JP7399707B2 - 吸収シート製造装置および吸収シート製造方法 - Google Patents

吸収シート製造装置および吸収シート製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、吸収シート製造装置および吸収シート製造方法に関する。
従来、使い捨ておむつ等の吸収性物品において、着用者からの排泄物の水分を吸収する吸収シートが利用されている。吸収シートは、吸収性樹脂粒子を含むことにより、高い吸収量を実現することが可能である。吸収シートでは、ホットメルト接着剤を固着剤として用いて、吸収性樹脂粒子が基材シートに固着される。なお、特許文献1および2では、吸収性樹脂粒子の表面に熱溶融性の固着剤が設けられた吸収性複合材が開示されている。固着剤の溶融および固化により吸収性複合材を基材シートに固着させることにより、吸収性複合材を含む吸収シートが作製される。
特開2015-100610号公報 特開2017-221275号公報
ところで、吸収性樹脂粒子を含む吸収シートの量産では、連続シートを連続的に搬送しつつ、当該連続シート上に吸収性樹脂粒子を固着させる必要がある。上述のように、ホットメルト接着剤を固着剤として用いる場合、吸収性樹脂粒子を連続シートに容易に固着させることが可能であるが、吸収シートの製造における選択の幅を広げるため、吸収性樹脂粒子を連続シートに容易に固着可能な新規な手法が求められている。
本発明は上記課題に鑑みなされたものであり、吸収性樹脂粒子を連続シートに容易に固着可能な新規な手法を提供することを目的としている。
請求項1に記載の発明は、吸収シート製造装置であって、連続シートをシート搬送経路に沿って連続的に搬送するシート搬送部と、吸収性樹脂粒子および紫外線硬化性を有する液状の固着剤を個別に、または、混合して、前記シート搬送経路における前記連続シートの一の面上に供給する材料供給部と、他の連続シートを連続的に搬送するとともに、前記他の連続シートを、前記吸収性樹脂粒子および前記固着剤を挟んで前記連続シートに重ねる他のシート搬送部と、前記シート搬送経路において前記吸収性樹脂粒子および前記固着剤が供給された前記連続シートに紫外線を照射する紫外線照射部とを備え、前記紫外線照射部が、前記連続シートまたは前記他の連続シートの一方のシートを介して前記連続シート上の前記固着剤に前記紫外線を照射する。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の吸収シート製造装置であって、前記材料供給部が、前記連続シートの前記一の面に前記固着剤を塗布する固着剤塗布部と、前記固着剤が塗布された前記一の面上に前記吸収性樹脂粒子を供給する粒子供給部とを備える。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の吸収シート製造装置であって、前記材料供給部が、前記吸収性樹脂粒子の表面に前記固着剤を付着させた状態で、前記吸収性樹脂粒子および前記固着剤を前記連続シート上に供給する。
請求項に記載の発明は、請求項1ないし3のいずれか1つに記載の吸収シート製造装置であって、前記一方のシートにおける前記紫外線の透過率が、15%以上である。
請求項に記載の発明は、請求項1ないし4のいずれか1つに記載の吸収シート製造装置であって、前記一方のシートにおける白色顔料の含有率が、0.5質量%以下である。
請求項6に記載の発明は、請求項1ないし5のいずれか1つに記載の吸収シート製造装置であって、前記固着剤に含まれる紫外線硬化樹脂が、アクリルコポリマーを含む。
請求項に記載の発明は、吸収シート製造方法であって、a)連続シートをシート搬送経路に沿って連続的に搬送する工程と、b)吸収性樹脂粒子および紫外線硬化性を有する液状の固着剤を個別に、または、混合して、前記シート搬送経路における前記連続シートの一の面上に供給する工程と、c)連続的に搬送される他の連続シートを、前記吸収性樹脂粒子および前記固着剤を挟んで前記連続シートに重ねる工程と、d)前記シート搬送経路において前記吸収性樹脂粒子および前記固着剤が供給された前記連続シートに紫外線を照射する工程とを備え、前記d)工程において、前記連続シートまたは前記他の連続シートの一方のシートを介して前記連続シート上の前記固着剤に前記紫外線が照射される。
請求項に記載の発明は、請求項に記載の吸収シート製造方法であって、前記b)工程が、前記連続シートの前記一の面に前記固着剤を塗布する工程と、前記固着剤が塗布された前記一の面上に前記吸収性樹脂粒子を供給する工程とを備える。
請求項に記載の発明は、請求項に記載の吸収シート製造方法であって、前記b)工程において、前記吸収性樹脂粒子の表面に前記固着剤を付着させた状態で、前記吸収性樹脂粒子および前記固着剤が前記連続シート上に供給される。
請求項10に記載の発明は、請求項7ないし9のいずれか1つに記載の吸収シート製造方法であって、前記一方のシートにおける前記紫外線の透過率が、15%以上である。
請求項11に記載の発明は、請求項7ないし10のいずれか1つに記載の吸収シート製造方法であって、前記一方のシートにおける白色顔料の含有率が、0.5質量%以下である。
請求項12に記載の発明は、請求項7ないし11のいずれか1つに記載の吸収シート製造方法であって、前記固着剤に含まれる紫外線硬化樹脂が、アクリルコポリマーを含む。
本発明によれば、吸収性樹脂粒子を連続シートに容易に固着させることができる。
吸収シート製造装置の構成を示す図である。 吸収シートを製造する処理の流れを示す図である。 連続シート上の吸収性樹脂粒子を示す図である。 吸収シート製造装置の他の例を示す図である。 吸収シートを製造する処理の流れを示す図である。 材料供給部の他の例を示す図である。 材料供給部の他の例を示す図である。
図1は、本発明の関連技術に係る吸収シート製造装置1の構成を示す図である。図1では、互いに直交するX方向、Y方向およびZ方向を矢印で示している。吸収シート製造装置1は、連続的に搬送される連続シート91に吸収性樹脂粒子81を固着させて吸収シートを製造する装置である。例えば、吸収シートは、使い捨ておむつや軽失禁用の吸収パッド等の吸収性物品の製造に利用される。
吸収シート製造装置1は、シート搬送部21と、固着剤塗布部44と、粒子供給部41と、紫外線照射部5とを備える。シート搬送部21は、複数の搬送ローラ211を備える。図1では、2つの搬送ローラ211のみを図示しているが、実際には、多数の搬送ローラが設けられる(他の図において同様)。各搬送ローラ211は、水平方向を向く所定の軸方向(図1中のY方向)に延びる略円柱状である。搬送ローラ211は、軸方向に平行な中心軸を中心として回転可能に支持される。搬送ローラ211は、例えば金属により形成される。複数の搬送ローラ211には、連続シート91が掛けられており、搬送モータに接続された一部のローラが回転することにより、連続シート91がその長手方向に沿って連続的に移動する。換言すると、複数の搬送ローラを順に経由するシート搬送経路に沿って連続シート91が連続的に搬送される。吸収シート製造装置1におけるシート搬送経路は、固着剤塗布部44の下方と、粒子供給部41の下方と、紫外線照射部5の下方とを順に通過する。
連続シート91は、典型的には、各種繊維により形成された繊維基材シートであり、一例では、不織布である。好ましい連続シート91は、表面を界面活性剤により親水処理した疎水性繊維にて形成された透液性の不織布である。連続シート91を形成する繊維は、例えば、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエステル、ポリアミド、セルロース(再生繊維および半合成繊維のいずれであってもよい。)等である。連続シート91を形成する繊維は捲縮していることが好ましく、これにより、後述する吸収性樹脂粒子81の連続シート91上への供給において、吸収性樹脂粒子81を繊維間で適切に保持することが可能となる。連続シート91として、ティッシュ等が利用されてもよい。吸収シート製造装置1では、粒子供給部41の下方において上方を向く面911((+Z)方向を向く面911)上に吸収性樹脂粒子81が供給されるため、以下、当該面911を「粒子供給面911」という。
粒子供給部41は、シリンダ部421と、カバー部426と、粒子貯留部43とを備える。図1では、軸方向に垂直な面における、粒子供給部41の断面を示している(後述の図4において同様)。粒子貯留部43は、例えば、上方に向かうに従ってX方向の幅が大きくなる容器であり、吸収性樹脂粒子81を貯溜する。粒子貯留部43は、例えば金属により形成される。吸収性樹脂粒子81は、粒状の高吸収性ポリマー(SAP(Super Absorbent Polymer))である。吸収性樹脂粒子81の典型的な材料は、アクリル酸ポリマーである。もちろん、吸収性樹脂粒子81は、他の種類の樹脂により形成されてもよい。吸収性樹脂粒子81の平均粒径は、例えば250~800μmである。
シリンダ部421は、粒子貯留部43の下側に設けられる。シリンダ部421は、搬送ローラ211の軸方向に平行な回転軸R1を中心とする円筒状である。シリンダ部421の外周面には、軸方向の複数の位置のそれぞれにおいて、複数の凹部422が回転軸R1を中心とする周方向に配列される。軸方向の同じ位置にて周方向に並ぶ複数の凹部422を凹部列と呼ぶと、シリンダ部421では複数の凹部列が軸方向に並ぶ。シリンダ部421は、図示省略のモータに接続され、モータの駆動によりシリンダ部421が回転軸R1を中心として図1中の反時計回りに回転する。回転するシリンダ部421の各凹部422が粒子貯留部43と対向する位置を通過する際に、当該凹部422に吸収性樹脂粒子81が充填される。
カバー部426は、粒子貯留部43からシリンダ部421の回転方向の前側へと広がる。各凹部422は粒子貯留部43を通り過ぎた後、シリンダ部421の最下部近傍へと到達するまでの間、カバー部426により閉塞される。そして、各凹部422が、カバー部426の先端を通過する際に、当該凹部422内の吸収性樹脂粒子81が連続シート91の粒子供給面911に供給(散布)される。以下の説明では、シート搬送経路において、連続シート91上に吸収性樹脂粒子81が供給される位置(図1の例では、カバー部426の先端近傍の位置)を「粒子供給位置」という。
固着剤塗布部44は、連続シート91のシート搬送経路において、粒子供給位置よりも上流側の位置に対して設けられる。固着剤塗布部44は、紫外線硬化性を有する液状の固着剤(以下、「UV固着剤」という。)をノズルから連続シート91の粒子供給面911に向かって連続的に噴霧し、粒子供給面911にUV固着剤を塗布する。以下の説明では、シート搬送経路において、固着剤塗布部44により粒子供給面911にUV固着剤が塗布される位置を「固着剤塗布位置」という。
UV固着剤は、紫外線の照射により重合が開始されるオリゴマーまたはモノマーである紫外線硬化樹脂を含む。紫外線硬化樹脂は、ラジカル重合型またはカチオン重合型のいずれであってもよい。ラジカル重合型の紫外線硬化樹脂として、アクリル樹脂アクリレート、エポキシアクリレート、ウレタン系アクリレート、ポリエステルアクリレート、アクリレートモノマー等が例示される。また、これらのアクリレート系以外に、不飽和ポリエステルを用いた紫外線硬化樹脂が利用されてもよい。カチオン重合型の紫外線硬化樹脂として、脂環式エポキシ、環状エーテル等が例示される。後述するように、UV固着剤は、水分を吸収する吸収性樹脂粒子81の固着に用いられるため、水になじみ易いことが好ましい。このような観点では、UV固着剤の紫外線硬化樹脂として、アクリルコポリマーを含んでいるBASF社製のacResin(登録商標)A204UV、A260UV等が用いられることが好ましい。典型的には、UV固着剤は、紫外線硬化樹脂に加えて、光重合開始剤を含む。光重合開始剤は、添加剤としてUV固着剤に含められる以外に、オリゴマーの側鎖に結合してもよい。また、UV固着剤は、フィラー、顔料、紫外線吸収剤、粘着付与剤等の他の添加剤を含んでもよい。
紫外線照射部5は、紫外線を出射する光源部を備える。当該光源部は、例えば、LED(発光ダイオード)、メタルハライドランプ、または、高圧水銀灯等である。紫外線照射部5は、連続シート91のシート搬送経路において、粒子供給位置よりも下流側の位置に対して設けられる。すなわち、連続シート91は、粒子供給部41の下方を通過した後、紫外線照射部5に対向する位置へと到達する。紫外線照射部5は、連続シート91の粒子供給面911に紫外線を照射することにより、粒子供給面911上のUV固着剤を硬化させる。紫外線照射部5による紫外線の照射は、連続的であっても、断続的(パルス照射)であってもよい。以下の説明では、シート搬送経路において紫外線照射部5により連続シート91に紫外線が照射される位置を「紫外線照射位置」という。
図2は、吸収シート製造装置1が吸収シートを製造する処理の流れを示す図である。吸収シートの製造では、シート搬送部21により連続シート91がシート搬送経路に沿って連続的に搬送される(ステップS11)。図2における後述のステップS12~S14は、連続シート91の連続的な搬送に並行して行われる。以下の説明では、連続シート91の一の部位(以下、「注目部位」という。)に注目して、吸収シート製造装置1における連続シート91に対する処理を説明する。連続シート91の他の部位についても、注目部位と同様の処理が行われる。
連続シート91の注目部位は、搬送ローラ211を介して固着剤塗布位置へと移動する。固着剤塗布位置では、固着剤塗布部44がUV固着剤を噴霧することにより、注目部位における粒子供給面911において、吸収性樹脂粒子81が供給される予定の領域にUV固着剤が塗布される(ステップS12)。固着剤塗布位置を通過した注目部位は、粒子供給位置へと移動する。固着剤塗布位置および粒子供給位置では、連続シート91は、粒子供給面911が水平な状態でシート搬送経路に沿って移動しており、粒子供給部41により、注目部位における上方を向く粒子供給面911上に吸収性樹脂粒子81が供給される(ステップS13)。本処理例では、図3に示すように、吸収性樹脂粒子81は、粒子供給面911上において連続シート91のエッジ近傍を除き、ほぼ均一に分散する。粒子供給面911では、液状のUV固着剤が連続シート91の繊維上で広がっており、供給された吸収性樹脂粒子81の表面の一部が当該UV固着剤に接触する。
粒子供給位置を通過した注目部位は、粒子供給面911が水平な状態を維持したまま紫外線照射位置へと移動する。紫外線照射位置では、連続シート91の粒子供給面911に、紫外線照射部5から紫外線が照射される(ステップS14)。これにより、注目部位上のUV固着剤が硬化し、UV固着剤を介して吸収性樹脂粒子81と連続シート91とが接合される。すなわち、吸収性樹脂粒子81が連続シート91の注目部位に固着する。
紫外線照射位置を通過した注目部位は、シート搬送経路に沿って移動し、次の処理部へと向かう。以上のようにして、吸収性樹脂粒子81を含む吸収シートの連続体が製造される。図1の吸収シートの連続体では、連続シート91上の吸収性樹脂粒子81がむき出しの状態である。吸収シートの連続体は、上述の次の処理部において所定の長さに切断され、吸収シートが得られる。当該吸収シートは、吸収性物品の製造等に用いられる。
以上に説明したように、吸収シート製造装置1では、シート搬送経路において、吸収性樹脂粒子81およびUV固着剤が供給された連続シート91に対して、紫外線照射部5により紫外線が照射される。これにより、吸収性樹脂粒子81を連続シート91に容易に固着させることができる。また、連続シート91に対する吸収性樹脂粒子81およびUV固着剤の供給では、粒子供給面911にUV固着剤が塗布された後、粒子供給面911上に吸収性樹脂粒子81が供給される。これにより、粒子供給面911と吸収性樹脂粒子81との間にUV固着剤を介在させて、吸収性樹脂粒子81を連続シート91により確実に固着させることができる。
なお、UV固着剤を用いる吸収シート製造装置1では、連続シート91上のUV固着剤が硬化するタイミングを、紫外線を照射する位置により決定することが可能である。すなわち、UV固着剤は、連続シート91上への塗布後、一定時間で硬化するホットメルト接着剤とは異なる特性を有している。
図4は、本発明の一の実施の形態に係る吸収シート製造装置を示す図である。図4の吸収シート製造装置1では、図1の吸収シート製造装置1と比較して、もう1つのシート搬送部22が追加される点で相違する。他の構成は、図1の吸収シート製造装置1と同様であり、同じ構成に同じ符号を付す。図4の吸収シート製造装置1の説明では、シート搬送部21,22をそれぞれ「第1シート搬送部21」および「第2シート搬送部22」という。また、後述するように、第2シート搬送部22により、連続シート91とは異なる連続シート92が搬送されるため、連続シート91,92をそれぞれ「第1連続シート91」および「第2連続シート92」という。
第2シート搬送部22は、複数の搬送ローラ221を備える。各搬送ローラ221は、軸方向(Y方向)に延びる略円柱状である。搬送ローラ221は、軸方向に平行な中心軸を中心として回転可能に支持される。搬送ローラ221は、例えば金属により形成される。複数の搬送ローラ221には、第2連続シート92が掛けられており、搬送モータに接続された一部のローラが回転することにより、第2連続シート92がその長手方向に沿って連続的に移動する。例えば、第2連続シート92は、第1連続シート91と同様に、各種繊維により形成された繊維基材シートであり、典型的には、透液性の不織布である。第2連続シート92は、ティッシュ等の他の繊維基材シートであってもよい。
第2シート搬送部22は、ニップローラ222をさらに備える。ニップローラ222は、上下方向(Z方向)に互いに対向して配置された一対のローラであり、第1シート搬送部21による第1連続シート91のシート搬送経路に設けられる。複数の搬送ローラ221は、第2連続シート92をニップローラ222へと搬送し、ニップローラ222において第2連続シート92が、第1連続シート91の粒子供給面911上に重ねられる。後述するように、第1連続シート91のシート搬送経路において、ニップローラ222は粒子供給位置よりも下流側に位置しており、第2連続シート92は吸収性樹脂粒子81を挟んで、第1連続シート91に重ねられる。第2連続シート92は、第1連続シート91に重ねられるカバーシートである。
以下の説明では、第2連続シート92が第1連続シート91に重ねられた際に、吸収性樹脂粒子81と接触する第2連続シート92の面921を「対向面921」という。また、第1連続シート91のシート搬送経路において、第1連続シート91上に第2連続シート92が重ねられる位置を「シート重ね位置」という。シート重ね位置は、第1連続シート91のシート搬送経路における粒子供給位置と紫外線照射位置との間に位置する。換言すると、シート重ね位置は、紫外線照射位置よりも上流側に位置する。
図5は、吸収シート製造装置1が吸収シートを製造する処理の流れを示す図である。吸収シートの製造では、第1シート搬送部21により第1連続シート91がシート搬送経路に沿って連続的に搬送される(ステップS11)。図2の処理例と同様に、図5におけるステップS12からステップS14までの処理は、第1連続シート91の連続的な搬送に並行して行われる。
第1連続シート91の注目部位が、固着剤塗布位置へと到達すると、固着剤塗布部44により、注目部位における粒子供給面911にUV固着剤が塗布される(ステップS12)。注目部位は、粒子供給位置へと移動し、粒子供給部41により、注目部位における粒子供給面911上に吸収性樹脂粒子81が供給される(ステップS13)。その後、第1連続シート91の注目部位は、粒子供給面911が水平な状態を維持したままシート重ね位置へと移動する。
一方、第2シート搬送部22では、第2連続シート92が連続的に搬送される(ステップS13a)。図5における既述のステップS11~S13、並びに、後述のステップS13b,S14は、第2連続シート92の連続的な搬送に並行して行われる。第2連続シート92の各部位は、搬送ローラ221を介してシート重ね位置へと移動し、ニップローラ222により第1連続シート91上に重ねられる(ステップS13b)。すなわち、シート重ね位置へと到達した第1連続シート91の注目部位に対して、第2連続シート92の対応する部位が重ねられる。図4の吸収シート製造装置1では、粒子供給位置とシート重ね位置とが近接しており、吸収性樹脂粒子81は、第1連続シート91上に供給された直後に、第2連続シート92により覆われる。
第1連続シート91の注目部位は、第2連続シート92の対応する部位とともに、紫外線照射位置へと移動する。紫外線照射部5は、第2連続シート92の(+Z)側(第1連続シート91とは反対側)に配置されており、第2連続シート92において対向面921とは反対側の面に、紫外線照射部5から紫外線が照射される(ステップS14)。
ここで、本実施の形態では、白色顔料の含有率が低い繊維基材シートが、第2連続シート92として用いられている。白色顔料は、例えば酸化チタン、酸化亜鉛である。第2連続シート92では、白色顔料の含有率が、好ましくは0.5質量%以下であり、より好ましくは0.3質量%以下である。白色顔料の含有率が、0質量%であってもよい。繊維基材シートでは、白色顔料の含有率が低いほど、紫外線が散乱しにくくなり、紫外線の透過率が高くなる。第2連続シート92では、紫外線の透過率が、好ましくは15%以上であり、より好ましくは20%以上である(例えば99%以下)。紫外線の透過率は、例えば分光光度計を用いて測定される、波長280~400nmの光の入射強度と透過強度の比の百分率((透過強度/入射強度)×100[%])として求められる。
第2連続シート92における紫外線の透過率が高いことにより、図4の吸収シート製造装置1では、第1連続シート91上のUV固着剤に対して、第2連続シート92を介してある程度の量の紫外線を照射することが可能となる。これにより、注目部位上のUV固着剤が硬化し、吸収性樹脂粒子81が第1連続シート91の注目部位に固着する。また、第2連続シート92が第1連続シート91に重ねられた際に、第1連続シート91上のUV固着剤は、第2連続シート92の対向面921にも広がっている。したがって、UV固着剤により、第1連続シート91および第2連続シート92が互いに接合され、吸収性樹脂粒子81が第2連続シート92にも実質的に固着される。なお、第1連続シート91上のUV固着剤に対する紫外線の照射が可能であるならば、第2連続シート92が、複数の開口を有するプラスチックフィルム、または、ウレタンシート等の多孔質シートであってもよい。
以上の処理により、吸収性樹脂粒子81を含む吸収シートの連続体が製造される。図4の吸収シートの連続体では、吸収性樹脂粒子81が第1連続シート91と第2連続シート92との間に挟まれる。吸収シートの連続体は、後段の処理部において所定の長さに切断され、吸収シートが得られる。当該吸収シートは、吸収性物品の製造等に用いられる。
図4の吸収シート製造装置1では、紫外線照射部5が第1連続シート91の下方((-Z)側)に配置され、第1連続シート91を介して第1連続シート91上のUV固着剤に紫外線が照射されてもよい。すなわち、紫外線照射部5は、第1連続シート91または第2連続シート92の一方のシートを介して、第1連続シート91上のUV固着剤に紫外線を照射すればよい。
以上に説明したように、図4の吸収シート製造装置1では、連続的に搬送される第1連続シート91の粒子供給面911に対して、UV固着剤が塗布され、続いて、吸収性樹脂粒子81が供給される。その後、第2連続シート92が、吸収性樹脂粒子81およびUV固着剤を挟んで第1連続シート91に重ねられ、第1連続シート91または第2連続シート92の一方のシートを介して第1連続シート91上のUV固着剤に紫外線が照射される。これにより、吸収性樹脂粒子81を第1連続シート91および第2連続シート92に容易に固着させることが可能となる。
また、粒子供給位置と紫外線照射位置との間において、第2連続シート92が第1連続シート91に重ねられる。これにより、第1連続シート91の移動において、第1連続シート91上の吸収性樹脂粒子81が周囲に飛散することを抑制することが可能となる。また、上記一方のシートにおける紫外線の透過率が、15%以上であることにより、UV固着剤を容易に硬化させることができる。上記一方のシートにおける白色顔料の含有率が、0.5質量%以下であることにより、上記一方のシートにおける紫外線の透過率(紫外線に対する透明性)を容易に高くすることができる。なお、上記一方のシートが透明なフィルムであってもよく、この場合、紫外線の透過率を一層高くすることが可能である。
ここで、連続シート91(第1連続シート91)の粒子供給面911上にUV固着剤および吸収性樹脂粒子81を供給する構成を、「材料供給部4」と総称する。この場合、図1および図4の吸収シート製造装置1では、材料供給部4が、固着剤塗布部44および粒子供給部41を含み、材料供給部4により、UV固着剤および吸収性樹脂粒子81が個別に、シート搬送経路における連続シート91の粒子供給面911上に供給される。なお、材料供給部4は、必要に応じて、固着剤塗布部44および粒子供給部41以外の構成を含んでもよい。
一方、材料供給部は、吸収性樹脂粒子81およびUV固着剤を混合して連続シート91の粒子供給面911上に供給するものであってもよい。以下、このような材料供給部4aについて、図6を参照して説明する。
図6の吸収シート製造装置1aでは、材料供給部4aが、粒子貯留部43と、シリンダ部427と、傾斜板428と、固着剤噴霧部45とを備える。シリンダ部427は、軸方向(図6中のY方向)に平行な回転軸R2を中心とする円筒状であり、その外周面は平らな円筒面である。シリンダ部427は、図示省略のモータに接続され、モータの駆動によりシリンダ部427が回転軸R2を中心として図6中の時計回りに回転する。
粒子貯留部43は、略箱状であり、シリンダ部427の上側((+Z)側)に配置される。粒子貯留部43では、吸収性樹脂粒子81が貯留される。粒子貯留部43の下部には、軸方向に長い供給口が設けられる。供給口は、回転軸R2の真上近傍にてシリンダ部427の外周面に近接し、供給口から当該外周面上に吸収性樹脂粒子81が連続的に供給される。傾斜板428は、シリンダ部427の下側((-Z)側)に配置される。傾斜板428は、下方に向かうに従って(+X)側に傾斜する。傾斜板428の下方では、シート搬送部21(図1参照)により連続シート91が(+X)方向に向かって連続的に移動する。シリンダ部427の外周面上に供給された吸収性樹脂粒子81は、傾斜板428に沿って落下し、連続シート91の粒子供給面911上に供給(散布)される。
固着剤噴霧部45は、傾斜板428に向かって液状のUV固着剤を噴霧する。これにより、吸収性樹脂粒子81が傾斜板428に沿って落下する際に、UV固着剤が吸収性樹脂粒子81の表面の一部に付着する。その結果、表面の一部がUV固着剤により覆われた吸収性樹脂粒子81が、連続シート91上に供給される。このようにして、材料供給部4aは、吸収性樹脂粒子81およびUV固着剤を混合して連続シート91上に供給する。連続シート91上の吸収性樹脂粒子81には、紫外線照射部5により紫外線が照射され、吸収性樹脂粒子81が連続シート91に固着する。
以上のように、図6の吸収シート製造装置1aでは、材料供給部4aが、吸収性樹脂粒子81の表面にUV固着剤を付着させた状態で、吸収性樹脂粒子81およびUV固着剤を連続シート91上に供給する。これにより、粒子供給面911において吸収性樹脂粒子81が存在しない領域にUV固着剤が付着することを防止または抑制することができる。その結果、図1および図4の材料供給部4と比較して、吸収シートにおけるUV固着剤の使用量を低減することができる。また、吸収性樹脂粒子81およびUV固着剤が供給された連続シート91に紫外線を照射することにより、吸収性樹脂粒子81を連続シート91に容易に固着させることができる。
なお、図6の材料供給部4aにおいて、粒子貯留部43内の吸収性樹脂粒子81が、シリンダ部427以外の部材を介して傾斜板428に供給されてもよい。例えば、粒子貯留部43が、傾斜板428からY方向に離れた位置に配置されるとともに、粒子貯留部43の下部にY方向に延びる散布管が設けられる。散布管の内部には、スクリューが設けられ、スクリューの回転により粒子貯留部43内の吸収性樹脂粒子81が、散布管内に送られる。散布管内には、複数の貫通孔がY方向に沿って設けられる。散布管内の吸収性樹脂粒子81は、当該複数の貫通孔から傾斜板428に排出され、連続シート91上に供給される。
図7は、材料供給部4aの他の例を示す図である。材料供給部4aは、ケーシング46と、固着剤噴霧部45と、攪拌混合部47と、粒子貯留部43とを備える。ケーシング46は、例えば略水平方向を向く中心軸C1を中心とする円筒状であり、金属により形成される。図7では、中心軸C1を含む面におけるケーシング46の断面を示している。中心軸C1は、図7中のX方向に対して傾斜してもよい。中心軸C1の方向におけるケーシング46の一方の端部には、供給口461が設けられ、他方の端部には、排出口462が設けられる。供給口461および排出口462は、ケーシング46の内部空間460に接続する。供給口461は上方に向かって開口し、排出口462は下方に向かって開口する。供給口461は、粒子貯留部43に接続されており、粒子貯留部43から供給口461を介して内部空間460に吸収性樹脂粒子81が供給される。図7では、ケーシング46内の吸収性樹脂粒子81の図示を省略している。排出口462には、接続管49が設けられる。
固着剤噴霧部45は、ケーシング46に設けられるノズルを有し、液状のUV固着剤を内部空間460に噴霧する。例えば、内部空間460に供給されるUV固着剤の質量は、吸収性樹脂粒子81の質量の1/20~1/100である。攪拌混合部47は、回転機構471と、シャフト472と、複数のパドル473とを備える。シャフト472は、中心軸C1上に配置され、ケーシング46の内部空間460を貫通する。シャフト472は、ベアリング等を用いて回転可能に支持される。回転機構471は、シャフト472を回転する。複数のパドル473は、内部空間460においてシャフト472に沿って配列される。各パドル473は、一端がシャフト472に固定されることにより、シャフト472から中心軸C1を中心とする径方向に突出する。複数のパドル473がシャフト472と共に回転することにより、ケーシング46内において吸収性樹脂粒子81とUV固着剤とが攪拌される。
既述の排出口462は、例えばケーシング46の底部(中心軸C1に垂直な断面における底部)よりも上方に設けられ、内部空間460では、シャフト472の近傍まで吸収性樹脂粒子81が充填された状態が維持される。ケーシング46内に供給された吸収性樹脂粒子81およびUV固着剤は、内部空間460において充分に攪拌された後、排出口462から排出される。吸収性樹脂粒子81は、接続管49を介して連続シート91の粒子供給面911上に供給される。
以上のように、図7の吸収シート製造装置1aにおいても、材料供給部4aが、吸収性樹脂粒子81の表面にUV固着剤を付着させた状態で、吸収性樹脂粒子81およびUV固着剤を連続シート91上に供給する。これにより、図1および図4の材料供給部4と比較して、吸収シートにおけるUV固着剤の使用量を低減することができる。また、連続シート91に紫外線を照射して、吸収性樹脂粒子81を連続シート91に容易に固着させることができる。
ここで、特開2015-100610号公報および特開2017-221275号公報(上記特許文献1および2)のように、吸収性複合材を用いる比較例の吸収シート製造装置を想定する。吸収性複合材では、吸収性樹脂粒子の表面に熱溶融性の固着剤が設けられる。比較例の吸収シート製造装置を用いた吸収シートの量産では、連続シート91を連続的に搬送しつつ、当該連続シート91上において吸収性複合材の固着剤を溶融および固化させる必要がある。しかしながら、固着剤を溶融させるにはある程度の加熱時間を要するため、連続的に搬送される連続シート91に吸収性複合材(吸収性樹脂粒子)を固着させることは容易ではない。換言すると、比較例の吸収シート製造装置では、吸収シートにおいて吸収性樹脂粒子の担持が不十分となる可能性がある。
これに対し、UV固着剤を用いる図6および図7の吸収シート製造装置1aでは、連続シート91に紫外線を照射することにより、UV固着剤を迅速に硬化させて、吸収性樹脂粒子81を連続シート91により確実に固着させることが可能となる。その結果、吸収性樹脂粒子81を十分に担持させた吸収シートを容易に製造することができる。図6および図7の吸収シート製造装置1aにおいて、図4の吸収シート製造装置1と同様に、第2シート搬送部22が設けられ、2つの連続シートの間に吸収性樹脂粒子81が配置された吸収シートが製造されてもよい。
上記吸収シート製造装置1,1aおよび吸収シートの製造では様々な変形が可能である。
図1および図4の吸収シート製造装置1において、他の構造の粒子供給部41が採用されてもよい。例えば、図6中の粒子貯留部43、シリンダ部427および傾斜板428を、粒子供給部41として利用することが可能である。また、材料供給部4,4aでは、粒子供給面911上に吸収性樹脂粒子81が不均一(ストライプ状、ドット状等)に供給されてもよい。固着剤塗布部44では、ノズルからの噴霧以外の手法により、UV固着剤が粒子供給面911に塗布されてもよい。
図1、図6および図7の吸収シート製造装置1,1aにおいて、紫外線照射部5が、連続シート91の粒子供給面911とは反対側の面に紫外線を照射してもよい。この場合でも、連続シート91における紫外線の透過率が高い場合には、図4の吸収シート製造装置1と同様に、連続シート91上のUV固着剤に当該連続シート91を介して紫外線を照射することが可能である。一方、連続シート91の粒子供給面911に紫外線を照射する場合には、連続シート91上のUV固着剤に紫外線をより確実に照射することが可能となる。
図4の吸収シート製造装置1では、シート搬送経路において、紫外線照射位置をシート重ね位置よりも上流側に配置して、第1連続シート91上のUV固着剤に紫外線が直接的に照射されてもよい。この場合でも、紫外線の照射後、UV固着剤が硬化するまでにある程度の時間を要するときには、第1連続シート91に対する吸収性樹脂粒子81の固着に加えて、第1連続シート91と第2連続シート92との接合が、UV固着剤により実現される。
また、吸収性樹脂粒子81を第1連続シート91に固着させた後に(UV固着剤が硬化した後に)、第2連続シート92が第1連続シート91の粒子供給面911に重ねられてもよい。この場合に、第1連続シート91と第2連続シート92とが、ホットメルト接着剤等により接合されてもよい。
上記実施の形態および各変形例における構成は、相互に矛盾しない限り適宜組み合わされてよい。
1,1a 吸収シート製造装置
4,4a 材料供給部
5 紫外線照射部
21,22 シート搬送部
41 粒子供給部
44 固着剤塗布部
81 吸収性樹脂粒子
91,92 連続シート
911 粒子供給面
S11~S14,S13a,S13b ステップ

Claims (12)

  1. 吸収シート製造装置であって、
    連続シートをシート搬送経路に沿って連続的に搬送するシート搬送部と、
    吸収性樹脂粒子および紫外線硬化性を有する液状の固着剤を個別に、または、混合して、前記シート搬送経路における前記連続シートの一の面上に供給する材料供給部と、
    他の連続シートを連続的に搬送するとともに、前記他の連続シートを、前記吸収性樹脂粒子および前記固着剤を挟んで前記連続シートに重ねる他のシート搬送部と、
    前記シート搬送経路において前記吸収性樹脂粒子および前記固着剤が供給された前記連続シートに紫外線を照射する紫外線照射部と、
    を備え
    前記紫外線照射部が、前記連続シートまたは前記他の連続シートの一方のシートを介して前記連続シート上の前記固着剤に前記紫外線を照射することを特徴とする吸収シート製造装置。
  2. 請求項1に記載の吸収シート製造装置であって、
    前記材料供給部が、
    前記連続シートの前記一の面に前記固着剤を塗布する固着剤塗布部と、
    前記固着剤が塗布された前記一の面上に前記吸収性樹脂粒子を供給する粒子供給部と、
    を備えることを特徴とする吸収シート製造装置。
  3. 請求項1に記載の吸収シート製造装置であって、
    前記材料供給部が、前記吸収性樹脂粒子の表面に前記固着剤を付着させた状態で、前記吸収性樹脂粒子および前記固着剤を前記連続シート上に供給することを特徴とする吸収シート製造装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれか1つに記載の吸収シート製造装置であって、
    前記一方のシートにおける前記紫外線の透過率が、15%以上であることを特徴とする吸収シート製造装置。
  5. 請求項1ないし4のいずれか1つに記載の吸収シート製造装置であって、
    前記一方のシートにおける白色顔料の含有率が、0.5質量%以下であることを特徴とする吸収シート製造装置。
  6. 請求項1ないし5のいずれか1つに記載の吸収シート製造装置であって、
    前記固着剤に含まれる紫外線硬化樹脂が、アクリルコポリマーを含むことを特徴とする吸収シート製造装置。
  7. 吸収シート製造方法であって、
    a)連続シートをシート搬送経路に沿って連続的に搬送する工程と、
    b)吸収性樹脂粒子および紫外線硬化性を有する液状の固着剤を個別に、または、混合して、前記シート搬送経路における前記連続シートの一の面上に供給する工程と、
    c)連続的に搬送される他の連続シートを、前記吸収性樹脂粒子および前記固着剤を挟んで前記連続シートに重ねる工程と、
    d)前記シート搬送経路において前記吸収性樹脂粒子および前記固着剤が供給された前記連続シートに紫外線を照射する工程と、
    を備え
    前記d)工程において、前記連続シートまたは前記他の連続シートの一方のシートを介して前記連続シート上の前記固着剤に前記紫外線が照射されることを特徴とする吸収シート製造方法。
  8. 請求項に記載の吸収シート製造方法であって、
    前記b)工程が、
    前記連続シートの前記一の面に前記固着剤を塗布する工程と、
    前記固着剤が塗布された前記一の面上に前記吸収性樹脂粒子を供給する工程と、
    を備えることを特徴とする吸収シート製造方法。
  9. 請求項に記載の吸収シート製造方法であって、
    前記b)工程において、前記吸収性樹脂粒子の表面に前記固着剤を付着させた状態で、前記吸収性樹脂粒子および前記固着剤が前記連続シート上に供給されることを特徴とする吸収シート製造方法。
  10. 請求項7ないし9のいずれか1つに記載の吸収シート製造方法であって、
    前記一方のシートにおける前記紫外線の透過率が、15%以上であることを特徴とする吸収シート製造方法。
  11. 請求項7ないし10のいずれか1つに記載の吸収シート製造方法であって、
    前記一方のシートにおける白色顔料の含有率が、0.5質量%以下であることを特徴とする吸収シート製造方法。
  12. 請求項7ないし11のいずれか1つに記載の吸収シート製造方法であって、
    前記固着剤に含まれる紫外線硬化樹脂が、アクリルコポリマーを含むことを特徴とする吸収シート製造方法。
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