JP7382017B2 - 通信装置、通信方法 - Google Patents

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Description

本発明は通信装置及び通信方法に関する。
電波が物体の検出や情報通信に用いられる。物体を検出するためにはレーダが用いられる。例えば、送信波が対象物に反射して生じる反射波を到来波としてアレーアンテナによって受信するレーダがある。そのようなレーダとして、FMCW(FrequencyModulated Continuous Wave)レーダがある。FMCWレーダのように電子走査を行うレーダでは、到来波の到来方向を検知する技術として、種々の到来方向推定手法が用いられる。また、情報通信においても、通信の効率化のために通信装置への到来波の到来方向を推定することが行われる。
到来波の数である到来波数を推定し、推定した到来波数を到来方向の推定に用いる手法がある。このような到来方向推定手法の一例として、MUSIC(MUltiple SIgnal Classification)法がある。MUSIC法は到来方向推定手法のうち超分解能アルゴリズムとして分類される手法である。特許文献1に記載の電波到来方向推定装置は、線形予測法によって到来方向候補を推定し、Capon法によって到来方向候補に対するアレーアンテナの出力電力を計算し、出力電力をもとに到来波数を推定する。特許文献1に記載の電波到来方向推定装置は、到来波数と到来方向候補から到来方向を推定する。
特開2002-148324号公報
特許文献1に示されるように、線形予測法を用いて到来方向を推定する場合、到来波が相関波であり、アレーアンテナによる受信信号の相関性が高いと、到来方向の推定精度が大きく低下する。そのため、到来波数の推定精度も低下するという問題があった。
そこで本発明は、高精度に到来波数を推定可能とする通信装置を提供することを目的とする。
本発明の通信装置は、アンテナと、アンテナから受信した受信信号と所定の到来波数とに基づいて、所定の到来波数の場合の受信信号の到来方向を算出する到来方向算出部と、到来波数と到来方向とに基づいて、到来波数の場合の到来方向ごとの到来信号を算出する到来信号算出部と、複数の到来方向における到来信号のレベルに基づいて受信信号の到来波数を推定する到来波数推定部と、を備える。
本発明の他の一態様に係る通信方法は、通信装置が、アンテナから受信した受信信号と所定の到来波数とに基づいて、所定の到来波数の場合の受信信号の到来方向を算出することと、到来波数と到来方向とに基づいて、到来波数の場合の到来方向ごとの到来信号を算出することと、複数の到来方向における到来信号のレベルに基づいて受信信号の到来波数を推定することと、を含む。
本発明によれば、高精度に到来波数を推定可能とする通信装置を提供することができる。
第1実施形態に係る通信装置のブロック図である。 第1実施形態に係る通信装置における処理のフローチャートである。 第1実施形態に係る通信装置における到来信号の複素表現を示す図である。 第1実施形態に係る通信装置における波数と到来方向の一例を示すグラフである。 第2実施形態に係る通信装置のブロック図である。 第3実施形態に係る通信装置を有する通信システムの概略図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を極力省略する。
第1実施形態に係る通信装置10について説明する。第1実施形態に係る通信装置10は、アンテナ101、A/D変換部102、到来方向算出部103、到来信号算出部104、平均算出部105及び到来波数推定部106を有する。
アンテナ101は、複数のアンテナ素子が所定の方向に沿って配置されたアレーアンテナである。アンテナ101に外部から信号が入力され、アンテナ101からA/D変換部102へと受信信号が出力される。受信信号は各アンテナ素子について出力される。アンテナ101は、信号の受信と送信の両方が可能であってもよい。
A/D変換部102は、アンテナ101からのアナログ信号である受信信号をデジタル信号に変換する。A/D変換部102には一般的なアナログ-デジタル変換回路を用いることができる。例えば、アナログ-デジタル変換回路としては、フラッシュ形、パイプライン形、逐次比較形、デルタシグマ形、二重積分形等の種々の方式が挙げられる。
到来方向算出部103は、ある到来波数に基づいて、例えばAF(Annihilating Filter)法等の超分解能アルゴリズムに含まれる手法によって、到来方向を算出する。
到来信号算出部104は、到来方向算出部103が算出した到来方向に基づいて、到来信号を算出する。受信信号と到来方向ごとの到来信号の関係は数式(1)によって表される。
Figure 0007382017000001
ここで、z1からzkはAF法により算出されたアンテナ101のM個のアンテナ素子のアンテナ間の信号の到来方向に対応する位相差である。左辺のベクトルの行数は到来波数kである。左辺の行列はM行k列の行列である。右辺のベクトルの行数はM行である。右辺のX(1)からX(M)の成分ベクトルはM個のアンテナそれぞれの受信信号である。
左辺のベクトルは各到来波数の振幅A及び複素表現された位相αの積によって到来信号を表すベクトルである。
到来信号算出部104は数式(1)の左辺の行列の逆行列を用いた行列演算を行い、到来信号を算出する。次に、到来信号算出部104は、アンテナ101の複数のアンテナ素子ごとに、各到来方向に応じた受信信号を算出する。
平均算出部105は、到来方向ごとの到来信号を、到来信号の推定に使用した到来波数の個数によって平均した平均到来信号を算出する。平均の算出過程については後述する。
到来波数推定部106は各到来方向における到来信号のレベルに基づいて受信信号の到来波数を推定する。到来波数推定部106による到来波数の推定処理については後述する。
図2から4を参照して、通信装置10による、到来波数の推定過程について説明する。図2は、通信装置10における処理のフローチャートである。ステップS201において、アンテナ101は受信信号を取得する。取得された受信信号は、A/D変換部102によってデジタル信号に変換される。
ステップS202において、到来方向算出部103は、到来波数kをk=1とする。ステップS203において、到来方向算出部103は、到来波数kに基づいて、到来方向を算出する。
ステップS204において、到来信号算出部104は、受信信号と算出された到来方向から、到来方向ごとの到来信号を算出する。
ステップS205において、到来信号算出部104は、算出された到来方向ごとの到来信号を、到来信号の算出に用いた到来波数kに関連付けて記憶する。
ステップS206において、平均算出部105は、kがM-1であるかを判断する。
ステップS206にて否定判断された場合、ステップS207において、平均算出部105はkを1つインクリメントする。インクリメントされたkに基づいて、k=M-1となるまで、ステップS203からステップS207までの処理が繰り返される。すなわち、複数の仮定された到来波数に基づいて、到来方向の算出及び到来方向毎の到来信号の算出が行われて、平均算出部105に記憶される。
ステップS206において肯定判断された場合、平均算出部105は、ステップS208において到来方向ごとの到来信号を平均して平均到来信号を算出する。
図3、4を参照して到来方向ごとの到来信号の平均処理について説明する。図3は、到来波数kごとの到来信号の電力が到来信号算出部104によって算出され、その電力を複素表示したグラフが複数連なって示されている。ここでは、2つの到来波がアンテナ101によって受信されるものとする。到来波数k=1である場合、到来信号は1つであり、1つのベクトルSG1aが表示される。k=2である場合、到来信号は2つであり、2つのベクトルが表示される。
k=3である場合、到来波数は実際には2つであるのに、3つの到来波があるとして電力を算出するため、不正確な到来波数であることによる電力が算出される。ここでは、不正確な到来波数であることにより生じた電力ベクトルを偽像とよぶ。このとき、k=3の電力の複素表示においては、ベクトルSG3a、SG3bに加えて、偽像としてベクトルSG3cが算出される。
k=4の場合は、偽像が2つ現れる。k=M-1の時は到来波の実際の個数がkから除かれた個数の偽像が生じる。到来波に対応するベクトルは、到来波数kが変化しても一定の位相及び振幅を有するのに対し、偽像では位相はランダムとなり、振幅は到来波の場合よりも小さな値となる。
図4は、到来波を生じさせる2つの物体からの受信信号に基づいて、到来波数kを変化させた場合の、アンテナ101に対する到来波の到来方向θをプロットした図である。
図3の各電力ベクトルの位相に対応する位置に点が表示される。
例えばk=1である場合、θ=15°の近くに点がプロットされる。k=1の場合は、アンテナに近い方の対象物からの到来波の到来方向が算出される。k=2である場合、θ=15°とθ=-15°の近くに点がプロットされる。k=2の場合で到来波に対応する信号の到来方向の検出は終了している。k=3から11までの場合は、対象物からの到来波に加えて偽像がプロットされる。
平均算出部105は、ある到来方向θにおける、到来信号を各到来波数kにわたって取得する。すなわち、到来方向ごとの到来信号を取得する。到来方向は一定の角度幅をゆうしており、その範囲内に含まれる到来信号を取得する。
到来信号は例えば電力値として取得される。図4では、θ=15°の場合は、k=1からk=11までの各到来波数において、到来信号の電力値が取得される。θ=40°の場合は、k=5~7、k=10,11の到来波数において、ゼロでない到来信号の電力値が取得される。残りの到来波数kにおいては、電力値は0として取得される。θ=40°の到来信号は偽像の電力値が取得される。θ=70°の場合のように、ゼロでない到来信号の電力値が取得されない場合もある。
平均算出部105は、取得した到来信号の平均をとり、平均到来信号を算出する。θ=15°の場合には、取得した電力値の合計を到来波数の個数11で割った値が平均となる。θ=40°の場合にも取得した電力値の合計を到来波数の個数11で割った値を平均として算出する。
算出された平均到来信号は、偽像でない場合、すなわち正しい到来波である場合は、到来信号の値が到来波数に関わらず安定した値をとるので、一定の大きさを持つ値となる。
一方、偽像に対応する平均到来信号は、到来信号の値はランダムであるため、到来波数にわたって平均すると、小さな値となる。
ステップS209において、到来波数推定部106は、到来方向毎に算出された平均到来信号から、所定の閾値を満たすような平均到来信号の個数を算出する。すなわち、平均到来信号が所定の閾値より大きい信号の個数を算出する。
ステップS210において、到来波数推定部106は、閾値を満たす到来角度の個数を到来波の到来波数として推定する。図4の例では到来波数は2となる。
通信装置10では、到来波数を仮定して到来信号の算出を繰り返し行い、算出された到来信号の平均をとることで、偽像を含まない到来方向の個数を算出することができ、到来波数をより正確に推定することが可能となる。
なお、到来方向の算出に用いる到来波数kは必ずしも1からM-1まで変化させずともよく、到来波数の推定に十分な数だけ変化させればよい。
また、到来方向算出部103は、AF法による方法とは異なる到来方向算出手法を用いてもよい。例えば、到来方向算出部103はMODE(Method Of Direction Estimation)法を用いてもよい。
また、到来波数推定部106は、各到来波数に対する信号を平均することとは異なる所為によって、到来波数の推定を行ってもよい。例えば、到来方向ごとの到来信号の個数のみによって、個数が多いものを到来波による信号として、個数の閾値によって、到来波数を推定してもよい。
また、到来波数推定部106は、平均到来信号の閾値として電力ではなく振幅を用いてもよい。
また、到来波数推定部106は、一定誤警報確率処理(Constant False Alarm Rate)によって算出される閾値を用いて、到来波数の推定を行ってもよい。
第2実施形態について説明する。第2実施形態以降では第1実施形態と共通の事柄についての記述を省略し、異なる点についてのみ説明する。特に、同様の構成による同様の作用効果については実施形態ごとには逐次言及しない。
図5には第2実施形態に係る通信装置50のブロック図が示される。通信装置50は、通信装置10の各部に加えて、送信アンテナ501、送信信号生成部502、中間周波数信号変換部503、距離・速度算出部504及び位置算出部505を有する。また、アンテナ101は、到来波を受信する受信アンテナの一例である。
通信装置50では、到来波数推定部106によって推定された到来波数に基づいて、到来方向算出部103が到来方向を算出し、後述する位置算出部505に出力する。
送信アンテナ501は、複数のアンテナ素子を有するアレーアンテナである。送信アンテナ501は、通信装置50の外部に向けて送信波を送信する。送信波は時間経過につれて周波数が直線的に増加する波である。すなわち、通信装置50はFMCW方式によるレーダの一例である。
送信信号生成部502は、送信アンテナ501が送信する送信波を生成するための送信信号を生成する。送信信号は送信波の周波数を直線的に増加させるようなチャープ信号である。送信信号は、同じの周波数の増加をするチャープ信号が、複数個含まれる信号である。
中間周波数信号変換部503は、アンテナ101からの受信信号と送信信号生成部からの送信信号とに基づいて、受信信号と送信信号との中間周波数信号を算出する。受信信号は送信信号であるチャープ信号が時間遅延をした波形となる。中間周波数信号はある時刻における送信信号の周波数と受信信号の周波数との差分である。すなわち、算出された中間周波数信号は、ある一定の周波数がある時間にわたって続く信号である。中間周波数信号は、A/D変換部102によってデジタル信号に変換されて距離・速度算出部504に出力される。
距離・速度算出部504は、中間周波数信号に基づいて、送信波を反射した対象物の通信装置50からの距離及び速度を算出する。距離を算出する場合、送信信号と送信信号に対応する受信信号との周波数差すなわち中間周波数信号の周波数が、送信波が対象物に反射されてアンテナ101に到来波として入力されるまでの時間に対応するとして、対象物までの距離を算出する。対象物が複数である場合、距離・速度算出部504は中間周波数信号をフーリエ変換等により周波数領域に変換し、中間周波数別に距離を算出することで、各対象物までの距離を算出する。
また、距離・速度算出部504が速度を算出する場合、ある1つのチャープ信号による中間周波数信号ともう1つのチャープ信号による中間周波数信号との位相差に基づいて、対象物の速度を算出する。対象物が複数である場合、ある対象物に対してなされた中間周波数信号のフーリエ変換(距離FFT)の結果に対してさらにフーリエ変換(ドップラーFFT)を行うことで、各対象物の速度を算出する。
位置算出部505は、距離・速度算出部504により算出された対象物の距離及び速度と到来方向算出部103により算出された対象物の方向とに基づいて、対象物の位置を算出する。
通信装置50では、到来波数推定部106による精度の高い波数推定が行われるので、レーダとしての分解能及び精度が向上する。
第3実施形態について説明する。図6には、通信システム60の模式図が示される。通信システム60は、通信装置10A及び通信装置603を有する。通信装置10Aは第1実施形態に係る通信装置10の各部に加えて、送信アンテナ601及び制御部602を有する。通信装置10Aのアンテナ(不図示)は、到来波を受信する受信アンテナの一例である。通信装置10Aは通信装置603から信号を受信する場合に、到来波数推定部106によって推定された到来波数に基づく到来方向を推定する。制御部602は、推定された到来方向にアンテナの指向性のピークが向かうようにすることができる。これにより、通信装置603からの信号を効率よく受信することが可能となり、通信効率が向上する。また、制御部602は通信装置603に対して強い送信波を向けるように送信アンテナ601の指向性を制御することもできる。
なお、通信装置10Aが受信する到来波は、通信装置603から直接届く直達波に加え、反射物604によって反射されて生じるマルチパス波や干渉波を含めてもよい。この場合も通信装置10Aは、到来波数を精度よく推定することができる。
通信システム60の一例としては、通信装置10Aはスマートフォン等の携帯可能な通信装置であり、通信装置603は通信装置10Aがネットワークに接続するための基地局として電波を送信する装置であるようなシステムがある。
以上、本発明の例示的な実施形態について説明した。通信装置10は、アンテナ101と、アンテナ101から受信した受信信号と所定の到来波数とに基づいて、所定の到来波数の場合の受信信号の到来方向を算出する到来方向算出部103と、到来波数と到来方向とに基づいて、ある到来波数の場合の到来方向ごとの到来信号を算出する到来信号算出部104と、複数の到来方向における到来信号のレベルに基づいて受信信号の到来波数を推定する到来波数推定部106と、を備える。これにより、到来波数の推定精度が向上する。
また、通信装置10は、到来方向ごとの到来信号を所定の到来波数によって平均した平均到来信号を算出する平均算出部105をさらに有し、到来波数推定部106は、平均到来信号と平均到来信号の所定の閾値とに基づいて、受信信号の到来波数を推定する。これにより、不正確な到来波数が仮定された場合に生じるノイズを除去が可能となり、到来波数の推定精度が向上する。
通信装置10では、到来方向算出部103は、AF法によって到来方向を算出する。これにより、複数の到来信号間の相関性が高い場合であっても、精度の良い到来方向の算出が可能となり、到来波数の推定精度が向上する。
通信装置10では、到来方向算出部103は、MODE法によって到来方向を算出してもよい。これにより、複数の到来信号間の相関性が高い場合であって精度の良い到来方向の算出が可能となり、到来波数の推定精度が向上する。
通信装置10では、所定の閾値は、一定誤警報確率処理によって算出される。これにより、信号の誤検出とならないような閾値を設定できるので、到来波数の推定がより正確になる。
第2実施形態に係る通信装置50は、送信信号を生成する送信信号生成部502と、送信信号を送信波として対象物に送信する送信アンテナ501と、送信信号と受信信号とを混合して中間周波数を有する中間周波数信号に変換する中間周波数信号変換部503と、中間周波数信号に基づいて、対象物までの距離を算出する距離・速度算出部504と、距離と到来方向とに基づいて対象物の位置を算出する位置算出部505と、をさらに備える。
これにより、到来波数推定部106によってより正確に推定された到来波数に基づいて、対象物の位置を推定できるので、通信装置50のレーダとしての分解能及び精度が向上する。
通信装置10Aは、到来方向に基づいて、受信波の受信方向又は送信波の送信方向を制御するような制御信号を生成する制御部602をさらに備える。これにより、アンテナ101の指向性を制御することが可能となり、通信効率が向上する。また、送信アンテナ601の指向性を制御することも可能となり、通信効率が向上する。
なお、以上説明した各実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更/改良され得るとともに、本発明にはその等価物も含まれる。即ち、各実施形態に当業者が適宜設計変更を加えたものも、本発明の特徴を備えている限り、本発明の範囲に包含される。例えば、各実施形態が備える各要素及びその配置、条件などは、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。また、各実施形態は例示であり、異なる実施形態で示した構成の部分的な置換又は組み合わせが可能であることは言うまでもなく、これらも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
10,10A,50…通信装置、101…アンテナ、102…A/D変換部、103…到来方向算出部、104…到来信号算出部、105…平均算出部、106…到来波数推定部、501…送信アンテナ、502…送信信号生成部、503…中間周波数信号変換部、504…距離・速度算出部、505…位置算出部、60…通信システム、602…制御部

Claims (7)

  1. 複数のアンテナ素子を有し、到来波を受信信号として受信するアレーアンテナと、
    前記受信信号と所定の波数とに基づいて、前記所定の波数の場合の前記受信信号の到来方向を算出する到来方向算出部と、
    前記所定の波数と前記到来方向とに基づいて、前記複数のアンテナ素子間の信号の到来方向に対応する位相差を示す行列の逆行列を用いた行列演算を行い、前記所定の波数の場合の前記到来方向ごとの到来信号を算出する到来信号算出部と、
    前記到来方向ごとの前記到来信号を前記所定の波数によって平均した平均到来信号を算出する平均算出部と、
    前記平均到来信号と前記平均到来信号の所定の閾値とに基づいて、前記到来波の到来波数を推定する到来波数推定部と、を備える、通信装置。
  2. 請求項に記載の通信装置であって、
    前記到来方向算出部は、AF(Annihilating Filter)法によって前記到来方向を算出する、通信装置。
  3. 請求項に記載の通信装置であって、
    前記到来方向算出部は、MODE(Method Of Direction Estimation)法によって前記到来方向を算出する、通信装置。
  4. 請求項1から3のいずれか一項に記載の通信装置であって、
    前記所定の閾値は、一定誤警報確率処理によって算出される、通信装置。
  5. 請求項1からのいずれか一項に記載の通信装置であって、
    前記アレーアンテナは、送信波が対象物に反射して生じる到来波を前記受信信号として受信する受信アンテナであり、
    送信信号を生成する送信信号生成部と、
    前記送信信号を前記送信波として対象物に送信する送信アンテナと、
    前記送信信号と前記受信信号とを混合して中間周波数を有する中間周波数信号に変換する中間周波数信号変換部と、
    前記中間周波数信号に基づいて、前記対象物までの距離を算出する距離算出部と、
    前記距離と前記到来方向とに基づいて前記対象物の位置を算出する位置算出部と、をさらに備える、通信装置。
  6. 請求項1から4のいずれか一項に記載の通信装置であって、
    前記アレーアンテナは、送信波が対象物に反射して生じる前記到来波を前記受信信号として受信する受信アンテナであり、
    送信信号を生成する送信信号生成部と、
    前記送信信号を前記送信波として対象物に送信する送信アンテナと、
    前記到来方向に基づいて、前記送信波が対象物に反射して生じる到来波を含む受信波の受信方向又は前記送信波の送信方向を制御するような前記送信信号を生成する制御部と、
    をさらに備える、通信装置。
  7. 通信装置が、
    複数のアンテナ素子を有し、到来波を受信信号として受信するアレーアンテナから受信した前記受信信号と所定の波数とに基づいて、前記所定の波数の場合の前記受信信号の到来方向を算出することと、
    前記所定の波数と前記到来方向とに基づいて、前記複数のアンテナ素子間の信号の到来方向に対応する位相差を示す行列の逆行列を用いた行列演算を行い、前記所定の波数の場合の前記到来方向ごとの到来信号を算出することと、
    前記到来方向ごとの前記到来信号を前記所定の波数によって平均した平均到来信号を算出することと、
    前記平均到来信号と前記平均到来信号の所定の閾値とに基づいて、前記到来波の到来波数を推定することと、を含む、通信方法。
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