介して手によって容易に転がすことが可能になる。この実施形態において自転車500はまた後部ラック616を含み、後部ラック616は都市通勤自転車で一般的に用いることができる。折り畳み状態にある自転車500により、ラック616が所定の場所に留まることが可能になる。加えて、ラック616は、パニアまたはサドルバッグを運ぶためのパニア支持体を装備することができ、サドルバッグもフレーム502が折り畳まれると取り付けられたままにしておくことができる。
図6A~図6Cを参照して上述した実施形態において、フレーム502が折り畳まれている間、前輪508は取り付けられたままであるが、他の実施形態においてフレーム502を折り畳む前または後に前輪を除去することができる。図6Dを参照すると、図6Cに示すようにフレームが折り畳まれると、前輪508を前輪マウント552から除去し、ハンドルバー512を、実質的に共通垂直平面(すなわちx-y平面)内に置くために90°、または図6Cに示すように、ハンドルバーがクロスバー556と平行に配置されるように180°回転させることができる。
図6Aを再び参照すると、シートチューブ518は、下端520と上端522との間の途中に取り付けられた車輪保持具612を含む。この実施形態において車輪保持具612は、折り畳まれたフレーム502に前輪508を固定することを可能にするようにねじ切りまたは他の方法で構成することができる横方向延在管状孔を有する。たとえば、前輪508がねじ状貫通軸を有する実施形態において、車輪保持具612の孔は、軸を介して車輪を受容および固定するようにねじ切りすることができる。取り外された前輪508は、クイックリリースカム614を介して図6Dにおける車輪保持具612に固定されて示されている。加えて、いくつかの実施形態において後輪504を除去して、後輪が折り畳まれたフレーム502の一方の側に並ぶとともに前輪508がフレームの他方の側に並ぶように車輪保持具612に固定することもできる。いくつかの実施形態において前輪508は、任意選択でフレーム502を折り畳む前に除去することができ、図6A~図6Cに示すプロセスは、前輪508を取り外して実行することができる。
図6Dに示す折り畳み状態にある自転車500は、図5Aに示すような乗車状態にある自転車よりもx-y平面において著しく減少した大きさを有する。ハンドルバー512をx-y平面内へ回動させることにより、y-z平面における(すなわちページ内への(into the page))折り畳まれた自転車500の大きさも減少する。この大きさの減少により、輸送中または保管時に折り畳まれた自転車500を収容することがより容易になる。従来型の自転車は、フレームの長さおよび突出するハンドルバーのため、車両または住宅設備に適合するのが著しく困難である。
上述の自転車500はブレーキのような共通の要素も含み、これら要素は図面には示しているが本明細書では詳細に説明していない。これらの構成要素のいくつかは、置換および/または省略することができる。ブレーキレバー、ケーブルおよびペダルのような他の構成要素は、図面に描かれていないが、動作可能な自転車には提供されるであろう。
図6Eを参照すると、フレームロックの代替一実施形態が符号760で示されている。フレームロック760は、自転車100もしくは自転車500または本明細書に記載の他の自転車およびフレームのいずれかに実装することができる。このフレームロックは、上述の自転車500のフレーム502を参照して説明する。この実施形態においてフレームロック760は、シートチューブ518の左側に補強ボス762、およびシートチューブの右側に補強ボス764を含む。各ボス762、764は、それぞれのダブテールスライド766および768を含む。クロスバー556のアーム566および568はそれぞれ、ラッチ770および772において終端する。ラッチはそれぞれ、ボス764上のダブテールスライド768に対応するダブテール凹部(右側ラッチでは符号774)を有する。ラッチ770および772はそれぞれ、ばね付きカムロック776および778も含む。右手側アーム568用のカムロック778は、取り外されて示され、ピボットピン780およびロッキングタブ782を含む。ばね付きカムロック776も同様に構成されている。
フレームロック760を係合させるため、アーム566および568の端部を、ボス762、764上のダブテールスライド766および768と位置を合わせ、カムロック776および778を押してロッキングタブ782をシートチューブ518から横方向に離れるように移動させる。次いでラッチ770および772のそれぞれのダブテール凹部を押し込んでダブテールスライド766および768と係合させる。凹部が完全に係合すると、カムロック776および778のロッキングタブが端部(ボス762では符号784)と係合してフレームロックを係合させる。
図7を参照すると、一体型ハブおよび従来のクイックリリーススキュア機構を有する車輪を固定するために用いることができる車輪保持具の一実施形態が、図7における断面図において符号700で示されている。この実施形態において車輪保持具700は、図5Aおよび図5Bに示す自転車500のシートチューブ518のようなチューブ702に溶接されている。車輪保持具700は、横方向支持プレート704、およびそれぞれの車輪を取り付けるために用いられるであろう前輪マウント552および後輪マウント542のドロップアウトのより厚いバージョンである一対の離間したドロップアウト706および708を含む。前輪710が、クイックリリーススキュア712を用いてドロップアウト708に固定される。同様に、後輪714が、クイックリリーススキュア716を用いてドロップアウト706に固定される。それぞれのカム718および720は、前輪710および後輪714をチューブ702の各側に保持するようにロックされる。車輪が貫通軸を用いて取り付けられる他の実施形態において、ドロップアウト706および708はねじ状開口と置き換えることができる。
図8A~図8Cを参照すると、開示された他の一実施形態による自転車フレームが全体として符号800で示されている。フレーム800は、乗車状態で、ただし、車輪、ドライブトレイン、ハンドルバーおよび自転車を構成する他の要素なしで示されている。フレーム800は、その下端でボトムブラケットシェル808に接続されたシートチューブ804を含む後部フレーム構造802を含む。一対のチェーンステー810および812が、ボトムブラケットシェル808から延在し、後輪を取り付けるための一対のドロップアウト814および816において終端する。一対のシートステー818および820が、シートチューブ804の上部から延在してドロップアウト814および816でそれぞれのチェーンステー810および812に接続している。この実施形態において、ブレーキキャリパ822がチェーンステー810および812の下側に取り付けられている。
フレーム800はまた、前方に配置されたヘッドチューブ828を支持するダウンチューブ826を有する前部フレーム構造824を含む。ヘッドチューブ828は操縦可能前輪マウント830を受容し、操縦可能前輪マウント830は前輪を取り付けるための前輪マウント832において終端する。ダウンチューブ826はピボット834で後部フレーム構造802に接続されている。ピボット834は、ボトムブラケットシェル808に隣接してその前方に配置されている。前部フレーム構造824はまた、前部フレーム構造と後部フレーム構造802との間にまたがるクロスバー836を含む。
フレーム800はまたフレームロック838を含み、フレームロック838はクロスバー836の後方端に配置された、ある長さのチューブ840を含む。ある長さのチューブ840は、フレーム800が乗車状態にあるとき、シートチューブ804の上端806と位置を合わせるように配向されている。ある長さのチューブ840は、シートチューブ804の上端を効果的に延長する。図8Cに示す自転車はまた、シートポスト844上に支持されたサドル842を含み、シートポストは、ある長さのチューブ840を通して挿入され、シートチューブ804上の第1のカムロック846によってシートチューブの上端806内に固定されている。ある長さのチューブ840は、クロスバー836およびある長さのチューブ840をシートポスト844にロックするための第2のカムロック848を有する。シートポスト844が、ある長さのチューブ840を通してシートチューブ804の上端806内へ挿入され、第1のカムロック846および第2のカムロック848が係合されると、フレーム800は乗車状態にロックされ、ピボット834は実質的に不動化される。第1のカムロック846および第2のカムロック848の代わりに他の留め具を用いることもできる。
フレームを折り畳み状態にするために折り畳まれている間の図8Bおよび図8Cにおいてフレーム800を示す。図8Bを参照すると、第1のカムロック846および第2のカムロック848が解放されると、シートポスト844およびサドル842は、シートチューブの上端806をただ離れるためにシートチューブ804およびある長さのチューブ840内で持ち上げることができる。これにより、前部フレーム構造824、クロスバー836およびある長さのチューブ840、シートポスト844およびサドル842は、ダウンチューブ826およびシートチューブ804が互いの方へ移動することができるよう、ピボット834を中心に後方に回動することが可能になる。ある長さのチューブ840がシートチューブ804の上端806を離れると、シートポスト844を下げて第1のカムロック846によって所定の場所に固定することができる。
図8Cを参照すると、フレーム800は、ダウンチューブ826がシートチューブ804と並ぶとともにクロスバー836およびある長さのチューブ840がドロップアウト814および816に近接して一対のシートステー818および820の間に配置されている完全折り畳み状態で示されている。この実施形態においてシートチューブ804は最小限の湾曲を有し、または湾曲を有さず、ダウンチューブ826は、フレーム800が折り畳まれたとき、シートチューブおよびダウンチューブが略平行になるように同様に構成することができる。
この実施形態において後輪が所定の場所に残されたら、ある長さのチューブ840およびクロスバー836が完全に回動することが妨げられるであろうため、後輪はフレーム800を折り畳む前に除去されるであろう。フレーム800は車輪保持具850をさらに含み、これは他の実施形態に関連して上述したように、フレームの各側に車輪を固定するために用いることができる。
フレーム800のピボット834を図8Dに分解図で示す。図8Dを参照すると、ピボットは、横方向に離間した一対の円筒状孔860および862を含む。ダウンチューブ826は、一対の円筒状孔860および862の間に受容されるようにサイズ設定された中央円筒状孔864を有する。フランジ868および外表面870を有する円筒状スリーブ866が、孔862、中央孔864、および孔860を通して挿入される。円筒状スリーブ866は内部ねじ状部分872を有し、対応するねじ状フランジ付きカップ874が円筒状スリーブ866の端部にねじ込まれて円筒状スリーブを所定の場所に固定する。図3に関連して上述したように、円筒状スリーブ866の外表面870は、シートチューブ804に対するダウンチューブ826の回動を容易にするための支承面として作用する。ボトムブラケットシェル808は、ピボット834に対して後方に配置され、クランクセットを回転可能に取り付けるためのさまざまなボトムブラケットのいずれか1つを受容することができる。
ステップスルー自転車フレーム
図9を参照すると、開示された他の一実施形態による自転車が全体として符号900で示されている。自転車900はフレーム902を有し、フレーム902は、乗車状態で示され、図5Aおよび図5Bに示す都市通勤自転車500について説明したように概して構成されている。フレーム902は、シートチューブ906、チェーンステー908および910、シートステー912および914、およびシートチューブおよび/またはチェーンステーに接続された同心のピボット916およびボトムブラケット918を含む後部フレーム構造904を有する。フレーム902はまた、その前方端でヘッドチューブ924に固定されたダウンチューブ922を含む前部フレーム構造920を含む。前部フレーム構造920はまた、離間したアームを有するクロスバー926を含む。この実施形態においてクロスバー926はヘッドチューブ924に固定されている。フレーム902はまたフレームロック928を含むが、この実施形態においてフレームロックはシートチューブ906の途中に配置されてステップスルーフレームフォーマットを提供する。自転車900は、サドル930およびシートポスト932、前輪934、後輪936およびドライブトレインを含む通常の自転車部品を含む。
図10を参照すると、フレームロック928が係合解除されてサドル930およびシートポスト932が除去されると、前部フレーム構造920は、ダウンチューブ922がシートチューブ906の方へ移動してフレーム902が折り畳み状態に置かれたときにシートチューブと並ぶよう、後部フレーム構造904に対して回動することができる。クロスバー926のアームは、後輪936およびドライブトレイン部品を通過し、それぞれのチェーンステー908および910に配置されたフレーム保持具938および940に固定することができる。
図11を参照すると、開示されたさらなる一実施形態による自転車が乗車状態で全体として符号1100で示されている。自転車1100は、後部フレーム構造1104および前部フレーム構造1106を含むフレーム1102を有する。後部フレーム構造1104は、開示された他の実施形態に関連して概して上述したように、シートチューブ1108、チェーンステー1110、およびシートステー1112を含む。後輪(図示せず)が、チェーンステー1110の後方端に取り付けられ、クランクセット1116に結合されたドライブトレインを介して駆動され得る。前部フレーム構造1106は、前輪(図示せず)を取り付けるための操縦可能前輪マウント1122を受容するヘッドチューブ1120に固定されたダウンチューブ1118を含む。この実施形態において前部フレーム構造1106は後部フレーム構造1104にピボットで接続され、ピボットは図11においては見えないが、クランクセット1116を回転可能に支持するボトムブラケットと同心である。フレーム1102はフレームロックをさらに含み、フレームロックはこの実施形態において、一端がダウンチューブ1118に固定されたブレース1126として構成されている。ブレース1126は、クランクセット1116のチェーンリングの輪郭に概ね従う弓形形状を有する。ブレース1126の他端は、フレームロック1128でシートチューブ1108にロックされている。ブレース1126がフレームロック1128にロックされると、フレーム1102は図11に示すように乗車状態に固定されてピボットは不動化される。他の実施形態においてブレース1126はシートチューブ1108に固定することができ、フレームロック1128はダウンチューブ1118に配置することができる。図示の実施形態において、クロスバーはなく、ピボットは、フレームロック1128でシートチューブ1108にロックされると、ブレース1126によって不動化される。
図12を参照すると、自転車1100は、フレーム1102が折り畳まれた完全折り畳みおよびパッケージング状態で示されている。フレーム1102を折り畳み状態に置くため、フレームロック1128を係合解除させてダウンチューブ1118を矢印1130の方向にシートチューブ1108の方へ回転させる。ブレース1126上のフレーム保持具1132がフレームロック1128と係合してフレームを折り畳み状態に固定する。
輸送用自転車パッケージング
航空会社は通常、超えれば荷物が超過手荷物料金の対象となる最大直線寸法を有する。この最大直線寸法は、長さ、高さおよび幅寸法の合計(すなわちL+H+W)から計算される。一般的な最大直線寸法は158cm(または帝国単位で62インチ)である。図13Aを参照すると、開示された他の一実施形態による自転車が全体として符号1300で示されている。自転車1300は、ディスクブレーキではなくキャリパブレーキで構成されたロード自転車であり、後部フレーム構造1304と、ピボット1308で後部フレーム構造に接続された前部フレーム構造1306と、を含むフレーム1302を有する。ピボット1308はフレームロック1310によって不動化され、フレームロック1310が係合解除されると、前部フレーム構造1306およびピボット1308の互いの方への相対移動が容易になり、開示された他の実施形態に関連して上述したようにフレーム1302が折り畳まれる。この自転車は、一対のクランク1312、直線ハンドルバー1314、後輪1316および前輪1318、後部ディレイラ1320、およびシートポスト1324に取り付けられたシート1322を含む。
図13Bを参照すると、自転車1300は、航空機での移動または船積みのためにパッケージングされて符号1330で示されている。左手側クランク1312、ハンドルバー1314、後輪1316および前輪1318は取り外されている。航空機での移動では、車輪1316および1318上のタイヤは収縮させることが要求される。この実施形態において後部ディレイラ1320は所定の場所に留めているが、繊細な構成要素が輸送中に曲がるまたは損傷するのを防止するために除去することもできる。フレームロック1310が係合解除され、フレーム1302は、前輪1318で始まり、自転車フレーム1302、ハンドルバー1314、次いで後輪1316の順に折り畳まれてパッケージングされる。パッケージングされた自転車1330の前述の要素は、スキュアまたはロッドを用いて共に保持することができる。シート1322およびシートポスト1324、ならびに左手クランク1312は、車輪間のスペースに挿入し、クランクから除去されればペダル(図13Aおよび図13Bには示していない)とともに固定することができる。56cmのフレームサイズでパッケージングされた自転車500の結果的最大直線寸法は、標準受託手荷物に関する最も一般的な航空会社の制限内に適合するであろう。ほとんどの自転車が、適用可能重量制限(通常23kg)内にも収まるであろう。
図14Aを参照すると、開示された他の一実施形態による自転車が全体として符号1400で示されている。自転車1400は、ディスクブレーキで構成されるとともに、後部フレーム構造1404と、ピボット1408で後部フレーム構造に接続された前部フレーム構造1406と、を含むフレーム1402を有するロード自転車である。ピボット1408はフレームロック1410によって不動化され、フレームロック1410が係合解除されると、前部フレーム構造1406およびピボット1408の互いの方への相対移動が容易になり、開示された他の実施形態に関連して上述したようにフレーム1402が折り畳まれる。この自転車は、一対のクランク1412、ドロップハンドルバー1414、後輪1416および前輪1418、後部ディレイラ1420、およびシートポスト1424に取り付けられたシート1422を含む。
図14Bを参照すると、自転車1400は航空機での移動または船積みのためにパッケージングされて符号1430で示されている。左手側クランク1412、ハンドルバー1414、後輪1416および前輪1418は取り外されている。必要であれば、車輪1416および1418は収縮させることができ、ペダルは除去され(図14Aおよび図14Bには示していない)、後部ディレイラ1420はそのハンガーから取り外す。フレームロック1410が係合解除され、フレーム1402は、前輪1418で始まり、自転車フレーム1402、ハンドルバー1414、次いで後輪1416の順に折り畳まれてパッケージングされる。シート1422およびシートポスト1424、および左手クランク1412は、車輪間のスペースに挿入し、クランクから除去されればペダルと共に固定することができる。56cmのフレームサイズでパッケージングされた自転車500の結果的最大直線寸法は、標準受託手荷物に関する最も一般的な航空会社の制限内に適合するであろう。
図13Bまたは図14Bに示すパッケージングされた自転車1330または1430のいずれかは、輸送中に自転車の部品を保護するカスタムハードシェルボックスまたはパッド入りバッグに入れることができる。56cmフレームより大きなフレームサイズは、折り畳んで許容される直線寸法内へパッケージングするのがより困難になることがある。加えて、自転車1300および1400の操縦可能前輪マウントの端部1332および1432を保護するため、一組の小車輪(たとえば荷物を車輪で運ぶために用いられるような)をフォーク端部に取り付けることができる。これらの車輪は、パッケージングされた自転車を車輪で運ぶことを可能にするとともに輸送中に車輪マウントを損傷から保護するという二重の機能を有するであろう。
図1A~図2D、図5A~図6E、図8A~図8C、図9~図12、図13Aおよび図14Aにおいて上述した自転車の実施形態のいずれも、推進用に用いられる一体型電気モータを有する電気自転車(e-バイク)に適用することができる。上に開示された実施形態はロード自転車および都市通勤またはツーリング自転車を含むが、開示された折り畳みフレームは、ハイブリッド自転車、特大車輪およびタイヤを有するファット自転車、シクロクロス自転車および他のフレーム変形を含む他の自転車構成にも適用することができる。上に開示された実施形態は、後部サスペンションを備えた内部ギア式またはシングルスピードハブを有するクロスカントリーマウンテン自転車のようなマウンテン自転車にも適用することができる。
上に開示された折り畳み自転車の実施形態は、従来のフレームサイズおよび形状に適合するという利点を有し、乗車状態にあるとき、同様のフレームタイプを有する従来の非折り畳み自転車から実質的に区別不可能であろう。開示された実施形態は、たとえば職場でまたはアパートにおいて、自転車が一時的に保管されるべきとき、構成要素を取り外すことなくフレームを迅速に折り畳んで自転車の大きさを減少させることができるという利点をさらに有する。加えて、これらの自転車の実施形態は、車輪またはハンドルバーのような他の構成要素の一方または両方を除去することによって折り畳まれた大きさをさらに減少させるように構成することができる。概して、本明細書に記載の実施形態およびこれらの実施形態の変形であれば、自転車の各例のためのフレーム構成に通常関連するフルサイズの車輪を有し、これにより自転車に関連する乗り心地を維持しながら折り畳み可能であるという利点を提供する。
具体的な実施形態を説明および例示してきたが、このような実施形態は、単なる例示であり、添付の特許請求の範囲に従って解釈されるような開示された実施形態を限定するとして見なされるべきではない。
100 自転車
102 フレーム
104 後輪
106 操縦可能前輪マウント
108 前輪
110 シート
112 ハンドルバー
114 後部フレーム構造
116 前部フレーム構造
118 シートチューブ
120 下端
122 上端
124 シートポスト
126 ボトムブラケットシェル
128 クランクセット
130 右側クランク
132 チェーンリングセット
134 後部スプロケットセット
136 チェーン
138 左クランク
140 チェーンステー
142 チェーンステー
144 後輪マウント
146 シートステー
148 シートステー
150 ダウンチューブ
152 ヘッドチューブ
154 前輪マウント
156 ピボット
158 クロスバー
160 後方端
162 フレームロック
164 前方端
170 アーム
172 アーム
174 後部ディレイラ
176 前部ディレイラ
180 フレーム保持具
200 矢印
202 開口
204 タイヤ
206 車輪保持具
208 クイックリリースカム
300 円筒状孔
302 円筒状孔
304 中央円筒状孔
306 円筒状スリーブ
308 外表面
310 内表面
312 内側孔
314 右側
316 左側
318 スピンドル
320 端部
400 開口
402 開口
404 円筒状インサート
406 円筒状インサート
408 穴
410 留め具
412 穴
414 補強ボス
416 穴
500 自転車
502 フレーム
504 後輪
506 操縦可能前輪マウント
508 前輪
510 シート
512 ハンドルバー
514 後部フレーム構造
516 前部フレーム構造
518 シートチューブ
520 下端
522 上端
524 シートポスト
526 ボトムブラケットシェル
528 クランクセット
530 クランク
532 チェーンリング
534 後部スプロケット
536 チェーン
538 チェーンステー
540 チェーンステー
542 後輪マウント
544 シートステー
546 シートステー
548 ダウンチューブ
550 ヘッドチューブ
552 前輪マウント
554 ピボット
556 クロスバー
558 後方端
560 フレームロック
564 切り欠き部分
566 アーム
568 アーム
604 タイヤ
606 挿入図
608 フレーム保持具
610 フレーム保持具
612 車輪保持具
614 クイックリリースカム
616 ラック
680 挿入図
682 1/4回転留め具
684 端部
686 特徴
688 ボス
700 車輪保持具
702 チューブ
704 横方向支持プレート
706 ドロップアウト
708 ドロップアウト
710 前輪
712 クイックリリーススキュア
714 後輪
716 クイックリリーススキュア
718 カム
720 カム
760 フレームロック
762 ボス
764 ボス
766 ダブテールスライド
768 ダブテールスライド
770 ラッチ
772 ラッチ
774 ダブテール凹部
776 カムロック
778 カムロック
780 ピボットピン
782 ロッキングタブ
784 端部
800 フレーム
802 後部フレーム構造
804 シートチューブ
806 上端
808 ボトムブラケットシェル
810 チェーンステー
812 チェーンステー
814 ドロップアウト
816 ドロップアウト
818 シートステー
820 シートステー
822 ブレーキキャリパ
824 前部フレーム構造
826 ダウンチューブ
830 操縦可能前輪マウント
832 前輪マウント
834 ピボット
836 クロスバー
838 フレームロック
840 チューブ
842 サドル
844 シートポスト
846 第1のカムロック
848 第2のカムロック
850 車輪保持具
860 円筒状孔
862 円筒状孔
864 中央円筒状孔
866 円筒状スリーブ
868 フランジ
870 外表面
872 内部ねじ状部分
874 ねじ状フランジ付きカップ
900 自転車
902 フレーム
904 後部フレーム構造
906 シートチューブ
908 チェーンステー
910 チェーンステー
912 シートステー
914 シートステー
916 ピボット
918 ボトムブラケット
920 前部フレーム構造
922 ダウンチューブ
924 ヘッドチューブ
926 クロスバー
928 フレームロック
930 サドル
932 シートポスト
934 前輪
936 後輪
938 フレーム保持具
940 フレーム保持具
1100 自転車
1102 フレーム
1104 後部フレーム構造
1106 前部フレーム構造
1108 シートチューブ
1110 チェーンステー
1112 シートステー
1116 クランクセット
1118 ダウンチューブ
1120 ヘッドチューブ
1122 操縦可能前輪マウント
1126 ブレース
1128 フレームロック
1130 矢印
1132 フレーム保持具
1300 自転車
1302 フレーム
1304 後部フレーム構造
1306 前部フレーム構造
1308 ピボット
1310 フレームロック
1312 クランク
1314 直線ハンドルバー
1316 後輪
1318 前輪
1320 後部ディレイラ
1322 シート
1324 シートポスト
1330 パッケージングされた自転車
1332 端部
1400 自転車
1402 フレーム
1404 後部フレーム構造
1406 前部フレーム構造
1408 ピボット
1410 フレームロック
1412 クランク
1414 ドロップハンドルバー
1416 後輪
1418 前輪
1420 後部ディレイラ
1422 シート
1424 シートポスト
1430 パッケージングされた自転車
1432 端部

Claims (19)

  1. 自転車フレームであって、
    下端および上端を有するシートチューブであって、前記上端は、シートを取り付けるためのシートポストを受容するように構成されている、シートチューブと、
    クランクセットを回転可能に取り付けるように構成されたボトムブラケットを受容するためのボトムブラケットシェルであって、
    横方向に離間した一対の円筒状孔と、
    前記一対の円筒状孔間に配置され、前記一対の円筒状孔と位置を合わせた中央円筒状孔であって、前記一対の円筒状孔または前記中央円筒状孔のいずれかが、単一のダウンチューブに接続されている、中央円筒状孔と、
    前記ボトムブラケットシェルと同心となるピボットを形成するために前記一対の円筒状孔および前記中央円筒状孔を通って嵌合するようにサイズ設定された外表面を有する円筒状スリーブであって、前記クランクセットを取り付けるための前記ボトムブラケットを受容するようにサイズ設定された内孔を有する、円筒状スリーブと、
    を備えるボトムブラケットシェルと、
    後方へ延在して後輪を受容するための後輪マウントにおいて終端する少なくとも1つのチェーンステーであって、少なくとも一つの前記チェーンステーの前方端、前記シートチューブの前記下端、および前記ボトムブラケットシェルは、前記ボトムブラケットシェルに近接して堅固に接続されている、チェーンステーと、
    を含む、後部フレーム構造と、
    前方に配置されたヘッドチューブに堅固に接続された単一の前記ダウンチューブを含む単一前部フレーム構造であって、前記ヘッドチューブは、前輪を受容するための操縦可能前輪マウントを受容するように構成され、単一の前記ダウンチューブは、前記ボトムブラケットシェルに近接する前記ピボットで前記後部フレーム構造に接続され、前記ピボットにより、前記ピボットを中心とする、共通垂直平面における前記後部フレーム構造に対する前記単一前部フレーム構造の回動が容易になる、単一前部フレーム構造と、
    前方端および後方端を有するクロスバーであって、前記前方端は、単一の前記ダウンチューブおよび前記ヘッドチューブのうちの1つに堅固に固定され、前記クロスバーは、前記単一前部フレーム構造と前記後部フレーム構造との間にまたがる、クロスバーと、
    前記ピボットを実質的に不動化して前記自転車フレームを乗車状態に置くように前記クロスバーを前記シートチューブにロックするために前記クロスバーの前記後方端に配置されたフレームロックであって、前記フレームロックは、係合解除されると、前記共通垂直平面における前記ピボットを中心とする前記単一前部フレーム構造および前記後部フレーム構造の互いの方への相対移動を容易にして、単一の前記ダウンチューブが前記シートチューブと並びかつ前記単一前部フレーム構造および前記後部フレーム構造が入れ子になる折り畳み状態に前記自転車フレームを置く、フレームロックと、
    を備える、自転車フレーム。
  2. 前記後部フレーム構造は、前記シートチューブと前記少なくとも1つのチェーンステーとの間に延在する少なくとも1つのシートステーをさらに含む、請求項1に記載の自転車フレーム。
  3. 前記クロスバーの前記前方端は、前記ヘッドチューブに堅固に固定される、請求項1に記載の自転車フレーム。
  4. 前記クロスバーの前記後方端の少なくとも一部は、少なくとも1つのアームを含み、前記少なくとも1つのアームは、前記フレームロックが係合解除された場合、前記クロスバーと前記シートチューブとの間に隙間を提供するために、前記共通垂直平面に対して横方向に変位し、前記自転車フレームを前記折り畳み状態に置く場合に、前記単一前部フレーム構造が前記後部フレーム構造の方へ回動させられる、請求項3に記載の自転車フレーム。
  5. 前記少なくとも1つのアームは、前記共通垂直平面の各側の方へ横方向に変位した一対のアームを含む、請求項4に記載の自転車フレーム。
  6. 前記少なくとも1つのアームは、前記自転車フレームを前記折り畳み状態に置くとき、前記後輪を前記後輪マウントに取り付けたままにしておくことを可能にするように構成されている、請求項4に記載の自転車フレーム。
  7. 前記少なくとも1つのアームは、前記少なくとも1つのアームと前記自転車フレームのドライブトレインの部品との間に隙間を提供して、前記ドライブトレインを前記乗車状態用に構成されたままにしておくとともに、前記自転車フレームが前記折り畳み状態にあるときに前記後輪の回転をさらに容易にすることを可能にするように構成されている、請求項6に記載の自転車フレーム。
  8. 前記少なくとも1つのアームは、前記自転車フレームを前記折り畳み状態に置くとき、前記クロスバーと前記シートチューブの前記上端および前記シートポストのうちの少なくとも1つとの間に隙間を提供するように構成されている、請求項4に記載の自転車フレーム。
  9. 前記フレームロックは、前記クロスバーの前記後方端上の対応する特徴と前記後部フレーム構造とを接続して前記自転車フレームを前記乗車状態にロックするための留め具を含む、請求項1に記載の自転車フレーム。
  10. 前記クロスバーの前記後方端は、前記ボトムブラケットシェルと前記シートチューブの前記上端との間の途中の場所で終端してステップスルーフレーム形状を提供する、請求項1に記載の自転車フレーム。
  11. 前記自転車フレームが前記折り畳み状態にあるとき、前記単一前部フレーム構造を前記後部フレーム構造に解放可能に固定するように構成されたフレーム保持具をさらに備える、請求項1に記載の自転車フレーム。
  12. 前記フレームロックは、前記シートチューブの前記上端に近接して配置されている、請求項1に記載の自転車フレーム。
  13. 前記ピボットは、前記ピボットの周りの前記自転車フレームの横方向の曲げを防止するようにサイズ設定および構成されている、請求項1に記載の自転車フレーム。
  14. 前記円筒状スリーブは、前記一対の円筒状孔および前記中央円筒状孔のうちの少なくとも1つに固定されている、請求項13に記載の自転車フレーム。
  15. 前記自転車フレームが前記乗車状態にあるときに前記円筒状スリーブが前記一対の円筒状孔の他方に固定されるまたは前記中央円筒状孔が前記ピボット内で支承表面を不動にするように構成された留め具をさらに備える、請求項14に記載の自転車フレーム。
  16. 前記前輪が、折り畳まれた状態の前記自転車フレームと並ぶように、折り畳まれた状態の前記自転車フレームに前記前輪を取り付けること、および
    前記後輪が、折り畳まれた状態の前記自転車フレームと並ぶように、折り畳まれた状態の前記自転車フレームに前記後輪を取り付けること
    のうちの少なくとも1つのために、前記自転車フレームに配置された車輪保持具をさらに備える、請求項1に記載の自転車フレーム。
  17. 前記自転車フレームは、前記折り畳み状態にあって前記前輪および前記後輪がそれぞれの前記車輪保持具に取り付けられているとき、受託手荷物に関連する一般に適用可能な航空会社の旅行制限内に収まる大きさを有する、請求項16に記載の自転車フレーム。
  18. 前記自転車フレームは、
    推進用の一体型電気モータを有する電気自転車、
    ロード自転車、
    都市通勤自転車、
    ツーリング自転車、
    ハイブリッド自転車、
    シクロクロス自転車、
    後部サスペンション付きシングルスピードクロスカントリーマウンテン自転車、および、
    後部サスペンション付き内部ギア式後部ハブクロスカントリーマウンテン自転車、
    のうちの1つのためのフレーム形状および車輪サイズに対応するように構成されている、請求項1に記載の自転車フレーム。
  19. 請求項1に記載の自転車フレームと、
    前記後輪マウントに取り付けられた前記後輪と
    前記操縦可能前輪マウントに取り付けられた前記前輪と、
    前記シートチューブの前記上端に受け入れられた前記シートポストを介して取り付けられたサドルと、
    を備える、自転車。
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