JP7384587B2 - 情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法、およびプログラム - Google Patents
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Description
近年、アクティビティベースドワーキング(ABW: Activity Based Working)が導入されることが多くなってきている。アクティビティベースドワーキングは、仕事内容に合わせて働く場所や机などを選ぶ働き方をいう。例えば、アクティビティベースドワーキングは、集中作業を、静かな部屋で行い、打ち合わせを、ソファ等で行うなどフレキシブルに場所を選んで働くことをいう。アクティビティベースドワーキングは、机を共有して使うことを意味することもあるが、机を共有して使うことは必須ではない。
上記事情に鑑み、本発明の実施形態は、什器の利用状況を解析できる情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法、およびプログラムを提供することを目的とする。
なお、実施形態を説明するための全図において、同一の機能を有するものは同一符号を用い、繰り返しの説明は省略する。
また、本願でいう「XXに基づいて」とは、「少なくともXXに基づく」ことを意味し、XXに加えて別の要素に基づく場合も含む。また、「XXに基づいて」とは、XXを直接に用いる場合に限定されず、XXに対して演算や加工が行われたものに基づく場合も含む。「XX」は、任意の要素(例えば、任意の情報)である。
(情報処理システム)
図1は、第1実施形態の情報処理システムの一例を示す図である。
第1実施形態の情報処理システム10は、一又は複数の什器と、一又は複数の端末装置と、情報処理装置100と、処理装置200とを備える。本実施形態では、什器の一例として、椅子を適用する場合について説明を続ける。
情報処理システム10は、椅子1-1、椅子1-2、・・・、椅子1-k(kは、k>0の整数)と、端末装置30-1、・・・、端末装置30-m(mは、m>0の整数)と、情報処理装置100と、処理装置200とを備える。
情報処理装置100と、処理装置200との間は、インターネットなどのネットワーク50を介して、有線又は無線で接続される。本実施形態では、情報処理装置100と、処理装置200との間が、有線で接続される場合について説明を続ける。
椅子1-1、椅子1-2、・・・、椅子1-kと、情報処理装置100と、処理装置200との各々の設置場所の一例は、オフィスや公共施設等における執務空間である。ここで、オフィスや公共施設等における執務空間は、フロアを一又は複数に区分けすることによって形成される。椅子1-1、椅子1-2、・・・、椅子1-kと、情報処理装置100と、処理装置200とのうち、情報処理装置100が、オフィスや公共施設等における執務空間から離れた場所に設置されてもよい。本実施形態では、一例として、椅子1-1、椅子1-2、・・・、椅子1-kと、情報処理装置100と、処理装置200との各々が、オフィスや公共施設等における執務空間に設置されている場合について説明を続ける。また、オフィスや公共施設等における執務空間の一例として、オフィスについて説明を続ける。
オフィスには、ユーザーH1、・・・、ユーザーHm(mは、m>0の整数)が在室している。ユーザーH1は、端末装置30-1を携帯する。端末装置30-1は、発信器7b-1を実装している。端末装置30-1の発信器7b-1は、端末装置30-1の識別情報を含む無線信号を送信する。端末装置30-1の発信器7b-1が送信する無線信号の一例は、ビーコン信号である。ユーザーHmは、端末装置30-mを携帯する。端末装置30-mは、発信器7b-mを実装している。端末装置30-mの発信器7b-mは、端末装置30-mの識別情報を含む無線信号を送信する。端末装置30-mの発信器7b-mが送信する無線信号の一例は、ビーコン信号である。以下、一例として、端末装置30-1、・・・、端末装置30-mの各々が、ビーコン信号を送信する場合について説明を続ける。
処理装置200は、椅子1-2に取り付けられた発信器7a-2が送信するビーコン信号を受信し、受信したビーコン信号に含まれる発信器7a-2の識別情報を取得する。処理装置200は、発信器7a-2が送信するビーコン信号を受信した時刻情報を取得する。処理装置200は、受信したビーコン信号に基づいて、AoA方式によって、発信器7a-2の位置を導出する。つまり、処理装置200は、発信器7a-2の位置を導出することによって、椅子1-2の位置を導出する。処理装置200は、発信器7a-2の識別情報と発信器7a-2が送信するビーコン信号を受信した時刻情報と発信器7a-2の位置情報とを含む椅子情報を作成し、作成した椅子情報を、情報処理装置100へ送信する。
処理装置200は、椅子1-kに取り付けられた発信器7a-kが送信するビーコン信号を受信し、受信したビーコン信号に含まれる発信器7a-kの識別情報を取得する。処理装置200は、発信器7a-kが送信するビーコン信号を受信した時刻情報を取得する。処理装置200は、受信したビーコン信号に基づいて、AoA方式によって、発信器7a-kの位置を導出する。つまり、処理装置200は、発信器7a-kの位置を導出することによって、椅子1-kの位置を導出する。処理装置200は、発信器7a-kの識別情報と発信器7a-kが送信するビーコン信号を受信した時刻情報と発信器7a-kの位置情報とを含む椅子情報を作成し、作成した椅子情報を、情報処理装置100へ送信する。
処理装置200は、端末装置30-mに実装された発信器7b-mが送信するビーコン信号を受信し、受信したビーコン信号に含まれる端末装置30-mの識別情報を取得する。処理装置200は、端末装置30-mが送信するビーコン信号を受信した時刻情報を取得する。処理装置200は、受信したビーコン信号に基づいて、AoA方式によって、端末装置30-mの位置を導出する。つまり、処理装置200は、端末装置30-mの位置を導出することによって、ユーザーHmの位置を導出する。処理装置200は、端末装置30-mの識別情報と端末装置30-mが送信するビーコン信号を受信した時刻情報と端末装置30-mの位置情報とを含むユーザー情報を作成し、作成したユーザー情報を、情報処理装置100へ送信する。
また、情報処理装置100は、受け付けた一又は複数の椅子情報の各々に含まれる椅子に取り付けられた発信器の位置情報と発信器が送信するビーコン信号を受信した時刻情報と、一又は複数のユーザー情報の各々に含まれる端末装置の位置情報と端末装置が送信するビーコン信号を受信した時刻情報とに基づいて、オフィスでの一又は複数の椅子の各々の利用状況と、一又は複数のユーザーの各々のオフィスの利用状況とのいずれか一方又は両方を、時刻毎に分析する。情報処理装置100は、オフィスでの一又は複数の椅子の各々の利用状況と、一又は複数のユーザーの各々のオフィスの利用状況とのいずれか一方又は両方の時刻毎の分析結果を表示する。
以下、情報処理装置100が、受け付けた一又は複数の椅子情報の各々に含まれる椅子に取り付けられた発信器の位置情報と発信器が送信するビーコン信号を受信した時刻情報と、一又は複数のユーザー情報の各々に含まれる端末装置の位置情報と端末装置が送信するビーコン信号を受信した時刻情報とに基づいて、オフィスでの一又は複数の椅子の各々の利用状況と、一又は複数のユーザーの各々のオフィスの利用状況とのいずれか一方又は両方を、時刻毎に分析する場合について説明を続ける。
ユーザーH1、・・・、ユーザーHmのうち、任意のユーザーを、ユーザーHと記載する。端末装置30-1、・・・、端末装置30-mのうち、任意の端末装置を、端末装置30と記載する。端末装置30の一例は、スマートフォン、携帯端末、パーソナルコンピュータ、タブレット端末装置、腕時計型端末装置、眼鏡型端末装置、その他の情報処理機器である。発信器7b-1、発信器7b-2、・・・、発信器7b-kのうち、任意の発信器を、発信器7bと記載する。発信器7bの一例は、ブルートゥースローエナジーの通信規格にしたがって通信可能な発信器である。
以下、情報処理システム10に含まれる椅子1と、処理装置200と、情報処理装置100とについて、詳細に説明する。
図2は、本実施形態の情報処理システムに含まれる椅子の一例を示す図である。
椅子1は、フロア等の載置面上に載置される脚部2と、脚部2の上縁部に設置される支基3と、支基3の上部に取り付けられて着座者の臀部及び腿部を支持する座4と、支基3に取り付けられて座4の後部側で着座者の背部を支持する背もたれ5とを備えている。
脚部2は、下端にキャスタ2aを有する多肢脚2bと、多肢脚2bの中央部より起立する脚柱2cとを備えている。支基3は椅子1における支持構造体の主要部を構成している。座4は、支基3に支持された支持枠部の上面および外周面を覆うように取付けられた例えばメッシュシート状の面材8を備えている。背もたれ5の両側部に取り付けられた肘掛け6は、背もたれ5を介して支基3に支持されており、着座者の肘部が載置される。
背もたれ5は、略四角形枠状に形成された例えば硬質合成樹脂よりなる背フレームBFと、この背フレームBFの表面、すなわち前面に張設した例えばメッシュシート状の面材11とを備えている。
背もたれ5の背フレームBFは、左右両側に間隔を開けて対向して配設された一対の側枠杆13と、側枠杆13の上端同士を連結する上枠杆14と、側枠杆13の下端同士を連結する下枠杆15とで形成されている。側枠杆13は上枠杆14及び下枠杆15に交差する方向、例えば略直交する方向に延びている。
上枠杆14は両側の側枠杆13との接続部から後方に後退すると共に中間部が略円弧状に湾曲形成されており、全体に面材11及び側枠杆13の後ろ側に配設されている。下枠杆15は略直線状または略円弧状に形成されており、下枠杆15には、背フレームBFを支基3に連結するための連結片(図示なし)が一体形成されている。連結片は、下枠杆15の両側部から前方に延びる一対の前向き杆(図示なし)とその接続部(図示なし)とで連結されている。接続部は連結部材(図示なし)を介して背フレームBFを支基3に連結するための部材である。
左右に配設された側枠杆13は、その長手方向において下枠杆15に連結される下端部の近傍が上下端部より前方に突出する略くの字状に形成されているが、この部分はなくてもよい。各側枠杆13には、その外周側縁部に断面略U字状の第一係合凹部18が長手方向に沿って形成されており、更に下枠杆15にも連続して形成されている。発信器7aは、椅子1の背もたれ5に、取り付けられている。
(処理装置200)
図3を参照して、処理装置200について説明する。
処理装置200は、探知器(Locator)、パーソナルコンピュータ、スマートフォン又はタブレットコンピュータ等の装置によって実現される。
処理装置200は、例えば、受信部205と、通信部210と、情報処理部230と、記憶部240とを備える。
受信部205は、通信モジュールによって実現される。受信部205は、椅子1に取り付けられた発信器7aが送信したビーコン信号を受信する。受信部205は、発信器7aが送信したビーコン信号を受信した時刻情報を取得し、受信したビーコン信号と取得した時刻情報とを、情報処理部230に出力する。受信部205は、端末装置30が送信したビーコン信号を受信する。受信部205は、端末装置30が送信したビーコン信号を受信した時刻情報を取得し、受信したビーコン信号と取得した時刻情報とを、情報処理部230に出力する。受信部205は、ビーコン信号を受信した場合に、ビーコン信号が受信部205に到達した角度を測定し、ビーコン信号が受信部205に到達した角度を測定した結果を、情報処理部230に出力する。受信部205は、例えばBLEなどの通信方式で通信してもよい。
通信部210は、通信モジュールによって実現される。通信部210は、ネットワーク50を介して、外部の通信装置と通信する。通信部210は、例えば有線LAN(Local Area Network)などの通信方式で通信してもよい。また、通信部210は、例えば無線LAN、ブルートゥース(登録商標)又はLTE(登録商標)などの通信方式で通信してもよい。具体的には、通信部210は、情報処理部230が出力した椅子情報と、ユーザー情報とを、情報処理装置100へ送信する。
アプリ242は、処理装置200に、発信器7aが送信したビーコン信号と、端末装置30が送信したビーコン信号とを受信させるモジュールを含む。アプリ242は、処理装置200に、発信器7aが送信したビーコン信号を受信した時刻情報と、端末装置30が送信したビーコン信号を受信した時刻情報とを取得させるモジュールを含む。アプリ242は、処理装置200に、発信器7aが送信したビーコン信号が到達した角度を測定させるモジュールを含む。アプリ242は、処理装置200に、発信器7aが送信したビーコン信号が到達した角度の測定結果に基づいて、発信器7aの位置を導出させるモジュールを含む。アプリ242は、処理装置200に、発信器7aが送信したビーコン信号に含まれる発信器7aの識別情報を取得させるモジュールを含む。アプリ242は、処理装置200に、取得させた発信器7aの識別情報と発信器7aが送信したビーコン信号を受信した時刻情報と発信器7aの位置の導出結果とを含む椅子情報を作成させるモジュールを含む。アプリ242は、作成させた椅子情報を、情報処理装置100へ送信させるモジュールを含む。
アプリ242は、処理装置200に、端末装置30が送信したビーコン信号が到達した角度を測定させるモジュールを含む。アプリ242は、処理装置200に、端末装置30が送信したビーコン信号が到達した角度の測定結果に基づいて、端末装置30の位置を導出させるモジュールを含む。アプリ242は、処理装置200に、端末装置30が送信したビーコン信号に含まれる端末装置30の識別情報を取得させるモジュールを含む。アプリ242は、処理装置200に、取得させた端末装置30の識別情報と端末装置30が送信したビーコン信号を受信した時刻情報と端末装置30の位置の導出結果とを含むユーザー情報を作成させるモジュールを含む。アプリ242は、作成させたユーザー情報を、情報処理装置100へ送信させるモジュールを含む。
情報処理部230は、例えば、受付部232と、導出部234と、作成部236とを備える。
受付部232は、受信部205が出力したビーコン信号とビーコン信号を受信した時刻情報とそのビーコン信号が受信部205に到達した角度を測定した結果とを取得する。ここで、ビーコン信号には、発信器7aが送信したビーコン信号と、端末装置30が送信したビーコン信号とが含まれる。受付部232は、発信器7aが送信したビーコン信号と発信器7aが送信したビーコン信号を受信した時刻情報とそのビーコン信号が受信部205に到達した角度を測定した結果とを受け付ける。受付部232は、受け付けた発信器7aが送信したビーコン信号と発信器7aが送信したビーコン信号を受信した時刻情報とそのビーコン信号が受信部205に到達した角度を測定した結果とを導出部234へ出力する。受付部232は、端末装置30の発信器7bが送信したビーコン信号と端末装置30が送信したビーコン信号を受信した時刻情報とそのビーコン信号が受信部205に到達した角度を測定した結果とを受け付ける。受付部232は、受け付けた端末装置30が送信したビーコン信号と端末装置30が送信したビーコン信号を受信した時刻情報とそのビーコン信号が受信部205に到達した角度を測定した結果とを導出部234へ出力する。
図4は、発信器の位置を導出する方法を説明するための図である。図4に示されるように、水平面をX軸とY軸とによって表し、X軸とY軸とに直交する方向をZ軸によって表す。図4では、発信器7aが、水平面よりも高い位置(例えば、椅子1の背もたれ5)に取り付けらえていることを示している。仮に、発信器7aが水平面に存在する場合には、発信器7aはX軸とY軸とによって構成される平面であるXY平面上に位置する。
処理装置200によって、発信器7aから送信されるビーコン信号の到来方向が測定される。到来方向は、アジマス方向の角度αと、エレベーション方向の角度βとを含む。アジマス方向の角度αは、処理装置200の受信部205と、発信器7aとを結ぶ直線AをXY平面に投影した直線A’とY軸とがなす角度である。エレベーション方向の角度βは、直線AとZ軸とがなす角度である。導出部234は、角度αと、角度βと、処理装置200が設置された高さを示す情報とを用いて、発信器7aの位置を推定できる。
具体的には、仮に、発信器7aが水平面に存在する場合には、導出部234は、直線Aと水平面との交点の位置に発信器7aが存在すると推定する。
仮に、発信器7aが陸上に存在する場合には、導出部234は、直線Aと地面との交点に椅子1が存在すると判定できる。その場合には、導出部234は、直線Aと椅子1との交点の位置(X0,Y0,Z0)に発信器7aが存在すると推定する。例えば、発信器7aの位置は、経度と、緯度と、高さとによって表されてもよい。図3に戻り説明を続ける。
導出部234は、発信器7aが送信したビーコン信号と、発信器7aが送信したビーコン信号を受信した時刻情報と、導出した発信器7aの位置を示す情報とを、作成部236に出力する。
導出部234は、受付部232が出力した端末装置30が送信したビーコン信号と端末装置30が送信したビーコン信号を受信した時刻情報とそのビーコン信号が受信部205に到達した角度を測定した結果とを取得する。導出部234は、取得したビーコン信号が受信部205に到達した角度を測定した結果に基づいて、端末装置30の位置を導出する。
導出部234は、端末装置30が送信したビーコン信号と、端末装置30が送信したビーコン信号を受信した時刻情報と、導出した端末装置30の位置を示す情報とを、作成部236に出力する。
作成部236は、導出部234が出力した端末装置30が送信したビーコン信号と、端末装置30が送信したビーコン信号を受信した時刻情報と、導出した端末装置30の位置を示す情報とを取得する。作成部236は、取得した端末装置30の識別情報と、端末装置30が送信したビーコン信号を受信した時刻情報と、端末装置30の位置を示す情報とを含み、情報処理装置100を宛先とするユーザー情報を作成する。作成部236は、作成したユーザー情報を、通信部210へ出力する。
情報処理装置100は、パーソナルコンピュータ、サーバ、スマートフォン、タブレットコンピュータ又は産業用コンピュータ等の装置によって実現される。
情報処理装置100は、例えば、通信部110と、情報処理部130と、記憶部140と、操作部150と、表示部160とを備える。
通信部110は、通信モジュールによって実現される。通信部110はネットワーク50を介して、外部の通信装置と通信する。通信部110は、有線LANで通信してもよい。また、例えば、通信部110は、無線LAN、ブルートゥース(登録商標)又はLTE(登録商標)などの通信方式で通信してもよい。具体的には、通信部110は、処理装置200が送信した椅子情報と、ユーザー情報とを受信し、受信した椅子情報と、ユーザー情報とを、情報処理部130に出力する。
アプリ142は、情報処理装置100に、処理装置200が送信した椅子情報と、ユーザー情報とを受信させるモジュールを含む。アプリ142は、情報処理装置100に、受信させた椅子情報に含まれる発信器7aの識別情報を取得させるモジュールを含む。アプリ142は、情報処理装置100に、取得させた発信器7aの識別情報に関連付けて記憶されている椅子識別情報を、識別情報対応テーブル143から取得させるモジュールを含む。アプリ142は、情報処理装置100に、取得した椅子識別情報と、椅子情報に含まれる発信器7aの位置情報とを関連付けさせるモジュールを含む。アプリ142は、情報処理装置100に、発信器7aの位置情報と発信器7aが送信したビーコン信号を受信した時刻情報とに基づいて、オフィスを表した画像の発信器7aの位置に該当する位置に、椅子1を示す情報を表示させた画像である利用状況表示画像を時刻毎に作成させるモジュールを含む。
アプリ142は、情報処理装置100に、ユーザー情報に含まれる端末装置30の識別情報と端末装置30が送信したビーコン信号を受信した時刻情報と端末装置30の位置情報とに基づいて、オフィスを表した画像の端末装置30の位置に該当する位置に、ユーザーを示す情報を表示させた画像である利用状況表示画像を、時刻毎に作成させるモジュールを含む。
アプリ142は、情報処理装置100に、椅子1を示す情報と、ユーザーを示す情報とのいずれか一方又は両方を表示させた利用状況表示画像を、表示部160に表示させるモジュールを含む。
アプリ142は、情報処理装置100に、オフィスの利用状況を示す指標を導出させるモジュールを含む。アプリ142は、情報処理装置100に、オフィスの利用状況を示す指標の導出結果を、表示部160に表示させるモジュールを含む。
識別情報対応テーブル143について説明する。
図5は、識別情報対応テーブルの一例を示す図である。識別情報対応テーブル143は、発信器7aの識別情報(発信器識別情報)と、椅子識別情報とを関連付けたテーブル形式の情報である。図5に示される例では、発信器識別情報「****」と椅子識別情報「++++」とが関連付けられ、発信器識別情報「〇〇〇〇」と椅子識別情報「――――」とが関連付けられている。図3に戻り説明を続ける。
表示部160は、CPUなどのプロセッサによって制御され、画像、GUI(Graphical User Interface)などを表示する。この一例では、操作部150は、タッチパネルである。
情報処理部130は、例えば、受付部132と、分析部134とを備える。
受付部132は、通信部110が出力した椅子情報を取得し、取得した椅子情報を受け付ける。受付部132は、受け付けた椅子情報を、分析部134へ出力する。受付部132は、通信部110が出力したユーザー情報を取得し、取得したユーザー情報を受け付ける。受付部132は、受け付けたユーザー情報を、分析部134へ出力する。
分析部134は、ユーザー情報に含まれる端末装置30の識別情報と端末装置30が送信したビーコン信号を受信した時刻情報と端末装置30の位置情報とに基づいて、オフィスを表した画像の端末装置30の位置に該当する位置に、ユーザーHを示す情報を表示させた画像である利用状況表示画像を、時刻毎に作成する。分析部134は、時刻毎に作成した利用状況表示画像を表示部160に表示させる。
図6Aは、利用状況表示画像を示す情報の一例を示す図である。図6Aに示される例では、ある時刻の部屋Rの利用状況表示画像が示されている。図6Aでは、椅子1は白丸で表され、ユーザーHは黒丸で表されている。
利用状況表示画像によれば、部屋Rには、椅子1-1から椅子1-10の十脚の椅子と、テーブルTが含まれている。さらに、部屋Rには、ユーザーH1からユーザーH10が在室し、ユーザーH1からユーザーH10のうち、ユーザーH1は椅子1-5に在席し、ユーザーH4は椅子1-3に在席し、ユーザーH8は椅子1-7に在席し、ユーザーH9は椅子1-8に在席し、ユーザーH10は椅子1-1に在席している。ユーザーH1からユーザーH10が、部屋Rに均等に分布していることが分かる。
図6Bは、利用状況表示画像を示す情報の一例を示す図である。図6Bに示される例では、ある時刻の執務室Oの利用状況表示画像が示されている。図6Bでも、図6Aと同様に、椅子1は白丸で表され、ユーザーHは黒丸で表されている。
利用状況表示画像によれば、執務室Oには、部屋R1と、部屋R2とが含まれる。部屋R1には、椅子1-1から椅子1-8の八脚に椅子と、テーブルT1が含まれている。部屋R2には、椅子1-9から椅子1-16の八脚に椅子と、テーブルT2が含まれている。さらに、部屋R2には、ユーザーH3とユーザーH4とが在室し、ユーザーH3は椅子1-10に在席し、ユーザーH4は椅子1-15に在席している。
執務室Oにおいて、部屋R1と部屋R2以外の空間には、椅子1-17から椅子1-24が含まれている。椅子1-17から椅子1-24のうち、椅子1-17から椅子1-20に囲まれた領域に、テーブルT3が設置され、椅子1-21から椅子1-25に囲まれた領域に、テーブルT4とテーブルT5とが設置されている。さらに、執務室Oにおいて、部屋R1と部屋R2以外の空間には、ユーザーH1と、ユーザーH2と、ユーザーH5からユーザーH9とが存在し、ユーザーH6は椅子1-17に在席し、ユーザーH7は椅子1-20に在席し、ユーザーH8は椅子1-21に在席し、ユーザーH9は椅子1-25に在席していることが分かる。図3に戻り説明を続ける。
分析部134は、オフィスの利用状況を示す指標を導出する。例えば、分析部134は、混雑状況を示す情報である混雑率と、オフィスに対して予め設定された定員に対する稼働率を示す情報である定員稼働率と、オフィスのキャパシティに対する出席人数を示す情報である占有率を示す情報との少なくとも一つの情報を導出する。図6に示される例では、分析部134は、部屋Rに在室する人数を、部屋Rの面積で除算することによって、混雑率を導出する。分析部134は、部屋Rに在室する人数を、部屋Rの定員数で除算することによって、定員稼働率を導出する。ここで、部屋Rの定員数は予め設定されている。分析部134は、部屋Rに在室する人数を、部屋Rに在室可能な人数で除算することによって、占有率を導出する。部屋Rに在室可能な人数は予め設定されている。分析部134は、混雑率を示す情報と、定員稼働率を示す情報と、占有率を示す情報との少なくとも一つの情報を、表示部160に表示させる。
図7は、本実施形態の情報処理システムの動作の一例を示すシーケンスチャートである。
(ステップS1)
発信器7a-1は、発信器7a-1の識別情報を含むビーコン信号を作成し、作成したビーコン信号を送信する。発信器7a-2から発信器7a-k-1の各々は、発信器7a-2の識別情報から発信器7a-k-1を含むビーコン信号を作成し、作成したビーコン信号を送信する。発信器7a-kは、発信器7a-kの識別情報を含むビーコン信号を作成し、作成したビーコン信号を送信する。
(ステップS2)
処理装置200の受信部205は、発信器7a-1から発信器7a-kの各々が送信したビーコン信号を受信する。受信部205は、発信器7a-1から発信器7a-kの各々が送信したビーコン信号を受信した時刻情報を取得し、受信したビーコン信号と取得した時刻情報とを、情報処理部230へ出力する。また、受信部205は、発信器7a-1から発信器7a-kの各々が送信したビーコン信号が受信部205に到達した角度を測定し、発信器7a-1から発信器7a-kの各々が送信したビーコン信号が受信部205に到達した角度を測定した結果を、情報処理部230に出力する。
受付部232は、受信部205が出力した発信器7a-1から発信器7a-kの各々が送信したビーコン信号と発信器7a-1から発信器7a-kの各々が送信したビーコン信号を受信した時刻情報と発信器7a-1から発信器7a-kの各々が送信したビーコン信号が受信部205に到達した角度を測定した結果とを取得する。受付部232は、発信器7a-1から発信器7a-kの各々が送信したビーコン信号と発信器7a-1から発信器7a-kの各々が送信したビーコン信号を受信した時刻情報と発信器7a-1から発信器7a-kの各々が送信したビーコン信号が受信部205に到達した角度を測定した結果とを受け付ける。受付部232は、受け付けた発信器7a-1から発信器7a-kの各々が送信したビーコン信号と発信器7a-1から発信器7a-kの各々が送信したビーコン信号を受信した時刻情報と発信器7a-1から発信器7a-kの各々が送信したビーコン信号が受信部205に到達した角度を測定した結果とを導出部234へ出力する。
導出部234は、受付部232が出力した発信器7a-1から発信器7a-kの各々が送信したビーコン信号と発信器7a-1から発信器7a-kの各々が送信したビーコン信号を受信した時刻情報と発信器7a-1から発信器7a-kの各々が送信したビーコン信号が受信部205に到達した角度を測定した結果とを取得する。導出部234は、発信器7a-1から発信器7a-kの各々が送信したビーコン信号が受信部205に到達した角度を測定した結果に基づいて、発信器7a-1から発信器7a-kの各々の位置を導出する。導出部234は、発信器7a-1から発信器7a-kの各々が送信したビーコン信号と、発信器7a-1から発信器7a-kの各々が送信したビーコン信号を受信した時刻情報と、導出した発信器7a-1から発信器7a-kの各々の位置を示す情報とを、作成部236に出力する。
(ステップS3)
作成部236は、導出部234が出力した発信器7a-1から発信器7a-kの各々が送信したビーコン信号と、発信器7a-1から発信器7a-kの各々が送信したビーコン信号を受信した時刻情報と、導出した発信器7a-1から発信器7a-kの各々の位置を示す情報とを取得する。作成部236は、取得した発信器7aの識別情報と、発信器7aが送信したビーコン信号を受信した時刻情報と、発信器7aの位置を示す情報とを含み、情報処理装置100を宛先とする椅子情報を作成する。作成部236は、作成した椅子情報を、通信部210へ出力する。
(ステップS4)
通信部210は、情報処理部230が出力した椅子情報を取得し、取得した椅子情報を、情報処理装置100へ送信する。
発信器7b-1は、端末装置30-1の識別情報を含むビーコン信号を作成し、作成したビーコン信号を送信する。発信器7b-2から発信器7b-m-1の各々は、端末装置30-2の識別情報から端末装置30-m-1の各々を含むビーコン信号を作成し、作成したビーコン信号を送信する。発信器7b-mは、端末装置30-mの識別情報を含むビーコン信号を作成し、作成したビーコン信号を送信する。
(ステップS6)
処理装置200の受信部205は、発信器7b-1から発信器7b-mの各々が送信したビーコン信号を受信する。受信部205は、発信器7b-1から発信器7b-mの各々が送信したビーコン信号を受信した時刻情報を取得し、受信したビーコン信号と取得した時刻情報とを、情報処理部230へ出力する。また、受信部205は、発信器7b-1から発信器7b-mの各々が送信したビーコン信号が受信部205に到達した角度を測定し、発信器7b-1から発信器7b-mの各々が送信したビーコン信号が受信部205に到達した角度を測定した結果を、情報処理部230に出力する。
受付部232は、受信部205が出力した発信器7b-1から発信器7b-mの各々が送信したビーコン信号と発信器7b-1から発信器7b-mの各々が送信したビーコン信号を受信した時刻情報と発信器7b-1から発信器7b-mの各々が送信したビーコン信号が受信部205に到達した角度を測定した結果とを取得する。受付部232は、発信器7b-1から発信器7b-mの各々が送信したビーコン信号と発信器7b-1から発信器7b-mの各々が送信したビーコン信号を受信した時刻情報と発信器7b-1から発信器7b-mの各々が送信したビーコン信号が受信部205に到達した角度を測定した結果とを受け付ける。受付部232は、受け付けた発信器7b-1から発信器7b-mの各々が送信したビーコン信号と発信器7b-1から発信器7b-mの各々が送信したビーコン信号を受信した時刻情報と発信器7b-1から発信器7b-mの各々が送信したビーコン信号が受信部205に到達した角度を測定した結果とを導出部234へ出力する。
導出部234は、受付部232が出力した発信器7b-1から発信器7b-mの各々が送信したビーコン信号と発信器7b-1から発信器7b-mの各々が送信したビーコン信号を受信した時刻情報と発信器7b-1から発信器7b-mの各々が送信したビーコン信号が受信部205に到達した角度を測定した結果とを取得する。導出部234は、発信器7b-1から発信器7b-mの各々が送信したビーコン信号が受信部205に到達した角度を測定した結果に基づいて、端末装置30-1から端末装置30-mの各々の位置を、導出する。導出部234は、発信器7b-1から発信器7b-mの各々が送信したビーコン信号と、発信器7b-1から発信器7b-mの各々が送信したビーコン信号を受信した時刻情報と、導出した端末装置30-1から端末装置30-mの各々の位置を示す情報とを、作成部236に出力する。
(ステップS7)
作成部236は、導出部234が出力した発信器7b-1から発信器7b-mの各々が送信したビーコン信号と、発信器7b-1から発信器7b-mの各々が送信したビーコン信号を受信した時刻情報と、導出した発信器7b-1から発信器7b-mの各々の位置を示す情報とを取得する。作成部236は、取得した端末装置30の識別情報と、発信器7bが送信したビーコン信号を受信した時刻情報と、端末装置30の位置を示す情報とを含み、情報処理装置100を宛先とするユーザー情報を作成する。作成部236は、作成したユーザー情報を、通信部210へ出力する。
(ステップS8)
通信部210は、情報処理部230が出力したユーザー情報を取得し、取得したユーザー情報を、情報処理装置100へ送信する。
情報処理装置100の通信部110は、処理装置200が送信した椅子情報とユーザー情報とを受信し、受信した椅子情報とユーザー情報とを、情報処理部130へ出力する。
受付部132は、通信部110が出力した椅子情報を取得し、取得した椅子情報を受け付ける。受付部132は、受け付けた椅子情報を、分析部134へ出力する。分析部134は、受付部132が出力した椅子情報を取得し、取得した椅子情報に含まれる発信器7aの識別情報を取得する。分析部134は、取得した発信器7aの識別情報に関連付けて記憶されている椅子識別情報を、記憶部140に記憶されている識別情報対応テーブル143から取得する。
(ステップS10)
分析部134は、取得した椅子識別情報と、椅子情報に含まれる発信器7aの位置情報とを関連付ける。分析部134は、発信器7aの位置情報と発信器7aが送信したビーコン信号を受信した時刻情報とに基づいて、オフィスを表した画像の発信器7aの位置に該当する位置に、椅子1を示す情報を表示させた画像である利用状況表示画像を、時刻毎に作成する。分析部134は、ユーザー情報に含まれる端末装置30の識別情報と端末装置30が送信したビーコン信号を受信した時刻情報とに基づいて、オフィスを表した画像の端末装置30の位置に該当する位置に、ユーザーHを示す情報を表示させた画像である利用状況表示画像を、時刻毎に作成する。
(ステップS11)
分析部134は、時刻毎に作成した利用状況表示画像を表示部160に表示させる。
図7では、利用状況表示画像を表示する場合について説明したが、利用状況表示画像に代えて、又は利用状況表示画像とともに、混雑率、定員稼働率、占有率などのオフィスの利用状況を示す指標を導出し、導出したオフィスの利用状況を示す指標を、表示してもよい。
前述した実施形態では、情報処理システム10に、処理装置200が一台含まれる場合について説明したが、この例に限られない。例えば、情報処理システム10に、複数の処理装置200が含まれてもよい。この場合に、情報処理装置100は、複数の処理装置200の各々が送信したユーザー情報と椅子情報とを処理する。このように構成することによって、情報処理装置100は、複数の処理装置200の各々が設置されたオフィス毎に、利用状況表示画像を、時刻毎に作成できるとともに、オフィスの利用状況を示す指標を導出できる。
前述した実施形態では、情報処理システム10に、情報処理装置100が一台含まれる場合について説明したが、この例に限られない。例えば、情報処理システム10に、複数の情報処理装置100が含まれてもよい。このように構成することによって、情報処理装置100の処理負荷を低減できる。
実施形態の情報処理システムによれば、情報処理装置100は、什器識別情報(実施形態では、発信器7aの識別情報)と什器位置情報(実施形態では、発信器7aの位置情報)とを含む什器情報(実施形態では、椅子情報)と、ユーザー位置情報(実施形態では、端末装置30の位置情報)とを受け付ける受付部と、受付部が受け付けた一又は複数の什器情報の各々に含まれる什器位置情報と、一又は複数のユーザー位置情報とに基づいて、一又は複数の什器の各々の利用状況を分析する分析部とを備える。このように構成することによって、一又は複数の什器情報を取得し、取得した一又は複数の什器情報の各々に含まれる什器識別情報と、什器位置情報とを取得できるため、一又は複数の什器の各々の利用状況を分析できる。
また、分析部は、一又は複数の什器の各々の利用状況に基づいて、所定の領域の利用状況を分析する。このように構成することによって、オフィスなどの解析対象エリアの利用状況を解析できる。
また、分析部は、所定の領域のユーザーと什器とのいずれか一方又は両方について、占有率と、混雑率と、稼働率とのいずれかを導出する。このように構成することによって、
所定の領域の利用状況を示す指標を導出できるため、オフィスなどの解析対象エリアの利用状況を解析できる。
また、受付部は、一又は複数の什器の各々に取り付けられた発信器が送信する無線信号に基づいて導出された什器位置情報を含む什器情報と、一又は複数のユーザーが携帯する端末装置の各々が送信する無線信号に基づいて導出されたユーザー位置情報とのうち、いずれか一方又は両方を受け付ける。什器に発信器を取り付けることによって、オフィスなどの解析対象エリアの利用状況を解析できる。
(情報処理システム)
図8は、実施形態の変形例の情報処理システムの一例を示す図である。
実施形態の変形例の情報処理システム10は、一又は複数の什器と、一又は複数の端末装置と、情報処理装置100と、処理装置200とを備える。本実施形態の変形例では、什器の一例として、椅子と天板付什器とを適用する場合について説明を続ける。
情報処理システム10は、椅子1-1、椅子1-2、・・・、椅子1-k(kは、k>0の整数)と、端末装置30-1、・・・、端末装置30-m(mは、m>0の整数)と、天板付什器20-1、天板付什器20-2、・・・、天板付什器20-n(nは、n>0の整数)と、情報処理装置100と、処理装置200とを備える。
天板付什器20-1、天板付什器20-2、・・・、天板付什器20-nとの各々の設置場所の一例は、オフィスである。本実施形態の変形例では、天板付什器20-1、天板付什器20-2、・・・、天板付什器20-nとの各々が、オフィスに設置されている場合について説明を続ける。
処理装置200は、天板付什器20-2に取り付けられた発信器7c-2が送信するビーコン信号を受信し、受信したビーコン信号に含まれる発信器7c-2の識別情報を取得する。処理装置200は、発信器7c-2が送信するビーコン信号を受信した時刻情報を取得する。処理装置200は、受信したビーコン信号に基づいて、AoA方式によって、発信器7c-2の位置を導出する。つまり、処理装置200は、発信器7c-2の位置を導出することによって、天板付什器201-2の位置を導出する。処理装置200は、発信器7c-2の識別情報と発信器7c-2が送信するビーコン信号を受信した時刻情報と発信器7c-2の位置情報とを含む天板付什器情報を作成し、作成した天板付什器情報を、情報処理装置100に送信する。
処理装置200は、天板付什器20-nに取り付けられた発信器7c-nが送信するビーコン信号を受信し、受信したビーコン信号に含まれる発信器7c-nの識別情報を取得する。処理装置200は、発信器7c-nが送信するビーコン信号を受信した時刻情報を取得する。処理装置200は、受信したビーコン信号に基づいて、AoA方式によって、発信器7c-nの位置を導出する。つまり、処理装置200は、発信器7c-nの位置を導出することによって、天板付什器20-nの位置を導出する。処理装置200は、発信器7c-nの識別情報と発信器7c-nが送信するビーコン信号を受信した時刻情報と発信器7c-nの位置情報とを含む天板付什器情報を作成し、作成した天板付什器情報を、情報処理装置100に送信する。
また、情報処理装置100は、受け付けた一又は複数の天板付什器情報の各々に含まれる天板付什器に取り付けられた発信器の位置情報と発信器が送信するビーコン信号を受信した時刻情報に基づいて、オフィスでの一又は複数の天板付什器の各々の利用状況を、時刻毎に分析する。情報処理装置100は、オフィスでの一又は複数の天板付什器の利用状況の時刻毎の分析結果を表示する。以下、情報処理装置100が、受け付けた一又は複数の天板付什器情報の各々に含まれる天板付什器に取り付けられた発信器の位置情報と発信器が送信するビーコン信号を受信した時刻情報とに基づいて、オフィスでの一又は複数の天板付什器の各々の利用状況を、時刻毎に分析する場合について説明を続ける。
天板付什器20-1、天板付什器20-2、・・・、天板付什器20-nのうち、任意の天板付什器を、天板付什器20と記載する。発信器7c-1、発信器7c-2、・・・、発信器7c-nのうち、任意の発信器を、発信器7cと記載する。発信器7cの一例は、ブルートゥースローエナジーの通信規格にしたがって通信可能な発信器である。
以下、情報処理システム10に含まれる椅子1と、天板付什器20と、端末装置30と、処理装置200と、情報処理装置100とのうち、第1実施形態とは異なる天板付什器20と、処理装置200と、情報処理装置100とについて、詳細に説明する。
図9は、実施形態の変形例の情報処理システムの天板付什器の一例を示す図である。
天板付什器20は、矩形の平板状の天板24と、天板24を支持する支持構造体(図示なし)と、支持構造体(支持枠体)を床面から支持する左右方向に離間して配置された一対の脚体(支持脚体)22とを備える。
支持構造体は、天板24を支持すると共に補強するための部材である。支持構造体は、例えば、平面視で矩形に組まれた枠体である。支持構造体の上面側には、天板24が載置される。支持構造体の下面側において左右側に、一対の脚体22が設けられる。天板付什器20には、発信器7cが取り付けられている。発信器7cは、発信器7cの識別情報を含むビーコン信号を送信する。
(処理装置200)
図10を参照して、処理装置200について説明する。
受信部205は、前述した機能に加えて、以下の機能を有する。受信部205は、天板付什器20に取り付けられた発信器7cが送信したビーコン信号を受信する。受信部205は、発信器7cが送信したビーコン信号を受信した時刻情報を取得し、受信したビーコン信号と取得した時刻情報とを、情報処理部230に出力する。
通信部210は、前述した機能に加えて、以下の機能を有する。通信部210は、情報処理部230が出力した天板付什器情報を、情報処理装置100へ送信する。
アプリ242は、前述したモジュールに加えて、以下のモジュールを含む。アプリ242は、処理装置200に、発信器7cが送信したビーコン信号を受信させるモジュールを含む。アプリ242は、処理装置200に、発信器7cが送信したビーコン信号を受信した時刻情報を取得させるモジュールを含む。アプリ242は、処理装置200に、発信器7cが送信したビーコン信号が到達した角度を測定させるモジュールを含む。アプリ242は、処理装置200に、発信器7cが送信したビーコン信号が到達した角度の測定結果に基づいて、発信器7cの位置を導出させるモジュールを含む。アプリ242は、処理装置200に、発信器7cが送信したビーコン信号に含まれる発信器7cの識別情報を取得させるモジュールを含む。アプリ242は、処理装置200に、取得させた発信器7cの識別情報と発信器7cが送信したビーコン信号を受信した時刻情報と発信器7cの位置の導出結果とを含む天板付什器情報を作成させるモジュールを含む。アプリ242は、作成させた天板付什器情報を、情報処理装置100へ送信させるモジュールを含む。
作成部236は、導出部234が出力した発信器7cが送信したビーコン信号と、発信器7cが送信したビーコン信号を受信した時刻情報と、導出した発信器7cの位置を示す情報とを取得する。作成部236は、取得したビーコン信号に含まれる発信器7cの識別情報を取得し、取得した発信器7cの識別情報と、発信器7cが送信したビーコン信号を受信した時刻情報と、発信器7cの位置を示す情報とを含み、情報処理装置100を宛先とする天板付什器情報を作成する。作成部236は、作成した天板付什器情報を、通信部210へ出力する。
通信部110は、前述した機能に加えて、以下の機能を有する。通信部110は、処理装置200が送信した天板付什器情報を受信し、受信した天板付什器情報を、情報処理部130に出力する。
記憶部140には、識別情報対応テーブル143の代わりに、識別情報対応テーブル143aが記憶される。
アプリ142は、前述したモジュールに加えて、以下のモジュールを有する。
アプリ142は、情報処理装置100に、処理装置200が送信した天板付什器情報を受信させるモジュールを含む。アプリ142は、情報処理装置100に、受信させた天板付什器情報に含まれる発信器7cの識別情報を取得させるモジュールを含む。アプリ142は、情報処理装置100に、取得させた発信器7cの識別情報に関連付けて記憶されている天板付什器識別情報を、識別情報対応テーブル143aから取得させるモジュールを含む。アプリ142は、情報処理装置100に、取得した天板付什器識別情報と、天板付什器に含まれる発信器7cの位置情報とを関連付けるモジュールを含む。アプリ142は、情報処理装置100に、発信器7cの位置情報と発信器7cが送信したビーコン信号を受信した時刻情報とに基づいて、オフィスを表した画像の発信器7cの位置に該当する位置に、天板付什器20を示す情報を表示させた画像である利用状況表示画像を作成させるモジュールを含む。アプリ142は、情報処理装置100に、椅子1を示す情報と、ユーザーを示す情報と、天板付什器20を示す情報との少なくとも一つの情報を表示させた利用状況表示画像を、表示部160に表示させるモジュールを含む。
識別情報対応テーブル143aについて説明する。
図11は、識別情報対応テーブルの一例を示す図である。識別情報対応テーブル143は、発信器7aと発信器7cとの識別情報(発信器識別情報)と、椅子識別情報と天板付什器識別情報(什器識別情報)とを関連付けたテーブル形式の情報である。図11に示される例では、発信器識別情報「****」と什器識別情報「++++」とが関連付けられ、発信器識別情報「〇〇〇〇」と什器識別情報「――――」とが関連付けられている。図10に戻り説明を続ける。
分析部134は、受付部132が出力した天板付什器情報を取得し、取得した天板付什器情報に含まれる発信器7cの識別情報を取得する。分析部134は、取得した発信器7cの識別情報に関連付けて記憶されている天板付什器識別情報を、記憶部140に記憶されている識別情報対応テーブル143aから取得する。分析部134は、取得した天板付什器識別情報と、天板付什器情報に含まれる発信器7cの位置情報とを関連付ける。分析部134は、発信器7cの位置情報と発信器7cが送信したビーコン信号を受信した時刻情報とに基づいて、オフィスを表した画像の発信器7cの位置に該当する位置に、天板付什器20を示す情報を表示させた画像である利用状況表示画像を、時刻毎に作成する。分析部134は、作成した利用状況表示画像を表示部160に表示させる。
図12は、利用状況表示画像を示す情報の一例を示す図である。図12に示される例では、ある時刻の部屋Rの利用状況表示画像が示されている。図12では、椅子1は白丸で表され、ユーザーHは黒丸で表され、天板付什器20は四角で表されている。利用状況表示画像によれば、部屋Rには、椅子1-1から椅子1-8の八脚の椅子と、天板付什器20-1から天板付什器20-4の四台の天板付什器が含まれている。さらに、部屋Rには、ユーザーH1からユーザーH10が在室し、ユーザーH1からユーザーH10のうち、ユーザーH1は椅子1-5に在席し、ユーザーH4は椅子1-3に在席し、ユーザーH8は椅子1-7に在席し、ユーザーH9は椅子1-8に在席し、ユーザーH10は椅子1-1に在席している。ユーザーH1からユーザーH10が、部屋Rに均等に分布していることが分かる。ある時刻の執務室Oの利用状況表示画像については、図6Bを適用できる。
図13は、実施形態の変形例の情報処理システムの動作の一例を示すシーケンスチャートである。
ステップS21からステップS28は、図7のステップS1からステップS8を適用できる。
(ステップS29)
発信器7c-1は、発信器7c-1の識別情報を含むビーコン信号を作成し、作成したビーコン信号を送信する。発信器7c-2から発信器7c-k-1の各々は、発信器7c-2の識別情報から発信器7c-k-1を含むビーコン信号を作成し、作成したビーコン信号を送信する。発信器7c-kは、発信器7c-kの識別情報を含むビーコン信号を作成し、作成したビーコン信号を送信する。
(ステップS30)
処理装置200の受信部205は、発信器7c-1から発信器7c-kの各々が送信したビーコン信号を受信する。受信部205は、発信器7c-1から発信器7c-kの各々が送信したビーコン信号を受信した時刻情報を取得し、受信したビーコン信号と取得した時刻情報とを、情報処理部230へ出力する。また、受信部205は、発信器7c-1から発信器7c-kの各々が送信したビーコン信号が受信部205に到達した角度を測定し、発信器7c-1から発信器7c-kの各々が送信したビーコン信号が受信部205に到達した角度を測定した結果を、情報処理部230に出力する。
受付部232は、受信部205が出力した発信器7c-1から発信器7c-kの各々が送信したビーコン信号と発信器7c-1から発信器7c-kの各々が送信したビーコン信号を受信した時刻情報と発信器7c-1から発信器7c-kの各々が送信したビーコン信号が受信部205に到達した角度を測定した結果を取得する。受付部232は、発信器7c-1から発信器7c-kの各々が送信したビーコン信号と発信器7c-1から発信器7c-kの各々が送信したビーコン信号を受信した時刻情報と発信器7c-1から発信器7c-kの各々が送信したビーコン信号が受信部205に到達した角度を測定した結果とを受け付ける。受付部232は、受け付けた発信器7c-1から発信器7c-kの各々が送信したビーコン信号と発信器7a-1から発信器7a-kの各々が送信したビーコン信号を受信した時刻情報と発信器7a-1から発信器7a-kの各々が送信したビーコン信号が受信部205に到達した角度を測定した結果とを導出部234へ出力する。
導出部234は、受付部232が出力した発信器7c-1から発信器7c-kの各々が送信したビーコン信号と発信器7c-1から発信器7c-kの各々が送信したビーコン信号を受信した時刻情報と発信器7c-1から発信器7c-kの各々が送信したビーコン信号が受信部205に到達した角度を測定した結果とを取得する。導出部234は、発信器7c-1から発信器7c-kの各々が送信したビーコン信号が受信部205に到達した角度を測定した結果に基づいて、発信器7c-1から発信器7c-kの各々の位置を導出する。導出部234は、発信器7c-1から発信器7c-kの各々が送信したビーコン信号と、発信器7c-1から発信器7c-kの各々が送信したビーコン信号を受信した時刻情報と、導出した発信器7c-1から発信器7c-kの各々の位置を示す情報とを、作成部236に出力する。
(ステップS31)
作成部236は、導出部234が出力した発信器7c-1から発信器7c-kの各々が送信したビーコン信号と、発信器7c-1から発信器7c-kの各々が送信したビーコン信号を受信した時刻情報と、導出した発信器7c-1から発信器7c-kの各々の位置を示す情報とを取得する。作成部236は、取得した各ビーコン信号に含まれる発信器7cの識別情報を取得し、取得した発信器7cの識別情報と、発信器7cが送信したビーコン信号を受信した時刻情報と、発信器7cの位置を示す情報とを含み、情報処理装置100を宛先とする天板付什器情報を作成する。作成部236は、作成した天板付什器情報を、通信部210へ出力する。
(ステップS32)
通信部210は、情報処理部230が出力した天板付什器情報を取得し、取得した天板付什器情報を、情報処理装置100へ送信する。
情報処理装置100の通信部110は、処理装置200が送信した椅子情報とユーザー情報と天板付什器情報とを受信し、受信した椅子情報とユーザー情報と天板付什器情報とを、情報処理部130へ出力する。
受付部132は、通信部110が出力した椅子情報を取得し、取得した椅子情報を受け付ける。受付部132は、受け付けた椅子情報を、分析部134へ出力する。分析部134は、受付部132が出力した椅子情報を取得し、取得した椅子情報に含まれる発信器7aの識別情報を取得する。分析部134は、取得した発信器7aの識別情報に関連付けて記憶されている椅子識別情報を、記憶部140に記憶されている識別情報対応テーブル143aから取得する。
受付部132は、通信部110が出力した天板付什器情報を取得し、取得した天板付什器情報を受け付ける。受付部132は、受け付けた天板付什器情報を、分析部134へ出力する。分析部134は、受付部132が出力した天板付什器情報を取得し、取得した天板付什器情報に含まれる発信器7cの識別情報を取得する。分析部134は、取得した発信器7cの識別情報に関連付けて記憶されている天板付什器識別情報を、記憶部140に記憶されている識別情報対応テーブル143aから取得する。
(ステップS34)
分析部134は、取得した椅子識別情報と、椅子情報に含まれる発信器7aの位置情報と発信器7aが送信するビーコン信号を受信した時刻情報とを関連付ける。分析部134は、発信器7aの位置情報と発信器7aが送信するビーコン信号を受信した時刻情報とに基づいて、オフィスを表した画像の発信器7aの位置に該当する位置に、椅子1を示す情報を表示させた画像である利用状況表示画像を作成する。
分析部134は、ユーザー情報に含まれる端末装置30の識別情報と端末装置30の位置情報とに基づいて、オフィスを表した画像の端末装置30の位置に該当する位置に、ユーザーHを示す情報を表示させた画像である利用状況表示画像を作成する。
分析部134は、取得した天板付什器識別情報と、天板付什器情報に含まれる発信器7cの位置情報とを関連付ける。分析部134は、発信器7cの位置情報に基づいて、オフィスを表した画像の発信器7cの位置に該当する位置に、天板付什器20を示す情報を表示させた画像である利用状況表示画像を作成する。
(ステップS35)
分析部134は、作成した利用状況表示画像を表示部160に表示させる。
図13では、利用状況表示画像を表示する場合について説明したが、利用状況表示画像に代えて、又は利用状況表示画像とともに、混雑率、定員稼働率、占有率などのオフィスの利用状況を示す指標を導出し、導出したオフィスの利用状況を示す指標を、表示してもよい。
前述した実施形態では、什器の一例として、天板付什器20を適用した場合について説明したが、この例に限られない。例えば、什器を天板昇降式什器とし、使用時の天板高さの情報を、センサー等を用いて取得し、什器情報として活用して什器の利用状況の分析に用いてもよい。
実施形態の変形例の情報処理システムによれば、情報処理装置100は、什器識別情報(実施形態の変形例では、発信器7aの識別情報と、発信器7cの識別情報)と什器位置情報(実施形態の変形例では、発信器7aの位置情報と、発信器7cの位置情報)とを含む什器情報(実施形態の変形例では、椅子情報と、天板付什器情報)と、ユーザー位置情報(実施形態の変形例では、端末装置30の位置情報)を受け付ける受付部と、受付部が受け付けた一又は複数の什器情報の各々に含まれる什器位置情報と、一又は複数のユーザー位置情報とに基づいて、一又は複数の什器の各々の利用状況を分析する分析部とを備える。このように構成することによって、一又は複数の什器情報を取得し、取得した一又は複数の什器情報の各々に含まれる什器識別情報と、什器位置情報とを取得できるため、一又は複数の什器の各々の利用状況を分析できる。
また、分析部は、一又は複数の什器の各々の利用状況に基づいて、所定の領域の利用状況を分析する。このように構成することによって、オフィスなどの解析対象エリアの利用状況を解析できる。
また、什器には、椅子と、天板付什器とのいずれか一方又は両方が含まれる。このように構成することによって、オフィスなどの解析対象エリアでの椅子と、天板付什器との利用状況を解析できる。
(情報処理システム)
第2実施形態の情報処理システムの一例は、図1を適用できる。第2実施形態の情報処理システム10aは、一又は複数の什器と、一又は複数の端末装置と、情報処理装置100aと、処理装置200とを備える。本実施形態では、什器の一例として、椅子を適用する場合について説明を続ける。情報処理システム10aは、情報処理システム10と比較して、情報処理装置100の代わりに、情報処理装置100aを備える点で異なる。
情報処理装置100aと、処理装置200との間は、インターネットなどのネットワーク50を介して、有線又は無線で接続される。本実施形態では、情報処理装置100aと、処理装置200との間が、有線で接続される場合について説明を続ける。
情報処理装置100aは、処理装置200が送信した一又は複数の椅子情報と、一又は複数のユーザー情報とを受信する。情報処理装置100aは、受信した一又は複数の椅子情報と、一又は複数のユーザー情報とを受け付ける。情報処理装置100aは、受け付けた一又は複数の椅子情報の各々に含まれる発信器の識別情報を取得し、取得した発信器の識別情報に関連付けて記憶されている椅子識別情報を取得する。情報処理装置100aは、取得した椅子識別情報と、椅子情報に含まれる発信器の位置情報とを関連付ける。情報処理装置100aは、椅子に取り付けられた発信器7aの位置情報と発信器7aが送信するビーコン信号を受信した時刻情報と、一又は複数のユーザー情報の各々に含まれる端末装置30の位置情報と端末装置30が送信するビーコン信号を受信した時刻情報とに基づいて、使用中の椅子を判別する。情報処理装置100aは、オフィスでの一又は複数の使用中の椅子の各々の利用状況を分析する。情報処理装置100aは、オフィスでの一又は複数の使用中の椅子の各々の利用状況の分析結果を表示する。
以下、情報処理システム10aに含まれる椅子1と、端末装置30と、処理装置200と、情報処理装置100aとのうち、第1実施形態と異なる情報処理装置100aについて、詳細に説明する。
図14は、第2実施形態の情報処理システムに含まれる情報処理装置の一例を示すブロック図である。
情報処理装置100aは、パーソナルコンピュータ、サーバ、スマートフォン、タブレットコンピュータ又は産業用コンピュータ等の装置によって実現される。
情報処理装置100aは、例えば、通信部110と、情報処理部130aと、記憶部140aと、操作部150と、表示部160とを備える。
記憶部140aは、例えば、RAM、ROM、HDD、フラッシュメモリ、またはこれらのうち複数が組み合わされたハイブリッド型記憶装置などにより実現される。記憶部140aの一部または全部は、情報処理装置100aの一部として設けられる場合に代えて、NASや外部のストレージサーバなど、情報処理装置100aのプロセッサがネットワーク50を介してアクセス可能な外部装置により実現されてもよい。記憶部140aには、情報処理部130aにより実行されるプログラム141と、アプリ142aとが記憶される。また、記憶部140aには、識別情報対応テーブル143が記憶される。
アプリ142aは、第1実施形態で説明したアプリ142が有するモジュールに加えて、以下のモジュールを有する。アプリ142aは、情報処理装置100aに、椅子情報に含まれる発信器7aの位置情報と発信器7aが送信するビーコン信号を受信した時刻情報と、ユーザー情報に含まれる端末装置30の位置情報と端末装置30が送信するビーコン信号を受信した時刻情報とに基づいて、使用中の椅子を判別させるモジュールを含む。アプリ142aは、情報処理装置100aに、オフィスを表した画像の使用中の椅子の位置に該当する位置に、ユーザーを示す情報を表示させた画像である利用状況表示画像を、時刻毎に作成させるモジュールを含む。
受付部132aは、通信部110が出力した椅子情報を取得し、取得した椅子情報を受け付ける。受付部132aは、受け付けた椅子情報を、分析部134aへ出力する。受付部132aは、通信部110が出力したユーザー情報を取得し、取得したユーザー情報を受け付ける。受付部132aは、受け付けたユーザー情報を、判別部136へ出力する。
判別部136は、受付部132aが出力したユーザー情報と、分析部134aが出力した椅子位置情報とを取得する。判別部136は、取得したユーザー情報に含まれる端末装置30の位置情報と端末装置30が送信するビーコン信号を受信した時刻情報と、椅子位置情報に含まれる発信器7aの位置情報と発信器7aが送信するビーコン信号を受信した時刻情報とに基づいて、使用中の椅子を判別する。
例えば、判別部136は、端末装置30が送信するビーコン信号を受信した時刻情報と発信器7aが送信するビーコン信号を受信した時刻情報との差が時間閾値以内である端末装置30の位置情報と、発信器7aの位置情報とに基づいて、椅子1にユーザーHが在席しているか否かを判定する。例えば、判別部136は、端末装置30の位置と発信器7aの位置との間の距離が距離閾値以下である場合に、その発信器7aが取り付けられている椅子1にユーザーHが在席していることによって使用中であると判定する。ここで、時間閾値は、発信器7aがビーコン信号を送信するタイミングと、端末装置30がビーコン信号を送信するタイミングとに基づいて、予め設定される。距離閾値は、ユーザーHが椅子1に在席したときの端末装置30の位置と発信器7aの位置との間の距離に基づいて、予め設定される。ここで、椅子1の近傍を通過するユーザーが、その椅子1を使用していると誤検出してしまうことを回避する観点からは、判別部136は、端末装置30の位置と発信器7aの位置との間の距離が、所定の期間の間継続して、距離閾値以下であると判定した場合に、椅子1にユーザーHが在席していると判定してもよい。
判別部136は、ユーザーHが在席していると判定された椅子1の椅子位置情報とユーザーHのユーザー情報とを関連付けた情報である使用椅子情報を作成する。使用椅子情報には、椅子識別情報と、発信器7aの位置情報と、端末装置30の識別情報と、端末装置30の位置情報とが含まれる。判別部136は、作成した使用椅子情報を、分析部134aへ出力する。
分析部134aは、判別部136が出力した使用椅子情報を取得する。分析部134aは、使用椅子情報に含まれる発信器7aの位置情報と端末装置30の位置情報と発信器7aが送信したビーコン信号を受信した時刻情報とに基づいて、オフィスを表した画像の発信器7aの位置と端末装置30の位置とに該当する位置に、椅子1を示す情報とユーザーHを示す情報とを表示させた画像である利用状況表示画像を、時間毎に作成する。
分析部134は、作成した利用状況表示画像を表示部160に表示させる。
図15Bは、利用状況表示画像を示す情報の一例を示す図である。図15Bに示される例では、ある時刻の執務室Oの利用状況表示画像が示されている。図15Bでも、図15Aと同様に、椅子1は白丸で表され、ユーザーHは黒丸で表されている。
利用状況表示画像によれば、執務室Oには、部屋R1と、部屋R2とが含まれる。部屋R1には、椅子1-1から椅子1-8の八脚に椅子と、テーブルT1が含まれている。部屋R2には、椅子1-9から椅子1-16の八脚に椅子と、テーブルT2が含まれている。さらに、部屋R2には、ユーザーH3とユーザーH4とが在室し、ユーザーH3は椅子1-10に在席し、ユーザーH4は椅子1-15に在席している。
執務室Oにおいて、部屋R1と部屋R2以外の空間には、椅子1-17から椅子1-24が含まれている。椅子1-17から椅子1-24のうち、椅子1-17から椅子1-20に囲まれた領域に、テーブルT3が設置され、椅子1-21から椅子1-25に囲まれた領域に、テーブルT4とテーブルT5とが設置されている。さらに、執務室Oにおいて、部屋R1と部屋R2以外の空間には、ユーザーH6からユーザーH9とが存在し、ユーザーH6は椅子1-17に在席し、ユーザーH7は椅子1-20に在席し、ユーザーH8は椅子1-21に在席し、ユーザーH9は椅子1-25に在席していることが分かる。図14に戻り説明を続ける。
分析部134aは、オフィスの利用状況を示す指標を導出する。例えば、分析部134aは、混雑状況を示す情報である混雑率と、オフィスに対して予め設定された定員に対する稼働率を示す情報である定員稼働率と、オフィスのキャパシティに対する出席人数を示す情報である占有率を示す情報との少なくとも一つの情報を導出する。具体的には、分析部134aは、部屋Rで、椅子1を使用している人数を、部屋Rの面積で除算することによって、混雑率を導出する。分析部134aは、部屋Rで椅子1を使用している人数を、部屋Rの定員数で除算することによって、定員稼働率を導出する。ここで、部屋Rの定員数は予め設定されている。分析部134aは、部屋Rで椅子1を使用している人数を、部屋Rで使用可能な椅子の数で除算することによって、占有率を導出する。部屋Rで使用可能な椅子の数は予め設定されている。分析部134aは、混雑率を示す情報と、定員稼働率を示す情報と、占有率を示す情報との少なくとも一つの情報を、表示部160に表示させる。
図16は、本実施形態の情報処理システムの動作の一例を示すシーケンスチャートである。
ステップS41からステップS48は、第1実施形態で説明した図7のステップS1からステップS8を適用できる。
(ステップS49)
情報処理装置100aの通信部110は、処理装置200が送信した椅子情報とユーザー情報とを受信し、受信した椅子情報とユーザー情報とを、情報処理部130aへ出力する。
受付部132aは、通信部110が出力した椅子情報を取得し、取得した椅子情報を受け付ける。受付部132aは、受け付けた椅子情報を、分析部134aへ出力する。分析部134aは、受付部132aが出力した椅子情報を取得し、取得した椅子情報に含まれる発信器7aの識別情報を取得する。分析部134aは、取得した発信器7aの識別情報に関連付けて記憶されている椅子識別情報を、記憶部140aに記憶されている識別情報対応テーブル143aから取得する。分析部134aは、取得した椅子識別情報と、椅子情報に含まれる発信器7aの位置情報とを関連付ける。分析部134aは、椅子識別情報と、発信器7aの位置情報とを関連付けた情報である椅子位置情報を、判別部136へ出力する。受付部132aは、通信部110が出力したユーザー情報を取得し、取得したユーザー情報を受け付ける。受付部132aは、受け付けたユーザー情報を、判別部136へ出力する。
(ステップS50)
判別部136は、受付部132aが出力したユーザー情報と、分析部134aが出力した椅子位置情報とを取得する。判別部136は、取得したユーザー情報に含まれる端末装置30の位置情報と端末装置30が送信するビーコン信号を受信した時刻情報と、椅子位置情報に含まれる発信器7aの位置情報と発信器7aが送信するビーコン信号を受信した時刻情報とに基づいて、使用中の椅子を判別する。判別部136は、ユーザーHが在席していると判定された椅子1の椅子位置情報とユーザーHのユーザー情報とを関連付けた情報である使用椅子情報を作成する。使用椅子情報には、椅子識別情報と、発信器7aの位置情報と、端末装置30の識別情報と、端末装置30の位置情報とが含まれる。判別部136は、作成した使用椅子情報を、分析部134aへ出力する。
(ステップS51)
分析部134aは、判別部136が出力した使用椅子情報を取得する。分析部134aは、使用椅子情報に含まれる発信器7aの位置情報と端末装置30の位置情報と、発信器7aが送信したビーコン信号を受信した時刻情報とに基づいて、オフィスを表した画像の発信器7aの位置と端末装置30の位置とに該当する位置に、椅子1を示す情報とユーザーHを示す情報とを表示させた画像である利用状況表示画像を、時刻毎に作成する。
(ステップS52)
分析部134は、作成した利用状況表示画像を表示部160に表示させる。
図16では、利用状況表示画像を表示する場合について説明したが、利用状況表示画像に代えて、又は利用状況表示画像とともに、混雑率、定員稼働率、占有率などのオフィスの利用状況を示す指標を導出し、導出したオフィスの利用状況を示す指標を、表示してもよい。
前述した実施形態では、情報処理システム10aに、情報処理装置100aが一台含まれる場合について説明したが、この例に限られない。例えば、情報処理システム10aに、複数の情報処理装置100aが含まれてもよい。このように構成することによって、情報処理装置100aの処理負荷を低減できる。
前述した実施形態では、情報処理装置100aは、処理装置200が送信した椅子情報に含まれる発信器7aの位置情報と、ユーザー情報に含まれる端末装置30の位置情報とに基づいて、使用中の椅子を判別する場合について説明したが、この例に限られない。例えば、端末装置30は、発信器7aとの間の距離が閾値未満となった場合に、端末装置30の識別情報と、端末装置30の位置情報と、発信器7aとの間の距離が閾値未満となった時刻情報とを含むビーコン信号を送信してもよい。また、例えば、発信器7aは、端末装置30との間の距離が閾値未満となった場合に、発信器7aの識別情報と、発信器7aの位置情報と、端末装置30との間の距離が閾値未満となった時刻情報とを含むビーコン信号を送信してもよい。処理装置200は、ビーコン信号を受信し、受信したビーコン信号に基づいて、前述した処理を行ってもよい。つまり、処理装置200は、端末装置30と、発信器7aとのいずれか一方が送信したビーコン信号に基づいて処理を行うようにしてもよい。また、例えば、情報処理装置100aは、使用時の椅子の座面の高さや前後位置、リクライニングの状態等の情報を、センサー等を用いて取得し、什器情報として活用して什器の利用状況の分析に用いてもよい。
判別部136は、受付部132aが出力したユーザー情報と、分析部134aが出力した天板付什器位置情報とを取得する。判別部136は、取得したユーザー情報に含まれる端末装置30の位置情報と端末装置30が送信するビーコン信号を受信した時刻情報と、椅子位置情報に含まれる発信器7cの位置情報と発信器7cが送信するビーコン信号を受信した時刻情報とに基づいて、使用中の天板付什器を判別する。
例えば、判別部136は、端末装置30が送信するビーコン信号を受信した時刻情報と発信器7cが送信するビーコン信号を受信した時刻情報との差が時間閾値以内である端末装置30の位置情報と、発信器7cの位置情報とに基づいて、天板付什器20をユーザーHが使用しているか否かを判定する。例えば、判別部136は、端末装置30の位置と発信器7cの位置との間の距離が距離閾値以下である場合に、その発信器7cが取り付けられている天板付什器20をユーザーHが使用中であると判定する。ここで、時間閾値は、発信器7cがビーコン信号を送信するタイミングと、端末装置30がビーコン信号を送信するタイミングとに基づいて、予め設定される。距離閾値は、ユーザーHが天板付什器20を使用しているときの端末装置30の位置と発信器7cの位置との間の距離に基づいて、予め設定される。ここで、天板付什器20の近傍を通過するユーザーが、その天板付什器20を使用していると誤検出してしまうことを回避する観点からは、判別部136は、端末装置30の位置と発信器7cの位置との間の距離が、所定の期間の間継続して、距離閾値以下であると判定した場合に、天板付什器20をユーザーHが使用していると判定してもよい。
また、分析部は、一又は複数の什器の各々の利用状況に基づいて、所定の領域の利用状況を分析する。このように構成することによって、オフィスなどの解析対象エリアの利用状況を解析できる。
また、一又は複数の什器情報の各々に含まれる什器位置情報と、一又は複数のユーザー位置情報とに基づいて、使用中の什器を判別する判別部を備え、分析部は、判別部が判別した使用中の什器を示す情報に基づいて、一又は複数の什器の各々の利用状況を分析する。このように構成することによって、オフィスなどの解析対象エリアの使用中の椅子の利用状況を解析できる。
また、分析部は、所定の領域のユーザーと什器とのいずれか一方又は両方について、占有率と、混雑率と、稼働率とのいずれかを導出する。このように構成することによって、
オフィスの利用状況を示す指標を導出できるため、オフィスなどの解析対象エリアの利用状況を解析できる。
また、受付部は、一又は複数の什器の各々に取り付けられた発信器が送信する無線信号に基づいて導出された什器位置情報を含む什器情報と、一又は複数のユーザーが携帯する端末装置の各々が送信する無線信号に基づいて導出されたユーザー位置情報とのうち、いずれか一方又は両方を受け付ける。このように構成することによって、什器に発信器を取り付けることによって、オフィスなどの解析対象エリアの利用状況を解析できる。
なお、上述した処理装置200、情報処理装置100、情報処理装置100aは、コンピュータで実現するようにしてもよい。その場合、各機能ブロックの機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録する。この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、CPUが実行することで実現してもよい。ここでいう「コンピュータシステム」とは、OS(Operating System)や周辺機器などのハードウェアを含むものとする。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD-ROMなどの可搬媒体のことをいう。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」は、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスクなどの記憶装置を含む。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」には、サーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含んでもよい。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。また、上記プログラムは、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよい。また、上記プログラムは、プログラマブルロジックデバイスを用いて実現されるものであってもよい。プログラマブルロジックデバイスは、例えば、FPGA(Field Programmable Gate Array)である。
ここでコンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD-ROM、DVD-ROM、半導体メモリなどをいう。また、このコンピュータプログラムを通信回線によってコンピュータに配信し、この配信を受けたコンピュータが当該プログラムを実行するようにしてもよい。
また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。
さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
Claims (9)
- 什器識別情報と第1時刻情報と前記第1時刻情報での什器位置情報とを含む什器情報と、端末装置識別情報と第2時刻情報と前記第2時刻情報での端末装置位置情報とを含むユーザー情報とを受け付ける受付部と、
前記受付部が受け付けた一又は複数の前記什器情報の各々に含まれる前記什器位置情報及び前記第1時刻情報と、一又は複数の前記ユーザー情報の各々に含まれる前記端末装置位置情報及び前記第2時刻情報とに基づいて、一又は複数の什器の各々の利用状況を分析する分析部と
を備え、
前記分析部は、前記什器位置情報に該当する位置に什器を示す情報を表示し、前記端末装置位置情報に該当する位置にユーザーを示す情報を表示した画像を時刻毎に作成する、情報処理装置。 - 前記分析部は、一又は複数の什器の各々の利用状況に基づいて、所定の領域の利用状況を分析する、請求項1に記載の情報処理装置。
- 一又は複数の前記什器情報の各々に含まれる前記什器位置情報と、一又は複数の前記ユーザー情報とに基づいて、使用中の什器を判別する判別部
を備え、
前記分析部は、前記判別部が判別した使用中の前記什器を示す情報に基づいて、一又は複数の前記什器の各々の利用状況を分析する、請求項1又は請求項2に記載の情報処理装置。 - 前記分析部は、所定の領域のユーザーと什器とのいずれか一方又は両方について、占有率と、混雑率と、稼働率とのいずれかを導出する、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の情報処理装置。
- 什器には、椅子と、天板付什器とのいずれか一方又は両方が含まれる、請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の、情報処理装置。
- 前記受付部は、一又は複数の什器の各々に取り付けられた発信器が送信する無線信号に基づいて導出された什器位置情報を含む前記什器情報と、一又は複数のユーザーが携帯する端末装置の各々が送信する無線信号に基づいて導出された端末装置位置情報とのうち、いずれか一方又は両方を受け付ける、請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の情報処理装置。
- 請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の情報処理装置と、
一又は複数の什器の各々に取り付けられた発信器と、
一又は複数の前記発信器の各々が送信する無線信号に基づいて什器位置情報を含む什器情報を導出し、導出した一又は複数の前記什器情報を、前記情報処理装置へ送信する処理装置と
を備える情報処理システム。 - 什器識別情報と第1時刻情報と前記第1時刻情報での什器位置情報とを含む什器情報と、端末装置識別情報と第2時刻情報と前記第2時刻情報での端末装置位置情報とを含むユーザー情報とを受け付けるステップと、
前記受け付けるステップで受け付けた一又は複数の前記什器情報の各々に含まれる前記什器位置情報及び前記第1時刻情報と、一又は複数の前記ユーザー情報の各々に含まれる前記端末装置位置情報及び前記第2時刻情報とに基づいて、一又は複数の什器の各々の利用状況を分析するステップと
を有し、
前記分析するステップでは、前記什器位置情報に該当する位置に什器を示す情報を表示し、前記端末装置位置情報に該当する位置にユーザーを示す情報を表示した画像を時刻毎に作成する、情報処理装置が実行する情報処理方法。 - 情報処理装置のコンピュータに、
什器識別情報と第1時刻情報と前記第1時刻情報での什器位置情報とを含む什器情報と、端末装置識別情報と第2時刻情報と前記第2時刻情報での端末装置位置情報とを含むユーザー情報とを受け付けるステップと、
前記受け付けるステップで受け付けた一又は複数の前記什器情報の各々に含まれる前記什器位置情報及び前記第1時刻情報と、一又は複数の前記ユーザー情報の各々に含まれる前記端末装置位置情報及び前記第2時刻情報とに基づいて、一又は複数の什器の各々の利用状況を分析するステップと
を実行させ、
前記分析するステップでは、前記什器位置情報に該当する位置に什器を示す情報を表示し、前記端末装置位置情報に該当する位置にユーザーを示す情報を表示した画像を時刻毎に作成させる、プログラム。
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---|---|---|---|
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