JP7400175B1 - 割岩装置および当該割岩装置への潤滑剤供給方法 - Google Patents

割岩装置および当該割岩装置への潤滑剤供給方法 Download PDF

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Abstract

【課題】岩盤、岩石、コンクリート構造物などの被破砕物に対し、その表面から人間の背丈よりも深い範囲にわたって、効率的に割岩することができる割岩装置、および割岩装置に潤滑剤を良好に供給することができる潤滑剤供給方法を提供する【解決手段】この発明は、楔部材の楔先端部を挟んで互いに対向配置された第1羽根部材および第2羽根部材を有している。第1羽根部材は、削孔形成方向において少なくとも2m以上にわたって削孔の内壁面と面状に当接可能な面状当接部位を有し、第2羽根部材は、楔先端部を挟んで面状当接部位の反対側で、削孔形成方向において少なくとも2m以上にわたって削孔形成方向と平行に削孔の内壁面と線状に当接可能な線状当接部位を有している。削孔への楔部材の挿入に伴い、線状当接部位が削孔の内壁面を押圧し、楔先端部を挟んで面状当接部位の反対側に位置する削孔の周囲に亀裂を与える。【選択図】図5

Description

この発明は、岩盤、岩石、コンクリート構造物などの被破砕物に形成された削孔の周囲に亀裂を発生させて被破砕物を割岩する割岩装置および当該割岩装置への潤滑剤供給方法に関するものである。
本願出願人は、岩盤、岩石、コンクリート構造物などの被破砕物を破砕する破砕技術およびそれに好適な割岩装置を数多く提案してきた(例えば特許文献1~特許文献7)。
特許第4636294号公報 特許第4961574号公報 特許第5034001号公報 特許第5145503号公報 特許第5145504号公報 特許第5352807号公報 特許第5352807号公報
従来の破砕技術によれば、1回の割岩処理によって亀裂を導入できる深さは、最大でも1.5m程度であり、所望の深さまで割岩するためには、割岩処理を複数回、繰り返す必要がある。作業効率の観点から、1回の割岩処理で人間の背丈よりも深い範囲、例えば深さ2m以上にわたって割岩処理を実行することが望まれる。
また、河川、湖沼、海などの水面から露出して存在する岩盤、岩石、コンクリート構造物などの被破砕物の破砕に、上記割岩技術をそのまま適用するのは困難であった。例えば図1(a)に示すように、岩盤2が広範囲にわたって隆起して河川1の幅を狭くしているケースでは、当該岩盤2を取り除いて洪水が流れる面積を広くすることが望まれる。岩盤2の一部を破砕して調整池などの整備する計画もある。このような場合、岩盤のうち河川1に面している領域(以下「水際隣接領域」という)を、人間の背丈よりも深い範囲、例えば2m以上にわたって深く割岩する必要がある。ここで、水際隣接領域においては、上記のように割岩処理を複数回、繰り返すことは事実上困難である。というのも、最初の割岩処理を実行した際に、亀裂領域を介して削孔内に水が流入し、次の割岩処理が困難となるからである。したがって、水際隣接領域に対しては1回の割岩処理によって、所望の深さまで割岩する必要がある。
これらの要望を満足するために、本願出願人が提案してきた割岩装置を長手方向にスケールアップすることが考えられるが、次のような問題が生じてしまう。割岩装置は、岩盤に設けられた削孔内に挿入された2枚の羽根部材の間に楔部材を挿入するとともに、当該楔部材に対して削孔形成方向に沿った力を与えることで、羽根部材を削孔の内壁面に押し当てて岩盤に亀裂を与える。したがって、スケールアップにより、割岩装置を構成する羽根部材と削孔の内壁面との当接面積が増大する。したがって、羽根部材により削孔の内壁面を押圧する単位面積当たりの応力が減少してしまう。これを補うために、例えば油圧ジャッキなどの大型化により楔部材に与える力を増大させるのも一つの解決方法である。しかしながら、油圧ジャッキなどの大型化にも一定の限度があり、現状では、上記課題の解決には至っていない。
さらに、割岩装置のスケールアップに伴い、羽根部材と楔部材との間に潤滑剤を均一にかつ効率的に供給する技術の提供も重要となってくる。
この発明は上記課題に鑑みなされたものであり、岩盤、岩石、コンクリート構造物などの被破砕物に対し、その表面から人間の背丈よりも深い範囲、つまり2m以上にわたって、効率的に割岩することができる割岩装置、および割岩装置に潤滑剤を良好に供給することができる潤滑剤供給方法を提供することを目的とする。
本発明の第1態様は、先細り形状を有する楔部材の楔先端部と、楔先端部を挟んで互いに対向配置された第1羽根部材および第2羽根部材とを、被破砕物に対して削孔形成方向に形成された削孔に挿入した状態で、削孔形成方向に沿った楔部材の削孔への挿入に伴い第1羽根部材および第2羽根部材が互いに離れるように削孔の径方向外側に移動することで削孔の周囲を割岩する割岩装置であって、第1羽根部材は、削孔形成方向において少なくとも2m以上にわたって削孔の内壁面と面状に当接可能な面状当接部位を有し、第2羽根部材は、楔先端部を挟んで面状当接部位の反対側で、削孔形成方向において少なくとも2m以上にわたって削孔形成方向と平行に削孔の内壁面と線状に当接可能な線状当接部位を有し、第1羽根部材および第2羽根部材の径方向外側への移動によって、線状当接部位が削孔の内壁面と当接する領域から楔先端部を挟んで面状当接部位の反対側に位置する削孔の周囲に亀裂を与える、ことを特徴としている。
また、本発明の第2態様は、上記割岩装置に潤滑剤を供給する潤滑剤供給方法であって、第1羽根部材、第2羽根部材および楔先端部を削孔に挿入する前に、面状当接部位を下方または上方に向けた横向き姿勢のまま、楔先端部と第1羽根部材との間および楔先端部と第2羽根部材との間に潤滑剤を注入することを特徴としている。
本発明に係る割岩装置によれば、岩盤、岩石、コンクリート構造物などの被破砕物に形成された削孔の周囲を、その表面から人間の背丈よりも深い範囲にわたって、効率的に割岩することができる。
また、本発明に係る割岩装置への潤滑剤供給方法によれば、上記割岩装置に潤滑剤を良好に供給することができる。
本発明に係る割岩装置の一実施形態を用いた破砕工法を施工した現場の施工前と施工後とを模式的に示す図である。 本発明に係る割岩装置の一実施形態を用いた破砕工法における工程の一部を模式的に示す図である。 本発明に係る割岩装置の一実施形態を用いた破砕工法における工程の一部を模式的に示す図である。 本発明に係る割岩装置の一実施形態を用いた破砕工法における工程の一部を模式的に示す図である。 本発明に係る割岩装置の一実施形態を用いた破砕工法における工程の一部を模式的に示す図である。 本発明に係る割岩装置の一実施形態を用いた破砕工法における工程の一部を模式的に示す図である。 本発明に係る割岩装置の一実施形態を用いた破砕工法における工程の一部を模式的に示す図である。 本発明に係る割岩装置の第1実施形態を示す図である。 図3に示す割岩装置の割岩工具を構成する羽根部材の構成を示す図である。 割岩処理時における各部の状態を模式的に示す図である。 図3に示す割岩工具を構成する羽根部材および楔部材に設けられた溝部の対向関係を示す模式図である。 図3に示す割岩装置により割岩処理を行う前に行われる潤滑剤の供給処理を模式的に示す図である。 潤滑剤の供給後における楔部材の表面状態を示す図である。 本発明に係る割岩装置で使用される割岩工具の他の例を示す図である。
図1は本発明に係る割岩装置の一実施形態を用いた破砕工法を施工した現場の施工前と施工後とを模式的に示す図であり、同図(a)が施工前を示し、同図(b)が施工後を示している。同図では、破砕工法の施工対象の一例として、河川1の流域において広範囲にわたって隆起している岩盤2が示されている。この岩盤2の存在により、河川1の幅が局所的に狭くなっており、洪水の脅威にさらされている。そこで、岩盤2の一部を利用して治水設備などを設置する、あるいは岩盤2の撤去により河川1の水位を下げるなどが計画されることがある。このような計画を円滑に進めるために、例えば同図(b)に示すように岩盤2の中央領域2aを除去する一方で、岩盤2のうち河川1に面している領域を、つまり水際隣接領域2bについては岩盤2を破砕し、埋め戻すことが提案されている。なお、水際隣接領域2bについては、建設機械や運搬車両などが走行するとともに各種作業できる程度の幅を確保するのが望ましい。そこで、本実施形態では、次に詳述するように、本発明の「被破砕物」の一例である岩盤2に対し、ピット形成工程と、盛り土形成工程と、破砕埋戻工程とを実行している。以下、図面を参照しつつ本発明に係る破砕工法の一実施形態について説明する。
図2Aないし図2Fは本発明に係る割岩装置の一実施形態を用いた破砕工法における工程の一部を模式的に示す図である。これらの図面では、岩盤2が河川1の堤防1bに接続されており、当該接続部分2cを介して堤防1bと岩盤2との間を建設機械や運搬車両などが走行可能となっているが、もちろん岩盤2が堤防1bから離れている場合には、両者の間に、橋を仮設してもよい。
図2Aはピット形成工程を実行した後の岩盤の様子を示す図であり、同図(a)は上方から見た平面図であり、同図(b)はB-B線断面図である。本実施形態では、同図(a)に示すように、建設機械や運搬車両などが走行可能な領域2dを残し、岩盤2の中央部2eを除去する。この中央部2eは河川1と直接接していないため、従来の破砕除去技術を用いて中央部2eを破砕し、除去することができる。例えば本願出願人が提案する「芯抜きセリ矢工法」(インターネット<URL:http://kamishimagumi.co.jp/technique/sinnuki/15sinnukipanfu.pdf>)を用いることができる。その具体的な作業内容は、
・中央部2eの表面中心部及び外周部をクローラードリルにて削孔する、
・上記削孔に芯抜きセリ矢(特許文献3)をセットした後で、芯抜きセリ矢を「破砕→回転→破砕→回転」を4回繰り返し、平面として1層目の全方位破砕を行う、
・2~n層目も、同様の破砕を繰り返す、
・バックホウなどの建設機械で引き起し、破砕片を中央部2eから除去する、
である。これによって、図2A(b)に示すように、例えば河川1の河床と同程度の深さHを有するピット3を形成する(ピット形成工程)。
次に、図2Bに示すように、領域2dに沿って運搬車両などを走行させ、ピット3のうち水際隣接領域2bに対向する対向領域31に盛り土41を形成する(盛り土形成工程)。この盛り土41が本発明の「第1盛り土」の一例に相当している。また、盛り土形成工程に続いて実行される破砕埋戻工程では、水際隣接領域2bの一部を破砕予定領域とし、作業を進める(図2C~図2F)。ここでは、当該破砕予定領域に対応する対向領域31のみに第1盛り土41を形成している。これにより、建設機械や運搬車両などの走行や作業が可能となる領域(以下、「走行作業領域」という)が第1盛り土41の上面に形成され、次に説明するように利用される。
ここでは、第1盛り土41の一部について説明したが、もちろん次に説明する破砕埋戻工程を実行する前に水際隣接領域2bの全周に対応して第1盛り土41を一括して形成してもよい。また、第1盛り土41を複数回に分けて形成し、第1盛り土41の形成毎に、次に説明する破砕埋戻工程を実行してもよい。
次に、破砕埋戻工程について説明する。まず図2Cに示すように、水際隣接領域2bのうち最初に破砕埋戻工程を施す破砕予定領域2b1の周囲にクローラードリル5、本発明の第1実施形態に係る割岩装置6および油圧ショベル7(「ユンボ」と称されることもある)が走行して位置決めされる。これらのうちクローラードリル5は、同図(d)に示すように、破砕予定領域2b1に隣接しながら領域2dの上面に固定され、破砕予定領域2b1に削孔8を形成する(削孔形成動作)。なお、同図では、削孔8は1個のみ図示されているが、実際には破砕予定領域2b1全体に対し、予め設定された間隔で複数個形成される。この点については、他の破砕予定領域に対しても同様である。
割岩装置6が走行作業領域上を走行し、破砕予定領域2b1の近傍に固定される。そして、割岩装置6は、削孔8に対して割岩工具61の先端部を挿入し、削孔8の周囲を割岩して破砕する(破砕動作)。より詳しくは、割岩装置6は、建設機械の一例であるクレーン車を有している。このクレーン車は、同図に示すように、削孔8が形成された破砕予定領域2b1に隣接した位置で駐車され、当該位置から削孔8の上方空間に向けてアームを伸ばしている。そして、アームの先端からワイヤーが垂下し、その先端に割岩工具61が取り付けられている。なお、割岩装置6の詳しい構成および動作については、後で詳述する。
油圧ショベル7が走行作業領域上を走行し、破砕予定領域2b1の近傍に固定される。そして、割岩装置6により亀裂が導入された破砕予定領域2b1を掘り起し、破砕片の全部または一部を破砕予定領域2b1から取り除くとともに、図2Dに示すように、破砕予定領域2b1に対して盛り土42を行う(埋戻動作)。この盛り土42が本発明の「第2盛り土」の一例に相当している。このとき、本実施形態では、破砕予定領域2b1の一部、より具体的にはクローラードリル5に近接する部分への盛り土形成を行わず、水際領域(図2E中の符号1a)を形成している。このため、次の破砕予定領域(図2E中の符号2b2)は河川1のみならず、当該水際領域1aとも面することとなり、次の破砕予定領域(図2E中の符号2b2)の自由面が広がる。
次に、こうしたクローラードリル5、割岩装置6および油圧ショベル7による破砕埋戻工程が実行された破砕予定領域2b1と水際に沿って隣接する領域(図2E中の符号2b2)を、次の破砕予定領域とし、破砕埋戻工程を実行する。ここでは、上記水際領域が存在することから、油圧ショベル7の配設位置を変更しているが、破砕予定領域2b2の周囲にクローラードリル5、割岩装置6および油圧ショベル7が配置され、破砕予定領域2b1に対する破砕埋戻工程と同様の工程が実行される。
ここでは、クローラードリル5は、同図(d)に示すように、破砕予定領域2b1に隣接しながら領域2dの上面に固定された状態で、破砕予定領域2b2に削孔8を形成する(削孔形成動作)。割岩装置6は走行作業領域上を走行し、破砕予定領域2b1の近傍に固定される。そして、割岩装置6は、削孔8に対して割岩工具61の先端部を挿入し、削孔8の周囲を割岩して破砕する(破砕動作)。さらに、油圧ショベル7は走行作業領域から盛り土42に移動し、破砕予定領域2b2の近傍に固定される。そして、割岩装置6により亀裂が導入された破砕予定領域2b2を掘り起し、破砕片の全部または一部を破砕予定領域2b1から取り除くとともに、図2Fに示すように、破砕予定領域2b2に対して盛り土42を行い(埋戻動作)、埋戻した領域を水際隣接領域2b(図1参照)に沿って拡張していく。
このように破砕予定領域を水際に沿って移動させながら上記破砕埋戻工程を水際隣接領域全体にわたって実行することで、河川1と接触を抑制しながら岩盤2を破砕し、図1(b)に示すような構造に造成することができる。
また、盛り土41(走行作業領域)を設けたことで、破砕埋戻工程は常に破砕予定領域2b1、2b2、…とピット3との間に盛り土41が介在した状態で実行される。したがって、破砕予定領域2b1、2b2、…を破砕したとしても、破砕された破砕予定領域2b1、2b2、…からピット3に水が侵入するのを効果的に防止することができる。また、破砕予定領域2b1、2b2、…が河川1と接する領域は最小限に止められるため、破砕埋戻工程中に河川1に流れ込む土砂などを抑制し、環境破壊を効果的に防止することができる。
次に、上記破砕埋戻工程で使用される割岩装置6の構成および割岩装置6による割岩処理について、図3ないし図5を参照しつつ説明する。
図3は本発明に係る割岩装置の第1実施形態を示す図であり、クレーン車およびクレーン車から延びるワイヤーを除いた構成を図示している。同図において右上段に示した拡大図は羽根部材の上端部分のXZ断面であり、右下段に示した拡大図は先端領域でのXY断面である。図4は、図3に示す割岩装置の割岩工具を構成する羽根部材の構成を示す図である。図5は割岩処理時における各部の状態を模式的に示す図である。なお、これらの図面および後で示す図面において、装置各部の位置関係を明確にするため、削孔を形成した削孔形成方向を「Z方向」とし、削孔形成方向Zと直交する方向のうち羽根部材および楔部材が配列される配列方向を「X方向」と称する一方、配列方向Xおよび削孔形成方向Zの両方に直交する方向を「Y方向」と称する。
割岩工具61は、1つの楔部材62と、2つの羽根部材63、64とで構成されている。ただし、本実施形態では、削孔形成方向Zにおいて、河川1の河床と同程度の深さHと同程度にわたって破砕予定領域2b1を1回の割岩処理により割岩する必要があるため、割岩工具61は、削孔形成方向Zにおいて従来の割岩工具よりも長尺化されている。
割岩工具61を構成する楔部材62および羽根部材63、64はいずれも削孔形成方向Zに長く延設された軸体構造を有しており、深さH(本実施形態では、平均的な人間HMの背丈より深い3.5mを想定)よりも長くなっている。より具体的には、楔部材62の先端部(以下「楔先端部」という)では、削孔形成方向Zに対して傾斜した第1楔側傾斜面621と第1楔側傾斜面621の傾斜方向と反対の方向に傾斜した第2楔側傾斜面622とが設けられており、先端部全体としては先細り形状を有している。そして、割岩処理を行うために、図3および図5に示すように、楔部材62の先端部は、第1楔側傾斜面621を削孔8の内壁面のうち反水際側(図3の(-X)方向側)の第1壁面部位に向けるとともに、第2楔側傾斜面622を削孔8の内壁面のうち水際側(図3の(+X)方向側)の第2壁面部位に向けた姿勢で、削孔8に対して挿脱可能となっている。
羽根部材63は、本発明の「第1羽根部材」の一例に相当するものであり、第1楔側傾斜面621に対して摺動可能な第1羽根側傾斜面631と、第1壁面部位に対して面状に当接可能な第1当接面632とを有している。これら第1羽根側傾斜面631および第1当接面632は削孔形成方向Zにおいてピット3の深さHと同じまたは長くなるように延設されている。また、第1当接面632が本発明の「面状当接部位」の一例に相当している。
羽根部材64は、本発明の「第2羽根部材」の一例に相当するものであり、第2楔側傾斜面622に対して摺動可能な第2羽根側傾斜面641と、削孔内壁面のうち(+X)方向側の第2壁面部位に対して線状に当接可能な3つの線状当接部位647~649とを有している。これら第2羽根側傾斜面641および線状当接部位648、649についても、第1羽根部材63と同様に、削孔形成方向Zにおいてピット3の深さHと同じまたは長くなるように延設されている。
一方、線状当接部位647については、図4に示すように、削孔形成方向Zにおける延設長さは3m程度であり、第2羽根部材64の先端側(図4中の下方側)の端部から後端側に向う先端領域Rに設けられている。この先端領域Rでは、図3中の下側拡大図(先端領域Rでの断面図)に示すように、3つの線状当接部位647~649が、削孔8内で第1羽根部材63、楔部材62および第2羽根部材64が並ぶ配列方向Yに平行な仮想面VPに対して対称に設けられ、先端領域Rよりも(-Z)方向側では2つの線状当接部位648、649が、仮想面VPに対して対称に設けられている。なお、図3および図4中の符号642aは、線状当接部位647がY方向に倒壊するのを防止するための補強リブであり、その本数や配置関係などは任意である。
線状当接部位647~649は、例えば図4中の部分拡大図に示すように、削孔8の内壁面との摩耗を考慮し、略等脚台形形状に仕上げられている。したがって、各線状当接部位647~649と削孔内壁面との当接状態は、細線状ではなく、太線状あるいは細帯状である。ただし、各当接面積を足し合わせても、その総面積は、第1当接面632が削孔内壁面に当接する面積に比べて格段に小さい。そのため、各線状当接部位647~649と削孔内壁面との当接状態は実質的に線状であると考えられるため、本明細書では、各線状当接部位647~649と削孔内壁面との当接状態を、上記したように「線状」と表現している。
このように構成された割岩工具61を用いて割岩処理を実行する場合、図3および図5に示すように、2つの羽根部材63、64は、それぞれ傾斜面631、641が向かい合うように配設されている。羽根部材63、64がこのように配置されることにより、傾斜面631、641によって挟まれる空間は羽根部材63、64の先端側ほど細くなる先細り形状となる。この先細り形状の空間に、この空間と同様に先細り形状に構成された楔部材62の先端部、つまり楔先端部が挿入される。さらに、楔部材62の後端部は、油圧ジャッキ65に油を給排することにより削孔形成方向Zに進退移動するピストンロッド(図示省略)に連結されている。そして、図3に示すように、割岩工具61および油圧ジャッキ65が削孔形成方向Zと平行に整列した状態のまま、削孔8の上方に位置決めされる。このとき、クレーン車のアーム先端から垂下されたワイヤーのうちワイヤーWR1の先端に割岩工具61が取り付けられ、別のワイヤーWR2の先端にチェーン66を介して油圧ジャッキ65が取り付けられている。これらのワイヤーWR1、WR2を徐々に下降することで、割岩工具61の先端部が深さHに対応する長さ分だけ削孔8に挿入される。本実施形態では、図3に示すように、羽根部材63、64の後端部(-Z方向端部)およびそれらの間に挿入された楔先端部を保持するための収納ケース67にワイヤーWR1を装着するためのフックが取り付けられている。また、油圧ジャッキ65の後端部にチェーン66を装着するためのフックが取り付けられている。さらに、油圧ジャッキ65の先端部に別のフックがさらに取り付けられており、当該フックに装着したワイヤー(図示省略)を操作することで割岩工具61および油圧ジャッキ65を一体的に水平方向に移動させることが可能となっている。
上記挿入後、クレーン車から油圧ジャッキ65に油を供給すると、当該油圧によりピストンロッドとともに楔部材62が羽根部材63、64の傾斜面631、641と摺接しながら羽根部材63、64の先端側に移動し、それに伴って羽根部材63、64が水平方向に互いに離間移動されて削孔8の内壁に押圧力を作用させる。このとき、(-X)方向側、つまり反水際側では、第1当接面632は削孔8の内壁面と面状に当接するため、上記押圧力は広く分散して作用する。これに対し、(+X)方向側、つまり水際側では、線状当接部位647~649が削孔8の内壁面と線状に当接するため、上記押圧力は集中的に作用する。したがって、(-X)方向側では亀裂は発生せず、専ら(+X)方向側で亀裂が発生する。しかも、(+X)方向側での当接箇所は深さHにわたって削孔形成方向Zに延びており、深さHにわたって亀裂が発生する。特に、破砕予定領域2b1では河川1に面している側の壁面が自由面として機能し、破砕予定領域2b2、…では水際領域1aに面している側の壁面が自由面として機能することから、深さHにわたって削孔8から水際側に向って亀裂が導入され、1回の割岩処理により破砕予定領域2b1、2b2、…が破砕される。
上記したように、羽根部材64に対し、削孔形成方向Zにおいて線状当接部位647~649を延設することで押圧力を深さHにわたって集中させている。その結果、1回の割岩処理で人間HMの背丈よりも深い範囲、例えば本実施形態では深さ3.5m以上にわたって割岩処理を実行することが可能となっている。
ところで、ピット3の深さHは、人間の背丈を超えることが多く、それに対応して割岩工具61の長尺化は避けられない。特に、河川1の洪水に対応するためには、ピット3を例えば3.5m程度の深さHで設ける必要がある。そこで、本実施形態では、上記のように構成された割岩装置6への潤滑剤の供給を以下のようにして実施している。
図6は図3に示す割岩工具を構成する羽根部材および楔部材に設けられた溝部の対向関係を示す模式図である。図7は図3に示す割岩装置により割岩処理を行う前に行われる潤滑剤の供給処理を模式的に示す図である。図8は潤滑剤の供給後における楔部材の表面状態を示す図である。
楔部材62が羽根部材63、64の傾斜面631、641と摺接する際に摩擦や摩耗を軽減するために、割岩工具61では、摺接面(=楔側傾斜面621、622と羽根側傾斜面631、641)の間に潤滑剤を効果的に供給するために、図6に示すように、楔側傾斜面621、622に削孔形成方向と平行に溝部623が設けられている。また、羽根部材63、64に対しても、溝部633、643が溝部623に対応して設けられている。溝部633、643は、それぞれ羽根部材63、64を貫通する潤滑剤案内孔634、644と接続されている。各潤滑剤案内孔634、644には、グリスニップル635、645が介挿されている。このため、羽根部材63、64の外部から潤滑剤案内孔634、644にグリスニップル635、645を圧入すると、潤滑剤が溝部623と、溝部633、643との間に供給される。なお、楔部材62および羽根部材63、64は削孔形成方向Zに延設されており、その長さは従来の割岩工具よりも格段に長くなっている。したがって、本実施形態では、上記割岩処理前に、上記ワイヤーWR1、WR2を操作することで、図7に示すように、本願発明の「面状当接部位」の相当する第1当接面632を下方に向けた横向き姿勢で割岩工具61および油圧ジャッキ65を一体的に地面に配置している。
そして、横向き状態の割岩工具61および油圧ジャッキ65の近傍に配置された潤滑剤供給ユニット10と、グリスニップル635、645とを配管11Aで接続する。この潤滑剤供給ユニット10は、潤滑剤を貯留するペール管と、ポンプとを備えている。ポンプとしては、例えば株式会社ヤマダコーポレーション製のSKR110A50PAL(ペール缶用グリースルブリケーター)を用いることができる。当該ポンプを作動させることで、ペール管内の潤滑剤が配管11Aを介してグリスニップル635、645に圧送され、割岩工具61に供給される。特に、本実施形態では、図6に示すように、削孔形成方向Zにおいて溝部623を潤滑剤案内孔634に対応した数に分割している。つまり、複数の堰部材624がそれぞれ削孔形成方向Zにおいて互いに離間しながら溝部623に設けられ、潤滑剤案内孔634毎に潤滑剤が対応する溝部623に止まる。また、複数の堰部材636がそれぞれ削孔形成方向において互いに離間しながら溝部633に設けられ、潤滑剤案内孔634毎に潤滑剤が対応する溝部633に止まる。さらに、複数の堰部材646がそれぞれ削孔形成方向において互いに離間しながら溝部643に設けられ、潤滑剤案内孔644毎に潤滑剤が対応する溝部643に止まる。その結果、削孔形成方向Z全体にわたって潤滑剤が均一に、しかも長時間にわたって作用する。
また、本実施形態では、溝部を介して摺接面に潤滑剤を供給するだけでなく、オペレータによる摺接面への直接供給を可能とするハンドヘッド10Aが潤滑剤供給ユニット10に装備されている。ハンドヘッド10Aは、図7の部分拡大図に示すように、コンピュータのシリアルポートに接続されるコネクタと同様に扁平形状を有し、その側端面は水平方向に幅広形状に仕上げられる一方、他方部位はオペレータによる把持に適合した形状に仕上げられている。幅広形状の側端面には、複数の吐出口10A1が幅方向に配列されている。一方、他方部位は、上記配管11Aとは別系統の配管11Bでポンプと接続されている。そして、配管11Bを介して潤滑剤がポンプから圧送されてくると、各吐出口10A1から潤滑剤が吐出される。したがって、オペレータが各吐出口10A1を摺接面に向けながら、ハンドヘッド10Aを摺接面に沿って走査することで、例えば図8に示すように、楔側傾斜面621、622や羽根側傾斜面631、641などの摺接面全体にわたって潤滑剤が均一に供給される。これによって、潤滑剤供給をより確実なものとするとともに、潤滑剤供給作業の効率の向上を図っている。
また、傾斜面631、641によって挟まれる先細り形状の空間に楔部材62の先端部が一定の精度で挿入されている必要があるため、本願出願人が発明した連結機構(特許第6387505号)によって羽根部材63、64を相互に連結してもよい。ただし、従来の連結機構では、ボルト部材により羽根部材63、64を連結しているため、羽根部材63、64がねじれた状態になると、元の状態に戻すことが困難となる。そこで、図9に示すように、2つの羽根部材63、64を、傾斜面同士が向かい合うように配置された状態で、連結機構13により連結している。ここで、図9に示す連結機構13が従来技術(特許第6387505号)と大きく相違する点は、ボルトの代わりに、ワイヤーボルト134Wを用いている点である。なお、その他の構成は同一であるため、同一符号を付して構成説明を省略する。
ワイヤーボルト134Wを用いることで、羽根部材63、64のねじれ関係を容易に修正することが可能となり、破砕埋戻工程を効率的に行うことが可能となっている。
なお、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて上述したもの以外に種々の変更を行うことが可能である。例えば削孔形成方向Zにおいて3.5mにわたって削孔8の周囲を一括して割岩しているが、当該寸法は3.5mに限定されるものではなく、人間HMの背丈を超える2m以上に対して効果的である。
また、上記実施形態では、楔部材62を削孔形成方向Zに移動させる駆動源として油圧ジャッキ65を用いているが、その他の駆動源、例えば油圧ブレーカなどを用いてもよい。
また、上記実施形態では、3個の線状当接部位647~649を設けているが、線状当接部位647の本数は配置などについては、任意である。例えば線状当接部位647のみを設けてもよいし、線状当接部位648、649のみを設けてもよい。
また、上記実施形態では、図7に示すように第1当接面632を下方に向けた横向き姿勢で潤滑剤を供給しているが、横向き姿勢はこれに限定されない。例えば第1当接面632を上方に向けた横向き姿勢で潤滑剤を供給してもよい。
また、上記実施形態では、建設機械としてキャタピラ方式で走行するものと、タイヤ方式で走行するものとを併用しているが、現場の状況に応じて適宜選択することができる。
また、上記実施形態では、溝部に対して複数の堰部材を設けることで、潤滑剤を案内する溝部を複数に分割する構造を採用しているが、これらの個数や配置などについては任意である。また、グリスニップル635、645および潤滑剤供給ユニット10を用いて潤滑剤の注入を行っている。これらの構成については、特許文献2、3、7をはじめとして羽根部材と楔部材とを相対的に摺動させて割岩する割岩装置全般に適用可能である。
この発明は、岩盤、岩石、コンクリート構造物などの被破砕物に形成された削孔の周囲に亀裂を発生させて被破砕物を割岩する割岩装置および当該割岩装置への潤滑剤供給方法に適用することができる。
2…岩盤(被破砕物)
6…割岩装置
8…削孔
61…割岩工具
62…楔部材
63…第1羽根部材
64…第2羽根部材
632…第1当接面(面状当接部位)
647~649…線状当接部位
VP…仮想面
Y…配列方向
Z…削孔形成方向

Claims (4)

  1. 先細り形状を有する楔部材の楔先端部と、前記楔先端部を挟んで互いに対向配置された第1羽根部材および第2羽根部材とを、被破砕物に対して削孔形成方向に形成された削孔に挿入した状態で、前記削孔形成方向に沿った前記楔部材の前記削孔への挿入に伴い前記第1羽根部材および前記第2羽根部材が互いに離れるように前記削孔の径方向外側に移動することで前記削孔の周囲を割岩する割岩装置であって、
    前記第1羽根部材は、前記削孔形成方向において少なくとも2m以上にわたって前記削孔の内壁面と面状に当接可能な面状当接部位を有し、
    前記第2羽根部材は、前記楔先端部を挟んで前記面状当接部位の反対側で、前記削孔形成方向において少なくとも2m以上にわたって前記削孔形成方向と平行に前記削孔の内壁面と線状に当接可能な線状当接部位を有し、
    前記第1羽根部材および前記第2羽根部材の前記径方向外側への移動によって、前記線状当接部位が前記削孔の内壁面と当接する領域から前記楔先端部を挟んで前記面状当接部位の反対側に位置する前記削孔の周囲に亀裂を与える、
    ことを特徴とする割岩装置。
  2. 請求項1に記載の割岩装置であって、
    前記第2羽根部材は、前記線状当接部位を複数個有し、
    前記複数の線状当接部位が前記削孔の内壁面と当接する総面積は、前記面状当接部位が前記削孔の内壁面と当接する面積よりも狭い、割岩装置。
  3. 請求項2に記載の割岩装置であって、
    前記複数の線状当接部位は、前記削孔内で前記第1羽根部材、前記楔先端部および前記第2羽根部材が並ぶ配列方向に平行な仮想面に対して対称に設けられている、割岩装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれか一項に記載の割岩装置に潤滑剤を供給する潤滑剤供給方法であって、
    前記第1羽根部材、前記第2羽根部材および前記楔先端部を前記削孔に挿入する前に、前記面状当接部位を下方または上方に向けた横向き姿勢のまま、前記楔先端部と前記第1羽根部材との間および前記楔先端部と前記第2羽根部材との間に前記潤滑剤を注入する
    ことを特徴とする割岩装置への潤滑剤供給方法。
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