JP7402640B2 - カラオケ装置 - Google Patents

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Description

本発明はカラオケ装置に関する。
カラオケ店舗の各部屋には、カラオケ演奏音を放音するスピーカが設置されている。このようなスピーカは、利用者の邪魔にならないよう、専用金具とボルト等のネジで部屋の天井に固定され、吊り下げられた状態となっている。このような状態にあるスピーカは、経年劣化に伴う専用金具の不具合やネジの緩みにより、落下する可能性がある。従って、カラオケ事業者の従業員等による定期的なメンテナンスが必要となる。
ここで、たとえば、特許文献1には、ネジにより天井に取り付けられたプロジェクタについて、ネジ穴にネジが螺合しているかどうかをセンサにより検出し、ネジが検出されない場合には、利用者に対してネジ留めされていないことを報知する技術が開示されている。
特開2008-197389号公報
カラオケ店舗の部屋のような空間の場合、利用者が天井に固定されているスピーカに直接触れることができる。よって、利用者の中には、たとえばカラオケ演奏音を聴きやすくするために、固定されているスピーカの角度を強引に変えようとする者がいる。このような行為が何度も行われると、スピーカを固定している専用金具の耐久性が落ち、定期的なメンテナンスを行っているにも関わらず、意図しないタイミングでスピーカが落下する可能性がありうる。
本発明の目的は、部屋の天井から吊り下げられたスピーカの点検を促すことが可能なカラオケ装置を提供することにある。
上記目的を達成するための一の発明は、カラオケ本体と、前記カラオケ本体が設置された部屋の天井から吊り下げ手段により吊り下げられたスピーカと、を含むカラオケ装置であって、前記カラオケ本体は、前記スピーカに取り付けられた測定手段により第1のタイミングで測定された、前記スピーカの角度を第1の角度情報として取得し、当該測定手段により当該第1のタイミングとは異なる第2のタイミングで測定された、当該スピーカの角度を第2の角度情報として取得する取得部と、取得された前記第1の角度情報と前記第2の角度情報とを比較し、前記スピーカの角度の変化を検出する第1の検出部と、前記スピーカの角度の変化が検出された場合に、記憶手段に記憶されている検出回数を更新する更新部と、記憶されている前記検出回数が所定条件を満たした場合に、通信可能に接続された外部の装置に対し、前記吊り下げ手段の点検を促すメッセージを送信し、且つ記憶されている前記検出回数を初期化させる送信処理部と、を有するカラオケ装置である。
本発明の他の特徴については、後述する明細書及び図面の記載により明らかにする。
本発明によれば、部屋の天井から吊り下げられたスピーカの点検を促すことができる。
第1実施形態に係るカラオケ装置を示す図である。 第1実施形態に係る吊り下げ手段及びスピーカを示す図である。 第1実施形態に係るカラオケ本体を示す図である。 第1実施形態に係るカラオケ装置の処理を示すフローチャートである。 第2実施形態に係るカラオケ本体を示す図である。 第2実施形態に係るカラオケ装置の処理を示すフローチャートである。
<第1実施形態>
図1~図4を参照して、第1実施形態に係るカラオケ装置について説明する。
==カラオケ装置==
カラオケ装置Kは、カラオケ店舗の部屋に設置され、楽曲のカラオケ演奏、及び利用者がカラオケ歌唱を行うための装置である。図1に示すように、カラオケ装置Kは、カラオケ本体10、スピーカ20、表示装置30、マイク40、及びリモコン装置50を備える。
カラオケ本体10は、選曲された楽曲の演奏制御、歌詞や背景映像等の表示制御、マイク40を通じて入力された音声信号の処理といった、カラオケ演奏やカラオケ歌唱に関する各種の制御を行う。スピーカ20は、カラオケ本体10からの放音信号に基づいてカラオケ演奏音を放音するための構成である。本実施形態において、スピーカ20は、カラオケ本体10が設置された部屋の天井から吊り下げ手段Hにより吊り下げられている(図2参照)。表示装置30は、カラオケ本体10からの信号に基づいて映像や画像を画面に表示するための構成である。マイク40は、利用者の歌唱音声をアナログの音声信号に変換してカラオケ本体10に入力するための構成である。リモコン装置50は、カラオケ本体10に対する各種操作をおこなうための装置である。
==吊り下げ手段==
吊り下げ手段Hは、スピーカ20をカラオケ店舗の部屋の天井から吊り下げるための器具である。吊り下げ手段Hは、天井に対してスピーカ20を固定できるものであれば特に限定されない。
図2は、本実施形態に係る吊り下げ手段Hを示している。吊り下げ手段Hは、上部固定手段UF、下部固定手段BF、調整手段AD、及びロック手段Lを含んで構成されている。
上部固定手段UFは、天井に固定される。下部固定手段BFは、スピーカ20に固定される。それぞれの固定は、ボルト及びナットのようなネジを用いて行われる。なお、下部固定手段BFは、スピーカ20に直接固定される代わりに、スピーカ20を収納したスピーカボックスに固定されてもよい。
調整手段ADは、上部固定手段UFと下部固定手段BFとを接続し、スピーカ20の角度を調整する機構を有する。角度を調整する機構は、たとえばボールジョイントである。ロック手段Lは、調整手段ADに設けられ、調整したスピーカ20の角度を固定する。
たとえば、カラオケ店舗の部屋にスピーカ20を設置する場合、カラオケ事業者の従業員(カラオケ事業者の店舗担当者や取付け専門事業者の従業員)が上部固定手段UFを天井にネジ留めする。また、従業員は、下部固定手段BFをスピーカ20にネジ留めする。その後、従業員は、調整手段ADを用いて上部固定手段UFと下部固定手段BFを接続し、スピーカ20の角度を調整する。最適な角度に設定した後、従業員は、ロック手段Lを操作し、スピーカ20の角度を固定する。なお、スピーカ20の角度は、たとえば天井に対するスピーカ20の傾き角の角度として規定することができる。
また、本実施形態において、スピーカ20には測定手段Mが取り付けられている。測定手段Mは、スピーカ20の角度を測定し、カラオケ本体10に出力する。測定手段Mは、たとえば、市販の2軸のデジタル角度センサ(DP-10M。新潟精機株式会社製)を用いることができる。なお、スピーカ20に測定手段Mを取り付ける代わりに、カラオケ装置Kの外部にレーザー式の変位センサを設けることもできる。この場合、カラオケ装置Kは、当該変位センサで測定した角度を受信することができる。
==カラオケ本体==
図3に示すように、本実施形態に係るカラオケ本体10は、記憶手段10a、通信手段10b、入力手段10c、及び制御手段10dを備える。各構成はインターフェース(図示なし)を介してバスBに接続されている。
[記憶手段]
記憶手段10aは、各種のデータを記憶する大容量の記憶装置であり、たとえばハードディスクドライブなどである。記憶手段10aは、カラオケ装置Kによりカラオケ演奏を行うための複数の楽曲データを記憶する。
[通信手段・入力手段]
通信手段10bは、リモコン装置50、及びカラオケ店舗のフロントに設置されているサーバ装置(図示なし)等との通信を行うためのインターフェースを提供する。入力手段10cは、利用者が各種の指示入力を行うための構成である。入力手段10cは、カラオケ本体10に設けられたボタン等である。或いは、リモコン装置50が入力手段10cとして機能してもよい。
[制御手段]
制御手段10dは、カラオケ装置Kにおける各種の制御を行う。制御手段10dは、CPUおよびメモリ(いずれも図示無し)を備える。CPUは、メモリに記憶されたプログラムを実行することにより各種の機能を実現する。本実施形態においてはCPUがメモリに記憶されるプログラムを実行することにより、制御手段10dは、ログイン処理部100、取得部200、第1の検出部300、更新部400、及び送信処理部500として機能する。
(ログイン処理部)
ログイン処理部100は、カラオケ装置Kに対する利用者のログイン及びログアウトを行う。
たとえば、カラオケ装置Kを利用する利用者U1は、カラオケ装置Kのリモコン装置50を介し、自己の利用者識別情報を入力する。利用者識別情報は、利用者IDのような、各利用者に固有の情報である。
利用者U1からの入力に基づき、ログイン処理部100は、利用者U1の利用者IDを記憶手段10aに記憶させることでカラオケ装置Kに対する利用者U1のログインを完了する。
また、この場合、ログイン処理部100は、ログインした利用者U1の利用者IDに基づいて、利用者U1がログインしたことを示すログイン履歴を記憶手段10aに記憶させる。ログイン履歴には、たとえば利用者ID、ログイン日時等が含まれる。
一方、カラオケ装置Kの利用を終えた利用者U1は、たとえばリモコン装置50の表示画面に表示されたログアウトアイコンを選択する。
利用者U1からの入力に基づき、ログイン処理部100は、利用者U1の利用者IDを記憶手段10aから削除することでカラオケ装置Kに対する利用者U1のログアウトを完了する。なお、利用者U1がログアウトした場合であっても、記憶手段10aに記憶されている利用者U1の示すログイン履歴は削除されない。
(取得部)
取得部200は、測定手段Mにより第1のタイミングで測定された、スピーカ20の角度を第1の角度情報として取得し、測定手段Mにより第2のタイミングで測定された、スピーカ20の角度を第2の角度情報として取得する。
第2のタイミングは、第1のタイミングと異なるタイミングであり、且つ第1のタイミングよりも後のタイミングである。
第1のタイミングは、たとえば、ログイン処理部100がある利用者のログインを受け付けた時点とすることができる。また、第2のタイミングは、ログイン処理部100が当該ある利用者のログアウトを受け付けた時点とすることができる。
具体的に、ログイン処理部100が利用者U1によるログインの入力を受け付けた場合、取得部200は、測定手段Mから出力されるその時点におけるスピーカ20の角度R1を第1の角度情報RI1として取得する。取得部200は、取得した第1の角度情報RI1を記憶手段10aに記憶させる。
その後、ログイン処理部100が利用者U1によるログアウトの入力を受け付けた場合、取得部200は、測定手段Mから出力されるその時点におけるスピーカ20の角度R2を第2の角度情報RI2として取得する。取得部200は、取得した第2の角度情報RI2を記憶手段10aに記憶させる。
(第1の検出部)
利用者が、たとえばカラオケ演奏音を聴きやすくするために、固定されているスピーカ20の角度を強引に変えようとした場合、当該利用者のログイン時とログアウト時とではスピーカ20の角度が変化している。そこで、第1の検出部300は、取得された第1の角度情報と第2の角度情報とを比較し、スピーカ20の角度の変化の有無を検出する。
第2の角度情報が取得された後、第1の検出部300は、第1の角度情報と第2の角度情報とを比較し、角度の変化の有無を検出する。ここで、ある利用者の入室から退室までの間にスピーカ20が動かされている場合、第1の角度情報が示す角度と第2の角度情報が示す角度とは異なる。すなわち、「角度の変化が有る」こととなる。なお、第1の検出部300は、第1の角度情報と第2の角度情報が完全に一致する場合にのみ「角度の変化が無い」としてもよい。或いは、第1の検出部300は、ある基準(たとえば、角度の変化の値が●●度以上)を満たした場合にのみ、「角度の変化が有る」とし、当該ある基準を満たさない場合は「角度の変化が無い」としてもよい。
角度の変化が有った場合、第1の検出部300は、その旨の信号を更新部400に出力する。一方、角度の変化が無かった場合、第1の検出部300は、特段の処理を実行しない。角度の変化の有無を検出した後、第1の検出部300は、記憶手段10aに記憶した第1の角度情報及び第2の角度情報を削除する。
(更新部)
更新部400は、スピーカ20の角度の変化が検出された場合に、記憶手段10aに記憶されている検出回数を更新する。
検出回数は、スピーカ20の角度の変化が有った回数である。通常、記憶手段10aに初期に記憶されている検出回数は「0回」である。
ここで、第1の検出部300からスピーカ20の角度の変化が有った旨の信号が出力されたとする。更新部400は、当該信号に基づいて記憶手段10aに記憶されている検出回数を「1回」に更新する。
(送信処理部)
送信処理部500は、記憶されている検出回数が所定条件を満たした場合に、通信可能に接続された外部の装置に対し、吊り下げ手段Hの点検を促すメッセージを送信し、且つ記憶されている検出回数を初期化させる。
所定条件は、吊り下げ手段Hの点検を促すメッセージを送信するかどうかを判断するための条件であって、予め一の値(たとえば、5回)が設定されている。
外部の装置は、スピーカ20や吊り下げ手段Hを含むカラオケ装置Kを提供、管理しているカラオケ事業者のサーバ装置や、カラオケ事業者の従業員が所有する携帯端末である。
吊り下げ手段Hの点検を促すメッセージは、予め一のメッセージが設定されており、記憶手段10aに記憶されている。
送信処理部500は、所定のタイミングで記憶手段10aに記憶されている検出回数の確認を行う。所定のタイミングは、任意に設定することができる。たとえば、送信処理部500は、更新部400が記憶手段10aに記憶されている検出回数を更新した場合に、検出回数の確認を行う。
記憶されている検出回数が所定条件(たとえば5回)を満たした場合、送信処理部500は、外部の装置に対し、吊り下げ手段Hの点検を促すメッセージを送信する。メッセージを確認したカラオケ事業者の従業員は、スピーカ20が設置されている部屋に出向き、スピーカ20の状態を確認したり、固定しているネジが緩んでいる場合にはネジを締め直したりといったメンテナンスを行うことができる。
なお、メッセージを送信した後、送信処理部500は、記憶されている検出回数を初期化させる。上記例であれば、送信処理部500は、検出回数を「5回」から「0回」に戻す。
一方、記憶されている検出回数が所定条件を満たしていない場合、送信処理部500は、この時点ではメッセージを送信する処理を行わず、記憶されている検出回数の初期化も行わない。
==カラオケ装置における処理について==
次に、図4を参照して本実施形態に係るカラオケ装置Kにおける処理の具体例について述べる。図4は、カラオケ装置Kにおける処理例を示すフローチャートである。この例では、スピーカ20が、カラオケ本体10が設置された部屋の天井から吊り下げ手段Hにより吊り下げられているとする。また、第1のタイミングは、ログイン処理部100が利用者U1のログインを受け付けたタイミングであり、第2のタイミングは、ログイン処理部100が利用者U1のログアウトを受け付けたタイミングであるとする。
ログイン処理部100は、利用者U1からの入力に応じて、カラオケ装置Kに対する利用者U1のログインを行う(利用者のログイン。ステップ10)。
取得部200は、利用者U1のログインを受け付けたタイミングで測定手段Mにより測定されたスピーカ20の角度を、第1の角度情報として取得する(第1の角度情報を取得。ステップ11)。
ログインした後、利用者U1はカラオケ装置Kを利用してカラオケ歌唱を楽しむ。カラオケ歌唱を終えた利用者U1は、リモコン装置50を介してログアウトの入力を行う。
ログイン処理部100は、利用者U1からの入力に応じて、カラオケ装置Kに対する利用者U1のログアウトを行う(利用者のログアウト。ステップ12)。
取得部200は、利用者U1のログアウトを受け付けたタイミングで測定手段Mにより測定されたスピーカ20の角度を、第2の角度情報として取得する(第2の角度情報を取得。ステップ13)。
第1の検出部300は、ステップ11で取得された第1の角度情報とステップ13で取得された第2の角度情報とを比較し、スピーカ20の角度の変化の有無を検出する。
スピーカ20の角度の変化が検出された場合(ステップ14でYの場合)、更新部400は、記憶手段10aに記憶されている検出回数を更新する(検出回数を更新。ステップ15)。
記憶されている検出回数が所定条件を満たした場合(ステップ16でYの場合)、送信処理部500は、通信可能に接続された外部の装置に対し、吊り下げ手段Hの点検を促すメッセージを送信し、且つ記憶されている検出回数を初期化させる(メッセージの送信及び検出回数の初期化。ステップ17)。
以上から明らかなように、本実施形態に係るカラオケ装置Kは、カラオケ本体10と、カラオケ本体10が設置された部屋の天井から吊り下げ手段Hにより吊り下げられたスピーカ20と、を含む。カラオケ本体10は、測定手段Mにより第1のタイミングで測定された、スピーカ20の角度を第1の角度情報として取得し、測定手段Mにより当該第1のタイミングとは異なる第2のタイミングで測定された、スピーカ20の角度を第2の角度情報として取得する取得部200と、取得された第1の角度情報と第2の角度情報とを比較し、スピーカ20の角度の変化の有無を検出する第1の検出部300と、スピーカ20の角度の変化が検出された場合に、記憶手段10aに記憶されている検出回数を更新する更新部400と、記憶されている検出回数が所定条件を満たした場合に、通信可能に接続された外部の装置に対し、吊り下げ手段Hの点検を促すメッセージを送信し、且つ記憶されている検出回数を初期化させる送信処理部500と、を有する。
このようなカラオケ装置Kによれば、スピーカ20の角度が変化したことを検出し、検出回数が所定条件を満たした場合には、スピーカ20を吊り下げている吊り下げ手段Hの点検を促すメッセージを送信することができる。このようなメッセージを受け取ったカラオケ事業者の従業員等は、スピーカ20の点検を行い、たとえばネジが緩んでいる場合にはネジを締め直すといったメンテナンスを行うことができる。よって、スピーカ20の落下を防止できる。すなわち、本実施形態に係るカラオケ装置Kによれば、部屋の天井から吊り下げられたスピーカの点検を促すことができる。
また、本実施形態に係るカラオケ装置Kのカラオケ本体10は、カラオケ装置Kに対する利用者のログイン及びログアウトを行うログイン処理部100を有する。また、第1のタイミングは、ログイン処理部100が利用者のログインを受け付けたタイミングであり、第2のタイミングは、ログイン処理部100が利用者のログアウトを受け付けたタイミングである。このようなカラオケ装置Kによれば、一の利用者のログインからログアウトまでの間でスピーカの角度の変化があったかどうかを検出できる。
<第2実施形態>
次に、図5及び図6を参照して、第2実施形態に係るカラオケ装置について説明する。第1実施形態と同様の構成については詳細な説明を省略する。
第1実施形態で説明した吊り下げ手段Hにおいてスピーカ20の角度を調整したい場合、正式な手順によれば、ロック手段Lを操作し、スピーカ20の固定を解除した上で調整手段ADを操作する。このように正式な手順に沿ってスピーカ20の角度を調整する場合、吊り下げ手段Hに過度の負荷が掛かったり、上部固定手段UFや下部固定手段BFのネジが緩むといったことはない。一方で、第1実施形態で説明したカラオケ装置Kによれば、このような操作に基づくスピーカ20の角度の変化も検出されることになる。本実施形態では、正式な手順に沿ってスピーカ20の角度が調整された場合には、検出回数の更新を行わない例について説明する。
[制御手段]
本実施形態においてはCPUがメモリに記憶されるプログラムを実行することにより、制御手段10dは、ログイン処理部100、取得部200、第1の検出部300、更新部400、送信処理部500、及び第2の検出部600として機能する。
(第2の検出部)
第2の検出部600は、第1のタイミングと第2のタイミングとの間にロック手段Lが操作されたことを検出する。
本実施形態において、ロック手段Lには、ロック手段Lが操作されたかどうかを検出するセンサが設けられている。センサは、たとえば、市販の近接センサ(E2Q6。オムロン株式会社製)を用いることができる。近接センサは、ロック手段Lに人の手が近づいたこと(すなわち、ロック手段Lを操作しようとしていること)を検出することができる。或いは、センサとして圧力センサを用いることもできる。圧力センサは、たとえば従業員がロック手段Lを操作した際に生じる圧力の変化(たとえばロック手段Lの緩み)を検出することができる。
第2の検出部600は、ロック手段Lに設けられたセンサから信号を受けることにより、ロック手段Lが操作されたことを検出する。第2の検出部600は、その旨の信号を更新部400に出力する。第2の検出部600は、利用者のログインが行われたことを契機としてロック手段Lのモニタリングを開始し、利用者のログアウトが行われたことを契機としてロック手段Lのモニタリングを終了する。
(更新部)
本実施形態に係る更新部400は、第2の検出部600によりロック手段Lの操作が検出された場合には、スピーカ20の角度の変化が検出された場合であっても検出回数の更新を行わない。
たとえば、スピーカ20の角度を調整するための正式な手順を把握している利用者U2が、ログインした後にスピーカ20の角度を調整したいと考えたとする。この場合、利用者U2は、正式な手順に沿って、まずロック手段Lを操作してスピーカ20の固定を解除した後、スピーカ20の角度を調整する。この場合であっても、利用者U2がログアウトする際のスピーカ20の角度と、利用者U2がログインした際のスピーカ20の角度とは異なる。従って、第1の検出部300は、スピーカ20の角度の変化が有りと検出し、その旨の信号を更新部400に出力する。
この場合、更新部400は、スピーカ20の角度の変化が検出されたとしても、第2の検出部600によりロック手段Lの操作が検出されているため、検出回数の更新を行わない。
==カラオケ装置における処理について==
次に、図6を参照して本実施形態に係るカラオケ装置Kにおける処理の具体例について述べる。図6は、カラオケ装置Kにおける処理例を示すフローチャートである。この例では、スピーカ20が、カラオケ本体10が設置された部屋の天井から吊り下げ手段Hにより吊り下げられているとする。また、第1のタイミングは、ログイン処理部100が利用者U2のログインを受け付けたタイミングであり、第2のタイミングは、ログイン処理部100が利用者U2のログアウトを受け付けたタイミングであるとする。更に、吊り下げ手段Hはロック手段Lを有する。
ログイン処理部100は、利用者U2からの入力に応じて、カラオケ装置Kに対する利用者U2のログインを行う(利用者のログイン。ステップ20)。
取得部200は、利用者U2のログインを受け付けたタイミングで測定手段Mにより測定されたスピーカ20の角度を、第1の角度情報として取得する(第1の角度情報を取得。ステップ21)。
ログインした後、利用者U2はカラオケ装置Kを利用してカラオケ歌唱を楽しむ。利用者U2がログインした後、第2の検出部600は、ロック手段Lの操作の有無を検出する。ロック手段Lの操作が検出された場合(ステップ22でYの場合)、第2の検出部600は、その旨の信号を更新部400に出力する(更新部に信号を送信。ステップ23)。
カラオケ歌唱を終えた利用者U2は、リモコン装置50を介してログアウトの入力を行う。
ログイン処理部100は、利用者U2からの入力に応じて、カラオケ装置Kに対する利用者U2のログアウトを行う(利用者のログアウト。ステップ24)。
取得部200は、利用者U2のログアウトを受け付けたタイミングで測定手段Mにより測定されたスピーカ20の角度を、第2の角度情報として取得する(第2の角度情報を取得。ステップ25)。
第1の検出部300は、ステップ21で取得された第1の角度情報とステップ25で取得された第2の角度情報とを比較し、スピーカ20の角度の変化の有無を検出する。
スピーカ20の角度の変化が検出された場合(ステップ26でYの場合)、且つロック手段Lの操作が検出されなかった場合(ステップ27でNの場合)、更新部400は、記憶手段10aに記憶されている検出回数を更新する(検出回数を更新。ステップ28)。
記憶されている検出回数が所定条件を満たした場合(ステップ29でYの場合)、送信処理部500は、通信可能に接続された外部の装置に対し、吊り下げ手段Hの点検を促すメッセージを送信し、且つ記憶されている検出回数を初期化させる(メッセージの送信及び検出回数の初期化。ステップ30)。
一方、スピーカ20の角度の変化が検出された場合(ステップ29でYの場合)であっても、ロック手段Lの操作が検出された場合(ステップ27でYの場合)、更新部400は、記憶手段10aに記憶されている検出回数の更新を行わない(検出回数を更新しない。ステップ31)。
以上から明らかなように、本実施形態に係るカラオケ装置Kのカラオケ本体10は、第1のタイミングと第2のタイミングとの間にロック手段Lが操作されたことを検出する第2の検出部600を有する。更新部400は、第2の検出部600によりロック手段Lの操作が検出された場合には、スピーカ20の角度の変化が検出された場合であっても検出回数の更新を行わない。このようなカラオケ装置Kによれば、正式な手順でスピーカ20の角度が変更された場合には、検出回数が増えることがないため、上部固定手段UFや下部固定手段BFのネジの緩み等が生じている可能性をより正確に把握することができる。
<その他>
なお、正式な手順によらずスピーカ20の角度を変えた利用者に対しては、そのような行為を慎むように警告を行うことが好ましい。
そこで、送信処理部500は、ログイン処理部100によりログインが行われた際に記憶されるログイン履歴を用いて、スピーカ20の角度を変化させた利用者を特定し、特定された利用者に対して警告を報知することができる。
たとえば、更新部400による検出回数の更新を更新履歴として記憶手段10aに記憶する。送信処理部500は、利用者がログインする都度、ログイン履歴を参照し、当該利用者のログインが記録されているか、及び更新履歴を参照して、当該利用者がログアウトしたときにスピーカ20の角度の変化が検出され検出回数を更新しているかどうかを確認する。ログイン履歴にログインが記録されており、且つ検出回数を更新していた場合、送信処理部500は、表示装置30に警告メッセージを表示させることができる。或いは、送信処理部500は、近距離無線通信を利用して、当該利用者の携帯端末に対して警告メッセージを送信することができる。
また、第1のタイミング及び第2のタイミングとしては上記実施形態の例に限られない。たとえば、利用者によるログインの入力を受け付けた場合、取得部200は、所定時間毎(たとえば、10分間隔)に測定手段Mが測定した角度のサンプリングを行う。第1の検出部300は、第n回目のサンプリングの値と第n-1回目のサンプリングの値を比較することで、スピーカ20の角度の変化の有無を検出する。取得部200及び第1の検出部300は、ログアウトの入力を受け付けるまで同様の処理を繰り返す。更新部400は、角度の変化が有るとの検出結果が得られた場合に、記憶手段10aに記憶されている検出回数を更新する。検出回数の更新は、利用者がログイン中であっても行われる。送信処理部500は、検出回数が所定条件を満たした場合に、メッセージを送信する。
また、利用者によっては、スピーカ20を上方向(天井の方向)または下方向(床の方向)に動かそうとする者もいる。そこで、上記実施形態における測定手段Mの代わりに、または測定手段Mと併せて、別の測定手段である位置センサを設けてもよい。位置センサは、スピーカ20の上下の位置を検出するためのセンサである。位置センサは、たとえばスピーカ20や調整手段ADに設けられる。
この場合、取得部200は、位置センサにより第1のタイミングで測定された、スピーカの位置を第1の位置情報として取得し、当該位置センサにより当該第1のタイミングとは異なる第2のタイミングで測定された、当該スピーカの位置を第2の位置情報として取得する。第1の検出部300は、取得された第1の位置情報と第2の位置情報とを比較し、スピーカ20の位置の変化の有無を検出する。更新部400は、スピーカ20の位置の変化が検出された場合に、記憶手段10aに記憶されている検出回数を更新する。送信処理部500は、記憶されている検出回数が所定条件を満たした場合に、通信可能に接続された外部の装置に対し、吊り下げ手段Hの点検を促すメッセージを送信し、且つ記憶されている検出回数を初期化させる。なお、検出回数は、位置の変化と実施形態で述べた角度の変化の両方を含めてもよい。
上記実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定するものではない。上記の構成は、適宜組み合わせて実施することが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。上記実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10 カラオケ本体
20 スピーカ
100 ログイン処理部
200 取得部
300 第1の検出部
400 更新部
500 送信処理部
600 第2の検出部
H 吊り下げ手段
K カラオケ装置
M 測定手段

Claims (4)

  1. カラオケ本体と、
    前記カラオケ本体が設置された部屋の天井から吊り下げ手段により吊り下げられたスピーカと、
    を含むカラオケ装置であって、
    前記カラオケ本体は、
    測定手段により第1のタイミングで測定された、前記スピーカの角度を第1の角度情報として取得し、当該測定手段により当該第1のタイミングとは異なる第2のタイミングで測定された、当該スピーカの角度を第2の角度情報として取得する取得部と、
    取得された前記第1の角度情報と前記第2の角度情報とを比較し、前記スピーカの角度の変化の有無を検出する第1の検出部と、
    前記スピーカの角度の変化が検出された場合に、記憶手段に記憶されている検出回数を更新する更新部と、
    記憶されている前記検出回数が所定条件を満たした場合に、通信可能に接続された外部の装置に対し、前記吊り下げ手段の点検を促すメッセージを送信し、且つ記憶されている前記検出回数を初期化させる送信処理部と、
    を有するカラオケ装置。
  2. 前記カラオケ本体は、
    前記カラオケ装置に対する利用者のログイン及びログアウトを行うログイン処理部を有し、
    前記第1のタイミングは、前記ログイン処理部が利用者のログインを受け付けたタイミングであり、前記第2のタイミングは、前記ログイン処理部が利用者のログアウトを受け付けたタイミングであることを特徴とする請求項1記載のカラオケ装置。
  3. 前記送信処理部は、前記ログイン処理部によりログインが行われた際に記憶されるログイン履歴を用いて、前記スピーカの角度を変化させた利用者を特定し、特定された利用者に対して警告を報知することを特徴とする請求項2記載のカラオケ装置。
  4. 前記吊り下げ手段は、
    天井に固定される上部固定手段と、
    前記スピーカに固定される下部固定手段と、
    前記上部固定手段と前記下部固定手段とを接続し、前記スピーカの角度を調整する機構を有する調整手段と、
    前記調整手段に設けられ、調整した前記スピーカの角度を固定するロック手段と、
    を有し、
    前記カラオケ本体は、
    前記第1のタイミングと前記第2のタイミングとの間に前記ロック手段が操作されたことを検出する第2の検出部を有し、
    前記更新部は、前記第2の検出部により前記ロック手段の操作が検出された場合には、前記スピーカの角度の変化が検出された場合であっても前記検出回数の更新を行わないことを特徴とする請求項1から3のいずれか一つに記載のカラオケ装置。
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