JP7403037B2 - 経済的な豊かさと精神的な豊かさの両立を支援するシステム及び方法 - Google Patents

経済的な豊かさと精神的な豊かさの両立を支援するシステム及び方法 Download PDF

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Description

本発明は、経済的な豊かさと精神的な豊かさの両立を支援する新規の技術に関する。
企業(例えば、企業それ自体、又は、企業の利害関係者(例えば従業員))の経済的な豊かさは、一例として、販売促進を通じて商品又はサービスの売上が向上することで実現される。販売促進に関して、例えば特許文献1に開示の技術がある。企業が経済的に豊かになり企業の利益が従業員のような利害関係者に還元されれば、結果として、エンドユーザの経済的な豊かさも実現される。
また、企業やエンドユーザの精神的な豊かさは、一例として、社会貢献を通じて社会的責任を果たすことで実現される。社会貢献に関して、例えば特許文献2に開示の技術がある。
特開2019-36349号公報 特開2017-59194号公報
SDGs(Sustainable Development Goals)に日本が積極的に取り組んでいることもあり、社会貢献が一層重要な指標になっている。また、上述したように、社会貢献は精神的な豊かさに寄与する。
一方、資本主義経済圏においては、企業にとって売上や利益の向上は一つの重要な指標であり、また、経済的な豊かさは、精神的な豊かさに寄与する。
しかしながら、経済的な豊かさと精神的な豊かさの両立を支援する技術は知られていない。
システムが、一つ以上の企業の各々について貢献スコアを算出することを含むスコア算出を行うスコアリング部と、貢献スコアの提供であるスコア提供を行う管理部とを備える。
一つ以上の企業の各々は、協賛企業と協働企業との少なくとも一つに該当する企業である。協賛企業は、協賛をする企業である。協働企業は、一又は複数種類の協賛品について設計、製造、流通及び販売の少なくとも一つである技術提供を行う企業である技術提供企業と、一種類以上の協賛品のエンドユーザへのチャネルを提供する企業であるチャネル提供企業とのうちの少なくとも一つに該当する企業である。
各種協賛品は、貢献スコアの算出の対象となり少なくとも一つの協賛企業の協賛に関わる商品又はサービスである。一つ以上の企業の各々について、算出された貢献スコアは、貢献度に基づいている。一つ以上の企業の各々について、貢献度は、当該企業の計算機システムである企業システムと、エンドユーザの情報処理端末であるエンドユーザ端末と、少なくとも一種類の協賛品が有する機器とのうちの少なくとも一つから受け付けられたデータから特定される下記に基づいている。
・当該企業が、協賛、技術提供及びチャネル提供の少なくとも一つについて関わる一又は複数種類の協賛品の各々について、協賛の度合を示す協賛量と、技術提供の度合を示す技術提供量と、チャネル提供の度合を示すチャネル提供量、及び、エンドユーザにより利用された度合を示すエンドユーザ利用量とのうちの少なくとも一つ。
スコア提供は、下記のうちの少なくとも一つを含む。
・一つ以上の企業の各々について算出された貢献スコアに従うデータである貢献スコアデータを含んだ企業評価データを公開すること。
・各企業について、当該企業に関し算出された貢献スコアに従うデータである貢献スコアデータを含んだ企業評価データを当該企業の企業システムに通知すること。
経済的な豊かさと精神的な豊かさの両立を技術的に支援することができる。
本発明の一実施形態に係るシステム全体の構成の一例を示す。 エミーシステムが管理するDB(データベース)の構成の一例を示す。 本実施形態で行われる処理の一例を示す。 企業種別毎の役割を示す。
以下の説明では、「インターフェース装置」は、一つ以上のインターフェースデバイスでよい。当該一つ以上のインターフェースデバイスは、下記のうちの少なくとも一つでよい。
・一つ以上のI/O(Input/Output)インターフェースデバイス。I/O(Input/Output)インターフェースデバイスは、I/Oデバイスと遠隔の表示用計算機とのうちの少なくとも一つに対するインターフェースデバイスである。表示用計算機に対するI/Oインターフェースデバイスは、通信インターフェースデバイスでよい。少なくとも一つのI/Oデバイスは、ユーザインターフェースデバイス、例えば、キーボードおよびポインティングデバイスのような入力デバイスと、表示デバイスのような出力デバイスとのうちのいずれでもよい。
・一つ以上の通信インターフェースデバイス。一つ以上の通信インターフェースデバイスは、一つ以上の同種の通信インターフェースデバイス(例えば一つ以上のNIC(Network Interface Card))であってもよいし二つ以上の異種の通信インターフェースデバイス(例えばNICとHBA(Host Bus Adapter))であってもよい。
また、以下の説明では、「メモリ」は、一つ以上のメモリデバイスであり、典型的には主記憶デバイスでよい。メモリにおける少なくとも一つのメモリデバイスは、揮発性メモリデバイスであってもよいし不揮発性メモリデバイスであってもよい。
また、以下の説明では、「永続記憶装置」は、一つ以上の永続記憶デバイスである。永続記憶デバイスは、典型的には、不揮発性の記憶デバイス(例えば補助記憶デバイス)であり、具体的には、例えば、HDD(Hard Disk Drive)またはSSD(Solid State Drive)である。
また、以下の説明では、「記憶装置」は、メモリと永続記憶装置の少なくともメモリでよい。
また、以下の説明では、「プロセッサ」は、一つ以上のプロセッサデバイスである。少なくとも一つのプロセッサデバイスは、典型的には、CPU(Central Processing Unit)のようなマイクロプロセッサデバイスであるが、GPU(Graphics Processing Unit)のような他種のプロセッサデバイスでもよい。少なくとも一つのプロセッサデバイスは、シングルコアでもよいしマルチコアでもよい。少なくとも一つのプロセッサデバイスは、プロセッサコアでもよい。少なくとも一つのプロセッサデバイスは、処理の一部または全部を行うハードウェア回路(例えばFPGA(Field-Programmable Gate Array)またはASIC(Application Specific Integrated Circuit))といった広義のプロセッサデバイスでもよい。
また、以下の説明では、「kkk部」の表現にて機能を説明することがあるが、機能は、一つ以上のコンピュータプログラムがプロセッサによって実行されることで実現されてもよいし、一つ以上のハードウェア回路(例えばFPGAまたはASIC)によって実現されてもよい。プログラムがプロセッサによって実行されることで機能が実現される場合、定められた処理が、適宜に記憶装置および/またはインターフェース装置等を用いながら行われるため、機能はプロセッサの少なくとも一部とされてもよい。機能を主語として説明された処理は、プロセッサあるいはそのプロセッサを有する装置が行う処理としてもよい。プログラムは、プログラムソースからインストールされてもよい。プログラムソースは、例えば、プログラム配布計算機または計算機が読み取り可能な記録媒体(例えば非一時的な記録媒体)であってもよい。各機能の説明は一例であり、複数の機能が一つの機能にまとめられたり、一つの機能が複数の機能に分割されたりしてもよい。
また、以下の説明では、「xxxDB」といった表現にて、入力に対して出力が得られる情報を説明することがあるが、当該情報は、どのような構造のデータでもよいし、入力に対する出力を発生するニューラルネットワークのような学習モデルでもよい。従って、「xxxDB」を「xxx情報」と言うことができる。また、以下の説明において、各DBの構成は一例であり、一つのDBは、二つ以上のDBに分割されてもよいし、二つ以上のDBの全部又は一部が一つのDBであってもよい。なお、「DB」は、データベースの略である。
また、以下の説明では、同種の要素を区別しないで説明する場合には、参照符号のうちの共通部分を使用し、同種の要素を区別して説明する場合は、参照符号を使用することがある。例えば、エンドユーザ端末を特に区別しないで説明する場合には、「エンドユーザ端末10」と記載し、個々のエンドユーザ端末を区別して説明する場合には、「エンドユーザ端末10a」、「エンドユーザ端末10b」のように記載することがある。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るシステム全体の構成の一例を示す。
本実施形態の説明において、下記の用語が使用される。なお、本実施形態の説明において使用される「エミー」及び「エミーバンク」は、便宜上使用される名称であり、当該名称が付された対象の詳細は、本実施形態の説明において明らかである。
・エミー計画:経済的な豊かさと精神的な豊かさの両立を目的とした計画。当該目的には、当該計画に参画することで企業利益を高めつつSDGsへ貢献することが含まれるが、本発明では、SDGsへの貢献に代えて又は加えてSDGsへの貢献以外の社会貢献が含まれてもよい。
・エミーバンク事業:エミー計画を遂行する事業。
・協賛品:エミー計画の目的達成へ貢献すると認定され少なくとも一つの協賛企業の協賛に関わりエミースコアの算出の対象となる商品又はサービス。
・企業:経済主体として広義の企業でよい。企業は、個人であるか集団であるかを問わず、また、公企業であるか私企業であるかを問わない。自治体、学校、高齢者施設等も、企業に含まれてよい。
・運営企業:エミーバンク事業を運営する企業(例えば、本出願人であるマイネム株式会社)
・参画企業:エミー計画に参画する企業、具体的には、協賛企業及び協働企業のうちの少なくとも一つ。すなわち、参画企業は、協賛企業と協働企業のいずれかに該当する企業であるか、若しくは、協賛企業と協働企業の両方に該当する企業である。
・協賛企業:エミー計画(エミーバンク事業)に協賛をする参画企業。協賛の一例は、エミーバンク事業に対する出資又は寄付である。協賛金(例えば出資金又は寄付金)の通貨や形態は限定されないでもよい。
・協働企業:一又は複数種類の協賛品の提供を行う参画企業、具体的には、技術提供企業及びチャネル提供企業のうちの少なくとも一つ。すなわち、協働企業は、技術提供企業とチャネル提供企業のいずれかに該当する企業であるか、若しくは、技術提供企業とチャネル提供企業の両方に該当する企業である。
・技術提供企業:一又は複数種類の協賛品について設計、製造、流通及び販売の少なくとも一つである技術提供を行う企業。
・チャネル提供企業:一種類以上の協賛品のエンドユーザへのチャネルを提供する企業。チャネルの例としては、店舗や施設のような場(例えば、販売や流通の場)でよい。
・技術提供企業による協賛品の販売:協賛品の技術提供の一例。有償又は無償で協賛品を譲渡又は貸与すること。
・チャネル提供企業による協賛品の購入:協賛品のチャネル提供の一例。有償又は無償で協賛品を譲り受けること又は借りることと、譲り受けた又は借りた協賛品を有償又は無償でエンドユーザが利用することを可能にすること。
・エンドユーザ:一般消費者。
・エミースコア:参画企業及びエンドユーザのうち少なくとも参画企業(例えば、協賛企業、技術提供企業及びチャネル提供企業のうちの少なくとも一つ)に付与されSDGsに対する貢献の大きさ(度合)を示す指標としてのスコア。貢献スコアの一例。
・エミーポイント:参画企業及びエンドユーザのうちの少なくともエンドユーザに付与され、協賛品の利用に伴い加算され任意の用途のための利用に応じて減算される値。貢献ポイントの一例。
計算リソースプール50上にエミーシステム100が実現される。計算リソースプール50は、複数種類の計算リソースの集合(例えばクラウド基盤)であり、インターフェース装置、記憶装置及びそれらに接続されたプロセッサを含む。例えばプロセッサに一つ以上のプログラムが実行されることでエミーシステム100が実現する。エミーシステム100は、一つ以上の物理計算機を含んだシステムでもよい。
エミーシステム100は、エミーバンクシステム101とスコアリングシステム102とを含む。エミーバンクシステム101は、管理部の一例である。スコアリングシステム102は、スコアリング部の一例である。エミーバンクシステム101が実現される物理計算機とスコアリングシステム102が実現される物理計算機が異なっていてもよい。
また、エミーシステム100が、参画企業DB111とエンドユーザDB112を管理する。DB111及び112は、管理情報の一例である。DB111及び112の少なくとも一部は、エミーシステム100の基になる計算リソースプール50以外の記憶装置(外部の記憶装置)に存在してもよい。
エミーシステム100の基になる計算リソースプール50が、インターネットのような通信ネットワーク170に通信可能に接続される。
通信ネットワーク170に、複数の参画企業の各々の企業システム150が通信可能に接続される。企業システム150は、パーソナルコンピュータのような物理計算機でもよいし、一つ以上の物理計算機から構成されたシステムでもよいし、計算リソースプール50と同一又は別の計算リソースプール上で実現されたシステムでもよい。参画企業Aのシステム150は、「企業システム150A」と表現される。上述したように、同一の参画企業が協賛企業と協働企業の両方を担うこともできる(例えば参画企業A)。また、図示しないが、上述したように、同一の協働企業が、技術提供企業とチャネル提供企業の両方を担うこともできる。
通信ネットワーク170に、エンドユーザ端末10が通信可能に接続される。エンドユーザ端末10は、エンドユーザの情報処理端末(言い換えれば、物理計算機)であり、例えば、スマートフォン(又はその他の情報処理端末)である。エンドユーザ端末10は、インターフェース装置、記憶装置及びプロセッサを有する。エンドユーザ端末10には、例えばインターフェース装置を介して記憶装置にダウンロードされプロセッサに実行されるエミーAPP(アプリケーションプログラム)20がある。
図2は、参画企業DB111とエンドユーザDB112の構成の一例を示す。
参画企業DB111は、参画企業毎のアカウント(エントリ)を管理する。各参画企業について、アカウントは、企業ID201、企業属性202、協賛品種別ID203、貢献サービス名(SDGs目標番号)204、エミースコア詳細205及びOthers206といった情報を保持する。一つの参画企業を例に取る(図2の説明において「注目参画企業」)。
企業ID201は、注目参画企業のIDを示す。企業属性202は、注目参画企業の属性(“協賛”、“協働(技術提供)”又は“協働(チャネル提供)”)を示す。協賛品種別ID203は、注目参画企業が関わる一種類以上の協賛品の各々の協賛品種別のIDを示す。なお、「企業が関わる協賛品」の一例として、協賛企業の協賛金に基づき提供される協賛品や、技術提供企業による技術提供により提供される協賛品や、チャネル提供企業のチャネルを通じて提供される協賛品がある。
貢献サービス名(SDGs目標番号)204は、注目参画企業が関わる協賛品の種別毎に、当該種別の協賛品を用いて注目参画企業が関わる貢献サービス(SDGsに貢献するサービス)の名称と、当該貢献サービスに属するSDGs目標番号とを示す。
エミースコア詳細205は、注目参画企業について算出されたエミースコアに関する詳細を示す。エミースコア詳細205は、注目参画企業が関わる貢献サービス毎に(又は、貢献サービス毎に代えて、注目参画企業が貢献するSDGs目標番号毎に)、企業貢献度251、エンドユーザ貢献度252及び小計253を含む。一つの貢献サービス(貢献サービス名)を例に取る(図2の説明において「注目貢献サービス」)。企業貢献度251は、貢献度の一例であり、注目貢献サービスに注目参画企業が貢献した度合である企業貢献度を示す。エンドユーザ貢献度252は、貢献度の一例であり、注目貢献サービスにエンドユーザが貢献した度合であるエンドユーザ貢献度を示す。小計253は、注目貢献サービスの企業貢献度とエンドユーザ貢献度とに基づき注目貢献サービスについて算出されたエミースコアを示す。エミースコア詳細205は、更に合計254を含む。合計254は、注目参画企業が提供する一つ以上の貢献サービスにそれぞれ対応した一つ以上の小計253の合計、つまり、注目参画企業について算出されたエミースコアを示す。エミースコア詳細205におけるエミースコアは、数値、数式又は機械学習モデル等で表現されてよい。
Others206は、注目参画企業に関する情報のうち情報201~205以外の所定種類の情報を含む。Others206は、例えば、注目参画企業の位置(例えば、住所や緯度及び経度)、業種、協賛品種別毎のエンドユーザ利用量、保有しているエミーポイント、及び、エミーポイントのポイント利用(消費)履歴、のうちの少なくとも一つを含んでよい。なお、協賛品種別毎のエンドユーザ利用量は、エンドユーザの後述する貢献履歴262を基に特定された値でよい。
企業貢献度251は、注目参画企業のシステム150から受け付けられたデータから特定される下記のうちの少なくとも一つに基づいている。また、注目参画企業についてそのようなデータがエミーシステム100で受け付けられる都度に、企業貢献度251が更新される。
・注目参画企業が協賛企業の場合、注目参画企業の協賛に関わる一又は複数種類の協賛品の各々の協賛量。「協賛量」は、協賛の度合を示す量であり、一例が、協賛金である。協賛品種別毎の「協賛量」は、注目参画企業からエミーバンク事業(或いは、注目参画企業が指定した貢献サービス)への協賛金をベースとした量でよい。「協賛量」は、SDGsへの貢献に影響するが、協賛が新たな自社事業創出や他社企業との協働等へ貢献することもあるため少なくとも間接的には企業利益への貢献にも影響し得る。また、注目参画企業からエミーバンク事業(或いは、注目参画企業が指定した貢献サービス)への協賛金(例えば、注目参画企業の企業システム150からエミーバンクシステム101に送信されたデータが示す協賛金)は、エミーバンクシステム101により企業貢献度251に反映されることに代えて又は加えて、例えば、スコアリングシステム102によりエミースコア及びエミーポイントのうちの少なくとも一つに変換されてよい。
・注目参画企業が技術提供企業の場合、注目参画企業が技術提供する一又は複数種類の協賛品の各々の技術提供量。「技術提供量」は、技術提供の度合を示す量であり、一例が、製造数、売上総額及び販売総数の少なくとも一つである。「技術提供量」は、企業利益への貢献に影響するが、技術提供は結果としてエンドユーザによる利用へと繋がるためSDGsへの貢献にも影響し得る。
・注目参画企業がチャネル提供企業の場合、注目参画企業がチャネル提供する一又は複数種類の協賛品の各々のチャネル提供量。「チャネル提供量」は、チャネル提供の度合を示す量であり、一例が、購入総額、購入総数及び来場エンドユーザ数のうちの少なくとも一つである。「チャネル提供量」は、SDGsへの貢献に影響するが、チャネル提供が新たなエンドユーザ獲得等へ貢献することもあるため少なくとも間接的には企業利益への貢献にも影響し得る。
エンドユーザ貢献度252は、注目参画企業のシステム150と、エンドユーザ端末10と、少なくとも一種類の協賛品が有する機器とのうちの少なくとも一つから受け付けられたデータから特定される下記のうちの少なくとも一つに基づいている。注目参画企業についてそのようなデータが受け付けられる都度に、エンドユーザ貢献度252が更新される。下記のうちの少なくとも一つは、例えば、当該受け付けられたデータから特定された情報が格納された後述の貢献履歴262から特定されてよい。
・注目参画企業が協賛企業の場合、注目参画企業の協賛に関わる一又は複数種類の協賛品の各々のエンドユーザ利用量。「エンドユーザ利用量」は、エンドユーザに利用された度合を示す量であり、例えば、利用回数、利用時間長、消費量、作業量、或いは、協賛品が持つオブジェクト(例えば二次元バーコード)から得られた量のように、任意の種類の量でよい。「エンドユーザ利用量」は、SDGsへの貢献の度合の指標の一つであるが、エンドユーザによる利用が有償の利用等の場合には企業利益へ貢献することもあるため少なくとも間接的には企業利益への貢献の度合の指標の一つにもなり得る。なお、「エンドユーザ利用量」に関するこのような説明は、注目参画企業が協働企業(技術提供及びチャネル提供企業の少なくとも一つ)であっても同様でよい。
・注目参画企業が技術提供企業の場合、注目参画企業が技術提供する一又は複数種類の協賛品の各々のエンドユーザ利用量。
・注目参画企業がチャネル提供企業の場合、注目参画企業がチャネル提供する一又は複数種類の協賛品の各々のエンドユーザ利用量。
なお、注目参画企業について、協賛品種別毎の「エンドユーザ利用量」は、当該種別の協賛品の一つ以上の利用量に従う値(例えば累計)でよい。
定期的に又は不定期的に、スコアリングシステム102が、各参画企業について、当該参画企業が関わる貢献サービス名毎に、企業貢献度251及びエンドユーザ貢献度252に基づき小計253及び合計254を更新する。
エンドユーザDB112は、エンドユーザ毎のアカウント(エントリ)を管理する。各エンドユーザについて、アカウントは、エンドユーザID261、貢献履歴262、ポイント利用履歴263、エミースコア264、エミーポイント265及びOthers266といった情報を保持する。一人のエンドユーザを例に取る(図2の説明において「注目エンドユーザ」)。
エンドユーザID261は、注目エンドユーザのIDを示す。
貢献履歴262は、注目エンドユーザによる協賛品利用(言い換えればSDGs貢献)に関する履歴を示し、例えば、協賛品利用毎に下記のうちの少なくとも一つのデータセット、
・時刻(注目エンドユーザが協賛品を利用した時刻)、
・位置(注目エンドユーザが協賛品を利用した位置(例えば、企業ID、住所、又は、緯度及び経度))、
・協賛品種別ID(注目エンドユーザが利用した協賛品の協賛品種別ID)、及び、
・利用量(注目エンドユーザが利用した協賛品の利用量)、
を含む。例えば、エンドユーザが協賛品を利用する都度に、当該利用についての協賛品種別ID及び利用量が、協賛品が有する機器、エンドユーザ端末10、及び、当該協賛品を販売又は購入した企業のシステム150の少なくとも一つによって検出される。「利用量」は、上述したような任意の種類の量でよい。また、「利用」は、購入を含んでもよい。検出された利用量を含むデータが、協賛品が有する機器、エンドユーザ端末10、及び、当該協賛品を販売又は購入した企業のシステム150の少なくとも一つから通信ネットワーク170を介してエミーシステム100に送信される。企業システム150、エンドユーザ端末10、及び、協賛品が有する機器のうちの一つから受け付けられたデータを基に、エミーバンクシステム101又はスコアリングシステム102により、協賛品を利用した注目エンドユーザの貢献履歴262が更新される。注目エンドユーザの貢献履歴262(例えば、位置、協賛品種別ID、及び、利用量)を基に、当該エンドユーザが利用した協賛品の種別のIDと当該協賛品に関わる参画企業のIDとが特定され、特定された協賛品種別ID及び企業IDに対応したエンドユーザ貢献度252が、更新される。
ポイント利用履歴263は、注目エンドユーザによるエミーポイント利用に関する履歴を示す。ポイント利用履歴263は、例えば、下記のうちの少なくとも一つ、
・時刻(エミーポイントの利用時刻)、
・利用ポイント(利用(減算)されたエミーポイントの値)、及び、
・用途(利用ポイントの対価に関する情報)、
を含む。
エミースコア264は、注目エンドユーザに付与されたエミースコアを示す。当該エミースコアは、例えば、注目エンドユーザの貢献履歴262から特定される利用量に基づく。
エミーポイント265は、注目エンドユーザが保有するエミーポイントを示す。エミーポイントは、例えば、注目エンドユーザの貢献履歴262から利用量追加が検出される都度に追加利用量に応じて加算されてよく、エミーポイント利用の都度に用途に応じて減算されてよい。エミーポイント265は、数値、数式又は機械学習モデル等で表現されてよい。
Others266は、注目エンドユーザに関する情報のうち情報261~265以外の所定種類の情報を含む。例えば、Others266は、エミースコア264の内訳(例えば、当該注目エンドユーザが利用した協賛品の種別毎、貢献サービス毎、又は、SDGs目標番号毎のスコア)、及び、エミーポイント265の内訳(例えば、当該エミーポイント265のうち協賛品の種別毎、貢献サービス毎、又は、SDGs目標番号毎のポイント)、のうちの少なくとも一つを含んでよい。また、Others206は、注目エンドユーザの顔画像(例えば笑顔画像)を含んでもよい。
図3は、本実施形態で行われる処理の流れの一例を示す。
企業Xが、協賛品βを製造及び販売する技術提供企業であるとする。企業Aが、協賛品βを提供する協賛企業でもあり、協賛品βを購入し協賛品βの利用の場を提供する(例えば店舗を持つ)チャネル提供企業でもあるとする。協賛品βは、下記の商品であるとする。
・協賛品種別ID“β”に対応した商品。
・貢献サービス“感染予防”に対応。
・アルコール洗浄液(手指消毒剤)(又はそれが入ったボトル)である。
矢印301が示すように、企業Aが企業Xから協賛品βを購入する。
矢印302が示すように、企業Xの企業システム150Xが、協賛品βの売上総額及び販売総数の少なくとも一つといった販売データ(例えば、企業ID“X”を含む)をエミーシステム100に送信する。スコアリングシステム102が、当該販売データを基に、例えば下記を行う(矢印305)。
・企業X及び協賛品βに対応した企業貢献度251を、当該販売データが示す売上総額又は販売総数を基に更新し(例えば、当該販売データが示す売上総額又は販売総数を基に企業貢献度251に加算される値を算出し、当該算出された値を企業貢献度251に加算し)、それに伴い、小計253及び合計254を更新する。
カメラを通じて当該カメラと通信可能な制御装置によりエンドユーザaの笑顔が検出された場合に、一定量のアルコール洗浄液が当該制御装置によって出される(所定の処理の一例)。アルコール洗浄液を出すために、エンドユーザ端末10aのエミーAPP20aと当該制御装置との通信が必要であってもよい。また、笑顔検出は、エミーAPP20aによって行われ、笑顔検出がされたことがエミーAPP20aから制御装置に通知されたことが、制御装置での笑顔検出であってもよい。すなわち、笑顔検出のための撮影に使用されるカメラは、エンドユーザ端末10aに搭載されているカメラでもよいし、企業X又は企業Aによりアルコール洗浄液を出すために取り付けられたカメラでもよい。協賛品βを利用するエンドユーザにとって、協賛品βについての一つの利用量は、笑顔が検出された回数と、笑顔検出により出たアルコール洗浄液の量(所定の処理の量の一例)との少なくとも一つでよい。
協賛品βがエンドユーザ10aによって企業Aが提供する場(例えば店舗)にて利用された場合、利用量と協賛品種別ID“β”を含んだデータが、協賛品βについての制御装置と通信するチャネル提供企業システム150Aから(矢印303)、又は、エンドユーザ端末10aから(矢印304)、エミーシステム100に送信される。矢印303又は矢印304は、協賛品βの利用の都度にデータが送信されることに代えて、一定時間又は一定件数データが蓄積された場合に、蓄積されたデータ又はそれの加工後のデータが送信されることを意味してよい。また、データは、企業システム150A及びエンドユーザ端末10aに代えて、協賛品βについての制御装置から送信されてもよい。また、データは、利用量と協賛品種別ID“β”に加えて、下記のうちの少なくとも一つを含んでよい。
・協賛品βが利用された時刻。
・企業Xの企業ID。(この場合、矢印305が示すように、利用量に基づき、企業Xの企業貢献度251が更新されてもよい。)
・企業Aの企業ID。(この場合、矢印305が示すように、利用量に基づき、企業Aの企業貢献度251に加算される値が算出され、当該値が企業貢献度251に加算される。)
・協賛品βが利用された位置。(例えば、各チャネル提供企業についてOthers206がチャネル提供企業の各店舗等の位置を含んでいれば、利用された位置をキーに、チャネル提供企業の特定が可能である。)
・協賛品βを利用したエンドユーザaのID。(又は、各エンドユーザの笑顔画像を含んだOthers266からエンドユーザaの笑顔画像を特定するためのキーとなる検出された笑顔画像。)
受け付けられたデータ(協賛品βの利用量を含んだデータ)を基に、スコアリングシステム102が、例えば下記を行う。
・企業A及び企業Xの少なくとも一つについて、利用量を基に、協賛品βに対応したエンドユーザ貢献度252を更新し(例えば、利用量を基に、エンドユーザ貢献度252に加算される値を算出し、算出された値をエンドユーザ貢献度252に加算し)、それに伴い、小計253及び合計254を更新する(矢印305)。
・エンドユーザaの貢献履歴262を更新する(矢印306)。
・エンドユーザaのエミースコア264を更新する(例えば、利用量を基に、エミースコア264に加算される値を算出し、算出された値をエミースコア264に加算する)(矢印306)。
・エンドユーザaのエミーポイント265を更新する(例えば、利用量を基に、エミーポイント265に加算される値を算出し、算出された値をエミーポイント265に加算する)(矢印306)。
矢印301~306についての説明は、企業X、協賛品β、企業A及びエンドユーザaといった例に限らず、他の企業、他の協賛品、及び他のエンドユーザについても適用される。故に、参画企業DB111における各アカウント(各参画企業のアカウント)が更新され、また、エンドユーザDB112における各アカウント(各エンドユーザのアカウント)が更新される。
上述の説明によれば、矢印303は、一例として、利用量を含んだデータの送信であるが、それに代えて又は加えて、下記のことを示してもよい。
・企業システム150Aが、協賛品βの購入総額及び購入総数の少なくとも一つといった購入データをエミーシステム100に送信すること。この場合、スコアリングシステム102が、購入データを基に、企業A及び協賛品βに対応した企業貢献度251を更新してよい。
また、上述の説明によれば、矢印304は、一例として、利用量を含んだデータの送信であるが、それに代えて又は加えて、下記のことを示してもよい。
・エンドユーザ端末10aが、エンドユーザaのエミーAPP20aの利用に関する履歴を、エミーシステム100に送信すること。この場合、スコアリングシステム102が、当該履歴によっては、少なくとも一つの企業の少なくとも一つの協賛品種別に対応したエンドユーザ貢献度252と、エンドユーザaのエミースコア264と、エンドユーザのエミーポイント265とのうちの少なくとも一つを更新する。
また、上述の説明によれば、一例として、エミーAPP20aは、協賛品βの利用又はその他の利用に関する履歴を管理するが、エミーAPP20aは、その他に、例えば、協賛品βのような各種協賛品の利用量の累積値に応じて色、形又は大きさといった属性が変化する表示オブジェクトを表示してもよい。
また、上述の説明によれば、一例として、各企業の合計254(エミースコア)の更新は、販売データが受け付けられた場合(矢印302)や、利用量を含んだデータが受け付けられた場合(矢印303又は304)に、行われるが、それに代えて、定期的に行われてもよい。例えば、各参画企業について、企業貢献度251及びエンドユーザ貢献度252は、データの受信に応じて更新されてよく、小計253及び合計254は、定期的に(例えば毎日午前0時に)、そのときの企業貢献度251及びエンドユーザ貢献度252に応じて更新されてよい。
また、上述の説明によれば、一例として、各企業のエミースコアと、各エンドユーザのエミースコア及びエミーポイントが更新されるが、各企業にもエミーポイントがあって当該エミーポイントが企業貢献度251及びエンドユーザ貢献度252の少なくとも一つに基づき更新されてもよい。また、エンドユーザにはエミースコア及びエミーポイントのうちの一方が無くてもよい。
例えば上述のようにして各企業に付与されたエミースコアは、矢印307及び308が示すように、エミーバンクシステム101により公開される。公開は、例えば、定期的に又は不定期的に(例えば公開要求に応答して)、行われる。具体的には、矢印307が示すように、エミーバンクシステム101が、定期的に又は不定期的に、参画企業DB111から、各参画企業について、企業名(又は、企業名を特定するためのキーとなる情報(例えば企業ID201))と、合計254と、貢献サービス毎(協賛品種別毎)の小計253とを読み出す。企業名は、Others206に含まれていてもよい。矢印308が示すように、エミーバンクシステム101が、各参画企業について当該参画企業の企業名とエミースコアとを含んだデータであるエミースコアボード30を生成し、生成したエミースコアボード30を公開する。なお、ここで言う「公開」は、エミースコアボード30を有するWebページを外部から閲覧可能に任意のWebサイトに格納することでもよいし、公開要求に応答してエミースコアボード30を電子メール又はその他方法により公開要求の送信元に送信することでもよい。
エミースコアボード30は、企業評価データの一例である。エミースコアボード30は、例えば、貢献サービス別ボード30-1及び企業別ボード30-2のうちの少なくとも一つを含む。
貢献サービス別ボード30-1は、貢献サービス名と参画企業の企業名及びエミースコア(小計253)のリストとを貢献サービス別に示すデータである。貢献サービス別ボード30-1に代えて又は加えて、SDGs目標番号(及び目標名)と参画企業の企業名及びエミースコアのリストとをSDGs目標番号別に示すSDGs目標別ボードが採用されてもよい。なお、表示(公開)されるエミースコアは、エミースコアの定量的な表現(つまり参画企業DB111に格納されている数値)でもよいが、それに代えて又は加えて、本実施形態では、エミースコアの定性的な表現(例えば、参画DB111に格納されている数値に基づき決定された有機的なデザイン(例えば、太陽や月のような図形))が採用される。定性的な表現は、定量的な表現に比べて、エンドユーザ貢献度が笑顔検出に応じて高まることとの関連性が強く、故に、精神的な豊かさへの貢献につながることが期待できる。また、定性的な表現としては、数値以外のいずれの表現が採用されてもよい(例えば、「感謝!」のようなテキストが、有機的なデザインに代えて又は加えて、採用されてもよい)。
企業別ボード30-2。企業別ボード30-2は、企業名、エミースコア(合計254)及びその内訳のリストを示すデータである。各参画企業について、エミースコアの内訳は、貢献サービス毎(又はSDGs目標番号毎)のエミースコア(小計253)でよい。なお、ここでも、表示されるエミースコアは、エミースコアの定量的な表現でもよいが、それに代えて又は加えて、本実施形態では、エミースコアの定性的な表現が採用される。
エミースコアボード30の公開は、スコア提供の一例である。スコア提供は、エミースコアボード30の公開に加えて又は代えて、次の処理のうちの少なくとも一つを含んでよい。次のいずれの処理も、各企業について、当該企業に関し算出された貢献スコアに従うデータである貢献スコアデータを含んだ企業評価データを当該企業の企業システム150に通知することの一例である。なお、公開される又は下記のように通知(送信)される企業評価データに含まれる貢献スコアデータは、算出された貢献スコアを定性的に表現した定性データ、すなわち、上述の例のような定性的な表現がされたデータを、例えば、算出された貢献スコアを定量的に表現した定量データに代えて又は加えて、含んでよい。
・矢印309が示すように、エミーバンクシステム101が、企業Xの企業システム150Xに、企業Xのエミースコア(例えば、合計254が示す数値、及び/又は、当該エミースコアの定性的な表現)と貢献サービス毎(又はSDGs目標番号毎)のエミースコア(例えば、小計253が示す数値、及び/又は、当該エミースコアの定性的な表現)とを含んだ通知を送信する。
・矢印310が示すように、エミーバンクシステム101が、企業Aの企業システム150Aに、企業Aのエミースコア(例えば、合計254が示す数値、及び/又は、当該エミースコアの定性的な表現)と貢献サービス毎(又はSDGs目標番号毎)のエミースコア(例えば、小計253が示す数値、及び/又は、当該エミースコアの定性的な表現)とを含んだ通知を送信する。
参画企業及びエンドユーザのうちの少なくともエンドユーザが、当該エンドユーザが保有するエミーポイントを、例えばエミーAPP20を通じて利用できる。一例は、エミーAPP20aとエミーバンクシステム101間のやり取りを示す矢印311と、エミーバンクシステム101とエンドユーザDB112間のやり取りを示す矢印312とが示す通りである。具体的な一例は、下記の通りである。
・エミーAPP20aが、エンドユーザDB112に格納されているエミーポイント265を表示する。表示されるエミーポイントも、エミーポイントの定量的な表現(つまり、エンドユーザDB112に格納されているエミーポイント265(数値)それ自体)でもよいが、それに代えて又は加えて、本実施形態では、エミーポイントの定性的な表現(例えば、エンドユーザDB112に格納されているエミーポイント265に基づき決定された有機的なデザイン)が採用される。
・エミーAPP20aが、表示されたエミーポイント265を上限として利用可能な用途のリストを表示する。用途としては、何らかの貢献サービス(又はSDGs目標)に貢献する用途であって当該貢献サービス(又はSDGs目標番号)が関連付けられた用途、例えば、公的又は利他的な行為の支援と、エンドユーザaが属する企業が提供する福利厚生のうちのエンドユーザaが選択可能なサービスの利用とのうちの少なくとも一つがある。なお、用途と必要ポイントとの関係を示す情報は、DB111及び112の一例である管理情報に含まれている。
・エミーAPP20aが、エンドユーザaから用途の選択を受け付け、選択された用途をエミーバンクシステム101に通知する。
・エミーバンクシステム101が、選択された用途に対応した必要ポイントを特定し、特定した必要ポイントを、エンドユーザaのエミーポイント265から減算する。エミーバンクシステム101が、減算後のエミーポイント265をエミーAPP20aに通知する。
・エミーAPP20aが、減算後のエミーポイント265を表示する。
エミーバンクシステム101が、少なくとも一つの参画企業について、次のような処理(SDGs貢献処理の一例)を行ってよい。企業Xを例に取る。エミーバンクシステム101が、企業Xの企業貢献度251の一部(例えば、売上の一部)、又は、企業Xのエミーポイントの少なくとも一部を、企業Xが貢献した貢献サービス又はSDGs目標番号に対応した公的又は利他的な行為の支援のために消費する処理を行う。
以上が、本実施形態の説明である。
本実施形態によれば、図4に例示するような環境が提供される。例えば下記である。
・協働企業は、協賛品の技術提供やチャネル提供など当該企業の強みをエミーバンク事業(例えば運営企業)へ提供することで、当該協働企業の利益を創出することが期待できる。
・協賛企業は、エミーバンク事業における社会課題価値評価と、当該協賛企業の事業(例えば、当該協賛企業の強みと、協働企業の持つ強み(技術やチャネルなど)を組み合わせ、新たな協賛品を創ること)の可能性に対してのインセンティブから協賛できる。エミーバンク事業のコンセプト(趣旨)に合致すれば、当該企業のみの商品又はサービスを、当該企業のみで提供してもよい。協賛企業は、新たな協賛品の製造や販売等を行う協働企業の位置付けにもなれる。
本実施形態によれば、資本主義経済圏での価値(売上等)が、SDGsへの貢献という別の価値に関連付けられており、資本主義経済圏での価値(売上等)に従う企業貢献度251(例えばケースによってはSDGsへの貢献にも影響し得る値)が、SDGsへの貢献の指標であるエミースコアに変換される。そして、エミースコアは、公開される指標である。これにより、各参画企業にとって、売上等の向上のような経済的な豊かさを得ることも、SDGsへの貢献により社会的な評価が高まり結果として得られる精神的な豊かさを得ることも、期待できる。また、結果として、参画企業に属するエンドユーザにとって、参画企業の売上等の向上の還元等により経済的な豊かさが得られることも、当該参画企業を通じてSDGsへ貢献することにより精神的な豊かさが得られることも期待できる。
また、各参画企業について、エミースコアは、企業貢献度251だけでなく、エンドユーザの利用量に基づき算出されるエンドユーザ貢献度252も加味された値である。SDGsへの貢献は、企業だけでなくエンドユーザによっても可能であるが、本実施形態では、エンドユーザにより積極的にSDGsへ貢献させることができた企業(具体的には、利用がSDGsへの貢献となる協賛品をエンドユーザにより積極的に利用させることができた企業)については、より高いエミースコアが算出されることになる。すなわち、エンドユーザの利用量が測定(検出)されその利用量がエンドユーザ貢献度252を通じてエミースコアに反映される。このため、エンドユーザによる協賛品利用を参画企業が促進することが期待され、結果として、SDGsへの一層の貢献に伴う精神的な豊かさの向上が期待される。また、協賛品の種別によっては、有償での利用が必要になることが考えられ、この場合、エンドユーザによる利用によって発生する金額は企業貢献度251に影響し得るので、経済的な豊さの向上も伴うことが期待できる。
また、公開されるエミースコアボード30としては、貢献サービス別のエミースコア集計結果の一例である貢献サービス別ボード30-1と、参画企業別のエミースコア集計結果の一例である企業別ボード30-2とがある。このようなボード30から、いずれかの企業が参画していて、いずれの参画企業がいずれの貢献サービス(SDGs目標)に貢献しているかが分かり易い。これは、企業が参画してSDGsへ貢献することのインセンティブになると期待される。
また、協賛品の一例として、笑顔検出が協賛品利用(SDGsへの貢献)につながる協賛品βがある。このような協賛品が採用されることで、精神的な豊かさの一層の向上が期待される。また、このような協賛品が採用されれば、笑顔の促進が、協賛品の消費に伴う追加販売の促進につながるため、精神的な豊かさの一層の向上に加えて経済的な豊かさの向上も期待できる。
また、貢献度(例えば企業貢献度251)の一部や、エミーポイントの少なくとも一部が、SDGs目標(貢献サービス)に関連付けられた用途(例えば、公的又は利他的な行為の支援)に使用される。このため、経済的な豊かさの一部が、SDGsへの貢献に変換され、結果として精神的な豊かさへの貢献に寄与する。
以上、本発明の一実施形態を説明したが、これは本発明の説明のための例示であって、本発明の範囲をこの実施形態にのみ限定する趣旨ではない。本発明は、他の種々の形態でも実施することが可能である。
例えば、少なくとも一つの参画企業について、エミースコアは、増加するとは限らず減少することがあってもよい。例えば、エンドユーザによる評価等のフィードバックが否定的なフィードバックの場合、企業貢献度251及びエンドユーザ貢献度252の少なくとも一つが減少し、結果として、小計253及び合計254が減少してもよい。
また、例えば、笑顔検出に応答して所定の処理が行われる協賛品は、協賛品βに限られない。例えば、笑顔検出を行い当該笑顔検出に応答して食料や飲料を出す装置でもよいし、笑顔検出がエンドユーザ端末10のエミーAPP20により検出された場合に当該エミーAPP20と通信するサイトから提供されるサービスでもよい。
100…エミーシステム

Claims (10)

  1. 一つ以上の企業の各々について貢献スコアを算出することを含むスコア算出を行うスコアリング部と、
    貢献スコアの提供であるスコア提供を行う管理部と
    を備え、
    前記一つ以上の企業の各々は、協賛企業と協働企業との少なくとも一つに該当する企業であり、
    前記協賛企業は、協賛をする企業であり、
    前記協働企業は、一又は複数種類の協賛品について設計、製造、流通及び販売の少なくとも一つである技術提供を行う企業である技術提供企業と、一種類以上の協賛品のエンドユーザへのチャネルを提供する企業であるチャネル提供企業とのうちの少なくとも一つに該当する企業であり、
    各種協賛品は、貢献スコアの算出の対象となり少なくとも一つの協賛企業の協賛に関わる商品又はサービスであり、
    前記一つ以上の企業の各々について、前記算出された貢献スコアは、貢献度に基づいており、
    前記一つ以上の企業の各々について、前記貢献度は、当該企業の計算機システムである企業システムと、エンドユーザの情報処理端末であるエンドユーザ端末と、少なくとも一種類の協賛品が有する機器とのうちの少なくとも一つから受け付けられたデータから特定される下記に基づいており、
    ・当該企業が、協賛、技術提供及びチャネル提供の少なくとも一つについて関わる一又は複数種類の協賛品の各々について技術提供の度合を示す技術提供量と、チャネル提供の度合を示すチャネル提供量と、当該協賛品が購入された後にエンドユーザにより利用された度合を示すエンドユーザ利用量とのうちの少なくとも一つ、
    前記スコア提供は、下記のうちの少なくとも一つを含む、
    ・前記一つ以上の企業の各々について算出された貢献スコアに従うデータである貢献スコアデータを含んだ企業評価データを公開すること、
    ・各企業について、当該企業に関し算出された貢献スコアに従うデータである貢献スコアデータを含んだ企業評価データを当該企業の企業システムに通知すること、
    経済的な豊かさと精神的な豊かさの両立を支援するシステム。
  2. 一つ以上の企業の各々について貢献スコアを算出することを含むスコア算出を行うスコアリング部と、
    貢献スコアの提供であるスコア提供を行う管理部と
    を備え、
    前記一つ以上の企業の各々は、協賛企業と協働企業との少なくとも一つに該当する企業であり、
    前記協賛企業は、協賛をする企業であり、
    前記協働企業は、一又は複数種類の協賛品について設計、製造、流通及び販売の少なくとも一つである技術提供を行う企業である技術提供企業と、一種類以上の協賛品のエンドユーザへのチャネルを提供する企業であるチャネル提供企業とのうちの少なくとも一つに該当する企業であり、
    各種協賛品は、貢献スコアの算出の対象となり少なくとも一つの協賛企業の協賛に関わる商品又はサービスであり、
    前記一つ以上の企業の各々について、前記算出された貢献スコアは、貢献度に基づいており、
    前記一つ以上の企業の各々について、前記貢献度は、当該企業の計算機システムである企業システムと、エンドユーザの情報処理端末であるエンドユーザ端末と、少なくとも一種類の協賛品が有する機器とのうちの少なくとも一つから受け付けられたデータから特定される下記に基づいており、
    ・当該企業が、協賛、技術提供及びチャネル提供の少なくとも一つについて関わる一又は複数種類の協賛品の各々について、協賛の度合を示す協賛量と、技術提供の度合を示す技術提供量と、チャネル提供の度合を示すチャネル提供量と、エンドユーザにより利用された度合を示すエンドユーザ利用量とのうちの少なくとも一つ、
    前記スコア提供は、下記のうちの少なくとも一つを含み、
    ・前記一つ以上の企業の各々について算出された貢献スコアに従うデータである貢献スコアデータを含んだ企業評価データを公開すること、
    ・各企業について、当該企業に関し算出された貢献スコアに従うデータである貢献スコアデータを含んだ企業評価データを当該企業の企業システムに通知すること、
    貢献サービス毎に、SDGs(Sustainable Development Goals)が掲げる複数の目標のうち当該貢献サービスに属する一つ以上の目標の各々の目標番号と、当該貢献サービスの提供のための協賛品の協賛品種別とが関連付けられた情報である管理情報が、前記一つ以上の企業の各々について、当該企業が関わる協賛品の協賛品種別が関連付いている貢献サービス及び目標番号の少なくとも一つについて算出された貢献スコアと、当該企業について算出された貢献スコアとを含み、
    前記企業評価データは、前記管理情報を基に生成されたデータであり、下記のうちの少なくとも一つに従う貢献スコアデータを含む、
    ・前記一つ以上の企業の各々について、当該企業について算出された貢献スコアと、当該貢献スコアの内訳であり貢献サービス及び目標番号の少なくとも一つについて算出された貢献スコア、
    ・各貢献サービス及び各目標番号の少なくとも一つについて、当該貢献サービス又は当該目標番号に貢献した企業毎の、当該貢献サービス又は当該目標番号について算出された貢献スコア、
    経済的な豊かさと精神的な豊かさの両立を支援するシステム
  3. 一つ以上の企業の各々について貢献スコアを算出することを含むスコア算出を行うスコアリング部と、
    貢献スコアの提供であるスコア提供を行う管理部と
    を備え、
    前記一つ以上の企業の各々は、協賛企業と協働企業との少なくとも一つに該当する企業であり、
    前記協賛企業は、協賛をする企業であり、
    前記協働企業は、一又は複数種類の協賛品について設計、製造、流通及び販売の少なくとも一つである技術提供を行う企業である技術提供企業と、一種類以上の協賛品のエンドユーザへのチャネルを提供する企業であるチャネル提供企業とのうちの少なくとも一つに該当する企業であり、
    各種協賛品は、貢献スコアの算出の対象となり少なくとも一つの協賛企業の協賛に関わる商品又はサービスであり、
    前記一つ以上の企業の各々について、前記算出された貢献スコアは、貢献度に基づいており、
    前記一つ以上の企業の各々について、前記貢献度は、当該企業の計算機システムである企業システムと、エンドユーザの情報処理端末であるエンドユーザ端末と、少なくとも一種類の協賛品が有する機器とのうちの少なくとも一つから受け付けられたデータから特定される下記に基づいており、
    ・当該企業が、協賛、技術提供及びチャネル提供の少なくとも一つについて関わる一又は複数種類の協賛品の各々について、協賛の度合を示す協賛量と、技術提供の度合を示す技術提供量と、チャネル提供の度合を示すチャネル提供量と、エンドユーザにより利用された度合を示すエンドユーザ利用量とのうちの少なくとも一つ、
    前記スコア提供は、下記のうちの少なくとも一つを含み、
    ・前記一つ以上の企業の各々について算出された貢献スコアに従うデータである貢献スコアデータを含んだ企業評価データを公開すること、
    ・各企業について、当該企業に関し算出された貢献スコアに従うデータである貢献スコアデータを含んだ企業評価データを当該企業の企業システムに通知すること、
    貢献サービス毎に、SDGs(Sustainable Development Goals)が掲げる複数の目標のうち当該貢献サービスに属する一つ以上の目標の各々の目標番号と、当該貢献サービスの提供のための協賛品の協賛品種別とが関連付けられた情報である管理情報が、下記のうちの少なくとも一つを含み、
    ・前記一つ以上の企業の各々について、当該企業が関わる協賛品の協賛品種別が関連付いている貢献サービス及び目標番号の少なくとも一つについて算出された貢献ポイント、
    ・各エンドユーザについて、当該エンドユーザが利用した協賛品の協賛品種別が関連付いている貢献サービス及び目標番号の少なくとも一つについて算出された貢献ポイント、
    前記管理部が、一つ以上の企業と一人以上のエンドユーザとのうちの少なくとも一つについて、前記管理情報を基に、下記のうちの少なくとも一つを含むSDGs貢献処理を実行
    ・当該企業の貢献度の一部、又は、当該貢献度に基づく貢献ポイントの少なくとも一部を、当該企業が貢献した貢献サービス又は目標番号に対応した公的又は利他的な行為の支援のために消費する、
    ・当該エンドユーザの貢献ポイントの少なくとも一部を、当該エンドユーザが貢献した貢献サービス又は目標番号に対応した公的又は利他的な行為の支援のために消費することと、当該エンドユーザが貢献した貢献サービス又は目標番号に対応し当該エンドユーザが属する企業が提供する福利厚生のうちの当該エンドユーザが選択したサービスの利用のために消費することとのうちの少なくとも一つを行う、
    各企業及び各エンドユーザについて、貢献ポイントは、前記スコアリング部によって、貢献サービスの提供のための協賛品の利用に伴い加算され任意の用途のための利用に応じて減算される値である、
    経済的な豊かさと精神的な豊かさの両立を支援するシステム
  4. 前記少なくとも一種類の協賛品は、カメラを通じて制御装置により笑顔が検出された場合に当該制御装置により所定の処理が行われる装置であり、
    当該協賛品のエンドユーザ利用量は、笑顔が検出された回数と、笑顔検出に応答して行われた所定の処理の量とのうちの少なくとも一つに基づいており、
    前記受け付けられたデータは、当該協賛品のエンドユーザ利用量を含んだデータを含む、
    請求項1乃至3のうちのいずれか1項に記載のシステム。
  5. 一つ以上の企業の各々について貢献スコアを算出することを含むスコア算出を行うスコアリング部と、
    貢献スコアの提供であるスコア提供を行う管理部と
    を備え、
    前記一つ以上の企業の各々は、協賛企業と協働企業との少なくとも一つに該当する企業であり、
    前記協賛企業は、協賛をする企業であり、
    前記協働企業は、一又は複数種類の協賛品について設計、製造、流通及び販売の少なくとも一つである技術提供を行う企業である技術提供企業と、一種類以上の協賛品のエンドユーザへのチャネルを提供する企業であるチャネル提供企業とのうちの少なくとも一つに該当する企業であり、
    各種協賛品は、貢献スコアの算出の対象となり少なくとも一つの協賛企業の協賛に関わる商品又はサービスであり、
    前記一つ以上の企業の各々について、前記算出された貢献スコアは、貢献度に基づいており、
    前記一つ以上の企業の各々について、前記貢献度は、当該企業の計算機システムである企業システムと、エンドユーザの情報処理端末であるエンドユーザ端末と、少なくとも一種類の協賛品が有する機器とのうちの少なくとも一つから受け付けられたデータから特定される下記に基づいており、
    ・当該企業が、協賛、技術提供及びチャネル提供の少なくとも一つについて関わる一又は複数種類の協賛品の各々について、協賛の度合を示す協賛量と、技術提供の度合を示す技術提供量と、チャネル提供の度合を示すチャネル提供量と、エンドユーザにより利用された度合を示すエンドユーザ利用量とのうちの少なくとも一つ、
    前記スコア提供は、下記のうちの少なくとも一つを含み、
    ・前記一つ以上の企業の各々について算出された貢献スコアに従うデータである貢献スコアデータを含んだ企業評価データを公開すること、
    ・各企業について、当該企業に関し算出された貢献スコアに従うデータである貢献スコアデータを含んだ企業評価データを当該企業の企業システムに通知すること、
    前記少なくとも一種類の協賛品は、カメラを通じて制御装置により笑顔が検出された場合に当該制御装置により所定の処理が行われる装置であり、
    当該協賛品のエンドユーザ利用量は、笑顔が検出された回数と、笑顔検出に応答して行われた所定の処理の量とのうちの少なくとも一つに基づいており、
    前記受け付けられたデータは、当該協賛品のエンドユーザ利用量を含んだデータを含む、
    経済的な豊かさと精神的な豊かさの両立を支援するシステム
  6. 協賛企業と、技術提供企業と、チャネル提供企業の少なくとも一つについて、前記貢献度は、当該企業が関わる各種協賛品のエンドユーザ利用量に基づいている、
    請求項1乃至5のうちのいずれか1項に記載のシステム。
  7. コンピュータにより、一つ以上の企業の各々について貢献スコアを算出することを含むスコア算出を行うステップと、
    コンピュータにより、貢献スコアの提供であるスコア提供を行うステップと
    を有し、
    前記一つ以上の企業の各々は、協賛企業と協働企業との少なくとも一つに該当する企業であり、
    前記協賛企業は、協賛をする企業であり、
    前記協働企業は、一又は複数種類の協賛品について設計、製造、流通及び販売の少なくとも一つである技術提供を行う企業である技術提供企業と、一種類以上の協賛品のエンドユーザへのチャネルを提供する企業であるチャネル提供企業とのうちの少なくとも一つに該当する企業であり、
    各種協賛品は、貢献スコアの算出の対象となり少なくとも一つの協賛企業の協賛に関わる商品又はサービスであり、
    前記一つ以上の企業の各々について、前記算出された貢献スコアは、貢献度に基づいており、
    前記一つ以上の企業の各々について、前記貢献度は、当該企業の計算機システムである企業システムと、エンドユーザの情報処理端末であるエンドユーザ端末と、少なくとも一種類の協賛品が有する機器とのうちの少なくとも一つから受け付けられたデータから特定される下記に基づいており、
    ・当該企業が、協賛、技術提供及びチャネル提供の少なくとも一つについて関わる一又は複数種類の協賛品の各々について技術提供の度合を示す技術提供量と、チャネル提供の度合を示すチャネル提供量と、当該協賛品が購入された後にエンドユーザにより利用された度合を示すエンドユーザ利用量とのうちの少なくとも一つ、
    前記スコア提供は、下記のうちの少なくとも一つを含む、
    ・前記一つ以上の企業の各々について算出された貢献スコアに従うデータである貢献スコアデータを含んだ企業評価データを公開すること、
    ・各企業について、当該企業に関し算出された貢献スコアに従うデータである貢献スコアデータを含んだ企業評価データを当該企業の企業システムに通知すること、
    経済的な豊かさと精神的な豊かさの両立を支援する方法。
  8. コンピュータにより、一つ以上の企業の各々について貢献スコアを算出することを含むスコア算出を行うステップと、
    コンピュータにより、貢献スコアの提供であるスコア提供を行うステップと
    を有し、
    前記一つ以上の企業の各々は、協賛企業と協働企業との少なくとも一つに該当する企業であり、
    前記協賛企業は、協賛をする企業であり、
    前記協働企業は、一又は複数種類の協賛品について設計、製造、流通及び販売の少なくとも一つである技術提供を行う企業である技術提供企業と、一種類以上の協賛品のエンドユーザへのチャネルを提供する企業であるチャネル提供企業とのうちの少なくとも一つに該当する企業であり、
    各種協賛品は、貢献スコアの算出の対象となり少なくとも一つの協賛企業の協賛に関わる商品又はサービスであり、
    前記一つ以上の企業の各々について、前記算出された貢献スコアは、貢献度に基づいており、
    前記一つ以上の企業の各々について、前記貢献度は、当該企業の計算機システムである企業システムと、エンドユーザの情報処理端末であるエンドユーザ端末と、少なくとも一種類の協賛品が有する機器とのうちの少なくとも一つから受け付けられたデータから特定される下記に基づいており、
    ・当該企業が、協賛、技術提供及びチャネル提供の少なくとも一つについて関わる一又は複数種類の協賛品の各々について、協賛の度合を示す協賛量と、技術提供の度合を示す技術提供量と、チャネル提供の度合を示すチャネル提供量と、エンドユーザにより利用された度合を示すエンドユーザ利用量とのうちの少なくとも一つ、
    前記スコア提供は、下記のうちの少なくとも一つを含み、
    ・前記一つ以上の企業の各々について算出された貢献スコアに従うデータである貢献スコアデータを含んだ企業評価データを公開すること、
    ・各企業について、当該企業に関し算出された貢献スコアに従うデータである貢献スコアデータを含んだ企業評価データを当該企業の企業システムに通知すること、
    貢献サービス毎に、SDGs(Sustainable Development Goals)が掲げる複数の目標のうち当該貢献サービスに属する一つ以上の目標の各々の目標番号と、当該貢献サービスの提供のための協賛品の協賛品種別とが関連付けられた情報である管理情報が、前記一つ以上の企業の各々について、当該企業が関わる協賛品の協賛品種別が関連付いている貢献サービス及び目標番号の少なくとも一つについて算出された貢献スコアと、当該企業について算出された貢献スコアとを含み、
    前記企業評価データは、前記管理情報を基に生成されたデータであり、下記のうちの少なくとも一つに従う貢献スコアデータを含む、
    ・前記一つ以上の企業の各々について、当該企業について算出された貢献スコアと、当該貢献スコアの内訳であり貢献サービス及び目標番号の少なくとも一つについて算出された貢献スコア、
    ・各貢献サービス及び各目標番号の少なくとも一つについて、当該貢献サービス又は当該目標番号に貢献した企業毎の、当該貢献サービス又は当該目標番号について算出された貢献スコア、
    経済的な豊かさと精神的な豊かさの両立を支援する方法。
  9. コンピュータにより、一つ以上の企業の各々について貢献スコアを算出することを含むスコア算出を行うステップと、
    コンピュータにより、貢献スコアの提供であるスコア提供を行うステップと
    を有し、
    前記一つ以上の企業の各々は、協賛企業と協働企業との少なくとも一つに該当する企業であり、
    前記協賛企業は、協賛をする企業であり、
    前記協働企業は、一又は複数種類の協賛品について設計、製造、流通及び販売の少なくとも一つである技術提供を行う企業である技術提供企業と、一種類以上の協賛品のエンドユーザへのチャネルを提供する企業であるチャネル提供企業とのうちの少なくとも一つに該当する企業であり、
    各種協賛品は、貢献スコアの算出の対象となり少なくとも一つの協賛企業の協賛に関わる商品又はサービスであり、
    前記一つ以上の企業の各々について、前記算出された貢献スコアは、貢献度に基づいており、
    前記一つ以上の企業の各々について、前記貢献度は、当該企業の計算機システムである企業システムと、エンドユーザの情報処理端末であるエンドユーザ端末と、少なくとも一種類の協賛品が有する機器とのうちの少なくとも一つから受け付けられたデータから特定される下記に基づいており、
    ・当該企業が、協賛、技術提供及びチャネル提供の少なくとも一つについて関わる一又は複数種類の協賛品の各々について、協賛の度合を示す協賛量と、技術提供の度合を示す技術提供量と、チャネル提供の度合を示すチャネル提供量と、エンドユーザにより利用された度合を示すエンドユーザ利用量とのうちの少なくとも一つ、
    前記スコア提供は、下記のうちの少なくとも一つを含み、
    ・前記一つ以上の企業の各々について算出された貢献スコアに従うデータである貢献スコアデータを含んだ企業評価データを公開すること、
    ・各企業について、当該企業に関し算出された貢献スコアに従うデータである貢献スコアデータを含んだ企業評価データを当該企業の企業システムに通知すること、
    貢献サービス毎に、SDGs(Sustainable Development Goals)が掲げる複数の目標のうち当該貢献サービスに属する一つ以上の目標の各々の目標番号と、当該貢献サービスの提供のための協賛品の協賛品種別とが関連付けられた情報である管理情報が、下記のうちの少なくとも一つを含み、
    ・前記一つ以上の企業の各々について、当該企業が関わる協賛品の協賛品種別が関連付いている貢献サービス及び目標番号の少なくとも一つについて算出された貢献ポイント、
    ・各エンドユーザについて、当該エンドユーザが利用した協賛品の協賛品種別が関連付いている貢献サービス及び目標番号の少なくとも一つについて算出された貢献ポイント、
    コンピュータが、一つ以上の企業と一人以上のエンドユーザとのうちの少なくとも一つについて、前記管理情報を基に、下記のうちの少なくとも一つを含むSDGs貢献処理を実行し、
    ・当該企業の貢献度の一部、又は、当該貢献度に基づく貢献ポイントの少なくとも一部を、当該企業が貢献した貢献サービス又は目標番号に対応した公的又は利他的な行為の支援のために消費する、
    ・当該エンドユーザの貢献ポイントの少なくとも一部を、当該エンドユーザが貢献した貢献サービス又は目標番号に対応した公的又は利他的な行為の支援のために消費することと、当該エンドユーザが貢献した貢献サービス又は目標番号に対応し当該エンドユーザが属する企業が提供する福利厚生のうちの当該エンドユーザが選択したサービスの利用のために消費することとのうちの少なくとも一つを行う、
    各企業及び各エンドユーザについて、貢献ポイントは、コンピュータによって、貢献サービスの提供のための協賛品の利用に伴い加算され任意の用途のための利用に応じて減算される値である、
    経済的な豊かさと精神的な豊かさの両立を支援する方法。
  10. コンピュータにより、一つ以上の企業の各々について貢献スコアを算出することを含むスコア算出を行うステップと、
    コンピュータにより、貢献スコアの提供であるスコア提供を行うステップと
    を有し、
    前記一つ以上の企業の各々は、協賛企業と協働企業との少なくとも一つに該当する企業であり、
    前記協賛企業は、協賛をする企業であり、
    前記協働企業は、一又は複数種類の協賛品について設計、製造、流通及び販売の少なくとも一つである技術提供を行う企業である技術提供企業と、一種類以上の協賛品のエンドユーザへのチャネルを提供する企業であるチャネル提供企業とのうちの少なくとも一つに該当する企業であり、
    各種協賛品は、貢献スコアの算出の対象となり少なくとも一つの協賛企業の協賛に関わる商品又はサービスであり、
    前記一つ以上の企業の各々について、前記算出された貢献スコアは、貢献度に基づいており、
    前記一つ以上の企業の各々について、前記貢献度は、当該企業の計算機システムである企業システムと、エンドユーザの情報処理端末であるエンドユーザ端末と、少なくとも一種類の協賛品が有する機器とのうちの少なくとも一つから受け付けられたデータから特定される下記に基づいており、
    ・当該企業が、協賛、技術提供及びチャネル提供の少なくとも一つについて関わる一又は複数種類の協賛品の各々について、協賛の度合を示す協賛量と、技術提供の度合を示す技術提供量と、チャネル提供の度合を示すチャネル提供量と、エンドユーザにより利用された度合を示すエンドユーザ利用量とのうちの少なくとも一つ、
    前記スコア提供は、下記のうちの少なくとも一つを含み、
    ・前記一つ以上の企業の各々について算出された貢献スコアに従うデータである貢献スコアデータを含んだ企業評価データを公開すること、
    ・各企業について、当該企業に関し算出された貢献スコアに従うデータである貢献スコアデータを含んだ企業評価データを当該企業の企業システムに通知すること、
    前記少なくとも一種類の協賛品は、カメラを通じて制御装置により笑顔が検出された場合に当該制御装置により所定の処理が行われる装置であり、
    当該協賛品のエンドユーザ利用量は、笑顔が検出された回数と、笑顔検出に応答して行われた所定の処理の量とのうちの少なくとも一つに基づいており、
    前記受け付けられたデータは、当該協賛品のエンドユーザ利用量を含んだデータを含む、
    経済的な豊かさと精神的な豊かさの両立を支援する方法。
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