JP7381721B2 - 摺動部品 - Google Patents

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Description

本発明は,摺動面にて相対摺動する一対の摺動部品,たとえば,メカニカルシール,すべり軸受,その他,摺動部に適した摺動部品に関する。特に,摺動面に流体を介在させて摩擦を低減させるとともに,摺動面から流体が漏洩するのを防止する必要のある密封環または軸受などの摺動部品に関する。
被密封流体の漏れを防止する密封装置として,摺動面にて相対摺動する一対の摺動部品からなるもの(例えば,メカニカルシール)が知られている。このような密封装置において,摺動面間に被密封流体による流体潤滑膜を形成して摺動トルクを低減しつつ,高い密封性を維持する必要がある。そして,高い密封性と低い摺動トルクを実現するための一つの方法として,摺動面にディンプルを複数配列する技術が知られている。
たとえば,摺動面に円形の開口部を有するディンプルを該摺動部品の回転中心を中心とする仮想円周上に並ぶように配置して,高い密封性及び低摺動トルクを実現できることが知られている。(例えば,特許文献1参照)。
また,端部が半円状で細長い矩形状の開口部を有するディンプルを所定のディンプル角度θで配置し,ディンプル中心を通る円上におけるディンプルの円周方向長さL1と同円上における隣接するディンプル間のランド部の円周方向長さL2との比L1/L2を0.001≦L1/L2≦0.1とすることにより,ディンプル全体としての密封性と摺動トルクとを最適に調整することが知られている(例えば,特許文献2参照)。
特開2010-133496号公報 特許5456772号公報
特許文献1の技術は,特定の運転条件で高い密封性及び低摺動トルクを達成できても,広い回転数領域において高い密封性及び低摺動トルクを達成できない。
また,特許文献2の技術においても,ディンプル角度が固定されてしまうので,特定の運転条件で被密封流体の漏れ,及び,摺動トルクを低減することはできても,広い回転数領域において高い密封性及び低摺動トルクを達成できない。特に,逆回転で使用される場合には,密封性が低下し及び摺動トルク増加する傾向にある。
本発明は,摺動面にて相対摺動する一対の摺動部品において,広い回転数範囲で使用されても,また回転方向に関わらず,高い密封性及び低摺動トルクを実現できる摺動部品を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために,本発明の摺動部品は,
摺動面にて互いに相対摺動する一対の摺動部品であって,
少なくとも一方の摺動面は,開口部の形状が直交する長軸及び短軸を有するディンプルを複数配置してなるディンプル群を備え,
前記ディンプル群は,前記ディンプルを前記一方の摺動面の内径側から外径側に向かって時計方向に配設した時計方向ディンプル群と,前記ディンプルを前記一方の摺動面の内径側から外径側に向かって反時計方向に配設した反時計方向ディンプル群と,を含むこと特徴としている。
この特徴によれば摺動面の内径側から外径側に向かって時計方向ディンプル群摺動面の内径側から外径側に向かって反時計方向ディンプル群とを備えるので回転方向に関わらず,高い密封性及び低摺動トルクを発揮できる。
本発明の摺動部品は,
前記時計方向ディンプル群は前記ディンプルの前記長軸を整列させてなる第1ディンプル群を備え,前記反時計方向ディンプル群は前記ディンプルの前記長軸を整列させてなる第2ディンプル群を備えることを特徴としている。
この特徴によれば,時計方向ディンプル群の第1ディンプル群,反時計方向ディンプル群の第2ディンプル群は,それぞれディンプルの長軸を整列させるので,ディンプルの吸込み効果,動圧効果の強さを容易に調整でき,延いては,ディンプル群全体として広い回転数範囲で高い密封性及び低摺動トルクを発揮できる。
本発明の摺動部品は,
前記時計方向ディンプル群は,前記第2ディンプル群を構成する前記ディンプルの前記短軸を整列させてなる第3ディンプル群,及び,前記反時計方向ディンプル群は,前記第1ディンプル群を構成する前記ディンプルの前記短軸を整列させてなる第4ディンプル群を,さらに備えることを特徴としている。
この特徴によれば,時計方向ディンプル群は短軸を整列させた第3ディンプル群,及び,反時計方向ディンプル群は短軸を整列させた第4ディンプル群をさらに備えるので,異なる特性を有する第1ディンプル群から第4ディンプル群を組み合わせて,吸込み効果,動圧効果の強さを容易に調整でき,延いては,ディンプル群全体として広い回転数範囲で高い密封性及び低摺動トルクを発揮できる。
本発明の摺動部品は,
前記第1ディンプル群を構成する前記ディンプルと前記第2ディンプル群を構成する前記ディンプルとは,深さが異なることを特徴としている。
この特徴によれば,第1ディンプル群を構成する前記ディンプルと第2ディンプル群とは深さが異なるので,第1ディンプル群から第4ディンプル群の吸込み効果,動圧効果の強さを容易に変えることができるので,ディンプル群全体として広い回転数範囲で高い密封性及び低摺動トルクを発揮できる。
本発明の摺動部品は,
前記第1ディンプル群は前記一方の摺動面の径方向外側に向かって凸の曲線をなすこと,前記第2ディンプル群は前記一方の摺動面の径方向外側に向かって凸の曲線をなすこと,を特徴としている。
この特徴によれば,それぞれのディンプルは曲線に沿って配置されるので,ディンプルの角度を徐々に変化させることができ,ディンプル群全体として広い回転数範囲で高い密封性及び低摺動トルクを発揮できる。
本発明の摺動部品は,
前記ディンプルの開口部の形状は楕円であることを特徴としている。
この特徴によれば,楕円の開口部を有するディンプルは,同じ形状,大きさの楕円であっても,ディンプルの長軸の傾きを変えることによって,吸込み効果を強くしたり,動圧効果を強くしたりすることができるので,ディンプルの長軸の傾きを変えたディンプルを配置することにより,広い回転数範囲で高い密封性及び低摺動トルクを実現できる。
本発明に係る摺動部品をメカニカルシールに適用した一例を示す縦断面図である。 図1のW-W矢視図であり,本発明の実施例1に係る摺動部品の摺動面の一例を示す図である。 図1のW-W矢視図であり,本発明の実施例2に係る摺動部品の摺動面の一例を示す図である。 図1のW-W矢視図であり,本発明の実施例3に係る摺動部品の摺動面の一例を示す図である。 図1のW-W矢視図であり,本発明の実施例4に係る摺動部品の摺動面の一例を示す図である。 本発明のディンプルの他の実施例を示す図である。
以下に図面を参照して,本発明を実施するための形態を,実施例に基づいて例示的に説明する。ただし,この実施例に記載されている構成部品の寸法,材質,形状,その相対的配置などは,特に明示的な記載がない限り,本発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
図1及び図2を参照して,本発明の実施例1に係る摺動部品について説明する。以下の実施例においては,摺動部品の一例であるメカニカルシールを例にして説明するが,これに限定されることなく,例えば,円筒状摺動面の軸方向一方側に潤滑油を密封しながら回転軸と摺動する軸受の摺動部品として利用することも可能である。なお,メカニカルシールを構成する摺動部品の外周側を被密封流体側(高圧流体側),内周側を漏れ側(低圧流体側,たとえば大気側)として説明する。
図1は,メカニカルシール1の一例を示す縦断面図であって,摺動面Sの外周から内周方向に向かって漏れようとする被密封流体を密封する形式のインサイド形式のものであり,回転側カートリッジと固定側カートリッジからなる。回転側カートリッジは,回転軸10に嵌合されたスリーブ2と,一方の摺動部品である円環状の回転側密封環3と,スリーブ2と回転側密封環3との間をシールするパッキン8と,備え,回転側カートリッジは回転軸10とともに回転する。
固定側カートリッジは,ケーシング9に取り付けられたハウジング4と,他方の摺動部品である円環状の固定側密封環5と,固定側密封環5とハウジング4とをシールするベローズ7と,固定側密封環5をベローズ7を介して回転側密封環3側へ付勢するコイルドウェーブスプリング6と,を備え,ハウジング4はケーシング9に対し回転方向及び軸方向に固定される。
以上の構成を備えたメカニカルシール1は,回転側密封環3の摺動面Sと固定側密封環5の摺動面Sが,互いに摺動して被密封流体が外周側から内周側へ流出するのを防止するものである。なお,図1では,回転側密封環3の摺動面の幅が固定側密封環5の摺動面の幅より広い場合を示しているが,これに限定されることなく,逆の場合においても本発明を適用出来ることはもちろんである。
回転側密封環3及び固定側密封環5の材質は,耐摩耗性に優れた炭化ケイ素(SiC)及び自己潤滑性に優れたカーボンなどから選定されるが,例えば,両者がSiC,あるいは,回転側密封環3がSiCであって固定側密封環5がカーボンの組合せが可能である。
図2に示すように,固定側密封環5の摺動面Sには,時計方向ディンプル群51,53,反時計方向ディンプル群52,54を備える。ディンプル11,12は実質的に同じ大きさ及び同じ深さを有する。ディンプル群51,54は複数のディンプル11からなり,ディンプル群52,53は複数のディンプル12からなる。ディンプル群51,52,53,54は,それぞれ同数のディンプルから構成される。
本発明において,ディンプル11,12とは,平坦な摺動面Sに囲まれる開口部及び摺動面Sよりへこんだ底部を有する窪みのことであり,ディンプルの開口部は,直交する長軸L及び短軸Kを有する形状からなる。また,ディンプル11,12同士はランド部を挟んで離間して配置されている。本発明において,長軸とは開口部の形状の図心を通り,かつ,開口部の最大幅部分を結ぶ架空の線である。また,短軸とは図心を通りかつ長軸に直交して開口部を結ぶ架空の線である。本実施例におけるディンプル11,12の開口部は,直交する長軸L及び短軸Kを有する楕円を例として説明する。しかし,楕円に限らず,直交する長軸L及び短軸Kを有する形状であれば,小判形,ひし形,多角形,又は,図6に示すように任意の閉曲線91,92,93,94からなるものでもよい。
図2に示すように,ディンプル群51は,ディンプル11の長軸Lを架空のらせんSP1に沿って接するように配置して,摺動面Sの内径側から外径側へ向かって時計方向のらせんSP1をなすように所定数(図2の例では7個)等間隔に配設されている。ディンプル群53は,ディンプル12の短軸Kを架空のらせんSP3に沿って接するように配置して,摺動面Sの内径側から外径側へ向かって時計方向のらせんSP3をなすように,ディンプル11と同数,等間隔で配設されている。そして,摺動面S上にディンプル群51とディンプル群53は,周方向に交互に等間隔に,かつ,千鳥配列される。ここで,千鳥配列とは,ディンプル群51とディンプル群53を周方向に隣接して配置するとき,長軸Lを整列配置したディンプル11とディンプル11の間に,短軸Kを整列配置したディンプル12の長軸Lが位置するように配列することである。また,ディンプル群52は,ディンプル12の長軸Lを架空のらせんSP2に沿って接するように配置して,摺動面Sの内径側から外径側へ向かって反時計方向のらせんSP2をなすように配設される。ディンプル群54は,ディンプル11の短軸Kを架空のらせんSP4に沿って接するように配置して,摺動面Sの内径側から外径側へ向かって反時計方向のらせんSP4をなすように配設される。ディンプル11の長軸Lは架空のらせんSP1に,ディンプル11の短軸Kは架空のらせんSP4に,ディンプル12の長軸Lは架空のらせんSP2に,ディンプル12の短軸Kは架空のらせんSP3に接するように形成されている。そして,摺動面Sには,時計方向のディンプル群51とディンプル群53が交互に周方向に配置され,また,反時計方向のディンプル群52とディンプル群54が交互に周方向に配置される。
時計方向ディンプル群51を構成するディンプル11の個数と,反時計方向ディンプル群54を構成するディンプル11の個数は同じで,ディンプル群51とディンプル群54との中間を通る径方向軸に対して対称となっている。また,反時計方向ディンプル群52を構成するディンプル12の個数と,時計方向ディンプル群53を構成するディンプル12の個数は同じで,ディンプル群52とディンプル群53との中間を通る径方向軸に対して対称となっている。
各ディンプル11,12の作用について説明する。回転側密封環3が時計方向に回転すると,摺動面S間の流体及びディンプル11,12内の流体は,その粘性により回転側密封環3の移動方向に追随して移動する。ディンプル11,12内に流れ込む流体は流路が急拡大するので,ディンプル11,12の上流側で負圧となりキャビテーションが発生する。ただし,キャビテーション内の負圧の大きさは流体の蒸気圧の値で制限されるので,大きな負圧となることはない。また,ディンプル11,12の下流側において,流路が急縮小することによりくさび効果(動圧効果)で正圧が発生する。ディンプル11,12の上流側において発生する負圧により,ディンプル11,12は周囲の流体を吸込む吸込み効果を発揮する。一方,ディンプル11,12の下流側において発生する正圧の大きさは,キャビテーション内の負圧の大きさより大きいため,ディンプル11,12全体として正圧となる。摺動面Sに配置した複数のディンプル11,12が発生する正圧によって摺動面S間が押し拡げられ,摺動面Sに流体が流入して潤滑機能が得られる。
つぎに,ディンプル群51,52,53,54の作用について説明する。回転側密封環3が時計方向に回転すると,時計方向ディンプル群51,53の漏れ側周縁5aの近傍のディンプル11,12は,漏れ側から流体を吸込むポンピング機能を発揮する。また,隣接するディンプル11,12間で吸い込みと吐き出しが連続して繰り返され,流体は徐々に漏れ側から被密封流体側へ移動するので,漏れを極めて小さくできる。さらに,ディンプル11,12の動圧効果により摺動面Sに高圧の流体を供給するので,摺動面Sは流体潤滑状態が保たれ,摺動トルクを小さくすることができる。
また,時計方向ディンプル群51はディンプル11の長軸L同士を連ねてらせんSP1をなすように配置されているのに対し,時計方向ディンプル群53はディンプル12の短軸K同士を連ねてらせんSP3をなすように配置される点で相違している。これにより,同じ時計方向ディンプル群51,53であっても,そのポンピング効果,流体潤滑効果は異なるようになる。具体的には,ディンプル11の長軸Lを整列させてらせんSP1をなす時計方向ディンプル群51は動圧発生効果が高くなるので,低い回転数でも流体潤滑機能を発揮する。一方,ディンプル12の短軸Kを整列させてらせんSP3をなす時計方向ディンプル群53は,吸込み効果が高くなるので,低い回転数でもポンピング機能を発揮する。これにより,広い回転数範囲で運転しても,時計方向ディンプル群51,53は互いにその機能を補完してあって,高い流体潤滑機能及び密封機能を発揮することができる。
逆に,回転側密封環3が反時計方向に回転すると,反時計方向ディンプル群52,54漏れ側周縁5aの近傍のディンプル11,12は,漏れ側から流体を吸込むポンピング機能を発揮する。また,隣接するディンプル11,12間で吸い込みと吐き出しが連続して繰り返され,流体は徐々に漏れ側から被密封流体側へ移動するので,漏れを極めて小さくできる。さらに,ディンプル11,12の動圧効果により摺動面Sに高圧の流体を供給するので,摺動面Sは流体潤滑状態が保たれ,摺動トルクを小さくすることができる。
また,反時計方向ディンプル群52はディンプル12の長軸L同士を連ねてらせんSP2をなすように配置されているのに対し,反時計方向ディンプル群54はディンプル11の短軸K同士を連ねてらせんSP4をなすように配置される点で相違している。これにより,同じ反時計方向ディンプル群52,54であっても,そのポンピング効果,流体潤滑効果は異なるようになる。具体的には,ディンプル12の長軸Lを整列させてらせんSP2をなす反時計方向ディンプル群52は動圧発生効果が高くなるので,低い回転数でも流体潤滑機能を発揮する。一方,ディンプル11の短軸Kを整列させてらせんSP4をなす反時計方向ディンプル群54は,吸込み効果が高くなるので,低い回転数でもポンピング機能を発揮する。これにより,広い回転数範囲で運転しても,反時計方向ディンプル群52,54は互いにその機能を補完してあって,高い流体潤滑機能及び密封機能を発揮することができる。
このように,時計方向ディンプル群51と反時計方向ディンプル群54,及び,反時計方向ディンプル群52と時計方向ディンプル群53を径方向に対し対称に設けることにより,時計方向ディンプル群と反時計方向ディンプル群を備えるので回転方向に関わらず,高い密封性及び低摺動トルクを発揮できる。
以上,本発明の実施例を図面により説明してきたが,具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく,本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
上記実施例において,ディンプル11,12の形状,大きさは実質的に同じものであったが,これに限らない。たとえば,深さの異なるディンプル11とディンプル12によって,時計方向ディンプル群51,53と,反時計方向ディンプル群52,54を構成してもよい。ディンプルの深さを変えることによりディンプル内に流体を保持する流体保持効果,吸込み効果,動圧効果を変えることができるので,異なる深さを有するディンプルを配置することにより,さらに広い回転数であっても,高い密封性及び低摺動トルクを発揮できる。
また,ディンプル群51,52,53,54は,らせんをなすようにディンプル11,12を配設していたが,らせんではなく,摺動面Sの内径側から外径側に向かって時計方向あるいは反時計方向に延設される径方向外側に凸の曲線,たとえば円弧,放物線,正弦波,トロコイド曲線等,又は,直線としてもよい。また,曲線と直線を組み合わせてもよい。
本発明の実施例2に係る摺動部品について説明する。図3は実施例2に係る摺動部品の摺動面Sを示したもので,時計方向ディンプル群55,56を構成するディンプル15,16の個数と,反時計方向ディンプル群57,58を構成するディンプル15,16の個数が異なる点で,実施例1と相違する。他の構成は実施例1と同じである。以下,実施例1と同じ部材,構成については同じ符号を付し,重複する説明は省略する。
図3に示すように,固定側密封環5の摺動面Sには,ディンプル15,16を摺動面Sの内径側から外径側に向かって時計方向に複数配設した時計方向ディンプル群55,56が設けられ,ディンプル15,16を摺動面Sの内径側から外径側に向かって反時計方向に複数配設した反時計方向ディンプル群57,58が設けられる。
図3に示すように,時計方向ディンプル群55は,ディンプル15の長軸Lを架空のらせんSP5に沿って所定の角度をもって配置して,摺動面Sの内径側から外径側へ向かって時計方向のらせんSP5をなすように所定数(図3の例では13個)等間隔に配設されている。時計方向ディンプル群56は,ディンプル16の短軸Kを架空のらせんSPに沿って所定の角度をもって配置して,摺動面Sの内径側から外径側へ向かって時計方向のらせんSP6をなすように配設されている。反時計方向ディンプル群57は,ディンプル15の短軸Kを架空のらせんSP7に沿って所定の角度をもって配置して,摺動面Sの内径側から外径側へ向かって反時計方向のらせんSP7をなすように所定数(図3の例では4個)配設されている。反時計方向ディンプル群58はディンプル16の長軸Lを架空のらせんSP8に沿って所定の角度をもって配置して,摺動面Sの内径側から外径側へ向かって反時計方向のらせんSP8をなすように配設されている。そして,摺動面Sには,時計方向のディンプル群55とディンプル群56が交互に周方向に配置され,また,反時計方向のディンプル群57とディンプル群58とが交互に周方向に配置される。
回転側密封環3が時計方向に回転すると,時計方向ディンプル群55,56が,密封機能及び流体潤滑機能を発揮して,漏れを少なく,摺動トルクを小さくすることができる。逆に,回転側密封環3が反時計方向に回転すると,反時計方向ディンプル群57,58が,密封機能及び流体潤滑機能を発揮して,漏れを少なく,摺動トルクを小さくすることができる。
時計方向ディンプル群55,56を構成するディンプル15,16の個数が,反時計方向ディンプル群57,58を構成するディンプル15,16の個数より多くなっているので,時計方向回転時の密封機能及び流体潤滑機能を高くすることができる。また,らせんSP5とらせんSP6と漏れ側周縁5aとのなす角度θ1は,らせんSP7とらせんSP8と漏れ側周縁5aとのなす角度θ2よりも小さくなっているので,時計方向回転時には,時計方向ディンプル群55,56は低回転数からポンピング効果を発揮できるようになる。特に,時計回転での運転回転数範囲が低速回転に及ぶ場合に有効である。
実施例1の摺動部品は,時計方向ディンプル群51,53を構成するディンプル11,12の個数と,反時計方向ディンプル群52,54を構成するディンプル11,12の個数が同数となっているので,時計方向回転時と反時計方向回転とで,同じ密封機能及び流体潤滑機能を発揮する。一方,実施例2の摺動部品は,時計方向ディンプル群55,56を構成するディンプル15,16の個数が,反時計方向ディンプル群57,58を構成するディンプル15,16の個数より多くなっているので,反時計方向よりも時計方向回転時の密封機能及び流体潤滑機能を高くすることができる。また,らせんSP5とらせんSP6と漏れ側周縁5aとのなす角度θ1は,らせんSP7とらせんSP8と漏れ側周縁5aとのなす角度θ2よりも小さくなるので,時計方向ディンプル群55,56は,反時計方向ディンプル群57,58よりも低回転数からポンピング効果を発揮できるようになる。
本発明の実施例3に係る摺動部品について説明する。図4は実施例3に係る摺動部品の摺動面Sを示す。実施例1では,時計方向ディンプル群51と時計方向ディンプル群53を周方向に交互に同数配置していたが,実施例3では,時計方向ディンプル群61の個数と時計方向ディンプル群62個数を異なるように配置している点で実施例1と相違する。他の構成は実施例1と同じである。以下,実施例1と同じ部材,構成については同じ符号を付し,重複する説明は省略する。
図4に示すように,固定側密封環5の摺動面Sには,ディンプル19,20を摺動面Sの内径側から外径側に向かって時計方向に複数配設した時計方向ディンプル群61,62が設けられ,ディンプル19,20を摺動面Sの内径側から外径側に向かって反時計方向に複数配設した反時計方向ディンプル群59,60が設けられる。
図4に示すように,時計方向ディンプル群61は,ディンプル19の長軸Lを架空のらせんSP9に沿って接するように配置して,摺動面Sの内径側から外径側へ向かって時計方向のらせんSP9をなすように所定数(図4の例では6個)等間隔に配設されている。時計方向ディンプル群62は,ディンプル20の短軸Kを架空のらせんSP10に沿って接するように配置して,摺動面Sの内径側から外径側へ向かって時計方向のらせんSP10をなすように配設されている。反時計方向ディンプル群59は,ディンプル20の長軸Lを架空のらせんSP12に沿って接するように配置して,摺動面Sの内径側から外径側へ向かって反時計方向のらせんSP12をなすように所定数(図の例では4個)配設されている。反時計方向ディンプル群60はディンプル19の短軸Kを架空のらせんSP11に沿って接するように配置して,摺動面Sの内径側から外径側へ向かって時計方向のらせんSP11をなすように配設されている。そして,摺動面Sには,ディンプル群61は連続して3個,ディンプル群62を1個,ディンプル群61を1個,ディンプル群62を1個,がこの順で周方向に配置される。
回転側密封環3が時計方向に回転すると,時計方向ディンプル群61,62が,密封機能及び流体潤滑機能を発揮して,漏れを少なく,摺動トルクを小さくすることができる。逆に,回転側密封環3が反時計方向に回転すると,反時計方向に延設されるディンプル群59,60が,密封機能及び流体潤滑機能を発揮して,漏れを少なく,摺動トルクを小さくすることができる。しかし,時計方向ディンプル群61の個数が多いので,反時計方向回転時に比較して時計方向回転時の密封機能及び流体潤滑機能を高めることができる。
実施例1の摺動部品は,時計方向ディンプル群51と時計方向ディンプル群53を周方向に交互に同数配置していたのに対し,実施例3の摺動部品は時計方向ディンプル群61を多く配置しているので,時計方向回転の頻度の高い場合に有効である。
本発明の実施例4に係る摺動部品について説明する。図5は実施例4に係る摺動部品の摺動面Sを示したもので,隣接して配置される時計方向ディンプル群63,64,65は異なるディンプル24,25,26から構成される点で相違する。以下,実施例1と同じ部材,構成については同じ符号を付し,重複する説明は省略する。
図5に示すように,固定側密封環5の摺動面Sには,ディンプル24,25,26を摺動面Sの内径側から外径側に向かって時計方向に複数配設した時計方向ディンプル群63,64,65が設けられ,ディンプル24を摺動面Sの内径側から外径側に向かって反時計方向に複数配設した反時計方向ディンプル群66が設けられる。ディンプル24,25,26は,大きさ,深さ,ディンプルの角度のうち少なくとも一つが異なり,それぞれのディンプルの特性が異なっている。ディンプルの角度は,長軸Lと短軸Kの交点を通る半径方向軸と,長軸Lとがなす角度のことである。
図5に示すように,時計方向ディンプル群63はディンプル24の長軸Lを架空のらせんSP13に沿って所定の角度をもって配置して,摺動面Sの内径側から外径側へ向かって時計方向のらせんSP13をなすように所定数(図5の例では6個)等間隔に配設されている。時計方向ディンプル群64はディンプル25の短軸KをらせんSP14に沿って所定の角度をもって配置して,摺動面Sの内径側から外径側へ向かって時計方向のらせんSP14をなすように配設されている。時計方向ディンプル群65はディンプル26の短軸Kを架空のらせんSP15に沿って所定の角度をもって配置し,摺動面Sの内径側から外径側へ向かって時計方向のらせんSP15をなすように配設されている。反時計方向ディンプル群66は,ディンプル27の短軸同士を架空のらせんSP16に沿って所定の角度をもって配置して,摺動面Sの内径側から外径側へ向かって反時計方向のらせんSP16をなすように配設されている。そして,時計方向ディンプル群65,63,64が,この順で周方向に配置される。ここで,時計方向ディンプル群63を構成するディンプル24,時計方向ディンプル群64を構成するディンプル25,時計方向ディンプル群65を構成するディンプル26は,それぞれのディンプル24,25,26の形状は同じであるが,長軸Lまたは短軸に対するディンプルの配置角度が異なる。これにより,時計方向ディンプル群63,64,65の密封性能の効率,潤滑性能の効率を,それぞれ異なる回転数で最高となるように配置できる。すなわち,時計方向ディンプル群63,64,65が異なる回転数で,高い密封機能及び流体潤滑機能を発揮するので,メカニカルシール1は広い回転数範囲で使用されても,高い密封機能及び流体潤滑機能を発揮することができる。
以上,本発明の実施例を図面により説明してきたが,具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく,本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
上記実施例において,外周側が被密封流体側,内周側を漏れ側としているが,これに限らず,内周側が被密封流体側,外周側が漏れ側である場合も適用可能である。また,ディンプル群はディンプルの長軸又は短軸をらせんに沿って配置して形成されているが,これに限らない。たとえば,放物線,トロコイド曲線,サインカーブ等の曲線に沿ってディンプルを配置してディンプル群を構成してもよい。
1 :メカニカルシール
2 :スリーブ
3 :回転側密封環
4 :ハウジング
5 :固定側密封環
5a :漏れ側周縁
6 :コイルドウェーブスプリング
7 :ベローズ
8 :パッキン
9 :ケーシング
10 :回転軸
11 :ディンプ
2 :ディンプ
5 :ディンプル
16 :ディンプル
21 :ディンプル
22 :ディンプル
24 :ディンプル
25 :ディンプル
26 :ディンプル
51 :時計方向ディンプル群(第1ディンプル群)
52 :反時計方向ディンプル群(第2ディンプル群)
53 :時計方向ディンプル群(第3ディンプル群)
54 :反時計方向ディンプル群(第4ディンプル群)
55 :時計方向ディンプル群
56 :時計方向ディンプル群
57 :反時計方向ディンプル群
58 :反時計方向ディンプル群
59 :反時計方向ディンプル群
60 :反時計方向ディンプル群
61 :時計方向ディンプル群
62 :時計方向ディンプル群
63 :時計方向ディンプル群
64 :時計方向ディンプル群
65 :時計方向ディンプル群
66 :反時計方向ディンプル群
91 :閉曲線
92 :閉曲線
93 :閉曲線
94 :閉曲線
K :短軸
L :長
:摺動面
S :ディンプル摺動面
θ :ディンプル角度
θ1 :角度
θ2 :角度

Claims (6)

  1. 摺動面にて互いに相対摺動する一対の環状の摺動部品であって,
    少なくとも一方の摺動面は,開口部の形状が直交する長軸及び短軸を有する複数のディンプルから構成されるディンプル群を備え,
    前記ディンプル群は
    第1ディンプル群及び第3ディンプル群を含む時計方向ディンプル群と
    第2ディンプル群及び第4ディンプル群を含む反時計方向ディンプル群と,を含み,
    前記第1ディンプル群は,
    当該第1ディンプル群に属する前記ディンプルの前記長軸と前記短軸との交点と,前記一方の摺動面の回転中心と,を通る半径方向軸に対して,当該ディンプルの前記長軸が0度よりも大きく90度よりも小さい角度にて時計回りに傾斜している,複数の前記ディンプルの集合であり,かつ,当該第1ディンプル群に属する複数の前記ディンプルの前記長軸の端点を繋いだ第1曲線が,前記一方の摺動面の内径側から外径側に向かうにつれて時計回りに旋回するように延びるとともに前記一方の摺動面の径方向における全域で凸方向が一定の曲線である,複数の前記ディンプルの集合であり,
    前記第2ディンプル群は,
    当該第2ディンプル群に属する前記ディンプルの前記交点と,前記回転中心と,を通る半径方向軸に対して,当該ディンプルの前記長軸が0度よりも大きく90度よりも小さい角度にて反時計回りに傾斜している,複数の前記ディンプルの集合であり,かつ,当該第2ディンプル群に属する複数の前記ディンプルの前記長軸の端点を繋いだ第2曲線が,前記一方の摺動面の内径側から外径側に向かうにつれて反時計回りに旋回するように延びるとともに前記一方の摺動面の径方向における全域で凸方向が一定の曲線である,複数の前記ディンプルの集合であり,
    前記第3ディンプル群は,
    前記第2ディンプル群に属する前記ディンプルから構成され,当該第3ディンプル群に属する複数の前記ディンプルの前記短軸の端点を繋いだ第3曲線が,前記一方の摺動面の内径側から外径側に向かうにつれて時計回りに旋回するように延びるとともに前記一方の摺動面の径方向における全域で凸方向が一定の曲線である,複数の前記ディンプルの集合であり,
    前記第4ディンプル群は,
    前記第1ディンプル群に属する前記ディンプルから構成され,当該第4ディンプル群に属する複数の前記ディンプルの前記短軸の端点を繋いだ第4曲線が,前記一方の摺動面の内径側から外径側に向かうにつれて反時計回りに旋回するように延びるとともに前記一方の摺動面の径方向における全域で凸方向が一定の曲線である,複数の前記ディンプルの集合である,
    ことを特徴とする摺動部品。
  2. 前記第1ディンプル群を構成する前記ディンプルと前記第2ディンプル群を構成する前記ディンプルとは,深さが異なることを特徴とする請求項に記載の摺動部品。
  3. 前記第1ディンプル群は,当該第1ディンプル群に属する前記ディンプルの長軸を前記第1曲線に沿って配置するように構成され,
    前記第2ディンプル群は,当該第2ディンプル群に属する前記ディンプルの長軸を前記第2曲線に沿って配置するように構成され,
    前記第3ディンプル群は,当該第3ディンプル群に属する前記ディンプルの短軸を前記第3曲線に沿って配置するように構成され,
    前記第4ディンプル群は,当該第4ディンプル群に属する前記ディンプルの短軸を前記第4曲線に沿って配置するように構成される,ことを特徴とする請求項1または2に記載の摺動部品。
  4. 前記第1曲線,前記第2曲線,前記第3曲線及び前記第4曲線はらせん状に形成されることを特徴とする請求項に記載の摺動部品。
  5. 前記ディンプルの開口部の形状は楕円であることを特徴とする請求項1ないしのいずれかに記載の摺動部品。
  6. 前記第1ディンプル群に属する複数の前記ディンプルは,前記第1曲線に沿って等間隔に配置され,
    前記第2ディンプル群に属する複数の前記ディンプルは,前記第2曲線に沿って等間隔に配置され,
    前記第3ディンプル群に属する複数の前記ディンプルは,前記第3曲線に沿って等間隔に配置され,
    前記第4ディンプル群に属する複数の前記ディンプルは,前記第4曲線に沿って等間隔に配列される,ことを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の摺動部品。
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