JP7396558B2 - 高床工法 - Google Patents

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Description

本発明は、台風等の自然災害における住宅の浸水や破損を防ぐため、氾濫した河川の洪水等から木造住宅を守るための住宅嵩上げ工法に関するものである。
近年、大型台風により河川が氾濫して住宅等の床上まで浸水するという被害が多発している。
さらに、増水した河川の水により下水が逆流してマンホール等から下水が噴き出し住宅内部に浸水するという水害も発生している。
このような住宅等への浸水被害を事前に抑制するためには、
(1)敷地を盛土し、宅地の地盤を高くしたうえで建物を建築する。
(2)建物の周囲にコンクリートを打設して擁壁(型枠にコンクリートを打ち込み形成した壁や、コンクリートブロックを使用した壁状の構造物)を構築すると共に、敷地の出入口(門扉)に洪水等の水害が発生した場合に備えて土のう、防水シート、止水装置等を設置する。
これまでは、このような対策が行われてきた。
上記のような水害対策をしていても、市町村が作成した洪水ハザードマップで表示した特別警戒水位以上の高さの水が押し寄せ、建物の1階部分が浸水したといった事例も数多く報告されている。
しかしながら、上記のような盛土や擁壁等は大雨等による増水の場合には有効であっても、近年、毎年のように発生している大型台風による集中豪雨で堤防が破堤するような大規模な水害の場合には、不十分であった。
本発明は、かかる課題を解決するためになされたもので、既存の木造住宅を簡単な工法で嵩上げすることにより洪水等の水害から住宅を守ることを課題とする。
かかる課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、土台の下の基礎に複数の架台用穴を開けると共に、木造住宅の全ての土台を同時に支え持ち上げることが出来るように架台用穴に複数の架台用H型鋼を挿入し、木造住宅を囲うように、その出隅に複数本の引上用鋼材を建て、架台用H型鋼の両端の上面に、それぞれ吊上用H型鋼を載せ、架台用H型鋼の上側のフランジと吊上用H型鋼の下側のフランジをフランジ固定金具で固定し、吊上用H型鋼に滑車を取り付けると共に、引上用H型鋼の上部に滑車を取り付け、滑車に取り付けたワイヤーロープを巻取機で巻き取ることにより木造住宅を持上げたことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の構造に加え、引上用鋼材をH型鋼で成形し木造住宅の出隅に設置すると共に、前記引上用鋼材の下部にH型鋼で成形した補強用下枠を取り付け連結補強したことを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の構造に加え、架台用H型鋼は、木造建物の土台の長手方向の概ね両端と、その両端の間に荷重上必要な所に複数本挿入したことを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、土台の下の基礎に複数の架台用穴を開けると共に、木造住宅の全ての土台を同時に支え持ち上げることが出来るように架台用穴に複数の架台用H型鋼を挿入し、木造住宅を囲うように、その出隅に複数本の引上用鋼材を建て、架台用H型鋼の両端の上面に、それぞれ吊上用H型鋼を載せ、架台用H型鋼の上側のフランジと吊上用H型鋼の下側のフランジをフランジ固定金具で固定し、吊上用H型鋼に滑車を取り付けると共に、引上用H型鋼の上部に滑車を取り付け、滑車に取り付けたワイヤーロープを巻取機で巻き取ることにより木造住宅を持上げたことにより、既存の木造住宅の躯体部分を痛めることなく簡単に嵩上げすることが可能になった。
請求項2に記載の発明によれば、引上用鋼材をH型鋼で成形し木造住宅の出隅に設置すると共に、前記引上用鋼材の下部にH型鋼で成形した補強用下枠を取り付け連結補強したことにより、安価に嵩上げすることが可能になった。
請求項3に記載の発明によれば、架台用H型鋼は、木造建物の土台の長手方向の概ね両端と、その両端の間に荷重上必要な所に複数本挿入したことにより、既存の木造住宅の躯体部分を痛めることなく安全に嵩上げすることが可能になった。
以下、この発明の実施の形態について説明する。
図1乃至図9には、この発明の実施の形態を示す。
図1は、既存の木造住宅1を支える基礎コンクリート2と、その基礎コンクリート2の上に構築された木質の土台3を示す。さらに土台3を支えて木造住宅1を持ち上げるため、図2で説明するH型鋼で成形した架台用H型鋼9を土台3の下に差し込み設置するため基礎コンクリート2に4個の架台用穴4(開口寸法は架台用H型鋼9の寸法に合わせて概ね縦200mm、横100mm)を開口した状態を示す。架台用穴4を開口する位置は、木造住宅1を嵩上げするため荷重上必要な複数個所に開口させるものとする。
図2は、図1で説明した架台用穴4に架台用H型鋼9(高さ200mm、フランジ幅100mm、ウェブ厚さ5.5mm、フランジ厚さ8mmのH型鋼)を挿入した状態を示す。なお、図3で示すように架台用H型鋼9の両端に吊上用H型鋼(A)16、17吊上用H型鋼(B)17を載せるため、架台用H型鋼9の両端を基礎コンクリ―2から概ね250mm~300mm出っ張るように設置させる。
図3は、図2で説明した4本の架台用H型鋼9の両端のフランジ(A)10の上部に同一形状の吊上用H型鋼(A)16、吊上用H型鋼(B)17(高さ300mm、フランジ幅150mm、ウェブ厚さ6.5mm、フランジ厚さ9mmのH型鋼)を載せると共に、架台用H型鋼9の上部のフランジ(A)10と吊上用H型鋼(A)16、吊上用H型鋼(B)17の下部のフランジ(D)19に、図3aで示すようにフランジ固定金具15を取り付け架台用H型鋼9と吊上用H型鋼(B)17を固定した状態を示す。なお、図3aで示すフランジ固定金具15については図9で詳しく説明する。
図4は、図3で説明した木造住宅1の四隅に4本のH型鋼(高さ200mm、フランジ幅200mm、ウェブ厚さ8mm、フランジ厚さ12mm)で成形した引上用H型鋼(A)27、引上用H型鋼(B)28、引上用H型鋼(C)29、引上用H型鋼(D)30を垂直に建てた状態を示す。さらに4本の引上用H型鋼(A)27、引上用H型鋼(B)28、引上用H型鋼(C)29、引上用H型鋼(D)30を自立させるため、下部にH型鋼(高さ200mm、フランジ幅200mm、ウェブ厚さ8mm、フランジ厚さ12mm)で成形した補強用下枠(A)31、補強用下枠(B)32、補強用下枠(C)33、補強用下枠(D)59(図6で説明する)を溶融接合した状態を示す。
図5は、図4で説明した補強用下枠(B)32の上面中央部にワイヤーロープを巻き取るための巻取機51を取り付け、さらに4本の引上用H型鋼(A)27、引上用H型鋼(B)28、引上用H型鋼(C)29、引上用H型鋼(D)30の上部に2車滑車(A)41、2車滑車(B)42、2車滑車(C)43、2車滑車(D)44を取り付け、さらに吊上用H型鋼(A)16、吊上用H型鋼(B)17の巻取機51から遠い端部上面に2車固定滑車(A)45、2車固定滑車(B)46を取り付けると共に巻取機51に近い端部上面に2車固定滑車(C)47、2車固定滑車(D)48を取り付け、さらに補強用下枠(A)31、補強用下枠(D)59(図6で示す)の巻取機51から遠い端部上面に第1の固定滑車(A)52、第1の固定滑車(B)(図示せず)を取り付けると共に巻取機51に近い端部上面に固定横型滑車(A)53、固定横型滑車(D)58(図6で示す)を取り付け、さらに補強用下枠(B)32の両端上面に第2の固定滑車(A)49、第2の固定滑車(B)50を取り付けた状態を示す。
このように引上用H型鋼(A)27の上部に取り付けた2車滑車(A)41にワイヤーロープ(A)54の一端を取り付け、前記ワイヤーロープ(A)54を2車固定滑車(A)45を経由させたあと再び2車滑車(A)41に戻し、つづいて補強用下枠(D)59(図6で示す)に取り付けた第1の固定滑車(B)(図示せず)と固定横型滑車(B)58(図6で示す)を経由して巻取機51に巻き取らせるように構成すると共に、引上用H型鋼(C)29の上部に取り付けた2車滑車(C)43にワイヤーロープ(C)56の一端を取り付け、前記ワイヤーロープ(C)56を2車固定滑車(C)47を経由させたあと再び2車滑車(C)43に戻し、つづいて補強用下枠(B)32の端部に取り付けた第2の固定滑車(A)49を経由して巻取機51に巻き取らせた状態を示す。同様に引上用H型鋼(B)28の上部に取り付けた2車滑車(B)42にワイヤーロープ(B)55の一端を取り付け、前記ワイヤーロープ(B)55を2車固定滑車(B)46を経由させたあと再び2車滑車(B)42に戻し、つづいて補強用下枠(A)31に取り付けた第1の固定滑車(A)52と固定横型滑車(A)53を経由して巻取機51に巻き取らせるように構成すると共に、引上用H型鋼(D)30の上部に取り付けた2車滑車(D)44にワイヤーロープ(D)57の一端を取り付け、前記ワイヤーロープ(D)57を2車固定滑車(D)48を経由させたあと再び2車滑車(D)44に戻し、つづいて補強用下枠(B)32の端部に取り付けた第2の固定滑車(B)50を経由して巻取機51に巻き取らせた状態を示す。
このように巻取機51が4本のワイヤーロープ(A)54、ワイヤーロープ(B)55、ワイヤーロープ(C)56、ワイヤーロープ(D)57を同時に巻き取ることにより、図6で示すように2本の吊上用H型鋼(A)16、吊上用H型鋼(B)17が平行状態を保ったまま同時に持ち上げられ木造住宅1が嵩上げされる。
つづいて、各々の滑車を取り付けた位置について説明する。2車固定滑車(A)45、2車固定滑車(B)46、2車固定滑車(C)47、2車固定滑車(D)48を2車滑車(A)41、2車滑車(B)42、2車滑車(C)43、2車滑車(D)44の概ね直下に配置した理由は、吊り上げ荷重に対して引上用H型鋼(A)27、引上用H型鋼(B)28、引上用H型鋼(C)29、引上用H型鋼(D)30の鋼材を経済合理的に最低限度の太さで形成するためである。さらに補強用下枠(A)31の両端に第1の固定滑車(A)52、固定横型滑車(A)53を取り付けた理由は、図6で示すように木造住宅を嵩上げした後、1階部分にRC躯体を構築するための材料等を搬入する際、ワイヤーロープが搬入の妨げになるのを防ぐためである。
図7は、図6で説明した木造住宅1を持ち上げた後、架台用H型鋼9の下部に鉄筋コンクリートでRC躯体70を構築した状態を示す。
図8は、木造住宅1を嵩上げするために設置した引上用H型鋼(A)27、引上用H型鋼(B)28、引上用H型鋼(C)29、引上用H型鋼(D)30を解体し、新たに木造住宅1に階段71を設置した状態を示す。
図9は、図3aで示したフランジ固定金具15を示す。図9aでは、フランジ固定金具15を構成する部材の内、架台用H型鋼9と吊上用H型鋼(B)17で隠れて見えない部分についても分かりやすくするため点線で表示した。図9bはフランジ固定金具15を構成する2個のL形固定金具(A)91とL形固定金具(B)92を上下に分離した状態を示す。L形固定金具(A)91とL形固定金具(B)92は同一形状で互いに反対方向に90度回転させた状態で配置したものである。L形固定金具(A)91は、長方形に成形した厚さ約9mm、縦約80mm、横約220mmの平板鋼板(A)82と、長方形に成形した厚さ約9mm、縦約105mm、横約170mmの平板鋼板(B)85を90度回転させL形状に重ね合せ、互いの角部に厚さ約17mm、縦横共に約30mmの厚板鋼板(A)84をサンドイッチ状に重ね合わせ溶融接合した状態を示す。さらに平板鋼板(A)82の面(A)93と面(B)94から互いに約15mmの位置の中心に直径約18mmの貫通用ボルト穴(B)83を成形すると共に、同様に、平板鋼板(B)85の面(C)95と面(D)96から互いに約15mmの位置の中心に直径約16mmのタップ用穴(A)22を成形した状態を示す。
図9cは、図9bで説明したL形固定金具(A)91とL形固定金具(B)92を重ね合わせた状態を示す。このように4枚の平板鋼板(A)82、平板鋼板(B)85、平板鋼板(C)88、平板鋼板(D)87と、さらに2個の厚板鋼板(A)84、厚板鋼板(B)89を組み合わせ溶融接合することで、簡単にL形固定金具(A)91とL形固定金具(B)92を製作することが可能になった。
このようにL形固定金具(A)91とL形固定金具(B)92を同一形状で形成することにより、L形固定金具(A)91の平板鋼板(A)82と平板鋼板(B)85とL形固定金具(B)92の平板鋼板(D)87で、重ね合わせた吊上用H型鋼(B)17のフランジ(D)19と架台用H型鋼9のフランジ(A)10をサンドイッチ状に挟むと共に、さらにL形固定金具(B)92の平板鋼板(C)88と平板鋼板(D)87とL形固定金具(A)91の平板鋼板(B)85で、重ね合わせた吊上用H型鋼(B)17のフランジ(D)19と架台用H型鋼9のフランジ(A)10をサンドイッチ状に挟み、ボルト(A)20、ボルト(B)90を貫通用ボルト穴(A)21、貫通用ボルト穴(B)83に挿入しタップ用穴(A)22、タップ用穴(B)86にねじ込み固定することにより複数本の架台用H型鋼9と吊上用H型鋼(A)16、吊上用H型鋼(B)17を固定することが可能になった。
以上、実施の形態に基づいて、本発明に係る高床工法について詳細に説明してきたが、本発明は、以上の実施の形態に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲において各種の改変をなしても、本発明の技術的範囲に属するのはもちろんである。
図5において、木造住宅1が大きく重い場合には、巻取機51の負担を軽減させるため2車滑車(A)41、(B)42、(C)43、(D)44と、2車固定滑車(A)45、(B)46、(C)47、(D)48に替えて3車滑車、3車固定滑車を使うことはもちろんである。
本発明の実施の形態に係る、既存の木造住宅の基礎に架台用の穴を開けた状態を斜視図で示す。 同実施の形態に係る、図1で説明した架台用の穴に架台用H型鋼を挿入した状態を斜視図で示す。 同実施の形態に係る、図2で説明した架台用H型鋼の両端に吊上用H型鋼を載せ、架台用H型鋼のフランジと吊上用H型鋼のフランジをフランジ固定金具で固定した状態を斜視図で示す。 同実施の形態に係る、図3で説明した木造住宅の出隅に4本の引上用H型鋼を設置した状態を斜視図で示す。 同実施の形態に係る、図4で説明した吊上用H型鋼と引上用H型鋼に滑車を取り付けた状態を斜視図で示す。 同実施の形態に係る、図5で示した木造住宅を滑車とワイヤーロープで引き上げた状態を斜視図で示す。 同実施の形態に係る、図6で示した木造住宅1階部分にラーメン構造の躯体を建築した状態を斜視図で示す。 同実施の形態に係る、図5~図7で示した引上用H型鋼を撤去し、2階へ上がるための外階段を新設した状態を斜視図で示す。 同実施の形態に係る、図3で説明したフランジ固定金具を斜視図で示す。
1 木造住宅
2 基礎コンクリート
3 土台
4 架台用穴
9 架台用H型鋼
10 フランジ(A)
11 フランジ(B)
15 フランジ固定金具
16 吊上用H型鋼(A)
17 吊上用H型鋼(B)
18 フランジ(C)
19 フランジ(D)
20 ボルト(A)
21 貫通用ボルト穴(A)
22 タップ用穴(A)
27 引上用H型鋼(A)
28 引上用H型鋼(B)
29 引上用H型鋼(C)
30 引上用H型鋼(D)
31 補強用下枠(A)
32 補強用下枠(B)
33 補強用下枠(C)
34 敷鉄板
41 2車滑車(A)
42 2車滑車(B)
43 2車滑車(C)
44 2車滑車(D)
45 2車固定滑車(A)
46 2車固定滑車(B)
47 2車固定滑車(C)
48 2車固定滑車(D)
49 第2の固定滑車(A)
50 第2の固定滑車(B)
51 巻取機
52 第1の固定滑車(A)
53 固定横型滑車(A)
54 ワイヤーロープ(A)
55 ワイヤーロープ(B)
56 ワイヤーロープ(C)
57 ワイヤーロープ(D)
58 固定横型滑車(B)
59 補強用下枠(D)
70 RC躯体
71 階段
72 基礎プレート
73 玄関ドア
80 フランジ側面(A)
81 フランジ側面(B)
82 平板鋼板(A)
83 貫通用ボルト穴(B)
84 厚板鋼板(A)
85 平板鋼板(B)
86 タップ用穴(B)
87 平板鋼板(D)
88 平板鋼板(C)
89 厚板鋼板(B)
90 ボルト(B)
91 L形固定金具(A)
92 L形固定金具(B)
93 面(A)
94 面(B)
95 面(C)
96 面(D)

Claims (3)

  1. 既存の木造住宅を2階以上の高さに持ち上げるための住宅嵩上げ工法において、
    土台の下の基礎に複数の架台用穴を開けると共に、木造住宅の全ての土台を同時に支え持ち上げることが出来るように架台用穴に複数の架台用H型鋼を挿入し、
    木造住宅を囲うように、その出隅に複数本の引上用鋼材を建て、
    架台用H型鋼の両端の上面に、それぞれ吊上用H型鋼を載せ、架台用H型鋼の上側のフランジと吊上用H型鋼の下側のフランジをフランジ固定金具で固定し、
    吊上用H型鋼に滑車を取り付けると共に、引上用H型鋼の上部に滑車を取り付け、滑車に取り付けたワイヤーロープを巻取機で巻き取ることにより木造住宅を持上げたことを特徴とする高床工法。
  2. 引上用鋼材をH型鋼で成形し木造住宅の出隅に設置すると共に、前記引上用鋼材の下部にH型鋼で成形した補強用下枠を取り付け連結補強したことを特徴とする請求項1に記載の高床工法。
  3. 架台用H型鋼は、木造建物の土台の長手方向の概ね両端と、その両端の間に荷重上必要な所に複数本挿入したことを特徴とする請求項1又は2に記載の高床工法。
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