JP7389708B2 - インタフェース装置及びベッドシステム - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、インタフェース装置及びベッドシステムに関する。
身体を支持する電動ベッドが知られている。電動ベッドが、インタフェース装置を介して操作される。
特開2019-41842号公報
本実施形態は、利便性を向上可能なインタフェース装置及びベッドシステムを提供する。
実施形態によれば、インタフェース装置は、第1ボタンを含む操作部と、通信部と、を含む。前記通信部は、前記第1ボタンが第1時刻に入力を受けた場合に、ベッドを第1形状とする第1情報を送信する。前記通信部は、前記第1ボタンが前記第1時刻とは異なる第2時刻に入力を受けた場合に、前記ベッドを前記第1形状とは異なる第2形状とする第2情報を送信する。
本実施形態によれば、利便性を向上可能なインタフェース装置及びベッドシステムを提供できる。
図1は、第1実施形態に係るインタフェース装置及びベッドシステムを例示する模式図である。 図2は、第1実施形態に係るインタフェース装置を例示する模式図である。 図3は、第1実施形態に係るインタフェース装置及びベッドシステムを例示する模式図である。 図4(a)及び図4(b)は、第1実施形態に係るインタフェース装置及びベッドシステムを例示する模式図である。 図5は、第1実施形態に係るインタフェース装置及びベッドシステムの動作を例示する模式図である。 図6は、第1実施形態に係るインタフェース装置及びベッドシステムの動作を例示する模式図である。 図7は、第2実施形態に係るインタフェース装置を例示する模式図である。 図8は、第2実施形態に係るインタフェース装置及びベッドシステムの動作を例示する模式図である。 図9は、第3実施形態に係るベッドシステムを例示する模式図である。 図10は、第3実施形態に係るインタフェース装置及びベッドシステムの動作を例示する模式図である。 図11は、第3実施形態に係るインタフェース装置及びベッドシステムの動作を例示する模式図である。 図12は、第4実施形態に係るベッドシステムを例示する模式図である。 図13は、第4実施形態に係るインタフェース装置及びベッドシステムの動作を例示する模式図である。 図14は、第4実施形態に係るインタフェース装置及びベッドシステムの動作を例示する模式図である。
以下に、本発明の各実施形態について図面を参照しつつ説明する。
図面は模式的または概念的なものであり、各部分の厚さと幅との関係、部分間の大きさの比率などは、必ずしも現実のものと同一とは限らない。同じ部分を表す場合であっても、図面により互いの寸法や比率が異なって表される場合もある。
本願明細書と各図において、既に説明したものと同様の要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
(第1実施形態)
1. 本実施形態のベッドシステムの概要
本実施形態のベッドシステムは、使用されたベッドの形状の履歴を記憶しており、ベッドを操作するインタフェース装置の例えば自動ボタンを利用者が押すと、自動ボタンが押されている間、ベッドの形状は履歴に基づく所望の形状になるよう変化するものである。
ベッドシステムに記憶されている履歴が変われば、この所望の形状も変わるため、例えば、図4(a)及び図4(b)に示すように、ある時刻t1で自動ボタンを利用者が押すと、時刻t1までのベッドの形状の履歴に基づく第1形状70faにベッドの形状が変化し、別の時刻t2で自動ボタンを利用者が押すと、時刻t2までのベッドの形状の履歴に基づく第2形状70fbにベッドの形状が変化する。
つまり、利用者が自動ボタンを押すだけで、その自動ボタンが押された時々で利用者に適したベッドの形状をベッドシステムが算出し、算出されたベッドの形状に変化させる。その結果、1つのボタンを操作するだけで、ベッドの形状を所望の形状とすることができ、利用者の操作性が向上し、利便性が向上するのである。
本実施形態のベッドシステムの詳細について、その構成と制御動作について順に説明する。
2. 本実施形態のベッドシステムの構成
2.1 全体構成
図1に示すように、実施形態に係るベッドシステム310は、ベッド70と、インタフェース装置110と、を含む。ベッド70は、インタフェース装置110からの動作指示に基づいて動作する。ベッド70は、例えば、電動ベッドである。
インタフェース装置110は、例えば、ベッド操作部40、及び、端末装置50の少なくともいずれかを含む。ベッド操作部40は、例えば、ベッド70の手元スイッチ(例えばリモートコントローラなど)である。端末装置50は、例えば、スマートフォン型の電子装置である。
例えば、ベッド70に制御回路30が設けられる。インタフェース装置110は、制御回路30と通信可能である。例えば、ベッド操作部40は、有線により、制御回路30と通信が可能である。端末装置50は、例えば、無線により、制御回路30と通信が可能である。制御回路30は、例えば、ベッド70の「コントロールボックス」である。
ベッドシステム310は、サーバ48を含んでも良い。サーバ48は、有線及び無線の少なくともいずれかの方法により、制御回路30、ベッド操作部40、及び、端末装置50の少なくともいずれかと通信可能である。サーバ48により、以下に説明する情報の少なくとも一部の記憶及び提供が行われても良い。
図1に示すように、ベッド70は、例えば、フレーム70F、背ボトム70a、膝ボトム70b、脚ボトム70c、及び、駆動部75を含む。この例では、ベッド70は、腰ボトム70dを含む。背ボトム70a、膝ボトム70b、脚ボトム70c及び腰ボトム70dは、フレーム70Fの上に設けられる。駆動部75の動作により、例えば、背ボトム70a、膝ボトム70b及び脚ボトム70cの相互の角度を変化させることができる。後述するように、駆動部75の動作により、フレーム70Fの傾斜及び高さの少なくともいずれかを変化させることが可能である。駆動部75は、例えば、アクチュエータを含む。
例えば、背ボトム70a、腰ボトム70d、膝ボトム70b、脚ボトム70c及び腰ボトム70dの上には、マットレス76が置かれる。ベッド70の利用者81は、マットレス76の上に横たわることが可能である。
例えば、インタフェース装置110(例えばベッド操作部40、及び、端末装置50の少なくともいずれかなど)を介して受けた動作指示が、制御回路30に供給される。動作指示に応じた制御信号が、制御回路30から駆動部75に出力される。制御信号に応じた駆動部75の動作により、ベッド70において、背上げ、膝上げ、脚上げ、傾斜の変更、及び、高さの変更などの少なくともいずれかが行われる。
このように、動作指示に応じて、ベッド70の「形状」が変更可能である。形状は、例えば、背ボトム70aの角度、膝ボトム70bの角度、脚ボトム70cの角度、フレーム70Fの角度、及び、フレーム70Fの高さの少なくともいずれかに関する状態(値)の組み合わせにより定められる。背ボトム70aの角度、膝ボトム70bの角度、及び、脚ボトム70cの角度は、例えば、フレーム70Fを基準にした角度でも良い。フレーム70Fの角度、及び、フレーム70Fの高さは、ベッド70が置かれる床を基準にした角度及び高さで良い。
2.2 制御回路及びインタフェース装置の構成
次に、制御回路30及びインタフェース装置110の構成について、図3を用いて説明する。
制御回路30は、ベッド操作部40及び端末装置50の少なくともいずれかと、有線または無線で接続される。制御回路30は、インタフェース装置110と通信でき、インタフェース装置110との間で信号の授受を行う。
2.2.1 制御回路の構成
図3に示すように、制御回路30は、例えば、ベッド制御部31、ベッド記憶部32、ベッド通信部33、ベッド検知部34、及び、ベッドタイマ35を含む。
ベッド通信部33は、インタフェース装置110(ベッド操作部40または端末装置50など)、及び、駆動部75との間で信号の授受を行う。
ベッド通信部33は、インタフェース装置110で受けた動作指示をベッド制御部31に通知する。ベッド制御部31は、インタフェース装置110で受けた動作指示に基づき、駆動部75を制御する。その結果、駆動部75は、ベッド70の形状を変更できる。
ベッド検知部34は、変更されたベッド70の形状を検知可能である。1つの例において、駆動部75がベッド70の形状を変更した後に、定められた時間、さらなる形状の変更が無い場合に、ベッド検知部34は、ベッド70の形状を検知する。例えば、ベッドタイマ35により、ベッド制御部31は、定められた期間が経過したことを判定できる。
ベッド検知部34は、例えば、センサである。ベッド検知部34は、例えば、変更後のフレーム70Fの傾き、変更後のフレーム70Fの高さ、変更後の背ボトム70aの位置、変更後の膝ボトム70bの位置、変更後の脚ボトム70cの位置、変更後の背ボトム70aの角度、変更後の膝ボトム70bの角度、変更後の脚ボトム70cの角度の少なくともいずれかを取得(例えば検知)する。
ベッド制御部31は、例えば、ベッド検知部34が取得したベッド70の形状に関する情報(例えばデータ)を使用回数と対応付けてベッド記憶部32に記憶(例えば保存)させる。例えば、ベッド記憶部32は、ベッド70の形状が、背ボトム70aの角度が30°で、膝ボトム70bの角度が0°で、脚ボトム70cの角度が10°で、フレーム70Fの角度が10°で、フレーム70Fの高さが24cmであるとき、これらのデータと、そのベッド70の形状の使用回数を対応付けて記憶する。
例えば、ベッド制御部31は、インタフェース装置110が動作指示を受けてベッド70の形状が変わるたびに、ベッド70の形状の履歴を更新して、ベッド記憶部32に記憶させる。
ベッド記憶部32は、動作指示の履歴、及び、ベッド70の形状の履歴の他に、ベッド70を制御させるために必要なプログラム、及び、処理に必要な各種の情報も記憶して良い。
2.2.2 インタフェース装置の構成
(1)ベッド操作部40について
図3に示すように、ベッド操作部40は、第1処理部41、第1記憶部42、第1通信部43、第1操作部44及び第1表示部45を含む。第1通信部43は、制御回路30及び端末装置50の少なくともいずれかと通信でき、接続できる。
第1表示部45は、利用者81の動作指示を受ける。第1表示部45は、例えば第1アイコン11(例えば第1入力受付部11R)を表示可能である。第1表示部45は、例えば、タッチパネルである。
第1操作部44は、利用者81の動作指示を受ける。1つの例において、第1操作部44は、例えば動作指示に対応した物理ボタンである。別の例において、第1操作部44は、第1表示部45に表示された第1アイコン11である。説明の便宜上、物理ボタンや表示部に表示されたアイコンを総称して「ボタン」と呼ぶ。第1アイコン11または第1入力受付部11Rは、例えば「第1ボタン」の1つの例である。第1表示部45またはベッド操作部40は、「操作部」の1つの例である。
第1操作部44(例えば操作ボタン)は、例えば、複数のボタンを含んで良い。複数のボタンは、フレーム70Fの位置や角度、及び、ボトムの位置や角度を変更する動作指示に対応する。例えば、複数のボタンは、例えば、背ボトム70aの角度を変更するボタン、膝ボトム70bの角度を変更するボタン、脚ボトム70cの角度を変更するボタン、及び、フレーム70Fの高さを変更するボタン等を含む。第1操作部44(例えば、操作ボタン)は、「第1ボタン」の別の例である。この場合、ベッド操作部40が、「操作部」に対応する。
第1操作部44は、例えば、自動ボタンを含んでも良い。1つの例において、ベッドシステム310がベッド70の形状を記憶するモード(第1モード)であるときに、第1処理部41(例えば第1制御部)は、ベッド70の形状を変更する度に、制御回路30(例えば、コントロールボックス)から現在のベッド70の形状を取得して、ベッド70の形状の履歴を第1記憶部42に記憶させる。
ベッドシステム310がベッド70を動作させるモード(第2モード)であるとき、自動ボタンが入力を受けると、第1処理部41(例えば第1制御部)は、記憶部(例えば、ベッド記憶部32、第1記憶部42、後述する端末記憶部52、及び、サーバ48などに設けられる記憶部の少なくともいずれか)に記憶されているベッド70の形状の履歴を読み出す。第1処理部41は、ベッド70の形状が履歴に基づく所望の形状になるような情報(制御信号)を、制御回路30に供給する。制御回路30は、ベッド70が所望の形状となるように、駆動部75を制御する。記憶部に記憶され読み出されるベッド70の形状の履歴は、自動ボタンが入力を受けてから算出されても良く、履歴が更新されるたびに算出された結果でも良い。
(2)端末装置50について
図3に示すように、端末装置50は、端末処理部51、端末記憶部52、端末通信部53、端末操作部54及び端末表示部55を含む。
端末通信部53は、制御回路30及び第1操作部44の少なくともいずれかと通信でき、接続できる。
端末表示部55は、利用者81の動作指示を受ける。端末表示部55は、例えば第1アイコン11(例えば第1入力受付部11R)を表示可能である。端末表示部55は、例えば、タッチパネルである。
端末表示部55は、例えば、自動ボタンである第1アイコン11(表示入力領域)、及び、第2アイコン12(表示入力領域)を含んでも良い。1つの例において、ベッドシステム310がベッド70の形状を記憶するモード(例えば第1モード)であるときに、第2アイコン12が入力を受けた場合、端末処理部51(例えば端末制御部)は、ベッド70の形状を変更する度に、制御回路30(例えば、コントロールボックス)から現在のベッド70の形状を取得して、端末記憶部52に記憶させる。
ベッドシステム310がベッド70を動作させるモード(例えば第2モード)であるとき、第1アイコン11が入力を受けると、端末処理部51(例えば端末制御部)は、記憶部(例えば、ベッド記憶部32、第1記憶部42、端末記憶部52、及び、サーバ48などに設けられる記憶部の少なくともいずれか)に記憶されているベッド70の形状の履歴を読み出す。端末処理部51は、ベッド70の形状が履歴に基づく所望の形状になるような情報(制御信号)を、制御回路30に供給する。制御回路30は、ベッド70が所望の形状となるように、駆動部75を制御する。第1アイコン11が設けられることで、1つのアイコンをタッチするだけで、ベッド70を所望の形状とすることができる。利用者81の操作性が向上する。この場合も、記憶部に記憶され読み出されるベッド70の形状の履歴は、第1アイコン11が入力を受けてから算出されても良く、履歴が更新されるたびに算出された結果でも良い。
端末装置50は、例えば、スマートフォン、タブレット端末装置、または汎用のコンピュータ等である。
端末表示部55は、例えば、表示機能及び入力受付機能を有する。端末表示部55は、例えば、指またはスタイラスペン等によるタッチなどを検出可能である。例えば、端末表示部55は、アイコン(第1アイコン11及び第2アイコン12など)を表示可能である。端末表示部55に表示される操作画面中のアイコンが利用者81の入力(例えばタッチ)を受けることで、端末操作部54は、動作指示の入力を受ける。動作指示の入力を受けると、ベッド70は、そのアイコンに対応付けられた動作を行う。
端末表示部55に表示された上記のアイコンによる動作指示は、端末通信部53を介して、制御回路30またはベッド操作部40(例えば手元スイッチ)に通知される。
端末記憶部52は、端末表示部55にアイコンを表示させるために必要な各種情報、及び、アイコンと動作指示との対応付けに関する情報などを記憶しても良い。端末記憶部52は、端末装置50によって処理される各種プログラム、及び、処理に必要な各種情報が記憶されても良い。
(3)インタフェース装置の操作部と表示部の例
次に、インタフェース装置110の操作部(第1操作部44または端末操作部54)と表示部(第1表示部45または端末表示部55)の表示例を、図1及び図2を用いて説明する。
説明の便宜上、端末装置50の端末表示部55に表示されるアイコンを用いて説明するが、アイコンに限定されることなく、例えばベッド操作部40のボタンでも同様の説明が適用できる。
図2に示すように、端末表示部55は、第1アイコン11(第1入力受付部11R)を表示可能である。表示部10は、他のアイコン(例えば第2アイコン12など)を表示可能でも良い。アイコンは、例えば、表示部10(入力受付部)の表示領域に設けられる表示入力領域である。
第1アイコン11は、操作者(例えば利用者81など。以下同様)のからの入力(例えばタッチ)を受ける。第1アイコン11の入力に応じた信号が端末装置50から制御回路30に供給される。その信号に基づく駆動部75の動作により、ベッド70が第1アイコン11に応じた形状に変化する。1つの例において、第1アイコン11は、例えば、自動形状ボタン(「自動」ボタン)に対応する。
実施形態において、第1アイコン11が入力を受けることにより、ベッド70は、例えば、ベッド70の形状に関する履歴に応じた形状になる。例えば、履歴に応じた形状は、利用者81の使用頻度の高い、ベッド70の形状に対応しても良い。1つの例において、履歴に応じた形状の値は、第1アイコン11に登録されるベッド70の形状に関する値である。1つの例において、履歴に応じた形状の値は、背ボトム70aの角度として45°、ベッド70の高さH1として20cm、及び、脚ボトム70cの角度として10°などを含む。
第2アイコン12として、アイコン12a~12hなどが設けられる。アイコン12a、12c、及び、12eが入力(例えばタッチ)を受けると、「頭」の角度(例えば背角度)、「足」の角度(例えば膝角度)、及び、「高さ」がそれぞれ増大する。アイコン12b、12d、及び、12fが入力を受けると、「頭」の角度、「足」の角度、及び、「高さ」がそれぞれ減少する。アイコン12gが入力を受けると、上記の角度が連動して増大する。アイコン12hが入力を受けると、上記の角度が連動して減少する。第2アイコン12は、例えば、手動形状ボタン(「手動」ボタン)に対応する。
この他、フレーム70Fの床に対する傾斜が変化可能でも良い。傾斜の変化は、例えば、頭と足とを結ぶ方向の、床に対する角度の変化を含む。傾斜の変化は、例えば、左右を結ぶ方向の、床に対する角度の変化を含んでも良い。
この例では、表示部10の表示領域15に、ベッド70の形状に関する情報が表示されている。この例では、背角度として「45°」が表示され、膝角度として「10°」が表示され、高さとして「0cm」が表示されている。例えば、第2アイコン12などの操作により、ベッド70の形状が変化し、ベッド70の形状に関するこれらの表示が変化する。後述するように、ベッド70の形状に関する情報が記憶され、記憶された情報が、表示領域15に表示されても良い。記憶部などの例については、後述する。
3. 本実施形態のベッドシステムの制御動作
3.1 制御動作の概要
本実施形態のベッドシステムの制御動作の概要について、図4(a)及び図4(b)を用いて説明する。
図4(a)及び図4(b)に示すように、インタフェース装置110は、表示部10に加えて、通信部13(第1通信部43、端末通信部53の総称)を含む。通信部13から情報(第1情報S1及び第2情報S2など)が出力される。信号は、ベッド70に供給される。この例では、信号は、ベッド70の制御回路30に供給される。
実施形態においては、以下に説明するように、異なる時刻(例えば異なるタイミング)に第1入力受付部11R(第1アイコン11)が入力を受けた場合に、ベッド70は異なる形状になる。つまり、異なる時刻で、利用者81が同じ第1アイコン11をタッチしたとしても、それぞれの時刻におけるベッド70の形状は異なる。第1入力受付部11Rは、ベッド操作部40の第1操作部44(例えば、入力ボタン)でも良い。
図4(a)に示すように、例えば、第1時刻t1に、インタフェース装置110の第1入力受付部11R(例えば第1操作部44または端末操作部54の第1アイコン11)が入力IN1(例えば、利用者81による入力)を受ける。この場合、通信部13は、ベッド70を第1形状70faとする第1情報S1(例えば第1信号)を送信する。例えば、制御回路30は、送信された第1情報S1を受ける。
図4(b)に示すように、第2時刻t2に、インタフェース装置110の第1入力受付部11R(例えば第1アイコン11)が入力IN2(例えば、利用者81による入力)を受ける。この場合、通信部13は、ベッド70を第2形状70fbとする第2情報S2(例えば第2信号)を送信する。例えば、制御回路30は、送信された第2情報S2を受ける。第2時刻t2は、第1時刻t1とは異なる。以下では、第2時刻t2は、第1時刻t1の後とする。第2形状70fbは、第1形状70faとは異なる。
例えば、第2時刻t2は第1時刻t1の後であるので、第2時刻t2までにおけるベッド70の形状の履歴は、第1時刻t1までにおけるベッド70の形状の履歴とは異なる。これは、第1時刻t1以降で第2時刻t2までの間に、通常、利用者81がベッド70を操作してベッド70の形状の履歴が更新されるためである。実施形態における1つの例において、第1時刻t1に入力を受けた場合は、ベッド70は、第1時刻t1における第1履歴に応じた形状となる。例えば、第2時刻t2に入力を受けた場合は、ベッド70は、第2時刻t2における第2履歴に応じた形状となる。
例えば、利用者81などが上記の第2アイコン12などを用いて操作することで、ベッド70は、利用者81の望む形状となる。第2アイコン12などを用いた操作が繰り返され、ベッド70の形状の履歴が生じる。履歴は、記憶部などに蓄積される。
例えば、記憶部に蓄積された履歴が、第1入力受付部11R(例えば第1アイコン11)が入力を受けた異なる時刻のそれぞれで読み出され、ベッド70が、異なる履歴に応じた形状に制御される。記憶部からの履歴の読み出し、及び、それ基づく制御のための情報(第1情報S1及び第2情報S2など)の生成(例えば算出)が、例えば、インタフェース装置110に設けられる処理部により行われる。処理部の例については、後述する。
ベッド70の形状の履歴は、例えば、ベッド70の利用者81の状態(例えば、好み、身体の運動機能の回復、または、低下など)に応じている。実施形態においては、利用者81などは、第1入力受付部11Rを操作するだけで、ベッド70の形状を履歴に応じた形状にすることができる。例えば、利用者81は、第1時刻t1及び第2時刻t2のそれぞれにおいて、好みの変化、身体の運動機能の回復、または、身体の運動機能の低下などに応じた、適切な、ベッド70の形状を簡単に得ることができる。実施形態によれば、利便性を向上可能なインタフェース装置及びベッドシステムが得られる。
例えば、第2形状70fbは、第1形状70faにおける第1背角度とは異なる第2背角度、第1形状70faにおける第1膝角度とは異なる第2膝角度、第1形状70faにおけるフレーム70Fの第1傾斜とは異なる第2傾斜、及び、第1形状70faにおけるフレーム70Fの第1高さとは異なる第2高さ、の少なくともいずれかを有する。
実施形態において、上記の第1形状70faは、第1時刻t1までのベッド70の形状の第1履歴に応じている。上記の第2形状70fbは、第2時刻tまでのベッド70の形状の第2履歴に応じている。
第1履歴は、第1時刻t1までの第1期間に形成されたベッド70の複数の形状を含む。第2履歴は、第2時刻t2までの第2期間に形成されたベッド70の複数の形状を含む。例えば、第1時刻t1に入力を受けた場合、ベッド70は、必ずしも、第1時刻t1の直前に形成され記憶されたベッド70の形状ではなく、第1時刻t1までの第1期間に形成されたベッド70の複数の形状に基づいて算出された形状になる。同様に、例えば、第2時刻t2に入力を受けた場合、ベッド70は、必ずしも、第2時刻t2の直前に形成され記憶されたベッド70の形状ではなく、第2時刻t2までの第2期間に形成されたベッド70の複数の形状に基づいて算出された形状になる。
1つの例において、第1形状70faは、第1履歴において、出現率(例えば、使用頻度)が高い形状である。第2形状70fbは、第2履歴において、出現率(例えば、使用頻度)が高い形状である。利用者81の状態が変化した場合に、過去の履歴から最も使用頻度が高い形状が、簡単に得られる。
第1時刻t1に最も近い過去に記憶されたベッド70の形状を再現する場合に比べて、実施形態においては、利用者81により適すると推定される形状を簡単に提供できる。
3.2 制御動作の詳細
次に、本実施形態のベッドシステムの詳細な制御動作について、図5及び図6を用いて説明する。
前述したとおり、本実施形態のベッドシステムは、ベッド70の形状を記憶する第1モードと、ベッド70の形状を、第1モードで記憶されたベッド70の所望の形状にする第2モードを含む。
利用者81が第2アイコンを操作しているとき、このベッドシステムは、第1モードであり、利用者81が第1アイコンを操作すると、ベッドシステムは第2モードになる。第2モードにおいて、ベッド70の形状が所望の形状となると、ベッドシステムは第1モードに戻ることになる。
[第1モード]
図5は、第1モードに関する例である。説明の便宜上、以下では、端末装置50が制御回路30と直接通信して、ベッド70に動作指示を通知する場合を例について説明する。
図5に示すように、端末装置50の端末処理部51が利用者81の動作指示をうけ、制御回路30のベッド制御部31がその動作指示を受ける(ステップS21)。具体的には、利用者81が端末表示部55に表示された第2アイコン12をタッチ(入力)する。端末処理部51は、タッチ(入力)された第2アイコン12に対応した動作指示を、端末通信部53を介して制御回路30に通知する。これにより、ベッド制御部31が上記の動作指示を受ける。
ベッド制御部31は、動作指示に対応する制御信号を駆動部75に供給することで、ベッド70を動作させる(ステップS23)。例えば、制御信号に応じて、駆動部75は、フレーム70F及び複数のボトムの少なくともいずれかの位置または角度を変化させる。これにより、ベッド70は、動作指示に応じた形状になる。
例えば、ベッド制御部31は、端末装置50から動作指示を受けた後に、所定の時間が経過したかどうかを判断する(ステップS24)。すなわち、ベッド制御部31は、待機する。この待機期間内に次の動作指示を受けると(ステップS24における「No」の場合)、ベッド制御部31は、ステップS21に戻り、ステップS22及びステップS23の処理を行う。具体的には、次の動作指示を受け(別のステップS21)、その動作指示を記憶し(別のステップS22)、その動作指示に対応したベッド70の動作を行う(別のステップS23)。
動作指示を受けた後に、追加の入力がない状態が所定時間経過し、待機期間が過ぎると(ステップS24における「Yes」の場合)、ステップS25に進む。待機期間の長さは、例えば、1分間などである。
ベッド制御部31は、制御回路30のベッド検知部34を制御して、一連のベッド70の動作の後の、ベッド70の形状を検知する(ステップS25)。
ベッド制御部31は、ステップS25で検知したベッド70の形状が、ベッド70の形状についての履歴と一致するか否かを判定する(ステップS26)。
例えば、ベッド制御部31は、ベッド70の形状を複数のカテゴリに分類しており、ステップS25で検知したベッド70の形状がいずれのカテゴリに含まれるか判定する。既に説明したように、ベッド70の形状は、例えば、角度の値、及び、高さの値の組み合わせにより表される。これらの値について、「同じとみなせる範囲」(規準)が定められ、「同じとみなせる範囲」に基づいて、「同じとみなせる形状」が判断されても良い。例えば、背ボトム70aの角度として1°の差がある2つの形状は、実質的に同じ形状とみなされても良い。例えば、ベッド制御部31は、基準に基づいて、実質的に同じ形状とみなせる形状を同じカテゴリに分類しても良い。例えば、角度について、1°以下の差は、同じ形状とみなされても良い。例えば、角度について、2°以下の差が、同じ形状とみなされても良い。例えば、高さH1について、0.5cmの差は、同じ形状とみなされても良い。例えば、高さH1について、1cmの差が、同じ形状とみなされても良い。
検知したベッド70の形状が履歴と一致しない場合(ステップS26における「No」の場合)、ベッド制御部31は、ステップS25で取得したベッド70の形状を新たなカテゴリとしてベッド記憶部32に記憶させる(ステップS27)。この際、例えば、ベッド制御部31は、使用頻度も対応付けて、ベッド記憶部32に記憶させても良い。例えば、始めて形成された形状の場合、その形状のカテゴリの使用回数は1である。
ステップS25において検知されたベッド70の形状と同じカテゴリの形状の履歴がベッド記憶部32に記憶されている場合(ステップS26における「Yes」の場合)、ベッド制御部31は、そのカテゴリの使用回数を増やす(ステップS28)。例えば、ベッド制御部31は、使用回数を1回分インクリメントする。このようにして、ベッド制御部31は、カテゴリごとに、ベッド70の形状とその使用頻度(使用回数)とを、ベッド記憶部32に記憶させる。
上記の一連の処理により、カテゴリごとに、ベッド70の形状の変化の履歴、及び、使用頻度(使用回数)の履歴が、ベッド記憶部32に記憶され、更新される。
上記の例においては、ベッド70の動作指示の履歴、及び、ベッド70の形状の履歴が、制御回路30のベッド記憶部32に記憶される。実施形態において、これらの履歴は、ベッド操作部40の第1記憶部42、及び、端末装置50の端末記憶部52の少なくともいずれかに記憶されても良い。
[第2モード]
図6は、第2モードに関する例である。説明の便宜上、以下では、履歴に応じた形状が、使用頻度が最も高い形状である例について説明する。使用頻度が最も高い形状は、使用頻度が「1位」の形状に対応する。
図6に示すように、端末装置50の端末処理部51が利用者81の動作指示をうけ、制御回路30のベッド制御部31がその動作指示を受ける(ステップS31)。この動作指示は、ベッド70の形状を、使用頻度が「1位」の形状にする旨の指示である。例えば、利用者81が、端末表示部55に表示された第1アイコン11(例えば「自動」ボタン)をタッチ(入力)する。端末処理部51がこのタッチを検知することで、利用者81からの動作指示を受ける。端末処理部51は、ベッド70の形状を、使用頻度が「1位」の形状する旨の動作指示を、端末通信部53を介して、制御回路30に通知する。これにより、制御回路30のベッド制御部31は、端末装置50から受信した、ベッド70の形状を、使用頻度が「1位」の形状する旨の動作指示を受ける。
ベッド制御部31は、ベッド70の形状の履歴が更新されたか否かを判定する(ステップS32)。例えば、ベッド制御部31は、ベッド記憶部32のデータを参照し、前回の第1アイコン11(例えば「自動」ボタン)が入力を受けた時刻(タイミング)から、今回の第1アイコン11が入力を受けた時刻(タイミング)までの間に、ベッド70の形状の履歴が更新されたか否かを判定する。履歴が更新されている場合(ステップS32における「Yes」の場合)、ステップS33に進む。履歴が更新されていない場合(ステップS32における「No」の場合)、ステップS34に進む。
ベッド70の形状の履歴が更新されている場合、ステップS33において、ベッド制御部31は、ベッド70の形状の履歴に含まれる各カテゴリの使用頻度を取得し、使用頻度順に各カテゴリを並び替える。ステップS33の後に、ステップS34に進む。
ステップS34において、ベッド制御部31は、各カテゴリのうち、使用頻度が「1位」の形状を算出して決定する。
ステップS34の後のステップS35において、ベッド制御部31は、ベッド70が、使用頻度が「1位」の形状になるように、ベッド70を動作させる。例えば、ベッド制御部31は、その形状になるような制御信号を駆動部75に供給する。駆動部75は、制御信号に基づいて、ベッド70は、使用頻度が「1位」の形状になる。
上記の例では、ベッド制御部31が、ベッド70の形状の履歴に基づいて、使用頻度が「1位」の形状を決定(算出)する。実施形態において、ベッド操作部40の第1処理部41、及び、端末装置50の端末処理部51の少なくともいずれかが、使用頻度が「1位」の形状を決定(算出)しても良い。実施形態において、使用頻度が「1位」~「3位」の形状を表示して、それらの候補を選べるようにしても良い。
上記の制御(動作)は、制御回路30で行われても良い。この場合、ベッドシステム310は、インタフェース装置110と、インタフェース装置110からの動作指示に基づいて動作するベッド70と、を含む。インタフェース装置110は、第1入力受付部11R(例えば、第1アイコン11または第1操作部44)と、通信部13(端末通信部53または第1通信部43)と、を含む。通信部13は、第1入力受付部11Rが入力を受けたことに対応する信号をベッド70に供給可能(送信可能)である。ベッド70は、制御回路30と、駆動部75と、を含む。制御回路30(例えば、ベッド制御部31)は、その信号に基づいて、第1入力受付部11Rが第1時刻t1に入力を受けた場合に、ベッド70を第1形状70faとする第1情報S1を算出し、第1入力受付部11Rが第2時刻t2に入力を受けた場合に、ベッド70を第2形状70fbとする第2情報S2を算出する。制御回路30(例えばベッド制御部31)は、これらの情報を駆動部75に提供する。駆動部75は、第1情報S1及び第2情報S2に基づいてベッド70を動作させる。
4.本実施形態の効果
このように、実施形態に係るベッドシステム310においては、例えば、利用者81が第1モードでベッド70の形状を手動で記憶(登録)しなくても、第1入力受付部11R(例えば第1アイコン11)を利用者81が押せば、ベッド70を使用頻度の高い形状にすることができる。利用者81の好みまたは身体状況に応じて、ベッド70の形状を適切に簡単に制御できる。実施形態によれば、利便性を向上可能なインタフェース装置及びベッドシステムを提供できる。
比較例として、第1モードで、ベッド70の形状を記憶させるために、第2アイコン12を用いて、利用者81が、ベッド70の形状を記憶させたいベッド70の形状にし、ベッド70の形状を登録する例がある。比較例では、ベッド70の形状を登録するために、利用者81はメモリボタンを押下する。その結果、現在のベッド70の形状がベッド70の記憶部に記憶されることになる。
しかし、比較例のベッド70の形状を手動で登録させる操作は、利用者81にとって面倒であり、容易ではない場合がある。
本実施形態のベッドシステムでは、利用者81が第2アイコン12を操作し、ベッド70の形状を変化させるたびに、ベッド70の形状の履歴を記憶することとなり、利用者81がベッド70の形状を逐一登録させる必要がなく、ベッド70の操作性が向上する。
また、利用者81が第1アイコン11を操作すると、ベッド70の形状を、ベッド70の形状の履歴に応じた形状にすることができ、利用者81の好みまたは身体状況に応じて、ベッドの形状を適切に簡単に制御できる。実施形態によれば、利便性を向上可能なインタフェース装置及びベッドシステムを提供できる。
実施形態に係るインタフェース装置110及びベッドシステム310の1つの例において、利用者81が、第1モードと第2モードとを切り替える意図的な操作をしなくても、自動的に第1モードから第2モードに移行しても良い。例えば、後述するように、第1モードにおいて、ベッド70の形状の履歴が自動的に記憶されても良い。そして、利用者81が第1アイコン11(例えば、「自動」ボタン)への入力を行ったときに、インタフェース装置110及びベッドシステム310は、第2モードに移行し、ベッド70が、履歴に基づいて算出されたベッド70の形状になるように、ベッド70が動作しても良い。このような制御は、例えば、ベッド制御部31、第1処理部41及び端末処理部51の少なくとも一部で行われても良い。このような動作(制御)により、第1モードと第2モードとの間を切り替える意図的な操作が必要なく、ベッド70の操作性が向上する。
実施形態に係るベッドシステム310またはインタフェース装置110において、ベッド70の形状の履歴に関する情報が出力可能でも良い。1つの例において、制御回路30(例えば、ベッド制御部31)は、ベッド70の形状の履歴をログデータとして出力可能でも良い。この出力は、例えば、ベッド通信部33を介して行われても良い。出力されたログデータは、例えば、インタフェース装置110(端末装置50及びベッド操作部40の少なくともいずれか)に提供される。1つの例において、端末装置50及びベッド操作部40の少なくともいずれかが、ベッド70の形状の履歴に関する情報を出力可能でも良い。1つの例において、端末装置50及びベッド操作部40の少なくともいずれかが、ベッド70の形状の履歴に関する情報を、サーバ48などに出力可能でも良い。
また、本実施形態では、利用者81が自動ボタンを押している間だけベッド70が動作する例を記載するが、これに限定されることなく一度自動ボタンを押すと、のちに利用者81が自動ボタンを押さなくとも、ベッド70の形状は履歴に基づく所望の形状に自動的に変化するようにしてもよい。
(第2実施形態)
第2実施形態のベッドシステムは、第1入力受付部が複数個設けられている点で、第1実施形態と相違する。以下相違する点について具体的に説明する。
図7は、第2実施形態における、インタフェース装置110の表示部10の表示の例を示している。この例では、端末装置50の表示部10(例えば入力部)の表示状態が例示されている。図8に示すように、表示部10は、複数の第1アイコン11(複数の第1入力受付部11R)を含む。この例では、複数の第1アイコン11は、「食事」に対応するアイコン11A、「立ち上がり」に対応するアイコン11B、「起きる」に対応するアイコン11C、及び、「寝る」に対応するアイコン11Dを含む。
アイコン11A~11Dは、利用者81に関する複数の状況(複数の利用者状況)に対応している。複数の利用者状況は、例えば、利用者81の姿勢及び行動の少なくともいずれかを含む。
利用者81がアイコン11A~11Dのいずれかを押すと、第2実施形態のベッドシステムは、押されたアイコン11A~11Dに対応する利用者状況で、使用頻度が最も高い形状にベッド70の形状を変化させる。
第1実施形態のベッドシステムは、ベッド70の形状の履歴から利用者状況に分けることなく使用頻度の高い形状を算出しているが、本実施形態のベッドシステムは、ベッド70の形状の履歴から、利用者状況で、使用頻度が最も高い形状を算出する。
そのため、ベッド70の形状の履歴から、アイコン11A~11Dそれぞれに対応する利用者状況と一致するベッド70の形状の履歴を抽出する必要がある。
そこで、本実施形態では、第1実施形態と同様に、ベッド70の形状が所望の形状となると第1モードに戻ることになるが、第1モードに戻ってから所定の期間内に、インタフェース装置110が第2アイコン12の動作指示を受けてベッド70の形状が変更されたとき、変更されたベッド70の形状の履歴を第2モードの利用者状況と対応付けて記憶部に記憶する。
例えば、利用者81が「立ち上がり」に対応するアイコン11Bを押すと、ベッドシステムは、第2モードとなり、「立ち上がり」に対応する使用頻度が最も高い形状を算出して、その形状にベッド70の形状を変化させて、第1モードに戻る。
第1モードに戻ってから所定の期間内に、インタフェース装置が第2アイコン12の動作指示を受けてベッド70の形状が変更されたとき、この変更されたベッド70の形状の履歴を、利用者状況「立ち上がり」に対応付けて記憶部に記憶することになる。
こうして、本実施形態のベッドシステムは、ベッド70の形状の履歴から、アイコン11A~11Dそれぞれに対応する利用者状況と一致するベッド70の形状の履歴を抽出できる。
具体的な制御動作について、図8を用いて説明する。
図8は、第2実施形態のベッドシステムにおける第1モードの例である。図8に示すステップS21~ステップS25は、図6に示すステップS21~ステップS25と同様であり、詳細な説明は省略する。
ステップS25の後に、ベッド制御部31は、ステップS23での動作指示に応じたベッド70の形状の変化が第1モードに戻ってから所定の期間内に行われたものであるか否かを判定する(ステップS25a)。
ベッド制御部31が、ステップS23での動作指示に応じたベッド70の形状の変化が第1モードに戻ってから所定の期間内に行われたものでないと判定したとき(ステップS25aにおける「No」の場合)、ステップS26a、S27a及びステップS28aに進む。ステップS26aでは、ベッド制御部31は、ステップS25で検知したベッド70の形状が、ベッド70の形状の履歴と一致するか否かを判定する(ステップS26a)。例えば、ベッド制御部31は、ステップS25で検知したベッド70の形状がいずれのカテゴリに含まれるか否かを判定する。
検知したベッド70の形状が履歴と一致しない場合(ステップS26aにおける「No」の場合)、ベッド制御部31は、ステップS25で取得したベッド70の形状を新たなカテゴリとしてベッド記憶部32に記憶させる(ステップS27a)。この際、例えば、ベッド制御部31は、使用頻度も対応付けて、ベッド記憶部32に記憶させても良い。例えば、始めて形成された形状の場合、その形状のカテゴリの使用回数は1である。
ステップS25において検知されたベッド70の形状と同じカテゴリの形状の履歴がベッド記憶部32に記憶されている場合(ステップS26aにおける「Yes」の場合)、ベッド制御部31は、そのカテゴリの使用回数を増やす(ステップS28a)。例えば、ベッド制御部31は、使用回数を1回分インクリメントする。
ベッド制御部31が、ステップS23で動作指示に応じたベッド70の形状の変化が第1モードに戻ってから所定の期間内にされたものであると判定したとき(ステップS25aにおける「Yes」の場合)、ベッド制御部31は、ステップS25で検知したベッド70の形状が、利用者状況に応じたベッド70の形状の履歴と一致するか否かを判定する(ステップS26)。例えば、利用者81はアイコン11B「立ち上がり」を押し、ベッドシステムが利用者状況「立ち上がり」に対応する使用頻度が最も高い形状にベッド70の形状を変更させたとする。ベッド70の形状を変更すると、ベッドシステムは第2モードから第1モードに戻り、ステップS23で動作指示に応じたベッド70の形状の変更が、第1モードに戻ってから所定の期間内にされたものであるとき、ベッド制御部31は、ステップS23の動作指示で変更されたベッド70の形状を利用者状況「立ち上がり」と対応付けて記憶部に記憶する。
ベッド制御部31は、ステップS25で検知したベッド70の形状が、利用者状況「立ち上がり」に対応付けされたベッド70の形状の履歴と一致するか否かを判定する(ステップS26)。
検知したベッド70の形状が利用者状況に対応した履歴と一致しない場合(ステップS26における「No」の場合)、ベッド制御部31は、ステップS25で取得したベッド70の形状を、利用者状況(第2モードの利用者状況)に対応付けて新たなカテゴリとしてベッド記憶部32に記憶させる(ステップS27)。この際、例えば、ベッド制御部31は、使用頻度も対応付けて、ベッド記憶部32に記憶させても良い。例えば、始めて形成された形状の場合、その形状のカテゴリの使用回数は1である。
ステップS25において検知されたベッド70の形状が、利用者状況に対応した履歴と一致する場合(利用者状況に対応した履歴のうち、同じカテゴリの形状の履歴がベッド記憶部32に記憶されている場合であり、ステップS26における「Yes」の場合)、ベッド制御部31は、利用者状況に対応したそのカテゴリの使用回数を増やす(ステップS28)。例えば、ベッド制御部31は、利用者状況「立ち上がり」に対応した一致するカテゴリの使用回数を1回分インクリメントする。このようにして、ベッド制御部31は、利用者状況ごと、かつ、カテゴリごとに、ベッド70の形状とその使用頻度(使用回数)とを、ベッド記憶部32に記憶させる。
以上より、第2実施形態においては、ベッド70の履歴は、複数の第1アイコン11(アイコン11A~11D)に関連づけて記憶される。その結果、第1実施形態のベッドシステムよりも、利用者状況に応じてベッド70の形状を簡便にかつ適切に設定することができる。
なお、第2実施形態において、例えば、複数の第1アイコン11のそれぞれに対応して、ベッド70の形状が予め設定されていても良い。第2実施形態において、予め設定されたベッド70の形状と、ステップS27及びステップS28により形成されたベッド70の形状と、に基づいて、第2モード(「1位」の形状の決定)が行われても良い。
ステップS25において、ベッド制御部31は、カテゴリごとに、ベッド70の形状とその使用頻度(使用回数)とを、ベッド記憶部32に記憶させる。この際、ベッド70が目的とする形状になった時刻も、その形状のデータと対応付けて記憶されても良い。ベッド70の形状と、時刻と、を対応づけて記憶することで、ベッド70の形状が変更された時刻に基づいて、その形状が、複数の利用者状況のいずれかに対応するかを推定することができる。例えば、「立ち上がり」の時間が定められている場合、時刻に基づいて、検知されたベッド70の形状を「立ち上がり」に対応づけて処理し記憶できる。
ベッド70が目的とする形状になった時刻は、例えば、その形状に至る複数回の動作指示のうちで、最初の動作指示に対応付けられた時刻でも良い。または、ベッド70が目的とする形状になった時刻は、最後の動作指示に対応付けられた時刻でも良い。または、ベッド70が目的とする形状になった時刻は、ベッド70の形状を検出した時刻でも良い。
第2実施形態のベッドシステム310においては、例えば、製品出荷時に、複数の第1アイコン11(複数の状態に対応)のそれぞれに対応するベッド70の形状が予め設定されていても良い。この場合に限定されることなく、本実施形態のベッドシステムにおいて、製品出荷時には複数の第1アイコン11のそれぞれにベッド70の形状が予め設定されておらず、利用者81が複数の第1アイコン11のそれぞれにベッド70の形状を設定できるようにしても良い。
ベッドシステム310は、使用頻度を算出する基礎となるベッド70の形状として、製品出荷時に予め設定されていたベッド70の形状や利用者81が設定したベッド70の形状も含めても良い。
本実施形態のベッドシステム310では、第1モードにおいて、利用者81が複数の第1アイコン11(複数の状態に対応)のいずれかに入力して所望のベッド70の形状になった後、その状態から、第1モードに戻って所定の期間内に第2アイコン12に入力が行われたベッド70の形状が履歴として保存される。第2モードでは、複数の状態ごとに、使用頻度が高い形状が算出され、ベッド70がその形状になるように、制御される。
(第3実施形態)
第3実施形態においては、ベッド70の利用者81の生体情報を検出する生体情報検出装置により、複数の利用者状況が分類される。分類された複数の利用者状況に応じて、ベッド70の形状が制御される。
図9は、第3実施形態に係るベッドシステムを例示する模式図である。
図9に示すように、第3実施形態に係るベッドシステム311は、生体情報検出装置60を含む。生体情報検出装置60は、ベッド70の利用者81の生体情報を検出する。生体情報検出装置60は、生体情報を取得する生体情報検出部60Sと、取得した生体情報の処理等を行う生体情報処理部61と、を含む。この例では、生体情報検出装置60の生体情報検出部60Sは、背ボトム70aとマットレス76との間に置かれる。例えば、生体情報検出装置60は、利用者81の体動に応じた振動などを検出可能である。生体情報検出装置60は、例えば、利用者81の心拍数及び呼吸数などを検出可能である。生体情報検出装置60は、例えば、利用者81の姿勢(例えば、寝ているときの姿勢、端坐位、または、起き上がりの姿勢など)を検出可能でも良い。検出された結果が、例えば、生体情報検出装置60の生体情報処理部61を介して、制御回路30(例えばベッド制御部31)に供給される。検出された結果は、インタフェース装置110に供給されても良い。
ベッド制御部31は、生体情報検出部60Sで検出された生体情報に基づいて、ベッド70の形状の履歴から、例えば、利用者81の姿勢及び行動の少なくともいずれかを含む利用者状況毎にベッド70の形状の使用頻度を算出(決定)する。ベッド制御部31は、例えば、生体情報に基づいて、ベッド70の形状の履歴(ベッド70の形状の履歴には、カテゴリごとに、カテゴリに含まれる各ベッド70の形状、その形状に変更されたそれぞれの時刻、各カテゴリの使用頻度を含まれる)から、利用者状況毎に使用頻度が最も高いベッド70の形状に関する情報を算出(決定)する。
例えば、生体情報検出部60Sで検出された生体情報に基づいて、利用者81の状態(利用者状態)が推定できる。利用者状態は、例えば、「食事」、「立ち上がり」、「起きる」、及び、「寝る」などを含む。例えば、利用者81の状態(利用者状態)は、生体情報検出装置60で検出された生体情報と、時刻の情報と、が組み合わされて、決定(推定)されても良い。
ベッド制御部31は、複数の利用者状態のそれぞれに対応して、ベッド70の形状の履歴を分類して、ベッド記憶部32に記憶させても良い。例えば、生体情報検出装置60で検出された生体情報に基づいて、利用者81の現在の状態が「立ち上がり」であると推定した場合、そのときのベッド70の形状を「立ち上がり」の利用者情報の履歴として保存する。利用者81が、「立ち上がり」に対応するアイコン11Bをタッチして入力すると、ベッド70は、例えば、「立ち上がり」の状況で使用頻度が最も高い形状になる。このような制御(動作)は、ベッド制御部31及び駆動部75により行われる。
以下、第3実施形態に係るインタフェース装置110及びベッドシステム311の動作の具体的な例について説明する。
図10は、第3実施形態に係るインタフェース装置及びベッドシステムの動作を例示する模式図である。
以下の説明では、一例として、利用者81が、アイコン11C(「起きる」)に入力を行った場合について説明する。
利用者81がアイコン11Cに入力を行うと、端末装置50は、生体情報検出装置60に、アイコン11Cに入力があったことを通知する(ステップS511)。生体情報検出装置60では、アイコン11Cに対する入力を受け付ける(ステップS611)。
生体情報処理部61は、記憶部(生体情報処理部61に含まれるメモリまたはベッド記憶部32など)に記憶されている生体情報の履歴を参照し、生体情報の履歴中、利用者81の起き上がりを示す生体情報と対応付けられている「時刻」を抽出する(ステップS612)。処理部(例えば、制御回路30)は、抽出した「時刻」に関する時刻情報を端末装置50に送信する(ステップS613)。
端末装置50は、時刻情報を生体情報検出装置60から受け付け(ステップS512)、時刻情報をベッド70(例えば制御回路30)に送信する(ステップS513)。
ベッド70(例えば制御回路30)において、ベッド制御部31が時刻情報を受け付ける(ステップS711)。生体情報検出装置60で抽出された時刻情報は、利用者81の起き上がりの時刻であることから、このときのベッド70の形状は、利用者81が起き上がり時に使用したベッド70の形状であると判断することができる。そこで、ベッド制御部31は、時刻情報に基づいて、ベッド70の形状の履歴から、起き上がり時のベッド70の形状を抽出する(ステップS712)。すなわち、ベッド制御部31は、時刻情報に示されている時刻と同じ時刻(同じ時間帯)に対応付けて記憶されているベッド70の形状を、起き上がり時のベッド70の形状であるとして、形状の履歴から抽出する(ステップS712)。
次に、ベッド制御部31は、抽出されたベッド70の形状を使用頻度順に並び替える(ステップS713)。ベッド制御部31は、使用頻度順に並び替えられたベッド70の形状のうち、使用頻度が「1位」のベッド70の形状を算出する(ステップS714)。ベッド制御部31は、この形状となるよう、駆動部75を制御してベッド70を動作させる(ステップS715)。
このように、本実施形態によれば、「起きる」などの利用者81の特定の行動に関するアイコンが操作された場合において、利用者81の行動を支援する際に用いられたベッド70の形状を抽出し、この中から使用頻度「1位」の形状を算出して、ベッド70を動作させる。したがって、簡易な操作で、利用者81の嗜好や身体状況に応じ、かつ、利用者81の行動に応じたベッド70の形状を実現させることができ、利便性が向上する。
図11は、第3実施形態に係るインタフェース装置及びベッドシステムの別の動作を例示する模式図である。
図10の例では、ベッド制御部31がベッド70の形状の履歴に応じた形状を算出しているが、図11の例では、端末装置50がベッド70の形状の履歴に応じた形状を算出する。以下、相違する点のみ記載し、共通する点の詳細な説明は省略する。
端末装置50は、生体情報検出装置60及びベッド70に、アイコン11Cに入力が行われたことを通知する(ステップS511)。ベッド70(例えばベッド制御部31)は、その通知を受け付け(ステップS711)、ベッド70の形状の履歴を、端末装置50に送信する(ステップS712)。生体情報検出装置60は、上記のステップS611及びS612を実施し、「時刻」に関する時刻情報を端末装置50に送信する(ステップS613)。端末装置50は、形状の履歴、及び、時刻情報を受け付ける(ステップS512)。
端末装置50は、ベッド70の形状の履歴から、起き上がり時の形状を、「時刻」で抽出し(ステップS522)、使用頻度順に並び替え(ステップS523)、使用頻度が「1位」のベッド70の形状を算出する(ステップS524)。端末装置50は、この形状をベッド70に送信する(ステップS525)。ベッド70(例えば、ベッド制御部31)は、使用頻度が「1位」の形状を受け付け(ステップS724)、この形状となるように駆動部75を制御してベッド70を動作させる(ステップS715)。
第3実施形態においては、複数の利用者状況のそれぞれにおけるベッド70の形状の履歴が生体情報検出装置60で検出された生体情報に基づいて行われる。より高い利便性が得られる。
上記の例では、生体情報検出装置60の生体情報検出部60Sは、背ボトム70aとマットレス76との間に設けられる。実施形態において、生体情報検出装置60の形態は任意である。例えば、ベッド70に設けられる駆動部75(アクチュエータ)などが、センサ(例えば荷重センサ)などを含んでも良い。このようなセンサによっても、利用者81の生体情報(姿勢など)が検出できる。実施形態において、生体情報検出装置60は、利用者81を撮像するカメラなどを含んでも良い。
(第4実施形態)
第4実施形態に係るベッドシステムの構成について、図12を用いて説明する。
図12に示すように、第4実施形態に係るベッドシステム312は、ベッド70に加えて、検知部77を含む。検知部77は、利用者81の身体状況を示す身体情報を検知する。
この例では、検知部77は介助バー78に設けられている。介助バー78は、例えば、フレーム70Fに固定される。介助バー78のスイングアーム78aの上部に設けられたセンサが検知部77に対応する。
利用者81は、立ち上がりなどの際に介助バー78を補助具として用いる。利用者81は、介助バー78に体重を加えて、立ち上がる。例えば、利用者81から介助バー78に加えられる力は、利用者81の身体状態と関係する。例えば、利用者81が回復傾向の場合、利用者81から介助バー78に加えられる力が減少する。例えば、利用者81が悪化傾向の場合、利用者81から介助バー78に加えられる力が増大する。検知部77は、このような力を検出することで、利用者81の身体状況を示す身体情報を検知することができる。
ベッド70の制御回路30に含まれるベッド制御部31は、検知部77により検出された身体状況の変化に応じて、ベッド70の形状に関する情報(例えば、第1情報S1及び第2情報S2の少なくともいずれか)を調整(例えば修正または補正)する。身体状況の変化は、例えば、利用者81の回復または悪化などを含む。例えば、利用者81が回復しているときは、自立がより促進するように、ベッド70の形状が調整(例えば修正または補正)される。例えば、使用頻度が最も高い形状から、自立がより促進するような形状に変更される。例えば、利用者81が悪化しているときは、利用者81の動作を支援するように、ベッド70の形状が調整される。例えば、使用頻度が最も高い形状から、悪化を抑制するような形状に変更される。
以下、第4実施形態におけるベッドシステム312における動作の具体例について説明する。
図13は、第2モードに関する1つの例を示している。以下の説明では、一例として、利用者81が、アイコン11C(「起きる」)に入力を行った場合について説明する。
検知部77(この例では介助バー78に設けられている)は、例えば、常時、介助バーに加えられる圧力を検知し(ステップS931)、検出された圧力(圧力値)と時刻とを対応付けて保存(記憶)する(ステップS932)。
このステップS931及びステップS932は、利用者81がアイコン11Cに入力を行う前から行われており、検知部77が、既に検出された圧力とその時刻を対応づけて記憶していることを前提として、第2モードに関するベッドシステムの制御動作を具体的に説明する。
利用者81がアイコン11Cに入力を行うと、端末装置50が、生体情報検出装置60及び検知部77に、アイコン11Cに入力があったことを通知する(ステップS531)。生体情報検出装置60は、アイコン11Cに入力があったことを受け付ける(ステップS631)。
生体情報検出装置60の生体情報処理部61は、記憶部に記憶されている生体情報の履歴を参照し、生体情報の履歴中で、利用者81の起き上がりを示す生体情報と対応付けられている「時刻」を抽出する(ステップS632)。生体情報処理部61は、抽出した「時刻」に関する時刻情報を端末装置50に送信する(ステップS633)。
検知部77は、アイコン11Cに入力があったことを受け付けて(ステップS933)、圧力値と時刻とが対応付けられて記憶された圧力値の履歴を、端末装置50に送信する(ステップS934)。
端末装置50は、時刻情報を生体情報検出装置60から受け付け、圧力値の履歴を検知部77から受け付ける(ステップS532)。端末装置50の端末処理部51は、時刻情報と、圧力値の履歴と、を用いて、調整情報を作成し(ステップS534)、時刻情報及び調整情報をベッド70に送信する(ステップS535)。端末処理部51における調整情報の作成の例については後述する。
ベッド70では、ベッド制御部31が時刻情報を受け付ける(ステップS731)。ベッド制御部31は、時刻情報に基づいて、ベッド70の形状の履歴から、起き上がり時のベッド70の形状を抽出する(ステップS732)。すなわち、ベッド制御部31は、時刻情報に示されている時刻と同じの時刻(同じ時間帯)に対応付けて記憶されているベッド70の形状を、起き上がり時のベッド70の形状であるとして、形状の履歴から抽出する(ステップS732)。
ベッド制御部31は、抽出されたベッドの形状を使用頻度順に並び替える(ステップS733)。ベッド制御部31は、使用頻度順に並び替えられたベッド70の形状の履歴のうち、使用頻度が「1位」のベッド70の形状を算出する(ステップS734)。ベッド制御部31は、算出した「1位」のベッド70の形状を、端末装置50が作成した調整情報に基づいて調整する(ステップS735)。ベッド制御部31は、調整した形状で駆動部75を制御してベッド70を動作させる(ステップS736)。
以下、端末処理部51による調整情報の作成の例について説明する。
図14に示すように、端末処理部51は、生体情報検出装置60から送信された時刻情報に基づいて、時刻を照合し(ステップS41)、検知部77から送信された圧力値の履歴から、利用者81が起き上がり時に介助バー78を使用した直近の2回の圧力値を抽出して、2回の圧力値を比較し(ステップS42)、圧力値の変動があるか否かを判定する(ステップS43)。
圧力値の変動がない場合には、端末処理部51は、背角度を変更しない旨の調整情報を作成する(ステップS44)。圧力の変動がある場合には、端末処理部51は、前回の圧力値が前々回の圧力値に比して、低下しているか否かを判定する(ステップS45)。前回の圧力値が前々回の圧力値から低下している場合にはステップS46に進む。前回の圧力値が前々回の圧力値から低下していない場合にはステップS47に進む。
圧力値が低下している場合には、例えば、背角度を下げる(例えば、2°)旨の調整情報を作成する(ステップS46)。圧力値が低下している場合は、利用者81が介助バー78に依存している度合いが低下していると考えられるため、利用者81の自立度が上がっていると判断することができ、ベッド70または介助バー78により依存しないように、自立を促進させるようにベッド70の形状を調整することができる。
圧力値が低下していない場合には、例えば、背角度を上げる(例えば、2°)旨の調整情報を作成する(ステップS47)。圧力値が低下しておらず、例えば上昇している場合には、利用者81が介助バー78に依存している度合いが上昇していると考えられるため、利用者81の自立度が低下していると判断でき、このような調整をすることで、利用者81の動作を支援することができる。
端末処理部51は、このようにして作成された調整情報をベッド70に送信する。ベッド70のベッド制御部31では、調整情報に基づいてベッド70の形状を調整し、調整されたベッド70の形状となるように、駆動部75を制御してベッド70を動作させる。
上記の例では、背角度を変更することによりベッド70の形状が調整される。本実施形態において、ベッド70の形状の調整は、ベッド70の形状に関する他の値の調整により行われても良い。例えば、自立度が上昇している場合には膝上げを使用しないようにベッド70の形状を調整し、自立度が低下している場合には膝上げを使用するようにベッド70の形状を調整しても良い。
本実施形態において、身体状況を検知する検知部77は、例えば、マットレス76に設けられても良い。この場合には、例えば、利用者81が腕をつく、マットレス76の箇所の圧力を測定することなどにより、検知部77は、マットレス76に局所的にかかる圧力を検知する。そして、この圧力値の変動に基づいて、利用者81の身体状況(自立の程度
この他、検知部77は、利用者81が身に着けている加速度センサを含んでも良い。この場合には、検知部77は、例えば、利用者81が起き上がる際の身体のバランスを測定し、起き上がり時の身体の軸の変動の程度に応じて利用者81の身体状況(自立の程度)を判断することができる。利用者81の前回の起き上がり時に対して軸の変動が小さい場合には、自立度が上昇していると判断することができる。軸の変動が大きい場合には、自立度が低下していると判断することができる。
自立度が低下している場合には、端末装置50の端末処理部51は、背角度を低くする、または、膝上げを使用する、などの旨の調整情報を作成する。自立度が上昇している場合には、端末処理部51は、背角度を高くする、または、膝上げを使用しない、などの旨の調整情報を作成する。
第4実施形態によれば、利用者81の身体状況に合わせて、形成するベッド70の形状が調整される。これにより、より高い利便性が得られる。
実施形態によれば、利便性を向上可能なインタフェース装置及びベッドシステムが提供できる。
以上、具体例を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明した。しかし、本発明は、これらの具体例に限定されるものではない。例えば、インタフェース装置またはベッドシステムに含まれる通信部、表示部、記憶部、ベッド及び制御回路などの各要素の具体的な構成に関しては、当業者が公知の範囲から適宜選択することにより本発明を同様に実施し、同様の効果を得ることができる限り、本発明の範囲に包含される。
また、各具体例のいずれか2つ以上の要素を技術的に可能な範囲で組み合わせたものも、本発明の要旨を包含する限り本発明の範囲に含まれる。
その他、本発明の実施の形態として上述したインタフェース装置及びベッドシステムを基にして、当業者が適宜設計変更して実施し得る全てのインタフェース装置及びベッドシステムも、本発明の要旨を包含する限り、本発明の範囲に属する。
その他、本発明の思想の範疇において、当業者であれば、各種の変更例及び修正例に想到し得るものであり、それら変更例及び修正例についても本発明の範囲に属するものと了解される。
10…表示部、 11…第1アイコン、 11A~11D…アイコン、 11R…第1入力受付部、 12…第2アイコン、 12a~12h…アイコン、 13…通信部、 15…表示領域、 30…制御回路、 31…ベッド制御部、 32…ベッド記憶部、 33…ベッド通信部、 34…ベッド検知部、 35…ベッドタイマ、 40…ベッド操作部、 41…第1処理部、 42…第1記憶部、 43…第1通信部、 44…第1操作部、 45…第1表示部、 48…サーバ、 50…端末装置、 51…端末処理部、 52…端末記憶部、 53…端末通信部、 54…端末操作部、 55…端末表示部、 60…生体情報検出装置、 60S…生体情報検出部、 61…生体情報処理部、 70…ベッド、 70F…フレーム、 70a…背ボトム、 70b…膝ボトム、 70c…脚ボトム、 70d…腰ボトム、 70fa…第1形状、 70fb…第2形状、 75…駆動部、 76…マットレス、 77…検知部、 78…介助バー、 78a…スイングアーム、 81…利用者、 110…インタフェース装置、 310~312…ベッドシステム、 IN1、IN2…入力、 H1…高さ、 S1…第1情報、 S2…第2情報、 t1…第1時刻、 t2…第2時刻

Claims (7)

  1. 第1ボタンを含む操作部と、
    通信部と、
    を備え、
    前記通信部は、前記第1ボタンが第1時刻に入力を受けた場合に、ベッドを第1形状とする第1情報を送信し、
    前記第1ボタンが前記第1時刻とは異なる第2時刻に入力を受けた場合に、前記ベッドを前記第1形状とは異なる第2形状とする第2情報を送信する、インタフェース装置。
  2. 処理部をさらに備え、
    前記処理部は、前記ベッドの形状の履歴を取得し、前記履歴に基づいて、前記第1情報及び前記第2情報を算出する、請求項1記載のインタフェース装置。
  3. 前記履歴は、
    第1期間における前記ベッドの形状の第1履歴と、
    前記第1期間とは異なる第2期間における前記ベッドの形状の第2履歴と、
    を含み、
    前記処理部は、
    前記第1履歴に基づいて、前記第1期間において使用頻度が最も高い前記ベッドの形状を前記第1情報として算出し、
    前記第2履歴に基づいて、前記第2期間において使用頻度が最も高い前記ベッドの形状を前記第2情報として算出する、請求項2記載のインタフェース装置。
  4. 前記第1形状は、前記第1時刻までの第1期間に形成された、前記ベッドの複数の形状に応じて決定される形状であり、
    前記第2形状は、前記第2時刻までの第2期間に形成された、前記ベッドの複数の形状に応じて決定される形状である、請求項1記載のインタフェース装置。
  5. 前記ベッドの利用者の生体情報を検出する生体情報検出装置をさらに備え、
    前記処理部は、前記生体情報に基づいて、前記ベッドの形状の履歴から、前記利用者の姿勢及び行動の少なくともいずれかを含む利用者状況毎に使用頻度が最も高いベッドの形状に関する情報を算出する、請求項2または3に記載のインタフェース装置。
  6. 前記ベッドの利用者の身体状況を示す身体情報を検知する検知部をさらに備え、
    前記身体状況の変化に応じて、前記第1形状及び前記第2形状の少なくともいずれかを調整する、請求項1~のいずれか1つに記載のインタフェース装置。
  7. インタフェース装置と、
    前記インタフェース装置からの動作指示に基づいて動作するベッドと、
    を備え、
    前記インタフェース装置は、
    第1ボタンを含む操作部と、
    前記第1ボタンが入力を受けたことに対応する信号を前記ベッドに送信する通信部と、
    を含み、
    前記ベッドは、
    制御回路と、
    駆動部と、
    を含み、
    前記制御回路は、前記信号に基づいて、前記第1ボタンが第1時刻に入力を受けた場合に、前記ベッドを第1形状とする第1情報を算出し、前記第1ボタンが前記第1時刻とは異なる第2時刻に入力を受けた場合に、前記ベッドを前記第1形状とは異なる第2形状とする第2情報を算出し、
    前記駆動部は、前記第1情報及び前記第2情報に基づいて前記ベッドを動作させる、ベッドシステム。
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