JP7380015B2 - 車両用灯具 - Google Patents

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Description

本開示は、車両用灯具に関する。
従来の車両用灯具は、導光体と、導光体の入射面から光を入射させてこの導光体の出射面から光を照射する複数の光源と、を備えている(例えば、特許文献1参照)。
2018-120669号公報
従来の車両用灯具では、導光体の入射面に第1の光源と第2の光源と第3の光源の一部とが対向して配置されている。しかしながら、各光源は、導光体の出射面から照射する光の光度を考慮して配置されたものではない。そのため、出射面から照射する光の明るさ(光度)を調整することが困難となっている。
本開示は、上記の事情に鑑みて為されたもので、光源ごとに導光体から照射する光の光度を制御し、所望の光度で導光体を発光させることができる車両用灯具を提供することを目的とする。
本開示の車両用灯具は、入射面及び出射面を備える導光体と、入射面から光を入射して出射面から光を照射する複数の光源と、を有する発光部材を備えている。複数の光源は、入射面の中心位置を基準に発光中心が設定される第1光源と、第1光源を発光させた際に出射面から照射する光の光度よりも、発光時に出射面から照射する光の光度が低い第2光源と、を有する。そして、第2光源は、第1光源の発光中心よりも、入射面の中心位置に対して離間した位置に発光中心が設定される。さらに、導光体は、光を透過させない遮光性を有するブラケットに形成された溝部に挿入され、溝部に挿入された導光体の入射面は、周囲がブラケットで囲まれ、第2光源の入射面の中心位置からの位置ずれ方向は、溝部が開放していない方向とすることを特徴とする。
本開示の車両用灯具によれば、光源ごとに導光体から照射する光の光度を制御し、所望の光度で導光体を発光させることができる。
実施例1の車両用灯具を示す正面図である。 実施例1の車両用灯具の機能性ランプユニットを示す平面図である。 実施例1の車両用灯具を図2における A方向から見たときの拡大図である。 (a)は図3のB部の拡大図であり、(b)は図2のC部の拡大図である。 実施例1の車両用灯具において、基板が規定の取付位置よりも左方向にずれたときの要部を示す説明図である。 実施例1の車両用灯具の第1変形例を示す要部拡大図である。 (a)は実施例1の車両用灯具の第2変形例を示す要部拡大斜視図であり、(b)は実施例1の車両用灯具の第2変形例の入射面を示す説明図である。
以下に、本開示に係る車両用灯具の一例としての車両用灯具10の実施例1について図面を参照しつつ説明する。
(実施例1)
本開示に係る車両用灯具の一実施形態に係る実施例1の車両用灯具10を、図1から図4を用いて説明する。なお、実施形態及び図中において、特に断りがない場合、「前」、「後」は、各々、車両用灯具10が設置された車両の「前進方向」、「後進方向」を示し、「上」、「下」、「左」、「右」は、各々、車両に乗車する運転者から見た方向を示す。
実施例1の車両用灯具10は、図1に示すように自動車等の車両1のコンビネーションランプとして用いられるもので、車両1の前部左右のそれぞれに設けられる。なお、図1~図4では、車両1の前部右側に取り付けられた車両用灯具10を示す。この車両用灯具10は、ランプハウジングと、ランプハウジングの前方を覆う透明なレンズとによって区画された灯室10Aを形成する。車両用灯具10は、ヘッドランプユニット12と、機能性ランプユニット13と、を備えている。
ヘッドランプユニット12は、灯室10Aの中央部に設けられ、走行ビーム用配光パターンと、すれ違いビーム用配光パターンとを切り替えて発光する前照灯である。
機能性ランプユニット13は、灯室10Aの上部に設けられ、クリアランスランプや、ターンシグナルランプとして発光する。機能性ランプユニット13は、図2に示すように、複数(ここでは三個)の発光部材14A~14Cを有している。実施例1では、第1発光部材14A、第2発光部材14B、第3発光部材14Cと呼ぶ。
第1~第3発光部材14A~14Cのそれぞれは、丸棒状の透光性樹脂によって形成された一つの導光体20と、この導光体20の入射面21から光を入射して出射面22から光を照射する複数(ここでは二個)の光源(以下、「光源群30」という)と、を有している。
第1~第3発光部材14A~14Cの各導光体20は、左右方向に並べられると共に、一端部20aが車両後方に向けられた状態で、前後及び上下の位置が揃えられている(図2及び図3参照)。実施例1では、第1発光部材14Aの導光体20が最も左側(車両内側)に配置され、第3発光部材14Cの導光体20が最も右側(車両外側)に配置されている。
また、導光体20は、車両内側に配置されたものほど長く形成されると共に、車両1の外形形状に沿って湾曲している。つまり、第1発光部材14Aの導光体20が最長であり、第3発光部材14Cの導光体20が最短となっている。これにより、第1~第3発光部材14A~14Cでは、各導光体20の他端部20bが車幅方向にずれた状態で直線状に並ぶ。
導光体20は、光源群30からの光が入射する入射面21と、光を出射する出射面22と、入射面21と出射面22との間の導光路23と、を有する。入射面21は、導光体20の一端部20aの端面であり、図4(a)に示すように円形を呈している。ここで、導光体20は、少なくとも一端部20aの断面積は一定であり、入射面21の面積は、導光体20の一端部20aにおける導光路23の断面積と一致している。また、入射面21の表面粗さは、全面が均一の粗さに設定されている。第1~第3発光部材14A~14Cのそれぞれの導光体20の入射面21は、同一方向(車両後方)に向けられている(図2参照)。
また、導光体20の他端部20bのうち、他の導光体20に重複しない領域の周面が出射面22となっている(図2参照)。車両用灯具10を正面から見たとき、図1に示すように、直線状に並んだ三本の導光体20の出射面22が目視可能である。そのため、これらの出射面22から照射する光の光度を規定範囲に収めることが必要になっている。
導光体20の一端部20aは、灯室10Aの内部に設置されたブラケット15(図3参照)によって支持されている。ブラケット15は、光を透過させない遮光性を有する遮光性樹脂によって形成されており、車両上方に開放した開口15bを有する溝部15aが設けられている。導光体20は、一端部20aが開口15bを介して溝部15aの内側に挿入され、ブラケット15に支持される。これにより、導光体20の入射面21は、周囲がブラケット15によって囲まれる。
光源群30は、LED(Light Emitting Diode)等の発光素子で構成された第1光源31及び第2光源32を有する。第1~第3発光部材14A~14Cのそれぞれの光源群30は、図2に示すように、同一の基板16に実装されている。
基板16には、図示しない点灯制御回路が実装されており、第1光源31や第2光源32は、点灯制御回路から供給される制御電流によって適宜交互に点灯させられる。基板16は、光源群30が実装された面が導光体20の入射面21に対向する位置に配置され、図示しない固定構造を介して灯室10Aの内部に固定されている。
第1光源31は、入射面21の中心位置21aを基準にして、発光中心31aの位置が設定される光源である。第1光源31は、有色光であるアンバー色光を発光し、ターンシグナルランプ機能を有する。この第1光源31は、法規を満たすために高い光度が必要となる。第1光源31は、発光中心31aが入射面21に対向する位置に配置され、さらに、発光中心31aは、入射面21の中心位置21aに正対している。
ここで、「発光中心」とは、光源から放射される光の中心位置であり、光軸である。そして、「発光中心31aが入射面21に対向する」とは、図4(b)に示すように、第1光源31の光軸31bが入射面21を通過(交差)することである。さらに、「発光中心31aが入射面21の中心位置21aに正対する」とは、図4(b)に示すように、第1光源31の光軸31bが入射面21の中心位置21aを通ることである。
第2光源32は、発光時に出射面22から照射する光の光度が、第1光源21を発光させた際に出射面22から照射する光の光度よりも低い光源である。第2光源32は、白色光を発光し、クリアランスランプ機能を有する。この第2光源32は、法規を満たすために光度を上限以下に設定する必要がある。第2光源32は、発光中心32aが入射面21に対向するものの、入射面21の中心位置21aからずれる位置に配置されている。ここで「発光中心32aが入射面21の中心位置21aからずれる」とは、図4(b)に示すように、第2光源32の光軸32bが入射面21の中心位置21aを通らないことである。なお、第2光源32の発光中心32aも入射面21に対向するため、第2光源32の光軸32bは、入射面21を通過する(図4(b)参照)。
このように、第1~第3発光部材14A~14Cのそれぞれの光源群30では、全ての光源(第1光源31、第2光源32)がいずれも入射面21に対向している。また、発光時に出射面22から照射する光の光度が、第1光源31を発光させたときの出射面22から照射する光の光度よりも低い第2光源32は、発光中心32aが、第1光源31の発光中心31aよりも入射面21の中心位置21aから離れた位置に配置されている。つまり、発光中心32aは、第1光源31の発光中心31aよりも、入射面21の中心位置21aに対して離間した位置に設定される。この結果、入射面21の中心位置21aからの発光中心32aの位置ずれ幅は、発光中心31a位置ずれ幅よりも大きくなる。
また、図3に示すように、第1発光部材14Aにおける第2光源32は、入射面21の中心位置21aから車両下方(真下)に位置ずれしている。第2発光部材14Bにおける第2光源32は、入射面21の中心位置21aから右方向(車両外側)に位置ずれしている。第3発光部材14Cにおける第2光源32は、入射面21の中心位置21aから左方向(車両内側)に位置ずれしている。
つまり、第1~第3発光部材14A~14Cにおけるそれぞれの第2光源32は、いずれも入射面21の中心位置21aからの離れ方向(位置ずれ方向)が、溝部15aが開放していない方向、実施例1では車両上方以外の方向となっている。さらに、第1~第3発光部材14A~14Cにおけるそれぞれの第2光源32の入射面21の中心位置21aからの離れ方向は、第1~第3発光部材14A~14Cごとに異なっている。
以下、比較例の車両用灯具の課題を説明する。
例えば、特開2017-10770号公報等に開示されている比較例の車両灯具においては、棒状の導光体の一方の端面である入射面に、色相の異なる光を発する複数の光源を対峙させている。そして、色相が異なる光を発する光源を交互に点灯させ、異なる色の光を導光体の出射面から照射する。
ここで、複数の光源は同一の基板に実装されており、複数の光源を個別に発光させる際、同じ点灯制御回路を光源ごとに切り替えて使用する。そのため、点灯制御回路から各光源へは同じ大きさの制御電流が供給される。しかしながら、制御電流が同じ大きさであるために、光源によっては、ランプ機能ごとに決められた規定値以上の明るさ(光度)の光が出射面から照射することがある。そして、導光体の出射面が必要以上に明るくなりすぎることから、ランプ機能が規定を満足できないという問題が生じる。なお、各光源に供給される制御電流を制御して光源の発光光度を調整し、出射面から照射する光の光度を制御することも考えられる。しかしながら、この場合では、点灯制御回路が複雑化したり、コストが嵩んだりするという問題が生じる。
さらに、灯室内に複数の導光体を設けると共に、それぞれの導光体に対して複数の光源を対峙させる場合を考える。このとき、全ての光源を同一の基板に実装すると、基板が規定の取り付け位置から所定の方向(例えば左方向)に所定の幅だけずれたときには、この基板に実装された全ての光源も、規定された位置から基板のずれ方向と同じ方向(左方向)に所定の幅だけ位置ずれしてしまう。そのため、複数の導光体を同時に発光させたとき、複数の導光体の全体の発光光度が規定の光度よりも大幅に下がったり高まったりするという問題が生じる。
以下、実施例1の車両用灯具10の光度調整作用を説明する。
実施例1の車両用灯具10では、第1~第3発光部材14A~14Cが、それぞれ導光体20と、第1光源31及び第2光源32を有する光源群30と、を備えている。そして、第1光源31は、発光中心31aが入射面21の中心位置21aに正対する位置に配置されている。また、出射面22から照射する光の光度が、第1光源21を発光した際に出射面22から照射する光の光度よりも低い第2光源32は、発光中心32aが入射面21の中心位置21aからずれる位置に配置されている。すなわち、発光中心32aは、第1光源31の発光中心31aよりも、入射面21の中心位置21aに対して離間した位置に設定される。
これにより、第2光源32から出射された光は、第1光源31から出射された光よりも導光体20の入射面21に入射する割合が低下する。つまり、第2光源32の入射効率を第1光源31の入射効率よりも低下させることができる。また、第2光源32から出射された光は、導光路23に設計された導光効率の高い光路(入射面21の中心位置21aを通る光路)から外れて導光路23を通過する。そのため、第2光源32の導光効率は、第1光源31の導光効率よりも低下する。
このため、第2光源32を発光させたときに出射面22から照射する光の光度を、第1光源31を発光させたときに出射面22から照射する光の光度よりも低下させ、第2光源32を点灯させたときの導光体20の出射面22から照射する光の光度を抑制することができる。この結果、第2光源32点灯時に導光体20が必要以上に明るくなることを防止できる。また、第1光源31を発光させたときに出射面22から照射する光の光度は、第2光源32を発光させたときに出射面22から照射する光の光度よりも高い。このため、第1光源31を点灯したときの導光体20の出射面22から照射する光の光度が必要以上に低下することはない。この結果、第1、第2光源31、32ごとに導光体20から照射する光の光度を制御し、ランプ機能を満足させる所望の光度で導光体20を発光させることができる。
また、第1光源31及び第2光源32は、いずれも発光中心31a、32aが導光体20の入射面21に対向する位置に配置されている。つまり、図4(b)に示すように、第1光源31の光軸31bと、第2光源32の光軸32bは、それぞれ入射面21を通る。これにより、第1、第2光源31、32を発光させたときに出射面22から照射する光の光度が必要以上に低下することを防止でき、導光体20が必要以上に暗くなることを防止できる。この結果、ランプ機能を満足させる所望の光度で導光体20を発光させることができる。
そして、実施例1では、導光体20は遮光性を有するブラケット15によって支持され、一端部20aがブラケット15に形成された溝部15aに挿入されている。これにより、入射面21の周囲は、光を透過させないブラケット15で囲まれる。また、第2光源32は、入射面21の中心位置21aから溝部15aが開放していない方向、つまり、車両上方以外の方向に位置ずれしている。
これにより、第2光源32の発光中心32aが入射面21の中心位置21aに対して大きく位置ずれした場合であっても、遮光壁であるブラケット15によって光が遮断することができる。このため、入射面21の周囲からの光の漏れを防止して、不要な位置からの光の漏れを防ぐことができる。
以下、実施例1の車両用灯具10の組み付け作用を説明する。
実施例1の車両用灯具10において、機能性ランプユニット13を灯室10Aに組み付けるには、まず、ブラケット15の溝部15aに、第1~第3発光部材14A~14Cの導光体20の一端部20aを挿入する。続いて、灯室10Aを区画するランプハウジングにブラケット15を固定する。これにより、導光体20はランプハウジングに固定される。なお、導光体20は、適宜の位置が複数のブラケットによって支持される。一方、第1~第3発光部材14A~14Cの光源群30は、それぞれ基板16に規定された所定の位置に実装される。
そして、導光体20をランプハウジングに固定すると共に、光源群30を基板16に実装したら、光源群30が実装された基板16を、図示しない固定構造を介してランプハウジングに固定する。これにより、導光体20の入射面21と光源群30とが対峙し、機能性ランプユニット13は、灯室10Aに組み付けられる。
ここで、第1~第3発光部材14A~14Cが有するそれぞれの光源群30は、いずれも同一の基板16に実装されている。このとき、入射面21の中心位置21aから第2光源32が離れる方向(位置ずれ方向)は、第1~第3発光部材14A~14Cごとに異なっている。
これにより、図5に示すように、基板16が規定の取り付け位置から所定の方向(図5では左方向)に所定の幅だけ位置ずれした場合、第3発光部材14Cの第2光源32は、発光中心32aが図3に示す規定の位置よりも、入射面21から外れる方向に大きくずれる。第3発光部材14Cの第2光源32が、入射面21の中心位置21aから基板16の位置ずれ方向(左方向)と同一の方向に位置ずれしているためである。そのため、第3発光部材14Cの第2光源32を発光させたときに出射面22から照射する光の光度は、基板16が規定の位置に設置された場合よりも低下する。
しかし、これと同時に、第2発光部材14Bの第2光源32は、発光中心32aが図3に示す規定の位置よりも入射面21の中心位置21aに近づく。第2発光部材14Bの第2光源32が、入射面21の中心位置21aから基板16の位置ずれ方向(左方向)とは逆方向(右方向)に位置ずれしているためである。そのため、第2発光部材14Bの第2光源32を発光させたときに出射面22から照射する光の光度は、基板16が規定の位置に設置された場合よりも高くなる。
この結果、第2光源32を発光させたときに出射面22から照射する光の光度の変動を第2発光部材14Bと第3発光部材14Cの間で補完することが可能となり、複数の導光体20から照射する光の全体的な光度の変動を抑えることができる。
実施例1の車両用灯具10は、以下の各作用効果を得ることができる。
車両用灯具10は、入射面21及び出射面22を備える導光体20と、入射面21から光を入射して出射面22から光を照射する複数の光源(光源群30)と、を有する第1発光部材14Aを備えている。そして、複数の光源(光源群30)は、入射面21の中心位置21aを基準に発光中心31aが設定される第1光源31と、第1光源31を発光させた際に出射面22から照射する光の光度よりも、発光時に出射面22から照射する光の光度が低い第2光源32と、を有している。そして、第2光源32は、第1光源31の発光中心31aよりも、入射面21の中心位置21aに対して離間した位置に発光中心32aが設定される。このため、第1光源31、第2光源32ごとに導光体20から照射される光の光度を制御することができ、所望の光度で導光体20(出射面22)を発光させることができる。
第1光源31、第2光源32は、それぞれの発光中心31a、32aが、いずれも導光体20の入射面21に対向する位置に配置されている。これにより、第1、第2光源31、32を発光させたときに出射面22から照射する光の光度が必要以上に低下することを防止し、ランプ機能を満足させる所望の光度で導光体20を発光させることができる。
導光体20は、光を透過させない遮光性を有するブラケット15に形成された溝部15aに挿入される。そして、溝部15aに挿入された導光体20の入射面21は、周囲がブラケット15で囲まれる。また、第2光源32の入射面21の中心位置21aからの位置ずれ方向は、溝部15aが開放していない方向とする。これにより、第2光源32の位置ずれ幅が想定より大きくても、ブラケット15によって光を遮断し、入射面21の周囲からの光の漏れを防止することができる。
複数の発光部材(第1~第3発光部材14A~14C)が設けられ、第1~第3発光部材14A~14Cがそれぞれ有する導光体20は、入射面21が同一方向(車両後方)を向いた状態で固定されている。また、第1~第3発光部材14A~14Cがそれぞれ有する光源群30は、いずれも入射面21に対向した同一の基板16に実装されている。そして、第2光源32の入射面21の中心位置21aからの位置ずれ方向は、第1~第3発光部材14A~14Cごとに異なっている。これにより、基板16が規定の取り付け位置から位置ずれしても、第2光源32を発光させたときに導光体20から照射する光の光度の変動を第1~第3発光部材14A~14Cの間で補完することが可能となり、複数の導光体20を発光させたときの全体の発光光度の変動を抑えることができる。
車両用灯具10において、第1光源31は有色光であるアンバー色光を発光し、第2光源32は白色光を発光する。これにより、ターンシグナルランプ機能を有する第1光源31を発光させたときに出射面22から照射する光の光度を高くすることができる。また、クリアランスランプ機能を有する第2光源32を発光させたときに出射面22から照射する光の光度を抑制し、法規を満たすために光度を上限以下に設定することができる。
以上、本開示の車両用灯具を実施例1に基づき説明してきたが、具体的な構成については実施例1に限られるものではなく、特許請求の範囲の各請求項に係る発明の要旨を逸脱しない限り、設計の変更や追加等は許容される。
実施例1では、導光体20の入射面21の全面が均一な表面粗さに設定された例を示した。しかしながら、これに限らない。例えば、図6に示すように、入射面21の一部に表面が粗い粗面部24が形成されていてもよい。この場合、粗面部24の表面で光が散乱し、導光体20への光の入射を抑えることができる。そのため、発光させたときに出射面22から照射する光の光度を第1光源31よりも低くしたい第2光源32の発光中心32aを粗面部24に対向させ、光軸(ここでは不図示)が粗面部24を通る位置に第2光源32を配置する。これにより、第2光源32の発光中心32aを入射面21に対向させつつ、さらに出射面22から照射する光の光度の低下を図ることができる。
なお、この粗面部24は、発光時に出射面22から照射する光の光度の低下を望まない第1光源31の入光を妨げない範囲に形成する必要がある。第1光源31が発光したときに出射面22から照射する光の光度や発光中心31aの位置等に応じて粗面部24の形成位置や形状を設定することが望ましい。
実施例1では、入射面21の面積が、導光体20の一端部20aにおける導光路23の断面積と一致した例を示した。しかしながら、これに限らない。例えば、図7(a)に示すように、導光体20の一端部20aに膨出部20cを設け、入射面22に近づくにつれて導光体20の断面積を次第に広げてもよい。これにより、図7(b)に示すように、入射面21は、基本入射部25と、基本入射部25を膨出して形成された拡大入射部26と、を有することになる。ここで、基本入射部25は、面積が膨出部20cを除いた導光路23の断面積とほぼ一致している。一方、拡大入射部26は、第2光源32の発光中心32aが入射面21の中心位置21aから位置ずれする方向に膨出している。
これにより、入射面21は、第2光源32の光軸(ここでは不図示)が中心位置21aに対して位置ずれする方向に拡大することになり、光源群30の取付位置がばらついても、入射面21に第2光源32の発光中心32aを対向させることが可能になる。すなわち、光源群30の取付位置のバラツキ影響を抑えることができる。
実施例1では、機能性ランプユニット13が、複数(三個)の発光部材(第1発光部材14A、第2発光部材14B、第3発光部材14C)を有する例を示したが、これに限らない。ランプハウジングに設ける発光部材の数は一個でも良いし、二個の発光部材や、四個以上の発光部材をランプハウジング内に設けてもよい。
また、実施例1では、第1~第3発光部材14A~14Cが有する光源群30が、それぞれアンバー色光を発する第1光源31と白色光を発する第2光源32の二つの光源を有する例を示した。しかしながら、光源の数や色は任意に選択することができ、必要に応じて三個以上の光源を一つの導光体の入射面に対峙させてもよい。なお、三個以上の光源を一つの導光体の入射面に対峙させる場合には、発光時に導光体の出射面から照射する光の光度が相対的に高い光源を第1光源とし、発光時に導光体の出射面から照射する光の光度が相対的に低い光源を第2光源とする。
さらに、実施例1では、第1光源31の発光中心31aが入射面21の中心位置21aに正対し、第1光源31の光軸31bが入射面21の中心位置21aを通る例を示したが、これに限らない。導光体20の出射面22から照射する光の光度が相対的に低い第2光源32が、導光体20の出射面22から照射する光の光度が相対的に高い第1光源31よりも、入射面21の中心位置21aからの発光中心32aの位置ずれ幅が大きければよい。そのため、第1光源31の発光中心31aも、入射面21の中心位置21aに対して位置ずれしていてもよい。このとき、第2光源32よりも第1光源31の方が位置ずれ幅を小さくすると共に、位置ずれ幅の大きさを適切に設定することで、出射面22から照射する光の光度を所望の値に制御することができる。すなわち、導光体20の曲率や長さに応じて第1光源31や第2光源32の位置ずれ幅の大きさを調整することで、導光体20の出射面22から照射する光の光度を適切に制御して、導光体20を所望の光度で発光させることができる。
そして、実施例1の車両用灯具10では、導光体20の一端部20aが、ブラケット15に設けられた溝部15aに挿入されて支持される例を示した。しかしながら、これに限らない。例えば、ブラケット15に、このブラケット15を厚み方向に貫通する貫通孔を形成し、この貫通孔に導光体20の一端部20aを差し込むことで、導光体20を支持するようにしてもよい。さらに、ブラケット15の上面に導光体20の一端部20aを載置可能な載置面を形成し、この載置面に導光体20を載置することで支持するようにしてもよい。このとき、載置面に導光体20の外周面に沿う凹凸を設け、導光体20の位置ずれを防止してもよい。
1 車両
10 車両用灯具
13 機能性ランプユニット
14A 第1発光部材
14B 第2発光部材
14C 第3発光部材
15 ブラケット
15a 溝部
15b 開口
16 基板
20 導光体
21 入射面
21a 中心位置
22 出射面
23 導光路
24 粗面部
25 基本入射部
26 拡大入射部
30 光源群(複数の光源)
31 第1光源
31a 発光中心
32 第2光源
32a 発光中心

Claims (6)

  1. 入射面及び出射面を備える導光体と、前記入射面から光を入射して前記出射面から前記光を照射する複数の光源と、を有する発光部材を備え、
    前記複数の光源は、前記入射面の中心位置を基準に発光中心が設定される第1光源と、前記第1光源を発光させた際に前記出射面から照射する光の光度よりも、発光時に前記出射面から照射する光の光度が低い第2光源と、を有し、
    前記第2光源は、前記第1光源の発光中心よりも、前記入射面の中心位置に対して離間した位置に発光中心が設定され
    前記導光体は、光を透過させない遮光性を有するブラケットに形成された溝部に挿入され、
    前記溝部に挿入された前記導光体の前記入射面は、周囲が前記ブラケットで囲まれ、
    前記第2光源の前記入射面の中心位置からの位置ずれ方向は、前記溝部が開放していない方向とする
    ことを特徴とする車両用灯具。
  2. 請求項1に記載された車両用灯具において、
    前記複数の光源は、それぞれの発光中心がいずれも前記入射面に対向する位置に配置される
    ことを特徴とする車両用灯具。
  3. 請求項1又は請求項2に記載された車両用灯具において、
    前記入射面には、表面が粗い粗面部が形成され、
    前記第2光源の発光中心は、前記粗面部に対向する
    ことを特徴とする車両用灯具。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載された車両用灯具において、
    前記導光体は、前記入射面に近づくにつれて断面積が広がり、
    前記入射面は、前記第2光源の発光中心が前記入射面の中心位置から位置ずれする方向に膨出している
    ことを特徴とする車両用灯具。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか一項に記載された車両用灯具において、
    前記発光部材は、複数設けられ、
    前記複数の発光部材がそれぞれ有する前記導光体は、前記入射面が同一方向を向いた状態で固定され、
    前記複数の発光部材がそれぞれ有する前記複数の光源は、いずれも前記入射面に対向した同一の基板に実装され、
    前記第2光源の前記入射面の中心位置からの位置ずれ方向は、前記発光部材ごとに異なっている
    ことを特徴とする車両用灯具。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載された車両用灯具において、
    前記第1光源は有色光を発光し、前記第2光源は白色光を発光する
    ことを特徴とする車両用灯具。
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