JP7383792B2 - 効果色の堅牢なカラーマッチングと調整工程のための方法及びシステム - Google Patents

効果色の堅牢なカラーマッチングと調整工程のための方法及びシステム Download PDF

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Description

本開示は、カラーマッチングのためのマッチメトリックを提供し、目標コーティングと/へ少なくとも1つのサンプルコーティングを調整するための方法及びシステムに関する。
一般に効果色はアルミニウム及び/又は干渉性の顔料フレークを含む。この種の顔料フレークは、塗料中で小さな鏡のように作用し、非等方性の光反射挙動を有する。光反射は、乾燥塗料中の顔料フレークの配向の分散に強く依存する。
以下では「コーティング」又は「カラーコーティング」とも呼ばれる乾燥塗料層中の効果顔料フレークの配向は、塗料塗布と乾燥工程に強く依存し、制御が困難である。塗料塗布工程、特に手動スプレー工程では、小さな工程の変動がしばしば顕著である。そのため、今日では、変動を減らすために、自動/ロボット塗布工程がよく使用されている。
上述した変動は、カラーマッチング及び調整工程にも強い影響を与える。効果顔料の配向の変動は、測定されるカラーコーティングの光反射の不確実性(塗布ごとに変化する可能性がある)につながる。カラーマッチング及び調整工程では、各色の偏差(特にフレークの配向の変動によって引き起こされる)は、マッチングアルゴリズムを起動し、結果として生じる色差が補正されるように塗料の配合/処方を変更する。色の調整は反復的プロセスである。色とともにフレークの配向が調整ステップごとに変化する場合、色調整工程はゆっくり収束する。
したがって、本開示の目的は、カラーマッチング及び調整工程において、効果顔料の配向の変動を考慮する可能性を提供することである。
本開示は、独立請求項の特徴を有するシステム及び方法を提供する。実施形態は、従属請求項と説明と図面の対象である。
塗料コーティング中に均一に分散された複数の効果顔料フレークの1つの統計的に生じ得る配向を模式的に示している。 異なる測定ジオメトリでのカラーコーティングのスペクトル測定に関する図を示している。 図3a及び図3bは、異なる測定ジオメトリでの第1サンプルカラーコーティングと第2サンプルカラーコーティングのスペクトル測定に関するそれぞれの図を示している。 提案されたシステムの一実施形態の概略図を示している。
今日、カラーマッチング及び調整工程は、マルチアングル分光計、例えばByk-Mac(登録商標)I、又はXRite MA(登録商標)-Tファミリーの分光計などを使用したデジタルカラー測定に基づいている。カラーコーティングの反射率は、複数のジオメトリ(照射及び観察方向/角度)から測定される。典型的な測定ジオメトリ(以下では計測ジオメトリとも呼ぶ)は、コーティングの表面法線に対して測定される45°の固定照射角と、鏡面角すなわち鏡面方向に対してそれぞれ測定されて-15°、15°、25°、45°、75°、110°の視野角であり、該鏡面方向は、カラーコーティング表面の法線に対してそれぞれの光線の入射方向と同じ角度をなす出射方向として定義される。1つは、視野角が鏡面角度に関してそれぞれ測定されて-15°、15°及び25°を含む群から選択される場合に、グロスジオメトリを指し;1つは、視野角が鏡面角度に対してそれぞれ測定されて45°、75°及び110°を含む群から選択される場合に、フロップジオメトリを指す。また、視野角を一定に保ち、照射角を変化させることも可能である。本開示の範囲では、「測定ジオメトリ(measure geometry)」及び「計測ジオメトリ(measurement geometry)」という用語は同義的に使用される。
既知のカラーマッチング及び調整工程の基本構造:
1.目標色、すなわち目標コーティングのスペクトル曲線(スペクトル曲線)を測定する。
2.サンプル色、すなわちサンプルコーティングのスペクトル曲線(スペクトル曲線)を測定する。
3.目標色及びサンプル色、すなわち目標コーティング及びサンプルコーティングの色値を、例えばCIELab色空間(Lab値又はLCh値)で計算する。
4.目標色及びサンプル色、すなわち目標コーティング及びサンプルコーティング間の色差のメトリック(「コスト関数」)を、すべてのジオメトリ例えばCIEdEについて決定する。
5.色差メトリック(「コスト関数」)が最小になるように(一般的にはカラーマッチングアルゴリズムによって行われる)、サンプルコーティングの配合を変更する。
目標色及びサンプル色の間、すなわち目標コーティング及びサンプルコーティングの間の決定された色差は、少なくとも3つの効果から生じる:
1.最適でない塗料の配合
2.効果顔料の配向の相違/変動
3.効果顔料の配向の系統的な差
最適ではない塗料の配合は、サンプルコーティングの系統的な色差につながり、それぞれの配合の変更を介してカラーマッチングアルゴリズムによって修正されることになっている。効果顔料の配向の相違は、統計的誤差である。可変エラー/バイアスとして、それらはカラーマッチングアルゴリズムを妨害し、調整工程の悪い収束につながる。効果顔料の配向の系統的な差は、例えば異なる塗料塗布工程(異なるスプレーガン、乾燥工程など)によって引き起こされる可能性があり、サンプルコーティングの系統的な(一定の)色差をもたらし、色調整アルゴリズムによって補正されることになっている。
フレークの配向違いに起因する色差は、典型的に、フロップジオメトリ(45°、75°、110°の測定ジオメトリ)よりも、かなり強くグロスジオメトリ(例えば、-15°、15°、25°の測定ジオメトリ)に影響し、色相メトリックよりも明度及び彩度メトリックに影響することがわかっている。
今日では、この問題に対する解決策は、低い重み係数を使用してのみグロスジオメトリの色差メトリックを評価する(又は、これらのジオメトリの一部を全体的に無視する)ことである。しかし、多くの場合、グロスジオメトリは、効果色素及び色相に関する重要な特性情報を含む。
より良い解決策として、本開示は、請求項1にしたがって、目標コーティング及び少なくとも1つのサンプルコーティングの色のマッチング及び調整のためのマッチメトリックを提供するコンピュータ実装された方法を提供し、該方法は少なくとも以下の工程:
a) 少なくとも1つの通信インターフェースを介して、目標コーティングの比色データ及びサンプルコーティングの比色データを取得する工程であって、目標コーティングの比色データは、1つ以上の測定ジオメトリで測定された目標コーティングのスペクトル曲線(複数可)を含み、サンプルコーティングの比色データは、1つ以上の測定ジオメトリで決定されたサンプルコーティングのスペクトル曲線(複数可)を含み、1つ以上の測定ジオメトリの少なくとも1つはグロスジオメトリである、工程と;
1つ以上のプロセッサを使用することによって:
b) 非線形スケーリング関数を用いることによって、1つ以上の測定ジオメトリのそれぞれ1つで測定された目標コーティングのスペクトル曲線と、1つ以上の測定ジオメトリのそれぞれ1つで測定されたサンプルコーティングのスペクトル曲線のそれぞれを正規化する工程と;
c) 少なくとも、1つ以上の測定ジオメトリの少なくとも1つのグロスジオメトリについて、及び多数の波長値について、1つ以上の測定ジオメトリのそれぞれ1つで測定された目標コーティングの正規化されたスペクトル曲線それぞれの正規化された1次微分値と、1つ以上の測定ジオメトリのそれぞれ1つで測定されたサンプルコーティングの正規化されたスペクトル曲線それぞれの正規化された1次微分値と、を生成する工程と;
d) 少なくとも、少なくとも1つのグロスジオメトリについて、及び多数の波長値の各波長値について、目標コーティングの正規化された反射率曲線の正規化された1次微分値と、サンプルコーティングの正規化された反射率曲線の正規化された1次微分値との差値を生成する工程と;
e) 少なくとも1つのグロスジオメトリについて生成された差値に少なくとも基づいて、目標コーティング及びサンプルコーティングの第1マッチメトリックを生成する工程と;
f) 第1マッチメトリックに基づいてマッチメトリックを生成し、生成されたマッチメトリックを出力デバイスに出力する工程と、
を含む。
本開示の範囲では、「スペクトル曲線」、「スペクトル反射率曲線」及び「反射率曲線」という用語は同義的に使用される。
一態様によれば、目標コーティングのスペクトル曲線(複数可)及びサンプルコーティングのスペクトル曲線(複数可)は、多数の波長値について測定又は決定された目標コーティングの反射値及びサンプルコーティングの反射値によってそれぞれ定義される。少なくとも、1つ以上の測定ジオメトリの少なくとも1つのグロスジオメトリについて、1つ以上の測定ジオメトリのそれぞれ1つで測定された目標コーティングの反射値及び1つ以上の測定ジオメトリのそれぞれ1つで決定されたサンプルコーティングの反射値のそれぞれは、スケーリング関数、例えば、非線形スケーリング関数を使用して正規化される。さらに、少なくとも、1つ以上の測定ジオメトリの少なくとも1つのグロスジオメトリについて、多数の波長値の各波長値に対する目標コーティングの正規化された反射値からの目標コーティングの正規化された反射率曲線と、多数の波長値の各波長値に対するサンプルコーティングの正規化された反射値からのサンプルコーティングの正規化された反射率曲線とが生成される。
多数の波長値について、及び少なくとも、1つ以上の測定ジオメトリの少なくとも1つのグロスジオメトリについて、波長に対する目標コーティングの正規化された反射率曲線の正規化された1次微分値と、波長に対するサンプルコーティングの正規化された反射率曲線の正規化された1次微分値とが生成される。最後に、少なくとも、1つ以上の測定ジオメトリの少なくとも1つのグロスジオメトリについて、及び多数の波長値の各波長値について、目標コーティングの正規化された反射率曲線の正規化された1次微分値と、サンプルコーティングの正規化された反射率曲線の正規化された1次微分値の間の差値が生成される。第1マッチメトリックは、多数の波長値の全てについての差値に基づいて生成される。
提案された方法の1つの可能な実施形態によれば、目標コーティングの正規化された1次微分値及びサンプルコーティングの正規化された1次微分値は、それぞれ、波長に関して、角度表現に変換される。
提案された方法の一実施形態によれば、目標コーティングの正規化された1次微分値とサンプルコーティングの正規化された1次微分値はそれぞれ、以下の式に従って、それぞれの波長値について二次元ベクトルとして表される:
Figure 0007383792000001
ここで、
Figure 0007383792000002
であり、
式中
Figure 0007383792000003
は、
Figure 0007383792000004
での目標コーティングの正規化された反射値を示し、
Figure 0007383792000005
は、
Figure 0007383792000006
での目標コーティングの正規化された反射値を示し、
Figure 0007383792000007
は、
Figure 0007383792000008
でのサンプルコーティングの正規化された反射値を示し、
Figure 0007383792000009
は、
Figure 0007383792000010
でのサンプルコーティングの正規化された反射値を示し、
Figure 0007383792000011
は非線形減衰パラメータであり、例えば
Figure 0007383792000012
であり、及び
Figure 0007383792000013
は、2つの正規化されたベクトル
Figure 0007383792000014
との間の角度を示し、ベクトル
Figure 0007383792000015
は、
Figure 0007383792000016
での目標コーティングの反射率曲線の正規化された勾配を示し、及びベクトル
Figure 0007383792000017
でのサンプルコーティングの反射率曲線の正規化された勾配を示す。したがって、
Figure 0007383792000018
での両方のスペクトル曲線間の正規化された差値/角度の一種を示す。
一態様によれば、多数の波長値の波長値は、最小波長値から最大波長値までの区間から選択され、最小波長値は約420nm、最大波長値は約680nm、すなわち:
Figure 0007383792000019
であり、
式中、
Figure 0007383792000020
の間の測定された反射値の数は
Figure 0007383792000021
であり、それぞれの反射値のインデックスは
Figure 0007383792000022
である。
人間の目は特に400nmから700nmの範囲で動作するため、波長値のこの範囲は非常に重要である。420nm未満のスペクトル範囲は、例えばUVブロッカーなどのコーティング中の添加物によって引き起こされる測定の不確実性のため、分析から除外されることができる。680nmを超えるスペクトル範囲は、隠蔽力に関する塗料層の限界と、結果として生じる基材の色との干渉のため、分析から除外されることができる。
提案された第1マッチメトリックは、目標コーティングに関連する色とサンプルコーティングに関連する色がCIELab空間の同じ点又は隣接する点上にある場合でも、目標コーティングとサンプルコーティングの差を識別することができる。これにより、メタメリズム効果を考慮し、識別することができる。
目標コーティングの正規化されたスペクトル反射率曲線は、正規化された
Figure 0007383792000023
によって与えられ/定義される。
サンプルコーティングの正規化されたスペクトル反射率曲線は、正規化された
Figure 0007383792000024
によって与えられ/定義される。
比較のために、反射値は、非線形スケーリング関数
Figure 0007383792000025
ここで、
Figure 0007383792000026
ここで、
Figure 0007383792000027
として選択されたスケーリング関数によって正規化され、
式中、
Figure 0007383792000028
は:
Figure 0007383792000029
によって与えられ、
ここで、
Figure 0007383792000030
であり、
式中、
Figure 0007383792000031
は、
Figure 0007383792000032
の両方を示し、式中、
Figure 0007383792000033
Figure 0007383792000034
でのターゲットコーティングの反射値であり、
Figure 0007383792000035
は、
Figure 0007383792000036
でのサンプルコーティングの反射値である。
Figure 0007383792000037
は、XYZ色空間からCIELab色空間に色を変換するための明度(L)アルゴリズムに関する。Lメトリックは、人間の目の明るさに対する対数反応を模倣することを目的としている。スケーリング関数は、明度の知覚性を線形化しようとしている。
提案された方法の一態様によると、第1マッチメトリックは以下のように選択される:
Figure 0007383792000038
式中、nは整数であり、
Figure 0007383792000039
は、線形のスケーリング係数であり、例えば
Figure 0007383792000040
提案された方法のさらなる態様によれば、第1マッチメトリックは以下のように選択される:
Figure 0007383792000041
式中、nは整数であり、
Figure 0007383792000042
は、線形のスケーリング係数であり、例えば
Figure 0007383792000043
である。
Figure 0007383792000044
は、
Figure 0007383792000045
のスケールを一緒に定義する(上記の式を参照)ように、自由に選択可能である。
特に有利なのは、第1マッチメトリックが、目標コーティングとサンプルコーティングの両方が効果顔料を含む場合に使用されることである。第1マッチメトリックは、測定されるカラーコーティングの光反射の不確実性につながり得る効果顔料の配向の変動を考慮することができる。フレーク/効果顔料の配向の変動に引き起こされる色差は、通常、フロップジオメトリ(45°、75°、110°)よりもグロスジオメトリ(-15°、15°、25°)にはるかに強く影響し、色相メトリックよりも明度及び彩度メトリックに影響する。第1マッチメトリックは、フレーク/効果顔料の配向の変動によって引き起こされる色差に影響されないように決定される。第1マッチメトリックは、スケールでの値、すなわち、CIELab色空間、及び、例えば明度差メトリックdL及び色差メトリックdEのようにCIELab色空間において定義されるCIELab色距離メトリックのスケール空間と比較可能なスケール空間における値を生成する。したがって、カラーマッチング、調整及び検索工程で利用可能なほとんどの比色データは、比較可能なスケールで提供されることができ、したがって全体的な視点での比色データの解釈が容易になる。スケーリング関数により、第1マッチメトリックの得られた値は、目標コーティングの絶対的な色座標、特にその明度Lに関係なく、解釈されることができる。
提案された方法のさらに別の実施形態では、本方法は、以下の工程:
g)少なくとも1つの通信インターフェースを介して、目標コーティングのさらなる比色データ及びサンプルコーティングのさらなる比色データを取得する工程であって、目標コーティングの比色データは、1つ以上の測定ジオメトリで測定された目標コーティングの比色座標を含み、サンプルコーティングの比色データは、1つ以上の測定ジオメトリで決定されたサンプルコーティングの比色座標を含み、1つ以上の測定ジオメトリの少なくとも1つはフロップジオメトリである、工程と;
そして1つ以上のプロセッサを使用することによって:
h)目標コーティングの比色座標とサンプルコーティングの比色座標に基づいて、少なくとも、少なくとも1つのフロップジオメトリについて色差値を生成する工程と;
i)少なくとも1つのフロップジオメトリについて生成された色差値に少なくとも基づいて、目標コーティングとサンプルコーティングの第2マッチメトリックを生成する工程と;
j)増幅する工程、すなわち、第2マッチメトリックによってマッチメトリックを強化する工程と、
をさらに含む。
マッチメトリックは、今やフロップジオメトリとグロスジオメトリの両方を考慮している。このようにして、サンプルコーティングの初期配合は、第1マッチメトリックと第2マッチメトリックの両方を最小化するように変更される。
比色座標が得られる1つ以上の測定ジオメトリは、スペクトル曲線が得られる1つ以上の測定ジオメトリの少なくとも1つを含んでいてよい。つまり、工程g)で述べられた1つ以上の測定ジオメトリの群は、工程a)で述べられた1つ以上の測定ジオメトリの群と少なくとも重なっていてよい。しかしながら、工程a)の1つ以上の測定ジオメトリの群は、少なくとも1つのグロスジオメトリを含むのに対し、工程g)の1つ以上の測定ジオメトリの群は、少なくとも1つのフロップジオメトリを含む。
本開示のさらなる態様によれば、本方法は、以下の工程:
k)1つ以上のプロセッサを使用して、マッチメトリックを最小化するように、サンプルコーティングの初期配合を変更する工程、
をさらに含む。
サンプルコーティングの初期配合/処方は、事前に与えられるか、又はコーティング組成物の配合及び相互関連する比色データを含む配合データベースから選択されることができる。比色データ、特に、事前に与えられたサンプルコーティングの初期配合のスペクトル曲線は、参照塗布工程について得られたトレーニングデータによって学習された放射伝達モデル、例えば物理モデル(例えば「Kubelka-Munk」モデルなど)又は統計モデル(例えばニューラルネットワークなど)によって、測定又は決定されることができる。
「変更」は、初期処方に1つ以上の成分を混合すること、及び/又は初期処方から1つ以上の成分を省略すること、及び/又は初期処方の1つ以上の成分のそれぞれの濃度/量を変化させることを含み、その結果、変更された処方を得る。
提案された方法のさらなる実施形態によれば、少なくとも1つのグロスジオメトリのグロスジオメトリは、鏡面角度に対してそれぞれ測定される-15°、15°、及び25°を含む群から選択される。
提案された方法のさらに別の実施形態によれば、少なくとも1つのフロップジオメトリのフロップジオメトリは、鏡面角度に対してそれぞれ測定される45°、75°及び110°を含む群から選択される。
本開示の1つの可能な態様においては、第1マッチメトリックは、1つ以上の測定ジオメトリの少なくとも1つのグロスジオメトリ(のみ)についての、目標コーティングの正規化されたスペクトル曲線の正規化された1次微分値と、1つ以上の測定ジオメトリの少なくとも1つのグロスジオメトリ(のみ)についての、サンプルコーティングの正規化されたスペクトル曲線の正規化された1次微分値との間の差値に、それぞれ基づいて生成され、このようにして、グロスマッチメトリックが形成される。さらに、第2マッチメトリックは、少なくとも1つのフロップジオメトリについて生成された色差値(のみ)に基づいて生成され、このようにして、フロップマッチメトリックが形成される。
このようにして、提供される方法の一実施形態によれば、フロップジオメトリについてのみ(又はグロスジオメトリに対しても小さな重み付け係数により)色差メトリック(第2マッチメトリック)を評価し、このようにフロップマッチメトリックを形成し、グロスジオメトリに対して別のメトリック(第1マッチメトリック)を評価し、したがってグロスマッチメトリックを形成することが提案される。グロスマッチメトリックは、効果顔料の配向の相違を除外し、目標コーティングの顔料選択に関する特徴的情報を可能な限り保持することを想定されている。
塗料中、すなわち、目標コーティング及びサンプルコーティングのそれぞれの中の色素に関する特徴的情報は、測定されたスペクトル曲線、特に測定された反射率曲線のそれぞれの形状に含まれている。本開示の範囲では、「スペクトル曲線」及び「反射率曲線」という用語は同義的に使用される。顔料は、典型的な吸収及び散乱特性を有しており、これはスペクトル曲線に特徴的な識別特徴を生じる。分析のためには、反射値の絶対的な強度は、正規化されたスペクトル曲線の1次微分によってエンコードされる反射率曲線/スペクトル曲線の形状よりも重要ではない。
本開示によれば、グロスジオメトリについての有用なメトリックは、目標コーティングとサンプルコーティングの正規化されたスペクトル曲線の正規化された1次微分の差である。このメトリックは、スペクトル曲線の形状に関する情報を含み、反射値の絶対強度に関する情報は含まない。
本開示の別の可能な態様では、マッチメトリックを、第1及び第2マッチメトリックの組み合わせに基づいて、1つ以上の測定ジオメトリ(グロスジオメトリ及びフロップジオメトリ)の少なくとも1つについて、例えば、各測定ジオメトリについての第1及び第2マッチメトリックの加重和によって計算することができ、これにより混合メトリックを形成することができる。
塗料塗布の変動によって生じる干渉を除外するが塗料中の色素に関する特徴的な情報を保持するために、特にグロスジオメトリ(例えば、-15°、15°、25°)について、マッチメトリックとして正規化されたスペクトル曲線それぞれの正規化された1次微分値を使用する方策は、色検索、例えば色差メトリック及び任意でテクスチャの差のメトリックとのマッチング、及び調整の分野における他のメトリックと組み合わせることもできる。
本開示はさらに、目標コーティング及び少なくとも1つのサンプルコーティングの色をマッチング及び調整するためのマッチメトリックを提供するシステムに関し、前記システムは以下:
A)コンピューティングデバイスと;
B)コンピュータプログラム製品であって、コンピューティングデバイスに機能的に連結されたコンピュータ可読記憶媒体上に格納され、作動時にコンピューティングデバイスにコンピューティング工程を実行させるコンピュータ実行可能コードを含むコンピュータプログラム製品と、を含み、
コンピューティング工程は以下の工程:
B1)目標コーティングの比色データ及びサンプルコーティングの比色データを取得する工程であって、目標コーティングの比色データは、1つ以上の測定ジオメトリで測定された目標コーティングのスペクトル曲線(複数可)を含み、サンプルコーティングの比色データは、1つ以上の測定ジオメトリで決定されたサンプルコーティングのスペクトル曲線(複数可)を含み、1つ以上の測定ジオメトリの少なくとも1つはグロスジオメトリである、工程と;
B2)非線形スケーリング関数を使用することによって、1つ以上の測定ジオメトリのそれぞれ1つで測定された目標コーティングのスペクトル曲線と、1つ以上の測定ジオメトリのそれぞれ1つで決定されたサンプルコーティングのスペクトル曲線のそれぞれを正規化する工程と;
B3)少なくとも、1つ以上の測定ジオメトリの少なくとも1つのグロスジオメトリについて、及び多数の波長値について、1つ以上の測定ジオメトリのそれぞれ1つで測定された目標コーティングの正規化されたスペクトル曲線それぞれの正規化された1次微分値と、1つ以上の測定ジオメトリのそれぞれ1つで決定されたサンプルコーティングの正規化されたスペクトル曲線それぞれの正規化された1次微分値とを生成する工程と;
B4)少なくとも、1つ以上の測定ジオメトリの少なくとも1つのグロスジオメトリについて、及び多数の波長値の各波長値について、目標コーティングの正規化されたスペクトル曲線それぞれの正規化された1次微分値と、サンプルコーティングの正規化されたスペクトル曲線それぞれの正規化された1次微分値の間の差値を生成する工程と;
B5)少なくとも1つのグロスジオメトリについて生成された差値に少なくとも基づいて、目標コーティングとサンプルコーティングの第1マッチメトリックを生成する工程と;
B6)第1マッチメトリックに基づいてマッチメトリックを生成し、生成されたマッチメトリックを1つ以上の出力ユニット、すなわち出力デバイスを介して出力する工程と、
を含む。
提案されたシステムの一実施形態によれば、システムはさらに:
C)カラー測定デバイスと、
D)コーティング組成物の配合及び相互関連する比色データを含む配合データベースであって;コンピューティングデバイスが、カラー測定デバイス及び配合データベースに機能的に連結されている、配合データベースと、
を含む。コンピューティングデバイスは、入力デバイス及び表示デバイスをさらに含むことができる。
一般的に、カラー測定デバイスは分光計であり、特にマルチアングル分光計、例えばByk-Mac(登録商標)I、又はXRite MA(登録商標)-Tファミリーの分光計などである。
さらに別の態様では、コンピューティング工程は、以下の工程:
B7)目標コーティングのさらなる比色データ及びサンプルコーティングの比色データを取得する工程であって、目標コーティングの比色データは、1つ以上の測定ジオメトリで測定された目標コーティングの比色座標を含み、サンプルコーティングの比色データは、1つ以上の測定ジオメトリで決定されたサンプルコーティングの比色座標を含み、1つ以上の測定ジオメトリの少なくとも1つはフロップジオメトリである、工程と;
B8)目標コーティングの比色座標とサンプルコーティングの比色座標に基づいて、少なくとも、少なくとも1つのフロップジオメトリについて色差値を生成する工程と;
B9)少なくとも1つのフロップジオメトリについて生成された色差値に少なくとも基づいて、目標コーティングとサンプルコーティングの第2マッチメトリックを生成する工程と;
B10)増幅する工程、すなわち、第2マッチメトリックによってマッチメトリックを強化する工程と、
をさらに含む。
本システムの別の実施形態によれば、コンピューティング工程は、目標コーティングと少なくとも1つのサンプルコーティングの色をマッチングするためのマッチング工程をさらに含み、マッチング工程は、少なくとも以下の工程:
B11)目標コーティングの比色データに基づいて、配合データベースから1つ以上の予備的マッチング処方を取得する工程と;
B12)マッチメトリックを最小化するように、1つ以上の予備的マッチング処方から少なくとも1つの処方を選択する工程と、
を含む。
請求されたシステムのさらに別の実施形態によれば、コンピューティング工程は、以下の工程:
B13)マッチメトリックを最小化するように、サンプルコーティングの処方を変更する工程、
をさらに含む。
一般に、少なくともカラー測定デバイス、コンピューティングデバイス、及び配合データベースは、それぞれの通信接続を介して相互にネットワーク化されている。システムの異なる構成要素間の各通信接続は、それぞれ、直接接続又は間接接続であってよい。各通信接続は、有線接続、又は、無線接続であってよい。各適切な通信技術が使用されてよい。配合データベース、カラー測定デバイス、コンピューティングデバイスは、それぞれ相互に通信するための1つ以上の通信インターフェースを含んでよい。このような通信は、ファイバ分散データインタフェース(FDDI)、デジタル加入者回線(DSL)、イーサネット(登録商標)、非同期転送モード(ATM)又はその他の有線伝送プロトコルなどの有線データ伝送プロトコルを用いて実行されてよい。あるいは、通信は、汎用パケット無線サービス(GPRS)、ユニバーサル移動体通信システム(UMTS)、符号分割多重アクセス(CDMA)、ロング・ターム・エボリューション(LTE)、無線ユニバーサルシリアルバス(USB)、及び/又はその他の任意の無線プロトコルなど、さまざまなプロトコルのいずれかを使用して、無線通信ネットワークを介して無線で行われてよい。それぞれの通信は、無線通信及び有線通信を組み合わせたものであってもよい。
コンピューティングデバイスは、タッチスクリーン、音声入力、動作入力、マウス、キーパッド入力及び/又は類似のものなどの1つ以上の入力ユニットを含んでよく、又はそれらと接続されていてよい。さらに、コンピューティングデバイスは、オーディオ出力、ビデオ出力、スクリーン/ディスプレイ出力及び/又は類似のものなどの1つ以上の出力ユニットを含んでよく、又はこれらと接続されていてもよい。コンピューティングデバイスは、本明細書で述べた1つ以上のプロセッサを含んでよい。
本開示は、前述の提案されたシステムが含むコンピュータプログラム製品及びコンピュータ可読記憶媒体にも関する。
本発明の実施形態は、スタンドアロンユニットであり得る、又は、例えばインターネット又はイントラネットなどのネットワークを介して、例えばクラウドに配置された中央コンピュータと通信する1つ以上のリモート端末又はデバイスを含む、コンピュータシステムと共に使用されてよく、又は組み込まれていてもよい。このように、本明細書に記載のコンピューティングデバイス及び関連の構成要素は、ローカルコンピュータシステムの一部、又はリモートコンピュータ、又はオンラインシステム、又はそれらの組み合わせであってよい。本明細書に記載の配合データベース及びソフトウェアは、コンピュータ内部メモリ又は非一時的コンピュータ可読記憶媒体に格納されていてよい。
本開示の範囲内では、データベースは、データ保存ユニットの一部であってよく、又はデータ保存ユニット自体を表してよい。「データベース」及び「データ保存ユニット」という用語は、同義的に使用される。
本開示は、塗料塗布工程の変動に起因する干渉を除外し、塗料の色素に関する特徴的な情報を保持するシステム及び方法/メトリックについて記載している。これにより、塗料塗布工程の変動により良く対処し、(塗装ラインの)参照/目標塗料塗布工程と比較して、塗料塗布工程が変化した場合のより良いマッチングを可能にする。
提案された方法及びシステムは、カラーマッチング及び調整工程をより良く収束させることができる。少なくとも1つのサンプルコーティングが目標コーティングとは異なる塗料塗布工程で塗布されていても、十分に色をマッチングさせることが可能である。さらに、色の開発と顧客サービスのマッチングのための、それぞれの研究室で必要な労力を削減することができる。全体としてのカラーマッチング工程は、より信頼性が高くより迅速である。
本発明は、以下の実施例でさらに定義される。これらの実施例は、本発明の好ましい実施形態を示すことにより、説明のためにのみ与えられていることを理解すべきである。上述の議論及び実施例から、当業者は、本発明の本質的な特徴を特定することができ、その精神及び範囲から逸脱することなく、本発明を様々な用途及び条件に適合させるために、本発明の様々な変化及び変更を行うことができる。
図面の詳細な説明
メタリックコーティングは、自動車産業又は電子製品などのその他の製品の外装仕上げとしてよく使用されている。一般的に、メタリック仕上げは、ポリマーバインダー中に金属フレーク、典型的にはアルミニウムフレークを含む。このようなメタリックコーティングの光学的外観に影響を与える典型的な特性は、金属フレーク及び他の顔料/添加剤のサイズ、形状、表面粗さ、濃度、及び空間的配向である。フレークの配向と、ある程度のフレークの表面粗さは、メタリックコーティングによって散乱される光の分散に影響を与える。フレークの配向は、塗布処理、すなわちコーティング塗布の処理条件に強く依存する。
図1は、塗料コーティング、すなわち、表面111を有する効果色のカラーコーティング110を示す。カラーコーティング110は、コーティング110内にアルミニウム及び/又は干渉顔料フレークなどの効果顔料フレーク112として均一に分散している効果顔料を含む。図1は、斜めの顔料フレーク112の光線軌跡を示している。
コーティング110を照射するとき、光源114からの入射光線115は、照射方向fでコーティング110の表面111に向けられ、照射角度qで表面111に当たる。図1は、光学的ジオメトリを示し、q及びqは、コーティング110の表面111の法線Nに関して測定された入射角及び散乱角である。
入射光線115は、コーティング面111で光線116として屈折される。光線116は、コーティング面111の法線Nに関して測定した角度q’iで配向される。光線116は、フレーク112の表面に
Figure 0007383792000046
に当たり、フレーク112の表面によって散乱方向f’で光線117として反射される。光線117は、角度q’でコーティング面111に当たり、表面コーティング111で再び屈折し、光線118として散乱方向fで散乱角度qでコーティング110を離れる。フレーク法線N’は、コーティング面111の法線Nに対して角度bで配向されている。
図2は、異なる測定ジオメトリでのカラーコーティングのスペクトル測定を示している。メタリック顔料サンプルコーティングの面内双方向反射率は、マルチアングル分光計、例えばByk-Mac(登録商標)I又はXRite MA(登録商標)-Tファミリーの分光計などを使用して測定された。サンプルコーティングの反射率は、いくつかのジオメトリ、すなわち、鏡面反射角に対してそれぞれ-15°、15°、25°、45°、75°、110°の視野角で測定される。
図2は、スペクトル測定の図を示している。入射光束の波長は横軸210に沿って(単位nmで)プロットされている。サンプルコーティングの反射率は、縦軸220に沿ってプロットされている。曲線230は、-15°の視野角で測定されたサンプルコーティングの反射率を示し、曲線240は、15°の視野角で測定されたサンプルコーティングの反射率を示し、曲線250は、25°の視野角で測定されたサンプルコーティングの反射率を示し、曲線260は、45°の視野角で測定されたサンプルコーティングの反射率を示し、曲線270は、75°の視野角で測定されたサンプルコーティングの反射率を示し、曲線280は、110°の視野角で測定されたサンプルコーティングの反射率を示している。フロップ角度45°、75°及び110°では、小さな反射値のみ測定される。さらに、波長に依存するそれぞれの曲線の形状のわずかな相違が観察される。
図3aは、同じ色であるが、塗布に相違がある2つのサンプルコーティングのスペクトル測定の図を示している。入射光束の波長は、横軸310に沿って(単位nmで)プロットされている。第1サンプルコーティングと第2サンプルコーティングのそれぞれの反射率は、縦軸320に沿ってプロットされている。曲線330は、-15°の視野角で測定された第1サンプルコーティングの反射率を示し、曲線340は、15°の視野角で測定された第1サンプルコーティングの反射率を示し、曲線350は、25°の視野角で測定された第1サンプルコーティングの反射率を示し、曲線360は、45°の視野角で測定された第1サンプルコーティングの反射率を示し、曲線370は、75°の視野角で測定された第1サンプルコーティングの反射率を示し、曲線380は、110°の視野角で測定された第1サンプルコーティングの反射率を示している。曲線335は、視野角-15°で測定された第2サンプルコーティングの反射率を示し、曲線345は、視野角15°で測定された第2サンプルコーティングの反射率を示し、曲線355は、視野角25°で測定された第2サンプルコーティングの反射率を示し、曲線365は、視野角45°で測定された第2サンプルコーティングの反射率を示し、曲線375は、視野角75°で測定された第2サンプルコーティングの反射率を示し、曲線385は、視野角110°で測定された第2サンプルコーティングの反射率を示している。第1サンプルコーティングの効果顔料は、第2サンプルの効果顔料よりも優れた配向性を有し、すなわち、第1サンプルコーティングの効果顔料は、第2サンプルの効果顔料よりもコーティング表面に対して平行に配向する傾向があることが認識できる。したがって、第1サンプルコーティングは、特にグロス角-15°、15°及び25°において、第2サンプルコーティングよりも高い反射値を示す。フロップ角45°、75°、110°では、第1サンプルコーティングと第2サンプルコーティングは両方とも、それぞれの反射率曲線の形状において小さな反射値及び小さな相違のみを示す。
図3bは、図3aと同じスペクトル測定の図を示している。図3bにそれぞれの二重矢印305、306、307によって示すように、グロスジオメトリ、すなわち-15°、15°及び25°では、第1サンプルコーティング及び第2サンプルコーティングのスペクトル測定間にそれぞれのオフセットが明確に見られる。色素の特徴的情報は、スペクトル曲線のそれぞれ正規化された1次微分値を分析することによって、それぞれのスペクトル曲線の形状から抽出することができ、したがって、それぞれの反射率曲線の形状よりも重要性の低い反射値の絶対的な強度を無視することができる。
サンプルコーティング内に分散している効果顔料フレークの配向に応じて、入射光線は、それぞれのフレークが入射光線に対して鏡面反射方向に配向している場合、すなわちフレークの法線が入射光線と特定の視野角との間の反射軸となっている場合に、それぞれの顔料フレークによって特定の視野角(コーティング表面の鏡面反射角に対して測定)でのみ反射される。
図4は、提案されたシステムの一実施形態を模式的に示す。システム400は、少なくとも1つのサンプルコーティングの色を目標コーティングにマッチング及び調整するためのマッチメトリックを提供するように構成されている。システムは、コンピューティングデバイス410を備えている。システムはさらに、コンピュータ可読記憶媒体415に格納されたコンピュータ実行可能コードを含むコンピュータプログラム製品を備えている。ここに示す例では、コンピュータ可読記憶媒体415は、コンピューティングデバイス410の内部メモリに装荷されている。このように、コンピュータ可読記憶媒体415は、コンピューティングデバイス410に機能的に連結されている。コンピュータ可読記憶媒体415とコンピューティングデバイス410の他のいかなる機能的な連結も可能である。コンピュータ可読記憶媒体415は、コンピューティングデバイス410に作動時にコンピューティング工程を実行させ、前記コンピューティング工程は以下の工程:
B1)少なくとも1つの通信インターフェースを介して、目標コーティングの比色データ及びサンプルコーティングの比色データを取得する工程であって、目標コーティングの比色データは、1つ以上の測定ジオメトリで測定された目標コーティングのスペクトル曲線(複数可)を含み、サンプルコーティングの比色データは、1つ以上の測定ジオメトリで決定されたサンプルコーティングのスペクトル曲線(複数可)を含み、1つ以上の測定ジオメトリの少なくとも1つはグロスジオメトリである、工程と;
B2)スケーリング関数を使用することによって、1つ以上の測定ジオメトリのそれぞれ1つで測定された目標コーティングのスペクトル曲線と、1つ以上の測定ジオメトリのそれぞれ1つで決定されたサンプルコーティングのスペクトル曲線のそれぞれを正規化する工程と;
B3)少なくとも、1つ以上の測定ジオメトリの少なくとも1つのグロスジオメトリについて、及び多数の波長値について、1つ以上の測定ジオメトリのそれぞれ1つで測定された目標コーティングの正規化されたスペクトル曲線それぞれの正規化された1次微分値と、1つ以上の測定ジオメトリのそれぞれ1つで決定されたサンプルコーティングの正規化されたスペクトル曲線それぞれの正規化された1次微分値とを生成する工程と;
B4)少なくとも、1つ以上の測定ジオメトリの少なくとも1つのグロスジオメトリについて、及び多数の波長値の各波長値について、目標コーティングの正規化されたスペクトル曲線それぞれの正規化された1次微分値と、サンプルコーティングの正規化されたスペクトル曲線それぞれの正規化された1次微分値の間の差値を生成する工程と;
B5)少なくとも1つのグロスジオメトリについて生成された差値に少なくとも基づいて、目標コーティングとサンプルコーティングの第1マッチメトリックを生成する工程と;
B6)第1マッチメトリックに基づいてマッチメトリックを生成し、及び生成されたマッチメトリックを、ディスプレイデバイス430などの出力デバイス上/経由でユーザのために出力する工程と;
を含む。
ここに示す例では、システムは、カラー測定デバイス440と、コーティング組成物の配合及び相互関連する比色データを含む配合データベース420とをさらに備えている。
コンピューティングデバイス410は、カラー測定デバイス440及び配合データベース420と機能的に連結されている。コンピューティングデバイス410は、入力デバイス435及びディスプレイデバイス430をさらに備えている。
前記コンピューティング工程は以下の工程:
B7)少なくとも1つの通信インターフェースを介して、目標コーティングのさらなる比色データ及びサンプルコーティングの比色データを取得する工程であって、目標コーティングの比色データは、1つ以上の測定ジオメトリで測定された目標コーティングの比色座標を含み、サンプルコーティングの比色データは、1つ以上の測定ジオメトリで決定されたサンプルコーティングの比色座標を含み、1つ以上の測定ジオメトリの少なくとも1つはフロップジオメトリである、工程と;
B8)目標コーティングの比色座標とサンプルコーティングの比色座標に基づいて、少なくとも、少なくとも1つのフロップジオメトリについて色差値を生成する工程と;
B9)少なくとも1つのフロップジオメトリについて生成された色差値に少なくとも基づいて、目標コーティングとサンプルコーティングの第2マッチメトリックを生成する工程と;
B10)第2マッチメトリックによってマッチメトリックを強化する工程と、
をさらに含む。
前記コンピューティング工程は、少なくとも1つのサンプルコーティングの色を目標コーティングにマッチングさせるマッチング工程をさらに含み、前記マッチング工程は少なくとも以下の工程:
B11)前記サンプルコーティングの比色データに基づいて、前記配合データベースから1つ以上の予備的マッチング処方を取得する工程と;
B12)前記マッチメトリックを最小化するように、前記1つ以上の予備的マッチング処方から少なくとも1つを選択する工程と、
を含む。
最後に、サンプルコーティングの処方は、マッチメトリックを最小化するように変更されることができる。
参照記号の一覧
110 カラーコーティング
111 カラーコーティングの表面
112 効果顔料フレーク
114 光源
115 入射光線
116 光線
117 光線
118 光線
210 横軸
220 縦軸
230 -15°での反射率曲線
240 15°での反射率曲線
250 25°での反射率曲線
260 45°での反射率曲線
270 75°での反射率曲線
280 110°での反射率曲線
305,306,307 二重矢印
310 横軸
320 縦軸
330 -15°での反射率曲線
335 -15°での反射率曲線
340 15°での反射率曲線
345 15°での反射率曲線
350 25°での反射率曲線
355 25°での反射率曲線
360 45°での反射率曲線
365 45°での反射率曲線
370 75°での反射率曲線
375 75°での反射率曲線
380 110°での反射率曲線
385 110°での反射率曲線
410 コンピューティングデバイス
415 コンピュータ可読記憶媒体
420 配合データベース
430 出力デバイス
435 入力デバイス
440 カラー測定デバイス

Claims (9)

  1. 目標コーティング及び少なくとも1つのサンプルコーティングの色のマッチング及び調整のためのマッチメトリックを提供するコンピュータ実装された方法であって、
    前記方法は少なくとも以下の工程:
    a)少なくとも1つの通信インターフェースを介して、前記目標コーティングの比色データ及び前記サンプルコーティングの比色データを取得する工程であって、前記目標コーティングの前記比色データは、1つ以上の測定ジオメトリで測定された前記目標コーティングのスペクトル曲線(複数可)を含み、前記サンプルコーティングの前記比色データは、前記1つ以上の測定ジオメトリで決定された前記サンプルコーティングのスペクトル曲線(複数可)を含み、前記1つ以上の測定ジオメトリは、前記サンプルコーティングの表面法線に対して測定される45°の固定照射角と、鏡面角に対してそれぞれ測定されて-15°、15°、25°、45°、75°、110°の視野角を含み、前記1つ以上の測定ジオメトリの少なくとも1つはグロスジオメトリであり、前記少なくとも1つのグロスジオメトリは、鏡面角に対してそれぞれ測定された視野角が-15°、15°、25°を含む測定ジオメトリから選択される、工程と;
    1つ以上のプロセッサを使用することによって:
    b)スケーリング関数を用いることによって、前記1つ以上の測定ジオメトリのそれぞれ1つで測定された前記目標コーティングの前記スペクトル曲線と、前記1つ以上の測定ジオメトリのそれぞれ1つで決定された前記サンプルコーティングの前記スペクトル曲線のそれぞれを正規化する工程と;
    c)少なくとも、前記1つ以上の測定ジオメトリの少なくとも1つのグロスジオメトリについて、及び多数の波長値について、前記1つ以上の測定ジオメトリのそれぞれ1つで測定された前記目標コーティングの正規化されたスペクトル曲線それぞれの正規化された1次微分値と、前記1つ以上の測定ジオメトリのそれぞれ1つで決定された前記サンプルコーティングの正規化されたスペクトル曲線それぞれの正規化された1次微分値と、を生成する工程と;
    d)少なくとも、前記少なくとも1つのグロスジオメトリについて、及び前記多数の波長値の各波長値について、前記目標コーティングの正規化された反射率曲線の前記正規化された1次微分値と、前記サンプルコーティングの正規化された反射率曲線の前記正規化された1次微分値との間の差値を生成する工程と;
    e)前記少なくとも1つのグロスジオメトリについて生成された前記差値に少なくとも基づいて、前記目標コーティング及び前記サンプルコーティングの第1マッチメトリックを生成する工程と;
    g)少なくとも1つの通信インターフェースを介して、前記目標コーティングのさらなる比色データ及び前記サンプルコーティングの比色データを取得する工程であって、前記目標コーティングの前記比色データは、1つ以上の測定ジオメトリで測定された前記目標コーティングの比色座標を含み、前記サンプルコーティングの前記比色データは、前記1つ以上の測定ジオメトリで決定された前記サンプルコーティングの比色座標を含み、前記1つ以上の測定ジオメトリの少なくとも1つはフロップジオメトリである、工程と;
    前記少なくとも1つのフロップジオメトリは、視野角が45°、75°及び110°を含むフロップジオメトリから選択され、
    前記1つ以上のプロセッサを使用することによって:
    h)前記目標コーティングの前記比色座標と前記サンプルコーティングの前記比色座標に基づいて、少なくとも、前記少なくとも1つのフロップジオメトリについて色差値を生成する工程と;
    i)前記少なくとも1つのフロップジオメトリについて生成された前記色差値に少なくとも基づいて、前記目標コーティングと前記サンプルコーティングの第2マッチメトリックを生成する工程と;
    を含み、
    各測定ジオメトリについて前記第1マッチメトリックと前記第2マッチメトリックの加重和によって混合メトリックとしてのマッチメトリックを生成する、方法。
  2. 以下の工程:
    k)前記1つ以上のプロセッサを使用して、前記マッチメトリックを最小化するように、前記サンプルコーティングの配合を変更する工程、
    をさらに含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記目標コーティングと前記サンプルコーティングの両方が効果顔料を含む、請求項1又は2に記載の方法。
  4. 前記第1マッチメトリックは、前記1つ以上の測定ジオメトリの前記少なくとも1つのグロスジオメトリについての前記目標コーティングの正規化されたスペクトル曲線の前記正規化された1次微分値と、前記1つ以上の測定ジオメトリの前記少なくとも1つのグロスジオメトリについての前記サンプルコーティングの正規化されたスペクトル曲線の前記正規化された1次微分値との間の前記差値に基づいて生成され、したがってグロスマッチメトリックを形成する、請求項1~3のいずれか1項に記載の方法。
  5. 前記第2マッチメトリックは、前記少なくとも1つのフロップジオメトリについて生成された前記色差値に基づいて生成され、したがってフロップマッチメトリックを生成する、請求項1~4のいずれか1項に記載の方法。
  6. 少なくとも1つのサンプルコーティングの色を目標コーティングにマッチング及び調整するマッチメトリックを提供するシステムであって、前記システムは:
    以下:
    A)コンピューティングデバイス(410)と;
    B)コンピュータプログラム製品であって、前記コンピューティングデバイス(410)に機能的に連結されたコンピュータ可読記憶媒体(415)に格納され、作動時に前記コンピューティングデバイス(410)にコンピューティング工程を実行させるコンピュータ実行可能コードを含むコンピュータプログラム製品と、を含み、
    前記コンピューティング工程は以下の工程:
    B1)前記目標コーティングの比色データ及び前記サンプルコーティングの比色データを取得する工程であって、前記目標コーティングの前記比色データは、1つ以上の測定ジオメトリで測定された前記目標コーティングのスペクトル曲線(複数可)を含み、前記サンプルコーティングの前記比色データは、前記1つ以上の測定ジオメトリで決定された前記サンプルコーティングのスペクトル曲線(複数可)を含み、前記1つ以上の測定ジオメトリの少なくとも1つは、前記サンプルコーティングの表面法線に対して測定される45°の固定照射角と、鏡面角に対してそれぞれ測定された-15°、15°、25°、45°、75°、110°の視野角を含み、前記1つ以上の測定ジオメトリの少なくとも1つはグロスジオメトリであり、前記少なくとも1つのグロスジオメトリは、鏡面角に対してそれぞれ測定された視野角が-15°、15°、25°を含む測定ジオメトリから選択される、工程と;
    B2)スケーリング関数を使用することによって、前記1つ以上の測定ジオメトリのそれぞれ1つで測定された前記目標コーティングの前記スペクトル曲線と、前記1つ以上の測定ジオメトリのそれぞれ1つで決定された前記サンプルコーティングの前記スペクトル曲線のそれぞれを正規化する工程と;
    B3)少なくとも、前記1つ以上の測定ジオメトリの前記少なくとも1つのグロスジオメトリについて、及び多数の波長値について、前記1つ以上の測定ジオメトリのそれぞれ1つで測定された前記目標コーティングの正規化されたスペクトル曲線それぞれの正規化された1次微分値と、前記1つ以上の測定ジオメトリのそれぞれ1つで決定された前記サンプルコーティングの正規化されたスペクトル曲線それぞれの正規化された1次微分値とを生成する工程と;
    B4)少なくとも、前記1つ以上の測定ジオメトリの少なくとも1つのグロスジオメトリについて、及び前記多数の波長値の各波長値について、前記目標コーティングの正規化されたスペクトル曲線それぞれの前記正規化された1次微分値と、前記サンプルコーティングの正規化されたスペクトル曲線それぞれの前記正規化された1次微分値との間の差値を生成する工程と;
    B5)前記少なくとも1つのグロスジオメトリについて生成された前記差値に少なくとも基づいて、前記目標コーティングと前記サンプルコーティングの第1マッチメトリックを生成する工程と;
    B7)前記目標コーティングのさらなる比色データ及び前記サンプルコーティングの比色データを取得する工程であって、前記目標コーティングの前記比色データは、1つ以上の測定ジオメトリで測定された前記目標コーティングの比色座標を含み、前記サンプルコーティングの前記比色データは、前記1つ以上の測定ジオメトリで決定された前記サンプルコーティングの比色座標を含み、前記1つ以上の測定ジオメトリの少なくとも1つはフロップジオメトリであり、前記少なくとも1つのフロップジオメトリは、視野角が45°、75°及び110°を含むフロップジオメトリから選択される、工程と;
    B8)前記目標コーティングの前記比色座標と前記サンプルコーティングの前記比色座標に基づいて、少なくとも、前記少なくとも1つのフロップジオメトリについて色差値を生成する工程と;
    B9)前記少なくとも1つのフロップジオメトリについて生成された前記色差値に少なくとも基づいて、前記目標コーティングと前記サンプルコーティングの第2マッチメトリックを生成する工程と;
    を含み、
    各測定ジオメトリについて前記第1マッチメトリックと前記第2マッチメトリックの加重和によって混合メトリックとしてのマッチメトリックを生成する、
    システム。
  7. C)カラー測定デバイス(440)と、
    D)コーティング組成物の配合及び相互関連する比色データを含む配合データベース(420)とをさらに含み、
    前記コンピューティングデバイス(410)が、前記カラー測定デバイス(440)及び前記配合データベース(420)に機能的に連結されている、請求項6に記載のシステム。
  8. 前記コンピューティング工程は、少なくとも1つのサンプルコーティングの色を目標コーティングにマッチングさせるマッチング工程をさらに含み、前記マッチング工程は、少なくとも以下の工程:
    B11)前記目標コーティングの前記比色データに基づいて、前記配合データベース(420)から1つ以上の予備的マッチング処方を取得する工程と;
    B12)前記マッチメトリックを最小化するように、前記1つ以上の予備的マッチング処方から少なくとも1つを選択する工程と、
    を含む、請求項7に記載のシステム。
  9. 前記コンピューティング工程は、以下の工程:
    B13)前記マッチメトリックを最小化するように、前記サンプルコーティングの処方を変更する工程、
    をさらに含む、請求項6~8のいずれか1項に記載のシステム。
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