JP7377117B2 - 工作機械 - Google Patents
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Description
図1に示すように、工作機械1は、ワークを加工するNC(Numerical Control)旋盤である。詳しくは、工作機械1は、図1に示すように、工作機械1全体の台であるベッドSと、第1主軸ユニット10と、第2主軸ユニット70と、Z軸移動機構13,73と、X軸移動機構16,76と、工具ユニット20と、ローダ装置60と、パレット駆動装置90と、主軸収容ケース部5と、ワーク収容ケース部6と、仕切り板部7と、シャッタ8と、チャックエア圧調整部50と、工作機械1を制御する制御部300と、図2に示すように、測定部80と、を備える。
図1に示すように、第1主軸ユニット10は、ワークWを把持しつつ軸回転させる。第1主軸ユニット10は、ワークWを把持するダイヤフラムチャック17を有し、把持するワークWとともにダイヤフラムチャック17を回転させる第1主軸14を備える。
X軸移動機構16は、第1主軸ユニット10を、第1主軸14の軸線に直交し、かつ水平方向に沿うX軸方向に移動させる。X軸移動機構16は、図示しないX軸モータで図示しないねじ軸を軸回転させることで図示しないナットとともにZ軸移動機構13及び第1主軸ユニット10をX軸方向に移動させる。
ダイヤフラムチャック17の構成については後で詳述する。
図1及び図2に示すように、第2主軸ユニット70は、Z軸方向において第1主軸ユニット10と向かい合う位置に設けられ、ワークWを把持しつつ軸回転させる。第2主軸ユニット70は、ワークWを把持するダイヤフラムチャック77を有し、把持するワークWとともにダイヤフラムチャック77を回転させる第2主軸74を備える。
図1に示すように、工具ユニット20は、複数の工具20a,20bと、複数の工具20a,20bを保持する刃物台20cと、を備える。
刃物台20cは、Z軸方向における第1主軸14と第2主軸74の間に位置する。複数の工具20a,20bは、バイトから構成され、Z軸方向に沿って延び、X軸方向に並べられる。各工具20aの刃先はZ軸方向において第1主軸14のダイヤフラムチャック17を向く。各工具20bの刃先はZ軸方向において第2主軸74のダイヤフラムチャック77を向く。
図1及び図3に示すように、ローダ装置60は、ワークWを把持するハンドユニット65と、ハンドユニット65に固定されるY軸スライダ64と、Y軸スライダ64をY軸方向に沿って移動させるY軸移動機構68と、Y軸スライダ64及びY軸移動機構68をZ軸方向に沿って移動させるZ軸移動機構67と、を備える。
モータ65cはY軸スライダ64の下端に固定される。モータ65cは、制御部300による制御のもと、X軸方向に沿って延びる回転軸Axを中心に回動部65dを回転させる。
回動部65dは立方体状に形成され、回動部65dの中心に回転軸Axが延びる。図1に示すように、回動部65dの複数の側面のうち第1側面65d1には第1ハンド部65aが設けられる。回動部65dの複数の側面のうち第2側面65d2には第2ハンド部65bが設けられる。第1側面65d1及び第2側面65d2は互いに直交する。第1ハンド部65a及び第2ハンド部65bは、それぞれ、ワークWの外周を把持、又はワークWの把持を解除する。
測定部80は、図5に示すように、シリンダ81と、ロッド82と、磁気センサ83と、エア供給口84a,84bと、ワーク設置部85と、図6に示すように、レギュレータ86と、バルブ88と、を備える。
図5に示すように、シリンダ81は筒状に形成される。ロッド82は棒状に形成される。ロッド82は、シリンダ81の内部空間81aに位置する基端部82bと、シリンダ81の外部に位置する先端部82aと、先端部82a及び基端部82bの間に延びる本体部82cと、を備える。
バルブ88は、後退状態では、エア供給源57からのエアをエア供給口84bを介して第2室81cに供給し、かつ、エア供給口84aを介して第1室81b内のエアを排出する。これにより、第2室81c内の圧力が第1室81b内の圧力よりも高くなり、ワーク設置部85に設置されるワークWに対してロッド82が後退する。
ワーク位置決め面85b,85cは、ロッド82の進退方向において、ワーク設置面85aにおけるロッド82から遠い位置に設けられる。ワーク位置決め面85b,85cはワークWの外周面の接線方向に沿って延びる。ワーク位置決め面85b,85cはロッド82の進退方向に対して傾斜する。詳しくは、ワーク位置決め面85b,85cは、ロッド82の進退方向において、ロッド82に近づくにつれて互いに離れるように傾斜する。
一対のレール92は、X軸方向に沿って延び、Z軸方向に並ぶ。ワーク設置テーブル91は、レール92に沿ってX軸方向に移動可能にレール92に設置されている。ワーク設置テーブル91の上面には、ワーク設置パレット95a,95bが作業者により交換可能に設置される。
テーブル駆動機構98は、制御部300による制御のもと、ワーク設置テーブル91をレール92に沿ってX軸方向に移動させる。
仕切り板部7は、主軸収容ケース部5の内部空間とワーク収容ケース部6の内部空間を仕切る。仕切り板部7は、X軸方向及びZ軸方向に沿って板状に延びる。仕切り板部7の上面には、一対のレール92及び測定部80が固定される。
次に、ダイヤフラムチャック17の具体的な構成について説明する。
図4に示すように、ダイヤフラムチャック17は、ダイヤフラム膜17aと、複数の爪部17bと、複数の爪支持部17dと、チャック本体部17cと、気密シール17c2と、を備える。
チャック本体部17cは中空の円筒状に形成される。チャック本体部17cの先端側の板部には、爪支持部17dが通過する貫通孔17c1が形成されている。気密シール17c2は、貫通孔17c1と爪支持部17dの間の隙間を埋めるように設けられる。
各爪部17bは、チャック本体部17cの外部に位置する各爪支持部17dの先端に固定される。複数の爪部17bは、ワークWの外周に沿って並べられ、ワークWを外周から把持する。
一方、調圧室17e内のチャックエア圧がチャックエア圧調整部50により低下されるにつれて、ダイヤフラム膜17aは平板状に近づく。これにより、複数の爪部17bは、互いに接近するようにワークWの径方向内側に移動し、チャック圧Pcは高くなる。
ダイヤフラムチャック77は、ダイヤフラムチャック17と同様に構成される。
エア供給源57は、ダイヤフラムチャック17の調圧室17eに空気路58a,58bを介して接続される。エア供給源57は、ダイヤフラムチャック17の調圧室17eにエアを供給することにより調圧室17eを加圧する。
制御部300は、数値制御によって、第1主軸14、第2主軸74、Z軸移動機構13,73、X軸移動機構16,76及びチャックエア圧調整部50を制御し、測定部80により測定されたワークWの外径の測定結果を取得する。ワークWの外径は、ワークWにおけるチャック圧に影響する部分の寸法である。
制御部300は、ローダ装置60を介してワーク設置テーブル91に設置された加工前のワークWを把持する(ステップS101)。
詳しくは、制御部300は、図2の矢印Yj1に示すように、テーブル駆動機構98を介して、ワーク設置テーブル91をX軸方向に移動させることにより、加工前のワークWをX軸方向においてワーク設置部85及びハンドユニット65(図3参照)に一致させる。そして、制御部300は、図1の矢印Yj2に示すように、Z軸移動機構67を介して、ハンドユニット65をZ軸方向におけるワーク設置テーブル91に設置される加工前のワークWに一致させる。これにより、ハンドユニット65は、加工前のワークWの直上に位置する。次に、制御部300は、図1の矢印Yj3に示すように、ローダ装置60のY軸移動機構68を介して、Y軸方向においてハンドユニット65を加工前のワークWに近づける。これにより、ハンドユニット65は加工前のワークWを把持する。
詳しくは、制御部300は、図1の矢印Yj4に示すように、ローダ装置60のZ軸移動機構67を介して、ハンドユニット65をZ軸方向における測定部80のワーク設置部85に一致させる。そして、制御部300は、図1の矢印Yj5に示すように、ローダ装置60のY軸移動機構68を介して、Y軸方向においてハンドユニット65をワーク設置部85に近づけ、ハンドユニット65を介して加工前のワークWの把持を解除する。これにより、加工前のワークWがワーク設置部85に設置される。
詳しくは、制御部300は、図5及び図6に示すように、エア供給源57を動作させ、かつ、バルブ88を前進状態に切り替えることによりロッド82を前進させ、ロッド82の先端部82aをワークWの外周面に接触させる。制御部300は、ロッド82の先端部82aがワークWの外周面に接触したときの磁気センサ83の検出結果をワークWの外径を示す情報として取得する。
詳しくは、制御部300は、シャッタ8を介して貫通孔7aを開いた状態で、図1の矢印Yj6に示すように、Z軸移動機構67及びY軸移動機構68を介して、貫通孔7aを通過するようにハンドユニット65を移動させる。制御部300は、第1主軸ユニット10をX軸方向に工具ユニット20を避けた位置まで移動させ、Z軸方向において第1主軸ユニット10のダイヤフラムチャック17とハンドユニット65を対向させる。制御部300は、ハンドユニット65の第1ハンド部65aが下方向を向いた状態でワークWを把持している場合、モータ65cを駆動させて回動部65dを回転軸Axを中心に90°回転させることにより、第1ハンド部65aが把持するワークWをダイヤフラムチャック17にZ軸方向に対向させる。
ワークW毎の形状誤差に伴うチャック圧の誤差を補正するために、ワークWの外径が大きいほど、チャックエア圧が高く設定される。形状誤差によりワークWの外径が大きくなることによりチャック圧が所望値よりも高くなると、ダイヤフラムチャック17が把持するワークWが変形するおそれがある。このワークWの変形を抑制するため、制御部300は、ワークWの外径が大きくなるほどチャックエア圧を高くすることにより、ワークWの形状誤差に伴うチャック圧の誤差を補正し、チャック圧を所望値に維持する。
一方、形状誤差によりワークWの外径が小さくなることによりチャック圧が所望値よりも低すぎると、ダイヤフラムチャック17がワークWを安定的に把持することが困難となる。ワークWを安定的に把持するため、制御部300は、ワークWの外径が小さくなるほどチャックエア圧を低くすることにより、ワークW毎の形状誤差に伴うチャック圧の誤差を補正し、チャック圧を所望値に維持する。
よって、チャック圧は、ワークWが変形しない程度に低く、かつ、ワークWを安定的に把持できる程度に高く設定されることが好ましい。本例では、ワークWは、樹脂製で、かつリング状に形成されている。よって、ワークWは変形しやすい。このため、チャック圧は、ワークが金属製である場合又はワークが円柱状である場合に比べて、精度高く設定されることが好ましい。
制御部300は、ハンドユニット65を介してワークWをダイヤフラムチャック17に受け渡した後、図1の矢印Yj7に示すように、Z軸移動機構67及びY軸移動機構68を介して、貫通孔7aを通過するようにハンドユニット65を移動させ、ハンドユニット65をワーク収容ケース部6の内部空間に戻す。そして、制御部300はシャッタ8を閉じる。シャッタ8が閉じることにより、ワークWの加工に伴い発生する切り粉が貫通孔7aを通過して、ワーク収容ケース部6の内部空間に進入することが抑制される。
詳しくは、図1に示すように、制御部300は、Z軸移動機構13とX軸移動機構16を介して第1主軸ユニット10をZ軸方向及びX軸方向に移動させ、第1主軸14とともに回転するワークWを工具ユニット20の工具20aに接触させる。これにより、ワークWのZ軸方向の一端側の加工である第1加工が行われる。
詳しくは、図1に示すように、制御部300は、Z軸移動機構73とX軸移動機構76を介して第2主軸ユニット70をX軸方向及びZ軸方向に移動させ、第2主軸74とともに回転するワークWを工具ユニット20の工具20bに接触させる。これにより、ワークWのZ軸方向の他端側の加工である第2加工が行われる。
以上で、1つのワークWの加工を行う加工処理が完了する。この加工処理が繰り返されることにより、複数のワークWの加工が順番に行われる。
以上、説明した一実施形態によれば、以下の効果を奏する。
(1)工作機械1は、ワークWの寸法の一例であるワークWの外径を測定する測定部80と、調圧室17eを有し、調圧室17e内のチャック流体圧の一例であるチャックエア圧により決まるチャック圧にてワークWを把持するワークチャックの一例であるダイヤフラムチャック17と、チャックエア圧を調整するチャック流体圧調整部の一例であるチャックエア圧調整部50と、測定部80の測定結果に基づき、チャックエア圧調整部50を通じて、ワークWの形状誤差に伴うチャック圧の誤差を補正するようにチャックエア圧を調整する制御部300と、を備える。
この構成によれば、ワークWの形状誤差に伴ってワークW毎にチャック圧のバラツキが生じることが抑制される。このように、ワークW毎のチャック圧のバラツキを小さくすることで、ダイヤフラムチャック17により把持されるワークWが変形することを抑制しつつ、ダイヤフラムチャック17によりワークWが安定的に把持される。従って、ダイヤフラムチャック17が把持するワークWを加工する際の加工精度が高められる。
また、ユーザがチャック圧を調整するための作業を行う必要がなく、簡単にワークW毎にチャック圧のバラツキが生じることが抑制される。
この構成によれば、第1~第5レギュレータ51r~55rそれぞれに1つのチャック圧が対応して設定される。よって、1つのレギュレータで調圧室17eのチャックエア圧を変化させる必要がなく、調圧室17eのチャックエア圧の圧力制御を安定的に行うことができる。
この構成によれば、ワークWの外径を測定するだけで、簡単に、ワークW毎にチャック圧のバラツキが生じることが抑制される。
この構成によれば、ローダ装置60を通じてワーク設置テーブル91から測定部80まで加工前のワークWを運搬する第1工程と、測定部80を通じて加工前のワークWの寸法を測定する第2工程と、ローダ装置60を通じて測定部80から第1主軸14のダイヤフラムチャック17に加工前のワークWを受け渡す第3工程と、が順に自動で実施される。よって、作業者の手間を低減することができる。
この構成によれば、主軸収容ケース部5の内部空間とワーク収容ケース部6の内部空間が仕切り板部7により仕切られている。よって、第1主軸14がワークWを把持しつつワークWを加工する際に生じる切り粉がワーク収容ケース部6の内部空間に進入することが抑制される。また、第1主軸14によるワークWの加工中であっても、ワーク収容ケース部6内のワーク設置テーブル91に設置されるワークWを交換することが可能となる。
この構成によれば、第1ハンド部65a及び第2ハンド部65bの一方で加工前のワークWを把持しつつ、第1ハンド部65a及び第2ハンド部65bの他方で第1主軸14からワークWを受け取ることができる。これにより、ハンドユニット65が第1主軸14とワーク設置テーブル91の間で往復する回数を減らすことができる。
上記実施形態においては、ワークWは、樹脂製で、かつリング状に形成されているが、ワークWの材質及び形状はこれに限定されない。例えば、ワークWは、金属製であってもよい。また、例えば、ワークWは、円柱状又は円筒状であってもよい。
また、レギュレータの数は1つであってもよい。この場合、レギュレータは、制御部300により制御され、無段変圧可能な電空レギュレータであってもよい。制御部300は、電空レギュレータを通じて、チャック圧をワークWの寸法に応じた値に調整する。
また、ハンド部の数は3つ以上であってもよい。
さらに、上記実施形態においては、ローダ装置60がワークWをワーク設置テーブル91からローダ装置60に運搬していたが、これに限らず、作業者が加工前のワークWを測定部80に設置してもよい。
また、上記実施形態においては、ダイヤフラムチャック17の調圧室17eにはエアが供給されていたが、エアに限らず、油等の液体が供給されてもよい。
Claims (4)
- ワークの寸法を測定する測定部と、
調圧室を有し、前記調圧室内のチャック流体圧により決まるチャック圧にて前記ワークを把持するワークチャックと、
前記チャック流体圧を調整するチャック流体圧調整部と、
前記測定部の測定結果に基づき、前記チャック流体圧調整部を通じて、前記ワークの形状誤差に伴う前記チャック圧の誤差を補正するように前記チャック流体圧を調整する制御部と、を備え、
前記チャック流体圧調整部は、
空気路を介して前記調圧室に流体を供給する流体供給源と、
前記流体供給源と前記調圧室の間の前記空気路に互いに並列に設けられ、前記チャック流体圧をそれぞれ異なる値に設定する複数のレギュレータと、
前記複数のレギュレータそれぞれに対応して直列に設けられ、対応する前記レギュレータを動作させる開状態と対応する前記レギュレータの動作を停止させる閉状態の間で切り替わる複数のバルブと、を備え、
前記制御部は、前記測定部の測定結果に基づき、前記複数のバルブのうち何れか一つの選択バルブを前記開状態とし、前記複数のバルブのうち前記選択バルブ以外の残りのバルブを前記閉状態とすることにより、前記選択バルブに対応する前記レギュレータを通じて前記チャック流体圧を設定する、
工作機械。 - 前記ワークチャックは、前記ワークを外周側から把持し、前記チャック流体圧が変化することにより互いに接近又は離間する複数の爪部を備え、
前記測定部は前記ワークの寸法として前記ワークの外径を測定し、
前記制御部は、前記ワークの形状誤差に伴う前記チャック圧の誤差を補正するために、前記測定部により測定された前記ワークの外径が大きいほど、前記複数の爪部が互いに離間するように前記チャック流体圧調整部を通じて前記チャック流体圧を調整する、
請求項1に記載の工作機械。 - 複数の前記ワークが設置されるワーク設置テーブルと、
前記ワーク設置テーブル、前記測定部及び前記ワークチャックの間で前記ワークを運搬するローダ装置と、を備え、
前記制御部は、前記ローダ装置を通じて、前記ワーク設置テーブルに設置された前記ワークである加工前ワークを前記測定部まで運搬した後に前記測定部を通じて前記加工前ワークの寸法を測定し、前記加工前ワークの寸法を測定した後、前記加工前ワークを前記ワークチャックに受け渡し、前記ワークチャックが前記ローダ装置から前記加工前ワークを受け取る際に、前記測定部による前記加工前ワークの寸法の測定結果に基づき、前記チャック流体圧調整部を通じて、前記ワークの形状誤差に伴う前記チャック圧の誤差を補正するように前記チャック流体圧を調整する、
請求項1または2に記載の工作機械。 - ワークの寸法を測定する測定部と、
調圧室を有し、前記調圧室内のチャック流体圧により決まるチャック圧にて前記ワークを把持するワークチャックと、
前記チャック流体圧を調整するチャック流体圧調整部と、
前記測定部の測定結果に基づき、前記チャック流体圧調整部を通じて、前記ワークの形状誤差に伴う前記チャック圧の誤差を補正するように前記チャック流体圧を調整する制御部と、
複数の前記ワークが設置されるワーク設置テーブルと、
前記ワーク設置テーブル、前記測定部及び前記ワークチャックの間で前記ワークを運搬するローダ装置と、を備え、
前記制御部は、前記ローダ装置を通じて、前記ワーク設置テーブルに設置された前記ワークである加工前ワークを前記測定部まで運搬した後に前記測定部を通じて前記加工前ワークの寸法を測定し、前記加工前ワークの寸法を測定した後、前記加工前ワークを前記ワークチャックに受け渡し、前記ワークチャックが前記ローダ装置から前記加工前ワークを受け取る際に、前記測定部による前記加工前ワークの寸法の測定結果に基づき、前記チャック流体圧調整部を通じて、前記ワークの形状誤差に伴う前記チャック圧の誤差を補正するように前記チャック流体圧を調整し、
さらに、
前記ワークチャックを囲む第1収容ケース部と、
前記ワーク設置テーブル、前記ローダ装置及び前記測定部を囲む第2収容ケース部と、
前記第1収容ケース部の内部空間と前記第2収容ケース部の内部空間を仕切る仕切り板部と、を備え、
前記ローダ装置は、
前記ワークを把持し、前記ワークを把持した状態を解除するハンドユニットと、
前記ワーク設置テーブル、前記測定部及び前記ワークチャックの間で前記ハンドユニットを移動させる移動機構と、を備え、
前記仕切り板部には、前記移動機構により移動する前記ハンドユニットが通過可能な貫通孔が形成される、
工作機械。
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