JP7375627B2 - 画像表示体の制御方法および表示装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像表示体の制御方法および表示装置に関する。
近年、自動車のフロントガラスや建物の窓ガラス等の透明ガラス上に画像を表示する技術が開発されている。
これに関連して、特許文献1には、紫外光を受光することによって光散乱性が増加する表示機能層、および表示機能層の背面に配置され紫外光を受光することによって光吸収性が増加する調光層を備える画像表示体を有する表示装置が開示されている。調光層は、外光からの光を遮光する層である。この表示装置は、紫外光を受光することによって非透明状態になった表示機能層の前面に可視光を照射して、表示機能層に画像を表示する。
特開2018-185511号公報
特許文献1の表示装置にあっては、画像表示体における表示機能層および調光層は、共通の紫外光光源から出射された紫外光を受光して動作する。調光層は、表示機能層を通過した紫外光を受光して動作する。このため、紫外光が表示機能層によって吸収散乱され、紫外光が調光層に達することができずに調光層が動作しなかったり、調光層に達する紫外光が減少して調光層が動作するまでに時間を要したりするという問題がある。
そこで、本発明は、調光層に調光機能を迅速に発現させことが可能な画像表示体の制御方法および表示装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための本発明の画像表示体の制御方法は、液晶と、所定波長の活性光を受光することによって前記液晶にねじれ力を作用させる物質とを含む表示機能層、および前記表示機能層の背面に配置され前記活性光を受光することによって光吸収性が増加する調光層を備える画像表示体の動作を制御する。この制御方法では、前記表示機能層に駆動電圧を印加することによって前記表示機能層を透明状態に維持しながら、前記表示機能層の前面に前記活性光を照射する。そして、前記活性光を受光することによって前記調光層の可視光透過率が予め定められた設定値よりも低下した後に、前記表示機能層に印加している前記駆動電圧を除去し、前記活性光を受光した前記物質の作用によって前記表示機能層を透明状態から非透明状態に変換する。
上記目的を達成するための本発明の表示装置は、画像表示体と、駆動部と、活性光照射部と、可視光照射部と、を有する。画像表示体は、液晶と、所定波長の活性光を受光することによって前記液晶にねじれ力を作用させる物質とを含む表示機能層、および前記表示機能層の背面に配置され前記活性光を受光することによって光吸収性が増加する調光層を備える。駆動部は、前記表示機能層に駆動電圧を印加して前記表示機能層を透明状態にする。活性光照射部は、前記表示機能層の前面に前記活性光を照射する。可視光照射部は、前記表示機能層の前面に可視光を照射して前記表示機能層に画像を表示する。この表示装置においては、前記駆動部が前記表示機能層に前記駆動電圧を印加し、前記活性光照射部が前記表示機能層の前面に前記活性光を照射することによって、透明状態に維持された前記表示機能層を通して前記調光層が前記活性光を受光する。そして、前記駆動部が前記表示機能層に印加している前記駆動電圧を除去することによって、前記活性光を受光した前記物質の作用によって前記表示機能層を透明状態から非透明状態に変換する。
本発明によれば、調光層に調光機能を迅速に発現させることが可能になる。
第1実施形態に係る表示装置の概略構成を示す斜視図である。 図2は、表示装置の画像表示体を示す概略断面図である。 透明状態の表示機能層の概略構成を示す断面図である。 非透明状態の表示機能層の概略構成を示す断面図である。 第1実施形態に係る表示装置の動作を説明するフローチャートである。 表示機能層に駆動電圧を印加し、さらに表示機能層に紫外光を照射した状態を示す模式図である。 表示機能層に印加している駆動電圧を除去し、表示機能層への紫外光の照射を継続している状態を示す模式図である。 表示機能層の紫外光に対する透過率の変化の一例を示す図である。 第2実施形態に係る表示装置の概略構成を示す斜視図である。 第2実施形態に係る表示装置の動作を説明するフローチャートである。 第3実施形態に係る表示装置の概略構成を示す斜視図 第3実施形態に係る表示装置の動作を説明するフローチャートである。
以下、添付した図面を参照しながら、本発明の実施形態を説明する。なお、以下の説明は特許請求の範囲に記載される技術的範囲や用語の意義を限定するものではない。また、図面の寸法比率は説明の都合上誇張されており、実際の比率とは異なる場合がある。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態に係る表示装置11の概略構成を示す斜視図である。
図1を参照して、本実施形態の表示装置11は、画像表示体100と、駆動部200と、第1プロジェクタ300(活性光照射部に相当する)と、第2プロジェクタ400(可視光照射部に相当する)と、制御部500とを有する。
画像表示体100は、透明状態と非透明状態との間で光学状態が変化する薄板状の部材であり、第1、第2プロジェクタ300、400に向かい合う前面101を有する。画像表示体100は、たとえば、自動車のフロントガラスに取り付けられる。画像表示体100についての詳細な説明は後述する。
駆動部200は、画像表示体100に駆動電圧を印加する回路を有する。
第1プロジェクタ300は、所定波長の活性光を出射するプロジェクタであり、画像表示体100の前面101に向かい合って配置される。第1プロジェクタ300は、活性光として、たとえば、波長365nmの紫外光UVLを出射する。第1プロジェクタ300は、画像表示体100の前面101に紫外光UVLを照射して、画像表示体100上の紫外光UVLの照射領域102を透明状態から非透明状態に変化させる。
第2プロジェクタ400は、カラープロジェクタであり、画像表示体100の前面101に向かい合って配置される。第2プロジェクタ400は、青色(波長450nm)、緑色(波長532nm)、および赤色(波長640nm)の3色のいずれか1色の光、または、2色以上の光を組み合わせた光である可視光を出射する。第2プロジェクタ400は、非透明状態の画像表示体100に上記の可視光を照射して、画像表示体100上に画像600を表示する。なお、以下の説明においては説明の便宜上、第2プロジェクタ400が出射する画像形成用の可視光を第1可視光VL1と称する。
制御部500は、第1、第2プロジェクタ300、400および駆動部200の動作を制御する。制御部500は、上位の制御装置(不図示)と通信しつつ、第1プロジェクタ300の紫外光照射のオン/オフの切り替えを行う。制御部500は、上位の制御装置と通信しつつ、駆動部200の駆動電圧のオン/オフの切り替えを行う。また、制御部500は、上位の制御装置と通信しつつ、第2プロジェクタ400に画像情報を送出する。
なお、第1可視光VL1によって画像表示体100上に表示される画像600が、画像表示体100上の紫外光UVLの照射領域102の内側に含まれるように、第1および第2プロジェクタ300,400は、紫外光UVLおよび第1可視光VL1をそれぞれ出射する。
次に、図2を参照して、表示装置11の画像表示体100について詳細に説明する。
図2は、表示装置11の画像表示体100を示す概略断面図である。
画像表示体100は、表示機能層110と、調光層150とを備えている。表示機能層110の前面111は、画像表示体100の前面101を構成する。調光層150は表示機能層110の背面112に配置されている。表示装置11は、自動車のフロントガラスに表示機能層110の前面111が乗員に向かい合うように配置されている。
表示機能層110は、透明状態と非透明状態との間で光学状態が変化するフィルム部材である。表示機能層110は、液晶層120と、一対の透明電極層130と、一対の透明基材140とを備える。
液晶層120は、液晶121と、所定波長の活性光を受光することによって液晶121にねじれ力を作用させる物質122とを含む。本実施形態における所定波長の活性光は、上述したように、たとえば、波長365nmの紫外光UVLである。液晶層120は、紫外光UVLを受光した物質122が液晶121にねじれ力を作用させ、光散乱性が増加して白濁する光学特性を有する。本実施形態の液晶層120は、ホスト液晶分子およびアゾベンゼン分子を含む液晶フィルムである。ホスト液晶分子が液晶121に相当し、アゾベンゼン分子が、所定波長の活性光(紫外光UVL)を受光することによって液晶にねじれ力を作用させる物質122に相当する。表示機能層110はまた、所定波長の可視光(例えば、波長450nm前後の可視光)を受光することによって光散乱性が低下し、非透明状態から透明状態に戻る光学特性を有する。
一対の透明電極層130は、液晶層120の厚さ方向において、液晶層120を挟む。各透明電極層130は、駆動部200に接続され、表示機能層110の面方向に電圧を印加する。各透明電極層130は、可視光領域の光および紫外光UVLに対する透過性を有する。各透明電極層130を形成する材料には、例えば、透明導電性酸化物(TCO)、および、導電性ポリマーなどを挙げることができる。
一対の透明基材140は、液晶層120の厚さ方向において、一対の透明電極層130を挟む。各透明基材140は、可視光領域の光および紫外光UVLに対する透過性を有する。各透明基材140を形成する材料には、例えば、ガラス、および、合成樹脂などを挙げることができる。
表示機能層110は、紫外光UVLを受光したアゾベンゼン分子122がホスト液晶分子121にねじれ力を作用させ、光散乱性が増加して白濁する。表示機能層110は、紫外光UVLが照射されている状態であっても、駆動部200が駆動電圧を印加することによって、アゾベンゼン分子122のねじれ力に抗して、ホスト液晶分子121の配向方向を揃えることができる。この結果、表示機能層110は、光散乱性の増加が抑制され、透明状態に維持される。
調光層150は、紫外光UVLを受光することによって光吸収性が増加する透明フィルム部材である。調光層150は、フォトクロミック材料からなり、紫外光UVLを受光することによって光吸収性が増加して無色から灰色(または黒色)に変色する光学特性を有する。調光層150は、紫外光UVLを受光しない、もしくは、青色または黄色の可視光を受光することによって光吸収性が低下して灰色から無色に戻る光学特性を有する。
次に、図3Aおよび図3Bを参照して、画像表示体100の表示機能層110について詳細に説明する。
図3Aは、透明状態の表示機能層110の概略構成を示す断面図であり、図3Bは、非透明状態の表示機能層110の概略構成を示す断面図である。上述したとおり、本実施形態の表示機能層110は、ホスト液晶分子121(以下、液晶分子121)およびアゾベンゼン分子122を含む液晶フィルムである。アゾベンゼン分子122は、紫外光UVLを受光するとトランス体からシス体に構造が変化し、波長450nm前後の可視光を受光するとシス体からトランス体に構造が変化する。アゾベンゼン分子122がシス体に変化すると、屈曲し液晶分子121の配列を乱す。したがって、液晶分子121が表示機能層110の厚み方向に対して略垂直に配列した配列状態(図3A参照)にあって液晶相がネマティック相である状態の表示機能層110に紫外光UVLを照射すれば、液晶分子121がフォーカルコニック状態に変化すると共に配列が乱されて散乱状態(図3B参照)に変化して光散乱性が増加する。一方、液晶分子121が散乱状態(図3B参照)にあって液晶分子121がフォーカルコニック状態である表示機能層110に波長450nm前後の可視光を照射すれば、液晶分子121が配列状態(図3A参照)に変化して液晶相がネマティック相に変化し、光散乱性が低下する。なお、以下の説明においては説明の便宜上、波長450nm前後の可視光を第2可視光VL2と称する。
図3Aに示すとおり、液晶分子121が配列状態にある表示機能層110は、光散乱性が低下している。このため、表示機能層110に第1可視光VL1を照射すれば、第1可視光VL1は、表示機能層110を透過する。一方、図3Bに示すとおり、液晶分子121が散乱状態にある表示機能層110は、光散乱性が増加し非透明状態になる。このため、表示機能層110に第1可視光VL1を照射すれば、第1可視光VL1は、表示機能層110上で乱反射する。したがって、液晶分子121が散乱状態にある表示機能層110に第1可視光VL1を照射すれば、表示機能層110上に画像600を表示できる。
次に、図4、図5A、および図5Bを参照して、表示装置11の動作について説明する。
図4は、第1実施形態に係る表示装置11の動作を説明するフローチャートである。図5Aは、表示機能層110に駆動電圧を印加し、さらに表示機能層110に紫外光UVLを照射した状態を示す模式図、図5Bは、表示機能層110に印加している駆動電圧を除去し、表示機能層110への紫外光UVLの照射を継続している状態を示す模式図である。なお、これらの模式図においては理解の容易のために、表示機能層110および調光層150を互いに離して表している。
表示機能層110を非透明状態にするために必要な紫外光UVLのエネルギー量や、調光層150の可視光透過率を設定値よりも低い状態にするために必要な紫外光UVLのエネルギー量は、表示機能層110に印加される駆動電圧の範囲(電圧値や周波数など)、紫外光UVLのUV強度(mW/cm)、紫外光UVLの照射時間、液晶層120の厚さ、アゾベンゼン分子122の濃度、透明電極層130や透明基材140の厚さや紫外光UVLに対する透過率などによって異なってくる。そこで、使用する画像表示体100に照射する紫外光UVLのエネルギー量について、駆動電圧、UV強度、および照射時間に関するマップが事前に作成されており、このマップを参照しながら種々の制御が行われる。
図4のフローチャートを参照して、画像表示体100に画像600を表示する場合、まず、駆動部200が表示機能層110に駆動電圧(例えば、交流50V、50Hz)を印加し(ステップS101)、第1プロジェクタ300が、画像表示体100の前面101に紫外光UVLを面方向に角度をなすように照射する(ステップS102)。図5Aに示すように、紫外光UVLは、表示機能層110の前面111および調光層150の前面に照射される。表示機能層110のアゾベンゼン分子122は、紫外光UVLを受光するとトランス体からシス体に構造が変化し、液晶分子121にねじれ力を作用させる。しかしながら、表示機能層110は、紫外光UVLが照射されている状態であっても、駆動部200が駆動電圧を印加することによって、アゾベンゼン分子122のねじれ力に抗して、液晶分子121の配向方向を揃えることができる。この結果、表示機能層110は、光散乱性の増加が抑制され、透明状態に維持される。
調光層150は、透明状態に維持された表示機能層110を通して紫外光UVLが照射される。制御部500は、紫外光UVLの照射によって調光層150が着色(例えば、灰色)したか否か、すなわち、紫外光UVLを受光することによって調光層150の可視光透過率が予め定められた設定値よりも低下したか否かを判断する(ステップS103)。なお、画像表示体100の動作中においては調光層150の可視光透過率を測定することはできないため、事前に作成した上述したマップに基づいて、紫外光UVLの照射時間が設定時間に達したか否かによって、調光層150が着色したか否かを判断する。
制御部500は、調光層150が着色したと判断すると(ステップS103、YES)、駆動部200が表示機能層110に印加している駆動電圧を除去する(ステップS104)。図5Bに示すように、駆動部200が表示機能層110に印加している駆動電圧を除去すると、シス体に構造が変化したアゾベンゼン分子122が液晶分子121にねじれ力を作用させ、表示機能層110が白濁し、透明状態から非透明状態に変換する。これによって、画像表示体100上の紫外光UVLの照射領域102が透明状態から非透明状態に変化する。
第2プロジェクタ400が、非透明状態にある画像表示体100上の照射領域102に第1可視光VL1を照射して、画像表示体100上に画像600を表示する(ステップS105)。
なお、画像表示体100上に画像600を表示している間、画像表示体100が非透明状態から透明状態に戻ることを防止するために、第1プロジェクタ300は、画像表示体100に紫外光UVLを照射し続ける。具体的には、第1プロジェクタ300は、たとえば、紫外光UVLによって配列状態から散乱状態に変化する液晶分子121の割合が、散乱状態から配列状態に戻る液晶分子121の割合よりも大きくなるような出力で紫外光UVLを照射し続ける。
画像600の表示が終了した場合(ステップS106、YES)、第2プロジェクタ400が第1可視光VL1の照射を停止し、第1プロジェクタ300が紫外光UVLの照射を停止する(ステップS107)。
そして、駆動部200が表示機能層110に駆動電圧を印加する(ステップS108)。これによって、表示機能層110が非透明状態から透明状態に戻る。
図6は、表示機能層110の紫外光UVLに対する透過率の変化の一例を示す図である。
表示機能層110に駆動電圧を印加しない比較例の場合、表示機能層110に紫外光UVL(365nm)を照射すると、アゾベンゼン分子122がトランス体からシス体に構造が変化し、液晶分子121にねじれ力を作用させる。このため、表示機能層110は、紫外光UVLの照射からt1秒経過すると紫外光UVLの散乱が発生し、紫外光UVLに対する透過率が減少した。表示機能層110は、照射からの時間が経過するのにしたがって白濁し、透過率が約5%以下に低下した。
一方、本実施形態の場合には、駆動部200が表示機能層110に駆動電圧を印加しながら、表示機能層110に紫外光UVL(365nm)を照射するため、アゾベンゼン分子122のねじれ力に抗して、液晶分子121の配向方向が揃えられる。このため、表示機能層110は、散乱が抑制され、紫外光UVLに対する透過率が漸増し、透明状態に維持された。なお、表示機能層110は、紫外光UVLの照射を継続しても透明状態が維持され、駆動電圧を除去するまで透過率が約23%程度に維持された。
本実施形態の場合には、調光層150は、透明状態に維持された表示機能層110を通して紫外光UVLを受光できる。調光層150に照射される紫外光UVLの光量は、比較例の場合と比較して、20秒間で約2倍と見積もられる。
第1実施形態の表示装置11によれば、駆動部200が表示機能層110に駆動電圧を印加し、第1プロジェクタ300が表示機能層110の前面111に紫外光UVLを照射することによって、透明状態に維持された表示機能層110を通して調光層150が紫外光UVLを受光する。このため、調光層150に照射される紫外光UVLの光量が増えるため、調光層150は短時間で着色が強くなり、高コントラス化が可能になる。
表示機能層110の紫外光UVLに対する透過率を高くできるため、調光層150を着色する間は、照射する紫外光UVLの強度を低くすることができる。
駆動電圧を印加して表示機能層110を透明状態に維持している間に、紫外光UVLによってアゾベンゼン分子122が液晶分子121に作用させるねじれ力を蓄えた状態になる。このため、表示機能層110に印加している駆動電圧を除去すると、ねじれ力が液晶分子121にすぐに作用する。その結果、表示機能層110を透明状態からから非透明状態への切り替えの時間を短縮でき、応答速度を速くできる。
以上説明したように、第1実施形態の画像表示体100の制御方法は、表示機能層110に駆動電圧を印加することによって表示機能層110を透明状態に維持しながら、表示機能層110の前面111に紫外光UVLを照射する。そして、紫外光UVLを受光することによって調光層150の可視光透過率が予め定められた設定値よりも低下した後に、表示機能層110に印加している駆動電圧を除去し、紫外光UVLを受光したアゾベンゼン分子122の作用によって表示機能層110を透明状態から非透明状態に変換する。
また、第1実施形態の画像表示体100の制御方法を具現化した第1実施形態の表示装置11は、画像表示体100と、駆動部200と、第1プロジェクタ300と、第2プロジェクタ400と、を有し、駆動部200が表示機能層110に駆動電圧を印加し、第1プロジェクタ300が表示機能層110の前面111に紫外光UVLを照射することによって、透明状態に維持された表示機能層110を通して調光層150が紫外光UVLを受光する。また、駆動部200が表示機能層110に印加している駆動電圧を除去することによって、アゾベンゼン分子122の作用によって表示機能層110が透明状態から非透明状態に変換される。
このように構成した第1実施形態によれば、透明状態に維持された表示機能層110を通して調光層150が紫外光UVLを受光するため、調光層150に調光機能を迅速に発現させことが可能になる。すなわち、調光層150は短時間で着色が強くなり、高コントラス化が可能になる。太陽光やヘッドライト等の背景光を低減でき、明るい環境下でもコントラストが保持され、画像600の視認性が向上する。また、調光層150を着色する間は、照射する紫外光UVLの強度を低くすることができる。さらに、表示機能層110を透明状態からから非透明状態への切り替えの時間を短縮でき、応答速度を速くできる。
(第2実施形態)
図7は、第2実施形態に係る表示装置12の概略構成を示す斜視図、図8は、第2実施形態に係る表示装置12の動作を説明するフローチャートである。第1実施形態と共通する部材については、第1実施形態と同一の符号を付して説明する。
第2実施形態の表示装置12は、表示機能層110に駆動電圧を印加する前に、調光層150に調光機能を発現させる必要があるか否かを判断する点において、第1実施形態の表示装置11と相違する。
表示装置12は、自動車のフロントガラスに表示機能層110の前面111が乗員に向かい合うように配置されている。図7に示すように、制御部500は、照度センサー510が接続されている。照度センサー510は、自動車のフロントウインドウ中央上部あるいはダッシュボード上に取り付けられている。自動車は、照度センサー510によって検出した照度に基づいて、自動車のスモールランプやヘッドライトを点灯したり消灯したりする。第2実施形態の表示装置12は、照度センサー510によって検出した照度に基づいて、制御部500が、調光層150に調光機能を発現させる必要があるか否かを判断する。夜間やトンネル内を走行しているときは、調光層150の背面が暗く、照度センサー510によって検出した照度が予め設定されたしきい値以下となる。このような場合には、制御部500は、調光層150の背面が暗く、調光層150に調光機能を発現させる必要がないと判断する。
図8のフローチャートを参照して、画像表示体100に画像600を表示する場合、まず、制御部500は、調光層150に調光機能を発現させる必要があるか否かを判断する(ステップS111)。照度センサー510によって検出した照度が予め設定されたしきい値よりも大きい場合には、制御部500は、調光層150の背面が明るく、調光層150に調光機能を発現させる必要があると判断する(ステップS111、YES)。制御部500は、必要があると判断した場合には、表示機能層110に駆動電圧を印加する(ステップS112)。その後の処理(ステップS113~ステップS119)は、第1実施形態のステップS102~S108と同じであるので説明を省略する。
一方、夜間やトンネル内を走行しているときのように、照度センサー510によって検出した照度が予め設定されたしきい値以下の場合には、制御部500は、調光層150の背面が暗く、調光層150に調光機能を発現させる必要がないと判断する(ステップS111、NO)。制御部500は、必要がないと判断した場合には、表示機能層110に駆動電圧を印加することなく、第1プロジェクタ300が、画像表示体100の前面101に紫外光UVLを照射する(ステップS120)。表示機能層110は、駆動電圧がオフのまま紫外光UVLを受光することによって白濁し、透明状態から非透明状態になる。第2プロジェクタ400が、非透明状態にある画像表示体100上の照射領域102に第1可視光VL1を照射して、画像表示体100上に画像600を表示する(ステップS116)。その後の処理(ステップS117~ステップS119)は、第1実施形態のステップS106~S108と同じであるので説明を省略する。
第2実施形態の表示装置12によれば、調光層150の背面が暗く、調光層150に調光機能を発現させる必要がない場合には、表示機能層110のアゾベンゼン分子122が紫外光UVLを受光して液晶分子121にねじれ力を作用させる。このため、紫外光UVLが調光層150に十分に照射されず、調光層150は色が変化せずに透明なまま、表示機能層110が非透明状態になる。
調光層150に調光機能を発現させる必要がある昼間に画像600を表示する場合と異なり、調光層150の着色まで待つ必要がないので、紫外光UVLの照射開始から表示機能層110のスクリーン化までの時間を短縮でき、画像表示時の高速化を図ることができる。また、夜間に画像600を表示する場合、調光層150が透明なままであるため、夜間の背景が調光層150によって暗くならない。このため、夜間に調光層150が暗くなる場合に比べて、背景の視認性が向上する。
以上説明したように、第2実施形態の画像表示体100の制御方法は、表示機能層110に駆動電圧を印加する前に、調光層150に調光機能を発現させる必要があるか否かを判断する。そして、必要があると判断した場合には、表示機能層110に駆動電圧を印加する。一方、必要がないと判断した場合には、表示機能層110に駆動電圧を印加することなく、紫外光UVLを受光することによって表示機能層110を非透明状態にする。
また、第2実施形態の画像表示体100の制御方法を具現化した第2実施形態の表示装置12は、調光層150に調光機能を発現させる必要があるか否かを判断する制御部500を有する。制御部500は、表示機能層110に駆動電圧を印加する前に、調光層150に調光機能を発現させる必要があるか否かを判断し、必要があると判断した場合には表示機能層110に駆動電圧を印加する。一方、必要がないと判断した場合には表示機能層110に駆動電圧を印加しない。
このように構成した第2実施形態によれば、調光層150に調光機能を発現させる必要がない場合には、調光層150の着色まで待つ必要がないので、紫外光UVLの照射開始から表示機能層110のスクリーン化までの時間を短縮でき、画像表示時の高速化を図ることができる。
また、第2実施形態の画像表示体100の制御方法においては、調光層150の背面が暗いときに調光層150に調光機能を発現させる必要がないと判断される。第2実施形態の表示装置12においては、表示機能層110は、自動車のフロントガラスに前面111を乗員に向かい合わせて配置され、制御部500は、調光層150の背面が暗いときに調光層150に調光機能を発現させる必要がないと判断する。
このように構成すれば、夜間に画像600を表示する場合、調光層150が透明なままであるため、夜間の背景が調光層150によって暗くならない。このため、夜間に調光層150が暗くなる場合に比べて、背景の視認性を向上できる。
(第3実施形態)
図9は、第3実施形態に係る表示装置13の概略構成を示す斜視図、図10は、第3実施形態に係る表示装置13の動作を説明するフローチャートである。第1実施形態と共通する部材については、第1実施形態と同一の符号を付して説明する。
第3実施形態の表示装置13は、画像600の表示が終了した後に、画像表示体100上の紫外光UVLの照射領域102を非透明状態から透明状態に戻す方法の点において、第1実施形態の表示装置11と相違する。
表示機能層110は、上述したように、所定波長の第2可視光VL2(例えば、波長450nm前後の可視光)を受光することによって光散乱性が低下し、非透明状態から透明状態に戻る光学特性を有する。図9に示すように、第3実施形態の表示装置13は、表示機能層110を非透明状態から透明状態に戻す特定波長の第2可視光VL2を出射する第3プロジェクタ700を有する。
第3プロジェクタ700は、画像表示体100の前面101に対向して配置される。第3プロジェクタ700は、例えば、波長450nm前後の第2可視光VL2を出射する。第3プロジェクタ700は、第2可視光VL2の照射領域が紫外光UVLの照射領域102を含むように、第2可視光VL2を照射する。第3プロジェクタ700は、非透明状態にある画像表示体100に第2可視光VL2を照射して、画像表示体100上の紫外光UVLの照射領域102を非透明状態から透明状態に変化させる。
図10のフローチャートを参照して、画像600の表示が終了し、第2プロジェクタ400が第1可視光VL1の照射を停止し、第1プロジェクタ300が紫外光UVLの照射を停止するまでの処理(ステップS131~ステップS137)は、第1実施形態のステップS101~S107と同じであるので説明を省略する。
第1実施形態では、駆動部200が表示機能層110に駆動電圧を再度印加することによって(ステップS108)、表示機能層110を非透明状態から透明状態に戻していた。
一方、第3実施形態では、第3プロジェクタ700が表示機能層110に第2可視光VL2を照射することによって(ステップS138)、表示機能層110上の紫外光UVLの照射領域102を非透明状態から透明状態に戻す。
第3実施形態の表示装置13によれば、表示機能層110に駆動電圧を再度印加することなく、表示機能層110が本来備える光学特性を利用することによって、画像表示後の表示機能層110を非透明状態から透明状態に戻すことができる。
11、12、13 表示装置、
100 画像表示体、
101 前面、
102 照射領域、
110 表示機能層、
111 表示機能層の前面、
112 表示機能層の背面、
120 液晶層、
121 ホスト液晶分子(液晶)、
122 アゾベンゼン分子(液晶にねじれ力を作用させる物質)、
130 透明電極層、
140 透明基材、
150 調光層、
200 駆動部、
300 第1プロジェクタ、
400 第2プロジェクタ、
500 制御部、
510 照度センサー、
600 画像、
700 第3プロジェクタ、
UVL 紫外光、
VL1 第1可視光、
VL2 第2可視光。

Claims (6)

  1. 液晶と、所定波長の活性光を受光することによって前記液晶にねじれ力を作用させる物質とを含む表示機能層、および前記表示機能層の背面に配置され前記活性光を受光することによって光吸収性が増加する調光層を備える画像表示体の制御方法であって、
    前記表示機能層に駆動電圧を印加することによって前記表示機能層を透明状態に維持しながら、前記表示機能層の前面に前記活性光を照射し、
    前記活性光を受光することによって前記調光層の可視光透過率が予め定められた設定値よりも低下した後に、前記表示機能層に印加している前記駆動電圧を除去し、前記活性光を受光した前記物質の作用によって前記表示機能層を透明状態から非透明状態に変換する、画像表示体の制御方法。
  2. 前記表示機能層に前記駆動電圧を印加する前に、前記調光層に調光機能を発現させる必要があるか否かを判断し、
    必要があると判断した場合には、前記表示機能層に前記駆動電圧を印加し、
    必要がないと判断した場合には、前記表示機能層に前記駆動電圧を印加することなく、前記活性光を受光することによって前記表示機能層を非透明状態にする、請求項1に記載の画像表示体の制御方法。
  3. 前記調光層の背面が暗いときに前記調光層に調光機能を発現させる必要がないと判断される、請求項2に記載の画像表示体の制御方法。
  4. 液晶と、所定波長の活性光を受光することによって前記液晶にねじれ力を作用させる物質とを含む表示機能層、および前記表示機能層の背面に配置され前記活性光を受光することによって光吸収性が増加する調光層を備える画像表示体と、
    前記表示機能層に駆動電圧を印加して前記表示機能層を透明状態にする駆動部と、
    前記表示機能層の前面に前記活性光を照射する活性光照射部と、
    前記表示機能層の前面に可視光を照射して前記表示機能層に画像を表示する可視光照射部と、を有し、
    前記駆動部が前記表示機能層に前記駆動電圧を印加し、前記活性光照射部が前記表示機能層の前面に前記活性光を照射することによって、透明状態に維持された前記表示機能層を通して前記調光層が前記活性光を受光し、
    前記駆動部が前記表示機能層に印加している前記駆動電圧を除去することによって、前記活性光を受光した前記物質の作用によって前記表示機能層を透明状態から非透明状態に変換してなる、表示装置。
  5. 前記調光層に調光機能を発現させる必要があるか否かを判断する制御部をさらに有し、
    制御部は、前記表示機能層に前記駆動電圧を印加する前に、前記調光層に調光機能を発現させる必要があるか否かを判断し、必要があると判断した場合には前記表示機能層に前記駆動電圧を印加し、必要がないと判断した場合には前記表示機能層に前記駆動電圧を印加しない、請求項4に記載の表示装置。
  6. 前記表示機能層は、自動車のフロントガラスに前記前面が乗員に向かい合うように配置され、
    前記制御部は、前記調光層の背面が暗いときに前記調光層に調光機能を発現させる必要がないと判断する、請求項5に記載の表示装置。
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