JP7389888B2 - 光ネットワーク終端装置接続を決定する方法、装置及びシステム - Google Patents

光ネットワーク終端装置接続を決定する方法、装置及びシステム Download PDF

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Description

本願は光通信技術に関し、特に、光ネットワーク終端装置(Optical
Network Termination、OTN)接続を決定する方法、装置及びシステムに関する。
受動光ネットワーク(Passive Optical
Network、略称PON)システムは、光ライン端末(Optical Line Terminal、OLT
)、ユーザ側に位置する複数の光ネットワークユニット(Optical Network Unit、ONU)又は光ネットワーク終端装置(Optical Network Termination、略称ONT)及び光ライン端末と光ネットワーク終端装置との間で光信号を分割/結合又は多重化/逆多重化するように構成された光配信ネットワーク(Optical Distribution Network、ODN)を含む。
現在、代表的なPON技術は、ギガビット受動光ネットワーク(Gigabit Passive Optical Network、略称GPON)、イーサネット受動光ネットワーク(Ethernet Passive Optical Network、略称EPON)、XG(S)-PON (10G (symmetric)Passive Optical Network)、10G-EPON(10G Ethernet Passive Optical Network)である。XG(S)-PON及び10G-EPONはまとめて10G-PONと呼ばれ得る。
PONシステムでは、上り光及び下り光が同じ光ファイバで伝送される。下り方向では、PONシステムはTDM(時分割多重、time division multiplexing)方式で動作し、OLT によって送信される光信号は全ての分岐ファイバに送信され、全てのONTに到達できる。上り方向では、PONシステムは、TDMA(時分割多元接続、time division multiple access)方式で動作し、ONTは認可されたタイムスロット内の光信号のみを送信する。もちろん、上り方向及び下り方向の伝送のために異なる光ファイバが代替的に使用され得る。
ODNを配備するプロセスにおいて、オペレータ又は中央局(CO、Central Office)がPONODNの正しい実際のトポリジカル構造を得ることは困難であり、光スプリッタの位置及び光スプリッタとONTとの間の接続関係をリソース管理システム上に手動で記録する必要がある。しかしながら、手動での記録は誤りが起こしやすく、光スプリッタとONTとの関係は経時的に変化する。その結果、光スプリッタとONTとの間の記録された接続関係は誤ったものとなる。したがって、PONシステムがランタイム中に故障した場合、故障箇所を素早く且つ正確に特定することができず、故障箇所を素早く直すことができない。
上記の課題に鑑み、本願は光ネットワーク終端装置接続を特定する方法、装置及びシステムを提供する。
第1の態様によれば、本願の実施形態は、下り光信号受信器、逆方向光信号受信器、処理モジュール及び上り光信号送信器を含む光ネットワーク終端装置を提供する。下り光信号受信器は第1の下り光信号を受信するように構成され、該第1の下り光信号は、光ファイバネットワークにおける第1の上り光信号によって生成される逆方向光信号を取得するよう光ネットワーク終端装置に示す。逆方向光信号受信器は、光ファイバネットワークにおける第1の上り光信号によって生成される逆方向光信号を受信するように構成されている。処理モジュールは第1の下り光信号の表示情報に基づいて、逆方向光信号の強度情報を取得するように構成されている。上り光信号送信器は第2の上り光信号を送信するように構成され、該第2の上り光信号は逆方向光信号の強度情報を運び、逆方向光信号の強度情報は、ONTと、上りテスト信号を送信するONTと関係を反映する。本願のこの実施形態では、光ネットワーク終端装置は、光ファイバネットワークにおける第1の上り光信号によって生成された逆方向光信号の強度情報を取得し、逆方向光信号の強度情報は、光ネットワーク終端装置と光スプリッタとの接続関係を特定するために用いられ得る。したがって、PONシステムが動作する場合、接続関係に基づいて故障箇所を素早く且つ正確に特定でき、故障箇所を素早く直すことができる。
可能な設計では、前記第1の下り光信号は、前記逆方向光信号が測定される時点及び/又は測定時間の長さを運ぶため、光ネットワーク終端装置は、測定された逆方向光信号の強度を取得し得る。
可能な設計では、光ネットワーク終端装置は、前記第1の下り電気信号において運ばれる表示情報をパースするように構成されたメディアアクセス制御MACモジュールをさらに含み、前記第1の下り電気信号は前記第1の下り光信号から変換される。
前記処理モジュールは、前記MACモジュールによってパースされた前記第1の下り電気信号の表示情報を取得するようにさらに構成されている。
可能な設計では、前記下り光信号受信器は第2の下り光信号を受信するようさらに構成され、前記第2の下り光信号は、前記第1の上り光信号及び前記光ネットワーク終端装置が前記第1の上り光信号を送信する時点に関する情報を送信するよう前記光ネットワーク終端装置に示す表示情報を運ぶ。したがって、光ネットワーク終端装置は、表示情報に基づいて、第1の上り光信号を送信することを決定し得る。
可能な設計では、前記第1の下り光信号は、前記第1の上り光信号を送信する前記光ネットワーク終端装置の識別子と、前記第1の上り光信号が送信される時点に関する情報とをさらに運ぶ。
可能な設計では、光ネットワーク終端装置は、前記第1の下り光信号及び/又は前記第2の下り光信号において運ばれる情報を記憶し、前記逆方向光信号の強度情報を記憶するように構成された記憶モジュールをさらに含む。
可能な設計では、前記第1の上り光信号は、前記光ネットワーク終端装置によって送信される前記第1の上り光信号であるか又は別の光ネットワーク終端装置によって送信される第1の上り光信号である。
可能な設計では、前記上り光信号送信器は、前記処理モジュールの表示情報に基づいて前記第1の上り光信号を送信するようにさらに構成され、前記第1の上り光信号の波長、前記逆方向光信号の波長及び前記第2の上り光信号の波長は同じである。
可能な設計では、光ネットワーク終端装置は、前記処理モジュールの表示に基づいて前記第1の上り光信号を送信するように構成された第1の上り光信号送信器をさらに含み、前記第1の上り光信号の波長は前記逆方向光信号の波長と同じであり、前記第1の上り光信号の波長は前記第2の上り光信号の波長とは異なる。
第2の態様によれば、本願の実施形態は光ネットワーク終端装置ONT接続を特定するための方法を提供する。光ネットワーク終端装置は第1の下り光信号を受信し、該第1の下り光信号は、光ファイバネットワークにおける第1の上り光信号によって生成される逆方向光信号を取得するよう光ネットワーク終端装置に示す。光ネットワーク終端装置は、前記光ファイバネットワークにおける前記第1の上り光信号によって生成される前記逆方向光信号を受信し、前記第1の下り光信号の表示に基づいて、前記逆方向光信号の強度情報を取得し、第2の上り光信号を送信する。該第2の上り光信号は前記逆方向光信号の強度情報を運び、逆方向光信号の強度情報は、光ネットワーク終端装置と光スプリッタとの接続関係を特定するために用いられる。本願のこの実施形態では、光ネットワーク終端装置は、光ファイバネットワークにおける第1の上り光信号によって生成される逆方向光信号の強度情報を取得し、逆方向光信号の強度情報は、光ネットワーク終端装置と光スプリッタとの接続関係を特定するために用いられ得る。したがって、PONシステムが動作し、システムが故障した場合、接続関係に基づいて故障箇所を素早く且つ正確に特定し、故障箇所を素早く直すことができる。
可能な設計では、光ネットワーク終端装置は、第2の下り光信号をさらに受信し、該第2の下り光信号は、前記第1の上り光信号及び前記光ネットワーク終端装置が前記第1の上り光信号を送信する時点に関する情報を送信するよう光ネットワーク終端装置に示す表示情報を運ぶ。
可能な設計では、前記第1の下り光信号は、前記第1の上り光信号を送信する前記光ネットワーク終端装置の識別子と、前記第1の上り光信号が送信される時点に関する情報とをさらに運ぶ。
可能な設計では、光ネットワーク終端装置は、前記第1の下り光信号において運ばれる情報及び前記第2の下り光信号において運ばれる情報をさらに記憶し、前記逆方向光信号の強度情報を記憶する。
可能な設計では、光ネットワーク終端装置は、前記第1の上り光信号をさらに送信し、前記第1の上り光信号の波長、前記逆方向光信号の波長及び前記第2の上り光信号の波長は同じである。
可能な設計では、光ネットワーク終端装置は、前記第1の上り光信号を送信し、前記第1の上り光信号の波長は前記逆方向光信号の波長と同じであり、前記第1の上り光信号の波長は前記第2の上り光信号の波長とは異なる。
第3の態様によれば、本願の実施形態は、光ネットワーク終端装置ONT接続を特定するための方法を提供する。装置は、第2のONTによって送信される強度情報であって、光ファイバネットワークにおいて、第1のONTによって送信される第1の上り光信号によって生成される逆方向光信号の強度情報を受信し、該第2のONTは、受動光ネットワークPONシステムにおける任意のONTであるか又はPONシステムにおける第1のONT以外の他のONTである。装置は、前記第2のONTによって送信される前記逆方向光信号の強度情報に基づいて、前記第1のONTと同じ光スプリッタに接続された第3のONTを特定する。本願のこの実施形態では、装置は、逆方向光信号の強度情報に基づいて、光ネットワーク終端装置と光スプリッタとの接続関係を特定し得る。
可能な設計では、前記装置が前記第1のONTと同じ光スプリッタに接続された第3のONTを特定することは、前記装置が、前記第3のONTによって送信される強度情報と、少なくとも1つの第2のONTによって送信される強度情報との差が、前記光スプリッタの強度差閾値よりも大きいか判断することを含む。
可能な設計では、前記装置が前記第3のONTによって送信される強度情報と、第4のONTによって送信される強度情報との差をさらに特定し、該第4のONTは前記第2のONTにあり、前記第1のONTとは異なる光スプリッタに接続されたONTである。前記装置は、前記第3のONTによって送信される強度情報と、前記第4のONTによって送信される強度情報との差に基づいて、第1段階光スプリッタのスプリット比をさらに決定する。
可能な設計では、デバイスは、第1段階光スプリッタのスプリット比の閾値範囲を記憶し、デバイスは、第1段階光スプリッタのスプリット比を決定することを含む。デバイスは、スプリット比の閾値範囲と、第3のONTによって送信された強度情報と第4のONTによって送信された強度情報との差に基づいて、第1段階光スプリッタのスプリット比を決定する。
可能な設計では、前記装置は光ネットワーク終端装置ONTである。前記光ネットワーク終端装置は、第1の下り光信号及び第2の下り光信号をさらに受信し、該第1の下り光信号は、前記逆方向光信号を取得するよう前記光ネットワーク終端装置に示す表示情報、前記光ネットワーク終端装置の識別子及び前記第2のONTによって送信される前記逆方向光信号の強度情報を取得するよう前記光ネットワーク終端装置に示す表示情報を運び、前記第2の下り光信号は、前記光ネットワーク終端装置の識別子と、前記第2のONTによって送信される前記逆方向光信号の強度情報を取得するよう前記光ネットワーク終端装置に示す表示情報とを運ぶか又は前記光ネットワーク終端装置が第1の下り光信号を受信し、該第1の下り光信号は、前記第1の上り光信号を送信するよう前記光ネットワーク終端装置に示す表示情報と、前記第1の上り光信号が送信される時点に関する情報と、前記第2のONTによって送信される前記逆方向光信号の強度情報を取得するよう前記光ネットワーク終端装置に示す表示情報とを運ぶ。
可能な設計では、光ネットワーク終端装置は第3の上り光信号をさらに送信し、該第3の上り光信号は、前記第1のONTと同じ光スプリッタに接続された前記第3のONTに関する情報を運ぶ。
可能な設計では、前記装置は光回線終端装置である。光回線終端装置は第1の下り光信号をさらに送信し、第1の下り光信号は逆方向光信号の強度情報を取得するように前記第2のONTに示す表示情報を運ぶため、第2のONTは逆方向光信号の強度情報を取得し得る。
可能な設計では、前記第1の下り光信号は、前記逆方法光信号が測定される時点及び/又は測定時間の長さをさらに運ぶため、逆方向光信号の強度情報を測定するための表示がより正確である。
可能な設計では、前記光回線終端装置は第2の下り光信号を送信し、該第2の下り光信号は、前記第1の上り光信号を送信する前記光ネットワーク終端装置の識別子と、前記第1の上り光信号が送信される時点に関する情報とを運ぶ。このように、第1の上り光信号を送信する光ネットワーク終端装置は、第1の上り光信号を送信し得るための、解決策がスムーズに進む。
可能な設計では、前記第1の下り光信号は、前記第1の上り光信号を送信する前記光ネットワーク終端装置の識別子と、前記第1の上り光信号が送信される時点に関する情報とをさらに運ぶ。このように、第1の上り光信号を送信するための表示は、より明確且つ正確になるため、解決策がスムーズに進む。
可能な設計では、前記装置は上位層ネットワーク装置であり、前記装置が、前記第2のONTによって得られる強度情報であって、光ファイバネットワークにおける第1の上り光信号によって生成される逆方向光信号の強度情報を受信することは、前記上位層ネットワーク装置が、光回線終端装置によって送信され、前記第2のONTによって取得される強度情報であって、前記光ファイバネットワークにおける前記第1の上り光信号によって生成される逆方向光信号の強度情報を受信することを含む。このように、本願は複数の異なるネットワーク構造に適用可能であるため、解決策を用いる柔軟性が改善する。
可能な設計では、光回線終端装置が第3の下り光信号を送信し、該第3の下り光信号は、前記逆方向光信号の強度情報を送信するよう前記第2のONTに示す。
可能な設計では、前記第1のONTは、前記第1の上り光信号を初めて送信するONTであり、前記方法は、前記装置が、前記第1の上り光信号を次に送信するONTを特定して、全てのONTと光スプリッタとの接続を特定する。
可能な設計では、前記光回線終端装置が、前記第1の上り光信号を次に送信するONTを特定することは、前記PONシステムの前記第1のONT以外の他のONTから前記第1の上り光信号を次に送信するONTを特定すること、又は前記PONシステムの前記第1のONT及び前記第3のONT以外のONTから前記第1の上り光信号を次に送信するONTを特定すること、を含む。
第4の態様によれば、本願の実施形態は、光回線終端装置OLT
、光分配ネットワークODN及び複数の光ネットワーク終端装置ONTを含む受動光ネットワークシステムを提供し、前記OLTは前記ODNを介して前記複数の光ネットワーク終端装置に接続され、前記複数の光ネットワーク終端装置のそれぞれは、第1の態様の任意の設計における光ネットワーク終端装置であり、OLTは、第3の態様のいずれかの設計においてOLT
よって実行される機能を実行するように構成されている。
第5の態様によれば、本願の実施形態は、メモリ及びプロセッサを含む装置を提供し、該メモリはコンピュータ実行可能命令を記憶するように構成され、当該装置が動作する場合、前記プロセッサは、前記メモリに記憶された前記コンピュータ実行可能命令を実行するため、当該装置は、第3の態様のいずれか設計における方法を行う。
第6の態様によれば、本願の実施形態は、上位層ネットワーク装置及び受動光ネットワークPONシステムを含むシステムを提供する。前記受動光ネットワークシステムは、第2の光ネットワーク終端装置ONTによって取得される強度情報であって、光ファイバネットワークにおいて第1の上り光信号によって生成される逆方向光信号の強度情報を前記上位層ネットワーク装置に送信するように構成され、該第2のONTは前記PONシステムにおける全てのONTであるか又は前記PONシステムにおける第1のONT以外の他のONTであり、該第1のONTは前記第1の上り光信号を送信するONTであり、前記上位層ネットワーク装置は、前記第2のONTによって測定される前記逆方向光信号の強度情報に基づいて、前記第1のONTと同じ光スプリッタに接続された第3のONTを特定するように構成されている。
第7の態様によれば、本願は読み取り可能記憶媒体を提供する。読み取り可能記憶媒体は実行可能命令を記憶する。パケット処理装置の少なくとも1つのプロセッサが実行可能命令を実行した場合、パケット処理装置は、第2の態様及び第1の態様の可能な設計のうちのいずれか1つにおけるパケット処理方法又は第3の態様及び第3の態様の可能な設計のうちのいずれか1つにおける方法を行う。
第8の態様によれば、本願はプログラム製品を提供する。プログラム製品は実行可能命令を含み、実行可能命令は読み取り可能記憶媒体に記憶される。装置の少なくとも1つのプロセッサは読み取り可能記憶媒体から実行可能命令を読み出し、少なくとも1つのプロセッサは実行可能命令を実行するため、パケット処理装置は、第2の態様及び第2の態様の可能な設計のうちのいずれか1つにおける方法又は第3の態様及び第3の態様の可能な設計のうちのいずれか1つにおける方法を行う。
図1は受動光ネットワークシステムの概略構造図である。 図2Aは本願の一実施形態に係る光回線終端装置の概略構造図である。 図2Bは本願の一実施形態に係る光ネットワークユニットの概略構造図である。 図2Cは、本願の一実施形態に係る光ネットワークユニットの概略構造図である。 図3Aは、本願の一実施形態に係る、ONTに接続された光スプリッタを特定するための方法のフローチャートである。 図3Bは、本願の一実施形態に係る、受信した逆方向光信号の強度の概略図である。 図4は、本願の別の実施形態に係る、ONTに接続された光スプリッタを特定するための方法のフローチャートである。 図5は、本願の実施形態に係る、OLTからメッセージを受信した後に、ONTによって行われる、受信した逆方向光信号の強度を測定するための方法のフローチャートである。 図6は、本願の一実施形態に係る装置の概略構造図である。
本願の実施形態における添付図面を参照しながら、本願の実施形態における技術的解決策を以下で説明する。本願の説明において、別段の定めがない限り、「複数の」とは2つ以上を意味する。加えて、本願の実施形態における技術的解決策を明確に記載するために、本願の実施形態では、「第1」及び「第2」等の用語を同じアイテム又は基本的に同じ機能及び目的を有する同様のアイテムを区別するために用いられる。当業者であれば、「第1」及び「第2」等の用語は数又は実行順序を限定するものではなく、「第1」及び「第2」等の用語は明確な相違を示すものではないことを理解し得る。本発明における「A及び/又はB」はA又はBのいずれか1つとして説明され得るか又はA及びBを含み得る。
図1を参照されたい。図1は、本発明の一実施形態に係るシステムの概略構造図である。システムは、受動光ネットワークシステム100と、受動光ネットワークシステム100に連結されたネットワーク装置200とを含む。上位層ネットワーク装置200は、インターネット、コミュニティアクセステレビ(Community Access Television、CATV)ネットワーク又は公衆交換電話ネットワーク(Public Switched Telephone Network、PSTN)であり得る。受動光ネットワークPONシステム100は、少なくとも1つの光回線終端装置110、複数の光ネットワーク終端装置120及び1つの光分配ネットワーク130を含む。OLT110は、ODN130を介して複数の光ネットワーク終端装置120に接続されている。OLT110から光ネットワーク終端装置120への方向は下り方向と定義され、光ネットワーク終端装置120からOLT110への方向は上り方向と定義される。
受動光ネットワークシステム100は、OLT110と光ネットワーク終端装置120との間のデータ分散を実施するために能動デバイスを何ら必要としない通信ネットワークであり得る。例えば、特定の実施形態では、OLT110及び光ネットワーク終端装置120との間のデータ分散は、ODN130内の(光スプリッタ等の)受動光装置を用いることによって実施され得る。加えて、受動光ネットワークシステム100は、非同期転送モード受動光ネットワーク(ATMPON)システム又はITU-T
G.983l規格で定義されたブロードバンド受動光ネットワーク(BPON)システム、ITU-T G.984規格で定義されたギガビット受動光ネットワーク(GPON)システム、IEEE802.3ah規格で定義されたイーサネット受動光ネットワーク(EPON)又は次世代アクセス受動光ネットワーク(XGPON又は10G
EPON等のNGA PON)であり得る。前述の規格によって定義される様々な受動光ネットワークシステムの全ての内容は、参照により本明細書に組み込まれる。
OLT110は中央位置(例えば、中央オフィス、CO)に通常位置し、1つ以上の光ネットワーク終端装置120を管理し得る。OLT110は、光ネットワーク終端装置120と上位層ネットワーク装置200との間の媒体として機能を果たし、上位層ネットワークから受信したデータを下りデータとして用い、ODN130を介して下りデータを光ネットワーク終端装置120に転送し、光ネットワーク終端装置120から受信した上りデータを上位層ネットワークに転送し得る。
光ネットワークユニット120は、ユーザ側の場所(例えば、顧客施設)に分散的に配置され得る。光ネットワークユニット120は光回線終端装置110とユーザとの間の通信のために用いられるネットワーク装置であり得る。具体的には、光ネットワークユニット120は、光回線終端装置110とユーザとの間の媒体として機能を果たし得る。例えば、光ネットワークユニット120は、光回線終端装置110から受信した下りデータをユーザに転送し、ユーザから受信したデータを上りデータとして用い、光分配ネットワーク130を介して上りデータを光回線終端装置110に転送し得る。光ネットワークユニット120の構造は、光ネットワーク終端装置(ONT、光ネットワーク終端装置)の構造と同様であることを理解すべきである。したがって、本願明細書で提供される解決策において、光ネットワークユニットと光ネットワーク終端装置とは交換可能である。
ODN130はデータ分配システムであってもよく、光ファイバ、光カプラ、光スプリッタ及び/又は他のデバイスを含み得る。一実施形態では、光ファイバ、光カプラ、光スプリッタ及び/又は他のデバイスは受動光デバイスであり得る。具体的には、光ファイバ、光カプラ、光スプリッタ及び/又は他のデバイスは、電源サポートを必要とせずにOLT
110と光ネットワーク終端装置120との間でデータ信号を分配する装置であり得る。加えて、別の実施形態では、ODN130は1つ以上の処理装置、例えば、光増幅器又は中継装置(relay device)をさらに含み得る。図1に示す分岐構造では、ODN130は二段光分割方式でOLT110から複数の光ネットワーク端子120に具体的に延び得るが、代替的には任意のポイントツーマルチポイント(例えば、シングルレベル光分割又はマルチレベル光分割)又はポイントツーポイント構造として構成され得る。
図1を参照されたい。ODN130はデータ分散を実施するために光スプリッタを用いる。信頼性と動作及びメンテナンスを考慮して、ODN130は二段階光分割方式で配置されてもよく、第1段光スプリッタ131及び複数の第2段光スプリッタ132を含む。第1段光スプリッタ131の共通端部は、フィーダファイバ(Feeder Fiber)133を介してOLT110に接続され、第1段光スプリッタ131の分岐端部は、分配ファイバ(Distribute Fiber)134を介して対応する第2段光スプリッタ132の共通端部に別々に接続され、各第2段光スプリッタ132の分岐端部は、ドロップファイバ(Drop Fiber)135を介して対応する光ネットワーク終端装置120の上りインターフェイス1201にさらに接続されている。下り方向では、第1段階光スプリッタ131が、OLT110によって送信された下りデータ信号を最初に分割した後で、第2段光スプリッタ132は該信号に対して2回目の分割を行って複数の下り光信号を形成し、光ネットワーク終端装置120に送信する。上り方向では、光ネットワーク終端装置120から送信される上りデータ信号は、第2段光スプリッタ132及び第1段光スプリッタ131を順番に用いることにより結合され、OLT110に送信される。第1段光スプリッタ131は、中央オフィスに近い光分配フレーム(optical distribution frame、ODF)上に配備され、第2段光スプリッタ132は、遠隔ノード(Remote Node、RN)上に配備され得る。
なお、本願で提供される解決策は、能動ODNネットワークにさらに適用され得る。
図2Aは、本願の一実施形態に係るOLT110の概略構造図である。OLT110の特定の構造構成は、受動光ネットワーク100の特定の種類に応じて変化し得る。図2Aに示すように、OLT110は、下りインターフェイス1101、カプラ1102、下り光信号送信器1103、上り光信号受信器1104、記憶モジュール1105、処理モジュール1106及びMACモジュール1107を含み得る。
下りインターフェイス1101は、上り/下り光信号を送受信するためにODN130に接続されたインターフェイスとして用いられるファイバアダプタであり得る。カプラ1102は、ファイバアダプタの延存方向に沿って主光路上に配置され、カプラ1102と主光路との間に特定の内角が存在する。カプラ1102は、下り光信号送信器1103によって送信される下り光信号の少なくとも一部を下りインターフェイス1101に結合し、下りインターフェイス1101からの上り光信号の少なくとも一部を上り光信号受信器1104に結合し得る。下り光信号の波長はλ1である。OLTによって受信される上り光信号は上りサービス光信号であり、上りサービス光信号は第2の上り光信号、第3の上り光信号、第4の上り光信号等であり得る。上りサービス光信号の波長はλ2である。
下り光信号送信器1103は、カプラ1102を用いることにより且つ下りインターフェイス1101及びODN130を介して、下り光信号送信器1103を用いることによりMACモジュール1107によって提供される下り光信号を光ネットワーク終端装置120に送信し得る。上り光信号受信器1104は、ODN130を介して光ネットワーク終端装置120によって送信される上りサービス光信号を受信し、上り光信号を上りサービス電気信号に変換し、上りサービス電気信号をデータ解析及び処理のためにMACモジュール1107に供給し得る。加えて、上りサービス光信号は、ODN130を介して光ネットワーク終端装置120によって送信される強度情報であって、ODN130において上りテスト光信号(第1の上り光信号とも呼ばれ得る)によって生成(後方散乱又は反射)される逆方向光信号の強度情報を含み得る。処理モジュール1106は、強度情報に基づいて、上りテスト光信号を送信する光ネットワーク終端装置120と同じ光スプリッタ132に接続された光ネットワーク終端装置120を特定する。逆方向光信号は、ODN130における後方散乱又は反射を通じて上りテスト光信号によって生成される信号である。強度情報は、逆方向光信号のパワー又は振幅、例えば逆方向光信号の光時間領域反射率計(optical time domain reflectometer、OTDR)曲線の反射ピーク高さ、瞬時振幅値又は戻り損失値を表すことができる測定パラメータである。処理モジュール1106は、上りテスト光信号を送信する光ネットワーク終端装置120と同じ光スプリッタ132に接続される光ネットワーク終端装置120によって送信される特定された強度情報に基づいて、第1段光スプリッタ131のスプリット比をさらに決定する。
下り光信号送信器1103は、第1の波長λ1を有する下り光信号(下記では下り光信号λ1と表記される)を送信するように構成されたレーザダイオード(Laser Diode、LD)であり得る。上り光信号受信器1104は、フォトダイオード(photodiode、PD)、例えば、第2の波長λ2を有する上りサービス光信号(下記では上りサービス光信号λ2と表記される)を受信するように構成されたアバランシェフォトダイオード(Avalanche Photo Diode、APD)であり得る。
一実施形態では、カプラ1102は、第1の波長λ1で光信号の約100%を透過し、第2の波長λ2で上りサービス光信号の約100%を反射し得る薄膜フィルタ(thin film filter、TFF)であり得る。
図2Bは、本願の一実施形態に係るONT120の概略構造図である。図2Bに示すように、光ネットワーク終端装置120は、上りインターフェイス1201、第1のカプラ1202、第2のカプラ1203、逆方向光信号受信器1204、上り光信号送信器1205、下り光信号受信器1206、記憶モジュール1207、処理モジュール1208及びMACモジュール1209を含み得る。
上りインターフェイス1201は、上り/下り光信号を送受信するためにODN130に接続されるインターフェイスとして用いられるファイバアダプタであり得る。第1のカプラ1202及び第2のカプラ1203の伝送光路は重複する。上り光信号送信器1205は、第2のカプラ1203の伝送光路に連結される。逆方向光信号受信器1204は第2のカプラ1203の反射光路に連結される。下り光信号受信器1206は第1のカプラ1202の反射光路に連結される。
上りインターフェイス1201は、第2の波長λ2を有する上りサービス光信号又は第2の波長λ2を有する上りテスト光信号(第1の上り光信号とも呼ばれ得る)をOLT110に送信し、第1の波長λ1を有する下り光信号を受信するか又は第2の波長を有する上りテスト光信号の逆方向光信号を受信する。第1のカプラ1202はTFFであってもよく、OLT110によって送信される第1の波長λ1を有する下り光信号を反射して、下り光信号を下り光信号受信器1206に結合し、第2の波長λ2を有する上りテスト光信号及び第2の波長λ2を有する上りテスト光信号の逆方向光信号(略して逆方向光信号)を第2のカプラ1203に送信する。第2のカプラ1203はリングカプラであってもよく、逆方向光信号を逆方向信号受信器1204に結合する。第1のカプラ1202は、上り光信号送信器1205によって送信される(上りサービス光信号及び/又は上りテスト光信号を含む)上り光信号を上りインターフェイス1201にさらに送信し得る。
下り光信号受信器1206は、第1のカプラ1202を用いることにより第1の波長を有する下り光信号を受信し、第1の波長を有する下り光信号を下り電気信号に変換するように構成されている。下り光信号の波長は1490nm又は1577nmであり得る。上り信号受信器1205は、第2のカプラ1203及び第1のカプラ1202を用いることにより且つ上りインターフェイス1201を介して、上りサービス光信号及び上りテスト光信号を送信するように構成されている。上りサービス光信号の波長λ2は上りテスト光信号の波長λ2と同じであり、λ2は1310nm又は1270nmであり得る。
逆方向光信号受信器1204は、光ファイバネットワークにおいて上りテスト光信号によって生成された逆方向光信号を受信し、逆方向光信号を逆方向電気信号に変換するように構成されている。逆方向光信号の波長は上りテスト光信号の波長λ2と同じである。処理モジュール1208は、MACモジュール1209によってパースされた下り光信号のテストパラメータに基づいて、上り光信号の強度であり、逆方向光信号受信器よって受信される逆方向信号の強度を取得するように構成されている。記憶モジュール1207はテストパラメータ及び逆方向光信号の強度情報を記憶するように構成されている。MACモジュール1209は、テストパラメータを取得し、テストパラメータを処理モジュール1208に提供するために下り電気信号をパースするように構成されている。図2Bに対応する実施形態では、テスト光信号の波長は上りサービス光信号の波長と同じである。逆方向光信号は、ONTによって送信される上り光信号により、ODN130における後方散乱又は反射を通じて生成される逆方向光信号である。上り光信号送信器1205は、ODN130を介して、各逆方向光信号の強度情報をOLT110に報告するようさらに構成されている。
図2Cは、本発明の一実施形態に係る別の光ネットワーク終端装置120の概略構造図である。図2Bの構造とは異なり、図2Cの光ネットワーク終端装置120は、上りインターフェイス1201、第1のカプラ1202、第3のカプラ1211、第4のカプラ1212、逆方向光信号受信器1213、上りテスト光信号送信器1214、上り光信号送信器1215、下り光信号受信器1206、記憶モジュール1207、処理モジュール1208及びMACモジュール1209を含む。
上りインターフェイス1201は、上り/下り光信号を送受信するためにODN130に接続されるインターフェイスとして用いられるファイバアダプタであり得る。第1のカプラ1202及び第3のカプラ1211の伝送光路は重複している。上り光信号送信器1205は、第1のカプラ1202の伝送光路に結合されている。下り光信号受信器1206は、第1のカプラ1202の反射光路に結合されている。第3のカプラ1211の伝送光路と、第4のカプラ1212の反射光路とは重複している。逆方向光信号受信器1213は、第4のカプラ1212の伝送光路に結合されている。上り側テスト光信号(第1の上り側光信号とも呼ばれる)送信器1214は、第4のカプラ1212の反射光路に結合されている。
上りインターフェイス1201及び第1のカプラ1202は、図2Bの上りインターフェイス1201及び第1のカプラ1202と同じ機能を有する。本発明のこの実施形態では、詳細については再度説明しない。第1のカプラ1202は、第2の波長λ2を有する上りサービス光信号を送信し、第1の波長λ1を有する下り光信号を反射するように構成されている。第3のカプラ1211は、第3の波長λ3を有する上りテスト信号を反射し、第3の波長λ3を有する受信された上りテスト光信号の逆方向光信号を反射して、第3の波長を有するテスト信号を同じ波長又は帯域で2方向に送信するように構成されている。第3のカプラ1211は、第1の波長を有する下り光信号を送信し、第2の波長を有する上り光信号を送信するように構成されている。第4のカプラ1212は、第3の波長λ3を有する逆方向光信号を送信し、第3の波長λ3を有する上りテスト光信号を反射するように構成されている。
下り光信号受信器1206は、第1のカプラ1202及び第4のカプラ1211を用いることによって第1の波長λ1を有する下り光信号を受信し、下り光信号を下り電気信号に変換するように構成されている。下り光信号の波長は1490nm又は1577nmであり得る。上り光信号送信器1205は、第1のカプラ1202及び第4のカプラ1211を用いることにより且つ上りインターフェイス1201を介して、上りサービス光信号をOLT110に送信するように構成されている。第3の波長受信器1213は、ODN130を介して、第1のONT120によって送信された上りテスト信号によって生成された逆方向光信号を受信するように構成されている。第1のONT120は、PONシステムにおいて上りテスト信号を送信する任意のONT120であり得る。第3の波長送信器1214は、ODN130を介して、第3の波長λ3を有する上りテスト信号をOLT110に送信するように構成されている。処理モジュール1208は、MACモジュール1209によってパースされた下り電気信号のデータ(例えば、表示情報)に基づいて、上りテスト信号を送信するよう又は上りテスト信号の逆方向光信号を受信するよう第3の波長送信器1212を制御するように構成されている。記憶モジュール1207は、得られた逆方向光信号のテストパラメータ及び強度情報を記憶するように構成されている。MACモジュールは、変換された電気信号をパースしてデータ情報を取得し、データ情報を処理モジュール1208に提供するように構成されている。図2Cに対応する実施形態では、上りテスト光信号の波長は、上りサービス光信号の波長とは異なる。
なお、図2B及び図2Cにおいて、ONTが逆方向光信号の強度情報を得ることは、ONTによって測定した逆方向光信号に基づいて強度情報を得ること又はOTDRによって測定された逆方向光信号の結果に基づいて逆方向光信号の強度情報を得ることであり得る。
図3は、本願に係る各ONTに接続された光スプリッタを特定するための方法である。この方法は受動光ネットワークシステム又は能動光ネットワークシステムに適用される。図1~図2Cを参照して、本願の一実施形態に係る方法は以下のステップを含む。
ステップ301:OLT110は、下り光信号を介してONTi120に表示情報を下り方向に送信する。この表示情報は、上りテスト光信号を送信する光ネットワーク終端装置の識別子(例えば、ONTi120の識別子)と、上りテスト光信号が送信される時点に関する情報とを運ぶ。表示情報は、上りテスト光信号を送信するようONTi120に示す。説明を容易にするために、上りテスト光信号を送信するONTiを、本願のこの実施形態では第1のONTという。
OLT110は、上りテスト光学信号を決して送らないONTを第1のONTとして選択(例えば、ランダムに又は他の方法で選択)し得る。例えば、OLT110は、上りテスト光信号を送信したONTを特定し、上りテスト光信号を送っていないONTから、上りテスト光信号を次回送信する第1のONTを決定する。
別の例では、OLT110は、先の決定結果に基づいて、ONTと同じグループ内のONTが上りテスト光信号を送信する第1のONTとして決定されないONTを選択する。ONTと同じグループのONTは、上りテスト光信号を送信するONTと同じ光スプリッタに接続されるONTである。
上りテスト信号は、通常の通信データを含む上りサービス光信号、特定のデータを含む特定の上り光信号(例えば、「0101・・・」、全て1又は任意の符号化情報)又は波長が上りサービス光信号の波長と異なる特別なテスト信号であり得る。上りサービス光信号の波長は、特定の上り光信号の波長と同じであってもいいし、異なっていてもよい。特別なテスト信号は、ONT120内で上りテスト光信号送信器1214によって送信される信号であり得る。特別なテスト信号の波長は1650nm又は1625nmであり得る。
上りテスト信号が送信される時点に関する情報は、上りテスト信号を送信する開始時間を含む。下り光信号は、上りテスト光信号を送信する終了時間をさらに含み得る。
ステップ302:OLT110は、下り光信号を介して第2のONT120に表示情報を送信して、第1のONTによって送信された上りテスト信号の逆方向光信号の強度を得るよう第2のONT120に示す。
説明を容易にするために、本願のこの実施形態では、OLT110によって管理される全てのONT120のうち、逆方向光信号の強度情報を取得するONT120を第2のONT120という。第2のONT120は、上りテスト光信号を送信する第1のONT120以外の別のONT120であり得るか又は第1のONT120を含む全てのONT120であり得る。第1のONT120によって送信される上りテスト信号の逆方向光信号を略してONTiの逆方向光信号、すなわち第1のONT120の逆方向光信号という。制御メッセージは、認可メッセージ、構成メッセージ又は通知メッセージの形態でそれぞれの第2のONT120に送信され得る。制御メッセージ及び認可メッセージを送信する順序は限定されない。
表示情報は、第1のONT120の逆方向光信号が測定される時点に関する情報をさらに含む。第1のONT120の逆方向光信号が測定される時点に関する情報は、第2のONT120のそれぞれが第1のONT120の逆方向信号の測定を開始する時点(例えば、遅延)を示すか又は第2のONT120のそれぞれに対応するOTDRが第1のONT120の逆方向光信号を測定する時点を示す。第2のONT120のそれぞれ又は第2のONT120のそれぞれに対応するOTDRは、同じ時点又は異なる時点で第1のONT120の逆方向光信号を測定し得る。例えば、本願のこの実施形態を実施する前に、OLT110は、各ONT120のRTT(ラウンドトリップ時間、round-trip time)又はRTT及びEqD(等化遅延、equalization
delay)を取得してもよく、各ONT120のRTT及び/又はEqDに基づいて、各ONT120が第1のONTの逆方向光信号を測定する遅延を特定する。遅延は、第1のONTが上りテスト光信号を送信する時点と、第2のONTが第1のONTの逆方向光信号の測定を開始する時点との時間差である。OLT110により、各ONT120のRTT及び/又はEqDを得るための方法については、既存の規格(例えば、ITU-T
G.984.3)の技術を参照されたい。本発明のこの実施形態では、詳細については再び説明しない。
また、逆方向光信号が測定される時点に関する情報は、第1のONTの逆方向光信号の測定期間をさらに示す。第1のONTの逆方向光信号を測定する期間を略して測定時間という。測定期間は、各第2のONT120によって又は各第2のONT120に対応するOTDRによって測定される、第1のONT120の逆方向光信号の時間長又はデータ量を示す。上りテスト光信号の逆方向光信号を測定する時間長は、第2のONT又はOTDRにより、連続的にテストされる期間であり、例えば3秒である。上りテスト光信号の逆方向光信号のデータ量が測定されることは、逆方向光信号を測定する回数であり、例えば、第1の秒に逆方向光信号を1回測定すること又は測定開始後の第2の秒で逆方向光信号を1回測定することである。
ステップ303:OLT110からの表示情報を受信した後、第1のONT120は、表示情報に基づいて上りテスト光信号を送信する。
また、表示情報は、上りテスト信号を送信する開始時間をさらに含み得る。第1のONT120は、上りテスト信号を送信する開始時刻が来たと判断すると、上りテスト信号の送信を開始する。また、表示情報は、上りテスト信号を送信する期間又は上りのテスト信号を送信する終了時間をさらに含み得る。第1のONT120は、上りテスト信号を送信する終了時間が来たと判断すると、上りテスト信号の送信を停止する。
加えて、表示情報が、上りテスト信号をパルス方式で送信するようONTi120に示す場合、ONTi120は、認可メッセージ内の表示に基づいてパルス信号を送信する。認可メッセージは、短パルスを1回又は複数回の送信するか又は長パルスを送信するようONTi120に示し得る。
上りテスト光信号の波長は、上りサービス光信号の波長と同じ波長であってもいいし、異なっていてもよい。
ステップ304:OLT110からの表示情報を受信した後で、第2のONT120は、表示に基づいて、第1のONT(すなわち、ONTi)によって送信された上りテスト光信号の逆方向光信号の強度情報を取得する。
表示情報を受信した後で、各第2のONT120又は各第2のONT120に対応するOTDRは、逆方向光信号が測定される時点に関する情報に基づいて、上りテスト光信号の逆方向光信号の強度を測定する。また、各第2のONTは、測定期間に基づいて、上りテスト光信号の逆方向光信号の受信を停止する。
各第2のONTは、第2のONT120又は第2のONT120に対応するOTDRによって測定される逆方向光信号の強度情報を取得する。
ステップ305:OLT110は、各第2のONT120に、第2のONTによって得られた測定結果を報告するよう通知する。
OLT110は、表示情報内の時点に関する情報に基づいて、各第2のONTによって測定される逆方向光信号の強度を報告するよう各第2のONTに通知し得る。
ステップ306:OLT110は、各第2のONTによって報告された測定結果を受信し、測定結果は、上りテスト信号の逆方向光信号の強度情報であり得る。OLTが各第2のONTによって送信される強度情報を決定するように、測定結果はさらに、第2のONTの識別子を運び得るか又は第2のONT又は第2のONTに対応するOTDRによって強度情報が測定される時点に関する情報を運び得るか又は測定結果の送信の終了時間に関する情報を運び得る。
ステップ307:OLT110は、第2のONTによって報告された逆方向光信号の強度情報に基づいて、第1のONTと同じ光スプリッタ132に接続された第2のONTを特定する。第1のONTと同じ光スプリッタ132に接続された第2のONTは、第3のONTとも呼ばれ得る。
OLT110は、ONT120の異なるグループによって測定された逆方向光信号間の強度差の閾値を記憶する。OLT110は、第1のONT120と同じグループ内のONT120、すなわち第3のONT120を、同じ群内のONT120間の強度差の閾値の特定に基づいて決定する。例えば、OLT110は、ONTh120によって報告された第1の逆方向光信号の強度と、少なくとも1つのONTによって報告された第1の逆方向光信号の強度との差が、異なるグループによって測定された強度差の閾値よりも大きいと判断する。この場合、ONThは、第1のONT120と同じグループ内のONT120であると判定され得る。
また、OLT110は、第1段光スプリッタのスプリット比に対応する逆方向光信号間の強度差の閾値を記憶する。逆方向光信号間の強度差は、第1のONTと同じ光スプリッタに接続された第2のONTによって得られる逆方向光信号の強度と、第1のONTと同じ光スプリッタに接続されていない第2のONTによって得られる逆方向光信号の強度との差、すなわち、第3のONTによって得られる逆方向光信号の強度と第4のONTによって得られる逆方向光信号の強度との差である。第4のONTは、第1のONTと同じ光スプリッタに接続されていない第2のONTである。
第1段階光スプリッタのスプリット比に対応する強度差の範囲を略して、スプリット比の強度差範囲といい、式(1)に従って求められ得る。
式(1):2*(3.5*N)-X1,2*(3.5*N)+X2
Nは2の指数である。スプリット比はNのべき乗に対して2である。
したがって、第1段光スプリッタのスプリット比が2の場合、N=1であり、スプリット比の強度差の範囲は[2*(3.5*N)-X1,2*(3.5*N)+X2]であり、X1及びX2は実際のネットワークに基づいて調整されてもよく、例えばX1=X2=3.5である。スプリット比の強度差の範囲は[3.5、10.5]である。第1段光スプリッタのスプリット比が4の場合、N=2であり、スプリット比の強度差の範囲は[10.5、17.5]である。第1段光スプリッタのスプリット比が8の場合、N=3であり、スプリット比の強度差の範囲は[17.5、24.5]である。
したがって、異なる群間の強度差の閾値は、N=2の場合、強度差以上であり得る。なお、数式(1)では、*(3.5*N)-X1,3.5及びX1の双方は経験値である。特定の実施では、経験値は、ODNネットワークの構成、例えば、光ファイバの材料、長さ又は他の要因に基づいて適切に調整され得る。
ステップ308:OLT110は、次回上りのテスト光信号を送信する第1のONTの識別子を特定し、ステップ301の表示情報に第1のONTの特定された識別子を追加する。
OLT110は、上りテスト光信号を送信していないONTを第1のONTとして選択し得る(例えば、ランダムに又は他の方法で選択)。例えば、OLT110は、上りテスト光信号を送信したONTを特定し得る。したがって、OLT110は、上りテスト光信号を送信していないONTから、上りテスト光信号を次回送信する第1のONTを特定し得る。
任意で、OLT110は、第1のONTと同じグループ内の特定されたONTに基づいて、ONTと同じグループ内のONTが、次回に上りテスト光信号を送信する第1のONTとして決定されないONTをさらに選択し得る。
ステップ309:OLTは、各第2のONT120が属する光スプリッタを特定するためにステップ301~308を繰り返し行う。
任意で、ステップ307、308及び309は、代替的に309’及び310’に置き換えられ得る。具体的には、全てのONTによって送信された上りテスト光信号の逆方向光信号の強度を受信した後に、OLT110は、各ONTに接続された光スプリッタを特定する。
任意で、ステップ301及び302において、上りテスト光信号を送信し、第1のONTの逆方向光信号を測定するよう各第2のONTに通知することにONTiに許可することに関する情報は、同じメッセージで各ONTに代替的に送信してもよい。
例えば、ODN130は第2段光スプリッタを含み、各階のスプリット比は1×4、すなわち(1×2、Nは2と等しい)である。表1は、フィーダファイバ133の長さ、第1段光スプリッタ131のスプリット比(第1段スプリット比)、分配ファイバ134の長さ、第2段光スプリッタ132のスプリット比(略称、第2段スプリット比)、ドロップファイバ135の長さ及びODN内のONT120のシーケンス番号を示す。
Figure 0007389888000001
なお、ONT1~ONT16のシーケンス番号はONTの識別子ではなく、各光スプリッタに接続されたONTのシーケンス番号を示す。
ファイバ損失が0.3dB/kmであり、第1段光スプリッタ131及び第2段光スプリッタ132の各分岐の挿入損失はランダムに分布し、各分岐の挿入損失の不一致は1.5dBと仮定する。表1に示すODN130の部分の損失を表2に示す。
Figure 0007389888000002
なお、OLT110は、本願のこの実施形態を実行する前、すなわち、認可メッセージを送信する前に、信号テストを通じて表1及び表2の情報を取得し得る。
レイリー散乱信号の強度は(経験値である)-77dB/nsと仮定し、ODN130での全ての反射及び余分な損失は無視されると仮定する。ステップ301では、OLT110は、認可メッセージを用いることにより、任意のONT(例えば、ONT1)を第1のONTとして、上りテスト光信号を送信することを認可する。ステップ302では、OLT110は、ONT1によって送信される上りテスト信号の逆方向光信号の強度を測定するよう第2のONT(この例では、ONT2~16)に通知する。ONT1によって送信される上りテスト光信号の平均光パワーは2dBmである。上りテスト光信号の平均光パワーを、上りテスト光信号の強度ともいう。
フィーダファイバ及び分配ファイバ内にONT1によって送信される上りテスト光信号がある場合、ONT2~ONT16又は対応するOTDRは表示情報内の測定時間情報に基づいて上りテスト光信号の逆方向光信号の強度を測定する。例えば、ONT2~ONT16又は対応するOTDRは、ステップ303における表示メッセージに基づいて、ONT1の逆方向光信号を1回又は複数回測定し、次に、ONT2~ONT16は、ONT2~ONT16又は対応するOTDRによって測定された逆方向光信号の強度を取得する。例えば、各第2のONT又はOTDRが複数回強度を測定する場合、複数回にわたって測定された強度の平均値が取得され、その平均値は上りテスト信号の逆方向光信号の強度として用いられる。
例えば、1×4の光スプリッタの等価損失は約3.5*N(N=2)である。上りテスト信号は、第1段光スプリッタ131を一度通過した後でしかフィーダファイバ133に到達しないため、フィーダファイバ133での逆方向光信号は、第1段光スプリッタ131を通過した後にしか分配ファイバ134に到達しない。分配ファイバ134とフィーダファイバ131との間のファイバ長差等の要因を無視した場合、フィーダファイバ133での逆方向光信号の強度は、分配ファイバ134での逆方向光信号の強度よりも2×(3.5×N)dB低い。したがって、上りテスト光信号を送信するONTi(すなわち、ONT1)と同じグループ内の第2のONT(ONTiと同じ光スプリッタに接続されたONT)によって測定されるONT1の逆方向光信号の強度は、分配ファイバ134での逆方向光信号の強度とフィーダファイバ133での逆方向光信号の強度との合計である。分配ファイバ134での逆方向光信号の強度は、フィーダファイバ133での逆方向光信号の強度よりも大きいため、上りテスト光信号を送信するONTi(すなわち、ONT1)と同じグループ内の第2のONTによって測定される逆方向光信号は、主に分配ファイバ134での逆方向光信号である。第2のONT(例えば、ONT2~ONT16)では、上りのテスト光信号を送るONTiとは異なるグループ内の第2のONTによって測定される逆方向光信号は、主にフィーダファイバ133での逆方向光信号である。したがって、上りテスト光信号を送信するONTi(すなわち、ONT1)と同じグループ内のONTによって測定される逆方向光信号の強度は、上りテスト光信号を送信するONTiとは異なるグループ内のONTによって測定される逆方向光信号の強度よりも大きい。加えて、同じグループ内のONTによって測定される逆方向光信号の強度と、異なるグループ内のONTによって測定される逆方向光信号の強度との差は、異なるグループ内のONTによって測定される逆方向光信号間の強度差の閾値、例えば、7よりも大きい。
各第2のONT120(例えば、ONT2~ONT16)は、第1のONTの逆方向光信号の測定結果をOLT110に報告する。図3Bは、OLT110によって取得される、第2のONT120(例えば、ONT2~ONT16)によって測定される逆方向光信号の強度の分布を示す。OLT110は、ONT2によって測定される逆方向光信号の強度をONT16にグループ化する。ONT2、ONT3及びONT4によって測定される逆方向光信号の強度と、ONT5~16によって測定される逆方向光信号の強度との差は7よりも大きい。したがって、OLT110は、ONT2、ONT3及びONT4は、ONT1と同じ光スプリッタに接続され、ONT5~16はONT1とは異なる光スプリッタに接続されていると判断する。
また、OLTは、各第2のONTによって返される逆方向光信号の強度情報及び異なるグループ間の強度差の閾値に基づいて、光スプリッタの段の数及びODNネットワークにおける光スプリッタのスプリット比を決定する。
例えば、図3Bに示すように、ONTの第1の群(ONT2~ONT4)によって測定される逆方向光信号の強度の平均値は約-42dBmであり、ONT5~16によって測定される逆方向光信号の強度の平均値は約-59dBmである。ONT2~ONT4によって測定される逆方向光信号の強度の平均値と、ONT5~16によって測定される逆方向光信号の強度の平均値との差は約17dBである。17は、[2*(3.5*N)-3.5(N=2)、2*(3.5*N)+3.5(N=3)](すなわち、[10.5、17.5]内)の範囲内にあるため、第1段光スプリッタのスプリット比は1×2(すなわち、1×4)であると判断できる。
前述のPONシステム100に基づいて、本願は、受動光ネットワークシステムにおけるODNトポロジーを特定するための方法をさらに提供する。図4を参照されたい。図4は、本願の一実施形態に係るODNトポロジーを特定するための方法のフローチャートである。図3に提供される実施形態では、OLT110は、先ず、認可メッセージを用いることにより表示情報をONTiに送信し、次に、制御メッセージを用いることにより、PONシステム100内のONTi以外の別のONTに表示を送信して(又は制御メッセージを全てのONTに送信して)、ONTiによって送信される上りテスト光信号の逆方向光信号を測定するよう第2のONT又は対応するOTDRに示す。しかしながら、図4に対応する実施形態では、OLT110は、テストを開始する前に、全てのONTのためにテストパラメータを設定する。図4に示す実施形態では、本方法は以下のステップを含む。
ステップ401:OLT110は、ONT120のために表示情報を構成し、表示情報は、各上りテスト信号が送信される時点に関する情報(例えば、上りテスト信号を送信する各ONTの識別子及び各ONTによって上りテスト信号が送信される時点)と、各ONTによって逆方向光学信号が測定される時点に関する情報(例えば、遅延、期間及び逆方向光信号を測定する期間)を含む。本発明のこの実施形態では、詳細については再度説明しない。
ステップ402:OLTは逆方向光信号の測定を開始するように第2のONTに表示情報を送信する。表示情報は特定のDBA認可メッセージであり得る。GPON/XG(S)-PONの場合、特定のDBA認可メッセージは、Alloc-id(割当識別子、allocation
identifier)、Alloc-id(1021又は1022)を送信するBWマップ(帯域幅マップ、bandwidth
map)メッセージ又はAlloc-idを指定するBWマップメッセージであり得る。表示情報は、上りテスト信号を送信する第1のONTの識別子を運ぶか又は第1のONTの識別子と、第1のONTの逆方向光信号を測定する第2のONTの識別子を運ぶ。
なお、ステップ402は任意のステップであり、各ONTは、表示情報を受信した後に上りテスト信号の送信若しくは逆方向光信号の測定を開始し得るか又は表示情報内の時点に関する情報に基づいて、上りテスト信号の送信又は下り光信号の測定を開始し得る。
ステップ403~408の説明は、ステップ303~308の説明と一致する。これは、本発明のこの実施形態では限定されない。
ステップ409:各ONT120に接続される光スプリッタが特定されるまで、ステップ402~409を繰り返し行う。
任意で、図3及び図4に対応する手順では、第2のONT120は測定結果をOLT110に送信せずに、PONシステム内の任意のONT(例えば、ONTk、ONTkはONTiと同じであってもいいし、異なっていてもよい)に測定結果を送信し得る。第2のONT120によって送信された強度であって、ONTiによって送信された上りテスト光信号の逆方向光信号の強度を受信した後に、ONTkは、測定結果に基づいて、ONTiと同じグループ内の第2のONTを決定し、決定結果をOLTに送信する。各第2のONT120によってONTiに送信される逆方向光信号の強度に基づいてONTkによってONTiと同じグループ内の第2のONTを決定する方法は、OLT110によって、ONTiと同じグループ内の第2のONTを決定する方法と同じである。本願のこの実施形態では、詳細については再度説明しない。
任意で、図4に提供された実施形態では、ステップ406の後に、OLTはステップ407を行わずにステップ408を行い、次いで、OLT110が、全てのONTの逆方向光信号の強度情報であって、全てのONTによって送信される強度情報を受信するまでステップ402~ステップ406を繰り返し行い、次いで、全てのONTの逆方向光信号の受信した強度情報に基づいて、各ONTに接続された光スプリッタを特定する。
例えば、図4に対応する実施形態では、ODN130システムは、第2段光スプリッタと、ONT_2nx(nはn番目の第2段光スプリッタを表し、xは、n番目の第2段光スプリッタに接続されたx番目のONTを表す)とを含む。ONTによって送信される上りテスト光信号のパルス幅はTである。図4に提供される実施形態では、ONT接続を特定する方法は以下のステップを含む。
ステップ401:OLT110は全てのONT120のために表示情報を設定し、表示情報は、上りテスト信号が送信される時点に関する情報と、各ONTによって逆方向光信号が測定される時点に関する情報(例えば、遅延、期間及び逆方向光信号を測定する時間)を含む。
例えば、OLT110は、設定された表示情報において、時点t1で上りテスト光信号を送信して、上りテスト光信号が時点t2+Δt21xでONT_21xに到達し、ONT_21xの第2の受信器によって受信されるようONT211に示す。逆方向光信号は、第1段光スプリッタ1及びフィーダファイバの共通端部(フィーダファイバに接続されたポート)で生成される。逆方向光信号は、光スプリッタ1、分配ファイバ及び光スプリッタ2nを通過し、時点t3+Δt2nxでONT_2nx(n=1、2、3、・・・及びx=1、2、3、・・・)に到達する。
t1は、ONT211が上りテスト光信号を送信する時点であり、t2+Δt21xは、ONT21Xが逆方向光信号を受信し始める時点である。t3+Δt2nxは、別のONT2nxが逆方向光信号を受信し始める時点である。
任意で、テストパラメータは、各ONTが上りテスト信号の送信を開始する開始時点及び/又は各ONTが逆方向光信号の測定を開始する時点をさらに含まなくてもよい。ステップ402で制御メッセージが受信された後に、制御メッセージ内の情報に基づいて、例えば、上りテスト信号を送信するONTの識別子及び/又は逆方向光信号を測定するONTの識別子を送信することに基づいて、上りテスト光信号が送信されるか又は上りテスト信号の逆方向光信号が測定される。また、制御メッセージは、ONTが上りテスト信号を送信する時点及び/又は各第2のONTが上りテスト信号を測定する時点をさらに運ぶ。各ONTは、制御メッセージ内の情報に基づいて、上りテスト光信号を送信するか又は上りテスト光信号の逆方向光信号を測定する。
任意で、ステップ307、308及び310’又はステップ407、408及び410は、OLTによって行われず、OLTと通信接続された上位層ネットワーク装置200によって行われる。第2のONTによって測定された強度情報であって、上りテスト光信号の逆方向光信号の強度情報を受信した後に、OLTは、上位層ネットワーク装置が第1のONTと同じ光スプリッタに接続された第3のONTを特定するために、第2のONTによって測定された強度情報であって、上りテスト光信号の逆方向光信号の強度情報を上位層ネットワーク装置に送信する。しかしながら、上位層ネットワーク装置が上りテスト光信号を送信するONTの識別子を特定するか又はOLTが上りテスト光信号を送信するONTの識別子を特定する。上位層ネットワーク装置によって、第1のONTと同じ光スプリッタに接続された第3のONTを特定する方法は、OLTによって第1のONTと同じ光スプリッタに接続された第3のONTを特定する方法と同じである。これは、本発明のこの実施形態では限定されない。
別の任意の方法では、第1のONTとして機能するONTによって送信された上りテスト光信号の逆方向光信号の強度情報を受信した後に、OLTは、受信した強度情報を上位層ネットワーク装置200にさらに送信してもよく、上位層ネットワーク装置200は各ONT120に接続された光スプリッタを特定する。
ステップ310又は410において、OLT110は、各ONTによって送信される逆方向光信号の強度に基づいて、光スプリッタ間の関係又はONTと光スプリッタとの関係を判定する。
例えば、PONシステムにおけるM個のONTは、a番目(添字a)のONTが上り波長の光信号を送信するときに、b番目(添字b)のONTによって受信される逆方向光信号の強度を表すためにPbab(t)を用いる(tは、逆方向光信号の強度が時間関数であることを表す)。aがbと等しい場合、それは、ONTは、ONTによって送信された上り波長光信号の逆方向光信号の強度を受信することを示す。
第1のONTが上り波長の光信号を送信する場合、全てのONTによって受信される光信号の強度は{Pb11(t)、Pb12(t)、Pb13(t)、・・・、Pb1M(t)}である。
第2のONTが上り波長光信号を送信する場合、全てのONTによって受信される光信号の強度は{Pb21(t)、Pb22(t)、Pb23(t)、・・・、Pb2M(t)}である。
・・・
M番目のONTが上り波長の光信号を送信する場合、全てのONTによって受信される光信号の強度は{PbM1(t)、PbM2(t)、PbM3(t)、・・・
、PbMM(t)}である。
第1の行列データが得られ、
Figure 0007389888000003
である。
あるいは、ONTがONTによって送信される信号の逆方向光信号を測定しない場合、以下の第2のマトリックスデータが得られ得る。
Figure 0007389888000004
PB(t)の行列の任意の行は、一方のONTが上りテスト光信号を送信し、他方のONTが、ONT(すなわち、第1のONT)によって送信された上りテスト光信号の逆方向光信号を測定することを表す。任意の列は、一方のONTが、第1のONTとして機能する別のONTによって送信される上りテスト光信号の逆方向光信号の強度を受信することを表す。
OLT110は、PB(t)に基づいて、分析又は処理(例えば、クラスタリング)をさらに行い、同じ光スプリッタに接続されたONTを特定し得る。例えば、OLT110は、PB(t)の各行に基づいて、信号を送信するONTと同じグループ内の(同じ光スプリッタに接続された)ONTを得るか又は各列に基づいて、信号を受信するONTと同じグループ内の(同じ光スプリッタに接続された)ONTを得てもよい。例えば、ONTによる上りテスト光信号を送信する時間長T(又はテストパルス幅という)が、OLTに光信号を送信するONTから光信号を送信する時間よりも大きい場合(例えば、Tが、全てのONTのレジストレーション又は測距プロセスにおけるRTTの最大値よりも大きい場合)、Pbab(t)の任意の値が選択されて得るか又はPbab(t)の平均値が、グルーピング計算を行うために逆方向光信号の測定値として用いられる。
あるいは、ONTによって上りテスト光信号を送信するパルス幅Tが、光信号をOLTに送信するONTからの光信号を送信する時間より短い場合(例えば、T=10μs)、Pbab(t)の最大値が、グルーピング計算を行うための逆方向光信号の測定値として選択される。
任意で、ONTによって送信される上り波長光信号の強度(すなわち、光パワー)が異なるため、PB(t)に対して正規化処理が実行された後に、PB(t)はさらに分析又は処理され得る。具体的には、Pb’ab(t)=Pbab(t)-Paであり、Paは、a番目のONTによって送信される上りテスト光信号の強度を表す。PB’(t)が得られる。ODNトポロジー構造は、PB’(t)を分析又は処理することにより再構築又は復元される。
ONT_2nx (n=1、2、・・・及びx=1、2、・・・)に接続されたドロップファイバの損失はLe_2nxであり、
光スプリッタ2n(n=1、2、・・・)に接続された分配ファイバの損失がLd_2nであり、逆方向損失はα_2nであり、
第2段光スプリッタ2n(n=1、2、・・・)の損失はLsp_2n(n=1、2、・・・)であり、
第1段光スプリッタ1の損失はLsp_1であり、
ONT_211によって送信される上りテスト光信号の強度はPu_211であると仮定する。
そして、ONT_211と同じグループ内のONT_21xによって受信される逆方向光信号の強度は、
Pb21x~=Pu_211-Le_211-Lsp_21-α_21-Lsp_21-Le_21xである。
ONT_211とは異なるグループ内の第2段光スプリッタのONT_2nxが受信する逆方向光信号の強度は、
Pb2nx~=Pu_211-Le_211-Lsp_21-Ld_21-Lsp_1-α_2n-Lsp_1-Ld_2n-Lsp_2n-Le_2nxである。
そして、P21x-Pb2nx=(Ld_21+Lsp_1+α_2n+Lsp_1+Ld_2n+Lsp_2n+Le_21x)-(α_21-Lsp_21-Le_21x)及び
P21x-Pb2nx=2*Lsp_1+(Ld_21+Ld_2n+Le_2nx-Le21x)+(α_2n-α_21)+(Lsp_2n-Lsp_21)である。
同じ段の光スプリッタのスプリット比が同じの場合、Lsp_21~=
Lsp_2nとなる。加えて、通常のODN回線の逆方向損失が同様の場合、P21x-Pb2nx=2*Lsp_1+(Ld_21+Ld_2n+Le_2nx-Le_21x)である。
スプリット比が1:2N(又は1*2N)の光スプリッタの損失はN*3.5dB、すなわち、P21x-Pb2nx>>0(0よりはるかに大きい)である。したがって、ONT_21x及びONT_211は同じ第2段光スプリッタに属し、ONT_2nxは別の第2段光スプリッタに属すると容易に特定できる。前述のステップは、全てのONTと第2段光スプリッタとの間の接続関係を得るために繰り返し行われる。
図5は、本願の一実施形態に係る、OLTからメッセージを受信した後に、ONTによって行われる、受信した逆方向光信号の強度を測定するための方法のフローチャートであり、本方法は以下のステップを含む。
ステップ502:ONT120は、表示情報を運び、認可メッセージ又は制御メッセージを介してOLT110によって送信される下り光信号を受信する。表示情報は、上りテスト信号を送信する第1のONTとしての役割を果たすか又は上りテスト信号を測定する第2のONTとしての役割を果たすようONT120を示すために用いられる。
例えば、表示情報は、ステップ301又は302における情報であり得るか又はステップ402における情報であり得る。これは、本発明のこの実施形態では限定されない。
ステップ504:ONT120は、受信した表示情報に基づいて、ONT120が第1のONTであるか、第2のONTであるかを判断する。ONT120は第1のONTであるとONT120が判断した場合、ステップ506が行われる。ONT120は第2のONTであるとONT120が判断した場合、ステップ508が行われる。
ステップ506:ONT120は、表示情報内の表示に基づいて、上りテスト光信号を送信する。ステップ502の説明はステップ303の説明と同じである。これは、本発明のこの実施形態で限定されない。
ステップ508:ONT120は、表示情報内の表示に基づいて、上りテスト信号の逆方向光信号の強度を得る。ステップ508の説明はステップ304の説明と同じである。これは、本発明のこの実施形態で限定されない。
ステップ510:ONT120は、逆方向光信号の強度情報を送信するためにOLTによって送信された要求を受信する。ステップ510の説明はステップ305の説明と同じである。あるいは、要求は、逆方向光信号の強度情報を別のONTに送信するようONT120を示す。
ステップ512:ONT120は、逆方向光信号の強度情報を送信する。ONT120は、要求の表示に基づいて、逆方向光信号の強度情報をOLT110に送信するか又は別のONT120に送信する。
図6は、本願に係る装置の概略構造図である。パケット処理デバイスは、OLT
、ONT又は上位層ネットワーク装置であり得る。装置は、前述の方法の実施形態で説明した対応部分において本方法を実施するように構成され得る。詳細については、前述の方法の実施形態の説明を参照されたい。
パケット処理装置は1つ以上のプロセッサ601を含み得る。プロセッサ601はプロセッシングユニットとも呼ばれ、特定の制御機能を実施し得る。プロセッサ601は汎用プロセッサ、専用プロセッサ等であり得る。例えば、プロセッサ601は、ベースバンドプロセッサ又は中央処理装置であり得る。ベースバンドプロセッサは、通信プロトコル及び通信データを処理するように構成され得る。中央処理装置は、通信装置(例えば、基地局、ベースバンドチップ、DU又はCU)を制御し、ソフトウェアプログラムを実行し、ソフトウェアプログラム内のデータを処理するように構成され得る。
可能な設計では、プロセッサ601は命令604をさらに記憶し得る。命令604は、パケット処理装置が前述の方法の実施形態で説明した終端装置又はネットワーク装置に対応する方法を行うように、プロセッサによって実行され得る。
さらに別の可能な設計では、装置は回路を含み得る。回路は、上記方法の実施形態における送信機能、受信機能又は通信機能を実施し得る。
任意で、パケット処理装置は1つ以上のメモリ602を含み得る。メモリ602は命令605又は中間データを記憶する。命令605は、パケット処理装置が前述の方法の実施形態で説明した方法を実行するように、プロセッサ601によって実行され得る。任意で、メモリ602は他の関連データをさらに記憶し得る。任意で、プロセッサ601は命令及び/又はデータも記憶し得る。プロセッサ601及びメモリ602は別々に配置されてもいいし、一緒に統合されてもよい。
任意で、パケット処理装置はトランシーバ603をさらに含み得る。プロセッサ601はプロセッシングユニットとも呼ばれ得る。トランシーバ603はトランシーバユニット、トランシーバマシン、トランシーバ回路、トランシーバ等と呼ばれ、通信装置の送受信機能を実施するよう構成されている。
本願は、読み取り可能記憶媒体をさらに提供する。読み取り可能記憶媒体は実行可能な命令を記憶する。パケット処理装置の少なくとも1つのプロセッサが実行可能命令を実行すると、パケット処理装置は、前述の実施形態におけるパケット処理方法を実行する。
本願はプログラム製品をさらに提供する。プログラム製品は実行可能命令を含み、実行可能命令は読み取り可能記憶媒体に記憶される。パケット処理装置の少なくとも1つのプロセッサは、読み出し可能記憶媒体から実行可能な命令を読み出し得る。少なくとも1つのプロセッサは、パケット処理装置が前述の方法の実施形態におけるパケット処理方法を実装するように、実行可能命令を実施する。
前述の説明は、本願の例示の実施にすぎず、本の保護範囲を限定することを意図していない。本願で開示した技術的範囲内で、当業者が容易に理解することができる変更又は置換は、本願の保護範囲に含まれる。したがって、本願の保護範囲は、特許請求の範囲の保護範囲に従うものとする。

Claims (13)

  1. 光ネットワーク終端装置(ONT)であって、
    第1の下り光信号を受信するように構成された下り光信号受信器であって、該第1の下り光信号は、光ファイバネットワークにおける他のONTによって送信される第1の上り光信号によって生成される逆方向光信号を取得するよう当該ONTに示し、該第1の下り信号は該他のONTの逆方向光信号が測定された時点に関する情報を含む、下り光信号受信器と、
    前記光ファイバネットワークにおける前記第1の上り光信号によって生成される前記逆方向光信号を受信するように構成された逆方向光信号受信器と、
    前記第1の下り光信号の表示情報に基づいて、前記逆方向光信号の強度情報を取得するように構成された処理モジュールと、
    第2の上り光信号を送信するように構成された上り光信号送信器であって、該第2の上り光信号は前記逆方向光信号の強度情報を運ぶ、上り光信号送信器と、
    を含むONT。
  2. 前記下り光信号受信器は第2の下り光信号を受信するようさらに構成され、前記第2の下り光信号は、前記第1の上り信号を送信するよう前記ONTに示す表示信号と、前記ONTが前記第1の上り光信号を送信する時点に関する情報とを運ぶ、請求項1に記載のONT。
  3. 前記第1の下り光信号は、前記第1の上り光信号を送信する前記他のONTの識別子と、前記第1の上り光信号が送信される時点に関する情報とをさらに運ぶ、請求項1に記載のONT。
  4. 前記上り光信号送信器は、前記第1の下り光信号の表示情報に基づいて前記第1の上り光信号を送信するようにさらに構成され、前記第1の上り光信号の波長、前記逆方向光信号の波長及び前記第2の上り光信号の波長は同じである、請求項1乃至3のいずれか一項に記載のONT。
  5. 光ネットワーク終端装置(ONT)接続を特定するための方法であって、
    第1の下り光信号を受信することであって、該第1の下り光信号は、光ファイバネットワークにおける他のONTによって送信される第1の上り光信号によって生成される逆方向光信号を取得するようONTに示し、該第1の下り信号は該のONTの逆方向光信号が測定された時点に関する情報を含む、ことと、
    前記光ファイバネットワークにおける前記第1の上り光信号によって生成される前記逆方向光信号を受信することと、
    前記第1の下り光信号の表示情報に基づいて、前記逆方向光信号の強度情報を取得することと、
    第2の上り光信号を送信することであって、該第2の上り光信号は前記逆方向光信号の強度情報を運ぶ、ことと、
    を含む方法。
  6. 前記方法は、
    前記他のONTにより、第2の下り光信号を受信することであって、該第2の下り光信号は、前記第1の上り光信号を送信するよう前記他のONTに示す表示情報と、前記他のONTが前記第1の上り光信号を送信する時点に関する情報とを運ぶ、請求項5に記載の方法。
  7. 前記第1の下り光信号は、前記第1の上り光信号を送信する前記他のONTの識別子と、前記第1の上り光信号が送信される時点に関する情報とをさらに運ぶ、請求項5に記載の方法。
  8. 前記方法は、
    前記第1の上り光信号を送信することであって、前記第1の上り光信号の波長、前記逆方向光信号の波長及び前記第2の上り光信号の波長は同じである、こと、
    をさらに含む、請求項5乃至7のいずれか一項に記載の方法。
  9. 光ネットワーク終端装置(ONT)接続を特定するための方法であって、
    装置により、第2のONTによって送信される逆方向光信号の強度情報を受信することであって、該逆方向光信号は、光ファイバネットワークにおいて、第1のONTによって送信される第1の上り光信号によって生成される逆方向光信号であり、該第2のONTは、PONシステムにおいて前記第1の上り光信号を送信する前記第1のONT以外の他のONTである、ことと、
    前記第2のONTによって送信される前記逆方向光信号の強度情報に基づいて、前記装置により、前記第1のONTと同じ光スプリッタに接続された前記第2のONTのうちの1つである第3のONTを、該第3のONTによって送信される強度情報と、少なくとも1つの第2のONTによって送信される強度情報との差が前記光スプリッタの強度差閾値よりも大きいかを判断することにより特定することと、
    を含む方法。
  10. 前記装置は光ネットワーク終端装置(ONT)であり、前記方法は、
    前記ONTにより、第1の下り光信号を受信することであって、該第1の下り光信号は、前記第1の上り光信号を送信するよう前記第1のONTに示す表示情報と、前記第1の上り光信号が送信される時点に関する情報と、前記第2のONTによって送信される前記逆方向光信号の強度情報を取得するよう前記ONTに示す表示情報とを運ぶ、こと、
    をさらに含む、請求項9に記載の方法。
  11. 前記装置は上位層ネットワーク装置であり、装置により、前記第2のONTによって送信される強度情報であって、光ファイバネットワークにおける第1の上り光信号によって生成される逆方向光信号の強度情報を受信することは、前記上位層ネットワーク装置により、光回線終端装置によって送信され、前記第2のONTによって取得される強度情報であって、前記光ファイバネットワークにおける前記第1の上り光信号によって生成される逆方向光信号の強度情報を受信すること、を含む、請求項9に記載の方法。
  12. 前記方法は、
    前記装置により、第3の下り光信号を送信することであって、該第3の下り光信号は、前記逆方向光信号の強度情報を送信するよう前記第2のONTに示す、こと、
    をさらに含む、請求項9に記載の方法。
  13. メモリ及びプロセッサを含む装置であって、該メモリはコンピュータ実行可能命令を記憶するように構成され、当該装置が動作する場合、前記プロセッサが前記メモリに記憶された前記コンピュータ実行可能命令を実行することにより、当該装置は、請求項9乃至12のいずれか一項に記載の方法を行う、装置。
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