JP7376404B2 - ゼロガバナとこれを備えた熱源機 - Google Patents

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Description

本発明は、バーナに対するガス供給路に介設されるゼロガバナとこれを備えた熱源機に関する。
従来、熱源機が備えるゼロガバナとして、入口室と、この入口室に対し第1弁座で仕切られた出口室と、この出口室に対し第1ダイヤフラムで仕切られた第1圧力室と、この第1圧力室に連通する第1連通路に対し第2弁座で仕切られた、出口室に第2連通路を介して連通する第2圧力室と、この第2圧力室に対し第2ダイヤフラムで仕切られると共に、第2ダイヤフラムの背面側に画成された、大気に開放される背圧室と、第1ダイヤフラムに連結され、第1弁座に接離自在でこの第1弁座に形成された弁孔を開閉する第1ダイヤフラム弁体と、出口室内に設けられ、第1ダイヤフラムを第1ダイヤフラム弁体が第1弁座に接近する閉じ側に付勢するばねとを備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、特許文献1記載のゼロガバナは、第2ダイヤフラムに連結され、第2弁座に接離自在でこの第2弁座に形成された弁孔を開閉する第2ダイヤフラム弁体と、第2圧力室内に設けられ、第2ダイヤフラムを第2ダイヤフラム弁体が第2弁座から離隔する開き側に付勢する、圧縮コイルばねからなる第1調圧ばねと、背圧室内に設けられ、第2ダイヤフラムを第2ダイヤフラム弁体が第2弁座に接近する閉じ側に付勢する、圧縮コイルばねからなる第2調圧ばねと、この第2調圧ばねの付勢力を調整する調整部材とを備えてもいる。特許文献1に記載された調整部材は、背圧室を画成するためのダイヤフラムカバーに設けられる、第2調圧ばねの長さ方向にのびる筒部の内周に螺入可能とされている。
そして、上記ゼロガバナの製造時には、ダイヤフラムカバーの筒部内周への調整部材の螺入量を加減して第2調圧ばねの付勢力を調整し、出口室での燃料ガスの圧力が所定圧になるように調圧する初期設定が行われる。ところで、第1調圧ばねに採用される圧縮コイルばねは、第2調圧ばねに採用される圧縮コイルばねと比較して長さが短いが、圧縮コイルばねを形成する金属線の線径は、通常、φ0.3mm程度と非常に細く、第1調圧ばねのばね定数は小さい。このため、初期設定時の調圧値は、一般に、数Pa程度という非常に小さい値になっている。
特開2018-123868号公報
上記の如く、ゼロガバナでは初期設定時の調圧値が非常に小さいため、例えば輸送時の振動等に伴う外力を受けて、稀ではあるが、調圧値が初期設定値からずれてしまうことがある。ゼロガバナを備えた熱源機では、調圧値の初期設定値からのずれは、出口室から流出する燃料ガスの流量に反映されるため、バーナの燃焼性能に悪影響を及ぼし、場合によっては不完全燃焼を招く虞がある。
そのような調圧値の初期設定値からのずれの一因として、第1調圧ばねがゼロガバナに実装された状態で、例えば輸送時の振動等に伴う外力を受けて、第1調圧ばねを構成する圧縮コイルばねが変形することが考えられる。具体的には、第1調圧ばねを構成する圧縮コイルばねの長さ方向の各端部に存する巻線部分と、この巻線部分に対し圧縮コイルばねの長さ方向に隣接する巻線部分を、夫々、第1巻線部分、第2巻線部分として、第2巻線部分が、第1巻線部分を径方向に押し退けるように圧縮コイルばねが変形して、第2巻線部分が、第1巻線部分と共に、圧縮コイルばねの長さ方向の各端部を受ける、ゼロガバナの各ばね受け部に着座することが考えられる。特許文献1記載のゼロガバナの場合、第1調圧ばねの付勢力の調整量を調整部材の一回転当たりで40Pa/mmに設定すると、第1調圧ばねの上記変形に伴う調圧値の変化量は、
40Pa/mm × 0.3mm = 12Pa
になる。ここで、圧縮コイルばねを形成する金属線の線径φを通常の0.3mmとしている。上記変化量は、初期設定時の調圧値の2倍程度に相当する。このことから、バーナの燃焼性能に及ぼす悪影響は多大である。
本発明は、以上の点に鑑み、振動等に伴う外力を受けても調圧値が初期設定値からずれ難いゼロガバナとこれを備えた熱源機を提供することをその課題としている。
上記課題を解決するために、本発明のゼロガバナは、入口室と、この入口室に対し第1弁座で仕切られた出口室と、この出口室に対し第1ダイヤフラムで仕切られた第1圧力室と、この第1圧力室に連通する第1連通路に対し第2弁座で仕切られた、出口室に第2連通路を介して連通する第2圧力室と、この第2圧力室に対し第2ダイヤフラムで仕切られると共に、第2ダイヤフラムの背面側に画成された、大気に開放される背圧室と、第1ダイヤフラムに連結され、第1弁座に接離自在でこの第1弁座に形成された弁孔を開閉する第1ダイヤフラム弁体と、出口室内に設けられ、第1ダイヤフラムを第1ダイヤフラム弁体が第1弁座に接近する閉じ側に付勢するばねとを備えたゼロガバナであって、第2ダイヤフラムに連結され、第2弁座に接離自在でこの第2弁座に形成された弁孔を開閉する第2ダイヤフラム弁体と、第2圧力室内に設けられ、第2ダイヤフラムを第2ダイヤフラム弁体が第2弁座から離隔する開き側に付勢する、圧縮コイルばねからなる第1調圧ばねと、背圧室内に設けられ、第2ダイヤフラムを第2ダイヤフラム弁体が第2弁座に接近する閉じ側に付勢する、圧縮コイルばねからなる第2調圧ばねと、この第2調圧ばねの付勢力を調整する調整部材とを備えるものにおいて、第1調圧ばねを構成する圧縮コイルばねの長さ方向の各端部に存する巻線部分と、この巻線部分に対し圧縮コイルばねの長さ方向に隣接する巻線部分を、夫々、第1巻線部分、第2巻線部分として、第1巻線部分は、第2巻線部分から圧縮コイルばねの径方向外方又は内方に張り出し、第1調圧ばねがゼロガバナに実装された状態では、圧縮コイルばねの第1巻線部分が、第2巻線部分と共に、圧縮コイルばねの前記各端部を受ける各ばね受け部に着座することを特徴とする。
本発明のゼロガバナによれば、第1調圧ばねがゼロガバナに実装された状態では、第1調圧ばねを構成する圧縮コイルばねの第2巻線部分が、第1巻線部分と共にゼロガバナの各ばね受け部に予め着座する。このため、振動等に伴う外力を受けても、圧縮コイルばねが従前のように変形することはなく、調圧値が初期設定値からずれ難くなる。従って、ゼロガバナを備えた熱源機では、バーナの燃焼性能が初期設定のまま良好に保持される。
本発明のゼロガバナにおいて、前記第1調圧ばねを構成する前記圧縮コイルばねの前記各端部に存する一方の第1巻線部分の端縁と他方の第1巻線部分の端縁とが、平面視で、圧縮コイルばねの巻回方向に半周離間して配置されていることが望ましい。これによれば、第1調圧ばねを構成する圧縮コイルばねの長さ方向の各端部を各ばね受け部に配置した時、圧縮コイルばねの各ばね受け部への着座状態が安定になる。このため、相対的に長さが短くても、第1調圧ばねをゼロガバナに実装する際の取扱いが容易になり、第2ダイヤフラムの周辺部の組立性が良好になる。また、調整部材による第2調圧ばねの付勢力の調整が容易にもなる。
本発明の熱源機は、上記ゼロガバナのいずれか一方を備えたことを特徴とする。
本発明の熱源機の一実施形態を示す模式的断面図。 図1に示す熱源機が備えた、本発明のゼロガバナの一実施形態を示す断面図。 図2に示すゼロガバナに実装される、第1調圧ばねを構成する圧縮コイルばねの一形態を示す拡大斜視図。 図3に示す圧縮コイルばねの平面図。 (a)は、図3に示す圧縮コイルばねを、長さ方向の各端部に存する第1巻線部分の端縁でA-A方向に切断した断面図。(b)は、(a)に示す圧縮コイルばねを第1調圧ばねに採用してゼロガバナに実装したときの状態を示す要部断面図。
図1を参照して、本実施形態の熱源機20は、熱交換器21と、熱交換器21を加熱するバーナ22とを備えている。バーナ22は、バーナボディ22aの一面を覆う燃焼板23に形成された、図示省略の多数の炎孔から燃料ガスFと一次空気Aとの混合気MGをZ軸方向下方に噴出して燃焼する全一次燃焼式バーナで構成され、燃焼板23は、Z軸方向下方を向いて配置されている。また、バーナ22は、Z軸方向下方の燃焼空間を囲う燃焼筐24を備え、燃焼筐24の内部のZ軸方向下部に熱交換器21を収納している。そして、燃焼筐24のZ軸方向下端に連通する排気ダクト25が設けられ、バーナ22からの燃焼排ガスCGが熱交換器21を介して排気ダクト25に流出するようにしている。
また、熱交換器21は、X軸方向及びZ軸方向の両方に直交する、図示省略のY軸方向に多数積層した吸熱フィン21aと、吸熱フィン21aを蛇行して貫通する吸熱管21bとで構成されている。吸熱管21bには、その上流側に給水管SPが、下流側に出湯管TPが接続されている。出湯管TPの下流端に設けられた、図示省略の出湯栓を開けて吸熱管21bに通水したとき、バーナ22が燃焼して上記出湯栓から予め設定された温度の湯が出湯する。
さらに、バーナ22には、X軸方向にのびる給気路26が接続され、給気路26に、一次空気Aを供給するファン27が介設されている。ファン27の上流側に位置する給気路26の部分には、燃料ガスFを供給するガス供給路28の下流端に位置するガス出口28aが接続されている。なお、ガス出口28aが接続される給気路26の部分は、断面積が減少したベンチュリ部26aになっている。
そして、ガス供給路28には、元弁29と、流量調節手段として二次ガス圧を大気圧と同等圧に調圧するゼロガバナ100とが介設されている。ここで、燃料ガスFの供給量は、二次ガス圧である大気圧とベンチュリ部26aに作用するファン27の吸引負圧との差圧に応じて変化する。ここで、ファン27の吸引負圧はファン27の回転数に比例して変化するため、燃料ガスFの供給量は、ファン27の回転数、すなわち、一次空気Aの供給量に比例して変化し、混合気MGの空燃比が一定になる。
図2を参照して、図1に示す熱源機20が備えたゼロガバナ100は、流入室101と、入口室102と、出口室103と、第1圧力室104と、第2圧力室105と、第3圧力室106と、背圧室107とを備えている。入口室102は、流入室101に対し第3弁座108で仕切られ、出口室103は、入口室102に対し第1弁座109で仕切られている。また、第1圧力室104は、出口室103に対し第1ダイヤフラム110で仕切られ、第2圧力室105は、第1圧力室104に連通する第1連通路111に対し第2弁座112で仕切られている。さらに、第3圧力室106は、入口室102に対し第4弁座113で仕切られ、背圧室107は、第2圧力室105に対し第2ダイヤフラム114で仕切られると共に、ダイヤフラムカバー115で第2ダイヤフラム114背面側に画成されている。
なお、第1圧力室104は、第3圧力室106に第3連通路116を介して連通し、第2圧力室105は、出口室103に第2連通路117を介して連通すると共に、第3圧力室106に図示省略の連通路を介して連通している。背圧室107は、ダイヤフラムカバー115に形成された孔115aを介して大気に開放されている。
また、ゼロガバナ100は、第3弁座108に形成された弁孔108aを開閉する弁体118aを有する第1電磁弁118と、第4弁座113に形成された弁孔113aを開閉する弁体119aを有する第2電磁弁119とを備えている。さらに、ゼロガバナ100は、第1ダイヤフラム110に連結され、第1弁座109に接離自在で第1弁座109に形成された弁孔109aを開閉する第1ダイヤフラム弁体120と、第2ダイヤフラム114に連結され、第2弁座112に接離自在で第2弁座112に形成された弁孔112aを開閉する第2ダイヤフラム弁体122とを備えている。なお、第2ダイヤフラム弁体122は、第2ダイヤフラム114に一体に連結されている。
さらにまた、ゼロガバナ100は、出口室103の内部に設けられ、第1ダイヤフラム110を第1ダイヤフラム弁体120が第1弁座109に接近する下方の閉じ側に付勢するばね121を備えている。
そして、ゼロガバナ100は、第2圧力室105の内部に設けられ、第2ダイヤフラム114を第2ダイヤフラム弁体122が第2弁座112から離隔する上方の開き側に付勢する第1調圧ばね123と、背圧室107の内部に設けられ、第2ダイヤフラム114を第2ダイヤフラム弁体122が第2弁座112に接近する下方の閉じ側に付勢する第2調圧ばね124と、ダイヤフラムカバー115に設けられた、第2調圧ばね124の長さ方向上方にのびる筒部115bの内周に螺入可能で、第2調圧ばね124の付勢力を調整する調整部材125とを備えている。なお、第1調圧ばね123及び第2調圧ばね124には圧縮コイルばねが採用されている。
このようなゼロガバナ100は、上記の如く、図1に示す熱源機20が備えるバーナ22に対するガス供給路28に介設され、第1電磁弁118及び第2電磁弁119を共に開弁させると、流入室101を通じて入口室102から出口室103に燃料ガスFが流れる。
ゼロガバナ100の製造時には、ダイヤフラムカバー115の筒部115bの内周への調整部材125の螺入量を加減して第2調圧ばね124の付勢力を調整し、出口室103での燃料ガスFの圧力が所定圧になるように調圧する初期設定が行われる。上記の如く、第1調圧ばね123を構成する圧縮コイルばねを形成する金属線の線径は、通常、φ0.3mm程度で、非常に細く、初期設定時の調圧値は、数Pa程度という非常に小さい値になっている。
次に、図3、図4及び図5(a)(b)を参照して、図2に示す第1調圧ばね123を構成する圧縮コイルばねの一形態を説明する。本形態の圧縮コイルばね1では、長さ方向の各端部11,12に存する巻線部分と、この巻線部分に対し圧縮コイルばねの長さ方向に隣接する巻線部分を、夫々、第1巻線部分11a,12a、第2巻線部分11b,12bとして、第1巻線部分11a,12aが、第2巻線部分11b,12bから圧縮コイルばね1の径方向外方に張り出している。第1巻線部分11a,12aは、夫々、図3に示す如く、径方向外方に漸次拡径すると共に、平面視で、圧縮コイルばね1の巻回方向の1/4周分の長さを有している。
このような圧縮コイルばね1が、図2に示す第1調圧ばね123に採用されてゼロガバナ100に実装された状態では、圧縮コイルばね1の第1巻線部分11a,12aは、図5(b)に示す如く、第2巻線部分11b,12bから圧縮コイルばね1の径方向外側に配置されて、第1巻線部分11a,12aと共に第2巻線部分11b,12bが、ゼロガバナ100の各ばね受け部に予め着座する。ここで、各ばね受け部は、図1に示すゼロガバナ100では、一方が第2ダイヤフラム弁体122の下面部であり、他方が第2圧力室105の底壁部である。
そのような圧縮コイルばね1の第1巻線部分11a,12a及び第2巻線部分11b,12bの、ゼロガバナ100の各ばね受け部への予めの着座によって、振動等に伴う外力を受けても、圧縮コイルばね1が従前のように変形することはなく、調圧値が初期設定値からずれ難くなる。従って、ゼロガバナ100を備える、図1に示す熱源機20では、バーナ22の燃焼性能が初期設定のまま良好に保持される。
また、圧縮コイルばね1では、一方の第1巻線部分11aの端縁11aと、他方の第1巻線部分12aの端縁12aとが、図4に示す如く、平面視で、圧縮コイルばね1の巻回方向に半周離間して配置されている。すなわち、各端縁11a,12aは、平面視で、圧縮コイルばね1の直径Rと同一直線上に配置され、図4に示す角度θは180°である。こうすることによって、第1調圧ばね123を構成する圧縮コイルばね1の長さ方向の各端部11,12を、図2に示すゼロガバナ100の各ばね受け部に配置した時、圧縮コイルばね1の各ばね受け部への着座状態が安定になる。このため、相対的に長さが短くても、第1調圧ばね123をゼロガバナ100に実装する際の取扱いが容易になり、第2ダイヤフラム114の周辺部の組立性が良好になる。また、調整部材125による第2調圧ばね124の付勢力の調整が容易にもなる。
以上、本発明を一実施形態に関して説明したが、本発明は上記実施形態に限定されない。例えば、熱源機20は、いわゆる給湯装置として例示したが、本発明の熱源機は、熱源機20に限定されない。本発明の熱源機は、暖房装置や種々の燃焼装置にも広く適用することができる。また、熱源機20及びゼロガバナ100の細部の構成及び構造は適宜変更可能である。例えば、背圧室107の画成は、ダイヤフラムカバー115による方式に限定されることはなく、この場合、調整部材125による第2調圧ばね124の付勢力の調整方式も調整部材25の螺入量に限定されない。また、第1調圧ばね123を構成する圧縮コイルばね1は、第1巻線部分11a,12aが、第2巻線部分11b,12bから圧縮コイルばね1の径方向内方に張り出したものであってもよい。この場合、第1調圧ばね123がゼロガバナ100に実装された状態では、第1巻線部分11a,12aが、第2巻線部分11b,12bに対し圧縮コイルばね1の径方向内側に配置される。そして、第1巻線部分11a,12aは、第2巻線部分11b,12bと共に、圧縮コイルばね1の各端部11,12を受ける各ばね受け部に予め着座する。
さらに、圧縮コイルばね1の第1巻線部分11a,12aの夫々の長さは、平面視で、圧縮コイルばね1の巻回方向の1/4周分に限定されることはなく、一方の第1巻線部分11aの端縁11aと、他方の第1巻線部分12aの端縁12aとが、平面視で、圧縮コイルばね1の巻回方向に半周程度離間して配置され、圧縮コイルばね1の各ばね受け部への着座状態が安定になるような任意の長さにすることができる。さらにまた、第1巻線部分11a,12aの径方向外方又は内方への張り出しは、漸次拡径又は縮径することに限定されない。ゼロガバナ100への実装時に、各ばね受け部に予め着座することができる限り、上記張り出しは任意に設計することができる。そして、圧縮コイルばね1は、第2調圧ばね124に採用することもできる。この場合、外力を受けても調圧値が初期設定値からよりずれ難いゼロガバナ100になる。
20…熱源機、100…ゼロガバナ、102…入口室、103…出口室、104…第1圧力室、105…第2圧力室、107…背圧室、109…第1弁座、109a…第1弁座109に形成された弁孔、110…第1ダイヤフラム、111…第1連通路、112…第2弁座、112a…第2弁座112に形成された弁孔、114…第2ダイヤフラム、117…第2連通路、120…第1ダイヤフラム弁体、121…ばね、122…第2ダイヤフラム弁体、123…第1調圧ばね、124…第2調圧ばね、125…調整部材、1…圧縮コイルばね、11,12…圧縮コイルばね1の長さ方向の各端部、11a,12a…各端部11,12に存する第1巻線部分、11b,12b…各端部11,12に隣接する第2巻線部分、11a,12a…第1巻線部分11a,12aの巻回方向の端縁。

Claims (3)

  1. 入口室と、この入口室に対し第1弁座で仕切られた出口室と、この出口室に対し第1ダイヤフラムで仕切られた第1圧力室と、この第1圧力室に連通する第1連通路に対し第2弁座で仕切られた、出口室に第2連通路を介して連通する第2圧力室と、この第2圧力室に対し第2ダイヤフラムで仕切られると共に、第2ダイヤフラムの背面側に画成された、大気に開放される背圧室と、第1ダイヤフラムに連結され、第1弁座に接離自在でこの第1弁座に形成された弁孔を開閉する第1ダイヤフラム弁体と、出口室内に設けられ、第1ダイヤフラムを第1ダイヤフラム弁体が第1弁座に接近する閉じ側に付勢するばねとを備えたゼロガバナであって、
    第2ダイヤフラムに連結され、第2弁座に接離自在でこの第2弁座に形成された弁孔を開閉する第2ダイヤフラム弁体と、第2圧力室内に設けられ、第2ダイヤフラムを第2ダイヤフラム弁体が第2弁座から離隔する開き側に付勢する、圧縮コイルばねからなる第1調圧ばねと、背圧室内に設けられ、第2ダイヤフラムを第2ダイヤフラム弁体が第2弁座に接近する閉じ側に付勢する、圧縮コイルばねからなる第2調圧ばねと、この第2調圧ばねの付勢力を調整する調整部材とを備えるものにおいて、
    第1調圧ばねを構成する圧縮コイルばねの長さ方向の各端部に存する巻線部分と、この巻線部分に対し圧縮コイルばねの長さ方向に隣接する巻線部分を、夫々、第1巻線部分、第2巻線部分として、第1巻線部分は、第2巻線部分から圧縮コイルばねの径方向外方又は内方に張り出し、第1調圧ばねがゼロガバナに実装された状態では、圧縮コイルばねの第1巻線部分が、第2巻線部分と共に、圧縮コイルばねの前記各端部を受ける各ばね受け部に着座することを特徴とするゼロガバナ。
  2. 前記第1調圧ばねを構成する前記圧縮コイルばねの前記各端部に存する一方の第1巻線部分の端縁と他方の第1巻線部分の端縁とが、平面視で、圧縮コイルばねの巻回方向に半周離間して配置されていることを特徴とする請求項1記載のゼロガバナ。
  3. 請求項1又は2記載のゼロガバナを備えたことを特徴とする熱源機。
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