JP7397548B1 - 帽子 - Google Patents

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Abstract

【課題】構造が簡単であって頭部を効率的に冷却することができる帽子を提供する。【解決手段】被着者の頭部100が接触するスベリ20と、被着者の前方に伸びるツバ30と、被着者の頭部の上部を覆う上側部分12及び頭部よりも前方に伸びる前側部分11を有するクラウン10とを備え、ツバの少なくとも一部は上方に前側部分が存している覆われ部分であって、前側部分と覆われ部分との間にはツバ上側空間25が存しており、覆われ部分には面積が10cm2以上の開口部32が設けられており、被着者の頭部の上部とクラウンの間には頭部上側空間26が存しているとともに、ツバ上側空間と頭部上側空間とは連通しており、クラウンの上側部分は前側部分よりも通気性が大きい帽子1である。【選択図】図1

Description

本発明は帽子に関するものである。
地球温暖化の影響により、平均気温が年々上昇してきており、熱中症に罹患しやすい期間も長期化するようになってきている。そのため、夏季等の日射量の多い日中の時間帯には戸外に出ることを避けるようにすることが推奨されている。しかしながら、夏季においても戸外で運動を行ったり外出したりするニーズは大きく、特に子供にとっては外で遊びたいという要望が強い。そのため、熱中症を防止するための様々な工夫が行われている。
例えば、直射日光から頭部を守る帽子に関しては、冷却機能を付与する様々な工夫がなされている。特許文献1には帽子本体に頭に向かって送風するファンを取り付けた帽子が開示されている。また、特許文献2乃至4には帽子の構造に工夫をして頭部に空気を流入させて頭部を冷却する帽子が開示されている。
特開平06-173109号公報 特開2014-88631号公報 特開2021-181668号公報 特開2015-117443号公報
しかしながら、特許文献1に開示されたファンを取り付けた帽子は、重量が大きくなってしまい、ファンが故障するおそれがあるとともに高価になるという問題があった。また特許文献2乃至4に開示された帽子は構造が特殊であって製造コストが大きくなる割には頭部の冷却効率があまり高くないという問題があった。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、構造が簡単であって頭部を効率的に冷却することができる帽子を提供することにある。
本発明に係る第1の帽子は、被着者の頭部が接触するスベリと、前記被着者の前方に伸びるツバと、前記被着者の頭部の上部を覆う上側部分及び頭部よりも前方に伸びる前側部分を有するクラウンとを備え、前記ツバの少なくとも一部は上方に前記前側部分が存している覆われ部分であって、前記前側部分と前記覆われ部分との間にはツバ上側空間が存しており、前記覆われ部分には面積が10cm以上の開口部が設けられており、前記被着者の頭部の上部と前記クラウンの間には頭部上側空間が存しているとともに、前記ツバ上側空間と前記頭部上側空間とは連通しており、前記クラウンの前記上側部分は前記前側部分よりも通気性が大きい特徴を備えている。
前記クラウンの前記上側部分はメッシュ生地からなっていてもよい。
前記クラウンの前記前側部分は吸水性素材からなる水保持部材を備えていてもよい。
本発明に係る第2の帽子は、被着者の頭部が接触するスベリと、前記スベリに取り付けられて前記被着者の前方に伸びる枠体と、前記被着者の頭部の上部を覆う上側部分と、頭部よりも前方に伸びる前側部分とを有するクラウンとを備え、前記枠体と前記スベリとの間は開口部であり、当該開口部の面積は10cm以上であり、前記枠体には前記前側部分が接続されており、前記クラウンの前記上側部分は前記前側部分よりも通気性が大きい特徴を備えている。
前記クラウンは前記被着者の頭部の上側の側方部の少なくとも一部を覆うと共に、前記クラウンと覆われた前記頭部の上側の側方部との間には前記ツバ上側空間と連通している側方部空間が存していてもよい。
本発明に係る帽子においては、ツバ上側空間に流入した空気が頭部上側空間を通ってクラウンの上側部分から外部に出ていくので、多量の空気の流れが生成して被着者の頭部が効率的に冷却される。
実施形態に係る帽子を被着者が被った状態を左側から見た模式的な図である。 実施形態に係るツバを示す模式的な図である。 実施形態に係る帽子を下側から見た模式的な図である。 別の実施形態に係る帽子のツバ部分とスベリの一部のみを示した模式的な図である。 他の実施形態に係る帽子の一部を示した模式的な図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものではない。
(実施形態1)
図1は実施形態1に係る帽子1を被った人物を左側から見た図であって、説明をしやすくするためにクラウン10の左側半分を取り去った状態を示している。本実施形態の帽子1は、いわゆるハンチング帽の構造を有しており、被着者の頭部100に接触して帽子1を頭部100に固定するスベリ20と、頭部100の前側に伸びるツバ30と、頭部100を覆うクラウン10を備えている。
スベリ20は帯状部材をリング状にしたものであって、布や樹脂等で構成されている。被る人によって頭部100周囲の長さが異なるので、スベリ20には長さを調節する構造、例えば一部をゴム等の弾性部材にした構造、面ファスナーを一部に導入した構造、一部にベルトとバックルを組み込んだ構造等を導入してもよい。
ツバ30は、ひさしともいい、樹脂からなる板状の芯の表面に布を取り付けた構造が一般的であるが、表面の布を省いても構わない。ツバ30はスベリ20の前方部分に取り付けられていて前側に伸びている。また、本実施形態のツバ30は、図2に示すように中央部分が切り取られて開口部32が設けられている。本実施形態では開口部32は三日月形状である。
クラウン10は、前側部分11と上側部分12とを有している。前側部分11はツバ30の上方(スベリ20よりも前側の上方)に設けられていて、ツバ30の全体がクラウン10の前側部分11に覆われている覆われ部分となっている。ツバ30と前側部分11との間にはツバ上側空間25という空間がツバ30の横幅の全幅にわたって存在しており、ツバ30の開口部32によって外部(被着者の顔の前の空間)と連通している。また、クラウン10の上側部分12は、被着者の頭部100の上部に存在している部分であって頭部100の上部を覆っていると共に頭部100の上部との間に頭部上側空間26という空間を形成している。説明の都合上、ツバ上側空間25と頭部上側空間26とを境界部24によって区分けしているが、両空間はもともと一体の空間であるので、当然ツバ上側空間25と頭部上側空間26とは連通している。
クラウン10の前側部分11と上側部分12とは通気性が異なる構成を有している。具体的には、前側部分11と上側部分12とで異なる素材を用いたり、同じ素材を用いても上側部分12は1枚構成で、前側部分11は複数枚を重ねた構成として、前側部分11よりも上側部分12の方の通気性を大きくしている。一般にクラウン10には布地を用いており、例えば上側部分12には通気性が大きいメッシュ素材の布地(メッシュ生地)を用いて、前側部分11には合成繊維等を素材とした通気性の小さい生地を用いることが考えられる。
メッシュ生地は例えばダブルラッセル等のメッシュ素材からなる生地である。さらには、通気性と共にクッション性に優れた立体メッシュ素材からなるメッシュ生地を用いてもよい。立体メッシュとは、一般に3Dメッシュとも呼ばれる保冷性、通気性ならびにクッション性にすぐれた3次元網目構造を有する素材であって、たとえば3次元的編織物を含む。クッション性に優れた立体メッシュをクラウン10の素材に用いることにより、転倒の際やボール等が衝突してしまう際に頭部100を保護することができる。また、クラウン10の素材はUVを反射あるいは吸収する機能を有する素材であることが好ましい。
本実施形態の帽子1を被着者が被って前方に進むと、被着者の顔に当たった空気が顔に沿って上方に流れて、ツバ30の開口部32からツバ上側空間25に流入する。ツバ上側空間25の上を覆っているクラウン10の前側部分11は相対的に通気性が小さいので前側部分11から外部へ抜け出る空気の量は小さく、流入した空気のほとんどは頭部上側空間26及び側方部へと流れていく。頭部上側空間26へと流れ込んだ空気は、頭部100の上部に当たり、汗の水分を気化させて気化熱を奪い、通気性が大きいクラウン10の上側部分12から帽子1の外部へと流れ出ていく。このようなベンチレーションの機能によって被着者の頭部100の熱が奪われて冷却され、熱中症に罹患することを防止できると共に頭部が冷えることによって被着者の気分を向上させる。
ツバ30の開口部32の面積は10cm以上としており、20cm以上であることが好ましく30cm以上であることがより好ましい。本実施形態の開口部32は面積が35cmである。ツバ30の開口部32の面積が10cm未満であると、開口部32を通過する空気の流入量が少なくなってしまうと共に、ツバ上側空間25から頭部上側空間26へと流入していく空気の量が少なくなってしまう。そのため、被着者の頭部100の冷却効果が小さくなって、熱中症罹患の防止が不十分になったり、防止できなくなったりしてしまう。
開口部32は1つであることが好ましいが、複数に分割されていても構わない。ただし、開口部32が複数の開口からなっていて(例えば網目構造)、一つの開口の面積が0.1cm未満であると通気性が悪化するので、複数の開口が集合して開口部32を形成しているときは、各開口の面積は0.1cm以上であることが好ましく、各開口の面積の総和が10cm以上である。
また、被着者が立ち止まっていても、特許文献2乃至4に開示されているベースボールキャップ形状の帽子に比べて頭部上側空間26の体積が大きいため、この空間に汗が気化した蒸気が充満すると、通気性が大きいクラウン10の上側部分12から帽子1の外部に蒸気が流れ出る。そうすると、ツバ上側空間25から頭部上側空間26へと空気が流れ込み、ツバ30の開口部32からツバ上側空間25へ外部の空気が流れ込むというベンチレーション(換気)が生じる。この一連の空気の流れによって被着者の頭部100が冷却される。この冷却作用は、本実施形態においてツバ上側空間25及び頭部上側空間26の体積が十分に大きく(いずれも30cm以上)、クラウン10の上側部分12の通気性が大きいから生じるものである。
なお、ツバ上側空間25の体積は、上述のベンチレーション以外に帽子1全体の空気抵抗を決めるものでもあるため、空気抵抗の大きさとのバランスが重要になる。空気抵抗をできるだけ小さくしたいアスリート用等の帽子では、ツバ上側空間25の体積は小さくても構わない。なお、ツバ上側空間25の体積は開口部32にもツバ30が存していると仮定して算出を行う。また、頭部上側空間26の体積は、上述のベンチレーションが十分に生じるように、30cm以上であることが好ましいが、被着者の帽子を使用する目的に応じてツバ上側空間25及び頭部上側空間26の体積を加減調整することもありうる。
クラウン10の上側部分12は、JIS L 1096:2010(織物及び編物の生地試験方法)に規定されているフラジール形試験機によって測定される通気度が40cm/cm・s以上であると上記の冷却作用が十分に生じるので好ましく、60cm/cm・s以上であると冷却作用が向上するのでより好ましく、80cm/cm・s以上であるとさらに好ましい。
そして、クラウン10の前側部分11と上側部分12との通気性の差は通気度で表すと、両者の差が20cm/cm・s以上であるとツバ上側空間25から頭部上側空間26への空気の流れ込み量が多くなるので好ましく、30cm/cm・s以上であるとより好ましく、40cm/cm・s以上であるとさらに好ましい。
特許文献2乃至4に開示されている帽子は、頭部上側空間は狭いながらも存在するが、それと連通する本実施形態のツバ上側空間に該当する空間が存在しないため、頭部の冷却は不十分であり、本実施形態のような冷却作用はほとんど生じない。
図3は本実施形態の帽子1を下側(被着者の頭部の側)から見た図である。クラウン10の前側部分11及び上側部分12にはそれぞれ異なる向きのハッチングを付している。クラウン10の前側部分11及び上側部分12は、ツバ30や被着者の頭部100に密着するのではなくツバ上側空間25と頭部上側空間26とが存在するように、面積及び大きさに余裕を持った構成となっている。そして、頭部100の側部においてもクラウン10に余裕があって、頭部100の側部からクラウン10がはみ出しているので、クラウン10の上側部分12と頭部100側部との間に側方部空間27という空間が存在している。なお、側方部空間27には、クラウン10に使用する立体メッシュ等の記事の内部空間も含むものとする。
ツバ30の開口部32からツバ上側空間25に流入した空気は、頭部上側空間26だけではなく側方部空間27にも流れていって頭部100の側部を冷却する。側方部空間27を形作っているクラウン10の上側部分12は通気性の大きい素材で構成されているので、側方部空間27からも自然に空気が外部に流出していく。本実施形態では、このように側方部空間27が存在しているので、被着者の頭部100の上部に加えて側部も冷却されるので、頭部100の冷却効率が増大して熱中症に罹患することを、側方部空間27がない場合に比べてより防止することができる。
本実施形態に係る帽子1は、通常のハンチング帽においてツバ30に開口面積が10cm以上の開口部32を設け、ツバ30上のクラウン素材の方を頭部100の上側のクラウン素材よりも通気性がよいものにするという簡単な構成であって、被着者の頭部100を効率的に冷却することができる。
(実施形態2)
実施形態2に係る帽子は実施形態1に係る帽子とはツバの部分が異なっており、それ以外の部分は実施形態1と構成が同じであるので、実施形態1と異なるところを以下に説明する。
図4は実施形態2に係る帽子のツバ部分とスベリ20の一部を示した図である。本実施形態のツバ部分は、中空棒状のパイプ部材からなる枠体35がスベリ20から前方に半円状に突き出して形成されている。枠体35の素材は特に限定されないが、コストの面からプラスチック製であることが好ましい。クラウン10の前側部分11(図4には不図示)の前方及び側方の端部は枠体35に取り付けられている。枠体35とスベリ20との間が開口部36であって、開口部36の面積は10cm以上としており、20cm以上であることが好ましく30cm以上であることがより好ましい。
本実施形態では、ツバ部分が枠体35のみで構成されている形状であるので、ツバ上側空間(スベリ20よりも前側の上方空間)は外側空間(被着者の顔の前面空間)とほぼ一体になっている構成である。従って、帽子内のベンチレーションが容易に行われることになる。
本実施形態は実施形態1と同じ効果を奏するとともに、実施形態1と比較してツバの面積を小さくしても開口部36の面積を十分に確保することができる。
(実施形態3)
実施形態3に係る帽子は実施形態1に係る帽子とはクラウンの前側部分の構成が異なっており、それ以外の部分は実施形態1と構成が同じであるので、実施形態1と異なるところを以下に説明する。
図5は実施形態3に係る帽子2のクラウン部分を示した図である。本実施形態ではクラウンの前側部分11の表面部分(外面側)と上側部分12とはメッシュ生地を2枚重ねた素材からなっている。クラウンの前側部分11は外面側と内面側とによる二重構造からなるポケット部を有していて、このポケット部に吸水性素材からなる水保持部材40が挿入されている。ポケット部の外面側は2枚のメッシュ生地を重ねたものであり、内面側は1枚のメッシュ生地からなっている。水保持部材14は、例えば吸水性素材であるポリウレタン等からなるスポンジをシート状にしたものや、不織布シート、タオル、布地など様々な吸水性素材を用いることができる。
水保持部材14はポケット部から取り出すことができる。取り出した水保持部材14に水をしみ込ませて再びポケット部に納め、それから被着者が帽子2を被る。開口部32からツバ上側空間25に流入した空気の一部は、ポケット部の内面側のメッシュ生地を通過して水保持部材14に接触し、水を気化させることによって気化熱が奪われて空気が冷却される。あるいは水保持部材14から内面側のメッシュ生地に水がしみ出して、その水を空気が気化させて空気が冷却される。水保持部材14は通気性が非常に低いので、冷却された空気はツバ上側空間25から頭部上側空間26へと流入していって、被着者の頭部100を冷やした後、上側部材12から外部へと流出する。
また、水保持部材14に保持されている水は、クラウンの前側部分11の該面側及び内面側の生地にしみ出していき、さらにはクラウンの上側部分12にも移動していく。クラウンの前側部分11の生地及び上側部分12の生地にしみ出した水は、気化して外部に放出されていき、気化する際に気化熱を奪って帽子2及びその内部空間の空気を冷却する。これによって帽子2内がさらに冷却されて、被着者の頭部を実施形態1よりも効率的に冷却することができる。それ以外の点では、本実施形態は実施形態1と同じ効果を奏する。
(その他の実施形態)
上述の実施形態は本願発明の例示であって、本願発明はこれらの例に限定されず、これらの例に周知技術や慣用技術、公知技術を組み合わせたり、一部置き換えたりしてもよい。また当業者であれば容易に思いつく改変発明も本願発明に含まれる。
帽子の形状は、スベリとツバとクラウンとを備えていて、ツバ上側空間とそれに連通する頭部上側空間が存在すればよく、ハンチング帽に限定されない。
上記の実施形態では、ツバの全面の上方にクラウンの前側部分が存していて、ツバの全面が覆われ部分であるが、ツバの全面ではなく一部分が前側部分に覆われた覆われ部分であってもよい。この場合、例えばツバの後ろ半分が覆われ部分となる形態が挙げられる。
開口部の面積が10cm未満であっても被着者の前方からの単位時間あたりの空気の流入量が多い場合、例えば自転車の運転者用の帽子であったり、ランナーや走る割合の多い競技の競技者の帽子等では、開口部32の面積が5cm以上であれば被着者の頭部の冷却機能がある程度は確保できる。
クラウンの前側部分と上側部分との構成は上記の実施形態の例に限定されず、例えば実施形態1において、前側部分や側方部分は上側部分と同じメッシュ素材を用いて二重・三重にし、上側部分は一重にした構成であってもよい。
クラウンやスベリの素材は吸汗速乾性を備えていてもよい。特に皮膚と接触する部分に吸汗速乾性を備えた素材を用いると、その部分から汗が気化することで気化熱が奪われて、頭部を冷却する機能がより大きくなる。
ツバの開口部の形状は上記の実施形態の形状に限定されない。また、ツバの開口部に空気の流れを頭部上側空間へと導く形状のルーバー部を設けて、開口部を通る空気が頭側に流れるように促してもよい。
帽子の側部又は後部に、紫外線から首筋を保護する保護布を取り付けるための保護布取り付け部を設けてもよい。
上記の実施形態では側方部空間を設けているが、側方部空間は必須の構成ではなく、クラウンに使用する立体メッシュ素材の内部空間でもよく、全くなくてもよい。
クラウンの素材はメッシュに限定されない。例えば、不織布や通気性のよいリネン等の生地、ボイルや楊柳等の織り生地などを挙げることができる。また、メッシュと別素材との多層構造であってもよい。
クラウンの素材は、クッション性があると頭部を物理的に保護できるので好ましい。
実施形態3において、水保持部材をポケット部に入れてからポケット部の入り口を閉じてしまってもよい。また水保持部材をクラウンに貼り合わせたり縫い付けたりして固定してもよい。
1、2 帽子
10 クラウン
11 前側部分
12 上側部分
20 スベリ
25 ツバ上側空間
26 頭部上側空間
27 側方部空間
30 ツバ
32 開口部
35 枠体
36 開口部
40 水保持部材

Claims (5)

  1. 被着者の頭部が接触するスベリと、
    前記被着者の前方に伸びるツバと、
    前記被着者の頭部の上部を覆う上側部分及び頭部よりも前方に伸びる前側部分を有するクラウンと
    を備え、
    前記ツバの少なくとも一部は上方に前記前側部分が存していて、当該前側部分に覆われている覆われ部分であって、前記前側部分と前記覆われ部分との間にはツバ上側空間が存しており、
    前記覆われ部分には面積が10cm以上の開口部が設けられており、
    前記被着者の頭部の上部と前記クラウンの間には、前記頭部と接触している頭部上側空間が存しているとともに、前記ツバ上側空間と前記頭部上側空間とは一体であって連通しており、
    前記クラウンの前記上側部分は前記前側部分よりも通気性が大きい、帽子。
  2. 前記クラウンの前記上側部分はメッシュ生地からなる、請求項1に記載の帽子。
  3. 前記クラウンの前記前側部分は吸水性素材からなる水保持部材を備えている、請求項1又は2に記載の帽子。
  4. 被着者の頭部が接触するスベリと、
    前記スベリに取り付けられて前記被着者の前方に伸びる枠体と、
    前記被着者の頭部の上部を覆う上側部分と、頭部よりも前方に伸びる前側部分とを有するクラウンと
    を備え、
    前記枠体と前記スベリとの間は開口部であり、当該開口部の面積は10cm以上であり、
    前記枠体には前記前側部分が接続されており、
    前記前側部分は、前記枠体に接続された部分から後方の部分が前記開口部の上方を覆っており、
    前記クラウンの前記上側部分は前記前側部分よりも通気性が大きい、帽子。
  5. 前記クラウンは前記被着者の頭部の上側の側方部の少なくとも一部を覆うと共に、前記クラウンと覆われた前記頭部の上側の側方部との間には前記開口部と連通している側方部空間が存している、請求項1又は4に記載の帽子。
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