JP7395967B2 - 自走式搬送装置 - Google Patents

自走式搬送装置 Download PDF

Info

Publication number
JP7395967B2
JP7395967B2 JP2019200735A JP2019200735A JP7395967B2 JP 7395967 B2 JP7395967 B2 JP 7395967B2 JP 2019200735 A JP2019200735 A JP 2019200735A JP 2019200735 A JP2019200735 A JP 2019200735A JP 7395967 B2 JP7395967 B2 JP 7395967B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
robot
self
traveling
transport device
control unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019200735A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2021074791A (ja
Inventor
孝浩 井上
知大 岡田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Omron Corp filed Critical Omron Corp
Priority to JP2019200735A priority Critical patent/JP7395967B2/ja
Publication of JP2021074791A publication Critical patent/JP2021074791A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7395967B2 publication Critical patent/JP7395967B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Manipulator (AREA)

Description

本発明はロボットアームを備えた自走式搬送装置に関する。
工場や倉庫等において利用される、ロボットアームを備えた自走式搬送装置が知られておる。このような自走式搬送装置は、無人搬送車(AGV:Automated Guided Vehicle)とも呼ばれる走行ロボット上に、多関節のロボットアームが搭載される構成を有している。ロボットアームによるピック動作やプレース動作と、走行ロボットによる移動とを自動で行うことにより、搬送対象物の無人搬送を可能とするものである。
特表2019-519097号公報
LiDAR(Light Detection And Ranging)やステレオカメラ等の距離センサから得られる、距離情報に基づいて自身の位置を把握する走行ロボットも検討されている。このような走行ロボットは、工場や倉庫等の床面にあらかじめガイドを設置することを要しない。よってこのような走行ロボットを自走式搬送装置に適用すれば、工場や倉庫での多種多様な搬送作業への対応や、ラインの変更に対しての柔軟な対応が可能な、フレキシブルな搬送システムを構築できるメリットがある。しかし、走行ロボットの位置精度は必ずしも十分で無く、作業を行う指定位置へ移動した際の走行ロボット位置の誤差が十分に把握できていない課題があった。
本発明は、一側面では、このような実情を鑑みてなされたものであり、その目的は、ロボットアームを備えた自走式搬送装置において、走行ロボットが指定位置に移動した際の、走行ロボット位置の誤差を正確に把握できる構成を実現することにある。
本発明は、上述の課題を解決するために、以下の構成を採用する。
本発明の一側面に係る自走式搬送装置は、走行ロボットと、前記走行ロボットに搭載されたロボットアームと、前記ロボットアームを制御するアーム制御部と、前記ロボットアーム上に設置された基準検出部と、制御ユニットと、を備え、前記アーム制御部は、指定位置への移動指示に従って前記走行ロボットが移動をすると、前記ロボットアームを操作して、前記指定位置の近傍に設置された位置表示部に対して前記基準検出部をアライメントし、前記制御ユニットは、前記基準検出部のアライメントを実行した前記ロボットアームの姿勢情報から前記基準検出部に対する走行ロボット位置を算出することにより、前記走行ロボット位置の前記指定位置からの誤差を算出する構成を備える。
上記構成によれば、走行ロボットが指定位置に移動した際の、走行ロボット位置の誤差を正確に把握できる、ロボットアームを備えた自走式搬送装置を実現できる。
上記一側面に係る自走式搬送装置において、前記走行ロボットには、前記走行ロボットを走行させるための走行機構と、周囲の物体からの距離を検出する距離センサと、前記距離センサからの距離情報に基づいて、前記走行ロボット位置を算出する位置検出部と、前記位置検出部からの走行ロボット位置情報に基づいて、前記走行機構を制御して、前記走行ロボットを前記指定位置へと走行させる走行制御部と、が設けられていてもよい。
上記構成によれば、ラインの変更に対しての柔軟な対応が可能な、フレキシブルな搬送システムを構築できる。
上記一側面に係る自走式搬送装置において、前記ロボットアームは、前記アーム制御部の制御によって、搬送対象物に対するピック動作及びプレース動作を実行する構成を備えていてもよい。上記構成によれば、工場や倉庫での多種多様な搬送作業への対応が可能な、フレキシブルな搬送システムを構築できる。
上記一側面に係る自走式搬送装置において、前記制御ユニットは、前記誤差が所定範囲内から逸脱すると、前記走行ロボットに前記指定位置からの退避を実行させる構成を備えていてもよい。上記構成によれば、搬送対象物に対するピック動作及びプレース動作を実行させる際に、走行ロボットの位置誤差に起因するロボットアームの干渉の問題を抑制することができる。
上記一側面に係る自走式搬送装置において、前記制御ユニットは、前記退避の実行後、前記走行ロボットに前記指定位置への移動を再度実行させる構成を備えていてもよい。上記構成によれば、走行ロボットの位置誤差に起因するロボットアームの干渉の問題を抑制しつつ、搬送作業を実行することができるようになる。
上記一側面に係る自走式搬送装置において、前記制御ユニットは、前記誤差が所定範囲内から逸脱すると、上位システムへの報知を行う構成を備えていてもよい。上記構成によれば、搬送対象物に対するピック動作及びプレース動作を実行させる際に、走行ロボットの位置誤差に起因するロボットアームの干渉の問題を抑制することができる。
本発明の一側面に係る自走式搬送装置によれば、走行ロボットが指定位置に移動した際の、走行ロボット位置の誤差を正確に把握できる、ロボットアームを備えた自走式搬送装置を実現できる。
本発明の実施形態1に係る自走式搬送装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態1に係る自走式搬送装置の外観の例を示す概略図である。 本発明の実施形態1に係る自走式搬送装置が、工場内において指定位置に移動した際の状況を示すための図である。 本発明の実施形態1に係る自走式搬送装置の動作を説明するフローチャートである。 本発明の実施形態1に係る自走式搬送装置がカメラ(基準検出部)のアライメントを完了した際の、カメラによる撮影画像を示す図である。 本発明の実施形態2に係る自走式搬送装置の動作を説明するフローチャートである。 本発明の実施形態4に係る自走式搬送装置の基準検出部を説明するための図である。 本発明の実施形態5に係る自走式搬送装置の基準検出部を説明するための図である。
〔実施形態1〕
以下、本発明の一側面に係る実施の形態(以下、「本実施形態」とも表記する)が、図面に基づいて説明される。
§1 適用例
まず、本発明が適用される場面の一例が説明される。本適用例に係る自走式搬送装置は、走行ロボットと、前記走行ロボットに搭載されたロボットアームとを備えている。更に本適用例に係る自走式搬送装置は、前記ロボットアームを制御するアーム制御部と、前記ロボットアーム上に設置された基準検出部と、制御ユニットをも備えている。
前記アーム制御部は、指定位置への移動指示に従って前記走行ロボットが移動をすると、前記ロボットアームを制御して、前記指定位置の近傍に設置された位置表示部に対して前記基準検出部をアライメントする。
更に前記制御装置が、前記基準検出部のアライメントを実行した前記ロボットアームの姿勢情報から前記基準検出部に対する走行ロボット位置を算出することにより、前記走行ロボット位置の前記指定位置からの誤差を算出する。
本適用例に係る自走式搬送装置は、以上の構成を備えることにより、ロボットアームを備えた自走式搬送装置において、走行ロボットが指定位置に移動した際の、走行ロボット位置の誤差を正確に把握できる。こうして検出した走行ロボット位置の誤差の情報は、自走式搬送装置の種々の動作に役立ててもよい。
例えば、走行ロボット位置の誤差に基づいて、指定位置への走行ロボットの移動をやり直すことが可能となる。あるいは、走行ロボット位置の誤差が大きい場合に上位システムに通知することも可能となる。またあるいは走行ロボット位置の誤差を他の情報と共に蓄積して、動作の改善のために役立てることが可能となる。
§2 構成例
以下に図1から図5を参照し、自走式搬送装置のより具体的な構成例と動作について説明する。
<自走式搬送装置の全体構成>
図1は、実施形態1に係る自走式搬送装置100の構成を示すブロック図である。また図2は実施形態1に係る自走式搬送装置100の外観の具体例を示す図である。図3は、実施形態1に係る自走式搬送装置100が、収容設備400においてアライメント動作を実行している状況を示す図である。
なお、図3において、収容設備400は、具体例として保管棚であるように描かれている。しかし、収容設備400とは、保管棚やストッカーに限らず、生産工場であれば製造設備や検査設備であってもよい。また、図2及び図3に示された実施形態1の具体例において、搬送対象物は、半導体ウェハ等を収納するようなカセット501であるように描かれている。しかしこれは例示であり、自走式搬送装置100が対象とする搬送対象物がカセットに限られるものではない。
自走式搬送装置100は、制御ユニット10、走行ロボット20と、ロボットアームユニット30とを備えている。走行ロボット20は、自走式の無人搬送車としての機能を有するユニットである。ロボットアームユニット30は、走行ロボット20に搭載されたロボットアーム33と、その基部332、動作に必要な周辺部品を備えるユニットである。
制御ユニット10は、走行ロボット20とロボットアームユニット30との連携や、搬送システムサーバ200(AMHSサーバ:Automated Material Handling System Server)との間の通信の管理などの自走式搬送装置100における統合的な制御を実行するユニットである。
搬送システムサーバ200は、上位システムからの情報に基づいて、管理する搬送システム中の所要の自走式搬送装置に具体的な搬送の指示を出すサーバである。自走式搬送装置100が適用される場面が生産工場である場合、生産工場における製品の生産を管理する上位システムは、製造実行システムサーバ300(MESサーバ:Manufacturing Execution System Server)と呼称されることがある。
自走式搬送装置100が適用される場面が物流倉庫である場合には、物流倉庫における保管品の入庫・出庫を管理する上位システムは、倉庫管理システムサーバ(WMSサーバ:Warehouse Management System Server)と呼称されることがある。
<制御ユニットの構成>
制御ユニット10には、統合制御部11、誤差算出部12、判定部13、統合記録部14と、通信部15が設けられている。通信部15は、搬送システムサーバ200との間の通信を実行する通信インターフェースである。統合制御部11は、搬送システムサーバ200からの搬送の指示を通信部15を介して受け付け、走行ロボット20及びロボットアームユニット30を連携して運用し、自走式搬送装置100に所要の動作を実行させる。
あるいは統合制御部11は、走行ロボット20、ロボットアームユニット30から受け取る各種の情報や、制御ユニット10自体が処理した情報を、適宜に搬送システムサーバ200へと通信部15を介して通知する。統合制御部11は、これらの機能を含めた自走式搬送装置100における統合的な制御を実現する機能ブロックである。統合記録部14は、制御ユニット10が備える記録装置である。統合記録部14は、ロボットアーム33の構造に関する情報を保持する。誤差算出部12、判定部13の各機能ブロックについては、後述する。
<走行ロボットの構成>
走行ロボット20には、距離センサ21、位置検出部22、走行機構部23(走行機構)、走行制御部24と、走行用記録部25とが設けられている。更に走行ロボット20には、走行ロボット20の走行の状態や位置を検出するための、加速度センサやその他の各種センサが設けられていてもよい。
図2に示されるように、実施形態1の具体例において、距離センサ21は、走行ロボット20の前方側に配置されており、走行ロボット20の走行方向前方を監視する。実施形態1の具体例において距離センサ21は、LiDARであり、その監視エリア内に存在する物体への距離を示すデータ(距離画像)を取得できる。監視する領域は、例示として、走行ロボット20の走行方向前方の正面から左右それぞれに120°程度までの範囲を含むものとすることができる。
走行ロボット20に配置される距離センサの個数は、複数であってもよく、その場合に後方をも監視できるように構成されていてもよい。また、距離センサの種類は、LiDARに限られず、ステレオカメラあるいはToF(Time-of-Flight)カメラ等の距離画像を取得するセンサや、その他の手法によるものであってもよい。
位置検出部22は、少なくとも距離画像に基づいて、走行用記録部25が保持するマップ情報を参照して走行ロボット位置を検出する。なおここで走行ロボット位置とは、図3中に座標が概念的に示されているように、工場や倉庫のフロア内での2次元位置(X、Y)に加えて、走行ロボット20の向き(θ)を含めた概念である。
位置検出部22は走行ロボット位置を検出するに当たり、走行用記録部25に逐次保管される走行ロボット位置の履歴を参照してもよい。また、その他のセンサが併せて設けられている場合には、そのセンサ出力を併せて利用してもよい。走行機構部23の動作情報(具体的にはロータリエンコーダ出力)を併せて利用してもよい。
走行機構部23は、走行ロボット20が床面上を走行するための機構部である。走行制御部24は、制御ユニット10を通じて搬送システムサーバ200から取得した指定位置への移動指示に従って、走行制御部24が算出した走行ロボット位置に基づいて、走行機構部23を制御し、走行ロボット20を走行させる。
走行用記録部25は、走行ロボット20に設けられた記録装置である。走行用記録部25は工場等のフロア内の上記マップ情報を保持する他、走行ロボット20が走行を実行するために必要な各種情報や走行履歴、制御プログラムを適宜保持する。
<ロボットアームユニットの構成>
ロボットアームユニット30には、カメラ31(基準検出部)、画像処理部32、ロボットアーム33、アーム制御部34と、アーム用記録部35とが設けられている。図2に示されるように、ロボットアーム33は、アーム制御部34の制御に従って、搬送対象物をピックし、プレースするための、複数の関節331を有した多軸マニピュレータである。
ロボットアーム33は、基部332とは反対側の端部に搬送対象物に応じた把持部333を有している。図2及び図3に示された実施形態1の具体例において、搬送対象物は、半導体ウェハ等を収納したカセット501である。把持部333はカセット501を収容設備400からピックし、またプレースするための固定爪を有している。
しかし、本発明の適用において把持部333は搬送対象物に応じて、適宜選択され得るものである。真空吸着式や電磁石式の把持部であってもよいし、2本指ないし5本指式のグリッパであってもよい。ロボットアームユニット30には、ピックしたカセット501を積載して搬送するための積載台41が設けられている。
カメラ31は、ロボットアーム33の把持部333付近に設けられた画像センサである。画像処理部32は、カメラ31が撮影した映像の画像処理を行う機能ブロックである。カメラ31及び画像処理部32は、ピック動作及びプレース動作の際に、把持部333とその周囲を監視し、ピック動作及びプレース動作のための基準とする座標系の取得を行う。また、カメラ31及び画像処理部32は、後述するアライメント動作の際に、収容設備400に表されたアライメントマーク410(位置表示部)を探索し、アライメントマーク410の貼り付け位置を基準とした座標系の取得を行う。
アーム用記録部35は、ロボットアームユニット30が備える記録装置である。アーム用記録部35は、ロボットアームユニット30がピック動作及びプレース動作、アライメント動作を実行するために必要な各種情報や、動作の履歴、制御プログラムを適宜保持する。
§3 動作例
図4は、自走式搬送装置100が実行する特徴的な動作を示すフローチャートである。実施形態1に係る自走式搬送装置100は、搬送システムサーバ200からの指示によって収容設備400に移動した際に、走行ロボット20(自走式搬送装置100)の位置誤差を検出する、以下のステップで構成される特徴的な動作を実行する。
ステップS11:統合制御部11は、通信部15を通じての搬送システムサーバ200からの指示を受け付ける。
ステップS12:続いて統合制御部11は、搬送システムサーバ200からの自走式搬送装置100への搬送指示の有無を判断する。搬送指示があった場合、フローはステップS13に進む(S12でYES)。それ以外の場合、フローはステップS11に戻る(S12でNO)。なお、搬送指示には、移動元や移動先の収容設備についての指定位置の情報、移動するカセット501を示す情報が含まれる。また必要に応じて搬送指示には、移動元や移動先の収容設備における当該カセットの当該収容設備内における位置を示す情報が含まれる。
ステップS13:統合制御部11は、走行制御部24に、移動先の収容設備400を示す情報を通知する。走行制御部24は当該情報に従って、走行ロボット20を走行させて、自走式搬送装置100を収容設備400についての指定位置まで移動させる。
ステップS14:続いて統合制御部11は、アーム制御部34に、アライメント動作を実行させる。アーム制御部34は、収容設備400に関する指定位置と、収容設備400に付されたアライメントマーク410の相対位置関係の情報に基づいて、ロボットアーム33を操作する。つまりアライメントマーク410は、収容設備400に関する指定位置の近傍に設置されている。ロボットアーム33が操作されて、ロボットアーム33の端部付近に設けられたカメラ31が、アライメントマーク410を捕える位置まで動かされる。
しかし、走行ロボット20の停止位置が、指定位置からずれていた場合には、カメラ31がアライメントマーク410を捕えられないことがある。カメラ31がアライメントマーク410を捕えられなければ、カメラ31が移動した位置の周囲を探索するように、ロボットアーム33を操作して、カメラ31がアライメントマーク410を捕えられるようにしてもよい。
カメラ31がアライメントマーク410を捕えれば、カメラ31が撮影する画像310の所定位置にアライメントマーク410の位置及び大きさが合致するようにロボットアーム33位置を調整する。その際にカメラ31が取得した画像310の例を図5に示す。これにより、収容設備400に設けられているアライメントマーク410(位置表示部)を基準に、カメラ31(基準検出部)の位置が所定の状態にアライメントされる。所定の状態とは、例えば、カメラ31がアライメントマーク410の正面に、所定の距離で正対する状態である。
ステップS15:続いて統合制御部11は、アライメントが完了した状態のロボットアーム33の姿勢情報を、アーム制御部34から取得する。姿勢情報には、ロボットアーム33の各関節(各軸)の動作状態の情報が含まれる。
ステップS16:続いて制御ユニット10の誤差算出部12が、ロボットアーム33の構造に関する情報と、姿勢情報とに基づいて、アライメントマーク410(位置表示部)を基準に、走行ロボット位置を算出する。そうして算出結果に基づいて、走行ロボット20の、指定位置からの誤差を算出する。搬送指示での指定位置に対して、ステップS13で走行ロボット20が移動した際の走行ロボット位置が正確であれば、位置誤差は0であるが、一般に、位置誤差(ΔX、ΔY、Δθ)は0ではない。
ステップS17:続いて判定部13は、位置誤差(ΔX、ΔY、Δθ)が、あらかじめ収容設備400と自走式搬送装置100の組み合わせに対して定められた所定の範囲内にあるか否かを判断する。ここで所定の範囲とは、ロボットアーム33がアライメントマーク410(位置表示部)を基準にピックやプレース等の所定の動作を行ったとしても、収容設備400や収容設備400上のカセット501に衝突しないと判断される範囲である。
位置誤差が所定の範囲内にあると判断される場合、フローはステップS18に進み(ステップS18でYES)、それ以外の場合、ステップS19に進む。
ステップS18:統合制御部11は、搬送指示の内容に従って、アーム制御部34に、ロボットアーム33を操作させ、ピック動作あるいはプレース動作を実行させる。こうしえて、自走式搬送装置100は、搬送システムサーバ200からの指示に従った搬送の作業を完了する。次にフローは終了する。
ステップS19:ステップS17において位置誤差が所定範囲内に無いと判断された場合、統合制御部11は、走行制御部24に指示し、走行ロボット20(自走式搬送装置100)を退避位置まで移動させる。次にフローはステップS13に進む。指示位置までの走行をやり直すためである。
§4 作用、効果
LiDARやステレオカメラ等の距離センサから得られる、距離情報に基づいて自身の位置を把握する走行ロボットによれば、フレキシブルな搬送システムを構築できる反面、走行ロボット位置情報の精度が必ずしも十分でないことがあった。またこのような走行ロボット上に多関節のロボットアームを搭載する自走式搬送装置を用いれば、多種多様な搬送対象物や搬送作業に対応できることが期待されている。
しかし、走行ロボットの位置精度が十分でないと、走行ロボットが収容設備に関する指定位置まで移動し、収容設備の前からピック動作やプレース動作を行った際に、ロボットアームが収容設備や収容設備上の搬送対象物に干渉することがあった。
収容設備にアライメントマークを設けられて、これを基準としてロボットアーム33がピック動作やプレース動作を行うようにされていることも考えられる。しかし、自走式搬送装置100自体の停止位置(走行ロボット位置)がずれていると、ロボットアーム33の動作によっては、ロボットアーム33の経路が干渉してしまう。
一方、実施形態1に係る自走式搬送装置100によれば、収容設備400に設けられているアライメントマーク410(位置表示部)を基準に走行ロボット位置の誤差を算出することができる。従って、自走式搬送装置100は、移動指示に従って指定位置に停止した際の走行ロボット位置の誤差を知ることができる。
そのため、位置誤差の情報を、自走式搬送装置100の動作に反映させることができるようになる。また、位置誤差の情報を蓄積して、動作の改善のための基礎情報として役立てることができるようになる。
特に実施形態1においては、自走式搬送装置100は、走行ロボット位置の誤差が予め定められた所定の範囲内に無い場合に、自走式搬送装置100を退避位置まで一旦移動させ、再度指定位置への停止を実行する。そのため、ピック動作やプレース動作を行った際に、ロボットアーム33が収容設備400や収容設備上の搬送対象物に干渉することが抑制される。
〔実施形態2〕
本発明の他の実施形態が、以下に説明される。なお、説明の便宜上、上記実施形態にて説明した構成要素と同じ機能を有する構成要素については、同じ符号を付記し、その説明を繰り返さない。
図6は、実施形態2で自走式搬送装置100が実行する特徴的な動作を説明するフローチャートである。実施形態2において、自走式搬送装置100は、実施形態1の場合と同様の構成である。走行ロボット位置の誤差の情報に基づいて、実施形態2では、実施形態1で説明された動作とは別の動作を実行する。
以下に図6を参照し、実施形態2における自走式搬送装置100の動作について説明する。ステップS21からステップS28までは、それぞれ図4のフローチャートに示された、実施形態1における動作のステップS11からステップS18までと同じである。
ステップS29:ステップS27において位置誤差が所定範囲内に無いと判断された場合、統合制御部11は、通信部15を介して、搬送システムサーバ200に、その旨のアラートを通知する。
実施形態2においては、自走式搬送装置100は、走行ロボット位置の誤差が予め定められた所定の範囲内に無い場合に、ピック動作やプレース動作を行わずに、搬送システムサーバ200にその旨通知する。そのため、ピック動作やプレース動作を行った際に、ロボットアーム33が収容設備400や収容設備上の搬送対象物に干渉することが抑制される。
また、ロボットアーム33が収容設備400や収容設備上の搬送対象物に干渉する怖れのある場合に、搬送システムサーバ200からの次の指示を待ち受けるなどの対応も可能となる。
〔実施形態3〕
実施形態3において、自走式搬送装置100は、実施形態1の場合と同様の構成である。実施形態3で自走式搬送装置100は、走行ロボット位置の誤差の情報を収集する。実施形態3の自走式搬送装置100は、実施形態1で説明されたステップS11からステップS16までの動作を実行して、実施形態1と同様に走行ロボット位置の誤差を算出する。そうして、算出した誤差を統合記録部14に保管する。あるいは、算出した誤差を都度または適宜蓄積してから搬送システムサーバ200に送信する。
走行ロボット位置の誤差を保管(あるいは送信)するにあたり、指定位置で停止した際に、位置検出部22が算出した自己位置推定一致度の情報と併せて保管(あるいは送信)してもよい。ここで、自己位置推定一致度とは、位置検出部22がマップ情報を参照し、距離画像に基づいて走行ロボット位置を判断した結果の信頼性を示すスコアである。
一般に、距離センサ21が距離画像中に周囲の特徴的な形態を捕えられていれば、自己位置推定一致度は高くなる。自走式搬送装置100の走行する環境に、走行ロボット20が保持するマップに無い、一時置きの物品がある場合などには、自己位置推定一致度は低くなる。また周囲に既設の物体について、光学的な反射率が低い場合、もしくは表面状態が鏡面に近く入射光の拡散反射量が少ない場合などにおいても、自己位置推定一致度は低くなる。
搬送システムの管理者は、走行ロボット位置の誤差と自己位置推定一致度との相関を監視することで、走行ロボット20の再教示の必要性を検討するなどの対策を検討できるようになる。あるいは自走式搬送装置100が走行する周囲環境に物品が置かれるなど、マップ情報からの変化の有無を確認するなどの対策を検討できるようになる。あるいは、搬送システムの管理者は、反射材を周辺環境に張り付けるなどして、距離センサ21による周囲環境の認識を行いやすくするなどの対策の検討や、その効果の可視化などができるようになる。
走行ロボット位置の誤差を保管(あるいは送信)するにあたり、移動時の積載物の質量/個数などと併せて保管(あるいは送信)し、相関を見てもよい。搬送システムの管理者は、最大積載量の見直しや、自走式搬送装置100の筐体の設計の再検討の必要性等をデータから判断することができるようになる。
走行ロボット位置の誤差を保管(あるいは送信)するにあたり、動作を行った時刻のタイムスタンプを併せて保管(あるいは送信)し、相関を見ても良い。搬送システムの管理者は、日照条件による自己位置推定への影響を判断することができ、例えば、窓などへの遮光対策を検討するなどの対策を考えることができるようになる。
また、走行ロボット位置の誤差を保管(あるいは送信)するにあたり、搬送、ピック動作等の指示と併せて保管し、相関を見ても良い。搬送システムの管理者は、これらの指示内容との相関から、問題点を洗い出すことができるようになる。
〔実施形態4〕
実施形態1に係る自走式搬送装置は、基準検出部がカメラ31であったのに対し、実施形態4に係る自走式搬送装置では、ロボットアーム33の端部付近に設けられた挿入体31Aである点が異なる。実施形態1のアライメントマーク410に替えて、実施形態4では、指定位置の近傍(通常は収容設備400上)に設置される位置表示部は、挿入孔421が設けられた位置決め部材420である。
図7は、挿入孔421が設けられた位置決め部材420に、挿入体31Aが探り挿入される状況を説明する図である。実施形態4に係る自走式搬送装置では、アーム制御部34が、ロボットアーム33を操作し、挿入体31Aが挿入できる位置を、位置決め部材420上で探り、挿入体31Aが挿入孔421の奥まで挿入できた状態で、アライメント完了と判断する。
なお、アーム制御部34が、挿入体31Aを探り挿入させることに限らず、作業者がロボットアーム33を導いて位置決め位置へ誘い込む構成としてもよい。実施形態4によっても、実施形態1と同様、位置表示部(位置決め部材420)に対して基準検出部(挿入体31A)がアライメントされる。よって、実施形態1と同様の効果が奏される。
〔実施形態5〕
実施形態1または実施形態4に係る自走式搬送装置では、基準検出部のアライメントにより、走行ロボット20の位置について、床面上の2次元方向の誤差(ΔX、ΔY)と向きの誤差(Δθ)が算出される。実施形態5では、床面上の1次元方向の誤差(ΔX)と向きの誤差(Δθ)が算出される例が示される。
図8に示されるように、実施形態4に係る自走式搬送装置では、基準検出部が、ロボットアーム33の端部付近に設けられた2つの接触センサ311を有するプローブ31Bとなっている。実施形態4では、指定位置の近傍に設置される位置表示部は、鉛直面に沿った単なる壁面430である。
プローブ31Bの2つの接触センサ311は、略同一水平面上に位置するように、それぞれが腕状の部材の先端に設けられている。アーム制御部34はアライメントの際、プローブ31Bの2つの接触センサ311が同時に壁面430に接触する位置を、ロボットアーム33を操作して探索する。こうして、アーム制御部34は、基準検出部であるプローブ31Bを、壁面430に対して垂直の方向(X方向とする)と、向き(θ)の方向にアライメントする。
実施形態5においては、壁面430に対して平行な方向(Y方向)には、自走式搬送装置の位置が特定されない、すなわち誤差成分ΔYは検出されない。しかし、自走式搬送装置が走行するに際して壁面430に接触するか否かを問題とする場合等には、誤差成分ΔXとΔθを検出できる実施形態5の手法も有用である。
〔ソフトウェアによる実現例〕
制御ユニット10の機能ブロック(特に、統合制御部11、誤差算出部12、判定部13)、走行ロボット20の機能ブロック(特に、位置検出部22、走行制御部24)、ロボットアームユニット30の機能ブロック(特に、画像処理部32、アーム制御部34)は、集積回路(ICチップ)等に形成された論理回路(ハードウェア)によって実現してもよいし、ソフトウェアによって実現してもよい。
後者の場合、制御ユニット10、走行ロボット20、ロボットアームユニット30の少なくともいずれかは、各機能を実現するソフトウェアであるプログラムの命令を実行するコンピュータを備えている。このコンピュータは、例えば1つ以上のプロセッサを備えていると共に、上記プログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を備えている。
そして、上記コンピュータにおいて、上記プロセッサが上記プログラムを上記記録媒体から読み取って実行することにより、本発明の目的が達成される。上記プロセッサとしては、例えばCPU(Central Processing Unit)を用いることができる。上記記録媒体としては、「一時的でない有形の媒体」、例えば、ROM(Read Only Memory)等の他、テープ、ディスク、カード、半導体メモリ、プログラマブルな論理回路などを用いることができる。
また、上記プログラムを展開するRAM(Random Access Memory)などを更に備えていてもよい。また、上記プログラムは、該プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して上記コンピュータに供給されてもよい。なお、本発明の一態様は、上記プログラムが電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
100 自走式搬送装置
10 制御ユニット
11 統合制御部
12 誤差算出部
13 判定部
14 統合記録部
15 通信部
20 走行ロボット
21 距離センサ
22 位置検出部
23 走行機構部(走行機構)
24 走行制御部
25 走行用記録部
30 ロボットアームユニット
31 カメラ(基準検出部)
310 画像
31A 挿入体(基準検出部)
31B プローブ(基準検出部)
311 接触センサ
32 画像処理部
33 ロボットアーム
331 関節
332 基部
333 把持部
34 アーム制御部
35 アーム用記録部
41 積載台
200 搬送システムサーバ
300 製造実行システムサーバ
400 収容設備
410 アライメントマーク(位置表示部)
420 位置決め部材(位置表示部)
421 挿入孔
430 壁面(位置表示部)
501 カセット(搬送対象物)

Claims (5)

  1. 走行ロボットと、
    前記走行ロボットに搭載されたロボットアームと、
    前記ロボットアームを制御するアーム制御部と、
    前記ロボットアーム上に設置された基準検出部と、
    制御ユニットと、を備え、
    前記アーム制御部は、指定位置への移動指示に従って前記走行ロボットが移動をすると、前記ロボットアームを操作して、前記指定位置の近傍に設置された位置表示部に対して前記基準検出部をアライメントし、
    前記制御ユニットは、前記基準検出部のアライメントを実行した前記ロボットアームの姿勢情報から前記基準検出部に対する走行ロボット位置を算出することにより、前記走行ロボット位置の前記指定位置からの誤差を算出し、
    前記制御ユニットは、前記誤差が所定範囲内から逸脱すると、前記走行ロボットに前記指定位置からの退避を実行させる、自走式搬送装置。
  2. 前記走行ロボットには、
    前記走行ロボットを走行させるための走行機構と、
    周囲の物体からの距離を検出する距離センサと、
    前記距離センサからの距離情報に基づいて、前記走行ロボット位置を算出する位置検出部と、
    前記位置検出部からの走行ロボット位置情報に基づいて、前記走行機構を制御して、前記走行ロボットを前記指定位置へと走行させる走行制御部と、が設けられている、請求項1に記載の自走式搬送装置。
  3. 前記ロボットアームは、前記アーム制御部の制御によって、搬送対象物に対するピック動作及びプレース動作を実行する、請求項1または2に記載の自走式搬送装置。
  4. 前記制御ユニットは、前記退避の実行後、前記走行ロボットに前記指定位置への移動を再度実行させる、請求項1から3のいずれか1項に記載の自走式搬送装置。
  5. 前記制御ユニットは、前記誤差が所定範囲内から逸脱すると、上位システムへの報知を行う、請求項1からのいずれか1項に記載の自走式搬送装置。
JP2019200735A 2019-11-05 2019-11-05 自走式搬送装置 Active JP7395967B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019200735A JP7395967B2 (ja) 2019-11-05 2019-11-05 自走式搬送装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019200735A JP7395967B2 (ja) 2019-11-05 2019-11-05 自走式搬送装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2021074791A JP2021074791A (ja) 2021-05-20
JP7395967B2 true JP7395967B2 (ja) 2023-12-12

Family

ID=75899967

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019200735A Active JP7395967B2 (ja) 2019-11-05 2019-11-05 自走式搬送装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7395967B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6957781B1 (ja) * 2021-06-14 2021-11-02 Dmg森精機株式会社 自走装置
CN117561145A (zh) * 2021-07-08 2024-02-13 Dmg森精机株式会社 工件供给系统
CN113799140A (zh) * 2021-10-14 2021-12-17 友上智能科技(苏州)有限公司 一种应用在复合机器人上的飞行视觉定位取料方法
WO2023171611A1 (ja) * 2022-03-07 2023-09-14 興和株式会社 自動走行ロボット

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005334998A (ja) 2004-05-25 2005-12-08 Fuji Photo Film Co Ltd 自走式ロボットハンド、および、そのカメラ調整方法、ハンド移動量補正方法、ハンド調整方法
JP2016078185A (ja) 2014-10-17 2016-05-16 トヨタ自動車株式会社 ロボット
JP2019519097A (ja) 2016-04-29 2019-07-04 シャンハイ マイクロ エレクトロニクス イクイプメント(グループ)カンパニー リミティド カセットハンドリングロボットマニピュレータ、及び自動カセット搬送装置
JP2019145585A (ja) 2018-02-16 2019-08-29 日本電産サンキョー株式会社 産業用ロボットの補正値算出方法

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3466340B2 (ja) * 1995-09-07 2003-11-10 アシスト シンコー株式会社 自立走行ロボットの三次元位置姿勢較正方法

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005334998A (ja) 2004-05-25 2005-12-08 Fuji Photo Film Co Ltd 自走式ロボットハンド、および、そのカメラ調整方法、ハンド移動量補正方法、ハンド調整方法
JP2016078185A (ja) 2014-10-17 2016-05-16 トヨタ自動車株式会社 ロボット
JP2019519097A (ja) 2016-04-29 2019-07-04 シャンハイ マイクロ エレクトロニクス イクイプメント(グループ)カンパニー リミティド カセットハンドリングロボットマニピュレータ、及び自動カセット搬送装置
JP2019145585A (ja) 2018-02-16 2019-08-29 日本電産サンキョー株式会社 産業用ロボットの補正値算出方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2021074791A (ja) 2021-05-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7395967B2 (ja) 自走式搬送装置
CN111776759B (zh) 具有自动化包裹登记机构的机器人系统及其操作方法
TWI637455B (zh) 用於片盒夾持的機械手及自動片盒搬運裝置
US8731718B2 (en) Dual sensing end effector with single sensor
EP2364823B1 (en) Robot system and transfer method
US9099508B2 (en) Method for automatic measurement and for teaching-in of location positions of objects within a substrate processing system by means of sensor carriers and associated sensor carrier
US20080097646A1 (en) Calibration of a substrate handling robot
US6519502B2 (en) Apparatus and method for positioning a cassette pod onto a loadport by an overhead hoist transport system
EP3616857A1 (en) Robot control device, robot control method, and robot control program
WO2023001125A1 (zh) 货物处理方法、装置、机器人、分拣装置及仓储系统
US11370124B2 (en) Method and system for object tracking in robotic vision guidance
JP7303454B2 (ja) コントローラ
TWI808046B (zh) 基板傳送系統
CN113226666A (zh) 用于监控机器人系统的方法和装置
WO2022118488A1 (ja) 搬送システム
US11697210B2 (en) Robot system
KR102362476B1 (ko) 오차보정을 이용한 3차원 회전 갠트리 정밀위치 제어 시스템 및 그 방법
WO2024196825A2 (en) Improved systems and methods for robotic package handling with multiple sensors
CN115599092A (zh) 一种工件搬运控制方法、装置、设备及存储介质
CN118263169A (zh) 基板传送系统

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220907

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20230711

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230822

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230920

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20231031

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20231113

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7395967

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150