JP7377331B2 - 眼科装置 - Google Patents

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Description

本開示は、眼科装置に関する。
眼科装置は、被検眼の眼底に関する眼底情報画像を取得できる眼情報取得部を備えるものがある(例えば、特許文献1参照)。
このような眼科装置は、眼底で反射された反射測定光の画像や眼底の画像等の眼底情報画像を取得して表示部に表示させることで、その眼底情報画像に基づいて被検眼の眼特性を得たり眼底の様子を確認したりすることができる。
特開2014-200678号
ここで、上記した眼科装置は、良好な眼特性が得られていないとき、それが正確な被検眼の眼特性である場合もあるが、眼底情報画像が適切に取得できていないことが原因の場合もある。しかしながら、上記した眼科装置は、表示部に表示させた眼底情報画像からは、それが適切に取得できたものであるか否かの判別が困難である。そして、上記した眼科装置は、被検眼の眼特性を得るとき、眼底情報画像の状態を確認しているので、表示部上の眼底情報画像と同時に被検者の様子を確認するのは困難である。
本開示は、上記の事情に鑑みて為されたもので、被検眼の様子の容易な確認を可能とする眼科装置を提供することを目的とする。
上記した課題を解決するために、本開示の眼科装置は、光軸上で被検眼の眼底に関する眼底情報画像を取得する眼情報取得部と、前記光軸上とは異なる位置に設けられて前記被検眼の被検眼画像を取得する撮影部と、前記撮影部で取得した少なくとも2つの前記被検眼画像に基づいて前記被検眼の位置を求める制御部と、前記制御部の制御下で前記眼底情報画像を表示する表示部と、を備え、前記制御部は、前記撮影部からの前記被検眼画像における特徴位置の移動の軌跡を取得することを特徴とする。
本開示の眼科装置によれば、被検眼の様子の容易な確認を可能とすることができる。
本開示に係る眼科装置の一例としての実施例1の眼科装置の全体構成を示す説明図である。 眼科装置において駆動機構を介して一対の測定ヘッドが移動可能とされた構成を模式的に示す説明図である。 眼科装置の眼情報取得部の概略的な構成を示す説明図である。 眼科装置の制御系の構成を示すブロック図である。 眼情報取得部の光学系の構成を示す説明図である。 制御部により、眼底情報画像が取得した被検眼画像を仮想視点から見た正面被検眼画像に変換する様子を示す説明図である。 眼科装置の制御部で実行される測定処理(測定方法)を示すフローチャートである。 眼科装置の表示部に表示される画像の一例を示す図である。
以下に、本開示に係る眼科装置の一実施形態としての眼科装置10の実施例1について図1から図8を参照しつつ説明する。なお、図5および図6は、それぞれが示す構成の理解を容易とするために、偏向部材25を省略して示している。
眼科装置10は、図1に示すように、床面に設置された基台11と、検眼用テーブル12と、支柱13と、支持部としてのアーム14と、駆動機構15と、一対の測定ヘッド16と、を備える。この眼科装置10は、検眼用テーブル12と正対する被検者が、両測定ヘッド16の間に設けられた額当部17に額を当てた状態で、被検者の被検眼E(図3等参照)の情報の取得を行う。以下では、被検者から見て、左右方向をX方向とし、上下方向(鉛直方向)をY方向とし、X方向およびY方向と直交する方向(測定ヘッド16の奥行き方向(被検者側を手前側とする))をZ方向とする。
検眼用テーブル12は、後述する検者用コントローラ31や被検者用コントローラ32(図4参照)を置いたり検眼に用いるものを置いたりするための机であり、基台11により支持されている。検眼用テーブル12は、Y方向での位置(高さ位置)を調節可能に基台11に支持されていてもよい。
支柱13は、検眼用テーブル12の後端部からY方向に起立しており、上部にアーム14が設けられる。アーム14は、検眼用テーブル12上で駆動機構15を介して一対の測定ヘッド16を吊り下げるもので、支柱13から手前側へとZ方向に伸びている。アーム14は、支柱13に対してY方向に移動可能とされ、後述するアーム駆動機構34(図4参照)によりY方向での位置(高さ位置)が調節される。なお、アーム14は、支柱13に対してX方向およびZ方向に移動可能とされていてもよい。このアーム14の先端には、駆動機構15により吊り下げられて両測定ヘッド16が支持されている。
測定ヘッド16は、被検者の左右の被検眼Eに個別に対応すべく対を為して設けられ、以下では個別に述べる際には左眼用測定ヘッド16Lおよび右眼用測定ヘッド16Rとする。左眼用測定ヘッド16Lは、被験者の左側の被検眼Eの情報を取得し、右眼用測定ヘッド16Rは、被験者の右側の被検眼Eの情報を取得する。左眼用測定ヘッド16Lと右眼用測定ヘッド16Rとは、X方向で双方の中間に位置する鉛直面に関して面対称な構成とされている。
各測定ヘッド16には、被検眼Eの眼情報を取得する眼情報取得部21(個別に述べる際には右眼情報取得部21Rおよび左眼情報取得部21Lとする(図2参照))が収容されている。その眼情報は、被検眼Eの画像や、被検眼Eの眼底Ef(図4参照)の画像や、被検眼Eの網膜の断層画像や、被検眼Eの屈折力等をいう。各眼情報取得部21は、呈示する視標を切り替えつつ視力検査を行う視力検査装置、矯正用レンズを切り換えて配置させて被検眼Eの適切な矯正屈折力を取得するフォロプタ、屈折力を測定するレフラクトメータや波面センサ、眼底の画像を撮影する眼底カメラ、網膜の断層画像を撮影する断層撮影装置(OCT(Optical Coherence Tomography))等が、単独でまたは複数組み合わされて構成される。なお、眼科装置10は、眼情報として、被検眼Eの角膜内皮画像や、被検眼Eの角膜形状や、被検眼Eの眼圧を含めることができ、各眼情報取得部21として、角膜内皮画像を撮影するスペキュラマイクロスコープ、角膜形状を測定するケラトメータ、眼圧を測定するトノメータ等を含めることができる。しかしながら、このスペキュラマイクロスコープ、ケラトメータ、トノメータは、後述する測定の際に表示部35上で前眼部像の確認ができなくなるという本開示の問題点が生じないことから、これらが単独でまたはこれらのみの組み合わせで各眼情報取得部21が構成されるものは、本開示の眼科装置には含まない。
両測定ヘッド16は、図2に示すように、アーム14の先端に設けられた取付ベース部18を介して駆動機構15により移動可能に吊り下げられている。駆動機構15は、実施例1では、左眼用測定ヘッド16Lに対応する左鉛直駆動部22Lと左水平駆動部23Lと左回旋駆動部24Lと、右眼用測定ヘッド16Rに対応する右鉛直駆動部22Rと右水平駆動部23Rと右回旋駆動部24Rと、を有する。この左眼用測定ヘッド16Lに対応する各駆動部の構成と、右眼用測定ヘッド16Rに対応する各駆動部の構成と、は、X方向で双方の中間に位置する鉛直面に関して面対称な構成とされており、個別に述べる時を除くと単に鉛直駆動部22と水平駆動部23と回旋駆動部24と記す。駆動機構15は、アーム14側から鉛直駆動部22、水平駆動部23、回旋駆動部24の順に設けられている。
取付ベース部18は、アーム14の先端に固定され、X方向に延びるともに、一方の端部に左鉛直駆動部22Lと左水平駆動部23Lと左回旋駆動部24Lとが吊り下げられ、他方の端部に右鉛直駆動部22Rと右水平駆動部23Rと右回旋駆動部24Rとが吊り下げられている。また、この取付ベース部18の中央部に、額当部17が設けられている。
鉛直駆動部22は、取付ベース部18と水平駆動部23との間に設けられ、取付ベース部18に対して水平駆動部23をY方向(鉛直方向)に移動させる。水平駆動部23は、鉛直駆動部22と回旋駆動部24との間に設けられ、鉛直駆動部22に対して回旋駆動部24をX方向およびZ方向(水平方向)に移動させる。この鉛直駆動部22および水平駆動部23は、例えばパルスモータのような駆動力を発生するアクチュエータと、例えば歯車の組み合わせやラック・アンド・ピニオン等のような駆動力を伝達する伝達機構と、を設けて構成する。水平駆動部23は、例えば、X方向とZ方向とで個別にアクチュエータおよび伝達機構の組み合わせを設けることで、容易に構成できるとともに水平方向の移動の制御を容易なものにできる。
回旋駆動部24は、水平駆動部23と対応する測定ヘッド16との間に設けられ、水平駆動部23に対して対応する測定ヘッド16を対応する被検眼Eの眼球回旋軸を中心に回転させる。回旋駆動部24は、例えば、鉛直駆動部22や水平駆動部23と同様にアクチュエータと伝達機構とを有するものとし、アクチュエータからの駆動力を受けた伝達機構が円弧状の案内溝に沿って移動する構成とする。回旋駆動部24は、案内溝の中心位置が眼球回旋軸と一致されることで、被検眼Eの眼球回旋軸を中心に測定ヘッド16を回転させることができる。なお、回旋駆動部24は、自らに設けた回転軸線回りに回転可能に測定ヘッド16を支持するとともに水平駆動部23と協働して測定ヘッド16を支持する位置を変更しつつ回転させることで、被検眼Eの眼球回旋軸を中心に測定ヘッド16を回転させるものでもよい。
これにより、駆動機構15は、各測定ヘッド16を個別にまたは連動させて、X方向、Y方向およびZ方向に移動させることができるとともに、それぞれが対応する被検眼Eの眼球回旋軸を中心に回転させることができ、各測定ヘッド16を対応する被検眼Eの回旋に対応する位置に移動させることができる。駆動機構15は、各測定ヘッド16の位置を調整することで、対応する被検眼Eを開散(開散運動)させたり輻輳(輻輳運動)させたりすることができる。これにより、眼科装置10では、開散運動および輻輳運動のテストを行うことや、両眼視の状態で遠用検査や近用検査を行って両被検眼Eの各種特性を測定することができる。
各測定ヘッド16は、偏向部材25が設けられ、偏向部材25を通じて眼情報取得部21により対応する被検眼Eの情報が取得される。眼科装置10は、図3に示すように、各偏向部材25が被験者の左右の被検眼Eにそれぞれ対応する位置となるように各測定ヘッド16の位置を調整することで、被検者が左右の両眼を開放した状態(両眼視の状態)で、被検眼Eの情報を両眼同時に取得することができる。
各測定ヘッド16は、偏向部材25に近接して、撮影部としての複数のカメラ26を有する。カメラ26は、実施例1では、眼情報取得部21の光軸Lを前後(Z方向)に挟んで2台設けられており、ステレオカメラを構成している。各カメラ26は、対応する被検眼Eからの光が偏向部材25を介して進行方向が屈曲されて入射されて、それぞれが異なる方向であって斜め(正面に対して傾斜する位置)から被検眼Eを見た画像となる被検眼画像Ieを取得する。このため、各カメラ26は、対応する被検眼Eに対して前後(Z方向)で対を為しているが、偏向部材25を介することで実質的に被検眼Eに対して左右(X方向)の斜めから被検眼画像Ieを取得している。これにより、各カメラ26は、一方が被験者の外側(被検眼Eに対して鼻とは反対側)から被検眼画像Ieを取得する外側カメラ26oとなり、他方が被験者の内側から被検眼画像Ieを取得する内側カメラ26iとなる。
ここで、カメラ26は、被検眼Eに対して実質的に、上下(Y方向)で対を為して設けてもよいが、瞼が少し閉じられると上下の斜めからの被検眼画像Ieでは被検眼Eに対して瞼に隠される領域が大きくなるので、同じ状況でも影響の少ない左右(X方向)から被検眼画像Ieを取得する構成とすることが望ましい。加えて、年配の被検者は、瞼が下がる傾向があるので、左右(X方向)の斜め下方から被検眼画像Ieを取得する位置関係でカメラ26を設けることが望ましい。
両カメラ26は、実質的に同時に被検眼Eを撮影することで、同時点での2つの異なる被検眼画像Ieを取得することができる。ここで、実質的に同時とは、両カメラ26による撮影において、眼球運動を無視できる程度の撮影タイミングのズレを許容することを意味する。両カメラ26は、被検眼Eを異なる方向から実質的に同時に撮影することで、被検眼Eが同じ位置(向き)にあるときの2以上の被検眼画像Ieを取得することが可能になる。これにより、両カメラ26は、後述するように被検眼Eの3次元位置の算出に用いることができる。
基台11には、眼科装置10の各部を統括的に制御する制御部27が、制御ボックスに収納されて設けられる(図1参照)。制御部27は、図4に示すように、上記した各眼情報取得部21と、駆動機構15としての各鉛直駆動部22、各水平駆動部23、各回旋駆動部24および各カメラ26と、に加えて、検者用コントローラ31と被検者用コントローラ32と記憶部33とアーム駆動機構34と、が接続されている。眼科装置10は、ケーブル28(図1、図2参照)を介して商用電源から制御部27に電力が供給され、制御部27が駆動機構15および両測定ヘッド16(両眼情報取得部21)に電力を供給する。制御部27は、駆動機構15や両測定ヘッド16(両眼情報取得部21)と情報の遣り取りが可能とされ、それらの動作を制御するとともにそれらから適宜情報を取得する。
検者用コントローラ31は、検者が眼科装置10を操作するために用いられる。検者用コントローラ31は、制御部27と近距離無線通信によって、互いに通信可能に接続されている。なお、検者用コントローラ31は、制御部27と有線または無線の通信路を介して接続されていればよく、実施例1の構成に限定されない。実施例1の検者用コントローラ31は、タブレット端末、スマートフォンなどの携帯端末(情報処理装置)が用いられている。このため、検者用コントローラ31は、検者が手に持って操作することや検眼用テーブル12に置いて操作することができ、被検者や眼科装置10の位置に拘わらず、いずれの位置からでも操作することができ、測定時の検者の自由度を高めることができる。なお、検者用コントローラ31は、携帯端末に限定されることはなく、ノート型パーソナルコンピュータ、デスクトップ型パーソナルコンピュータ等でもよく、眼科装置10に固定されて構成されていてもよく、実施例1の構成に限定されない。
検者用コントローラ31は、液晶モニタからなる表示部35を備える。この表示部35は、画像等が表示される表示面35a(図1、図8等参照)と、そこに重畳して配置されたタッチパネル式の入力部35bと、を有する。検者用コントローラ31は、制御部27の制御下で、後述する観察系41に設けられた撮像素子41gからの画像信号に基づく前眼部像I(図5参照)や、各カメラ26からの被検眼画像Ieや、撮像素子41gからの画像信号に基づく測定リング像Ri(図8参照)や眼底画像等の眼底情報画像を、適宜表示面35aに表示させる。また、検者用コントローラ31は、制御部27の制御下で入力部35b表示され、そこに入力されたアライメントの指示や測定の指示等の操作情報を制御部27に出力する。
被検者用コントローラ32は、被検眼Eの各種の眼情報の取得の際に、被検者が応答するために用いられる。被検者用コントローラ32は、例えばキーボード、マウス、ジョイスティック等の入力装置とされる。被検者用コントローラ32は、有線または無線の通信路を介して制御部27と接続されている。
制御部27は、接続された記憶部33または内蔵する内部メモリ27aに記憶したプログラムを例えばRAM(Random Access Memory)上に展開することにより、適宜検者用コントローラ31や被検者用コントローラ32に対する操作に応じて、眼科装置10の動作を統括的に制御する。実施例1では、内部メモリ27aは、RAM等で構成され、記憶部33は、ROM(Read Only Memory)やEEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)等で構成される。眼科装置10では、上記した構成の他に、測定完了信号や測定者からの指示に応じて測定結果を印字するプリンタや、測定結果を外部メモリやサーバーに出力する出力部が適宜設けられる。
次に、眼情報取得部21の一例としての光学的な構成を、図5を用いて説明する。上述したように、右眼情報取得部21Rおよび左眼情報取得部21Lの構成は、基本的に同一であるので、単に眼情報取得部21として説明する。
眼情報取得部21の光学系は、図5に示すように、観察系41と視標投影系42と眼屈折力測定系43と自覚式検査系44とZアライメント光学系45とXYアライメント光学系46とケラト系47とを有する。観察系41は、被検眼Eの前眼部を観察し、視標投影系42は、被検眼Eに視標を呈示し、眼屈折力測定系43は、眼屈折力の測定を行う。自覚式検査系44は、被検眼Eに視標を呈示する機能を有し、光学系を構成する光学素子を視標投影系42と共用する。Zアライメント光学系45およびXYアライメント光学系46は、被検眼Eに対する光学系の位置合わせ(アライメント)を行う。Zアライメント光学系45は、観察系41の光軸Lに沿う前後方向(Z方向)のアライメント情報を生成し、XYアライメント光学系46は、光軸Lに直交する上下左右方向(Y方向、X方向)のアライメント情報を生成する。
観察系41は、対物レンズ41aとダイクロイックフィルタ41bとハーフミラー41cとリレーレンズ41dとダイクロイックフィルタ41eと結像レンズ41fと撮像素子41gとを有する。観察系41は、被検眼E(前眼部)で反射された光束を、対物レンズ41aを経て結像レンズ41fにより撮像素子41g上(その受光面)に結像する。このため、撮像素子41g上には、後述するケラトリング光束やアライメント光源45aの光束やアライメント光源46aの光束(輝点像)が投光(投影)された前眼部像Iが形成される。制御部27は、撮像素子41gから出力される画像信号に基づく前眼部像I等を表示部35の表示面35aに表示させる。この対物レンズ41aの前方にケラト系47を設ける。
ケラト系47は、ケラト板47aとケラトリング光源47bとを有する。ケラト板47aは、観察系41の光軸Lに関して同心状のスリットが設けられた板状を呈し、対物レンズ41aの近傍に設けられる。ケラトリング光源47bは、ケラト板47aのスリットに合わせて設けられる。このケラト系47は、点灯したケラトリング光源47bからの光束がケラト板47aのスリットを経ることで、被検眼E(その角膜Ec)に角膜形状の測定のためのケラトリング光束(角膜曲率測定用リング状視標)を投光(投影)する。このケラトリング光束は、被検眼Eの角膜Ecで反射されることで、観察系41により撮像素子41g上に結像され、撮像素子41gが、リング状のケラトリング光束の像(画像)を検出(受像)する。制御部27は、撮像素子41gからの画像信号に基づいて、その測定パターンの像を表示面35aに表示させるとともに、角膜形状(曲率半径)を周知の手法により測定する。このため、ケラト系47は、被検眼Eの前眼部(角膜Ec)に光束を投光しかつその前眼部(角膜Ec)からの反射光から、被検眼Eの角膜形状を測定する角膜形状測定系として機能する。なお、実施例1では、角膜形状測定系として、リングスリットが1重から3重程度で角膜の中心付近の曲率測定を行うケラト板47aを用いる例(ケラト系47)を示しているが、角膜形状を測定するものであれば、多重のリングを有し角膜全面の形状を測定可能なプラチド板を用いるものでもよく、他の構成でもよく、実施例1の構成に限定されない。このケラト系47(ケラト板47a)の後方にZアライメント光学系45を設ける。
Zアライメント光学系45は、一対のアライメント光源45aと投影レンズ45bとを有し、各アライメント光源45aからの光束を各投影レンズ45bで平行光束とし、ケラト板47aに設けたアライメント用孔を通して被検眼Eの角膜Ecに当該平行光束を投光(投影)する。これにより、アライメントのための視標が被検眼Eの角膜に投影される。この視標は、角膜表面反射による虚像(プルキンエ像)として検出される。視標を用いたアライメントは、眼情報取得部21の光学系の光軸Lの方向すなわちZ方向のアライメントとなる。なお、この視標を用いたアライメントは、X方向およびY方向へのアライメントを含んでもよい。
制御部27は、アライメントのための視標によるアライメント情報に基づいて水平駆動部23を駆動して測定ヘッド16を前後方向(Z方向)に移動させることで、眼情報取得部21の光学系の光軸Lに沿う前後方向(Z方向)のアライメントを行うことができる。この前後方向のアライメントは、撮像素子41g上のアライメント光源45aによる2個の輝点像の間隔とケラトリング像の直径の比を所定範囲内とするよう測定ヘッド16の位置を調整して行う。ここで、制御部27は、当該比率からアライメントのずれ量を求めて、このアライメントのずれ量を表示面35aに表示させてもよい。なお、前後方向のアライメントは、後述するアライメント光源46aによる輝点像のピントが合うように右眼用測定ヘッド16Rの位置を調整することで行ってもよい。
また、観察系41にXYアライメント光学系46を設けている。XYアライメント光学系46は、アライメント光源46aと投影レンズ46bとを有し、ハーフミラー41c、ダイクロイックフィルタ41bおよび対物レンズ41aを観察系41と共用する。XYアライメント光学系46は、アライメント光源46aからの光束を、対物レンズ41aを経て平行光束として角膜Ecに投光する。制御部27は、前眼部像I上の角膜Ecに投光された輝点(輝点像)に基づき、アライメント情報(例えば、Y方向およびX方向の移動量)を取得する。制御部27は、このアライメント情報に基づいて鉛直駆動部22および水平駆動部23を駆動して、測定ヘッド16を左右方向(X方向)、上下方向(Y方向)に移動させることで、上下左右方向(光軸Lに直交する方向)のアライメントを行う。このとき、制御部27は、輝点像が形成された前眼部像Iに加えて、アライメントマークの目安となるアライメントマークALを表示面35aに表示させる。また、制御部27は、アライメントが完了すると測定を開始するように制御する構成としてもよい。
視標投影系42(自覚式検査系44)は、ディスプレイ42aとハーフミラー42bとリレーレンズ42cと反射ミラー42dと合焦レンズ42eとリレーレンズ42fとフィールドレンズ42gとバリアブルクロスシリンダレンズ(VCC)42hと反射ミラー42iとダイクロイックフィルタ42jとを有し、ダイクロイックフィルタ41bおよび対物レンズ41aを観察系41と共用する。また、自覚式検査系44は、ディスプレイ42a等に至る光路とは別の光路で光軸を取り巻く位置に、被検眼Eにグレア光を照射する少なくとも2つのグレア光源42kを有する。ディスプレイ42aは、被検眼Eの視線を固定する視標としての固視標や点状視標を呈示したり、被検眼Eの特性(視力値や矯正度数(遠用度数、近用度数)等)を自覚的に検査するための自覚検査視標を呈示したりする。ディスプレイ42aは、EL(エレクトロルミネッセンス)や液晶ディスプレイ(Liquid Crystal Display(LCD))を用いることができ、制御部27の制御下で任意の画像を表示する。ディスプレイ42aは、視標投影系42(自覚式検査系44)の光路上において被検眼Eの眼底Efと共役となる位置に光軸に沿って移動可能に設けられる。
また、視標投影系42(自覚式検査系44)では、光路上において被検眼Eの瞳孔と略共役となる位置(実施例1では、フィールドレンズ42gとVCC42hとの間)にピンホール板42pを設ける。このピンホール板42pは、板部材に貫通孔を設けて形成し、制御部27の制御下で視標投影系42(自覚式検査系44)の光路への挿入と当該光路からの離脱とを可能とし、光路に挿入されると貫通孔を光軸上に位置させる。ピンホール板42pは、自覚検査モードにおいて光路に挿入されることで、被検眼Eの眼鏡による矯正が可能であるか否かを判別するピンホールテストを行うことを可能とする。なお、ピンホール板42pは、光路上において被検眼Eの瞳孔と略共役となる位置に設ければよく、実施例1の構成に限定されない。
眼屈折力測定系43は、被検眼Eの眼底Efにリング状の測定パターンを投影するリング状光束投影系43Aと、眼底Efからのリング状の測定パターンの反射光を検出(受像)するリング状光束受光系43Bと、を有する。リング状光束投影系43Aは、レフ光源ユニット部43aとリレーレンズ43bと瞳リング絞り43cとフィールドレンズ43dと穴開きプリズム43eとロータリープリズム43fとを有し、ダイクロイックフィルタ42jを視標投影系42(自覚式検査系44)と共用し、ダイクロイックフィルタ41bおよび対物レンズ41aを観察系41と共用する。レフ光源ユニット部43aは、例えばLEDを用いたレフ測定用のレフ測定光源43gとコリメータレンズ43hと円錐プリズム43iとリングパターン形成板43jとを有し、それらが制御部27の制御下で眼屈折力測定系43の光軸上を一体的に移動可能となっている。
リング状光束受光系43Bは、穴開きプリズム43eの穴部43pとフィールドレンズ43qと反射ミラー43rとリレーレンズ43sと合焦レンズ43tと反射ミラー43uとを有し、対物レンズ41a、ダイクロイックフィルタ41b、ダイクロイックフィルタ41e、結像レンズ41fおよび撮像素子41gを観察系41と共用し、ダイクロイックフィルタ42jを視標投影系42(自覚式検査系44)と共用し、ロータリープリズム43fおよび穴開きプリズム43eをリング状光束投影系43Aと共用する。
眼屈折力測定系43は、眼屈折力測定モードにおいて、制御部27の制御下で、次のように動作されて被検眼Eの眼屈折力を測定する。先ず、リング状光束投影系43Aのレフ測定光源43gが点灯され、かつリング状光束投影系43Aのレフ光源ユニット部43aとリング状光束受光系43Bの合焦レンズ43tとが光軸方向に移動される。リング状光束投影系43Aでは、レフ光源ユニット部43aがリング状の測定パターンを出射し、その測定パターンをリレーレンズ43b、瞳リング絞り43c及びフィールドレンズ43dを経て穴開きプリズム43eに進行させ、その反射面43vで反射し、ロータリープリズム43fを経てダイクロイックフィルタ42jに導く。リング状光束投影系43Aでは、その測定パターンをダイクロイックフィルタ42j及びダイクロイックフィルタ41bを経て対物レンズ41aに導くことで、被検眼Eの眼底Efにリング状の測定パターンを投影する。
リング状光束受光系43Bでは、眼底Efに形成されたリング状の測定パターンを対物レンズ41aで集光し、ダイクロイックフィルタ41b、ダイクロイックフィルタ42j及びロータリープリズム43fを経て穴開きプリズム43eの穴部43pに進行させる。リング状光束受光系43Bでは、その測定パターンをフィールドレンズ43q、反射ミラー43r、リレーレンズ43s、合焦レンズ43t、反射ミラー43u、ダイクロイックフィルタ41e及び結像レンズ41fを経ることで、撮像素子41gに結像させる。これにより、撮像素子41gがリング状の測定パターンの像(以下では測定リング像Riともいう)を検出し、その測定リング像Riが表示部35の表示面35aに適宜表示される(図8参照)。制御部27は、その測定リング像Ri(撮像素子41gからの画像信号)に基づいて、眼屈折力としての球面度数S、円柱度数C(乱視度数)、軸角度Ax(乱視軸角度)を周知の手法により算出する。ここで、撮像素子41g上には、観察系41の各光学部材(符号41aから41f)を経て被検眼Eからの反射光が導かれることで、それによる前眼部像Iが眼屈折力測定系43による測定リング像Riに重ねられる虞がある。このため、眼情報取得部21では、観察系41のダイクロイックフィルタ41bからダイクロイックフィルタ41eの間に光路を遮蔽できるシャッタ機構を設けて、眼屈折力測定系43が測定リング像Riを取得する際に観察系41の光路をシャッタ機構で遮蔽して前眼部像Iが重ねられることを防止してもよい。
また、眼屈折力測定モードでは、制御部27は、視標投影系42においてディスプレイ42aに固定固視標を表示させる。ディスプレイ42aからの光束は、ハーフミラー42b、リレーレンズ42c、反射ミラー42d、合焦レンズ42e、リレーレンズ42f、フィールドレンズ42g、VCC42h、反射ミラー42i、ダイクロイックフィルタ42j、ダイクロイックフィルタ41b、対物レンズ41aを経て、被検眼Eの眼底Efに投光(投影)する。検者または制御部27は、呈示した固定固視標を被検者に固視させた状態でアライメントを行い、眼屈折力(レフ)の仮測定の結果に基づいて被検眼Eの遠点に合焦レンズ42eを移動させた後に、ピントが合わない位置に合焦レンズ42eを移動させて雲霧状態とする。これにより、被検眼Eは、調節休止状態(水晶体の調整除去状態)となり、その調節休止状態で眼屈折力が測定される。
上記のような眼情報取得部21(その光学系)を用いた他の測定(自覚検査等)については、例えば、特開2017-63978号公報などに記載されている動作と同様の動作で行うことができる。
眼科装置10は、制御部27の制御下で、オートアライメント(自動による位置合わせ)を行いつつ眼情報取得部21を用いて被検眼Eの眼情報を取得する。詳細には、制御部27は、眼情報取得部21(そのZアライメント光学系45、XYアライメント光学系46)および駆動機構15(鉛直駆動部22、水平駆動部23および回旋駆動部24)を動作させて、上記の両アライメント光学系からのアライメント情報に基づいて対応する被検眼Eに対する眼情報取得部21(測定ヘッド16)のXYZ方向のアライメントを行う。その後、制御部27は、適宜眼情報取得部21を駆動して、被検眼Eの各種の眼情報を取得させる。眼科装置10では、手動すなわち検者が検者用コントローラ31を操作することで、被検眼Eに対して眼情報取得部21をアライメントし、眼情報取得部21を駆動して被検眼Eの各種の眼情報を取得することもできる。眼科装置10では、被検眼Eの各種の眼情報を取得する際、被検者が被検者用コントローラ32を操作することで応答することができ、被検眼Eの各種の眼情報の取得を補助する。
眼科装置10は、眼情報取得部21のオートアライメントを、両カメラ26(そこからの被検眼画像Ie(そのデータ))を用いて行うことができる。このとき、制御部27は、先ず、対を為すカメラ26からの各被検眼画像Ieにおいて共通の特徴位置を検出する。制御部27は、例えば前眼部の瞳孔中心に相当する位置を特徴位置とすると、被検眼画像Ieの各画素の輝度値等の分布やその形状(位置関係)に基づいて、低輝度の画像領域を探索することによって瞳孔領域を特定する。その後、制御部27は、特定した瞳孔領域の輪郭(その近似円又は近似楕円)の中心位置を特定すること、または瞳孔領域の重心を求めることで、瞳孔中心すなわち特徴位置を検出する。なお、特徴位置は、前眼部の他の部位としてもよく、Zアライメント光学系45やXYアライメント光学系46で形成した輝点像としてもよく、実施例1の構成に限定されない。そして、制御部27は、検出した特徴位置に対して、既知である両カメラ26の位置や角度や光学的特性等を用いて公知の三角法を適用することにより、特徴位置すなわち被検眼Eの3次元位置を算出する。
制御部27は、算出した被検眼Eの3次元位置に基づいて、眼情報取得部21(その光学系)の光軸Lを被検眼Eの軸に合わせつつ被検眼Eに対する眼情報取得部21の距離が所定の作動距離になる移動量(アライメント情報)を算出し、その移動量に応じて駆動機構15を制御する。ここで、作動距離とは、ワーキングディスタンスとも呼ばれる既定値であり、眼情報取得部21を用いて特性を適切に測定するための眼情報取得部21と被検眼Eとの間の距離である。制御部27は、移動量に応じて駆動機構15を駆動して被検眼Eに対して眼情報取得部21を移動させることで、両カメラ26を用いて眼情報取得部21のオートアライメントを行うことができる。
眼科装置10は、上記したように、観察系41を用いることで、撮像素子41gから出力される画像信号に基づく前眼部像Iを取得することができ、表示部35の表示面35aに表示させることができる。これに加えて、眼科装置10は、各カメラ26が取得した被検眼画像Ie(後述する正面被検眼画像If(図8参照))を表示面35aに表示させることが可能とされている。実施例1の眼科装置10は、各カメラ26のうちの外側カメラ26oを用いて正面被検眼画像Ifを生成するものとしている。なお、内側カメラ26iを用いて正面被検眼画像Ifを生成して表示面35aに表示してもよく、実施例1の構成に限定されない。
外側カメラ26oは、図6に示すように、被検眼Eの正面に位置する眼情報取得部21(その光軸L)に対して、被検者の外側に傾斜された方向から被検眼Eを撮影した被検眼画像Ieを取得する。この被検眼画像Ieは、被検眼Eの様子を把握することはできるが、より正確に把握するためには被検眼Eを正面から見た様子であることが望ましい。このため、制御部27は、被検眼Eの正面に仮想視点Viを設定し、被検眼画像Ieを仮想視点Viから見た正面被検眼画像Ifに変換する。実施例1では、眼情報取得部21の光軸L上に仮想視点Viを設定している。制御部27は、周知の技術を用いて、外側カメラ26oから入力された被検眼画像Ieの各画素の座標値に外側カメラ26oの角度等に基づく種々の係数を乗じて出力画素の全ての座標値を形成する変換処理を行うことで、仮想視点Viから見た正面被検眼画像Ifを生成する。このとき、被検眼画像Ieは、視点変換に伴って奥行きの位置が変更するので、実質的に台形補正されて正面被検眼画像Ifとされる。この正面被検眼画像Ifは、二点鎖線で示すように光軸L上に設けられた外側カメラ26oで取得した被検眼画像と略等しいものとなる。このため、制御部27は、観察系41を用いた前眼部像Iに加えて、外側カメラ26oからの被検眼画像Ieや正面被検眼画像Ifを、適宜表示部35の表示面35aに表示させることができる(図8参照)。なお、仮想視点Viは、被検眼Eの正面であれば、適宜設定することができ、実施例1の構成に限定されない。実施例1の眼科装置10は、被検眼Eの様子の確認のために外側カメラ26oからの画像を表示面35aに表示させる際、被検眼Eの様子をより正確に把握することを可能とするために、被検眼画像Ieではなく正面被検眼画像Ifを表示面35aに表示させる。
次に、眼科装置10を用いて、眼屈折力測定モードにより被検眼Eの眼屈折力を測定する一例としての測定処理(測定方法)について、図7を用いて説明する。この測定処理は、記憶部33または内蔵する内部メモリ27aに記憶されたプログラムに基づいて、制御部27が実行する。以下では、この図7のフローチャートの各ステップ(各工程)について説明する。この図7のフローチャートは、眼科装置10が起動されて、検者用コントローラ31のブラウザまたはアプリが立ち上がって表示面35aが表示され、その入力部35bで眼屈折力測定モードが開始されることにより開始される。このとき、被検者は椅子等に座っており、額当部17に額が当てられている。なお、実施例1の図7のフローチャートは、各ステップ(各工程)が一対の測定ヘッド16(両眼情報取得部21)で同時に行われるものであり、両眼視の状態で同時に測定されるものとしており、各測定ヘッド16の外側カメラ26oも各々が正面被検眼画像If(被検眼画像Ie)を同時に取得して表示面35aに表示させている。加えて、実施例1の図7のフローチャートは、後述するように前眼部像Iや正面被検眼画像Ifの動画を表示面35aに表示させているが、静止画やコマ送りの画像でもよく、実施例1の構成に限定されない。
ステップS1では、被検眼Eの前眼部像の表示部35の表示面35aでの表示を開始して、ステップS2へ進む。ステップS1では、観察系41で取得した前眼部像Iの動画を表示面35aに表示させる。なお、ステップS1では、外側カメラ26oからの正面被検眼画像If(動画)を表示面35aに表示させてもよい。
ステップS2では、オートアライメントを実行して、ステップS3へ進む。ステップS2では、上述したように、両カメラ26(そこからの被検眼画像Ie(そのデータ))を用いて、眼情報取得部21のオートアライメントを行う。このとき、ステップS2では、両カメラ26を用いたオートアライメントに伴う被検眼Eの被検眼画像Ieの動画を表示面35aに表示させている。なお、ステップS2では、表示面35aに、ステップS1と同様の前眼部像I(正面被検眼画像If)を併せて表示させてもよい。
ステップS3では、眼屈折力測定系43を用いてラフ測定を実行して、ステップS4へ進む。ラフ測定とは、視標投影系42の合焦レンズ42eやリング状光束投影系43Aのレフ光源ユニット部43aやリング状光束受光系43Bの合焦レンズ43tの移動量を決定するために、予備的に被検眼Eの概略の眼屈折力を測定することをいう。ステップS3では、合焦レンズ42e、レフ光源ユニット部43aおよび合焦レンズ43tを0D(ディオプタ)位置に配置し、視標投影系42で固視標を固視させて、眼屈折力測定系43を用いてリング状光束投影系43Aにより被検眼Eの眼底Efにリング状の測定パターンを投影する。そして、ステップS3では、リング状光束受光系43Bにより撮像素子41gでリング状の測定パターンの測定リング像Riを検出し、その測定リング像Riを表示部35の表示面35aに表示させつつ、測定リング像Riに基づき眼屈折力を測定する。また、ステップS3では、測定リング像Riとともに、外側カメラ26oからの正面被検眼画像If(動画)を表示面35aに表示させる。実施例1では、図8に示すように、表示面35aにおいて、右上に左眼の測定リング像Riを、左上に右眼の測定リング像Riを、表示させているとともに、右下に左眼の正面被検眼画像Ifを、左下に右眼の正面被検眼画像Ifを、表示させている。
ステップS4では、オートアライメント(再アライメント)を実行して、ステップS5へ進む。ステップS4では、ステップS2と同様にオートアライメントを実行する。このとき、ステップS2と同様に、両カメラ26を用いたオートアライメントに伴う被検眼Eの前眼部像の動画を表示面35aに表示させており、前眼部像I(正面被検眼画像If)を併せて表示させてもよい。
ステップS5では、視標投影系42を用いて雲霧を行い、ステップS6へ進む。ステップS5では、視標投影系42を用いてステップS3でのラフ測定による眼屈折力に基づいて合焦レンズ42eを移動させた後に雲霧状態とし、被検眼Eを調節休止状態とする。このとき、ステップS5では、表示面35aには観察系41からの前眼部像Iまたは正面被検眼画像Ifのみを表示させる。
ステップS6では、眼屈折力測定系43を用いた被検眼Eの特性の測定を実行して、ステップS7へ進む。ステップS6では、ステップS3でのラフ測定による眼屈折力に基づいて眼屈折力測定系43のレフ光源ユニット部43aおよび合焦レンズ43tを移動させ、雲霧状態(調節休止状態)の被検眼Eに対して、眼屈折力測定系43を用いて測定リング像Riを検出する。また、ステップS6では、眼屈折力測定系43が取得した測定リング像Riに基づいて、眼屈折力としての球面度数、円柱度数、軸角度を周知の手法により算出する。このとき、ステップS6では、ステップS3と同様に、表示面35aに、その測定リング像Riとともに外側カメラ26oからの正面被検眼画像Ifを表示させる。
ステップS7では、測定値を表示させて、この測定処理を終了する。このステップS7では、ステップS6で測定した両被検眼Eの眼屈折力(球面度数、円柱度数、軸角度)を、表示面35aに表示させる。
これにより、眼科装置10は、眼屈折力測定モードにより被検眼Eの眼屈折力を測定することができる。このとき、眼科装置10は、両眼視の状態で双方の被検眼Eの眼屈折力を測定しているので、より自然に近い状態の眼屈折力を得ることができるとともに、一方ずつ測定することと比較して短時間で両被検眼Eの眼屈折力を測定することができる。
ここで、従来の眼科装置の技術の課題について説明する。この技術の課題は、実施例1の眼科装置10であっても外側カメラ26oからの被検眼画像Ieに基づく正面被検眼画像Ifを表示面35aに表示させなければ同様の課題を有するので、眼科装置10を用いて説明する。眼科装置10は、基本的に、眼情報取得部21において観察系41を用いて被検眼Eの前眼部像Iを撮像素子41gで取得することができ、表示部35の表示面35aに表示させることができる。このため、眼科装置10は、表示面35aに表示された前眼部像Iを確認することで、被検眼Eの状態の確認を可能としている。
ところで、眼科装置10は、眼情報取得部21において、眼屈折力測定系43を用いて被検眼Eの眼屈折力を測定する際には、リング状光束投影系43Aで被検眼Eの眼底Efに形成した測定リング像Riを、リング状光束受光系43Bにより観察系41の撮像素子41gを用いて取得する。このため、眼科装置10は、眼屈折力測定系43により被検眼Eの眼屈折力を測定するときには撮像素子41gで測定リング像Riすなわち眼底Efに関する画像を取得しており、撮像素子41gで同時に前眼部像Iを取得することができない。すなわち、眼科装置10は、被検眼Eの前眼部(角膜Ec)や眼底Efを撮影できるが、単一の撮像素子41gを共用しているので、同じ時点ではいずれか一方しか撮影できず表示面35aでの表示もできない。
ここで、眼科装置10は、測定した眼屈折力(それらの各数値)が良好ではないとき、それが正確な被検眼Eの眼屈折力である場合もあるが、測定リング像Riの一部が欠けている等のように測定リング像Riが適切に取得できていないことが原因の場合もある。この適切に測定リング像Riを取得できない場合としては、例えば、固視ができていない、斜位がある、眼瞼下垂がある、瞳孔の縮瞳がある等の被検眼Eの状態に起因することが考えられる。また、眼科装置10のように両眼視の状態で測定する装置の場合、上記したことに加えて、両眼視ができていない、抑制がある、頭部の位置に傾きがある等の被検眼Eの状態に起因して適切に測定リング像Riを取得できていないことも考えられる。そして、測定リング像Ri(その表示)からは、適切に取得できたものであるか否かの判別が困難である。この判別は、測定リング像Riの取得時の被検眼Eの状態を確認することで把握できるが、検者は測定時に表示面35a上の測定リング像Riの状態を確認しているので、表示面35a上の測定リング像Riと同時に被検者の様子を確認するのは困難である。
これに対して、本開示の眼科装置10は、眼情報取得部21の眼屈折力測定系43を用いて被検眼Eの眼屈折力を測定するとき、眼屈折力測定系43で取得した測定リング像Riとともに外側カメラ26oからの正面被検眼画像Ifを表示面35aに表示させる。このように、眼科装置10は、カメラ26を利用して正面被検眼画像Ifを取得し、眼情報取得部21の撮像素子41gで取得した測定リング像Riとともに正面被検眼画像Ifを表示面35aに表示させる。そのカメラ26は、アライメントのために眼情報取得部21の光学系とは別に設けたものであり、眼屈折力測定系43による測定時には使用していない。このため、眼科装置10は、カメラ26を有効利用しつつ表示面35aを見るだけで測定リング像Riと正面被検眼画像Ifとを視認可能とすることができ、測定リング像Riの状態とともに被検眼Eの状態を容易に確認することができる。よって、眼科装置10は、測定リング像Riが適切に取得できていない場合には、直ちにそのことを検者に把握させることができ、各数値が良好であるか否かに拘わらず被検眼Eの眼屈折力を適切に測定することができる。特に、眼科装置10は、測定リング像Riおよび正面被検眼画像Ifを表示面35aに表示させるので、検者が眼科装置10から離れた遠隔地にいて被検者を直接目視等ができない場合であっても、測定リング像Riの状態とともに被検眼Eの状態を容易に確認することができ、より効果的である。
眼科装置10は、外側カメラ26oが取得した被検眼画像Ieではなく、それに基づいて被検眼Eの正面側に設定した仮想視点Viから見た正面被検眼画像Ifを生成し、その正面被検眼画像Ifを測定リング像Riとともに表示面35aに表示させている。すなわち、眼科装置10は、被検眼画像Ieに代えて正面被検眼画像Ifを測定リング像Riとともに表示面35aに表示させている。このため、眼科装置10は、固視ができていない、斜位がある、眼瞼下垂がある、瞳孔の縮瞳がある等を容易に確認させることができ、被検眼Eの様子をより正確に把握させることができる。特に、眼科装置10は、両眼視の状態で測定する装置であって、両被検眼Eの正面被検眼画像Ifを表示面35aに表示させているので、上記したことに加えて、両眼視ができていない、抑制がある、頭部の位置に傾きがある等を容易に確認させることができ、被検眼Eの様子をより正確に把握させることができる。加えて、眼科装置10は、仮想視点Viを眼情報取得部21の光軸L上に設定しているので、正面被検眼画像Ifを眼情報取得部21で取得した前眼部像Iと略等しいものにでき、より見易いものにできる。また、眼科装置10は、制御部27が正面被検眼画像Ifを生成しているので、被検眼Eを正面から見た画像を利用する機能(例えば、自動での瞼の閉じ等の検出のための画像認識)に正面被検眼画像Ifを用いることができ、よりカメラ26を有効利用できる。
加えて、眼科装置10は、オートアライメントの実行時にも、表示面35aに前眼部像Iや正面被検眼画像Ifを併せて表示させることができる。このように、眼科装置10は、オートアライメントの実行時にも、被検眼Eの状態を容易に確認することを可能とする。このため、眼科装置10は、アライメントが出来なかった場合にはその原因を容易に把握できるとともに、アライメントできなくなりそうな状況では被検者への注意喚起等により予めその状況を回避することが可能となる。
本開示に係る眼科装置の実施例1の眼科装置10は、以下の各作用効果を得ることができる。
眼科装置10は、測定リング像Ri(眼底情報画像)を取得するときに、測定リング像Riとともに、カメラ26(撮影部)からの被検眼画像Ieを表示部35に表示させる。このため、眼科装置10は、測定リング像Riが適切に取得できていない場合には、直ちにそのことを検者に把握させることができ、各数値が良好であるか否かに拘わらず被検眼Eの眼屈折力を適切に測定することができる。
眼科装置10は、測定リング像Ri(眼底情報画像)を取得するときに、被検眼画像Ieを被検眼Eの正面の仮想視点Viから見た正面被検眼画像Ifに変換して、測定リング像Riとともに正面被検眼画像Ifを表示部35に表示させる。このため、眼科装置10は、被検眼Eの様子をより正確に把握させることができる。
眼科装置10は、カメラ26(撮影部)が互いに異なる位置で対を為して設けられ、測定リング像Ri(眼底情報画像)を取得するときに、被検眼Eに対して外側に位置するカメラ26からの被検眼画像Ieを、測定リング像Riとともに表示部35に表示させる。このため、眼科装置10は、例えば被検者の鼻が高くカメラ26で取得した被検眼画像Ieに被検者の鼻が写り込む等のように被検眼Eの一部が欠けることを防止することができ、より正確に被検眼Eの様子を把握させることができる。
眼科装置10は、対を為す眼情報取得部21に同時に測定リング像Ri(眼底情報画像)を取得させるとともに対を為すカメラ26(撮影部)に同時に被検眼画像Ieを取得させ、左右の被検眼Eのそれぞれの測定リング像Riおよび被検眼画像Ieを表示部35に表示させる。このため、眼科装置10は、両眼視の状態での被検眼Eの様子をより正確に把握させることができる。
したがって、本開示に係る眼科装置の一実施例としての眼科装置10では、眼情報取得部21で眼底情報画像(実施例1では測定リング像Ri)を取得しつつ、その際の被検眼Eの状態を容易に確認することを可能とすることができる。
以上、本開示の眼科装置を実施例1に基づき説明してきたが、具体的な構成については実施例1に限られるものではなく、特許請求の範囲の各請求項に係る発明の要旨を逸脱しない限り、設計の変更や追加等は許容される。
例えば、実施例1では、上記した構成の眼情報取得部21を用いている。しかしながら、本開示の眼情報取得部は、光軸L上で被検眼Eの眼底Efに関する眼底情報画像を取得できるとともに、被検眼Eの前眼部(角膜Ec)の画像を取得している際には眼底情報画像を取得できないものであれば適用することができ、実施例1の構成に限定されない。その眼底情報画像としては、例えば眼底Efを撮影した眼底画像やOCT撮影画像等があげられる。
また、実施例1では、測定ヘッド16(眼情報取得部21)が対を為して設けられて、両眼視の状態で被検眼Eの特性の測定を行うことができるものとされている。しかしながら、本開示の眼科装置は、片眼視の状態で被検眼Eの特性を測定する構成でもよく、実施例1の構成に限定されない。
さらに、実施例1では、各測定ヘッド16で対を為してカメラ26が設けられている。しかしながら、カメラ26は、眼情報取得部21の光軸L上とは異なる位置から被検眼画像Ieを取得するものであって、制御部27が被検眼画像Ieに基づいて被検眼Eの位置を求めることを可能とするものであれば、位置や個数は適宜設定すれがよく、実施例1の構成に限定されない。ここで、カメラ26は、単一の被検眼Eに対応して3つ以上設けられている場合には実施例1と同様に被検眼Eの3次元位置を算出することを可能とする。また、カメラ26は、単一の被検眼Eに対応して1つ設けられている場合には、例えば、被検眼Eに対する位置を変化させつつ2つ以上の被検眼画像Ieを取得することで、各被検眼画像Ieにおける特徴位置の移動の軌跡を利用して被検眼Eの3次元位置を算出することを可能とする。加えて、カメラ26は、測定ヘッド16の内部に設けられていたが、眼情報取得部21の光軸L上とは異なる位置であれば、測定ヘッド16(そのハウジング)の外側に設けてもよく、実施例1の構成に限定されない。
10 眼科装置 21 眼情報取得部 26 (撮影部の一例としての)カメラ 27 制御部 35 表示部 E 被検眼 Ef 眼底 Ie 被検眼画像 If 正面被検眼画像 L 光軸 Ri (眼底情報画像の一例としての)測定リング像 Vi 仮想視点

Claims (3)

  1. 光軸上で被検眼の眼底に関する眼底情報画像を取得する眼情報取得部と、
    前記光軸上とは異なる位置に設けられて前記被検眼の被検眼画像を取得する撮影部と、
    前記撮影部で取得した少なくとも2つの前記被検眼画像に基づいて前記被検眼の位置を求める制御部と、
    前記制御部の制御下で前記眼底情報画像を表示する表示部と、を備え、
    前記制御部は、前記被検眼に対する前記撮影部の位置を変化させつつ2つ以上の前記被検眼画像を取得し、それぞれの前記被検眼画像における特徴位置の移動の軌跡を利用して前記被検眼の3次元位置を算出し、
    前記撮影部は、互いに異なる位置で対を為して設けられ、
    前記制御部は、前記眼底情報画像を取得するときに、前記被検眼に対して鼻とは反対側から前記被検眼画像を取得する前記撮影部からの前記被検眼画像を、前記眼底情報画像とともに前記表示部に表示させることを特徴とする眼科装置。
  2. 前記制御部は、前記眼底情報画像を取得するときに、前記被検眼画像を前記被検眼の正面の仮想視点から見た正面被検眼画像に変換して、前記眼底情報画像とともに前記正面被検眼画像を前記表示部に表示させることを特徴とする請求項1に記載の眼科装置。
  3. 前記眼情報取得部および前記撮影部は、左右の前記被検眼のそれぞれに対応して対を為して設けられ、
    記制御部は、対を為す前記眼情報取得部に同時に前記眼底情報画像を取得させるとともに対を為す前記撮影部に同時に前記被検眼画像を取得させ、左右の前記被検眼のそれぞれの前記眼底情報画像および前記被検眼画像を前記表示部に表示させることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の眼科装置。
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