JP7376672B1 - 太陽電池及び光起電力モジュール - Google Patents

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Abstract

【課題】本願の実施例は、光起電力の分野に関し、太陽電池および光起電力モジュールを提供する。【解決手段】太陽電池は、基板と、2本の第1主電極と、少なくとも2本の第2主電極と、を含み、基板は第1エッジ及び第2エッジを備え、第1エッジは基板の第1方向におけるエッジであり、第2エッジは基板の第2方向におけるエッジであり、第1主電極が第1エッジに近く、第1主電極は、複数の第1サブ接続パッドと、少なくとも1つの第1サブ接続パッドの第1エッジに近い側と接触する第1接続線と、を含み、第2主電極は、隣接する第1主電極の間に位置し、第2主電極は、複数の第2サブ接続パッドと、少なくとも1つの第2サブ接続パッドと接触する第2接続線とを含み、第1主電極と隣接する第2主電極との間の第1ピッチは、隣接する第2主電極間の第2ピッチと等しくない。本願の実施例が提供する太陽電池および光起電力モジュールは、少なくとも光電変換効率を高めることができる。【選択図】図3b

Description

本発明の実施例は、光起電力の分野に関し、特に、太陽電池及び光起電力モジュール(photovoltaic module)に関するものである。
太陽電池の性能(例えば、光電変換効率)に影響を与える原因には、光損失及び電気損失を含む。光損失には、電池前面の反射損失、接触グリッド線のシャドウ損失、及び長周波数帯の非吸収損失などを含み、電気損失には、半導体表面と本体の光生成キャリア再結合、半導体と金属グリッド線との接触抵抗、及び金属と半導体との接触抵抗などの損失を含む。
太陽電池セルでは、サブグリッドとメイングリッドを設けることにより、電池セルにより発生した電流を収集かつ出力し、メイングリッドに設けられたパッドを介して電池セルにより発生した電流をモジュール側に輸送する。しかしながら、従来技術の太陽電池の電流に対する収集能力が弱く、太陽電池の光電変換効率の向上に悪影響を与えてしまう。
本願の実施例には、少なくとも太陽電池の光電変換効率の向上に有利である太陽電池及び光起電力モジュールが提供される。
本願の幾つかの実施例によれば、本願実施例の一態様は太陽電池を提供し、基板と、パッシベーション層と、複数の副電極と、2本の第1主電極と、少なくとも2本の第2主電極と、を含み、前記基板は第1エッジ及び第2エッジを備え、前記第1エッジは前記基板の第1方向における対向する両側のエッジであり、前記第2エッジは前記基板の第2方向における対向する両側のエッジであり、前記パッシベーション層が前記基板に位置し、前記副電極が前記基板に前記第2方向に沿って間隔をあけて配置され、前記副電極が前記第1方向に沿って延びており、前記副電極が前記パッシベーション層を貫通して前記基板と接触し、前記第1主電極が前記パッシベーション層の表面に位置し、前記第1主電極が第1エッジに近く、前記第1主電極は、前記第2方向に沿って間隔をあけて配置される複数の第1サブ接続パッドと、少なくとも1つの前記第1サブ接続パッドの前記第1エッジに近い側と接触する第1接続線と、を含み、前記第2主電極が前記パッシベーション層の表面に位置し、前記第2主電極が隣接する前記第1主電極の間に位置し、前記第2主電極は、前記第2方向に沿って間隔をあけて配置される複数の第2サブ接続パッドと、少なくとも1つの前記第2サブ接続パッドと接触する第2接続線とを含み、前記第1主電極と隣接する前記第2主電極との間の第1ピッチは、隣接する前記第2主電極間の第2ピッチと等しくない。
幾つかの実施例では、前記第1方向に沿って、前記副電極は前記第1サブ接続パッドの前記第1エッジから離れる側と接触する。
幾つかの実施例では、前記第1ピッチは前記第2ピッチよりも大きい。
幾つかの実施例では、前記第1ピッチは前記第2ピッチよりも小さい。
幾つかの実施例では、前記第1エッジと前記第2エッジの境界には面取りがあり、前記第1主電極は前記面取りに近く、前記第2方向に沿って、最初の前記第1サブ接続パッド及び/又は最後の前記第1サブ接続パッドは、前記面取りの前記第2方向以外のエッジ領域に位置する。
幾つかの実施例では、前記第1接続線は、前記面取りの前記第1方向に沿う外側に近い第1接続セグメント及び第2接続セグメントを含み、前記第2接続セグメントが前記第1接続セグメントに接続され、前記第1接続セグメントの断面積が前記第2接続セグメントの断面積よりも大きい。
幾つかの実施例では、前記第2方向に沿って、最初の前記第1サブ接続パッドの前記第2エッジに近い端部と前記第2方向における前記面取りの第1サブ接続パッドに向かうエッジとの間の長さは、隣接する前記副電極間のグリッドピッチ以下である。
幾つかの実施例では、前記第2方向に沿って、最初の前記第1サブ接続パッドと隣接する前記第2エッジとの第1距離は最初の前記第2サブ接続パッドと隣接する前記第2エッジとの第2距離よりも大きい。
幾つかの実施例では、いずれかの前記第1サブ接続パッドの面積は前記第2サブ接続パッドの面積よりも大きい。
幾つかの実施例では、前記第1方向に沿って、前記第1エッジに近い前記副電極の断面積は、前記第1エッジから離れる前記副電極の断面積よりも大きい。
幾つかの実施例では、前記第2方向に沿って間隔をあけて配置される前記複数の第1サブ接続パッドは、第2エッジに近い2つの第1サブ端子パッドと、隣接する前記第1サブ端子パッドの間に位置する少なくとも1つ第2サブ端子パッドと、を含み、前記第1サブ端子パッドと隣接する前記第2エッジの間に位置する第1部分の前記第1接続線の第1断面積が、前記第1サブ端子パッドの間に位置する第2部分の前記第1接続線の第2断面積よりも大きい。
幾つかの実施例では、前記第1断面積と前記第2断面積との差は、前記第1サブ端子パッドと隣接する前記第2エッジとのピッチの大きさと正比例する。
幾つかの実施例では、前記第1サブ端子パッドと隣接する前記第2エッジの間に位置する第1部分の前記第1接続線の第1幅が、前記第1サブ端子パッドの間に位置する第2部分の前記第1接続線の第2幅よりも大きい。
幾つかの実施例では、同じ第1主電極について、隣接する2つの前記第2サブ端子パッドの間に位置する第3部分の前記第1接続線の第3断面積が最も小さい。
幾つかの実施例では、前記第1サブ端子パッドと前記第2サブ端子パッドとの間に位置する第4部分の前記第1接続線の第4断面積は前記第3断面積以上である。
幾つかの実施例では、前記第1サブ端子パッドの面積が前記第2サブ端子パッドの面積よりも大きい。
幾つかの実施例では、前記第1接続線の前記第2エッジに近いポートが閉合され、前記第2接続線の前記第2エッジに近いポートが閉合され、前記第1接続線の断面積が前記第2接続線の断面積以上である。
幾つかの実施例では、前記太陽電池は、バックコンタクト型電池であり、前記副電極は、第2方向に沿って間隔をあけて配置された第1電極と第2電極を含み、前記第2主電極は、間隔をあけて配置された第1グリッド線構造と第2グリッド線構造を含み、前記第1グリッド線構造が前記第1電極と電気的に接続され、前記第2グリッド線構造が前記第2電極と電気的に接続される。
幾つかの実施例では、第1グリッド線構造と第2グリッド線構造は、第1方向に沿ってずれて配置される。
本願の幾つかの実施例によれば、本願の別の態様は光起電力モジュールが提供され、上記実施例のいずれか1項に記載の太陽電池を複数接続してなる電池ストリングと、前記電池ストリングの表面を覆うための封止層と、前記封止層の前記電池ストリングから離れた表面を覆うためのカバープレートと、を含む。
本願実施例によって提供される技術案は、少なくとも以下の利点を有する。
本願の実施例に係る太陽電池において、第1主電極が第1サブ接続パッドと、第1接続線と、を含み、第2主電極が第2サブ接続パッドと、第2接続線と、を含み、細い第1接続線及び第2接続線を設けることで有効遮光面積を低減するとともに、抵抗損失を低減し、モジュールの総電力を高めることができる。また、メイングリッドを構成する第1接続線及び第2接続線の分布がより密集しているため、メイングリッドと細グリッドとの間の接触点がより多くなり、シリコンウェハーの隠れクラックとマイクロクラック箇所での電流伝導経路がより良化されるため、マイクロクラックによる損失が大幅に低減され、生産ラインの生産高の向上に役立つ。また、第1接続線は少なくとも1つの第1サブ接続パッドの第1エッジに近い側と接触し、第1接続線は第1エッジにより近く、第1接続線は第1エッジ箇所での電流を収集する能力が強くなり、かつ、第1サブ接続パッドと第1エッジの間に少なくとも1つの第1接続線の幅を挟むことで、溶接時と積層時にエッジでの応力不良による破損問題を避けることができる。
また、第1主電極と隣接する第2主電極との間の第1ピッチは、隣接する第2主電極間の第2ピッチと等しくない。例えば、第1ピッチが第2ピッチよりも大きく、第1主電極が第1エッジに近く、エッジでの主電極を疎らに設置することで、溶接時及び積層時に、電池セルにマイクロクラックなどが生じるリスクを避けることができる。例えば、第1ピッチが第2ピッチよりも小さく、エッジでの第1主電極と第2主電極が密に設置されることを確保し、副電極から主電極までの電流経路が短くなり、損失を低減し、電極のエッジ部での電流収集能力の向上に有利である。
一つ又は複数の実施例は、対応する添付の図面における図で例示的に説明されるが、これらの例示的な説明は、実施例を限定するものではなく、特に断りのない限り、添付の図面における図は縮尺に制限されない。本願の実施例又は従来技術における技術案をより明確に説明するために、以下、実施例の説明に必要な図面を簡単に説明し、明らかに、以下説明された図面は、本願のいくつかの実施例に過ぎず、当業者であれば、進歩的な労働をしなくても、これらの図面に基づいて他の図面を取得することができる。
図1は、本願の一実施例によって提供される太陽電池の構造を示す図である。 図2は、本願の一実施例によって提供される太陽電池の部分構造を示す図である。 図3aは、本願の一実施例によって提供される太陽電池の別の構造を示す図である。 図3bは、本願の一実施例によって提供される太陽電池の別の構造を示す図である。 図4は、図3bにおけるAの部分拡大図である。 図5は、本願の一実施例によって提供される太陽電池の別の構造を示す図である。 図6は、本願の一実施例によって提供される太陽電池の別の構造を示す図である。 図7は、本願の一実施例によって提供される太陽電池の第1主電極の構造を示す図である。 図8は、本願の一実施例によって提供される太陽電池の第1主電極の別の構造を示す図である。 図9は、本願の一実施例によって提供される太陽電池の第1主電極の構造を示す図である。 図10は、本願の一実施例によって提供される太陽電池の第1主電極の別の構造を示す図である。 図11は、本願の一実施例によって提供される太陽電池の第2主電極の構造を示す図である。 図12は、本願の一実施例によって提供される太陽電池の副電極の構造を示す図である。 図13は、本願の一実施例によって提供される太陽電池の別の構造を示す図である。 図14は、本願の一実施例によって提供される太陽電池の別の構造を示す図である。 図15は、本願の一実施例によって提供される太陽電池の別の部分構造を示す図である。 図16は、本願の一実施例によって提供される光起電力モジュールの構造を示す図である。
背景技術から分かるように、従来の太陽電池は光電変換効率が低い。
分析からわかるように、従来技術の太陽電池の光電変換効率が低い原因の一つとしては、通常の太陽電池では、基板を製造する単結晶シリコンの精製工程の制限のため、現在、単結晶シリコンロッドは円形のみに製造され、シリコンロッドができた後にスライスし、つまり、シリコンロッドの断面を単結晶シリコンウエハーのように(面積を計算した後、1つのユニット内で光照射面積を最大限に増やしながら、シリコンロッド材料を最大限に節約でき、電池セル、モジュールの生産に便利である)カットし、基板の第1エッジと第2エッジの境界に面取りを設けることが多く、シリコンウエハーの外部応力を低減し、シリコンウエハーのコーナーに微小な損傷が生じることを避ける。同時に、溶接時にPVリボンが電池の面取り部を超えないようにするために、スポット溶接部と電池の面取り部との間に一定の距離が必要であり、面取り部のキャリア輸送経路が長すぎるため、輸送損失が増加してしまう。また、スポット溶接部またはPVリボンが太陽電池のエッジに近いと、後の積層中に太陽電池の隠れクラックが発生し、太陽電池の性能に影響を及ぼすおそれがある。
本願の実施例には、太陽電池が提供され、当該太陽電池は、基板と、パッシベーション層と、複数の副電極と、少なくとも1つの主電極と、接続線と、を含み、基板が第1エッジ及び第2エッジを備え、第1エッジが基板の第1方向における対向する両側のエッジであり、第2エッジが基板の第2方向における対向する両側のエッジであり、パッシベーション層が基板に位置し、複数の副電極が基板に第2方向に沿って間隔をあけて配置され、副電極が第1方向に沿って延びており、副電極がパッシベーション層を貫通して基板と接触し、主電極がパッシベーション層の表面に位置し、主電極は、第2エッジに近い2つの接続パッドを含み、接続線の第2エッジに近いポートが閉合され、接続線のポート以外の一部の表面が各接続パッドと接触し、接続パッドと隣接する第2エッジとの間に位置する第1部分の接続線の第1断面積が、接続パッド間に位置する第2部分の接続線の第2断面積よりも大きい。
いくつかの実施例では、第1断面積と第2断面積との差は、接続パッドと隣接する第2エッジとのピッチの大きさと正比例する。
いくつかの実施例では、接続パッドと第2エッジの間に位置する接続線の第1幅が、接続パッド間に位置する接続線の第2幅よりも大きい。
いくつかの実施例では、少なくとも1つの第2接続パッドをさらに含み、第2接続パッドが隣接する接続パッドの間に位置し、接続線が各第2接続パッドと接触し、同じ主電極について、2つの隣接する第2接続パッドの間に位置する第3部分の接続線の第3断面積が最も小さい。
いくつかの実施例では、第2接続パッドと接続パッドの間に位置する接続線の第4断面積は第3断面積以上である。
いくつかの実施例では、接続パッドの面積は第2接続パッドの面積よりも大きい。
いくつかの実施例では、主電極は、第1エッジに近い2つの第1主電極と、隣接する第1主電極間に位置し、かつパッシベーション層の表面に位置する少なくとも1本の第2主電極と、を含む。
いくつかの実施例では、第1主電極は、第2エッジに近い2つの第1サブ接続パッドと、第1接続線と、を含み、第1接続線の第2エッジに近いポートが閉合され、第1接続線のポート以外の一部の表面は各第1サブ接続パッドと接触し、第1サブ接続パッドと隣接する第2エッジの間に位置する第1接続線の第5断面積が、第1サブ接続パッドの間に位置する第1接続線の第6断面積よりも大きい。
いくつかの実施例では、第2主電極は、第2接続線を含み、第2接続線の第2エッジに近いポートが閉合され、第1接続線の断面積が第2接続線の断面積以上である。
いくつかの実施例では、第2主電極は、それぞれ第2エッジに近い2つの第2サブ接続パッドをさらに含み、第2サブ接続パッドが第2エッジに近く、第2サブ接続パッドが第2接続線と接触し、第2方向に沿って、第1サブ接続パッドと第2エッジとの第1距離は第2サブ接続パッドと第2エッジとの第2距離よりも大きい。
いくつかの実施例では、第1エッジと第2エッジの境界には面取りがあり、第1主電極は面取りに近く、第2方向に沿って、第1サブ接続パッドは、面取りの第2方向以外のエッジ領域に位置する。
いくつかの実施例では、太陽電池は、バックコンタクト型電池であり、副電極は、第2方向に沿って交互に配置された第1電極と第2電極を含み、主電極は、間隔をあけて配置された第1グリッド線構造と第2グリッド線構造を含み、第1グリッド線構造1が第1電極と電気的に接続され、第2グリッド線構造が第2電極と電気的に接続される。
いくつかの実施例では、第1グリッド線構造と第2グリッド線構造は、第1方向に沿ってずれて配置される。
いくつかの実施例では、第1方向に沿って、第1エッジに近い副電極の断面積は、第1エッジから離れる副電極の断面積よりも大きい。
本願実施例に係る太陽電池において、主電極は、接続パッドと、接続線と、を含み、接続線の幅を細く設定することで有効遮光面積を低減するとともに、抵抗損失を低減し、モジュールの総電力を高めることができる。また、メイングリッドを構成する接続線の分布がより密集しているため、メイングリッドと細グリッドとの間の接触点がより多くなり、シリコンウェハーの隠れクラックとマイクロクラック箇所での電流伝導経路がより良化されるため、マイクロクラックによる損失が大幅に低減され、生産ラインの生産高の向上に役立つ。接続パッドと隣接する第2エッジとの間の接続線の第1断面積は、接続パッドの間の接続線の第2断面積よりも大きく、第2エッジと接続パッドとの間に位置する接続線の幅が大きいことにより、接続パッドの溶接応力を緩和させ、PVリボンと主電極との間に良好な接触を形成することができる。また、広い接続線によって接続パッドの収集圧力を緩和させ、キャリアの輸送能力を高めることができ、広い接続線は電流を収集するための大きな輸送面積を持っている。
本願の実施例には、太陽電池がさらに提供され、当該太陽電池は、本願の実施例には、太陽電池がさらに提供され、当該太陽電池は、基板と、パッシベーション層と、複数の副電極と、2本の第1主電極と、少なくとも2本の第2主電極と、を含み、基板は第1エッジ及び第2エッジを備え、第1エッジは基板の第1方向における対向する両側のエッジであり、第2エッジは基板の第2方向における対向する両側のエッジであり、パッシベーション層が基板に位置し、副電極が基板に第2方向に沿って間隔をあけて配置され、副電極が第1方向に沿って延びており、副電極がパッシベーション層を貫通して基板と接触し、第1主電極がパッシベーション層の表面に位置し、第1主電極が第1エッジに近く、第1主電極は、第2方向に沿って間隔をあけて配置される複数の第1サブ接続パッドと、少なくとも1つの第1サブ接続パッドの第1エッジに近い側と接触する第1接続線と、を含み、第2主電極がパッシベーション層の表面に位置し、第2主電極が隣接する第1主電極の間に位置し、第2主電極は、第2方向に沿って間隔をあけて配置される複数の第2サブ接続パッドと、少なくとも1つの第2サブ接続パッドと接触する第2接続線とを含み、第1主電極と隣接する第2主電極との間の第1ピッチは、隣接する第2主電極間の第2ピッチと等しくない。
いくつかの実施例では、第1方向に沿って、副電極は第1サブ接続パッドの第1エッジから離れる側と接触する。
いくつかの実施例では、第1ピッチは第2ピッチよりも大きい。
いくつかの実施例では、第1ピッチは第2ピッチよりも小さい。
いくつかの実施例では、第1エッジと第2エッジの境界には面取りがあり、第1主電極は面取りに近く、第2方向に沿って、最初の第1サブ接続パッド及び/又は最後の第1サブ接続パッドは、面取りの第2方向以外のエッジ領域に位置する。
いくつかの実施例では、第1接続線は、面取りの第1方向に沿う外側に近い第1接続セグメントと第2接続セグメントを含み、第2接続セグメントが第1接続セグメントに接続され、第1接続セグメントの断面積が第2接続セグメントの断面積よりも大きい。
いくつかの実施例では、第2方向に沿って、最初の第1サブ接続パッドの端部と隣接する面取りの第2方向に沿うエッジとの間の長さは、隣接する副電極間のグリッドピッチ以下である。
いくつかの実施例では、第2方向に沿って、最初の第1サブ接続パッドと隣接する第2エッジとの第1距離は最初の第2サブ接続パッドと隣接する第2エッジとの第2距離よりも大きい。
いくつかの実施例では、いずれかの第1サブ接続パッドの面積は第2サブ接続パッドの面積よりも大きい。
いくつかの実施例では、第1方向に沿って、第1エッジに近い副電極の断面積は、第1エッジから離れる副電極の断面積よりも大きい。
本願の実施例に係る太陽電池において、第1主電極が第1サブ接続パッドと、第1接続線と、を含み、第2主電極が第2サブ接続パッドと、第2接続線と、を含み、細い第1接続線及び第2接続線を設けることで有効遮光面積を低減するとともに、抵抗損失を低減し、モジュールの総電力を高めることができる。また、メイングリッドを構成する第1接続線及び第2接続線の分布がより密集しているため、メイングリッドと細グリッドとの間の接触点がより多くなり、シリコンウェハーの隠れクラックとマイクロクラック箇所での電流伝導経路がより良化されるため、マイクロクラックによる損失が大幅に低減され、生産ラインの生産高の向上に役立つ。また、第1接続線は少なくとも1つの第1サブ接続パッドの第1エッジに近い側と接触し、第1接続線は第1エッジにより近く、第1接続線は第1エッジ箇所での電流を収集する能力が強くなり、かつ、第1サブ接続パッドと第1エッジの間に少なくとも1つの第1接続線の幅を挟むことで、溶接時と積層時にエッジでの応力不良による破損問題を避けることができる。
また、第1主電極と隣接する第2主電極との間の第1ピッチは、隣接する第2主電極間の第2ピッチと等しくない。例えば、第1ピッチが第2ピッチよりも大きく、第1主電極が第1エッジに近く、エッジでの主電極を疎らに設置することで、溶接時及び積層時に、電池セルにマイクロクラックなどが生じるリスクを避けることができる。例えば、第1ピッチが第2ピッチよりも小さく、エッジでの第1主電極と第2主電極が密に設置されることを確保し、副電極から主電極までの電流経路が短くなり、損失を低減し、電極のエッジ部での電流収集能力の向上に有利である。
以下、本願の各実施例について図面を結合して詳細に説明する。しかしながら、当業者は理解できるが、読者に本願をよりよく理解させるために、本願の各実施例において多数の技術的細部が提案されているが、これらの技術的細部及び以下の各実施例に基づく種々の変更や修正がなくても、本願が保護を要求している技術案を実現することができる。
図1は、本願の一実施例によって提供される太陽電池の構造を示す図であり、図2は、本願の一実施例によって提供される太陽電池の部分構造のを示す図であり、図3aは、本願の一実施例によって提供される太陽電池の別の構造を示す図であり、図3bは、本願の一実施例によって提供される太陽電池の別の構造を示す図であり、図4は、図3bにおけるAの部分拡大図であり、図5は、本願の一実施例によって提供される太陽電池の別の構造を示す図であり、図6は、本願の一実施例によって提供される太陽電池の別の構造を示す図であり、図7は、本願の一実施例によって提供される太陽電池の第1主電極の構造を示す図であり、図8は、本願の一実施例によって提供される太陽電池の第1主電極の別の構造を示す図であり、図9は、本願の一実施例によって提供される太陽電池の第1主電極の構造を示す図であり、図10は、本願の一実施例によって提供される太陽電池の第1主電極の別の構造を示す図であり、図11は、本願の一実施例によって提供される太陽電池の第2主電極の構造を示す図であり、図12は、本願の一実施例によって提供される太陽電池の副電極の構造を示す図であり、図13は、本願の一実施例によって提供される太陽電池の別の構造を示す図であり、図14は、本願の一実施例によって提供される太陽電池の別の構造を示す図であり、図15は、本願の一実施例によって提供される太陽電池の別の部分構造を示す図である。
図1~15に示すように、本願のいくつかの実施例において、太陽電池は、基板100と、パッシベーション層と、複数の副電極120と、少なくとも1つの主電極110と、接続線114と、を含み、基板100が第1エッジ101及び第2エッジ102を備え、第1エッジ101が基板100の第1方向Xにおける対向する両側のエッジであり、第2エッジ102が基板100の第2方向Yにおける対向する両側のエッジであり、パッシベーション層が基板100に位置し、複数の副電極120が基板100に第2方向Yに沿って間隔をあけて配置され、副電極120が第1方向Xに沿って延びており、副電極120がパッシベーション層を貫通して基板100と接触し、主電極110がパッシベーション層の表面に位置し、各主電極110は、それぞれ第2エッジ102に近い2つの接続パッド113を含み、接続線114の第2エッジ102に近いポートが閉合され、接続線114のポート以外の一部の表面が各接続パッド113と接触し、接続パッド113と隣接する第2エッジ102との間に位置する接続線114の第1断面積が、接続パッド113間に位置する接続線114の第2断面積よりも大きい。
いくつかの実施例では、太陽電池は、単結晶シリコン太陽電池、多結晶シリコン太陽電池、アモルファスシリコン太陽電池または多元系化合物太陽電池であってもよく、具体的には、多元系化合物太陽電池は、硫化カドミウム太陽電池、ガリウムヒ素太陽電池、セレン化銅インジウム太陽電池またはペロブスカイト太陽電池であってもよい。太陽電池はさらに、PERC電池(PassivatedEmitterandRearCell、不動態化エミッタ及び裏面セル)、PERT電池(PassivatedEmitterandRearTotally-diffusedcell、不動態化エミッタ及び裏面全拡散型セル)、TOPCon電池(TunnelOxidePassivatedContact、トンネル酸化膜パッシベーションコンタクトセル)、HIT/HJT電池(HeterojunctionTechnology、ヘテロ接合型セル)のうちのいずれか1種であってもよい。以下、図2に示す太陽電池の構造を例にする。
基板100は入射光子を吸収して光生成キャリアを生じさせる領域である。いくつかの実施例では、基板100はシリコン基板100であり、シリコン基板の材料は単結晶シリコン、多結晶シリコン、アモルファスシリコンまたは微結晶シリコンの1種または複数種であってもよい。他のいくつかの実施例では、基板100の材料は炭化珪素、有機材料または多成分化合物であってもよい。多成分化合物は、ペロブスカイト、ガリウムヒ素、テルル化カドミウム、セレン化銅インジウムなどを含むが、これらに限定されない。例示的に、本願の実施例では、基板100は単結晶シリコン基板である。
いくつかの実施例では、基板100の正面は入射光を吸収する受光面であり、基板100の裏面はバックライト面である。基板100内には、ドーピング元素を有し、ドーピング元素の種類は、N型またはP型であり、N型元素は、リン(P)元素、ビスマス(Bi)元素、アンチモン(Sb)元素またはヒ素(As)元素などのようなV族元素であってもよく、P型元素は、ホウ素(B)元素、アルミニウム(Al)元素、ガリウム(Ga)元素またはインジウム(In)元素などのようなIII族元素であってもよい。例えば、基板100がP型基板100である場合、その内部のドーピング元素の種類はP型である。または、例えば、基板100がN型の基板である場合、その内部のドーピング元素の種類は、N型である。
いくつかの実施例では、基板100は、対向する第1表面104と第2表面105を含む。基板100の第1表面104内にはエミッタ106があり、エミッタ106は基板100と異なるドーパント元素の種類を有する。かつ、基板100の第1表面104の入射光線に対する反射率が小さく、光線の吸収利用率が大きくなるように、エミッタ106の表面にテクスチャー構造を有してもよい。
また、第1方向Xと第2方向Yとは互いに直交してもよいし、90度より小さい挟角、例えば、60度、45度、30度などが存在してもよく、第1方向Xと第2方向Yとは同一方向でなければよい。本実施例では、説明と理解の便宜上、第1方向Xと第2方向Yとが互いに直交することを例に説明するが、具体的な応用において、実際のニーズと応用シナリオに応じて、第1方向Xと第2方向Yとの間の挟角を調整することができる。本実施例ではこれについて限定しない。
いくつかの実施例では、第1エッジ101と第2エッジ102の境界には面取り103があり、第2方向Yに沿って、接続パッド113は面取り103の第2方向Y以外のエッジ領域に位置し、このように、接続パッド113は面取り103の正対する領域に位置せず、溶接時または積層時の面取り103の隠れクラック及びマイクロクラックを避けることができる。接続パッド113は面取り103に近く、面取り103に収集された電流が最短の輸送経路でPVリボンに収集されることができ、経路損失を減らし、太陽電池の電池効率を高めることができる。具体的には、図1に示すように、接続パッド113の第2エッジ102に近い側と面取り103の接続パッド113に向かう側との間の距離が小さいか両者が隣接しており、このように、接続パッド113が面取り103の第2方向Y以外のエッジ領域に位置すると考えられる。ここで、距離が小さいことは、距離が隣接する副電極120間のグリッドピッチより小さいことを指すことができる。
いくつかの実施例では、第2方向Yに沿って、接続パッド113の第2エッジ102に近い端部と第2方向Yにおける面取り103の接続パッド113に向かうエッジとの間の長さは、隣接する副電極120間のグリッドピッチ以下である。これはさらに、面取り103に収集された電流が最も短い輸送経路でPVリボンに収集され、経路損失を低減し、太陽電池の電池効率を高めることができることを示している。
いくつかの実施例では、パッシベーション層は単層構造または積層構造であってもよく、パッシベーション層の材料は酸化シリコン、窒化シリコン、酸窒化シリコン、酸炭窒化シリコン、酸化チタン、酸化ハフニウムまたは酸化アルミニウムなどの材料のうちの1種または複数種であってもよい。パッシベーション層は、第1パッシベーション層111と、第2パッシベーション層112とを含んでもよく、第1パッシベーション層111がエミッタ106の基板100から離れた表面に位置し、第1パッシベーション層111がプレパッシベーション層と見なすことができ、第2パッシベーション層112が基板100の第2表面105に位置し、第2パッシベーション層112はポストパッシベーション層と見なすことができる。
いくつかの実施例では、副電極120は、太陽電池のグリッド線として、太陽電池の電流を収集してまとめることに用いられる。副電極120はバーンスルー型スラリーで焼結されたものであってもよい。副電極120の材料は、アルミニウム、銀、金、ニッケル、モリブデンまたは銅の1種または複数種であってもよい。場合によっては、副電極120とは、メイングリッド線またはバスバーと区別するために、細グリッド線またはフィンガー状グリッド線を指す。副電極120は、第1電極121と、第2電極122と、を含み、第1電極121が第1パッシベーション層111を貫通してエミッタ106と接触し、第1電極121が上部電極または正面電極と見なされ、第2電極122が第2パッシベーション層112を貫通して基板100の第2表面105と接触し、第2電極122が下部電極または裏面電極と見なされる。
いくつかの実施例では、主電極110(即ち、後述する第1主電極130及び第2主電極140)は太陽電池のメイングリッドと見なされ、ここでいうメイングリッドは従来の意味でのメイングリッドではなく、接続線114(例えば、後述する第1接続線132)を介して各副電極120との間に接続するためのブリッジを構成し、接続パッド113を介してPVリボン(各電池セルを接続することに用いられる)を接続し、電流の収集に使われる。これによって、接続線114(例えば、後述する第1接続線132及び第2接続線142)の幅は比較的狭く設定されることで、有効遮光面積を減少させ、抵抗損失を低減し、モジュールの総電力を高めることができる。主電極110をより密に設けることができ、細グリッドを流れる電流の経路を短縮し、太陽電池の光電変換効率を高めることができる。細い接続線114(例えば、後述する第1接続線132)及び接続パッド113(例えば、後述する第1サブ接続パッド131)も同様にシリコンウエハーの隠れクラック及びマイクロクラックのリスクを避けることができる。したがって、隠れクラック及びマイクロクラックのリスクがある太陽電池のエッジに主電極110を設置することで、エッジの電流収集能力を高め、電流の収集または輸送経路をより良化することができる。
いくつかの実施例では、各接続線114(例えば、後述する第1接続線132)は、各副電極120と電気的に接続され、各サブグリッドの電流を収集することに用いられる。接続線114の幅を狭く設定し、接続線114の幅の範囲は20μm~200μmであり、好ましくは、接続線114の幅の範囲は20μm~150μmであり、具体的には、28μm、58μm、98μm、135μmまたは150μmであってもよい。これによって、接続線114の幅の範囲は遮蔽面積を減らし、接触グリッド線のシャドウ損失を低減し、電流収集能力を高めることができる。
いくつかの実施例では、接続線114(例えば、後述する第1接続線132)の第2エッジ102に近いポートが閉合され、通常のハープーン接続線とは異なり、つまり、接続線114は各接続パッド113(例えば、後述する第1サブ接続パッド131)に接続された接続線が1本しかなく、ハープーン接続線が主電極と副電極との接触点と輸送経路を増やすことができるが、通常、細い接続線によって主電極の抵抗損失が大きくなり、電池効率に影響を与えるおそれがある。少なくとも2本の接続線からなるハープーン接続線と比べて、接続線を1本だけ設置することで、スラリーコストを削減するとともに、後のPVリボンの位置合わせに影響を与えない。ここで、第2エッジ102に近い接続線114のポートは接続パッド113と接触せず、接続パッド113は接続線114のポート以外の領域と接触する。これによって、基板100のコーナーに面取り103がある場合、接続パッド113は面取り103が正対していない領域に位置し、接続線114は面取り103に正対する領域に位置してもよく、このように、面取り103箇所の電流を収集し、面取り103領域のキャリア輸送経路を短縮し、輸送損失を低減し、面取り103箇所に接続パッド113を設けることに起因する破損のリスクを避けることができる。
断面積とは幅と高さの積であるが、後にPVリボンに接続したり、積層したりする過程において、電池セルの各箇所にかかる力が異なって、電池セルには隠れクラックまたはマイクロクラックが生じるリスクを避けるため、通常、接続線114の各箇所の高さが同じになるように設定する。これによって、第1断面積が第2断面積よりも大きいことは、接続パッド113と第2エッジ102の間に位置する接続線114の第1幅が接続パッド113間に位置する接続線114の第2幅より大きいと見なすことができる。
他のいくつかの実施例では、エッジに近い接続線114に隠れクラックが生じるリスクを避けるため、接続パッド113と第2エッジ102の間に位置する接続線114(即ち、第1サブ接続線116)の高さは、接続パッド113間に位置する接続線114(即ち、第2サブ接続線117及び第3サブ接続線118)の高さよりもわずかに小さくなるように設定されることが可能である。同様に、接続パッド113と第2エッジ102の間に位置する接続線114の第1幅が、接続パッド113間に位置する接続線114の第2幅よりも大きいことを導き出すことができる。第1サブ接続線116の幅を大きくすることで、接続パッド113の溶接応力を緩和させ、PVリボンと主電極110の間に良好な接触を形成することができる。また、より広い第1サブ接続線116によって、接続パッド113の収集圧力を緩和させ、キャリアの輸送能力を高めることができ、より広い第1サブ接続線116は電流を収集するための大きな輸送面積を持っている。
いくつかの実施例では、第1断面積と第2断面積との差は、接続パッド113と隣接する第2エッジ102とのピッチSの大きさと正比例する。接続パッド113と隣接する第2エッジ102とのピッチSが大きい場合、第1断面積も大きくなり、即ち第1幅も大きくなり、電流を収集する輸送面積も大きくなり、収集圧力を緩和させながら電池の性能を向上させる。第1断面積と第2断面積との差の範囲は、第1幅と第2幅との差の範囲と見なすことができ、第1幅と第2幅との差の範囲は100μmより小さく、さらに、第1幅と第2幅との差の範囲は80μmより小さい。第1幅と第2幅との差は、具体的に、15μm、39μm、68μmまたは80μmであってもよい。これによって、第1幅と第2幅との差は、第1サブ接続線116の幅が大きくなるほど、第2エッジのキャリアを集める能力が高くなり、かつ遮蔽面積が適切であり、光損失を低減し、第2サブ接続線117と第3サブ接続線118の断面積が適切であり、導電能力が良好であり、抵抗損失が小さいことを満たすことができる。
いくつかの実施例では、第1幅の範囲は20μm~200μmであり、好ましくは、第1幅の範囲は20μm~150μmであり、具体的には、28μm、58μm、98μm、135μmまたは150μmであってもよい。これによって、第1サブ接続線116の幅の範囲は遮蔽面積を減らし、接触グリッド線のシャドウ損失を低減し、電流収集能力を高めることができる。
いくつかの実施例では、第2幅の範囲は20μm~100μmであり、好ましくは、第2幅の範囲は20μm~80μmであり、具体的には、28μm、39μm、52μm、71μmまたは80μmであってもよい。これによって、第2サブ接続線117と第3サブ接続線118の横断面積は適切であり、導電能力が良好であり、かつ抵抗損失が小さい。
いくつかの実施例では、接続パッド113と隣接する第2エッジ102とのピッチSの範囲は3mm~15mmであり、好ましくは、ピッチSの範囲は3mm~13mmであり、具体的には、ピッチSは3mm、5.8mm、9.4mmまたは13mmであってもよい。接続パッドと第2エッジ102の距離が適度であり、第2エッジ102のキャリアを収集することができ、かつ、PVリボンを溶接する時に隠れクラックや破損などが生じるリスクを避けることができる。
いくつかの実施例では、接続パッド113は主電極110とPVリボンとの接触点と見なすことができ、接続パッド113は副電極120と接触してもよいし、副電極120と接触せずに接続線114を介して副電極120と電気的に接続してもよい。
いくつかの実施例では、主電極110は、少なくとも1つの第2接続パッド115をさらに含み、第2接続パッド115が接続パッド113の間に位置し、接続線114が各第2接続パッド115と接触し、同じ主電極110について、2つの隣接する第2接続パッド115の間に位置する接続線114(即ち第3サブ接続線118)の第3断面積が最も小さく、あるいは、接続線114は、第2エッジと接続パッド113の間に位置する第1サブ接続線116と、第2接続パッド115と接続パッド113の間に位置する第2サブ接続線117と、隣接する第2接続パッド115の間に位置する第3サブ接続線118と、を含み、第3サブ接続線118の第3断面積が最も小さい。1つの具体的な例では、第2サブ接続線117の第4断面積は第3断面積と等しい。中間領域の接続線114(第2サブ接続線117及び第3サブ接続線118)の幅は狭く、グリッド線の遮蔽面積を減らすことができる。別の具体的な例では、第2サブ接続線117の第4断面積は第3断面積より大きく、これによって、第1断面積が最も大きく、第4断面積がそれに次ぎ、第3断面積が最も小さいため、基板100の中間領域の遮蔽面積が小さく、エッジ領域の幅が大きくなり、接続線114と副電極120の接触が良好であり、優れた電流収集能力を持っていることを確保することができる。
いくつかの実施例では、接続パッド113の面積は第2接続パッド115の面積よりも大きい。エッジに位置する接続パッド113の面積が大きい場合、PVリボンの位置合わせ時の基準とし、PVリボンと主電極110の間の溶接ずれを避けることができ、接続パッド113の面積が大きいと、PVリボンの溶接圧力を緩和させながら、エッジの電流収集能力を高めることができる。
いくつかの実施例では、本願に係る主電極110は複数のサブ接続線からなる1本の接続線であり、かつ、第1サブ接続線116の幅は第2サブ接続線117と第3サブ接続線118の幅よりも大きく、幅が漸減するか漸増する接続線が1本しかない場合と比べて、本願に係る接続線の設計方式はPVリボンの位置合わせにより有利であり、製造工程の難易度を低減するとともに、基板のエッジ以外領域の遮蔽面積を減らし、より高い光電変換効率を持っている。
いくつかの実施例では、図3aに示すように、少なくとも1つの主電極110は、パッシベーション層の表面に位置し、第1エッジ101に近い2本の第1主電極130と、隣接する第1主電極130の間に位置し、かつパッシベーション層の表面に位置する少なくとも1本の第2主電極140と、を含む。
いくつかの実施例では、図3aに示すように、第1主電極130は、第2エッジ102に近い2つの第1サブ接続パッド131(または後述する2つの第1サブ端子パッド143)と、第1接続線132と、を含み、第1接続線132の第2エッジ102に近いポートが閉合され、第1接続線132のポート以外の一部の表面は各第1サブ接続パッド131と接触し、第1サブ接続パッド131と隣接する第2エッジ102の間に位置する第1接続線132の第5断面積が、第1サブ接続パッド131の間に位置する第1接続線132の第6断面積よりも大きい。
いくつかの実施例では、第1主電極130は、2つの第1サブ接続パッド131の間に位置する少なくとも1つの第3サブ接続パッド133(または後述する第2サブ端子パッド144)をさらに含み、第1接続線132が各第3サブ接続パッド133と接触し、同じ第1主電極130について、隣接する2つの第3サブ接続パッド133の間に位置する第1接続線132の第7断面積が最も小さく、あるいは、第1接続線132は、第2エッジ102と第1サブ接続パッド131との間に位置する第1接続セグメント134と、第3サブ接続パッド133と第1サブ接続パッド131の間に位置する第2接続セグメント136と、第3サブ接続パッド133の間に位置する第3接続セグメント137と、を含み、第3接続セグメント137の第7断面積が最も小さい。1つの具体的な例では、図9に示すように、第2接続セグメント136の第8断面積は第7断面積と等しい。中間領域における第1接続線132の幅は狭く、グリッド線の遮蔽面積を減らすことができる。別の具体的な例では、図10に示すように、第2接続セグメント136の第8断面積は第7断面積よりも大きい。このように、第5断面積が最も大きく、第8断面積がそれに次ぎ、第7断面積が最も小さいため、基板100の中間領域の遮蔽面積が小さく、エッジ領域の幅が大きく、第1接続線132と副電極120の接触が良好であり、比較的高い電流収集能力を持っていることを確保することができる。
他のいくつかの実施例では、図3bに示すように、第1主電極130は、第2方向Yに沿って間隔をあけて配置される複数の第1サブ接続パッド131と、少なくとも1つの第1サブ接続パッド131の第1エッジ101に近い側と接触する第1接続線132と、を含む。第1主電極130は面取り103に近い。第2方向Yに沿って、最初及び/又は最後の第1サブ接続パッド131は、面取り103の第2方向Y以外のエッジ領域に位置し、このように、最初及び/又は最後の第1サブ接続パッド131は、面取り103の正対する領域に位置せず、溶接時または積層時に面取り103に生じる隠れクラッ及びやマイクロクラックを避けることができる。第1サブ接続パッド131が面取り103に近いと、面取り103に収集された電流は最短の輸送経路でPVリボンに収集され、経路損失を減らし、太陽電池の電池効率を高めることができる。具体的には、図3bに示すように、最初の第1サブ接続パッド131の第2エッジ102に近い側と、面取り103の第1サブ接続パッドに向かう側とは、それらの間の距離が小さいか、または隣接している。これにより、第1サブ接続パッド131は第2方向Y以外のエッジ領域に位置していると考えられる。ここで、距離が小さいことは、距離が隣接する副電極120間のグリッドピッチより小さいことを意味してもよい。
いくつかの実施例では、第2方向Yに沿って、第1サブ接続パッド131の端部と面取り103の第2方向Yに沿うエッジとの間の長さは、隣接する副電極120間のグリッドピッチ以下であり、さらに、面取り103に収集された電流が最も短い輸送経路でPVリボンに収集され、経路損失を減らし、太陽電池の電池効率を高めることができることを示している。
いくつかの実施例では、図3aと図3bに示すように、第2主電極140は、第2接続線142を含み、第2接続線142の第2エッジ102に近いポートが閉合され、第1接続線132の断面積が第2接続線142の断面積以上であり、エッジ以外領域の第2主電極140について、幅の小さい第2接続線142を設けることで、第2主電極140のグリッド線の遮蔽面積が小さくなるようにし、エッジ領域の第1主電極130について、幅の広い第1接続線132を設けることで、第1接続線132と各副電極120との間の電気的な接触横断面積を増やし、第1接続線132の電気抵抗を低減し、より細い第2接続線142に比べて、基板100のエッジに近い第1接続線132の電流収集と輸送能力を向上させ、太陽電池全体のエッジの電流収集能力と光電変換効率を高めることができる。
いくつかの実施例では、第1主電極130と隣接する第2主電極140との間の第1ピッチmは、隣接する第2主電極140間の第2ピッチnと等しくない。1つの具体的な例では、第1ピッチmは第2ピッチnよりも大きく、第1主電極130が第1エッジ101に近く、エッジ箇所の主電極を疎らに設け、溶接時及び積層時に、電池セルにマイクロクラックなどが生じるリスクを避けることができる。第1ピッチmと第2ピッチnの比pの範囲は1.5≧p>1であり、さらに、1.3≧P>1.1、1.45≧P>1.05、1.38≧P>1または1.5≧p>1.2である。他のいくつかの実施例では、第1ピッチmは第2ピッチnよりも小さく、エッジ箇所に第1主電極130と第2主電極140が密に設けられ、副電極120から主電極までの電流経路が短く、損失を低減し、電極がエッジ箇所での電流を収集する能力を高めることができる。第1ピッチmとnの比pの範囲は1>p≧0.5であり、さらに、0.8≧P≧0.5、0.9≧P≧0.7、0.98≧P≧0.53または0.8≧P≧0.5である。
いくつかの実施例では、第1接続線132と第2接続線142の材料は同じであり、つまり、同じ製造工程で第1接続線132及び第2接続線142を形成する。
いくつかの実施例では、第2主電極140は、第2方向Yに沿って間隔をあけて配置される複数の第2サブ接続パッド141をさらに含み、そのうち、最初の第2サブ接続パッド141と最後の第2サブ接続パッド141が第2エッジ102に近く、第2サブ接続パッド141が第2接続線142と接触し(第2接続線142が少なくとも1つの第2サブ接続パッド141と接触する)、第2方向Yに沿って、最初の第1サブ接続パッド131と隣接する第2エッジ102との第1距離は最初の第2サブ接続パッド141と第2エッジ102との第2距離よりも大きい。基板100の第1エッジ101と第2エッジ102の境界には面取り103があり、第1サブ接続パッド131の位置が第2エッジ102から遠く、第2サブ接続パッド141が第1サブ接続パッド131より第2エッジ102に近く設けられることによって、第2エッジ102での電流輸送経路を短縮し、第2エッジ102の電流収集能力を高めることができる。
いくつかの実施例では、第1サブ接続パッド131は第1主電極130とPVリボンとが接触する接触点と見なすことができ、第1サブ接続パッド131は副電極と接触してもよいし、副電極と接触せず、第1接続線132を介して副電極と電気的に接続されてもよい。同様に、第2サブ接続パッド141は第2主電極140とPVリボンとが接触する接触点である。
いくつかの実施例では、いずれかの第1サブ接続パッド131の面積は第2サブ接続パッド141の面積よりも大きく、エッジに位置する各第1サブ接続パッド131の面積が大きい場合、PVリボンと第1主電極130との間の溶接ずれを避けるために、溶接の位置合わせ時の基準とすることができる。第1サブ接続パッド131の面積が大きいと、PVリボンの圧力を緩和させるとともに、エッジの電流収集能力を高めることができる。第2サブ接続パッド141の面積が小さいと、遮蔽面積を減らすことができる。
いくつかの実施例では、図3bと図4に示すように、第1接続線132は少なくとも1つの第1サブ接続パッド131の第1エッジ101に近い側と接触する。第1接続線132は第1エッジ101により近く、第1接続線132は第1エッジ101での電流を収集する能力が高くなり、かつ、第1サブ接続パッド131と第1エッジ101の間に少なくとも1つの第1接続線132の幅を挟むことで、溶接時と積層時にエッジ箇所における応力不良による破損問題を避けることができる。第1サブ接続パッド131が副電極と接触した場合、副電極は第1サブ接続パッド131の第1エッジ101から離れた側と接触する。このように、副電極が収集した電流は直接第1サブ接続パッドに収集されてPVリボンに集められ、電流輸送経路を短縮することができる。
いくつかの実施例では、図4~図8に示すように、第1接続線132は、面取り103の第1方向Xに沿う外側に近い第1接続セグメント134及び第2接続セグメント135を含み、第2接続セグメント135が第1接続セグメント134に接続され、第1接続セグメント134の断面積が第2接続セグメント135の断面積よりも大きく、あるいは、最初の第1サブ接続パッド131と隣接する第2エッジ102との間に位置する第1接続線132の第11断面積は、最初の第1サブ接続パッド131と最後の第1サブ接続パッド131との間に位置する第1接続線132の第12断面積よりも大きく、第2エッジ102と第1サブ接続パッド131との間に位置する第1接続線132の幅を大きくすることで、第1サブ接続パッド131の溶接応力を緩和させ、PVリボンと第1主電極130との間に良好な接触を形成することができ、また、広い第1接続線132によって第1サブ接続パッド131の収集箇所の圧力を緩和させ、キャリアの輸送能力を高めることができ、広い第1接続線132は電流を収集するための大きな輸送面積を持っている。
理解できるように、第1接続セグメント134とは、最初の第1サブ接続パッド131と隣接する第2エッジ102との間に位置する第1接続線132を指し、第2接続セグメント135とは、最初の第1サブ接続パッド131と最後の第1サブ接続パッド131の間に位置する第1接続線132を指す。
後にPVリボンに接続したり、積層したりする過程において、電池セルの各箇所にかかる力によって電池セルに隠れクラックまたはマイクロクラックが生じるリスクを避けるため、通常、第1接続線132の高さを同じように設定する。このように、第11断面積が第12断面積よりも大きいことは、最初の第1サブ接続パッド131と隣接する第2エッジ102との間に位置する第1接続線132の第3幅が、最初の第1サブ接続パッド131と最後の第1サブ接続パッド131との間に位置する第1接続線132の第4幅より大きいと見なすことができる。
他のいくつかの実施例では、エッジに近い第1接続線132に隠れクラックが生じるリスクを避けるために、最初の第1サブ接続パッド131と第2エッジ102との間に位置する第1接続線132の高さが、最初の第1サブ接続パッド131と最後の第1サブ接続パッド131との間に位置する第1接続線132の高さよりもわずかに小さくなるように設定することが可能である。同様に、最初の第1サブ接続パッド131と第2エッジ102との間に位置する第1接続線132の第3幅が、最初の第1サブ接続パッド131と最後の第1サブ接続パッド131との間に位置する第1接続線132の第4幅よりも大きいことを導き出すことができる。第2エッジ102と最初の第1サブ接続パッド131との間に位置する第1接続線132の幅を大きくすることで、第1サブ接続パッド131の溶接応力を緩和させ、PVリボンと第1主電極130との間に良好な接触を形成することができる。また、広い第1接続線132によって第1サブ接続パッド131の収集箇所の圧力を緩和させ、キャリアの輸送能力を高めることができ、広い第1接続線132は電流を収集するための大きな輸送面積を持っている。
いくつかの実施例では、第11断面積と第12断面積との差は、最初の第1サブ接続パッド131と隣接する第2エッジ102とのピッチSと正比例する。第1サブ接続パッド131と隣接する第2エッジ102とのピッチSが大きい場合、第11断面積も大きくなり、すなわち第3幅も大きくなり、電流を収集するための輸送面積も大きくなり、収集圧力を緩和させながら、電池性能を高めることができる。第11断面積と第12断面積との差の範囲は、第3幅と第4幅との差の範囲と見なすことができ、第3幅と第4幅との差の範囲は100μmよりも小さく、さらに、第3幅と第4幅との差の範囲は80μmよりも小さい。第3幅と第4幅との差は、具体的には15μm、39μm、68μmまたは80μmであってもよい。このように、第3幅と第4幅との差は、第1接続セグメント134の幅が大きく、第2エッジのキャリアを収集する能力が高く、かつ遮蔽面積が適切であり、光損失を低減することを満たすことができるとともに、第2接続セグメント135の横断面積が適切であり、導電能力が高く、抵抗損失が小さいことを満たすこともできる。
具体的には、第3幅の範囲は20μm~200μmであり、好ましくは、第3幅の範囲は20μm~150μmであり、具体的には、28μm、58μm、98μm、135μmまたは150μmであってもよい。このように、第1接続セグメント134の幅の範囲によって、遮蔽面積を減らし、接触グリッド線のシャドウ損失を低減し、電流収集能力を高めることができる。第4幅の範囲は20μm~100μmであり、好ましくは、第4幅の範囲は20μm~80μmであり、具体的には、28μm、39μm、52μm、71μmまたは80μmであってもよい。このように、第2接続セグメント135の断面積は適切であり、導電能力が良好であり、かつ抵抗損失が小さい。第1サブ接続パッド131と隣接する第2エッジ102とのピッチSの範囲は3mm~15mmであり、好ましくは、ピッチSの範囲は3mm~13mmであり、具体的に、ピッチSは3mm、5.8mm、9.4mmまたは13mmであってもよい。第1サブ接続パッド131と第2エッジ102の距離は適度であり、第2エッジ102のキャリアを集めることができ、かつ、PVリボンを溶接する時に生じる隠れクラック及び破損などのリスクを避けることができる。
いくつかの実施例では、図3b~8に示すように、複数の第1サブ接続パッド131は、2つの第1サブ端子パッド143と、第1サブ端子パッド143の間に位置する第2サブ端子パッド144と、を含み、第2サブ端子パッド144の数が1以上であり、第2サブ端子パッド144の間に位置する第1接続線132(第3接続セグメント137)の第7断面積が最も小さい。1つの具体的な例では、図7に示すように、第1サブ端子パッド143と第2サブ端子パッド144の間に位置する第1接続線132(第2接続セグメント136)の第8断面積は第7断面積と等しく、中間領域の第1接続線132の幅を狭くすることで、グリッド線の遮蔽面積を小さくすることができる。別の1つの具体的な例では、第1サブ端子パッド143と第2サブ端子パッド144の間に位置する第1接続線132の第8断面積は第7断面積より大きい。このように、第11断面積が最も大きく、第8断面積がそれに次ぎ、第7断面積が最も小さいため、基板の中間領域に位置する遮蔽面積が小さく、エッジ領域の幅が大きく、第1接続線132と副電極120の接触が良好であり、電流を収集する能力が高いことを確保することができる。
いくつかの実施例では、第1サブ端子パッド143の面積は第2サブ端子パッド144の面積より大きい。エッジに位置する第1サブ端子パッド143の面積が大きい場合、PVリボンと第1主電極130の間の溶接ずれを避けるために、溶接の位置合わせ時の基準とすることができる。第1サブ端子パッド143の面積が大きいと、PVリボンの圧力を緩和させながら、エッジの電流収集能力を高めることができる。
いくつかの実施例では、第2接続線142の第2エッジ102に近いポートが閉合され、第1接続線132の断面積が第2接続線142の断面積以上であり、エッジ以外の領域の第2主電極140について、幅の小さい第2接続線142を設けることで、第2主電極140のグリッド線の遮蔽面積が小さくなるようにし、エッジ領域の第1主電極130について、幅の広い第1接続線132を設けることで、第1接続線132と各副電極との間の電気的な接触断面積を増やし、第1接続線132の電気抵抗を低減し、より狭い第2接続線142に比べて、基板エッジに近接する第1接続線132の電流収集と輸送能力を向上させ、さらに太陽電池全体のエッジ電流収集能力と光電変換効率を高めることができる。
いくつかの実施例では、図3aと図11に示すように、第2接続線142の第2エッジ102に近い側のポートが閉合され、第2接続線142のポート以外の一部の表面は第2サブ接続パッド141と接触している。図5、図6及び図11に示すように、第2サブ接続パッド141と隣接する第2エッジ102との間に位置する第2接続線142(即ち、第4接続セグメント145)の第9断面積は、第2サブ接続パッド141の間に位置する第2接続線142(即ち、第5接続セグメント146)の第10断面積よりも大きい。第9断面積が第10断面積よりも大きいという技術的構想と達成する技術的効果は、第1断面積が第2断面積よりも大きいという技術的構想と達成する技術的効果と同じであるか類似している。ここでは繰り返して説明しない。
いくつかの実施例では、図3aと図12に示すように、第1方向Xに沿って、第1エッジ101に近い副電極120の断面積は、第1エッジ101から離れる副電極120の断面積よりも大きく、これによって、第1エッジ101箇所における副電極120の電流収集と輸送能力を高めることができる。
いくつかの実施例では、太陽電池は、MBB(マルチメイングリッド)電池である。
いくつかの実施例では、図1と図13に示すように、接続線は少なくとも1つのサブ接続パッドの第1エッジ101に近い側と接触している。接続線が第1エッジ101により近いことで、接続線が第1エッジ101での電流を収集する能力が高くなり、かつサブ接続パッドと第1エッジ101の間に少なくとも1本の接続線の幅を挟んで、溶接時と積層時にエッジ箇所の応力不良による破損問題を避けることができる。副電極120がサブ接続パッドの第1エッジ101から離れた側と接触することで、副電極が収集した電流は直接サブ接続パッドに収集されてPVリボンに集められ、電流輸送経路を短縮することができる。
いくつかの実施例では、図14と図9に示すように、太陽電池は、IBC(Interdigitatedbackcontact、インターデジタルバックコンタクト)電池のようなバックコンタクト型電池であり、図15に示すように、バックコンタクト型電池は、基板100と、基板100第1表面104に位置する第3パッシベーション層107と、基板100の第2表面105に位置する第1ドーピング領域108及び第2ドーピング領域109と、第1ドーピング領域108及び第2ドーピング領域109の表面に位置する第4パッシベーション層119と、第4パッシベーション層119を貫通して第1ドーピング領域108に接続される第1電極121と、第4パッシベーション層119を貫通して第2ドーピング領域109に接続される第2電極122と、を含む。他のいくつかの実施例では、バックコンタクト型電池は、基板と、基板の第1表面に位置する第3パッシベーション層と、基板の第2表面に位置し、基板と同じ導電種類を有してもよいし、基板と異なる導電種類を有してもよい第1ドーピング領域と、基板の第2表面に位置するトンネル酸化層及びドープポリシリコン層と、第1ドーピング領域及びドープポリシリコン層の表面に位置する第4パッシベーション層と、第4パッシベーション層を貫通してドープポリシリコン層に接続される第1電極と、第4パッシベーション層を貫通して第1ドーピング領域に接続される第2電極と、を含む。さらに他のいくつかの実施例では、バックコンタクト型電池は、基板と、基板の第1表面に位置する第3パッシベーション層と、基板の第2表面に位置するトンネル酸化層及び第1ドープポリシリコン層と第2ドープポリシリコン層と、第1ドープポリシリコン層、第2ドープポリシリコン層及び基板の表面に位置する第4パッシベーション層と、第4パッシベーション層を貫通して第1ドープポリシリコン層に接続される第1電極と、第4パッシベーション層を貫通して第2ドープポリシリコン層に接続される第2電極と、を含む。理解できるように、上記の第1表面104はシリコン基板の正面であり、第2表面105はシリコン基板の裏面であり、第1ドーピング領域はN型ドーピング領域またはP型ドーピング領域のうちの一方であり、第2ドーピング領域はN型ドーピング領域またはP型ドーピング領域のうちの他方である。
注意すべきこととして、「バックコンタクト電池」とは、プラス電極及びマイナス電極がいずれも基板100の裏面の構造と接触して電流を収集することを指し、基板100の正面に関係しない。
いくつかの実施例では、バックコンタクト電池は、基板100と、パッシベーション層と、複数の副電極120と、少なくとも1つの主電極110と、を含み、基板100が第1エッジ101及び第2エッジ102を備え、第1エッジ101が基板100の第1方向Xにおける対向する両側のエッジであり、第2エッジ102が基板100の第2方向Yにおける対向する両側のエッジであり、パッシベーション層が基板100に位置し、複数の副電極120が基板100に第2方向Yに沿って間隔をあけて配置され、副電極120が第1方向Xに沿って延びており、副電極120がパッシベーション層を貫通して基板100と接触し、主電極110がパッシベーション層の表面に位置し、主電極110は、第2エッジ102に近い2つの接続パッド113と、接続線114とを含み、接続線114の第2エッジ102に近いポートが閉合され、接続線114のポート以外の一部の表面が各接続パッド113と接触し、接続パッド113と隣接する第2エッジ102との間に位置する接続線114の第1断面積が、接続パッド113の間に位置する接続線114の第2断面積よりも大きい。
いくつかの実施例では、第1断面積と第2断面積との差は、接続パッドと隣接する第2エッジとのピッチの大きさと正比例する。接続パッドと第2エッジとの間に位置する接続線の第1幅は、接続パッド間に位置する接続線の第2幅よりも大きい。
いくつかの実施例では、副電極は、第2方向に沿って交互に配置された第1電極121と第2電極122を含み、第1電極121がプラス電極とマイナス電極のうちの一方であり、第2電極122がプラス電極とマイナス電極のうちの他方である。本願の実施例では、第1電極121をプラス電極とし、第2電極122をマイナス電極とする。副電極120は、第2方向Yに沿って間隔をあけて配置された第1電極121と第2電極122を含む。
いくつかの実施例では、図13に示すように、主電極は、交互に配置された第1グリッド線構造151と第2グリッド線構造152を含み、第1グリッド線構造151が各第1電極121と電気的に接続され、第2グリッド線構造152が各第2電極122と電気的に接続される。具体的には、第1主電極は、各第1電極121と電気的に接続された第1エッジグリッド線と、各第2電極122と電気的に接続された第2エッジグリッド線と、を含む。
いくつかの実施例では、第1グリッド線構造151と第2グリッド線構造152は、第1方向Xに沿ってずれて配置され、これによって、第2方向Yに沿って、第2エッジに近い第1グリッド線構造151及び第2グリッド線構造152と第2エッジとの距離が異なるようにし、太陽電池の金属化導電性銀スラリーの消費量を低減し、細グリッド方向の電流収集距離を短縮し、破片率を低下させる。また、少なくとも一部のメイングリッドは、副電極の第2エッジに近い側まで露出しなくてもよく、きれいであるとともに、電池セルのプラスとマイナス電極の適応的な長さを確保し、異なる極性の電極間における短絡のリスクを避けることができる。
いくつかの実施例では、図14に示すように、第2主電極は、交互に配置された第1グリッド線構造153及び第2グリッド線構造154を含み、第1グリッド線構造153が各第1電極121と電気的に接続され、第2グリッド線構造154が各第2電極122と電気的に接続される。第1主電極は、各第1電極121と電気的に接続された第1エッジグリッド線151と、各第2電極122と電気的に接続された第2エッジグリッド線152と、を含む。具体的には、正極性を有する第1エッジグリッド線151に隣接する第2主電極は第2グリッド線構造154であり、負極性を有する第2エッジグリッド線152に隣接する第2主電極は第1グリッド線構造153である。
いくつかの実施例では、第1グリッド線構造153と第2グリッド線構造154は第1方向Xに沿ってずれて設置され、これによって、第2方向Yに沿って、第2エッジに近い第1グリッド線構造153及び第2グリッド線構造154と第2エッジとの距離が異なるようにし、太陽電池の金属化導電性銀スラリーの消費量を低減し、細グリッド方向の電流収集の距離を短縮し、破片率を低減している。また、メイングリッドは副電極の第2エッジに近い側まで露出しなくてもよく、きれいであるとともに、電池セルのプラスとマイナス電極の適応的な長さを確保し、かつ異なる極性の電極間に短絡が生じるリスクを避けることができる。同様に、第1エッジグリッド線151と第2エッジグリッド線152とは、第1方向Xに沿ってずれて設置されることで、異なる副電極間に短絡が生じるリスクを避けることができる。
本願の実施例に係る太陽電池において、主電極110は、接続パッド113と、接続線114(例えば、第1主電極130が第1サブ接続パッド131と、第1接続線132と、を含み、第2主電極140が第2サブ接続パッド141と、第2接続線142と、を含む)と、を含み、細い接続線114を設けることで有効遮光面積を低減するとともに、抵抗損失を低減し、モジュールの総電力を高めることができる。また、メイングリッドを構成する接続線114(例えば第1接続線132及び第2接続線142)の分布がより密集しているため、メイングリッドと細グリッドとの間の接触点がより多くなり、シリコンウェハーの隠れクラックとマイクロクラック箇所での電流伝導経路がより良化されるため、マイクロクラックによる損失が大幅に低減され、生産ラインの生産高の向上に役立つ。接続パッド113と隣接する第2エッジ102との間の接続線114の第1断面積は、接続パッド113の間の接続線114の第2断面積よりも大きく、第2エッジ102と接続パッド113との間に位置する接続線114の幅が大きいことにより、接続パッド113の溶接応力を緩和させ、PVリボンと主電極110との間に良好な接触を形成することができる。また、広い接続線114によって接続パッド113の収集圧力を緩和させ、キャリアの輸送能力を高めることができ、広い接続線は電流を収集するための大きな輸送面積を持っている。また、第1接続線132は少なくとも1つの第1サブ接続パッド131の第1エッジ101に近い側と接触し、第1接続線132は第1エッジ101により近く、第1接続線132は第1エッジ101箇所での電流を収集する能力が強くなり、かつ、第1サブ接続パッド131と第1エッジ101の間に少なくとも1つの第1接続線132の幅を挟むことで、溶接時と積層時にエッジでの応力不良による破損問題を避けることができる。
また、第1主電極130と隣接する第2主電極140との間の第1ピッチmは、隣接する第2主電極140間の第2ピッチnと等しくない。例えば、第1ピッチmが第2ピッチnよりも大きく、第1主電極130が第1エッジ101に近く、エッジでの主電極を疎らに設置することで、溶接時及び積層時に、電池セルにマイクロクラックなどが生じるリスクを避けることができる。例えば、第1ピッチmが第2ピッチnよりも小さく、エッジでの第1主電極130と第2主電極140が密に設置されることを確保し、副電極から主電極までの電流経路が短くなり、損失を低減し、電極のエッジ部での電流収集能力の向上に有利である。
図16は、本願の一実施例によって提供される光起電力モジュールの構造を示す図である。
それに対応して、本願の実施例は、光起電力モジュールをさらに提供し、図16を参照すると、光起電力モジュールは、前述実施例で提供された太陽電池20を複数接続してなる電池ストリングと、電池ストリングの表面を覆うための封止層21と、封止層21の電池ストリングから離れた表面を覆うためのカバープレート22と、を含む。太陽電池20は、全体または複数のスライスの形で電気的に接続されることで複数の電池ストリングを形成し、複数の電池ストリングは、直列及び/又は並列に電気的に接続されている。
具体的には、いくつかの実施例において、複数のセルストリング間は、伝導バンドによって電気的に接続されていてもよい。封止層21は、太陽電池20の正面又は裏面のうちの一方を覆う第1封止層211及び太陽電池20の正面又は裏面のうちの他方を覆う第2封止層212を含み、具体的には、第1封止層211又は第2封止層212の少なくとも一方は、エチレン-酢酸ビニル共重合体(EVA)接着フィルム、ポリエチレンオクテン-エラストマー(POE)接着フィルム、またはポリエチレンテレフタレート(PET)接着フィルム等の有機封止フィルムであってもよい。いくつかの実施例において、カバープレート22は、ガラスカバープレートやプラスチックカバープレートなどの光透過機能を有するカバープレートであってもよい。具体的には、カバープレート22の封止層21に向かう表面を凹面または凸面にしてもよく、これによって、入射光線の利用率を高めることができる。カバープレート22は、第1封止層211に対向する第1カバープレート221と、第2封止層212に対向する第2カバープレート222とを含む。
本願は、好ましい実施例で上記のように開示されているが、特許請求の範囲を限定するものではなく、当業者であれば、本願の着想から逸脱することなく、若干の可能な変動及び修正を加えることができるため、本願の保護範囲は、本願の請求項によって規定される範囲に従うべきである。また、本願明細書の実施例及び図面は例示にすぎず、本願請求項によって保護されるすべての範囲ではない。
当業者であれば、前記の各実施形態は本願を実現する具体的な実施例であるが、実用上では本願の精神と範囲を逸脱することなく、形態及び細部において様々な変更が可能であることが理解できる。いずれの当業者は、本願の精神と範囲を逸脱しない限り、それぞれ変更及び修正を行うことが可能であるため、本願の保護範囲は、請求項に限定された範囲を基準にすべきである。

Claims (20)

  1. 基板と、パッシベーション層と、複数の副電極と、前記パッシベーション層の表面に位置する2本の第1主電極と、前記2本の第1主電極間に位置する少なくとも2本の第2主電極と、を含み、
    前記基板は第1エッジ及び第2エッジを備え、前記第1エッジは前記基板の第1方向における対向する両側のエッジであり、前記第2エッジは前記基板の第2方向における対向する両側のエッジであり、
    前記パッシベーション層が前記基板に位置し、
    前記副電極が前記基板に前記第2方向に沿って間隔をあけて配置され、前記副電極が前記第1方向に沿って延びており、前記副電極が前記パッシベーション層を貫通して前記基板と接触し、
    前記第2主電極と比べて2本の前記第1主電極がそれぞれ2本の前記第1エッジに近く、
    前記第1主電極はいずれも、前記第2方向に沿って間隔をあけて配置される複数の第1サブ接続パッドと、少なくとも1つの前記第1サブ接続パッドの前記第1エッジに近い側と接触する第1接続線と、を含み、
    前記第2主電極はいずれも、前記第2方向に沿って間隔をあけて配置される複数の第2サブ接続パッドと、少なくとも1つの前記第2サブ接続パッドと接触する第2接続線とを含み、
    1つの前記第1主電極と隣接する1つの前記第2主電極との間の第1ピッチは、隣接する2つの前記第2主電極間の第2ピッチと等しくない、
    ことを特徴とする太陽電池。

  2. 前記第1方向に沿って、前記副電極は前記第1サブ接続パッドの前記第1エッジから離れる側と接触する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の太陽電池。
  3. 前記第1ピッチは前記第2ピッチよりも大きい、
    ことを特徴とする請求項1に記載の太陽電池。
  4. 前記第1ピッチは前記第2ピッチよりも小さい、
    ことを特徴とする請求項1に記載の太陽電池。
  5. 前記第1エッジと前記第2エッジの境界には面取りがあり、前記第1主電極は前記面取りに近く、前記第2方向に沿って、最初の前記第1サブ接続パッド及び/又は最後の前記第1サブ接続パッドは、前記面取りの前記第2方向以外のエッジ領域に位置する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の太陽電池。
  6. 前記第1接続線は、前記面取りの前記第1方向に沿う外側に近い第1接続セグメント及び第2接続セグメントを含み、前記第2接続セグメントが前記第1接続セグメントに接続され、前記第1接続セグメントの断面積が前記第2接続セグメントの断面積よりも大きい、
    ことを特徴とする請求項5に記載の太陽電池。
  7. 前記第2方向に沿って、最初の前記第1サブ接続パッドの前記第2エッジに近い端部と前記第2方向における前記面取りの第1サブ接続パッドに向かうエッジとの間の長さは、隣接する前記副電極間のグリッドピッチ以下である、
    ことを特徴とする請求項5に記載の太陽電池。
  8. 前記第2方向に沿って、最初の前記第1サブ接続パッドと隣接する前記第2エッジとの第1距離は最初の前記第2サブ接続パッドと隣接する前記第2エッジとの第2距離よりも大きい、
    ことを特徴とする請求項1に記載の太陽電池。
  9. いずれかの前記第1サブ接続パッドの面積は前記第2サブ接続パッドの面積よりも大きい、
    ことを特徴とする請求項1に記載の太陽電池。
  10. 前記第1方向に沿って、前記第1エッジに近い前記副電極の断面積は、前記第1エッジから離れる前記副電極の断面積よりも大きい、
    ことを特徴とする請求項1に記載の太陽電池。
  11. 前記第2方向に沿って間隔をあけて配置される前記複数の第1サブ接続パッドは、第2エッジに近い2つの第1サブ端子パッドと、隣接する前記第1サブ端子パッドの間に位置する少なくとも1つ第2サブ端子パッドと、を含み、前記第1サブ端子パッドと隣接する前記第2エッジの間に位置する第1部分の前記第1接続線の第1断面積が、前記第1サブ端子パッドの間に位置する第2部分の前記第1接続線の第2断面積よりも大きい、
    ことを特徴とする請求項1に記載の太陽電池。
  12. 前記第1断面積と前記第2断面積との差は、前記第1サブ端子パッドと隣接する前記第2エッジとのピッチの大きさと正比例する、
    ことを特徴とする請求項11に記載の太陽電池。
  13. 前記第1サブ端子パッドと隣接する前記第2エッジの間に位置する第1部分の前記第1接続線の第1幅が、前記第1サブ端子パッドの間に位置する第2部分の前記第1接続線の第2幅よりも大きい、
    ことを特徴とする請求項11に記載の太陽電池。
  14. 同じ第1主電極について、隣接する2つの前記第2サブ端子パッドの間に位置する第3部分の前記第1接続線の第3断面積が最も小さい、
    ことを特徴とする請求項11に記載の太陽電池。
  15. 前記第1サブ端子パッドと前記第2サブ端子パッドとの間に位置する第4部分の前記第1接続線の第4断面積は前記第3断面積以上である、
    ことを特徴とする請求項14に記載の太陽電池。
  16. 前記第1サブ端子パッドの面積が前記第2サブ端子パッドの面積よりも大きい、
    ことを特徴とする請求項14に記載の太陽電池。
  17. 前記第1接続線の前記第2エッジに近いポートが閉合され、前記第2接続線の前記第2エッジに近いポートが閉合され、前記第1接続線の断面積が前記第2接続線の断面積以上である、
    ことを特徴とする請求項11に記載の太陽電池。
  18. 前記太陽電池は、バックコンタクト型電池であり、前記副電極は、第2方向に沿って間隔をあけて配置された第1電極と第2電極を含み、前記第2主電極は、間隔をあけて配置された第1グリッド線構造と第2グリッド線構造を含み、前記第1グリッド線構造が前記第1電極と電気的に接続され、前記第2グリッド線構造が前記第2電極と電気的に接続される、
    ことを特徴とする請求項1に記載の太陽電池。
  19. 第1グリッド線構造と第2グリッド線構造は、第1方向に沿ってずれて配置される、
    ことを特徴とする請求項18に記載の太陽電池。
  20. 請求項1~19のいずれか1項に記載の太陽電池を複数接続してなる電池ストリングと、
    前記電池ストリングの表面を覆うための封止層と、
    前記封止層の前記電池ストリングから離れた表面を覆うためのカバープレートと、を含む、
    ことを特徴とする光起電力モジュール。

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