JP7387123B2 - コンタクト及びコネクタ構造 - Google Patents

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Description

本発明は、電気コネクタのコンタクト及びコネクタ構造に関する。
この分野の技術として特許文献1に記載の技術が知られている。上方にあるケーブルコネクタが下方にあるレセプタクルコネクタに対して反ケーブル側を浮かした傾斜姿勢で嵌合を開始するコネクタの嵌合方式である。コンタクトは、図4に示されるように、ハウジングの反ケーブル側に備わる。レセプタクル側のコンタクトは一定厚みを有する板片であり、プラグ側のコンタクトは、図4に示されるように、レセプタクル側のコンタクトを厚み方向から挟持する一対の接点部を備えている。ハウジング同志の嵌合に合わせて、プラグ側のコンタクトはレセプタクル側のコンタクトに接続する。嵌合状態でプラグ側のコンタクトの接触部は、レセプタクル側のコンタクトの接触部を両側面から接点部で挟持する。
特許文献1に記載されている実施例は、コンタクトが2個のいわゆる少極コネクタの場合である。これは幅方向に短距離なので、ケーブル側のハウジングに反りが生じたり、ハウジング全体が湾曲したりすることはない。これにより、嵌合時に加わる力は均等にコンタクトに加わるので、何れのケーブル側のコンタクトもレセプタクル側のコンタクトに正規嵌合深さまで挿入されるものである。
特開2012-109271号公報
しかし、コンタクトの個数が増えて幅寸法が延びた場合、たとえば8極以上のコンタクトが一列に並ぶときには、ハウジングに反りが生じたり、湾曲したりして中央部が浮き上がる場合がある。このようになると、コンタクトに加わる力は不均等になるので中央部のコンタクトに浮き上がりが生じ不完全接続が生じやすくなる。すなわち、半嵌合状態のコネクタ接続状態が発生するおそれがある。
また、通常のコンタクトのロック機構は、コンタクトの嵌合方向に沿って設けられた段差部によって抜け出しが抑制される場合が多いので、バネ構造を有する側のコンタクトが、この段差相当分のバネ定数が高められた場合には、接続時の接圧が高くなり、相手方コンタクトの表面のめっきが剥がれやすくなる。また、増えた極数相当分の挿入力(抜去力)が増大する。
本発明は、上述した問題に鑑みてなされたものであり、たとえば一列上に8極以上のコンタクトが並ぶ多極のコネクタ構造で、ハウジング中央部の浮き上がりによるコンタクト同士の半嵌合状態の発生、コンタクトのバネ定数を高めに設定することによる挿抜力の増大及び相手方コンタクトのめっき剥がれ等の不具合が生じにくいコンタクト又はコネクタ構造を提供することを目的とする。
本発明のコンタクトは、(1)回路基板に接続する接続部と相手方コンタクトに接続する本体部とを有するコンタクトであって、
前記本体部は互いに直交する厚み方向と、軸方向と、幅方向とを有する接触部と前記本体部の一部に凹状に切り欠かれた切欠き部とを有し、
前記相手方コンタクトとの接続操作で、前記相手方コンタクトの接触部は前記厚み側から前記厚み方向に沿って前記切欠き部に挿入され、前記挿入位置から前記軸方向に沿ってスライド移動され前記コンタクトの接触部に接続するところに特徴を有するものである。
この発明によれば、相手方コンタクトの接触部は、嵌合操作の降下移動で切欠き部に収まる。そして、ここからスライド移動によってコンタクトの接触部に接続する。相手方コンタクトの接触部が切欠き部に収まるまでは、コンタクト同士の干渉は生じない構造なので、たとえば8極以上のコンタクトを備えた多極コネクタの嵌合であっても、ハウジングに反りが生じたり、中央部に浮き上がりが生じたりするおそれはない。これにより、中央部の浮き上がりによる半嵌合状態、バネ定数を高めに設定することによる挿抜力の増大、相手方コンタクトのめっき剥がれ等が生じにくいコンタクトが得られる。
好ましくは、本発明のコンタクトは、(2)上記(1)に記載のコンタクトであって、前記接続部と前記接触部とが直線状に連なり前記切欠き部が前記接触部の前記接続部側寄りに位置するところに特徴を有するものである。
この発明によれば、切欠き部と接触部とが直線状に連なる構造なので、切欠き部に収まった相手方コンタクトの接触部をスムースに接触部へスライド移動させることができる。
好ましくは、本発明のコンタクトは、(3)上記(2)に記載のコンタクトであって、前記接触部は少なくとも一方の側面に嵌合状態の相手方コンタクトの上方向への抜け出しを抑制する張り出し部が備わるところに特徴を有するものである。
この発明によれば、接触部に張り出し部が備わるので、嵌合状態の相手方コンタクトの接触部が上方向へ抜け出すことが抑制される。
好ましくは、本発明のコンタクトは、(4)上記(3)に記載のコンタクトであって、前記本体部の前記切欠き部寄りの角部にテーパー面が備わるところに特徴を有するものである。
この発明によれば、接触部の嵌合方向の角部にテーパー面が備わるので、相手方コンタクトの接触部がスムースに切欠き部に進入することができる。
本発明の相手方コンタクトは、(5)上記(1)乃至(4)の内1項に記載のコンタクトに対して前記コンタクトの本体部を両側面から接続する板バネ構造を有する上記(1)に記載の相手方コンタクトであって、前記相手方コンタクトは、前記コンタクトの前記本体部に接続する接点部を曲面状の頂部に含む接触部を備え、前記接触部は前記コンタクトの方向に張り出したリム部を備えるところに特徴を有するものである。
好ましくは、本発明のコネクタ構造は、(6)請求項1乃至4のうち1項に記載のコンタクトを備えた箱体状のベースコネクタと請求項5に記載の相手方コンタクトを備えたソケットコネクタとから構成されるスライド嵌合方式のコネクタ構造であって、前記ベースコネクタのベースハウジングの中央前方には台部が備わり、前記台部の上面には中央係止部及び中央ロック部と、前記台部の側面には規制突起部とが備わり、前記ソケットコネクタのソケットハウジングの天面の中央前方には開口部が備わり、前記開口部には中央被係止部及び中央ロック受け部と、前記開口部の側縁部には一対の基部とが備わり、前記基部の側面には規制ガイド部が備わり、スライド移動で前記規制突起部と前記規制ガイド部とが係止し上方浮き上がりが抑制されるところに特徴を有するものである。
この発明によれば、コネクタ構造の幅方向の中央部には、中央係止部に対して中央被係止部、中央ロック部に対して中央受け部並びに規制係止部に対して規制ガイド部が備わるので、幅方向に配置されるコンタクト数が増えたとしても、ソケットハウジング中央部の山形状の浮き上がりや、山形状の変形による半嵌合などの不具合が抑制されたコネクタ構造が得られる。
好ましくは、本発明のコネクタ構造は、(7)上記(6)に記載の規制突起部と規制ガイド部との協働により係止開始段階で浮き上がりが抑制されるところに特徴を有するものである。
この発明によれば、係止開始段階で規制突起部が規制ガイド部に案内されるので、嵌合が確実に行われるコネクタ構造が得られる。
図1は本実施形態に係るベースコンタクトの外観斜視図である。 図2は同ソケットコンタクトの外観斜視図である。 図3は同ソケットコンタクトが組み込まれたソケットコネクタの外観斜視図であって、(a)は斜め上方からであり、(b)は斜め下方からである。 図4は同ベースコンタクトが組み込まれたベースコネクタの外観斜視図である。 図5は同ベースコネクタとソケットコネクタとの嵌合過程図であって、(a)は嵌合開始位置、(b)は最降下位置、(c)は嵌合完了位置である。 図6は嵌合過程における同ベースコンタクトとソケットコンタクトとの接続状態を示す図であって、(a)は最降下位置、(b)は嵌合終了位置である。 図7は第2実施形態に係るベースハウジングとソケットハウジングとの外観斜視図である。 図8は第2実施形態に係るベースハウジングとソケットハウジングとの嵌合過程を示す工程図であって、(1)はスライド開始前、(2)はスライド移動中、(3)嵌合終了(スライド移動終了)状態である。 図9は第2実施形態に係るベースハウジングとソケットハウジングとの嵌合状態を示す図であって、(1)は平面図、(2)は要部断面図である。
本発明の実施形態を添付図面に基づいて説明するが、本発明の技術的範囲はこれらの実施形態によって限定的に解釈されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で各構成要素は適宜変更して実施することができる。図1は、本実施形態に係るベースコンタクトの外観斜視図である。図2は、同ソケットコンタクトの外観斜視図である。図3は、同ソケットコンタクトが組み込まれたソケットコネクタの外観斜視図であって、(a)は斜め上方からの斜視図であり、(b)は斜め下方からの斜視図である。図4は、同ベースコンタクトが組み込まれたベースコネクタの外観斜視図である。図5は、同ベースコネクタとソケットコネクタとの嵌合過程を示す工程図であって、(a)は、嵌合開始位置、(b)は最降下位置、(c)は嵌合完了位置である。図6は、嵌合過程における同ベースコンタクトと、ソケットコンタクトとの接続状態を示す図であって、(a)は最降下位置、(b)は嵌合終了位置である。なお、説明中の指示方向は原則対象図面に示す方向定義にしたがう。
<ベースコンタクト>
本実施形態に係るベースコンタクト1は、図1に示されるように、金属製板材の打ち抜き加工品である。一般的にリン青銅などの銅合金が用いられ、表面に錫や金などのめっきが施される場合がある。
ベースコンタクト1は、図1に示されるように、前後方向に延びる連結部13を軸にして前方から、接触部10、切欠き部11、保持部12及び接続部14が連なる。
接触部10は、相手方コンタクト(ソケットコンタクト2)の接触部20と電気的機械的に接続する部分である。接触部10は、左右側面ともに平坦面で構成され、連結部13の側面よりもやや沈んだ位置にある。両者の境界部には段差部が形成されている。また、上縁には張り出し部100が備わり段差部が形成されている。すなわち、接触部の上下端には段差部が設けられており、嵌合過程或いは嵌合状態にあるソケットコンタクト2の接点部201はこの段差部によって特に上方向への抜け出しが抑制されるものである。
切欠き部11は、図1に示されるように、接触部10の後方位置で保持部12の前方位置に備わる。切欠き部11は、打ち抜き加工で切り抜かれた接触部後方の凹みである。切欠き部11の底面(打ち抜き断面)は、連結部の上面と共通である。切欠き部11の前面(打ち抜き断面)及び後面(打ち抜き断面)は、ともに垂直面である。前面は、上方で上述したテーパー面101に繋がる。
切欠き部11は、嵌合過程でソケットコンタクト2の接触部20が一時待機する待機空間である。すなわち、嵌合過程で上方から真下に降ろされたソケットコンタクト2は、最降下位置でその接触部20を切欠き部11に収めている。そして、ここからスライド移動によって嵌合終了位置に至る。
保持部12は、図1に示されるように、平面視矩形状の切り出し部である。保持部12の前面は、切欠き部11の後面と共通であり、前面の上方はR面構成でそのまま上面に連なる。上面は平坦である。後面は凹凸面で構成されている。保持部12の左右側面は、連結部13の左右側面と略面一である。
保持部12がベースハウジング30のコンタクト保持部311に係止することで、ベースコンタクト1は、ベースハウジング30の所定位置に保持される。
接続部14は、図1に示されるように、ベースコンタクト1の最後端に備わる。連結部13の最後端部の下面から斜め後方に延びている。接続部14は、平面視L字状で平坦な底面を備え、図示しない回路基板に接続する。接続は半田溶着である。
<ソケットコンタクト>
ソケットコンタクト2は、図2に示されるように、前後方向に延びる底面2aを共通にして前方から、接触部20、連結部21及び接続部22が備わる。ソケットコンタクト2は、導電性金属材料の塑性加工品である。一般的にリン青銅などの銅合金が用いられる。
接触部20は、図2に示されるように、一対の板ばね部200で構成され、相手方コンタクトの受入れ口は後方にある。すなわち、ソケットコンタクト2は、ベースコンタクト1を後方から受け入れる。そして、板バネ部200は、前方を基端部にして後方を可動部にする片持ち梁である。板バネ部200は、内側中央部に前後方向に延びるリム部202を備える。リム部202は、突状で連続的である。また、板バネ部200は、外側に湾曲しており、内側に接点部201が備わる。接点部201は、リム部202で相手方コンタクトの接触部に付勢力を持って接続する。一対の板バネ部200の先端部は、ともに外方向に開きベースコンタクト1の挿入を案内する。
連結部21は、図2に示されるように、接触部20の後方に備わる。連結部21は、共通する底面2aと、これに連なる左右側面211、211とを備える。左右側面211、211は、底面2a端縁から垂直に建ち上がり、内面外面ともに平坦面である。左右側面211、211の後端上方からは、互いに重なり合うように内向きに重ね部212が延びている。
連結部21は、図2に示されるように、底面2aを接触部と共通にするとともに、左右側面211、211の下端部がリム状の縦壁によって繋がっている。これにより、軸方向を中心とするねじれが抑制されている。
連結部21は、図2に示されるように、底面2a及び左右側面211、211によって囲われた空間部210を形成する。空間部210は、嵌合過程で相手方コンタクト1の接触部10が一時待機する待機空間である。
接続部22は、図2に示されるように、連結部21の後方に位置する。接続部22は、電線Wに接続する部分で、前方に導電バレル部220、後方に絶縁バレル部221を備えている。導電バレル部220は、電線Wの絶縁被覆が剥されて露出した内部の導体部に接続する。接続は導体部を左右一対の導電バレル部220、220で巻き込む方式の圧着である。圧着により、電線Wとソケットコンタクト2とは、電気的機械的に接続される。
導体部の接続を安定化させるために、図2に示されるように、電線Wの絶縁被覆端部が絶縁バレル部221で固定される。一対の絶縁バレル部221、221で電線Wを周囲から包むように固定する。このようにして、電線Wの先端部にソケットコンタクト2が接続されている。
<組み付け>
ソケットコンタクト2は、図3に示されるように、ソケットハウジング50に組み付けられる。ソケットハウジング50は、一列状にコンタクト収容部50bが形成された本体部50aを備える。コンタクト収容部50bは、図3に示されるように、ソケットコンタクト2を収容するための空間で左右幅方向に沿って等間隔に並ぶ。隣接するコンタクト収容部50b同士は、仕切り壁で仕切られている。コンタクト収容部50bは、図3に示されるように、下面及び前後面の一部に開口部が設けられている。ソケットコンタクト2は、コンタクト収容部50bの後方開口部から組み付けられる。
ソケットハウジング50に組み付けられたソケットコンタクト2は、図3に示されるように、接触部20及び連結部21の開口側がソケットハウジングの下面側に向いている。すなわち、コンタクト収容部50bの下面及び前面の開口部から、接触部20及び連結部21の開口側を臨むことができる。ソケットコンタクト2に繋がる電線Wは、ソケットハウジング50の後方に引き出される。ソケットコンタクト2の接続部22は、コンタクト収容部50bの後壁に保持されている。
ソケットハウジング50は、図3に示されるように、左右側壁520、520に被係止部を備えている。被係止部は、前方寄りの前被係止部521、後方寄りの後被係止部522の2ケ所である。前被係止部521は、片持ち梁状で先端は内外方向に変位可能である。また、後被係止部522は、ブロック状の張り出しである。
ソケットハウジング50は、図3に示されるように、上壁500中央部に係止機構及びロック機構を備えている。前方寄りの中央被係止部502、後方寄りの中央ロック受け部501である。中央ロック受け部501は、ソケットハウジング50の上壁500の下面側に備わる鉤状片で、ソケットハウジング50の浮き上がりを抑制する。また、中央被係止部502は、上壁500に備わる係止部で、ソケットハウジング50の前後方向の移動を抑制する。
上壁500の前方延長上に庇部503が備わる。庇部503は嵌合及び抜出し操作を補助する。
<ベースコネクタ>
ベースコンタクト1は、図4に示されるように、ベースハウジング30に組み付けられる。ベースハウジング30は、矩形状の底壁300の4隅に前壁310、後壁330及び左右側壁320、320が備わる。前壁310には、左右幅方向に沿って等間隔にコンタクト保持部311が備わる。コンタクト保持部311は、底壁300の底面に開口部を有するスリット構造で、ここでベースコンタクト1を保持する。ベースコンタクト1は、ベースハウジング30の後面側から圧入され、ベースコンタクト1の保持部12がコンタクト保持部311で保持される。
ベースコンタクト1がベースハウジング30に組み付けられた状態で、接触部10は底壁300に対して垂直方向に建ち並ぶ。ベースコンタクト1は幅方向に沿って等間隔に備わる。切欠き部11は、図4に示されるように、連結部13が底壁300のスリットに収まる。切欠き部11の底面と、底壁300の表面とは略面一である。
ベースハウジング30の前壁310の前面及び下面には、図4に示されるように、開口部が備わり、開口部からベースコンタクト1の接続部14が延びている。接続部14の底面は、ベースハウジング30の底面よりもやや張り出した状態で図示しない回路基板に接続する。
前壁310の中央部には、図4に示されるように、中央係止部302が備わる。中央係止部302は、ソケットハウジング50の中央被係止部502と協働して係止機構を構成する。中央係止部302の後方には、中央ロック部301が備わる。中央ロック部301は、ソケットハウジング50の中央ロック受け部501と協働してロック機構を構成する。ロック機構の作用により嵌合状態のソケットハウジング50の中央部の浮き上がりが抑制される。
ベースハウジング30の側壁320には、図4に示されるように、前方寄りに前係止部321、後方寄りに後係止部322が備わる。前係止部321は、相手方ソケットハウジング50の前被係止部521と協働して側壁320前方の係止機構を構成する。後係止部322は、相手方ソケットハウジング50の後被係止部522と協働して側壁320後方の係止機構を構成する。前方の係止機構は主に前後方向の動きを規制し、後方の係止機構は上方向の動きを規制する。
ベースハウジング30の後壁330には、図4に示されるように、電線受け部331が備わる。電線受け部331は、緩やかな曲面で構成され、幅方向に沿って等間隔に備わる。
<嵌合>
コネクタの嵌合操作は、図5、図6に示されるように、垂直方向と水平方向の2つの動きで構成される。嵌合開始位置で、ソケットコネクタ5は、ベースコネクタ3に対して嵌合状態よりもやや前方寄りの上方位置にある。
ソケットコネクタ5を嵌合開始位置から降下させ、ベースコネクタ3に重ね合わせる。最降下位置まで降下させた状態で、ソケットハウジング側壁520の前被係止部521及び後被係止部522は、ベースハウジング側壁320の溝状に形成された前係止部321及び後係止部322に収容された状態である。この状態ではまだ何れの係止機構及びロック機構も作用していない。
最降下位置で、ソケットコンタクト2の接触部20は、図6に示されるように、ベースコンタクト1の切欠き部11の待機空間の位置にある。一方ベースコンタクト1の接触部10は、ソケットコンタクト2の連結部21の待機空間の位置にある。すなわち、最降下位置でソケットコンタクト2の接触部20、及びベースコンタクト1の接触部10は、互いに相手方コンタクトの待機空間の位置にある。
ソケットコネクタ5は、図5、図6に示されるように、最降下位置から、ベースコネクタ3に対して後方の嵌合終了位置までスライド移動する。
最降下位置から嵌合終了位置までの移動過程で、ソケットコンタクト2の接触部20は、図6に示されるように、ベースコンタクト1の接触部10に接続を開始する。後方へのスライド移動でソケットコンタクト2の接触部20は、一対の板バネ部200の先端部を開き、生じた開口部に相手方ベースコンタクト1の接触部10を受け入れる。スライド移動の進行とともにソケットコンタクト2の接触部20は、ベースコンタクト1の接触部10のより深い位置まで進入する。これにより安定的な深い接続構造が得られる。
嵌合終了位置で、ソケットコンタクト2の接触部20は、図6に示されるように、ベースコンタクト1の接触部10に接続する。ソケットコンタクト2の突状に隆起したリム部202を備えた接点部201がベースコンタクト1の接触部10に付勢力を持って接続する。ベースコンタクト1の接触部10の上辺には、前後方向に延びる張り出し部100が備わるので、ソケットコンタクト2の接点部201の上方向への位置ずれが抑制される。
ベースコンタクト1と、ソケットコンタクト2との嵌合状態で、互いの接触部10及び20の接続状態は、ソケットハウジング50の仕切り壁で保護されている。
最降下位置から嵌合終了位置までの移動過程で、ソケットハウジング50は、図5に示されるように、ベースハウジング30と係合を開始する。すなわち、ソケットハウジング側壁520の前被係止部521及び後被係止部522は、ベースハウジング側壁320の前係止部321及び後係止部322と係止し、ソケットハウジング50の中央ロック受け部501及び中央被係止部502は、ベースハウジング30の中央ロック部301及び中央係止部302と係止する。このようにして、上方向及び電線方向の抜け出しが抑制されたコネクタ構造が得られる。
いわゆるサイドフィード型コネクタ構造について説明してきたが、本発明のコンタクトはサイドフィード型コネクタ構造に限定的に解釈されるものではない。発明の要旨を逸脱しない範囲で他のコネクタ構造においても実施可能である。
<効果>
・嵌合開始位置から最降下位置まで、ハウジング間、コンタクト間で干渉は生じないので、多極コネクタであってもソケットハウジング50の中央部の浮き上がりは生じない。
・ベースコンタクト1の接触部10の後方に切欠き部11が備わり、ソケットコンタクト2の後方に連結部21が備わる。それぞれ嵌合過程で相手方接触部20及び10の待機空間として機能するので、最降下位置までは何れにも干渉されることなくスムースに降下させることができる。
・ソケットハウジング50の厚みを厚くしたり、或いは剛性をアップしたりすることなく、ソケットハウジング50の浮き上がりが抑制できる。
・コンタクトの接触性能を維持したまま、コネクタの低背化が可能である。
・ベースハウジング30及びソケットハウジング50の側壁及び中央部にロック機構と係止機構が備わるので、嵌合状態が固く保持され電線引回しによる嵌合外れが生じるおそれのないコネクタ構造が得られる。
・ベースハウジング30及びソケットハウジング50の側壁及び中央部にロック機構と係止機構が備わるので、嵌合状態が固く保持されコンタクトの接点部201のふらつきが抑制される。これにより、耐振動性に優れたコネクタ構造が得られる。
・最降下位置から嵌合終了位置までの移動は水平移動なので、上抜け抑止のコンタクトのロック機構(接触部10上辺の張り出し部100)の装備による挿抜力に変化は生じない。また、従来品に見られる挿抜による著しい段差部の磨滅は生じない。更に、段差部(張り出し部100)は板厚方向のつぶし加工で形成されるのでコンタクトの寸法精度は安定している。
・ソケットコンタクト2の接点部201は、ベースコンタクト1の接触部10の溝部(接触部10下方の連結部13との段差部及び上方の張り出し部100との段差部で形成される凹状部)に沿って進むので、接点部201のずれが生じない。また、電線Wを引き回してもソケットハウジング50の浮き上がりは生じない。更には、ベースハウジング30及びソケットハウジング50の中央部のロック機構のロックの外れは生じない。
本発明の第2実施形態について、図面に従って説明する。図7は第2実施形態に係るベースハウジングとソケットハウジングとの外観斜視図である。図8は第2実施形態に係るベースハウジングとソケットハウジングとの嵌合過程を示す工程図であって、(1)はスライド開始前、(2)はスライド移動中、(3)は嵌合終了(スライド移動終了)状態である。図9は第2実施形態に係るベースハウジングとソケットハウジングとの嵌合状態を示す図であって、(1)は平面図、(2)は要部断面図である。なお、第2実施形態で第1の実施形態と比べて変更のないところは図1-図6を参照する。
ソケットハウジング50に組み付けられたソケットコンタクト2は、図3、図4に示されるように、接触部20及び連結部21の開口側がソケットハウジングの下面側に向いている。すなわち、コンタクト収容部50bの下面及び前面の開口部から、接触部20及び連結部21の開口側を臨むことができる。ソケットコンタクト2に繋がる電線Wは、ソケットハウジング50の後方に引き出される。ソケットコンタクト2の接続部22は、コンタクト収容部50bの後壁に保持されている。
ソケットハウジング50には、左右側壁520、520に被係止部が備わる。被係止部は、前方寄りに前被係止部521、後方寄りに後被係止部522が備わる。前被係止部521は、片持ち梁状で先端は内外方向に変位可能である。また、後被係止部522はブロック状の塊が張り出している。
ソケットハウジング50の上壁500の中央前方には開口部511が備わる。開口部511の側縁部には一対の基部512、512が備わる。基部512の側面下端には規制ガイド部513が備わる。上壁500の中央部には、前方寄りに中央被係止部502、後方寄りに中央ロック受け部501が備わる。中央ロック受け部501は、ソケットハウジング50の浮き上がりを抑制する。そして、中央被係止部502は、ソケットハウジング50の前後方向の移動を抑制する。
ベースコンタクト1がベースハウジング30に組み付けられた状態で、図4に示されるように、接触部10は底壁300に対して垂直方向に建ち、幅方向に沿って等間隔に並ぶ。切欠き部11は、連結部13が底壁300のスリットに収まる。切欠き部11の底面と、底壁300の表面とは略面一である。
ベースハウジング30の前壁310の前面及び下面には、図4に示されるように、開口部が備わる。開口部からベースコンタクト1の接続部14が延びている。接続部14の底面は、ベースハウジング30の底面に比べてやや張り出していて図示しない回路基板に接続する。
ベースハウジング30の前壁310の中央部には、図7に示されるように、中央係止部302が備わる。中央係止部302は、ソケットハウジング50の中央被係止部502と協働して係止機構を構成する。中央係止部302の後方には、中央ロック部301が備わる。中央ロック部301は、ソケットハウジング50の中央ロック受け部501と協働してロック機構を構成する。ロック機構の作用により嵌合状態のソケットハウジング50の中央部の浮き上がりが抑制される。これにより、コンタクト同士1、2の半嵌合状態が抑制されたコネクタ構造が得られる。
ベースハウジング30の中央前方には台部303が備わる。台部303の側面には規制突起部305が備わる。中央係止部302は台部303の上方に備わる。
ソケットコネクタ5の最降下位置から嵌合終了位置までの移動過程で、図7―図9に示されるように、ソケットハウジング側壁520の前被係止部521及び後被係止部522は、ベースハウジング側壁320の前係止部321及び後係止部322と係止する。また、ソケットハウジング50の中央ロック受け部501及び中央被係止部502は、ベースハウジング30の中央ロック部301及び中央係止部302と係止する。さらに、規制ガイド部513は規制突起部305に嵌り込む。このようにして、ソケットハウジング50の中央部の浮き上がりが抑制されると共に、ソケットハウジング50の上方向及び電線方向の抜け出しが抑制されたコネクタ構造が得られる。
<効果>
・ベースハウジング30の側面には、前係止部321、後係止部322と、中央部には中央ロック部301が備わり、ソケットハウジング50の側面には、前被係止部521、後被係止部522と、中央部には中央ロック受け部501が備わる。これにより、中央部の浮き上がりが抑制されたコネクタ構造が得られる。
・ベースハウジング30の中央部の台部503及びソケットハウジング50の中央部の開口部511は、共にコンタクト収容室内に備わるので、空間効率の優れた低背・省スペースのコネクタ構造が得られる。
・ソケットコネクタ5をベースコネクタ3に対して平行にスライドさせるだけの簡単操作で確実な嵌合状態になるコネクタ構造が得られる。
・ベースハウジング30の中央部には、中央ロック部301、中央係止部302が備わり、ソケットハウジング50の中央部には、中央ロック受け部501、中央被係止部502が備わる。これにより、上方向及び電線引出し方向への抜け出しが抑制されたコネクタ構造が得られる。
・ベースハウジング30の中央部には中央係止部302、中央ロック部301、側面には規制突起部305が備わり、ソケットハウジング50の天面の中央部には中央被係止部502、中央ロック受け部501、側縁部には規制ガイド部513が備わる。これにより、スライド移動で規制突起部305と規制ガイド部513とが係止するので、多極コンタクトを一列状に備えたコネクタ構造で中央部の浮き上がりによる半嵌合や、バネ定数を高めに設定することによる挿抜力の増大が生じないコネクタ構造が得られる。
なお、本発明の技術的範囲は、上述した実施形態に限定的に解釈されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で構成要素は適宜変更し得るものである。
1 ベースコンタクト
10 接触部
100 張り出し部
101 テーパー面
11 切欠き部
12 保持部
13 連結部
14 接続部
2 ソケットコンタクト
2a 底面
20 接触部
200 板バネ部
201 接点部
202 リム部
21 連結部
210 空間部
211 側面
212 重ね部
22 接続部
220 導電バレル
221 絶縁バレル
3 ベースコネクタ
30 ベースハウジング
300 底壁
301 中央ロック部
302 中央係止部
303 台部
305 規制突起部
310 前壁
311 コンタクト保持部
320 側壁
321 前係止部
322 後係止部
330 後壁
331 電線受け部
5 ソケットコネクタ
50 ソケットハウジング
50a 本体部
50b コンタクト収容部
500 上壁
511 開口部
512 基部
513 規制ガイド部
503 庇部
501 中央ロック受け部
502 中央被係止部
510 前壁
520 側壁
521 前被係止部
522 後被係止部
530 後壁
W 電線

Claims (7)

  1. 回路基板に接続する接続部と相手方コンタクトに接続する本体部とを有するコンタクトであって、
    前記本体部は互いに直交する厚み方向と、軸方向と、幅方向とを有する接触部と前記本体部の一部に凹状に切り欠かれた切欠き部とを有し、
    前記相手方コンタクトとの接続操作で、前記相手方コンタクトの接触部は前記厚み側から前記厚み方向に沿って前記切欠き部に挿入され、前記挿入位置から前記軸方向に沿ってスライド移動され前記コンタクトの接触部に接続するところに特徴を有するコンタクト。
  2. 請求項1に記載のコンタクトであって、前記接続部と前記接触部とが直線状に連なり前記切欠き部が前記接触部の前記接続部寄りに位置するところに特徴を有するコンタクト。
  3. 請求項2に記載のコンタクトであって、前記接触部は少なくとも一方の側面に嵌合状態の相手方コンタクトの上方向への抜け出しを抑制する張り出し部が備わるところに特徴を有するコンタクト。
  4. 請求項3に記載のコンタクトであって、前記接触部の前記切欠き部寄りの角部にテーパー面が備わるところに特徴を有するコンタクト。
  5. 請求項1乃至4の内1項に記載のコンタクトに対して前記コンタクトの本体部を両側面から接続する板バネ構造を有する請求項1に記載の相手方コンタクトであって、前記相手方コンタクトは、前記コンタクトの前記本体部に接続する接点部を曲面状の頂部に含む接触部を備え、前記接触部は前記コンタクトの方向に張り出したリム部を備えるところに特徴を有する相手方コンタクト。
  6. 請求項1乃至4のうち1項に記載のコンタクトを備えた箱体状のベースコネクタと請求項5に記載の相手方コンタクトを備えたソケットコネクタとから構成されるスライド嵌合方式のコネクタ構造であって、
    前記ベースコネクタのベースハウジングの中央前方には台部が備わり、前記台部の上面には中央係止部及び中央ロック部と、前記台部の側面には規制突起部とが備わり、
    前記ソケットコネクタのソケットハウジングの天面の中央前方には開口部が備わり、前記開口部には中央被係止部及び中央ロック受け部と、前記開口部の側縁部には一対の基部とが備わり、前記基部の側面には規制ガイド部が備わり、
    スライド移動で前記規制突起部と前記規制ガイド部とが係止し上方浮き上がりが抑制されるところに特徴を有するコネクタ構造。
  7. 請求項6に記載の規制突起部と規制ガイド部との協働により係止開始段階で浮き上がりが抑制されるところに特徴を有するコネクタ構造。
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