JP7386718B2 - 音出力装置 - Google Patents

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本発明は音出力装置における防水構造に関する。
音出力装置のスピーカユニットにはスピーカからの通音用の開口部が設けられており、上記開口部からスピーカ内部に塵や水が侵入する可能性がある。特に、ウェアラブルスピーカのような屋外でも多々使用される電子機器は、降雨時も使用可能なように防水対策を施すことが重要である。
従来技術として、防水クッション材(パッキン)を備えるスピーカユニットが知られている。例えば、特許文献1には、スピーカ本体のプロテクタが固定されるケースと、該プロテクタの周縁部と上記ケースとの間に設けられる防水クッション材とを備えるスピーカ装置が開示されている。
特開2008-278146号公報
しかしながら、上述のような従来技術では、防水クッション材は、プロテクタの上面に配置されている。ケースの幅が小さい携帯機器にスピーカ本体を搭載した場合、スピーカ本体とケース内側側面までのスペースが少なく、防水クッション材の幅が小さくなり、適切に防水できないという問題がある。
本発明の一態様は、上記の問題点を鑑みてなされたものであり、その目的は、筐体内面間の幅が狭い場合においても、適切にパッキンを配置して防水することができる音出力装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る音出力装置は、音を放出する開口部が形成された上面と、前記上面に隣接する第1側面とを有するスピーカユニットと、前記スピーカユニットを囲む筐体と、前記開口部を囲うように前記スピーカユニットと接し、前記スピーカユニットと前記筐体との隙間を密閉するパッキンとを備えており、前記パッキンの第1部分は前記上面に接し、前記パッキンの第2部分は前記第1側面に接している。
本発明の一態様によれば、前記パッキンは、前記スピーカユニット周辺の前記筐体の内部に対して適切に防水(防滴)を行うことができる。また、前記パッキンの第2部分が前記第1側面に接しているので、前記筐体の内面間の幅が狭い場合でも、適切に前記パッキンを配置して防水することができる。
一実施形態に係るウェアラブルスピーカの構成を示す上面図である。 一実施形態に係るウェアラブルスピーカの構成を示す斜視図である。 一実施形態に係るスピーカユニットの構成を示す斜視図である。 一実施形態に係るパッキンの構成を示す斜視図である。 一実施形態に係るパッキンの構成を示す上面図である。 一実施形態に係るパッキンおよびグリルが取り付けられたスピーカユニットの構成を示す斜視図である。 一実施形態に係るウェアラブルスピーカの一部(スピーカユニットの周辺)を拡大して示す図である。 一実施形態に係る図7に示す切断線Aにおける矢視断面図である。 一実施形態に係る図7に示す切断線Bにおける矢視断面図である。 一実施形態に係る図7に示す切断線Cにおける矢視断面図である。 一実施形態に係る図7に示す切断線Dにおける矢視断面図である。 変形例に係るパッキンの配置を示すスピーカユニットの概略側面図である。 変形例に係るパッキンの配置を示すスピーカユニットの概略底面図である。 別の変形例に係る第1パッキンと第2パッキンとの配置を示すスピーカユニットの概略側面図である。 別の変形例に係る第1パッキンと第2パッキンとの配置を示すスピーカユニットの概略底面図である。
〔実施形態1〕
図1は、ウェアラブルスピーカ100の構成を示す上面図である。図2は、ウェアラブルスピーカ100の構成を示す斜視図である。ウェアラブルスピーカ100(音出力装置)は、U字型(馬蹄形)の筐体101を備える。筐体101は、中央筐体101C、右筐体101R、および左筐体101Lを含む。右筐体101Rは、右外側筐体102R、および右内側筐体103Rを含む。左筐体101Lは、左外側筐体102L、および左内側筐体103Lを含む。右内側筐体103Rおよび左内側筐体103Lには、スピーカユニット1に対応する位置に開口が形成されている。ウェアラブルスピーカ100は、筐体101の内部かつ該開口の位置に、複数のグリル3および複数のスピーカユニット1を備える。グリル3は、スピーカユニット1を保護するプレートであり、音を放出するための複数の孔を有する。
図3は、スピーカユニット1の構成を示す斜視図である。スピーカユニット1は、音を発生させるために振動する振動部材2(コーン)、および音放出路4を有する。振動部材2は、スピーカユニット1の内部に配置されている。音放出路4は、振動部材2からスピーカユニット1の上面1aに繋がる空間(開口部)である。音放出路4は、音を反射して音に指向性を与えるリフレクタとなるスピーカユニット1の2つの内壁の間の空間である。スピーカユニット1は、音を放出する音放出路4(開口部)が形成された上面1aと、上面1aに隣接する第1側面1bと、第1側面1bとは反対側で上面1aに隣接する第2側面1cとを有する。ここでは、第1側面1bおよび第2側面1cは、上面1aに対して垂直であるが、これに限らず、垂直でなくてもよい。
図4は、パッキン5の構成を示す斜視図である。図5は、パッキン5の構成を示す上面図である。パッキン5(ガスケット)は、中央に開口を有する概略矩形の環状(枠状)のパッキンである。パッキン5は、環状に繋がった、第1部分5a、第2部分5b、第3部分5c、および第4部分5dを含む。第1部分5aの両側に、それぞれ第2部分5bおよび第4部分5dが接続されている。第3部分5cの両側に、それぞれ第2部分5bおよび第4部分5dが接続されている。スピーカユニット1に取り付けられる前のパッキン5は、平面形状である。図4、5は、折り曲げられた形状のパッキン5を示している。例えば、パッキン5は、圧縮可能な、独立気泡型または半独立半連続気泡型のゴム発泡体である。ゴム発泡体の材質として、例えば、EPDM(エチレンプロピレンジエン)ゴム等を用いることができる。ただし、パッキン5の形状および材質はこれに限らない。
図6は、パッキン5およびグリル3が取り付けられたスピーカユニット1の構成を示す斜視図である。平面形状のパッキン5は、スピーカユニット1の角(上面と側面1b、1cとの間の角)に沿って曲げられ、例えば両面テープまたは接着剤等を用いて、スピーカユニット1に取り付けられる。環状のパッキン5は、スピーカユニット1の音放出路4(開口部)を囲うように配置されている。パッキン5の第1部分5aおよび第3部分5cは、スピーカユニット1の上面1aに接している。パッキン5の第2部分5bは、スピーカユニット1の第1側面1bに接している。パッキン5の第4部分5dは、スピーカユニット1の第2側面1cに接している。図6に示すパッキン5の形状は、筐体101に組み込まれる前(圧縮される前)の形状である。音を放出するための多数の貫通孔が形成されたグリル3は、音放出路4(開口部)を覆うように、スピーカユニット1の上面1a上に配置されている。
図7は、ウェアラブルスピーカ100の一部(スピーカユニットの周辺)を拡大して示す図である。図7は、スピーカユニット1の上面1a(またはグリル3の平面)に対して垂直な方向から見た図である。
図8は、図7に示す切断線Aにおける矢視断面図である。筐体101は、筐体101の短手方向の2つの内面(筐体101の開口を挟んで対向する2つの内面)が、それぞれスピーカユニット1の第1側面1bおよび第2側面1cに対向するように、スピーカユニット1を囲んでいる。パッキン5の第1部分5aは、スピーカユニット1の上面1aと右筐体101R(右外側筐体102Rおよび右内側筐体103R)との間に挟まれている。
上述の通り、右内側筐体103Rおよび左内側筐体103Lには、スピーカユニット1に対応する位置に開口が形成されている。上記開口から侵入した水は、音放出路4を通して、スピーカユニット1の内部に侵入し得る。また、もしパッキン5が無ければ、上記開口から侵入した水は、スピーカユニット1と筐体101との間を通して、スピーカユニット1周辺の筐体101の内部に侵入し得る。ここで、振動部材2は、例えば、防水タイプのSP(サルファイトパルプ)コーン紙であるので、スピーカユニット1の内部への水の侵入は許容される。しかし、スピーカユニット1周辺の筐体101の内部への水の侵入は、電子機器の故障につながるので許容されず、防ぐ必要がある。
圧縮可能なパッキン5は、スピーカユニット1と筐体101との間に挟まれて変形することで、スピーカユニット1と筐体101との間の隙間を密閉することができる。また、上述の通り、環状のパッキン5は、スピーカユニット1の音放出路4を囲うように(すなわち筐体101の開口を囲うように)配置されている。したがって、パッキン5は、スピーカユニット1周辺の筐体101の内部に対して適切に防水(防滴)を行うことができる。
図9は、図7に示す切断線Bにおける矢視断面図である。パッキン5の第2部分5bは、スピーカユニット1の第1側面1bと右内側筐体103Rとの間に挟まれている。パッキン5の第4部分5dは、スピーカユニット1の第2側面1cと右外側筐体102Rとの間に挟まれている。
図10は、図7に示す切断線Cにおける矢視断面図である。図11は、図7に示す切断線Dにおける矢視断面図である。パッキン5の第1部分5aおよび第3部分5cは、スピーカユニット1の上面1aと右筐体101R(右外側筐体102Rおよび右内側筐体103R)との間に挟まれている。音放出路4の縁とスピーカユニット1の第1側面1bに対向する筐体101の内面との間の距離w1は、スピーカユニット1の上面1aにおけるパッキン5の第1部分5aの幅w3より短くてもよい(つまり、w1<w3でもよい)。ここで、パッキン5の第2部分5bをスピーカユニット1の上面1aにおいて挟む場合、設計上パッキン5の第2部分5bの幅はw1より短くなければならない。そのため、さらにw1<w3である場合、パッキン5の第2部分5bの幅は、パッキン5の第1部分5aの幅w3より短くなければならず、パッキン5による十分な防水効果が得られない。また、上から圧縮することでパッキン5は、圧力で幅方向に膨らみ、音放出路4の一部を塞ぐので、音質が悪くなる。
本実施形態では、上述の通り、パッキン5の第2部分5bは、スピーカユニット1の第1側面1bに接している。そのため、w1<w3であっても、パッキン5の第2部分5bの幅は、防水効果が得られる十分な長さを確保することができる。したがって、筐体101の内面間の幅が狭い場合でも、適切にパッキン5を配置して防水することができるので、筐体101の幅をコンパクトにすることができる。また、音放出路4の一部をパッキン5が塞ぎ、音質が悪くなることも防ぐことができる。
なお、w1の代わりに、音放出路4の縁とスピーカユニット1の第2側面1cに対向する筐体101の内面との間の距離w2を使用して、上記構成を考えてもよい。また、w3の代わりに、パッキン5の第3部分5cの幅w4を使用して、上記構成を考えてもよい。
また、同様に、スピーカユニット1の第1側面1bと、スピーカユニット1の第1側面1bに対向する筐体101の内面との間の距離は、スピーカユニット1の上面1aにおけるパッキン5の第1部分5aの幅w3より短くてもよい。
また、同様に、グリル3の複数の孔のうち最もスピーカユニット1の第1側面1bに近い孔と、スピーカユニット1の第1側面1bに対向する筐体101の内面との間の距離は、スピーカユニット1の上面1aにおけるパッキン5の第1部分5aの幅w3より短くてもよい。
〔変形例1〕
実施形態1のパッキン5の第4部分5dは、スピーカユニット1の上面1aに接していてもよい。つまり、パッキン5の第1部分5a、第3部分5c、および第4部分5dは、スピーカユニット1の上面1aに接し、パッキン5の第2部分5bは、スピーカユニット1の第1側面1bに接していてもよい。このように、パッキン5の一部がスピーカユニット1のいずれかの側面に配置されることにより、パッキン5の全体がスピーカユニット1の上面に配置される構成より、筐体の幅をコンパクトにすることができる。
〔変形例2〕
図12は、変形例2に係るパッキン5の配置を示すスピーカユニット1の概略側面図である。図13は、変形例2に係るパッキン5の配置を示すスピーカユニット1の概略底面図である。パッキン5の第2部分5bについては、その一部がスピーカユニット1の第1側面1bに接し、他の部分がスピーカユニット1の底面1dに配置されてもよい。また、パッキン5の第4部分5dについても、その一部がスピーカユニット1の第2側面1cに接し、他の部分がスピーカユニット1の底面1dに配置されてもよい。このように、パッキン5の第2部分5bおよび/または第4部分5dの一部がスピーカユニット1の底面1dに配置される構成により、スピーカユニット1の側面に突起がある場合でも、パッキンのスペース確保のために筐体の形状を外側に膨らませる必要がなくなる。また、後述する変形例3に対して、スピーカユニット1の底面部まで水は入らない(底面部において水が入らない領域を確保できる)ので、ウェアラブルスピーカ100の開口から水が抜けやすい。加えて、後述する変形例3に対して、スピーカユニット1の底面部に配線や基板等を配置するスペースを確保できるので、設計の自由度が向上する。
〔変形例3〕
図14は、変形例3に係る第1パッキン51と第2パッキン52との配置を示すスピーカユニット1の概略側面図である。図15は、変形例3に係る第1パッキン51と第2パッキン52との配置を示すスピーカユニット1の概略底面図である。パッキンは、音放出路4(開口部)を挟むように配置された、第1パッキン51と第2パッキン52とに分かれていてもよい。本変形例のパッキンは、第1パッキン51と第2パッキン52とを含む。第1パッキン51は、第1部分5a、第2部分5b、第5部分5e、および第4部分5dが環状に繋がったものである。第1部分5aは、スピーカユニット1の上面1aに接し、第2部分5bは、スピーカユニット1の第1側面1bに接し、第5部分5eは、スピーカユニット1の底面1dに接し、前記第4部分は、スピーカユニット1の第2側面1cに接している。第2パッキンは、第3部分5c、第6部分5f、第7部分5g、および第8部分5hが環状に繋がったものである。第3部分5cは、スピーカユニット1の上面1aに接し、第6部分5fは、スピーカユニット1の第1側面1bに接し、前記第7部分5gは、スピーカユニット1の底面1dに接し、前記第8部分5hは、スピーカユニット1の第2側面1cに接している。このような構成により、変形例2と同様に、スピーカユニット1の側面に突起がある場合でも、パッキンのスペース確保のために筐体の形状を外側に膨らませる必要がなくなる。また、音放出路4から溢れ出た水は、スピーカユニット1の底面に配置される第1パッキン51の第5部分5eと第2パッキン52の第7部分5gとの間の領域まで侵入する。そのため、筐体101の該領域に対応する部分が透明部材であれば、ウェアラブルスピーカ100の開口から侵入した水の量を確認することができる。したがって、ウェアラブルスピーカ100の開口からグリル3を通してスピーカユニット1の内部に侵入した水の量を視認するのが困難な場合でも、上記構成により侵入した水の量を確認することができる。
〔まとめ〕
本発明の態様1に係る音出力装置は、音を放出する開口部が形成された上面と、前記上面に隣接する第1側面とを有するスピーカユニットと、前記スピーカユニットを囲む筐体と、前記開口部を囲うように前記スピーカユニットと接し、前記スピーカユニットと前記筐体との隙間を密閉するパッキンとを備えており、前記パッキンの第1部分は前記上面に接し、前記パッキンの第2部分は前記第1側面に接していることを特徴とする。
上記の構成によれば、前記パッキンは、前記スピーカユニット周辺の前記筐体の内部に対して適切に防水(防滴)を行うことができる。また、前記パッキンの第2部分が前記第1側面に接しているので、前記筐体の内面間の幅が狭い場合でも、適切に前記パッキンを配置して防水することができる。また、前記音放出路の一部を前記パッキンが塞ぎ、音質が悪くなることも防ぐことができる。
本発明の態様2に係る音出力装置のパッキンは、上記態様1において、前記第1部分、前記第2部分、第3部分、および第4部分が環状に繋がったものであり、前記パッキンにおいて、前記第1部分の両側に、それぞれ前記第2部分および前記第4部分が接続されており、前記第3部分の両側に、それぞれ前記第2部分および前記第4部分が接続されており、前記パッキンの第3部分は、前記上面に接していてもよい。
上記の構成によれば、環状の前記パッキンは、前記スピーカユニットの前記音放出路を囲うように(すなわち前記筐体の開口を囲うように)配置することができる。
本発明の態様3に係る音出力装置のスピーカユニットは、上記態様2において、前記第1側面とは反対側で前記上面に隣接する第2側面を有し、前記パッキンの第4部分は、前記第2側面に接していてもよい。
上記の構成によれば、前記パッキンの第2部分と第4部分とがそれぞれ前記第1側面と前記第2側面に接しているので、前記筐体の内面間の幅が狭い場合でも、適切に前記パッキンを配置して防水することができる。
本発明の態様4に係る音出力装置のパッキンの第4部分は、上記態様2において、前記上面に接していてもよい。
上記の構成によれば、前記パッキンの一部が前記スピーカユニットのいずれかの側面に配置されることにより、前記パッキンの全体が前記スピーカユニットの上面に配置される構成より、筐体の幅をコンパクトにすることができる。
本発明の態様5に係る音出力装置は、上記態様3において、前記パッキンの第2部分および/または第4部分の一部は、前記スピーカユニットの底面に配置されてもよい。
上記の構成によれば、前記スピーカユニットの側面に突起がある場合でも、前記パッキンのスペース確保のために前記筐体の形状を外側に膨らませる必要がなくなる。また、後述する態様6に対して、前記スピーカユニットの底面部まで水は入らない(底面部において水が入らない領域を確保できる)ので、前記ウェアラブルスピーカの開口から水が抜けやすい。加えて、後述する態様6に対して、前記スピーカユニットの底面部に配線や基板等を配置するスペースを確保できるので、設計の自由度が向上する。
本発明の態様6に係る音出力装置のスピーカユニットは、上記態様1において、前記第1側面とは反対側で前記上面に隣接する第2側面と、底面とを有し、前記パッキンは、前記開口部を挟むように配置された、第1パッキンと第2パッキンとに分かれており、前記第1パッキンは、前記第1部分、前記第2部分、第5部分、および第4部分が環状に繋がったものであり、前記第1部分は、前記上面に接し、前記第2部分は、前記第1側面に接し、前記第5部分は、前記底面に接し、前記第4部分は、前記第2側面に接し、前記第2パッキンは、第3部分、第6部分、第7部分、および第8部分が環状に繋がったものであり、前記第3部分は、前記上面に接し、前記第6部分は、前記第1側面に接し、前記第7部分は、前記底面に接し、前記第8部分は、前記第2側面に接してもよい。
上記の構成によれば、前記スピーカユニットの側面に突起がある場合でも、前記パッキンのスペース確保のために前記筐体の形状を外側に膨らませる必要がなくなる。また、前記音放出路から溢れ出た水は、前記スピーカユニットの底面部の前記パッキンに囲まれた領域まで侵入する。そのため、前記筐体の該領域に対応する部分が透明部材であれば、前記ウェアラブルスピーカの開口から侵入した水の量を確認することができる。したがって、前記ウェアラブルスピーカの開口から前記スピーカユニットの内部に侵入した水の量を視認するのが困難な場合でも、上記構成により侵入した水の量を確認することができる。
本発明の態様7に係る音出力装置は、上記態様1から6のいずれかにおいて、前記第1側面と前記第1側面に対向する前記筐体の内面との間の距離が、前記上面における前記パッキンの前記第1部分の幅より短くてもよい。
上記の構成によれば、前記筐体の幅をコンパクトにすることができる。
本発明の態様8に係る音出力装置は、上記態様1から6のいずれかにおいて、前記開口部を覆うように前記上面に配置され、音を放出するための複数の孔を有するグリルを備え、前記複数の孔のうち最も前記第1側面に近い孔と前記第1側面に対向する前記筐体の内面との間の距離が、前記上面における前記パッキンの前記第1部分の幅より短くてもよい。
上記の構成によれば、前記筐体の幅をコンパクトにすることができる。
本発明の態様9に係る音出力装置は、上記態様1から6のいずれかにおいて、前記開口部の縁と前記第1側面に対向する前記筐体の内面との間の距離が、前記上面における前記パッキンの前記第1部分の幅より短くてもよい。
上記の構成によれば、前記筐体の幅をコンパクトにすることができる。
本発明の態様10に係る音出力装置は、上記態様1から9のいずれかにおいて、筐体はU字型であり、前記筐体の一方側および他方側のそれぞれの内部に少なくとも1つの前記スピーカユニットを備え、前記筐体には、複数の前記スピーカユニットそれぞれに対応する位置に開口が形成されてもよい。
上記の構成によれば、ユーザは、筐体を首にかけることができ、前記音出力装置は、ユーザの左右の耳に対して音を出力することができる。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。さらに、各実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を組み合わせることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。
1 スピーカユニット
1a 上面
1b 第1側面
1c 第2側面
1d 底面
2 振動部材
3 グリル
4 音放出路
5 パッキン
5a 第1部分
5b 第2部分
5c 第3部分
5d 第4部分
5e 第5部分
5f 第6部分
5g 第7部分
5h 第8部分
51 第1パッキン
52 第2パッキン
100 ウェアラブルスピーカ
101 筐体
101C 中央筐体
101L 左筐体
101R 右筐体
102L 左外側筐体
102R 右外側筐体
103L 左内側筐体
103R 右内側筐体

Claims (10)

  1. 音を放出する開口部が形成された上面と、前記上面に隣接する第1側面とを有するスピーカユニットと、
    前記スピーカユニットを囲む筐体と、
    前記開口部を囲うように前記スピーカユニットと接し、前記スピーカユニットと前記筐体との隙間を密閉するパッキンとを備え、
    前記パッキンの第1部分は前記上面に接し、前記パッキンの第2部分は前記第1側面に接し、さらに、
    前記第1側面と前記第1側面に対向する前記筐体の内面との間の距離が、前記上面における前記パッキンの前記第1部分の幅より短いことを特徴とする音出力装置。
  2. 音を放出する開口部が形成された上面と、前記上面に隣接する第1側面とを有するスピーカユニットと、
    前記スピーカユニットを囲む筐体と、
    前記開口部を囲うように前記スピーカユニットと接し、前記スピーカユニットと前記筐体との隙間を密閉するパッキンとを備え、
    前記パッキンの第1部分は前記上面に接し、前記パッキンの第2部分は前記第1側面に接し、さらに、
    前記開口部を覆うように前記上面に配置され、音を放出するための複数の孔を有するグリルを備え、
    前記複数の孔のうち最も前記第1側面に近い孔と前記第1側面に対向する前記筐体の内面との間の距離が、前記上面における前記パッキンの前記第1部分の幅より短いことを特徴とする音出力装置。
  3. 音を放出する開口部が形成された上面と、前記上面に隣接する第1側面とを有するスピーカユニットと、
    前記スピーカユニットを囲む筐体と、
    前記開口部を囲うように前記スピーカユニットと接し、前記スピーカユニットと前記筐体との隙間を密閉するパッキンとを備え、
    前記パッキンの第1部分は前記上面に接し、前記パッキンの第2部分は前記第1側面に接し、さらに、
    前記開口部の縁と前記第1側面に対向する前記筐体の内面との間の距離が、前記上面における前記パッキンの前記第1部分の幅より短いことを特徴とする音出力装置。
  4. 音を放出する開口部が形成された上面と、前記上面に隣接する第1側面とを有するスピーカユニットと、
    前記スピーカユニットを囲む筐体と、
    前記開口部を囲うように前記スピーカユニットと接し、前記スピーカユニットと前記筐体との隙間を密閉するパッキンとを備え、
    前記パッキンの第1部分は前記上面に接し、前記パッキンの第2部分は前記第1側面に接し、さらに、
    前記筐体はU字型であり、
    前記筐体の一方側および他方側のそれぞれの内部に少なくとも1つの前記スピーカユニットを備え、
    前記筐体には、複数の前記スピーカユニットそれぞれに対応する位置に開口が形成されていることを特徴とする音出力装置。
  5. 音を放出する開口部が形成された上面と、前記上面に隣接する第1側面とを有するスピーカユニットと、
    前記スピーカユニットを囲む筐体と、
    前記開口部を囲うように前記スピーカユニットと接し、前記スピーカユニットと前記筐体との隙間を密閉するパッキンとを備え、
    前記パッキンの第1部分は前記上面に接し、前記パッキンの第2部分は前記第1側面に接し、さらに、
    前記第2部分の平面形状における上面は、前記第1部分の平面形状における上面より低いことを特徴とする音出力装置。
  6. 前記パッキンは、前記第1部分、前記第2部分、第3部分、および第4部分が環状に繋がったものであり、
    前記第4部分の平面形状における上面は、前記第1部分の平面形状における上面または、第3部分の平面形状における上面より低いことを特徴とする請求項5に記載の音出力装置。
  7. 記パッキンにおいて、前記第1部分の両側に、それぞれ前記第2部分および前記第4部分が接続されており、前記第3部分の両側に、それぞれ前記第2部分および前記第4部分が接続されており、
    前記パッキンの第3部分は、前記上面に接していることを特徴とする請求項に記載の音出力装置。
  8. 前記スピーカユニットは、前記第1側面とは反対側で前記上面に隣接する第2側面を有し、
    前記パッキンの第4部分は、前記第2側面に接していることを特徴とする請求項に記載の音出力装置。
  9. 音を放出する開口部が形成された上面と、前記上面に隣接する第1側面とを有するスピーカユニットと、
    前記スピーカユニットを囲む筐体と、
    前記開口部を囲うように前記スピーカユニットと接し、前記スピーカユニットと前記筐体との隙間を密閉するパッキンとを備え、
    前記パッキンの第1部分は前記上面に接し、前記パッキンの第2部分は前記第1側面に接し、さらに、
    前記パッキンは、前記第1部分、前記第2部分、第3部分、および第4部分が環状に繋がったものであり、
    前記パッキンにおいて、前記第1部分の両側に、それぞれ前記第2部分および前記第4部分が接続されており、前記第3部分の両側に、それぞれ前記第2部分および前記第4部分が接続されており、
    前記パッキンの第3部分は、前記上面に接し、
    前記スピーカユニットは、前記第1側面とは反対側で前記上面に隣接する第2側面を有し、
    前記パッキンの第4部分は、前記第2側面に接し、
    前記パッキンの第2部分および/または第4部分の一部は、前記スピーカユニットの底面に配置されることを特徴とする音出力装置。
  10. 音を放出する開口部が形成された上面と、前記上面に隣接する第1側面とを有するスピーカユニットと、
    前記スピーカユニットを囲む筐体と、
    前記開口部を囲うように前記スピーカユニットと接し、前記スピーカユニットと前記筐体との隙間を密閉するパッキンとを備え、
    前記パッキンの第1部分は前記上面に接し、前記パッキンの第2部分は前記第1側面に接し、さらに、
    前記スピーカユニットは、前記第1側面とは反対側で前記上面に隣接する第2側面と、底面とを有し、
    前記パッキンは、前記開口部を挟むように配置された、第1パッキンと第2パッキンとに分かれており、
    前記第1パッキンは、前記第1部分、前記第2部分、第5部分、および第4部分が環状に繋がったものであり、
    前記第1部分は、前記上面に接し、
    前記第2部分は、前記第1側面に接し、
    前記第5部分は、前記底面に接し、
    前記第4部分は、前記第2側面に接し、
    前記第2パッキンは、第3部分、第6部分、第7部分、および第8部分が環状に繋がったものであり、
    前記第3部分は、前記上面に接し、
    前記第6部分は、前記第1側面に接し、
    前記第7部分は、前記底面に接し、
    前記第8部分は、前記第2側面に接していることを特徴とする音出力装置。
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