JP7377938B2

JP7377938B2 - 取付モジュール

Info

Publication number: JP7377938B2
Application number: JP2022170498A
Authority: JP
Inventors: 葉世▲イ▼; 林建志; 周逸明; 張竣捷
Original assignee: Pegatron Corp
Current assignee: Pegatron Corp
Priority date: 2021-11-18
Filing date: 2022-10-25
Publication date: 2023-11-10
Anticipated expiration: 2042-10-25
Also published as: TW202321070A; US20230150438A1; JP2023075035A; CN116135602A; TWI785895B; US11926266B2

Description

本開示は、取付モジュールに関する。

近年、ナビゲーションシステム、レーダー探知システム、リアシートエンターテイメントシステム（ＲＳＥ）などの移動体システムでの電子製品の使用が増加している。交通渋滞や長距離移動では、運転者は、常に道路状況に注意を払う必要があり、気を散らすことができないことに加えて、車内のスペースが限られているため、車内の同乗者は、しばしば退屈になることがある。したがって、移動体搭載マルチメディアデバイスは、乗員にエンターテイメント体験を提供するための最良の選択肢となっている。

現在、移動体搭載マルチメディアデバイスなどの電子デバイスを車両シートに取り付ける場合は、頭部支持体に取り付けるのが一般的である。専用の取り付け装置がないため、電子装置を頭部支持体に取り付けるステップが煩雑であり、剛性が低く、頭部支持体の通常の持ち上げに影響を与える可能性が高くなっている。また、この種の移動体電子装置は、しばしば単一の取り付けで特定の移動体のみに適用可能となっている。各製品は、移動体モデルごとに固定された設計を要し、他の移動体モデルへの適用又は共用はできない。更に、様々な移動体内オプションの要件の下で、２種の車両シートの設計（リアシートオーディオ及びビデオシステム用の予備スペースの有無）が必要である。また、電子デバイスの取り付けは、頭部支持体を乱雑にさせ、移動体内の占有スペースが増え、移動体内のレイアウトや見た目の清潔感に大きな影響を与える。したがって、現在の移動体搭載マルチメディアデバイスの適用範囲は依然として非常に限定されており、不便である。

現在、専用の取り付け装置がなく、電子装置を頭部支持体に取り付けるステップが煩雑であり、剛性が低く、頭部支持体の通常の持ち上げに影響を与える可能性が高くなっている。

本開示は、車両シートに電子デバイスを取り外し可能に取り付けることに用いられ、異なるモデルの移動体に対して高い汎用性を有する取付モジュールを提供する。

本開示の実施形態において、取付モジュールは、シートブラケット、複数の下部ガスケット、デバイスブラケット、及び上部ガスケットを含む。シートブラケットは、互いに固定される第１固定プレート及び第２固定プレートを含む。第１固定プレートは、第１凹部を含み、第２固定プレートは、第１凹部に対応する第２凹部を含む。下部ガスケットは、第１凹部及び第２凹部にそれぞれ配置される。下部ガスケットは、互いに向かい合って結合して下部組み立て孔を定義し、車両シートの頭部支持固定具の下側に配置される。デバイスブラケットは、シートブラケットに固定され、電子デバイスは、デバイスブラケットに対して回転するようにデバイスブラケットに枢動可能に連結される。上部ガスケットは、デバイスブラケットと頭部支持固定具との間に配置され、下部ガスケットに対応し、頭部支持固定具は、上部ガスケットと下部ガスケットとの間にクランプされる。

上記に基づいて、本開示の取付モジュールは、デバイスブラケットに配置された上部ガスケット及びシートブラケットに配置された下部ガスケットを利用して、頭部支持固定具の反対側から頭部支持固定具を共同でクランプし、固定部材を利用して、シートブラケットの２つの固定プレートを互いに固定し、シートブラケットを車両シートに固定し、デバイスブラケットをシートブラケットに固定する。本構成により、取付モジュールを車両シートにしっかりと固定することができる。移動体の車両シートにフックなどの他の固定構成要素を追加する必要がなく、車両シートの背面のスナップフィット構造と構造的に干渉しないため、取付モジュールを車両シートの背面にスナップフィット構造を有さないタイプの移動体に適用することができる。即ち、本開示の取付モジュールは、車両シート上の取付モジュールの安定性を向上させるだけでなく、様々なタイプの移動体における取付モジュールの汎用性も向上させる。

本開示の一実施形態による取付モジュールの構成要素の分解概略図である。本開示の一実施形態による取付モジュールのシートブラケット及び下部ガスケットの構成要素の分解概略図である。本開示の一実施形態による取付モジュールのシートブラケット及び下部ガスケットの構成要素の組立概略図である。本開示の一実施形態による頭部支持固定具に取り付けられた取付モジュールの断面概略図である。本開示の一実施形態による電子デバイス組み立て体の構成要素組み立てプロセスを示す概略図である。本開示の一実施形態による電子デバイス組み立て体の構成要素組み立てプロセスを示す概略図である。本開示の一実施形態による電子デバイス組み立て体の構成要素組み立てプロセスを示す概略図である。本開示の一実施形態による電子デバイス組み立て体の構成要素組み立てプロセスを示す概略図である。

本開示の上記及びその他の技術的内容、特徴及び効果について、以下において、添付の図面を参照しながら、本開示の各実施形態を詳細に説明する。以下の実施形態で言及される「上」、「下」、「前」、「後」、「左」、及び「右」などの方向用語は、添付の図面における方向を指す。したがって、方向性の表現は、本開示を限定するものではなく、説明するために使用される。また、以下の実施形態において、同一又は類似の構成要素は、同一又は類似の符号を付す。

図１及び図８を参照し、一実施形態では、取付モジュール１０は、移動体の車両シート２０に取り付けられ、電子デバイス３０は、取付モジュール１０を介して移動体の車両シート２０に取り付けられる。本実施形態では、電子デバイス３０は、移動体搭載マルチメディアデバイスであってよい。例えば、電子デバイス３０は、ディスプレイを含むことができる。一実施形態では、電子デバイス３０は、電子デバイス３０を制御するための複数の制御ボタンを更に含むことができる。しかしながら、他の実装形態では、ディスプレイは、ユーザが使用して電子デバイス３０を制御するためのタッチスクリーンでもあるが、本開示はこれに限定するものではない。取付モジュール１０は、移動体の車両シート２０に取り付けられ、電子デバイス３０は、例えば、車両シート２０の背面に取り付けられ、リアシートの乗客が電子デバイス３０を操作するか、又は電子デバイス３０のディスプレイに表示される画像及び情報を見ることができる。当然ながら、本実施形態は、説明用であり、本開示は、電子装置の機能及びタイプを限定するものではない。

図１は、本開示の一実施形態による取付モジュールの構成要素の分解概略図である。図２は、本開示の実施形態によるシートブラケット及び取付モジュールの下部ガスケットの構成要素の分解概略図である。図１及び図２を参照し、本実施形態において、取付モジュール１０は、シートブラケット１００、複数の下部ガスケット１５０、デバイスブラケット２００、及び上部ガスケット２５０を含むことができる。図１に示すように、シートブラケット１００は、互いに固定された第１固定プレート１１０及び第２固定プレート１２０を含むことができる。第１固定プレート１１０は、第１凹部１１６を含み、第２固定プレートは、第１凹部１１６に対応する第２凹部１２６を含む。具体的には、本実施形態では、第１固定プレート１１０は、第１固定部１１２及び第１結合部１１４を含む。第１凹部１１６は、第１結合部１１４上に配置され、第１結合部１１４の第１側Ｓ１に位置し、第１固定部１１２は、第１側Ｓ１から突出する。同様に、第２固定プレート１２０は、対応して第２固定部１２２及び第２結合部１２４を含む。第２凹部１２６は、第２結合部１２４の第２側Ｓ２に配置され、第２凹部１２６の位置は、第１凹部１１６に対応する。第２固定部１２２は、第２側Ｓ２から突出する。

本構成では、第１固定プレート１１０の第１側Ｓ１を第２固定プレート１２０の第２側Ｓ２に向けて第１固定プレート１１０を第２固定プレート１２０と組み合わせる場合、図２に示すように第２固定部１２２に第１固定部１１２を重ねることができる。第１固定部１１２及び第２固定部１２２は、複数の固定部材１３４を介して互いに固定され、第１固定プレート１１０と第２固定プレート１２０との間の相対位置を固定し、第１固定プレート１１０及び第２固定プレート１２０を図８に示す車両シート２０に固定することができる。即ち、第１固定プレート１１０を第２固定プレート１２０に固定して上面視方向から見た場合、第１固定部１１２と第２固定部１２２とは互いに重なり、第１結合部１１４の第１側Ｓ１と第２結合部１２４の第２側Ｓ２とが向かい合う。

図３は、本開示の実施形態によるシートブラケット及び取付モジュールの下部ガスケットの構成要素の組立概略図である。図２及び図３を同時に参照し、本実施形態では、第１固定部１１２は、少なくとも１つの第１シート固定孔１１２２（４つが示されるが、これに限定するものではない）を含むことができ、第２固定部１２２は、少なくとも１つの第２シート固定孔１２２２（４つが示されるが、これに限定するものではない）を含むことができる。また、上面視方向から見た場合、第１シート固定孔１１２２と第２シート固定孔１２２２とは、互いに整列している。このように、少なくとも１つの固定部材１３４（４つが図示されるが、これに限定するものではない）は、対応する第１シート固定孔１１２２及び第２シート固定孔１２２２をそれぞれ通過して、第１固定プレート１１０及び第２固定プレート１２０を互いに固定されることができる。なお、本実施形態は、説明用であり、第１シート固定孔１１２２と第２シート固定孔１２２２との互いの数と配置位置が対応していれば、本開示は、第１シート固定孔１１２２及び第２シート固定孔１２２２の数と配置位置を限定するものではない。

一実施形態では、移動体の車両シートは、第１シート固定孔１１２２と第２シート固定孔１２２２に対応する固定孔（図示せず）を有し、固定部材１３４をそれぞれ第１シート固定孔１１２２と第２シート固定孔１２２２を通過して車両シート２０の固定孔に固定させることができ、図８に示すように、第１固定プレート１１０及び第２固定プレート１２０が互いに固定され、車両シート２０で固定される。車両シート２０の固定孔の数及び配置位置は、第１シート固定孔１１２２及び第２シート固定孔１２２２に対応することができる。

本実施形態では、第１凹部１１６の数は、２つであり、第１固定部１１２は、２つの第１凹部１１６の間に配置されている。これに対応して、第２凹部１２６の数も２つであり、第２固定部１２２は、２つの第２凹部１２６の間に配置されている。このように、下部ガスケット１５０は、第１凹部１１６及び第２凹部１２６上にそれぞれ配置され、第１凹部１１６及び第２凹部１２６とそれぞれ実質的に等角であり得る。本実施形態では、下部ガスケット１５０にも対応する凹部があり、第１固定プレート１１０と第２固定プレート１２０が互いに固定される場合、第１凹部１１６に配置された下部ガスケット１５０と第２凹部１２６に配置された下部ガスケット１５０とが互いに向き合って、図３に示す下部組み立て孔Ｈ１を共同で定義することができ、それぞれ図１に示す頭部支持構造２１の２つの頭部支持ロッド２２を通過させることに使用される。本実施形態では、下部ガスケット１５０は、単純に２つとして示しており、右側の第１凹部１１６と右側の第２凹部１２６にそれぞれ配置されている。但し、他の実施形態では、下部ガスケット１５０の数は４つであってもよく、これらは、各第１凹部１１６及び各第２凹部１２６にそれぞれ配置されて、２つの下部組み立て孔Ｈ１を共同で定義する。なお、本実施形態は一例であり、第１凹部１１６、第２凹部１２６及び下部ガスケット１５０は、数及び配置位置が互いに対応し、頭部支持ロッドの数に対応していれば、第１凹部１１６、第２凹部１２６、下部ガスケット１５０の数及び配置位置を限定するものではない。

本実施形態において、下部ガスケット１５０は、第１凹部１１６及び第２凹部１２６にスナップ又はバックルによって固定され得る。例えば、下部ガスケット１５０と、第１凹部１１６及び第２凹部１２６とは、下部ガスケット１５０を第１凹部１１６及び第２凹部１２６に固定するために、互いに構造的に適合するスナップ又はバックル構造をそれぞれ有することができる。当然ながら、本実施形態はこれに限定されるものではなく、他の実施形態では、下部ガスケット１５０が第１凹部１１６及び第２凹部１２６に接着、ロック等の方法で固定されてもよい。また、一実施形態では、下部ガスケット１５０が第１固定プレート１１０及び第２固定プレート１２０の第１凹部１１６及び第２凹部１２６に直接一体的に形成されていてもよい。本開示はこれに限定するものではない。

図４は、本開示の実施形態による頭部支持固定具に取り付けられた取付モジュールの断面概略図である。図５～図８は、本開示の実施形態による電子デバイス組み立て体の構成要素組み立てプロセスを示す概略図である。図４及び図５を参照し、移動体の車両シート２０は、図５に示す頭部支持固定具２４を含み得る。本実施形態では、頭部支持固定具２４の数は、頭部支持ロッドの数に対応する２つであってよい。各頭部支持固定具２４は、頭部支持固定具２４を貫通するクリアランスホール２３を有することができ、このように、頭部支持構造２１の頭部支持ロッド２２は、対応するクリアランスホール２３にそれぞれ挿入され、頭部支持ロッド２２は、頭部支持固定具２４を介して車両シートに固定される。本実施形態では、下部ガスケット１５０は、車両シート２０の頭部支持固定具２４の下側に配置され、頭部支持固定具２４と車両シート２０の上面との間にクランプされる。本構成では、第１固定プレート１１０の第１固定部１１２及び第２固定プレート１２０の第２固定部１２２は、２つの頭部支持固定具２４の間で互いに固定され、第１結合部１１４及び第２結合部１２４は、頭部支持固定具２４と車両シート２０の上面との間に固定される。

図６を参照し、シートブラケット１００が車両シート２０に固定された後、デバイスブラケット２００は、図６に示されるようにシートブラケット１００に固定され、電子デバイス３０は、デバイスブラケット２００に対して回転するようにデバイスブラケット２００に枢動可能に結合される。本実施形態では、電子デバイス３０は、移動体搭載マルチメディアデバイスであり、ディスプレイを含み得る。本構成では、電子デバイス３０は、デバイスブラケット２００を介してシートブラケット１００に固定されることができる。本実施形態では、デバイスブラケット２００は、図８に示すように、頭部支持ロッド２２を通過するための複数のクリアランスホール２２２を対応して含み、それによって、デバイスブラケット２００を車両シート２０上に固定する。

本実施形態では、上部ガスケット２５０は、デバイスブラケット２００と頭部支持固定具２４との間に配置され、即ち、頭部支持固定具２４の上側に位置し、下部ガスケット１５０に対応している。言い換えれば、上部ガスケット２５０及び下部ガスケット１５０は、それぞれ、頭部支持固定具２４の反対側に配置され、頭部支持固定具２４を上部ガスケット２５０と下部ガスケット１５０との間にクランプすることができる。本構成では、デバイスブラケット２００に配置された上部ガスケット２５０とシートブラケット１００に配置された下部ガスケット１５０が共同で頭部支持固定具２４を反対方向からクランプし、構造的に車両シート２０の後部にスナップフィット構造と干渉するフックなどの他の固定構成要素を追加することなく、取付モジュール１０を移動体の車両シート２０にしっかりと固定することができ、これにより、車両シート２０の後部にスナップフィット構造を持たないタイプの移動体にも適用することができる。即ち、本開示の取付モジュール１０は、車両シート２０上の取付モジュール１０の安定性を向上させるだけでなく、様々なタイプの移動体に取付モジュール１０の汎用性を向上させる。

一実施形態において、上部ガスケット２５０は、デバイスブラケット２００の下面の下部ガスケット１５０に対応する位置に例えば、スナップによって配置（固定）され、デバイスブラケット２００とともにシートブラケット１００に固定されることができる。本実施形態では、上部ガスケット２５０は、上部ガスケット２５０を貫通する上部組み立て孔Ｈ２を含み、これは、下部ガスケット１５０によって定義される下部組み立て孔Ｈ１に対応する（整列する）。このようにして、図８に示される頭部支持ロッド２２は、それぞれ上部組み立て孔Ｈ２及び下部組み立て孔Ｈ１を通過し、頭部支持固定具２４上に固定されることができる。例えば、上部ガスケット２５０及び下部ガスケット１５０の材質としては、ポリプロピレン（ＰＰ）、ポリ塩化ビニル（ＰＶＣ）、ポリウレタン（ＰＵ）、不飽和ポリエステル、ＡＢＳ樹脂、フェノール樹脂（ＰＦ）、ポリエチレン（ＰＥ）、又はポリアミド（ＰＡ）又はその他の適切な移動体用プラスチック材料などが挙げられる。

図６及び図７を参照し、一実施形態では、第１固定部１１２は、少なくとも１つの第１デバイス固定孔１１２１（２つが示される）を含むことができ、第２固定部１２２は、少なくとも１つの第２デバイス固定孔１２２１（４つが示される）を含むことができ、このように、デバイスブラケット２００は、少なくとも１つの固定孔２２４（４つが示される）を更に含むことができる。このような構成では、少なくとも１つの固定部材１３２（４つが示される）は、それぞれデバイスブラケット２００の固定孔２２４、シートブラケット１００の第１デバイス固定孔１１２１及び第２デバイス固定孔１２２１を通過して、デバイスブラケット２００をシートブラケット１００の第１固定部１１２及び第２固定部１２２に固定することができる。本開示は、固定孔及び対応する固定部材の数を限定しない。

本実施形態では、第２デバイス固定孔１２２１の２つが第１固定部１１２上の２つの第１デバイス固定孔１１２１に対応していてもよく、このように、固定部材１３２の２つがそれぞれデバイスブラケット２００の２つの固定孔２２４と互いに対応する第１デバイス固定孔１１２１及び第２デバイス固定孔１２２１を通過してもよい。他の２つの固定部材１３２は、デバイスブラケット２００の他の２つの固定孔２２４及び第２固定部１２２の他の２つの第２デバイス固定孔１２２１をそれぞれ通過して、デバイスブラケット２００をシートブラケット１００上に更に固定することができる。即ち、第１デバイス固定孔１１２１の数と第２デバイス固定孔１２２１の数が異なっていてもよい。当然ながら、他の実施形態において、第１デバイス固定孔１１２１の数と第２デバイス固定孔１２２１の数が互いに同じで対応していてもよい。本実施形態では、固定部材１３２及び１３４は、例えば、ねじであり、固定孔１１２１、１１２２、１２２１及び１２２２は、対応するねじ穴であってよい。

また、本実施形態では、第１固定部１１２は、図２に示すように、少なくとも１つの位置決め孔１１２３（２つが示される）を更に含むことができ、デバイスブラケット２００は、図７に示すように、第１固定部１１２に面するデバイスブラケット２００の下面から突出することができる少なくとも１つの位置決め柱２２６を更に含むことができ、第１固定部１１２の位置決め孔１１２３を通過し、それにより、デバイスブラケット２００は、第１固定プレート１１０上に更に配置され得る。ここまでで、シートブラケット１００、下部ガスケット１５０、デバイスブラケット２００、及び上部ガスケット２５０を含む取付モジュール１０が基本的に組み立てられる。本構成により、本実施形態の取付モジュール１０を様々なタイプの移動体に適用することができる。組み立て方法は、簡単で、コンパクトな厚み及び見た目を有し、取付モジュール１０の適用範囲を大幅に拡張する。

図８を参照し、デバイスブラケット２００をシートブラケット１００に固定した後、頭部支持構造２１の頭部支持ロッド２２を頭部支持固定具２４のクリアランスホール２３に挿入することができる。このようにして、デバイスブラケット２００及びシートブラケット１００は、上部ガスケット２５０及び下部ガスケット１５０を介して頭部支持固定具２４に共同でクランプされることができる。このような構造構成では、シートブラケット１００は、デバイスブラケット２００の下に隠れて露出しないため、移動体の車両シート２０がすっきりとした外観を有する。

要約すると、本開示の取付モジュールは、デバイスブラケットに配置された上部ガスケット及びシートブラケットに配置された下部ガスケットを利用して、頭部支持固定具の反対側から頭部支持固定具を共同でクランプし、固定部材を利用して、シートブラケットの２つの固定プレートを互いに固定し、シートブラケットを車両シートに固定し、デバイスブラケットをシートブラケットに固定する。本構成により、取付モジュールを車両シートにしっかりと固定することができる。移動体の車両シートに車両シートの背面のスナップフィット構造と構造的に干渉するフックなどの他の固定コンポーネントを追加する必要がないため、取付モジュールを車両シートにスナップフィット構造を有さないタイプの移動体に適用することができる。したがって、本開示の取付モジュールは、車両シート上の取付モジュールの安定性を向上させるだけでなく、様々なタイプの移動体に取付モジュールの汎用性を向上させる。また、シートブラケットは、デバイスブラケットの下に隠れて露出しないため、移動体の車両シートがよりすっきりとした外観を有する。

１０取付モジュール
１００シートブラケット
１１０第１固定プレート
１１２第１固定部
１１２１第１デバイス固定孔
１１２２第１シート固定孔
１１２３位置決め孔
１１４第１結合部
１１６第１凹部
１２０第２固定プレート
１２２第２固定部
１２２１第２デバイス固定孔
１２２２第２シート固定孔
１２４第２結合部
１２６第２凹部
１３２固定部材
１３４固定部材
１５０下部ガスケット
２０車両シート
２１頭部支持構造
２２頭部支持ロッド
２３クリアランスホール
２４頭部支持固定具
３０電子デバイス
２００デバイスブラケット
２２２クリアランスホール
２２４固定孔
２５０上部ガスケット
Ｈ１下部組み立て孔
Ｈ２上部組み立て孔
Ｓ１第１側
Ｓ２第２側

Claims

電子デバイスを取り付けるために移動体のシートに取り付けられる取付モジュールであって、
互いに固定された第１固定プレート及び第２固定プレートを含み、前記第１固定プレートは、第１凹部を含み、前記第２固定プレートは、前記第１凹部に対応する第２凹部を含むシートブラケットと、
第１凹部及び第２凹部上にそれぞれ配置され、互いに向かい合って共同で下部組み立て孔を定義し、前記シートの頭部支持固定具の下側に配置される複数の下部ガスケットと、
前記シートブラケットに固定されるデバイスブラケットと、
前記デバイスブラケットと前記頭部支持固定具との間に配置され、前記下部ガスケットに対応する上部ガスケットと、
を備え、
前記電子デバイスは、前記デバイスブラケットに対して回転するように、電子デバイスブラケットに枢動可能に結合され、
前記頭部支持固定具は、前記上部ガスケットと前記下部ガスケットとの間にクランプされる、取付モジュール。
前記上部ガスケットは、前記上部ガスケットを貫通する上部組み立て孔を含み、前記上部組み立て孔は、前記下部組み立て孔に対応し、前記移動体の頭部支持ロッドは、前記上部組み立て孔及び前記下部組み立て孔をそれぞれ通過し、前記頭部支持固定具に固定される請求項１に記載の取付モジュール。
前記上部ガスケット及び前記下部ガスケットの材質が、ポリプロピレン（ＰＰ）、ポリ塩化ビニル（ＰＶＣ）、ポリウレタン（ＰＵ）、不飽和ポリエステル、ＡＢＳ樹脂、フェノール樹脂（ＰＦ）、ポリエチレン（ＰＥ）、又はポリアミド（ＰＡ）を含む請求項１記載の取付モジュール。
前記第１固定プレートは、第１固定部及び第１結合部を更に含み、前記第１凹部は、前記第１結合部上に配置され、前記第２固定プレートは、第２固定部及び第２結合部を更に含み、前記第２凹部は、前記第２結合部上に配置される請求項１に記載の取付モジュール。
前記第１固定部は、前記第１結合部から突出し、前記第２固定部は、前記第２結合部から突出し、前記第１固定部と前記第２固定部とが互いに重なり、前記第１結合部と前記第２結合部とが互いに向かい合っている請求項４に記載の取付モジュール。
前記第１凹部が数は、２つであり、前記第１固定部は、前記２つの第１凹部の間に配置され、前記第２凹部の数は、２つであり、前記第２固定部は、前記２つの第２凹部の間に配置され請求項１に記載の取付モジュール。
前記第１固定プレートは、第１デバイス固定孔を更に含み、前記第２固定プレートは、第２デバイス固定孔を更に含み、固定部材を前記デバイスブラケット、前記第１デバイス固定孔、及び前記第２デバイス固定孔にそれぞれ通過させて、前記デバイスブラケットを前記シートブラケットに固定する請求項１に記載の取付モジュール。
前記第１固定プレートは、第１シート固定孔を更に含み、前記第２固定プレートは、第２シート固定孔を更に含み、固定部材を前記第１シート固定孔及び前記第２シート固定孔それぞれに通過させて、前記第１固定プレート及び前記第２固定プレートを互いに固定する請求項１に記載の取付モジュール。
前記第１固定プレートは、位置決め孔を更に含み、前記デバイスブラケットは、前記位置決め孔を通過して前記第１固定プレート上に位置決めする位置決め柱を更に含む請求項１に記載の取付モジュール。
前記電子デバイスは、ディスプレイを含む請求項１に記載の取付モジュール。