JP7378021B2 - 洋上構造物用の浮体式基礎構造物 - Google Patents

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Description

本願は、少なくとも1つの浮体機構および少なくとも1つの質量機構を備え、質量機構は、接続状態において少なくとも1つの保持ロープによって浮体機構に接続可能である、洋上構造物用の浮体式基礎構造物に関する。さらに、本願は、洋上構造物、および浮体式基礎構造物を製造する方法に関する。
いわゆる再生可能エネルギー源から電気エネルギーを供給するために、少なくとも1つの風力タービンを有する風力発電所がますます利用されるようになっている。具体的には、風力タービンは、風の運動エネルギーを電気エネルギーに変換するように構成されている。
このようなシステムにおけるエネルギー産出量を増大させるために、風が強い可能性がある地点に風力発電所が配置または設置される。具体的には、洋上の地点は通常、比較的風がとぎれない状況があることおよび平均風速が高いことを特徴とし、そのため、いわゆる洋上風力発電所の建設が増えつつある。
通常は、洋上風力発電所は、複数の洋上風力タービン、測定マストなど、複数の洋上風力エネルギー装置、および/または少なくとも1つの洋上変電所を備え、その洋上変電所を介して、洋上風力発電所は、例えば、陸上変電所またはさらなる洋上変電所および洋上変換所に電気接続されている。さらに、陸上変電所は公共の電力網に接続することができる。
2つの洋上風力エネルギー装置の間、または、洋上風力エネルギー装置と陸上装置との間で電力を伝送するために、電力ケーブルが海底ケーブルの形態で敷設されている。
直接的に水底に、具体的には、海底にある基礎構造物(例えば、モノパイル、トリポッド、トリパイルまたはジャケット基礎)によって、洋上風力発電所が洋上風力エネルギー装置(具体的には、洋上風力エネルギー装置のタワー)をつなぎとめることが一般的な手法であったが、最近は、例えば、水深が大きい、例えば50m超、特に80m超の領域に、より単純かつコストがより削減された手法で洋上風力発電所を設置するために、浮体洋上風力エネルギー装置、例えば浮体洋上風力タービンの設置を検討することが増えている。
浮体洋上風力タービンなど、このような浮体洋上構造物は、典型的には、少なくとも1つの浮体機構および少なくとも1つの質量機構を有する。例えば、先行技術では、接続状態において、具体的には複数の保持ロープによって、質量機構を浮体機構に接続することができる。具体的には、質量機構は、少なくとも1つの保持ロープによって浮体機構から/において吊り下げられてよい。そうすることによって、少なくとも1つの保持ロープによって浮体機構に取り付けられた質量機構は、海底の上方に吊り下げることができるか、または任意選択で、海底に接触しかつ/または海底につなぎとめることができる。
この点において、保持ロープの一端を浮体機構に、保持ロープの他端を質量機構に固定することが先行技術により知られている。そのために、例えば、浮体機構および質量機構のそれぞれの取付点にアイレットが溶接されている。保持ロープの2つの端部は、クランプ、スプライスなどによってアイレットに固定することができる。例えば、連結はフォークヘッドおよびアンカープレートによって行うことができる。
その欠点は、このようなロープの固定具の製造が複雑であり(具体的には、高度な溶接が必要とされ)、それに相応するコストが必要になることである。さらに、例えばスエージングによるロープ端部の製造は時間もコストもかかる。さらに、質量機構へのロープ取付けの検査は、質量機構が通常は50mよりもはるかに大きい水深に位置決めされるため、非常に時間がかかる。
したがって、本願の目的は、少ない労力で、具体的には、低コストで、製造できかつ維持および/または点検できる洋上構造物の浮体式基礎構造物を提供することである。
その目的は、請求項1に記載の洋上構造物用の浮体式基礎構造物によって本願の第1の態様に従って解決される。浮体式基礎構造物は少なくとも1つの浮体機構を備える。浮体式基礎構造物は少なくとも1つの質量機構を備える。質量機構は、接続状態において、少なくとも1つの保持ロープによって浮体機構に接続可能である(具体的には、接続される)。接続状態において、浮体機構を質量機構に接続するために、保持ロープの接続セクションは、質量機構の接触セクションの周りでアーチ状に案内されている。
先行技術とは異なり、本願による浮体式基礎構造物では、保持ロープの一端が質量機構に直接的に固定されていないが、保持ロープが質量機構の接触セクションの周りをアーチ状に囲んでいるため、少ない労力で、具体的には、より低いコストで、製造できかつ維持できる浮体式基礎構造物が提供される。具体的には、取付点の総数および/または質量機構における取付点の数を減らすことができる。質量機構におけるアイレットなどの取り付けは全てなくすことができる。必要とされる溶接作業を減らすことができる。
具体的には、浮体式基礎構造物は、洋上構造物(洋上構造物の設置状態では静止している)を支持するように働くことができる。例示的でありかつ包括的でない洋上構造物には、具体的には、洋上風力タービン、洋上測定ステーション、洋上変電所などの風力発電所構造物があり、さらに、ドリリングプラットフォームなど、他の洋上構造物もある。
本願による浮体式(または浮体)基礎構造物は、少なくとも1つの浮体機構を備える。浮体機構は、互いに接続された1つまたは複数の浮体から形成することができる。その文脈では、浮体または浮揚体とは、具体的には、アルキメデスの原理に従って押しのけた分の浮力によって独立に浮揚性がある物体を意味する。浮揚体は、例えば、その内部が少なくとも部分的に中空でよく、かつ/または軽量の固体材料で充填されていてよい。
浮体機構が、2つの浮体を互いに連結するかまたはそれらを洋上構造物などの一部に連結するように働く少なくとも1つの連結要素(例えば、支柱)など、さらなる要素を備えてよいことが理解されるものとする。
さらに、本願による浮体式基礎構造物は、少なくとも1つの質量機構を備える。具体的には、質量機構は、重量機構またはバラスト機構である。質量機構は、1つの質量体もしくは相互連結された複数の質量体または重量体(バラスト体とも呼ばれる)によって形成することができる。
質量機構が、例えば、2つの質量体を互いに連結する少なくとも1つの連結要素(例えば、支柱)など、さらなる要素を備えてよいことが理解されるものとする。その点において、質量機構は、少なくとも一時的に、独立に浮揚可能である。例えば、質量機構は、一時的に(例えば、搬送のために)少なくとも部分的に気体で充填されてよい。気体は、具体的には設置場所で、少なくとも1つのバルブを介して、出すこと(および入れること)ができる。そのことは、質量機構の搬送ならびに設置を大幅に単純化する。
さらに、浮体式基礎構造物は少なくとも1つの保持ロープを備える。好ましくは、2つ以上の保持ロープが設けられてよい。保持ロープは、質量機構を浮体機構に(恒久的に)接続するように構成されている。質量機構が少なくとも1つの保持ロープによって浮体機構に接続されているときは、基礎構造物は接続状態にある。基礎構造物の接続状態および設置された状態において、質量機構および浮体機構は、互いに対して定められたように、具体的には、互いから特定の距離を有するように位置決めされる。ここで、定められた位置は、質量機構および浮体機構が互いに対して移動するときに(例えば、質量機構が浮体機構から吊り下げられているときに)も存在する。
本願によれば、接続状態において、保持ロープは、少なくとも浮体機構から質量機構に至り、質量機構の接触セクションの周りを案内されて浮体機構に戻ることが提供される。例えば、保持ロープの第1の端部は、浮体機構に(直接的に)固定されてよく、保持ロープの第2の端部は、浮体機構に(直接的に)固定されてよい。保持ロープは、第1の取付点から質量機構に(第1の垂直方向に)案内されてよく、質量機構から(垂直方向反対側に)、具体的には第2の取付点に戻るように案内されてよい。ここで、保持ロープの接続セクションは、質量機構の接触セクションの周りで弓形の形状(例えば、実質的にV字形またはU字形)に案内される。言い換えれば、質量機構の接触セクションに、少なくとも部分的に巻き付けられている。
具体的には、質量機構の安定した保持のために、具体的には、設置状態において、質量機構を浮体機構と恒久的に接続するために、保持ロープの一端がアイレットなどを介して質量機構に直接的に連結されている必要はないが、そのためには、重量の力が質量機構に作用するため、質量機構の一部、すなわち、接触セクションの周りを囲むだけで十分であることが本願に従って認識された。それゆえ、質量機構の重量は、数トン(例えば、1000トン超)でよい。質量機構の一部が保持ロープに囲まれることによって、保持ロープには、そこに重量の力が作用することによって、質量機構と浮体機構との間において張力が加えられている。そうすることによって、恒久的な接続、具体的には、質量機構と浮体機構との間の定められた位置が実現される。
本事例では、質量機構と浮体機構との間の接続は、保持ロープの一端を質量機構に(直接的に)連結することなく、保持ロープが質量機構の一部(すなわち、接触セクション)の周りを単に囲むことによって実現される。
保持ロープの接続セクションは、具体的には、接続状態において質量機構の接触セクションに接触する保持ロープの中間セクションである(少なくとも保持ロープの端部セクションの間に位置する)。質量機構の接触セクションは、接続状態において保持ロープの接続セクションに少なくとも部分的に接触する質量機構の1つまたは複数の要素(例えば、質量体および/または連結要素)によって形成することができる。
基本的には、少なくとも1つの保持ロープは任意の材料から形成することができる。好ましくは、保持ロープまたはテザーケーブルは、金属(例えば、鋼)、ポリエチレン(好ましくは、HDPE(高密度ポリエチレン))、または合成繊維材料から作製することができる。このような材料は、水中(具体的には塩水中)で使用するのに特に適しており、引っ張り強さが高い。
さらに、質量機構は、好ましくは、(具体的には、いわゆるキールの形態で)浮体機構において/から吊り下げられている質量安定機構とすることができる。質量安定機構は、基礎構造物(または洋上構造物)の設置された状態において基礎構造物(または洋上構造物)を安定させるように構成することができる。そのために、質量安定機構は、少なくとも1つの保持ロープによって振り子の形態で吊り下げられていてよい。
好ましい実施形態では、浮体機構は、複数(例えば(少なくとも)3つ、好ましくは、7つの)浮体を取り付けできる管(具体的には、鋼管)および/または支柱(具体的には、鋼支柱)の形態の、複数の連結要素によって形成することができる。例えば、3つの浮体は、設置状態において水平面内に三角形を形成することができる(三角形の各辺を1つの浮体によって形成できる)。三角形の内側に付加的な浮体を配置してよい。
具体的には、浮体機構は、複数の保持ロープによって質量安定機構に接続することができる。質量安定機構は、好ましくは、設置状態において水平面内に三角形を形成する、複数の管状質量体を備えることができる。接続状態において浮体機構から吊り下げられることによって、質量安定機構は、設置された状態において基礎構造物を十分に(恒久的に)安定させる振り子として働く。
基本的には、質量機構は任意の材料から形成することができる。好ましくは、質量機構(具体的には、少なくとも1つの質量体)は、鋼、鋳鉄、鋳鋼、コンクリート、セメント状用材またはそれらの組み合わせから作製することができる。このような材料は、重りモジュールとして水中で使用するのに特に適している。
本願による浮体式基礎構造物の好ましい実施形態によれば、接続状態において、保持ロープの接続セクションが、質量機構の接触セクションが保持/維持されるループリテーナーを形成するように、保持ロープの接続セクションは質量機構の接触セクションの周りでアーチ状に案内されてよい。具体的には、ループリテーナーは、少なくとも半回転形成することができる。保持ロープは、質量機構の接触セクションの周りで、少なくとも完全に1周(例えば、少なくとも約1.5回転)してもよいかまたはその分だけ延びていてよいことが理解されるものとする。単純な手法で確実な接続を確立することができる。
浮体式基礎構造物のさらなる実施形態によれば、接続状態において、保持ロープの接続セクションは、少なくとも2つのレッグサブセクションおよび少なくとも1つのベンドサブセクションによって形成することができ、2つのレッグサブセクションはベンドサブセクションによって互いにつながっていてよい。レッグサブセクションの間の角度は、少なくとも135°未満、好ましくは少なくとも90°未満、より好ましくは少なくとも15°未満でよい。少なくとも135°未満の角度で、確実な接続を確立することができる。具体的には、その事例では、質量機構を(重量の力が作用することで)確実に保持できる、ほぼU字形のループリテーナーを形成することができる。角度が少なくとも15°未満(すなわち0°と15°との間)であるときに、特に好ましい接続が実現される。
さらに、保持ロープへの機械的ストレス、したがって負荷は、接続状態において(曲がった)接続セクションの曲げ半径に、とりわけ応じて変わることが認識された。したがって、浮体式基礎構造物のさらなる好ましい実施形態によれば、具体的には質量機構の(ループ状にされる)接触セクションの領域において、保持ロープの曲げ半径は、保持ロープの直径よりも少なくとも2倍大きく、好ましくは少なくとも5倍大きく、特に好ましくは少なくとも10倍大きい(最大で1000倍大きい)ことが提案される。曲げ半径が保持ロープの直径の15倍、特に20倍であることが特に有利である。また、一実施形態では、保持ロープは、質量機構または質量機構の接触セクションの周りに複数回巻き付けてよい。
既に説明したように、保持ロープは、好ましくは、2つのロープ端部によって浮体機構に(直接的に)取り付け可能でよい。浮体式基礎構造物の実施形態によれば、保持ロープの(両方の)端部は、それぞれ1つの取付点において浮体機構に固定する/取り付けることができ、接続状態において、取付点は、質量機構の接触セクションよりも垂直方向の上にある。好ましくは、保持ロープの両端が、共通の取付点または2つの異なる取付点で直接的に浮体機構に固定されており、保持ロープの両方の取付点は、先行技術の場合(保持ロープの一端の取付点が質量機構に取り付けられているとき)よりも水面に近い。取付点の検査および/またはメンテナンスは、有意に単純化することができる。保持ロープの2つのセクションの間で張力が分割されるので、直径がより小さい保持ロープを選択することもでき、そのことは、保持ロープおよびロープ端部装置のコストに良い影響を有する。
本願による浮体式基礎構造物のさらなる実施形態によれば、接続状態において、質量機構は、(恒久的な、すなわち、実質的に不変の)接続位置(設置位置とも呼ばれる)において少なくとも1つの保持ロープによって浮体機構から吊り下げられていてよい。説明してきたように、吊り下げられている質量機構は、具体的には、動作中の洋上構造物の位置を安定させるように配置することができる。接続位置と水底との間の距離は、好ましくは少なくとも15m、特に好ましくは少なくとも50mでよい。距離の上限は、具体的には、基礎構造物の設置地点の水深に応じて変わり、その水深によって限定される。
浮体式基礎構造物のさらなる実施形態では、(例えば、アンカーまたは同様の装置の形態の)質量機構は、接続状態において水底と接触していてよい。
本願による浮体式基礎構造物の特に好ましい実施形態によれば、少なくとも1つの運動低減要素は、保持ロープの接続セクションにおよび/または質量機構の接触セクションに配置することができ、運動低減要素は、接続状態において保持ロープの接続セクションと質量機構の接触セクションとの間の相対的な移動を低減させるように少なくとも構成されている。1つまたは複数の運動低減要素の配置によって、接触セクションにおいて保持ロープと質量機構との間の相対的な移動を少なくとも低減させることによって、摩擦による摩耗を低減させることができる。その構造物の耐用年数を増大させることができる。
運動低減要素のさらなる利点は、基礎構造物の設置状態においてさらに確実な手法で保持ロープと質量機構との間の連結を維持できることである。具体的には、(強い水流が存在しても)さらに安全な手法で、質量機構からの保持ロープのスリップを防止することができる。
少なくとも1つの運動低減要素は、保持ロープの接続セクションの接触面および/または質量機構の接触セクションの接触面など、保持ロープの接続セクションおよび/または質量機構の接触セクションに配置することができる。要素(例えば、保持ロープ)の接触面は、具体的には、接続状態において、さらなる要素(例えば、質量機構)のさらなる接触面に少なくとも一時的および潜在的に接触する表面である。
好ましくは、少なくとも1つの運動低減要素は、
- クランプ要素と、
- 保持ロープの接続セクションと質量機構の接触セクションとの間の接触領域における摩擦を増大させるように構成された、すなわち、具体的には、前記接触領域における摩擦を増大させるように構成された、摩擦要素と、
- 接着剤と、
- ポッティング剤(またはグラウチング手段)と
を含む群から選択することができる。
例えば、1つまたは複数のクランプ要素は、相対的な移動を少なくとも制限するために、保持ロープの接続セクションおよび/または質量機構の接触セクションに取り付けることができる。また、接続状態においてポッティング剤を施すことができる。少なくとも1つの接触面が、保持ロープと質量機構との間の摩擦係数を(例えば、少なくとも0.5超に)増大させる摩擦要素を備えることも考えられる。保持ロープと質量機構との間の少なくとも1つの接触面に接着剤を施すことも考えられる。異なる運動低減要素を組み合わせてよいことが理解されるものとする。
さらなる好ましい実施形態によれば、少なくとも1つの摩擦低減要素は、(少なくとも接続状態において)保持ロープの接続セクションおよび/または質量機構の接触セクションに配置することができ、摩擦低減要素は、保持ロープの接続セクションと質量機構の接触セクションとの間の接触領域の摩擦係数を、少なくとも0.15未満、具体的には0.05未満に低減させるように少なくとも構成されている。具体的には、接続セクションまたは接触セクションのそれぞれの接触面の間の、摩擦係数を低減させることによって、摩擦ベースの摩耗を低減させることができる。
好ましくは、少なくとも1つの摩擦低減要素は、保持ロープの接続セクションおよび/または質量機構の接触セクションの、少なくとも1つの潤滑接触面および/または油脂塗布接触面であってよい。代替的または付加的に、少なくとも1つの摩擦低減要素は、保持ロープの接続セクションおよび/または質量機構の接触セクションの柔軟な表面層であってよく、柔軟な表面層は、具体的には、エラストマー材料から作製されてよい。
例示的であるが包括的でないエラストマー材料には、具体的には、材料のせん断変形によって保持ロープまたは接触セクション表面の伸長を可能にするネオプレン(登録商標)ゴム、熱可塑性エラストマー材料、またはポリマー材料が含まれ、具体的には、保持ロープの接続セクションと質量機構の接触セクションとの間の相対的な移動が事実上ない。特に好ましくは、保持ロープの接続セクションの接触面も、柔軟な層(例えば、接続セクションの外側のロープ表面全体)を有することができ、質量機構の接触セクションの接触面も柔軟な層を有することができる。
さらに、摩擦低減要素(例えば、柔軟な層)は、運動低減要素(例えば、クランプ要素)と組み合わせて使用することができる。
さらに、浮体式基礎構造物のさらなる実施形態によれば、質量機構の接触セクションは、凹所を備えることができ、凹所の内部形状は、具体的には保持ロープの接続セクションの外部形状に対応することができる。具体的には、凹所は、保持ロープの接続セクションの外部形状に対応する溝の形状で形成することができる。溝の直径は、保持ロープの接続セクションの直径に等しいかまたはそれよりもわずかに大きくてよい。横方向のスリップのリスクをさらに低減させることができる。
本願による浮体式基礎構造物の特に好ましい実施形態によれば、質量機構の接触セクションは、質量機構に取り付けられた回動ピン(など)によって形成することができる。回動ピンは、質量機構の形状および向きとは関係なく保持ロープの向きを設定するように構成されている。言い換えれば回動ピンは、偏向機能および位置合わせ機能を有し、具体的には、運動低減要素として設計することもできる特に好ましい実施形態を表す。(例えば円筒形の)回動ピンは、例えば、質量機構の外壁から突出し、その端部に(少なくとも部分的に)周方向のカラーを有することができる。その場合、保持ロープの接触セクションは、質量機構の外壁と周方向カラーとの間でアーチ状に延びてよい。
質量機構は回動ピンを複数有することができる。具体的には、回動ピンは、質量機構の外側に、好ましくは、先に説明した質量機構の角領域に設けることができる。
好ましくは、(例えば、回動ピンまたは同様の要素の形態の)接触セクションは、質量機構に摩擦によってつながれている(例えば、溶接される、螺合される、接着される、成型される)。
本実施形態により、特に確実な手法で保持ロープを質量機構に接続することが可能になる。
設置状態において、具体的には、基礎構造物が動作している状態において、保持ロープまたはケーブルに強い力が作用し、その力は、とりわけ、設置場所に存在する(一時的な)流れによって、具体的には波によっても、増大される場合がある。保持ロープの損傷(例えば、保持ロープの引き裂き)のリスクを少なくとも低減させるために、さらなる好ましい実施形態によれば、保持ロープの少なくとも一つの端部に(好ましくは、保持ロープの両端に)、(保持ロープを浮体機構に取り付けるための)ばね式懸架機構が配置されることが提案される。具体的には、ばね式懸架機構は、保持ロープの動的な力のピークを、保持ロープの非ばね式アタッチメントと比べて少なくとも5%、好ましくは少なくとも15%低減させるように構成することができる。
さらに、浮体式基礎構造物のさらなる実施形態によれば、保持ロープに、少なくとも1つの機械的吸振器、具体的には、ストックブリッジ吸振器を配置することができる。機械的吸振器は、具体的には、例えば、水流および/または洋上構造物の構成要素によって引き起こされる振動を低減させることができる。
本願による浮体式基礎構造物のさらなる実施形態によれば、少なくとも1つのリフティングデバイス(例えば、ウィンチ、ストランドジャッキ、ラチェット機構など)は、保持ロープの少なくとも1つの端部に(好ましくは、両端に)少なくとも一時的に配置可能であってよい。具体的には、リフティングデバイスは、質量機構を垂直方向に、例えば、搬送位置と設置位置(または接続位置)との間で移動させるように構成されている。そのために、保持ロープは、リフティングデバイスに一時的に接続することができる。
本願による設置方法において、事前組立てステップで、質量機構との浮体機構の接続は、少なくとも1つの保持ロープによって、具体的には、(既に説明してきたように)保持ロープの接続セクションを質量機構の接触セクションの周りで弓形に案内することによって実行されることを提供することができる。これは、例えば港で行うことができる。事前組立てステップの後にまたは事前組立てステップの途中で、質量機構は、リフティングデバイスによって搬送位置に位置決めすることができる。この搬送状態で、基礎構造物を特定の設置地点に運ぶ、具体的には、牽引することができる。
設置地点では、リフティングデバイスによって、質量機構を設置位置に移動することができる。設置位置は、具体的には、垂直方向に見ると、搬送位置よりも低い位置である。少なくとも1つのリフティングデバイスは、例えば設置位置に到達した後に取り外すことができる。本願による基礎構造物の搬送は、単純な手法で実行することができる。また、リフティングデバイスは、検査作業および/またはメンテナンス作業の間に使用することができる。
浮体式基礎構造物のさらなる実施形態によれば、2つの隣接するロープセクション(具体的には、少なくとも部分的に互いに実質的に平行に延びるロープセクション(例えば、2つのレッグセクション))は、少なくとも1つのロープブリッジを介して互いに接続されてよい。ロープブリッジは、具体的には、隣接するロープセクションの定められた位置を保証することができ、好ましくは、接続されたロープに起こる振動をさらに低減させる。
本願のさらなる態様は、先に説明した少なくとも1つの浮体式基礎構造物を備えた洋上構造物である。具体的には、本願による洋上風力発電所は、それら洋上構造物を、例えば、洋上風力タービンの形態で複数有することができる。
本願のさらなる態様は、浮体式基礎構造物、具体的には、先に説明した浮体式基礎構造物を製造する方法である。本方法は、
- 少なくとも1つの浮体機構を用意することと、
- 少なくとも1つの質量機構を用意することと
を含み、
本方法はさらに、
- 少なくとも1つの保持ロープによって、保持ロープの接続セクションが質量機構の接触セクションの周りでアーチ状に案内されることによって、浮体機構を質量機構に接続することを含む。
基礎構造物、洋上構造物および方法の特徴は、自由に互いに組み合わせてよい。具体的には、本明細書および/または従属請求項の特徴は単独でもまたは互いに自由に組み合わせても、独立請求項の特徴を完全にまたは部分的に回避しても独立して進歩性を有することができる。
今や、本願による基礎構造物、本願による洋上構造物および本願による方法を設計し、さらに発展させる可能性が多数存在する。その点において、一方で独立請求項に従属する特許請求項が、他方で図面に関連する実施形態の説明が参照される。
本願による浮体式基礎構造物の実施形態の概略図である。 本願による浮体式基礎構造物のさらなる実施形態の概略図である。 図2aによるさらなる実施形態の概略部分図である。 図2aによるさらなる実施形態の概略部分図である。 本願による浮体式基礎構造物のさらなる実施形態の概略図である。 本願による浮体式基礎構造物のさらなる実施形態の概略部分図である。 本願による浮体式基礎構造物のさらなる実施形態の概略部分図である。 本願による浮体式基礎構造物のさらなる実施形態の概略部分図である。 本願による浮体式基礎構造物のさらなる実施形態の概略部分図である。 本願による方法の実施形態のダイヤグラムである。 本願による浮体式基礎構造物のさらなる(特に好ましい)実施形態の概略図である。
図では、同じ要素には同じ参照符号が用いられている。
図1は、洋上構造物102用の本願による浮体式基礎構造物100の実施形態の概略図を示す。例示的に、洋上風力タービン102が洋上構造物102として示されている。本願の他の変形例において他の洋上構造物を設けてよいことが理解されるものとする。
図示の浮体式基礎構造物100は、浮体機構104および質量機構106を備える。浮体機構104は、少なくとも1つの浮体または浮揚体を備え、それらは、例えば、少なくとも部分的に、内部が中空でありかつ/または軽量の固体材料で充填されていてよい。
質量機構106は少なくとも1つの質量体を備え、質量体は、鋼、鋳鉄、鋳鋼、コンクリート、セメント状用材、またはそれらの組み合わせから作製されてよい。重量の力gが質量体に作用する。
質量機構106および浮体機構104は概して、任意の外形を有することができる。好ましくは、管状または円筒形の質量体および/または浮体を設けることができる。
基礎構造物100は、ここでは、質量機構106が少なくとも1つの保持ロープ108を用いて浮体機構104に接続されている接続状態で示されている。少なくとも1つの保持ロープ108またはテザーケーブル108は、金属(例えば、鋼)、ポリエチレン(好ましくは、HDPE(高密度ポリエチレン))、または合成繊維材料から作製されてよい。
浮体機構104を質量機構106に接続する接続状態において、保持ロープ108の接続セクション112は、質量機構106の接触セクション110の周りでアーチ状(V字形)に案内されている。保持ロープ108の接続セクション112と質量機構106の接触セクション110との間では、重量の力gがそれらに作用することで、確実な接続、したがって、浮体機構104と質量機構106との確実な接続が確立される。具体的には、重量の力が弓形の接続セクション112に作用するため、保持ロープ108は、(保持ロープの一端を質量機構に直接的につなぐ必要なく)構造物が安定したかつ耐久性のある状態をとるように張力を受けている。
具体的には、見て分かるように、保持ロープ108は、実質的に半周分を用いて質量機構106の接触セクション110を取り囲んでいる。本願の他の変形例では、保持ロープは、半周を越える分が接触セクション110に巻き付けられてもまたは取り囲んでもよい。
見て分かるように、例えば、保持ロープ108の第1の端部118は、浮体機構104において第1の取付点122(例えば、溶接したアイレット)に固定されていてよい。第1の端部118は、第1の端部セクション114のうちの接続セクション112によって接合された部分である。接続セクション112では、保持ロープ108の他方の端部120を用いて第2の端部セクション116が接合されており、その端部120は、浮体機構104において第2の取付点124(例えば、溶接したアイレット)に固定されている。
参照符号126は水面を表し、参照符号128は水底面(具体的には海底面)を表す。見て分かるように、本実施形態では、(恒久的な、具体的には不変の)接続位置111において、質量機構106は、少なくとも1つの保持ロープ108によって浮体機構104において/から吊り下げられており、接続位置111と水底128との間の距離113は、好ましくは少なくとも15m、より好ましくは少なくとも50mである。その例では、質量機構106は、具体的には、浮体機構104または洋上構造物102の位置を安定させるために振り子の機能を果たすことができる。
他の変形例では、接続状態において、質量機構は、水底と接触していてもよく、例えば、水底で静止していても、少なくとも部分的に埋められていてもよい。
図2aは、本願による浮体式基礎構造物200(分かりやすくするために洋上構造物なしで示されている)のさらなる実施形態の概略図を示す。繰り返しを避けるために、以下では基本的に先の実施形態との違いだけを説明し、それ以外は先の説明を参照する。
具体的には、図示の基礎構造物200はテトラスパーのコンセプトに基づいている。本実施形態では、浮体機構204は、相互連結できる複数の(管状の)浮体230を備える。例えば、3つの浮体230が、設置状態において水平面内に三角形を形成することができる(三角形の各辺を浮体230によって形成できる)。さらに、三角形の中央には垂直に延びる浮体234を配置することができ、さらなる浮体230が、広がっている三角形の各角から、垂直に配置された浮体230まで延びることができる。さらに、安定化のために支柱232を設けることができる。
本事例では、質量機構206が浮体機構204に/から接続されており、具体的には、吊り下げられている。具体的には質量安定機構206として形成されている質量機構206は、管状の質量体236を複数備えることができ、管状の質量体236は、好ましくは、設置状態において水平面内に三角形を形成する(三角形の各辺を質量体236によって形成できる)。そのことによって、質量安定機構206は、設置された状態で基礎構造物200を十分に(恒久的に)安定させる振り子として作用することができる。
質量機構206と浮体機構204とを接続するために、複数の保持ロープ208.1、208.2、208.3が使用されている。先に説明したように、接続状態において、保持ロープ208の接続セクション212は、質量機構206の接触セクション210の周りでアーチ状に案内されている。本事例では、具体的には、質量機構206の接触セクション210として質量体236によって形成された三角形の角領域に巻き付けられている。
このような角領域の拡大部分が図2bおよび図2cに例として示されている。まず、2つの質量体236が角領域において連結要素240によって互いに接続されており、連結要素240は、具体的には、質量体236のそれぞれの開口部を貫通していることを理解できる。連結要素240のそれぞれの外側の端部は、その開口部から突出している。例えば、質量体236への連結要素240の溶接(または別の連結)を行うことができる。
見て分かるように、接続状態において、保持ロープ208の接続セクション212が、質量機構206の接触セクション210が(確実に、具体的には、重量の力が作用することで)保持されるループリテーナーを形成するように、保持ロープ208の接続セクション212は質量機構206の接触セクション210の周りを弓形に案内されている。具体的には、保持ロープ208は、開口部から突出する連結要素240の端部がさらに保持ロープのスリップのリスクを軽減するように、連結要素240の周りを案内され、連結要素240と協働することができる(具体的には図2c参照)。
さらに、保持ロープ208の接続セクション212は、2つのレッグサブセクション244、246およびベンドサブセクション248によって形成されており、レッグサブセクション244、246はベンドサブセクション248によって互いにつながっている。レッグサブセクション244と246との間の角度242は、少なくとも135°未満、好ましくは少なくとも90°未満、より好ましくは少なくとも15°未満である。
図3は、本願による浮体式基礎構造物300のさらなる実施形態の概略図を示す。具体的には、概要をつかめるように一部分だけが示されている。質量機構306は図2の質量機構に相当する。本事例では、質量体336の(角領域全体ではなく)端部領域によって接触セクション312が形成されている。具体的には、管状の質量体336の各端部領域には、それぞれの保持ロープ308が巻き付けられている。さらに本実施形態では、保持ロープ308は、開口部から突出する連結要素340の端部がさらに保持ロープ308のスリップのリスクを軽減するように、連結要素340の周りを案内され、連結要素340と協働することができる。
さらに見て分かるように、それぞれのレッグサブセクション244、246が実質的に互いに平行になるように、角度342は実質的に0°でよい。
図4は、本願による浮体式基礎構造物400のさらなる実施形態の概略(断面)部分図を示す。繰り返しを避けるために、以下では実質的に先の実施形態との違いだけを説明し、それ以外は先の説明を参照する。
本実施形態では、質量機構406の接触セクション410は、溝456の形態の凹所456を備える。ここで、溝の内部形状は、接続セクション412の外部形状に対応する。具体的には、溝456の直径458は、接続セクション412の外径460に実質的に一致してよい。例えば、溝は深さが保持ロープ408の半径に実質的に等しくてよい。接続している状況では、保持ロープ408の接続セクション412は、溝456に配設することができる。そのことは、保持ロープ408のスリップをさらに防止することができる。
図5は、本願による浮体式基礎構造物500のさらなる実施形態の概略部分図を示す。繰り返しを避けるために、以下では基本的に先の実施形態との違いだけを説明し、それ以外は先の実施形態を参照する。
図示の例では、少なくとも1つの摩擦低減要素560が、質量機構506の接触セクション510に配置されている。具体的には、摩擦低減要素560は、ネオプレンゴムなどのエラストマー材料から作製された柔軟な(例えば、付着された)層560である。層560は、質量機構506の接触セクション510と保持ロープ508の接続セクション512との間の接触領域における摩擦係数を、少なくとも0.15未満、具体的には0.05未満に低減させるように少なくとも構成されている。本願の他の変形例では、摩擦低減要素は、代替的または付加的に、保持ロープの外面に配置するか、または外面を形成することができる。
図6は、本願による浮体式基礎構造物600のさらなる実施形態の概略部分図を示す。繰り返しを避けるために、以下では基本的に先の実施形態との違いだけを説明し、それ以外は先の実施形態を参照する。
ここで、質量機構606の接触セクション610に少なくとも1つの運動低減要素668が配置されており、運動低減要素668は、保持ロープ608の接続セクション612と質量機構606の接触セクション610との間の相対的な移動を低減させるように少なくとも構成されている。具体的には、運動低減要素668として、ここでは接着層668の形態の接着剤668が、接触セクション610の(潜在的)接触層に施される。
本願の他の変形例では、代替的または付加的に接着層を保持ロープの接続セクションに施すことができる。好ましくは、2成分接着剤を運動低減要素として使用でき、1つの成分を接続セクションに施すことができ、1つの成分を接触セクションに施すことができる。2つの成分が接触したときにだけ、接着作用を発生させることができる。
本願の他の変形例では、代替的または付加的に、少なくとも1つのクランプ要素を設けることができ、クランプ要素は、クランピング作用によって接続セクションを接触セクションに固定することができる。
図7は、本願による浮体式基礎構造物700のさらなる実施形態の概略部分図を示す。繰り返しを避けるために、以下では基本的に先の実施形態との違いだけを説明し、それ以外は先の実施形態を参照する。
具体的には、保持ロープ708に作用する力、したがって、保持ロープ708の損傷のリスクを低減させるために、以下で説明する要素のうちの1つまたは複数を任意選択で設けることができる。
例えば、保持ロープ708の少なくとも1つの端部718、720に(好ましくは、図示のように、保持ロープ708の両端718、720に)、保持ロープ708を浮体機構706に固着させるためのばね式懸架機構772を配置することができる。具体的には、ばね式懸架機構772は、保持ロープ708の動的な力のピークを、保持ロープ708の非ばね式アタッチメントと比べて少なくとも5%、好ましくは少なくとも15%低減させるように構成されている。
代替的または付加的に、少なくとも1つの機械的吸振器774(好ましくは、吸振器774は保持ロープの各端部セクション714、716に配置できる)を設けることができる。ここでは、ストックブリッジ吸振器774が保持ロープ708に取り付けられている。
代替的または付加的に、隣接するロープセクション714と716との間にロープブリッジ776を配置することができる。具体的には、少なくとも1つの(ほぼ剛体的に形成された)ロープブリッジ776によって、保持ロープ708の実質的に平行な端部セクション714と716とを接続することができる。
少なくとも一時的に(破線で示されている)、少なくとも1つのリフティングデバイス778(例えば、ケーブルウィンチ778)が、保持ロープ708の少なくとも1つの端部718、720に(好ましくは、両端718、720に)配置可能でよい。例えば、ケーブルウィンチを保持ロープ708に少なくとも一時的に接続することができる。具体的には、リフティングデバイス778は、質量機構(概要をつかめるようにここでは図示しない)を垂直方向に、例えば、搬送位置と設置位置(または接続位置)との間で移動させるように構成されている。
図1から図7による説明済みの実施形態は互いに組み合わせることもできることが理解されるものとする。
図8は、本願による方法の実施形態のダイヤグラムを示す。具体的には、図1から図7による実施形態またはそれらの組み合わせのうちの1つに従って先に説明した浮体式基礎構造物を製造する方法が示されている。
第1のステップ801で、少なくとも1つの(先に説明した)浮体式基礎構造物を用意することが行われる。ステップ802(例えば、ステップ801と並行して行ってよい)で、少なくとも1つの(先に説明した)質量機構を用意することが行われる。
ステップ803で、浮体機構を質量機構に接続することが、少なくとも1つの保持ロープによって、保持ロープの接続セクションを質量機構の接触セクションの周りでアーチ状に案内することによって行われる。言い換えれば、少なくとも1つの保持ロープが、質量機構のセクションの周りを環状に囲み、そうすることで、重量の力が質量機構に作用することによって浮体機構と質量機構との間の(確実な、具体的には、恒久的な)接続が確立される。
例えば、最初に、浮体に取り付けられた第1の端部から第1の垂直方向に保持ロープを案内することができる。次いで、接続セクションを接触セクションの周りで弓形に、例えば、半円に案内することができる(説明したように、方向転換を複数回行ってよい)。次いで、例えば、垂直方向反対側に保持ロープを案内することができ、保持ロープの他端を浮体に固定することができる。保持ロープを垂直方向に案内することは、例えば、保持ロープのレッグサブセクションの間の角度を0°と135°との間に定めるために、水平の構成要素を含むことができることが理解されるものとする。
任意選択で、ステップ801から803の後にステップ804から806を続けることができる。それらステップ804から806は、独立した方法をなしてもよい。具体的には、ステップ804から806で、本願による浮体式基礎構造物の設置方法を述べることができる。
事前組立てステップ804(ステップ803と少なくとも部分的に同じでよい)で、浮体式基礎構造物を質量機構に接続することが、少なくとも1つの保持ロープによって、具体的には、保持ロープの接続セクションを質量機構の接触セクションの周りで円弧上に案内することによって行われる。これは、例えば、港で行うことができる。ステップ804で、少なくとも1つのリフティングデバイスによって、質量機構を搬送位置に位置決めすることができる。
ステップ805で、基礎構造物のこのような搬送状態で、基礎構造物を特定の設置地点に運ぶ、具体的には、船舶で牽引することができる。
設置地点では、リフティングデバイスによって、質量機構を設置位置に移動することができる(ステップ806)。設置位置(接続位置とも呼ばれる)は、具体的には、垂直方向に見ると、搬送位置よりも低い位置である。少なくとも1つのリフティングデバイスは、例えば設置位置に到達した後に取り外すことができる。
図9は、本願による浮体式基礎構造物900のさらなる(特に好ましい)実施形態の概略図を示す。具体的には、質量機構906の角領域が示されている。
見て分かるように、少なくとも1つの接触セクション910が、質量機構906(具体的には、外側)に摩擦によってつながれている(例えば、溶接される、螺合される、接着される、成型される)。
具体的には、質量機構906の接触セクション910は、ここでは、質量機構906に固定された回動ピン910(など)によって形成されている。回動ピン910は、保持ロープ908の移動を低減させるように構成されている。回動ピン910はその端部に周方向カラーを有してよい。接触セクション912は、質量機構906の外壁と(弓形の)周方向カラーとの間で、延在してよいかまたは案内されてよい。具体的には、カラーと外壁との間の距離は、挿入された保持ロープ908(具体的には、接触セクション912)の外径よりも(わずかに)小さくてよい。具体的には、回動ピン910は、設置状態において質量機構906の外壁と周方向カラーとの間で保持ロープ908の接触セクション912のクランプ留めが確立されるようにして保持ロープに適合できる。付加的な運動低減要素として、割りピン982を配置することができる。

Claims (18)

  1. 洋上構造物(102)用の浮体式基礎構造物(100、200、300、400、500、600、700)であって、
    - 少なくとも1つの浮体機構(104、204、704)と、
    - 少なくとも1つの質量機構(106、206、306、406、506、606)と
    を備え、
    - 前記質量機構(106、206、306、406、506、606)は、接続状態において少なくとも1つの保持ロープ(108、208、308、408、508、608、708)によって前記浮体機構(104、204、704)に接続可能であり、
    - 前記浮体機構(104、204、704)を前記質量機構(106、206、306、406、506、606)に接続する接続状態において、前記保持ロープ(108、208、308、408、508、608、708)の接続セクション(112、212、312、412、512、612)は、前記質量機構(106、206、306、406、506、606)の接触セクション(110、210、310、410、510、610)の周りでアーチ状に案内されている、
    浮体式基礎構造物(100、200、300、400、500、600、700)において、
    - 前記接続状態において、前記保持ロープ(108、208、308、408、508、608、708)の前記接続セクション(112、212、312、412、512、612)が、前記質量機構(106、206、306、406、506、606)の前記接触セクション(110、210、310、410、510、610)が維持されるループリテーナーを形成するように、前記保持ロープ(108、208、308、408、508、608、708)の前記接続セクション(112、212、312、412、512、612)は前記質量機構(106、206、306、406、506、606)の前記接触セクション(110、210、310、410、510、610)の周りでアーチ状に案内されることを特徴とする、浮体式基礎構造物(100、200、300、400、500、600、700)。
  2. - 前記接続状態において、前記保持ロープ(108、208、308、408、508、608、708)の前記接続セクション(112、212、312、412、512、612)は、少なくとも2つのレッグサブセクション(244、246)および少なくとも1つのベンドサブセクション(248)によって形成され、前記2つのレッグサブセクション(244、246)は前記ベンドサブセクション(248)によって互いにつながっており、
    - 前記レッグサブセクション(244、246)の間の角度(242)は、少なくとも135°未満、好ましくは少なくとも90°未満、特に好ましくは少なくとも15°未満である
    ことを特徴とする、請求項1に記載の浮体式基礎構造物(100、200、300、400、500、600、700)。
  3. 前記質量機構(106、206、306、406、506、606)の前記接触セクション(110、210、310、410、510、610)の半径は、前記保持ロープの直径よりも少なくとも2倍大きく、好ましくは少なくとも5倍大きく、より好ましくは少なくとも15倍大きいことを特徴とする、請求項1または2に記載の浮体式基礎構造物(100、200、300、400、500、600、700)。
  4. - 前記保持ロープ(108、208、308、408、508、608、708)の端部(118、120、718、720)は、それぞれの取付点(122、124)で前記浮体機構(104、204、704)にそれぞれ固定されており、
    - 前記接続状態において、取付点(122、124)は、前記質量機構(106、206、306、406、506、606)の前記接触セクション(110、210、310、410、510、610)よりも垂直方向で上にある
    ことを特徴とする、請求項1~3の何れか一項に記載の浮体式基礎構造物(100、200、300、400、500、600、700)。
  5. - 前記接続状態において、前記質量機構(106、206、306、406、506、606)は、前記少なくとも1つの保持ロープ(108、208、308、408、508、608、708)によって接続位置で前記浮体機構(104、204、704)から吊り下げられており、
    - 前記接続位置と水底(128)との間の距離は、好ましくは少なくとも15m、特に好ましくは少なくとも50mである
    ことを特徴とする、請求項1~4の何れか一項に記載の浮体式基礎構造物(100、200、300、400、500、600、700)。
  6. 前記接続状態において、前記質量機構(106、206、306、406、506、606)は水底(128)と接触していることを特徴とする、請求項1~4の何れか一項に記載の浮体式基礎構造物(100、200、300、400、500、600、700)。
  7. - 少なくとも1つの運動低減要素(668)が、前記保持ロープ(108、208、308、408、508、608、708)の前記接続セクション(112、212、312、412、512、612)および/または前記質量機構(106、206、306、406、506、606)の前記接触セクション(110、210、310、410、510、610)に配置されており、
    - 前記運動低減要素(668)は、前記接続状態において前記保持ロープ(108、208、308、408、508、608、708)の前記接続セクション(112、212、312、412、512、612)と、前記質量機構(106、206、306、406、506、606)の前記接触セクション(110、210、310、410、510、610)との間の相対的な運動を低減させるように少なくとも構成されている
    ことを特徴とする、請求項1~6の何れか一項に記載の浮体式基礎構造物(100、200、300、400、500、600、700)。
  8. 前記少なくとも1つの運動低減要素(668)は、
    - クランプ要素と、
    - 前記保持ロープ(108、208、308、408、508、608、708)の前記接続セクション(112、212、312、412、512、612)と、前記質量機構(106、206、306、406、506、606)の前記接触セクション(110、210、310、410、510、610)との間の接触領域における摩擦を増大させるように構成された、摩擦部材と、
    - 接着剤と、
    - グラウチング剤と
    を含む群から選択されることを特徴とする、請求項7に記載の浮体式基礎構造物(100、200、300、400、500、600、700)。
  9. - 少なくとも1つの摩擦低減要素(560)が、前記保持ロープ(108、208、308、408、508、608、708)の前記接続セクション(112、212、312、412、512、612)および/または前記質量機構(106、206、306、406、506、606)の前記接触セクション(110、210、310、410、510、610)に配置されており、
    - 前記摩擦低減要素(560)は、前記保持ロープ(108、208、308、408、508、608、708)の前記接続セクション(112、212、312、412、512、612)と、前記質量機構(106、206、306、406、506、606)の前記接触セクション(110、210、310、410、510、610)との間の接触領域における摩擦係数を、少なくとも0.15未満、特に0.05未満に低減させるように少なくとも構成されている
    ことを特徴とする、請求項1~8の何れか一項に記載の浮体式基礎構造物(100、200、300、400、500、600、700)。
  10. - 前記少なくとも1つの摩擦低減要素(560)は、前記保持ロープ(108、208、308、408、508、608、708)の前記接続セクション(112、212、312、412、512、612)および/もしくは前記質量機構(106、206、306、406、506、606)の前記接触セクション(110、210、310、410、510、610)の少なくとも1つの潤滑接触面および/もしくは油脂塗布接触面であり、
    かつ/または
    - 前記少なくとも1つの摩擦低減要素(560)は、前記保持ロープ(108、208、308、408、508、608、708)の前記接続セクション(112、212、312、412、512、612)および/もしくは前記質量機構(106、206、306、406、506、606)の前記接触セクション(110、210、310、410、510、610)の柔軟な表面層であり、
    - 前記柔軟な表面層はエラストマー材料製である
    ことを特徴とする、請求項9に記載の浮体式基礎構造物(100、200、300、400、500、600、700)。
  11. - 前記質量機構(106、206、306、406、506、606)の前記接触セクション(110、210、310、410、510、610)は凹所(456)を備え、
    - 前記凹所(456)の内部形状は、前記保持ロープ(108、208、308、408、508、608、708)の前記接続セクション(112、212、312、412、512、612)の外部形状に対応する
    ことを特徴とする、請求項1~10の何れか一項に記載の浮体式基礎構造物(100、200、300、400、500、600、700)。
  12. 前記質量機構(106、206、306、406、506、606)の前記接触セクション(110、210、310、410、510、610)は、前記質量機構(106、206、306、406、506、606)に固定された回動ピン(110、210、310、410、510、610)によって形成されることを特徴とする、請求項1~11の何れか一項に記載の浮体式基礎構造物(100、200、300、400、500、600、700)。
  13. 前記保持ロープ(108、208、308、408、508、608、708)の少なくとも1つの端部(118、120、718、720)に、ばね式懸架機構(772)が配置されていることを特徴とする、請求項1~12の何れか一項に記載の浮体式基礎構造物(100、200、300、400、500、600、700)。
  14. 前記保持ロープ(108、208、308、408、508、608、708)の少なくとも1つの端部(118、120、718、720)に、少なくとも1つのリフティング機構(778)を少なくとも一時的に配置可能であることを特徴とする、請求項1~13の何れか一項に記載の浮体式基礎構造物(100、200、300、400、500、600、700)。
  15. 前記保持ロープ(108、208、308、408、508、608、708)に、少なくとも1つの機械的吸振器(774)、具体的には、ストックブリッジ吸振器(774)が配置されることを特徴とする、請求項1~14の何れか一項に記載の浮体式基礎構造物(100、200、300、400、500、600、700)。
  16. 少なくとも1つの保持ロープ(108、208、308、408、508、608、708)の、隣接する2つのロープセクション(714、716)が、少なくとも1つのロープブリッジ(776)を介して互いに接続されることを特徴とする、請求項1~15の何れか一項に記載の浮体式基礎構造物(100、200、300、400、500、600、700)。
  17. 請求項1~16の何れか一項に記載の浮体式基礎構造物(100、200、300、400、500、600、700)を少なくとも1つ備える洋上構造物(102)。
  18. 浮体式基礎構造物(100、200、300、400、500、600、700)、具体的には、請求項1~16の何れか一項に記載の浮体式基礎構造物(100、200、300、400、500、600、700)を製造する方法であって、
    - 少なくとも1つの浮体機構(104、204、704)を用意することと、
    - 少なくとも1つの質量機構(106、206、306、406、506、606)を用意することと
    を含み、
    - 保持ロープ(108、208、308、408、508、608、708)の接続セクション(112、212、312、412、512、612)が、質量機構(106、206、306、406、506、606)の接触セクション(110、210、310、410、510、610)が維持されるループリテーナーを形成するように、少なくとも1つの保持ロープ(108、208、308、408、508、608、708)によって、前記保持ロープ(108、208、308、408、508、608、708)の前記接続セクション(112、212、312、412、512、612)が前記質量機構(106、206、306、406、506、606)の前記接触セクション(110、210、310、410、510、610)の周りでアーチ状に案内されることによって、前記浮体機構(104、204、704)を前記質量機構(106、206、306、406、506、606)に接続することをさらに含むことを特徴とする、方法。
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