JP7395029B2 - 電力変換装置及び空気調和装置 - Google Patents

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Description

本開示は、平滑コンデンサを有する電力変換装置及び空気調和装置に関する。
空気調和装置は、室内機及び室外機におけるそれぞれの熱交換機の間で、冷媒を循環させることで室外と室内との間の熱交換を実現している。冷媒は、主に空気調和装置の室外機に搭載される圧縮器によって圧縮される。圧縮機は、インバータ回路で駆動される。インバータ回路は、直流電圧を交流電圧に変換する回路である。インバータ回路には、入力電圧である母線電圧を安定化する目的で平滑コンデンサが並列に接続される。平滑コンデンサは、高耐圧且つ大容量であることが要求される。この要求のため、平滑コンデンサには、電解コンデンサが用いられることが多い。
電解コンデンサは、他の種類のコンデンサに比べてサイズが大型化する。また、インバータ回路の出力電力が大きくなる程、大容量の電解コンデンサが必要になる。コンデンサの容量を大きくする場合、通常はコンデンサを並列に接続する。一方、インバータ回路を含む電力変換主回路を搭載するプリント基板の大きさは、空気調和装置の筐体の物理的なサイズ制限を受ける。また、プリント基板では、取り数を最大にするために、経済寸法という概念の制約が発生する。取り数とは、1つの定尺の基板から取得できるプリント基板の数である。これらの制約から、インバータ回路の出力電力が大きくなると、母線電圧を安定化する電解コンデンサが1枚の基板に搭載できないという課題が発生することがある。この課題に対し、下記特許文献1には、第1の基板とは異なる第2の基板にコンデンサを搭載する構成が開示されている。即ち、特許文献1の技術では、基板の制約に対応するため、コンデンサを搭載する別基板が設けられている。
特開2014-138442号公報
インバータ回路を含む電力変換主回路が搭載されるメイン基板と、コンデンサが搭載されるコンデンサ基板とを分離すると、互いの基板間で配線接続を誤るリスクが生じる。一方、メイン基板とコンデンサ基板との間の配線が外れていたとしても、動作の安定性は損なわれるが、空気調和装置として動作を継続する場合がある。その理由は、インバータ回路に入力される母線電圧は、コンデンサによる平滑が不十分ではあるものの、インバータ回路には空気調和装置の動作に必要な電力が供給されるからである。
上記のような、配線接続が不良の状態で空気調和装置を動作させた場合、突発的な動作停止、故障の発生、製品寿命の劣化といった様々な不具合が発生するリスクがある。この種の不具合は、空気調和装置の施工後に顕在化する不具合であり、未然に防ぐことが求められる。なお、母線電圧を監視するという手法で対応することも考えられる。しかしながら、空気調和装置が軽負荷で動作している場合には、母線電圧の変動が小さくなるので、装置の動作は正常であると判断してしまう懸念があり、十分な対応策とは言い難い。
本開示は、上記に鑑みてなされたものであって、平滑コンデンサが複数の基板に搭載される電力変換装置において、基板間の配線接続不良に起因する不具合を未然に防止できる電力変換装置を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、本開示に係る電力変換装置は、コンバータ回路、平滑コンデンサ、インバータ回路及び制御部を備える。コンバータ回路は、交流電圧を直流電圧に変換する。平滑コンデンサは、コンバータ回路の出力を平滑する。インバータ回路は、平滑コンデンサから得られる直流電圧を負荷への交流電圧に変換する。制御部は、少なくともインバータ回路の動作を制御する。平滑コンデンサは、第1の基板に搭載される第1のコンデンサと、第1の基板とは異なる第2の基板に搭載される第2のコンデンサとを有する。第2のコンデンサの動作状態を表す物理量の検出値が制御部に入力され、制御部は、物理量の検出値に基づいてインバータ回路を駆動する駆動信号の出力を許可するか否かを決定する。
本開示に係る電力変換装置によれば、平滑コンデンサが複数の基板に搭載される電力変換装置において、基板間の配線接続不良に起因する不具合を未然に防止できるという効果を奏する。
実施の形態1に係る電力変換装置の構成例を示す図 実施の形態1における誤接続検出処理の説明に供するフローチャート 実施の形態1における制御部の機能を実現するハードウェア構成の例を示す図 実施の形態2に係る電力変換装置の構成例を示す図 実施の形態2における誤接続検出処理の説明に供するフローチャート 実施の形態3に係る空気調和装置の構成例を示す図
以下に添付図面を参照し、本開示の実施の形態に係る電力変換装置及び空気調和装置について詳細に説明する。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係る電力変換装置50の構成例を示す図である。実施の形態1に係る電力変換装置50は、交流電源1から印加される電源電圧を所望の振幅及び周波数を有する交流電圧に変換して負荷40に印加する。負荷40は、モータ7を備える。負荷40の一例は空気調和装置であり、モータ7の例は空気調和装置に搭載される圧縮機モータ又はファンモータである。
図1において、電力変換装置50における主要な回路である電力変換主回路の構成要素は、第1の基板であるメイン基板12と、第2の基板であるコンデンサ基板13とに分けて搭載されている。具体的に、メイン基板12には、コンバータ回路20と、第1のコンデンサである平滑コンデンサ4と、インバータ回路30と、制御部5とが搭載されている。また、コンデンサ基板13には、第2のコンデンサである平滑コンデンサ17が搭載されている。制御部5の図示しない基準端子は、平滑コンデンサ4の負極と同電位に接続される。
平滑コンデンサ17は、平滑コンデンサ4の容量を増やすために設けられており、平滑コンデンサ4に対して電気的に並列に接続される。負荷40が空気調和装置である場合、平滑コンデンサ4,17には数100Vの電圧が印加されるので、大容量のものが必要とされる。このため、平滑コンデンサ4,17には、電解コンデンサが使用されることが多い。
平滑コンデンサ17を設けることで、インバータ回路30に印加される直流電圧が安定化する。また、平滑コンデンサ17を設けると、平滑コンデンサ4に流出入する電流のリップルが分散される。このため、平滑コンデンサ17がない場合と比較して、平滑コンデンサ4の発熱が抑制される。
コンバータ回路20は、交流電源1から印加される交流電圧を直流電圧に変換する。平滑コンデンサ4,17は、コンバータ回路20の出力を平滑する。インバータ回路30は、平滑コンデンサ4,17から得られる直流電圧を負荷40への交流電圧に変換する。制御部5は、コンバータ回路20及びインバータ回路30の動作を制御する。
コンバータ回路20は、整流回路2と、昇圧回路3とを有する。整流回路2は、ブリッジ接続される整流ダイオード2aを複数用いて構成される。なお、整流回路2における整流ダイオード2aの配置及び接続は公知であり、ここでの説明は省略する。昇圧回路3は、整流回路2が出力する整流電圧を昇圧する機能を有する。
昇圧回路3は、リアクトル8と、スイッチング素子9と、ゲート駆動回路10と、逆流防止用ダイオード11とを有する。ゲート駆動回路10の図示しない基準端子は接地される。スイッチング素子9及び逆流防止用ダイオード11は、高電位側の直流母線22a上に配置される。リアクトル8は、一端が整流回路2に接続され、他端が逆流防止用ダイオード11のアノードに接続される。スイッチング素子9は、一端がリアクトル8と逆流防止用ダイオード11との接続点に接続され、他端が低電位側の直流母線22bに接続される。直流母線22bは接地される。
スイッチング素子9の一例はIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)であり、スイッチング素子9の他の例はMOSFET(Metal-Oxide-Semiconductor Field-Effect Transistor)である。スイッチング素子9がIGBTである場合、一端はコレクタであり、他端はエミッタである。スイッチング素子9がMOSFETである場合、一端はドレインであり、他端はソースである。
昇圧回路3では、ゲート駆動回路10から出力される駆動信号によって、スイッチング素子9がオン又はオフに制御される。ゲート駆動回路10の動作は、制御部5によって制御される。即ち、スイッチング素子9のオン動作又はオフ動作は、制御部5から出力される制御信号に基づいて制御される。
スイッチング素子9がオンに制御されると、整流電圧はリアクトル8を介して短絡される。この動作は「電源短絡動作」と呼ばれる。スイッチング素子9がオフに制御されると、整流電圧は、リアクトル8及び逆流防止用ダイオード11を介して平滑コンデンサ4,17に印加される。この動作は通常の整流動作である。このとき、リアクトル8にエネルギーが蓄積されていれば、整流電圧とリアクトル8に発生する電圧とが加算された電圧が平滑コンデンサ4,17に印加される。
昇圧回路3は、電源短絡動作と整流動作とを交互に繰り返すことによって、整流電圧を昇圧する。この動作は「昇圧動作」と呼ばれる。昇圧動作によって、平滑コンデンサ4,17の電圧は、交流電源1の電圧である電源電圧よりも高い電圧に昇圧される。また、昇圧動作によって、交流電源1とコンバータ回路20との間に流れる電流の力率が改善される。一方、スイッチング素子9が常時オフの場合、整流回路2から出力される電圧は昇圧されずに出力される。なお、整流電圧を昇圧する必要がない場合、昇圧回路3は省略してもよい。
インバータ回路30は、平滑コンデンサ4,17から得られる直流電圧を負荷40への交流電圧に変換して、負荷40のモータ7に印加する。インバータ回路30は、トランジスタ素子とダイオードとが逆並列に接続されたスイッチング素子6を複数用いて構成される。図示のモータ7は三相モータであり、インバータ回路30には上下アームのスイッチング素子6が直列に接続されたレグが3つ構成され、3つのレグが互いに並列に接続される。3つのレグを構成する6個のスイッチング素子6は、1つのパッケージに封止されてIPM(Intelligent Power Module)モジュールとして構成されることが多いが、これに限定されない。6個のスイッチング素子6は、一つずつが独立したディスクリート部品であってもよい。
インバータ回路30がIPMである場合、IPM内のスイッチング素子6を駆動する駆動信号は、制御部5から出力される。即ち、スイッチング素子6のオン動作又はオフ動作は、制御部5から出力される駆動信号によって制御される。
メイン基板12は、第1の端子14aと、第2の端子14bと、第6の端子14cとを有する。コンデンサ基板13は、第3の端子15aと、第4の端子15bと、第5の端子15cとを有する。また、コンデンサ基板13は、第3の端子15aと第4の端子15bとの間に直列に接続される分圧抵抗である抵抗16a,16bを有する。
第1の端子14aは、平滑コンデンサ4の正極と同電位に接続される。第2の端子14bは、平滑コンデンサ4の負極と同電位に接続される。第3の端子15aは、平滑コンデンサ17の正極と同電位に接続される。第1の端子14aと第3の端子15aとは、第1の配線である配線19aで接続される。第4の端子15bは、平滑コンデンサ17の負極と同電位に接続される。第2の端子14bと第4の端子15bとは、第2の配線である配線19bで接続される。第5の端子15cは、抵抗16aと抵抗16bとの接続点と同電位に接続される。第6の端子14cと第5の端子15cとは、第3の配線である配線19cで接続される。第6の端子14cは、制御部5と接続される。
図1では、第3の端子15aと第4の端子15bとの間に直列に接続される抵抗の数を2としているが、これに限定されない。平滑コンデンサ17の電圧の分圧電圧が得られる構成であれば、どのような構成でもよい。即ち、抵抗の数は複数であればよい。なお、抵抗の数が3以上である場合、分圧電圧を得る抵抗同士の接続点から見て、高電位側に位置する抵抗を「第1の抵抗」と呼び、低電位側に位置する抵抗を「第2の抵抗」と呼ぶことがある。
上記のように、実施の形態1に係る電力変換装置50では、インバータ回路30に安定した直流電圧を印加する平滑コンデンサの構成要素が、メイン基板12とコンデンサ基板13とに分けて搭載されている。このため、メイン基板12とコンデンサ基板13との接続に誤りが生じるおそれがある。ところが、メイン基板12とコンデンサ基板13との接続に誤りがあり、平滑コンデンサ4と平滑コンデンサ17とが電気的に並列に接続されていない場合でも、インバータ回路30に直流電圧を印加する回路構成は成立してしまう。以下、電力変換装置50を空気調和装置に用いた場合について考える。
メイン基板12とコンデンサ基板13との接続が誤っている状態で空気調和装置を動作させた場合、平滑コンデンサ4の容量が小さい程、又は圧縮機モータであるモータ7に流れる電流が増加する程、平滑コンデンサ4の電圧変動が大きくなる。ところが、空気調和装置が軽負荷で動作している場合、平滑コンデンサ4の電圧変動が小さくなり、装置の動作は正常であると判断して、モータ7を駆動し続ける可能性がある。モータ7を駆動し続けると、平滑コンデンサ4に流れるリップル電流は想定より多く流れることになり、平滑コンデンサ4の温度が上昇する。平滑コンデンサ4に多用される電解コンデンサは、有寿命部品である。電解コンデンサは、一般的に温度が10℃上昇すると寿命が半減するというアレニウスの式に従うと言われている。従って、メイン基板12とコンデンサ基板13との接続に誤りがあると、モータ7が正常に駆動できない懸念があり、仮に、モータ7を駆動できても製品寿命が著しく劣化する原因となる。このため、実施の形態1に係る電力変換装置50には、メイン基板12とコンデンサ基板13との間の誤接続を検出する機能が付加されている。
次に、実施の形態1における誤接続検出処理について説明する。図2は、実施の形態1における誤接続検出処理の説明に供するフローチャートである。図2の処理は、制御部5の制御下で実施される。
まず、制御部5は、コンデンサ基板13における第5の端子15cの電圧情報を取得する(ステップS11)。
前述したとおり、第5の端子15cは、抵抗16aと抵抗16bとの接続点に接続されている。ここで、抵抗16a,16bの抵抗値を、それぞれ「Ra」、「Rb」とし、平滑コンデンサ17の両端電圧を「Va」とする。このとき、第4の端子15bを基準とする第5の端子15cの電圧Vcは、以下の(1)式で表すことができる。
Vc=Va×Rb÷(Ra+Rb)…(1)
実施の形態1において、第4の端子15bを基準とする第5の端子15cの電圧Vcは、平滑コンデンサ17の動作状態を表す物理量の一例である。
前述したように、第6の端子14cは、第5の端子15cと配線で接続され、且つ制御部5とも接続されている。これにより、制御部5は、第6の端子14cを介して、平滑コンデンサ17の電圧情報となる第5の端子15cの電圧Vcを常時取得することができる。
制御部5は、取得した電圧情報が既定の範囲内にあるか否かを判定する(ステップS12)。取得した電圧情報が既定の範囲内にない場合(ステップS12、No)、制御部5は、ステップS11に戻って電圧情報の取得処理を継続する。一方、取得した電圧情報が既定の範囲内にある場合(ステップS12、Yes)、インバータ回路30に対する駆動信号の出力が許可され(ステップS13)、電力変換装置50は通常制御モードに移行する(ステップS14)。これにより、制御部5の内部で生成された駆動信号はインバータ回路30に出力され、インバータ回路30が動作を開始する。
第1の端子14aと第3の端子15aとを接続する配線19aの接続が不良である場合、若しくは外れている場合、平滑コンデンサ17を充電する電流経路がなくなるので、平滑コンデンサ17は充電されない。従って、平滑コンデンサ17の両端電圧Vaは“0V”であり、制御部5に入力される電圧情報である第5の端子15cの電圧Vcも“0V”である。このため、取得した電圧情報が既定の範囲内にないので、インバータ回路30を駆動する駆動信号は制御部5から出力されない。第2の端子14bと第4の端子15bとを接続する配線19bの接続が不良である場合、若しくは外れている場合も同様である。
また、第6の端子14cと第5の端子15cとを接続する配線19cの接続が不良である場合、若しくは外れている場合、配線19a,19bの接続が不良でなければ、平滑コンデンサ17は充電される。しかしながら、平滑コンデンサ17の電圧情報が制御部5に伝達されないので、制御部5の認識値は“0V”になる。従って、制御部5が認識する電圧情報が既定の範囲内にないので、インバータ回路30を駆動する駆動信号は制御部5から出力されない。
なお、図1ではメイン基板12とコンデンサ基板13とを接続するための各端子は、全て独立した形態で図示しているが、これに限定されない。同じ基板中の各端子は、複数極を有するコネクタでまとめることもできる。この際、例えば第1の端子14a、第2の端子14b及び第6の端子14cを1つのコネクタとしてもよい。或いは、第1の端子14a及び第2の端子14bを1つのコネクタに纏め、第6の端子14cを独立したコネクタとして合計2個のコネクタで構成してもよい。また、他の形態でもよく、組み合わせは任意である。
また、平滑コンデンサ17は、一般的に電解コンデンサを使用することが多い。電解コンデンサには極性が有るため、電解コンデンサに逆極性の電圧を印加すると、破裂又は膨張弁の開放により、気化した電解液の噴出が発生することがある。このため、更に極性の誤接続を防止する施策を講じることが望ましい。
まず、基板間の接続において、上述した誤接続が発生する可能性を施工手順書等に記載しておくことが望ましい。施工手順書等に記載しておくことで、製品の製造時にメイン基板12とコンデンサ基板13との間の配線接続に不備があった場合でも、施工時に修理することが可能となる。
また、例えば、第1の端子14aと第3の端子15aとを接続する配線19aと、第2の端子14bと第4の端子15bとを接続する配線19bとを異なる配線色にすることが考えられる。この例によれば、施工業者に注意喚起を促すことができる。
また、例えば、第1の端子14a及び第3の端子15aにはねじで締結する端子を使用し、第2の端子14b及び第4の端子15bには雌雄のコネクタで勘合する構造を採用してもよい。或いは、これらの端子間では、対応するねじ径が異なる端子の組み合わせにするようにしてもよいし、異なる組み合わせでは物理的に接続できない構造としてもよい。即ち、第1の端子14aと第3の端子15aとによる組み合わせ、及び第2の端子14bと第4の端子15bとによる組み合わせに対し、これらの各端子間では、異なる組み合わせでは物理的に接続できない構造とする。このような構造とすれば、誤接続が生起する可能性を更に小さくすることができる。
また、前述したように、第1の端子14aと第3の端子15aとは配線19aで接続され、第2の端子14bと第4の端子15bとは配線19bで接続される。このとき、例えば第1の端子14aと第3の端子15aとによる端子対、及び第2の端子14bと第4の端子15bとによる端子対に対し、配線19a,19bのうちの少なくとも一方の配線は、接続が想定されていない端子対には接続できないように構成してもよい。このように構成しても、誤接続が生起する可能性を更に小さくすることができる。
次に、実施の形態1における制御部5の機能を実現するハードウェア構成について説明する。図3は、実施の形態1における制御部5の機能を実現するハードウェア構成の例を示す図である。
実施の形態1における制御部5の機能を実現する場合には、図3に示されるように、演算を行うプロセッサ200、プロセッサ200によって読みとられるプログラムが保存されるメモリ202、信号の入出力を行うインタフェース204、及び判定結果を表示する表示器205を含む構成とすることができる。
プロセッサ200は、演算装置、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、CPU(Central Processing Unit)、又はDSP(Digital Signal Processor)といった演算手段であってもよい。また、メモリ202には、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ、EPROM(Erasable Programmable ROM)、EEPROM(登録商標)(Electrically EPROM)といった不揮発性又は揮発性の半導体メモリ、磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ミニディスク、DVD(Digital Versatile Disc)を例示することができる。
メモリ202には、実施の形態1における制御部5の機能を実行するプログラム、誤接続を判定するための判定値が保存されている。プロセッサ200は、インタフェース204を介して必要な情報を授受し、メモリ202に格納されたプログラムをプロセッサ200が実行し、メモリ202に格納された判定値をプロセッサ200が参照することにより、上述した誤接続検出処理を行う。プロセッサ200による演算結果は、メモリ202に記憶することができる。また、プロセッサ200の処理結果を表示器205に表示することもできる。なお、表示器205は、制御部5の外部に備えられていてもよい。
表示器205の典型的な例は、LED(Light Emitting Diode)表示器又は7セグメント表示器である。取得した電圧情報が既定の範囲内にない場合、LEDを点灯させたり、7セグメント表示器にエラーコードを表示させたりすることで、施工業者に対し、簡易且つ迅速に異常の有無を報知することができる。なお、これらの表示器に代え、又は、これらの表示器と併用して液晶ディスプレイなどを用いてもよい。
以上に説明した仕組みにより、メイン基板12とコンデンサ基板13とが正しく配線で接続され、平滑コンデンサ17が設定された電圧に充電されたときにのみ、インバータ回路30の駆動が可能になる。これにより、施工業者が試運転を行う際に、メイン基板12とコンデンサ基板13との間の接続不良を認識することができる。
以上説明したように、実施の形態1に係る電力変換装置は、平滑コンデンサは、第1及び第2のコンデンサを有し、第1のコンデンサは第1の基板に搭載され、第2のコンデンサは第1の基板とは異なる第2の基板に搭載される。制御部は、第2のコンデンサの動作状態を表す物理量の検出値に基づいて、インバータ回路を駆動する駆動信号の出力を許可するか否かを決定する。これにより、基板間の配線接続不良に起因する不具合を未然に防止できるという効果を得ることができる。なお、実施の形態1において、物理量の検出値は、コンデンサ基板における第5の端子の電圧、即ち第2のコンデンサの両端電圧の分圧電圧とすることができる。これにより、物理量の検出値を簡易、且つ確実に取得することができる。
また、実施の形態1に係る電力変換装置によれば、物理量の検出値が既定の範囲内にない場合、その旨を表す情報を表示器に表示することができる。これにより、実施の形態1に係る電力変換装置が搭載された製品を設置する施工業者に対し、誤配線の発生の有無を簡易且つ迅速に報知することができる。
実施の形態2.
図4は、実施の形態2に係る電力変換装置50Aの構成例を示す図である。実施の形態2に係る電力変換装置50Aでは、図1に示す実施の形態1に係る電力変換装置50の構成において、メイン基板12がメイン基板12Aに置き替えられ、コンデンサ基板13がコンデンサ基板13Aに置き替えられ、制御部5が制御部5Aに置き替えられている。メイン基板12Aでは第6の端子14cが削除され、コンデンサ基板13Aでは第5の端子15cが削除されている。また、メイン基板12Aとコンデンサ基板13Aとの間では、配線19cが削除される一方で、配線19aには電流センサ18が設けられている。その他の構成は、図1に示す電力変換装置50と同一又は同等であり、同一又は同等の構成部には同一の符号を付して示し、重複する説明は割愛する。
図4の構成において、電流センサ18は、配線19aに流れる電流、即ち第1の端子14aと第3の端子15aとの間に流れる電流を検出する。電流センサ18によって検出された電流情報は、制御部5Aに入力される。電流センサ18としては、直流電流トランス(Direct Current Current Transformer:DCCT)又は交流電流トランス(Alternate Current Current Transformer:ACCT)を用いることができる。
次に、実施の形態2における誤接続検出処理について説明する。図5は、実施の形態2における誤接続検出処理の説明に供するフローチャートである。図5の処理は、制御部5の制御下で実施される。
まず、制御部5は、電流センサ18によって検出される電流情報を取得する(ステップS21)。実施の形態2において、配線19aに流れる電流は、平滑コンデンサ17の動作状態を表す物理量の一例である。
前述したように、電流センサ18の検出値は、制御部5に入力されるように構成されている。これにより、制御部5は、電流センサ18を介して、平滑コンデンサ17の動作状態を表す電流情報を常時取得することができる。
制御部5は、取得した電流情報が既定の範囲内にあるか否かを判定する(ステップS22)。取得した電流情報が既定の範囲内にない場合(ステップS22、No)、制御部5は、ステップS21に戻って電流情報の取得処理を継続する。一方、取得した電流情報が既定の範囲内にある場合(ステップS22、Yes)、インバータ回路30に対する駆動信号の出力が許可され(ステップS23)、電力変換装置50は通常制御モードに移行する(ステップS24)。これにより、制御部5の内部で生成された駆動信号はインバータ回路30に出力され、インバータ回路30が動作を開始する。
第1の端子14aと第3の端子15aとを接続する配線19aの接続が不良である場合、若しくは外れている場合、平滑コンデンサ17を充電する電流経路がなくなるので、平滑コンデンサ17は充電されない。従って、平滑コンデンサ17には充電電流が流れず、制御部5に入力される電流センサ18の検出値は“0A”である。このため、取得した電流情報が既定の範囲内にないので、インバータ回路30を駆動する駆動信号は制御部5から出力されない。第2の端子14bと第4の端子15bとを接続する配線19bの接続が不良である場合、若しくは外れている場合も同様である。
なお、図4では、電流センサ18は配線19aに流れる電流を検出するように構成されているが、これに限定されない。この構成に代え、電流センサ18は、配線19b、即ち第2の端子14bと第4の端子15bとの間に流れる電流を検出するように構成されていてもよい。
以上に説明した仕組みにより、メイン基板12とコンデンサ基板13とが正しく配線で接続され、平滑コンデンサ17が設定された電圧に充電されたときにのみ、インバータ回路30の駆動が可能になる。これにより、施工業者が試運転を行う際に、メイン基板12とコンデンサ基板13との間の接続不良を認識することができる。
以上説明したように、実施の形態2に係る電力変換装置は、平滑コンデンサは、第1及び第2のコンデンサを有し、第1のコンデンサは第1の基板に搭載され、第2のコンデンサは第1の基板とは異なる第2の基板に搭載される。制御部は、第2のコンデンサの動作状態を表す物理量の検出値に基づいて、インバータ回路を駆動する駆動信号の出力を許可するか否かを決定する。これにより、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。なお、実施の形態2において、物理量の検出値は、メイン基板における第1の端子とコンデンサ基板における第3の端子との間に流れる電流、又はメイン基板における第2の端子とコンデンサ基板における第4の端子との間に流れる電流とすることができる。これにより、物理量の検出値を簡易、且つ確実に取得することができる。
また、実施の形態2に係る電力変換装置によれば、物理量の検出値が既定の範囲内にない場合、その旨を表す情報を表示器に表示することができる。これにより、実施の形態2に係る電力変換装置が搭載された製品を設置する施工業者に対し、誤配線の発生の有無を簡易且つ迅速に報知することができる。
実施の形態3.
実施の形態3では、実施の形態1及び実施の形態2で説明した電力変換装置を、空気調和装置に適用した例について説明する。図6は、実施の形態3に係る空気調和装置100の構成例を示す図である。空気調和装置100は、室外機67と、室内機68と、空調制御部69と、を備える。室外機67は、交流電源1に接続されている。室外機67は、電力変換装置50と、圧縮機60と、四方弁62と、熱源側熱交換器63と、熱源側膨張弁64と、を備える。室内機68は、負荷側膨張弁65と、負荷側熱交換器66と、を備える。圧縮機60は、モータ7を駆動源とする圧縮要素61を備える。図6では、電力変換装置50を例示しているが、実施の形態2で説明した電力変換装置50Aに置き替えてもよい。
空気調和装置100では、圧縮機60、四方弁62、熱源側熱交換器63、熱源側膨張弁64、負荷側膨張弁65、負荷側熱交換器66、四方弁62、そして、圧縮機60の順に冷媒配管70によって接続された冷媒回路が構成されている。空気調和装置100では、冷媒回路に冷媒が流れることによって冷凍サイクルが成立する。空気調和装置100は、圧縮機60によって冷凍サイクルの冷媒を圧縮する。図6では図示していないが、圧縮機60の吸入側に過剰な冷媒を貯留するアキュームレータを設けてもよい。冷媒回路を制御するにあたり、空調制御部69は、四方弁62、熱源側膨張弁64、及び負荷側膨張弁65を制御する。なお、図6に示す冷凍サイクルの構成は一例であり、必ずしも同じ冷凍サイクルの構成でなくてもよい。
次に、図6に示される空気調和装置100の動作について、冷房運転を例に説明する。暖房運転については詳細を省略するが、四方弁62における流路の切り替えによって暖房運転も実現できる。冷房運転に際し、四方弁62は予め圧縮機60から吐出された冷媒が熱源側熱交換器63へ向かうように、且つ、負荷側熱交換器66から流出した冷媒が圧縮機60へ向かうように流路を切り替えているものとする。
電力変換装置50によってモータ7を駆動することで、モータ7に連結した圧縮要素61が冷媒を高温高圧の冷媒に圧縮する。圧縮機60は、高温高圧の冷媒を吐出する。圧縮機60から吐出した高温高圧の冷媒は、四方弁62を経由して、熱源側熱交換器63へ流入し、熱源側熱交換器63において外部の空気と熱交換して放熱される。熱源側熱交換器63から流出した冷媒は、熱源側膨張弁64において膨張及び減圧され、低温低圧の気液二相冷媒となる。低温低圧の気液二相冷媒となった冷媒は、負荷側膨張弁65において膨張及び減圧されて、負荷側熱交換器66へ流入し、空調対象空間の空気と熱交換して蒸発し、低温低圧の冷媒となって、負荷側熱交換器66から流出する。負荷側熱交換器66から流出した冷媒は、四方弁62を経由して、圧縮機60に吸入され、再び圧縮される。空気調和装置100では、以上の動作が繰り返される。
なお、電力変換装置50の主にインバータ回路30を冷却する目的で、インバータ回路30が搭載されるメイン基板12を冷却プレートに接触させてもよい。更に、この冷却プレートに冷媒配管70を接触させて、冷媒配管70に流れる冷媒にインバータ回路30における発熱を吸熱させるようにしてもよい。このようにすれば、インバータ回路30の温度上昇を効率的に抑制できる。
また、図6に示す空気調和装置100では、熱源側膨張弁64を室外機67に備え、負荷側膨張弁65を室内機68に備える構成としている。これらの構成は、電力変換装置50の冷却能力を2つの膨張弁である熱源側膨張弁64及び負荷側膨張弁65のそれぞれで独立に制御可能なようにするためである。これらの構成は、冷媒を細やかに制御するのに適しており、冷媒を効率よく制御できる。なお、図6の構成は一例であり、必ずしも2つの膨張弁を備える構成にしなくてもよく、膨張弁を室内機68又は室外機67のうちの何れか一方に備える構成としてもよい。
実施の形態3では、実施の形態1及び実施の形態2に係る電力変換装置50,50Aを、空気調和装置100に適用した例を示したが、これらに限定されない。実施の形態1及び実施の形態2に係る電力変換装置50,50Aを、空気調和装置100の他、ヒートポンプ装置、冷凍装置などの冷凍サイクルを有する機器に適用することができる。また、モータの回転力によって駆動力を得る乾燥機、洗濯機、掃除機などの圧縮機を搭載していない製品への適用も可能であり、ファンモータなどへの適用も可能である。
以上説明したように、実施の形態3に係る空気調和装置によれば、実施の形態1及び実施の形態2に係る電力変換装置を適用することで、空気調和装置を大容量化でき、空調能力が高く、且つ、損失の小さい空気調和装置を実現することができるという効果が得られる。
以上の実施の形態に示した構成は、一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、実施の形態同士を組み合わせることも可能であるし、要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。
1 交流電源、2 整流回路、2a 整流ダイオード、3 昇圧回路、4,17 平滑コンデンサ、5,5A 制御部、6,9 スイッチング素子、7 モータ、8 リアクトル、10 ゲート駆動回路、11 逆流防止用ダイオード、12,12A メイン基板、13,13A コンデンサ基板、14a 第1の端子、14b 第2の端子、14c 第6の端子、15a 第3の端子、15b 第4の端子、15c 第5の端子、16a,16b 抵抗、18 電流センサ、19a,19b,19c 配線、20 コンバータ回路、22a,22b 直流母線、30 インバータ回路、40 負荷、50,50A 電力変換装置、60 圧縮機、61 圧縮要素、62 四方弁、63 熱源側熱交換器、64 熱源側膨張弁、65 負荷側膨張弁、66 負荷側熱交換器、67 室外機、68 室内機、69 空調制御部、70 冷媒配管、100 空気調和装置、200 プロセッサ、202 メモリ、204 インタフェース、205 表示器。

Claims (7)

  1. 交流電圧を直流電圧に変換するコンバータ回路と、前記コンバータ回路の出力を平滑する平滑コンデンサと、前記平滑コンデンサから得られる直流電圧を負荷への交流電圧に変換するインバータ回路と、少なくとも前記インバータ回路の動作を制御する制御部とを備えた電力変換装置であって、
    前記平滑コンデンサは、第1の基板に搭載される第1のコンデンサと、前記第1の基板とは異なる第2の基板に搭載される第2のコンデンサとを有し、
    前記第2のコンデンサの動作状態を表す物理量の検出値が前記制御部に入力され、
    前記制御部は、前記物理量の検出値に基づいて前記インバータ回路を駆動する駆動信号の出力を許可するか否かを決定する
    電力変換装置。
  2. 前記制御部は、前記物理量の検出値が既定の範囲内にない場合、その旨を表す情報を表示器に表示する
    請求項1に記載の電力変換装置。
  3. 前記第1の基板は、第1、第2及び第6の端子を有し、
    前記第2の基板は、第3、第4及び第5の端子を有すると共に、前記第3の端子と前記第4の端子との間に直列に接続される複数の抵抗を有し、
    前記第1の端子は、前記第1のコンデンサの正極と同電位に接続され、
    前記第2の端子は、前記第1のコンデンサの負極と同電位に接続され、
    前記第3の端子は、前記第2のコンデンサの正極と同電位に接続されると共に、前記第1の端子とは第1の配線で接続され、
    前記第4の端子は、前記第2のコンデンサの負極と同電位に接続されると共に、前記第2の端子とは第2の配線で接続され、
    前記第5の端子は、前記複数の抵抗のうちの第1の抵抗と第2の抵抗との接続点と同電位に接続されると共に、前記第6の端子とは第3の配線で接続され、
    前記物理量の検出値は、前記接続点において検出される電圧であり、
    前記制御部は、前記電圧が予め定めた範囲内にある場合には、前記駆動信号の出力を許可する
    請求項1又は2に記載の電力変換装置。
  4. 前記第1の基板は、第1及び第2の端子を有し、
    前記第2の基板は、第3及び第4の端子を有し、
    前記第1の端子は、前記第1のコンデンサの正極と同電位に接続され、
    前記第2の端子は、前記第1のコンデンサの負極と同電位に接続され、
    前記第3の端子は、前記第2のコンデンサの正極と同電位に接続されると共に、前記第1の端子とは第1の配線で接続され、
    前記第4の端子は、前記第2のコンデンサの負極と同電位に接続されると共に、前記第2の端子とは第2の配線で接続され、
    前記物理量の検出値は、前記第1の端子と前記第3の端子との間に流れる電流、又は前記第2の端子と前記第4の端子との間に流れる電流であり、
    前記制御部は、前記電流が予め定めた範囲内にある場合には、前記駆動信号の出力を許可する
    請求項1又は2に記載の電力変換装置。
  5. 前記第1の端子と、前記第1の端子に前記第1の配線で接続される前記第3の端子とによる端子対、及び前記第2の端子と、前記第2の端子に前記第2の配線で接続される前記第4の端子とによる端子対に対し、前記第1及び第2の配線のうちの少なくとも一方の配線は、接続が想定されていない端子対には接続できないように構成されている
    請求項3又は4に記載の電力変換装置。
  6. 前記第1の端子と前記第3の端子とによる組み合わせ、及び前記第2の端子と前記第4の端子とによる組み合わせに対し、前記第1から第4の端子は、異なる組み合わせでは物理的に接続できない構造とされている
    請求項3又は4に記載の電力変換装置。
  7. 請求項1から6の何れか1項に記載の電力変換装置を備えた空気調和装置。
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