JP7383900B2 - 易静音剥離性積層体およびそれを用いた易静音開封性の蓋材と容器 - Google Patents

易静音剥離性積層体およびそれを用いた易静音開封性の蓋材と容器 Download PDF

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Description

本発明は、ヒートシール性と易静音剥離性に優れた積層体、およびそれを用いた易静音開封性に優れた蓋材と容器に関する。
従来、各種の飲食料品、液体洗剤等の化成品ないし化粧品、医薬品、雑貨品、産業部材等の物品を充填包装するために、種々の形態からなる容器が開発されている。
そして、その容器の開口部をシールする蓋材には、内容物の品質を確実に保護する密封性と消費時に容易に開封することができる易静音開封性(イージーピール性)の両方が要求される。
このような要求を満たすために、シーラント層に、ヒートシール性樹脂として、ポリエチレンとポリプロピレンとをブレンドしてなる非相溶ポリマーアロイ、ポリオレフィンとポリスチレンとをブレンドしてなる非相溶ポリマーアロイ等を用いること(特許文献1)、ポリプロピレン系樹脂とポリエチレン樹脂との混合物層と高密度ポエチレン樹脂層を用いること(特許文献2)が知られている。
さらに、PET、PP、PSなど様々な基材に対して良好なヒートシール性とイージーピール性を発揮するには、被着体毎にシーラントの組成を変更する必要があった。(特許文献3、4、5、6)
上記のようなシーラント層においては、海を形成する樹脂相中に、島を形成する樹脂からなるドメインが分散した、いわゆる「海島構造」を形成しており、シーラント層中の凝集破壊によって易静音開封性を発現させている。
しかしながら、上記のようなシーラント層は、開封時のシール剥離面に樹脂が繊維状に残存する、いわゆる「糸引き現象」を生じ易いという問題がある。また、シール強度(開封強度、剥離強度)のコントロールが難しく、シール強度が強すぎるために剥離しようとすると被着体が破壊される、あるいは、蓋材中の層間剥離が生じて例えば基材層のみが剥がれてしまう現象を生じやすいという問題もある。また、易静音開封性を確保するためにシール強度を小さくすると、密封性が損なわれるという問題もある。さらには、海島構造のドメインを均質に分散させることが困難であり、シール強度や密封性が部分毎に異なり、剥離感にばらつきが生じるという問題がある。
また、従来、界面剥離型イージーピールシーラントは、剥離時にジッピング音が発生し、静かな環境では騒音を立てるなどの問題がある。
特許第3835039号公報 特公平5-64593号公報 特開2005-28679号公報 特表2017-524766号公報 特許第5188177号号公報 国際公開第2015/005279号
本発明は、上述の問題を解決し、製造適正に優れ、ヒートシール性と易静音剥離性さらには優れた剥離時の静音性に優れた積層体、およびそれを用いた易静音開封性と開封時の静音性に優れた蓋材と容器を提供することを課題とする。
本発明者らは、種々検討の結果、少なくとも、基材層とシーラント層とを有する積層体であって、該シーラント層は、少なくとも、エチレン-(メタ)アクリル酸エステル共重合体を含有するヒートシール層を有することを特徴とする積層体が、上記の目的を達成することを見出した。
すなわち、本発明は、以下の点を特徴とする。
1.少なくとも、基材層と、シーラント層とを有する易静音剥離性積層体であって、
該シーラント層は、少なくともヒートシール層を有しており、
該ヒートシール層は、該易静音剥離性積層体の片側の表面層であり、エチレン-(メタ)アクリル酸エステル共重合体を含有していることを特徴とする、易静音剥離性積層体。2.前記エチレン-(メタ)アクリル酸エステル共重合体は、(メタ)アクリル酸エステル由来部の含有率が10質量%以上、30質量%以下であり、
前記エチレン-(メタ)アクリル酸エステル共重合体の、前記ヒートシール層中の含有率は、15質量%以上、50質量%以下であることを特徴とする、
上記1に記載の、易静音剥離性積層体。
3.前記ヒートシール層が、さらに、粘着性樹脂を含有し、
前記ヒートシール層中の該粘着性樹脂の含有率は、0.1質量%以上、5質量%以下
であることを特徴とする、
上記1または2に記載の、易静音剥離性積層体。
4.前記粘着性樹脂が、脂肪族系炭化水素樹脂、脂環式脂肪族系炭化水素樹脂、芳香族系炭化水素樹脂、ポリテルペン系樹脂、ロジン類、スチレン系樹脂、クマロン・インデン樹脂からなる群から選ばれる1種または2種以上であることを特徴とする、
上記3に記載の、易静音剥離性積層体。
5.前記ヒートシール層が、さらに、充填材を含有することを特徴とする、
上記1~4の何れかに記載の、易静音剥離性積層体。
6.前記充填材が、タルク、シリカ、合成ゼオライトからなる群から選ばれる1種または2種以上であることを特徴とする、
上記5に記載の、易静音剥離性積層体。
7.前記ヒートシール層の厚さが、5μm以上、30μm以下であることを特徴とする、上記1~6の何れかに記載の、易静音剥離性積層体。
8.被着体と一旦ヒートシールして、その後に剥離する際に、前記被着体の表面とのヒートシール界面が剥離することを特徴とする、
上記1~7の何れかに記載の、易静音剥離性積層体。
9.上記1~8の何れかに記載の易静音剥離性積層体から作製されたることを特徴とする、易静音開封性包装材料。
10.上記1~8の何れかに記載の易静音剥離性積層体から作製され、
底材とヒートシールして容器を形成する為に用いられることを特徴とする、易静音開封性蓋材。
11.前記底材が、ヒートシールされる表面に、A-PET、ポリプロピレン、ポリスチレンからなる群から選ばれる1種を含有することを特徴とする、
上記10に記載の、易静音開封性蓋材。
12.上記10または11に記載の易静音開封性蓋材と、前記底材とからなる、易静音開封性容器。
本発明の易静音剥離性積層体は、製造適正に優れ、優れたヒートシール性と易静音剥離性、さらには優れた剥離時の静音性を有する。そして、本発明の積層体を用いて作製した包装材料は、様々な包装体の蓋材として好適であり、ヒートシール性と易静音開封性と開封時の静音性に優れる。
本発明の易静音剥離性積層体の層構成について、その一例を示す概略的断面図である。 本発明の易静音剥離性積層体の層構成について、その別態様の一例を示す概略的断面図である。 本発明の易静音剥離性積層体の層構成について、その更に別態様の一例を示す概略的断面図である。 本発明の易静音剥離性積層体の層構成について、その更に別態様の一例を示す概略的断面図である。
各図においては、解り易くする為に、部材の大きさや比率を変更または誇張して記載することがある。また、見易さの為に説明上不要な部分や繰り返しとなる符号は省略することがある。
本発明の易静音剥離性積層体、易静音開封性蓋材、易静音開封性容器について、以下に更に詳しく説明する。具体例を示しながら説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
<易静音剥離性積層体>
本発明の易静音剥離性積層体は、少なくとも、基材層と、シーラント層とを有する積層体であって、シーラント層は、少なくともヒートシール層を有しており、ヒートシール層は、該易静音剥離性積層体の片側の表面層であり、エチレン-(メタ)アクリル酸エステル共重合体を含有している。
そして、本発明の易静音剥離性積層体は、必要に応じて、さらに、バリア層や接着剤層を有することもできる。
また、本発明の易静音剥離性積層体は、ヒートシールする被着体が、A-PET、ポリプロピレン、ポリスチレンからなる群から選ばれる1種を表面に含有する物であっても、容易にヒートシールすることができ、且つ、手で容易に、ジッピング音を立てること無く剥離することができる。
本発明の易静音剥離性積層体は、比較的低温でヒートシールすることが可能であり、140℃以上、180℃以下でヒートシールできる。
一般的に、ヒートシールされた積層体を被着体表面から剥離した際の剥離モードは、剥離した部分の違いによって、層間剥離、凝集破壊剥離、界面剥離に大別される。
層間剥離は積層体内部の層の界面で剥離するモードである。凝集破壊剥離は積層体の内部の特にヒートシール層中で凝集破壊(泣き別れ)が生じて剥離するモードである。界面剥離は積層体表面のヒートシール層表面と被着体表面との界面で剥離するモードである。
ヒートシール後の剥離の際に、一般的な易静音剥離性の積層体や易静音開封性の包装材料は上記の凝集破壊剥離のモードを示すものであるが、本発明の易静音剥離性積層体は、上記の界面剥離のモードで剥離することができる。
本発明の易静音剥離性積層体および易静音開封性包装材料は、剥離モードが界面剥離であることによって、適度な剥離強度(開封強度、ヒートシール強度)を示し、ヒートシール被着体の表面にヒートシール層の残渣を残さずに容易に剥離(開封)することができる。
ここで、剥離強度は、2N/15mm以上、10N/15mm以下であることが好ましい。上記範囲よりも小さいとヒートシール不良を発生し易く、上記範囲よりも大きいと手で容易に剥離することが困難になり易く、層間剥離や凝集破壊を生じ易い。
[被着体]
本発明において被着体とは、易静音剥離性積層体がヒートシールされる対象物のことである。
本発明においては、被着体として、通常ではヒートシール困難な非晶性PET、ポリプロピレン、およびポリスチレンの何れかを含有する被着体が含まれる。
[基材層]
本発明の易静音剥離性積層体の基材層には、一般的な公知公用の樹脂フィルムを用いることができる。
具体的な樹脂フィルムとしては、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナフタレート等のポリエステル、ポリプロピレン等のポリオレフィン、ナイロン等のポリアミド、ポリカーボネート等の熱可塑性樹脂よりなり、一軸又は二軸方向に延伸してなる樹脂フィルムを用いることができる。
これらの樹脂フィルムは単独で使用してもよく、1種または2種以上のフィルムを、任意の積層手段によって積層して使用することもできる。
上記の中でも、二軸延伸PETフィルム、二軸延伸ナイロンフィルムが、好ましく用いられる。
基材層に用いる樹脂フィルムには、必要に応じて、加工性、耐熱性、耐候性、機械的性質、寸法安定性、抗酸化性、滑り性、離形性、難燃性、抗カビ性、電気的特性、強度等を改良、改質する目的で、滑剤、架橋剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、光安定剤、充填剤、補強剤、帯電防止剤、顔料等のプラスチック配合剤や添加剤等を添加することができ、その添加量としては、他の性能に悪影響を与えない範囲で目的に応じて、任意に添加することができる。
基材層は接着剤層を介して他層と積層することができる。さらに、必要に応じて、基材層と接着剤層との接着強度を強固にするために、基材層の接着剤と接する側の表面に、コロナ放電処理、オゾン処理、プラズマ処理、グロー放電処理、サンドブラスト処理等のなどの物理的な表面処理や、化学薬品を用いた酸化処理などの化学的な表面処理を予め施しておくこともできる。
基材層の厚さは、当業者が適宜に設定することができるが、積層体に適切な強度や腰を付与する目的から、例えば5~25μmが好ましい。
[接着剤層]
接着剤層を形成する接着剤には公知公用の接着剤を用いることができ、特に制限は無く、貼り合わせ方法に応じて任意に選択できる。
例えば、二液硬化型ポリウレタン系接着剤、二液硬化型ポリエステル系接着剤、ポリオレフィン系(低密度ポリエチレン、エチレン-メタクリル酸共重合体、エチレン-アクリル酸共重合体、不飽和カルボン酸変性ポリオレフィン、アイオノマー等)の接着性樹脂を用いたドライラミネーション接着剤や押出形成用接着剤等を好ましく用いることができる。
押出ラミネートで貼り合わせる場合は、イミン系、ブタジエン系、オレフィン系、エステル系2液硬化型ウレタン接着剤などが好ましい。
ドライラミネーションで貼り合わせる場合は、エステル系の2液硬化型ウレタン接着剤、エーテル系の2液硬化型ウレタン接着剤が好ましい。
[バリア層]
バリア層は、内容物の外部への透過遮断性、ガスバリア性、遮光性等のバリア性を有する層であり、金属箔、または金属元素を含有する無機物または無機酸化物からなる蒸着膜を用いることができ、アルミニウム箔、アルミニウム蒸着膜、酸化アルミニウム蒸着膜、酸化珪素蒸着膜、なる群から選ばれる1種または2種以上が好ましく、特にアルミニウム蒸着膜が好ましい。
そして、バリア層は1層または2層以上で構成されていてもよい。2層以上で構成される場合は、それぞれの層は同一の組成であってもよいし、異なる組成であってもよく、隣接して積層されていなくてもよい。
バリア層が蒸着膜である場合には、基材層を構成する樹脂フィルム上に蒸着膜が形成されていてもよく、または、ヒートシールや接着剤による接着が可能な、二軸延伸ポリエチレンテレフタレート、ポリアクリロニトリル、エチレン-ビニルアルコール共重合体、無延伸ポリプロピレン(CPP)、低密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン等からなる樹脂フィルム上に蒸着膜が形成されたバリアフィルムとして積層体内に含まれていてもよい。
蒸着膜の厚みは150~2,000Åの範囲が適当であり、200~1,000Åの範囲が更に好ましい。
そして、バリアフィルムを積層する際には、必要に応じて、他層との接着強度を強固にするために、バリアフィルムの表面に、コロナ放電処理、オゾン処理、プラズマ処理、グロー放電処理、サンドブラスト処理等のなどの物理的な表面処理や、化学薬品を用いた酸化処理などの化学的な表面処理を予め施しておくこともできる。
バリア層は、基材層とシーラント層との間に積層されていることが好ましい。
バリア層は接着剤層を介して他層と積層することができる。接着剤層を形成する接着剤には、基材層を接着する場合と同様の接着剤を用いることができる。
[シーラント層]
本発明の易静音剥離性積層体のシーラント層は、少なくとも、ヒートシール層を有する。
シーラント層はヒートシール層のみであってもよく、必要に応じて、さらに、貼り合わせ層や剛性調節層を有することもできる。
(ヒートシール層)
ヒートシール層は、少なくとも、エチレン-(メタ)アクリル酸エステル共重合体を含有する。
ヒートシール層中のエチレン-(メタ)アクリル酸エステル共重合体の含有率は、15質量%以上、50質量%以下が好ましい。該含有率が上記範囲よりも少ないと、剥離強度が低くなり過ぎる傾向になり、上記範囲よりも多いと剥離強度が強くなり過ぎて易静音剥離性に劣り易い傾向になる。
ヒートシール層は、粘着性樹脂を、さらに含有することが好ましい。
ヒートシール層中の粘着性樹脂の含有率は、0.1質量%以上、5質量%以下が好ましい。該含有率が上記範囲よりも少ないと、粘着性樹脂の添加効果が発揮され難くなり易く、剥離(開封)時に糸引きが発生し易くなり、ヒートシール強度が高くなり過ぎて易剥離(開封)性が低下し易くなり、上記範囲よりも多いと、積層体の加工性や耐油性が劣り易くなり、剥離(開封)時にヒートシール層中での凝集破壊を生じ易くなる。
ヒートシール層は、必要に応じて、さらに、充填材や、アンチブロッキング剤やスリップ剤を含有することができる。
そして、またさらには、加工性、耐熱性、耐候性、機械的性質、寸法安定性、抗酸化性、滑り性、離形性、難燃性、抗カビ性、電気的特性、強度等を改良、改質する目的で、滑剤、架橋剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、光安定剤、補強剤、帯電防止剤、顔料等のプラスチック配合剤や添加剤等を含有することもできる。その添加量としては、他の性能に悪影響を与えない範囲で目的に応じて、任意に添加することができる。
ヒートシール層の厚さは、5μm以上、30μm以下が好ましい。上記範囲よりも薄いと充分なヒートシール強度を得ることが困難になり易くなり、上記範囲よりも厚いと開封剥離時にヒートシール層中での凝集破壊を生じ易くなる。
(エチレン-(メタ)アクリル酸エステル共重合体)
エチレン-(メタ)アクリル酸エステル共重合体とは、エチレンモノマーと(メタ)アクリル酸エステルモノマーを含む原料系から共重合によって生成したポリマーであって、ランダム共重合体であっても、ブロック共重合体であってもよい。さらには、他の原料モノマーを含んだ共重合体であってもよい。
エチレン-(メタ)アクリル酸エステル共重合体は、(メタ)アクリル酸エステル由来部の含有率が10質量%以上、30質量%以下であることが好ましい。
(メタ)アクリル酸エステル由来部の含有率が、上記範囲よりも少ないと、エチレンの結晶化が増加して融点が高くなることによってことによって低温シール性と剥離強度が悪化し易く、上記範囲よりも多いと、剥離強度が高過ぎる傾向になり易い。
(メタ)アクリル酸エステルの具体例としては、メチルアクリレート、エチルアクリレート等が挙げられ、メチルアクリレートが入手し易さの点で、好ましく用いられる。
(粘着性樹脂)
粘着性樹脂は、ヒートシール層のヒートシール性を向上して、易剥離性および易静音開封性とのバランスを向上する作用を有する樹脂である。
前記粘着性樹脂には、脂肪族系炭化水素樹脂、脂環式脂肪族系炭化水素樹脂、芳香族系炭化水素樹脂、ポリテルペン系樹脂、ロジン類、スチレン系樹脂、クマロン・インデン樹脂からなる群から選ばれる1種または2種以上であることが好ましく、脂環式脂肪族系炭化水素樹脂またはポリテルペン系樹脂がより好ましい。
脂肪族系炭化水素樹脂の具体例としては、1-ブテン、イソブテン、ブタジエン、1,3-ペンタジエン、イソプレンなど炭素数4~5のモノ又はジオレフィンの1種または2種以上を含むモノマーからの(共)重合体等が挙げられる。
脂環式脂肪族系炭化水素樹脂の具体例としては、炭素数4~5のジエンモノマーを環化二量化後に重合させて得られる樹脂、シクロペンタジエンなどの環状モノマーを重合させて得られる樹脂、芳香族系炭化水素樹脂の水添樹脂等が挙げられる。
芳香族系炭化水素樹脂の具体例としては、ビニルトルエン、インデン、α-メチルスチレンなどの炭素数8~10の重合性C=C結合官能基を有する芳香族炭化水素の1種または2種以上を含むモノマー、または、さらに炭素数4~5のモノ又はジオレフィンの1種または2種以上のモノマーを加えたモノマーからの(共)重合体等が挙げられる。
ポリテルペン系樹脂の具体例としては、α-ピネン重合体、β-ピネン重合体、ジペンテン重合体、テルペン・フェノール共重合体、α-ピネン・フェノール共重合体、これらの水素添加物等が挙げられる。
ロジン類の具体例としては、ガムロジン、ウッドロジン、トール油などのロジン、及びそれらを水素添加、不均化、二量化、エステル化などによって変性した樹脂等が挙げられる。
スチレン系炭化水素樹脂としては、純度の高いスチレン、ビニルトルエン、α-メチルスチレン、イソプロピルトルエンなどのスチレン系モノマーの1種または2種以上の(共)重合体が挙げられる。
(充填材)
充填材には、無機充填材および/または有機充填材からなる充填材を用いることができる。
充填材をヒートシール層に添加することによって、ヒートシール層の剛性、ヒートシール性、剥離強度、剥離モード、易静音剥離性等のバランスを調節することができる。
充填材の具体例としては、タルク、シリカ、合成ゼオライト等が挙げられ、これらからなる群から選ばれる1種または2種以上を用いることができる。
ヒートシール層中の充填材の含有率は、0.1質量%以上、10質量%以下であることが好ましい。上記範囲よりも少ないと、充填材を添加した効果が発揮され難く、上記範囲よりも多いと、ヒートシール性が低下し易い。
(アンチブロッキング剤)
アンチブロッキング剤やスリップ剤をヒートシール層に添加することによって、フィルム成膜時、ラミネート加工時、包装作業時等における加工性や作業性の向上することができ、作製後の保管時においても、シーラントフィルム同士のブロッキングを防止することができる。
無機化合物のアンチブロッキング剤としてはシリカ、タルク、合成ゼオライトなどがある。有機化合物のアンチブロッキング剤やスリップ剤として、例えばステアリン酸アミド、オレイン酸アミド、エルカ酸アミド、パルミチン酸アミド、ヘベニン酸アミド、オレイルパルミドアミド、ステアリルパルミドアミド、メチレンビスステアリルアミド、ミチレンビスオレイルアミド、エチレンビスオレイルアミド、エチレンビスエルカ酸アミドなどの各種アミド類、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコールなどのポリアルキレングリコール、水添ひまし油などを例示することができる。
(剛性調節層)
剛性調節層は、特に、シーラント層がシーラントフィルムから形成される場合において、シーラントフィルム全体の剛性を補強する効果を発揮する層である。
剛性調節層は、樹脂からなる層であり、ポリエチレン系樹脂を含有することが好ましい。ポリエチレン系樹脂としては、HDPE、MDPE、LDPE、LLDPEが挙げられるが、これらの中でも、剛性が高いHDPEおよび/またはMDPEを含有することがより好ましい。
剛性調節層は、1層で構成されていてもよく、素材が同一または異なる2層以上で構成されていてもよい。
剛性調節層の厚さは、5μm以上、30μm以下が好ましい。上記範囲よりも薄いと剛性補強効果を発揮し難くなり、上記範囲よりも厚いと、易静音剥離性積層体やシーラントフィルムの剛性が高くなり過ぎて、巻取り等が困難になり易く、シーラントフィルムのカーリングが発生し易くなる。
(貼り合わせ層)
貼り合わせ層は、剛性調節層によって剛性が補強された際に、必要に応じて、カーリングを緩和してラミネートし易くする為に設けられる層である。
貼り合わせ層は、樹脂からなる層であり、ポリエチレン系樹脂を含有することが好ましい。ポリエチレン系樹脂としては、HDPE、MDPE、LDPE、LLDPEが挙げられるが、これらの中でも、剛性が低いLDPEおよび/またはLLDPEを含有することがより好ましい。
貼り合わせ層は、1層で構成されていてもよく、素材が同一または異なる2層以上で構成されていてもよい。
貼り合わせ層の厚さは、5μm以上、30μm以下が好ましい。上記範囲よりも薄いと剛性補強効果を発揮し難くなり、上記範囲よりも厚いと、易静音剥離性積層体やシーラントフィルムの剛性が高くなり過ぎて、巻取り等が困難になり易い。く、シーラントフィルムのカーリングが発生し易くなる。
<易静音剥離性積層体の製造方法>
本発明の易静音剥離性積層体は、例えば、予め作製された各層のフィルムを、接着剤層を介して積層して作製することができる。あるいは、シーラント層に関しては、シーラント層を構成する各層を(共)押出によって、基材層等の他層上に溶融して押し出してシーラント層を形成して作製することもできる。積層する順番は任意である。
シーラント層を形成する為のシーラントフィルムの製造方法は、特に限定されず、従来から公知のシーラントフィルムの製造方法を適用することができる。
シーラントフィルムを構成するヒートシール層、剛性調節層、貼り合わせ層等の各層を形成する為の樹脂組成物を溶融し、これをインフレーション成形、または溶融(共)押出によるT-ダイ等を用いたエクストルージョン法によって製膜および積層してシーラントフィルムを作製することができる。
あるいは、各層を構成するフィルムをそれぞれ作成しておき、接着層を介して積層してシーラントフィルムを作製することもできる。
また、形成済みの他層の上に、別の層をエクストルージョンコーティングすることにより積層してシーラントフィルムを作製することもできる。
シーラントフィルムをインフレーション法によって作製する場合には、シーラントフィルムの各層を形成する樹脂組成物のMFRは、0.5~15g/10分であることが好ましい。
シーラント層や接着剤層を(共)押出によって作製する場合には、シーラント層を形成する樹脂組成物のMFRは、0.5~30g/10分であることが好ましい。
上記において、形成済みのフィルムを用いる場合には、必要に応じて、該フィルム表面における界面接着強度を強固にするために、該フィルムの接着表面に、コロナ放電処理、オゾン処理、プラズマ処理、グロー放電処理、サンドブラスト処理等のなどの物理的な表面処理や、化学薬品を用いた酸化処理などの化学的な表面処理を予め施しておくこともできる。
<易静音開封性包装材料>
本発明の易静音開封性包装材料は、本発明の積層体から作製された包装材料である。
<易静音開封性蓋材>
本発明の易静音開封性蓋材は、本発明の易静音開封性包装材料から作製され、底材とヒートシールして容器を形成する為に用いられる蓋材である。
<易静音開封性容器>
本発明の易静音開封性容器は、本発明の易静音開封性蓋材を底材にヒートシールすることによって作製された容器であり、底材には、A-PET、ポリプロピレン、ポリスチレンからなる群から選ばれる1種をヒートシール面に含有するものを用いることができる。
実施例で用いた主な原材料は下記の通りである。
(基材層用フィルム)
・PETフィルム1:二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム、E5100。厚さ12μm。片面コロナ処理。
・PETフィルム2:二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム、E5200。厚さ12μm。両面コロナ処理。
(接着剤層・アンカーコート用)
・接着剤1:ロックペイント(株)社製2液硬化型ウレタン接着剤、RU-77T/H-7。
・LDPE2:日本ポリエチレン(株)社製低密度ポリエチレン、LC600A。
・アンカーコート剤1:三井化学(株)社製2液硬化型ウレタン系アンカーコート剤、A3210/A3075。
(バリア層用)
・アルミニウム箔1:東洋アルミニウム(株)社製、8079箔。片面ケシ面、7μm厚。
(シーラント層用)
・LDPE1:宇部丸善ポリエチレン(株)社製低密度ポリエチレン、F222。MFR2.0。
・HDPE1:(株)プライムポリマー社製HDPE、ハイゼックス3300F。密度950kg/m3、MFR1.1g/10分。曲げ弾性率780MPa。
・エチレン-メチルアクリレート共重合体1:アルケマ(株)社製、BESTPEEL2407。メチルアクリレート由来部の含有率約24質量%、粘着性樹脂含有率3質量%、密度0.94kg/m3、MFR2g/10分、曲げ弾性率12MPa。
・エチレン-メチルアクリレート共重合体2:アルケマ(株)社製、BESTPEEL2012。メチルアクリレート由来部の含有率約20質量%、粘着性樹脂含有率3質量%、密度0.94kg/m3、MFR11g/10分、曲げ弾性率8.7MPa。
・エチレン-酢酸ビニル共重合体1:三井・デュポン(株)社製、VN503。密度0.94kg/m3、MFR32g/10分、曲げ弾性率54MPa。
・シーラントフィルム3:タマポリ(株)社製易静音開封性フィルム、TE320。
・シーラントフィルム4:三井化学東セロ(株)社製、ポリエステル系易静音開封性フィルム、ABF-65C。厚み30μm。
・添加剤1:アルケマ(株)社製アンチブロッキング剤の樹脂分散体、LOTRYL XX1297。アンチブロッキング剤としてのタルク含有率55-60質量%。密度1.4kg/m3、MFR8g/10分。
<シーラントフィルム1の作製>
[ヒートシール層用の樹脂組成物1の調製]
下記をドライブレンドして、ヒートシール層用の樹脂組成物1を得た。
エチレン-メチルアクリレート共重合体1 98質量部
添加剤1 2質量部
[シーラントフィルム1の作製]
貼り合わせ層としてLDPE1と剛性調節層用の樹脂としてHDPE1を、ヒートシール層用の樹脂としてヒートシール層用樹脂組成物1を用いて、インフレーション法により、下記層構成のシーラントフィルム1を作製し、さらに、貼り合わせ層側表面をコロナ処理した。
(コロナ処理)貼り合わせ層(15μm)/剛性調節層(20μm)/ヒートシール層(15μm)
[実施例1]
シーラントフィルム1の貼り合わせ層のコロナ処理面と、基材層としてのPETフィルム1のコロナ処理面とを対向させて、接着剤1を介してラミネートして積層体を作製し、各種評価を実施した。
[実施例2]
PETフィルム1のコロナ処理面とアルミニウム箔1のケシ面とを対向させて、接着剤1を介してラミネートし、さらに、アルミニウム箔1上にPETフィルム2を、接着剤1を介してラミネートした。
次いで、PETフィルム2上に、シーラントフィルム1の貼り合わせ層のコロナ処理面を対向させて、接着剤1を介してラミネートして積層体を得て、実施例1と同様に評価した。
〔実施例3〕
PETフィルム1のコロナ処理面にアンカーコート剤1をコートし、該コート面にLDPE2を15μm厚で溶融押出し、次いで該LDPE2上にエチレン-メチルアクリレート共重合体2を15μm厚で溶融押出し、積層体を得て、実施例1と同様に評価した。
〔実施例4]
PETフィルム1のコロナ面とアルミニウム箔1のケシ面とを対向させて、接着剤1を介してラミネートし、次いで、該アルミニウム箔1上にPETフィルム2を接着剤1を介してラミネートした。
そして、該PETフィルム2上にアンカーコート剤1をコートして、該コート面にLDPE2を15μm厚で溶融押出し、次いで該LDPE2上にエチレン-メチルアクリレート共重合体2を15μm厚で溶融押出し、積層体を得て、実施例1と同様に評価した。
〔比較例1〕
シーラントフィルム1に代えてシーラントフィルム3を用いたこと以外は、実施例1と同様に操作して積層体を得て、同様に評価した。
〔比較例2〕
シーラントフィルム1に代えてシーラントフィルム3を用いたこと以外は、実施例2と同様に操作して積層体を得て、同様に評価した。
〔比較例3〕
シーラントフィルム1に代えてシーラントフィルム4を用いたこと以外は、実施例1と同様に操作して積層体を得て、同様に評価した。
〔比較例4〕
シーラントフィルム1に代えてシーラントフィルム4を用いたこと以外は、実施例2と同様に操作して積層体を得て、同様に評価した。
〔比較例5〕
エチレン-メチルアクリレート共重合体1に代えてエチレン-酢酸ビニル共重合体1を用いたこと以外は、実施例3と同様に操作して積層体を得て、同様に評価した。
〔比較例6〕
エチレン-メチルアクリレート共重合体1に代えてエチレン-酢酸ビニル共重合体1を用いたこと以外は、実施例4と同様に操作して積層体を得て、同様に評価した。
Figure 0007383900000001
Figure 0007383900000002
<結果まとめ>
表3~5に示したように、全実施例の積層体は、非晶性PET、ポリプロピレン、およ
びポリスチレンの何れに対しても、良好なヒートシール性、剥離強度、静音性、界面剥離のバランスを示したが、比較例の積層体は、ヒートシール性、剥離強度、静音性、剥離モードの何れかが劣った結果を示した。
<評価方法>
[剥離強度]
積層体のシーラント層と、下記の各種樹脂シートとを重ね合わせ、幅5mmのシールバーを用いて、1秒間加熱圧着してヒートシールし、放冷し、15mm幅の試験片を切り取った。
そして、300mm/分の速度でヒートシール部分を剥離して、その強度を剥離強度(N/15 mm)とし、2N/15mm以上、10N/15mm以下を合格とした。
樹脂シート:
A-PET(非晶性ポリエチレンテレフタレート)シート、
PP(ポリプロピレン)シート、
PS(ポリスチレン)シート
加熱圧着条件
圧着温度:140℃、150℃、160℃、170℃、180℃
圧着圧力:1kg/cm2
[ヒートシール性]
上記の剥離強度が2N/15mm未満の場合に、ヒートシール性が無いと判断した。
[ジッピング音]
剥離強度測定用の試験片を手で剥離させ、ジッピング音の有無を耳で聞いて判断した。
[剥離モード]
剥離強度とジッピング音の評価後の試験片の剥離界面を観察して、剥離モードを確認した。
表中の表記の意味は下記の通り。
A:シーラント層/各種樹脂シート間の界面剥離
B:シーラント層内の凝集破壊剥離
C:その他剥離
-:ヒートシール性不良のため、評価せず。
Figure 0007383900000003
Figure 0007383900000004
Figure 0007383900000005
1 易静音剥離性積層体、易静音剥離性包装材料、易静音開封性蓋材
2 基材層
3 シーラント層
3a ヒートシール層
3b 補強層
4 接着剤層
5 バリア層

Claims (9)

  1. 少なくとも、基材層と、シーラント層とを有する易静音剥離性積層体であって、
    該シーラント層は、少なくとも、貼り合わせ層、剛性調節層、ヒートシール層をこの順に有しており、
    該ヒートシール層は、該易静音剥離性積層体の片側の表面層であり、エチレン-(メタ)アクリル酸エステル共重合体を含有しており、
    該エチレン-(メタ)アクリル酸エステル共重合体は、(メタ)アクリル酸エステル由来部の含有率が10質量%以上、30質量%以下であり、
    該エチレン-(メタ)アクリル酸エステル共重合体の、前記ヒートシール層中の含有率は、95.1質量%以上、97.0質量%以下であり、
    該ヒートシール層が、さらに、粘着性樹脂を含有し、
    該粘着性樹脂が、脂肪族系炭化水素樹脂、脂環式脂肪族系炭化水素樹脂、芳香族系炭化水素樹脂、ポリテルペン系樹脂、ロジン類、スチレン系樹脂、クマロン・インデン樹脂からなる群から選ばれる1種または2種以上であり、
    該ヒートシール層中の該粘着性樹脂の含有率は、0.1質量%以上、5質量%以下であり、
    該貼り合わせ層は、LDPEおよび/またはLLDPEを含有し、
    該剛性調節層は、HDPEおよび/またはMDPEを含有することを特徴とする、易静音剥離性積層体。
  2. 前記ヒートシール層が、さらに、充填材を含有することを特徴とする、
    請求項1に記載の、易静音剥離性積層体。
  3. 前記充填材が、タルク、シリカ、合成ゼオライトからなる群から選ばれる1種または2種以上であることを特徴とする、
    請求項に記載の、易静音剥離性積層体。
  4. 前記ヒートシール層の厚さが、5μm以上、30μm以下であることを特徴とする、
    請求項1~3の何れか1項に記載の、易静音剥離性積層体。
  5. 被着体と一旦ヒートシールして、その後に剥離する際に、前記被着体の表面とのヒートシール界面が剥離することを特徴とする、
    請求項1~4の何れか1項に記載の、易静音剥離性積層体。
  6. 請求項1~5の何れか1項に記載の易静音剥離性積層体から作製されたることを特徴とする、易静音開封性包装材料。
  7. 請求項1~5の何れか1項に記載の易静音剥離性積層体から作製され、
    底材とヒートシールして容器を形成する為に用いられることを特徴とする、易静音開封性蓋材。
  8. 前記底材が、ヒートシールされる表面に、A-PET、ポリプロピレン、ポリスチレンからなる群から選ばれる1種を含有することを特徴とする、
    請求項7に記載の、易静音開封性蓋材。
  9. 請求項7または8に記載の易静音開封性蓋材と、前記底材とからなる、易静音開封性容器。
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